JP2017108521A - 電力変換装置 - Google Patents

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喜啓 木田
Yoshihiro Kida
喜啓 木田
薫 鳥居
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【課題】電力変換装置の大型化を抑制する技術を提供する。【解決手段】本明細書で開示する電圧コンバータでは、スイッチングアームを構成する複数のスイッチング素子を有する半導体モジュール13と、半導体モジュール13に対して別体に設けられスイッチングアームをオンオフ制御するコントローラ19を実装するプリント基板11と、半導体モジュール13とプリント基板11の間に配置されてこれらの間を電磁シールドするシールド板12と、を備え、スイッチングアームに接続されるスナバ回路は、そのスナバ抵抗17がシールド板12に取り付けられる。【選択図】図2

Description

本明細書が開示する技術は、スナバ回路を備えた電力変換装置に関する。本明細書における電力変換装置には、直流電圧を昇圧したり降圧したりする電圧コンバータや、直流電力を交流電力に変換したり交流電力を直流電力に変換したりするインバータを含む。
電圧コンバータやインバータに代表される電力変換装置では、典型的には、IGBTなどのスイッチング素子を直列に接続したスイッチングアームを備えており、これらのスイッチング素子をオンオフ制御することによって電力変換を行う。このような電力変換装置では、スイッチング素子のオンオフ動作に伴い過渡的な高電圧などが発生し得る。そのため、スイッチングアームには、例えば、抵抗とコンデンサを直列接続したスナバ回路を、並列に接続することにより、スイッチング素子のオフ動作の際に生じ得るリンギングや電磁ノイズなどの発生を抑制する。
例えば、下記特許文献1に開示される電気車用制御装置では、直流電力を三相交流電力に変換する回路において、各相のスイッチングアームに対しスナバ回路を並列に接続する構成を採っている。このスナバ回路では、直列接続した抵抗とコンデンサに加えて、抵抗(スナバ抵抗)に並列に接続したダイオードを備えている。これにより、スナバ回路に流れる電流の一部がダイオードを経由して流れるため、スナバ抵抗の値を大きく設定することができ、スイッチング素子の耐電圧値の低減を可能にしている。
特開平10−14254号公報
このようにスナバ抵抗にはスイッチング動作に伴い電流が流れる。そのため、スナバ抵抗の値を大きくしたり、スイッチング動作の繰返し周波数を高めたり、また変換電力を高めたりすることにより、スナバ抵抗で消費される電力や発生する熱が増大することから、大電力仕様の抵抗器、つまり体格の大きなスナバ抵抗が必要になる。例えば、上記特許文献1では、大柄なスナバ抵抗は、ヒートシンクに配設している。
スナバ抵抗をヒートシンクに設けることによって、発生する熱をヒートシンクに逃がすことが可能になり、スナバ抵抗の体格も小型になり得る。しかし、スナバ抵抗のために、別途、ヒートシンクを設ける構成を採れば、装置全体の体格の大型化を招く。本明細書は、電力変換装置の大型化を抑制する技術を提供する。
本明細書が開示する電力変換装置では、スイッチングアームを構成する複数のスイッチング素子を有するスイッチユニットと、スイッチユニットに対して別体に設けられスイッチングアームをオンオフ制御する駆動回路を実装する回路基板と、スイッチユニットと回路基板の間に配置されてこれらの間を電磁シールドするシールド板と、を備える。そして、スイッチングアームに接続されるスナバ回路は、スナバ抵抗がシールド板に取り付けられている。なお、「スイッチユニット」の典型例は、スイッチング素子を収容した半導体モジュールや、スイッチング素子を実装したプリント基板である。
これにより、スナバ抵抗が発生する熱をシールド板に逃がすことが可能になるので、それ自体で放熱可能な体格の大きな大電力仕様のスナバ抵抗を用いる必要がない。また、スナバ抵抗のために、別途、ヒートシンクなどを設ける必要もない。したがって、装置の大型化を抑制する。
