JP2017107074A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1つの回転駆動源によって駆動される第1および第2の搬送手段で第1および第2の現像剤をそれぞれ別の現像剤容器に搬送し、現像剤の搬送状態を確実に検出する。
【解決手段】第1、第2の現像剤をトナー補給装置20a、20bから現像容器(101a、101b)に搬送する。第1、第2の現像剤は、第1および第2の搬送手段(ギア730a、730b)を介してトナー補給装置20a、20bの各計量スクリュー(22)を駆動することで搬送される。揺動ギア733Lは、スクリュー駆動モータ73R、73Lで駆動される。揺動ギア733Lの回転駆動方向を切り換え、その駆動力を第1ないし第2のいずれの搬送手段の駆動系に伝達するか、を切り換える。揺動ギア733Lには、不等幅ないし不等ピッチのフラグ(74、75)を設け、その通過を検出する回転検知センサ25Lを配置する。
【選択図】図2

Description

本発明は、1つの回転駆動源によって駆動される第1および第2の搬送手段によって第1および第2の現像剤をそれぞれ別の現像剤容器に搬送する画像形成装置に関する。
従来より、例えば電子写真方式の画像形成装置において、感光ドラムなどの像担持体に静電潜像を形成して、トナー等の現像剤を用いてこの潜像を現像する構成が知られている。この種の画像形成装置では、現像装置内の現像剤が消費されるのに応じて、現像剤容器から現像装置へと現像剤を搬送、補給する構成が用いられている。
この種の現像剤供給機構では、現像剤供給部材の回転数を直接検出し、現像剤の搬送量を監視しつつ現像剤供給部材の駆動制御を行う構成が提案されている(例えば下記の特許文献1)。このように現像剤供給部材の回転駆動制御を行うことにより、例えば直流整流子モータのように外乱によって回転数が変動するようなモータを駆動手段に用いた場合においても、現像剤供給部材の回転数の変動による現像剤供給量のバラツキを低減できる。これにより、高画質の画像形成が可能で、現像剤の供給を厳密に制御し、その消費量を低減することができる。また、トナーカートリッジやトナーボトルのような着脱式の現像剤容器ユニットを用いる場合、現像剤容器ユニットの寿命を延長でき、コストおよび環境負荷の低減を図ることができる。
また、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)のように、異なる色の複数のトナー像を重ね合わせてカラー画像を形成する画像形成装置が知られている。このような構成では、それぞれの色の現像装置における現像剤消費量が異なるため、記録色毎に独立した現像剤供給部材とこれを駆動する駆動手段を備える構成が一般的である。
これに対して、例えば小型軽量化や低価格化を目的として、一つの駆動手段で複数のトナー供給部材を駆動する技術も提案されている(例えば下記の特許文献2)。特許文献2に記載の装置は、1つのモータの駆動力を2つの供給部材のいずれか一方に伝達する構成であり、駆動力の伝達を2つの供給部材間で適宜切り換えて2つの現像装置へ現像剤を供給する。
特開2005−227559号公報 登録実用新案3060562号
特許文献2のように、1つの回転駆動源によって、第1および第2の搬送手段を駆動する構成においても、現像剤の搬送制御のため第1および第2の搬送手段の駆動回転数を独立して検出できるのが望ましい。このためには、例えば、第1および第2の搬送手段を構成する搬送スクリューのような部材の駆動軸に回転数検出手段を装着する構成が考えられる。しかしながら、その場合には、第1および第2の搬送手段についてそれぞれ独立した回転数検出手段を配置する必要があり、スペース効率が低下し、電気負荷の増加による電気基板の大型化など装置小型化の障害となる可能性がある。
本発明の課題は、1つの回転駆動源によって駆動される第1および第2の搬送手段で第1および第2の現像剤をそれぞれ別の現像剤容器に搬送する場合、簡単安価かつ小型軽量な構成により現像剤の搬送状態を確実に検出することにある。
上記課題を解決するため、本発明においては、第1の現像剤を収容する第1の現像剤容器と、第2の現像剤を収容する第2の現像剤容器と、前記第1の現像剤容器から前記第1の現像剤を第3の現像剤容器へと搬送する第1の搬送手段と、前記第2の現像剤容器から前記第2の現像剤を第4の現像剤容器へと搬送する第2の搬送手段と、前記第1の搬送手段または前記第2の搬送手段を駆動する駆動力を発生する回転駆動源と、前記回転駆動源により回転駆動され、その駆動力を前記第1の搬送手段の駆動系に伝達するか、または前記第2の搬送手段の駆動系に伝達するか、を切り換える揺動ギアと、前記揺動ギアの回転を検出する回転検出手段と、を備えた構成を採用した。
上記構成によれば、駆動力を第1の搬送手段の駆動系に伝達するか、または第2の搬送手段の駆動系に伝達するか、を切り換える揺動ギアの回転を回転検出手段によって検出する。このため、例えば回転検出手段で検出した回転数を介して、第1または第2の搬送手段の駆動状態を検出することができる。従って、簡単安価かつ小型軽量な構成により、現像剤の搬送手段の回転状態を確実に検出することができる。これにより、現像剤の搬送量を適切に制御でき、例えばトナーあふれなどの供給過多を抑制し、また現像剤供給不足による画質不良の発生確率を低減できる。従って、簡単安価かつ小型軽量な構成により現像剤の搬送量を適切に管理し、高画質な画像形成を行うことができる。
