JP2017105777A - 皮膚改善用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】皮膚老化としわ発生、保湿能力などを根本的に改善すると共に、毒性のない老化防止剤の開発。
【解決手段】本発明は、フィセチンを有効成分に含む組成物に関するもので、本発明の組成物は、皮膚の老化、しわ、弾力低下、水分含有量低下を改善または予防する効果があり、具体的には、皮膚内のコラーゲン(タイプI)及び硫酸化グリコサミノグリカンの合成を促進することで、皮膚のしわ、老化、弾力などの低下を根本的に改善及び予防する効果があり、天然物質に由来したものであるので、毒性及び副作用が少なくて、化粧品、医薬品または食品などの有効成分に非常に有用に使用することができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、皮膚の改善のための化粧料、健康機能食品及び薬学組成物に関する。
皮膚は、外部環境から人体を保護する機能を担当する重要な器官である。一例として、内部の水分及び有用成分が外に流出されることを防止する障壁機能と、体温調節機能、排泄機能など多様な生理的機能を担当している。個体の老化が進行するにしたがって皮膚も老化により重要機能を喪失するようになる。皮膚老化の原因は、年齢の増加により説明される内因性要因と太陽光による損傷のような外因性要因とに大きく分けられる。このような内外の要因による皮膚老化により、皮膚には、しわ生成及び弾力低下現象が現われるが、このような現象は、主に真皮層の損傷及び変化により発生する。
皮膚の構造は、大きく表皮層、真皮層、皮下脂肪層に分類される。真皮層は、皮膚の90%を占める実質的な皮膚であり、コラーゲン線維、弾力線維のような結合組織と、細胞と結合組織との間を満たす基質とで構成されている。コラーゲン線維は、線維芽細胞から生成され、その重要な機能としては、皮膚に対する機械的堅固性の付与、結合組織の抵抗力と組職の結合力の付与及び細胞接着の支えなどの役目が知られている。このようなコラーゲンは、年を取るにしたがってその量が減って構造が損傷されるが、このような現象は、内因性皮膚老化、しわ発生の主要原因と指目されている。また、紫外線によるコラーゲン線維の損傷は、外因性皮膚老化、しわ発生の原因になる。弾力線維は、皮膚の弾力を維持する重要物質であって、さまざまな原因によって変性されると、皮膚弾力の減少につながる。基質は、真皮の結合線維と細胞との間を満たしている物質として、形態のないゲル状態で存在する。基質を構成する親水性多糖体であるグリコサミノグリカンは、水にとけて粘液状態で存在するのでムコ多糖体とも呼ばれる。
グリコサミノグリカン(Glycosaminoglycan;GAG)は、二糖類形態の糖が繰り返し的に連結された構造であって、一例として、ヒアルロンサン(Hyaluronic acid)、コンドロイチン硫酸(chondroitin sulfate)、へパラン硫酸(heparan sulfate)、ヘパリン(heparin)、ケラタン硫酸(keratan sulfate)、デルマタン硫酸(dermatan sulfate)がある。GAGは、硫酸基を含まないGAGであるヒアルロン酸(Hyaluronic acid)と、硫酸基を含む残り5種の二つに大きく分けられる。
GAGは、主に皮膚の細胞の外基質(Extracellular matrix;ECM)に存在し、ECMの多くの部分を占めるコラーゲン線維と弾力線維との間の空いた空間を満たす役目をし、周りのタンパク質の変化や細胞の変化を認知して細胞に信号を伝達する。これを通じて、細胞の成長や分化及び正常的な機能に影響を与える。また、GAGは、水分子との結合力に優れて皮膚の水分維持においても重要な役目をする。内外的な原因による皮膚老化が進行されると、真皮に存在するGAGの量が減少して新たにGAGを合成する能力が低下する。これは、真皮層の空いた空間を増加させてしわ発生、皮膚弾力の減少及び水分量の減少などを引き起こす。
現在、このような皮膚老化及びしわを改善するために使用されているしわ予防及び改善化粧料としては、ビタミンA(レチノール)やレチニルパルミテートを含有する製品が代表的である。しかし、これら原料を含有した製品は、時間の経過による製品内の成分の変化に脆弱であるだけではなく、有効濃度以上に皮膚に浸透されるか分解される場合、相当な皮膚刺激と発赤などを起こす問題点があり、安全のためにその使用量が制限的であるので、実質的なしわ予防及び改善効果並びに保湿効果が些細であった。
したがって、安全性の問題を起こさないながらも、皮膚老化や保湿を改善することができる物質及びこれを含んだ化粧料などの開発が持続的に要求されている。
上述のように、皮膚老化としわ発生、保湿能力などを根本的に改善すると共に、毒性のない老化防止剤の開発が持続的に要求されており、このような問題を解決するため、本発明者らは、皮膚の老化及びしわの発生を抑制することができる物質に対して持続的に研究した結果、フィセチンが皮膚細胞の硫酸化グリコサミノグリカン合成及びコラーゲンタイプIの合成を促進させる効果にすぐれることを確認し、本発明を完成した。
したがって、本発明は、皮膚改善効果を有する化粧料組成物、薬学的組成物及び食品組成物を提供することを目的とする。
前記技術的課題を達成するために、本発明は、フィセチン(fisetin)またはその誘導体を有効成分として含む化粧料組成物を提供する。
前記組成物は、硫酸化グリコサミノグリカン(sulfated Glycosaminoglycan)合成促進用であってもよい。