本明細書が開示する技術の詳細、及び、さらなる改良は、発明の実施の形態で説明する。
実施例の電圧コンバータの回路図である。 電圧コンバータを構成する第1実施例の回路ユニットの側面図である。 電圧コンバータを構成する第1実施例の回路ユニットの平面図である。 電圧コンバータを構成する第2実施例の回路ユニットの側面図である。 電圧コンバータを構成する第3実施例の回路ユニットの側面図である。 電圧コンバータを構成する第4実施例の回路ユニットの側面図である。
図面を参照して実施例の電力変換装置を説明する。以下説明する各実施例では、ハイブリッド車や電気自動車に搭載されるパワーコントロールユニット(以下「PCU」と称する)の電圧コンバータに、当該電力変換装置の技術を適用した場合について説明する。PCUは、メインバッテリの電力を昇圧した後に交流に変換してモータへ出力する回路と、メインバッテリの電力を降圧して別の電気デバイスへ供給する回路を備える。典型的には、前者は、電圧コンバータとインバータであり、後者は降圧コンバータである。
まず、電圧コンバータの説明をする前に、ハイブリッド車の電力系について説明する。ハイブリッド車は、走行用の駆動源として、エンジンとモータを備えている。これらの出力トルクは、動力分配機構で適宜に分配/合成され、プロペラシャフトへ伝達される。モータを駆動するための電力はメインバッテリから供給される。メインバッテリの出力電圧は、例えば300ボルトである。また、ハイブリッド車は、メインバッテリの他に、カーナビゲーション装置やルームランプなど、メインバッテリの出力電圧よりも低い電圧で駆動するデバイス群に電力を供給するための補機バッテリも備える。
PCUは、メインバッテリと走行用のモータとの間に介在する電子回路である。PCUは、メインバッテリの電圧をモータの駆動に適した電圧(例えば600ボルト)まで昇圧する電圧コンバータ、昇圧後の直流電力を交流電力に変換するインバータ、メインバッテリの直流電力を補機の駆動に適した電圧(例えば12ボルト)に降圧する降圧コンバータなどを含んで構成されている。以下説明する各実施例では、図1に示すように、電圧コンバータ2は、メインバッテリ3の電圧を走行用のモータの駆動に適した電圧まで昇圧する。図1に、実施例の電力変換装置として、電圧コンバータ2の回路図を図示する。
電圧コンバータ2は、コンデンサ4、6とリアクトル5と回路ユニット10により構成されている。負荷7は、例えば、走行用のモータに対して、U、V、Wの各相の交流電流を生成可能に構成されるインバータである。即ち、電圧コンバータ2は、メインバッテリ3に並列に接続されるコンデンサ4と、メインバッテリ3の正極側に一端側が直列に接続されるリアクトル5と、このリアクトル5の他端側及びメインバッテリ3の負極側に入力側の端子台28が接続される回路ユニット10と、この回路ユニット10の出力側の端子台29に並列に接続されるコンデンサ6と、から構成されており、その出力が負荷7としてのインバータに接続されている。
なお、メインバッテリ3とコンデンサ4の間には、典型的には、不図示のシステムメインリレーが接続されており、このシステムメインリレーが上位コントローラにオンオフされて電圧コンバータ2による昇圧動作が制御される。また、電圧コンバータ2には、前述した補機バッテリ8が接続されており、電圧コンバータ2は、この補機バッテリ8から供給される低圧の直流電力によって駆動される。
回路ユニット10は、電気的には、スイッチングアームと、スイッチングアームに並列に接続されるスナバ回路と、スイッチングアームを制御するコントローラ19と、により構成されている。スイッチングアームは、互いに直列に接続されるスイッチング素子15a、15bと、これらのスイッチング素子15a、15bに逆並列に接続された還流ダイオード16a、16bとを備えている。なお、ここでは、スイッチング素子15a、15bとして、NチャネルMOSトランジスタを例示しているが、IGBTでもよい。また、半導体スイッチング素子であれば、SiCやGaNなどの半導体からなるスイッチングデバイスであってもよい。