本発明を採用した画像形成装置の構成の一例として、カラー画像形成を行う画像形成装置の概略構成を示した説明図である。 図1の画像形成装置の現像剤の補給系の構成を画像形成装置の背面方向から示した説明図である。 図2の現像剤の補給系の断面構造を示した説明図である。 図1の画像形成装置の制御系の構成例を示したブロック図である。 図2の現像剤補給系の要部を拡大して示した説明図である。 図2の揺動ギアの支持部の構成を示した説明図である。 (a)、(b)は、図2の揺動ギアが互いに逆方向に駆動されている場合に、回転数検知センサからそれぞれ出力される出力信号を示した線図である。
以下、添付図面に示す実施例を参照して本発明を実施するための形態につき説明する。なお、以下に示す実施例はあくまでも一例であり、例えば細部の構成については本発明の趣旨を逸脱しない範囲において当業者が適宜変更することができる。また、本実施形態で取り上げる数値は、参考数値であって、本発明を限定するものではない。
<実施例>
<画像形成装置の全体構成>
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示している。図1に例示する画像形成装置は、中間転写体を用いたデジタル方式のフルカラー電子写真画像形成装置である。
画像形成装置200は4色の画像形成部を中間転写ベルト7上に並べて配置した、いわゆる中間転写タンデム方式の画像形成装置である。該中間転写タンデム方式は、高いプロダクティビティや様々なメディアの搬送に対応できる点から、近年主流となっている構成である。なお、図1において紙面に垂直な方向が装置の前〜奥方向に相当する。
<記録材の搬送プロセス>
画像形成装置200の画像形成機構は、例えば箱型の筐体中に収容され、例えばその下部には記録材Sを収容する記録材収納庫10が、中央より上部には記録済みの記録材Sを排出する排出トレイ63が配置される(いわゆる「胴内排出」形式の配置)。装置上部には、表示器ないしキーボードなどから構成された操作パネル60が配置される。排出トレイ63より上部には、例えば複写機能を有する製品であれば詳細不図示の画像スキャナなどが配置される。
<記録材の搬送プロセス>
記録材Sは記録材収納庫10に積載、収納されており、摩擦分離方式を採用した給紙ローラ61により画像形成タイミングに合わせて給紙される。給紙ローラ61により送り出された記録材Sは搬送パスを通過し、レジストローラ62へと搬送される。このレジストローラ62において斜行補正やタイミング補正を行った後、記録材Sは二次転写部T2へと送られる。二次転写部T2は、対向する二次転写内ローラ8および二次転写外ローラ9により形成される転写ニップ部であり、所定の加圧力と静電的負荷バイアスを与えることで記録材S上にトナー像を吸着させる。
<画像形成プロセス>
以上説明した二次転写部T2までの記録材Sの搬送プロセスに対して、同様のタイミングで二次転写部まで送られて来る画像の形成プロセスについて説明する。図1において、画像形成部Pa〜Pdは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各記録色で画像形成を行う。これら画像形成部Pa〜Pdは、主に感光体1a〜1d、帯電器2a〜2d、露光装置3a〜3d、現像装置100a〜100d、現像容器101a〜101d、一次転写装置T1a〜T1d、および感光体クリーナ6a〜6dを含む。
感光体1a〜1dは、記録光によって静電像を形成するための像担持体であって、不図示の駆動系により回転駆動(回転方向はそれぞれR1〜R4)されつつ、予め帯電器2a〜2dにより表面を一様に帯電される。露光装置3a〜3dは、例えばレーザ光源と偏向装置などから構成される。露光装置3a〜3dは、記録すべき画像情報の信号に基づき駆動され、その記録光が回折手段を適宜経由して照射され、これにより感光体1a〜1d上に静電像が形成される。
感光体1a〜1d上に形成された静電潜像は、現像装置100a〜100dによるトナー現像を経て、トナー像として顕像化される。その後、一次転写装置T1a〜T1dにより所定の加圧力および静電的負荷バイアスが与えられ、中間転写ベルト7上にトナー像が転写される。最後に、感光体1a〜1d上に僅かに残った転写残トナーは感光体クリーナ6a〜6dにより回収され、再び次の作像プロセスに備える。
現像装置100a〜100dの現像容器101a〜101d内のトナー量が低下すると、それぞれの記録色のトナー補給装置から各現像装置に対してトナー補給が行われる。図1では、画像形成部Paのためのトナー補給装置20aの外形のみを概略的に図示してある。画像形成部Pb〜Pdのためのトナー補給装置(図中に表示がないが例えば後述の20b〜20d)の概略形状はトナー補給装置20aと同等である。
各色のトナー補給装置20a(〜20d)は、例えば、ホッパーなどと呼ばれる、じょうご形状のトナー通路として構成される。トナー補給装置20a(〜20d)は、各色のトナーを一時収容し、そこから現像装置100a〜100dの現像容器101a〜101dへとトナーを補給するバッファとして機能する。即ち、トナー補給装置20a(〜20d)の内部のトナー量が低下すると、トナー収容容器Ta〜Td(トナーボトル)からトナーが供給される。