前記組成物は、コラーゲン合成促進用であってもよい。
前記組成物は、皮膚老化、皮膚のしわ、皮膚弾力低下、皮膚水分含有低下または老化の改善、または予防用であってもよい。
前記組成物に含まれるフィセチンの含量は、全体組成物のうち1×10−5〜10重量%であってもよい。
前記化粧料組成物は、溶液、懸濁液、乳濁液、ペースト、ゲル、クリーム、ローション、パウダー、せっけん、界面活性剤含有クレンジング、オイル、ファンデーション、化粧水類、化粧軟膏、スプレー、パック、サンスクリーン、メーキャップベース、メーキャップ除去剤及び洗浄剤で構成される群から選択される剤形を有してもよい。
また、本発明は、フィセチン(fisetin)またはその誘導体を有効成分として含む化粧品を提供する。
また、本発明は、フィセチン(fisetin)またはその誘導体を有効成分として含む皮膚損傷疾患予防及び治療用薬学的組成物を提供する。
前記皮膚損傷疾患は、皮膚発赤(erythema)、皮膚老化、皮膚のしわ、皮膚毛細管拡張症、皮膚弾力低下及び皮膚水分含有低下からなる群より選択されるものであってもよい。
前記薬学的組成物は、軟膏、クリーム、錠剤、丸剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤、内用液剤、シロップ剤、水溶液、非水性溶剤、懸濁剤及び乳剤で構成される群から選択される剤形を有する皮膚損傷疾患予防及び治療用薬学的組成物であってもよい。
また、本発明は、フィセチン(fisetin)またはその誘導体を有効成分に含む皮膚老化、皮膚のしわ、皮膚弾力低下または皮膚水気含有低下の改善または予防用健康機能食品組成物を提供する。
本発明のフィセチンを有効成分に含む組成物は、皮膚の老化、しわ、弾力低下、水分含有量低下を改善または予防する効果があり、具体的には、皮膚内のコラーゲン(タイプI)及び硫酸化グリコサミノグリカンの合成を促進することで、皮膚の機械的堅固性を良くして皮膚のしわ、老化、弾力などの低下を根本的に改善及び予防する効果があり、天然物質に由来したものであるので、毒性及び副作用が少なくて、化粧料、薬学的組成物、そして食品組成物にも非常に有用に使用することができる。
本発明は、フィセチン(fisetin)またはその誘導体を有効成分に含む化粧料組成物に関する。
前記フィセチンは、下記の化学式1で表示できる。
Figure 2017105777
前記化学式1の化合物の化合物名は、2−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−3,7−ジヒドロキシクロメン−4−オン(2−(3,4−dihydroxyphenyl)−3,7−dihydroxychromen−4−one)であり、一般名はフィセチン(fisetin)である。
前記フィセチンは、フラボノイドの種類の中の一つに該当するものであって、C1510、分子量=286の化合物である。前記フィセチンは、一般的に黄色い針型の結晶を有し、融点は、360℃以上であり、稀硝酸で再結晶したものは6分子の結晶数を含有することができる。
前記フィセチンは、当分野において公知された各種の有機化学的方法などを通じて化学的に合成することができる。また、植物など天産物の抽出物から抽出及び精製して容易に収得することができる。本発明で使われたフィセチンは、シグマアルドリッチ(Sigma aldrich、アメリカ)から購入して使用した。
前記フィセチンの誘導体は、フィセチンの一部構造が置換または変化された化合物のうち本発明のフィセチンの効果と類似の効果を示すものを全て含む意味である。本発明のフィセチンは、コラーゲン減少及び弾力低下と関連するしわ発生や真皮細胞外基質の他の構成成分である硫酸化グリコサミノグリカンの合成低下及び分解促進によるしわ発生の抑制、治療及び改善のための有效成分として利用することができ、皮膚などに発生した傷の治癒効能にも優れて傷治療のための有効成分としても利用することができる。また、フィセチンは、少量で含まれても優秀な効能が維持されるため、医薬品または化粧品において皮膚しわ、皮膚弾力低下または皮膚老化を改善または予防する有効成分として多様な剤形で利用することができので、応用範囲が広い長所がある。
前記フィセチンは、硫酸化グリコサミノグリカン及びコラーゲンタイプIの生合成を促進させてコラーゲンタイプIと皮膚の真皮細胞の外基質構成を緻密に維持させる効果を示すことを確認した。
具体的な一実施例において、人体由来の線維芽細胞及び角質形成細胞に対するフィセチンの効果を調べるために、人体由来の線維芽細胞にフィセチンを処理したとき、硫酸化グリコサミノグリカン及びコラーゲンタイプIの生成が増加することを確認した(表1及び表2)。前記フィセチンは、HAS−2、HAS−3の発現を促進させることができ、本発明の実施例において、フィセチンのHAS−2、HAS−3の発現増進効果を調べるために人体由来の角質形成細胞にフィセチンを処理したとき、HAS−2、HAS−3の発現が増加することを確認した(表3)。
したがって、本発明の化粧料組成物は、硫酸化グリコサミノグリカン(sulfated Glycosaminoglycan)合成促進用及び/またはコラーゲン合成促進用化粧料組成物であり得る。
また、本発明の化粧料組成物は、皮膚保湿用化粧料組成物である。
前記フィセチンを含む化粧料組成物は、皮膚内で硫酸化グリコサミノグリカンの生成を増加させ、また、タイプIコラーゲンの生成促進、HASの発現を増進させる作用をすることで、皮膚を改善させることができる。好ましくは、皮膚老化、皮膚しわ、皮膚弾力低下または皮膚水分含有低下の改善または予防用であり得る。
