JP2017105765A - 医薬組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
R1は置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよい脂肪族複素環基、置換されていてもよく部分的に水素化されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、又は置換されていてもよいカルバモイル基を表し;
R2はハロゲン原子、アルキル基、又は置換されていてもよいアルコキシ基を表し;
R3は置換されていてもよいアリール基で置換されたアルキル基、又は置換されていてもよいヘテロアリール基で置換されたアルキル基であり、かつ、R4は水素原子、又はアルキル基であるか、あるいは;
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に、部分的に二重結合を含んでいてもよく置換されていてもよい含窒素脂肪族複素環を形成する〕
で示されるピロリジン誘導体、又はその薬理的に許容し得る塩〔但し、下式(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、及び(f):
本明細書において、アルキルとは、炭素数1〜6(C1〜6)の直鎖又は分岐鎖状の飽和炭化水素鎖基をいう。とりわけ炭素数1〜4(C1〜4)の基が好ましい。具体的には、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、t−ブチル、2−メチル−n−ブチル、i−アミル(3−メチル−n−ブチル)、2−メチル−n−ペンチルなどが挙げられる。とりわけ、メチル、エチル、i−プロピル、又はt−ブチルが好ましい。
アルケニルとは、少なくとも1個の二重結合を有する炭素数2〜6(C2〜6)の直鎖又は分岐鎖状の炭化水素鎖基をいう。とりわけ、炭素数2〜4(C2〜4)の基が挙げられる。具体的には、ビニル、プロペニル、ブテニルなどが挙げられる。
シクロアルケニルとは、少なくとも1個の二重結合を有する炭素数3〜7(C3〜7)の環状基をいう。具体的には、シクロプロペニル、シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニルなどが挙げられる。
アルカノイルとは、前記のアルキルにカルボニル(C=O)が結合した基をいい、炭素数1〜6(C1〜6)の直鎖又は分岐鎖状のアルキル−C(=O)−が挙げられ、炭素数1〜4(C1〜4)のアルキル−C(=O)−が好ましい。具体的には、アセチル、プロピオニル、ブチリル等が挙げられる。
アルキレンオキシとは、前記のアルキレンに酸素原子が結合した2価基をいい、具体的には炭素数1〜6(C1〜6)のアルキレン−O−が挙げられ、炭素数1〜4(C1〜4)のアルキレン−O−が好ましい。アルキレンオキシ基は異なる2つの原子(例えば、炭素原子)上に同時に置換していてもよく、同一原子(例えば、炭素原子)上に置換してスピロ環形成していてもよい。
例えば、「アルキレンオキシ基で置換されたアリール基」のうち「アルキレンオキシ基で置換されたフェニル」には、例えば、下式構造が含まれる。
ハロアルキルとは、1〜3個のハロゲン原子で置換されたアルキルをいい、例えば、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、1−フルオロメチル、2−フルオロエチルなどが具体例として挙げられる。
ハロアルコキシとは、1〜3個のハロゲン原子で置換されたアルキル−O−をいい、例えば、トリフルオロメトキシなどが具体例として挙げられる。
シアノアルキルとは、1個のシアノ基で置換されたアルキルをいい、例えば、シアノメチルなどが具体例として挙げられる。
アルコキシアルキルとは、1個のアルコキシ基で置換されたアルキルをいい、例えば、メトキシメチル、メトキシエチル、2−メトキシ−1,1−ジメチルエチル、4−メトキシ−4−メチル−n−ペンチルなどが具体例として挙げられる。
部分的に水素化されていてもよいアリールとは、前記のアリール及び前記アリールが部分的に水素化されたものの両者を含み、例えばフェニル基とシクロアルキル基が縮合して形成する環状基、及びフェニル基とシクロアルケニル基が縮合して形成する環状基なども含まれる。具体的には、フェニル、ナフチル、ジヒドロフェニル、インダニル、ジヒドロナフチル、テトラヒドロナフチルなどが挙げられる。
R1で表される「置換されていてもよいシクロアルキル基」のシクロアルキルとしては、とりわけ、シクロペンチル、及びシクロヘキシルが好ましい。
R1で表される「置換されていてもよい脂肪族複素環基」の脂肪族複素環としては、酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より独立して選ばれる1〜2個の異項原子を含む、5〜6員単環式脂肪族複素環基が好ましい。具体的には、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、又はピペリジニルが好ましい。
R1で表される「置換されていてもよく部分的に水素化されていてもよいアリール基」の部分的に水素化されていてもよいアリールとしては、フェニル、ナフチル、インダニルなどが挙げられる。とりわけ、インダニルが好ましい。
R1で表される「置換されていてもよいヘテロアリール基」のヘテロアリールとしては、酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より独立して選ばれる1〜4個の異項原子を含む5〜6員単環式のヘテロアリール基が好ましい。とりわけ、少なくとも1個の窒素原子を含み、さらに酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より選ばれる1個の異項原子を含んでいてもよい5〜6員単環式含窒素ヘテロアリールが好ましい。具体的には、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、オキサジアゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、チアジニル、トリアジニルなどが挙げられる。特に好ましくは、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニルなどが挙げられる。
より詳細には、ハロゲン原子;水酸基;オキソ基;シアノ基;アルキル基;ヒドロキシアルキル基;アルコキシアルキル基;ハロアルキル基;シクロアルキル基;アルコキシ基;アルカノイル基;アルキルスルホニル基;脂肪族複素環基(ここにおいて、脂肪族複素環基は酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より独立して選ばれる1〜2個の異項原子を含む、4〜7員単環式脂肪族複素環基である);ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、及びアルコキシアルキル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基(ここにおいて、脂肪族複素環は少なくとも1個の窒素原子を含み、さらに酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より選ばれる1個の異項原子を含んでいてもよい4〜7員単環式脂肪族複素環である);脂肪族複素環スルホニル基(ここにおいて、脂肪族複素環は少なくとも1個の窒素原子を含み、さらに酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より選ばれる1個の異項原子を含んでいてもよい4〜7員単環式脂肪族複素環である);1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基;アルキレンオキシ基などが挙げられる。
より詳細には、ハロゲン原子;水酸基;シクロアルキル基;アルコキシ基;脂肪族複素環基(ここにおいて、脂肪族複素環基は少なくとも1個の酸素原子を含み、さらに酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より選ばれる1個の異項原子を含んでいてもよい4〜7員単環式の脂肪族複素環基である);ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、及びアルコキシアルキル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基(ここにおいて、脂肪族複素環は少なくとも1個の窒素原子を含み、さらに酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より選ばれる1個の異項原子を含んでいても良い4〜7員単環式の脂肪族複素環である);脂肪族複素環スルホニル基(ここにおいて、脂肪族複素環は少なくとも1個の窒素原子を含み、さらに酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より選ばれる1個の異項原子を含んでいてもよい4〜7員単環式の脂肪族複素環基である);及び1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基が挙げられる。
より具体的には、フッ素原子;水酸基;シクロプロピル基;シクロブチル基;メトキシ基;テトラヒドロピラニル基;フッ素原子、メチル基、トリフルオロメチル基、及びメトキシメチル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよいピロリジニルカルボニル基;1〜2個のフッ素原子で置換されていてもよいピペリジニルカルボニル基;モルホリニルカルボニル基;ピロリジニルスルホニル基;ジメチルカルバモイル基などである。
当該置換基として、より詳細には、ハロゲン原子、水酸基、オキソ基、シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基などが挙げられる。より具体的には、フッ素原子、水酸基、オキソ基、シアノ基、メチル基、メトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基、メトキシメチル基、及びトリメチレンオキシ基(プロピレンオキシ基)からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基などである。とりわけ、メトキシ基、エトキシ基、及びシアノ基が好ましい。
より詳細には、ハロゲン原子、水酸基、オキソ基、シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよい3〜7員単環式シクロアルキル基、及び水酸基で置換されていてもよいアダマンチル基などが挙げられる。
より具体的には、シクロプロピル基;シクロブチル基;フッ素原子、水酸基、オキソ基、シアノ基、メチル基、メトキシ基、エトキシ基、i−プロポキシ基、及びメトキシメチル基からなる群より独立して選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよいシクロペンチル基;フッ素原子、水酸基、オキソ基、シアノ基、メチル基、メトキシ基、エトキシ基、i−プロポキシ基、及びトリメチレンオキシ基(プロピレンオキシ基)からなる群より独立して選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよいシクロヘキシル基;シクロヘプチル基などが挙げられる。
とりわけ、メトキシ基、エトキシ基、及びシアノ基からなる群より選ばれる1個の基で置換されていてもよいシクロペンチル基;メトキシ基、エトキシ基、及びシアノ基からなる群より選ばれる1個の基で置換されていてもよいシクロヘキシル基などが好ましい。
より具体的には、テトラヒドロフラニル基;メチル基、又はヒドロキシメチル基で置換されていてもよい、テトラヒドロピラニル基;1−フルオロメチル基、2−フルオロエチル基、アセチル基、エチルカルボニル基、及びエチルスルホニル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、ピペリジニル基などが挙げられ、テトラヒドロピラニル基が好ましい。
より具体的には、シアノ基、メチル基、メトキシ基、及びカルバモイル基からなる群より選ばれる1個の基で置換されていてもよいピリダジニル基;シアノ基、メチル基、及びメトキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいピリジニル基;メチル基で置換されていてもよいピリミジニル基などが挙げられ、とりわけメチル基で置換されていてもよいピリミジニル基、及びメチル基で置換されたピリジニル基が好ましい。
R2で表される「置換されていてもよいアルコキシ基」としては、メトキシ基、エトキシ基、トリフルオロメトキシ基、ジフルオロメトキシ基などが挙げられ、メトキシ基が好ましい。
アリール部分としては、単環又は二環式のアリール、具体的にはフェニル、ナフチルなどが挙げられる。とりわけ、フェニルが好ましい。
ヘテロアリール部分としては、酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より独立して選ばれる1〜4個の異項原子を含む5〜10員単環又は二環式ヘテロアリール基が挙げられる。とりわけ、少なくとも1個の窒素原子を含み、さらに酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より選ばれる1個の異項原子を含んでいてもよい、5〜6員単環式含窒素ヘテロアリールが挙げられる。具体的には、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、チアジニル、トリアジニルなどが好ましい。特に好適な例としてピリジニルなどが挙げられる。
R4としては、水素原子、メチル基、エチル基、i−プロピル基などが好ましい。
環Cはアリール基、又はヘテロアリール基を表し、
R5及びR6は各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、シアノアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、カルボキシル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、及びアルコキシ基からなる群より選ばれる基を表し、
R7は置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいシクロアルケニル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、置換されていてもよい脂肪族複素環基、置換されていてもよいアルコキシ基、カルボキシル基で置換されていてもよい1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基を表し、
R8及びR9は各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、及びハロアルコキシ基からなる群より選ばれる基を表す)で示される基が好ましい。
さらに好ましくは、R7が置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいシクロアルケニル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、置換されていてもよい脂肪族複素環基、置換されていてもよいアルコキシ基、カルボキシル基で置換されていてもよい1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基を表し、
ここにおいて、置換されていてもよいアルキル基における置換基は、水酸基;オキソ基;シアノ基;アルコキシ基;アルカノイル基;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;カルボキシル基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基;水酸基、又はオキソ基で置換されていてもよいヘテロアリール基;1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい脂肪族複素環基;アルキル基(該アルキル部分は水酸基、アルコキシ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び水酸基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基;アルキルスルホニル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニルアミノカルボニル基;アルキルスルホニルアミノカルボニル基;及び、アルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基であり、
また、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいシクロアルケニル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、置換されていてもよい脂肪族複素環基、及び置換されていてもよいアルコキシ基における置換基は、水酸基;オキソ基;シアノ基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基;アルコキシ基;アルカノイル基;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;カルボキシル基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基;水酸基、又はオキソ基で置換されていてもよいヘテロアリール基;1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい脂肪族複素環基;アルキル基(該アルキル部分は水酸基、アルコキシ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び水酸基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基;アルキルスルホニル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニルアミノカルボニル基;アルキルスルホニルアミノカルボニル基;及び、アルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基である、前記一般式〔II〕で示される基が挙げられる。
環Cで表される「ヘテロアリール基」としては、酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より独立して選ばれる1〜4個の異項原子を含む5〜6員単環式のヘテロアリールが挙げられる。より具体的にはピリジニルが好ましい。
R7で表される「置換されていてもよいアルケニル基」のアルケニルとしては、n−ブテニルなどが好ましい。
R7で表される「置換されていてもよいシクロアルキル基」のシクロアルキルとしては、シクロヘキシルが好ましい。
R7で表される「置換されていてもよいシクロアルケニル基」のシクロアルケニルとしては、とりわけ、シクロヘキセニルが好ましい。
R7で表される「カルボキシル基で置換されていてもよい1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基」としては、好ましくは、カルバモイル基が挙げられる。
(1)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルキル基、
(2)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルケニル基、
(3)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基、
(4)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルケニル基、
(5)カルボキシル基で置換されていてもよい、フェニル基、
(6)カルボキシル基、又はカルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基で置換されていてもよい、ヘテロアリール基、
(7)水酸基;オキソ基;シアノ基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基;アルコキシ基;アルカノイル基;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;アルキル基、及び水酸基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基(ここにおいて、該アルキルは水酸基、アルコキシ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい);アルキルスルホニルアミノカルボニル基;カルボキシル基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基;アルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基;1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい脂肪族複素環基;アルキルスルホニル基;テトラゾリル基;及び1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基、
(8)シアノ基;カルボキシル基;水酸基、又はオキソ基で置換されていてもよいヘテロアリール基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニルアミノカルボニル基;及びアルキルスルホニルアミノカルボニル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、アルコキシ基、
(9)カルボキシル基で置換されていてもよい1〜2個のアルキル基で置換されていてもよい、アミノ基、又は
(10)カルバモイル基などが挙げられる。
ここにおいて、置換されていてもよいアリール基、及び置換されていてもよいヘテロアリール基における置換基は、ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜3個の基であり;
R1が置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよい脂肪族複素環基、置換されていてもよく部分的に水素化されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、又は1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基であり、
ここにおいて、置換されていてもよいアルキル基における置換基は、ハロゲン原子;水酸基;オキソ基;シアノ基;シクロアルキル基;アルコキシ基;アルカノイル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基;脂肪族複素環基;ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、及びアルコキシアルキル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基;アルキルスルホニル基;脂肪族複素環スルホニル基;及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜3個の基であり、
また、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよい脂肪族複素環基、置換されていてもよく部分的に水素化されていてもよいアリール基、及び置換されていてもよいヘテロアリール基における置換基は、ハロゲン原子;水酸基;オキソ基;シアノ基;アルキル基;ハロアルキル基;シクロアルキル基;アルコキシ基;ヒドロキシアルキル基;アルコキシアルキル基;アルカノイル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基;脂肪族複素環基;ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、及びアルコキシアルキル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基;アルキルスルホニル基;脂肪族複素環スルホニル基;及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜3個の基であり;
R2がハロゲン原子、アルキル基、又はアルコキシ基であり;
R3が置換されたアリール基で置換されたアルキル基、又は置換されたヘテロアリール基で置換されたアルキル基であり、
ここにおいて、置換されたアリール基、及び置換されたヘテロアリール基における置換基は、カルボキシル基で置換されていてもよい脂肪族複素環基であり、該アリール基及び該ヘテロアリール基は、さらにハロアルキル基で置換されていてもよく、かつ;
R4が水素原子、又はアルキル基であるか、あるいは;
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に式〔II〕
環Cはアリール基、又はヘテロアリール基を表し、
R5及びR6は各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、シアノアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、カルボキシル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、及びアルコキシ基からなる群より選ばれる基を表し、
R7は置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいシクロアルケニル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、置換されていてもよい脂肪族複素環基、置換されていてもよいアルコキシ基、カルボキシル基で置換されていてもよい1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基を表し、
ここにおいて、置換されていてもよいアルキル基における置換基は、水酸基;オキソ基;シアノ基;アルコキシ基;アルカノイル基;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;カルボキシル基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基;水酸基、又はオキソ基で置換されていてもよいヘテロアリール基;1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい脂肪族複素環基;アルキル基(該アルキル部分は水酸基、アルコキシ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び水酸基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基;アルキルスルホニル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニルアミノカルボニル基;アルキルスルホニルアミノカルボニル基;及び、アルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基であり、
また、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいシクロアルケニル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、置換されていてもよい脂肪族複素環基、及び置換されていてもよいアルコキシ基における置換基は、水酸基;オキソ基;シアノ基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基;アルコキシ基;アルカノイル基;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;カルボキシル基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基;水酸基、又はオキソ基で置換されていてもよいヘテロアリール基;1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい脂肪族複素環基;アルキル基(該アルキル部分は水酸基、アルコキシ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び水酸基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基;アルキルスルホニル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニルアミノカルボニル基;アルキルスルホニルアミノカルボニル基;及び、アルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基であり、
R8及びR9は各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、及びハロアルコキシ基からなる群より選ばれる基を表す)で示される基を形成する、化合物、又はその薬理的に許容し得る塩を包含する。
ここにおいて、置換されていてもよいアリール基、及び置換されていてもよいヘテロアリール基における置換基は、ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜3個の基であり、
環Aで表される置換されていてもよいアリール基のアリール部分は、単環又は二環式のアリールであり、
環Aで表される置換されていてもよいヘテロアリール基のヘテロアリール部分は、酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より独立して選ばれる1〜4個の異項原子を含む5〜10員単環又は二環式のヘテロアリールであり;
R1が置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよい脂肪族複素環基、置換されていてもよく部分的に水素化されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、又は1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基であり、
ここにおいて、置換されていてもよいアルキル基における置換基は、ハロゲン原子;水酸基;オキソ基;シアノ基;シクロアルキル基;アルコキシ基;アルカノイル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基;酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より独立して選ばれる1〜2個の異項原子を含む、4〜7員単環式脂肪族複素環基;ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、及びアルコキシアルキル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基;アルキルスルホニル基;脂肪族複素環スルホニル基;及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜3個の基であり、
また、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよい脂肪族複素環基、置換されていてもよく部分的に水素化されていてもよいアリール基、及び置換されていてもよいヘテロアリール基における置換基は、ハロゲン原子;水酸基;オキソ基;シアノ基;アルキル基;ハロアルキル基;シクロアルキル基;アルコキシ基;ヒドロキシアルキル基;アルコキシアルキル基;アルカノイル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基;酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より独立して選ばれる1〜2個の異項原子を含む、4〜7員単環式脂肪族複素環基;ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、及びアルコキシアルキル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基;アルキルスルホニル基;脂肪族複素環スルホニル基;及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜3個の基であり、
さらにR1上に置換する、脂肪族複素環カルボニル基、及び脂肪族複素環スルホニル基における脂肪族複素環部分は、少なくとも1個の窒素原子を含み、さらに酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より選ばれる1個の異項原子を含んでいてもよい4〜7員単環式脂肪族複素環であり、
R1で表される置換されていてもよい脂肪族複素環基における脂肪族複素環部分は、酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より独立して選ばれる1〜2個の異項原子を含む、4〜7員単環式脂肪族複素環であり、
R1で表される置換されていてもよいヘテロアリール基におけるヘテロアリール部分は、酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より独立して選ばれる1〜4個の異項原子を含む、5〜6員単環式ヘテロアリールであり;
R2がハロゲン原子、アルキル基、又はアルコキシ基であり;
R3が置換されたアリール基で置換されたアルキル基であり、
ここにおいて、置換されたアリール基における置換基は、カルボキシル基で置換されていてもよい脂肪族複素環基(ここにおいて、脂肪族複素環基は酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より独立して選ばれる1〜2個の異項原子を含む4〜8員単環又は二環式脂肪族複素環基である)、及びハロアルキル基であり、かつ;
R4が水素原子、又はアルキル基であるか、あるいは;
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に式〔II〕で表される基を形成し、
式〔II〕中、環Bが、式〔II〕に示されている窒素原子の他に、さらに酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より選ばれる1個の異項原子を含んでいてもよく、部分的に二重結合を含んでいてもよい、4〜8員単環又は二環式脂肪族複素環基であり、
環Cが単環式アリール基、又は酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より独立して選ばれる1〜4個の異項原子を含む、5〜6員単環式ヘテロアリール基であり、
R5及びR6が各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、シアノアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、カルボキシル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、及びアルコキシ基からなる群より選ばれる基であり、
R7が置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいシクロアルケニル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、置換されていてもよい脂肪族複素環基、置換されていてもよいアルコキシ基、カルボキシル基で置換されていてもよい1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基であり、
ここにおいて、置換されていてもよいアルキル基における置換基は、水酸基;オキソ基;シアノ基;アルコキシ基;アルカノイル基;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;カルボキシル基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基;水酸基、又はオキソ基で置換されていてもよいヘテロアリール基;1〜2個のオキソ基で置換されていてもよく、酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より独立して選ばれる1〜2個の異項原子を含む、4〜7員単環式脂肪族複素環基;アルキル基(該アルキルは水酸基、アルコキシ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び水酸基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基;アルキルスルホニル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニルアミノカルボニル基;アルキルスルホニルアミノカルボニル基;及びアルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基であり、
また、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいシクロアルケニル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、置換されていてもよい脂肪族複素環基、及び置換されていてもよいアルコキシ基における置換基は、水酸基;オキソ基;シアノ基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基;アルコキシ基;アルカノイル基;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;カルボキシル基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基;水酸基、又はオキソ基で置換されていてもよいヘテロアリール基;1〜2個のオキソ基で置換されていてもよく、酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より独立して選ばれる1〜2個の異項原子を含む、4〜7員単環式脂肪族複素環基;アルキル基(該アルキルは水酸基、アルコキシ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び水酸基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基;アルキルスルホニル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニルアミノカルボニル基;アルキルスルホニルアミノカルボニル基;及び、アルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基であり、
さらにR7上に置換する脂肪族複素環カルボニル基における脂肪族複素環部分は、少なくとも1個の窒素原子を含み、さらに酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より選ばれる1個の異項原子を含んでいてもよい4〜7員単環式脂肪族複素環であり、
R7上に置換するヘテロアリール基は酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より独立して選ばれる1〜4個の異項原子を含む5〜6員単環式ヘテロアリール基であり、
R7で表される置換されていてもよいヘテロアリール基におけるヘテロアリール部分は、酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より独立して選ばれる1〜4個の異項原子を含む、5〜6員単環式ヘテロアリールであり、
R7で表される置換されていてもよい脂肪族複素環基における脂肪族複素環部分は、酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より独立して選ばれる1〜2個の異項原子を含む、4〜8員単環又は二環式脂肪族複素環であり、
R8及びR9が各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、及びハロアルコキシ基からなる群より選ばれる基である化合物、又はその薬理的に許容し得る塩を包含する。
ここにおいて、置換されていてもよいアリール基、及び置換されていてもよいヘテロアリール基における置換基は、ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基であり、
環Aで表される置換されていてもよいアリール基におけるアリール部分は、フェニル及びナフチルからなる群より選ばれる基であり、
環Aで表される置換されていてもよいヘテロアリール基におけるヘテロアリール部分は、ピロリル、フラニル、チエニル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、チアジニル、トリアジニル、インドリル、イソインドリル、及びベンゾイミダゾリルからなる群より選ばれる基であり;
R1が置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよい脂肪族複素環基、置換されていてもよく部分的に水素化されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、又は1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基であり、
ここにおいて、置換されていてもよいアルキル基における置換基は、ハロゲン原子;水酸基;オキソ基;シアノ基;シクロアルキル基;アルコキシ基;アルカノイル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基;脂肪族複素環基;ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、及びアルコキシアルキル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基;アルキルスルホニル基;脂肪族複素環スルホニル基;及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基であり、
また、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよい脂肪族複素環基、置換されていてもよく、部分的に水素化されていてもよいアリール基、及び置換されていてもよいヘテロアリール基における置換基は、ハロゲン原子;水酸基;オキソ基;シアノ基;アルキル基;ハロアルキル基;シクロアルキル基;アルコキシ基;ヒドロキシアルキル基;アルコキシアルキル基;アルカノイル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基;脂肪族複素環基;ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、及びアルコキシアルキル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基;アルキルスルホニル基;脂肪族複素環スルホニル基;及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基であり、
さらにR1上に置換する脂肪族複素環基はアゼチジニル基、ピロリジニル基、テトラヒドロフラニル基、イミダゾリニル基、チアゾリジニル基、イソチアゾリジニル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、テトラヒドロピラニル基、ホモピペラジニル基、及びホモモルホリニル基からなる群より選ばれる基であり、
R1上に置換する、脂肪族複素環カルボニル基、及び脂肪族複素環スルホニル基における脂肪族複素環部分は、アゼチジニル、ピロリジニル、イミダゾリニル、チアゾリジニル、イソチアゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペラジニル、及びホモモルホリニルからなる群より選ばれる基であり、
R1で表される置換されていてもよく部分的に水素化されていてもよいアリール基におけるアリール部分は、フェニル、ナフチル、ジヒドロフェニル、インダニル、及びテトラヒドロナフチルからなる群より選ばれる基であり、
R1で表される置換されていてもよい脂肪族複素環基における脂肪族複素環部分は、アゼチジニル、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、イミダゾリニル、チアゾリジニル、イソチアゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、テトラヒドロピラニル、ホモピペラジニル、及びホモモルホリニルからなる群より選ばれる基であり、
R1で表される置換されていてもよいヘテロアリール基におけるヘテロアリール部分は、ピロリル、フラニル、チエニル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、チアジニル、及びトリアジニルからなる群より選ばれる基であり;
R2がハロゲン原子、アルキル基、又はアルコキシ基であり;
R3が置換されたアリール基で置換されたアルキル基であり、
ここにおいて、置換されたアリール基における置換基は、カルボキシル基で置換されていてもよい脂肪族複素環基(ここにおいて、脂肪族複素環基はアゼチジニル基、ピロリジニル基、テトラヒドロフラニル基、イミダゾリニル基、チアゾリジニル基、イソチアゾリジニル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、テトラヒドロピラニル基、ホモピペラジニル基、ホモモルホリニル基、3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル基、及びオクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロリル基からなる群より選ばれる基である)、及びハロアルキル基であり、かつ;
R4が水素原子、又はアルキル基であるか、あるいは;
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に式〔II〕で表される基を形成し、
式〔II〕中、環Bが、アゼチジニル基、ピロリジニル基、イミダゾリニル基、チアゾリジニル基、イソチアゾリジニル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、テトラヒドロピリジニル基、ホモピペラジニル基、ホモモルホリニル基、3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル基、及びオクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロリル基からなる群より選ばれる基であり、
環Cがフェニル基、ピロリル基、フラニル基、チエニル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ピリジニル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、チアジニル基、及びトリアジニル基からなる群より選ばれる基であり、
R5及びR6が各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、シアノアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、カルボキシル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、及びアルコキシ基からなる群より選ばれる基であり、
R7が置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいシクロアルケニル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、置換されていてもよい脂肪族複素環基、置換されていてもよいアルコキシ基、カルボキシル基で置換されていてもよい1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基であり、
ここにおいて、置換されていてもよいアルキル基における置換基は、水酸基;オキソ基;シアノ基;アルコキシ基;アルカノイル基;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;カルボキシル基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基;水酸基、又はオキソ基で置換されていてもよいヘテロアリール基;1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい脂肪族複素環基;アルキル基(該アルキルは水酸基、アルコキシ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び水酸基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基;アルキルスルホニル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニルアミノカルボニル基;アルキルスルホニルアミノカルボニル基;及び、アルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基であり、
また、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいシクロアルケニル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、置換されていてもよい脂肪族複素環基、及び置換されていてもよいアルコキシ基における置換基は、水酸基;オキソ基;シアノ基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基;アルコキシ基;アルカノイル基;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;カルボキシル基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基;水酸基、又はオキソ基で置換されていてもよいヘテロアリール基;1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい脂肪族複素環基;アルキル基(該アルキルは水酸基、アルコキシ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び水酸基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基;アルキルスルホニル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニルアミノカルボニル基;アルキルスルホニルアミノカルボニル基;及び、アルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基であり、
さらに、R7上に置換する脂肪族複素環カルボニル基における脂肪族複素環部分は、アゼチジニル、ピロリジニル、イミダゾリニル、チアゾリジニル、イソチアゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペラジニル、及びホモモルホリニルからなる群より選ばれる基であり、