上記の現像装置100a〜100dの現像容器101a〜101d、トナー補給装置20a(〜20d)、トナー収容容器Ta〜Td(トナーボトル)は、いずれも現像剤容器としての機能を有する。
後述のトナー搬送系(搬送手段)は、これらの現像剤容器から現像剤容器へと現像剤(配合トナー)を搬送(供給)するよう構成される。本実施例では、トナー搬送系(搬送手段)は、後述の図2、図3、図5、図6などで説明するように、隣接する2色の現像剤(トナー)の搬送系(搬送手段)が1つの回転駆動源(後述のスクリュー駆動モータ73)を共有する構造となっている。
そして、本実施例では、回転駆動源(後述のスクリュー駆動モータ73)を共有する、2色分、2つの現像剤(トナー)の搬送系を第1の搬送手段、および第2の搬送手段と考える。また、これら第1の搬送手段、および第2の搬送手段によって、それぞれ搬送される2色の現像剤(トナー)を、第1の現像剤、および第2の現像剤という。
また、これら第1の搬送手段、および第2の搬送手段によって、それぞれ搬送される第1の現像剤、および第2の現像剤を供給する(送り出す:搬出側の)現像剤容器を、それぞれ第1の現像剤容器、および第2の現像剤容器と考える。
また、第1の搬送手段、および第2の搬送手段によって、それぞれ搬送される第1の現像剤、および第2の現像剤が供給される(受け取る:搬入側の)現像剤容器を、第3の現像剤容器、および第4の現像剤容器と考える。
即ち、第1および第2の搬送手段によって、第1および第2の現像剤が搬出される側の現像剤容器を第1および第2の現像剤容器、第1および第2の現像剤が搬入される側の現像剤容器を第3および第4の現像剤容器、と考える。
この場合、上記のトナー収容容器(トナーボトル)TaとTb(ないしTcとTd)は、それぞれ第1および第2の現像剤の供給側であって、例えば第1および第2の現像剤容器に対応づけることができる。
また、トナー補給装置20aと20b(ないし20cと20d)も、第1および第2の現像剤を現像容器101aと101b(ないし101cと101d)に対して供給する側であるから、第1および第2の現像剤容器に対応づけることができる。
また、トナー補給装置20aと20b(ないし20cと20d)は、トナー収容容器(トナーボトル)TaとTb(ないしTcとTd)から搬出された第1および第2の現像剤を受容する側であるから、第3および第4の現像剤容器に対応づけることもできる。
さらに、現像容器101aと101b(ないし101cと101d)は、トナー補給装置20aと20b(ないし20cと20d)から搬出された第1および第2の現像剤を受容する側であるから、第3および第4の現像剤容器に対応づけることができる。
以下では、第1および第2の現像剤容器としてトナー補給装置20aと20b(ないし20cと20d)を対応づけ、第3および第4の現像剤容器として現像容器101aと101b(ないし101cと101d)を対応づけた場合の構成を例に説明する。
図1の4セットの画像形成部Pa〜Pdは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(Bk)のそれぞれの記録色に対応し、これらの記録色のトナーにより各色成分のトナー像を形成する。以下では、必要に応じてこれらアルファベット表記のみで記録色ないし現像剤(トナー)の色を表示する場合がある。ただし、このような記録色の組合せはあくまでも一例であり、画像形成装置200で用意される色数(画像形成部の数)はこの4色に限定されるものではなく、また色の並び順もこの限りではない。
また、本実施例では、現像容器101a〜101dに搬送すべき現像剤(トナー)は予め非磁性トナーと磁性キャリアを混合した二成分現像剤であるものとするが、磁性トナーまたは非磁性トナーのみの一成分現像剤の場合も考えられる。その場合でも後述の現像剤(トナー)の搬送系の構成は同様に実施できる。以下では、現像剤(トナー)として二成分現像剤(初期剤)を用いる構成につき説明する。
中間転写ベルト7は図示しない中間転写ベルトフレームに設置される。中間転写ベルト7は、中間転写ベルトへの駆動伝達手段を兼ねる二次転写内ローラ8、テンションローラ17、二次転写上流ローラ18によって張架された無端ベルトとして構成されている。
中間転写ベルト7は、不図示の駆動系によって図中矢印R7の方向へ搬送駆動される。Y、M、CおよびBkの画像形成部Pa〜Pdにより並列処理される各色の作像プロセスは、中間転写ベルト1上に一次転写された上流色のトナー像上に順次重ね合わせるタイミングで行われる。これにより、最終的にフルカラーのトナー像が中間転写ベルト上に形成され、二次転写部T2へと搬送される。二次転写部T2を通過した後の転写残トナーは、転写クリーナ装置11によって回収される。
<二次転写以降のプロセス>
以上、それぞれ説明した搬送プロセスおよび作像プロセスを以って、記録材Sと、中間転写ベルト7上のフルカラートナー像のタイミングが一致し、二次転写部の位置で二次転写が行われる。中間転写ベルト7からトナー像を二次転写された記録材Sは定着装置13へと搬送される。定着装置13は対向するローラにより形成された定着ニップ内で、通過する記録材Sに所定の圧力と熱量を与えて、記録材S上にトナー像を溶融固着させる。このため、定着装置13は熱源となるヒータを備え、常に最適な温度が維持されるように制御される。画像定着後の記録材Sは、排出トレイ63上に排出されるか、もしくは両面画像形成を要する場合には図示しない反転搬送装置へと搬送される。
