JP2017110987A - 配電盤試験監視装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】各端子の信号状態を含む端子関連情報に関する確認作業を容易に実施できる配電盤試験監視装置を得る。
【解決手段】配電盤内に設置されている端子台に装着されることで、端子台を構成する各端子と接続される端子台試験用装置(5)と、端子台試験用装置から出力される情報の受信結果に基づいて、端子関連情報の表示を行うタブレット(7)とを備えた配電盤試験監視装置であって、端子台試験用装置は、各端子の接続状態を切り替え設定するリレー接点回路(9、10)と、リレー接点回路により切り替え設定された接続状態における各端子の信号状態を検出する信号状態検知回路(11)とを有し、タブレットは、信号状態検知回路による検知結果に基づいて、各端子の信号状態を端子関連情報として表示する
【選択図】図3
【解決手段】配電盤内に設置されている端子台に装着されることで、端子台を構成する各端子と接続される端子台試験用装置(5)と、端子台試験用装置から出力される情報の受信結果に基づいて、端子関連情報の表示を行うタブレット(7)とを備えた配電盤試験監視装置であって、端子台試験用装置は、各端子の接続状態を切り替え設定するリレー接点回路(9、10)と、リレー接点回路により切り替え設定された接続状態における各端子の信号状態を検出する信号状態検知回路(11)とを有し、タブレットは、信号状態検知回路による検知結果に基づいて、各端子の信号状態を端子関連情報として表示する
【選択図】図3
Description
本発明は、配電盤試験を簡単に行うための配電盤試験監視装置に関するものである。
従来、試験時において、端子の信号状態の確認を行う場合には、コモン線-シグナル線間にテスターを使用し、線間電圧の確認を行うことで、信号状態の有無を確認している。また、端子台で短絡することで信号を模擬的に入力するような場合には、端子台へ仮配線を行っている。
さらに、端子台の信号項目を確認するには、盤内に記した位置符号を元に、展開接続図、端子図等の紙図面と照合することで確認を行っている。
また、従来の端子台試験用治具では、端子台治具部を手動にて接触させ、コネクタ配線にて試験用の模擬スイッチへ接続し、スイッチ動作により端子間接続を行うものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
従来の試験時に、端子等の信号状態の確認を行う場合には、各コモン線−シグナル線間において、テスターによる線間電圧を測定することにより、信号状態の有無を確認している。このため、確認する配線数が多くなるほど、作業時間が掛る課題がある。
従来の試験時に、端子等の信号状態の確認を行う場合には、各コモン線−シグナル線間において、テスターによる線間電圧を測定することにより、信号状態の有無を確認している。このため、確認する配線数が多くなるほど、作業時間が掛る課題がある。
また、端子台の信号項目を確認するには、配電盤内の端子台位置符号から、その部位に相当する展開接続図・端子図の紙図面より、シーケンス回路を読み解いて、端子台の信号項目を確認する必要がある。このため、作業時間が掛ってしまう問題点がある。
さらに、端子間接続して模擬回路を構築するような場合には、仮配線する必要がある。このため、専門の作業員による配線作業が必要となり、作業時間が掛る。また、端子が多数並んでいるため、配線間違いをする可能性があるなどの問題点があった。
また、特許文献1における従来の試験用端子台治具では、端子台治具部を手動にて作動させることで、端子を治具へ接触させなければならない。また、模擬回路を構築する場合には、試験用模擬スイッチを設け、試験用端子台治具のコネクタより仮配線することが必要である。このため、専門の作業員による配線作業が必要であり、作業時間が掛る問題点があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、各端子の信号状態を含む端子関連情報に関する確認作業を容易に実施できる配電盤試験監視装置を得ることを目的とする。
本発明に係る配電盤試験監視装置は、配電盤内に設置されている端子台に装着されることで、端子台を構成する各端子と接続される端子台試験用装置と、端子台試験用装置から出力される情報の受信結果に基づいて、端子関連情報の表示を行うタブレットとを備えた配電盤試験監視装置であって、端子台試験用装置は、各端子の接続状態を切り替え設定するリレー接点回路と、リレー接点回路により切り替え設定された接続状態における各端子の信号状態を検出する信号状態検知回路とを有し、タブレットは、信号状態検知回路による検知結果に基づいて、各端子の信号状態を端子関連情報として表示するものである。
本発明によれば、配電盤内の端子台あるいはソケットに試験用装置を装着し、各端子の信号状態を含む端子関連情報を、試験用装置を介してタブレット上に表示させることのできる構成を備えている。この結果、各端子の信号状態を含む端子関連情報に関する確認作業を容易に実施できる配電盤試験監視装置を得ることができる。