スイッチング素子15a、15bは、インテリジェントパワーモジュール(IPM)としてパッケージ化されている。本明細書では、そのようなパワーモジュールパッケージのことを半導体モジュール13と称する。半導体モジュール13はパワーカードと称されることもある。なお、高電圧側に接続されるスイッチング素子15aは上アーム(アッパーアーム)であり、低電圧側に接続されるスイッチング素子15bは下アーム(ロアアーム)である。これらの上下の各アームで構成されるスイッチング回路のことを本明細書ではスイッチングアームと称する。半導体モジュール13からは、3本の板状のリード線が引き出されている。即ち、スイッチング素子15aとスイッチング素子15bの接続部に接続される入力線13aと、スイッチングアームの高電圧側(スイッチング素子15aの高電位側)に接続される高電圧側線13bと、スイッチングアームの低電圧側(スイッチング素子15bの低電位側)に接続される低電圧側線13cと、が半導体モジュール13から突出している。
半導体モジュール13のスイッチング素子15a、15bで構成されるスイッチングアームには、スナバ回路が並列に接続されている。スナバ回路は、直列接続されたスナバ抵抗17及びスナバコンデンサ18である。この回路は、スイッチ回路に並列に接続されることにより、スイッチング素子のオンオフ動作に伴い過渡的に生じ得る高電圧を吸収し、リンギングや電磁ノイズなどの発生を抑制する。実施例のスナバ回路は、スイッチ回路としてのスイッチングアームに並列に接続されている。
スイッチングアームの入力、即ちスイッチング素子15aとスイッチング素子15bの間には、入力用の端子台28を介してリアクトル5の他端側が接続されている。これに対して、スイッチングアームの出力、即ちスイッチングアームの両端には、出力用の端子台29を介して平滑用のコンデンサ6と負荷7が並列に接続されている。スイッチング素子15a、15bの制御端子(MOSトランジスタのゲート)には、コントローラ19の制御線19aが接続されている。
コントローラ19は、不図示の上位コントローラからの指示に従って、半導体モジュール13のスイッチング素子15a、15bのスイッチング動作を制御し得るように構成されている。例えば、コントローラ19は、スイッチング素子15a、15bが交互にオンオフするようにスイッチング素子15a、15bのオンオフのタイミングを調整してデューティ比を最適な値にPWM制御する。これにより、電圧コンバータ2は、メインバッテリ3からの入力電圧を負荷7に適した出力電圧に昇圧する。
例えば、スイッチング素子15bのオン期間(スイッチング素子15aのオフ期間)にメインバッテリ3からリアクトル5に電気エネルギが蓄積されると、その蓄積された電気エネルギが、その次のスイッチング素子15aのオン期間(スイッチング素子15bのオフ期間)にコンデンサ6側に流れる。スイッチング素子15a、15bのオンオフのタイミングを適切にPWM制御することにより、コンデンサ4側から入力された電圧(メインバッテリ3の電圧)が昇圧されてコンデンサ6側に出力される。つまり、電圧コンバータ2による昇圧動作が行われる。なお、コントローラ19には、低圧配線8aを介して補機バッテリ8が接続されることにより駆動電力が供給される。
このように電気的に構成される回路ユニット10は、機械的には、例えば、次のように構成される。ここから、図1に加えて、図2及び図3も参照しながら、回路ユニット10の構成を説明する。なお、図2及び図3は、特に、回路ユニットの機械的な構成を中心に図示している。そのため、これらの図には、メインバッテリ3、コンデンサ4、6、リアクトル5や補機バッテリ8は、描かれていないことに注意されたい。
(第1実施例)図2に、第1実施例の回路ユニット10aの側面図を示す。また、図3に、第1実施例の回路ユニット10の平面図を示す。回路ユニット10aは、主に、プリント基板11、シールド板12、ケース14、端子台28、29により構成されている。プリント基板11は、前述のコントローラ19や制御線19aを実装するとともに、駆動電力受電用のコネクタ31や、その他の不図示の回路部品を実装している。プリント基板11は、ケース14の上方(図2,3に示す座標系のZ軸先端方向)に所定間隔を隔ててケース14に取り付けられている。
