JP2017106642A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Hiroshi Kibe
宏 木部
望月 修
Osamu Mochizuki
修 望月
勇介 千田
Yusuke Senda
勇介 千田
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Aqua KK
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Abstract

【課題】冷蔵庫の外部雰囲気に温度変化が生じたとしても、ハンドルの扉に対する取付構造が不安定とならない冷蔵庫を提供する。
【解決手段】ハンドル17を扉本体29に取り付ける取付構造を、取付板材26および取付固定部23から構成する。取付固定部23の前端に形成された拡径部位48が、取付板材26の孔部44に係合することで、ハンドル17の前方への移動が規制されている。また、コイルスプリング28が取付板材26の前面に当接することで、ハンドル17の後方への移動が規制されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、貯蔵室内に食品等を冷却保存する冷蔵庫に関し、特に、ユーザが操作するハンドルが扉に備えられた冷蔵庫に関する。
一般的な冷蔵庫では、断熱性を有する冷蔵庫本体の内部に、冷蔵室、冷凍室、野菜室等の各貯蔵室が形成され、これら貯蔵室は前方から断熱性を備えた扉で閉鎖されている。また、ユーザの利便性を向上するために、扉にハンドルを備えた冷蔵庫もある。
特許文献1に、この種の冷蔵庫が備える扉が記載されている。図8に、この種の冷蔵庫に備えられる扉100を示す。この図では、扉100を構成する各部材を離して示している。扉100は、後方から、内板101、外板102、樹脂製パネル103を備えている。また、外板102の上端部分および下端部分には、樹脂製キャップ109が嵌め込まれる。
ハンドル104は、樹脂製パネル103の前面に配置され、ベースハンドル105、補強ハンドル106および化粧ハンドル107から構成されている。また、ハンドル104は、樹脂製パネル103および外板102を貫通する図示しない締結手段を介して、固定部材108に対して固定されている。
図9を参照して、上記したハンドル104が樹脂製パネル103に取り付けられる構成を詳述する。この図を参照して、ハンドル104は、樹脂製パネル103を貫通するビス110で固定されている。具体的には、ビス110は、ハンドル104のベースハンドル105および補強ハンドル106、樹脂製パネル103を貫通し、その先端が固定部材108に螺合している。
特開2004−278891号公報
しかしながら、上記した特許文献1に記載された発明では、外部雰囲気の温度変化に起因して、ハンドル104の取付構造が不安定となる恐れがあった。
具体的には、図9を参照して、ハンドル104を構成するベースハンドル105および補強ハンドル106は、合成樹脂から成る部材である。一方、ビス110は、ステンレスや鉄などの金属から成る。よって、冷蔵庫の外部雰囲気が大きく低下した場合、合成樹脂から成るベースハンドル105および補強ハンドル106の収縮量が、金属から成るビス110よりも大きくなる。このようになると、ビス110により、ベースハンドル105および補強ハンドル106が締結されなくなり、ハンドル104の取付構造が不安定になる恐れがあった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、冷蔵庫の外部雰囲気に温度変化が生じたとしても、ハンドルの扉に対する取付構造が不安定とならない冷蔵庫を提供することにある。
本発明の冷蔵庫は、前面に開口が形成された冷蔵庫本体と、前記開口を閉鎖する扉と、を備え、前記扉は、扉本体と、前記扉本体の前面に取り付けられたハンドルと、を有し、前記ハンドルは、把持部と、前記把持部から前記扉本体側に向かって伸びるハンドルベース部と、前記ハンドルベース部に内蔵されて前記ハンドルベース部とは異なる材料から成り孔部が形成された取付板材と、を有し、前記扉本体の前記前面には、部分的に直径が大きくなる拡径部位が形成された取付固定部が配置され、前記取付固定部の前記拡径部位が、前記取付板材の前記孔部に係合し、前記取付板材と前記扉本体との間に、弾性部材が配置されることを特徴とする。
更に本発明の冷蔵庫は、前記弾性部材は、前記取付板材と前記扉本体との間で、前記取付固定部に挿通されたコイルスプリングであることを特徴とする。