<トナー補給装置およびトナー搬送系(搬送手段)>
図2は、図1の画像形成装置200のトナー補給装置(20)構成を(図1の)画像形成装置の背面方向から示した説明図である。このため、トナー補給装置20a〜20dは図2の右から左へと並んでいるまた、図3はトナー補給装置(20)の断面を図1の右方から見た状態で示している。
図2のように、画像形成部Pa〜Pdに対応するトナー補給装置20a〜20dが図2の右から左へと並んで配置され、その上部に対応するトナー収容容器Ta〜Td(図3のT)が配置される。ここで、前述の通りトナー補給装置20a〜20dはほぼ共通形状であり、トナー収容容器Ta〜Tdもほぼ共通形状である。また、トナー補給装置20a、20bに駆動力を伝達するスクリュー駆動列DsLとトナー補給装置20c、20dに駆動力を伝達するスクリュー駆動列DsRもほぼ共通形状である。さらに、トナー収容容器Ta、Tbに駆動力を伝達するボトル駆動列DbLとトナー収容容器Tc、Tdに駆動力を伝達するボトル駆動列DbRも共通形状である。上記の各駆動列は例えば平ギアによって、回転駆動力を伝達するギア列として構成される。
以下では、図2、図3、図5などにおける参照符号の末尾のa〜dおよびL、Rを、必要に応じて適宜省略して表記することがある。例えば、特に図3では、参照符号の末尾のa〜dおよびL、Rを省略した表記となっている。
<制御系>
図4はトナー補給を制御する制御系の構成を示している。図4において、CPU50からなる制御部には入力信号として、トナー残量検知センサ211、212のトナー残量情報と、回転数検知センサ25、251の検出情報が入力される。回転数検知センサ25、251は、後述するようにトナー補給機構中に配置される揺動ギア733、723の回転を検出する。CPU50は、回転数検知センサ25、251を介して現像剤(トナー)の搬送量を計測することができる。CPU50は、上記の入力情報に基づき、所定の現像剤(トナー)補給状態が得られるよう、例えば後述のボトル駆動モータ72、スクリュー駆動モータ73の回転駆動を制御する。
例えば、CPU50のような制御装置によって、トナー補給を制御する手法として、ビデオカウントATR(自動トナー補給)のような制御技術が知られている。このような補給制御では、CPU50は、外部のホスト装置から送信された(またはスキャナから読み取られた)記録すべき1ページの画像(ビデオ)信号を解析することにより、1ページの記録材S上に転写されるトナー量をカウントすることができる。
一方、図3に示すように、トナー補給装置20の下部には、水平方向に伸びる円筒形状のトナー搬送パイプ221を配置し、その内部には計量スクリュー22を設ける。この計量スクリュー22の駆動軸は、後述のギア730を介して回転駆動され、トナー補給装置20のトナーを図3中で左方に搬送し、トナー搬送パイプ221の先端下部に設けたトナー供給口24から搬出する。トナー供給口24から搬出されたトナーは、その下部に配置された現像容器101(101a〜101d)内に供給される。
計量スクリュー22のピッチや高さなどの設計条件は機種ごとに一定であるから、実際に計量スクリュー22が搬送するトナーの量は、その回転数を単位として管理することができる。本実施例では、計量スクリュー22を1回転させることにより搬送されるトナー(現像剤)の量を「1ブロック」として取り扱う例を示す。
CPU50は、例えばビデオカウントによって算出した目標値に相当するトナー量を補給できるようスクリュー駆動モータ73を回転駆動する。この時、実際にトナー補給のために搬送したトナー量は回転数検知センサ25を介して検出できる。そこで、CPU50は、例えば回転数検知センサ25からトナー搬送量の目標値に相当する所定の回転数(ないし搬送ブロック数)に相当する信号を得るまでスクリュー駆動モータ73を駆動し、当該の信号検出状態が得られたら駆動を停止する。
<現像剤(トナー)補給動作および補給駆動制御>
上記構成における現像剤(トナー)補給系の構成および現像剤(トナー)補給動作について、図2、5、6、7を参照してさらに詳細に説明する。
本実施例のY、M、C、Bkの各色に対応するトナー補給系は、トナー収容容器Ta〜Tdからトナー補給装置20a〜20dへトナーを補給する搬送手段と、トナー補給装置20a〜20dから現像容器101a〜101dへトナーを補給する搬送手段を含む。
トナー収容容器Ta〜Tdは軸線廻りに回転駆動することにより、それぞれトナー補給装置20a〜20dに対してトナーを搬出することができる。また、トナー補給装置20a〜20dは、それぞれ計量スクリュー22(図3)を備え、この計量スクリュー22(図3)を回転駆動することにより、現像容器101a〜101dに対してトナーを搬出することができる。
そして、これらの搬送手段の回転駆動手段は、それぞれ隣接する2色分の搬送手段で1つの回転駆動源(ボトル駆動モータ72R、72Lと、スクリュー駆動モータ73R、L)を共有するよう構成されている。
即ち、図2に示すように、隣接するそれぞれ2色分のトナー収容容器TaとTb、およびトナー収容容器TcとTdは、それぞれ1つの回転駆動手段、即ちボトル駆動モータ72R、72Lを共有する。ボトル駆動モータ72R、72Lの駆動力の伝達方向は、それぞれ揺動ギア723R、723Lによってトナー収容容器TaまたはTb、およびトナー収容容器TcまたはTdを駆動するよう切り換えられる。
