JP2017107660A - 電池モジュール一体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】上側電池モジュール及び下側電池モジュールと排気ダクトとを備える電池モジュール一体構造において、振動を抑制することである。【解決手段】電池モジュール一体構造は、上下方向に分かれて固定された上側、下側電池モジュールと、各電池モジュールの積層方向一側面において、上側電池モジュールの上部に形成された上側排気チャンバに上側開口が接続され、下側電池モジュールの上部に形成された下側排気チャンバに下側開口が接続された排気ダクトと、排気ダクトを各電池モジュールの側に押圧して固定する端部カバーと、排気ダクトの上側開口及び下側開口の周辺部と排気チャンバの開口端周辺部との間に配置された面シール部材と、排気ダクト及び端部カバーの間に配置された発泡樹脂部材とを含む。【選択図】図3

Description

本発明は、上側電池モジュール及び下側電池モジュールと排気ダクトとを備える電池モジュール一体構造であって、特に、振動の抑制に関する。
電気自動車またはハイブリッド車両のように車両の駆動用の電動モータが搭載される車両では、電動モータに電力を供給するための電池モジュールも搭載される。
特許文献1には、上下方向に重ね合された一対の蓄電パックを備える電池モジュール一体構造が記載されている。各蓄電パックは、上下方向に対し直交する前後方向に分かれた2つの電池モジュールを含む。各電池モジュールは、2つのプレートで複数の電池セルを挟んだ構造を、電池セルの積層方向に並べて配置することで形成される。各電池モジュールは、複数のプレートに跨って締結された上部拘束部材によって拘束される。
特開2014−35971号公報
特許文献1に記載された構成では、蓄電ユニットの上側及び下側のそれぞれの蓄電パックにおいて、複数の電池モジュールが拘束されている。しかしながら、上下方向に分かれた一対の蓄電パックは、それぞれの固有振動数によって横揺れが生じる可能性がある。これにより、周囲の部品との共振が大きくなることにより、電池モジュール一体構造の振動が大きくなるおそれがある。
さらに、複数の電池モジュールが一体化された構造において、それぞれの電池モジュールの上部から排出されるガスを排気するための排気ダクトを設ける構成が考えられる。
本発明の目的は、上側電池モジュール及び下側電池モジュールと排気ダクトとを備える電池モジュール一体構造において、振動を抑制することである。
本発明に係る電池モジュール一体構造は、上下方向に分かれて固定された上側電池モジュール及び下側電池モジュールであって、それぞれの前記電池モジュールにおいて複数の電池セルがそれぞれ積層されている上側電池モジュール及び下側電池モジュールと、前記上側電池モジュール及び前記下側電池モジュールのそれぞれの前記積層方向一側面において、前記上側電池モジュールの上部に形成された上側排気チャンバに上側開口が接続されており、前記下側電池モジュールの上部に形成された下側排気チャンバに下側開口が接続されており、中間部に形成された中間開口が外部に通じる排気ダクトと、前記排気ダクトを前記上側電池モジュール及び前記下側電池モジュールの側に押圧して固定する端部カバーと、前記排気ダクトの前記上側開口の周辺部及び前記下側開口の周辺部と前記排気チャンバの開口端周辺部との間にそれぞれ配置された面シール部材と、前記排気ダクト及び前記端部カバーの間に配置された発泡樹脂部材とを備える。
本発明に係る電池モジュール一体構造によれば、排気ダクトを備える構成において、各電池モジュールの積層方向一端部と端部カバーとで、排気ダクト、面シール部材、及び発泡樹脂部材が挟まれる。これによって、電池モジュール一体構造の振動を抑制できる。
本発明に係る実施形態の電池モジュール一体構造の正面図である。 図1の左側から右側に見た図である。 電池モジュール一体構造において、端部カバーと排気ダクトとを分離して示す斜視図である。 図2のA−A断面図である。 排気ダクトの分解斜視図である。 排気ダクトを図3の右側から左側に見た斜視図である。
以下に、本発明に係る実施形態について詳細に説明する。以下で説明する形状、数量、材質などは説明のための例示であって、電池モジュール一体構造の仕様により変更が可能である。以下では同様の構成には同一の符号を付して説明する。
