JP2017109355A - 三次元造形装置 - Google Patents

三次元造形装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017109355A
JP2017109355A JP2015244584A JP2015244584A JP2017109355A JP 2017109355 A JP2017109355 A JP 2017109355A JP 2015244584 A JP2015244584 A JP 2015244584A JP 2015244584 A JP2015244584 A JP 2015244584A JP 2017109355 A JP2017109355 A JP 2017109355A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide chamber
lifting
chamber
inert gas
elevating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015244584A
Other languages
English (en)
Inventor
桐山 朝浩
Tomohiro Kiriyama
朝浩 桐山
充久 北村
Mitsuhisa KITAMURA
充久 北村
弘志 横山
Hiroshi Yokoyama
弘志 横山
康一 野口
Koichi Noguchi
康一 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nabtesco Corp
Original Assignee
Nabtesco Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nabtesco Corp filed Critical Nabtesco Corp
Priority to JP2015244584A priority Critical patent/JP2017109355A/ja
Priority to DE102016224790.5A priority patent/DE102016224790A1/de
Priority to US15/377,466 priority patent/US20170165911A1/en
Publication of JP2017109355A publication Critical patent/JP2017109355A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency

Landscapes

  • Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)

Abstract

【課題】装置内における酸素の滞留を防いで、三次元物体を造形する際の材料の酸化を回避できる三次元造形装置を提供する。【解決手段】気密を保持されたプロセスチャンバー12内で積層造形することにより三次元物体5を造形する三次元造形装置10を提供する。当該三次元造形装置10は、プロセスチャンバー12に隣接して設けられた昇降ガイド室14と、当該昇降ガイド室14において昇降自在に設けられる昇降ステージ15と、昇降ステージ15よりも下方にある昇降ガイド室14の空間に不活性ガスを供給する不活性ガス供給開口部54と、昇降ステージ15よりも下方にある昇降ガイド室14の空間内のガスを排出するガス排出開口部55と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は三次元造形装置に係り、特に昇降可能な昇降ステージを利用して三次元物体を造形する三次元造形装置に関する。
3Dプリンターとも呼ばれる三次元造形装置は、比較的複雑な構造を持つ部品を簡単且つ短期間で作ることが可能であり、近年、非常に注目を集めている。三次元造形装置の造形方式としては様々な手法が提案されており、例えばAM(Additive Manufacturing)技術に基づく三次元造形装置が広く使用されている。
AM技術の一つに積層造形があり、これは昇降ステージを降下させながら材料を徐々に積層することで製造対象の三次元物体を作り出す技術である。典型的には、昇降ステージ上の粉体材料にレーザー光を照射して所望箇所の粉体材料を焼結する工程、昇降ステージを降下する工程、降下した昇降ステージ上に更なる粉体材料を載せる工程、及びこの更なる粉体材料にレーザー光を照射して所望箇所の粉体を焼結する工程が繰り返されることで、三次元物体が層単位で徐々に作られる。
例えば特許文献1は、粉末状の造形材料の層状固化によって三次元物体を製造する装置を開示する。この装置では、垂直方向に移動可能な造形プラットフォームに粉末層が載せられ、レーザー光が粉末層に照射されて照射箇所の粉末が固化される。そして、造形プラットフォームが降下され、新たな粉末層が造形プラットフォームに載せられ、レーザー光が新たな粉末層に照射される。このような一連の工程が繰り返されることで、三次元物体が作られる。
また特許文献2は、レーザー光ではなく電子ビームを使用した積層造形により、金属物品を製造する方法を開示する。一般に、焼結時に金属材料の酸化が生じると造形物が脆くなる。一方、特許文献2に開示の方法では、アルゴンや窒素などの不活性雰囲気下で焼結が行われ、焼結時の金属酸化を防ぐことができる。
特表2013−526429号公報 特表2015−525290号公報
上述のように造形中に材料が酸化してしまうことは、製造対象の三次元物体において所望の強度を保証する観点からは好ましくない。そのため、酸素(O)が存在せず不活性ガスが充満した環境下で、材料の焼結処理を行うことが望ましい。
造形装置内に酸素が存在するか否かは視覚によって認識できないため、専ら造形装置内に設けられる酸素センサーの検出結果に基づいて酸素の有無を確認する必要があるが、局所的に滞留した空気に含まれる酸素は酸素センサーによっても検出できない。そのため、酸素センサーから離隔された位置(例えば昇降ステージの下方)に滞留している空気に含まれる酸素は、昇降ステージ停止時には酸素センサーによって検出されない一方で、昇降ステージの昇降時には拡散して焼結対象の材料の酸化を引き起こすおそれがある。特に、装置の大型化に伴って昇降ステージの面積も大きくなり、昇降ステージによって押し退けられる体積も大きくなるため、より多量の酸素が勢いよくチャンバーで拡散する懸念がある。
なお通常は、昇降ガイド室内を昇降する昇降ステージと当該昇降ガイド室との間には、昇降ステージに載せられる粉体材料の落下を防ぐためのシーリング部材が設けられる。そのようなシーリング部材は、粉体材料の落下を防ぐには有効だが、酸素等の気体を完全に遮断できるようには設けられていない。またシーリング部材による密閉度が比較的高い場合であっても、昇降ステージが昇降動作を繰り返す過程で、昇降ステージ又は昇降ガイド室とシーリング部材との間に隙間が生じて当該隙間から酸素が漏れ出すおそれもある。
また酸化していない材料を使って三次元物体の造形が行われていることを保証するため、造形装置内に酸素センサーを設置し、造形中に酸素センサーが所定の閾値以上の酸素濃度を検出した場合には、造形作業が自動的に中断されることもある。この場合、製造者が意図しないタイミングで、酸素センサーが所定の閾値以上の酸素濃度を検出して造形作業が中断されることがある。そのような造形作業の中断に対して迅速に対応するには、製造者が造形作業の間、常に造形装置に注意を払う必要があるため、製造者の負荷が非常に大きい。
上述のように昇降ステージの昇降に伴って滞留酸素が拡散すると材料が酸化してしまうおそれがあるため、大量の不活性ガスを造形装置内に流通させ、酸素の拡散速度よりもはやく外部に排出することも考えられるが、大量の不活性ガスを用いるので、不経済である。
よって、造形装置内において酸素を滞留させないことが肝要である。したがって、酸素が効果的に排出される装置の提案が望まれている。