本発明の組成物を利用した場合、皮膚水分量の増加及び水分保有能が増加することを実験的に確認し(表4)、皮膚弾力の改善、老化予防、皮膚しわ予防または改善効果が優秀なことも実験的に確認した(表5)。
前記用語「皮膚老化」は、皮膚に弾力減少、つや減少、しわ生成、再生力弱化またはひどい乾燥などの症状が現われることであって、時間の経過または外部環境などによって誘発され得、コラーゲン、エラスチンとともに硫酸化グリコサミノグリカンのような細胞外基質の構成成分が減少すると、皮膚弾力が低下するか皮膚しわが生成されるので、これらの減少により誘発され得る。
本発明の用語「皮膚しわ」は、皮膚にできた微細しわまたはひだ(fold)を意味する。前記皮膚しわは、遺伝子による原因、皮膚真皮に存在するコラーゲンの減少、外部環境などによって誘発され得、エラスチンとコラーゲンなどの細胞内構造的支えを助ける硫酸化グリコサミノグリカンが減少すると、皮膚しわが生成される。
前記用語「皮膚弾力」は、真皮層に存在するエラスチン(elastin)で構成された弾力線維により現われる。このような弾力線維は、ゴムのように非常に低い弾性係数を有しているので、弱い力によっても容易に変形され、またその力が除去されたときは、容易に原型に戻る。前記硫酸化グリコサミノグリカンの減少によりコラーゲン及びエラスチンの減少だけではなく構造を維持しにくくなって皮膚弾力の低下が現われる。
前記用語「保湿」は、水分損失(水分蒸発)などを適切に調節して生体の恒常性を維持することを意味する。皮膚内のヒアルロン酸とともに硫酸化グリコサミノグリカンが減少すると、水分損失が起きる。
前記用語「予防」は、本発明の組成物を利用して、老化を引き起こす原因に関係なく皮膚の老化またはしわの生成、弾力または水分含有の低下を抑制または遅延させることを意味し、好ましくは、線維芽細胞及び角質形成細胞で硫酸化グリコサミノグリカン及びコラーゲンタイプIの生合成を促進する作用を通じて抑制または遅延させることを意味する。
前記用語「改善」は、皮膚のしわ、老化及び弾力に関連する能力を維持または強化させて皮膚状態を好転またはよく変更するすべての行為を意味することで、具体的には、硫酸化グリコサミノグリカンの合成を促進してエラスチンとコラーゲンの減少を抑制するだけではなくこれらの構造を維持させて皮膚しわ、老化、弾力または水分含有量を好転させることを意味する。
前記組成物に含まれるフィセチンの含量は、有効量で含まれることができる。
前記用語「有効量」は、皮膚の老化またはしわの生成現象を抑制または遅延させるか、既に生成されたしわを緩和させることができるフィセチンの量を意味する。
本発明のしわ改善用組成物に含まれる前記フィセチンの有効量は、しわ改善用組成物が製品化される形態、前記フィセチンが皮膚に適用される方法及び皮膚にとどまる時間などによって変わる。一例として、前記しわ改善用組成物が皮膚のしわ生成による皮膚科的治療のための医薬品に製品化される場合には、日常的に皮膚に適用する化粧品に製品化される場合に比べて高い濃度でフィセチンを含むことができる。化粧品に製品化される場合においても、有効成分が短期間内に皮膚にとどまることになるメーキャップ除去剤、洗浄剤などのようなウォッシュオフ(wash−off)タイプの化粧品の場合には、比較的高い濃度のフィセチンを含むことができる。一方、有効成分が長期間の間皮膚にとどまることになる化粧水、乳液、クリーム, エッセンスなどのリーブオン(leave−on)タイプの化粧品の場合には、ウォッシュオフタイプの化粧品に比べて低い濃度のフィセチンを含んでも構わない。
前記組成物に含まれるフィセチンの含量は、具体的には、全体組成物のうち1×10−5〜10重量%である。または、1×10−4〜8重量%、1×10−3〜6重量%、1×10−2〜5重量%、0.05〜4重量%、0.01〜2重量%である。前記成分が0.00001重量%未満の濃度では、その効果が得にくく、10重量%超過の濃度では、溶剤への溶解性など組成物の全体的な加工性が落ちて、後述する化粧品剤形など各種用途への使用が制限される恐れがある。
また、前記組成物に含まれるフィセチンの好ましい濃度は、0.1μg/ml〜100μg/ml、より好ましくは、1μg/ml〜50μg/ml、さらに好ましくは、5μg/ml〜25μg/mlである。
前記化粧料組成物は、外皮に適用できるいずれの剤形でも利用することができる。具体的な例として、溶液、懸濁液、乳濁液、ペースト、ゲル、クリーム、ローション、パウダー、せっけん、界面活性剤含有クレンジング、オイル、ファンデーション、化粧水類、化粧軟膏、スプレー、パック、サンスクリーン、メーキャップベース、メーキャップ除去剤及び洗浄剤で構成される群から選択される剤形を有することができ、前記例に制限されない。
また、前記化粧料組成物は、皮膚弾力増進、皮膚老化の防止、皮膚しわの改善などのための皮膚外用剤に使用されることができる。
本発明の一実施例において、フィセチンを外用軟膏またはエッセンス剤形に製造し、 これをヒトの皮膚に塗布したとき、優秀な皮膚しわ改善効果を示すことを確認した。特に、本発明でフィセチンは、低い濃度水準で、すなわち、少量で適用する場合にも優秀なしわ改善効果を示すことを確認した。
本発明によるフィセチンを含む化粧料組成物は、使用及び取り扱いが容易になるよう、化粧学的に許容される担体、希釈剤、補助剤、着色剤、安定化剤、着香剤、界面活性剤、油分、保湿剤、アルコール、増粘剤、酸化防止剤、pH調節剤、紫外線遮断剤などをさらに含むことができ、皮膚外用組成物として使用するときには、液状、乳状、クリーム状、軟膏、スティック状、パック、パスタ剤、散剤など外皮に適用できるいずれの剤形でも利用可能である。