図1は、実施形態の電池モジュール一体構造10の正面図である。図2は、図1の左側から右側に見た図である。図3は、電池モジュール一体構造10において、端部カバー30と排気ダクト40とを分離して示す斜視図である。図4は、図2のA−A断面図である。
電池モジュール一体構造10は、ケース12と、上側電池モジュール20及び下側電池モジュール24と、端部カバー30と、排気ダクト40と、面シール部材50a、50bと、発泡樹脂部材60とを備える。上側電池モジュール20及び下側電池モジュール24は、ケース12の内側において上下方向Zに分かれて固定される。
ケース12は、横方向Xに長い長尺の筒状であり、内側において、上側で横方向Xに伸びるように形成された上側配置空間13と、下側で横方向に伸びるように形成された下側配置空間14とを有する。図1から図4では各電池モジュール20,24を形成する電池セル22、25(図3)の積層方向である横方向をXで示し、縦方向をYで示し、X及びYに対し直交する上下方向をZで示している。
ケース12は、鉄等の金属により形成される。ケース12の内側において、上側配置空間13と下側配置空間14とは、平板状の仕切り部15によって仕切られる。仕切り部15は、横方向Xに対し直交する縦方向Yに伸びる複数の柱部によって形成されてもよい。ケース12において、各配置空間13,14の横方向X両端部は開口する。ケース12の横方向一端部(図1、図3の左端部)は、後述する端部カバー30によって塞がれる。ケース12の横方向他端部(図1の右端部)には、別の端部カバー38(図1)がボルトを含む締結手段39によって固定されて、ケース12の横方向他端部を塞ぐ。
ケース12は、複数の構成要素をボルト及びナットからなる締結手段によって一体的に結合することによって形成されてもよい。例えば、ケース12の上端部において上側配置空間13の上部を塞ぐ天板部12fと、仕切り部15とが、それぞれケース12の他の部分を構成する部材とは別の部材により形成されてもよい。
図3に示すように、ケース12の上端部において、上側配置空間13の横方向X一端開口部の上側周辺部には、上下方向Zに対し傾斜した傾斜面16が形成される。傾斜面16には貫通孔16aが形成される。傾斜面16の内面側において、貫通孔16aの開口周縁部にはナット(図示せず)が固定される。傾斜面16には、後述の端部カバー30の上端部が面してボルト及びナットを含む締結手段70で結合される。
ケース12の下側部分において、縦方向Yの一端部(図3の右端部)には、下側配置空間14よりも縦方向Yの外側に配置される段付き状の外側壁部17が形成される。そして、外側壁部17の下側部分において、上下方向Zに伸びる部分の横方向X一端部には、貫通孔17aが形成される。外側壁部17の内面側において、貫通孔17aの開口端周縁部にはナット(図示せず)が固定される。外側壁部17には、後述の端部カバー30の下端部に形成された折り曲げ片30aが重ね合されて、ボルト及びナットを含む締結手段71によって結合される。
上側電池モジュール20は、上側配置空間13において、仕切り部15の上側に、例えば縦方向Yの両端部でボルト(図示せず)によって固定される。上側電池モジュール20は、複数の電池セル22が横方向Xに積層されて結合されている。これにより、電池セル22の積層方向は、横方向Xと一致する。
電池セル22は、それぞれリチウムイオン二次電池、またはニッケル水素二次電池などの角型二次電池である。
図3、図4に示すように、上側電池モジュール20の上端部には、断面U字形で横方向Xに伸びる上側排気チャンバ23が固定される。上側排気チャンバ23は、金属板を曲げ加工して形成される。上側排気チャンバ23の内側には横方向に伸びる流路23aが形成され、その流路23aの横方向X一端(図3、図4の左端)が開口する。また、上側排気チャンバ23の横方向X一端の開口端周縁部にはフランジ23bが形成される。そして、フランジ23bの上端部の縦方向Y中間部には係止溝23cが形成される。係止溝23cには、後述する排気ダクト40の上端部に形成された係止突部42の先端部が係止される。上側排気チャンバ23の流路23aの横方向X他端(図3、図4の右側端)は塞がれる。
上側排気チャンバ23には、電池セル22の異常によって内圧が過度に上昇し、電池セル22の上端部が破断した場合に、電池セル22内のガスが送られる。そして、上側排気チャンバ23に接続された後述の排気ダクト40を通じて外部にガスを排出することにより、電池セル22を保護する。