発明者は酸素が大量に滞留する場所は、特に昇降ステージと昇降ガイド室とによって囲まれる空間(すなわち、一般には昇降ステージよりも下方における空間)であることを見出した。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、装置内における酸素の滞留を防いで、三次元物体を造形する際の材料の酸化を回避できる三次元造形装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、気密を保持されたプロセスチャンバー内で積層造形することにより三次元物体を造形する三次元造形装置であって、プロセスチャンバーに隣接して設けられた昇降ガイド室と、当該昇降ガイド室において昇降自在に設けられる昇降ステージと、昇降ステージよりも下方にある昇降ガイド室の空間に不活性ガスを供給する不活性ガス供給開口部と、昇降ステージよりも下方にある昇降ガイド室の空間内のガスを排出するガス排出開口部と、を備える三次元造形装置に関する。
不活性ガス供給開口部及びガス排出開口部は、昇降ガイド室における昇降ステージの可動範囲よりも下方の空間に開口してもよい。
昇降ステージは、その上で造形を行うために設けられたものであってもよい。
不活性ガス供給開口部及びガス排出開口部は、鉛直方向に関して異なる位置に設けられてもよい。
昇降ガイド室と、昇降ステージとからなる昇降ユニットは、複数設けられ、不活性ガス供給開口部及びガス排出開口部は、複数の昇降ユニットの昇降ガイド室のうちの少なくとも1つに開口し、複数の昇降ガイド室は相互に隣り合って配置され、隣り合って配置される昇降ガイド室同士は連通穴部を介して連通されてもよい。
不活性ガス供給開口部は、相互に隣り合って配置される複数の昇降ガイド室のうちの一方の端部側に設けられる昇降ガイド室に開口し、ガス排出開口部は、相互に隣り合って配置される複数の昇降ガイド室のうちの他方の端部側に設けられる昇降ガイド室に開口してもよい。
不活性ガス供給開口部は、一方の端部側に設けられる昇降ステージの可動範囲よりも下方にある昇降ガイド室の空間に開口し、ガス排出開口部は、他方の端部側に設けられる昇降ステージの可動範囲よりも下方にある昇降ガイド室の空間に開口してもよい。
不活性ガス供給開口部は、一方の端部側に設けられる昇降ガイド室を形成する壁部に設けられ、ガス排出開口部は、他方の端部側に設けられる昇降ガイド室を形成する壁部に設けられ、不活性ガス供給開口部が形成される壁部と、ガス排出開口部が形成される壁部とは非平行の関係にあってもよい。
三次元造形装置は、昇降ステージを昇降させる昇降駆動部が配置される駆動室を更に備え、駆動室は、連通口部を介して昇降ガイド室と連通し、不活性ガス供給開口部は、昇降ガイド室に開口し、ガス排出開口部は、駆動室に開口してもよい。
昇降ガイド室と、昇降ステージとからなる昇降ユニットは、複数設けられ、複数の昇降ユニットの昇降ガイド室は相互に隣り合って配置され、隣り合って配置される昇降ガイド室同士は連通穴部を介して連通され、駆動室は、連通口部を介し、複数の昇降ガイド室のうちの少なくとも1つと連通し、不活性ガス供給開口部は、複数の昇降ガイド室のうちの少なくとも1つに開口してもよい。
不活性ガス供給開口部が形成される昇降ガイド室の壁部と、ガス排出開口部が形成される駆動室の壁部とは、平行の関係にあってもよい。
複数の昇降ガイド室は、第1の昇降ガイド室、第2の昇降ガイド室、及び第1の昇降ガイド室と第2の昇降ガイド室との間に配置される第3の昇降ガイド室とを含み、第1の昇降ガイド室と第3の昇降ガイド室とは連通穴部を介して連通され、第2の昇降ガイド室と第3の昇降ガイド室とは連通穴部を介して連通され、不活性ガス供給開口部は、第2の昇降ガイド室に開口し、第1の昇降ガイド室と第3の昇降ガイド室とを連通させる連通穴部の断面積は、第2の昇降ガイド室と第3の昇降ガイド室とを連通させる連通穴部の断面積よりも大きくてもよい。
三次元造形装置は、昇降ステージを昇降させる昇降駆動部が配置される駆動室を更に備え、不活性ガス供給開口部は、駆動室に開口し、ガス排出開口部は、昇降ガイド室に開口し、駆動室と前期昇降ガイド室とは連通していてもよい。
不活性ガス供給開口部は、ガス排出開口部から当該ガス排出開口部の開口方向に向かって延在するライン上からずれた位置である昇降ガイド室に設けられていてもよい。
連通穴部は、不活性ガス供給開口部とガス排出開口部とを結ぶライン上からずれた位置に設けられた連通穴部を含んでもよい。
ガス排出開口部に接続されたガスを回収するガス回収部は、不活性ガスの再生処理を行う再生処理部であってもよい。
本発明によれば、昇降ガイド室のうち昇降ステージよりも下方の空間に対して不活性ガス供給開口部を介して不活性ガスが供給され、また当該空間からガス排出開口部を介して酸素を含むガスが排出される。これにより、三次元造形装置内(特に昇降ガイド室)に滞留する酸素を三次元造形装置外に排出することができ、三次元物体を造形する際の材料の酸化を効果的に回避することができる。
図1は、第1実施形態に係る三次元造形装置を示す図である。 図2は、図1の三次元造形装置を側方(図1の矢印「S」参照)から見た場合の概略構成を示す図である。 図3は、第2実施形態に係る三次元造形装置を示す図である。 図4は、第3実施形態に係る三次元造形装置を示す図である。 図5は、第4実施形態に係る三次元造形装置を示す図である。 図6は、第5実施形態に係る三次元造形装置を示す図である。 図7は、第6実施形態に係る三次元造形装置を示す図である。 図8は、図7の三次元造形装置を側方(図7の矢印「S」参照)から見た図である。 図9は、第7実施形態に係る三次元造形装置を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、図面においては、便宜上、縮尺及び縦横の寸法比等を実物のそれらから変更されて誇張されている箇所がある。また、本明細書において用いられる形状、幾何学的条件及びそれらの程度を特定する用語や値は、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待しうる程度の範囲を含みうるものとして解釈することとする。また、本明細書において「上方」及び「下方」の用語は、重力が作用する方向を基準とした鉛直方向に基づいて定められている。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る三次元造形装置10を示す図である。図2は、図1の三次元造形装置10を側方(図1の矢印「S」参照)から見た場合の概略構成を示す図である。なお図1において、理解を容易にするため、プロセスチャンバー12及び昇降ユニット16に関しては内部の構成を側方から見た状態が概略的に示されている。
本実施形態に係る三次元造形装置10は、気密を保持されたプロセスチャンバー12内でチタン等の粉体材料1を焼結(固化)して三次元物体5を積層造形する装置であり、プロセスチャンバー12と、プロセスチャンバー12の下方に設けられる複数(本実施形態では3つ)の昇降ユニット16と、これらの昇降ユニット16の下方に設けられる駆動室32とを備える。粉末材料1としては、チタン、鉄、ステンレス、アルミ、鋼或いはその他の合金などの金属粉末の他に、例えばポリアミド或いはポリスチレンなどの合成粉末、PEEK(Polyetheretherketone)、合成被覆砂またはセラミック粉末を用いることができる。
各昇降ユニット16は、プロセスチャンバー12に隣接して設けられた昇降ガイド室14と、昇降ガイド室14において昇降自在に設けられる昇降ステージ15とを有する。各昇降ステージ15は、対応の昇降ガイド室14を区画する側壁面上を摺動して昇降する。各昇降ガイド室14の側壁面と対応の昇降ステージ15との間には図示しないシーリング部材が設けられ、当該シーリング部材によって隙間が塞がれている。シーリング部材は、粉体材料1をブロックして昇降ガイド室14と昇降ステージ15との間を粉体材料1が通過できないように構成される。なお、シーリング部材は、酸素等の気体が昇降ガイド室14と昇降ステージ15との間を通過できないように構成されることが好ましいが、厳密な気密性能を有することは必ずしも求められない。このように各昇降ガイド室14は、対応の昇降ステージ15によって、当該昇降ステージ15よりも上方の空間と、当該昇降ステージ15よりも下方の空間とに分離される。