また、隣接するそれぞれ2色分のトナー補給装置20aと20b、およびトナー補給装置20cと20dは、それぞれの計量スクリュー22(図3)を駆動するそれぞれ1つの回転駆動手段、即ち、スクリュー駆動モータ73R、73Lを共有する。スクリュー駆動モータ73R、73Lの駆動力の伝達方向は、それぞれ揺動ギア733R、733Lによって、トナー補給装置20aまたは20b、およびトナー補給装置20cまたは20dの計量スクリュー22(図3)を駆動するよう切り換えられる。
図3に示すように、トナー収容容器Tはその外周をトナーボトルマウントTMによって回転自在に覆われ、その内部には螺旋形状のリブが形成されている。そのため、トナー収容容器Tをボトル駆動モータ72によって回転駆動すると、連通口TOを介してトナー補給装置20(20a〜20d)へとトナーを供給することができる。
トナー補給装置20の内部側壁にはトナー残量検知センサ211、212が設置され、トナー補給装置20内のトナーの残量を検知することができる。例えば、トナー残量検知センサ211は発光素子により、トナー残量検知センサ212は受光素子により構成することができ、これら両者はそれぞれ同軸上に配置される。その場合、トナー残量検知センサ211、212の発光および受光する光としては例えば赤外線を用いる。
図2において、ボトル駆動モータ72が図中でCW(時計廻り)方向に回転するとギア721、ギア722に与えられたギア比に応じた減速比で減速された回転駆動力が揺動ギア723に伝達される。揺動ギア723はCWに回転しながら揺動し、ギア725へと駆動力を伝達する。ギア725はトナー収容容器TaまたはTcと同軸上に設けられたギア720aまたは720cへと駆動力を伝達し、ギア720aまたは720cによってトナー収容容器TaまたはTcが回転する。
また、ボトル駆動モータ72がCCW(反時計廻り)方向に回転すると、揺動ギア723は図2中CCW方向に回転しながら揺動し、ギア724へと駆動力を伝達する。ギア724はトナー収容容器TbまたはTdと同軸上に設けられたギア720bまたは720dへと駆動力を伝達し、ギア720bまたは720dによってトナー収容容器TbまたはTdが回転する。
後述のように、トナー補給装置20a、または20b、およびトナー補給装置20c、または20dの計量スクリュー22をスクリュー駆動列DsL、DsRを介して駆動する揺動ギア733の動作は揺動ギア723の場合と同様である。
トナー残量検知センサ211からの赤外線がトナー残量検知センサ212の位置まで透過している場合、即ちトナー量がこの深さまで達していいない間はCPU50はボトル駆動モータ72を回転させ続ける。この回転駆動は、赤外線がトナーによって遮蔽されるまで続けられる。また、CPU50は、作像、非作像時にかかわらず、トナー残量検知センサ211、212の間のトナーによって赤外線が遮蔽される状態を保つよう、ボトル駆動モータ72の駆動状態を制御する。このようにして、トナー補給装置20内に一時収容(バッファ)されるトナー量がほぼ一定量を保つよう、トナー収容容器Tからトナー補給装置20へのトナー補給が制御される。
一方、トナー補給装置20の下部には、計量スクリュー22を内蔵するトナー搬送パイプ221(図3)が配置されている。図2、図5において、スクリュー駆動モータ73が回転すると、ウォームギア731、ギア732で減速されつつ揺動ギア733へと駆動力が伝達される。ここで、例えばウォームギア731の歯は、スクリュー駆動モータ73がウォームギア731をCCW(反時計廻り)方向にさせた時、これにより揺動ギア733はCCW方向に回転しながら揺動し、ギア735(図5)へと駆動力を伝達するよう構成されている。
そして、ギア735は、トナー補給装置20a、20cの計量スクリュー(例えば22aまたは22c)と同軸上に設けられたギア730aまたは730cへと駆動力を伝達する。これにより、ギア730aまたは730cを介してトナー補給装置20aまたは20cの計量スクリュー22(図中に対応する参照符号がないが22aまたは22cにそれぞれ相当)が回転する。
また、スクリュー駆動モータ73をCW方向に回転駆動すると、揺動ギア733は図2(図5)中でCW方向に回転しながら揺動し、ギア734へと駆動力を伝達する。ギア734は計量スクリュー22bまたは22dと同軸上に設けられたギア730bまたは730dへと駆動力を伝達し、ギア730bまたは730dによって対応する計量スクリュー(22bまたは22d)が回転する。
揺動ギア733の回転軸は、例えば図6に示すような長穴70により軸支され、この長穴70によって次のような位置に規制される。例えば、揺動ギア733の回転軸は、ギア732によって図2、図5、図6の右方に蹴り出される時は軸支点76に位置し、また、逆にギア732によって図2、図5、図6の左方に蹴り出される時は軸支点77に位置する。このように揺動ギア733の回転軸は、軸支点76、77の間を揺動し、その場合、揺動ギア733とギア732が一定の距離を保つよう規制される。なお、図6では、長穴70は、左右長が短いため中央部が直線的な形状となっているが、この中央部は、ギア732の外周と同心の円弧を描くような形状に構成してもよい。