前記化粧料組成物は、使用及び取り扱いが容易になるよう、化粧学的に許容可能な賦形剤をさらに含むことができる。前記化粧学的に許容可能な賦形剤としては、界面活性剤、乳化剤、せっけん酸、溶媒、結合剤、希釈剤、滑沢剤、安定剤、香料、水、低級アルコール、増粘剤、キレート剤、色素、防腐剤、着色剤、保存剤、抗生剤、抗酸化剤、消泡剤、抗菌剤、抗再沈着剤、酵素、植物またはミネラルオイル、脂肪、蛍光物質、防ばい剤、屈水性誘発物質、保湿剤、芳香剤、芳香剤担体、タンパク質、シリコン、溶解化剤、糖誘導体、日光遮断剤、ビタミン、植物抽出物またはワックスなどを例に挙げることができ、これらを単独または2種以上含むことができる。
前記化粧料組成物を化粧品に剤形化する場合、活性成分に対する担体として作用する皮膚的に許容可能な公知の賦形剤を含むことができ、具体的には、International cosmetic ingredient dictionary、6th ed.、 The cosmetic、Toiletry and Fragrance Association、Inc.、Washington、1995に開示されている内容を参照することができる。前記文献は本明細書の一部として含まれる。
また、本発明は、フィセチン(fisetin)またはその誘導体を有効成分に含む化粧品に関する。
前記化粧品は、化粧水類、エッセンス類、スキン類、ローション類、クリーム類、パック類からなる群より選択されたいずれか一つの剤形を有することができる。
前記化粧品は、一例として、化粧水、スキンソフナー、スキントナー、アストリンゼント、ローション、ミルクローション、モイストローション、栄養ローション、マッサージクリーム、栄養クリーム、モイストクリーム、ハンドクリーム、ファンデーション、エッセンス、栄養エッセンス、パック、せっけん、クレンジングフォーム、クレンジングローション、クレンジングクリーム、ボディーローション及びボディークレンザーなどがあるが、これに限定されるものではない。
また、本発明は、フィセチン(fisetin)またはその誘導体を有効成分に含む皮膚損傷疾患予防または治療用薬学組成物に関する。
また、本発明は、前記薬学組成物を含む医薬品または医薬外品に関する。
前記薬学組成物は、ヒトを含む動物の疾病を診断、治療、軽減、処置または予防することを目的として使用する薬剤を意味する。
前記皮膚損傷疾患は、皮膚の損傷により発生する疾患を意味するもので、具体的には、皮膚発赤(erythema)、皮膚老化、皮膚しわ、皮膚毛細管拡張症、皮膚弾力低下、皮膚水分含有低下及び老化からなる群より選択されたものである。
本発明の薬学組成物の好ましい投与量は、対象者の年齢、性別、体重、症状、疾病の程度、薬物形態、投与経路及び期間によって異なるが、当業者により適切に選択されることができる。好ましい効果のため、本発明の薬学組成物は、0.01〜1000mg/日で投与した方がよい。投与は、一日に一回か、数回に分けて投与してもよい。また、投与量は、年齢、性別、体重、疾病の程度、投与経路などによって増減できる。したがって、前記投与量はどのような面においても本発明の範囲を限定しない。
前記組成物は、ラット、マウス、家畜、ヒトなどの哺乳動物に非経口、経口などの多様な経路で投与することができ、投与のすべての方式は予想できるが、例えば、経口、直腸または静脈、筋肉、皮下、子宮内硬膜または脳血管内(intracerebroventricular)注射により投与することができる。
本発明の皮膚損傷疾患予防または治療用薬学組成物は、有効成分にする前記フィセチンを単独で含むことができ、それ以外に剤形、使用方法及び使用目的によって薬学的に許容可能な担体、賦形剤、希釈剤及び/または副成分をさらに含むことができる。
より具体的には、前記有効成分外に追加で営養剤、ビタミン、電解質、風味剤、着色剤、増進剤(enhancer)、ペクト酸及びその塩、アルギン酸及びその塩、有機酸、保護性コロイド増粘剤、pH調節剤、安定化剤、防腐剤、グリセリン、アルコール、炭酸飲料に使われる炭酸化剤などをさらに含むことができる。
前記「薬学的に許容される」とは、生理学的に許容され、動物、好ましくは、ヒトに投与されるとき、通常的に胃腸障害、メマイのようなアレルギー反応またはこれと類似する反応を起こさないことを意味する。前記薬学的に有効な量は、疾患及びその重度、患者の年齢、体重、健康状態、性別、投与経路及び治療期間などによって適切に変化されることができる。
前記薬学的に許容される担体、賦形剤または希釈剤の例としては、ラクトース、デキストロース、スクロース、ソルビトール、マンニトール、キシリトール、エリトリトール、マルチトール、澱粉、アカシアゴム、アルギン酸塩、ゼラチン、リン酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、セルロース、メチルセルロース、微結晶性セルロース、ポリビニルピロリドン、水、ヒドロキシ安息香酸メチル、ヒドロキシ安息香酸プロピル、タルク、ステアリン酸マグネシウム及び鉱物油、デキストリン、炭酸カルシウム、プロピレングリコール、流動パラフィン及び生理食塩水からなる群より選択された1以上を挙げることができるが、これに限定されるものではなく、通常の担体、賦形剤または希釈剤を全て使用可能である。
前記成分は、前記有効成分であるフィセチンに独立的にまたは組み合わせて加えられる。