以下、本発明の配電盤試験監視装置の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における配電盤試験監視装置の構成および配線状態を示す斜視図である。また、図2は、本発明の実施の形態1における配電盤試験監視装置に含まれている端子台試験用装置の構成を示す斜視図である。さらに、図3は、本発明の実施の形態1における配電盤試験監視装置の回路図である。
図1は、本発明の実施の形態1における配電盤試験監視装置の構成および配線状態を示す斜視図である。また、図2は、本発明の実施の形態1における配電盤試験監視装置に含まれている端子台試験用装置の構成を示す斜視図である。さらに、図3は、本発明の実施の形態1における配電盤試験監視装置の回路図である。
本実施の形態1における配電盤試験監視装置は、端子台試験用装置5とタブレット7とを含んで構成され、端子台試験用装置5とタブレット7は、専用ケーブル6を介して接続されている。
一方、検査対象である端子台2は、端子台取付部1に取り付けられるとともに、結線4が端子台ネジ部3に接続されている。そして、本実施の形態1における配電盤試験監視装置は、端子台2に対して端子台試験用装置5を接続し、タブレット7に必要な監視情報を表示させることができる構成となっている。
図1においては、端子台ネジ3aにより結線4aが接続固定され、端子台ネジ4bに結線4bが接続固定されている場合を例示している。また、図2に示すように、端子台試験用装置5は、端子台2に接続されることで端子台ネジ部3と接触する接触子8を備えている。図2においては、端子台ネジ3aと接触する接触子8aと、端子台ネジ3bと接触する接触子8bを例示している。
また、図3に示すように、本実施の形態1における端子台試験用装置5は、コモン識別接点9、コモン共有接点10、および電圧検知回路11を備えて内部回路13が構成されている。ここで、電圧検知回路11は、入力信号変換部およびA/D変換部からなる回路を、接触子8の個数分備えている。図3においては、端子台ネジ3aと接触する接触子8aと、端子台ネジ3bと接触する接触子8bの回路を、上段に示している。
次に、図1〜図3に基づいて、本実施の形態1における配電盤試験監視装置の具体的な機能について、詳細に説明する。配電盤内における端子台取付部1には、端子台2が設置されており、端子台2には、結線4が接続されている。
そして、結線4の信号状態を確認するために、端子台試験用装置5を端子台2へ設置することで、端子台ネジ部3と接触子8とが接触される。
さらに、端子台試験用装置5とタブレット7を専用ケーブル6にて接続することで、信号の伝達経路が構築されることとなる。
さらに、端子台試験用装置5とタブレット7を専用ケーブル6にて接続することで、信号の伝達経路が構築されることとなる。
端子台2における結線4の信号状態をタブレット7へ伝達させるために、信号を検知する機能を有した電圧検知回路11が、端子台試験用装置5内に構築されている。また、端子台試験用装置5は、コモン線を認識させるためのコモン識別接点9が設けられており、接点を動作させることで、コモン線を指定できる機能を備えている。
さらに、端子台試験用装置5は、シグナル線に対するコモン線を認識するためのコモン共有接点10が設けられており、接点を動作させることで、それぞれのシグナル線に対するコモン線を指定できる機能を備えている。
この結果、コモン線−シグナル線間の電圧検知により信号状態を検出でき、検出した信号状態をタブレット7にて確認できることとなる。
次に動作について説明する。
配電盤内における端子台2に接続されている結線4の信号状態を確認するために、端子台試験用装置5を端子台2へ設置し、端子台ネジ部3と端子台試験用装置5の接触子8を接触させる。
配電盤内における端子台2に接続されている結線4の信号状態を確認するために、端子台試験用装置5を端子台2へ設置し、端子台ネジ部3と端子台試験用装置5の接触子8を接触させる。
これにより、結線4a、結線4bの信号状態が、端子台ネジ部3aと端子台ネジ部3bを介して接触子8a、接触子8bへと伝えられ、さらに、端子台試験用装置5へと結線4の信号状態が伝達される。
ここで、結線4aをコモン線、結線4bをシグナル線と想定した場合、コモン識別接点9aをON状態にすることで、端子台試験用装置5は、結線4aをコモン線と認識することができる。また、コモン共有接点10aをON状態とすることで、端子台試験用装置5は、コモン線に対するシグナル線の信号状態を認識することができる。
すなわち、このような接点の設定により、結線4aと結線4bのコモン線−シグナル線の接続状態が、電圧検知回路11へ伝達される。そして、電圧検知回路11は、シグナル線である結線4bの信号状態をディジタル信号12へと変換して、専用ケーブル6にてタブレット7へ信号を伝達することができる。
この結果、試験員は、タブレット7上に表示される信号状態をモニタすることで、端子台2に接続された結線の信号状態を、容易に確認することができ、試験時にテスターによる信号状態の確認作業をなくすことができる。
以上のように、実施の形態1によれば、コモン識別接点およびコモン共有接点を適切に設定した端子台試験用装置を試験対象である端子台に接続することにより、タブレットにおいて、端子間の信号状態を容易にモニタできる構成を備えている。この結果、現場での特別な配線作業を不要とし、作業時間の短縮化を実現できる。
実施の形態2.