下側電池モジュール24は、下側配置空間14において、ケース12を形成する底板部12bの上側に、例えば縦方向Yの両端部でボルト(図示せず)によって固定される。下側電池モジュール24も、上側電池モジュール20と同様の複数の電池セル25が横方向Xに積層されて結合される。各電池モジュール20,24において、複数の電池セルの両端にエンドプレートが配置されてもよい。図4では、上側電池モジュール20及び下側電池モジュール24のそれぞれにおいて、複数の電池セル22、25の詳細な図示を省略する。
下側電池モジュール24の上端部にも、上側排気チャンバ23と同様の下側排気チャンバ26が固定される。下側排気チャンバ26の内部には、横方向X一端(図3、図4の左端)が開口する流路26aが形成される。下側排気チャンバ26の横方向X一端の開口周縁部には、フランジ26bが形成される。フランジ26bの上端部には、排気ダクト40係止用の係止溝は形成されていない。
下側配置空間14に下側電池モジュール24が配置されてケース12に固定された状態で、ケース12の横方向X一端部の下端部には、下側配置空間14の開口端の下側を塞ぐ内側カバー12cが固定される。内側カバー12cの上部で縦方向Y中間部には貫通孔12dが形成される。そして、内側カバー12cの内側面において、貫通孔12dの開口周縁部にはナット73b(図4)が固定される。内側カバー12cには、後述の端部カバー30の下端部が重ね合されて、後述のボルト73a及びナット73bからなる締結手段73によって結合される。
端部カバー30は、本体板部31と、本体板部31の上端に連結されてケース12の傾斜面16に面する傾斜板部32とを含む。端部カバー30は、金属板を曲げ加工することによって形成される。本体板部31の上下方向Z及び縦方向Yの中間部には、ダクト孔31aが形成される。ダクト孔31aには、後述する排気ダクト40の中間ダクト部43が挿通する。
本体板部31の下端部には、ケース12の内側カバー12cの貫通孔12dに対応する貫通孔31b(図4)が形成される。本体板部31及び内側カバー12cの貫通孔31b、12dには締結手段73のボルト73aが挿通されて、内側カバー12cの裏側のナット73bに結合される。
傾斜板部32には、ケース12の傾斜面16の貫通孔16aに対応する貫通孔32aが形成される。傾斜板部32及び傾斜面16の貫通孔32a、16aには締結手段70のボルトが挿通されて、傾斜面16の裏側のナットに結合される。傾斜板部32の先端には、ケース12を形成する天板部12fの上側に配置されて横方向Xに伸びる鍔部33が形成される。
端部カバー30の下端部の縦方向Y一端部には、略直角に曲げられた折り曲げ片30aが形成される。折り曲げ片30aには、ケース12の外側壁部12aに形成された貫通孔17aと一致する貫通孔30bが形成される。貫通孔30bには、締結手段71(図1、図2)のボルトが挿通されて、外側壁部17の裏側のナット(図示せず)に結合される。これにより、端部カバー30は、ケース12において、横方向Xについて上側電池モジュール20及び下側電池モジュール24の一端より外側に結合される。なお、端部カバー30の下端部の縦方向他端部(図3の左端部)にも一端部と同様に折り曲げ片を形成し、この折り曲げ片をケース12の縦方向他端部に締結手段によって結合してもよい。
図5は、排気ダクト40の分解斜視図である。図6は、排気ダクト40を図3の右側から左側に見た斜視図である。図5に示すように、排気ダクト40は、外側要素41と内側要素45とが結合して形成される。排気ダクト40は、排煙ダクトと呼ばれるものであり、電池セル22,25の内圧が上昇し電池セル22,25の上端部が破断して排気チャンバ23,26に内部のガスが送られた場合に、そのガスを外部に排出する機能を有する。
外側要素41は、上下方向Zに長い箱形状であり、横方向Xの他端側(図5の右側)が開口する。そして、外側要素41の上端部には係止突部42が形成される。係止突部42は、外側要素41の周壁部の上端の外側から横方向Xに伸びるように突出形成される。
外側要素41の底板部において上下方向中間部には、中間ダクト部43が突出形成される。中間ダクト部43の先端開口は斜め上方向に向くように、中間ダクト部43の軸方向に対し傾斜した形状を有し、その先端開口部には十字形の支持部43aが形成される。中間ダクト部43の先端開口部Pには、バタフライ弁43bが、上端部の縦方向Yの軸線を中心に回動可能に取り付けられ、支持部43a上に配置される。通常時にはバタフライ弁43bは、先端開口部Pをバタフライ弁43b自体の重力によって塞ぐ。この先端開口部Pは、中間開口に相当する。中間ダクト部43の先端部は、端部カバー30(図3)のダクト孔31a(図3)を通じて外側に突出する。