前記薬学的組成物の剤形は使用方法によって変わることができ、哺乳動物に投与された後、活性成分の迅速、持続または遅延された放出が提供できるように、本発明が属する技術分野においてよく知られた方法を使用して剤形化されることができる。前記剤形の例としては、軟膏、クリーム、錠剤、丸剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤、内用液剤、シロップ剤、水溶液、非水性溶剤、懸濁剤及び乳剤により構成される群から選択される剤形であり得る。
前記剤形のために賦形剤、一例として、通常の充填剤、増量剤、結合剤、崩解剤、界面活性剤、抗凝集剤、滑剤、湿潤剤、香料、乳化剤、防腐剤、甘味剤、芳香剤または保存剤などをさらに含むことができる。
一般的には、経口投与のための固形製剤には、錠剤(TABLETS)、軟質または硬質カプセル剤(CAPSULES)、丸剤(PILLS)、散剤(POWDERS)及び顆粒剤(GRANULES)などが含まれ、このような製剤は、一つ以上の賦形剤、例えば、澱粉、炭酸カルシウム(calcium carbonate)、スクロース(sucrose)またはラクトース(lactose)、ゲルなどを交ぜて調剤されることができる。また、単純な賦形剤以外にステアリン酸マグネシウム、タルクのような滑剤も使用できる。
また、経口投与のための液状製剤には、懸濁剤(SUSTESIONS)、内用液剤、乳剤(EMULSIONS)及びシロップ剤(SYRUPS)などが該当するが、よく使われる単純希釈剤である水または流動パラフィン以外にさまざまな賦形剤、例えば、湿潤剤、甘味剤、芳香剤、保存剤などが含まれることができる。
皮膚投与のために言及することができる例としては、ダスティングパウダー、エマルジョン、懸濁液、オイル、スプレー、軟膏、グリーシーオイントメント(greasy ointment)、クリームペースト、ゲル、フォーム、または溶液の生成に適合し、経皮治療システム(TTS:Transdermal therapeutic system)に適合する担体及び/または賦形剤がある。本発明の局所用薬学製剤は、半固体状の製剤であることができ、特に、軟膏(溶液軟膏、懸濁液軟膏)、クリーム、ゲルまたはペーストがある。乳相に主に使われるものは、脂肪アルコール、例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、脂肪酸、例えば、パルミチン酸またはステアリン酸、液相または固体相パラフィンまたはオゾケライト、液相乃至固体相ワックス、例えば、ミリスチン酸イソプロピル、天然脂肪または一部合成脂肪、例えば、ココナッツ脂肪酸トリグリセリド、硬化油、例えば、水素化されたピーナッツまたはキャスターオイル、またはグリセロールの脂肪酸部分エステル、例えば、グリセロールモノステアレートまたはグリセロールジステアレートがある。適合する乳化剤としては、界面活性剤、例えば、非イオン性界面活性剤、例えば、ポリアルコールまたはその酸化エチレン付加物の脂肪酸エステル、例えば、ポリグリセロール脂肪酸エステルまたはポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、例えば、ソルビタンオレエート及び/またはソルビタンイソステアレートなど、イソステアレート、ステロール、またはポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテルまたは脂肪酸エステル、例えば、陰イオン性界面活性剤、例えば、脂肪アルコールスルホネートのアルカリ金属塩、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、セチル硫酸ナトリウムまたはステアリル硫酸ナトリウムがあり、これらは前記脂肪アルコール、例えば、セチルアルコールまたはステアリルアルコールの存在下で一般的に使われる。この中でも特にクリームの乾燥を防止する製剤、例えば、ポリアルコール、例えば、グリセロール、ソルビトール、プロピレングリコール及び/またはポリエチレングリコールを水相に添加するかまたは保存剤、香料などを水相に添加することが可能である。
本発明の薬学製剤は、無水状態の軟膏であることができる。また、前記薬学製剤は、局所用途に適合し且つ体温状態で液体であるパラフィン、特に、低粘度パラフィンを含むことができる。または前記薬学製剤は、天然脂肪または部分合成脂肪(例えば、ココナッツ脂肪酸トリグリセロイド)、硬化油(例えば、水素化されたピーナッツまたはキャスターオイル)、グリセロールの脂肪酸部分エステル(例えば、グリセロールモノステアレート及びジステアレート)、シリコーン(例えば、ポリメチルシロキサン、例えば、ヘキサメチルジシロキサンまたはオクタメチルトリシロキサン)を含むことができる。また、前記薬学製剤は、例えば、水性クリームに関連しており且つ水分吸収容量を増加させる脂肪アルコール、そしてステロール、ウールワックス、他の乳化剤及び/またはその他添加剤を含むことができる。
本発明において、前記薬学的組成物を医薬品に剤形化する場合、Remington’s Pharmaceutical Science、Mack Publishing Company、Easton PAに開示されている内容を参照することができ、前記文献は本明細書の一部として含まれる。
また、本発明の薬学的組成物は、皮膚損傷疾患の改善、緩和、治療または予防のために単独で、または手術、ホルモン治療、薬物治療及び生物学的反応調節剤を使用する方法などと併用することができる。
以上、本明細書に記載された数値は、特に明示されていない限り均等範囲まで含むことで解釈すべきである。