3つの昇降ユニット16は、ディスペンサーユニット、回収ユニット、及びディスペンサーユニットと回収ユニットとの間に設けられるビルディングユニットに区分される。ディスペンサーユニットはディスペンサー昇降ガイド室141(第1の昇降ガイド室)及びディスペンサー昇降ステージ151を有し、ビルディングユニットはビルディング昇降ガイド室143(第3の昇降ガイド室)及びビルディング昇降ステージ153を有し、回収ユニットは回収昇降ガイド室142(第2の昇降ガイド室)及び回収昇降ステージ152を有する。図1に示す例では、図1の右側から左側に向かって、ディスペンサーユニット、ビルディングユニット及び回収ユニットが順次並んで配置される。ディスペンサー昇降ガイド室141とビルディング昇降ガイド室143との間及び回収昇降ガイド室142とビルディング昇降ガイド室143との間には、それぞれ隔壁28が設置される。相互に隣り合って配置されるディスペンサー昇降ガイド室141、ビルディング昇降ガイド室143及び回収昇降ガイド室142は隔壁28を介して相互に分離した状態で設けられる。
昇降ステージ15(ディスペンサー昇降ステージ151、回収昇降ステージ152及びビルディング昇降ステージ153)の各々には、昇降ステージ15を昇降させる昇降駆動部18が取り付けられている。各昇降駆動部18は、コントローラ36の制御下で対応の昇降ステージ15を昇降させ、ディスペンサー昇降ステージ151、回収昇降ステージ152及びビルディング昇降ステージ153は相互に連動して昇降される。
ディスペンサーユニット(ディスペンサー昇降ガイド室141及びディスペンサー昇降ステージ151)は粉体材料1を貯留するためのスペースを形成し、三次元物体5の造形に使われる粉体材料1がディスペンサー昇降ステージ151上に載せられる。ビルディングユニット(ビルディング昇降ガイド室143及びビルディング昇降ステージ153)は三次元物体5が造形される箇所であり、ビルディング昇降ステージ153は、その上で造形を行うために設けられ、ビルディング昇降ステージ153上に載せられた粉体材料1が照射部30からのレーザー光により焼結されて三次元物体5が形成される。回収ユニット(回収昇降ガイド室142及び回収昇降ステージ152)はビルディング昇降ガイド室143に供給された粉体材料1のうちの余剰分を回収するためのスペースを形成し、余剰の粉体材料1が回収昇降ステージ152上に堆積される。
プロセスチャンバー12には、ディスペンサー昇降ステージ151、ビルディング昇降ステージ153及び回収昇降ステージ152の上方を水平方向へ往復動可能な塗布装置26が設けられる。この塗布装置26の水平移動によって、ディスペンサー昇降ガイド室141からビルディング昇降ガイド室143に粉体材料1が供給され、粉体材料1の余剰分がビルディング昇降ガイド室143の上方から回収昇降ガイド室142に押し出される。すなわちビルディング昇降ガイド室143に所要量の粉体材料1を供給する場合、まず、ディスペンサー昇降ステージ151が上昇され、ビルディング昇降ステージ153が降下され、回収昇降ステージ152が降下される。そして、ディスペンサー昇降ステージ151の上方に配置された塗布装置26が、ビルディング昇降ガイド室143及び回収昇降ガイド室142の上方に向かって水平移動する。これにより、ディスペンサー昇降ステージ151上の粉体材料1の最上部がビルディング昇降ガイド室143に向かって押され、ビルディング昇降ガイド室143に更なる粉体材料1が供給され、またビルディング昇降ガイド室143に入りきらなかった粉体材料1の余剰分が回収昇降ガイド室142に向かって押されて回収される。
このように塗布装置26及び昇降ステージ15(ディスペンサー昇降ステージ151、回収昇降ステージ152、ビルディング昇降ステージ153)の動作をコントローラ36の制御下で協働させることで、適量の粉体材料1をビルディング昇降ステージ153上に層状に供給することができる。なおディスペンサー昇降ステージ151の上昇量、ビルディング昇降ステージ153の降下量、及び回収昇降ステージ152の降下量は、ビルディング昇降ステージ153上に供給すべき所要量よりも僅かに多量の粉体材料1がディスペンサー昇降ガイド室141からビルディング昇降ステージ153上に供給され、且つ、ビルディング昇降ガイド室143に入りきらなかった粉体材料1の余剰分が回収昇降ガイド室142に収容されるように、適宜決められることが好ましい。また、ビルディング昇降ステージ153の降下量は、レーザー光の照射によって焼結する粉体材料1の層厚に基づいて決められることが好ましい。一例として、一度に、回収昇降ステージ152及びビルディング昇降ステージ153を0.1ミリメートルだけ降下させつつ、ディスペンサー昇降ステージ151を0.2ミリメートルだけ上昇させることができる。
一方、プロセスチャンバー12には、塗布装置26の他に、ガス供給部20、ガス排出部22、照射部30及び酸素センサー34が設置される。
本実施形態のガス供給部20は、アルゴンガスや窒素ガスなどの不活性ガス(本実施形態では特にアルゴンガス)をプロセスチャンバー12に供給する第1ガス供給部201、202を有する。図1に示す例では、第1ガス供給部201、202として、ビルディングユニット(ビルディング昇降ガイド室143及びビルディング昇降ステージ153)の上方に設けられる第1吹き出し部201と、ビルディングユニットと第1吹き出し部201との間(すなわち第1吹き出し部201の下方)に設置される第2吹き出し部202とが設けられる。第1吹き出し部201及び第2吹き出し部202は、ビルディング昇降ステージ153上に配置されている粉体材料1や三次元物体5に対して実質的な影響を及ぼさないように、ビルディングユニットの上方の空間に不活性ガスを吹き出す。なお、プロセスチャンバー12及び昇降ガイド室14のうち少なくともいずれか一方に不活性ガスを供給することができるのであれば、ガス供給部20の具体的な構成や設置位置は特に限定されない。
ガス排出部22は、プロセスチャンバー12と連通し、プロセスチャンバー12から三次元造形装置10の外側にガスを排出する役割を果たす。
本実施形態に係る照射部30は、レーザー光を出射し、昇降ステージ15(本例ではビルディング昇降ステージ153)上の粉体材料1にレーザー光を照射して粉体材料1を固化(本例では焼結)する。図1に示す例では、プロセスチャンバー12におけるビルディングユニット(ビルディング昇降ガイド室143及びビルディング昇降ステージ153)の上方に照射部30が設置されているが、照射部30の設置位置は特に限定されない。照射部30は、ビルディング昇降ステージ153上の粉体材料1に対してレーザー光を適切に照射することができるのであれば、プロセスチャンバー12内の他の箇所に設置されてもよいし、プロセスチャンバー12の外側に設置されてもよい。
酸素センサー34は、プロセスチャンバー12内に設置され、酸素濃度を検出する。なお酸素センサー34の設置位置は特に限定されないが、ガス供給部20から供給される不活性ガスと酸素との比重関係に基づいて酸素センサー34の設置位置が決められることが好ましい。例えば不活性ガスよりも酸素の比重が軽い場合には、プロセスチャンバー12内の比較的高い位置に酸素センサー34が設置されることが好ましく、不活性ガスよりも酸素の比重が重い場合には、プロセスチャンバー12内の比較的低い位置に酸素センサー34が設置されることが好ましい。
一方、昇降ガイド室14(本例ではビルディング昇降ガイド室143)を形成する壁部には、不活性ガス供給開口部54及びガス排出開口部55が設けられる。