R7上に置換するヘテロアリール基は、ピロリル基、フラニル基、チエニル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ピリジニル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、チアジニル基、及びトリアジニル基からなる群より選ばれる基であり、
R7上に置換する脂肪族複素環基は、アゼチジニル基、ピロリジニル基、テトラヒドロフラニル基、イミダゾリニル基、チアゾリジニル基、イソチアゾリジニル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、テトラヒドロピラニル基、ホモピペラジニル基、及びホモモルホリニル基からなる群より選ばれる基であり、
R7で表される置換されていてもよいヘテロアリール基におけるヘテロアリール部分は、ピロリル、フラニル、チエニル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、チアジニル、及びトリアジニルからなる群より選ばれる基であり、
R7で表される置換されていてもよい脂肪族複素環基の脂肪族複素環部分は、アゼチジニル、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、イミダゾリニル、チアゾリジニル、イソチアゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、テトラヒドロピラニル、ホモピペラジニル、ホモモルホリニル、3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル、及びオクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロリルからなる群より選ばれる基であり、
R8及びR9が各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、及びハロアルコキシ基からなる群より選ばれる基である、化合物、又はその薬理的に許容し得る塩を包含する。
ここにおいて、ヘテロアリール基はピロリル基、フラニル基、チエニル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ピリジニル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、チアジニル基、トリアジニル基、インドリル基、イソインドリル基、及びベンゾイミダゾリル基からなる群より選ばれる基であり、
R1が
(1)ハロゲン原子;水酸基;シクロアルキル基;アルコキシ基;脂肪族複素環基;ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、及びアルコキシアルキル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基;脂肪族複素環スルホニル基;及び1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、アルキル基
(ここにおいて、脂肪族複素環基は、アゼチジニル基、ピロリジニル基、テトラヒドロフラニル基、イミダゾリニル基、チアゾリジニル基、イソチアゾリジニル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、テトラヒドロピラニル基、ホモピペラジニル基、及びホモモルホリニル基からなる群より選ばれる基であり、
脂肪族複素環カルボニル基、及び脂肪族複素環スルホニル基における脂肪族複素環部分は、アゼチジニル、ピロリジニル、イミダゾリニル、チアゾリジニル、イソチアゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペラジニル、及びホモモルホリニルからなる群より選ばれる基である)、
(2)ハロゲン原子、水酸基、オキソ基、シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、単環式シクロアルキル基、
(3)水酸基で置換されていてもよい、アダマンチル基、
(4)アルキル基、ヒドロキシアルキル基、ハロアルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はアゼチジニル基、ピロリジニル基、テトラヒドロフラニル基、イミダゾリニル基、チアゾリジニル基、イソチアゾリジニル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、テトラヒドロピラニル基、ホモピペラジニル基、及びホモモルホリニル基からなる群より選ばれる基である)、
(5)フェニル基、ナフチル基、ジヒドロフェニル基、インダニル基、及びテトラヒドロナフチル基からなる群より選ばれる基、
(6)シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、及びカルバモイル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、ヘテロアリール基
(ここにおいて、ヘテロアリール基はピロリル基、フラニル基、チエニル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ピリジニル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、チアジニル基、及びトリアジニル基からなる群より選ばれる基である)、
(7)カルバモイル基、又は
(8)モノ−アルキルカルバモイル基であり、
R2がハロゲン原子、アルキル基、又はアルコキシ基であり、
R3が置換されたフェニル基で置換されたアルキル基であり、ここにおいて、置換されたフェニル基の置換基は、カルボキシル基で置換された脂肪族複素環基(ここにおいて、脂肪族複素環基はアゼチジニル基、ピロリジニル基、テトラヒドロフラニル基、イミダゾリニル基、チアゾリジニル基、イソチアゾリジニル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、テトラヒドロピラニル基、ホモピペラジニル基、ホモモルホリニル基、3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル基、及びオクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロリル基からなる群より選ばれる基である)、及びハロアルキル基であり、かつ
R4がアルキル基であるか、
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に式〔II〕で表される基を形成し、
式〔II〕中、環Bがアゼチジニル基、イミダゾリニル基、チアゾリジニル基、イソチアゾリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、テトラヒドロピリジニル基、ホモピペラジニル基、ホモモルホリニル基、3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル基、又はオクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロリル基からなる群より選ばれる基であり、かつ、R5及びR6が共に水素原子を表すか、
環Bがピペリジニル基であり、かつ、R5及びR6が各々、水素原子、シアノ基、及びアルコキシアルキル基からなる群より独立して選ばれる基であるか、あるいは
環Bがピロリジニル基であり、かつ、R5及びR6が各々、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、シアノアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、カルボキシル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、及びアルコキシ基からなる群より独立して選ばれる基であり、
環Cがフェニル基、ピロリル基、フラニル基、チエニル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ピリジニル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、チアジニル基、及びトリアジニル基からなる群より選ばれる基であり、
R7が
(1)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルキル基、
(2)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルケニル基、
(3)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基、
(4)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルケニル基、
(5)カルボキシル基で置換されていてもよい、フェニル基、
(6)カルボキシル基、又はカルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基で置換されていてもよい、ヘテロアリール基
(ここにおいて、ヘテロアリール基はピロリル基、フラニル基、チエニル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ピリジニル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、チアジニル基、及びトリアジニル基からなる群より選ばれる基である)、
(7)水酸基;オキソ基;シアノ基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基;アルコキシ基;アルカノイル基;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;アルキル基(該アルキルは水酸基、アルコキシ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び水酸基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基;アルキルスルホニルアミノカルボニル基;カルボキシル基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基(ここにおいて、脂肪族複素環はアゼチジニル、ピロリジニル、イミダゾリニル、チアゾリジニル、イソチアゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペラジニル、及びホモモルホリニルからなる群より選ばれる基である);アルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基;1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい脂肪族複素環基(ここにおいて、脂肪族複素環基はアゼチジニル基、ピロリジニル基、テトラヒドロフラニル基、イミダゾリニル基、チアゾリジニル基、イソチアゾリジニル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、テトラヒドロピラニル基、ホモピペラジニル基、及びホモモルホリニル基からなる群より選ばれる基である);アルキルスルホニル基;ヘテロアリール基(ここにおいて、ヘテロアリール基はピロリル基、フラニル基、チエニル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ピリジニル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、チアジニル基、及びトリアジニル基からなる群より選ばれる基である);及び1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はアゼチジニル基、ピロリジニル基、テトラヒドロフラニル基、イミダゾリニル基、チアゾリジニル基、イソチアゾリジニル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、テトラヒドロピラニル基、ホモピペラジニル基、ホモモルホリニル基、3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル基、及びオクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロリル基からなる群より選ばれる基である)、
(8)シアノ基;カルボキシル基;水酸基、又はオキソ基で置換されていてもよいヘテロアリール基(ここにおいて、ヘテロアリール基はピロリル基、フラニル基、チエニル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ピリジニル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、チアジニル基、及びトリアジニル基からなる群より選ばれる基である);1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニルアミノカルボニル基;及びアルキルスルホニルアミノカルボニル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、アルコキシ基、
(9)カルボキシル基で置換されていてもよい1〜2個のアルキル基で置換されていてもよい、アミノ基、又は
(10)カルバモイル基であり、
R8及びR9が各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、及びハロアルコキシ基からなる群より選ばれる基である、化合物、又はその薬理的に許容し得る塩を包含する。
(1)ハロゲン原子、水酸基、オキソ基、シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基;
(2)水酸基で置換されていてもよい、アダマンチル基;又は
(3)アルキル基、ヒドロキシアルキル基、ハロアルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はテトラヒドロフラニル基、テトラヒドロピラニル基、及びピペリジニル基からなる群より選ばれる基である)である、化合物、又はその薬理的に許容し得る塩が挙げられる。
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に式〔II〕で表される基を形成し、環Bがピロリジニル基であり、環Cがフェニル基である、化合物、又はその薬理的に許容し得る塩が挙げられる。
R1が
(1)ハロゲン原子;水酸基;3〜7員単環式シクロアルキル基;アルコキシ基;テトラヒドロピラニル基;ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、及びアルコキシアルキル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基(ここにおいて、脂肪族複素環はピロリジニル、ピペリジニル、及びモルホリニルからなる群より選ばれる基である);ピロリジニルスルホニル基;及び1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、アルキル基、
(2)ハロゲン原子、水酸基、オキソ基、シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基、
(3)水酸基で置換されていてもよい、アダマンチル基、
(4)アルキル基、ヒドロキシアルキル基、ハロアルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はテトラヒドロフラニル基、テトラヒドロピラニル基、及びピペリジニル基からなる群より選ばれる基である)、
(5)インダニル基、
(6)シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、及びカルバモイル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、ヘテロアリール基
(ここにおいて、ヘテロアリール基はピリダジニル基、ピリジニル基、及びピリミジニル基からなる群より選ばれる基である)、
(7)カルバモイル基、又は
(8)モノ−アルキルカルバモイル基であり;
R2がハロゲン原子、C1-3アルキル基、又はアルコキシ基であり;
R3が置換されたフェニル基で置換されたアルキル基であり、ここにおいて、置換されたフェニル基の置換基は、カルボキシル基で置換されたピペリジニル基、及びハロアルキル基であり、かつ;
R4がアルキル基であるか、あるいは;
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に式〔II〕で表される基を形成し、
式〔II〕中、環Bがアゼチジニル基、テトラヒドロピリジニル基、ピペラジニル基、ホモピペラジニル基、及びオクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロリル基からなる群より選ばれる基であり、かつ、R5及びR6が共に水素原子を表すか、
環Bがピペリジニル基であり、かつ、R5及びR6が各々、水素原子、シアノ基、及びアルコキシアルキル基からなる群より独立して選ばれる基であるか、あるいは
環Bがピロリジニル基であり、かつ、R5及びR6が各々、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、シアノアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、カルボキシル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、及びアルコキシ基からなる群より独立して選ばれる基であり、
環Cがフェニル基、又はピリジニル基であり、
R7が
(1)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルキル基、
(2)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルケニル基、
(3)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基、
(4)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルケニル基、
(5)カルボキシル基で置換されていてもよい、フェニル基、
(6)カルボキシル基、又はカルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基で置換されていてもよい、ヘテロアリール基
(ここにおいて、ヘテロアリール基はオキサゾリル基及びピラゾリル基からなる群より選ばれる基である)、
(7)水酸基;オキソ基;シアノ基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基;アルコキシ基;アルカノイル基;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;アルキル基(該アルキルは水酸基、アルコキシ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び水酸基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基;アルキルスルホニルアミノカルボニル基;カルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニルカルボニル基;アルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基;1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい脂肪族複素環基(ここにおいて、脂肪族複素環基はピロリジニル基及びイソチアゾリジニル基からなる群より選ばれる基である);アルキルスルホニル基;テトラゾリル基;及び1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はアゼチジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、ピペラジニル基、及び3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル基からなる群より選ばれる基である)、
(8)シアノ基;カルボキシル基;水酸基、又はオキソ基で置換されていてもよいヘテロアリール基(ここにおいて、ヘテロアリール基はイソオキサゾリル基、オキサジアゾリル基、及びテトラゾリル基からなる群より選ばれる基である);1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニルアミノカルボニル基;及びアルキルスルホニルアミノカルボニル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、アルコキシ基、
(9)カルボキシル基で置換されていてもよい1〜2個のアルキル基で置換されていてもよい、アミノ基、又は
(10)カルバモイル基であり、
R8及びR9が各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、及びハロアルコキシ基からなる群より選ばれる基である、化合物、又はその薬理的に許容し得る塩を包含する。
R1が
(1)ハロゲン原子;水酸基;3〜7員単環式シクロアルキル基;アルコキシ基;テトラヒドロピラニル基;ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、及びアルコキシアルキル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基(ここにおいて、脂肪族複素環はピロリジニル、ピペリジニル、及びモルホリニルからなる群より選ばれる基である);ピロリジニルスルホニル基;及び1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、アルキル基、
(2)ハロゲン原子、水酸基、オキソ基、シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基、
(3)水酸基で置換されていてもよい、アダマンチル基、
(4)アルキル基、ヒドロキシアルキル基、ハロアルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はテトラヒドロフラニル基、テトラヒドロピラニル基、及びピペリジニル基からなる群より選ばれる基である)、
(5)インダニル基、
(6)シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、及びカルバモイル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、ヘテロアリール基
(ここにおいて、ヘテロアリール基はピリダジニル基、ピリジニル基、及びピリミジニル基からなる群より選ばれる基である)、
(7)カルバモイル基、又は
(8)モノ−アルキルカルバモイル基であり;
R2がハロゲン原子、C1-3アルキル基、又はアルコキシ基であり;
R3が置換されたフェニル基で置換されたアルキル基であり、ここにおいて、置換されたフェニル基の置換基は、(1)水酸基;オキソ基;シアノ基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基;アルコキシ基;アルカノイル基;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;アルキル基(該アルキルは水酸基、アルコキシ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び水酸基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、カルバモイル基;アルキルスルホニルアミノカルボニル基;カルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニルカルボニル基;アルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基;1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい脂肪族複素環基(ここにおいて、脂肪族複素環基はピロリジニル基、及びイソチアゾリジニル基からなる群より選ばれる基である);アルキルスルホニル基;テトラゾリル基;及び1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基(ここにおいて、脂肪族複素環基はアゼチジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、ピペラジニル基、及び3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル基からなる群より選ばれる基である)、及び(2)ハロアルキル基であり、かつ;
R4がアルキル基であるか、あるいは;
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に式〔II〕で表される基を形成し、
式〔II〕中、環Bがアゼチジニル基、テトラヒドロピリジニル基、ピペラジニル基、ホモピペラジニル基、及びオクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロリル基からなる群より選ばれる基であり、かつ、R5及びR6が共に水素原子を表すか、
環Bがピペリジニル基であり、かつ、R5及びR6が各々、水素原子、シアノ基、及びアルコキシアルキル基からなる群より独立して選ばれる基であるか、あるいは
環Bがピロリジニル基であり、かつ、R5及びR6が各々、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、シアノアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、カルボキシル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、及びアルコキシ基からなる群より独立して選ばれる基であり、
環Cがフェニル基、又はピリジニル基であり、
R7が
(1)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルキル基、
(2)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルケニル基、
(3)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基、
(4)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルケニル基、
(5)カルボキシル基で置換されていてもよい、フェニル基、
(6)カルボキシル基、又はカルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基で置換されていてもよい、ヘテロアリール基
(ここにおいて、ヘテロアリール基はオキサゾリル基及びピラゾリル基からなる群より選ばれる基である)、
(7)水酸基;オキソ基;シアノ基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基;アルコキシ基;アルカノイル基;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;アルキル基(該アルキルは水酸基、アルコキシ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び水酸基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基;アルキルスルホニルアミノカルボニル基;カルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニルカルボニル基;アルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基;1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい脂肪族複素環基(ここにおいて、脂肪族複素環基はピロリジニル基及びイソチアゾリジニル基からなる群より選ばれる基である);アルキルスルホニル基;テトラゾリル基;及び1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はアゼチジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、ピペラジニル基、及び3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル基からなる群より選ばれる基である)、
(8)シアノ基;カルボキシル基;水酸基、又はオキソ基で置換されていてもよいヘテロアリール基(ここにおいて、ヘテロアリール基はイソオキサゾリル基、オキサジアゾリル基、及びテトラゾリル基からなる群より選ばれる基である);1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニルアミノカルボニル基;及びアルキルスルホニルアミノカルボニル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、アルコキシ基、
(9)カルボキシル基で置換されていてもよい1〜2個のアルキル基で置換されていてもよい、アミノ基、又は
(10)カルバモイル基であり、
R8及びR9が各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、及びハロアルコキシ基からなる群より選ばれる基である、化合物、又はその薬理的に許容し得る塩を包含する。
R1が
(1)ハロゲン原子;水酸基;3〜7員単環式シクロアルキル基;アルコキシ基;テトラヒドロピラニル基;ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、及びアルコキシアルキル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基(ここにおいて、脂肪族複素環はピロリジニル、ピペリジニル、及びモルホリニルからなる群より選ばれる基である);ピロリジニルスルホニル基;及び1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、アルキル基、
(2)ハロゲン原子、水酸基、オキソ基、シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基、
(3)水酸基で置換されていてもよい、アダマンチル基、
(4)アルキル基、ヒドロキシアルキル基、ハロアルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はテトラヒドロフラニル基、テトラヒドロピラニル基、及びピペリジニル基からなる群より選ばれる基である)、
(5)インダニル基、
(6)シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、及びカルバモイル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、ヘテロアリール基
(ここにおいて、ヘテロアリール基はピリダジニル基、ピリジニル基、及びピリミジニル基からなる群より選ばれる基である)、
(7)カルバモイル基、又は
(8)モノ−アルキルカルバモイル基であり;
R2がハロゲン原子、C1-3アルキル基、又はアルコキシ基であり;
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に式〔II〕で表される基を形成し、
式〔II〕中、環Bがアゼチジニル基、テトラヒドロピリジニル基、ピペラジニル基、ホモピペラジニル基、及びオクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロリル基からなる群より選ばれる基であり、かつ、R5及びR6が共に水素原子を表すか、
環Bがピペリジニル基であり、かつ、R5及びR6が各々、水素原子、シアノ基、及びアルコキシアルキル基からなる群より独立して選ばれる基であるか、あるいは
環Bがピロリジニル基であり、かつ、R5及びR6が各々、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、シアノアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、カルボキシル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、及びアルコキシ基からなる群より独立して選ばれる基であり、
環Cがフェニル基、又はピリジニル基であり、
R7が
(1)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルキル基、
(2)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルケニル基、
(3)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基、
(4)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルケニル基、
(5)カルボキシル基で置換されていてもよい、フェニル基、
(6)カルボキシル基、又はカルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基で置換されていてもよい、ヘテロアリール基
(ここにおいて、ヘテロアリール基はオキサゾリル基及びピラゾリル基からなる群より選ばれる基である)、
(7)水酸基;オキソ基;シアノ基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基;アルコキシ基;アルカノイル基;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;アルキル基(該アルキルは水酸基、アルコキシ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び水酸基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基;アルキルスルホニルアミノカルボニル基;カルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニルカルボニル基;アルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基;1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい脂肪族複素環基(ここにおいて、脂肪族複素環基はピロリジニル基及びイソチアゾリジニル基からなる群より選ばれる基である);アルキルスルホニル基;テトラゾリル基;及び1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はアゼチジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、ピペラジニル基、及び3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル基からなる群より選ばれる基である)、
(8)シアノ基;カルボキシル基;水酸基、又はオキソ基で置換されていてもよいヘテロアリール基(ここにおいて、ヘテロアリール基はイソオキサゾリル基、オキサジアゾリル基、及びテトラゾリル基からなる群より選ばれる基である);1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニルアミノカルボニル基;及びアルキルスルホニルアミノカルボニル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、アルコキシ基、
(9)カルボキシル基で置換されていてもよい1〜2個のアルキル基で置換されていてもよい、アミノ基、又は
(10)カルバモイル基であり、
R8及びR9が各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、及びハロアルコキシ基からなる群より選ばれる基である、化合物、又はその薬理的に許容し得る塩を包含する。
R1が
(1)ハロゲン原子、水酸基、オキソ基、シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基、
(2)水酸基で置換されていてもよい、アダマンチル基、又は
(3)アルキル基、ヒドロキシアルキル基、ハロアルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はテトラヒドロフラニル基、テトラヒドロピラニル基、及びピペリジニル基からなる群より選ばれる基である)であり;
R2がハロゲン原子、C1-3アルキル基、又はアルコキシ基であり;
R3が置換されたフェニル基で置換されたアルキル基であり、ここにおいて、置換されたフェニル基の置換基は、カルボキシル基で置換されたピペリジニル基、及びハロアルキル基であり、かつ;
R4がアルキル基であるか、あるいは;
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に式〔II〕で表される基を形成し、
式〔II〕中、環Bがアゼチジニル基、テトラヒドロピリジニル基、ピペラジニル基、ホモピペラジニル基、及びオクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロリル基からなる群より選ばれる基であり、かつ、R5及びR6が共に水素原子を表すか、
環Bがピペリジニル基であり、かつ、R5及びR6が各々、水素原子、シアノ基、及びアルコキシアルキル基からなる群より独立して選ばれる基であるか、あるいは
環Bがピロリジニル基であり、かつ、R5及びR6が各々、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、シアノアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、カルボキシル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、及びアルコキシ基からなる群より独立して選ばれる基であり、
環Cがフェニル基、又はピリジニル基であり、
R7が
(1)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルキル基、
(2)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルケニル基、
(3)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基、
(4)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルケニル基、
(5)カルボキシル基で置換されていてもよい、フェニル基、
(6)カルボキシル基、又はカルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基で置換されていてもよい、ヘテロアリール基
(ここにおいて、ヘテロアリール基はオキサゾリル基及びピラゾリル基からなる群より選ばれる基である)、
(7)水酸基;オキソ基;シアノ基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基;アルコキシ基;アルカノイル基;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;アルキル基(該アルキルは水酸基、アルコキシ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び水酸基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基;アルキルスルホニルアミノカルボニル基;カルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニルカルボニル基;アルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基;1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい脂肪族複素環基(ここにおいて、脂肪族複素環基はピロリジニル基及びイソチアゾリジニル基からなる群より選ばれる基である);アルキルスルホニル基;テトラゾリル基;及び1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はアゼチジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、ピペラジニル基、及び3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル基からなる群より選ばれる基である)、
(8)シアノ基;カルボキシル基;水酸基、又はオキソ基で置換されていてもよいヘテロアリール基(ここにおいて、ヘテロアリール基はイソオキサゾリル基、オキサジアゾリル基、及びテトラゾリル基からなる群より選ばれる基である);1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニルアミノカルボニル基;及びアルキルスルホニルアミノカルボニル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、アルコキシ基、
(9)カルボキシル基で置換されていてもよい1〜2個のアルキル基で置換されていてもよい、アミノ基、又は
(10)カルバモイル基であり、
R8及びR9が各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、及びハロアルコキシ基からなる群より選ばれる基である、化合物、又はその薬理的に許容し得る塩を包含する。
R1がハロゲン原子、水酸基、オキソ基、シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基であり;
R2がハロゲン原子、C1-3アルキル基、又はアルコキシ基であり;
R3が置換されたフェニル基で置換されたアルキル基であり、ここにおいて、置換されたフェニル基の置換基は、カルボキシル基で置換されたピペリジニル基、及びハロアルキル基であり、かつ;
R4がアルキル基であるか、あるいは;
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に式〔II〕で表される基を形成し、
式〔II〕中、環Bがアゼチジニル基、テトラヒドロピリジニル基、ピペラジニル基、ホモピペラジニル基、及びオクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロリル基からなる群より選ばれる基であり、かつ、R5及びR6が共に水素原子を表すか、
環Bがピペリジニル基であり、かつ、R5及びR6が各々、水素原子、シアノ基、及びアルコキシアルキル基からなる群より独立して選ばれる基であるか、あるいは
環Bがピロリジニル基であり、かつ、R5及びR6が各々、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、シアノアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、カルボキシル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、及びアルコキシ基からなる群より独立して選ばれる基であり、
環Cがフェニル基、又はピリジニル基であり、
R7が
(1)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルキル基、
(2)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルケニル基、
(3)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基、
(4)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルケニル基、
(5)カルボキシル基で置換されていてもよい、フェニル基、
(6)カルボキシル基、又はカルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基で置換されていてもよい、ヘテロアリール基
(ここにおいて、ヘテロアリール基はオキサゾリル基、及びピラゾリル基からなる群より選ばれる基である)、
(7)水酸基;オキソ基;シアノ基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基;アルコキシ基;アルカノイル基;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;アルキル基(該アルキルは水酸基、アルコキシ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び水酸基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基;アルキルスルホニルアミノカルボニル基;カルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニルカルボニル基;アルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基;1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい脂肪族複素環基(ここにおいて、脂肪族複素環基はピロリジニル基及びイソチアゾリジニル基からなる群より選ばれる基である);アルキルスルホニル基;テトラゾリル基;及び1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はアゼチジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、ピペラジニル基、及び3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル基からなる群より選ばれる基である)、
(8)シアノ基;カルボキシル基;水酸基、又はオキソ基で置換されていてもよいヘテロアリール基(ここにおいて、ヘテロアリール基はイソオキサゾリル基、オキサジアゾリル基、及びテトラゾリル基からなる群より選ばれる基である);1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニルアミノカルボニル基;及びアルキルスルホニルアミノカルボニル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、アルコキシ基、
(9)カルボキシル基で置換されていてもよい1〜2個のアルキル基で置換されていてもよい、アミノ基、又は
(10)カルバモイル基であり、
R8及びR9が各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、及びハロアルコキシ基からなる群より選ばれる基である、化合物、又はその薬理的に許容し得る塩を包含する。
R1が
(1)ハロゲン原子、水酸基、オキソ基、シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基、
(2)水酸基で置換されていてもよい、アダマンチル基、又は
(3)アルキル基、ヒドロキシアルキル基、ハロアルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はテトラヒドロフラニル基、テトラヒドロピラニル基、及びピペリジニル基からなる群より選ばれる基である)であり;
R2がハロゲン原子、C1-3アルキル基、又はアルコキシ基であり;
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に式〔II〕で表される基を形成し、
式〔II〕中、環Bがアゼチジニル基、テトラヒドロピリジニル基、ピペラジニル基、ホモピペラジニル基、及びオクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロリル基からなる群より選ばれる基であり、かつ、R5及びR6が共に水素原子を表すか、
環Bがピペリジニル基であり、かつ、R5及びR6が各々、水素原子、シアノ基、及びアルコキシアルキル基からなる群より独立して選ばれる基であるか、あるいは
環Bがピロリジニル基であり、かつ、R5及びR6が各々、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、シアノアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、カルボキシル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、及びアルコキシ基からなる群より独立して選ばれる基であり、
環Cがフェニル基、又はピリジニル基であり、
R7が
(1)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルキル基、
(2)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルケニル基、
(3)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基、
(4)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルケニル基、
(5)カルボキシル基で置換されていてもよい、フェニル基、
(6)カルボキシル基、又はカルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基で置換されていてもよい、ヘテロアリール基
(ここにおいて、ヘテロアリール基はオキサゾリル基及びピラゾリル基からなる群より選ばれる基である)、
(7)水酸基;オキソ基;シアノ基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基;アルコキシ基;アルカノイル基;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;アルキル基(該アルキルは水酸基、アルコキシ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び水酸基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基;アルキルスルホニルアミノカルボニル基;カルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニルカルボニル基;アルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基;1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい脂肪族複素環基(ここにおいて、脂肪族複素環基はピロリジニル基及びイソチアゾリジニル基からなる群より選ばれる基である);アルキルスルホニル基;テトラゾリル基;及び1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はアゼチジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、ピペラジニル基、及び3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル基からなる群より選ばれる基である)、