また、本発明は、フィセチン(fisetin)またその誘導体を有効成分に含む皮膚老化、皮膚しわ、皮膚弾力の低下または皮膚水分含有低下の改善または予防用健康機能食品組成物に関する。
前記「食品」とは、栄養素を一つまたはそれ以上含んでいる天産物または加工品を意味する。好ましくは、ある程度の工程を経て直接食べられる状態になったものを意味し、通常的な意味として、健康機能食品、機能性食品、飲料、食品添加剤及び飲料添加剤を全て含む意図である。
前記食品は、例えば、各種食品類、飲料、ガム、お茶、ビタミン複合剤、健康機能食品などであることができる。さらに、本発明において食品には、特殊栄養食品(例、調剤粉乳、離乳食や幼児食など)、食肉加工品、魚肉製品、豆腐類、こんにゃく類、麺類(例、ラーメン類、麺類など)、健康補助食品、調味食品(例、醤油、みそ、コチュジャン、混合醤など)、ソース類、お菓子類(例、スナック類)、乳加工品(例、発酵乳、チーズなど)、その他加工食品、キムチ、塩漬け食品(各種キムチ類、漬物など)、飲料(例、果実及び野菜類飲料、豆乳類、醗酵飲料類など)、天然調味料(例、ラーメンスープなど)を含むが、これに限定されない。
前記食品、機能性食品、健康機能食品、飲料、食品添加剤及び飲料添加剤は、通常の製造方法によって製造されることができる。
本発明で「健康機能食品」とは、食品に物理的、生化学的、生物工学的手法などを利用して該当食品の機能を特定目的に作用、発現するように付加価置を付与した食品群や食品組成が有する生体防御リズム調節、疾病防止と回復などに関する体調節機能を生体に対して充分に発現するように設計して加工した食品を意味する。
前記健康機能食品には、食品学的に許容可能な食品補助添加剤を含むことができ、健康機能食品の製造に通常的に使われる適切な担体、賦形剤及び希釈剤をさらに含むことができる。
本発明で「飲料」とは、喉の渇きを解消したり味を楽しむために飲むものの総称を意味し、健康機能飲料を含む意図である。
前記飲料は、指示された割合で必須成分として前記フィセチンまたはその誘導体を有効成分に含むこと以外に他の成分には特別な制限がなく、通常の飲料のようにさまざまな香味剤または天然炭水化物などを追加成分として含有することができる。
前記天然炭水化物の例は、葡萄糖や果糖などのようなモノサカライド、マルトース、スクロースなどのようなジサカライド、デキストリン、シクロデキストリンなどのようなポリサカライドまたはキシリトール、ソルビトール、エリスリトールなどの糖アルコールなどであることができる。前記香味剤は、タウマチンやレバウジオシドAまたはグリシルヒジンのようなステビア抽出物のような天然香味剤またはサッカリン、アスパルテームなどのような合成香味剤であることができる。
前記天然炭水化物の添加量は、本発明の食品組成物100ml当たり一般的に約1g〜20g、好ましくは、5g〜12gである。その外に本発明の組成物は、天然果物ジュース、果物ジュース飲料、野菜飲料の製造のための果肉をさらに含むことができる。
前記以外に本発明の食品組成物は、さまざまな栄養剤、ビタミン、鉱物(電解質)、合成風味剤及び天然風味剤などの風味剤、着色剤及び増進剤(enhancer)(チーズ、チョコレートなど)、ペクト酸及びその塩、アルギン酸及びその塩、有機酸、保護性コロイド増粘剤、pH調節剤、安定化剤、防腐剤、グリセリン、アルコール、炭酸飲料に使われる炭酸化剤などを含むことができる。
このような成分を独立的にまたは組み合わせて使用することができる。このような添加剤の割合は、重要ではないが、本発明のフィセチンまたはその誘導体100重量部の当たり0〜2,000重量部の範囲で選択されることができる。
前記「健康機能飲料」とは、飲料に物理的、生化学的、生物工学的手法などを利用して該当飲料の機能を特定目的に作用、発現するように付加価置を付与した飲料群や飲料組成が有する生体防御リズム調節、疾病防止と回復などに関する体調節機能を生体に対して充分に発現するように設計して加工した飲料を意味する。
前記健康機能飲料は、指示された割合で必須成分として本発明のフィセチンを含有することの外には、他の成分には特別な制限がなく、通常の飲料のようにさまざまな香味剤または天然炭水化物などを追加成分として含むことができる。
前記天然炭水化物の例としては、葡萄糖や果糖などのようなモノサカライド、マルトース、スクロースなどのようなジサカライド、デキストリン、シクロデキストリンなどのようなポリサカライドまたはキシリトール、ソルビトール、エリスリトールなどの糖アルコールなどであることができる。 前記香味剤は、タウマチンやレバウジオシドAまたはグリシルヒジンのようなステビア抽出物のような天然香味剤またはサッカリン、アスパルテームなどのような合成香味剤であることができる。
前記天然炭水化物の添加量は、本発明の食品組成物100ml当たり一般的に約1g〜20g、好ましくは、5g〜12gである。その外に本発明の組成物は、天然果物ジュース、果物ジュース飲料、野菜飲料の製造のための果肉をさらに含むことができる。
前記の外に本発明の食品の組成物は、さまざまな栄養剤、ビタミン、鉱物(電解質)、合成風味剤及び天然風味剤などの風味剤、着色剤及び増進剤(enhancer)(チーズ、チョコレートなど)、ペクト酸及びその塩、アルギン酸及びその塩、有機酸、保護性コロイド増粘剤、pH調節剤、安定化剤、防腐剤、グリセリン、アルコール、炭酸飲料に使われる炭酸化剤などを含むことができる。このような成分を独立的にまたは組み合わせて使用することができる。このような添加剤の割合はあまり重要ではないが、本発明のフィセチン100重量部の当たり0〜20重量部の範囲で選択されることができる。