また、揺動ギア733から下流のギア列でギア730a〜730dに至るまでの減速比は整数倍となるようにギア列が構成されている。特に、本実施例では、揺動ギア733から下流のギア列でギア730a〜730dに至るまでの減速比が1となるよう構成され、揺動ギア733とギア730は等速(単位時間あたり同一回転数)で回転する。
揺動ギア733には、回転数検知センサ25に検出させるフラグ部位として、フラグ74、75が植設されている。これらフラグ74、75の通過範囲には、フラグ74、75の通過を検出できるよう回転数検知センサ25が配置される。後述のように回転方向を容易に検出できるような検出信号を回転数検知センサ25から出力できるよう、揺動ギア733の回転方向での長さ(幅)はフラグ74>フラグ75となるように構成されている。なお、上記のように、揺動ギア733から下流のギア列でギア730a〜730dに至るまでの減速比を1としておくことにより、回転数検知センサ25で検出した揺動ギア733の回転数がそのまま計量スクリュー22の(単位時間あたりの)回転数となる。
揺動ギア733は、上記のように図6の軸支点76、77の間をギア732と一定の距離を保ちながら揺動する。揺動ギア733の中心が軸支点76へ移動した場合にギア735と連結し、揺動ギア733の中心が軸支点77へ移動した場合にはギア734と連結することになる。この揺動ギア733の揺動は、もちろん、ギア732の回転動作によって発生するモーメント力である。
なお、ボトル駆動列DbL、DbRを駆動する揺動ギア723L、723Rも、上記の揺動ギア733L、733Rと同様な長穴支持(詳細不図示)となっており、揺動ギア723L、723Rの揺動の動作原理は、揺動ギア733L、733Rと同様である。
また、本実施例では、主にギア732の回転駆動方向を選択する、即ち、同ギアの回転駆動方向を正転方向/逆転方向のいずれに取るかによって、揺動ギア733を揺動させてその伝達方向を切り換える構成を示す。しかしながら、不図示のソレノイドなどを利用して、揺動ギア733の揺動位置を強制的に変更する構成を用いてもよい。その場合には、揺動ギア733ないしその後段の伝達系の回転駆動方向は伝達方向選択によって制約されず、自由に設定できる可能性がある。例えば、図2、図5の構成では、ギア列(730a、730c)と、ギア列(730b、730d)とでギアの枚数が異なる。これにより、揺動ギア733が正方向回転、ないし逆方向回転で切り換えられた時でも、トナー補給装置内の計量スクリュー22が同一方向に回転するようになっている。しかしながら、上記のようにソレノイドなどにより揺動ギア733の揺動位置を強制的に変更する場合などにおいて、ギア列(730a、730c)と、ギア列(730b、730d)の素子数や配置は、当業者において任意に設計を変更してよい。
回転数検知センサ25は例えば赤外線の発光部、および受光部から成り、赤外線を遮蔽するとHIGHレベルの電圧を出力するフォトセンサであり、軸支点76、77(図6)のほぼ水平方向の中央位置に配置される。一方、揺動ギア723(図2)にも、フラグ74、75と同様のフラグを植設し、これらフラグを検出する回転数検知センサ251L、251Rを配置することができる。
揺動ギア733の回転数は、例えばフラグ74のエッジを検出した回数で測定する。ただし、揺動ギア733の回転駆動方向がCWおよびCCWの回転方向で異なる場合、当然ながらそれぞれで互いに逆側のエッジを測定するものとする。例えば、スクリュー駆動モータ73をDCブラシモータなどにより構成する場合には、停止動作を行っても惰性でわずかに駆動力を伝達することがある。これにより、例えば、フラグ74が回転数検知センサ25を遮蔽したまま停止させる可能性があるため、上述のような測定制御を行うのが望ましい。
以上のようなフラグ74、75の構成によって、揺動ギア733が図中CCWに回転駆動されると回転数検知センサ25から例えば図7(a)の信号が出力され、また、揺動ギア733が図中CWに回転駆動されると図7中(b)の信号が出力される。CPU50は、例えば図7(a)の場合、フラグ74のエッジE1を検出する度に1ブロック補給完了(計量スクリュー22が1回転)と判定する。また、図7(b)の場合、フラグ74のエッジE2を検出する度に1ブロック補給完了(計量スクリュー22が1回転)と判定する。このようにして、CPU50は、トナー供給口24(図3)を介して現像容器101に供給されるトナー補給量を計量スクリュー22の1回転に相当する1ブロックを単位として計量、管理することができる。
また、機構上、回転数検知センサ25は、2色のトナーをそれぞれ搬送するトナー補給装置20a、20b(20c、20d)のほぼ中間に位置する揺動ギア733の近傍に配置されることになる。この回転数検知センサ25の位置は、例えばトナー補給装置20a、20b(20c、20d)の直下やごく近傍の位置ではなく、それらの中間の位置である。このため、トナー補給装置から飛散するトナーによって回転数検知センサ25が汚染される可能性を低減でき、回転数検知センサ25から正確な回転数信号を長期に渡って検出することができる。
なお、トナー供給口24には、トナー補給装置20側および現像装置100側の双方にシャッタ(不図示)を配置することができる。このシャッタの開閉は、不図示の連動機構を介して、例えば現像装置100の着脱と連動させることができる。例えば、この連動機構により、シャッタが現像装置100(現像カートリッジ)が本体に設置された状態においてはトナー供給口が連通状態となり、現像装置100を取り外した際にはシャッタがトナー供給口24を封止するよう制御される。このような構成により、トナー飛散を抑制することができる。
