JP2017109424A - Idカードケース、及び、マスキングカード - Google Patents

Idカードケース、及び、マスキングカード Download PDF

Info

Publication number
JP2017109424A
JP2017109424A JP2015247158A JP2015247158A JP2017109424A JP 2017109424 A JP2017109424 A JP 2017109424A JP 2015247158 A JP2015247158 A JP 2015247158A JP 2015247158 A JP2015247158 A JP 2015247158A JP 2017109424 A JP2017109424 A JP 2017109424A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
masking
case
information
storage unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015247158A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6680527B2 (ja
Inventor
紀子 宮▲崎▼
Noriko Miyazaki
紀子 宮▲崎▼
円美 河田
Marumi Kawada
円美 河田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Imaging Systems Co Ltd
Original Assignee
Fujifilm Imaging Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Imaging Systems Co Ltd filed Critical Fujifilm Imaging Systems Co Ltd
Priority to JP2015247158A priority Critical patent/JP6680527B2/ja
Publication of JP2017109424A publication Critical patent/JP2017109424A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6680527B2 publication Critical patent/JP6680527B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】IDカードに記載された個人情報を適切に保護でき、かつ、使い勝手の良いIDカードケース、及び、マスキングカードを提供する。【解決手段】IDカード10とマスキングカード20とを重ねてカードケース30に収納すると、IDカード10の表面に記載された情報の一部がマスキングカード20に備えられたマスク部22よってマスクされる。【選択図】図12

