JP2017106695A - ヒートパイプ及びヒートパイプの製造方法 - Google Patents

ヒートパイプ及びヒートパイプの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】アルミニウムまたはアルミニウム合金からなるコンテナ端部に封止のための曲げ加工や加熱処理が施されても、水を含む作動流体によるコンテナ端部の腐食と水素ガス発生を防止できるヒートパイプ、及び前記ヒートパイプの製造方法を提供する。【解決手段】アルミニウムまたはアルミニウム合金からなるコンテナ基材を含むコンテナと、該コンテナに封入された作動流体を有するヒートパイプであって、前記作動流体が、水を含み、前記コンテナが、該コンテナ基材の端部内面側に設けられた第1の保護層と、該第1の保護層と該コンテナ基材の内面との間に設けられた第2の保護層とを有し、前記第1の保護層が、前記第2の保護層より融点が低いヒートパイプ。【選択図】図1

Description

本発明は、コンテナ内部の封止特性に優れたヒートパイプ及び該ヒートパイプの製造方法に関する。
電気・電子機器に搭載されている半導体素子等の電子部品は、高機能化に伴う高密度搭載等により、発熱量が増大し、その冷却がより重要となっている。電子部品の冷却方法として、ヒートパイプが使用されることがある。
近年、ヒートパイプの軽量化の観点から、コンテナ材料として、銅に代えて、アルミニウムやアルミニウム合金が使用される場合がある。また、コンテナに封入される作動流体としては、熱輸送特性に優れる点から水が使用されることがある。しかし、アルミニウムやアルミニウム合金からなるコンテナに、作動流体として水を使用すると、アルミニウムやアルミニウム合金と水とが化学反応して水素ガスが発生し、ヒートパイプ内部の真空度が低下してしまう場合があるという問題があった。さらに、アルミニウムやアルミニウム合金と水との化学反応により、コンテナが腐食する場合があるという問題があった。
従って、コンテナ材料としてアルミニウムやアルミニウム合金が使用され、作動流体として水が使用される場合には、従来、コンテナの内面全体に防食機能を有する被覆層を形成していた。
コンテナの防食機能を有する被覆層を形成したヒートパイプとしては、例えば、アルカリ金属および/またはアルカリ土類金属を含有するアルミニウム合金からなる管体内に熱媒体が封入されてなるヒートパイプであって、前記管体の内面にアルカリ金属酸化物および/またはアルカリ土類金属酸化物を含有した酸化物皮膜が形成されているヒートパイプ(特許文献1)が挙げられる。
しかし、上記酸化物皮膜等、コンテナの防食機能を有する被覆層は硬い特性を有することから、特許文献1では、コンテナ端部を封止するにあたり、コンテナ端部の曲げ加工や圧縮加工等によって、コンテナ端部や端部近傍の上記被覆層にクラックが発生してコンテナが露出し、該クラック部からコンテナの腐食が進行してしまう場合があった。また、コンテナ端部を封止するにあたり、コンテナ端部の溶接等の加熱処理によってコンテナ端部や端部近傍に新生面が発生し、水を含む作動流体を封入すると、コンテナの新生面と水とが化学反応して水素ガスが発生し、真空度が低下してしまう場合があった。
特開平9−96494号公報
上記事情に鑑み、本発明の目的は、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなるコンテナの端部に封止のための曲げ加工や加熱処理が施されても、水を含む作動流体によるコンテナ端部の腐食と水素ガス発生を防止できるヒートパイプ、及び前記ヒートパイプの製造方法を提供することにある。
本発明の態様は、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなるコンテナ基材を含むコンテナと、該コンテナに封入された作動流体を有するヒートパイプであって、前記作動流体が、水を含み、前記コンテナが、該コンテナ基材の端部内面側に設けられた第1の保護層と、該第1の保護層と該コンテナ基材の内面との間に設けられた第2の保護層とを有し、前記第1の保護層が、前記第2の保護層より融点が低いヒートパイプである。
本発明の態様は、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなるコンテナ基材を含むコンテナと、該コンテナに封入された作動流体を有するヒートパイプであって、前記作動流体が、水を含み、前記コンテナが、該コンテナ基材の端部内面側に設けられた第1の保護層と、該第1の保護層と該コンテナ基材の内面との間に設けられた第2の保護層とを有し、前記第1の保護層が、前記第2の保護層よりもビッカーズ硬度の小さいヒートパイプである。