更に本発明の冷蔵庫は、前記取付板材に形成される前記孔部は、前記取付固定部の前記拡径部位よりも幅が長い第1孔部位と、前記拡径部位よりも幅が短い第2孔部位と、前記第1孔部位と前記第2孔部位とをつなぐ連続孔部位と、を有し、前記取付固定部の前記拡径部位は、前記第2孔部位に係合することを特徴とする。
更に本発明の冷蔵庫は、前記取付板材は、前記扉の前記前面に対して略平行な第1平坦部と、前記扉の前記前面に対して略平行であり且つ前記扉の前記前面から前記第1平坦部よりも離間する第2平坦部と、前記第1平坦部と前記第2平坦部とをつなぐ傾斜部と、を有し、前記第1孔部位は前記第1平坦部に形成され、前記第2孔部位は前記第2平坦部に形成され、前記連続孔部位は、前記傾斜部に形成されることを特徴とする。
更に本発明の冷蔵庫は、前記取付固定部は、更に、前記拡径部位よりも径が小さい縮径部位と、前記扉本体に向かって直径が大きくなる円錐状に形成された円錐状部位と、を有することを特徴とする。
本発明の冷蔵庫は、前面に開口が形成された冷蔵庫本体と、前記開口を閉鎖する扉と、を備え、前記扉は、扉本体と、前記扉本体の前面に取り付けられたハンドルと、を有し、前記ハンドルは、把持部と、前記把持部から前記扉本体側に向かって伸びるハンドルベース部と、前記ハンドルベース部に内蔵されて前記ハンドルベース部とは異なる材料から成り孔部が形成された取付板材と、を有し、前記扉本体の前記前面には、部分的に直径が大きくなる拡径部位が形成された取付固定部が配置され、前記取付固定部の前記拡径部位が、前記取付板材の前記孔部に係合し、前記取付板材と前記扉本体との間に、弾性部材が配置されることを特徴とする。従って、使用状況下に於いて外部雰囲気の温度が変化することで、ハンドルベース部と取付板材との膨張量が異なっても、ハンドルの取付板材が、取付固定部および弾性部材により固定されるので、ハンドルの取付構造が不安定となることが抑止されている。
更に本発明の冷蔵庫は、前記弾性部材は、前記取付板材と前記扉本体との間で、前記取付固定部に挿通されたコイルスプリングであることを特徴とする。従って、コイルスプリングの反発力で、取付板材に対して押圧力を与えることが出来るので、取付板材をより強固に支持でき、ハンドルのがたつきを抑制できる効果が大きくなる。
更に本発明の冷蔵庫は、前記取付板材に形成される前記孔部は、前記取付固定部の前記拡径部位よりも幅が長い第1孔部位と、前記拡径部位よりも幅が短い第2孔部位と、前記第1孔部位と前記第2孔部位とをつなぐ連続孔部位と、を有し、前記取付固定部の前記拡径部位は、前記第2孔部位に係合することを特徴とする。従って、ハンドルを扉本体に取り付ける際には、先ず、突起状部位を取付板材の第1孔部位に挿通させ、その後に、突起状部位を、連続孔部位を経由して第2孔部位までスライドさせることで、突起状部位の拡径部位を、取付板材の孔部に係合させることが出来る。
更に本発明の冷蔵庫は、前記取付板材は、前記扉の前記前面に対して略平行な第1平坦部と、前記扉の前記前面に対して略平行であり且つ前記扉の前記前面から前記第1平坦部よりも離間する第2平坦部と、前記第1平坦部と前記第2平坦部とをつなぐ傾斜部と、を有し、前記第1孔部位は前記第1平坦部に形成され、前記第2孔部位は前記第2平坦部に形成され、前記連続孔部位は、前記傾斜部に形成されることを特徴とする。従って、第1孔部位が形成される第1平坦部と、第2孔部位が形成される第2孔部位との間に、傾斜部が形成されることで、弾性部材が傾斜部に接触し、取付板材が移動してしまうことが防止される。よって、使用状況下にて、突起状部位が、第2孔部位から第1孔部位に移動することがなく、取付板材が突起状部位から外れてしまうことがない。このことから、ハンドルが扉本体から脱落してしまうことが防止されている。
更に本発明の冷蔵庫は、前記取付固定部は、更に、前記拡径部位よりも径が小さい縮径部位と、前記扉本体に向かって直径が大きくなる円錐状に形成された円錐状部位と、を有することを特徴とする。従って、ハンドルを扉本体に組み付ける際に、円錐状部位と拡径部位の間に形成された縮径部位に、取付板材の孔部を容易に係合させることが可能となる。