Description

本発明は、IDカードケース、及び、マスキングカードに関する。
近年、セキュリティー意識の向上を背景に、企業や官公庁などでは、所属する職員にIDカード(identity card/identification card:身分証明書)を発行し、そのIDカードによって建物等への出入りを管理する等の運用がなされている。
しかし、IDカードには、個人のプライバシーに関わる情報が含まれている場合があり、むやみに露出させることは、個人情報の保護の観点から好ましくない。
そこで、特許文献1では、IDカードの表面全体をブロックカバーで隠し、必要なときにのみブロックカバーを外して、表面に記載された情報を露出できるようにすることが提案されている。
また、特許文献2には、IDカードの表面にシールを貼付し、そのシールによってIDカードの表面に記載された情報を部分的に隠すことが提案されている。
また、特許文献3には、IDカードを入れるケースに隠蔽部分を設け、IDカードをケースに入れると、IDカードの表面に記載された情報の一部が隠蔽部分によって隠されるようにすることが提案されている。
特開2007-65530号公報 特開2011-16259号公報 特開2003-99737号公報
しかしながら、特許文献1のように、IDカードの表面全体をブロックカバーで隠してしまうと、IDカードの提示を求められた際に、その都度、ブロックカバーを外す手間がかかり、使用が煩わしいという欠点がある。また、提示時には、IDカードの表面全体が露出されるため、必要以上の情報が露出されてしまうという欠点もある。
また、特許文献2のように、シールでIDカードの情報を隠す構成とすると、隠した情報を提示する際にシールを剥がす手間がかかり、使用が煩わしいという欠点がある。また、シールの粘着力には限度があるため、長期間の使用に耐えられないという欠点もある。さらに、シールの粘着力によって、表面の印刷等が落ちてしまうおそれもある。
また、特許文献3のように、ケースに隠蔽部分を設けてIDカードの情報を隠す構成とすると、専用のケースを使用しなければならないという欠点がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、IDカードに記載された個人情報を適切に保護でき、かつ、使い勝手の良いIDカードケース、及び、マスキングカードを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段は、次のとおりである。
(1)IDカードの表面に重ね合わせることにより、IDカードの表面に記載された情報の一部をマスク可能なマスキングカードと、IDカード及びマスキングカードを重ねて収納可能な収納部を備えたカードケースと、を備えたIDカードケース。
本態様によれば、IDカードとマスキングカードとを重ねてカードケースに収納すると、IDカードの表面に記載された情報の一部がマスキングカードによってマスクされる。これにより、必要以上の情報が露出するのを防止でき、個人情報を適切に保護してIDカードを使用できる。また、マスクされた情報を確認する場合は、IDカードをカードケースから取り出すだけなので、使い勝手の良さも確保できる。
(2)IDカードには、個人に関わる情報が表面の複数個所に記載され、マスキングカードは、IDカードの表面に重ね合わせることにより、IDカードの表面に記載された個人に関わる情報の一部をマスク可能に構成される、(1)のIDカードケース。
本態様によれば、IDカードの表面にマスキングカードを重ね合わせると、IDカードの表面に記載された個人に関わる情報の一部が、マスキングカードでマスクされる。これにより、個人に関わる情報のうち必要な情報だけを表示させて、他の情報を目隠しできる。
(3)マスキングカードは、特定の情報が記載された領域以外の領域をマスクする、(1)又は(2)のIDカードケース。
本態様によれば、IDカードは、マスキングカードが表面に重ねられると、特定の情報が記載された領域以外の領域がマスクされる。ここで、特定の情報とは、IDカードの表面に記載された情報のうち第三者に視認させる情報として選択された情報のことをいう。たとえば、表面に氏名、住所、性別、生年月日、顔写真が記載されたIDカードにおいて、第三者に視認させる情報として氏名及び顔写真が選択された場合、氏名及び顔写真が特定の情報とされる。この場合、氏名及び顔写真が記載された領域を除く領域が全体的にマスクされる。これにより、必要最小限の情報のみ表示でき、他の情報を目隠しできる。特定の情報は、IDカードをカードケースに入れて使用するときの目的、用途に応じて適宜選択される。
(4)マスキングカードのIDカードの表面をマスクする領域には、マスキングカードを発行する機関が証明する事項が記載される、(1)から(3)のIDカードケース。
本態様によれば、マスキングカードに発行機関が証明する情報が記載される。これにより、既存のIDカードを利用して、独自のIDカードを提供できる。たとえば、個人番号カードや運転免許証、健康保険証など公的機関が発行するIDカードを利用して、企業の社員証や公務員のIDカードを提供できる。なお、「発行機関」とは、マスキングカードを発行する機関のことであり、本発明に係るIDカードケースを使用して、カードケースに収納したIDカードを独自のIDカードとして使用する機関のことである。
(5)マスキングカードは、IDカードと同じサイズを有する透明基板と、透明基板に備えられ、IDカードの表面をマスクする領域に設けられるマスク部と、を備える、(1)から(4)のIDカードケース。
本態様によれば、マスキングカードは、IDカードと同じサイズの透明基板にマスク部を設けて構成される。この場合、マスク部以外の領域は、透明な窓部として構成され、その透明な窓部を介して、IDカードに記載された情報が視認される。また、マスキングカードをIDカードと同じサイズの透明基板で構成することにより、市販のカードプリンター等を用いて、マスキングカードへの印刷も可能になる。なお、「同じサイズ」とは、縦及び横の長さが互いに同じであることをいう。「同じ」には、発明の趣旨を逸脱しない範囲で実質的に同一、すなわち、ほぼ同一の範囲が含まれる。
(6)カードケースは、収納部の裏面側が不透明である、(1)から(5)のIDカードケース。
本態様によれば、カードケースの収納部の裏面側が不透明とされる。これにより、IDカードの裏面を目隠しできる。IDカードは、裏面側にも個人に関わる情報が記載されている場合がある。IDカードの裏面を目隠しすることにより、IDカードに記載された個人情報を適切に保護できる。
(7)収納部は、一辺が挿入口として開口し、挿入口を介してIDカード及びマスキングカードが出し入れされ、カードケースは、収納部に収納されたIDカード及びマスキングカードを収納部の内壁面に向けて押圧して収納部内に保持する保持手段を更に備える、
(1)から(6)のIDカードケース。
本態様によれば、収納部の一辺が挿入口として開口し、その挿入口を介して収納部にIDカード及びマスキングカードが出し入れされる。また、カードケースは、収納部に収納されたIDカード及びマスキングカードを収納部の内壁面に向けて押圧して収納部内に保持する保持手段が備えられる。これにより、IDカード及びマスキングカードの出し入れの利便性を確保しつつ、IDカード及びマスキングカードが脱落するのを適切に防止できる。また、同じサイズのIDカードとマスキングカードとが重ねて収納されることにより、より効果的に脱落を防止できる。
(8)保持手段は、IDカード及びマスキングカードの挿入方向と平行な収納部の一辺に配置され、IDカード及びマスキングカードの端面を押圧して、IDカード及びマスキングカードを収納部内に保持する、(7)のIDカードケース。
本態様によれば、保持手段がIDカード及びマスキングカードの端面を押圧して、IDカード及びマスキングカードを収納部内に保持する。この場合、保持手段がIDカード及びマスキングカードの双方に接触するので、より効果的にIDカード及びマスキングカードの双方の脱落を防止できる。
(9)保持手段は、収納部の挿入口から底までの長さをHとした場合、収納部の底から1/2*H以上離れた位置に配置される、(7)又は(8)のIDカードケース。
本態様によれば、収納部の底から1/2*H以上離れた位置に保持手段が配置される。これにより、より効果的にIDカード及びマスキングカードの脱落を防止できる。
(10)カードケースは、収納部の裏面側が不透明であり、かつ、収納部の裏面側に指穴としての開口部を有し、開口部は、収納部に収納されたIDカードの裏面に記載された特定の情報を露出させない位置に配置される、(7)から(9)のIDカードケース。
本態様によれば、カードケースの収納部の裏面側が不透明とされる。これにより、IDカードの裏面を目隠しできる。また、収納部には、裏面側に指穴としての開口部が備えられる。指穴とは、指の先を挿入して収納部に収納されたカードを取り出すための穴のことである。したがって、開口部は、少なくとも成人の人指し指の先端を挿入可能なサイズを有する。指穴としての開口部を備えることにより、収納部に収納されたIDカード及びマスキングカードの取り出しを容易にできる。指穴としての開口部は、収納部に収納されたIDカードの裏面に記載された特定の情報、たとえば、個人に関わる情報を露出させない位置に配置される。これにより、IDカードの裏面に記載された個人情報を適切に保護できる。
(11)IDカードの表面に重ね合わせることにより、IDカードの表面に記載された情報の一部をマスク可能なマスキングカード。
本態様によれば、マスキングカードをIDカードに重ねると、IDカードの表面に記載された情報の一部をマスキングカードでマスクできる。したがって、この状態でIDカードをカードケースに収納すれば、必要以上の情報が露出するのを防止でき、IDカードに記載された個人情報を適切に保護できる。
(12)IDカードには、個人に関わる情報が表面の複数個所に記載され、IDカードの表面に重ね合わせることにより、IDカードの表面に記載された個人に関わる情報の一部をマスク可能に構成される、(11)のマスキングカード。