ケース14は、例えば、樹脂製であり、半導体モジュール13とヒートシンク20を収容可能な矩形の薄箱形状に形成されている。実施形態では、ケース14は、不図示の固定手段によりハイブリッド車のボディ9に固定されている。ヒートシンク20は、例えば、ボディ9に放熱可能な形状、かつ、半導体モジュール13のヒートスプレッダ(不図示)に対して熱結合可能な形状に構成されている(図2では板形状に形成されている)。これにより、半導体モジュール13が動作時に発する熱は、ヒートシンク20やボディ9に逃がされる。ボディ9は、典型的には、鋼板などからなる金属製である。
ケース14の上面14aには、4本の樹脂製のポスト21が立設されている。これらのポスト21にプリント基板11がボルト22よりねじ締め固定されることによって、プリント基板11とケース14の間に所定隙間を確保しつつ、プリント基板11がボディ9に取り付けられる。また、ケース14には、出力用の端子台29が形成されており、この端子台29には、後述する端子板29aが取り付けられている。なお、実施例では、ケース14やポスト21が樹脂製であるため、プリント基板11は、金属製のボディ9に対して電気的に絶縁を確保している。
シールド板12は、例えば、アルミニウム製の電磁遮蔽板であり、基準電位(グランド電位)に接続されるとともにプリント基板11とケース14の間に介在している。即ち、シールド板12は、長方形の板状に形成される平坦部12aとこの平坦部12aの四隅にLアングル状に形成される脚部12bとを備えており、プリント基板11とケース14の間において、ケース14の上面14aのほぼ全面を覆うように、ボルト24によりボディ9に取り付けられている。ボディ9は、典型的には、ハイブリッド車においては基準電位(グランド電位)である。そのため、シールド板12の平坦部12aがボルト24によりねじ締結されることにより、シールド板12は電気的に基準電位になる。
これにより、ケース14に収容される半導体モジュール13は、共に基準電位になるボディ9とシールド板12に挟まれるように覆われる。そのため、スイッチング素子15a、15bのスイッチング動作に伴って半導体モジュール13から放射される電磁ノイズが、プリント基板11に到達することが抑制される。なお、実施例では、シールド板12の一端部に切欠部を形成することにより、シールド板12がケース14の端子台29と機械的に抵触することを回避している。
また、実施例では、シールド板12には、スナバ回路を構成するスナバ抵抗17が取り付けられている。即ち、スナバ抵抗17は、シールド板12の平坦部12aのうち、プリント基板11側の表面に放熱シート23を介して、例えば、耐熱性の樹脂製ボルト及びナットによりねじ締め固定されている。放熱シート23は、熱伝導特性が良好な樹脂シートであり、電気的にも良好な絶縁特性を有する。そのため、スナバ抵抗17は、そのヒートスプレッダ17bとシールド板12の間において熱的に結合するとともに電気的には絶縁を保つ。スナバ抵抗17のリード線17aは、その両方が端子台29の端子板29aに配線されている。この端子板29aには、スナバ抵抗17に直列に接続されるスナバコンデンサ18が実装されている。
スナバ抵抗17の一方のリード線17aには、スナバコンデンサ18の一端側が電気的に接続される。このスナバコンデンサ18の他端側は、ボルト26を介して半導体モジュール13の高電圧側線13bが電気的に接続される。また、スナバ抵抗17の他方のリード線17aには、不図示のバスバとボルト26を介して半導体モジュール13の低電圧側線13cが電気的に接続される。なお、スナバ抵抗17の両端に2つのスナバコンデンサ18を夫々直列に接続する回路構成を採ってもよい。この場合、例えば、図3に示すように、2つのスナバコンデンサ18がスナバ抵抗17の各リード線17aに対して端子板29aを介して取り付けられる。図1に示す回路構成のように、スナバコンデンサ18が1つの場合には、図3に示す2つのスナバコンデンサ18のうち、いずれか一方がジャンパ線(短絡線)に置き換わる構成を採る。