以上では、主に、回転駆動源であるスクリュー駆動モータ73R、73Lをそれぞれ共有するトナー補給装置20a、20b(20c、20d)から現像容器101a、101b(101c、101d)へトナーを搬送する構成および動作を説明した。このうち、記録色の異なる第1および第2の現像剤(トナー)を収容するトナー補給装置20a、20b(ホッパー)は、第1および第2の現像剤容器に相当する。また、第1および第2の現像剤(トナー)の供給を受ける現像容器101a、101b(101c、101d)は第3および第4の現像剤容器に相当する。
第1の現像剤を第1の現像剤容器から第3の現像剤容器へ搬送する第1の搬送手段は、例えばギア列(730a、730c)により構成される。また、第2の現像剤を第2の現像剤容器から第4の現像剤容器へ搬送する第2の搬送手段は、例えばギア列(730c、730d)により構成される。
そして、揺動ギア733R、733Lによって、回転駆動源(スクリュー駆動モータ73R、73L)の駆動力を前記第1の搬送手段の駆動系に伝達するか、または前記第2の搬送手段の駆動系に伝達するかを切り換える。揺動ギア733R、733Lには、回転検出のためのフラグ74、75(タブ)を設け、これらフラグの通過を介して各揺動ギアの回転を検出する回転数検知センサ25R、25Lを配置する。
揺動ギア733R、733Lは、回転駆動方向の選択によって、第1のトナーを搬送する第1の搬送手段、第2のトナーを搬送する第2の搬送手段のいずれに駆動力を伝達するかを切り換えることができる。この伝達方向の切り換えは、回転駆動源(スクリュー駆動モータ73R、73L)の回転駆動方向を制御して、ギア732の回転駆動方向(正転方向/逆転方向)を選択することにより行う。これにより、ギア732の正逆転の回転駆動方向が選択され、揺動ギア733を揺動させてその伝達方向が切り換えられる。
従って、揺動ギア733R、733Lに配置したフラグ74、75(タブ)を回転数検知センサ25R、25Lにより検出することにより、第1、および第2トナーをそれぞれ搬送する第1、および第2の搬送手段の駆動量を検出(測定)することができる。ここで、CPU50のような制御手段によって、例えば、上記のように第1、および第2の搬送手段を構成する計量スクリュー22の1回転によるトナー搬送量を1ブロックとして取り扱う制御を行うものとする。その場合、CPU50(制御装置)は、回転数検知センサ25R、25Lで検出した(単位時間あたりの)回転数を介して実際に搬送したトナーの量を容易に把握することができる。
特に、例えば、第1および第2の搬送手段を構成するギア列(730a〜730d)のギア比を好ましくは整数比としておく。これにより、CPU50が回転数検知センサ25R、25Lで検出した(単位時間あたりの)回転数や回転回数を、計量スクリュー22の回転数や回転回数に変換する処理が極めて容易になる。特に、より好ましくは、第1および第2の搬送手段を構成するギア列(730a〜730d)のギア比を1に設定しておくことができる。これにより、何らの換算演算を行なうことなく、CPU50は、回転数検知センサ25R、25Lを介して直接、計量スクリュー22の(単位時間あたりの)回転数を読み取ることができる。
また、揺動ギア733R、733Lに配置したフラグ74、75の幅を互いに異らせておき、あるいはさらにこれらフラグは、それぞれを図2、図5などに示したように各揺動ギアの回転する円周上で不等周期に配置することができる。即ち、フラグ74、75は互いに不等幅であり、また各揺動ギアの回転する円周上で不等周期(ピッチ)で配置する。
これにより、図7に示したように各揺動ギアの伝達方向切り換えに伴なう回転駆動方向の切り換えによって、異なる信号パターンの検出信号を回転数検知センサ25R、25Lから出力させることができる。これにより、CPU50は、回転数検知センサ25R、25Lの出力信号から、実際の揺動ギア733R、733Lの回転方向および回転駆動力の伝達方向を確実に検出でき、これに基づき計量スクリュー22による現像剤(トナー)の搬送量を正確に把握できる。
従って、本実施例によれば、1つの回転駆動源によって駆動される第1および第2の搬送手段で第1および第2の現像剤をそれぞれ別の現像剤容器に搬送する場合、簡単安価かつ小型軽量な構成により、搬送手段の回転状態を確実に検出できる。これにより、現像剤の搬送量を適切に制御でき、例えばトナーあふれなどの供給過多を抑制し、また現像剤供給不足による画質不良の発生確率を低減できる。従って、簡単安価かつ小型軽量な構成により現像剤の搬送量を適切に管理し、高画質な画像形成を行うことができる。また、現像剤の補給過多を防ぎ、これにより現像剤容器ユニットの寿命を延長でき、コストおよび環境負荷の低減を図ることができる。