ビッカーズ硬度(HV)は、押込み硬さの1種であり、物の硬さを表す数値の1つとして一般的に用いられている。ビッカーズ硬度は、対面角136°の正四角錐ダイヤモンドを圧子として用い、該圧子を一定の荷重で材料表面に押し込み、荷重を除いたときに生じるくぼみについて、その対角線の長さを求め、さらに、この対角線の長さから上記くぼみの表面積を求め、荷重を算出した表面積で除した値である。このビッカーズ硬度は、単位をつけず数値のみで表される。
上記本発明の態様では、コンテナ基材の端部内面に多層構造の保護層 (第1の保護層および第2の保護層)が設けられ、第2の保護層の表面側に設けられた第1の保護層が、該第2の保護層よりもビッカーズ硬度が小さい。つまり、多層構造の保護層のうち、表面側の第1の保護層は、第1の保護層とコンテナ内面との間の第2の保護層よりも柔らかい材質となっている。
本発明の態様は、前記第1の保護層が、前記第2の保護層よりも、ビッカーズ硬度が100以上小さいヒートパイプである。
本発明の態様は、前記第1の保護層が、100以下のビッカーズ硬度を有するヒートパイプである。
本発明の態様は、前記第1の保護層が、前記第2の保護層よりも、伸び率が大きいヒートパイプである。
上記「伸び率」とは、JIS Z 2241に定める引張試験にて測定したときの伸び率を意味する。
本発明の態様は、前記第1の保護層が、錫層、錫合金層、はんだ層及び樹脂層からなる群から選択された少なくとも1種であるヒートパイプである。
本発明の態様は、前記樹脂層が、エラストマー性の樹脂層であるヒートパイプである。
本発明の態様は、前記第2の保護層が、アルマイト層、クロムメッキ層、ニッケルメッキ層、ベーマイト層及びガラスコート層からなる群から選択された少なくとも1種であるヒートパイプである。
本発明の態様は、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなるコンテナ基材を含むコンテナと、該コンテナに封入された水を含む作動流体を有するヒートパイプの製造方法であって、前記コンテナ基材の端部内面側に設けられた、未硬化の熱硬化性樹脂層と、該未硬化の熱硬化性樹脂層と該コンテナ基材の内面との間に設けられた第2の保護層とを有するコンテナを用意する工程と、前記コンテナの内部を脱気する工程と、脱気された前記コンテナの端部を、塑性変形によって圧接させる工程と、圧接された前記コンテナの端部を、前記コンテナ基材の融点未満の温度にて加熱して前記熱硬化性樹脂を熱硬化させて、第1の保護層を形成し、前記端部を封止する工程と、を含み、前記第1の保護層が、前記第2の保護層よりもビッカーズ硬度の小さい、ヒートパイプの製造方法である。
本発明の態様は、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなるコンテナ基材を含むコンテナと、該コンテナに封入された水を含む作動流体を有するヒートパイプの製造方法であって、前記コンテナ基材の端部内面側に設けられた、錫層、錫合金層、はんだ層または熱可塑性樹脂層からなる第1の保護層の前駆層と、該第1の保護層の前駆層と該コンテナ基材の内面との間に設けられた第2の保護層とを有するコンテナを用意する工程と、前記コンテナの内部を脱気する工程と、脱気された前記コンテナの端部を、塑性変形によって圧接させる工程と、圧接された前記コンテナの端部を、前記コンテナ基材の融点未満の温度にて加熱して前記第1の保護層の前駆層を溶融させる工程と、溶融した前記第1の保護層の前駆層を冷却して、第1の保護層を形成し、前記コンテナの端部を封止する工程と、を含み、前記第1の保護層が、前記第2の保護層よりもビッカーズ硬度の小さい、ヒートパイプの製造方法である。
本発明の態様は、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなるコンテナ基材を含むコンテナと、該コンテナに封入された水を含む作動流体を有するヒートパイプの製造方法であって、前記コンテナ基材の端部内面側に設けられた、25℃にてエラストマー性の樹脂である第1の保護層と、該第1の保護層と該コンテナ基材の内面との間に設けられた第2の保護層とを有するコンテナを用意する工程と、前記コンテナの内部を脱気する工程と、脱気された前記コンテナの端部を、塑性変形によって圧接させて、前記端部を封止する工程と、を含み、前記第1の保護層が、前記第2の保護層よりもビッカーズ硬度の小さい、ヒートパイプの製造方法。