本態様によれば、IDカードの表面にマスキングカードを重ね合わせると、IDカードの表面に記載された個人に関わる情報の一部が、マスキングカードでマスクされる。これにより、個人に関わる情報のうち必要な情報だけを表示させて、他の情報を目隠しできる。
(13)マスキングカードは、特定の情報が記載された領域以外の領域をマスクする、(11)又は(12)のマスキングカード。
本態様によれば、マスキングカードをIDカードの表面に重ねると、特定の情報が記載された領域を除く領域がマスクされる。これにより、必要最小限の情報のみ表示でき、他を目隠しできる。
本発明によれば、IDカードに記載された個人情報を適切に保護でき、かつ、使い勝手の良いIDカードを提供できる。
IDカードケースの第1の実施の形態を示す正面図 IDカードの構成を示す図 マスキングカードの構成を示す図 マスク部の配置形態を説明する説明図 マスキングカードの作用を説明する説明図 カードケースの正面図(表面図) カードケースの背面図(裏面図) カードケースの側面図 図8の9−9断面図 図6の10−10断面図 指穴の配置を説明する説明図 IDカードケースの使用形態を示す図 マスキングカードの他の一例を示す図 特定の企業の社員証として使用する場合のマスキングカードの一例を示す図 IDカードに重ねた状態のマスキングカードの表面図 セキュリティー技術を搭載したマスキングカードの一例を示す図 運転免許証をIDカードとして使用する場合のマスキングカードの構成の一例を示す図 社員証をIDカードとして使用する場合のマスキングカードの構成の一例を示す図 カードケースの他の実施の形態を示す正面図 他の保持手段が採用されたカードケースの正面図 図20の21−21断面図 マスキングカードのその他の実施の形態を示す表面図 マスキングカードの作用を説明する説明図 マスキングカードの使用形態を説明する説明図 マスキングカードの実施例を示す図
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態を詳説する。
[第1の実施の形態]
ここでは、個人番号カードをIDカードとして使用する場合を例に説明する。個人番号カードとは、日本において、「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」に基づき発行される身分証明書の一つで、持ち主の氏名、住所、生年月日、性別、個人番号(マイナンバー)、顔写真などを券面に表示し、これらをIC(Integrated Circuit:集積回路)チップに記録するICカードである。
《全体構成》
図1は、IDカードケースの第1の実施の形態を示す正面図である。
IDカードケース1は、IDカード10の表面を部分的にマスクするマスキングカード20と、IDカード10及びマスキングカード20を収納するカードケース30と、を備えて構成される。
〈IDカード〉
上記のように、IDカード10は、個人番号カードで構成される。
図2は、個人番号カードで構成されるIDカードを示す図である。同図(A)は、IDカード10の表面図、同図(B)は、IDカード10の裏面図である。
個人番号カードで構成されるIDカード10は、ICチップが搭載されたプラスチック製のICカードで構成される。そのサイズは、縦53.92mm以上54.03mm以下、横85.47mm以上85.72mm以下とされ(行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の規定による通知カード及び個人番号カード並びに情報提供ネットワークシステムによる特定個人情報の提供等に関する省令(平成26年総務省令第85号)第25条、様式第2)、ISO/IEC 7810 ID-1規格に準拠したサイズ(縦53.98mm、横85.60mm)で構成される。厚さは、約0.8mmである。
IDカード10の表面10Fには、図2(A)に示すように、個人に関わる情報として、氏名10a、住所10b、生年月日10c、性別10d、顔写真10e、IDカードの有効期限10f、及び、セキュリティコード10gが記載される。また、表面10Fには、電子証明書の有効期限の記載欄10h、サインパネル領域10i(券面の情報に修正が生じた場合、その新しい情報(引越した際の新住所など)を記載する領域)、臓器提供意思表示欄10jが備えられる。これらに記載された情報も個人に関わる情報として構成される。この他、IDカード10の表面10Fには、個人番号カードであることを示す情報(マーク)10xが記載される。
一方、IDカード10の裏面10Bには、個人に関わる情報として、個人番号10k、氏名10l、生年月日10m、及び、二次元バーコード10nが記載される。また、裏面10Bには、磁気ストライプ12、及び、ICチップと通信するための端子14が備えられる。二次元バーコード10nには、持ち主の個人に関わる情報がコード化されて記録される。この他、IDカード10の裏面10Bには、注意事項10yが記載される。
〈マスキングカード〉
図3は、マスキングカードの構成を示す図である。同図(A)は、マスキングカード20の表面図、同図(B)はマスキングカード20の裏面図である。
マスキングカード20は、IDカード10の表面に重ねて、IDカード10の表面に記載された情報の一部をマスク(目隠し)するカードである。
マスキングカード20は、IDカード10と同じサイズのプラスチックカードで構成される。したがって、ISO/IEC 7810 ID-1規格に準拠したサイズ(縦53.98mm、横85.60mm)で構成される。厚さは、IDカード10と同様に約0.8mmである。
マスキングカード20は、プラスチック製(たとえば、ポリ塩化ビニル製)の透明基板の表面にマスク部22を配置して構成される。マスク部22は、マスキングカード20をIDカード10に重ねたときにIDカード10に記載された情報を視認できない構成であればよい。マスク部22は、たとえば、オフセット印刷などの印刷により形成される。
図4は、マスク部の配置形態を説明する説明図である。同図において、斜線で示した領域がマスク部22である。
マスク部22は、IDカード10の表面をマスクする領域に設けられる。本例では、一部を除いてIDカード10の表面全体が、マスキングカード20でマスクされるようにマスク部22が設けられる。マスクしない領域は、氏名が記載された領域、及び、顔写真が記載された領域である。図4に示すように、氏名が記載された領域に相当する領域、及び、顔写真が記載された領域に相当する領域には、透明な窓部が形成される。氏名が記載された領域に相当する領域に形成される窓部を第1窓部24aとし、顔写真が記載された領域に相当する領域に形成される窓部を第2窓部24bとする。
図5は、マスキングカードの作用を説明する説明図である。同図には、IDカード10の表面にマスキングカード20が重ねて配置された状態が示されている。
図5に示すように、IDカード10の表面にマスキングカード20を重ねて配置すると、第1窓部24aが氏名10aの記載領域に配置され、かつ、第2窓部24bが顔写真10eの記載領域に配置される。これにより、IDカード10に記載された氏名10a及び顔写真10eが、第1窓部24a及び第2窓部24bを介して視認可能になる。
一方、IDカード10の表面に記載された氏名10a及び顔写真10e以外の情報は、マスク部22でマスクされ、視認不可となる。
〈カードケース〉
図6はカードケースの正面図(表面図)、図7はカードケースの背面図(裏面図)、図8はカードケースの側面図である。また、図9は、図8の9−9断面図、図10は、図6の10−10断面図である。
カードケース30は、カードケース本体32に、IDカード10及びマスキングカード20を重ねて収容可能な収納部34と、収納部34に収納されたIDカード10及びマスキングカード20を収納部内で保持するストッパー36と、ストラップ取付部38と、指穴40と、を備えて構成される。
−カードケース本体−
カードケース本体32は、全体として矩形の平板形状を有し、表面側(正面側)が透明、裏面側(背面側)が不透明な構造を有する。カードケース本体32は、不透明な後カバー42と、透明な前カバー44とを接合して構成される。
後カバー42は、後カバー本体42Aと、その後カバー本体42Aに一体成形されたスペーサー部42Bと、を備えて構成される。後カバー42は、全体が不透明である。不透明とは、透き通っていないこと、すなわち、透かして見えないことをいう。後カバー42は、たとえば、色付きの素材で樹脂成形されて、不透明に形成される。この他、塗装により不透明とすることもできる。また、透明な素材で樹脂成形したものをすりガラス状に加工して不透明とすることもできる。
後カバー本体42Aは、カードケース30の裏面を構成する部材であり、全体として矩形の平板形状を有する。
スペーサー部42Bは、後カバー42と前カバー44とを接合したときに後カバー本体42Aと前カバー44との間隔を一定に保持する。スペーサー部42Bは、後カバー本体42Aの三辺(一方の長辺を除く三辺)に沿って配置され、全体としてU字状に配置される。スペーサー部42Bの内側は、収納部34を構成する。そのサイズは、IDカード10及びマスキングカード20を重ねたときのサイズに対応したサイズとされる。すなわち、重ね合わせたIDカード10及びマスキングカード20をほぼ隙間なく収納できるサイズとされる。
前カバー44は、矩形の平板形状を有し、全体が透明である。前カバー44は、たとえば、透明な樹脂素材で樹脂成形される。前カバー44は、後カバー42のスペーサー部42Bに接合されて、後カバー42と一体化される。
前カバー44の裏面には、スペーサー部42Bに接合される三辺に沿って一定の間隔でピン44Aが配置される。一方、スペーサー部42Bの表面には、ピン44Aと同じ間隔でピン穴42Cが配置される。前カバー44は、ピン44Aをピン穴42Cに嵌めることにより、後カバー42に対して位置決めされて、後カバー42と一体化される。
前カバー44と後カバー42とを一体化することにより、前カバー44と後カバー本体42Aとの間にスペーサー部42Bで囲われた空間が形成される。この空間が収納部34として構成される。
収納部34は、一辺(一方の長辺)がカードケース本体32の端面に開口し、この開口部分が挿入口34Aとして構成される。