前記健康機能食品は、食品添加物をさらに含むことができ、食品添加物としての適合可否は、他の規定がない限り、食品医薬品安全庁により承認された食品添加物公典の総則及び一般試験法などによる該当品目に関する規格及び基準によって判定する。
本発明の健康機能食品を製造する過程で飲料を含んだ食品に添加される本発明のフィセチンまたはその誘導体は、必要に応じてその含量を適切に加減することができ、好ましくは、全体食品100重量%に対して0.00001〜10重量%で含まれるように添加することができる。
また、本発明は、前記化粧料、薬学的組成物または食品組成物の製造のためのフィセチンの用途及び有効量のフィセチンを皮膚に適用または服用することを含む皮膚を改善する方法に関する。
以下、本発明に関する理解を助けるために好ましい実施例を提示する。しかし、下記の実施例は、本発明をより容易に理解させるために提供されるものに過ぎず、実施例により本発明の内容が限定されるものではない。
[実施例1]人体由来の線維芽細胞でのコラーゲンタイプIの合成促進効果の確認
フィセチンをヒト由来線維芽細胞(Human fibroblast)の培養液に添加して細胞水準でコラーゲン合成促進効果を確認した。使われたフィセチンは、シグマアルドリッチ(Sigma aldrich、アメリカ)から購入して使用した。合成されたコラーゲンの測定は、PICP EIA kit(Procollagen Type I C−Peptide Enzyme Immuno Assay KIT)を利用して定量した。
実験でフィセチンの最終濃度は、10μg/ml、20μg/mlになるようにした。フィセチンをヒト由来の線維芽細胞の培養培地(DMEM培地)に添加して48時間培養した後、培養液を取ってPICP EIAキットにて各濃度でコラーゲン合成程度を分光光度計を利用して450nmで測定した。
効果の比較のために、何も添加しない線維芽細胞の培養培地(対照群)とTGF−betaを最終濃度が10ng/mlになるように添加した試料に対して同一の方法でコラーゲン合成程度を測定した。
コラーゲン生成増加率は、対照群に対する相対的なコラーゲン生成量の割合で計算し、結果を下記表1に示した。
Figure 2017105777
[実施例2]人体由来の線維芽細胞での硫酸化グリコサミノグリカンの合成促進効果の確認
フィセチンをヒト由来線維芽細胞(Human fibroblast)の培養液に添加して細胞水準で硫酸化グリコサミノグリカンの合成促進効果を確認した。硫酸化グリコサミノグリカンの測定は、Blyscan glycosaminoglycan assay kit(Biocolor)を利用して定量した。
実験でフィセチンの最終濃度は、1μg/ml、10μg/ml、20μg/mlになるようにした。フィセチンはヒト由来線維芽細胞(Human fibroblast)の培養液に添加して24時間培養した後、培養液を取ってBlyscan glycosaminoglycan assay キットにて各濃度で全体硫酸化グリコサミノグリカンの量を分光光度計を利用して656nmで測定した。
硫酸化グリコサミノグリカンの生成増加率は、何も添加しない線維芽細胞の培養培地(対照群)に対する相対的な硫酸化グリコサミノグリカン生成量の割合で計算し、結果を下記表2に示した。
Figure 2017105777
前記表2に示したように、フィセチンを処理しない対照群と比較して各々10μg/mlと20μg/mlで優秀な硫酸化グリコサミノグリカン合成効果があることを確認した。
[実施例3]人体由来の角質形成細胞でフィセチンによるヒアルロン酸合成酵素(HAS)遺伝子の発現増加
人体由来角質形成細胞を10%ウシ胎仔血清(fetal bovin serum)を含んだDMEM培地で、1x10cells/mlで培養し、6−well plateに3000μlずつ分注して18時間培養した。その後、ウシ血清が含まれていないDMEM培地で2回洗浄し、フィセチン(1ppmまたは10ppm)で24時間の間処理した。細胞を回収して、RNeasy mini kit(Qiagen)で全体RNAを抽出した後、定量して1μgのRNAをGeneAmp(登録商標) RNA PCR kit(Applied Biosystems)を利用し逆転写(reverse transcription)した。逆転写反応は、Mycycler(登録商標) PCR器機(Biorad)を利用して実行した。
以後、逆転写反応溶液2μlとHAS−2、HAS−3、GAPDH(Glyceraldehyde−3−phosphate dehydrogenase)のTaqman probe(Invitrogen、アメリカ、HS02511055_S1、HS03929097_g1)を利用してquantitative real time PCRを実行した。Real time PCRは、CFX96 TouchTM Real−Time PCR Detection System器機(Biorad)を利用して実行した。Real time PCRを通じて得た実験結果は、ハウスキーピング(housekeeping)遺伝子であるGAPDHを基準としてLivak K.J.外(Methods、2001、25、402−408)に記載された方法で計算し示した。
また、陽性対照群であって前記フィセチンの代わりにグルコサミン100ppmを処理した群でmRNA発現量を確認した。前記結果は、何も処理しない陰性対照群のmRNA発現量を基準(100%)としてフィセチン処理実験群と陽性対照群のmRNA発現量を数値化して表3に示した。