不活性ガス供給開口部54及びガス排出開口部55は、昇降ガイド室14(ビルディング昇降ガイド室143)における昇降ステージ15(ビルディング昇降ステージ153)の可動範囲Rよりも下方の空間に開口(連通)する。すなわち不活性ガス供給開口部54は、昇降ガイド室14(ビルディング昇降ガイド室143)における対応の昇降ステージ15(本例ではビルディング昇降ステージ153)よりも下方の空間と連通し、不活性ガスを送り出す不活性ガス供給部46から延在する不活性ガス供給管44が接続される。したがって、不活性ガス供給管44は、第1吹き出し部201及び第2吹き出し部202とともにガス供給部20として機能し、第2ガス供給部として働く。一方、ガス排出開口部55は 昇降ガイド室14(ビルディング昇降ガイド室143)における昇降ステージ15(ビルディング昇降ステージ153)よりも下方の空間と連通し、ガスを回収するガス回収部47から延在するガス排出管45が接続される。
なお本例のガス回収部47は不活性ガスの再生処理を行う再生処理部であり、ガス回収部47には、昇降ガイド室14(ビルディング昇降ガイド室143)からだけではなくガス排出部22からも排出ガスが送られてくる。ここでいう再生処理の具体的な内容は特に限定されず、ガス回収部47は、例えば回収したガスから所望の不活性ガスを抽出してもよいし、回収したガスに含まれる不活性ガス以外の気体、液体及び/又は固体の不純成分を取り除いてもよい。
これらの不活性ガス供給開口部54及びガス排出開口部55は、鉛直方向に関して異なる位置に設けられる。本例では、ガス排出開口部55が不活性ガス供給開口部54よりも上方に配置される。
駆動室32は、昇降駆動部18の少なくとも一部が配置される。例えば、各昇降駆動部18が、対応の昇降ステージ15(ディスペンサー昇降ステージ151、回収昇降ステージ152及びビルディング昇降ステージ153)に一端が固定され突出量が変えられる突出部と、当該突出部を駆動するモーター(例えばステッピングモーター等)とを含む場合、駆動室32には、モーターと、突出部の他端側の一部とが配置される。
プロセスチャンバー12上には、コントローラ36が設置される。このコントローラ36は三次元造形装置10の各部を制御し、例えば、各昇降駆動部18を制御することで各昇降ステージ15を昇降し、塗布装置26の水平移動を制御し、照射部30によるレーザー光の出射を制御し、ガス供給部20からの不活性ガスの供給を制御する。特に本実施形態のコントローラ36は、酸素センサー34による検出結果を受信し、酸素センサー34が所定の閾値を上回る酸素濃度を検出した際には、昇降ステージ15の昇降動作、塗布装置26の水平移動及び照射部30からのレーザー光の出射を中止し、三次元物体5の造形作業を中断して、オペレーターに対して表示や音声を介してエラーを発する。
以上説明したように本実施形態によれば、ビルディング昇降ガイド室143におけるビルディング昇降ステージ153よりも下方の空間に対し、不活性ガス供給管44及び不活性ガス供給開口部54を介して不活性ガス供給部46から不活性ガスが供給される。また当該空間に滞留する酸素を含むガスが、当該空間からガス排出開口部55及びガス排出管45を介してガス回収部47により回収される。これにより、三次元造形装置10内(特にビルディング昇降ガイド室143)に滞留する酸素を三次元造形装置10外に排出することができ、三次元物体5の造形時の材料の酸化を効果的に回避することができる。特に、ビルディング昇降ガイド室143におけるビルディング昇降ステージ153よりも下方の空間に対して直接的に不活性ガスを供給することで、当該不活性ガスを高い圧力で当該空間に供給して不活性ガスを効果的に拡散できる。これにより、ビルディング昇降ガイド室143におけるビルディング昇降ステージ153よりも下方の空間に滞留する酸素を、ガス排出開口部55及び不活性ガス供給開口部54を介してガス回収部47に対して迅速に排出することができる。なお、アルゴンガス環境下においては窒素も排出すべきガスである。
なおビルディング昇降ガイド室143におけるビルディング昇降ステージ153よりも上方の空間やプロセスチャンバー12に滞留する酸素は、第1吹き出し部201及び第2吹き出し部202から供給される不活性ガスの影響により、ガス排出部22から排出される。
また不活性ガス供給開口部54及びガス排出開口部55は、ビルディング昇降ステージ153の可動範囲Rよりも下方に設けられる。そのため、ビルディング昇降ステージ153の可動範囲Rを狭めることなく、またビルディング昇降ステージ153の昇降位置にかかわらず、ビルディング昇降ガイド室143(特にビルディング昇降ステージ153よりも下方の空間)に滞留する酸素を効果的に排出できる。なお、酸素の排出に加えて、残留空気に含まれる窒素も同様に排出される。これについては以下説明する実施形態も同様である。
また本実施形態の三次元造形装置10によれば、例えば酸素センサー34が所定の閾値以上の酸素濃度を検出すると造形作業が中断される場合であっても、酸素センサー34によって所定の閾値以上の酸素濃度が検出されることがなくなるため或いは減るため、造形作業が予期せずに中断されなくなる或いは予期しない造形作業の中断が減る。
また不活性ガス供給開口部54及びガス排出開口部55を鉛直方向に関して異なる位置に設けることで、ビルディング昇降ガイド室143においてスムーズな気流を作り出すことができ、不活性ガスの供給及び酸素の排出を効率良く行うことができる。特に不活性ガス供給開口部54よりもガス排出開口部55を上方に配置することで、例えば酸素よりも比重の重いアルゴン等を不活性ガスとして使用する場合には、不活性ガスよりも上方に存在しやすい酸素をガス排出開口部55及びガス排出管45を介してガス回収部47へ効率良く送ることができる。
またガス回収部47において不活性ガスの再生処理を行うことで、不活性ガスを有効に再利用することができる。なお、ガス回収部47において再生された不活性ガスは、三次元造形装置10内(プロセスチャンバー12及び/又は昇降ガイド室14)に再び送られてもよいし、他の用途に使用されてもよい。
<第2実施形態>
図3は、第2実施形態に係る三次元造形装置10を示す図である。
本実施形態に係る三次元造形装置10において、上述の第1実施形態(図1及び図2参照)に係る三次元造形装置10を構成する要素と同一又は類似の要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施形態の不活性ガス供給開口部54及びガス排出開口部55は、複数の昇降ガイド室14(ディスペンサー昇降ガイド室141、ビルディング昇降ガイド室143及び回収昇降ガイド室142)のうちの少なくとも1つ(本例ではディスペンサー昇降ガイド室141及び回収昇降ガイド室142)に開口する。具体的には、不活性ガス供給開口部54は、相互に隣り合って配置される複数の昇降ガイド室14のうちの一方の端部側に設けられるディスペンサー昇降ガイド室141に開口する。またガス排出開口部55は、相互に隣り合って配置される複数の昇降ガイド室14のうちの他方の端部側に設けられる回収昇降ガイド室142に開口する。なお不活性ガス供給開口部54は、ディスペンサー昇降ガイド室141におけるディスペンサー昇降ステージ151の可動範囲Rよりも下方の空間に開口し、またガス排出開口部55は、回収昇降ガイド室142における回収昇降ステージ152の可動範囲Rよりも下方の空間に開口する。
また、ディスペンサー昇降ガイド室141を形成する壁部のうち不活性ガス供給開口部54が設けられる壁部と、回収昇降ガイド室142を形成する壁部のうちガス排出開口部55が設けられる壁部とは、互いに向かい合わない。つまりこれらの壁部は非平行の関係にある。具体的には、図3に示す例では、紙面に垂直な方向に壁面が向けられる壁部に不活性ガス供給開口部54が設けられる一方で、ガス排出開口部55は、紙面の左右方向に壁面が向けられる壁部に設けられている。