本実施の形態2では、タブレット7側からの操作により、所望の端子間接続を容易に構築できる構成をさらに備えた場合について説明する。
本実施の形態2では、タブレット7側からの操作により、所望の端子間接続を容易に構築できる構成をさらに備えた場合について説明する。
図4は、本発明の実施の形態2における配電盤試験監視装置の回路図である。本実施の形態2における端子台試験用装置5は、リレー回路15とトランジスタ回路16を含んで内部回路18が構成されている。一方、タブレット7内には、タブレット側から端子台試験用装置5内のリレー回路15をON/OFF制御するためのタブレット内部回路17が構成されている。
このような内部回路18を搭載した端子台試験用装置5を端子台2へ設置し、端子台ネジ部3と接触子8とを接触させる。また、端子台試験用装置5とタブレット7を専用ケーブル6にて接続することで、タブレット7側からの操作に基づいて、所望のシグナル線を選択して、信号状態の伝達経路を構築することができる構成となっている。
本実施の形態2では、端子台2に接続した結線4の端子間接続の模擬回路を構築する際に、タブレット内部回路17にて、所望の設定のON状態とする。具体例として、タブレット内部回路17の接点17aと接点17bをON指示すると、指示した信号が専用ケーブル6より伝達され、トランジスタ16a、トランジスタ16bが起動する。
この結果、トランジスタ回路16内の接点がONとなり、リレー15a、リレー15bが動作することで、端子台試験用装置5の接触子8aと接触子8b間が導通し、端子台2に接続された結線4a、結線4bの端子間接続を構築することができる。
また、リレー回路15内の各端子間に接点14を設け、必要な端子間にてそれぞれの接点14を動作させることで、各々の端子間においても短絡することができる。この結果、試験時における端子間接続の仮配線作業をなくすことができる。なお、図4では図示を省略しているが、接点14に関しても、リレー回路15およびトランジスタ回路16を適用することで、タブレット7側から容易にON/OFF制御を行うことが可能である。
以上のように、実施の形態2によれば、タブレット側からの操作により、所望の端子間接続を容易に構築することができる。この結果、現場での特別な配線作業を不要とし、作業時間の短縮化を実現できる。
実施の形態3.
本実施の形態3においては、各信号線に対応する位置符号情報をタブレット7上に表示する機能を備えた配電盤試験監視装置について説明する。
本実施の形態3においては、各信号線に対応する位置符号情報をタブレット7上に表示する機能を備えた配電盤試験監視装置について説明する。
図5は、本発明の実施の形態3における配電盤試験監視装置の構成および配線状態を示す斜視図である。先の実施の形態1における図1と比較すると、本実施の形態3における図5の構成は、端子台2にタグシート19がさらに設けられている点、およびタブレット7がこのタグシートの情報を端子台試験用装置5を介した無線通信により取得できる点が異なっている。そこで、これらの相違点を中心に、以下に説明する。
図5に示すように、本実施の形態3におけるタグシート19は、端子台2の上部に貼り付けられており、HF帯の非接触ICインレイやバーコード等をシール状に加工したものに、位置符号情報が搭載されて構成されている。
端子台試験用装置5は、タグシート19までの距離を5〜30cm程接近させた状態で端子台2へ設置されることで、無線通信にて位置情報を読み取れる機能を備えている。そして、端子台試験用装置5とタブレット7を専用ケーブル6で繋ぐことで、端子台試験用装置5によって読み取られた位置符号情報は、タブレット7へ伝達される。
図6は、本発明の実施の形態3におけるタブレット7上に表示された端子図を示す説明図である。タブレット7は、読み込んだ位置符号情報をキーワード検索にて該当部位の端子図21に、結線4a、結線4bとともに、それらに対応する信号項目20を表示させる。この結果、試験員は、配電盤内の端子図21、および結線4の信号項目を、タブレット7上で容易に確認することができ、図面検索作業時間の短縮化を実現できる。
以上のように、実施の形態3によれば、端子台にあらかじめ添付された情報を無線通信で読み取り、端子に対応する信号項目を、タブレット上に表示できる機能を備えている。この結果、現場において展開接続図、端子図等の紙図面を確認する手間が省略でき、作業時間の短縮化を実現できる。
さらに、タブレットに表示した情報に基づいて、直接試験を実施する器具や端子を指示できるため、従来のように紙図面を見て、人間の目視により器具や端子を探し当てていたために発生する誤りについても、防止することができる。
実施の形態4.