Figure 2017105777
前記表3に示したように、フィセチン処理によって人体由来角質形成細胞からヒアルロン酸合成酵素、特に、HAS−2とHAS−3の発現が増加した。また、フィセチンは、陽性対照群(glucosamine)より100倍さらに少ない量を使用しても陽性対照群と類似したHAS−2とHAS−3の発現量を示すことを確認し、10倍少ない量では、陽性対照群より高い発現を誘導することを確認した。これを通じて、フィセチンが少ない量でも優秀な皮膚水分保有低下に対する保湿効果があることを確認した。
[製造例1及び比較例1]皮膚外用軟膏の製造
下記表4の組成のように、フィセチンを有効成分に含む皮膚外用軟膏を通常の方法によって製造した。また、有効成分を除外した残りの成分で製造した皮膚外用軟膏を比較例1で製造した。
Figure 2017105777
[製造例2及び比較例2]エッセンスの製造
フィセチンを有効成分に含む皮膚老化防止及びしわ改善化粧料エッセンスの剤形を製造例2とし、有効成分を含まないこと以外は製造例2と同一に化粧料エッセンスを製造したことを比較例2にした。詳細な組成は、下記表5に示した。
Figure 2017105777
[実験例1]パネルテストを通じた皮膚しわ改善効果の確認
前記製造例2と比較例2のエッセンスに対して、健康な35歳から50歳の女性を対象として皮膚しわ改善効果を次のように試した。
35歳から50歳までの女性30名を15名ずつ2個の群に区分し、1群は、フィセチンを0.5重量%含む製造例2のエッセンスを、2群は、比較例2のエッセンスを、顔面部に1日1回3ヶ月間塗布した。3ヶ月後、皮膚しわの改善程度を被験者のアンケートを通じて評価した。被験者のアンケートは、皮膚しわ改善及び弾力増進に関して使用前と比較して、改善なし、少し改善、相当な改善の3段階で判定した。その結果は下記表6に示した。
Figure 2017105777
前記表6に示したように、フィセチン0.5%を含んだ製造例2のエッセンスを使用した場合、フィセチンを使用しない比較例2のエッセンスを使用した場合より皮膚しわ改善効果が優れていることを確認できる。
[実験例2]映像分析を通じた化粧料エッセンスのしわ改善効果試験
映像分析を通じて前記製造例2及び比較例2のエッセンスに対してしわ改善効果を評価した。
具体的には、実験が始まる前に目の下のレプリカ(replica)を採取し(Xantopren、Bayer)、実験が終わった直後にレプリカを目の下の同一部位から採取して、映像分析を通じて皮膚しわの2次元的分析により皮膚しわの密度を測定した。映像分析による皮膚しわ密度の減少率は、エッセンスの使用前の皮膚しわ密度に対する使用後の皮膚しわ密度の比を平均した値であり、前記測定結果を下記表7に示した。
Figure 2017105777
前記表7に示したように、フィセチンを含んだ製造例2のエッセンスを使用した場合、フィセチンを含まない比較例2のエッセンスを使用した場合より皮膚しわ改善効果が優れていることが分かる。また、前記試験過程で製造例2のエッセンスによる皮膚刺激や副作用は発見されなかった。

Claims (11)

  1. フィセチン(fisetin)またはその誘導体を有効成分に含むことを特徴とする化粧料組成物。
  2. 前記組成物は、硫酸化グリコサミノグリカン(sulfated Glycosaminoglycan)合成促進用であることを特徴とする請求項1に記載の化粧料組成物。
  3. 前記組成物は、コラーゲン合成促進用であることを特徴とする請求項1に記載の化粧料組成物。
  4. 前記組成物は、皮膚老化、皮膚しわ、皮膚弾力低下または皮膚水分含有低下の改善または予防用であることを特徴とする請求項1に記載の化粧料組成物。
  5. 前記フィセチンは、全体組成物のうち1×10−5〜10重量%で含まれることを特徴とする請求項1に記載の化粧料組成物。
  6. 前記化粧料組成物は、溶液、懸濁液、乳濁液、ペースト、ゲル、クリーム、ローション、パウダー、せっけん、界面活性剤含有クレンジング、オイル、ファンデーション、化粧水類、化粧軟膏、スプレー、パック、サンスクリーン、メーキャップベース、メーキャップ除去剤及び洗浄剤で構成される群から選択される剤形を有することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の化粧料組成物。
  7. フィセチン(fisetin)またはその誘導体を有効成分に含むことを特徴とする化粧品。
  8. フィセチン(fisetin)またはその誘導体を有効成分に含むことを特徴とする皮膚損傷疾患の予防及び治療用薬学的組成物。
  9. 前記皮膚損傷疾患は、皮膚発赤(erythema)、皮膚老化、皮膚しわ、皮膚毛細管拡張症、皮膚弾力低下及び皮膚水分含有低下からなる群より選択されることを特徴とする請求項8に記載の薬学的組成物。
  10. 前記薬学的組成物は、軟膏、クリーム、錠剤、丸剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤、内用液剤、シロップ剤、水溶液、非水性溶剤、懸濁剤及び乳剤で構成される群から選択される剤形を有することを特徴とする請求項8に記載の薬学的組成物。
  11. フィセチン(fisetin)またはその誘導体を有効成分に含む皮膚老化、皮膚しわ、皮膚弾力低下または皮膚水気含有低下の改善または予防用健康機能食品組成物。
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