収納部34は、重ね合わせたIDカード10及びマスキングカード20に対応したサイズで構成され、重ね合わせたIDカード10及びマスキングカード20をほぼ隙間なく収納可能に構成される。
また、収納部34は、表面側が透明な前カバー44で構成され、裏面側が不透明な後カバー本体42Aで構成される。これにより、表面側が透明、裏面側が不透明とされる。
前カバー44の挿入口34Aに沿う辺には、一対の円弧状の切欠き部44Bが左右対称に配置される。同様に、後カバー本体42Aの挿入口34Aに沿う辺には、一対の円弧状の切欠き部42Dが左右対称に配置される。この切欠き部42D、44Bは、収納部34に収納されたIDカード10及びマスキングカード20を指で摘むための領域として使用される。
−ストッパー−
ストッパー36は、保持手段の一例であり、収納部34に収納されたIDカード10及びマスキングカード20を収納部34の内壁面に向けて押圧し、収納部内に保持する。
ストッパー36は、収納部34に対するIDカード10及びマスキングカード20の挿入方向と平行な収納部34の一辺に配置され、IDカード10及びマスキングカード20の片側の端面を押圧して、IDカード10及びマスキングカード20を収納部内に保持する。本実施の形態のカードケース30において、IDカード10及びマスキングカード20の挿入方向と平行な収納部34の辺は、収納部34の一対の短辺である。ストッパー36は、一方の短辺に配置され、IDカード10及びマスキングカード20の片側の短辺の端面に当接して、IDカード10及びマスキングカード20を収納部34の他方側の短辺(スペーサー部42Bの内壁面)に押し付ける。
ストッパー36は、円盤状の弾性体(たとえば、ウレタンゴム)で構成される。ストッパー36は、スペーサー部42Bに配置され、外周の一部がスペーサー部42Bの内壁面から突出して配置される。IDカード10及びマスキングカード20は、挿入口34Aから収納部34に差し込むと、片側の短辺の端面にストッパー36が当接する。そして、そのストッパー36によって、他方側の短辺に向けて押圧され、スペーサー部42Bの内壁面に押し付ける。これにより、収納部内に保持される。
ここで、ストッパー36が配置される位置は、収納部34の挿入口34Aから底までの長さをHとすると、収納部34の底(スペーサー部42Bの長辺の内壁面)から1/2*H以上離れた位置に設定される。これにより、収納部34に収納されたIDカード10及びマスキングカード20の脱落を効果的に防止できる。
なお、ストッパー36を配置する位置は、挿入口34Aに近いほど脱落防止効果が高くなる。その一方で挿入口34Aに近くなるほどIDカード10及びマスキングカード20の出し入れがしにくくなる。したがって、出し入れのしやすさと、脱落のしにくさを考慮すると、収納部34の底から1/2*H以上離れた位置に配置することが好ましい。
−ストラップ取付部−
ストラップ取付部38は、カードケース30にストラップ(特にネックストラップ)を取り付けるための部位として構成される。
ストラップ取付部38は、カードケース本体32の後カバー42に一体的に設けられる。後カバー42の後カバー本体42Aには、収納部34の挿入口34Aに沿う辺の中央にストラップ取付部38が一体的に設けられる。ストラップ取付部38は、矩形の片として、後カバー本体42Aから突出して設けられる。ストラップ取付部38には、ストラップ取付穴38Aが備えられ、このストラップ取付穴38Aを利用してストラップが取り付けられる。
−指穴−
指穴40は、収納部34に収納されたIDカード10及びマスキングカード20の取り出しに供される穴である。指穴40は、カードケース本体32の後カバー本体42Aに開口部として形成される。
指穴40は、少なくとも成人の人指し指の先端を挿入可能なサイズで構成される。また、指穴40は、挿入した指先によって、収納部34に収納されたIDカード10及びマスキングカード20を挿入口34Aに向けて押し出すことができるように形成される。これにより、IDカード10及びマスキングカード20の取り出しを容易にできる。
ところで、指穴40は、開口部として形成されるため、収納部34にIDカード10を収容すると、指穴40を介して、IDカード10の裏面が露出される。したがって、指穴40は、収納部34に収納されたIDカード10の裏面に記載された情報、特に個人に関わる情報を露出させない位置に配置し、かつ、個人に関わる情報を露出させない大きさで形成することが好ましい。
図11は、指穴の配置を説明する説明図である。
上記のように、個人番号カードで構成されるIDカード10は、裏面に個人に関わる情報として、個人番号10k、氏名10l、生年月日10m、及び、二次元バーコード10nが記載される。したがって、指穴40は、これらの情報が記載された領域を避けて形成することが好ましい。
本実施の形態のカードケース30では、図11に示すように、カードケース30の右下の一カ所に指穴40が形成される。
《作用》
図12は、IDカードケースの使用形態を示す図であり、IDカード10及びマスキングカード20をカードケース30に収納した状態を示している。同図(A)は、IDカードケース1の使用形態を示す正面図、同図(B)は、IDカードケース1の使用形態を示す背面図である。
IDカード10及びマスキングカード20は、カードケース30に収納すると、重ねられた状態で収納部内に配置される。
図12(A)に示すように、IDカード10は、マスキングカード20が表面に重ねられることにより、氏名10a及び顔写真10eが記載された領域以外の領域が、マスキングカード20のマスク部22でマスクされる。これにより、IDカード10の表面に記載された情報が必要以上に露出するのを防止できる。
図12(B)に示すように、IDカード10の裏面は、不透明に形成されたカードケース30の後カバー本体42Aで覆われる。これにより、IDカード10の裏面に記載された情報を目隠しできる。
ここで、後カバー本体42Aには、指穴40が備えられており、指穴40からIDカード10の一部が露出する。しかし、指穴40は、個人に関わる情報が記載されていない位置に配置されているため、個人に関わる情報が人目に触れることはない。
また、収納部34に収納されたIDカード10及びマスキングカード20は、ストッパー36で保持される。これにより、IDカード10及びマスキングカード20が、カードケース30から不用意に脱落するのを効果的に防止できる。
また、IDカード10は、カードケース30から取り出すことにより、その内容を容易に確認できる。
このように、本実施の形態のIDカードケース1によれば、必要以上の情報を露出させないので、個人情報を適切に保護してIDカード10を使用できる。
また、本実施の形態のIDカードケース1は、マスキングカード20でIDカード10をマスクするため、マスクする領域を変える場合は、マスキングカード20の交換だけで済む。これにより、使い勝手がよく、経済的な運用ができる。たとえば、マスク部22がマスクする領域が異なる複数枚のマスキングカード20を用意しておき、状況に応じて使用するマスキングカード20を切り替えることにより、適切に個人情報を保護してIDカード10を使用できる。
《マスキングカードの変形例》
上記実施の形態のマスキングカードは、露出させる情報が記載された領域を除く全ての領域がマスクされるようにマスク部が形成されているが、マスクすべき情報が記載された領域のみ目隠しされるようにマスク部を形成してもよい。
図13は、マスクすべき情報が記載された領域のみマスク部を形成したマスキングカードの一例を示す図である。なお、同図(A)は、IDカードとの関係でマスクする領域を説明するための説明図である。同図において、斜線で示す領域がマスクする領域である。また、同図(B)は、IDカードの表面に重ね合わせた状態のマスキングカードの表面図である。
図13に示す例では、IDカード10の表面に記載された複数の情報のうち、住所10b、生年月日10c、性別10d、セキュリティコード10g、サインパネル領域10i、臓器提供意思表示欄10jをマスクする場合を示している。この場合、住所10b、生年月日10c、性別10d、セキュリティコード10g、サインパネル領域10i、臓器提供意思表示欄10jの各記載領域を覆うようにマスク部22が形成される。
このように、マスク部22は、マスクすべき情報が記載された領域にのみ形成することもできる。
また、1つの記載事項をマスクする形態についても種々の形態を採用できる。たとえば、氏名をマスクする場合、名前の部分だけをマスクしてもよい。この場合、名字のみが視認可能になる。また、住所をマスクする場合において、都道府県名のみ視認可能とし、他を全てマスクしてもよい。更に、生年月日をマスクする場合において、年月日のうち年のみをマスクしてもよい。このように、記載事項をマスクする形態は、目的や用途に応じて適宜選択できる。
さらに、IDカード10には、直接個人に関わる情報以外の情報も記載されるが、これらの情報もマスキングの対象とすることができる。たとえば、個人番号カードで構成されるIDカードの場合、カード表面には個人番号カードであることを示す情報(マーク)10xが表示されるが、これらの情報もマスキングの対象とすることができる。この他、たとえば、企業、学校等の団体が発行するIDカードの場合は、発行機関の情報(IDカードを発行した企業、学校、団体等の名称)をマスキングする情報の対象とすることができる。また、各種資格の証明書(たとえば、運転免許証)、認定証などをIDカードとして使用する場合、資格の名称等をマスキングの対象とすることができる。
また、上記実施の形態では、透明基板20Aの上にマスク部22を形成してマスキングカード20を構成しているが、マスキングカード20の形態は、これに限定されるものではない。たとえば、不透明な基板に窓部となる開口を形成して、マスキングカードを構成してもよい。この場合、窓部は、情報を露出させる位置に形成する。たとえば、氏名及び顔写真を露出させる場合は、氏名及び顔写真に対応する領域をくり抜いて開口を形成し、窓部とする。これにより、IDカードに重ねた際、氏名及び顔写真以外の領域をマスキングカードでマスクできる。