先の実施の形態1〜3では、端子台試験用装置5が接触子8を有しており、接触子8を端子台ネジ部3に直接接触させ、信号状態を読み取る構成について説明した。これに対して、本実施の形態4では、端子台ネジ部3に直接接触させない接触子を備えることで、信号状態を読み取る構成について説明する。
先の実施の形態1〜3では、端子台試験用装置5が接触子8を有しており、接触子8を端子台ネジ部3に直接接触させ、信号状態を読み取る構成について説明した。これに対して、本実施の形態4では、端子台ネジ部3に直接接触させない接触子を備えることで、信号状態を読み取る構成について説明する。
図7は、本発明の実施の形態4における配電盤試験監視装置の構成および配線状態を示す斜視図である。また、図8は、本発明の実施の形態4における配電盤試験監視装置に含まれている器具試験用装置の構成を示す斜視図である。
本実施の形態4における器具試験用装置25は、配電盤内の器具部22において、器具やリレーの装着用に取り付けられたソケット27のピン差込口26に挿入される構成となっている。
ここで、ソケット27は、端子と1対1に接続されたピン差込口26を有しており、図7においては、結線24a、結線24bに対応するピン差込口26が、ピン差込口26a、ピン差込口26bとして例示されている。
一方、器具試験用装置25は、図8に示すように、ソケット27のピン差込口26に挿入される接触子28を有しており、ピン差込口26a、ピン差込口26bに対応する接触子28が、接触子28a、接触子28bとして例示されている。
図9は、本発明の実施の形態4における配電盤試験監視装置の回路図である。本実施の形態4における器具試験用装置25は、リレー回路29とトランジスタ回路30を含んで内部回路31が構成されている。一方、タブレット7内には、タブレット側から器具試験用装置25内のリレー回路29をON/OFF制御するためのタブレット内部回路17が構成されている。
このような内部回路31を搭載した器具試験用装置25をソケット27へ設置し、ピン差込口26と接触子28とを接触させる。また、器具試験用装置25とタブレット7を専用ケーブル6にて接続することで、タブレット7側からの操作に基づいて、所望のシグナル線を選択して、信号状態の伝達経路を構築することができる構成となっている。
本実施の形態4では、ソケット27に接続した結線24に関して、リレー接点動作による模擬回路を構築する際に、タブレット内部回路17にて、所望の設定動作を行わせることができる。具体例として、タブレット内部回路17の接点17aをON指示すると、指示した信号が専用ケーブル6より伝達され、トランジスタ回路30aが起動する。
この結果、トランジスタ回路30a内の接点がONとり、リレー29aが動作することで、器具試験用装置25の接触子28aと接触子28b間が導通し、ピン差込口a26a、ピン差込口b26bのそれぞれに接続された結線24a、結線24bのリレー接点動作による接続状態を、模擬的に構築することができる。
従って、試験時におけるリレー等の器具の接点動作の仮作業をなくした上で、接点動作による動作確認を容易に行うことができる。
また、図7に示したように、本実施の形態4では、先の実施の形態3におけるタグシート19に相当するタグシート23が、配電盤内の器具部22の上部に貼り付けられている。すなわち、このタグシート23は、HF帯の非接触ICインレイやバーコード等をシール状に加工したものに、位置符号情報が搭載されて構成されている。
器具試験用装置25は、タグシート23までの距離を5〜30cm接近させた状態でソケット27に設置されることで、無線通信にて位置情報を読み取れる機能を備えている。そして、器具試験用装置25とタブレット7を専用ケーブル6で繋ぐことで、器具試験用装置25によって読み取られた位置符号情報は、タブレット7へ伝達される。
図10は、本発明の実施の形態4におけるタブレット7上に表示された端子図を示す説明図である。タブレット7は、読み込んだ位置符号情報をキーワード検索することで、該当部位の展開接続図32として表示し、結線24a、結線24bとともに、それらに対応する信号項目を表示させる。この結果、試験員は、配電盤内の展開接続図32、および結線4の信号項目を、タブレット7上で容易に確認することができ、図面検索作業時間の短縮化を実現できる。
以上のように、実施の形態4によれば、器具やリレーの装着用のソケットに接続する器具試験用装置を用いることで、器具やリレーの模擬的な動作確認を、タブレット7を用いて容易に行うことができる。
実施の形態5.