本発明の態様は、前記圧接させた端部を、該端部を封止する前に、折り曲げてまたは折り曲げないで圧縮する工程を、更に含むヒートパイプの製造方法である。
本発明の態様は、前記第2の保護層が、アルマイト層、クロムメッキ層、ニッケルメッキ層、ベーマイト層及びガラスコート層からなる群から選択された少なくとも1種であるヒートパイプの製造方法である。
本発明の態様によれば、第1の保護層が防食機能を有する第2の保護層より融点が低いことにより、第2の保護層よりも第1の保護層は加熱により溶融しやすい。よって、コンテナ基材の端部を曲げ加工等の塑性変形と加熱によって封止するにあたり、第2の保護層12にクラックが発生しても、第2の保護層よりも表面側に形成された第1の保護層は、第2の保護層に発生したクラックを被覆できる。第1の保護層は第2の保護層に発生したクラックを被覆できるので、水を含んだ作動流体とコンテナ基材とが化学反応することによるコンテナ基材の腐食を防止できる。さらに、水を含んだ作動流体によるコンテナ基材の腐食を防止できるので、水素ガスの発生による真空度の低下を防止でき、ヒートパイプの熱輸送性能の低下を防止することができる。
本発明の態様によれば、第1の保護層が防食機能を有する第2の保護層よりもビッカーズ硬度が小さいことにより、第2の保護層と比較して第1の保護層にはクラックが発生しにくい。よって、コンテナ端部を曲げ加工や圧縮加工等により封止するにあたり、第2の保護層にクラックが発生しても、多層構造の保護層のうち、第2の保護層よりも表面側に形成された第1の保護層は、第2の保護層に発生したクラックを被覆できる。第1の保護層は第2の保護層に発生したクラックを被覆できるので、水を含んだ作動流体とコンテナ基材とが化学反応することによるコンテナ基材の腐食を防止できる。さらに、水を含んだ作動流体によるコンテナ基材の腐食を防止できるので、水素ガスの発生による真空度の低下を防止でき、ヒートパイプの熱輸送性能の低下を防止することができる。
本発明の態様によれば、コンテナ端部を封止するにあたり、コンテナ端部の加熱処理によってコンテナ基材に新生面が発生しても、第1の保護層によってコンテナ基材の新生面が被覆されているので、水を含んだ作動流体と該新生面との化学反応による水素ガスの発生を防止でき、結果、ヒートパイプの真空度の低下を防止でき、ヒートパイプの熱輸送性能の低下を防止することができる。
本発明の態様によれば、第1の保護層が第2の保護層よりもビッカーズ硬度が100以上小さいことにより、第1の保護層は、第2の保護層に発生したクラックやコンテナ基材の新生面を、長期間に渡って確実に被覆できる。
本発明の態様によれば、第1の保護層が100以下のビッカーズ硬度を有することにより、耐久性等の機械的強度を有しつつ第1の保護層にクラックが発生するのを確実に防止でき、さらに第2の保護層に発生したクラックを確実に被覆できる。
本発明の態様によれば、第1の保護層が第2の保護層よりも伸び率が大きいことにより、第2の保護層に発生したクラックやコンテナ基材の新生面を、長期間に渡って確実に被覆できる。
本発明の態様によれば、コンテナ基材の材料であるアルミニウムまたはアルミニウム合金の融点未満の温度にて加熱して、未硬化の熱硬化性樹脂を熱硬化させることにより、または錫、錫合金、はんだ若しくは熱可塑性樹脂を溶融させた後に、さらに冷却することにより、第1の保護層を形成して、コンテナ端部を封止することで、第1の保護層は第2の保護層に発生したクラックやコンテナ基材の新生面を被覆できるので、コンテナ端部、ひいてはコンテナ全体の腐食を防止できる。
本発明の態様によれば、コンテナ端部を塑性変形により圧接させて、常温(25℃)にてエラストマー性の樹脂である第1の保護層が、コンテナ端部を封止することで、第1の保護層は第2の保護層に発生したクラックを被覆できるので、コンテナ端部、ひいてはコンテナ全体の腐食を防止できる。
本発明の実施形態例に係るヒートパイプの側面断面図である。 本発明の第1実施形態例に係るヒートパイプの製造方法の説明図である。 本発明の第2実施形態例に係るヒートパイプの製造方法の説明図である。 本発明の第3実施形態例に係るヒートパイプの製造方法の説明図である。