本発明の実施形態に係る冷蔵庫を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫を示す図であり、扉の構造を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫を示す図であり、ハンドルとその取付部材を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫を示す図であり、(A)は取付板材を示す斜視図であり、(B)は取付固定部を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫を示す図であり、(A)はハンドルが扉本体に取り付けられる箇所を示す断面図であり、(B)は同箇所を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫を示す図であり、(A)はハンドルが扉本体に取り付けられる箇所を示す断面図であり、(B)は温度変化が生じた場合の同箇所を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫を示す図であり、(A)および(B)はハンドルを扉本体に取り付ける方法を逐次的に示す斜視図である。 背景技術に係る冷蔵庫の扉を示す分解斜視図である。 背景技術に係る冷蔵庫の扉を示す図であり、ハンドルを固定する構造を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る冷蔵庫10を図面に基づき詳細に説明する。以下の説明では、上下前後左右の各方向を適宜用いるが、左右とは冷蔵庫10を前方から見た場合の左右を示す。
図1は、本発明の実施形態に係る冷蔵庫10の概略構造を示す斜視図である。
冷蔵庫10は、冷蔵庫本体11を備え、この冷蔵庫本体11の内部に食品等を貯蔵する複数の貯蔵室が形成されている。この貯蔵室として、上段から、冷凍室12および冷蔵室13が形成されている。
冷蔵庫本体11の前面は開口しており、各貯蔵室に対応した開口は、各々扉15等で閉鎖されている。具体的には、上段から、冷凍室12の開口は扉14で閉鎖され、冷蔵室13の開口は扉15で閉鎖されている。
扉14は、冷凍室12の開口を前方から閉鎖し、例えば、右端の上下端部が回転自在に冷蔵庫本体11により支持されている。同様に、扉15も、右端の上下端部が回転自在に冷蔵庫本体11により支持されている。
また、本形態では、扉14の前面左端付近に略棒状のハンドル16が備えられている。ユーザは、ハンドル16を把持して前方に引くことで、扉14を回転させて開くことができる。同様に、扉15の前面左端部にもハンドル17が備えられている。
図2の斜視図を参照して、上記した冷蔵庫10に備えられる扉15の構成を詳述する。ここでは、扉本体29と、ハンドル17とを離間して示している。
扉本体29の前面は前面板材31から構成され、その後面は内側板材32から構成される。前面板材31は、所定形状に成形された鋼板から成る部材であり、扉本体29の前面および両側面を構成している。内側板材32は、板状に形成された合成樹脂材料から成り、前面板材31を後方から塞ぐことで、扉本体29の内部空間が形成されている。また、前面板材31と内側板材32とで囲まれる内部空間の上端および下端は、樹脂キャップで塞がれる。更に、この内部空間は、上記した冷蔵庫本体11と同様に、発泡断熱材が充填される。
この図を参照して、扉本体29の意匠面を構成する前面板材31には、前方に向かって突出する複数の取付固定部21、22、23が固着されている。取付固定部21、22、23は、扉本体29の前面板材31に固定されている。取付固定部21、22、23は、ハンドル17を扉本体29に固定するための部材であり、その形状等は後述する。
ハンドル17は、冷蔵庫10の使用時にユーザが把持する把持部18と、把持部18から扉本体29側に向かって伸びるハンドルベース部19、20と、を有している。ハンドルベース部19は把持部18の上端付近に形成され、ハンドルベース部20は把持部18の下端付近に形成される。
把持部18は合成樹脂から成り、上下方向に伸びる円筒形状を呈している。把持部18の周囲は、質感を向上させるために、本革や人工革等で被覆されても良い。把持部18の内部は、軽量化のために、中空構造とされても良い。
ハンドルベース部19、20は、把持部18と同様に合成樹脂から成り、それらの内部には、取付固定部21、22、23と嵌合するための、後述する取付板材等が収納されている。ハンドル17を扉本体29に取り付けると、ハンドルベース部19、20の後方端部が、扉本体29の前面に当接する。ハンドルベース部19は取付固定部21に固定され、ハンドルベース部20は取付固定部22、23に固定される。ハンドルベース部20は、ハンドルベース部19よりも縦方向に長く形成されている。ハンドルベース部19、20は、把持部18と一体的に成型されても良いし、ビス等の締結手段を介して把持部18に取り付けられても良い。