先の実施の形態1〜4では、端子台、器具の各々に対する信号状態や信号項目を確認する場合、および模擬回路を構築する場合について、端子台試験用装置5あるいは器具試験用装置25のいずれかを用いる場合について説明した。これに対して、本実施の形態5では、先の実施の形態1〜3で説明した端子台試験用装置5と、先の実施の形態4で説明した器具試験用装置25を併用する場合について説明する。
先の実施の形態1〜4では、端子台、器具の各々に対する信号状態や信号項目を確認する場合、および模擬回路を構築する場合について、端子台試験用装置5あるいは器具試験用装置25のいずれかを用いる場合について説明した。これに対して、本実施の形態5では、先の実施の形態1〜3で説明した端子台試験用装置5と、先の実施の形態4で説明した器具試験用装置25を併用する場合について説明する。
図11は、本発明の実施の形態5における配電盤試験監視装置の構成および配線状態を示す斜視図である。図11に示すように、配電盤内にて、器具部22に取付けている器具やリレーの装着用のソケット27には、それぞれ器具試験用装置25が設置され、各器具試験用装置25の間は、専用ケーブル33にて接続されている。
また、端子台取付部1においても、各端子台2に端子台試験用装置5が設置され、各端子台試験用装置5の間も、専用ケーブル33にて接続されている。さらに、器具試験用装置25の1つと、端子台試験用装置5の1つは、専用ケーブル33にて接続されている。
従って、端子台試験用装置5とタブレット7を専用ケーブル6にて接続することで、端子台試験用装置5と器具試験用装置25を併用したシステム構成を構築できる。
この結果、配電盤内の各器具、各端子台に信号の伝達経路を設け、タブレット7の指示により、端子台試験用装置5内の内部回路13、18にて、端子台の信号状態を確認するとともに、端子間の短絡線等の模擬回路を構築できる。
さらに、器具試験用装置25内の内部回路31により、リレー等の器具の接点動作を模擬的に実施できるようになる。従って、配電盤内の制御動作指示、信号状態の確認を、全てタブレット7上にて行うことができるようになる。
また、位置符号情報を搭載したタグシート19の信号を、タブレット7に取り込むことにより、各部位の端子図および展開接続図を、信号項目とともにタブレット上に表示させることができる。この結果、試験員は、展開接続図等を参照することなく、容易に配電盤内の動作確認試験を行うことができ、配電盤試験時における作業効率化を図ることができる。
以上のように、実施の形態5によれば、端子台試験用装置と器具試験用装置とを併用する構成を備えることで、先の実施の形態1〜4で説明した全ての機構を実現することができる。
1 端子台取付部、2 端子台、3、3a、3b 端子台ネジ部、4、4a、4b 結線、5 端子台試験用装置、6 専用ケーブル、7 タブレット、8、8a、8b 接触子、9、9a コモン識別接点、10、10a コモン共有接点、11 電圧検知回路、12 ディジタル信号、13 内部回路、14 接点、15、15a、15b リレー、16、16a、16b トランジスタ、17 内部回路、18 内部回路、19 タグシート、20 信号項目、21 端子図、22 器具部、23 タグシート、24、24a、24b 結線、25 器具試験用装置、26、26a、26b ピン差込口、27 ソケット、28、28a、28b 接触子、29 リレー、30 トランジスタ、31 器具試験用装置内部回路、32 展開接続図、33 専用ケーブル。
Claims (6)
- 配電盤内に設置されている端子台に装着されることで、前記端子台を構成する各端子と接続される端子台試験用装置と、
前記端子台試験用装置から出力される情報の受信結果に基づいて、端子関連情報の表示を行うタブレットと
を備えた配電盤試験監視装置であって、
前記端子台試験用装置は、
前記各端子の接続状態を切り替え設定するリレー接点回路と、
前記リレー接点回路により切り替え設定された前記接続状態における各端子の信号状態を検出する信号状態検知回路と
を有し、
前記タブレットは、前記信号状態検知回路による検知結果に基づいて、各端子の信号状態を前記端子関連情報として表示する
配電盤試験監視装置。 - 前記タブレットは、オペレータによる操作入力に応じて、前記各端子の接続状態を切り替えるための切り替え指令を出力する内部回路を有し、
前記端子台試験用装置は、
前記切り替え指令のオンオフ状態に応じてオン状態またはオフ状態のいずれかに切り替え動作を行うトランジスタ回路と、