(8)シアノ基;カルボキシル基;水酸基、又はオキソ基で置換されていてもよいヘテロアリール基(ここにおいて、ヘテロアリール基はイソオキサゾリル基、オキサジアゾリル基、及びテトラゾリル基からなる群より選ばれる基である);1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニルアミノカルボニル基;及びアルキルスルホニルアミノカルボニル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、アルコキシ基、
(9)カルボキシル基で置換されていてもよい1〜2個のアルキル基で置換されていてもよい、アミノ基、又は
(10)カルバモイル基であり、
R8及びR9が各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、及びハロアルコキシ基からなる群より選ばれる基である、化合物、又はその薬理的に許容し得る塩を包含する。
R1がハロゲン原子、水酸基、オキソ基、シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基であり;
R2がハロゲン原子、C1-3アルキル基、又はアルコキシ基であり;
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に式〔II〕で表される基を形成し、
式〔II〕中、環Bがアゼチジニル基、テトラヒドロピリジニル基、ピペラジニル基、ホモピペラジニル基、及びオクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロリル基からなる群より選ばれる基であり、かつ、R5及びR6が共に水素原子を表すか、
環Bがピペリジニル基であり、かつ、R5及びR6が各々、水素原子、シアノ基、及びアルコキシアルキル基からなる群より独立して選ばれる基であるか、あるいは
環Bがピロリジニル基であり、かつ、R5及びR6が各々、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、シアノアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、カルボキシル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、及びアルコキシ基からなる群より独立して選ばれる基であり、
環Cがフェニル基、又はピリジニル基であり、
R7が
(1)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルキル基、
(2)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルケニル基、
(3)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基、
(4)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルケニル基、
(5)カルボキシル基で置換されていてもよい、フェニル基、
(6)カルボキシル基、又はカルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基で置換されていてもよい、ヘテロアリール基
(ここにおいて、ヘテロアリール基はオキサゾリル基及びピラゾリル基からなる群より選ばれる基である)、
(7)水酸基;オキソ基;シアノ基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基;アルコキシ基;アルカノイル基;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;アルキル基(該アルキルは水酸基、アルコキシ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び水酸基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基;アルキルスルホニルアミノカルボニル基;カルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニルカルボニル基;アルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基;1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい脂肪族複素環基(ここにおいて、脂肪族複素環基はピロリジニル基、及びイソチアゾリジニル基からなる群より選ばれる基である);アルキルスルホニル基;テトラゾリル基;及び1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はアゼチジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、ピペラジニル基、及び3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル基からなる群より選ばれる基である)、
(8)シアノ基;カルボキシル基;水酸基、又はオキソ基で置換されていてもよいヘテロアリール基(ここにおいて、ヘテロアリール基はイソオキサゾリル基、オキサジアゾリル基、及びテトラゾリル基からなる群より選ばれる基である);1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニルアミノカルボニル基;及びアルキルスルホニルアミノカルボニル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、アルコキシ基、
(9)カルボキシル基で置換されていてもよい1〜2個のアルキル基で置換されていてもよい、アミノ基、又は
(10)カルバモイル基であり、
R8及びR9が各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、及びハロアルコキシ基からなる群より選ばれる基である、化合物、又はその薬理的に許容し得る塩を包含する。
R1が
(1)ハロゲン原子;水酸基;3〜7員単環式シクロアルキル基;アルコキシ基;テトラヒドロピラニル基;ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、及びアルコキシアルキル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基(ここにおいて、脂肪族複素環はピロリジニル、ピペリジニル、及びモルホリニルからなる群より選ばれる基である);ピロリジニルスルホニル基;及び1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、アルキル基、
(2)ハロゲン原子、水酸基、オキソ基、シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基、
(3)水酸基で置換されていてもよい、アダマンチル基、
(4)アルキル基、ヒドロキシアルキル基、ハロアルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はテトラヒドロフラニル基、テトラヒドロピラニル基、及びピペリジニル基からなる群より選ばれる基である)、
(5)インダニル基、
(6)シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、及びカルバモイル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、ヘテロアリール基
(ここにおいて、ヘテロアリール基はピリダジニル基、ピリジニル基、及びピリミジニル基からなる群より選ばれる基である)、
(7)カルバモイル基、又は
(8)モノ−アルキルカルバモイル基であり;
R2がハロゲン原子、C1-3アルキル基、又はアルコキシ基であり;
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に式〔II〕で表される基を形成し、
式〔II〕中、環Bがピロリジニル基であり、かつ、R5及びR6が各々、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、シアノアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、カルボキシル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、及びアルコキシ基からなる群より独立して選ばれる基であり、
環Cがフェニル基、又はピリジニル基であり、
R7が
(1)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルキル基、
(2)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルケニル基、
(3)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基、
(4)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルケニル基、
(5)カルボキシル基で置換されていてもよい、フェニル基、
(6)カルボキシル基、又はカルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基で置換されていてもよい、ヘテロアリール基
(ここにおいて、ヘテロアリール基はオキサゾリル基及びピラゾリル基からなる群より選ばれる基である)、
(7)水酸基;オキソ基;シアノ基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基;アルコキシ基;アルカノイル基;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;アルキル基(該アルキルは水酸基、アルコキシ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び水酸基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基;アルキルスルホニルアミノカルボニル基;カルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニルカルボニル基;アルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基;1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい脂肪族複素環基(ここにおいて、脂肪族複素環基はピロリジニル基及びイソチアゾリジニル基からなる群より選ばれる基である);アルキルスルホニル基;テトラゾリル基;及び1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はアゼチジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、ピペラジニル基、及び3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル基からなる群より選ばれる基である)、
(8)シアノ基;カルボキシル基;水酸基、又はオキソ基で置換されていてもよいヘテロアリール基(ここにおいて、ヘテロアリール基はイソオキサゾリル基、オキサジアゾリル基、及びテトラゾリル基からなる群より選ばれる基である);1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニルアミノカルボニル基;及びアルキルスルホニルアミノカルボニル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、アルコキシ基、
(9)カルボキシル基で置換されていてもよい1〜2個のアルキル基で置換されていてもよい、アミノ基、又は
(10)カルバモイル基であり、
R8及びR9が各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、及びハロアルコキシ基からなる群より選ばれる基である、化合物、又はその薬理的に許容し得る塩を包含する。
R1が
(1)ハロゲン原子、水酸基、オキソ基、シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基、
(2)水酸基で置換されていてもよい、アダマンチル基、又は
(3)アルキル基、ヒドロキシアルキル基、ハロアルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はテトラヒドロフラニル基、テトラヒドロピラニル基、及びピペリジニル基からなる群より選ばれる基である)であり;
R2がハロゲン原子、C1-3アルキル基、又はアルコキシ基であり;
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に式〔II〕で表される基を形成し、
式〔II〕中、環Bがピロリジニル基であり、かつ、R5及びR6が各々、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、シアノアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、カルボキシル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、及びアルコキシ基からなる群より独立して選ばれる基であり、
環Cがフェニル基、又はピリジニル基であり、
R7が
(1)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルキル基、
(2)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルケニル基、
(3)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基、
(4)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルケニル基、
(5)カルボキシル基で置換されていてもよい、フェニル基、
(6)カルボキシル基、又はカルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基で置換されていてもよい、ヘテロアリール基
(ここにおいて、ヘテロアリール基はオキサゾリル基及びピラゾリル基からなる群より選ばれる基である)、
(7)水酸基;オキソ基;シアノ基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基;アルコキシ基;アルカノイル基;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;アルキル基(該アルキルは水酸基、アルコキシ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び水酸基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基;アルキルスルホニルアミノカルボニル基;カルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニルカルボニル基;アルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基;1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい脂肪族複素環基(ここにおいて、脂肪族複素環基はピロリジニル基及びイソチアゾリジニル基からなる群より選ばれる基である);アルキルスルホニル基;テトラゾリル基;及び1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はアゼチジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、ピペラジニル基、及び3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル基からなる群より選ばれる基である)、
(8)シアノ基;カルボキシル基;水酸基、又はオキソ基で置換されていてもよいヘテロアリール基(ここにおいて、ヘテロアリール基はイソオキサゾリル基、オキサジアゾリル基、及びテトラゾリル基からなる群より選ばれる基である);1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニルアミノカルボニル基;及びアルキルスルホニルアミノカルボニル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、アルコキシ基、
(9)カルボキシル基で置換されていてもよい1〜2個のアルキル基で置換されていてもよい、アミノ基、又は
(10)カルバモイル基であり、
R8及びR9が各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、及びハロアルコキシ基からなる群より選ばれる基である、化合物、又はその薬理的に許容し得る塩を包含する。
R1がハロゲン原子、水酸基、オキソ基、シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基であり;
R2がハロゲン原子、C1-3アルキル基、又はアルコキシ基であり;
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に式〔II〕で表される基を形成し、
式〔II〕中、環Bがピロリジニル基であり、かつ、R5及びR6が各々、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、シアノアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、カルボキシル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、及びアルコキシ基からなる群より独立して選ばれる基であり、
環Cがフェニル基、又はピリジニル基であり、
R7が
(1)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルキル基、
(2)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルケニル基、
(3)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基、
(4)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルケニル基、
(5)カルボキシル基で置換されていてもよい、フェニル基、
(6)カルボキシル基、又はカルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基で置換されていてもよい、ヘテロアリール基
(ここにおいて、ヘテロアリール基はオキサゾリル基及びピラゾリル基からなる群より選ばれる基である)、
(7)水酸基;オキソ基;シアノ基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基;アルコキシ基;アルカノイル基;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;アルキル基(該アルキルは水酸基、アルコキシ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び水酸基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基;アルキルスルホニルアミノカルボニル基;カルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニルカルボニル基;アルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基;1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい脂肪族複素環基(ここにおいて、脂肪族複素環基はピロリジニル基及びイソチアゾリジニル基からなる群より選ばれる基である);アルキルスルホニル基;テトラゾリル基;及び1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はアゼチジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、ピペラジニル基、及び3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル基からなる群より選ばれる基である)、
(8)シアノ基;カルボキシル基;水酸基、又はオキソ基で置換されていてもよいヘテロアリール基(ここにおいて、ヘテロアリール基はイソオキサゾリル基、オキサジアゾリル基、及びテトラゾリル基からなる群より選ばれる基である);1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニルアミノカルボニル基;及びアルキルスルホニルアミノカルボニル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、アルコキシ基、
(9)カルボキシル基で置換されていてもよい1〜2個のアルキル基で置換されていてもよい、アミノ基、又は
(10)カルバモイル基であり、
R8及びR9が各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、及びハロアルコキシ基からなる群より選ばれる基である、化合物、又はその薬理的に許容し得る塩を包含する。
R1が
(1)ハロゲン原子;水酸基;3〜7員単環式シクロアルキル基;アルコキシ基;テトラヒドロピラニル基;ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、及びアルコキシアルキル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基(ここにおいて、脂肪族複素環はピロリジニル、ピペリジニル、及びモルホリニルからなる群より選ばれる基である);ピロリジニルスルホニル基;及び1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、アルキル基、
(2)ハロゲン原子、水酸基、オキソ基、シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基、
(3)水酸基で置換されていてもよい、アダマンチル基、
(4)アルキル基、ヒドロキシアルキル基、ハロアルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はテトラヒドロフラニル基、テトラヒドロピラニル基、及びピペリジニル基からなる群より選ばれる基である)、
(5)インダニル基、
(6)シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、及びカルバモイル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、ヘテロアリール基
(ここにおいて、ヘテロアリール基はピリダジニル基、ピリジニル基、及びピリミジニル基からなる群より選ばれる基である)、
(7)カルバモイル基、又は
(8)モノ−アルキルカルバモイル基であり;
R2がハロゲン原子、又はアルコキシ基であり;
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に式〔II〕で表される基を形成し、
式〔II〕中、環Bがアゼチジニル基、テトラヒドロピリジニル基、ピペラジニル基、ホモピペラジニル基、及びオクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロリル基からなる群より選ばれる基であり、かつ、R5及びR6が共に水素原子を表すか、
環Bがピペリジニル基であり、かつ、R5及びR6が各々、水素原子、シアノ基、及びアルコキシアルキル基からなる群より独立して選ばれる基であるか、あるいは
環Bがピロリジニル基であり、かつ、R5及びR6が各々、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、シアノアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、カルボキシル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、及びアルコキシ基からなる群より独立して選ばれる基であり、
環Cがフェニル基であり、
R7が
(1)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルキル基、
(2)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルケニル基、
(3)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基、
(4)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルケニル基、
(5)カルボキシル基で置換されていてもよい、フェニル基、
(6)カルボキシル基、又はカルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基で置換されていてもよい、ヘテロアリール基
(ここにおいて、ヘテロアリール基はオキサゾリル基及びピラゾリル基からなる群より選ばれる基である)、
(7)水酸基;オキソ基;シアノ基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基;アルコキシ基;アルカノイル基;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;アルキル基(該アルキルは水酸基、アルコキシ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び水酸基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基;アルキルスルホニルアミノカルボニル基;カルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニルカルボニル基;アルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基;1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい脂肪族複素環基(ここにおいて、脂肪族複素環基はピロリジニル基及びイソチアゾリジニル基からなる群より選ばれる基である);アルキルスルホニル基;テトラゾリル基;及び1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はアゼチジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、ピペラジニル基、及び3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル基からなる群より選ばれる基である)、
(8)シアノ基;カルボキシル基;水酸基、又はオキソ基で置換されていてもよいヘテロアリール基(ここにおいて、ヘテロアリール基はイソオキサゾリル基、オキサジアゾリル基、及びテトラゾリル基からなる群より選ばれる基である);1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニルアミノカルボニル基;及びアルキルスルホニルアミノカルボニル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、アルコキシ基、
(9)カルボキシル基で置換されていてもよい1〜2個のアルキル基で置換されていてもよい、アミノ基、又は
(10)カルバモイル基であり、
R8及びR9が各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、及びハロアルコキシ基からなる群より選ばれる基である、化合物、又はその薬理的に許容し得る塩を包含する。
R1が
(1)ハロゲン原子、水酸基、オキソ基、シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基、
(2)水酸基で置換されていてもよい、アダマンチル基、又は
(3)アルキル基、ヒドロキシアルキル基、ハロアルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はテトラヒドロフラニル基、テトラヒドロピラニル基、及びピペリジニル基からなる群より選ばれる基である)であり;
R2がハロゲン原子、又はアルコキシ基であり;
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に式〔II〕で表される基を形成し、
式〔II〕中、環Bがアゼチジニル基、テトラヒドロピリジニル基、ピペラジニル基、ホモピペラジニル基、及びオクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロリル基からなる群より選ばれる基であり、かつ、R5及びR6が共に水素原子を表すか、
環Bがピペリジニル基であり、かつ、R5及びR6が各々、水素原子、シアノ基、及びアルコキシアルキル基からなる群より独立して選ばれる基であるか、あるいは
環Bがピロリジニル基であり、かつ、R5及びR6が各々、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、シアノアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、カルボキシル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、及びアルコキシ基からなる群より独立して選ばれる基であり、
環Cがフェニル基であり、
R7が
(1)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルキル基、
(2)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルケニル基、
(3)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基、
(4)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルケニル基、
(5)カルボキシル基で置換されていてもよい、フェニル基、
(6)カルボキシル基、又はカルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基で置換されていてもよい、ヘテロアリール基
(ここにおいて、ヘテロアリール基はオキサゾリル基及びピラゾリル基からなる群より選ばれる基である)、
(7)水酸基;オキソ基;シアノ基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基;アルコキシ基;アルカノイル基;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;アルキル基(該アルキルは水酸基、アルコキシ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び水酸基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基;アルキルスルホニルアミノカルボニル基;カルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニルカルボニル基;アルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基;1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい脂肪族複素環基(ここにおいて、脂肪族複素環基はピロリジニル基及びイソチアゾリジニル基からなる群より選ばれる基である);アルキルスルホニル基;テトラゾリル基;及び1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はアゼチジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、ピペラジニル基、及び3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル基からなる群より選ばれる基である)、
(8)シアノ基;カルボキシル基;水酸基、又はオキソ基で置換されていてもよいヘテロアリール基(ここにおいて、ヘテロアリール基はイソオキサゾリル基、オキサジアゾリル基、及びテトラゾリル基からなる群より選ばれる基である);1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニルアミノカルボニル基;及びアルキルスルホニルアミノカルボニル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、アルコキシ基、
(9)カルボキシル基で置換されていてもよい1〜2個のアルキル基で置換されていてもよい、アミノ基、又は
(10)カルバモイル基であり、
R8及びR9が各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、及びハロアルコキシ基からなる群より選ばれる基である、化合物、又はその薬理的に許容し得る塩を包含する。
R1が
(1)ハロゲン原子、水酸基、オキソ基、シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基、
(2)水酸基で置換されていてもよい、アダマンチル基、又は
(3)アルキル基、ヒドロキシアルキル基、ハロアルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はテトラヒドロフラニル基、テトラヒドロピラニル基、及びピペリジニル基からなる群より選ばれる基である)であり;
R2がハロゲン原子、又はアルコキシ基であり;
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に式〔II〕で表される基を形成し、
式〔II〕中、環Bがピロリジニル基であり、かつ、R5及びR6が各々、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、シアノアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、カルボキシル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、及びアルコキシ基からなる群より独立して選ばれる基であり、
環Cがフェニル基であり、
R7が
(1)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルキル基、
(2)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルケニル基、
(3)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基、
(4)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルケニル基、
(5)カルボキシル基で置換されていてもよい、フェニル基、
(6)カルボキシル基、又はカルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基で置換されていてもよい、ヘテロアリール基
(ここにおいて、ヘテロアリール基はオキサゾリル基及びピラゾリル基からなる群より選ばれる基である)、
(7)水酸基;オキソ基;シアノ基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基;アルコキシ基;アルカノイル基;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;アルキル基(該アルキルは水酸基、アルコキシ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び水酸基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基;アルキルスルホニルアミノカルボニル基;カルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニルカルボニル基;アルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基;1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい脂肪族複素環基(ここにおいて、脂肪族複素環基はピロリジニル基及びイソチアゾリジニル基からなる群より選ばれる基である);アルキルスルホニル基;テトラゾリル基;及び1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はアゼチジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、ピペラジニル基、及び3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル基からなる群より選ばれる基である)、
(8)シアノ基;カルボキシル基;水酸基、又はオキソ基で置換されていてもよいヘテロアリール基(ここにおいて、ヘテロアリール基はイソオキサゾリル基、オキサジアゾリル基、及びテトラゾリル基からなる群より選ばれる基である);1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニルアミノカルボニル基;及びアルキルスルホニルアミノカルボニル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、アルコキシ基、
(9)カルボキシル基で置換されていてもよい1〜2個のアルキル基で置換されていてもよい、アミノ基、又は
(10)カルバモイル基であり、
R8及びR9が各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、及びハロアルコキシ基からなる群より選ばれる基である、化合物、又はその薬理的に許容し得る塩を包含する。
R1がハロゲン原子、水酸基、オキソ基、シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基であり;
R2がハロゲン原子、又はアルコキシ基であり;
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に式〔II〕で表される基を形成し、
式〔II〕中、環Bがピロリジニル基であり、かつ、R5及びR6が各々、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、シアノアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、カルボキシル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、及びアルコキシ基からなる群より独立して選ばれる基であり、
環Cがフェニル基であり、
R7が
(1)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルキル基、
(2)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルケニル基、
(3)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基、
(4)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルケニル基、
(5)カルボキシル基で置換されていてもよい、フェニル基、
(6)カルボキシル基、又はカルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基で置換されていてもよい、ヘテロアリール基
(ここにおいて、ヘテロアリール基はオキサゾリル基及びピラゾリル基からなる群より選ばれる基である)、
(7)水酸基;オキソ基;シアノ基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基;アルコキシ基;アルカノイル基;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;アルキル基(該アルキルは水酸基、アルコキシ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び水酸基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基;アルキルスルホニルアミノカルボニル基;カルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニルカルボニル基;アルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基;1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい脂肪族複素環基(ここにおいて、脂肪族複素環基はピロリジニル基及びイソチアゾリジニル基からなる群より選ばれる基である);アルキルスルホニル基;テトラゾリル基;及び1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はアゼチジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、ピペラジニル基、及び3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル基からなる群より選ばれる基である)、
(8)シアノ基;カルボキシル基;水酸基、又はオキソ基で置換されていてもよいヘテロアリール基(ここにおいて、ヘテロアリール基はイソオキサゾリル基、オキサジアゾリル基、及びテトラゾリル基からなる群より選ばれる基である);1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニルアミノカルボニル基;及びアルキルスルホニルアミノカルボニル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、アルコキシ基、
(9)カルボキシル基で置換されていてもよい1〜2個のアルキル基で置換されていてもよい、アミノ基、又は
(10)カルバモイル基であり、
R8及びR9が各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、及びハロアルコキシ基からなる群より選ばれる基である、化合物、又はその薬理的に許容し得る塩を包含する。
R1がハロゲン原子、水酸基、オキソ基、シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基であり;
R2がハロゲン原子、又はアルコキシ基であり;
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に式〔II〕で表される基を形成し、
式〔II〕中、環Bがピロリジニル基であり、かつ、R5及びR6が各々、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、シアノアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、カルボキシル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、及びアルコキシ基からなる群より独立して選ばれる基であり、
環Cがフェニル基であり、
R7が水酸基;オキソ基;シアノ基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基;アルコキシ基;アルカノイル基;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;アルキル基(該アルキルは水酸基、アルコキシ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び水酸基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基;アルキルスルホニルアミノカルボニル基;カルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニルカルボニル基;アルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基;1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい脂肪族複素環基(ここにおいて、脂肪族複素環基はピロリジニル基及びイソチアゾリジニル基からなる群より選ばれる基である);アルキルスルホニル基;テトラゾリル基;及び1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はアゼチジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、ピペラジニル基、及び3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル基からなる群より選ばれる基である)であり、
R8及びR9が各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、及びハロアルコキシ基からなる群より選ばれる基である化合物、又はその薬理的に許容し得る塩を包含する。
R1が
(1)ハロゲン原子;水酸基;3〜7員単環式シクロアルキル基;アルコキシ基;テトラヒドロピラニル基;ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、及びアルコキシアルキル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基(ここにおいて、脂肪族複素環はピロリジニル、ピペリジニル、及びモルホリニルからなる群より選ばれる基である);ピロリジニルスルホニル基;及び1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、アルキル基、
(2)ハロゲン原子、水酸基、オキソ基、シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基、
(3)水酸基で置換されていてもよい、アダマンチル基、
(4)アルキル基、ヒドロキシアルキル基、ハロアルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はテトラヒドロフラニル基、テトラヒドロピラニル基、及びピペリジニル基からなる群より選ばれる基である)、
(5)インダニル基、
(6)シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、及びカルバモイル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、ヘテロアリール基
(ここにおいて、ヘテロアリール基はピリダジニル基、ピリジニル基、及びピリミジニル基からなる群より選ばれる基である)、
(7)カルバモイル基、又は
(8)モノ−アルキルカルバモイル基であり;
R2がハロゲン原子、C1-3アルキル基、又はアルコキシ基であり;
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に式〔II〕で表される基を形成し、
式〔II〕中、環Bがアゼチジニル基、テトラヒドロピリジニル基、ピペラジニル基、ホモピペラジニル基、及びオクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロリル基からなる群より選ばれる基であり、かつ、R5及びR6が共に水素原子を表すか、
環Bがピペリジニル基であり、かつ、R5及びR6が各々、水素原子、シアノ基、及びアルコキシアルキル基からなる群より独立して選ばれる基であるか、あるいは
環Bがピロリジニル基であり、かつ、R5及びR6が各々、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、シアノアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、カルボキシル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、及びアルコキシ基からなる群より独立して選ばれる基であり、
環Cがフェニル基、又はピリジニル基であり、
R7が
(1)カルボキシル基で置換された、アルキル基、
(2)カルボキシル基で置換された、アルケニル基、
(3)カルボキシル基で置換された、3〜7員単環式シクロアルキル基、
(4)カルボキシル基で置換された、3〜7員単環式シクロアルケニル基、
(5)カルボキシル基で置換された、フェニル基、
(6)カルボキシル基、又はカルボキシル基で置換されたアルキル基で置換された、ヘテロアリール基
(ここにおいて、ヘテロアリール基はオキサゾリル基及びピラゾリル基からなる群より選ばれる基である)、
(7)カルボキシル基で置換されたアルキル基、及びカルボキシル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換された、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はアゼチジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、ピペラジニル基、及び3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル基からなる群より選ばれる基である)、又は
(8)カルボキシル基で置換された、アルコキシ基であり、
R8及びR9が各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、及びハロアルコキシ基からなる群より選ばれる基である、化合物、又はその薬理的に許容し得る塩を包含する。
R1がハロゲン原子、水酸基、オキソ基、シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基であり;
R2がハロゲン原子、又はアルコキシ基であり;
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に式〔II〕で表される基を形成し、
式〔II〕中、環Bがピロリジニル基であり、かつ、R5及びR6が各々、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、シアノアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、カルボキシル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、及びアルコキシ基からなる群より独立して選ばれる基であり、
環Cがフェニル基であり、
R7がカルボキシル基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はアゼチジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、ピペラジニル基、及び3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル基からなる群より選ばれる基である)であり、
R8及びR9が各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、及びハロアルコキシ基からなる群より選ばれる基である、化合物、又はその薬理的に許容し得る塩を包含する。