また、隣り合って配置される昇降ガイド室14同士(本例では「ディスペンサー昇降ガイド室141とビルディング昇降ガイド室143」及び「回収昇降ガイド室142とビルディング昇降ガイド室143」)は連通穴部42を介して連通される。なお各連通穴部42の開口の断面積(以下「開口断面積」とも称する)は特に限定されず、全ての連通穴部42の開口部分が同じ断面積を有していてもよいし、「ディスペンサー昇降ガイド室141とビルディング昇降ガイド室143とを連通させる連通穴部42」と「回収昇降ガイド室142とビルディング昇降ガイド室143とを連通させる連通穴部42」との間で開口断面積を異ならせてもよい。また「ディスペンサー昇降ガイド室141とビルディング昇降ガイド室143とを連通させる連通穴部42」及び「回収昇降ガイド室142とビルディング昇降ガイド室143とを連通させる連通穴部42」の数も特に限定されず、単数又は複数の連通穴部42を各隔壁28に形成することが可能である。
他の構成は、上述の第1実施形態に係る三次元造形装置10と同様である。
本実施形態によれば、不活性ガス供給部46から不活性ガス供給管44及び不活性ガス供給開口部54を介してディスペンサー昇降ガイド室141に供給された不活性ガスは、連通穴部42を介してビルディング昇降ガイド室143及び回収昇降ガイド室142に拡散する。またディスペンサー昇降ガイド室141及びビルディング昇降ガイド室143に滞留する酸素は、不活性ガスの流入に伴って流動し、回収昇降ガイド室142に送られ、ガス排出開口部55及びガス排出管45を介してガス回収部47によって回収される。したがって、全ての昇降ガイド室14(ディスペンサー昇降ガイド室141、ビルディング昇降ガイド室143及び回収昇降ガイド室142)から酸素を排出し、全ての昇降ガイド室14を不活性ガスで満たすことができる。
特に不活性ガス供給開口部54及びガス排出開口部55は、並んで配置される昇降ガイド室14のうちの両端部側に配置されるディスペンサー昇降ガイド室141及び回収昇降ガイド室142にそれぞれ開口する。これにより、ディスペンサー昇降ガイド室141から回収昇降ガイド室142に向かって不活性ガスを流すことができ、ディスペンサー昇降ガイド室141と回収昇降ガイド室142との間に配置されるビルディング昇降ガイド室143に対しても不活性ガスを供給することができる。したがって、ガス排出開口部55が開口する回収昇降ガイド室142からだけではなく、他の昇降ガイド室14(ディスペンサー昇降ガイド室141及びビルディング昇降ガイド室143)からも、効果的に酸素を排出することができる。
また互いに向かい合わない壁部、つまり互いに非平行の関係にある壁部に不活性ガス供給開口部54及びガス排出開口部55を設けることで、不活性ガス供給開口部54から供給される不活性ガスを各昇降ガイド室14(ディスペンサー昇降ガイド室141、ビルディング昇降ガイド室143及び回収昇降ガイド室142)において効果的に拡散することができる。これにより、各昇降ガイド室14における酸素の滞留を防ぎ、各昇降ガイド室14から効率良く酸素を排出することができる。
<第3実施形態>
図4は、第3実施形態に係る三次元造形装置10を示す図である。
本実施形態に係る三次元造形装置10において、上述の第1実施形態(図1及び図2参照)に係る三次元造形装置10を構成する要素と同一又は類似の要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施形態では、不活性ガス供給開口部54が昇降ガイド室14(本例では回収昇降ガイド室142)に開口し、ガス排出開口部55が駆動室32に開口する。
また不活性ガス供給開口部54が形成される昇降ガイド室14(回収昇降ガイド室142)の壁部と、ガス排出開口部55が形成される駆動室32の壁部とは、同じ方向を向いている。つまりこれらの壁部は平行の関係にある。図4に示す例では、紙面の左右方向に壁面が向けられる壁部に、不活性ガス供給開口部54及びガス排出開口部55が形成されている。
また隣り合って配置される昇降ガイド室14同士(本例では「ディスペンサー昇降ガイド室141とビルディング昇降ガイド室143」及び「回収昇降ガイド室142とビルディング昇降ガイド室143」)は連通穴部42を介して連通される。なお各連通穴部42の開口断面積は特に限定されず、全ての連通穴部42の開口部分が同じ断面積を有していてもよいし、「ディスペンサー昇降ガイド室141とビルディング昇降ガイド室143とを連通させる連通穴部42」と「回収昇降ガイド室142とビルディング昇降ガイド室143とを連通させる連通穴部42」との間で開口断面積を異ならせてもよい。また「ディスペンサー昇降ガイド室141とビルディング昇降ガイド室143とを連通させる連通穴部42」及び「回収昇降ガイド室142とビルディング昇降ガイド室143とを連通させる連通穴部42」の数も特に限定されず、単数又は複数の連通穴部42を各隔壁28に形成することが可能である。
また駆動室32は、連通口部38を介して複数の昇降ガイド室14のうちの少なくとも1つ(本例ではディスペンサー昇降ガイド室141)と連通する。すなわち、ディスペンサー昇降ガイド室141と駆動室32とを区画する壁部には、ガスの流通が可能な1又は複数の連通口部38が形成される。なお連通口部38の開口断面積は特に限定されず、複数の連通口部38が設けられる場合には連通口部38の開口断面積を相互に同じにしてもよいし変えてもよい。このように本例の三次元造形装置10では、並んで配置される昇降ガイド室14のうちの一方の端部側のディスペンサー昇降ガイド室141に連通口部38が開口し、他方の端部側の回収昇降ガイド室142に不活性ガス供給開口部54が開口する。
他の構成は、上述の第1実施形態に係る三次元造形装置10と同様である。
本実施形態においても、昇降ガイド室14(本例では回収昇降ガイド室142)に対して直接的に不活性ガスが供給されるため、迅速に、昇降ガイド室14を不活性ガスで満たし、昇降ガイド室14から酸素を排出することができる。特に本実施形態では、不活性ガス供給開口部54を介して回収昇降ガイド室142に供給された不活性ガスは、ビルディング昇降ガイド室143、ディスペンサー昇降ガイド室141及び駆動室32を経て、ガス排出開口部55を介して排出される。したがって、全ての昇降ガイド室14及び駆動室32に滞留する酸素を排出することができ、より確実に、三次元造形装置10内における酸素の滞留を防ぐことができる。
なお不活性ガス供給開口部54は、複数の昇降ガイド室14のうちの少なくとも1つに開口していればよく、回収昇降ガイド室142以外の昇降ガイド室14に開口していてもよいし、2つの昇降ガイド室14或いは3つの昇降ガイド室14に開口していてもよい。
また連通口部38は、複数の昇降ガイド室14のいずれかと駆動室32とを連通させればよく、必ずしもディスペンサー昇降ガイド室141と駆動室32とを連通させる必要はない。また複数の昇降ガイド室14と駆動室32とが連通されるように、複数の連通口部38が設けられてもよい。したがってディスペンサー昇降ガイド室141と駆動室32とを区画する壁部、ビルディング昇降ガイド室143と駆動室32とを区画する壁部、及び回収昇降ガイド室142と駆動室32とを区画する壁部のうちのいずれか1つ又は2以上の壁部に連通口部38が設けられてもよい。
<第4実施形態>
図5は、第4実施形態に係る三次元造形装置10を示す図である。
本実施形態に係る三次元造形装置10において、上述の第3実施形態(図4参照)に係る三次元造形装置10を構成する要素と同一又は類似の要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施形態では、「ディスペンサー昇降ガイド室141とビルディング昇降ガイド室143との間に設けられる第1連通穴部42A」及び「回収昇降ガイド室142とビルディング昇降ガイド室143との間に設けられる第2連通穴部42B」が相互に異なる大きさの開口断面積(流路面積)を有する。特に、不活性ガス供給開口部54が設けられない昇降ガイド室14同士(本例ではディスペンサー昇降ガイド室141とビルディング昇降ガイド室143)を連通する第1連通穴部42Aの断面積は、不活性ガス供給開口部54が設けられる昇降ガイド室14(本例では回収昇降ガイド室142)と不活性ガス供給開口部54が設けられない昇降ガイド室14(本例ではビルディング昇降ガイド室143)とを連通させる第2連通穴部42Bの断面積よりも大きい。