実施例では、半導体モジュール13の入力側、即ち入力線13a及び低電圧側線13cは、ケース14と別体に設けられた端子台28に取り付けられる。端子台28は、ケース14と同様に、例えば樹脂製である。端子台28には、半導体モジュール13から延びる入力線13a及び低電圧側線13cがボルト25によりねじ締結されている。実施例では、夫々のボルト25により入力バスバ41、42も端子台28に共締めされている。高圧側の入力バスバ41は、前述したリアクトル5の他端側に接続されており、また低圧側の入力バスバ42は、メインバッテリ3及びコンデンサ4の負極側に接続されている。なお、端子台29の端子板29aには、平滑用のコンデンサ6と負荷7に接続される出力バスバ43がボルト27によりねじ締結されている。
このように第1実施例の電圧コンバータ2の回路ユニット10aでは、スイッチングアームを構成する複数のスイッチング素子15a、15bを有する半導体モジュール13と、半導体モジュール13に対して別体に設けられスイッチングアームをオンオフ制御する駆動回路を実装するプリント基板11と、半導体モジュール13とプリント基板11の間に配置されてこれらの間を電磁シールドするシールド板12と、を備える。そして、スイッチングアームに接続されるスナバ回路は、スナバ抵抗17がシールド板12に取り付けられている。これにより、スナバ抵抗17が発する熱をシールド板12に逃がすことが可能になるので、それ自体で放熱可能な体格の大きな大電力仕様のスナバ抵抗を用いる必要がない。またスナバ抵抗17のために、別途、ヒートシンクなどを設ける必要もない。したがって、電圧コンバータ2の大型化を抑制することが可能になる。
(第2実施例)図4に、第2実施例の回路ユニット10bの側面図を示す。図4に示す回路ユニット10bは、第1実施例の回路ユニット10aに対して、端子台29に端子板29aを設けることなくスナバ抵抗17のリード線17aをプリント基板11に接続し、かつ、ボルト26に接続した配線33を介して出力バスバ43を電気的にプリント基板11に接続している点が異なる。そのため、これ以外の実質的に同一の構成部分については同一符号を付して説明を省略する。
回路ユニット10bでは、プリント基板11にスナバ抵抗17のリード線17a及びスナバコンデンサ18を実装するとともに、配線33が電気的に接続されるコネクタ32をプリント基板11に実装する。そして、一端側をスナバ抵抗17に接続したスナバコンデンサ18の他端側を、このコネクタ32に電気的に接続する。配線33の先端には、端子34が接続されている。これにより、スナバコンデンサ18の他端側は、配線33を介して、ボルト26により出力バスバ43と共締めされるに端子34により電気的に接続される。そのため、端子台29に端子板29aを設けることなく、スイッチングアームの高電圧側(半導体モジュール13の高電圧側線13b)を出力バスバ43に接続することが可能になる。
(第3実施例)図5に、第3実施例の回路ユニット10cの側面図を示す。図5に示す回路ユニット10cは、第1実施例の回路ユニット10aに対して、スナバ抵抗17とプリント基板11の裏面側との間に伝熱スペーサ35を介在させる点が異なる。そのため、これ以外の実質的に同一の構成部分については同一符号を付して説明を省略する。
回路ユニット10cでは、スナバ抵抗17のヒートスプレッダ17bが設けられている側の反対側(ヒートスプレッダ17bが設けられていない側)の表面と、プリント基板11の裏側面(コントローラ19が実装されていない側の面)との間に、熱伝導特性の良好な伝熱スペーサ(伝熱部材)35を両者夫々の面に密着して接するように介在させる。これにより、スナバ抵抗17が発する熱を、スナバ抵抗17の裏側(ヒートスプレッダ17b側)からシールド板12に逃がすだけでなく、スナバ抵抗17の表面からプリント基板11に逃がすことが可能になる。そのため、スナバ抵抗17の放熱効率をさらに高めることが可能になるので、スナバ抵抗17のさらなる小型化が可能になる。したがって、電圧コンバータ2の大型化を一層抑制することが可能になる。