前記トランジスタ回路のオンオフ状態に応じて、前記リレー接点回路を切り替え設定するリレー駆動回路と
をさらに有する
請求項1に記載の配電盤試験監視装置。 - 前記端子台試験用装置は、前記端子台に貼り付けられたタグシートに含まれている位置情報を無線通信により読み取る位置情報読み取り回路をさらに有し、
前記タブレットは、前記位置情報読み取り回路によって読み取られた前記位置情報を前記前記端子台試験用装置から受信し、前記位置情報も加えて、前記端子関連情報として表示する
請求項1または2に記載の配電盤試験監視装置。 - 配電盤内に設置されている、器具取り付け用のソケットに装着されることで、前記ソケットと接続された各第1端子と接続される器具試験用装置と、
前記器具試験用装置から出力される情報の受信結果に基づいて、タブレット上に端子関連情報の表示を行うタブレットと
を備えた配電盤試験監視装置であって、
前記タブレットは、オペレータによる操作入力に応じて、前記各第1端子の接続状態を切り替えるための切り替え指令を出力する内部回路を有し、
前記器具試験用装置は、
前記各第1端子の接続状態を切り替え設定するリレー接点回路と、
前記切り替え指令のオンオフ状態に応じてオン状態またはオフ状態のいずれかに切り替え動作を行うトランジスタ回路と、
前記トランジスタ回路のオンオフ状態に応じて、前記リレー接点回路を切り替え設定するリレー駆動回路と
前記リレー接点回路により切り替え設定された前記接続状態における各第1端子の信号状態を検出する第1の信号状態検知回路と
を有し、
前記タブレットは、前記切り替え指令に応じた、前記第1の信号状態検知回路による検知結果に基づいて、各第1端子の信号状態を前記端子関連情報として表示する
配電盤試験監視装置。 - 前記器具試験用装置は、前記ソケットに隣接して貼り付けられたタグシートに含まれている位置情報を無線通信により読み取る位置情報読み取り回路をさらに有し、
前記タブレットは、前記位置情報読み取り回路によって読み取られた前記位置情報を前記前記器具試験用装置から受信し、前記位置情報も加えて、前記端子関連情報として表示する
請求項4に記載の配電盤試験監視装置。 - 配電盤内に設置されている端子台に装着されることで、前記端子台を構成する各第2端子と接続される端子台試験用装置をさらに備え、
前記器具試験用装置は、複数のソケットにそれぞれ装着される複数の器具試験用装置で構成され、前記複数の器具試験用装置は、第1ケーブルにより相互に接続されており、
前記端子台試験用装置は、
前記複数の器具試験用装置のうちの1台の器具試験用装置と第2ケーブルにより接続され、
前記各第2端子の接続状態を切り替え設定する第2のリレー接点回路と、
前記第2のリレー接点回路により切り替え設定された前記接続状態における各第2端子の信号状態を検出する第2の信号状態検知回路と
を有し、
前記タブレットは、第1の信号状態検知回路による検知結果に基づく各第1端子の信号状態と、前記第2の信号状態検知回路による検知結果に基づく各第2端子の信号状態とを併合して、前記端子関連情報として表示する
請求項4または5に記載の配電盤試験監視装置。
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015244828A Pending JP2017110987A (ja) | 2015-12-16 | 2015-12-16 | 配電盤試験監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017110987A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109185274A (zh) * | 2018-10-18 | 2019-01-11 | 广东利迅达机器人系统股份有限公司 | 减速器液压智能循环测试系统及其测试方法 |
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2015
- 2015-12-16 JP JP2015244828A patent/JP2017110987A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109185274A (zh) * | 2018-10-18 | 2019-01-11 | 广东利迅达机器人系统股份有限公司 | 减速器液压智能循环测试系统及其测试方法 |
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