他の構成は、上述の第3実施形態に係る三次元造形装置10と同様である。
本実施形態によれば、不活性ガス供給開口部54から離れて配置されるため不活性ガスの供給圧力が相対的に低くなるディスペンサー昇降ガイド室141に対しても、大きな断面積を有する第1連通穴部42Aを介して不活性ガスを供給することができる。したがって、回収昇降ガイド室142、ビルディング昇降ガイド室143、ディスペンサー昇降ガイド室141及び駆動室32を流れる気流を適切に作り出して、各昇降ガイド室14及び駆動室32に滞留する酸素を効果的に排出することができる。
なお、第1連通穴部42A及び/又は第2連通穴部42Bは複数設けられてもよい。すなわち、ディスペンサー昇降ガイド室141とビルディング昇降ガイド室143との間の隔壁28に複数の第1連通穴部42Aが設けられてもよく、また回収昇降ガイド室142とビルディング昇降ガイド室143との間の隔壁28に複数の第2連通穴部42Bが設けられてもよい。このような場合には、必ずしも「1つの第1連通穴部42Aの開口断面積」が「1つの第2連通穴部42Bの開口断面積」よりも大きくなくてもよい。「ディスペンサー昇降ガイド室141とビルディング昇降ガイド室143との間に設けられる1又は複数の第1連通穴部42Aの開口断面積の合計」を「回収昇降ガイド室142とビルディング昇降ガイド室143との間に設けられる1又は複数の第2連通穴部42Bの開口断面積の合計」よりも大きくした場合にも、上述の本実施形態と同様の効果を期待しうる。したがって、例えば「1つの第1連通穴部42Aの開口断面積」が「1つの第2連通穴部42Bの開口断面積」以下の大きさを有していても、第1連通穴部42Aの数を第2連通穴部42Bの数よりも多くして「第1連通穴部42Aの開口断面積の合計」を「第2連通穴部42Bの開口断面積の合計」よりも大きくすることで、上述の本実施形態と同様の効果を期待しうる。
また、第1連通配管24Aと第2連通配管24Bとの間の開口断面積の関係は上述の例に限定されず、例えば1又は複数の第1連通配管24Aの開口断面積の合計を、1又は複数の第2連通配管24Bの開口断面積の合計よりも小さくしてもよい。
<第5実施形態>
図6は、第5実施形態に係る三次元造形装置10を示す図である。
本実施形態に係る三次元造形装置10において、上述の第2実施形態(図4参照)に係る三次元造形装置10を構成する要素と同一又は類似の要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施形態では、不活性ガス供給開口部54が駆動室32に開口し、ガス排出開口部55が昇降ガイド室14(本例では回収昇降ガイド室142)に開口し、駆動室32と昇降ガイド室14(本例では回収昇降ガイド室142)とは、ディスペンサー昇降ガイド室141、ビルディング昇降ガイド室143及び連通穴部42を介して連通している。
他の構成は、上述の第3実施形態に係る三次元造形装置10と同様である。
本実施形態では、不活性ガス供給開口部54を介して供給される不活性ガスは、駆動室32、ディスペンサー昇降ガイド室141、ビルディング昇降ガイド室143及び回収昇降ガイド室142を経てガス排出開口部55から流出する。したがって本実施形態においても、各昇降ガイド室14及び駆動室32を不活性ガスで満たして、各昇降ガイド室14及び駆動室32に滞留する酸素を効果的に排出することができる。
<第6実施形態>
図7は、第6実施形態に係る三次元造形装置10を示す図である。図8は、図7の三次元造形装置10を側方(図7の矢印「S」参照)から見た図である。理解を容易にするため、図8では、不活性ガス供給開口部54については図示するが、不活性ガス供給開口部54に接続される不活性ガス供給管44及び不活性ガス供給部46の図示は省略する。
本実施形態に係る三次元造形装置10において、上述の第2実施形態(図3参照)に係る三次元造形装置10を構成する要素と同一又は類似の要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施形態では、不活性ガス供給開口部54が形成されるディスペンサー昇降ガイド室141の壁部と、ガス排出開口部55が形成される回収昇降ガイド室142の壁部とは互いに向かい合っている。すなわち、相互に向かい合って設けられる壁部のそれぞれに不活性ガス供給開口部54とガス排出開口部55とが設けられる。
ただし、本実施形態の不活性ガス供給開口部54とガス排出開口部55とは、互いにオフセットした位置(互いにずれた位置)に設けられる。すなわち不活性ガス供給開口部54は、ガス排出開口部55から当該ガス排出開口部55の開口方向に向かって延在するライン上にはなく、当該ラインからずれた位置である昇降ガイド室14(ディスペンサー昇降ガイド室141)に設けられている。したがって、不活性ガス供給開口部54の向き(不活性ガス供給開口部54の開口方向(本例では図7における紙面の左右方向及び図8における紙面に垂直な方向))に関する不活性ガス供給開口部54の投影とガス排出開口部55の投影とは、相互にずれており、重なり合わない。なお、不活性ガス供給開口部54及びガス排出開口部55のオフセット方向は特に限定されず、図7及び図8に示す例では鉛直方向とは垂直を成す水平方向にオフセットして不活性ガス供給開口部54及びガス排出開口部55が設けられている。
他の構成は、上述の第3実施形態に係る三次元造形装置10と同様である。
本実施形態によれば、ガス排出開口部55は「不活性ガス供給開口部54から、当該不活性ガス供給開口部54からの不活性ガスの吹き出し方向へ延在するライン」上には配置されない。したがって、不活性ガス供給開口部54を介して供給される不活性ガスが複数の昇降ガイド室14の全体に行き渡る前にガス排出開口部55を介して排出されることを、効果的に防ぐことができる。そのため、複数の昇降ガイド室14を効率良く不活性ガスで満たして、複数の昇降ガイド室14に滞留する酸素を効率良く排出することができる。
<第7実施形態>
図9は、第7実施形態に係る三次元造形装置10を示す図である。
本実施形態に係る三次元造形装置10において、上述の第6実施形態(図7及び図8参照)に係る三次元造形装置10を構成する要素と同一又は類似の要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施形態では、「ディスペンサー昇降ガイド室141とビルディング昇降ガイド室143との間に設けられる第1連通穴部42A」と「回収昇降ガイド室142とビルディング昇降ガイド室143との間に設けられる第2連通穴部42B」とは、互いにオフセットした位置(ずれた位置)に設けられる。すなわち、「第1連通穴部42Aから、当該第1連通穴部42Aが向いている方向(開口方向)へ延在するライン」と、「第2連通穴部42Bから、当該ガス第2連通穴部42Bが向いている方向(開口方向)へ延在するライン」とは重ならない。したがって、第1連通穴部42Aの開口方向(図9に示す例では紙面の左右方向)に関する第1連通穴部42Aの投影と、同方向に関する第2連通穴部42Bの投影とは相互に重なり合わない。なお、第1連通穴部42A及び第2連通穴部42Bのオフセット方向は特に限定されず、図9に示す例では鉛直方向にオフセットして第1連通穴部42A及び第2連通穴部42Bが設けられている。