以下に、本発明の実施形態例に係るヒートパイプについて、図面を用いながら説明する。
図1に示すように、本発明の実施形態例に係るヒートパイプ1は、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなるコンテナ基材10を含むコンテナと、コンテナに封入された作動流体13を有し、コンテナ基材10の端部14の内面には第1の保護層11が設けられている。また、第1の保護層11とコンテナ基材10の内面との間には、コンテナ基材内面の腐食を防止するための被覆である第2の保護層12が設けられている。
コンテナ基材10の径方向の形状は、特に限定されないが、ヒートパイプ1では、径方向の形状が円形状の管材である。コンテナ基材10の両方の端部14の内面を、塑性変形によって圧接させることで、コンテナ基材10の両方の端部14に、封止部15が形成されている。また、ヒートパイプ1では、作動流体13は水を含んでいる。
コンテナ基材10の両方の端部14においては、第1の保護層11によってコンテナ基材10の内面が被覆されている。また、コンテナ基材10全体の内面、すなわち、コンテナ基材10の両方の端部14と中央部は、いずれも、第2の保護層12によって、その内面全体が被覆されている。従って、コンテナ基材10の両方の端部14には、第1の保護層11と第2の保護層12とを有する多層構造16が形成され、第2の保護層12の表面が第1の保護層11によって被覆された態様となっている。上記から、多層構造16のうち、第1の保護層11が多層構造16の表面側、すなわち、コンテナ基材10の内部空間側に配置され、第2の保護層12が多層構造16の底部側、すなわち、コンテナ基材10の内壁面側に配置されている。
一方で、第1の保護層11が設けられていないコンテナ基材10の中央部は、第2の保護層12からなる単層構造となっている。
ヒートパイプ1は、第1の保護層11の融点が第2の保護層12の融点よりも低い態様となっている。従って、コンテナ基材10の端部を曲げ加工等の塑性変形と加熱によって封止するにあたり、第2の保護層12にクラックが発生しても、第2の保護層12表面に設けられた被覆層である第1の保護層は、第2の保護層に発生したクラックを被覆することができる。さらには、ヒートパイプ1は、第1の保護層11のビッカーズ硬度が、第2の保護層12のビッカーズ硬度よりも小さい態様となっている。従って、第1の保護層11は、第2の保護層12よりも柔らかく、クラックが発生しにくい材質となっている。よって、コンテナ基材10の端部14を曲げ加工等により封止するにあたり、第2の保護層12にクラックが発生しても、第2の保護層12表面に設けられた被覆層である第1の保護層11が、第2の保護層12に発生したクラックを被覆することできる。このように、第1の保護層11は第2の保護層12に発生したクラックを被覆できるので、コンテナ基材10の端部14の腐食、ひいてはコンテナ基材10の端部14から全体への腐食の進行を防止できる。
第1の保護層11のビッカーズ硬度と第2の保護層12のビッカーズ硬度の差は、第1の保護層11のビッカーズ硬度が第2の保護層12のビッカーズ硬度よりも小さければ特に限定されないが、後述する実用上採用可能な材料での検討から100以上の差があればコンテナ基材10の腐食を防止することが可能であり、好ましくは200以上の差があると更によい。また、第1の保護層のビッカーズ硬度は、特に限定されないが、第2の保護層12のクラックを確実に被覆する点から100以下が好ましく、70以下が特に好ましい。
第1の保護層11の伸び率と第2の保護層12の伸び率の差は、第1の保護層11の伸び率が第2の保護層12の伸び率よりも大きければ特に限定されないが、第1の保護層11にクラックが発生するのを確実に防止する点から70%以上の差が特に好ましい。
第1の保護層11の厚さは、特に限定されないが、1μ〜15μmが好ましい。また、第2の保護層12の厚さは、特に限定されないが、1μm〜50μmが好ましい。
第1の保護層11の具体例としては、錫層、錫合金層、はんだ層、樹脂層が挙げられる。また、樹脂層としては、例えば、アルミニウムまたはアルミニウム合金の融点未満の温度にて熱硬化する熱硬化性樹脂から形成された樹脂層、アルミニウムまたはアルミニウム合金の融点未満の温度にて可塑化する熱可塑性樹脂から形成された樹脂層、常温(25℃)にてエラストマー性を有する樹脂から形成された樹脂層等が挙げられる。