図3の斜視図を参照して、上記したハンドル17を扉本体29に組み付けるための各部材に関して説明する。ここでは、これらの各部材を前後方向に離して示している。
ハンドル17の上端付近に形成されるハンドルベース部19は、中空構造となっており、取付板材24が内蔵されている。取付板材24は、一枚の金属板を所定形状に曲折加工することで形成されている。取付板材24の上下端部には取付孔が形成されており、この取付孔を貫通する図示しないビス等の締結手段を介して、取付板材24はハンドルベース部19または把持部18に取り付けられている。また、取付板材24の上下方向に於ける中央部付近には固定用の孔部が形成されており、この孔部は取付固定部21に嵌合する。取付固定部21は図2に示したように、扉本体29の前面板材31に固定されており、取付固定部21の周囲には、弾性部材としてのコイルスプリング34が配置される。コイルスプリング34の前端部は取付板材24の後面を押圧し、コイルスプリング28の後端部は、図示しない扉本体29の前面を押圧する。コイルスプリング28は、取付板材24を前方に押圧することで、取付板材24を安定的に取り付ける機能を有する。
ここでは、取付板材24と扉本体29との間に配置される弾性体としてコイルスプリング28を例示するが、この弾性体として、所定形状に曲折加工された金属板から成る板バネを採用することもできる。更には、この弾性体として、ゴムなどの弾性に優れる樹脂材料を採用することも可能である。
ハンドル17の下端付近に形成されるハンドルベース部20も、上記と同様に中空構造とされており、二つの取付板材25、26が内蔵されている。ハンドルベース部20の内部に、複数の取付板材25、26を配置することで、ハンドル17を、扉本体29に対して強固に組み付けることができる。
取付板材25、26は、上記した取付板材24と同様に、取付固定部22、23と嵌合する部材である。また、取付板材25、26と、扉本体29の前面板材31との間には、コイルスプリング27、28がそれぞれ配置される。
図4を参照して、上記したハンドル17の組み付けに用いられる取付板材26および取付固定部23の構造を詳述する。図4(A)は取付板材26を示す斜視図であり、図4(B)は取付固定部23を示す斜視図である。
図4(A)を参照して、上述したように、取付板材24は一枚の金属板を曲折加工することで成形された部材であり、その上下端部には取付孔40がそれぞれ形成されている。取付孔40は、ビスやネジなどの締結手段を介して、図3に示すハンドルベース部20に取付板材24を固定するための部位である。
取付板材26の中間部分は、後方に向かって突出しており、上方から第1平坦部41、傾斜部42および第2平坦部43が形成されている。第1平坦部41は、上下方向に対して平行となるように平坦に形成された部位である。第2平坦部43は、上下方向に対して平行となるように平坦に形成され且つ、第1平坦部41によりも前方に配置されている。傾斜部42は、第1平坦部41と第2平坦部43とをつなぐように傾斜する部位である。
孔部44は、後述する取付固定部23が係合する部位であり、取付板材26の中間部分を縦長に開口して形成されている。孔部44は、第1平坦部41に形成される第1孔部位45と、傾斜部42に形成される連続孔部位47と、第2平坦部43に形成される第2孔部位46から構成されている。取付板材26が、扉本体29に取り付けられる際には、第2孔部位46に、後述する取付固定部23が係合する。第1孔部位45および連続孔部位47は、取付板材26に後述する取付固定部23を係合させる際に、取付固定部23が通過する部位である。
図4(B)を参照して、上記した取付板材26の孔部44に係合する取付固定部23の構成を説明する。取付固定部23は、金属材料を研削加工することで形成された部材であり、後方から、埋設部位51、円錐状部位50、縮径部位49および拡径部位48を有する。埋設部位51は、図3に示した扉本体29の前面板材31に埋設される部位である。円錐状部位50は、後方に向かって直径が広がる円錐形状を呈している部位である。後述するように、取付固定部23に円錐状部位50を設けることで、取付固定部23を取付板材26の孔部44に嵌合させることが容易となる。