また、マスク部22は、印刷以外の方法で形成してもよい。たとえば、遮光姓を有するシールを貼付して形成してもよい。あるいは、マスクする部分をすりガラス状に加工して形成してもよい。
[第2の実施の形態]
マスキングカード20のマスク部22に発行機関が証明する情報を記載することにより、IDカード10を発行機関独自のIDカードとして使用できる。以下においては、IDカード10を特定の企業の社員証として使用する場合の例に説明する。
図14は、特定の企業の社員証として使用する場合のマスキングカードの一例を示す図である。同図(A)は、マスキングカードの表面図、同図(B)は、マスキングカードの裏面図である。
IDカード10を特定の企業の社員証として使用する場合、マスキングカード20にはマスク部22に当該企業が証明する情報を記載する。
図14に示す例では、発行機関である企業が証明する情報として、企業名22a、電話番号22b、持ち主の所属部署22c、社員番号22dの情報が記載されている。
図15は、IDカードに重ねた状態のマスキングカードの表面図である。
図15に示すように、IDカード10の表面にマスキングカード20を重ねて配置すると、第1窓部24aが氏名10aの記載領域に配置され、かつ、第2窓部24bが顔写真10eの記載領域に配置される。これにより、IDカード10に記載された氏名10a及び顔写真10eが、第1窓部24a及び第2窓部24bを介して視認可能になる。
一方、IDカード10の表面に記載された氏名10a及び顔写真10e以外の情報は、マスク部22でマスクされ、視認不可となる。
マスク部22には、発行機関が証明する情報が記載されているので、この状態でIDカード10及びマスキングカード20をカードケースに収納すれば、氏名10a、顔写真10e、企業名22a、電話番号22b、所属部署22c、及び、社員番号22dが表面に表示されたIDカードとして使用できる。
このように、マスキングカード20のマスク部22に発行機関独自の情報を記載することにより、他の機関が発行するIDカード10を用いて、IDカードケース1を発行機関独自のIDカードとして使用できる。
この場合、マスキングカード20の記載事項が変更した場合(たとえば、所属部署が変更した場合など)は、マスキングカード20の交換だけで済むので、経済的な運用ができる。
また、マスキングカード20には、市販のカードプリンターを使用して印刷できるので、マスキングカード20の発行も容易にできる。
《マスキングカードの変形例》
マスキングカード20に発行機関独自の情報を記載して、IDカード10を独自のIDカードとして使用する場合、マスキングカード20には、各種セキュリティー技術を搭載することが好ましい。
セキュリティー技術としては、たとえば、(1)特殊インクを使用した印刷、(2)マイクロ文字を使用した印刷、(3)ホログラムの印刷又は貼付が考えられる。
(1)特殊インクを使用した印刷
ブラックライト(紫外線)対応蛍光インクでマスキングカード20の表面に隠し文字を印刷する。これにより、紫外線光源をかざすだけで真贋判定が可能になる。特に、停電など暗い場所、暗い場面でも判定が可能になる。
また、角度によって色が変わって見えるインク(いわゆるパールインク)を使用して、マスキングカード20の表面に所定の認証文字を印刷する。これにより、カラーコピーによる再現を不可能にできる。
(2)マイクロ文字を使用した印刷
マスキングカード20の表面にマイクロ文字を印刷する。これにより、通常のラベル印刷、及び、コピー機での再現を不可能にできる。
(3)ホログラムの印刷又は貼付
マスキングカード20の表面にホログラムを印刷又は貼付する。これにより、簡単に真贋判定が可能になる。
これらのセキュリティー技術は、単独又は組み合わせで使用できる。組み合わせて使用することにより、よりセキュリティーを強化できる。
また、マスキングカード20の裏面には、マスク部22に所定の注意事項を印刷することにより、使用や取得に際しての注意を促すことができる。
図16は、セキュリティー技術を搭載したマスキングカードの一例を示す図である。同図(A)は、マスキングカードの表面図、同図(B)は、マスキングカードの裏面図である。
図16(A)、(B)は、それぞれセキュリティー技術を搭載したマスキングカードの一例を示す表面図、裏面図である。
本例のマスキングカード20は、セキュリティー対策として、(1)特殊インクを使用した印刷、(2)マイクロ文字を使用した印刷、(3)ホログラムの貼付を行ったマスキングカードである。
図16(A)に示すように、マスキングカード20には、特殊インクを使用した印刷として、マスク部22にブラックライト対応蛍光インクで「FFIS Co., Ltd.」の文字列22eが印刷されている。また、いわゆるパールインクで「FFIS株式会社」の文字列22fが印刷されている。
また、マイクロ文字を使用した印刷として、マスク部22に「FFIS」の文字列22gがマイクロ文字で印刷されている。
さらに、マスク部22にホログラム22hが貼付されている。
また、マスキングカード20の裏面には、図16(B)に示すように、注意事項22iが印刷されている。
このように、マスキングカード20に対して、各種セキュリティー技術を搭載することにより、マスキングカード20のセキュリティー性を向上できる。
なお、セキュリティー技術については、カードケース30にも搭載することが好ましい。たとえば、カードケース30にホログラムを貼付してもよい。これにより、更にセキュリティーを強化できる。
[第3の実施の形態]
上記実施の形態では、個人番号カードをIDカードとして使用しているが、本発明で使用可能なIDカードは、これに限定されるものではない。たとえば、運転免許証や健康保険証、住基カードなどの公的機関が発行するIDカードや、企業や団体、学校等が独自に発行するIDカード(社員証や学生証など)をIDカードとして使用できる。
図17は、運転免許証をIDカードとして使用する場合のマスキングカードの一例を示す図である。同(A)は、運転免許証の表面図を示している。また、同図(B)は、マスクする領域の一例を示している。また、同図(C)は、マスキングカードの表面図を示している。
図17(A)に示すように、運転免許証で構成されるIDカード110の表面には、個人に関わる情報として、氏名110a、住所110b、生年月日110c、顔写真110d等が記載されている。
このような運転免許証をIDカード110として使用し、氏名110a及び顔写真110dだけを露出させる場合、図17(B)に示すように、氏名110aが記載された領域、及び、顔写真110dが記載された領域を除いて、運転免許証の表面全体をマスクする。
この場合、図17(C)に示すように、マスキングカード20は、氏名が記載された領域に相当する領域、及び、顔写真が記載された領域に相当する領域には、透明な窓部が形成される。氏名が記載された領域に相当する領域に形成される窓部を第1窓部24aとし、顔写真が記載された領域に相当する領域に形成される窓部を第2窓部24bとする。図17(C)に示すように、IDカード110の表面にマスキングカード20を重ねて配置すると、氏名110a及び顔写真110dが、第1窓部24a及び第2窓部24bを介して視認可能になる。一方、氏名110a及び顔写真110d以外の情報は、マスク部22でマスクされ、視認不可となる。
なお、図17(C)に示す例では、マスキングカード20のマスク部22に発行機関が証明する情報を記載した例を示している。このようにマスク部22に発行機関独自の情報を記載(印刷)することにより、運転免許証を用いて発行機関独自のIDカードとして使用できる。
[第4の実施の形態]
本実施の形態では、企業が独自に発行する社員証をIDカードとして使用する場合について説明する。
図18は、社員証をIDカードとして使用する場合のマスキングカードの一例を示す図である。同(A)は、社員証の表面図を示している。また、同図(B)は、マスキングカードの表面図を示している。また、同図(C)は、社員証に重ねた状態のマスキングカードの表面図を示している。
図18(A)に示すように、社員証であるIDカード210には、個人に関わる情報として、氏名210a、社員番号210b、生年月日210c、性別210d、顔写真210eが記載されているものとする。
図18(B)に示すように、マスキングカード20は、IDカード210に記載された生年月日210c及び性別210dをマスクするようにマスク部22が配置される。これにより、マスキングカード20をIDカード210の表面に重ねると、図18(C)に示すように、IDカード210に記載された生年月日210c及び性別210dが、マスキングカード20のマスク部22でマスクされる。
本例のマスキングカード20は、更に、マスク部22にIDカード210には記載されていない情報が記載される。ここでは、所属部署の情報が印刷されている。これにより、所属部署が変わった場合は、マスキングカードだけを変えれば済むので、経済的な運用ができる。
このように、IDカードには、公的機関が発行するものに限らず各種の団体(たとえば、企業、学校等)が独自に発行するものを使用できる。
[カードケースの他の形態]
カードケースについては、IDカード及びマスキングカードを重ねて収容できる形態のものであれば、その具体的な構成は、特に限定されない。
図19は、カードケースの他の実施の形態を示す正面図である。
本実施の形態のカードケース30は、収納部34の短辺が挿入口34Aとして開口した形態のカードケースである。この場合、IDカード及びマスキングカードは、カードケース30に縦に収納される。すなわち、長手方向に沿って収納される。
なお、この場合も指穴40は、収納部34に収納されたIDカードの裏面に記載された個人に関わる情報を露出させない位置に配置する。
また、ストッパー36についても、収納部34の底から1/2*H以上離れた位置に配置することが好ましい。
この他、カードケースには、二枚のシートを袋状に重ね合わせた構成のものを使用してもよい(いわゆる、ソフトタイプのカードケース)。
また、上記実施の形態では、カードケース30の収納部34の裏面を不透明としているが、透明としてもよい。特に、裏面に保護すべき個人情報が記載されていないIDカードを使用する場合などには、収納部34の裏面は透明であってもよい。