また、外側要素41の周壁部において、上下方向Zの複数位置の外側には、枠形状の係止枠部41aが形成される。
内側要素45も、外側要素41と同様に、上下方向に長い箱形状であり、横方向Xの一端側(図5の左側)が開口する。内側要素45の底板部において上下方向Z両端部には、上側開口46及び下側開口47が形成される。後述するように、上側開口46は上側排気チャンバ23の流路23a(図3)に接続され、下側開口47は下側排気チャンバ26の流路26a(図3)に接続される。
内側要素45の周壁部の外側面において、外側要素41の係止枠部41aと一致する位置には、係止突部45aが形成される。そして、外側要素41の端部が内側要素45の端部の内側に嵌合された状態で、係止枠部41aが係止突部45aに係止される。これにより、外側要素41と内側要素45とが一体化されて排気ダクト40が形成される。
このような排気ダクト40は、各電池モジュール20,24の横方向X一側面において、端部カバー30と電池モジュール20,24とで挟持されるように配置される。上側電池モジュール20の横方向X一側面において、上側電池モジュール20の上部に形成された上側排気チャンバ23の流路23aには、排気ダクト40の上側開口46が接続される。下側電池モジュール24の横方向X一側面において、下側電池モジュール24の上部に形成された下側排気チャンバ26の流路26aには、排気ダクト40の下側開口47が接続される。そして、排気ダクト40の上下方向中間部に形成された先端開口部Pは、端部カバー30より外側で外部に通じる。
図4、図6に示すように、面シール部材50a、50bのうち、上側の面シール部材50aは、排気ダクト40の上側開口46の周辺部と上側排気チャンバ23の開口端周辺部のフランジ23bとの間に配置される。下側の面シール部材50bは、排気ダクト40の下側開口47の周辺部と下側排気チャンバ26の開口端周辺部のフランジ26bとの間に配置される。面シール部材50a、50bは、断面矩形の線材を矩形状に曲げて一端部の内周面が他端部の外周面に重なるように形成される。面シール部材50a、50bは、排気ダクト40の電池モジュール20,24側の側面で上下の開口端の周辺部に全周を囲むように貼り付けられる。面シール部材50a、50bは、ゴムまたは弾性を有する樹脂によって形成される。面シール部材50a、50bは、例えばゴムスポンジとしてもよい。これによって、排気ダクト40の上下両端部の開口46,47のそれぞれと排気チャンバ23,26の流路23a、26aとの接続部でのガス漏れを防止できる。面シール部材50a、50bは、排気ダクト40及び後述の発泡樹脂部材60とともに、電池モジュール一体構造10の振動を抑制する。
発泡樹脂部材60は、直方体状であり、排気ダクト40の横方向X外側面(図4の左側面)と端部カバー30の内側面との間に配置される。発泡樹脂部材60は、発泡樹脂材料、例えばウレタンフォームと呼ばれる発泡樹脂ウレタンによって形成される。発泡樹脂部材60は、例えば排気ダクト40の横方向X外側面に粘着テープによって貼り付けられて固定される。
図3、図4に示すように、ケース12の横方向X一端部には端部カバー30がネジ結合される。また、ケース12に固定された電池モジュール20,24と端部カバー30とで排気ダクト40が挟まれる。
具体的には、ケース12の傾斜面16には端部カバー30の傾斜板部32が面して、締結手段70によって、傾斜板部32が傾斜面16に結合される。
また、ケース12の内側カバー12cには端部カバー30の本体板部31が面して、締結手段73によって本体板部31が内側カバー12cに結合される。また、端部カバー30の折り曲げ片30aとケース12とが、締結手段71によって結合される。
このとき、排気ダクト40の係止突部42の先端部が、上側電池モジュール20の上部に結合された排気チャンバ23の横方向X一端部のフランジ23bの係止溝23cに係止されて、ケース12に対し排気ダクト40の仮固定が行われる。また、排気ダクト40の上側に貼り付けられた面シール部材50aが、上側電池モジュール20の横方向X一方側面と、フランジ23bとに押し付けられる。上側の面シール部材50aの下側部分は、上側電池モジュール20の平坦な外側面に重ねられる。図3では、上側電池モジュール20及び上側排気チャンバ23の砂地Q1で示す部分に面シール部材50aが押し付けられる。