上記第1の保護層11のうち、コンテナ基材10の端部14を曲げ加工等により封止するにあたり、第2の保護層12に発生したクラックに第1の保護層11が埋め込まれることでクラックを確実に塞ぐことができる点から、錫層、錫合金層、はんだ層、熱可塑性樹脂層、熱硬化性樹脂層が好ましい。また、上記第1の保護層11のうち、後述するように、ヒートパイプ1を製造するにあたり加熱処理を要せず、生産効率に優れる点から、常温(25℃)にてエラストマー性を有する樹脂層が好ましい。
上記熱硬化性樹脂としては、特に限定されないが、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、(メタ)アクリル樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹脂等が挙げられる。また、上記熱可塑性樹脂としては、特に限定されないが、例えば、ポリアミド樹脂、ポリエチレン及びポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリカーボネート等が挙げられる。常温(25℃)にてエラストマー性を有する樹脂としては、特に限定されないが、例えば、ウレタンゴム、ブタジエンゴム、スチレン・ブタジエンゴム、ニトリルゴム、ブチルゴム、シリコーンゴム等の合成ゴムや天然ゴム等が挙げられる。
第2の保護層12は、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなるコンテナ基材10の内面が、水を含む作動流体13によって腐食するのを防止する層である。コンテナ基材10の内面の腐食防止層としては、特に限定されないが、例えば、アルマイト層、クロムメッキ層、ニッケルメッキ層、ベーマイト層及びガラスコート層等を挙げることができる。
次に、本発明のヒートパイプの製造方法例について説明する。
まず、第1の保護層11として熱硬化性樹脂を用いた場合の、上記した実施形態例に係るヒートパイプ1の製造方法例(第1の実施形態例に係る製造方法)について、図2を用いて説明する。
第1の実施形態例に係る製造方法では、まず、図2(a)に示すように、コンテナ基材10の端部14に塗布された未硬化の熱硬化性樹脂層11’と第2の保護層12とを有する多層部16’が形成され、中央部に第2の保護層12からなる単層構造が形成された管材であるコンテナ基材10を含むコンテナを用意する。コンテナ基材10を含むコンテナの一方の端部14から真空引きや加熱脱気等の脱気処理26を行って、コンテナの内部を脱気する。このとき、図示しないコンテナの他方の端部は、予め、適宜の封止手段によって封止されている。
次に、図2(b)に示すように、上記脱気処理26を行いながら、第1の塑性加工手段20にて、コンテナ基材10の径方向に沿って端部14をカシメ等により圧縮して塑性変形させることによって、コンテナ基材10の端部14内面を、多層部16’を介した態様にて圧接させて、端部14に圧接部位21(封止部)を形成し、作動流体13を封入する。
次に、図2(c)に示すように、上記脱気処理26を停止して、圧接部位21の一方の端部14側にて、カッター等の切断手段22を用いてコンテナ基材10を含むコンテナを切断する。
次に、図2(d)に示すように、圧接部位21を折り曲げてから、第2の塑性加工手段23にて、圧接部位21の折り曲げ加工された領域を、コンテナ基材10の径方向に対して平行方向または略平行方向に、カシメ等により圧縮して塑性変形させる。
次に、図2(e)、(f)に示すように、加熱手段24にて、アルミニウムまたはアルミニウム合金の融点未満の温度にて未硬化の熱硬化性樹脂層11’を加熱し、未硬化の熱硬化性樹脂層11’を熱硬化させて、硬化した熱硬化性樹脂層である第1の保護層11を得、第1の保護層11と第2の保護層12とを備えた多層構造16を有する端部14を形成する。
また、図示しない他方の端部の上記した適宜の封止手段としては、例えば、上記一方の端部14と同様に、多層部16’が形成された他方の端部を、第1の塑性加工手段20、切断手段22、第2の塑性加工手段23、加熱手段24を用いて封止する方法が挙げられる。上記第1の実施形態例に係る製造方法によって、第1の保護層11が第2の保護層12よりも、融点が低く、ビッカーズ硬度の小さいヒートパイプ1を製造できる。
なお、図2(d)では、圧接部位21を、折り曲げた後に第2の塑性加工手段23にて塑性変形させたが、これに代えて、圧接部位21を、折り曲げないで第2の塑性加工手段23にて塑性変形させてもよい。さらに、図2(e)の加熱手段24としては、特に限定されず、例えば、加熱炉や乾燥機、溶接等を挙げることができる。