また、収納部34の裏面が透明なカードケース30を使用する場合は、IDカード10の裏面を裏面用のマスキングカードでマスクしてもよい。この場合、裏面用のマスキングカードは、IDカードの裏面の全体をマスクしてもよいし、マスクが必要な部分だけをマスクしてもよい。また、この場合、カードケース30の収納部34は、裏面用のマスキングカードも収納可能に構成される。
[保持手段の他の形態]
上記実施の形態のカードケース30では、保持手段としてストッパー36を使用しているが、保持手段の構成は、これに限定されるものではない。
図20は、他の保持手段が採用されたカードケースの正面図である。また、図21は、図20の21−21断面図である。
本例の保持手段は、収納部34に収納されたIDカードの裏面を押圧する押圧部46として構成される。押圧部46は、後カバー42の二カ所に備えられ、後カバー本体42Aに一体的に設けられる。
押圧部46は、板バネ部46A及び当接部46Bを備えて構成される。板バネ部46Aは、基端部が後カバー本体42Aに接続されて、後カバー本体42Aに一体化される。板バネ部46Aは、基端部を支点にカードケース30の厚み方向に弾性変形可能に設けられる。当接部46Bは、膨出部として、板バネ部46Aの先端に備えられる。当接部46Bは、カードケース30の内側に向けて円弧状に膨出して設けられる。
以上のように構成される押圧部46の作用は、次のとおりである。押圧部46に備えられた当接部46Bは、カードケース30の内側に膨出している。このため、IDカード10及びマスキングカード20を収納部34に収納すると、IDカード10の裏面に当接部46Bが当接する。IDカード10の裏面に当接した当接部46Bは、IDカード10を前カバー44に向けて押圧する。これにより、IDカード10及びマスキングカード20が、前カバー44と当接部46Bとの間に挟まれて、収納部内に保持される。
このように、保持手段は、収納部34に収納されたIDカード10及びマスキングカード20を収納部34に保持できる構成であればよい。
この他、カードケース30は、挿入口34Aに蓋を設けて、IDカード10及びマスキングカード20の脱落を防止するようにしてもよい。
[マスキングカードのその他の実施の形態]
図22は、マスキングカードのその他の実施の形態を示す表面図である。同図に示すように、本例のマスキングカード300は、折り畳み式のマスキングカードであり、IDカードの表面をマスクする表面カード部312と、IDカードの裏面をマスクする裏面カード部314と、表面カード部312と裏面カード部314とを折り畳み可能に接合する接合部316と、を備えて構成される。
表面カード部312及び裏面カード部314は、共にIDカードと同じサイズのカード形状を有する。接合部316は、IDカードの厚さに対応した幅を有し、表面カード部312と裏面カード部314の底辺部分を接合する。
マスキングカード300は、接合部316を介して表面カード部312と裏面カード部314とを折り畳むと、裏面カード部314の上に表面カード部312が重ねて配置される。このとき、裏面カード部314と表面カード部312との間に一定の隙間が形成され、この隙間にIDカードが挟み込まれる。
マスキングカード300は、全体がプラスチック製(たとえば、ポリ塩化ビニル製)の透明基板で構成される。表面カード部312には、IDカードの表面をマスクする表面マスク部318が形成され、裏面カード部314には、IDカードの裏面をマスクする裏面マスク部320が形成される。表面マスク部318及び裏面マスク部320は、マスクする領域に対応して形成される。
図22に示す例では、個人番号カードで構成されるIDカードにおいて、カード表面に記載された氏名及び顔写真以外をマスクする場合を示している。着色した領域が、マスクする領域である。
この場合、表面カード部312には、表面カード部312をIDカードの表面に重ねたときに、IDカードに記載された氏名及び顔写真以外の領域がマスクされるように、表面マスク部318が形成される。
一方、裏面カード部314には、IDカードの裏面全体がマスクされるように、裏面マスク部320が形成される。表面マスク部318及び裏面マスク部320は、たとえば、印刷により形成される。
図23は、マスキングカードの作用を説明する説明図である。同図(A)は、マスキングカード300の折り畳み前の状態を示しており、同図(B)は、マスキングカード300の折り畳み後の状態を示している。
図23(A)に示すように、IDカード10は、マスキングカード300の裏面カード部314の上に重ねて配置する。この状態で表面カード部312を折り畳むと、図23(B)に示すように、IDカード10の表面に表面カード部312が重ね合わされ、裏面カード部314と表面カード部312との間にIDカード10が挟まれる。
裏面カード部314と表面カード部312との間に挟まれたIDカード10は、裏面側の全体が裏面カード部314に備えられた裏面マスク部320でマスクされる。これにより、裏面に記載された情報をマスクできる。一方、IDカード10の表面に記載された情報は、表面カード部312に備えられた表面マスク部318で部分的にマスクされる。すなわち、氏名及び顔写真以外の情報がマスクされる。これにより、必要以上の情報が露出するのを防止できる。
図24は、マスキングカードの使用形態を説明する説明図であり、IDカード10及びマスキングカード300をカードケース400に収納した状態を示している。同図(A)は、正面図であり、同図(B)は、背面図である。
ここでは、カードケース400として、いわゆるソフトタイプのカードケースを使用した例を示している。
カードケース400は、一辺が開口した矩形の平たい袋形状を有し、可撓性を有する。このカードケース400は、可撓性を有する2枚の透明なシートを重ね合わせ、その3辺を接合することにより構成される。このように構成されたカードケース400は、2枚のシートの間に収納部402が形成される。そして、収納部402の一辺が挿入口402Aとして開口して形成される。
IDカード10は、マスキングカード300の表面カード部312及び裏面カード部314の間に挟まれた状態でカードケース400に収納される。
カードケース400に収納されたIDカード10は、図24(A)に示すように、表面が表面カード部312で覆われる。これにより、表面に記載された情報が、表面カード部312に備えられた表面マスク部318で部分的にマスクされる。具体的には、氏名及び顔写真以外の情報がマスクされる。
また、カードケース400に収納されたIDカード10は、図24(B)に示すように、裏面が裏面カード部314で覆われる。これにより、裏面に記載された情報が、裏面カード部314に備えられた裏面マスク部320で全体的にマスクされる。
このように、マスキングカードは、折り畳み可能な構成としてもよい。これにより、IDカードの両面に記載された情報を適切にマスクできる。
なお、本例では、IDカードの表裏をマスクできる構成として、マスキングカードを折り畳み可能な構成としたが、IDカードの表裏を各々独立したマスキングカードでマスクする構成とすることもできる。この場合、IDカードの裏面側をマスクするマスキングカードは、IDカードの裏面の全体をマスクする構成としてもよいし、部分的にマスクする構成としてもよい。
[IDカードのその他の実施の形態]
上記実施の形態では、ISO(国際標準化機構)規格に準拠した形態のカードを使用する場合を例に説明したが、IDカードの形態は、これに限定されるものではない。矩形以外の形態を採用することもできる。この場合、マスキングカードは、IDカードの形状に対応した形状で構成される。
図25は、マスキングカードの実施例を示す図である。同図(A)は、マスキングカードの正面図(表面図)、同図(B)は、マスキングカードの背面図(裏面図)、同図(C)は、マスキングカードの平面図、同図(D)は、マスキングカードの右側面図である。なお、底面図は平面図と同じであり、左側面図は右側面図と同じである。
図25(A)及び(B)において、斜線で表わされた部分がマスク部であり、不透明な部分である。マスク部以外の部分は窓部であり、透明な部分である。
マスキングカードは、透明基板の表面にマスク部を印刷して製造される。透明基板は、ISO/IEC 7810 ID-1規格に準拠したサイズで構成され、縦53.98mm、横85.60mmで構成される。厚さは、0.8mmである。
このマスキングカードは、個人番号カード向けのマスキングカードであり、個人番号カードの表面に重ねると、氏名及び顔写真が記載された領域を除く全ての領域がマスク部でマスクされる。
1…IDカードケース、10…IDカード、10B…裏面、10F…表面、10a…氏名、10b…住所、10c…生年月日、10d…性別、10e…顔写真、10f…有効期限、10g…セキュリティコード、10h…記載欄、10i…サインパネル領域、10j…臓器提供意思表示欄、10k…個人番号、10l…氏名、10m…生年月日、10n…二次元バーコード、12…磁気ストライプ、14…端子、20…マスキングカード、20A…透明基板、22…マスク部、22a…企業名、22b…電話番号、22c…所属部署、22d…社員番号、22e…文字列、22f…文字列、22g…文字列、22h…ホログラム、22i…注意事項、24a…第1窓部、24b…第2窓部、30…カードケース、32…カードケース本体、34…収納部、34A…挿入口、36…ストッパー、38…ストラップ取付部、38A…ストラップ取付穴、40…指穴、42…後カバー、42A…後カバー本体、42B…スペーサー部、42C…ピン穴、42D…切欠き部、44…前カバー、44A…ピン、44B…切欠き部、46…押圧部、46A…板バネ部、46B…当接部、110…IDカード、110a…氏名、110b…住所、110c…生年月日、110d…顔写真、210…IDカード、210a…氏名、210b…社員番号、210c…生年月日、210d…性別、210e…顔写真、300…マスキングカード、312…表面カード部、314…裏面カード部、316…接合部、318…表面マスク部、320…裏面マスク部、400…カードケース、402…収納部、402A…挿入口