(第4実施例)図6に、第4実施例の回路ユニット10dの側面図を示す。図6に示す回路ユニット10dは、第1実施例の回路ユニット10aに対して、シールド板12の一部が上方(図6に示す座標系のZ軸先端方向)に垂直に立ち上がるよう折り曲げられるとともに、その立ち上がり部分にスナバ抵抗17を取り付ける点が異なる。そのため、これ以外の実質的に同一の構成部分については同一符号を付して説明を省略する。
回路ユニット10dでは、端子台29を避ける切欠部が形成されるシールド板12の一端部に、上方(図6に示す座標系のZ軸先端方向)に垂直に立ち上がる、立ち上がり部12cを形成する。そして、この立ち上がり部12cにスナバ抵抗17を取り付けるとともに、スナバ抵抗17のリード線17aを端子台29の端子板29aに接続する。これにより、例えば、プリント基板11とシールド板12の間に形成される隙間間隔が狭く、その隙間にスナバ抵抗17を収容することができないような制約条件がある場合においても、スナバ抵抗17が発する熱をシールド板12に放熱することが可能になる。
なお、上記の各実施例では、当該電力変換装置の技術として、電圧コンバータ2に適用した場合を例示したが、スイッチングアームを備えた電力変換装置であれば、例えば、上述したPCUを構成するインバータや降圧コンバータ、即ち直流電力を交流電力に変換するインバータや、メインバッテリ3の直流電力を補機の駆動に適した電圧に降圧する降圧コンバータなどにも、当該電力変換装置の技術を適用することが可能である。
また、上記の各実施例では、スイッチングユニットとして、スイッチング素子15a、15bを収容した半導体モジュール13を例示して説明したが、ディスクリート部品のスイッチング素子15a、15bを実装したプリント基板(プリント配線板)でもよい。
さらに、上記の実施例では、入力用の端子台28とケース14を別々に構成したが、これらを一体に形成してもよい。即ち、出力用の端子台29が設けられていないケース14の端部に一体に、入力用の端子台28を端子台29と同様に形成してもよい。この場合、シールド板12の他端部にも切欠部を形成することで、ケース14の端部に一体に形成される端子台28とシールド板12の抵触を回避する。
実施例技術に関する留意点を述べる。電圧コンバータ2が電力変換装置の一例に相当する。半導体モジュール13がスイッチングユニットの一例に相当する。プリント基板11が回路基板の一例に相当する。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書又は図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書又は図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:電圧コンバータ
3:メインバッテリ
4、6:コンデンサ
5:リアクトル
7:負荷
8:補機バッテリ
9:ボディ
10:回路ユニット
11:プリント基板
12:シールド板
13:半導体モジュール
14:ケース
15a、15b:スイッチング素子
16a、16b:ダイオード
17:スナバ抵抗
18:スナバコンデンサ
19:コントローラ
20:ヒートシンク
23:放熱シート
41、42:入力バスバ
43:出力バスバ

Claims (1)

  1. スイッチングアームを構成する複数のスイッチング素子を有するスイッチユニットと、
    前記スイッチユニットに対して別体に設けられ前記スイッチングアームをオンオフ制御する駆動回路を実装する回路基板と、
    前記スイッチユニットと前記回路基板の間に配置されてこれらの間を電磁シールドするシールド板と、を備えた電力変換装置であり、
    前記スイッチングアームにはスナバ回路が接続されており、前記スナバ回路のスナバ抵抗は前記シールド板に取り付けられている、ことを特徴とする電力変換装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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