縮径部位49は、円錐状部位50の前方で、取付固定部23の直径を短くした部位である。拡径部位48は、縮径部位49の前方で、縮径部位49よりも直径を長くした部位である。取付固定部23の前端に、このような縮径部位49および拡径部位48を形成することで、取付板材24の孔部44に、取付固定部23の拡径部位48を係合させることができる。
取付板材26を取付固定部23に取り付ける際には、先ず、取付板材26の第1孔部位45に、取付固定部23の前端に形成される拡径部位48を挿通する。次に、取付板材26を上方にスライドさせることで、取付固定部23の拡径部位48は、連続孔部位47を経由して、第2孔部位46まで移動する。このようにすることで、取付固定部23の拡径部位48は、取付板材26の第2孔部位46に係合し、取付板材26の前方への移動は規制される。即ち、この係合構造により、図2に示すハンドル17の前方への移動が規制されることになる。一方、取付板材26の後方への移動、即ちハンドル17の後方への移動は、図2に示したコイルスプリング28で規制されている。
上記した円錐状部位50の後端部の直径L3は、取付板材26の第1孔部位45の左右方向に於ける最大幅L11よりも長くされている。このようにすることで、円錐状部位50の側面に、取付板材26の第1孔部位45の周縁部分が接触し、取付板材26の取付が容易になる。また、取付板材26に形成される連続孔部位47の左右方向に於ける幅L12は、取付固定部23の縮径部位49の直径L2よりも長く、且つ、拡径部位48の直径L1よりも短くされている。このようにすることで、取付固定部23の拡径部位48が、取付板材26の連続孔部位47に係合した状態を保持しつつ、拡径部位48を第1孔部位45から第2孔部位46まで、移動させることができる。更に、取付板材26に形成される第2孔部位46の左右方向に於ける幅L13は、取付固定部23の縮径部位49の直径L2よりも長く、且つ、拡径部位48の直径L1よりも短くされている。このようにすることで、取付固定部23の拡径部位48を、取付板材26の第2孔部位46に係合させることができる。
上記した形状は、図3に示した取付板材24、25および取付固定部21、22に関しても同様である。
図5を参照して次に、ハンドル17のハンドルベース部20が、扉本体29に取り付けられる部分の構成を詳述する。図5(A)はこの取付部分を示す断面図であり、図5(B)は取付板材26が取り付けられる部分を詳細に示す斜視図である。
図5(A)を参照して、上記したように、ハンドル17の把持部18の下端付近にはハンドルベース部20が備えられており、ハンドルベース部20には取付板材25、26が内蔵されている。一方、扉本体29の前面板材31には、取付固定部22、23が固定されている。扉本体29の前面板材31の内側面には、例えば金属板から成る補強板33が配置されており、取付固定部22、23の埋設部位51は、前面板材31を貫通して、この補強板33に締結されてる。
取付板材25は、取付固定部22の拡径部位48が取付板材25に係合することで、前方への移動が規制される。また、取付板材25と扉本体29の前面板材31との間に、付勢された状態のコイルスプリング27が配置されることで、取付板材25の後方への移動が規制されている。換言すると、取付板材25は、取付固定部22が挿通されたコイルスプリング27の付勢力で、取付固定部22の拡径部位48に押しつけられている。
取付板材26に関しても同様であり、取付固定部23の拡径部位48が取付板材26に係合することで、取付板材25の前方への移動が規制される。また、取付板材26と扉本体29の前面板材31との間に、付勢された状態のコイルスプリング28が配置されることで、取付板材26の後方への移動が規制されている。
図5(B)を参照して、取付固定部23の前端に形成される拡径部位48は、取付板材26の第2孔部位46に係合している。図4を参照して上記したように、取付固定部23の拡径部位48の直径は、取付板材26の第2孔部位46の幅よりも長いため、拡径部位48は、第2孔部位46に係合する。換言すると、取付固定部23の拡径部位48は、孔部44の下端部に係合している。
ここで、取付板材26の第1平坦部41は扉本体29の前面板材31に対して略平行である。また、第2平坦部43は、前面板材31に対して略平行であると共に、第1平坦部41よりも前面板材31から離れている。更に、傾斜部42は、第1平坦部41と第2平坦部43とをつなぐ傾斜面であり、ここでは下方部分が前方に向かって傾斜している。