Claims (13)

  1. IDカードの表面に重ね合わせることにより、前記IDカードの表面に記載された情報の一部をマスク可能なマスキングカードと、
    前記IDカード及び前記マスキングカードを重ねて収納可能な収納部を備えたカードケースと、
    を備えたIDカードケース。
  2. 前記IDカードには、個人に関わる情報が表面の複数個所に記載され、
    前記マスキングカードは、前記IDカードの表面に重ね合わせることにより、前記IDカードの表面に記載された個人に関わる情報の一部をマスク可能に構成される、
    請求項1に記載のIDカードケース。
  3. 前記マスキングカードは、特定の情報が記載された領域以外の領域をマスクする、
    請求項1又は2に記載のIDカードケース。
  4. 前記マスキングカードの前記IDカードの表面をマスクする領域には、前記マスキングカードを発行する機関が証明する事項が記載される、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のIDカードケース。
  5. 前記マスキングカードは、
    前記IDカードと同じサイズを有する透明基板と、
    前記透明基板に備えられ、前記IDカードの表面をマスクする領域に設けられるマスク部と、
    を備える、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のIDカードケース。
  6. 前記カードケースは、前記収納部の裏面側が不透明である、
    請求項1から5のいずれか1項に記載のIDカードケース。
  7. 前記収納部は、一辺が挿入口として開口し、前記挿入口を介して前記IDカード及び前記マスキングカードが出し入れされ、
    前記カードケースは、前記収納部に収納された前記IDカード及び前記マスキングカードを前記収納部の内壁面に向けて押圧して前記収納部内に保持する保持手段を更に備える、
    請求項1から6のいずれか1項に記載のIDカードケース。
  8. 前記保持手段は、前記IDカード及び前記マスキングカードの挿入方向と平行な前記収納部の一辺に配置され、前記IDカード及び前記マスキングカードの端面を押圧して、前記IDカード及び前記マスキングカードを前記収納部内に保持する、
    請求項7に記載のIDカードケース。
  9. 前記保持手段は、前記収納部の前記挿入口から底までの長さをHとした場合、前記収納部の底から1/2*H以上離れた位置に配置される、
    請求項7又は8に記載のIDカードケース。
  10. 前記カードケースは、前記収納部の裏面側が不透明であり、かつ、前記収納部の裏面側に指穴としての開口部を有し、
    前記開口部は、前記収納部に収納された前記IDカードの裏面に記載された特定の情報を露出させない位置に配置される、
    請求項7から9のいずれか1項に記載のIDカードケース。
  11. IDカードの表面に重ね合わせることにより、前記IDカードの表面に記載された情報の一部をマスク可能なマスキングカード。
  12. 前記IDカードには、個人に関わる情報が表面の複数個所に記載され、
    前記IDカードの表面に重ね合わせることにより、前記IDカードの表面に記載された個人に関わる情報の一部をマスク可能に構成される、
    請求項11に記載のマスキングカード。
  13. 特定の情報が記載された領域以外の領域をマスクする、
    請求項11又は12に記載のマスキングカード。
JP2015247158A 2015-12-18 2015-12-18 Idカードケース、及び、マスキングカード Active JP6680527B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015247158A JP6680527B2 (ja) 2015-12-18 2015-12-18 Idカードケース、及び、マスキングカード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015247158A JP6680527B2 (ja) 2015-12-18 2015-12-18 Idカードケース、及び、マスキングカード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017109424A true JP2017109424A (ja) 2017-06-22
JP6680527B2 JP6680527B2 (ja) 2020-04-15