R1がアルキル基;脂肪族複素環基(ここにおいて、脂肪族複素環基はテトラヒドロフラニル基、テトラヒドロピラニル基、及びピペリジニル基からなる群より選ばれる基である);アルコキシ基及びシアノ基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基;又はアルキル基で置換されていてもよい、ヘテロアリール基(ここにおいて、ヘテロアリール基はピリダジニル基、ピリジニル基、及びピリミジニル基からなる群より選ばれる基である)であり、
R2がハロゲン原子、又はアルコキシ基であり、
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に式〔II〕
環Bがアゼチジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、テトラヒドロピリジニル基、及びピペラジニル基からなる群より選ばれ、かつR5及びR6が水素原子であるか、あるいは、
環Bがピロリジニル基であり、かつR5がアルコキシアルキル基であり、R6が水素原子、又はハロゲン原子であり、
環Cがフェニル基であり、
R7がカルボキシル基で置換された脂肪族複素環基(ここにおいて、脂肪族複素環基はアゼチジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、ピペラジニル基、及び3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル基からなる群より選ばれる基である)であり、
R8がハロゲン原子、又はハロアルキル基であり、
R9が水素原子である、化合物、又はその薬理的に許容し得る塩を包含する。
R1がテトラヒドロピラニル基;又は、アルコキシ基及びシアノ基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい5〜6員単環式シクロアルキル基であり、
R2がハロゲン原子、又はアルコキシ基であり、
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に式〔II〕
環Bがピロリジニル基であり、かつR5がアルコキシアルキル基であり、R6が水素原子、又はハロゲン原子であり、
環Cがフェニル基であり、
R7がカルボキシル基で置換されたピペリジニル基であり、
R8がハロゲン原子、又はハロアルキル基であり、
R9が水素原子である、化合物、又はその薬理的に許容し得る塩を包含する。
R1がアルコキシ基及びシアノ基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい5〜6員単環式シクロアルキル基であり、
R2がハロゲン原子、又はアルコキシ基であり、
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に式〔II〕
環Bがピロリジニル基であり、かつR5がアルコキシアルキル基であり、R6が水素原子、又はハロゲン原子であり、
環Cがフェニル基であり、
R7がカルボキシル基で置換されたピペリジニル基であり、
R8がハロゲン原子、又はハロアルキル基であり、
R9が水素原子である、化合物、又はその薬理的に許容し得る塩を包含する。
1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-1-(trans-4-エトキシシクロヘキシル)-3-メトキシ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(エトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)-1-(2-メチルピリジン-4-イル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)-1-(2-メチルピリミジン-4-イル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{5-フルオロ-2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-1-(trans-4-エトキシシクロヘキシル)-3-メトキシ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-1-(trans-4-シアノシクロヘキシル)-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,4S)-1-{[(3R,4R)-1-(trans-4-エトキシシクロヘキシル)-3-メトキシ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-フルオロ-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,4R)-1-{[(3R,4R)-1-(trans-4-エトキシシクロヘキシル)-3-メトキシ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-1-シクロヘキシル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-1-シクロペンチル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,4R)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)-1-(2-メチルピリジン-4-イル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,4S)-4-フルオロ-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{5-クロロ-2-[(3S,4R)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,4R)-4-(シアノメチル)-1-{[(3R,4R)-1-シクロペンチル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,4R)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-[2-(1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}ピペリジン-4-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェニル]ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,4R)-1-{[(3R,4R)-1-シクロペンチル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;及び
1-{2-[(3S)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸
からなる群より選ばれる化合物又はその薬理的に許容し得る塩を有効成分とする医薬組成物が挙げられる。
1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-1-(trans-4-エトキシシクロヘキシル)-3-メトキシ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(エトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{5-フルオロ-2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-1-(trans-4-エトキシシクロヘキシル)-3-メトキシ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-1-(trans-4-シアノシクロヘキシル)-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,4S)-1-{[(3R,4R)-1-(trans-4-エトキシシクロヘキシル)-3-メトキシ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-フルオロ-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,4R)-1-{[(3R,4R)-1-(trans-4-エトキシシクロヘキシル)-3-メトキシ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-1-シクロヘキシル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-1-シクロペンチル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,4S)-4-フルオロ-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{5-クロロ-2-[(3S,4R)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,4R)-4-(シアノメチル)-1-{[(3R,4R)-1-シクロペンチル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,4R)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-[2-(1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}ピペリジン-4-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェニル]ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,4R)-1-{[(3R,4R)-1-シクロペンチル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;及び
1-{2-[(3S)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸
からなる群より選ばれる化合物又はその薬理的に許容し得る塩を有効成分とする医薬組成物が挙げられる。
1-{5-フルオロ-2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-1-(trans-4-エトキシシクロヘキシル)-3-メトキシ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-1-シクロペンチル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,4S)-4-フルオロ-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{5-クロロ-2-[(3S,4R)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,4R)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;及び
1-{2-[(3S,4R)-1-{[(3R,4R)-1-シクロペンチル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸
からなる群より選ばれる化合物又はその薬理的に許容し得る塩を有効成分とする医薬組成物が挙げられる。
とりわけ、本発明の目的化合物及びこれを有効成分として含有する医薬組成物は、全身性強皮症、乾癬、プロトポルフィリン症、黒色腫、皮膚癌、白斑症、脱毛、白髪、網膜色素変性症、加齢黄斑変性、ネフローゼ症候群などの治療又は予防のために有用である。特に、全身性強皮症、プロトポルフィリン症、黒色腫、白斑症、網膜色素変性症、加齢黄斑変性、ネフローゼ症候群などの治療又は予防のために有用である。
このような医薬組成物の剤形は特に限定されるものではなく、例えば、経口投与する場合には、錠剤、顆粒剤、カプセル剤、散剤の如き固形製剤であってよく、溶液、懸濁液、乳液の如き液体製剤であってもよい。一方、非経口投与する場合には、注射用蒸留水、生理的食塩水、ブドウ糖水溶液等を用いて、注射剤や点滴剤、あるいは、吸入剤、坐剤等の慣用の医薬製剤とすることができる。
Me:メチル
Et:エチル
得られた化合物[2]のアミノ基保護基を除去することにより、化合物[a]を得ることができる。
X3で表されるアミノ基保護基としては、ベンジル基、t−ブトキシカルボニル基などが挙げられる。
化合物[2]のアミノ基保護基の除去反応は、常法に従い、実施することができる。例えばX3がベンジル基である場合には、適当な溶媒中、水素、及びパラジウム触媒の存在下に行うことができる。溶媒としては、本反応に支障のないものであればよく、例えば、テトラヒドロフランの如きエーテル類、メタノールの如きアルコール類、酢酸エチルの如きエステル類、又はそれらの混合物などが挙げられる。パラジウム触媒としては、例えば、活性炭に担持されたパラジウム触媒などが挙げられる。また、例えばX3がt−ブトキシカルボニル基である場合には、適当な溶媒中、酸の存在下に行うことができる。溶媒としては、本反応に支障のないものであればよく、塩化メチレンの如きハロゲン化脂肪族炭化水素類、1,4−ジオキサンの如きエーテル類、又はそれらの混合物などが挙げられる。酸としては、例えば、塩酸、トリフルオロ酢酸などが挙げられる。
化合物[5]を還元反応及び環化反応に付し、一般式[6](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物を得る。
化合物[6]を還元反応に付し、一般式[7](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物を得る。
化合物[7]のアミノ基に置換基R1を導入し、一般式[8](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物を得る。
得られた化合物[8]のカルボキシル基の保護基を除去することで、化合物[i]を得ることができる。
X4及びX5で表されるカルボキシル基の保護基としては、例えば、アルキル基などが挙げられる。
本反応はまた、適当な溶媒中、酸の存在下に実施することもできる。溶媒としては、本反応に支障のないものであればよく、例えば、塩化メチレンの如きハロゲン化脂肪族炭化水素類、1,4−ジオキサンの如きエーテル類、又はそれらの混合物などが挙げられる。酸としては、例えばトリフルオロ酢酸や塩酸などが挙げられる。
化合物[11]の不斉補助基を除去することにより、化合物[i]を得ることができる。
X6で表される不斉補助基としては、キラルな4−ベンジル−2−オキサゾリジノン、キラルな4−フェニル−2−オキサゾリジノン、キラルな10,2−カンファースルタムなどが挙げられる。
化合物[11]の不斉補助基の除去反応は、常法に従い、適当な溶媒中、例えば、水の存在下、塩基の共存下に実施することができる。溶媒としては、本反応に支障のないものであればよく、テトラヒドロフランの如きエーテル類、メタノールの如きアルコール類、又はそれらの混合物などが挙げられる。塩基としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化リチウムなどが挙げられる。
化合物[13]のアミノ基保護基を交換し、一般式[14](式中、X8はX7とは異なるアミノ基保護基を表し、その他の記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物へと変換する。
化合物[14]の不斉補助基を除去し、一般式[15](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物を得る。
得られた化合物[15]からアミノ基保護基を除去し、カルボキシル基を保護することで、化合物[7]を得る。
X7で表されるアミノ基の保護基としては、酸性条件で除去されないアミノ基の保護基が好ましく、例えばベンジル基などが挙げられる。
X8で表されるアミノ基の保護基としては、上記X7と異なるものであればよく、とりわけ、酸で除去することが可能な基が好ましい。具体的には、t−ブトキシカルボニル基などが挙げられる。
化合物[13]から化合物[14]へのアミノ基保護基の置換反応は、常法に従い、行うことができる。例えばX7がベンジル基である場合には、適当な溶媒中、水素、パラジウム触媒、及びアミノ基保護基の供与体の存在下に行うことができる。溶媒としては、本反応に支障のないものであればよく、例えば、テトラヒドロフランの如きエーテル類、エタノールの如きアルコール類、又はそれらの混合物などが挙げられる。パラジウム触媒としては、例えば、活性炭に担持されたパラジウム触媒などが挙げられる。アミノ基保護基の供与体としては、例えば、X8がt−ブトキシカルボニル基である場合には、二炭酸ジ−t−ブチルなどが挙げられる。
化合物[14]の不斉補助基の除去反応は、前記中間体製法b−2における化合物[11]の不斉補助基の除去反応と同様に行うことができる。
化合物[15]から化合物[7]への変換反応は、適当な溶媒中、酸の存在下に行うことができる。溶媒としては、メタノールの如きアルコール類が挙げられる。酸としては、塩酸などが挙げられる。また、本反応はメタノールの如きアルコール類と塩化チオニルを組み合わせて行うこともできる。
化合物[18]を接触水素化反応に付し、一般式[19](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物を得る。
化合物[19]のアミノ基保護基を除去することにより、化合物[20]を得ることができる。
X9で示されるアミノ基保護基としては、ベンジル基、t−ブトキシカルボニル基などが挙げられる。
X10で表される脱離基としては、ハロゲン原子などが挙げられる。
化合物[18]の接触水素化反応は、常法に従い、適当な溶媒中、例えば水素ガス、及びパラジウム触媒の存在下に行うことができる。溶媒としては、本反応に支障のないものであればよく、例えば、エタノールの如きアルコール類、テトラヒドロフランの如きエーテル類、酢酸エチルの如きエステル類、又はそれらの混合物などが挙げられる。パラジウム触媒としては、活性炭に担持されたパラジウム触媒などが挙げられる。
化合物[19]のアミノ基保護基の除去反応は、前記中間体製法aにおける化合物[2]のアミノ基保護基の除去反応と同様にして行うことができる。
得られた化合物[23]のアミノ基保護基を除去することにより、化合物[24]を得ることができる。
X11で表されるアミノ基保護基としては、t−ブトキシカルボニル基などが挙げられる。
X12で表される脱離基としては、ハロゲン原子(例えばフッ素原子、塩素原子)などが挙げられる。
化合物[21]と化合物[22]の反応は、適当な溶媒中、塩基の存在下に行うことができる。溶媒としては、本反応に支障のないものであればよく、例えば、トルエンの如き芳香族炭化水素類、テトラヒドロフランの如きエーテル類、又はそれらの混合物などが挙げられる。塩基としては、カリウムビス(トリメチルシリル)アミドなどが挙げられる。
化合物[23]のアミノ基保護基の除去反応は、前記中間体製法aにおける、化合物[2]のアミノ基保護基の除去反応と同様に実施することができる。
次いで、化合物[27]を還元反応及び環化反応に付すことにより、一般式[28](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物を製造する。
得られた化合物[28]を還元反応に付すことにより、一般式[29](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物を製造する。
得られた化合物[29]を一般式[30](式中、X15はアミノ基保護基を表し、その他の記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物に変換する。
得られた化合物[30]の水酸基をアルキル化して、一般式[31](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物を製造する。
化合物[31]のアミノ基保護基を除去することにより、化合物[32]を得ることができる。
X13及びX14で表されるカルボキシル基の保護基としては、アルキル基などが挙げられる。具体的には、メチル基、エチル基などが挙げられる。
X15で表されるアミノ基保護基としては、t−ブトキシカルボニル基などが挙げられる。
化合物[27]の還元反応及び環化反応は、前記中間体製法b−1における化合物[5]から化合物[6]への反応と同様にして実施することができる。
化合物[28]の還元反応は、常法に従い、適当な溶媒中、還元剤の存在下に行うことができる。溶媒としては、本反応に支障のないものであればよく、例えば、エタノールの如きアルコール類、テトラヒドロフランの如きエーテル類、又はそれらの混合物などが挙げられる。還元剤としては、水素化ホウ素ナトリウムなどが挙げられる。
化合物[30]における水酸基のアルキル化反応は、常法に従い、適当な溶媒中、例えば塩基及びアルキル化剤の存在下に行うことができる。溶媒としては、本反応に支障のないものであればよく、例えば、N,N−ジメチルホルムアミドの如きアミド類、テトラヒドロフランの如きエーテル類、又はそれらの混合物などが挙げられる。塩基としては、例えば、水素化ナトリウムや水酸化ナトリウム、炭酸カリウムなどが挙げられる。アルキル化剤としては、ハロゲン化アルキル(例えば、ヨウ化メチル、ヨウ化エチルなど)などが挙げられる。
化合物[31]のアミノ基保護基の除去反応は、前記中間体製法dにおける、化合物[23]のアミノ基保護基の除去反応と同様に実施することができる。
得られた化合物[35a]又は[35a’]のアミノ基保護基を変換することで、一般式[36a]又は[36a’](式中、X18はX17とは異なるアミノ基保護基を表し、その他の記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物を得ることができる。
得られた化合物[36a]又は[36a’]を還元反応に付すことにより、一般式[37a]又は[37a’](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物を得ることができる。
得られた化合物[37a]又は[37a’]を変換することにより、一般式[38a]又は[38a’](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物を得ることができる。
そして得られた化合物[38a]又は[38a’]のアミノ基の保護基を脱保護して、式[39a]または[39a’]で示される化合物を製造することができる。
X16で表される不斉補助基としては、キラルな4−ベンジル−2−オキサゾリジノン、キラルな4−フェニル−2−オキサゾリジノン、キラルな10,2−カンファースルタムなどが挙げられる。
X17で表されるアミノ基保護基としては、ベンジル基などが挙げられる。
X18で表されるアミノ基保護基としては、X17と異なるものであればよく、好ましくはt−ブトキシカルボニル基などが挙げられる。
化合物[33a]と化合物[34]の反応は、前記中間体製法b−3における化合物[9]と化合物[12]の反応と同様にして行うことができる。
化合物[35a]から化合物[36a]、又は化合物[35a’]から化合物[36a’]への変換反応は、前記中間体製法b−3における化合物[13]から化合物[14]への変換反応と同様にして行うことができる。
化合物[36a]又は化合物[36a’]の還元反応は、常法に従い、適当な溶媒中、還元剤の存在下に行うことができる。溶媒としては、本反応に支障のないものであればよく、例えば、エタノールの如きアルコール類、テトラヒドロフランの如きエーテル類、水、又はそれらの混合物などが挙げられる。還元剤としては、水素化ホウ素ナトリウムなどが挙げられる。
化合物[37a]から化合物[38a]、又は化合物[37a’]から化合物[38a’]への変換反応は、Re3がシアノ基である場合には、適当な溶媒中、アゾジカルボン酸誘導体、ホスフィン誘導体、及びシアノ基供与体の存在下に行うことができる。溶媒としては、本反応に支障のないものであればよく、例えば、テトラヒドロフランの如きエーテル類、トルエンの如き芳香族炭化水素類、塩化メチレンの如きハロゲン化脂肪族炭化水素類、又はそれらの混合物などが挙げられる。アゾジカルボン酸誘導体としては、例えば、アゾジカルボン酸ジエチルなどが挙げられる。ホスフィン誘導体としては、例えば、トリフェニルホスフィンなどが挙げられる。シアノ基供与体としては、アセトンシアノヒドリンなどが挙げられる。
化合物[37a]から化合物[38a]、又は化合物[37a’]から化合物[38a’]への変換反応は、Re3が水素原子である場合には、適当な溶媒中、アゾジカルボン酸誘導体、ホスフィン誘導体、及び脱酸素化剤の存在下に行うことができる。溶媒としては、本反応に支障のないものであればよく、例えば、テトラヒドロフランの如きエーテル類、トルエンの如き芳香族炭化水素類、塩化メチレンの如きハロゲン化脂肪族炭化水素類、又はそれらの混合物などが挙げられる。アゾジカルボン酸誘導体としては、例えば、アゾジカルボン酸ジエチルなどが挙げられる。ホスフィン誘導体としては、例えば、トリフェニルホスフィンなどが挙げられる。脱酸素化剤としては、N’−イソプロピリデン−2−ニトロベンゼンスルホノヒドラジドなどが挙げられる。
化合物[38a]又は化合物[38a’]のアミノ基保護基の除去反応は、前記中間体製法aにおける化合物[2]のアミノ基保護基の除去反応と同様にして実施することができる。
化合物[40]を脱炭酸反応に付すことにより、一般式[41](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物を得ることができる。
化合物[41]を還元することにより、化合物[42]を得ることができる。
化合物[28]から化合物[40]への変換の反応は、中間体製法b−1における化合物[8]のカルボキシル基保護基の除去反応と同様にして行うことができる。
化合物[40]の脱炭酸反応は、適当な溶媒中、加熱下に行うことができる。溶媒としては、本反応に支障のないものであればよく、例えば、トルエンの如き芳香族炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミドの如きアミド類、ジメチルスルホキシド、又はそれらの混合物などが挙げられる。本反応においては、反応促進のために反応補助剤を添加してもよい。反応補助剤としては、酢酸などが挙げられる。
化合物[41]の還元反応は、中間体製法b−1における化合物[6]の還元反応と同様にして行うことができる。
得られた化合物[44]と一般式[45](式中、X22は脱離基を表し、その他の記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物をカップリング反応に付すことにより、一般式[46](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物を得ることができる。
得られた化合物[46]のヒドロキシ基保護基を除去することにより、一般式[47](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物を得ることができる。
得られた化合物[47]を立体選択的に還元することにより、一般式[48](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物、又は一般式[48’](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物を得ることができる。
得られた化合物[48]又は化合物[48’]のヒドロキシ基を種々の置換基のいずれかに変換することにより、一般式[49](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物、又は一般式[49’](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物を得ることができる。
得られた化合物[49]又は化合物[49’]のアミノ基保護基を除去することにより、化合物[50]又は化合物[50’]を得ることができる。
X19で示されるアミノ基保護基としては、t−ブトキシカルボニル基などが挙げられる。
X20で表される脱離基としては、トリフルオロメチルスルホニルオキシ基などが挙げられる。
X21で表されるヒドロキシ基保護基としては、t−ブチルジメチルシリル基などのトリアルキルシリル基が挙げられる。
X22で表される脱離基としては、ハロゲン原子やトリフルオロメチルスルホニルオキシ基などが挙げられる。
化合物[46]のヒドロキシ基保護基の除去は、除去される保護基の種類により、常法に従って、適当な溶媒中、例えば脱保護剤の存在下に行うことができる。溶媒としては、本反応に支障のないものであればよく、例えば、テトラヒドロフランの如きエーテル類、塩化メチレンの如きハロゲン化脂肪族炭化水素類、メタノールの如きアルコール類、又はそれらの混合物などが挙げられる。脱保護剤としては、フッ化テトラ−n−ブチルアンモニウムなどが挙げられる。
化合物[48]から化合物[49]、又は化合物[48’]から化合物[49’]への変換反応は、Rfがシアノ基、又はアルコキシ基である場合には、前記中間体製法e−2に記載の化合物[37]から化合物[38]、又は化合物[37’]から化合物[38’]への変換反応と同様にして実施することができる。
化合物[48]から化合物[49]、又は化合物[48’]から化合物[49’]への変換反応は、Rfがフッ素原子である場合には、適当な溶媒中、フッ素化剤と反応させることにより行うことができる。溶媒としては、本反応に支障のないものであればよく、塩化メチレンの如きハロゲン化脂肪族炭化水素類などが挙げられる。フッ素化剤としては、例えば(ジエチルアミノ)サルファートリフルオリドなどを用いることができる。
化合物[49]又は化合物[49’]のアミノ基保護基の除去反応は、前記中間体製法aにおける化合物[2]のアミノ基保護基の除去反応と同様にして行うことができる。
なお、化合物[48]と化合物[48’]が混合物として得られた場合には、当該工程あるいは当該工程以降に分離すればよい。分離は通常の方法、例えばシリカゲルカラムクロマトグラフィーや液体クロマトグラフィー等で実施することができる。
得られた化合物[52]と一般式[53](式中、X24は脱離基を表し、その他の記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物をカップリング反応に付すことにより、一般式[54](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物を得ることができる。
化合物[54]のアミノ基保護基を除去することにより、化合物[55]を得ることができる。
X23で表されるアミノ基保護基としては、t−ブトキシカルボニル基などが挙げられる。
X24で表される脱離基としては、ハロゲン原子(例えば、臭素原子など)などが挙げられる。
化合物[52]と化合物[53]のカップリング反応は、常法に従い、適当な溶媒中、例えば亜鉛試薬及びパラジウム触媒の存在下に行うことができる。溶媒としては、本反応に支障のないものであればよく、例えば、ジメチルアセトアミドの如きアミド類、トルエンの如き芳香族炭化水素類、テトラヒドロフランの如きエーテル類、又はそれらの混合物などが挙げられる。亜鉛試薬としては、亜鉛粉末、塩化亜鉛(II)などが挙げられる。パラジウム触媒としては、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタン付加物などが挙げられる。本反応においては、反応促進のため、反応補助剤を添加することができる。反応補助剤としては、ヨウ化銅などが挙げられる。
化合物[54]のアミノ基保護基の除去反応は、前記中間体製法aにおける化合物[2]のアミノ基保護基の除去反応と同様にして実施することができる。
化合物[58]のアミノ基保護基を除去することにより、化合物[59]を得ることができる。
X25で表されるアミノ基保護基としては、t−ブトキシカルボニル基などが挙げられる。
化合物[56]と化合物[57]の置換反応は、常法に従い、適当な溶媒中、塩基の存在下に行うことができる。溶媒としては、本反応に支障のないものであればよく、例えば、N−メチルピロリドンの如きアミド類、アセトニトリルの如きニトリル類、1,4−ジオキサンの如きエーテル類、ジメチルスルホキシド、又はそれらの混合物などが挙げられる。塩基としては、炭酸カリウムなどが挙げられる。
化合物[58]のアミノ基保護基の除去反応は、前記中間体製法aにおける化合物[2]のアミノ基保護基の除去反応と同様にして実施することができる。
ついで要すれば化合物[62]のアミノ基保護基を除去することにより、化合物[63]を得ることができる。
X26で表されるアミノ基保護基としては、ベンジル基などが挙げられる。
化合物[60]と化合物[61]の還元的アミノ化反応は、前記製造工程A−1における化合物[a]と化合物[b]又は化合物[c]の還元的アミノ化反応と同様にして行うことができる。
化合物[62]のアミノ基保護基の除去反応は、前記中間体製法aにおける化合物[2]のアミノ基保護基の除去反応と同様にして行うことができる。
化合物[66]を変換することにより、一般式[67](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物を得ることができる。
化合物[67]のヒドロキシ基をアルキル化することにより、一般式[68](式中、Rjは置換されていてもよいアルコキシ基を表し、その他の記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物を得ることができる。
化合物[68]のアミノ基保護基を除去することにより、化合物[69]を得ることができる。
X27で表される脱離基としては、ハロゲン原子などが挙げられる。
X28で表されるヒドロキシ基保護基としては、ベンジル基が好ましい。
X29で表されるアミノ基保護基としては、t−ブトキシカルボニル基、ベンジル基などが挙げられる。
化合物[66]から化合物[67]への変換反応は、適当な溶媒中、トリアルキルシラン、酸、水素、及びパラジウム触媒の存在下に行うことができる。溶媒としては、本反応に支障のないものであればよく、例えば、塩化メチレンの如きハロゲン化脂肪族炭化水素類、トルエンの如き芳香族炭化水素類、又はそれらの混合物などが挙げられる。トリアルキルシランとしては、トリエチルシランなどが挙げられる。酸としては、トリフルオロ酢酸などが挙げられる。パラジウム触媒としては、例えば、活性炭に担持されたパラジウム触媒などが挙げられる。
化合物[67]における水酸基のアルキル化反応は、前記中間体製法e−1における化合物[30]のアルキル化反応と同様にして行うことができる。
化合物[68]のアミノ基保護基の除去反応は、前記中間体製法aにおける化合物[2]のアミノ基保護基の除去反応と同様にして行うことができる。
化合物[71]のアミノ基保護基を除去することにより、化合物[72]を得ることができる。
化合物[70]と化合物[12]の反応は、適当な溶媒中、酸の存在下に行うことができる。溶媒としては、本反応に支障のないものであればよく、例えば、塩化メチレンの如きハロゲン化脂肪族炭化水素類、トルエンの如き芳香族炭化水素類、アセトニトリルの如きニトリル類、テトラヒドロフランの如きエーテル類、又はそれらの混合物などが挙げられる。酸としては、例えば、トリフルオロ酢酸などが挙げられる。
化合物[72]のアミノ基保護基の除去反応は、前記中間体製法aにおける化合物[2]のアミノ基保護基の除去反応と同様にして行うことができる。
化合物[74]をフッ素化することにより、一般式[75](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物を得ることができる。
化合物[75]のラクタム基の保護基を除去することにより、一般式[76](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物を得ることができる。
化合物[76]を還元反応に付すことにより、化合物[77]を得ることができる。
X30で表されるラクタム基の保護基としては、t−ブトキシカルボニル基などが挙げられる。
化合物[74]のフッ素化反応は、常法に従い、適当な溶媒中、例えばフッ素化剤及び塩基の存在下に行うことができる。溶媒としては、本反応に支障のないものであればよく、例えば、テトラヒドロフランの如きエーテル類、塩化メチレンの如きハロゲン化脂肪族炭化水素類、又はそれらの混合物などが挙げられる。フッ素化剤としては、N−フルオロベンゼンスルホンイミドなどが挙げられる。塩基としては、リチウムビス(トリメチルシリル)アミドなどが挙げられる。
化合物[75]のアミノ基保護基の除去反応は、前記中間体製法aにおける化合物[2]のアミノ基保護基の除去反応と同様にして行うことができる。
化合物[76]の還元反応は、中間体製法b−1における化合物[6]の還元反応と同様にして行うことができる。
化合物[79]を還元反応及び環化反応に付すことにより、一般式[80](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物を得ることができる。
得られた化合物[80]を還元反応に付すことにより、一般式[81](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物を得ることができる。
化合物[79]の還元反応及び環化反応は、前記中間体製法b−1における化合物[5]の環化反応と同様にして実施することができる。
化合物[80]の還元反応は、前記中間体製法b−1における化合物[6]の還元反応と同様にして実施することができる。
得られた化合物[8]のカルボキシル基の保護基を除去することで、化合物[i]を得ることができる。
化合物[8]から化合物[i]へのカルボキシル基保護基の除去反応は、前記中間体製法b−1における化合物[8]から化合物[i]の反応と同様にして行うことができる。
得られた化合物[84]のヒドロキシ基保護基を除去することにより、一般式[85](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物を得ることができる。
得られた化合物[85]のヒドロキシ基を脱離基(例えば、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基)に変換することにより、一般式[86](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物を得ることができる。
得られた化合物[86]を所望のボロン酸化合物またはそのエステルと反応させることにより、一般式[87](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物を得ることができる。
得られた化合物[87]のアミノ基保護基を除去することにより、化合物[88](式中、記号は前記と同一意味を有する)を得ることができる。
化合物[84]から化合物[85]への変換反応は、例えば、常法に従い、適当な溶媒中、水素、及びパラジウム触媒の存在下に行うことができる。溶媒としては、本反応に支障のないものであればよく、例えば、テトラヒドロフランの如きエーテル類、メタノールの如きアルコール類、酢酸エチルの如きエステル類、又はそれらの混合物などが挙げられる。パラジウム触媒としては、例えば、活性炭に担持されたパラジウム触媒などが挙げられる。
化合物[85]から化合物[86]への変換反応は、常法に従い、例えば、適当な溶媒中、塩基の存在下、酸無水物と反応させることにより行うことができる。溶媒としては、本反応に支障のないものであればよく、例えば、テトラヒドロフランの如きエーテル類、塩化メチレンの如きハロゲン化脂肪族炭化水素類、アセトニトリルの如きニトリル類、トルエンの如き芳香族炭化水素類、又はそれらの混合物などが挙げられる。塩基としては、例えば、ジイソプロピルエチルアミンの如きアミン類、炭酸カリウムの如きアルカリ金属炭酸塩類などが挙げられる。酸無水物としては、例えば、トリフルオロメタンスルホン酸無水物などが挙げられる。
化合物[86]から化合物[87]へ変換する工程は、常法に従い、例えば、適当な溶媒中、パラジウム触媒、及び塩基の存在下、所望のボロン酸化合物又はそのエステルと反応させることにより行うことができる。溶媒としては、本反応に支障のないものであればよく、例えば、1,4−ジオキサンの如きエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミドの如きアミド類、トルエンの如き芳香族炭化水素類、t−ブタノールの如きアルコール類、又はそれらの混合物などが挙げられる。パラジウム触媒としては、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタン付加物などが挙げられる。塩基としては、炭酸ナトリウム、酢酸カリウムなどが挙げられる。
化合物[87]のアミノ基保護基の除去反応は、前記中間体製法aにおける化合物[2]のアミノ基保護基の除去反応と同様にして行うことができる。
得られた化合物[91]をハロゲン化することにより、一般式[92](式中、X31はハロゲン原子を表し、その他の記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物得ることができる。
得られた化合物[92]を所望のボロン酸化合物またはそのエステルと反応させることにより、一般式[93](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物を得ることができる。
得られた化合物[93]のアミノ基保護基を除去することにより、化合物[94](式中、記号は前記と同一意味を有する)を得ることができる。
化合物[91]から化合物[92]へのハロゲン化反応は、常法に従い、適当な溶媒中、ハロゲン化剤を反応させることにより行うことができる。溶媒としては、本反応に支障のないものであればよく、例えば、テトラヒドロフランの如きエーテル類、メタノールの如きアルコール類、クロロホルムのごときハロゲン化脂肪族炭化水素類、又はそれらの混合物などが挙げられる。ハロゲン化剤としては、例えば、N−ブロモスクシンイミドなどが挙げられる。
化合物[92]を所望のボロン酸化合物又はそのエステルと反応させて化合物[93]へ変換する反応は、前記中間体製法oにおける化合物[86]から化合物[87]への反応と同様にして行うことができる。
化合物[93]のアミノ基保護基の除去反応は、前記中間体製法aにおける化合物[2]のアミノ基保護基の除去反応と同様にして行うことができる。
得られた化合物[96]のヒドロキシ基を変換することにより、一般式[97](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物を得ることができる。
得られた化合物[97]のヒドロキシ基保護基を除去することにより、一般式[98](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物を得ることができる。
得られた化合物[98]のヒドロキシ基を脱離基に変換することにより、一般式[99](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物を得ることができる。
得られた化合物[99]を所望のボロン酸化合物またはそのエステルと反応させることにより、一般式[100](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物を得ることができる。
得られた化合物[100]のアミノ基保護基を除去することにより、化合物[101](式中、記号は前記と同一意味を有する)を得ることができる。
化合物[95]と化合物[64]の反応は、適当な溶媒中、金属化試薬の存在下に行うことができる。溶媒としては、本反応に支障のないものであればよく、例えば、テトラヒドロフランの如きエーテル類、ヘキサンの如き脂肪族炭化水素、又はそれらの混合物などが挙げられる。金属化試薬としては、臭化イソプロピルマグネシウムなどが挙げられる。本反応においては、反応促進のため、反応補助剤を添加することができる。反応補助剤としては、ヨウ化銅などが挙げられる。
化合物[96]から化合物[97]への変換反応は、前記中間体製法e−1に記載の化合物[30]から化合物[31]への変換反応と同様にして行うことができる。
化合物[97]の化合物[98]への変換反応は、前記中間体製法oにおける化合物[84]から化合物[85]への反応と同様にして行うことができる。
化合物[98]の化合物[99]への変換反応は、前記中間体製法oにおける化合物[85]から化合物[86]への反応と同様にして行うことができる。
化合物[99]の化合物[100]への変換反応は、前記中間体製法oにおける化合物[86]から化合物[87]への反応と同様にして行うことができる。
化合物[100]のアミノ基保護基の除去反応は、前記中間体製法aにおける化合物[2]のアミノ基保護基の除去反応と同様にして行うことができる。
得られた化合物[103]を変換ことにより、一般式[104](式中、Xr1は脱離基を表し、その他の記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物得ることができる。
得られた化合物[104]を変換ことにより、一般式[105](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物得ることができる。
得られた化合物[105]を還元反応に付すことにより、一般式[106](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物を得ることができる。
得られた化合物[106]のアミノ基保護基を除去することにより、化合物[107](式中、記号は前記と同一意味を有する)を得ることができる。
Xr1で表される脱離基としては、メチルスルホニルオキシ基などが挙げられる。
化合物[103]から化合物[104]への変換反応は、適当な溶媒中、スルホニル化剤及び塩基の存在下に行うことができる。溶媒としては、本反応に支障のないものであればよく、例えば、テトラヒドロフランの如きエーテル類、アセトニトリルの如きニトリル類、塩化メチレンの如きハロゲン化脂肪族炭化水素類、又はそれらの混合物などが挙げられる。スルホニル化剤としては、例えば、メタンスルホニルクロリドなどが挙げられる。塩基としてはジイソプロピルエチルアミンなどが挙げられる。
化合物[104]の化合物[105]への変換反応は、適当な溶媒中、塩基の存在下、加熱することにより行うことができる。溶媒としては、本反応に支障のないものであればよく、テトラヒドロフランの如きエーテル類、アセトニトリルの如きニトリル類、塩化メチレンの如きハロゲン化脂肪族炭化水素類、トルエンの如き芳香族炭化水素類、又はそれらの混合物などが挙げられる。塩基としては1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセンなどが挙げられる。
化合物[105]の接触水素化反応は、前記中間体製法cにおける化合物[18]の接触水素化反応と同様にして行うことができる。
化合物[106]のアミノ基保護基の除去反応は、前記中間体製法aにおける化合物[2]のアミノ基保護基の除去反応と同様にして行うことができる。
得られた化合物[109]を変換することにより、一般式[110](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物を得ることができる。
得られた化合物[110]を酸化反応に付すことにより、一般式[111](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物を得ることができる。
得られた化合物[111]を変換することにより、一般式[43](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物を得ることができる。
化合物[109]から化合物[110]への変換反応は、保護基の種類に応じ慣用の方法により実施することができる。例えば、X21としてトリアルキルシリル基を有する化合物への変換は、適当な溶媒中、シリル化剤及び塩基の存在下に行うことができる。溶媒としては、本反応に支障のないものであればよく、例えば、塩化メチレンの如きハロゲン化脂肪族炭化水素類、アセトニトリルの如きニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミドの如きアミド類、テトラヒドロフランの如きエーテル類、又はそれらの混合物などが挙げられる。シリル化剤としては、例えば、t−ブチルジメチルシリルクロライドなどが挙げられる。
化合物[110]の酸化反応は、常法に従い、適当な溶媒中、ラジカル反応剤及び酸化剤の存在下に行うことができる。溶媒としては、本反応に支障のないものであればよく、例えば、塩化メチレンの如きハロゲン化脂肪族炭化水素類、アセトニトリルの如きニトリル類、水、又はそれらの混合物などが挙げられる。ラジカル反応剤としては、例えば、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−オキシルなどが挙げられる。酸化剤としては、例えば、トリクロロイソシアヌル酸、メタクロロ安息香酸などが挙げられる。
化合物[111]から化合物[43]への変換反応は、適当な溶媒中、スルホニル化剤及び塩基の存在下に行うことができる。溶媒としては、本反応に支障のないものであればよく、例えば、テトラヒドロフランの如きエーテル類、トルエンの如き芳香族炭化水素類、又はそれらの混合物などが挙げられる。スルホニル化剤としては、例えば、N−フェニルビス(トリフルオロメタンスルホンイミド)などが挙げられる。塩基としてはナトリウムビス(トリメチルシリル)アミドなどが挙げられる。
得られた化合物[113]のアミノ基保護基を変換することで、一般式[114](式中、記号は前記と同一意味を有する)で示される化合物を得ることができる。
化合物[113]から化合物[114]への変換反応は、前記中間体製法b−3における化合物[13]から化合物[14]への変換反応と同様にして行うことができる。
なお、官能基への保護基の導入及び官能基保護基の除去は、既知の方法(PROTECTIVE GROUPS in ORGANIC SYNTHESIS(Theodora W. Greene,Peter G.M.Wuts著)等)を参照して実施することができる。
また、上記方法により製造される本発明化合物、及び中間体化合物は、さらに、後記製造例に記載の方法及び/又は既知方法又はそれらの組合せによって、別の目的化合物、又は中間体に構造変換することができる。具体的には以下の方法が挙げられる。
アルコキシカルボニル基を水酸化ナトリウム、水酸化カリウムの如き水酸化アルカリ金属塩基で加水分解することにより、ベンジルオキシカルボニル基の場合には水素雰囲気下、パラジウム炭素で処理して水素化分解することにより、又はt−ブトキシカルボニル基の場合には、塩酸、トリフルオロ酢酸の如き酸で処理することにより、対応するカルボキシル基へと変換できる。
(2)カルボキシル基からカルバモイル基への変換
カルボキシル基、又はその塩を縮合剤の存在下にアミンと反応させるか、あるいはカルボキシル基、又はその塩をアシルハライドに変換した後にアミンと反応させることなどにより、対応するカルバモイル基へと変換することができる。
(3)シアノ基からテトラゾリル基への変換
シアノ基に対し、トリブチルスズアジドを反応させることにより、対応するテトラゾリル基へと変換することができる。
(4)シアノ基からオキサジアゾリル基への変換
シアノ基に対し、例えば、塩基の存在下にヒドロキシルアミン塩酸塩を反応させ、1,1’−カルボニルジイミダゾールを反応させることにより、対応するオキサジアゾリル基へと変換することができる。
(5)アミノ基からカルバモイルアミノ基への変換
アミノ基に対し、所望のイソシアネートと反応させるか、所望のカルバモイルハライドと反応させることにより、対応するカルバモイルアミノ基へと変換することができる。
(6)アミノ基からスルホニルアミノ基への変換
アミノ基に対し、所望のスルホニルハライドを反応させることにより、対応するスルホニルアミノ基へと変換することができる。
(7)アミノ基からアミノスルホニルアミノ基への変換