コイルスプリング28は、取付固定部23が挿通されると共に、扉本体29の前面板材31と取付板材26と間に、圧縮されることで付勢された状態で配置されている。具体的には、コイルスプリング28の後方端部は、扉本体29の前面板材31に当接し、コイルスプリング28の前方端部は、取付板材26の第2平坦部43および傾斜部42に当接している。コイルスプリング28の前端部が傾斜部42を後方から押圧することで、コイルスプリング28が傾斜部42に嵌合するように成り、取付板材26の下方への移動が規制される。よって、ハンドル17と扉本体29との上下方向における相対的な位置が固定される。
また、扉本体29の前面板材31には、下方部分が前方に突出する板状のハンドルサポート35が取り付けられている。ハンドルサポート35が、ハンドルベース部20の内壁に上方から当接することで、ハンドル17の上方への移動が規制される。更にまた、取付板材24とコイルスプリング28との間には、取付固定部23が挿通されたワッシャを配置しても良い。
上記した取付構造は、図3に示した、取付板材25、24に関しても同様である。
図6を参照して、本形態の効果を説明する。図6(A)および図6(B)は共にハンドルベース部20付近の断面図であり、図6(A)は冷蔵庫10の外部雰囲気が比較的高温の場合を示し、図6(B)は冷蔵庫10の外部雰囲気が比較的低温の場合を示している。
図6(A)を参照して、ハンドルベース部19は合成樹脂から成り、取付板材26は金属から成るので、ハンドルベース部19の熱膨張係数は、取付板材26の熱膨張係数よりも大きい。冷蔵庫10の外部雰囲気が例えば30℃程度に高い場合、ハンドルベース部20および取付板材26の熱収縮量は小さいため、ハンドルベース部20の後方端部は、扉本体29の前面板材31の前面に当接している。
図6(B)を参照して、冷蔵庫10の外部雰囲気が、例えば10℃程度に低くなった場合、取付板材26の収縮量は小さい一方、ハンドルベース部19の収縮量は大きくなる。従って、取付板材26の前後方向に於ける収縮量は小さいが、ハンドルベース部20は前後方向に大きく収縮量する。このことから、ハンドルベース部20の後端と、扉本体29の前面板材31との間には、厚さが0.1mm程度の間隙30が生じることになる。
ここで、仮にハンドルベース部20の当接力を用いて、取付板材26を取付固定部23に係合させた場合、上記のように温度低下に伴いハンドルベース部20が大きく収縮すると、ハンドル17の取付構造が不安定となることが予想される。一方、本形態では、図6(B)に示すように、コイルスプリング28の付勢力で、ハンドル17の取付板材26と、扉本体29の取付固定部23とを係合させている。従って、本形態では、ハンドルベース部20と扉本体29との間に間隙30が生じても、取付板材26と取付固定部23との係合に変化は生じないので、ハンドル17の取付構造が不安定となることは無い。
図7を参照して、上記したハンドル17を扉本体29に取り付ける方法を説明する。図7(A)および図7(B)は、ハンドル17を取り付ける方法を逐次的に示す断面斜視図である。
図7(A)を参照して、先ず、扉本体29の取付固定部23にコイルスプリング28を挿通し、取付板材26の第1孔部位45に、取付固定部23の先端に配置された拡径部位48を挿通させる。図4を参照して説明したように、取付板材26の第1孔部位45は、取付固定部23の拡径部位48よりも大きく形成されているので、拡径部位48は第1孔部位45を通過する。この時、コイルスプリング28は、取付板材26の第1平坦部41と、扉本体29の前面板材31との間で圧縮される。
図7(B)を参照して、上記の状態から、ハンドル17を上方にスライドさせると、取付固定部23の拡径部位48は、取付板材26の連続孔部位47に移動する。図4を参照して上記したように、取付板材26の連続孔部位47の幅L12は、取付固定部23の拡径部位48の幅L1より短く、且つ、取付固定部23の縮径部位49の幅L2よりも長くされている。従って、上記のように、ハンドル17を上方にスライドさせると、取付固定部23の拡径部位48は、取付板材26の連続孔部位47に係合した状態で、移動する。この時、コイルスプリング28の前方の端部は、取付板材26の傾斜部42に当接している。
このようにハンドル17を上方にスライドさせると、図4を参照して、取付固定部23の円錐状部位50の側面が、取付板材26の連続孔部位47の縁部に接触する。従って、上記のスライドに伴い、取付固定部23と取付板材26とは良好に摺動するようになる。