一方、排気ダクト40の下側に貼り付けられた面シール部材50bが下側電池モジュール20の横方向X一方側面と、フランジ26bとに押し付けられる。下側の面シール部材50bの下側部分は、下側電池モジュール24の平坦な外側面に重ねられる。図3では、下側電池モジュール24及び下側排気チャンバ26の砂地Q2で示す部分に面シール部材50bが押し付けられる。
さらに、端部カバー30は、排気ダクト40を各電池モジュール20,24の側に押圧して固定する。発泡樹脂部材60は、排気ダクト40と端部カバー30とによって圧縮された状態で配置される。
上記の電池モジュール一体構造10によれば、排気ダクト40を備える構成において、各電池モジュール20,24の横方向X一端部とケース12に結合された端部カバー30とで、排気ダクト40、面シール部材50a、50b、及び発泡樹脂部材60が挟まれる。これによって、各電池モジュール20,24の横方向Xの揺れを抑制することにより、各電池モジュール20,24の固有振動数が増大する。このため、ケース12を含めて周囲の部品との電池モジュール20,24の共振を抑制できるので、電池モジュール一体構造10の振動を抑制できる。したがって、電池モジュール一体構造10の強度を向上できる。また、各電池モジュール20,24の下端部の縦方向Y両端部のみがケース12に締結される場合でも、横方向Xの共振を抑制できるので、電池モジュール一体構造10の振動を抑制できる。
また、面シール部材50a、50bによって、電池モジュール20,24から排出されたガスの圧損低減と振動抑制との効果を高めることができる。圧損低減によって、電池モジュール20,24からの排煙性を向上できる。また、振動抑制効果を高めるために、排気ダクト40の外側には1つの発泡樹脂部材60を配置するだけでよく、多くの発泡樹脂部材を設ける必要がない。
一方、比較例として、排気ダクトの端部外周面と排気チャンバの開口端部内周面との間に軸シール部材を設けることも考えられるが、この比較例では、軸シール部材の断面積を大きくすることが困難であり、排出ガスの圧損の低減効果が低い。また、この軸シール部材によっては、電池モジュールの横方向揺れの抑制効果が低いので、電池モジュール一体構造の振動抑制効果も低い。実施形態ではこのような不都合を解消できる。
10 電池モジュール一体構造、12 ケース、12a 側壁部、12b 底板部、12c 内側カバー、12d 貫通孔、12f 天板部、13 上側配置空間、14 下側配置空間、15 仕切り部、16 傾斜面、16a 貫通孔、17 外側壁部、17a 貫通孔、20 上側電池モジュール、22 電池セル、23 上側排気チャンバ、24 下側電池モジュール、25 電池セル、26 下側排気チャンバ、26a 流路、26b フランジ、30 端部カバー、30a 折り曲げ片、30b 貫通孔、31 本体板部、31a ダクト孔、31b 貫通孔、32 傾斜板部、32a 貫通孔、33 鍔部、38 端部カバー、39 締結手段、40 排気ダクト、41 外側要素、41a 係止枠部、42 係止突部、43 中間ダクト部、43a 支持部、43b バタフライ弁、45 内側要素、45a 係止突部、46 上側開口、47 下側開口、50a、50b 面シール部材、60 発泡樹脂部材、70 締結手段、71 締結手段、73 締結手段、73a ボルト、73b ナット。

Claims (1)

  1. 上下方向に分かれて固定された上側電池モジュール及び下側電池モジュールであって、それぞれの前記電池モジュールにおいて複数の電池セルがそれぞれ積層されている上側電池モジュール及び下側電池モジュールと、
    前記上側電池モジュール及び前記下側電池モジュールのそれぞれの前記積層方向一側面において、前記上側電池モジュールの上部に形成された上側排気チャンバに上側開口が接続されており、前記下側電池モジュールの上部に形成された下側排気チャンバに下側開口が接続されており、中間部に形成された中間開口が外部に通じる排気ダクトと、
    前記排気ダクトを前記上側電池モジュール及び前記下側電池モジュールの側に押圧して固定する端部カバーと、
    前記排気ダクトの前記上側開口の周辺部及び前記下側開口の周辺部と前記排気チャンバの開口端周辺部との間にそれぞれ配置された面シール部材と、
    前記排気ダクト及び前記端部カバーの間に配置された発泡樹脂部材とを備える、電池モジュール一体構造。
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