アミノ基に対し、所望のアミノスルホニルハライドを反応させることにより、対応するアミノスルホニルアミノ基へと変換することができる。
(8)ヒドロキシ基からハロゲン原子への変換
ヒドロキシ基に対し、例えば、(ジエチルアミノ)サルファートリフルオリドの如きフッ素化剤や塩化チオニルの如き塩素化剤などと反応させることにより、対応するハロゲン原子へと変換することができる。
(9)ヒドロキシ基からシアノ基への変換
ヒドロキシ基に対し、例えば、アセトンシアノヒドリンと反応させることにより、対応するシアノ基へと変換することができる。
(10)ヒドロキシ基からアルコキシ基への変換
ヒドロキシ基に対し、塩基の存在下に所望のアルキル化剤を反応させることにより、対応するアルコキシ基へと変換することができる。又は、アゾジカルボン酸ジエチルの存在下、所望のアルコールを反応させることによっても、対応するアルコキシ基へと変換することができる。
ヒドロキシ基を常法により脱離基(トリフルオロメチルスルホニルオキシ基など)へと変換し、所望のアリールハライドなどとカップリングすることにより、対応するアリール基へと変換することができる。
(12)ホルミル基からヒドロキシメチル基への変換
ホルミル基を水素化ホウ素ナトリウムなどで還元することにより、ヒドロキシメチル基へと変換することができる。
(13)ハロゲン原子からシクロアルキル基への変換
ハロゲン原子を有する化合物に対し、例えば、シクロアルキルボロン酸などとカップリングするか、あるいはシクロアルケニルボロン酸エステルなどとカップリングした後、水素及びパラジウム炭素などで還元することにより、対応するシクロアルキル基へと変換することができる。又は、アルキルリチウムなどを反応させ、対応するシクロアルカノンなどと反応させた後、生じたヒドロキシ基を酸の存在下トリアルキルシランなどで還元することで、対応するシクロアルキル基へと変換することができる。
(14)カルボニル基からアミノ基への変換
カルボニル基に対し、還元剤の存在下に所望のアミンを反応させることにより、アミノ基へと変換することができる。
(15)ハロゲン原子からアルキル基への変換
ハロゲン原子を有する化合物に対し、例えば、アルキルボロン酸誘導体などとカップリングするか、あるいはアルケニルボロン酸誘導体などとカップリングした後に水素及びパラジウム炭素などで還元することにより、対応するアルキル基へと変換することができる。又は、アルキルリチウムなどを反応させ、対応するアルカノンなどと反応させた後、生じたヒドロキシ基を酸の存在下トリアルキルシランなどで還元することで、対応するアルキル基へと変換することができる。
(16)ホルミル基からジハロゲン化アルキル基への変換
ホルミル基に対し、例えば、ビス(2−メトキシエチル)アミノサルファートリフルオリドの如きフッ素化剤と反応させることにより、対応するジハロゲン化アルキル基へと変換することができる。
(17)スルフィド基からスルホニル基への変換
スルフィド基に対し、例えばオキソンのような酸化剤を反応させることにより、対応するスルホニル基へと変換することができる。
(18)ヒドロキシメチル基からカルボキシル基への変換
ヒドロキシアルキル基に対し、酸化剤を反応させることにより、対応するカルボキシル基へと変換することができる。
(19)ヒドロキシ基からシクロアルキル基への変換
ヒドロキシ基を脱離基(トリフルオロメチルスルホニルオキシ基など)へと変換し、シクロアルケニルボロン酸誘導体などとカップリングした後、水素及びパラジウム炭素などでアルケニル基を還元することにより、対応するシクロアルキル基へと変換することができる。
(20)カルバモイル基からシアノ基への変換
カルバモイル基に対し、例えばシアヌル酸クロリドなどの脱水化剤と反応させることにより、対応するシアノ基へと変換することができる。
アルコキシカルボニルアルキニル基に対し、塩基の存在下にヒドロキシルアミン塩酸塩を反応させることにより、対応する3−ヒドロキシイソキサゾリル基へと変換することができる。
(22)カルボニル基からヒドロキシ基への変換
カルボニル基を水素化ホウ素ナトリウムなどで還元することにより、ヒドロキシ基へと変換することができる。
(23)カルボキシル基からヒドロキシメチル基への変換
カルボキシル基をクロロギ酸イソブチルなどで活性化した後、水素化ホウ素ナトリウムなどで還元することにより、ヒドロキシメチル基へと変換することができる。又は、水素化アルミニウムリチウムなどで還元することにより、ヒドロキシメチル基へと変換することができる。
(24)アルケニレン基からアルキレン基への変換
アルケニレン基を水素及びパラジウム炭素などで還元することにより、対応するアルキレン基へと変換することができる。
(25)シアノ基からホルミル基への変換
シアノ基に対し、例えば、水素化ジイソブチルアルミニウムの如き還元剤と反応させることにより、対応するホルミル基へと変換することができる。
(26)アセタールからアルコキシ基への変換
アセタールに対し、例えば、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリルの存在下にボランを反応させることにより、対応するアルコキシ基へと変換することができる。
(27)ハロゲン原子からアルケニル基への変換
ハロゲン原子を有する化合物に対し、例えば、アルケニルカルボン酸誘導体やアルケニルボロン酸誘導体などのアルケニル基を有する化合物とカップリングすることにより、対応するアルケニル基へと変換することができる。
(28)ハロゲン原子からアリール基への変換
ハロゲン原子を有する化合物に対し、例えば、アリールボロン酸などとカップリングすることにより、対応するアリール基へと変換することができる。
(29)ホルミル基からアルコキシカルボニルアルケニル基への変換
ホルミル基に対し、所望の(アルコキシカルボニルメチレン)トリフェニルホスホランと反応させるか、所望のホスホノ酢酸トリアルキルと反応させることにより、対応するアルコキシカルボニルアルケニル基へと変換することができる。
製造例1
(2)化合物3(106 mg)のエタノール(2 mL)溶液に、室温にて水酸化ナトリウム水溶液(2 mol/L、297 μL)を加えて70℃にて6時間攪拌した。塩酸水(2 mol/L、297 μL)を加えた後、反応液を減圧濃縮し、化合物物4を、塩化ナトリウムを含んだ無色の粉体(138 mg)として得た。MS (APCI) :m/z 344 [M+H]+
(3)化合物4(65 mg)、化合物5(50 mg)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(55 mg)及び1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール(39 mg)をN,N-ジメチルホルムアミド(2 mL)に加え、室温にて13時間撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加えて撹拌した後、有機層を分離した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、乾燥、減圧濃縮した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=70:30〜40:60)にて精製し、メチル 1-{5-フルオロ-2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-3-メトキシ-4-(4-メトキシフェニル)-1-(2-メチルピリミジン-4-イル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]フェニル}ピペリジン-4-カルボキシレート6(64 mg)を無色の粉体として得た。MS (APCI) :m/z 676 [M+H]+
(2)化合物3(68 mg)、化合物4(68 mg)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(49 mg)、1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール(35 mg)及びトリエチルアミン(53 μL)をN,N-ジメチルホルムアミド(2 mL)に加え、室温にて2時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加えて撹拌した後、有機層を分離した。得られた有機層を水および飽和食塩水にて洗浄、乾燥、減圧濃縮した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=70:30〜40:60)にて精製し、メチル 1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)-1-(2-メチルピリミジン-4-イル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボキシレート5(28 mg)を無色の粉体として得た。MS (APCI) :m/z 714 [M+H]+
(2)化合物3(180 mg)のテトラヒドロフラン溶液(1.2 mL)に室温にて塩酸水(2 mol/L、1.2 mL)を滴下後、15時間撹拌した。水酸化ナトリウム水溶液(2 mol/L、2.4 mL)を氷冷下に滴下後、室温にて2時間撹拌した。反応混合物に塩酸水(2 mol/L、1.2 mL)を加え、減圧濃縮した。残渣をクロロホルムに懸濁して濾過し、濾液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:0〜85:15)にて精製した。得られた化合物の1,4-ジオキサン溶液(1 mL)に塩酸-1,4-ジオキサン溶液(4 mol/L、71 μL)を加え、溶媒を減圧濃縮した。残渣をジイソプロピルエーテルで粉末化して濾取、減圧乾燥することで1-{2-[(3S,4R)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)-1-(4-オキソシクロヘキシル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸 2塩酸塩4(81 mg)を無色の粉体として得た。MS (ESI) :m/z 704 [M+H]+
対応原料化合物を、前記の製造例10と同様に処理し、さらに得られた化合物のジクロロメタン溶液に塩酸-酢酸エチル溶液(4 mol/L)を2もしくは3当量以上加えた。反応混合物を減圧濃縮し、残渣をジイソプロピルエーテル等で粉末化して濾取、減圧乾燥することにより、下記表10に記載の化合物を得た。
(2)化合物3(100 mg)をキラルHPLC(ダイセル社 CHIRALPAK IE(20 x 250 mm)、移動相:ヘキサン/エタノール/ジエチルアミン=75/25/0.1、流量:10 mL/分)にて精製し、光学活性な化合物4(43 mg)および5(42 mg)を無色の粉体として得た。化合物4:MS (ESI) :m/z 716 [M+H]+(ダイセル社 CHIRALPAK IE-3(4.6 x 150 mm)、移動相:ヘキサン/エタノール/ジエチルアミン=75/25/0.1、流量:0.500 mL/分、カラム温度:25℃の条件でのHPLC上の化合物4および5の保持時間はそれぞれ10.23分、11.64分であった。)
(3)化合物4(43 mg)のクロロホルム溶液(1 mL)に、氷冷下トリフルオロ酢酸(300μL)を加えた後、室温にて2時間撹拌した。反応混合物をクロロホルムで希釈した後、水酸化ナトリウム水溶液(1 mol/L)を加えてpH=7に中和した。有機層を分離し、飽和食塩水にて洗浄、乾燥した後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:0〜85:15)にて精製した。得られた化合物のジクロロメタン溶液(1 mL)に塩酸-酢酸エチル溶液(4 mol/L、25 μL)を加えた後、溶媒を減圧濃縮、残渣をジイソプロピルエーテルで粉末化して濾取、減圧乾燥することで1-[2-(1-{[(3R,4R)-1-シクロペンチル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4,4-ジメチルピロリジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェニル]ピペリジン-4-カルボン酸 2塩酸塩(30 mg)の一方の立体異性体6を無色の粉体として得た(製造例212a)。MS (ESI) :m/z 660 [M+H]+
(4)上記(3)と同様にして化合物5より1-[2-(1-{[(3R,4R)-1-シクロペンチル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4,4-ジメチルピロリジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェニル]ピペリジン-4-カルボン酸 2塩酸塩のもう一方の立体異性体7を得た(製造例212b)。MS (ESI) :m/z 660 [M+H]+
(2)化合物3のメタノール(6 mL)溶液に、10% パラジウム炭素(約50%含水、41 mg)を加え、水素雰囲気下(1 atm)室温にて3時間撹拌した。反応混合物を濾過した後、ろ液を減圧濃縮した。得られた化合物のジクロロメタン溶液(1 mL)に塩酸-酢酸エチル溶液(4 mol/L、100 μL)を加えた。反応混合物を減圧濃縮し、残渣をジイソプロピルエーテルで粉末化して濾取、減圧乾燥することで4-[2-(1-{[(3R,4R)-1-tert-ブチル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}ピペリジン-4-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノキシ]-2,2-ジメチルブタン酸 塩酸塩4(127 mg)を無色の粉体として得た。MS(APCI): m/z 637 [M+H]+
(2)化合物3のテトラヒドロフラン溶液(2 mL)に、室温にて水酸化リチウム(1水和物)(17 mg)の水溶液(1 mL)を加えて20時間攪拌した。反応混合物に塩酸水(1 mol/L、410 μL)を加えた後、水およびジクロロメタンを加えて撹拌した。有機層を分離し、飽和食塩水にて洗浄、乾燥した後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=98:2〜80:20)にて精製して(3R,4S)-4-{2-[4-(tert-ブトキシカルボニル)ピペリジン-1-イル]-4-(トリフルオロメチル)フェニル}-1-{[(3R,4R)-1-tert-ブチル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}ピロリジン-3-カルボン酸4(204 mg)を無色の粉体として得た。MS (ESI) :m/z 720 [M+H]+
(2)化合物2(94 mg)のジクロロメタン溶液(1 mL)に、氷冷下トリフルオロ酢酸(500μL)を加えた後、室温にて3時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてpH=7に中和し、ジクロロメタンにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、乾燥した後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=98:2〜75:25)にて精製した。得られた化合物のジクロロメタン溶液(1 mL)に塩酸-酢酸エチル溶液(4 mol/L、67 μL)を加えた後、溶媒を減圧留去した。残渣をジエチルエーテルで粉末化して濾取、減圧乾燥することで1-{2-[(3S,4R)-1-{[(3R,4R)-1-tert-ブチル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸 2塩酸塩3(84 mg)を無色の粉体として得た。MS (ESI) :m/z 650 [M+H]+
(2)化合物2(53 mg)のジクロロメタン溶液(2 mL)に塩酸-1,4-ジオキサン溶液(4 mol/L、6 mL)を加えて室温にて4時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣をジエチルエーテルで粉末化して濾取、減圧乾燥することで1-{2-[(3S,4R)-1-{[(3R,4R)-1-tert-ブチル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(ジメチルカルバモイル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸 2塩酸塩3(50 mg)を無色の粉体として得た。MS (ESI) :m/z 691 [M+H]+
(2)化合物2(128 mg)のN,N-ジメチルホルムアミド溶液(2 mL)に氷冷下シアヌル酸クロリド(99 mg)加え、同温にて1時間撹拌した。反応混合物に氷水と酢酸エチルを加えて撹拌した後、有機層を分離した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=99:1〜93:7)にて精製し、化合物3(118 mg)を無色の粉体として得た。MS (ESI) :m/z 701 [M+H]+
(3)化合物3(117 mg)のジクロロメタン溶液(1 mL)に、氷冷下トリフルオロ酢酸(500μL)を加えた後、室温にて3時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてpH=7に中和し、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を分離し、飽和食塩水にて洗浄、乾燥した後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=98:2〜85:15)にて精製した。得られた化合物のジクロロメタン溶液(1 mL)に塩酸-酢酸エチル溶液(4 mol/L、84 μL)を加えた後、溶媒を減圧留去し、残渣をジイソプロピルエーテルで粉末化して濾取、減圧乾燥することで1-{2-[(3S,4R)-1-{[(3R,4R)-1-tert-ブチル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-シアノピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸 2塩酸塩4(100 mg)を無色の粉体として得た。MS (APCI) :m/z 645 [M+H]+
(2)化合物2(110 mg)のテトラヒドロフラン溶液(2 mL)に窒素雰囲気下氷冷しながらメチルマグネシウムブロミド(3mol/mL、172 μL)を滴下し、室温にて4時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて撹拌後、酢酸エチルを加えた。有機層を分離し、水および飽和食塩水にて洗浄し、乾燥、減圧濃縮した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=80:20〜50:50)にて精製し、化合物3(30 mg)を無色の粉体として得た。MS (ESI) :m/z 746 [M+H]+
(3)化合物3(29 mg)のジクロロメタン溶液(1 mL)に、氷冷下トリフルオロ酢酸(500μL)を加えた後、室温にて17時間撹拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でpH=7に中和し、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を合わせ、飽和食塩水にて洗浄、乾燥した後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=99:1〜85:15)にて精製し精製した。得られた化合物のジクロロメタン溶液(1 mL)に塩酸-酢酸エチル溶液(4 mol/L、20 μL)を加えた後、溶媒を減圧留去、残渣をジイソプロピルエーテルで粉末化して濾取、減圧乾燥することで1-{2-[(3S,4R)-1-{[(3R,4R)-1-シクロペンチル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸 2塩酸塩4(18 mg)を無色の粉体として得た。MS (ESI) :m/z 690 [M+H]+
(2)化合物3の1,4-ジオキサン溶液(1 mL)に塩酸-1,4-ジオキサン溶液(4 mol/L、500μL)を加えた。室温にて2時間撹拌後、溶媒を減圧留去した。残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてアルカリ性とし、クロロホルムにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、乾燥した後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:0〜94:6)にて精製して化合物4を得た。(MS (ESI) :m/z 704 [M+H]+
(3)化合物4のエタノール溶液(1 mL)に、室温にて水酸化ナトリウム水溶液(2 mol/L、220 μL)を加えて2時間攪拌した。塩酸水(2 mol/L、220 μL)を加えた後、反応液を減圧濃縮した。残渣にクロロホルムおよび水を加えて撹拌後、有機層を分離して乾燥、減圧濃縮した。得られた化合物のジクロロメタン溶液(1 mL)に塩酸-1,4-ジオキサン溶液(4 mol/L、55 μL)を加えた後、溶媒を減圧留去し、残渣をジイソプロピルエーテルで粉末化して濾取、減圧乾燥することで1-[2-(1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-ヒドロキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}ピペリジン-4-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェニル]ピペリジン-4-カルボン酸 2塩酸塩5(65 mg)を無色の粉体として得た。MS (ESI) :m/z 676 [M+H]+
(2)化合物2(56 mg)のメタノール溶液(1 mL)に、室温にて水酸化ナトリウム水溶液(2 mol/L、300 μL)を加えて1時間攪拌した。反応混合物に塩酸水(2 mol/L、300 μL)を加えた後、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルに懸濁し濾過、濾液を減圧濃縮した。得られた化合物のジクロロメタン溶液(1 mL)に塩酸-1,4-酢酸エチル溶液(4 mol/L、94 μL)を加えた後、溶媒を減圧留去、残渣をジイソプロピルエーテルで粉末化して濾取、減圧乾燥することでN-[(1-{2-[(3S,4R)-1-{[(3R,4R)-1-シクロペンチル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-イル)カルボニル]グリシン 2塩酸塩3(82 mg)を無色の粉体として得た。MS (APCI) :m/z 733 [M+H]+
(2)化合物2(180 mg)のジクロロメタン溶液(1 mL)に、氷冷下トリフルオロ酢酸(1 mL)を加えた後、室温にて1時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてアルカリ性とし、ジクロロメタンにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、乾燥した後、減圧濃縮した。残渣をテトラヒドロフランに溶解し、1,1'-カルボニルジイミダゾール(203 mg)を加えて室温にて14時間撹拌した。反応液を減圧濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=98:2〜90:10)にて精製した。得られた化合物のジクロロメタン溶液(1 mL)に塩酸-酢酸エチル溶液(4 mol/L、63 μL)を加えた後、溶媒を減圧留去し、残渣をジエチルエーテルで粉末化して濾取、減圧乾燥することで5-{3-[2-(1-{[(3R,4R)-1-tert-ブチル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}ピペリジン-4-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノキシ]プロピル}-1,3,4-オキサジアゾール-2(3H)-オン 塩酸塩3(93 mg)を無色の粉体として得た。MS (APCI) :m/z 649 [M+H]+
(2)化合物3のメタノール(10 mL)/テトラヒドフラン(10 mL)溶液に、10% パラジウム炭素(約50%含水、250 mg)を加え、水素雰囲気下(1 atm)室温にて3時間撹拌した。反応混合物に酢酸(10 mL)および10% パラジウム炭素(約50%含水、125 mg)を加え、水素雰囲気下(1 atm)室温にて1時間撹拌した。不溶物を濾去した後、濾液を減圧濃縮した。残渣にジクロロメタンおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて撹拌後、有機層を分離した。得られた有機層を乾燥した後、減圧濃縮して[(3R,4R)-1-tert-ブチル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]{4-[2-(ピペラジン-1-イル)-4-(トリフルオロメチル)フェニル]ピペリジン-1-イル}メタノン4(379 mg)を無色の粉体として得た。MS (ESI) :m/z 591 [M+H]+
(2)化合物3(420 mg)をキラルHPLC(ダイセル社 CHIRALPAK IA(20 x 250 mm)、移動相:ヘキサン/エタノール/ジエチルアミン=60/40/0.1、流量:10 mL/分)にて分離精製し、光学活性な化合物4(184 mg)および光学活性な化合物5(169 mg)を無色の粉体として得た。いずれもMS (APCI) :m/z 648 [M+H]+。(ダイセル社 CHIRALPAK IA-3(4.6 x 150 mm)、移動相:ヘキサン/エタノール/ジエチルアミン=60/40/0.1、流量:0.500 mL/分、カラム温度:25℃の条件でのHPLC上の化合物4および化合物5の保持時間はそれぞれ6.28分、7.52分であった。)参考例100に記載の方法で得られた光学活性なアミンと化合物1を縮合したアミド化合物が化合物5と一致し、化合物4および化合物5がそれぞれ表記の立体構造であることを確認した。
(3)化合物4および化合物5を製造例11と同様に処理することにより、それぞれ1-{2-[(3S)-1-{[(3R,4R)-1-tert-ブチル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸 2塩酸塩6(製造例286a)および1-{2-[(3R)-1-{[(3R,4R)-1-tert-ブチル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸 2塩酸塩7(製造例286b)を無色の粉体として得た。いずれもMS (APCI) :m/z 620 [M+H]+
対応原料化合物を前記の製造例286と同様に処理して中間体であるエステル化合物を得、次いで製造例11と同様に処理することにより、下記表17記載の化合物を得た。エステル中間体のHPLC分析にあたっては、ダイセル社製HPLCカラム(4.6 x 150 mm)を用い、流量:0.500 mL/分、カラム温度:25℃で下記に記載の条件にて実施した。
分析条件:
A:CHIRALPAK IA-3、移動相:ヘキサン/イソプロパノール/テトラヒドロフラン/ジエチルアミン=80/10/10/0.1
B:CHIRALPAK IC-3、移動相:エタノール/ジエチルアミン=100/0.1
C:CHIRALPAK IA-3、移動相:ヘキサン/エタノール/ジエチルアミン=80/20/0.1
D:CHIRALPAK IA-3、移動相:ヘキサン/イソプロパノール/テトラヒドロフラン/ジエチルアミン=80/10/10/0.1
(2)化合物4(88 mg)のジクロロメタン溶液(1.5 mL)に塩酸-酢酸エチル溶液(4 mol/L、70 μL)を加えた後、溶媒を減圧留去、残渣をジイソプロピルエーテルで粉末化して濾取、減圧乾燥することで1-[2-(1-{[(3R,4R)-1-tert-ブチル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}ピペリジン-4-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェニル]ピペリジン-4-オン 2塩酸塩5(製造例296a、69 mg)を無色の粉体として得た。MS (ESI) :m/z 604 [M+H]+
(3)化合物4(314 mg)のメタノール(5 mL)溶液に氷冷下水素化ホウ素ナトリウム(24 mg)を加え、同温にて1.5時間撹拌した。反応混合物に水を加えた後、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:0〜90:10)にて精製し、化合物6(202 mg)を無色の粘体として得た。MS (ESI) :m/z 606 [M+H]+
(4)化合物6(100 mg)のジクロロメタン溶液(1.7 mL)に塩酸-1,4-ジオキサン溶液(4 mol/L、83 μL)を加えた後、溶媒を減圧留去、残渣をジイソプロピルエーテルで粉末化して濾取、減圧乾燥することで[(3R,4R)-1-tert-ブチル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]{4-[2-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)-4-(トリフルオロメチル)フェニル]ピペリジン-1-イル}メタノン 2塩酸塩7(製造例296b、105 mg)を無色の粉体として得た。MS (ESI) :m/z 606 [M+H]+
(5)化合物6(150 mg)のN,N-ジメチルホルムアミド溶液(1.2 mL)に、氷冷下水素化ナトリウム(60% in oil、15 mg)を加えて10分間撹拌後、ヨウ化メチル(31 μL)を加えて室温にて24時間撹拌した。反応混合物に水素化ナトリウム(60% in oil、50 mg)およびヨウ化メチル(160 μL)を追加し、60℃にて2時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却後、水および酢酸エチルを加えて撹拌し、有機層を分離した。得られた有機層を水および飽和食塩水にて洗浄、乾燥、減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:0〜90:10)にて精製した。得られた化合物のジクロロメタン溶液(1 mL)に塩酸-酢酸エチル溶液(4 mol/L、50 μL)を加えた後、溶媒を減圧留去した。残渣をジイソプロピルエーテルで粉末化して濾取、減圧乾燥することで[(3R,4R)-1-tert-ブチル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]{4-[2-(4-メトキシピペリジン-1-イル)-4-(トリフルオロメチル)フェニル]ピペリジン-1-イル}メタノン 2塩酸塩8(製造例296c、62 mg)を無色の粉体として得た。MS (ESI) :m/z 620 [M+H]+
(2)窒素雰囲気下、化合物3(101 mg)のジクロロメタン溶液(3 mL)に氷冷下 (ジエチルアミノ)サルファートリフルオリド(59 μL)を加えた後、室温にて15時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて撹拌後、ジクロロメタンにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、乾燥、減圧濃縮した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜60:40)、次いでシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=80:20〜30:70)にて精製し、1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-1-シクロペンチル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(フルオロメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸 2塩酸塩4(製造例297b、45 mg)を得た。MS (ESI) :m/z 678 [M+H]+
(3)化合物3(119 mg)及びトリフェニルホスフィン(370 mg)のテトラヒドロフラン溶液(4 mL)に、室温にてアセトンシアンヒドリン(129 μL)及びアゾジカルボン酸ジエチル(2.2 mol/L トルエン溶液、640 μL)を加えた後、14時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=80:20〜30:70)にて精製し、メチル 1-{2-[(3S,5S)-5-(シアノメチル)-1-{[(3R,4R)-1-シクロペンチル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボキシレート5(製造例297c、90 mg)を得た。MS (ESI) :m/z 685 [M+H]+
(2)化合物2(340 mg)の1,4-ジオキサン溶液(2 mL)に塩酸-1,4-ジオキサン溶液(4 mol/L、2 mL)を加え、室温にて1時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、得られた化合物3を未精製で次工程に用いた。
(3)化合物3及び化合物4(316 mg)のN,N-ジメチルホルムアミド混合液(3 mL)に、室温にてトリエチルアミン(496 μL)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(341 mg)及び1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール(242 mg)を加え、15時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水および酢酸エチルを加えて撹拌した後、有機層を分離した。得られた有機層を水および飽和食塩水にて洗浄、乾燥、減圧濃縮した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=90:10〜60:40)にて精製することで化合物5(417 mg)を無色の粉体として得た。 MS(ESI) : m/z 561 [M+H]+
(4)化合物5(410 mg)のジエチルエーテル溶液(3 mL)に、窒素気流下−78℃にてメチルリチウム-ジエチルエーテル溶液(1.14 mol/mL、772 μL)を滴下して1.5時間撹拌した後、クロロギ酸メチル(138 mg)のジエチルエーテル溶液(1 mL)を加え、同温にて1時間撹拌した。さらに室温にて3時間撹拌後、反応混合物に水および酢酸エチルを加えて撹拌した。有機層を分離し、得られた有機層を水および飽和食塩水にて洗浄、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:0〜95:5)にて精製することで化合物6(416 mg)を無色の粘体として得た。MS(ESI) : m/z 619 [M+H]+
(5)ヒドロキシルアミン塩酸塩(410 mg)のメタノール溶液(4 mL)に氷冷下水酸化ナトリウム水溶液(2 mol/mL、860 μL)を加えた後、化合物6(410 mg)のメタノール溶液(2 mL)を滴下し、室温にて20時間撹拌した。反応混合物をクエン酸水溶液にて中和後、水および酢酸エチルを加えて撹拌した。有機層を分離し、得られた有機層を水および飽和食塩水にて洗浄、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=99:1〜90:10)にて精製した。得られた化合物のジクロロメタン溶液(1 mL)に塩酸-酢酸エチル溶液(4 mol/L、165 μL)を加えた後、溶媒を減圧留去し、残渣をジエチルエーテルで粉末化して濾取、減圧乾燥することで[(3R,4R)-1-tert-ブチル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル](4-{2-[(3-ヒドロキシイソキサゾール-5-イル)メトキシ]-4-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-1-イル)メタノン 塩酸塩7(140 mg)を無色の粉体として得た。MS (APCI) : m/z 620 [M+H]+
(2)化合物2(73 mg)のエタノール溶液(2 mL)に、室温にて水酸化ナトリウム水溶液(2 mol/L、636 μL)を加えて1時間攪拌した。反応混合物に塩酸水(2 mol/L、650 μL)を加え、減圧濃縮した。残渣に水およびジクロロメタンを加えて撹拌した後、有機層を分離し、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=99:1〜85:15)で精製した。得られた化合物のジクロロメタン溶液(1 mL)に塩酸-酢酸エチル溶液(4 mol/L、60 μL)を加えた後、溶媒を減圧留去、残渣をジエチルエーテルで粉末化して濾取、減圧乾燥することで1-[2-(1-{[(3R,4R)-1-[2-(ジメチルアミノ)-2-オキソエチル]-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}ピペリジン-4-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェニル]ピペリジン-4-カルボン酸 2塩酸塩3(72 mg)を無色の粉体として得た。MS (APCI) :m/z 663 [M+H]+
(2)化合物2(110 mg)のテトラヒドロフラン(1 mL)/メタノール(1 mL)溶液に、氷冷下水素化ホウ素ナトリウム(7 mg)を加え、20分間撹拌した。反応混合物に水を加えて撹拌後、クロロホルムにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、乾燥後、減圧濃縮した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=60:40〜20:80)にて精製することで化合物3(98 mg)を無色の粉体として得た。MS (ESI) :m/z 720 [M+H]+
(3)化合物3(96 mg)のN,N-ジメチルホルムアミド溶液(1 mL)に氷冷下水素化ナトリウム(60% in oil、6.4 mg)を加え、5分間撹拌した後、ヨウ化メチル(12.5 μL)を加えて室温にて1時間撹拌した。水素化ナトリウム(60% in oil、6.4 mg)およびヨウ化メチル(12.5 μL)を追加し、室温にて1時間撹拌した。反応液に水および1N 塩酸を加えてpH=7に調整後、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を乾燥、減圧濃縮した。残渣をメタノール(1 mL)に溶解し、室温にて水酸化ナトリウム水溶液(2 mol/L、266 μL)を加えて14時間攪拌した。反応混合物に塩酸水(2 mol/L、266 μL)を加えて撹拌後、減圧濃縮した。残渣をクロロホルムに懸濁し、不溶物を濾去した後、濾液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=99:1〜90:10)で精製した。得られた化合物のジクロロメタン溶液(1 mL)に塩酸-酢酸エチル溶液(4 mol/L、50 μL)を加えた後、溶媒を減圧留去、残渣をジイソプロピルエーテルで粉末化して濾取、減圧乾燥することで1-{2-[(3S,4R)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-[1-(メトキシメチル)シクロペンチル]-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸 2塩酸塩4(70 mg)を無色の粉体として得た。MS (ESI) :m/z 720 [M+H]+
(2)化合物2(100 mg)及びトリエチルアミン(60 μL)のジクロロメタン溶液に、氷冷下アセチルクロリド(20 μL)を加えた後、室温にて2時間撹拌した。反応混合物にクロロホルムで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて撹拌した後、有機層を分離した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、乾燥、減圧濃縮した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=50:50〜100:0)にて精製し、メチル 1-{2-[(3S,4R)-1-{[(3R,4R)-1-(1-アセチルピペリジン-4-イル)-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボキシレート3(62 mg)を淡黄色の粘体として得た。MS (ESI) :m/z 747 [M+H]+
対応原料化合物を前記の製造例286と同様に処理して中間体であるエステル化合物を得、次いで製造例11と同様に処理することにより、下記表25記載の化合物を得た。エステル中間体のHPLC分析にあたっては、ダイセル社製HPLCカラム(CHIRALPAK IF(4.6 x 150 mm))を用い、流量:0.500 mL/分、カラム温度:25℃、移動相:ヘキサン/メタノール/テトラヒドロフラン/ジエチルアミン=83/5/12/0.1の条件にて実施した。
表25
(2)化合物3(115 mg)のメタノール(2 mL)溶液に水酸化ナトリウム水溶液(2 mol/L、605 μL)を加えて室温にて4時間攪拌した。反応混合物に塩酸水(2 mol/L、605 μL)を加えて撹拌、減圧濃縮し、ジクロロメタン及び水を加えて撹拌後、有機層を分離し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:0〜90:10)にて精製し、化合物4(58 mg)及び化合物5(49 mg)をそれぞれ無色の粉体として得た。MS (APCI) :いずれもm/z 746 [M+H]+ TLC(クロロホルム:メタノール=95:5)にて化合物4のRf値≒0.30、化合物5のRf値≒0.15(TLCプレートはMerck KGaA社製 1.05715.0001 TLC Silica gel 60 F254を使用した)。製造例146と化合物5の1H-NMRデータが一致したことから、化合物4が表記の立体構造であることを確認した。
(3)化合物4(54 mg)のジクロロメタン溶液(1 mL)に塩酸-酢酸エチル溶液(4 mol/L、90 μL)を加え、溶媒を減圧留去した。残渣をジエチルエーテルで粉末化して濾取、減圧乾燥することで化合物6(45 mg)を淡桃色の粉体として得た。MS (APCI) :m/z 746 [M+H]+
参考例1
(2)化合物2(26.6 g)のジクロロメタン(270 mL)懸濁液に塩化チオニル(29.7 mL)及びN,N-ジメチルホルムアミド(1.04 mL)を加え、4時間加熱還流した。反応液を減圧濃縮後、残渣をトルエンにて2回共沸濃縮した。残渣のジクロロメタン(532 mL)溶液に、化合物3(26.3 g)及び塩化リチウム(12.5 g)を加え、窒素雰囲気下、氷冷しながらトリエチルアミン(65.9 mL)を滴下した後、室温にて15時間撹拌した。反応懸濁液を、氷冷下クエン酸水溶液(クエン酸 102 g + 水950 mL)に注ぎ、クロロホルム(300 mL)で抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄、乾燥、減圧濃縮した。残渣をジイソプロピルエーテルにて粉末化、濾取後に乾燥することで化合物4(44.7 g)を無色の粉体として得た。MS (APCI) :m/z 356 [M+H]+
(3)化合物4(10 g)及び化合物5(13.3 g)のジクロロメタン(100 mL)懸濁液に室温にてトリフルオロ酢酸(215 μL)を加え、窒素雰囲気下1時間加熱還流した。反応液に化合物5(3.34 g)及びトリフルオロ酢酸(54 μL)を室温にて追加し、さらに30分間加熱還流した。反応液を氷冷下、クエン酸水溶液(クエン酸35 g + 水350 mL)に注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。得られた有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄後、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=80:20〜40:60)にて精製し、ジイソプロピルエーテルで結晶化することで化合物6(6.06 g)及び化合物7(3.3 g)をそれぞれ無色の粉体として得た。MS (APCI) :いずれもm/z 489 [M+H]+ TLC(ヘキサン:酢酸エチル=80:20)にて化合物6のRf値≒0.45、化合物7のRf値≒0.2(TLCプレートはMerck KGaA社製 1.05715.0001 TLC Silica gel 60 F254を使用した)。化合物6を少量のジクロロメタンおよび酢酸エチルの混合溶液に溶解し、ジエチルエーテルを添加して再結晶した。得られた結晶を用い、X線結晶構造解析をすることで、化合物6および化合物7がそれぞれ表記の立体構造であることを確認した。
(4)化合物6(6.05 g)及び二炭酸ジ-t-ブチル(2.84 g)のエタノール(85 mL)/テトラヒドロフラン(150 mL)溶液に、撹拌下10% パラジウム炭素(約50%含水、1.8 g)を加え、水素雰囲気下(1 atm)24時間撹拌した。析出物をクロロホルム(100 mL)およびメタノール(20 mL)に溶解し、パラジウム炭素を濾去した。濾液を濃縮し、残渣をヘキサンで粉末化して濾取、減圧乾燥することで化合物8( 6.28 g)を無色の粉体として得た。MS (APCI) :m/z 399 [M-Boc+H]+
(5)化合物8(6.28 g)のテトラヒドロフラン(45 mL)懸濁液に、氷冷下水酸化リチウム水溶液(水酸化リチウム(1水和物) 635 mg + 水 20 mL)を加え、室温にて1時間撹拌後、テトラヒドフランを留去した。残渣に水(20 mL)を加えた後、酢酸エチルとジエチルエーテルの(1:1)混合液(30 mL)で4回洗浄した。得られた水層を塩酸水(1 mol/L、15.5 mL)で酸性にした後、クロロホルムにて2回抽出した。得られた有機層をあわせ、飽和食塩水で洗浄、乾燥、溶媒を留去することで化合物9(4.11 g)を無色の粉体として得た。MS (APCI) :m/z 338 [M-H]-
(2)化合物2(579 mg)、及びシクロヘキサノン(248 μL)のジクロロメタン(15 mL)懸濁液に酢酸ナトリウム(197 mg)を加えて室温にて30分間撹拌した後、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(509 mg)を加えて15時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と水を加えて撹拌した後、クロロホルムにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、乾燥、減圧濃縮した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜80:20)にて精製し、化合物3(678 mg)を無色の粘体として得た。MS (ESI) :m/z 336 [M+H]+
(3)化合物3(655 mg)のメタノール(6 mL)溶液に、室温にて水酸化ナトリウム水溶液(2 mol/L、1.27 mL)を加えて2時間攪拌した。反応混合物に塩酸水(2 mol/L、1.27 mL)を加えて撹拌後、反応液を減圧濃縮することにより、化合物4を、塩化ナトリウムを含んだ無色の粉体(780 mg)として得た。MS (ESI) :m/z 322 [M+H]+
(2)化合物3(719 mg)のジクロロメタン(14 mL)溶液に、氷冷下トリフルオロ酢酸(4 mL)を加えた後、室温にて3時間撹拌した。反応混合物にジクロロメタンを加えて希釈後、撹拌下で飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてアルカリ性とし、有機層を分離した。得られた有機層を乾燥した後、減圧濃縮した。残渣のジクロロメタン(24 mL)溶液に化合物4(741 mg)、酢酸(101 μL)及び水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(967 mg)を加えて15時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と水を加えて撹拌した後、ジクロロメタンにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、乾燥、減圧濃縮した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=85:15〜65:35)にて精製し、化合物5(283 mg)を無色の粘体として得た。MS (APCI) :m/z 415 [M+H]+
(3)化合物5(280 mg)のメタノール(6 mL)溶液に、室温にて水酸化ナトリウム水溶液(2 mol/L、405 μL)を加えて2時間攪拌した。反応混合物に塩酸水(2 mol/L、405 μL)を加えて撹拌後、反応液を減圧濃縮することにより、化合物6を、塩化ナトリウムを含んだ無色の粉体(320 mg)として得た。MS (APCI) :m/z 401 [M+H]+
(2)化合物3(40 mg)のメタノール(1 mL)溶液に、室温にて水酸化ナトリウム水溶液(2 mol/L、220 μL)を加えて2.5時間攪拌した。反応混合物に塩酸水(2 mol/L、220 μL)を加えて撹拌後、反応液を減圧濃縮し、化合物5を、塩化ナトリウムを含んだ無色の粉体(参考例18a、52 mg)として得た。MS (ESI) :m/z 378 [M+H]+
(3)化合物4(110 mg)を上記工程(2)と同様に処理することにより、化合物6を、塩化ナトリウムを含んだ無色の粉体(参考例18b、125 mg)として得た。MS (ESI) :m/z 378 [M+H]+
(2)化合物3(27.9 g)のテトラヒドロフラン(140 mL)溶液に氷冷下水酸化リチウム水溶液(水酸化リチウム(1水和物) 3.09 g + 水 70 mL)を加え、室温にて2時間攪拌した。反応混合物に塩酸水(1 mol/L、73.7 mL)を加えて攪拌し、テトラヒドロフランを減圧留去した。得られた水溶液を酢酸エチルで3回洗浄し、水層を減圧濃縮した。残渣をジオールシリカゲル(FUJI SILYSIA CHEMICAL LTD.)を用いたカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=97:3〜80:20)にて精製、ジイソプロピルエーテルで粉末化して濾取、減圧乾燥することで化合物4(18.04 g)を無色の粉体として得た。MS (ESI) :m/z 296 [M+H]+
(2)化合物5(630 mg)、(クロロメチル)トリメチルシラン(695 μL)、ヨウ化ナトリウム(746 mg)及び炭酸カリウム(1.38 g)のアセトニトリル(10 mL)懸濁液を窒素雰囲気下、80℃にて88時間攪拌した。室温に冷却後、不溶物を濾去し、濾液を減圧濃縮した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=98:2〜90:10)にて精製し、化合物6(500 mg)を淡黄色の粘体として得た。MS (ESI) :m/z 202 [M+H]+
(3)化合物6(400 mg)に氷冷下ホルムアルデヒド液(37 %、216 μL)、次いでメタノール(488 μL)を加え、室温にて12時間撹拌した。反応混合物に炭酸カリウム(720 mg)を加えて室温にて12時間撹拌後、不溶物を濾去し、濾液を減圧濃縮することで、化合物7を含む粗体を得た。本粗体はそのまま全量を次の工程に使用した。MS (ESI) :m/z 202 [M+H]+