上記の状態から更にハンドル17を上方に移動させると、図5(B)に示す状態となる。即ち、取付固定部23の拡径部位48は、取付板材26の第2孔部位46に係合し、コイルスプリング28の前端は、取付板材26の第2平坦部43および傾斜部42を押圧する。このようにすることで、取付板材26と取付固定部23との係合構造により、ハンドル17は扉本体29に組み付けられる。
図3を参照して、上記した取付を行う際には、ハンドル17に内蔵された他の取付板材24、25も、上記と同様に、扉本体29に取り付けられた取付固定部21、22に取り付けられる。更に、取付板材24、25と扉本体29との間には、コイルスプリング34、27が配置されることになる。このようにすることで、複数の係合構造により、ハンドル17が扉本体29に取り付けられるので、ハンドル17を扉本体29に対して強固に取り付けることができる。
また、上記では、図2に示すように、下段に配置される扉15にハンドル17が取り付けられる構成を詳述したが、図1を参照して、上段に配置される扉14にハンドル16を取り付ける構成も、上記と同様である。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更実施が可能である。
10 冷蔵庫
11 冷蔵庫本体
12 冷凍室
13 冷蔵室
14 扉
15 扉
16 ハンドル
17 ハンドル
18 把持部
19 ハンドルベース部
20 ハンドルベース部
21 取付固定部
22 取付固定部
23 取付固定部
24 取付板材
25 取付板材
26 取付板材
27 コイルスプリング
28 コイルスプリング
29 扉本体
30 間隙
31 前面板材
32 内側板材
33 補強板
34 コイルスプリング
35 ハンドルサポート
40 取付孔
41 第1平坦部
42 傾斜部
43 第2平坦部
44 孔部
45 第1孔部位
46 第2孔部位
47 連続孔部位
48 拡径部位
49 縮径部位
50 円錐状部位
51 埋設部位
100 扉
101 内板
102 外板
103 樹脂製パネル
104 ハンドル
105 ベースハンドル
106 補強ハンドル
107 化粧ハンドル
108 固定部材
109 樹脂製キャップ
110 ビス

Claims (5)

  1. 前面に開口が形成された冷蔵庫本体と、前記開口を閉鎖する扉と、を備え、
    前記扉は、扉本体と、前記扉本体の前面に取り付けられたハンドルと、を有し、
    前記ハンドルは、把持部と、前記把持部から前記扉本体側に向かって伸びるハンドルベース部と、前記ハンドルベース部に内蔵されて前記ハンドルベース部とは異なる材料から成り孔部が形成された取付板材と、を有し、
    前記扉本体の前記前面には、部分的に直径が大きくなる拡径部位が形成された取付固定部が配置され、
    前記取付固定部の前記拡径部位が、前記取付板材の前記孔部に係合し、
    前記取付板材と前記扉本体との間に、弾性部材が配置されることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記弾性部材は、前記取付板材と前記扉本体との間で、前記取付固定部に挿通されたコイルスプリングであることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記取付板材に形成される前記孔部は、前記取付固定部の前記拡径部位よりも幅が長い第1孔部位と、前記拡径部位よりも幅が短い第2孔部位と、前記第1孔部位と前記第2孔部位とをつなぐ連続孔部位と、を有し、
    前記取付固定部の前記拡径部位は、前記第2孔部位に係合することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記取付板材は、前記扉の前記前面に対して略平行な第1平坦部と、前記扉の前記前面に対して略平行であり且つ前記扉の前記前面から前記第1平坦部よりも離間する第2平坦部と、前記第1平坦部と前記第2平坦部とをつなぐ傾斜部と、を有し、
    前記第1孔部位は前記第1平坦部に形成され、前記第2孔部位は前記第2平坦部に形成され、前記連続孔部位は、前記傾斜部に形成されることを特徴とする請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 前記取付固定部は、更に、前記拡径部位よりも径が小さい縮径部位と、前記扉本体に向かって直径が大きくなる円錐状に形成された円錐状部位と、を有することを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の冷蔵庫。

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