また本実施形態の不活性ガス供給開口部54とガス排出開口部55とは、互いに対向した壁部に設けられており、ガス排出開口部55は、「不活性ガス供給開口部54から、当該不活性ガス供給開口部54が向いている方向(開口方向)へ延在するライン」上に設けられる。ただし本実施形態の複数の連通穴部(第1連通穴部42A及び第2連通穴部42B)は、不活性ガス供給開口部54とガス排出開口部55とを結ぶライン上には位置せずに当該ライン上からずれた位置に設けられた連通穴部(図9に示す例では第1連通穴部42A)を含む。
他の構成は、上述の第6実施形態に係る三次元造形装置10と同様である。
本実施形態によれば、ディスペンサー昇降ガイド室141とビルディング昇降ガイド室143とを連通させる第1連通穴部42Aが、「不活性ガス供給開口部54から、当該不活性ガス供給開口部54からの不活性ガスの吹き出し方向へ延在するライン」上には配置されない(第1連通穴部42Aは不活性ガス供給開口部54とはオフセットして設けられる)。したがって、不活性ガス供給開口部54から供給される不活性ガスが複数の昇降ガイド室14の全体に行き渡る前に連通配管24の昇降室開口部24bを介してプロセスチャンバー12に送られることを、効果的に防ぐことができる。
<変形例>
本発明は上述の実施形態及び変形例に限定されず、他の変形が適宜加えられてもよいし、上述の実施形態及び変形例の一部又は全部の構成が互いに組み合わされてもよい。
例えば、上述の実施形態では昇降ユニット16が3つ(ディスペンサーユニット、ビルディングユニット及び回収ユニット)設けられているが、三次元造形装置10は、1つ又は2つの昇降ユニット16のみを備えてもよいし、4つ以上の昇降ユニット16を備えてもよい。したがって三次元造形装置10は、例えば上述の回収ユニットのうち回収昇降ステージ152を具備せず、回収昇降ガイド室142のみを具備してもよい。
また不活性ガス供給開口部54やガス排出開口部55の設置位置は適宜変えられてもよい。例えば、複数の昇降ガイド室14(ディスペンサー昇降ガイド室141、ビルディング昇降ガイド室143及び回収昇降ガイド室142)のうちの1又は2以上の室内に不活性ガス供給開口部54及びガス排出開口部55は開口してもよい。
また上述の実施形態ではレーザー光によって粉体材料1を固化(焼結)する例について説明したが、粉体材料1を固化する手段は特に限定されない。例えば照射部30は電子ビームを出射してもよく、粉体材料1は、この照射部30から出射される電子ビームの照射によって固化する特性を有していてもよい。
本発明は、上述の実施形態及び変形例に限定されるものではなく、当業者が想到しうる種々の変形が加えられた各種態様も含みうるものであり、本発明によって奏される効果も上述の事項に限定されない。したがって、本発明の技術的思想及び趣旨を逸脱しない範囲で、特許請求の範囲及び明細書に記載される各要素に対して種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。
5 三次元物体
10 三次元造形装置
12 プロセスチャンバー
14 昇降ガイド室
15 昇降ステージ
16 昇降ユニット
18 昇降駆動部
20 ガス供給部
22 ガス排出部
28 隔壁
32 駆動室
34 酸素センサー
36 コントローラ
38 連通口部
42 連通穴部
44 不活性ガス供給管
45 ガス排出管
46 不活性ガス供給部
47 ガス回収部
54 不活性ガス供給開口部
55 ガス排出開口部
C ガス流路

Claims (16)

  1. 気密を保持されたプロセスチャンバー内で積層造形することにより三次元物体を造形する三次元造形装置であって、
    前記プロセスチャンバーに隣接して設けられた昇降ガイド室と、
    当該昇降ガイド室において昇降自在に設けられる昇降ステージと、
    前記昇降ステージよりも下方にある前記昇降ガイド室の空間に不活性ガスを供給する不活性ガス供給開口部と、
    前記昇降ステージよりも下方にある前記昇降ガイド室の空間内のガスを排出するガス排出開口部と、を備える三次元造形装置。
  2. 前記不活性ガス供給開口部及び前記ガス排出開口部は、前記昇降ガイド室における前記昇降ステージの可動範囲よりも下方の空間に開口する請求項1に記載の三次元造形装置。
  3. 前記昇降ステージは、その上で造形を行うために設けられたものである、請求項1又は2に記載の三次元造形装置。
  4. 前記不活性ガス供給開口部及び前記ガス排出開口部は、鉛直方向に関して異なる位置に設けられる請求項1〜3のいずれか一項に記載の三次元造形装置。
  5. 前記昇降ガイド室と、前記昇降ステージとからなる昇降ユニットは、複数設けられ、
    前記不活性ガス供給開口部及び前記ガス排出開口部は、前記複数の昇降ユニットの前記昇降ガイド室のうちの少なくとも1つに開口し、
    前記複数の昇降ガイド室は相互に隣り合って配置され、隣り合って配置される前記昇降ガイド室同士は連通穴部を介して連通される請求項1〜4のいずれか一項に記載の三次元造形装置。
  6. 前記不活性ガス供給開口部は、相互に隣り合って配置される前記複数の昇降ガイド室のうちの一方の端部側に設けられる前記昇降ガイド室に開口し、
    前記ガス排出開口部は、相互に隣り合って配置される前記複数の昇降ガイド室のうちの他方の端部側に設けられる前記昇降ガイド室に開口する請求項5に記載の三次元造形装置。
  7. 前記不活性ガス供給開口部は、前記一方の端部側に設けられる前記昇降ステージの可動範囲よりも下方にある昇降ガイド室の空間に開口し、
    前記ガス排出開口部は、前記他方の端部側に設けられる前記昇降ステージの可動範囲よりも下方にある昇降ガイド室の空間に開口する請求項6に記載の三次元造形装置。
  8. 前記不活性ガス供給開口部は、前記一方の端部側に設けられる昇降ガイド室を形成する壁部に設けられ、
    前記ガス排出開口部は、前記他方の端部側に設けられる昇降ガイド室を形成する壁部に設けられ、
    前記不活性ガス供給開口部が形成される壁部と、前記ガス排出開口部が形成される壁部とは非平行の関係にある請求項6又は7に記載の三次元造形装置。
  9. 前記昇降ステージを昇降させる昇降駆動部が配置される駆動室を更に備え、
    前記駆動室は、連通口部を介して前記昇降ガイド室と連通し、
    前記不活性ガス供給開口部は、前記昇降ガイド室に開口し、
    前記ガス排出開口部は、前記駆動室に開口する請求項1に記載の三次元造形装置。
  10. 前記昇降ガイド室と、前記昇降ステージとからなる昇降ユニットは、複数設けられ、
    前記複数の昇降ユニットの前記昇降ガイド室は相互に隣り合って配置され、隣り合って配置される前記昇降ガイド室同士は連通穴部を介して連通され、
    前記駆動室は、前記連通口部を介し、前記複数の昇降ガイド室のうちの少なくとも1つと連通し、
    前記不活性ガス供給開口部は、前記複数の昇降ガイド室のうちの少なくとも1つに開口する請求項9に記載の三次元造形装置。
  11. 前記不活性ガス供給開口部が形成される前記昇降ガイド室の壁部と、前記ガス排出開口部が形成される前記駆動室の壁部とは、平行の関係にある請求項9又は10に記載の三次元造形装置。
  12. 前記複数の昇降ガイド室は、第1の昇降ガイド室、第2の昇降ガイド室、及び前記第1の昇降ガイド室と前記第2の昇降ガイド室との間に配置される第3の昇降ガイド室とを含み、
    前記第1の昇降ガイド室と前記第3の昇降ガイド室とは前記連通穴部を介して連通され、前記第2の昇降ガイド室と前記第3の昇降ガイド室とは前記連通穴部を介して連通され、
    前記不活性ガス供給開口部は、前記第2の昇降ガイド室に開口し、
    前記第1の昇降ガイド室と前記第3の昇降ガイド室とを連通させる前記連通穴部の断面積は、前記第2の昇降ガイド室と前記第3の昇降ガイド室とを連通させる前記連通穴部の断面積よりも大きい請求項10又は11に記載の三次元造形装置。
  13. 前記昇降ステージを昇降させる昇降駆動部が配置される駆動室を更に備え、
    前記不活性ガス供給開口部は、前記駆動室に開口し、
    前記ガス排出開口部は、前記昇降ガイド室に開口し、
    前記駆動室と前期昇降ガイド室とは連通している請求項1に記載の三次元造形装置。