次に、第1の保護層11として錫、錫合金、はんだまたは熱可塑性樹脂を用いた場合の、上記した実施形態例に係るヒートパイプ1の製造方法例(第2の実施形態例に係る製造方法)について、図3を用いて説明する。
第2の実施形態例に係る製造方法では、まず、図3(a)に示すように、コンテナ基材10の端部14に設けられた、錫層、錫合金層、はんだ層または熱可塑性樹脂層からなる第1の保護層11の基となる第1の保護層の前駆層11’’と第2の保護層12とを有する多層部16’’が形成され、中央部に第2の保護層12からなる単層構造が形成された管材であるコンテナ基材10を含むコンテナを用意する。コンテナ基材10を含むコンテナの一方の端部14から真空引きや加熱脱気等の脱気処理26を行って、コンテナの内部を脱気する。このとき、図示しないコンテナの他方の端部は、予め、適宜の封止手段によって封止されている。
次に、図3(b)に示すように、上記脱気処理26を行いながら、第1の塑性加工手段20にて、コンテナ基材10の径方向に沿って端部14をカシメ等により圧縮して塑性変形させることによって、コンテナ基材10の端部14内面を、多層部16’’を介した態様にて圧接させて、端部14に圧接部位21(封止部)を形成し、作動流体13を封入する。
次に、図3(c)に示すように、上記脱気処理26を停止して、圧接部位21の一方の端部14側にて、切断手段22を用いてコンテナ基材10を含むコンテナを切断する。
次に、図3(d)に示すように、第2の塑性加工手段23にて圧接部位21をコンテナ基材10の径方向に対して平行方向または略平行方向に、カシメ等により圧縮して塑性変形させる。
次に、図3(e)に示すように、加熱手段24にて、アルミニウムまたはアルミニウム合金の融点未満の温度にて錫層、錫合金層、はんだ層または熱可塑性樹脂層からなる第1の保護層の前駆層11’’を加熱し、第1の保護層の前駆層11’’を溶融させる。
次に、図3(f)に示すように、溶融した第1の保護層の前駆層’’を常温まで冷却して、第1の保護層11を得、第1の保護層11と第2の保護層12とを備えた多層構造16を有する端部14を形成する。
また、図示しない他方の端部の上記した適宜の封止手段としては、例えば、上記一方の端部14と同様に、多層部16’’が形成された他方の端部を、第1の塑性加工手段20、切断手段22、第2の塑性加工手段23、加熱手段24を用いて封止する方法が挙げられる。上記第2の実施形態例に係る製造方法によって、第1の保護層11が第2の保護層12よりも、融点が低く、ビッカーズ硬度の小さいヒートパイプ1を製造できる。
なお、図3(d)では、圧接部位21を、折り曲げないで第2の塑性加工手段23にて塑性変形させたが、これに代えて、圧接部位21を、折り曲げた後に第2の塑性加工手段23にて塑性変形させてもよい。さらに、図3(e)の加熱手段24としては、特に限定されず、例えば、加熱炉や乾燥機、溶接等を挙げることができる。図3(e)では、加熱手段24として溶接を使用し、圧接部位21の側面を溶接して溶接部25を形成させている。また、図3(f)の冷却の手段としては、特に限定されないが、例えば、室温での放冷を挙げることができる。
また、図3(d)に示す塑性変形の工程と、図3(e)に示すアルミニウムまたはアルミニウム合金からなるコンテナ基材10の融点未満の温度で加熱する工程は同時に行ってもよい。このようにすることで、コンテナ基材10の塑性変形時に第2の保護層12で発生したクラックが第1の保護層の前駆層11’’に達することを確実に防止することができる。これにより、加熱・冷却によって形成される第1の保護層11が確実に第2の保護層12に発生したクラックを被覆することができる。
次に、第1の保護層11として常温(25℃)にてエラストマー性の樹脂を用いた場合の、上記した実施形態例に係るヒートパイプ1の製造方法例(第3の実施形態例に係る製造方法)について、図4を用いて説明する。
第3の実施形態例に係る製造方法では、まず、図4(a)に示すように、コンテナ基材10の端部14に常温(25℃)にてエラストマー性の樹脂層11’’’と第2の保護層12とを有する多層部16’’’が形成され、中央部に第2の保護層12からなる単層構造が形成された管材であるコンテナ基材10を含むコンテナを用意する。コンテナ基材10を含むコンテナの一方の端部14から真空引きや加熱脱気等の脱気処理26を行って、コンテナの内部を脱気する。このとき、図示しないコンテナの他方の端部は、予め、適宜の封止手段によって封止されている。