(4)化合物8(283 mg)および化合物7を参考例1と同様に処理することにより化合物9(59 mg)を無色の粉体として得た。MS (ESI) :m/z 497 [M+H]+
(5)化合物9(59 mg)のテトラヒドロフラン(1 mL)溶液に、氷冷下、水酸化リチウム水溶液(水酸化リチウム(1水和物) 7 mg + 水 500 μL)を加え、室温にて4時間攪拌した。反応混合物に塩酸水(2 mol/L、83.5 μL)を加えて攪拌した後、酢酸エチルとジエチルエーテルの(1:2)混合液で3回洗浄し、水層を減圧濃縮することで化合物10を、塩化リチウムを含んだ無色の粗体(48 mg)として得た。MS (ESI) :m/z 338 [M+H]+
(2)化合物3(1200 mg)のメタノール(36 mL)溶液に塩酸水(1 mol/L、3867 μL)および10% パラジウム炭素(約50%含水、240 mg)を加え、水素雰囲気下(1 atm)室温にて21時間撹拌した。パラジウム炭素を濾去した後、濾液を減圧濃縮した。残渣にトルエンを加えて再度減圧濃縮し、得られた残渣をジエチルエーテルで粉末化して濾取、減圧乾燥することで、化合物4(1174 mg)を無色粉体として得た。MS(APCI): m/z 312 [M+H]+
(3)化合物4(1170 mg)のジクロロメタン(23 mL)懸濁液に、-70℃にて1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]-7-ウンデセン(1258 μL)を加え、同温にて4時間撹拌した。反応混合物に塩酸水(1 mol/L、10 mL)と水を加えて撹拌した後、ジクロロメタンにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=70:30〜40:60)にて精製し、化合物5(577 mg)を無色の粉体として得た。MS (APCI) :m/z 280 [M+H]+
(4)化合物5(570 mg)のジクロロメタン(11 mL)溶液にトリメチルオキソニウムテトラフルオロボラート(604 mg)を加え、室温にて6時間撹拌した。トリメチルオキソニウムテトラフルオロボラート(604 mg)を追加し、室温にてさらに22時間撹拌した(反応液A)。別途、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(1026 mg)のメタノール(11 mL)溶液に酢酸(1167 μL)を加え、0℃に冷却した(反応液B)。反応液Aを反応液Bに0℃にて滴下した後、室温にて1時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び水を加えて撹拌した後、クロロホルムにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=99:1〜93:7)にて精製し、化合物6(367 mg)を無色の粘体として得た。MS (APCI) :m/z 266 [M+H]+
(5)化合物6(320 mg)及びシクロヘキサノン(131 μL)のジクロロメタン(6 mL)懸濁液に水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(383 mg)を加え、室温にて7時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び水を加えて撹拌した後、ジクロロメタンにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、乾燥、減圧濃縮した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜80:20)にて精製し、化合物7(345 mg)を無色の粘体として得た。MS (APCI) :m/z 348 [M+H]+
(6)化合物7(343 mg)のエタノール(7 mL)溶液に、室温にて水酸化ナトリウム水溶液(2 mol/L、987 μL)を加えて70℃にて13時間攪拌した。室温に冷却後、反応混合物に塩酸水(2 mol/L、987 μL)を加えて撹拌、減圧濃縮し、化合物8を、塩化ナトリウムを含んだ無色の粉体(423 mg)として得た。MS (APCI) :m/z 334 [M+H]+
(2)化合物3(106 mg)を参考例33の工程(6)と同様に処理することにより、化合物4を、塩化ナトリウムを含んだ無色の粉体(138 mg)として得た。MS (APCI) :m/z 344 [M+H]+
(2)化合物2(105 mg)、シクロプロピルボロン酸(38 mg)、トリシクロヘキシルホスフィン(8.1 mg)、及びリン酸カリウム(123 mg)のトルエン(2 mL)/水(100 μL)混合液を脱気後、酢酸パラジウム(3.3 mg)を加えて窒素雰囲気下、100℃にて14時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却後、不溶物を濾去し、濾液を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=80:20〜50:50)及びNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜75:25)にて順次精製し、化合物3(78 mg)を淡黄色の粘体として得た。MS (ESI) :m/z 320 [M+H]+
(3)化合物3(77 mg)のメタノール(2 mL)溶液に、室温にて水酸化ナトリウム水溶液(2 mol/L、480 μL)を加えて15時間攪拌した。反応混合物に塩酸水(2 mol/L、480 μL)を加えて撹拌後、減圧濃縮することにより、化合物4を、塩化ナトリウムを含んだ無色の粉体(130 mg)として得た。MS (APCI) :m/z 306 [M+H]+
(2)化合物2(580 mg)の1,2-ジクロロエタン(5 mL)溶液にクロロギ酸1-クロロエチル(300 μL)を加えた後、70℃にて撹拌した。反応混合物にジイソプロピルエチルアミン(484 μL)の1,2-ジクロロエタン(5 mL)溶液を滴下し、同温にて1時間撹拌した。反応混合物にクロロギ酸1-クロロエチル(300 μL)の1,2-ジクロロエタン(5 mL)溶液を滴下した後、ジイソプロピルエチルアミン(484 μL)の1,2-ジクロロエタン(5 mL)溶液を滴下し、同温にて19時間撹拌した。反応混合物にメタノール(5 mL)を加え、70℃にて1時間撹拌後、反応液を減圧濃縮した。残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてアルカリ性とし、クロロホルムにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=99:1〜93:7)にて精製し、化合物3(165 mg)を褐色の粘体として得た。MS (ESI) :m/z 258/260 [M+H]+
(3)化合物3(80 mg)及び化合物4(34 μL)のジクロロメタン(2 mL)懸濁液に酢酸(27 μL)を加え、室温にて30分間撹拌した後、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(100 mg)を加えて室温にて17時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて撹拌した後、ジクロロメタンにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、乾燥、減圧濃縮した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=90:10〜60:40)にて精製し、化合物5(93 mg)を淡黄色の粘体として得た。MS (ESI) :m/z 342/344 [M+H]+
(4)化合物5(93 mg)のメタノール(2 mL)溶液に水酸化ナトリウム水溶液(2 mol/L、540 μL)を加え、40℃にて1時間攪拌した。反応混合物に塩酸水(2 mol/L、540 μL)を加えて撹拌後、減圧濃縮し、化合物6を、塩化ナトリウムを含んだ無色の粉体(151 mg)として得た。MS (ESI) :m/z 328/330 [M+H]+
(2)化合物3(218 mg)のジクロロメタン(4.4 mL)溶液に、氷冷下トリフルオロ酢酸(1.1 mL)を加えた後、室温にて4時間撹拌した。反応混合物をジクロロメタンで希釈後、撹拌下に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液をアルカリ性になるまで加えた後、有機層を分離した。得られた有機層を乾燥した後、減圧濃縮し、化合物4(186 mg)を無色の粉体として得た。MS (ESI) :m/z 606 [M+H]+
(2)化合物2(200 mg)、化合物3(303 mg)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(184 mg)、1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール(131 mg)及びトリエチルアミン(357 μL)をN,N-ジメチルホルムアミド(5 mL)に加え、室温にて17時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加えて撹拌した後、有機層を分離した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、乾燥、減圧濃縮した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=90:10〜65:35)にて精製し、化合物4(280 mg)を無色の粘体として得た。
MS (ESI) :m/z 696[M+H]+
(3)化合物4(280 mg)のメタノール(5 mL)溶液に10% パラジウム炭素(約50%含水、80 mg)を加え、水素雰囲気下(1 atm)2時間撹拌した。パラジウム炭素を濾去して濾液を減圧濃縮することで化合物5(240 mg)を無色の粘体として得た。MS (ESI) :m/z 606 [M+H]+
(2)化合物3(3336 mg)及び化合物4(3256 mg)のN,N-ジメチルホルムアミド(67 mL)溶液に、炭酸ナトリウム水溶液(2 mol/L、3.16 mL)及びジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタン付加物(358 mg)を加え、窒素気流下80℃にて4時間加熱撹拌した。室温に冷却後、反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で洗浄、乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=90:10〜75:25)にて精製し、化合物5(3483 mg)を淡黄色粘体として得た。MS(APCI): m/z 483 [M+H]+
(3)化合物5(3000 mg)のエタノール(30 mL)溶液に10% パラジウム炭素(約50%含水、600 mg)を加え、水素雰囲気下(1 atm)室温にて4.5時間撹拌した。パラジウム炭素を濾去した後、濾液を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=90:10〜70:30)にて精製し、化合物6(2880 mg)を無色粘体として得た。MS(APCI): m/z 485 [M+H]+
(4)化合物6(2880 mg)の1,4-ジオキサン(57.6 mL)/エタノール(10 mL)溶液に塩酸-1,4-ジオキサン溶液(4 mol/L、14.86 mL)を加え、室温にて3時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣をジエチルエーテルで粉末化、濾取後に減圧乾燥することで化合物7(2454 mg)を淡黄色の粉体として得た。MS (ESI) :m/z 385 [M+H]+
参考例55の原料は以下の手法で合成した。
(2)化合物2(1.38 g)、化合物3(1.6 mL)及び炭酸カリウム(1.61 g)の1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(6 mL)溶液をマイクロウェーブ照射下、180クで24時間加熱した後、ヨウ化エチル(1.43 mL)及び炭酸カリウム(924 mg)を加え、50℃にて4時間撹拌した。反応液を室温まで冷却して水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄、乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=97:3〜80:20)にて精製し、化合物4(1 g)を淡黄色の粘体として得た。MS (ESI) :m/z 362/364 [M+H]+
参考例56の原料は以下の手法で合成した。
(2)化合物2(1.57 g)のメタノール(5 mL)/テトラヒドロフラン(20 mL)溶液に10% パラジウム炭素(約50%含水、300 mg)を加え、水素雰囲気下(1 atm)室温にて2時間撹拌した。パラジウム炭素を濾去した後、濾液を減圧濃縮し、化合物3(906 mg)を無色粉体として得た。MS(APCI): m/z 193 [M+H]+
(3)化合物3(880 mg)、化合物4(556 mg)及び炭酸カリウム(665 mg)の1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(5 mL)溶液を、窒素雰囲気下190℃にて5時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却して水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄、乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜60:40)にて精製し、化合物5(119 mg)を無色の固体として得た。MS (ESI) :m/z 415/417 [M+H]+
参考例57の原料は以下の手法で合成した。
参考例58の原料は以下の手法で合成した。
(2)化合物3(1.7 g)のN-メチルピロリドン(30 mL)溶液にオキソン(Sigma-Aldrich社、4.8 g)を加え、室温にて5時間撹拌した。反応混合物に水及び酢酸エチルを加えて撹拌後、有機層を分離した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄、乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜80:20)にて精製し、化合物4(1055 mg)を無色の粉体として得た。MS (ESI) :m/z 358/360 [M+H]+
参考例60の原料は以下の手法で合成した。
(2)化合物3(1310 mg)及び化合物4(1369 mg)のN,N-ジメチルホルムアミド(26 mL)溶液に、炭酸ナトリウム水溶液(2 mol/L、5.533 mL)及びジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタン付加物(151 mg)を加え、窒素気流下80℃にて5時間加熱した。反応混合物を室温に冷却して水に注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄、乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜85:15)にて精製し、化合物5(1423 mg)を無色粘体として得た。MS(APCI): m/z 458 [M+H]+
(2)化合物3のクロロホルム(6.5 mL)溶液に、氷冷下トリフルオロ酢酸(3.2 mL)を加えた後、室温にて1.5時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてアルカリ性にし、クロロホルムにて抽出した。得られた有機層を乾燥、減圧濃縮することでラセミ体の化合物4(235 mg)を無色粘体として得た。MS (ESI) :m/z 371 [M+H]+
参考例73の原料は以下のように合成した。
(2)オキサリルクロリド(525 μL)のジクロロメタン(20 mL)溶液に、-78℃にてジメチルスルホキシド(652 μL)のジクロロメタン(15 mL)溶液を滴下した後、同温にて10分間撹拌した。反応混合物に化合物3(950 mg)のジクロロメタン(10 mL)溶液を滴下した後、同温にて1時間撹拌した。反応混合物にトリエチルアミン(2.56 mL)を滴下した後、室温にて10分間撹拌した。反応混合物をジクロロメタンで希釈後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液にて洗浄、乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣のt−ブタノール(15 mL)/水(3 mL)溶液にリン酸二水素ナトリウム(807 mg)、2-メチル-2-ブテン(6.5 mL)を加えた。反応混合物を氷冷し、亜塩素酸ナトリウム(609 mg)を加えて室温にて1時間撹拌した後、水及び飽和食塩水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄、乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=98:2〜80:20)にて精製し、化合物4(788 mg)を淡黄色の粘体として得た。MS (ESI) :m/z 324/326 [M+H]+
(3)化合物4(780 mg)のN,N-ジメチルホルムアミド(15 mL)溶液に炭酸カリウム(500 mg)及びヨウ化メチル(180 μL)を加え、室温にて12時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈後、水及び飽和食塩水にて洗浄、乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=98:2〜85:15)にて精製し、化合物5(766 mg)を無色の粘体として得た。MS (ESI) :m/z 338/340 [M+H]+
(2)化合物2(250 mg)を塩酸-メタノール溶液(2 mol/L、12 mL)に溶解し、50℃にて14時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣にトルエンを加えて再度濃縮することでラセミ体の化合物3(193 mg)を無色の粉体として得た。MS (ESI) :m/z 371 [M+H]+
(2)化合物3(1 g)及び化合物4(450 μL)のN,N-ジメチルホルムアミド(30 mL)溶液に、炭酸ナトリウム水溶液(2 mol/L、3.42 mL)及びジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタン付加物(93 mg)を加え、窒素気流下、80℃にて3時間加熱した。室温に冷却後、反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄、乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜85:15)にて精製し、化合物5(768 mg)を淡黄色粘体として得た。MS(ESI): m/z 353 [M+H]+
(3)化合物5を参考例52の工程(2)と同様に処理することにより、化合物6を得た。MS(APCI) m/z 359 [M+H]+
(2)化合物3(730 mg)のトリフルオロ酢酸(4 mL)溶液に濃硫酸(1 mL)を加え、室温にて7日間撹拌した。反応液を氷水に滴下した後、1N 水酸化ナトリウム水溶液を加えて中和し、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄、乾燥し、減圧濃縮した。残渣をジイソプロピルエーテルで粉末化して濾取、減圧乾燥することで、化合物4(664 mg)を無色の粉体として得た。MS (APCI) :m/z 355/357 [M+H]+
(3)化合物4(640 mg)および化合物5(613 mg)を参考例52の工程(2)と同様に処理することにより、化合物6(631 mg)を無色の粉体として得た。MS(APCI) m/z 458 [M+H]+
(4)化合物6(620 mg)を参考例52の工程(3)と同様に処理することにより、化合物7(621 mg)を無色の粉体として得た。MS(APCI) m/z 460 [M+H]+
(5)化合物7(500 mg)のN,N-ジメチルホルムアミド(10 mL)溶液に氷冷下シアヌル酸クロリド(590 mg)を加え、1.5時間撹拌した。反応液に氷水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄、乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=90:10〜75:25)にて精製し、化合物8(459 mg)を無色の粘体として得た。MS(ESI): m/z 442 [M+H]+
(6)化合物8(458 mg)を参考例52の工程(4)と同様に処理することにより、化合物9(458 mg)を無色の粉体として得た。MS(ESI) m/z 342 [M+H]+
(2)化合物2(393 mg)のエタノール(4 mL)/酢酸(4 mL)溶液に酸化白金(IV)(99 mg)を加え、水素雰囲気下(1 atm)室温にて16時間撹拌した。不溶物を濾去した後、濾液に水および酢酸エチルを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でアルカリ性とし、有機層を分離した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄、乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=90:10〜80:20)にて精製し、化合物3(202 mg)を無色の粘体として得た。MS(ESI): m/z 451/453 [M+H]+
(3)化合物3(200 mg)を参考例52の工程(4)と同様に処理することにより、化合物4(181 mg)を無色の粉体として得た。MS(ESI) m/z 351/353 [M+H]+
(2)化合物2を参考例52と同様に処理することにより、化合物3を無色の粉体として得た。MS(ESI) m/z 288 [M+H]+
(3)化合物3を製造例10と同様に処理することにより、化合物4を無色の粉体として得た。MS(ESI) m/z 565 [M+H]+
(4)化合物4を製造例11と同様に処理することにより、化合物5を無色の粉体として得た。MS(ESI) m/z 551 [M+H]+
(2)化合物2(1 g)及び化合物3(1027 mg)のN,N-ジメチルホルムアミド(20 mL)溶液に、炭酸ナトリウム水溶液(2 mol/L、4.53 mL)及びジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタン付加物(123 mg)を加え、窒素気流下80℃にて4時間加熱した。反応混合物を室温に冷却して水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄、乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜85:15)にて精製し、化合物4(935 mg)を淡黄色粘体として得た。MS(APCI): m/z 334 [M-Boc+H]+
(3)化合物4(930 mg)のメタノール(19 mL)溶液に10% パラジウム炭素(約50%含水、186 mg)を加え、水素雰囲気下(1 atm)室温にて4時間撹拌した。パラジウム炭素を濾去した後、濾液を濃縮し、化合物5(723 mg)を無色の粉体として得た。
(4)化合物5(300 mg)のジクロロメタン(3.6 mL)溶液に氷冷下トリフルオロメタンスルホン酸無水物(183 μL)、次いでトリエチルアミン(182 μL)を加えて10分撹拌した後、室温に昇温して1時間撹拌した。反応混合物に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(43 μL)、次いでトリエチルアミン(43 μL)を追加し、室温にて14時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及びジクロロメタンを加えて撹拌後、ジクロロメタンで抽出した。得られた有機層を乾燥し、減圧濃縮した。残渣のN,N-ジメチルホルムアミド(2 mL)溶液に4-メトキシカルボニルフェニルボロン酸(45 mg)、炭酸ナトリウム水溶液(2 mol/L、251 μL)及びジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタン付加物(7 mg)を加え、窒素気流下80℃にて2時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却して水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄、乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=90:10〜75:25)にて精製し、化合物6(62 mg)を無色の粉体として得た。MS(APCI): m/z 464 [M+H]+
(5)化合物6(60 mg)の1,4-ジオキサン(1.2 mL)溶液に塩酸-1,4-ジオキサン溶液(4 mol/L、324 μL)を加え、室温にて23時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣をジイソプロピルエーテルで粉末化、濾取後に乾燥することで化合物7(49 mg)を無色の粉体として得た。MS (APCI) :m/z 364 [M+H]+
(2)化合物3(100 mg)の1,4-ジオキサン(2 mL)溶液に塩酸-1,4-ジオキサン溶液(4 mol/L、519 μL)を加え、室温にて24時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣をジイソプロピルエーテルで粉末化、濾取後に乾燥することで化合物4(81 mg)を無色の粉体として得た。MS (APCI) :m/z 382 [M+H]+
(2)化合物3(95 mg)のジクロロメタン(2 mL)溶液にトリフルオロ酢酸(1 mL)を加え、室温にて2時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてアルカリ性にし、ジクロロメタンにて抽出した。得られた有機層を乾燥、減圧濃縮することで化合物4(72 mg)を無色の粘体として得た。MS (ESI) :m/z 382 [M+H]+
(2)化合物2(290 mg)のt-ブタノール(6 mL)溶液に、t−ブトキシカリウム(74 mg)を加えた後、40℃にて4時間加熱した。反応混合物に水(30 μL)を加えて1.5時間撹拌後、さらに水(50 μL)を加えて同温にて16時間撹拌した。反応混合物に水酸化ナトリウム水溶液(2 mol/L、900 μL)を加え、30℃にて0.5時間撹拌後、室温にて2日間静置した。反応混合物に塩酸水(2 mol/L、1200 μL)を加えた後、水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄、乾燥し、減圧濃縮した。残渣をヘキサンにて粉末化して濾取、減圧乾燥することで、化合物3(トランス体)(210 mg)を無色の粉体として得た。MS(APCI): m/z 454 [M-H]-
(3)化合物3(205 mg)のメタノール(3 mL)溶液に、氷冷下塩化チオニル(174 μL)を加えた後、室温まで16時間昇温した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣をジイソプロピルエーテルにて粉末化して濾取、減圧乾燥することで、化合物4(180 mg)を無色の粉体として得た。MS(APCI): m/z 370 [M+H]+
(2)化合物3(263 mg)の1,4-ジオキサン(5 mL)溶液に塩酸-1,4-ジオキサン溶液(4 mol/L、1431 μL)を加え、室温にて22時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣をジエチルエーテルで粉末化、濾取後に乾燥することで化合物4(184 mg)を無色の粉体として得た。MS (APCI) :m/z 360 [M+H]+
(2)化合物3(240 mg)のジクロロメタン(3 mL)溶液に、氷冷下トリフルオロ酢酸(2 mL)を加えた後、室温にて2時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてアルカリ性にし、クロロホルムにて抽出した。有機層を乾燥、減圧濃縮することで化合物4(175 mg)を無色粘体として得た。MS (ESI) :m/z 313 [M+H]+
(2)化合物3(123 mg)の1,4-ジオキサン(2.5 mL)溶液に塩酸-1,4-ジオキサン溶液(4 mol/L、1120 μL)を加え、室温にて14時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣をジイソプロピルエーテルで粉末化、濾取後に乾燥することで化合物4(103 mg)を無色の粉体として得た。MS (APCI) :m/z 450 [M+H]+
(2)化合物3(769 mg)のテトラヒドロフラン(4 mL)溶液に塩酸水(2 mol/mL、1.05 mL)を滴下した後、室温で5時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて中和後、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄、乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=99:1〜80:30)にて精製し、化合物4(494 mg)を無色の粘体として得た。MS (ESI) :m/z 322/324 [M+H]+
(3)化合物4(494 mg)及び化合物5(570 mg)のN,N-ジメチルホルムアミド(12 mL)溶液に、炭酸ナトリウム水溶液(2 mol/L、1.5 mL)及びジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタン付加物(125 mg)を加え、窒素気流下80℃にて15時間加熱した。反応混合物を室温に冷却して水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄、乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜60:40)にて精製し、化合物6(641 mg)を淡黄色粘体として得た。MS(ESI): m/z 425 [M+H]+
(4)化合物6(641 mg)のエタノール(15 mL)溶液に10% パラジウム炭素(約50%含水、213 mg)を加え、水素雰囲気下(1 atm)室温にて17時間撹拌した。パラジウム炭素を濾去した後、濾液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=70:30〜30:70)にて精製することで、化合物7(213 mg)を無色粘体として得た。MS(ESI): m/z 427 [M+H]+
(2)化合物2(134 mg)のクロロホルム(3 mL)溶液にトリフルオロ酢酸(1.5 mL)を加え、室温にて1.5時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えアルカリ性とし、クロロホルムにて抽出した。有機層を乾燥、濃縮することで化合物3(102 mg)を淡黄色の粘体として得た。MS (ESI) :m/z 356 [M+H]+
(2)化合物2(100 mg)のクロロホルム(1 mL)溶液に、氷冷下トリエチルアミン(40 μL)及び塩化アセチル(20 μL)を加えた後、室温にて1.5時間撹拌した。反応混合物に水及びクロロホルムを加えて撹拌後、有機層を分離し、飽和食塩水にて洗浄、乾燥した後、減圧濃縮した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=70:30〜20:80)にて精製し、化合物3(86 mg)を無色の粘体として得た。MS (ESI) :m/z 484 [M+H]+
(3)化合物3(85 mg)のクロロホルム(2 mL)溶液にトリフルオロ酢酸(1.8 mL)を加え、室温にて1時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてアルカリ性とし、クロロホルムにて抽出した。得られた有機層を乾燥、減圧濃縮することで化合物4(63 mg)を無色の固体として得た。MS (ESI) :m/z 384 [M+H]+
(4)化合物2(100 mg)及びトリエチルアミン(80 μL)のクロロホルム(2 mL)溶液に、氷冷下メタンスルホニルクロリド(40 μL)を加えた後、室温にて1時間撹拌した。反応混合物に水及びジクロロメタンを加えて撹拌後、有機層を分離し飽和食塩水にて洗浄、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=85:15〜40:60)にて精製し、化合物5(64 mg)を無色の粘体として得た。MS (ESI) :m/z 520 [M+H]+
(5)化合物5(64 mg)のクロロホルム(1.2 mL)溶液にトリフルオロ酢酸(0.6 mL)を加え、室温にて1.5時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えアルカリ性とし、クロロホルムにて抽出した。得られた有機層を乾燥、減圧濃縮することで化合物6(48 mg)を無色の固体として得た。MS (ESI) :m/z 420 [M+H]+
(2)化合物2(400 mg)のテトラヒドロフラン(6 mL)/ジイソプロピルエーテル(2 mL)溶液に10% パラジウム炭素(約50%含水、80 mg)および20% 水酸化パラジウム炭素(約50%含水、80 mg)を加え、水素雰囲気下(1 atm)室温にて5時間撹拌した。不溶物を濾去した後、濾液を濃縮した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=50:50〜0:100)にて精製し、化合物3(222 mg)を無色粘体として得た。MS(ESI): m/z 428 [M+H]+
(3)化合物3(100 mg)のクロロホルム(2.3 mL)溶液に、氷冷下トリエチルアミン(40 μL)及び4-クロロブチリルクロリド(30 μL)を加えた後、室温にて2時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及びクロロホルムを加えて撹拌した後、有機層を分離して飽和食塩水にて洗浄、乾燥、減圧濃縮した。残渣のN,N-ジメチルホルムアミド(2.3 mL)溶液に氷冷下水素化ナトリウム(60 % in oil、11 mg)を加えて2時間撹拌した後、氷冷下で水素化ナトリウム(60 % in oil、11 mg)を追加し、室温にてさらに2時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液及び酢酸エチルを加えて撹拌後、有機層を分離し、飽和食塩水にて洗浄、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=30:70〜0:100)にて精製し、化合物4(87 mg)を淡黄色の粘体として得た。MS (ESI) :m/z 496 [M+H]+
(4)化合物4(87 mg)のクロロホルム(1.8 mL)溶液にトリフルオロ酢酸(0.88 mL)を加え、室温にて4時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてアルカリ性とし、クロロホルムにて抽出した。有機層を乾燥、濃縮することで化合物5(65 mg)を無色の粘体として得た。MS (ESI) :m/z 396 [M+H]+
(5)化合物3(80 mg)のジクロロメタン(1.9 mL)溶液に、氷冷下ピリジン(100 μL)及び3-クロロプロパンスルホニルクロリド(60 μL)を加えた後、室温にて15時間撹拌した。反応混合物に水及びクロロホルムを加えて撹拌後、有機層を分離し飽和食塩水にて洗浄、乾燥、減圧濃縮した。残渣のN,N-ジメチルホルムアミド(1.9 mL)溶液に、室温にて水素化ナトリウム(60 % in oil、8.2 mg)を加えて2時間撹拌した後、60℃にて1.5時間加熱し、室温にてさらに2時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液及び酢酸エチルを加えて撹拌後、有機層を分離し、飽和食塩水にて洗浄、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:0〜90:10)にて精製し、化合物6(25 mg)を無色の粘体として得た。MS (ESI) :m/z 532 [M+H]+
(6)化合物6(25 mg)のクロロホルム(0.5 mL)溶液にトリフルオロ酢酸(0.5 mL)を加え、室温にて3時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてアルカリ性とし、クロロホルムにて抽出した。有機層を乾燥、減圧濃縮することで化合物7(18 mg)を無色の粘体として得た。MS (ESI) :m/z 432 [M+H]+
(2)化合物3を用いて、参考例52と同様に処理することにより、化合物4を無色の粉体として得た。MS(APCI) m/z 330 [M+H]+
(2)オキサリルクロリド(111 μL)のジクロロメタン(5 mL)溶液に、ジメチルスルホキシド(137 μL)のジクロロメタン(1 mL)溶液を-78℃にて滴下し、10分間撹拌した。反応混合物に、上記(1)で得たアルコール体(250 mg)のジクロロメタン(5 mL)溶液を同温にて滴下し、30分間撹拌した。反応混合物にトリエチルアミン(540 μL)を同温にて滴下後、室温にて30分間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて撹拌し、ジクロロメタンにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、乾燥、減圧留去し、化合物2(263 mg)を淡黄色の粘体として得た。
(3)化合物2(262 mg)のトルエン(1.4 mL)溶液に化合物3(262 mg)を加えた後、70℃にて2.5時間加熱還流した。反応液を減圧濃縮後、残渣にジイソプロピルエーテルを加えて撹拌した。析出した不溶物を濾去後、得られた濾液を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=90:10〜75:25)にて精製し、化合物4(208 mg)を無色の粘体として得た。MS (ESI) :m/z 456 [M+H]+
(4)化合物4(60 mg)を参考例52と同様に処理することにより化合物5(51 mg)を無色の粉体として得た。MS(APCI) m/z 356 [M+H]+
(5)化合物4(145 mg)のエタノール(3 mL)溶液に10% パラジウム炭素(約50%含水、29 mg)を加え、水素雰囲気下(1 atm)室温にて18時間撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液を減圧濃縮することにより、化合物6(140 mg)を淡黄色粘体として得た。MS(ESI): m/z 458 [M+H]+
(6)化合物6(139 mg)を参考例52と同様に処理することにより化合物7(118 mg)を無色の粉体として得た。MS(APCI) m/z 358 [M+H]+
(2)化合物2(19.66 g)のテトラヒドロフラン(60 mL)溶液に、窒素雰囲気下-78℃にてn-ブチルリチウム-ヘキサン溶液(1.59 mol/L、39.2 mL)を滴下し、1時間撹拌した。反応混合物に化合物3(3.39 g)のテトラヒドロフラン(60 mL)溶液を滴下後、室温にて17時間撹拌した。反応混合物に塩酸水(1 mol/L、80 mL)を滴下後、酢酸エチルにて抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で洗浄、乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:0〜90:10)にて精製し、化合物4(2.76 g)を橙色の粘体として得た。MS(ESI): m/z 365 [M-H]-
(3)化合物4(2.75 g)のメタノール(25 mL)溶液に、トリメチルシリルジアゾメタン-ヘキサン溶液(2 mol/L、30 mL)を滴下し、室温にて17時間撹拌した。反応混合物に酢酸を発泡がなくなるまで滴下し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜75:25)にて精製し、化合物5(2.019 g)を淡黄色の粘体として得た。MS(ESI): m/z 379 [M-H]-
(4)化合物5(2.01 g)、トリエチルシラン(4.2 mL)及びトリフルオロ酢酸(3.9 mL)の混合物を室温で5時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜85:15)にて精製し、化合物6(1.31 g)を淡黄色の粘体として得た。MS(ESI): m/z 379 [M-H]-
(5)化合物6(1.3 g)のメタノール(20 mL)溶液に10% パラジウム炭素(約50%含水、650 mg)を加え、水素雰囲気下(1 atm)室温にて2時間撹拌した。パラジウム炭素を濾去した後、濾液を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=90:10〜70:30)にて精製し、化合物7(865 mg)を無色粉体として得た。MS(APCI): m/z 275 [M+H]+
(6)化合物7(855 mg)のジクロロメタン(15 mL)溶液を氷冷し、窒素雰囲気下トリエチルアミン(652 μL)及びトリフルオロメタンスルホン酸無水物(629 μL)を加えた後、同温で1時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液とジクロロメタンを加えて撹拌後、ジクロロメタンで抽出した。有機層を乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣のN,N-ジメチルホルムアミド(15 mL)溶液に化合物8(1.06 g)、炭酸ナトリウム水溶液(2 mol/L、4.68 mL)及びジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタン付加物(127 mg)を加え、窒素気流下80℃にて16時間加熱撹拌した。反応混合物を室温に冷却後、水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で洗浄、乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜80:20)にて精製し、化合物9(シス体)(465 mg)及び化合物10(トランス体)(164 mg)を無色の粘体として得た。いずれもMS(APCI): m/z 440 [M+H]+
(7)化合物9(460 mg)のメタノール(3 mL)/酢酸(3 mL)溶液に10% パラジウム炭素(約50%含水、230 mg)を加え、水素雰囲気下(1 atm)室温にて2時間撹拌した。パラジウム炭素をセライト濾去した後、得られた濾液を濃縮した。残渣をジクロロメタンに溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄、乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=90:10〜75:25)にて精製した。得られた化合物(405 mg)のジクロロメタン(2 mL)溶液にトリフルオロ酢酸(1 mL)を加え、室温にて1時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてアルカリ性とし、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を乾燥、減圧濃縮することで化合物11(314 mg)を無色の粘体として得た。MS (ESI) :m/z 342 [M+H]+
(8)化合物10を用いて、工程7と同様に処理することにより化合物12を無色の粘体として得た。MS (ESI) :m/z 342 [M+H]+
(2)化合物3(160 mg)のN,N-ジメチルホルムアミド(3 mL)溶液に4-メトキシカルボニルフェニルボロン酸(93 mg)、炭酸ナトリウム水溶液(2 mol/L、554 μL)及びジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタン付加物(14 mg)を加え、窒素気流下80℃にて2時間加熱した。反応混合物を室温に冷却して水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で洗浄、乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=85:15〜67:33)にて精製し、化合物4(164 mg)を無色の粉体として得た。
(3)化合物4(164 mg)の1,4-ジオキサン(3 mL)溶液に塩酸-1,4-ジオキサン溶液(4 mol/L、1680 μL)を加え、室温にて14時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣をジイソプロピルエーテルで粉末化、濾取後に乾燥することで化合物5(134 mg)を無色の粉体として得た。MS (ESI) :m/z 389 [M+H]+
(2)化合物3(4.61 g)のジクロロメタン(16 mL)溶液に化合物4(4.43 g)のジクロロメタン(16 mL)溶液を加え、室温にて16時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=98:2〜85:15)にて精製し、化合物5(5.16 g)をE体:Z体≒88:12の淡黄色の粉体として得た。MS (ESI) :m/z 414 [M+H]+
(3)化合物5(3.8 g)のメタノール(20 mL)/テトラヒドロフラン(10 mL)溶液に、氷冷下水酸化ナトリウム水溶液(2 mol/L、5.05 mL)を加えて室温にて16時間撹拌した。反応混合物に塩酸水(2 mol/L、5.05 mL)を加えて撹拌後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:0〜96:4)にて精製し、化合物6(2.07 g)をE体:Z体≒95:5の淡黄色の粉体として得た。MS (ESI) :m/z 398 [M-H]-
(4)化合物6(2.06 g)及びN,N-ジメチルホルムアミド(10滴)のジクロロメタン(30 mL)溶液に氷冷下、オキサリルクロリド(873 μL)を加え、室温にて1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮後、残渣をジクロロメタン(30 mL)に溶解し、氷冷下にて塩化リチウム(437 mg)、化合物7(1 g)及びトリエチルアミン(1.58 mL)を加えて室温にて16時間撹拌した。氷冷したクエン酸水溶液(クエン酸10gおよび水100 mL)に反応液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。得られた有機層を乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=90:10〜75:25)にて精製し、化合物8(2.21 g)を黄色粉体として得た。MS (APCI) :m/z 559 [M+H]+
(5)化合物8(2.21 g)及び化合物9(2.82 g)のジクロロメタン(20 mL)溶液に氷冷下、トリフルオロ酢酸(30 μL)を加えて40℃にて1時間撹拌した。氷冷下、反応混合物に水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及びジクロロメタンを加えて撹拌し、有機層を分離した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜60:40)にて精製し、化合物10(1.19 g)及び化合物11(1.15 g)を無色粉体として得た。MS (APCI) :いずれもm/z 692 [M+H]+ TLC(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)にて化合物10のRf値≒0.8、化合物11のRf値≒0.4(TLCプレートはMerck KGaA社製 1.05715.0001 TLC Silica gel 60 F254を使用した)。化合物10の酢酸エチル溶液に塩酸-酢酸エチル溶液(4 mol/L)を1.2当量添加して得られた塩酸塩結晶12を用いてX線結晶構造解析をすることにより、化合物10及び11が表記の立体構造であることを確認した。
(6)化合物11(288 mg)のメタノール(6 mL)/テトラヒドロフラン(6 mL)溶液に10% パラジウム炭素(約50%含水、150 mg)を加え、水素雰囲気下(1 atm)、室温にて2時間撹拌した。パラジウム炭素をセライト濾去し、濾液を減圧濃縮することで化合物13(261 mg)を無色粉体として得た。MS (ESI) :m/z 602 [M+H]+
(2)遮光下化合物2(260 mg)のジクロロメタン(2.5 mL)溶液にN-ヒドロキシピリジン-2-チオン(75 mg)を加えた後、氷冷し、N,N'-ジシクロヘキシルカルボジイミド(102 mg)を加えて同温にて10分間、室温にて3時間撹拌した。1,4-ジオキサン(5.0 mL)、2,2'-アゾビス(イソブチロニトリル)(12 mg)、及び水素化トリブチルスズ(0.40 mL)を加えて100℃にて2時間撹拌した。反応混合液を濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=100:0〜90:10)にて精製し、化合物3(125 m)を無色粘体として得た。MS (ESI) :m/z 489 [M+H]+
(3)化合物3(120 mg)のクロロホルム(2.5 mL)溶液に氷冷下、トリフルオロ酢酸(1.2 mL)を加えて室温にて2時間撹拌した。反応液を氷冷し、クロロホルムで希釈後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて中和した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄後、乾燥、減圧濃縮した。残渣のN,N-ジメチルホルムアミド(2.5 mL)溶液に氷冷下、N,N'-ジシクロヘキシルカルボジイミド(61 mg)及びエタノール(0.15 mL)を加えて室温にて16時間撹拌した。反応混合物に水及び酢酸エチルを加え、有機層を分離した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄し、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:0〜90:10)にて精製し、化合物4(70 mg)を無色粉体として得た。MS (ESI) :m/z 461 [M+H]+
(4)化合物4(70 mg)のエタノール(1.5 mL)溶液に酢酸(0.6 mL)、10% パラジウム炭素(約50%含水、42 mg)を加え、水素雰囲気下(1 atm)、室温にて15時間撹拌した。パラジウム炭素を濾去し、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルで希釈後、飽和食塩水で洗浄、乾燥、減圧濃縮した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:0〜90:10)にて精製し、化合物5(16 mg)を無色粘体として得た。MS (ESI) :m/z 371 [M+H]+