Family

ID=59079012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015247158A Active JP6680527B2 (ja) 2015-12-18 2015-12-18 Idカードケース、及び、マスキングカード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6680527B2 (ja)

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3037992U (ja) * 1996-10-15 1997-06-06 株式会社パシフィック・テレコム メッセージコールサービスカード
JP2001231619A (ja) * 2000-02-25 2001-08-28 Tokio Marine & Fire Insurance Co Ltd 身分証ホルダー及び該身分証ホルダーを用いたコピー方法
JP2003099737A (ja) * 2001-09-26 2003-04-04 Dainippon Printing Co Ltd Icカード
JP2005071342A (ja) * 2003-08-06 2005-03-17 Tis Kk カードケース
JP2009274355A (ja) * 2008-05-15 2009-11-26 Osaka Clip:Kk カードホルダー
US7658332B1 (en) * 2006-04-10 2010-02-09 Anthony David Adams Protective overlay for a transaction card
JP2010102152A (ja) * 2008-10-24 2010-05-06 Tombow Pencil Co Ltd カードホルダー
JP2011016259A (ja) * 2009-07-07 2011-01-27 Isao Nagumo データカードおよびデータカード用シール
JP2012527946A (ja) * 2009-05-27 2012-11-12 ゲル、レネ ヨハン ファン クレジットカード用ホルダー
JP2017071083A (ja) * 2015-10-05 2017-04-13 大日本印刷株式会社 隠蔽カード

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3037992U (ja) * 1996-10-15 1997-06-06 株式会社パシフィック・テレコム メッセージコールサービスカード
JP2001231619A (ja) * 2000-02-25 2001-08-28 Tokio Marine & Fire Insurance Co Ltd 身分証ホルダー及び該身分証ホルダーを用いたコピー方法
JP2003099737A (ja) * 2001-09-26 2003-04-04 Dainippon Printing Co Ltd Icカード
JP2005071342A (ja) * 2003-08-06 2005-03-17 Tis Kk カードケース
US7658332B1 (en) * 2006-04-10 2010-02-09 Anthony David Adams Protective overlay for a transaction card
JP2009274355A (ja) * 2008-05-15 2009-11-26 Osaka Clip:Kk カードホルダー
JP2010102152A (ja) * 2008-10-24 2010-05-06 Tombow Pencil Co Ltd カードホルダー
JP2012527946A (ja) * 2009-05-27 2012-11-12 ゲル、レネ ヨハン ファン クレジットカード用ホルダー
JP2011016259A (ja) * 2009-07-07 2011-01-27 Isao Nagumo データカードおよびデータカード用シール
JP2017071083A (ja) * 2015-10-05 2017-04-13 大日本印刷株式会社 隠蔽カード

Also Published As

Publication number Publication date
JP6680527B2 (ja) 2020-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5842629A (en) Veri mag pack
KR101405830B1 (ko) 적어도 2개의 표시장치를 구비한 보안문서 또는 중요문서
US11170669B2 (en) Stored value card and carrier system with tamper evident label
US20020040935A1 (en) Electronic access security key card pamphlet
JP2006518898A (ja) 身分証明書および旅行書類
GB2157463A (en) Card-like electronic apparatus
GB2199789A (en) Access card provided with coded security means
US8690067B2 (en) Smart card comprising an electronic module supported on a card body provided with a means for authenticating the peering of the module with the body
US20230182497A1 (en) Structure for secure containment of information
ES2582234T3 (es) Documento de seguridad y procedimiento de verificación de este documento
US6514587B1 (en) Set for lamination of a print carrier with a protective element
JP6680527B2 (ja) Idカードケース、及び、マスキングカード
JP4214272B2 (ja) Icラベルを備えた冊子
US20110108621A1 (en) National security driver's license
JP4311506B2 (ja) Ic冊子
ES2197761B1 (es) Etiqueta identificativa de seguridad removible.
KR102449391B1 (ko) 홀로그래픽 보안 요소를 가진 지불 장치
JP6551124B2 (ja) 隠蔽カード
JP3854146B2 (ja) 印影、サイン、パスワードの通知書
CN217259288U (zh) 一种防伪证书
JPH0111494Y2 (ja)
JP6212857B2 (ja) カード
CN214152118U (zh) 一种新型活页教材
JP7306094B2 (ja) 封入物が封入された封筒
US9922277B1 (en) Barrier for concealing text of a transactional card

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180510

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190313

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190507

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20191017

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191223

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20200107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200312

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200319

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6680527

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250