以上では、主に、トナー補給装置20a、20b(20c、20d):第1、第2の現像剤容器から、現像容器101a、101b(101c、101d):第3、第4の現像剤容器へトナーを搬送する第1および第2の搬送手段を例に説明した。しかしながら、図2に示したように、トナー収容容器Ta〜Td(トナーボトル)から、トナー補給装置20a〜20dへの現像剤(トナー)搬送系も同様の揺動ギア723R、723Lを用いたほぼ同様の構成である。即ち、揺動ギア723R、723Lには、フラグ74、75と同様のフラグを配置することができ、このフラグの通過を検出する回転数検知センサ251L、251Rを配置することができる。したがって、上述同様に回転数検知センサ251L、251Rを用いて検出した揺動ギア723R、723Lの(単位時間あたりの)回転数を介して、トナー収容容器Ta〜Tdからの現像剤(トナー)供給量を検出(測定)することができる。
即ち、トナー収容容器Ta、Tb(Tc、Td)を、上記の第1、第2の現像剤容器、また、トナー補給装置20a、20b(20c、20d)を第3、第4の現像剤容器として考えることができる。この場合、トナー収容容器Ta〜Tdを回転させるギア列(724L、724R、725L、725R)は、上記の第1および第2の搬送手段に対応させることができる。そして、それぞれの現像剤(トナー)を搬送するための上記第1および第2の搬送手段への駆動力伝達には、上記同様の揺動ギア723R、723Lが用いられている。また、揺動ギア723R、723Lには上記同様の回転数検知センサ251L、251Rが配置される。
以上のように、トナー収容容器Ta〜Td(トナーボトル)から、トナー補給装置20a〜20dへの現像剤(トナー)搬送系に関しても、上述同様の構成を実施することができる。そして、例えばCPU50は、揺動ギア723R、723Lの(単位時間あたりの)回転数などを介して、トナー収容容器Ta〜Tdの回転による現像剤(トナー)の搬送量を確実に検出することができ、上記とほぼ同様の作用効果を期待することができる。
なお、画像形成装置によっては、トナー収容容器Ta〜Td(トナーボトル)ないしこれに相当するカートリッジなどから、トナー補給装置20a〜20d(ホッパー)のような一時収容(バッファ)手段を経由せずに現像剤を搬送する構成も考えられる。そのような構成においても、上述同様の構成を実施することができ、上述同様の作用効果を期待することができる。なお、この場合には、トナー収容容器Ta、Tb(Tc、Td)が、上記の第1、第2の現像剤容器に対応づけられ、また、現像容器101a、101b(101c、101d)が第3、第4の現像剤容器に対応づけられることになる。
S…記録材、1a〜1d…感光体、2a〜2d…帯電器、3a〜3d…露光装置、20a〜20d…トナー補給装置、25、251…回転数検知センサ、72R、72L…ボトル駆動モータ、73R、73L…スクリュー駆動モータ、100a〜100d…現像装置、101a〜101d…現像容器、200…画像形成装置、723、733…揺動ギア。

Claims (7)

  1. 第1の現像剤を収容する第1の現像剤容器と、
    第2の現像剤を収容する第2の現像剤容器と、
    前記第1の現像剤容器から前記第1の現像剤を第3の現像剤容器へと搬送する第1の搬送手段と、
    前記第2の現像剤容器から前記第2の現像剤を第4の現像剤容器へと搬送する第2の搬送手段と、
    前記第1の搬送手段または前記第2の搬送手段を駆動する駆動力を発生する回転駆動源と、
    前記回転駆動源により回転駆動され、その駆動力を前記第1の搬送手段の駆動系に伝達するか、または前記第2の搬送手段の駆動系に伝達するか、を切り換える揺動ギアと、
    前記揺動ギアの回転を検出する回転検出手段と、
    を備えた画像形成装置。
  2. 前記回転駆動源の回転駆動方向を選択することにより、前記揺動ギアを揺動させ、前記回転駆動源の駆動力を前記第1の搬送手段に伝達するか、または前記第2の搬送手段に伝達するか、が切り換えられる請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記揺動ギアが前記回転検出手段の位置を通過するフラグ部位を備え、前記揺動ギアの回転駆動方向によって、前記回転検出手段が異なる信号パターンを発生するよう前記フラグ部位が構成されている請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記揺動ギアから前記駆動力を伝達される前記第1の搬送手段または前記第2の搬送手段の伝達系が整数比の減速比を有する請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第3および第4の現像剤容器が、像担持体に形成された静電像を、前記第1および第2の搬送手段によりそれぞれ搬送されたそれぞれ第1および第2の現像剤により現像する現像装置の現像容器である請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1および第2の現像剤容器が、それぞれ前記第3および第4の現像剤容器に搬送する前記第1および第2の現像剤を一時収容するホッパーである請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1および第2の現像剤容器が、それぞれ前記第1および第2の現像剤を収容するトナーボトルである請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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