(2)ジエチルホスホノ酢酸 t-ブチル(2.08 g)のテトラヒドロフラン(40 mL)溶液に氷冷下、臭化マグネシウム-ジエチルエーテル錯体(2.56 g)及びトリエチルアミン(1.26 mL)を加えて室温にて1時間撹拌した後、化合物3(2.00 g)を加えて室温にて23時間撹拌した。反応混合物に水素化ナトリウム(60% in oil、507 mg)を加えて室温にて23時間撹拌した後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて撹拌し、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥、減圧濃縮することで化合物4(3.17 g)を黄色粘体の粗体として得た。本化合物は未精製で次行程に用いた。MS (APCI) :m/z 414 [M+H]+
(3)化合物4(53.0 g)のジクロロメタン(500 mL)溶液にトリフルオロ酢酸(160 mL)を加え、室温にて5時間撹拌した。反応混合物に水を加えて撹拌後、ジクロロメタンにて抽出した。得られた有機層を乾燥、減圧濃縮した。残渣にジイソプロピルエーテルを加えて撹拌後、析出物を濾取することで化合物5(26.3 g)を淡黄色粉体として得た。MS (ESI) :m/z 358 [M+H]+
(4)前記参考例98と同様に処理することで、化合物5(34 g)より化合物6(45.6 g)を黄色粉体として得た。MS (APCI) :m/z 517 [M+H]+
(5)前記参考例98と同様に処理することで、化合物6(45 g)より化合物7(26.89 g)および化合物8(22.34 g)をいずれも淡黄色粉体として得た。MS (APCI) :いずれもm/z 650 [M+H]+
(6)化合物7(24 g)及び二炭酸ジ-t-ブチル(8.45 g)のメタノール(200 mL)/テトラヒドロフラン(200 mL)溶液に10% パラジウム炭素(約50%含水、4.8 g)を加え、水素雰囲気下(1 atm)、室温にて17時間撹拌した。パラジウム炭素を濾去し、濾液を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=85:15〜60:40)にて精製し、化合物9(23.06 g)を無色粉体として得た。MS (ESI) :m/z 660 [M+H]+
(7)化合物9(10.0 g)のテトラヒドロフラン(100 mL)/水(20 mL)溶液に氷冷下、水素化ホウ素ナトリウム(1.15 g)を加えて同温にて3.5時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて撹拌後、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=80:20〜50:50)にて精製し、化合物10(6.93 g)を無色粉体として得た。MS (APCI) :m/z 487 [M+H]+
(8)化合物10(3.82 g)のN,N-ジメチルホルムアミド(80 mL)溶液にヨウ化メチル(4.9 mL)を加えて-15℃に冷却し、水素化ナトリウム(60% in oil、411 mg)を加え、-10℃で1時間、0℃で2時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて撹拌後、水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=90:10〜70:30)にて精製し、化合物11(3.19 g)を無色粘体として得た。MS (ESI) :m/z 501 [M+H]+
(9)化合物11(3.18 g)のジクロロメタン(30 mL)溶液にトリフルオロ酢酸(15 mL)を加えて室温にて19時間撹拌した。反応液を減圧濃縮後、クロロホルムで希釈後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてアルカリ性とし、クロロホルムにて抽出した。得られた有機層を乾燥後、減圧濃縮することで化合物12(3.16 g)を淡黄色粘体として得た。MS (ESI) :m/z 401 [M+H]+
(10)上記工程(6)から(9)と同様にして、化合物8から化合物13を淡黄色粘体として得た。MS (APCI) :m/z 401 [M+H] MS (ESI) :m/z 401 [M+H]+
参考例104の中間体は以下の手法で合成した。
(2)化合物4(700 mg)のクロロホルム(27 mL)/メタノール(13 mL)溶液に、氷冷下N-ブロモスクシンイミド(488 mg)を加えた後、室温にて5時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び水を加えた後、クロロホルムにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=100:0〜80:20)にて精製し、化合物5(747 mg)を淡黄色粉体として得た。MS (ESI) :m/z 334/336 [M+H]+
(3)化合物5(1.5 g)、化合物6(2.88 g)、トリ-o-トリルホスフィン(273 mg)、酢酸パラジウム(100 mg)及びジイソプロピルエチルアミン(1.53 mL)のN,N-ジメチルホルムアミド(15 mL)懸濁液を、窒素雰囲気下マイクロウェーブ照射により140℃にて2時間加熱した。反応混合物を室温に冷却後、酢酸エチル及び水を加えて撹拌した。有機層を分離し、水及び飽和食塩水で洗浄後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=100:0〜80:20)にて精製し、化合物7(1.455 g)を黄色の粘体として得た。MS (ESI) :m/z 382 [M+H]+
(2)化合物2(140 mg)のジクロロメタン(2 mL)溶液にトリフルオロ酢酸(1 mL)を加え、室温にて1時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてアルカリ性にし、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を乾燥、減圧濃縮することで化合物3(110 mg)を無色の粘体として得た。MS (ESI) :m/z 415 [M+H]+
(2)化合物2(120 mg)のジクロロメタン(2 mL)溶液にトリフルオロ酢酸(0.5 mL)を加えて室温にて30分間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、ジクロロメタンで希釈後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて撹拌し、有機層を抽出した。得られた有機層を乾燥、減圧濃縮した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=100:0〜90:10)にて精製し、化合物3(55 mg)を無色粉体として得た。MS (ESI) :m/z 396 [M+H]+
(2)化合物2(162 mg)のクロロホルム(4 mL)溶液にトリフルオロ酢酸(4 mL)を加えて室温にて1時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてアルカリ性とし、クロロホルムにて抽出した。得られた有機層を乾燥、減圧濃縮することで化合物3(146 mg)を淡黄色粘体として得た。MS (APCI) :m/z 415 [M+H]+
(2)化合物2(165 mg)のジクロロメタン(1.6 mL)溶液にトリフルオロ酢酸(0.8 mL)を加え、室温にて6時間撹拌した。反応液を濃縮後、酢酸エチル及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてアルカリ性とし、有機層を分離した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥、減圧濃縮することで化合物3(149 mg)を淡橙色粘体として得た。MS (APCI) :m/z 321 [M+H]+
(2)化合物2(2.65 g)のエタノール(13 mL)/テトラヒドロフラン(13 mL)溶液に水酸化ナトリウム水溶液(2 mol/L、5.95 mL)を加えて室温にて1時間撹拌した。反応液に塩酸水(1 mol/L、10 mL)を加えて撹拌後、有機溶媒を減圧留去した。析出物を濾取し、酢酸エチル及び塩酸水(0.1 mol/L)の混合液に溶解、有機層を分離した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、乾燥、減圧濃縮した。残渣をジイソプロピルエーテルで粉末化、濾取後に乾燥することで化合物3(1.79 g)を無色粉体として得た。MS (APCI) :m/z 418 [M+H]+
(3)化合物3(500 mg)を前記参考例99と同様に処理することで、化合物4(123 mg)を黄色粘体として得た。MS (APCI) :m/z 577 [M+H]+
(4)化合物4(400 mg)を前記参考例99と同様に処理することで、化合物5(107 mg)を橙色粘体として得た。MS (APCI) :m/z 710 [M+H]+
(5)化合物5(105 mg)を参考例101と同様に処理することで、化合物6(119 mg)を黄色粘体として得た。MS (APCI) :m/z 720 [M+H]+
(6)化合物6(100 mg)を参考例101と同様に処理することで、化合物7(57.9 mg)を無色粘体として得た。MS (APCI) :m/z 547 [M+H]+
(7)化合物7(56 mg)を参考例101と同様に処理することで、化合物8(50.3 mg)を無色粘体として得た。MS (APCI) :m/z 561 [M+H]+
(8)化合物8(48 mg)のメタノール(1.9 mL)溶液に塩酸−メタノール溶液(2 mol/L、1.9 mL)を加えて50℃にて5時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却後、減圧濃縮した。残渣にジクロロメタン及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて撹拌後、ジクロロメタンにて抽出した。得られた有機層を乾燥後、減圧濃縮することで化合物9(37.9 mg)を淡黄色粘体として得た。MS (APCI) :m/z 419 [M+H]+
(2)化合物3(15.3 g)及びニトロメタン(12.8 mL)のメタノール(76.5 mL)溶液にナトリウムメトキシド−メタノール溶液(5 mol/L、0.94 mL)を加えて室温にて4時間撹拌後、ニトロメタン(25.6mL)を追加して室温にて15時間撹拌した。反応液に塩酸水(1 mol/L、4.7 mL)を加えて中和し、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルと水で希釈し、塩酸水(1 mol/L)を加えて酸性にした後、有機層を分離した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄、乾燥、減圧濃縮した。残渣のテトラヒドロフラン(76.5 mL)溶液に氷冷下、メタンスルホニルクロリド(4.39 mL)及びトリエチルアミン(16.46 mL)を滴下し、同温にて40分間撹拌した。テトラヒドロフランを減圧留去した後、残渣に水(200 mL)を加えて撹拌した。析出物を濾取し、酢酸エチルに溶解させた後、飽和食塩水で洗浄、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=90:10〜85:15)にて精製し、冷却したヘキサンで粉末化して濾取、減圧乾燥することで化合物4(11.12 g)を黄色粉体として得た。MS (ESI) :m/z 367/369 [M+H]+
下記(3)及び(4)に記載した通り、化合物4を文献記載の方法(J. Am. Chem. Soc. 2005, 127, 119-125)と同様に処理することにより、化合物6を製した。
(3)化合物4(11.12 g)のトルエン(55.6 mL)溶液に1-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]-3-[(1S,2S)-(-)-2-(ジメチルアミノ)シクロヘキシル]チオウレア(630 mg)及びマロン酸ジエチル(9.2 mL)を加えて室温にて62時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=100:0〜90:10)にて精製し、化合物5(16.13 g)を淡橙色粘体として得た。MS (ESI) :m/z 527/529 [M+H]+
(4)化合物5(16.13 g)及び塩化ニッケル6水和物(7.27 g)のメタノール(161.3 mL)溶液に氷冷下水素化ホウ素ナトリウム(6.95 g)を加えて室温にて2時間撹拌した。反応液を氷冷し、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて撹拌後、メタノールを減圧留去した。残渣にクロロホルムと水を加えて撹拌し、有機層を分離した。得られた有機層を水で洗浄し、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=67:33〜40:60)にて精製することで化合物6(3.52 g)を淡橙色粉体として得た。MS (ESI) :m/z 451/453 [M+H]+
(5)化合物6(2.31 g)のエタノール(45 mL)溶液に氷冷下水素化ホウ素ナトリウム(775 mg)を加えて室温にて10分間、40℃にて4時間撹拌した。反応液を氷冷し、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて撹拌後、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:0〜93:7)にて精製後、ジイソプロピルエーテルで粉末化、濾取後に乾燥することで化合物7(1.84 g)を無色粉体として得た。MS (APCI) :m/z 409/411 [M+H]+
(6)トリメチルオキソニウムテトラフルオロボラート(1.32 g)のジクロロメタン(36 mL)溶液に化合物7(1.82 g)を加えて室温にて2時間撹拌後、トリメチルオキソニウムテトラフルオロボラート(330 mg)を追加して室温にて1時間撹拌した。反応液を容積が1/3程度になるまでジクロロメタンを減圧留去した後、メタノール(36 mL)及び二炭酸ジ-t-ブチル(1.07 g)を加えて氷冷し、水素化ホウ素ナトリウム(505 mg)を加えて同温にて30分間撹拌した。反応混合物に塩化アンモニウム水溶液を加えて撹拌後、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=85:15〜60:40)にて精製し、化合物8(1.18 g)を無色粉体として得た。MS (APCI) :m/z 495/497 [M+H]+
(7)化合物8(1.16 g)及びヨウ化メチル(1.46 mL)のN,N-ジメチルホルムアミド(23.2 mL)溶液を-20℃に冷却し、水素化ナトリウム(60% in oil、123 mg)を加え、窒素雰囲気下-15℃にて1時間、-8℃にて3時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて撹拌後、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄し、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=90:10〜60:40)にて精製し、化合物9(1.21 g)を無色粉体として得た。MS (APCI) :m/z 509/511 [M+H]+
(8)化合物9(1.16 g)のメタノール(2 mL)溶液に塩酸−メタノール溶液(2 mol/L、17.6 mL)を加えて50℃にて15時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、飽和炭酸ナトリウム水溶液を加えてアルカリ性とし、メタノールを減圧留去し、クロロホルムで抽出した。得られた有機層を乾燥、減圧濃縮することで化合物10(839 mg)を無色粘体として得た。MS (APCI) :m/z 367/369 [M+H]+
(2)化合物3(51 mg)、酢酸(18 μL)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(30 mg)及び4-ジメチルアミノピリジン(6.5 mL)のN,N-ジメチルホルムアミド(2 mL)溶液を室温にて3時間撹拌した。反応混合物に酢酸エチルと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて撹拌し、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=85:15〜50:50)にて精製し、化合物4(47 mg)を無色粉体として得た。MS (ESI) :m/z 422 [M-Boc+H]+
(3)化合物4(45 mg)のジクロロメタン(2 mL)溶液にトリフルオロ酢酸(1 mL)を加え、室温にて17時間撹拌した。反応混合物を、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてアルカリ性にし、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を乾燥、減圧濃縮することで化合物5(35 mg)を無色の粘体として得た。MS (ESI) :m/z 422 [M+H]+
(4)化合物2(250 mg)及びヨウ化メチル(110 μL)のN,N-ジメチルホルムアミド(2 mL)溶液に氷冷下、水素化ナトリウム(60% in oil、31 mg)を加えて同温にて2時間撹拌した。反応混合物に水を加えて撹拌し、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=90:10〜70:30)にて精製し、化合物6(166 mg)を無色粘体として得た。MS (ESI) :m/z 382/384 [M-tBu]+
(5)前記工程(1)にて化合物2から化合物3を得た反応と同様にして化合物6(160 mg)を処理し、化合物7(171 mg)を無色粉体として得た。MS (ESI) :m/z 394 [M-Boc+H]+
(6)化合物7(165 mg)のジクロロメタン(2 mL)溶液にトリフルオロ酢酸(1 mL)を加え、室温にて17時間撹拌した。反応混合物を、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてアルカリ性にし、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を乾燥、減圧濃縮することで化合物8(130 mg)を無色の粘体として得た。MS (ESI) :m/z 394 [M+H]+
(2)化合物2のエタノール(360 mL)溶液に、水酸化ナトリウム水溶液(1 mol/L、82.2 mL)を加えて室温にて1時間撹拌した。エタノールを減圧留去し、残渣を水で希釈後、氷冷下pH=4になるまで塩酸水(1 mol/L)を加え、クロロホルムにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥、減圧濃縮した。残渣にトルエン(180 mL)を加えて2時間加熱還流した後、反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:0〜95:5)にて精製後、ヘキサンにて粉末化、濾取後に乾燥することで化合物3(27.5 g)を無色固体として得た。MS (ESI) :m/z 413 [M+H]+
(3)化合物3(4.12 g)のテトラヒドロフラン(82 mL)溶液にトリメチルオキソニウムテトラフルオロボラート(1.77 g)を加えて室温にて1時間半撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣にメタノール(82 mL)を加え、氷冷下、酢酸(4.46 mL)及び水素化ホウ素ナトリウム(3.04 g)を加え、室温にて30分間撹拌した。溶媒を減圧留去し、残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた後、クロロホルムで抽出した。得られた有機層を乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=100:0〜80:20)にて精製し、化合物4(2.95 g)を淡黄色粘体として得た。MS (ESI) :m/z 399 [M+H]+
(2)化合物2(300 mg)の1,4-ジオキサン(6 mL)溶液に水素化ホウ素ナトリウム(300 mg)及び酢酸(454 μL)を加えて100℃にて30分間撹拌した。反応液を氷冷し、メタノール(3 mL)を加えて撹拌後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えアルカリ性にし、クロロホルムにて抽出した。得られた有機層を水洗し、乾燥、減圧濃縮した。残渣のメタノール(2 mL)溶液を氷冷し、塩酸−メタノール溶液(2 mol/L、16 mL)を加えて18時間加熱還流した。室温にて反応混合物に酢酸エチル及び水を加えて撹拌後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でアルカリ性とし、クロロホルムにて抽出した。得られた有機層を乾燥、減圧濃縮した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=100:0〜90:10)にて精製し、化合物3(128 mg)を淡黄色粘体として得た。MS (ESI) :m/z 323/325 [M+H]+
(2)化合物2(3.39g)のエタノール(39 mL)溶液に、水酸化ナトリウム水溶液(1 mol/L、8.58 mL)を加えて室温にて3時間撹拌した。エタノールを減圧留去し、残渣を水で希釈後、氷冷下塩酸水(1 mol/L、8.8 mL)を加え、クロロホルムにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥、減圧濃縮した。残渣にトルエン(34 mL)を加えて1時間加熱還流した後、反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:0〜97:3)にて精製することで化合物3(2.8 g)を無色粉体として得た。MS (APCI) :m/z 363 [M+H]+
(3)化合物3(2.63 g)の1,4-ジオキサン(53 mL)溶液に水素化ホウ素ナトリウム(1.37 g)及び酢酸(2.08 mL)を加えて100℃にて25時間撹拌した。反応液を室温に冷却し、水(5滴)を加えて撹拌後、メタノール(19 mL)を加えた。10% パラジウム炭素(約50%含水、530 mg)を加え、室温にて3日間撹拌後、パラジウム炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液を濃縮後、残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=100:0〜98:2)にて精製し、化合物4(1.226 g)を無色粉体として得た。MS (APCI) :m/z 349 [M+H]+
(2)トリエチルアミン(4.18 mL)及びギ酸(0.384 mL)のN,N-ジメチルホルムアミド(20mL)溶液にジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタン付加物(205 mg)、化合物3(1.90 g)、化合物4(3.98 g)及びN,N-ジメチルホルムアミド(10 mL)を加えて95℃にて2時間撹拌した。室温にて反応混合物に酢酸エチル及び水を加えて撹拌した後、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水で洗浄、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=100:0〜50:50)にて精製し、ラセミ体の化合物5(1.14 g)を淡黄色粘体として得た。MS (APCI) :m/z 461 [M+H]+
(3)化合物5(611 mg)のエタノール(12 mL)溶液に10% パラジウム炭素(約50%含水、611 mg)を加えて水素雰囲気下(1 atm)、室温にて16時間撹拌した。パラジウム炭素を濾去後、濾液を減圧濃縮し、ラセミ体の化合物6(447 mg)を濃褐色粘体として得た。MS (APCI) :m/z 371 [M+H]+
(2)化合物2(21.3 g)及び二炭酸ジ-t-ブチル(15.8 g)のアセトニトリル(200 mL)懸濁液に4-ジメチルアミノピリジン(1.48 g)を加えて室温にて1時間撹拌後、トリエチルアミン(8.42 mL)を加えて室温にて15時間撹拌した。トリエチルアミン(4.21 mL)及び二炭酸ジ-t-ブチル(2.60 g)を加えて室温にて2時間撹拌した。反応混合物を濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=99:1〜96:4)にて精製し、化合物3(20.4 g)を無色固体として得た。MS (APCI) :m/z 408/410 [M+H]+
(3)化合物4を文献記載の手法(J. Org. Chem. 2003, 68, 3923-3931)に従って製造した。
(4)カリウムビス(トリメチルシリル)アミド−トルエン溶液(2 mol/L、18.14 mL)のテトラヒドロフラン(110 mL)溶液を-78℃に冷却し、化合物4(2.49 g)のテトラヒドロフラン(20 mL)溶液を滴下し、同温にて25分間撹拌した後、N-フェニルビス(トリフルオロメタンスルホンイミド)(4.05 g)のテトラヒドロフラン(20 mL)溶液を滴下し、室温で15時間撹拌した。反応混合物に0℃にて飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて撹拌後、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5)にて精製し、化合物5(3.39 g)を淡黄色粘体として得た。
(5)化合物5(1.5 g)の1,4-ジオキサン(11 mL)溶液にビス(ピナコラート)ジボロン(991mg)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタン付加物(133 mg)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(90 mg)及び酢酸カリウム(958 mg)を加えて100℃にて50分間撹拌した。室温にて反応混合物に水を加えて撹拌し、クロロホルムにて抽出した。得られた有機層を乾燥、減圧濃縮した。残渣にN,N-ジメチルホルムアミド(11 mL)、水(3 mL)、化合物3(1.33 g)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタン付加物(133 mg)及び炭酸ナトリウム(1.03 g)を加えて100℃にて2.5時間撹拌した。室温にて反応混合物に水を加えて撹拌し、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜80:20)にて精製し、化合物6(1.63 g)を淡黄色粘体として得た。
(6)化合物6(1.63 g)のテトラヒドロフラン(6 mL)溶液にテトラブチルアンモニウムフルオリド−テトラヒドロフラン溶液(1 mol/L、2.80 mL)を加え、室温にて3時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて撹拌後、クロロホルムにて抽出し、得られた有機層を乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=80:20〜60:40)にて精製し、化合物7(1.16 g)を無色粘体として得た。MS (ESI) :m/z 527 [M+H]+
(7)化合物7(917 mg)のジクロロメタン(34.8 mL)溶液にクラブトリー触媒(14 mg)を加えて水素雰囲気下(1 atm)、室温にて19.5時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=80:20〜60:40)にて精製し、化合物8(870 mg)を無色粉体として得た。MS (ESI) :m/z 529 [M+H]+
(8)化合物8(870 mg)のテトラヒドロフラン(8 mL)溶液にヨウ化メチル(1.03 mL)及び水素化ナトリウム(60% in oil、99 mg)を加えて室温にて2時間15分撹拌した。反応混合物に水を加えて撹拌後、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜80:20)にて精製し、化合物9(864 mg)を無色粘体として得た。
(9)化合物9(31.4 g)のメタノール(314 mL)溶液に塩酸−メタノール溶液(2 mol/L、314 mL)を加えて50℃にて10時間撹拌した。溶媒を減圧留去後、残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてアルカリ性とし、クロロホルムにて抽出した。得られた有機層を乾燥、減圧濃縮し、化合物10(23.8 g)を褐色粘体として得た。MS (ESI) :m/z 401 [M+H]+
(2)化合物3(373 mg)のメタノール(7 mL)溶液に10% パラジウム炭素(約50%含水、75 mg)を加え、水素雰囲気下(1 atm)室温にて2時間撹拌した。10% パラジウム炭素(約50%含水、150 mg)を追加し、水素雰囲気下(1 atm)、室温でさらに1時間撹拌した。パラジウム炭素を濾去した後、濾液を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜80:20)にて精製し、化合物4(293 mg)を無色粉体として得た。MS(APCI): m/z 485 [M+H]+
(3)化合物4(282 mg)のテトラヒドロフラン(4 mL)/メタノール(1 mL)溶液に水素化ホウ素ナトリウム(77 mg)及び塩化リチウム(86 mg)を加えて室温にて30分間撹拌した。反応混合物に水を加えて撹拌し、クロロホルムにて抽出した。有機層を乾燥、減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜70:30)にて精製し、化合物5(254 mg)を無色粘体として得た。MS (ESI) :m/z 529 [M+H]+
(4)化合物5(248 mg)のテトラヒドロフラン(5 mL)溶液にヨウ化メチル(292 μL)及び水素化ナトリウム(60% in oil、28 mg)を加えて室温にて5分間撹拌後、50℃にて20分間撹拌した。室温にて反応混合物に水を加えて撹拌し、クロロホルムにて抽出した。有機層を燥、減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜75:25)にて精製し、化合物6(167 mg)を淡黄色粘体として得た。
(5)化合物6(160 mg)と塩酸−メタノール溶液(2 mol/L、8 mL)の混合物を60℃にて6時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮することで化合物7(140 mg)を褐色粉体として得た。MS (ESI) :m/z 401 [M+H]+
(2)化合物1(260 mg)のテトラヒドロフラン(4 mL)/メタノール(1 mL)溶液に水素化ホウ素ナトリウム(71 mg)及び塩化リチウム(79 mg)を加えて室温にて10分間撹拌した。反応混合物に水を加えて撹拌し、クロロホルムにて抽出した。有機層を飽和食塩水にて洗浄、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜70:30)にて精製し、化合物2(270 mg)を無色粘体として得た。MS (ESI) :m/z 527 [M+H]+
(3)化合物2(240 mg)のジクロロメタン(10 mL)溶液にクラブトリー触媒(7.3 mg)を加えて水素雰囲気下(1 atm)、室温にて15時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜70:30)にて精製し、化合物3(218 mg)を無色粉体として得た。MS (ESI) :m/z 529 [M+H]+
(4)化合物3を参考例126と同様に処理することにより、化合物4を得た。MS (ESI) :m/z 401 [M+H]+
(2)窒素雰囲気下、亜鉛(292 mg)のN,N-ジメチルアセトアミド(0.9 mL)懸濁液に1,2-ジブロモエタン(0.04 mL)を加えて65℃にて10分間撹拌後、トリメチルシリルクロリド(0.09 mL)を加え、室温にて30分間撹拌した。反応混合物に化合物2(1.04 g)のN,N-ジメチルアセトアミド(1.8 mL)溶液を滴下し、室温にて1時間撹拌した。不溶物を濾去し、濾液を化合物3(1 g)、ヨウ化銅(50 mg)及びジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタン付加物(107 mg)のN,N-ジメチルホルムアセトアミド(3.6 mL)懸濁液に滴下し、窒素雰囲気下85℃にて15時間撹拌した。室温にて不溶物を濾去し、濾液を酢酸エチルで希釈し、水、炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄後、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=100:0〜50:50)にて精製し、化合物4(543 mg)を黄色粘体として得た。MS (ESI) :m/z 457 [M+H]+
(3)化合物4(110 mg)のジクロロメタン(2.4 mL)溶液に2,6-ジメチルピリジン(0.11 mL)を加えて0℃に冷却し、トリメチルシリルトリフラート(0.13 mL)を滴下して同温にて2時間撹拌した。反応混合物をジクロロメタンで希釈後、希炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄した。得られた有機層を乾燥、減圧濃縮し、粗体の化合物5(96.9 mg)を黄色の粘体として得た。MS (ESI) :m/z 357 [M+H]+
(2)化合物3(1.23 g)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタン付加物(122 mg)、炭酸ナトリウム水溶液(2 mol/L、4.5 mL)及び4-メトキシカルボニルフェニルボロン酸(649 mg)のN,N-ジメチルホルアミド(30 mL)懸濁液を窒素雰囲気下、80℃にて1時間撹拌した。室温にて反応混合物に水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水で洗浄し、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=100:0〜80:20)にて精製し、化合物4(1.19 g)を無色粉体として得た。MS (ESI) :m/z 465 [M+H]+
(3)化合物4(1.16 g)の1,4-ジオキサン(20 mL)溶液に塩酸-1,4-ジオキサン溶液(4 mol/L、6.25 mL)を加えて室温にて15時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、化合物5(1.09 g)を無色粉体として得た。MS (ESI) :m/z 365 [M+H]+
(4)化合物3(1.5 g)、WO2013/187496記載の方法で得られた化合物6(732 mg)及び炭酸ナトリウム水溶液(2 mol/L、3.56 mL)のN,N-ジメチルホルムアミド(30 mL)懸濁液に、窒素雰囲気下ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタン付加物(122 mg)を加えて80℃で3.5時間撹拌した。室温にて反応混合物に酢酸エチル及び水を加えて撹拌し、不溶物を濾去した。濾液の有機層を分離し、食塩水で洗浄後、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=90:10〜75:25)にて精製し、ラセミ体の化合物7(1.15 g)を淡黄色粘体として得た。MS (APCI) :m/z 483 [M+H]+
(5)化合物7(1.0 g)のエタノール(20 mL)溶液に10% パラジウム炭素(約50%含水、200 mg)を加え、水素雰囲気下(1 atm)、室温にて6時間撹拌した。パラジウム炭素を濾去した後、濾液を減圧濃縮し、化合物8(943 mg、シス:トランス=2.1:1)を無色粉体として得た。MS (ESI) :m/z 485 [M+H]+
(6)化合物8(943 mg)のt−ブタノール(19 mL)溶液にt−ブトキシカリウム(240 mg)を加えて35℃にて2時間撹拌した。反応混合物に水(25 μL)を加えて同温にて10分間撹拌後、水(25 μL)を追加して5時間撹拌し、さらに水(25 μL)を加えて同温にて1時間撹拌した。反応液を半分量まで減圧濃縮後、酢酸エチル及び飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて撹拌後、有機層を分離した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥、減圧濃縮した。残渣をヘキサンにて粉末化、濾取後に乾燥することでトランス体の化合物9(747 mg)を無色粉体として得た。MS (APCI) :m/z 457 [M+H]+
(7)化合物9(747 mg)のメタノール(11 mL)溶液を氷冷し、塩化チオニル(597 mg)を加えて同温で1時間撹拌後、室温にて15時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、ジイソプロピルエーテルにて粉末化、濾取後に乾燥することでトランス体の化合物10(702 mg)を無色粉体として得た。MS (APCI) :m/z 371 [M+H]+
(2)化合物3(600 mg)及びメチルアミン−エタノール溶液(33 wt%、257 mg)のジクロロメタン(10 mL)溶液に、酢酸(156μL)及び水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(579 mg)を加えた後、室温にて1時間撹拌した。反応混合物に炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて撹拌後、ジクロロメタンにて抽出し、有機層を乾燥、減圧濃縮した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=80:20〜50:50)にて精製し、化合物4(435 mg)を淡桃色粘体として得た。MS (ESI) :m/z 345 [M+H]+
(2)化合物3(100 mg)のジクロロメタン(2 mL)溶液を-30℃に冷却し、トリエチルシラン(197 μL)及びトリフルオロ酢酸(289 μL)を加えて同温にて30分間撹拌後、室温にて15時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて撹拌後、ジクロロメタンで抽出し、得られた有機層を乾燥、減圧濃縮した。残渣(73 mg)に二炭酸ジ-t-ブチル(59 mg)、トリエチルアミン(63 μL)及びテトラヒドロフラン(1 mL)を加えて室温にて15時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜82:18)にて精製した。得られた粗体(35 mg)のメタノール(2.4 mL)溶液に10% パラジウム炭素(約50%含水、17.5mg)を加え、水素雰囲気下(1 atm)、室温にて15時間撹拌した。パラジウム炭素を濾去し、濾液を減圧濃縮した。残渣をヘキサンにて粉末化、濾取後に乾燥することで化合物4(21 mg)を無色粉体として得た。
(3)化合物4(21 mg)及び炭酸カリウム(17.5 mg)のN,N-ジメチルホルムアミド(0.80 mL)懸濁液に4-ブロモ酪酸エチル(10.9 μL)を加えて70℃にて15時間撹拌した。室温にて反応混合物に酢酸エチル及び食塩水を加え、有機層を分離した。得られた有機層を食塩水で洗浄し、乾燥、濾液を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=90:10〜75:25)にて精製し、化合物5(28 mg)を無色粘体として得た。MS (ESI) :m/z 446 [M+H]+
(4)化合物5(25 mg)の1,4-ジオキサン(2 mL)溶液に塩酸-1,4-ジオキサン溶液(4 mol/L、140 μL)を加え、室温にて15時間撹拌した。反応混合物に塩酸-1,4-ジオキサン溶液(4 mol/L、840 μL)を追加して室温にて8時間撹拌後、減圧濃縮することでラセミ体の化合物6(21 mg)を紫色粘体として得た。MS (ESI) :m/z 346 [M+H]+
(2)化合物2(105 mg)及び化合物3(214 mg)のジクロロメタン(2 mL)溶液にトリフルオロ酢酸(4.5 μL)を加え、16時間加熱還流した後、化合物3(214 m)及びトリフルオロ酢酸(4.5 μL)を追加し、2時間加熱還流した。反応混合物にトリフルオロ酢酸(9.0 μL)を追加して18時間加熱還流した後、室温に冷却し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=98:2〜88:12)にて精製し、ラセミ体の化合物4(86 mg)を無色粘体として得た。MS (ESI) :m/z 483 [M+H]+
(3)化合物4(266 mg)のメタノール(4 mL)溶液に10% パラジウム炭素(約50%含水、80 mg)及び酢酸(5 mL)を加え、水素雰囲気下(1 atm)、室温にて2時間撹拌した。パラジウム炭素を濾去し、濾液を減圧濃縮した。残渣に酢酸エチルと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて撹拌後、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:0〜93:7)にて精製し、ラセミ体の化合物5(184 mg)を無色粘体として得た。MS (ESI) :m/z 393 [M+H]+
(2)化合物2(3.34 g)のテトラヒドロフラン(25 mL)溶液を-78℃に冷却後、窒素雰囲気下、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド-テトラヒドロフラン溶液(1.09 mol/L、6.28 mL)を滴下し、同温にて1時間撹拌した後、N-フルオロベンゼンスルホンイミド(4.11 g)のテトラヒドロフラン(8 mL)溶液を滴下し、同温にて6時間撹拌した。反応混合物に塩化アンモニウム水溶液を加えて撹拌後、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥、減圧濃縮した。残渣に酢酸エチルを加えて撹拌後、不溶物を濾去し、濾液を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜85:15)にて精製し、化合物3(2.08 g)を無色粉体として得た。MS (APCI) :m/z 548 [M+NH4]+
(3)化合物3(1.0 g)のメタノール(10 mL)溶液に塩酸−メタノール溶液(2 mol/L、10 mL)を加えて50℃にて16時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却後、クロロホルム及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて、有機層を分離した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥、減圧濃縮することで化合物4(711 g)を淡黄色粉体として得た。MS (APCI) :m/z 389 [M+H]+
(4)化合物4(350 mg)のジクロロメタン(7 mL)溶液にトリメチルオキソニウムテトラフルオロボラート(1.11g)を加え、室温にて1.5時間撹拌した。反応液を、0℃に冷却したシアノ水素化ホウ素ナトリウム(630 mg)及び酢酸(717μ1)のメタノール(7 mL)溶液に滴下し、室温にて1時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて撹拌後、クロロホルムにて抽出した。得られた有機層を乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:0〜94:6)にて精製し、化合物5(244 mg)を無色粘体として得た。MS (APCI) :m/z 375 [M+H]+
(5)化合物3(710 mg)のテトラヒドロフラン(10 mL)溶液に窒素雰囲気下-78℃にてリチウムビス(トリメチルシリル)アミド-テトラヒドロフラン溶液(1.09 mol/L、1.29 mL)を滴下し、同温にて1時間撹拌した後、2,6-ジ-t-ブチルフェノール(331 mg)のテトラヒドロフラン(4 mL)溶液を滴下し、同温にて4時間撹拌した。反応混合物に塩化アンモニウム水溶液を加えて撹拌後、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜85:15)にて精製し、化合物6(308 mg)を無色粉体として得た。MS (APCI) :m/z 548 [M+NH4]+
(6)化合物6を、上記工程(3)及び(4)と同様に処理することで化合物7を無色粘体として得た。MS (APCI) :m/z 375 [M+H]+
(2)化合物2(3.64 g)のエタノール(30 mL)溶液に水酸化ナトリウム水溶液(2 mol/L、4.69 mL)を加え、室温にて3時間撹拌した。反応液を氷冷し、塩酸水(2 mol/L、4.69 mL)を加えて撹拌後、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄し、乾燥、減圧濃縮した。残渣をジイソプロピルエーテルおよびヘキサンの混合溶媒(混合比=1:2)にて粉末化、濾取後に乾燥することで化合物3(1.84 g)を無色粉体として得た。MS (ESI) :m/z 400 [M+H]+
(3)化合物3(300 mg)及び炭酸カリウム(207 mg)のN,N-ジメチルホルムアミド(2 mL)溶液に氷冷下ヨウ化メチル(70 μL)を加えた後、室温にて2時間撹拌した。反応混合物に水及び酢酸エチルを加え、有機層を分離した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=99:1〜91:9)にて精製し、化合物4(294 mg)を淡黄色粘体として得た。MS (ESI) :m/z 414 [M+H]+
(4)化合物4(288 mg)及び化合物5(499 mg)のジクロロメタン(3 mL)溶液に氷冷下、トリフルオロ酢酸(5.4 μL)を加え、室温にて2時間撹拌した後、化合物5(499 mg)及びトリフルオロ酢酸(10.8 μL)を追加して室温にてさらに1時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて撹拌後、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食潜水で洗浄、乾燥、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜75:25)にて精製し、化合物6(335 mg、61%)をシス体(ラセミ体)の無色粘体として得た。MS (ESI) :m/z 547 [M+H]+
(5)化合物6(330 mg)及び二炭酸ジ-t-ブチル(137 mg)のメタノール(5 mL)/テトラヒドロフラン(5 mL)溶液に10% パラジウム炭素(約50%含水、99 mg)を加え、水素雰囲気下(1 atm)、室温にて5時間撹拌した。パラジウム炭素を濾去した後、濾液を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜70:30)にて精製し、化合物7(315 mg)を無色粘体として得た。MS (ESI) :m/z 557 [M+H]+
(6)化合物7(240 mg)のメタノール(1 mL)/テトラヒドロフラン(4 mL)溶液に氷冷下、水素化ホウ素リチウム(37 mg)を加えて同温にて2時間撹拌した。反応混合物に塩化アンモニウム水溶液を加えて撹拌後、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=85:15〜60:40)にて精製し、化合物8(187 mg)を無色粘体として得た。MS (ESI) :m/z 529 [M+H]+
(7)化合物8(210 mg)及びヨウ化メチル(212 μL)のN,N-ジメチルホルムアミド(4 mL)溶液に氷冷下、水素化ナトリウム(60% in oil、19 mg)を加え、同温にて3時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液および水を加えて撹拌後、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜80:20)にて精製し、化合物9(200 mg)を無色粘体として得た。MS (APCI) :m/z 543 [M+H]+
(8)化合物9(195 mg)のメタノール(1 mL)溶液に塩酸−メタノール溶液(2 mol/L、2.7 mL)を加え、50℃にて3時間撹拌した。室温にて反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてアルカリ性とし、クロロホルムにて抽出した。得られた有機層を乾燥、減圧濃縮することで化合物10(133 mg)をシス体(ラセミ体)の無色粘体として得た。MS (ESI) :m/z 401 [M+H]+
(2)窒素雰囲気下、−78℃にてテトラヒドロフラン(1.1 mL)にn-ブチルリチウム−ヘキサン溶液(1.6 mol/L、1.4 mL)を加えた後、ジイソプロピルアミン(0.32 mL)を滴下し、氷冷下にて10分間撹拌した。-78℃にて反応液にイソ酪酸エチル(0.28 mL)を滴下して同温で30分間撹拌した。反応液に化合物2(750 mg)のテトラヒドロフラン(2 mL)溶液を滴下し、−78℃〜−40℃にて1時間撹拌した。氷冷下反応混合物に塩化アンモニウム水溶液を加えて撹拌後、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=100:0〜75:25)にて精製し、化合物3(816 mg)を黄色粘体として得た。MS (ESI) :m/z 517 [M+H]+
(3)化合物3(1.23 g)、ギ酸アンモニウム(1.31 g)及び10% パラジウム炭素(約50%含水、410 mg)のメタノール(24 mL)懸濁液をマイクロウェーブ照射下120をで15分間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、パラジウム炭素を濾去した後、濾液を減圧濃縮した。残渣に酢酸エチルを加え、不溶物を濾去した後、濾液を減圧濃縮した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=80:20〜0:100)にて精製し、化合物4(428 mg)を無色粉体(ラセミ体)として得た。MS (ESI) :m/z 441 [M+H]+
(4)化合物4(220 mg)およびトリメチルオキソニウムテトラフルオロボラート(148 mg)のジクロロメタン(5 mL)溶液を室温にて1時間半撹拌した。反応液を、0応に冷却したシアノ水素化ホウ素ナトリウム(314 mg)及び酢酸(0.29 mL)のメタノール(5 mL)溶液に滴下し、同温にて30分間撹拌後、室温にて5時間撹拌した。反応液を氷冷し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて撹拌後、クロロホルムにて抽出した。得られた有機層飽和食塩水で洗浄し、乾燥し、減圧濃縮した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:0〜90:10)にて精製し、化合物5(85 mg)をラセミ体の無色粘体として得た。MS (ESI) :m/z 427 [M+H]+