次に、図4(b)に示すように、上記脱気処理26を行いながら、第1の塑性加工手段20にて、コンテナ基材10の径方向に沿って端部14をカシメ等により圧縮して塑性変形させることによって、コンテナ基材10の端部14内面を、多層部16’ ’ ’を介した態様にて圧接させて、端部14に圧接部位21(封止部)を形成し、作動流体13を封入する。
次に、図4(c)に示すように、上記脱気処理26を停止して、圧接部位21の一方の端部14側にて、切断手段22を用いてコンテナ基材10を含むコンテナを切断する。
次に、図4(d)に示すように、圧接部位21を折り曲げてから、第2の塑性加工手段23にて、圧接部位21の折り曲げ加工された領域を、コンテナ基材10の径方向に対して平行方向または略平行方向に、カシメ等により圧縮して塑性変形させる。
上記工程により、図4(e)に示すように、加熱手段を用いずに、常温(25℃)にてエラストマー性の樹脂層11’’’からなる第1の保護層11を得、第1の保護層11と第2の保護層12とを備えた多層構造16を有する端部14を形成する。
また、図示しない他方の端部の上記した適宜の封止手段としては、例えば、上記一方の端部14と同様に、多層部16’’’が形成された他方の端部を、第1の塑性加工手段20、切断手段22、第2の塑性加工手段23を用い、加熱手段は用いないで封止する方法が挙げられる。上記第3の実施形態例に係る製造方法によって、第1の保護層11が第2の保護層12よりも、融点が低く、ビッカーズ硬度の小さいヒートパイプ1を製造できる。
なお、図4(d)では、圧接部位21を、折り曲げた後に第2の塑性加工手段23にて折り曲げ部を塑性変形させたが、これに代えて、圧接部位21を、折り曲げないで第2の塑性加工手段23にて塑性変形させてもよい。さらに、第2の塑性加工手段23にて塑性変形させた後に、圧接部位21の側面を溶接して溶接部を設けることで、端部14の密封性をさらに向上させてもよい。
次に、本発明のヒートパイプの他の実施形態例について、説明する。上記実施形態例に係るヒートパイプでは、コンテナ基材の端部内面に設けられた多層構造は、第1の保護層と第2の保護層からなる2層構造であったが、3層以上の構造でもよく、例えば、第2の保護層とコンテナ基材の内面との間に、第1の保護層及び第2の保護層とは異なる更なる層を設けてもよく、第1の保護層と第2の保護層との間に、第1の保護層及び第2の保護層とは異なる更なる層を設けてもよい。また、上記実施形態例に係るヒートパイプでは、コンテナ中央部は第2の保護層からなる単層構造であったが、2層以上の構造でもよく、例えば、第2の保護層とコンテナ基材の内面との間に、第1の保護層及び第2の保護層とは異なる更なる層を設けてもよく、第2の保護層の表面に、第1の保護層及び第2の保護層とは異なる更なる層を設けてもよい。
上記実施形態例に係るヒートパイプでは、両端部に第1の保護層と第2の保護層が設けられていたが、これに代えて、どちらか一方の端部にのみ、第1の保護層と第2の保護層を設けてもよい。
また、上記実施形態例に係るヒートパイプでは、コンテナ基材は、径方向の形状が円形状の管材であったが、これに代えて、径方向の形状が楕円形状等の扁平形状の管材でもよく、また、平面型のコンテナ基材でもよい。
本発明のヒートパイプは、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなるコンテナ基材を含むコンテナに、水を含む作動流体を封入しても、コンテナ端部、ひいてはコンテナ全体の腐食を防止できるので、広汎な分野で利用可能であり、例えば、電子部品の冷却の分野で利用価値が高い。
1 ヒートパイプ
10 コンテナ基材
11 第1の保護層
12 第2の保護層
13 作動流体

Claims (13)

  1. アルミニウムまたはアルミニウム合金からなるコンテナ基材を含むコンテナと、該コンテナに封入された作動流体を有するヒートパイプであって、
    前記作動流体が、水を含み、
    前記コンテナが、該コンテナ基材の端部内面側に設けられた第1の保護層と、該第1の保護層と該コンテナ基材の内面との間に設けられた第2の保護層とを有し、前記第1の保護層が、前記第2の保護層より融点が低いヒートパイプ。