  14. 前記不活性ガス供給開口部は、前記ガス排出開口部から当該ガス排出開口部の開口方向に向かって延在するライン上からずれた位置である前記昇降ガイド室に設けられている請求項6又は7に記載の三次元造形装置。
  15. 前記連通穴部は、前記不活性ガス供給開口部と前記ガス排出開口部とを結ぶライン上からずれた位置に設けられた連通穴部を含む請求項6又は7に記載の三次元造形装置。
  16. 前記ガス排出開口部に接続された前記ガスを回収するガス回収部は、前記不活性ガスの再生処理を行う再生処理部である請求項1〜15のいずれか一項に記載の三次元造形装置。
JP2015244584A 2015-12-15 2015-12-15 三次元造形装置 Pending JP2017109355A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015244584A JP2017109355A (ja) 2015-12-15 2015-12-15 三次元造形装置
DE102016224790.5A DE102016224790A1 (de) 2015-12-15 2016-12-13 Dreidimensionale Modelliervorrichtung
US15/377,466 US20170165911A1 (en) 2015-12-15 2016-12-13 Three dimensional modeling apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015244584A JP2017109355A (ja) 2015-12-15 2015-12-15 三次元造形装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017109355A true JP2017109355A (ja) 2017-06-22

Family

ID=59079928

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015244584A Pending JP2017109355A (ja) 2015-12-15 2015-12-15 三次元造形装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017109355A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190026601A (ko) * 2017-09-05 2019-03-13 가부시키가이샤 마쓰우라 기카이 세이사쿠쇼 3차원 조형 장치
WO2019088043A1 (ja) * 2017-10-31 2019-05-09 株式会社Ihi 三次元積層造形装置および三次元積層造形物の製造方法
JP2020147042A (ja) * 2017-11-15 2020-09-17 ツェーエル・シュッツレヒツフェアヴァルトゥングス・ゲゼルシャフト・ミト・べシュレンクテル・ハフツング 3次元の物体を付加製造する方法
JP2021059072A (ja) * 2019-10-08 2021-04-15 大陽日酸株式会社 積層造形装置、積層造形方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190026601A (ko) * 2017-09-05 2019-03-13 가부시키가이샤 마쓰우라 기카이 세이사쿠쇼 3차원 조형 장치
KR102126123B1 (ko) 2017-09-05 2020-06-23 가부시키가이샤 마쓰우라 기카이 세이사쿠쇼 3차원 조형 장치
WO2019088043A1 (ja) * 2017-10-31 2019-05-09 株式会社Ihi 三次元積層造形装置および三次元積層造形物の製造方法
JPWO2019088043A1 (ja) * 2017-10-31 2020-07-27 株式会社Ihi 三次元積層造形装置および三次元積層造形物の製造方法
US11383443B2 (en) 2017-10-31 2022-07-12 Ihi Corporation Additive manufacturing device and manufacturing method for additive-manufactured object
JP2020147042A (ja) * 2017-11-15 2020-09-17 ツェーエル・シュッツレヒツフェアヴァルトゥングス・ゲゼルシャフト・ミト・べシュレンクテル・ハフツング 3次元の物体を付加製造する方法
US11478989B2 (en) 2017-11-15 2022-10-25 Concept Laser Gmbh Method for additively manufacturing of three-dimensional objects
JP2021059072A (ja) * 2019-10-08 2021-04-15 大陽日酸株式会社 積層造形装置、積層造形方法
JP7074737B2 (ja) 2019-10-08 2022-05-24 大陽日酸株式会社 積層造形装置、積層造形方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017109355A (ja) 三次元造形装置
JP5841649B1 (ja) 積層造形装置
KR102377578B1 (ko) 적층 조형용 노즐 및 적층 조형 장치
US10046393B2 (en) Three dimensional printer
US10166603B2 (en) Metal 3D printer
US9073264B2 (en) Method and apparatus for manufacturing three-dimensional shaped object
CN107363259B (zh) 层叠造型装置
KR102316508B1 (ko) 임의 형상 제작을 위한 멀티-챔버 디포지션 장비
JP5721887B1 (ja) 積層造形装置
CN106604811B (zh) 用于制造三维物体的方法、装置和控制单元
EP3231538A1 (en) Manufacturing apparatus and method
JP2017031505A (ja) 生産物の付加製造のための装置および方法
KR101697117B1 (ko) 3차원 프린터
JP2019516580A (ja) 取り出しシステムを有するアディティブマニュファクチャリング機械およびかかる機械を使用することによるアディティブマニュファクチャリング方法
KR102153404B1 (ko) 프로세스 챔버의 레이저 윈도우의 세정 및/또는 교체를 위한 방법 및 장치
CN106623931A (zh) 三维造型装置
US11110518B2 (en) Method and apparatus for manufacturing a three-dimensional object
US20170165911A1 (en) Three dimensional modeling apparatus
JPWO2019124115A1 (ja) 3次元造形装置
CN111298542A (zh) 气体循环器以及层叠加工装置
EP3578342A1 (en) Modeling device
WO2017047139A1 (ja) 積層造形装置
JP6890688B2 (ja) 3次元造形装置
JP2018103462A (ja) 造形装置
JP5074855B2 (ja) 流体沈静化部材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191029

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200602