  2. アルミニウムまたはアルミニウム合金からなるコンテナ基材を含むコンテナと、該コンテナに封入された作動流体を有するヒートパイプであって、
    前記作動流体が、水を含み、
    前記コンテナが、該コンテナ基材の端部内面側に設けられた第1の保護層と、該第1の保護層と該コンテナ基材の内面との間に設けられた第2の保護層とを有し、前記第1の保護層が、前記第2の保護層よりもビッカーズ硬度が小さいヒートパイプ。
  3. 前記第1の保護層が、前記第2の保護層よりも、ビッカーズ硬度が100以上小さい請求項2に記載のヒートパイプ。
  4. 前記第1の保護層が、100以下のビッカーズ硬度を有する請求項2または3に記載のヒートパイプ。
  5. 前記第1の保護層が、前記第2の保護層よりも、伸び率が大きい請求項2に記載のヒートパイプ。
  6. 前記第1の保護層が、錫層、錫合金層、はんだ層及び樹脂層からなる群から選択された少なくとも1種である請求項1乃至5のいずれか1項に記載のヒートパイプ。
  7. 前記樹脂層が、エラストマー性の樹脂層である請求項6に記載のヒートパイプ。
  8. 前記第2の保護層が、アルマイト層、クロムメッキ層、ニッケルメッキ層、ベーマイト層及びガラスコート層からなる群から選択された少なくとも1種である請求項1乃至7のいずれか1項に記載のヒートパイプ。
  9. アルミニウムまたはアルミニウム合金からなるコンテナ基材を含むコンテナと、該コンテナに封入された水を含む作動流体を有するヒートパイプの製造方法であって、
    前記コンテナ基材の端部内面側に設けられた、未硬化の熱硬化性樹脂層と、該未硬化の熱硬化性樹脂層と該コンテナ基材の内面との間に設けられた第2の保護層とを有するコンテナを用意する工程と、
    前記コンテナの内部を脱気する工程と、
    脱気された前記コンテナの端部を、塑性変形によって圧接させる工程と、
    圧接された前記コンテナの端部を、前記コンテナ基材の融点未満の温度にて加熱して前記熱硬化性樹脂を熱硬化させて、第1の保護層を形成し、前記端部を封止する工程と、
    を含み、
    前記第1の保護層が、前記第2の保護層よりもビッカーズ硬度の小さい、ヒートパイプの製造方法。
  10. アルミニウムまたはアルミニウム合金からなるコンテナ基材を含むコンテナと、該コンテナに封入された水を含む作動流体を有するヒートパイプの製造方法であって、
    前記コンテナ基材の端部内面側に設けられた、錫層、錫合金層、はんだ層または熱可塑性樹脂層からなる第1の保護層の前駆層と、該第1の保護層の前駆層と該コンテナ基材の内面との間に設けられた第2の保護層とを有するコンテナを用意する工程と、
    前記コンテナの内部を脱気する工程と、
    脱気された前記コンテナの端部内面を、塑性変形によって圧接させる工程と、
    圧接された前記コンテナの端部を、前記コンテナ基材の融点未満の温度にて加熱して前記第1の保護層の前駆層を溶融させる工程と、
    溶融した前記第1の保護層の前駆層を冷却して、第1の保護層を形成し、前記端部を封止する工程と、
    を含み、
    前記第1の保護層が、前記第2の保護層よりもビッカーズ硬度の小さい、ヒートパイプの製造方法。
  11. アルミニウムまたはアルミニウム合金からなるコンテナ基材を含むコンテナと、該コンテナに封入された水を含む作動流体を有するヒートパイプの製造方法であって、
    前記コンテナ基材の端部内面側に設けられた、25℃にてエラストマー性の樹脂である第1の保護層と、該第1の保護層と該コンテナ基材の内面との間に設けられた第2の保護層とを有するコンテナを用意する工程と、
    前記コンテナの内部を脱気する工程と、
    脱気された前記コンテナの端部内面を、塑性変形によって圧接させて、前記端部を封止する工程と、
    を含み、
    前記第1の保護層が、前記第2の保護層よりもビッカーズ硬度の小さい、ヒートパイプの製造方法。
  12. 前記圧接させた端部を、該端部を封止する前に、折り曲げてまたは折り曲げないで圧縮する工程を、更に含む請求項9乃至11のいずれか1項に記載のヒートパイプの製造方法。
  13. 前記第2の保護層が、アルマイト層、クロムメッキ層、ニッケルメッキ層、ベーマイト層及びガラスコート層からなる群から選択された少なくとも1種である請求項9乃至12のいずれか1項に記載のヒートパイプの製造方法。
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