(2) 化合物3(6.2 g)のメタノール溶液(60 mL)に氷冷下水素化ホウ素ナトリウム(4.4 g)を加えた後、室温にて5時間撹拌した。反応混合物に水を加えて撹拌後、メタノールを室温にて減圧留去した。得られた水溶液にクロロホルムを加えて撹拌後、有機層を分離した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、乾燥して室温にて減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:0〜94:6)にて精製し、化合物4(3.65 g)を無色の液体として得た。 1H-NMR (CDCl3) δ 1.18 (s, 6H), 1.55-1.68 (m, 4H), 2.28 (t, J = 5.4 Hz, 1H), 3.20 (s, 3H), 3.64 (td, J = 5.7, 5.7 Hz, 2H)
(3)ジメチルスルホキシド(4.81 mL)のジクロロメタン溶液(40 mL)に、-78℃にてオキサリルクロリド(2.91 mL)のジクロロメタン溶液(60 mL)を滴下し、2分間撹拌した後、同温にて化合物4(3.64 g)及びピリジン(4.97 mL)のジクロロメタン溶液(30 mL)を滴下し、15分間撹拌した。同温にて反応混合物にトリエチルアミン(21.5 mL)のジクロロメタン溶液(15 mL)を滴下後、氷冷下1時間撹拌した。反応混合物に塩酸水(1 mol/L、240 mL)を加えて撹拌し、ジクロロメタンにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、乾燥して室温にて減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜75:25)にて精製し、化合物5(3.29 g)を淡黄色の液体として得た。1H-NMR (CDCl3) δ 1.16 (s, 6H), 1.82 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 2.49 (td, J = 7.5, 1.5 Hz, 2H), 3.15 (s, 3H), 9.78 (t, J = 1.8 Hz, 1H)
(2)化合物2(620 mg)のジクロロメタン(6.2 mL)溶液に1−クロロエチルクロロホルメイト(550 mg)を加えて加熱還流下で2時間撹拌した後、ジイソプロピルエチルアミン(998 μL)を加えて加熱還流下にてさらに1時間撹拌した。反応混合物を室温に放冷後、減圧濃縮して得られた残渣にメタノール(6.2 mL)を加えて加熱還流下にて30分間撹拌した。反応混合物を室温に放冷後、二炭酸ジ−t−ブチル(336 mg)を加えて室温にて1時間撹拌した。二炭酸ジ−t−ブチル(672 mg)及びジイソプロピルエチルアミン(998 μL)を追加して室温にて15時間撹拌した。反応混合物に水を加えて撹拌後、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄後、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=85:15〜70:30)にて精製し、化合物3(374 mg)を橙色粘体として得た。MS (APCI) :m/z 249 [M-Boc+H]+
(3)化合物3(365 mg)のメタノール(3.7 mL)溶液に水酸化ナトリウム水溶液(1.0 mol/L、1.3 mL)を加えて室温にて30分間撹拌した。反応混合物を氷冷し、塩酸水(1.0 mol/L、1.3 mL)を加えた後、酢酸エチルおよび水を加えて撹拌し、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄、乾燥、減圧濃縮することにより、化合物4(331 mg)を淡黄色粉体として得た。MS (APCI) :m/z 333 [M-H]-
(1)対応原料化合物を、前記参考例33と同様に処理することにより得られた化合物1(1.19 g)のテトラヒドロフラン(11.9 mL)溶液に塩酸水(1.0 mol/L、11.9 mL)を加えて室温にて16時間15分撹拌した後、40℃にて3時間45分撹拌した。室温に放冷後、反応混合物に水酸化ナトリウム水溶液(1.0 mol/L)を加えてアルカリ性(pH 8)にし、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=99:1〜95:5)にて精製し、化合物2(757 mg)を無色液体として得た。MS (ESI) :m/z 390 [M+H]+
(2)化合物2(376 mg)のエタノール(3.76 mL)溶液にオルトぎ酸トリエチル(715 mg)、フッ素化ホウ素リチウム(109 mg)を加えて室温にて1.5時間撹拌後、80℃にて43時間30分撹拌した。室温に放冷後、反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に加えて撹拌し、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄、乾燥、減圧濃縮した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=90:10〜80:20)にて精製し、化合物3(430 mg)を無色液体として得た。MS (APCI) :m/z 464 [M+H]+
(3)化合物3(425 mg)のジクロロメタン(4.3 mL)溶液に-63℃にてボラン−テトラヒドロフラン錯体−テトラヒドロフラン溶液(1 mol/L、1.0 mL)を加えた後、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(414 μL)を加えて同温にて1.5時間撹拌した。反応混合物にエタノール(1 mL)を加えた後、氷冷下にて飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて撹拌し、ジクロロメタンにて抽出した。得られた有機層を乾燥し、減圧濃縮した。残渣をメタノール(8.5 mL)に溶かし、10% パラジウム炭素(約50%含水、98 mg)を加えて撹拌後、セライト濾過し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=85:15〜60:40)にて精製し、化合物4(159 mg)を無色液体として得た。MS (ESI) :m/z 420 [M+H]+
(4)化合物4(425 mg)のエタノール(1.5 mL)溶液に水酸化ナトリウム水溶液(2.0 mol/L、906 μL)を加えて室温にて30分間、60℃にて1時間撹拌した。反応混合物に塩酸水(1.0 mol/L)を加えて中和した後、減圧濃縮することにより、化合物5(246 mg)を塩化ナトリウムを含む無色固体として得た。MS (ESI) :m/z 392 [M+H]+
(2)文献記載の手法(J. Med. Chem. 1996, 39, 314-322、WO2007/006760、J. Med. Chem. 2013, 56, 10003-10015、W2004/089307)と同様に製した化合物3(984 mg)のジクロロメタン(6 mL)溶液を45℃に加熱した化合物2(400 mg)、トリフルオロ酢酸(42μL)のジクロロメタン(6 mL)溶液に滴下し、同温にて3時間撹拌した。氷冷したクエン酸水溶液(クエン酸10 g+水100 mL)に室温まで放冷した反応液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。得られた有機層を飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄後、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=50:50〜0:100)にて精製し、化合物4をラセミ体(シス体)の淡黄色液体(522 mg)として得た。MS (APCI) :m/z 392 [M+H]+
(3)化合物4(520 mg)のエタノール(10 mL)溶液に水酸化ナトリウム水溶液(2 mol/L、1328 μL)を加えて70℃にて20時間攪拌した。室温に冷却後、反応混合物に塩酸水(2 mol/L、1328 μL)を加えて撹拌、減圧濃縮し、化合物5を塩化ナトリウムを含んだラセミ体(シス体)の無色粉体(656 mg)として得た。MS (APCI) :m/z 378 [M+H]+
(2)化合物2(320 mg)と化合物3(310 mg)を参考例1と同様に処理することで、化合物4(529 mg)を灰色粉体として得た。MS (APCI) :m/z 331 [M+H]+
(3)化合物4(520 mg)と化合物5(1121 mg)を参考例1と同様に処理することで、化合物6(439 mg)を淡黄色液体として得た。MS (APCI) :m/z 464 [M+H]+
(4)化合物6(435 mg)を参考例49と同様に処理することで、化合物7を、塩化リチウムを含んだ無色の粉体(307 mg)として得た。MS (APCI) :m/z 319 [M+H]+
(5)化合物7(75 mg)と化合物8(80 mg)を参考例49と同様に処理することで、化合物9(116 mg)を無色液体として得た。MS (APCI) :m/z 701 [M+H]+
(6)化合物9(113 mg)を参考例49と同様に処理することで、化合物10(85 mg)を無色液体として得た。MS (APCI) :m/z 611 [M+H]+
(2)化合物3(129 mg)と塩酸−メタノール溶液(2 mol/L, 449 μL)の混合物を室温にて17時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮することで化合物4(117 mg)を淡黄色粉体として得た。MS (ESI) :m/z 618 [M+H]+
(2)化合物3(13.24 g)のジクロロメタン(201 mL)溶液を氷冷後、トリクロロイソシアヌル酸(9.23 g)、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−オキシル(624 mg)を加え、同温にて1時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて撹拌後、クロロホルムにて抽出した。得られた有機層を塩酸水(0.5 mol/L)で洗浄し、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=97:3〜85:15)にて精製し、化合物4をラセミ体の無色液体(13.22 g)として得た。MS (APCI) :m/z 330 [M+H]+
(3)ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド−トルエン溶液(1.0 mol/L、10 mL)のテトラヒドロフラン(30 mL)溶液を-78℃に冷却し、化合物4(3.0 g)のテトラヒドロフラン(6 mL)溶液を滴下して同温にて1時間撹拌した後、N−フェニルビス(トリフルオロメタンスルホンイミド)(4.89 g)のテトラヒドロフラン(12 mL)溶液を滴下し、室温で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて撹拌後、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル100:0〜95/5)およびNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル98:2〜90/10)にて精製し、化合物5(3.57 g)を無色粘体として得た。MS (APCI) :m/z 462 [M+H]+
(4)化合物5(3.57 g)の1,4−ジオキサン(36 mL)溶液にビス(ピナコラート)ジボロン(2.36 g)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタン付加物(318 mg)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(216 mg)及び酢酸カリウム(2.28 g)を加えて100℃にて1時間撹拌した。反応混合物を室温まで放冷し、化合物6(3.16 g)、炭酸ナトリウム水溶液(2 mol/L、11.6 mL)を加えて100℃にて1.5時間撹拌した。反応混合物を室温まで放冷して水を加えて撹拌後、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄後、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜80:20)およびNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜80:20)にて精製し、化合物7(2.55 g)を無色粉体として得た。MS (APCI) :m/z 641 [M+H]+
(5)化合物7(2.54 g)のテトラヒドロフラン(10 mL)溶液にテトラブチルアンモニウムフルオリド−テトラヒドロフラン溶液(1 mol/L、4.36 mL)を加え、室温にて15時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて撹拌後、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄後、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=80:20〜60:40)およびNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=80:20〜50:50)にて精製し、化合物8(2.01 g)を無色粉体として得た。MS (APCI) :m/z 527 [M+H]+
(6)化合物8(1.0 g)のジクロロメタン(35 mL)溶液にクラブトリー触媒(31 mg)を加えて水素雰囲気下(1 atm)、室温にて16時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=85:15〜65:35)にて精製し、化合物9(518 mg)をトランス体(ラセミ体)の淡黄色粉体として得た。MS (APCI) :m/z 529 [M+H]+
(7)化合物9(511 mg)のテトラヒドロフラン(5.1 mL)溶液に氷冷下、ヨウ化メチル(604 μL)及び水素化ナトリウム(60% in oil、46 mg)を加えて室温にて4時間撹拌した。反応混合物に水を加えて撹拌後、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄後、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜80:20)にて精製し、化合物10(433 mg)をトランス体(ラセミ体)の淡黄色粘体として得た。MS (APCI) :m/z 543 [M+H]+
(8)化合物10(427 mg)に塩酸−メタノール溶液(2 mol/L、8.5 mL)を加えて50℃にて3時間撹拌した。溶媒を減圧留去後、残渣をクロロホルムで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてアルカリ性とし、クロロホルムにて抽出した。得られた有機層を乾燥、減圧濃縮し、化合物11(329 mg)をトランス体(ラセミ体)の淡黄色粘体として得た。MS (APCI) :m/z 401 [M+H]+
参考例152の中間体は以下の手法で合成した。
(2)化合物2(6.43 g)のテトラヒドロフラン(130 mL)溶液にジイソプロピルエチルアミンを加えた後、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド(3.84 g)を滴下し、室温にて30分間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて撹拌後、酢酸エチルにて抽出し、乾燥、減圧濃縮した。残渣のテトラヒドロフラン(130 mL)溶液に1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン(5.0 mL)を加えて70℃にて30分間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮後、酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて撹拌し、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜80:20)にて精製し、化合物3(5.59 g)を無色液体として得た。MS (APCI) :m/z 287 [M+NH4]+
(3)化合物3(5.58 g)のエタノール(112 mL)溶液に10% パラジウム炭素(約50%含水、560 mg)を加え、水素雰囲気下(1 atm)室温にて5時間撹拌した。パラジウム炭素を濾去した後、濾液を減圧濃縮し、化合物4(5.37 g)をラセミ体の無色液体として得た。MS(APCI) : m/z 272 [M+H]+
(4)化合物4(5.36 g)の1,4−ジオキサン(15 mL)溶液に塩酸−1,4−ジオキサン溶液(4 mol/L, 15 mL)を加えて室温にて23時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、ジエチルエーテルで粉末化して濾取、減圧乾燥することで化合物5を無色粉体として得た。MS(APCI) : m/z 172 [M+H]+
(2)化合物2(376 mg)のクロロホルム(5 mL)溶液に氷冷下にてN−ブロモスクシンイミド(320 mg)を加えて室温で14時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に加えて撹拌後、ジクロロメタンにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=90:10〜75:25)にて精製し、化合物3(663 mg)を淡黄色液体として得た。MS (APCI) :m/z 435/437 [M+H]+
(3)化合物3(660 mg)を前記参考例115と同様に処理することで、化合物4(602 mg)を無色粉体として得た。MS (APCI) :m/z 491 [M+H]+
(4)化合物4(590 mg)を前記参考例115と同様に処理することで、化合物5(500 mg)を淡黄色液体として得た。MS (APCI) :m/z 391 [M+H]+
(2)化合物2(1000 mg)、化合物3(714 μL)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(138 mg)、(±)−2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(188 mg)及びt−ブトキシナトリウム(581 mg)のトルエン(10 mL)溶液を窒素雰囲気下100℃にて15時間撹拌した。室温に放冷後、反応混合物をセライト濾過して得られた濾液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて撹拌し、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄後、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=90:10〜70:30)にて精製し、化合物4(1070 mg)を無色液体として得た。MS (ESI) :m/z 451 [M+H]+
(3)化合物4(1070 mg)のエタノール(7.9 mL)溶液に、10% パラジウム炭素(約50%含水、214 mg)を加え、水素雰囲気下(1 atm)6.5時間撹拌した。パラジウム炭素を濾去した後、濾液を濃縮することにより、化合物5(798 mg)を黄色粘体として得た。MS (ESI) :m/z 361 [M+H]+
(4)化合物5(400 mg)、ピリジン(449 μL)のジクロロメタン(5.5 mL)溶液を氷冷し、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(280 μL)を加えた後、同温で1時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて撹拌後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液および飽和食塩水で洗浄後、乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=90:10〜70:30)にて精製した。得られた化合物(537 mg)の1,4−ジオキサン(3.6 mL)/水(364 μL)溶液に4−メトキシカルボニルフェニルボロン酸(294 mg)、炭酸ナトリウム(347 mg)及びジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタン付加物(45 mg)を加え、100℃にて19.5時間撹拌した。反応混合物を室温に放冷し、酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて撹拌後、酢酸エチルにて抽出した。得られて有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=90:10〜70:30)にて精製し、化合物6(410 mg)を無色液体として得た。MS (ESI) :m/z 479 [M+H]+
(5)化合物6(101 mg)と塩酸−メタノール溶液(2 mol/L, 1.01 mL)の混合物を室温にて13.5時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮することで化合物7(88 mg)を無色粉体として得た。MS (ESI) :m/z 379 [M+H]+
(2)化合物3(2.9 g)と化合物4(3.3 mL)を前記参考例105と同様に処理することで、化合物5(2.8 g)を黄色粘体として得た。MS (ESI) :m/z 429 [M+H]+
(3)前記参考例101と同様に処理することで、化合物5より化合物6(48mg)を無色粘体として得た。MS (ESI) :m/z 502 [M+H]+
(4)化合物6(48 mg)と塩酸−メタノール溶液(2 mol/L, 479 μL)の混合物を室温にて18時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮することで化合物7(45 mg)を無色粘体として得た。MS (ESI) :m/z 402 [M+H]+
(2)化合物1(1070 mg)のエタノール(7.9 mL)溶液に、10% パラジウム炭素(約50%含水、222 mg)を加え、水素雰囲気下(1 atm)3時間撹拌した。パラジウム炭素を濾去した後、濾液を濃縮することにより、化合物2(496 mg)を無色粘体として得た。MS (ESI) :m/z 374 [M-H]-
(3)化合物2(200 mg)、化合物3(126 mg)、アゾジカルボン酸ジイソプロピル(309 μL)、トリフェニルホスフィン(419 mg)のテトラヒドロフラン(2.7 mL)溶液にを室温にて24時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和塩化アンモニウム水溶液にて洗浄後、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=90:10〜70:30)にて精製し、化合物4(183 mg)を無色粘体として得た。MS (ESI) :m/z 516 [M+H]+
(4)化合物4(180 mg)と塩酸−メタノール溶液(2 mol/L, 873 μL)の混合物を室温にて6.5時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮することで化合物5(157 mg)を無色粉体として得た。MS (ESI) :m/z 416 [M+H]+
(2)化合物2(2.09 g)及び二炭酸ジ-t-ブチル(2.03 g)のメタノール(42 mL)溶液に撹拌下、10% パラジウム炭素(約50%含水、625 mg)を加え、水素雰囲気下(1 atm)室温にて1.5時間撹拌した。パラジウム炭素を濾去した後、濾液を濃縮することで化合物3(2.33 g)を淡黄色粘体として得た。MS (APCI) :m/z 232 [M+H]+
(3)化合物3(2.33 g)およびt−ブチルジメチルシリルクロライド(1.67 g)のN,N−ジメチルホルムアミド(47 mL)溶液に氷冷下にてトリエチルアミン(2.10 mL)を加え、室温にて72時間撹拌した。反応混合物に水および酢酸エチルを加えて撹拌後、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水および飽和食塩水で洗浄後に乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=90:10〜70:30)にて精製し、化合物4(1.99 g)を無色粘体として得た。MS (APCI) :m/z 346 [M+H]+
(4)化合物4(1.99 g)のジクロロメタン(30 mL)溶液を氷冷後、トリクロロイソシアヌル酸(1.34 g)、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−オキシル(90 mg)を加え、同温にて30分間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて撹拌後、ジクロロメタンにて抽出した。得られた有機層を乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜80:20)にて精製し、化合物5(1.67 g)を無色粘体として得た。MS (APCI) :m/z 344 [M+H]+
(5)ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド−トルエン溶液(1 mol/L、5.3 mL)のテトラヒドロフラン(50 mL)溶液を-78℃に冷却し、化合物5(1.67 g)のテトラヒドロフラン(10 mL)溶液を滴下して同温にて40分間撹拌した後、N−フェニルビス(トリフルオロメタンスルホンイミド)(2.60 g)のテトラヒドロフラン(7 mL)溶液を加え、室温で2時間撹拌した。反応混合物に氷冷下にて飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて撹拌後、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル98:2〜93/7)にて精製し、化合物6と化合物7の混合物を無色粘体(2.43 g)として得た。MS (APCI) :m/z 476 [M+H]+
(6)化合物6と化合物7の混合物(2.43 g)の1,4−ジオキサン(24 mL)溶液にビス(ピナコラート)ジボロン(1.55 g)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタン付加物(416 mg)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(282 mg)及び酢酸カリウム(1.50 g)を加えて100℃にて1時間撹拌した。反応混合物を室温まで放冷し、化合物8(2.08 g)、炭酸ナトリウム水溶液(2 mol/L、7.63 mL)を加えて85℃にて17時間撹拌した。反応混合物を室温まで放冷して水を加えて撹拌後、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄後、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=98:2〜92:8)にて精製し、化合物9と化合物10の混合物を無色粉体(1.50 g)として得た。MS (APCI) :m/z 655 [M+H]+
(7)化合物9と化合物10の混合物(1.49 g)のテトラヒドロフラン(7.5 mL)溶液にテトラブチルアンモニウムフルオリド−テトラヒドロフラン溶液(1 mol/L、3.4 mL)を加え、室温にて1.5時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて撹拌後、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄後、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=80:20〜60:40)およびNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=80:20〜60:40)にて精製し、化合物11と化合物12の混合物を無色粉体(1.53 g)として得た。MS (APCI) :m/z 541 [M+H]+
(8)化合物11と化合物12の混合物(1.17 g)のメタノール(23 mL)溶液に撹拌下、10% パラジウム炭素(約50%含水、350 mg)を加え、水素雰囲気下(1 atm)室温にて89時間撹拌した。パラジウム炭素を濾去した後、濾液を濃縮することで化合物13をジアステレオマー混合物の無色粉体(1.15 g)として得た。MS (APCI) :m/z 543 [M+H]+
(9)化合物13(1.23 g)のN,N−ジメチルホルムアミド(25 mL)溶液にヨウ化メチル(1.41 mL)を加えた後、氷冷下にて水素化ナトリウム(60% in oil、109 mg)を加えて室温にて21時間撹拌した。反応混合物に水を加えて撹拌後、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水および飽和食塩水で洗浄後、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜80:20)にて精製し、化合物14(683 mg)を無色粉体として、化合物15(164 mg)を無色粘体として得た。MS (APCI) :いずれもm/z 557 [M+H]+ TLC(ヘキサン:酢酸エチル=80:20)にて化合物14のRf値≒0.55、化合物15のRf値≒0.50(TLCプレートはMerck KGaA社製 1.05715.0001 TLC Silica gel 60 F254を使用した)。化合物1の立体構造および1D NOESYスペクトルより、化合物14が表記の立体構造であることを確認した。
(10)化合物14(500 mg)に塩酸−メタノール溶液(2 mol/L、5 mL)を加えて50℃にて4時間撹拌した。塩酸−メタノール溶液(2 mol/L、2 mL)を追加して60℃にて2時間撹拌した。溶媒を減圧留去後、残渣をクロロホルムで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてアルカリ性とし、クロロホルムにて抽出した。得られた有機層を乾燥、減圧濃縮し、化合物16(367 mg)を無色粘体として得た。MS (APCI) :m/z 415 [M+H]+
(11)化合物15(149 mg)に塩酸−メタノール溶液(2 mol/L、4 mL)を加えて60℃にて5時間撹拌した。硫酸(0.15 mL)を追加して60℃にて2時間撹拌した。溶媒を減圧留去後、残渣をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてアルカリ性とし、ジクロロメタンにて抽出した。得られた有機層を乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:0〜90:10)にて精製し、化合物17(80.4 mg)を無色粘体として得た。MS (APCI) :m/z 415 [M+H]+
(2)化合物3(1.29 g)のテトラヒドロフラン(9 mL)溶液に氷冷下にて臭化イソプロピルマグネシウムのテトラヒドロフラン溶液(2 mol/L, 2.1 mL)を加え、室温にて2時間撹拌した。反応混合物を再度氷冷し、ヨウ化銅(62 mg)および化合物2(600 mg)のテトラヒドロフラン(4 mL)溶液を加え、室温にて17時間撹拌した。反応混合物を氷冷し、塩酸水(1.0 mol/L)を加えて撹拌後、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、乾燥、減圧濃縮した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=70:30〜40:60)にて精製し、化合物4(2.52 g)をトランス体(ラセミ体)の淡黄色粉体として得た。MS (APCI) :m/z 338 [M-Boc+H]+
(3)化合物4(460 mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(4.6 mL)溶液に氷冷下にてヨウ化メチル(262 μL)および水素化ナトリウム(60% in oil, 50 mg)を加え、室温にて2時間撹拌した。反応混合物に水を加えて撹拌後、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜80:20)にて精製し、化合物5(362 mg)をトランス体(ラセミ体)の無色粘体として得た。MS (APCI) :m/z 352 [M-Boc+H]+
(4)化合物5(355 mg)のメタノール(4 mL)/テトラヒドロフラン(2 mL)溶液に撹拌下、10% パラジウム炭素(約50%含水、106 mg)を加え、水素雰囲気下(1 atm)室温にて15時間撹拌した。パラジウム炭素を濾去した後、濾液を濃縮することで化合物6(280 mg)をトランス体(ラセミ体)の無色粉体として得た。MS (APCI) :m/z 262 [M-Boc+H]+
(5)化合物6(275 mg)及び化合物7を参考例82と同様に処理することで、化合物8(293 mg)をトランス体(ラセミ体)の無色粉体として得た。MS (APCI) :m/z 380 [M-Boc+H]+
(6)化合物8(287 mg)を前記参考例115と同様に処理することで、化合物9(215 mg)をトランス体(ラセミ体)の淡黄色液体として得た。MS (APCI) :m/z 380 [M+H]+
(2)化合物2(118 mg)のトルエン(3 mL)溶液を-78℃に冷却し、水素化ジイソブチルアルミニウム−トルエン溶液(1.01 mol/L, 674 μL)を加えて同温にて1時間撹拌後、室温にて2時間撹拌した。反応混合物を氷冷し、1規定塩酸水を加えて撹拌後、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を乾燥後、減圧濃縮した。得られた粗体のテトラヒドロフラン(4 mL)/水(1 mL)溶液に氷冷下にて水素化ホウ素ナトリウム(12 mg)を加えて同温にて10分間撹拌した。反応混合物に塩化アンモニウム水溶液を加えて撹拌後、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=70:30〜40:60)にて精製し、化合物3(59 mg)を無色粉体として得た。MS (APCI) :m/z 338/340 [M-Boc+H]+
(3)化合物3(87 mg)を前記参考例115と同様に処理することで、化合物4(71 mg)を淡黄色粘体として得た。MS (APCI) :m/z 352/354 [M-Boc+H]+
(4)化合物4(69 mg)を前記参考例115と同様に処理することで、化合物5(79 mg)を淡黄色粘体として得た。MS (APCI) :m/z 408 [M-Boc+H]+
(5)化合物5(78 mg)を前記参考例115と同様に処理することで、化合物6(77 mg)を淡黄色粘体として得た。MS (APCI) :m/z 408 [M+H]+
実験例1 MCR アゴニスト測定(cAMP測定)
(1)細胞の培養方法
ヒトMC1Rアゴニスト活性測定にはヒトメラノーマ細胞株HBLを用いた。HBLの培養:10%FCS、Penicillin-streptomycin を含むF-10 Nutrient Mixture を用いて培養した。
(2)cAMPアッセイおよびデータの算出
各濃度の化合物溶液をcAMPアッセイバッファー(10mM HEPES、0.1%BSAを含むHBSS(Hank's Balanced Salt Solution))と混和し、96 wellプレートに分注した。HBLは5×104 / mLとなるように0.5 mM IBMXを含むcAMPアッセイバッファーに懸濁し、上記96 wellプレートに分注後に混和し、37℃ 30分間静置後、細胞内cAMP濃度を Envisionを用いた蛍光法により測定した(ex. 320 nm,em. 590 nmおよび665 nm)。得られたデータはratio値(665 nm測定値 / 590 nm測定値 × 10000)から、Prism 5.02を用いてcAMP濃度の定量値を算出し、induction %値(vehicleのcAMP濃度平均値を0%、αMSHの10-6 MでのcAMP濃度平均値を100%としたときの各サンプルの%)を算出し、EC50値およびIntrinsic Activity(IA)%値を計算した。結果を下記表50に示す。
Claims (24)
- 下式〔I〕
R1は置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよい脂肪族複素環基、置換されていてもよく部分的に水素化されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、又は置換されていてもよいカルバモイル基を表し;
R2はハロゲン原子、アルキル基、又は置換されていてもよいアルコキシ基を表し;
R3は置換されていてもよいアリール基で置換されたアルキル基、又は置換されていてもよいヘテロアリール基で置換されたアルキル基であり、かつ;
R4は水素原子、又はアルキル基であるか、あるいは;
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に、部分的に二重結合を含んでいてもよく置換されていてもよい含窒素脂肪族複素環を形成する〕
で示されるピロリジン誘導体、又はその薬理的に許容し得る塩〔但し、下式(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、及び(f):
- 環Aが置換されていてもよいアリール基、又は置換されていてもよいヘテロアリール基であり、
ここにおいて、置換されていてもよいアリール基、及び置換されていてもよいヘテロアリール基における置換基は、ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜3個の基であり;
R1が置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよい脂肪族複素環基、置換されていてもよく部分的に水素化されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、又は1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基であり、
ここにおいて、置換されていてもよいアルキル基における置換基は、ハロゲン原子;水酸基;オキソ基;シアノ基;シクロアルキル基;アルコキシ基;アルカノイル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基;脂肪族複素環基;ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、及びアルコキシアルキル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基;アルキルスルホニル基;脂肪族複素環スルホニル基;及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜3個の基であり、
また、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよい脂肪族複素環基、置換されていてもよく部分的に水素化されていてもよいアリール基、及び置換されていてもよいヘテロアリール基における置換基は、ハロゲン原子;水酸基;オキソ基;シアノ基;アルキル基;ハロアルキル基;シクロアルキル基;アルコキシ基;ヒドロキシアルキル基;アルコキシアルキル基;アルカノイル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基;脂肪族複素環基;ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、及びアルコキシアルキル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基;アルキルスルホニル基;脂肪族複素環スルホニル基;及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜3個の基であり;
R2がハロゲン原子、アルキル基、又はアルコキシ基であり;
R3が置換されたアリール基で置換されたアルキル基、又は置換されたヘテロアリール基で置換されたアルキル基であり、
ここにおいて、置換されたアリール基、及び置換されたヘテロアリール基における置換基は、カルボキシル基で置換されていてもよい脂肪族複素環基であり、該アリール基及び該ヘテロアリール基はさらにハロアルキル基で置換されていてもよく、かつ;
R4が水素原子、又はアルキル基であるか、あるいは;
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に式〔II〕
環Cはアリール基、又はヘテロアリール基を表し、
R5及びR6は各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、シアノアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、カルボキシル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、及びアルコキシ基からなる群より選ばれる基を表し;
R7は置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいシクロアルケニル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、置換されていてもよい脂肪族複素環基、置換されていてもよいアルコキシ基、カルボキシル基で置換されていてもよい1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基を表し、
ここにおいて、置換されていてもよいアルキル基における置換基は、水酸基;オキソ基;シアノ基;アルコキシ基;アルカノイル基;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;カルボキシル基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基;水酸基、又はオキソ基で置換されていてもよいヘテロアリール基;1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい脂肪族複素環基;アルキル基(該アルキル部分は水酸基、アルコキシ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び水酸基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基;アルキルスルホニル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニルアミノカルボニル基;アルキルスルホニルアミノカルボニル基;及び、アルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基であり、
また、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいシクロアルケニル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、置換されていてもよい脂肪族複素環基、及び置換されていてもよいアルコキシ基における置換基は、水酸基;オキソ基;シアノ基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基;アルコキシ基;アルカノイル基;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;カルボキシル基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基;水酸基、又はオキソ基で置換されていてもよいヘテロアリール基;1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい脂肪族複素環基;アルキル基(該アルキル部分は水酸基、アルコキシ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び水酸基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基;アルキルスルホニル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニルアミノカルボニル基;アルキルスルホニルアミノカルボニル基;及び、アルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基であり;
R8及びR9は各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、及びハロアルコキシ基からなる群より選ばれる基を表す)で示される基を形成する、
請求項1に記載の医薬組成物。 - 環Aが置換されていてもよいアリール基、又は置換されていてもよいヘテロアリール基であり、
ここにおいて、置換されていてもよいアリール基、及び置換されていてもよいヘテロアリール基における置換基は、ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜3個の基であり、
環Aで表される置換されていてもよいアリール基のアリール部分は、単環又は二環式のアリールであり、
環Aで表される置換されていてもよいヘテロアリール基のヘテロアリール部分は、酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より独立して選ばれる1〜4個の異項原子を含む5〜10員単環又は二環式のヘテロアリールであり;
R1が置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよい脂肪族複素環基、置換されていてもよく部分的に水素化されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、又は1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基であり、
ここにおいて、置換されていてもよいアルキル基における置換基は、ハロゲン原子;水酸基;オキソ基;シアノ基;シクロアルキル基;アルコキシ基;アルカノイル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基;酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より独立して選ばれる1〜2個の異項原子を含む、4〜7員単環式脂肪族複素環基;ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、及びアルコキシアルキル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基;アルキルスルホニル基;脂肪族複素環スルホニル基;及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜3個の基であり、
また、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよい脂肪族複素環基、置換されていてもよく部分的に水素化されていてもよいアリール基、及び置換されていてもよいヘテロアリール基における置換基は、ハロゲン原子;水酸基;オキソ基;シアノ基;アルキル基;ハロアルキル基;シクロアルキル基;アルコキシ基;ヒドロキシアルキル基;アルコキシアルキル基;アルカノイル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基;酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より独立して選ばれる1〜2個の異項原子を含む、4〜7員単環式脂肪族複素環基;ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、及びアルコキシアルキル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基;アルキルスルホニル基;脂肪族複素環スルホニル基;及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜3個の基であり、
さらにR1上に置換する、脂肪族複素環カルボニル基、及び脂肪族複素環スルホニル基における脂肪族複素環部分は、少なくとも1個の窒素原子を含み、さらに酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より選ばれる1個の異項原子を含んでいてもよい4〜7員単環式脂肪族複素環であり、
R1で表される置換されていてもよい脂肪族複素環基における脂肪族複素環部分は、酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より独立して選ばれる1〜2個の異項原子を含む、4〜7員単環式脂肪族複素環であり、
R1で表される置換されていてもよいヘテロアリール基におけるヘテロアリール部分は、酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より独立して選ばれる1〜4個の異項原子を含む、5〜6員単環式ヘテロアリールであり;
R2がハロゲン原子、アルキル基、又はアルコキシ基であり;
R3が置換されたアリール基で置換されたアルキル基であり、
ここにおいて、置換されたアリール基における置換基は、カルボキシル基で置換されていてもよい脂肪族複素環基(ここにおいて、脂肪族複素環基は酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より独立して選ばれる1〜2個の異項原子を含む4〜8員単環又は二環式脂肪族複素環基である)、及びハロアルキル基であり、かつ;
R4が水素原子、又はアルキル基であるか、あるいは;
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に式〔II〕で表される基を形成し、
式〔II〕中、環Bが、式〔II〕に示されている窒素原子の他に、さらに酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より選ばれる1個の異項原子を含んでいてもよく、部分的に二重結合を含んでいてもよい、4〜8員単環又は二環式脂肪族複素環基であり、
環Cが単環式アリール基、又は酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より独立して選ばれる1〜4個の異項原子を含む、5〜6員単環式ヘテロアリール基であり、
R5及びR6が各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、シアノアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、カルボキシル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、及びアルコキシ基からなる群より選ばれる基であり、
R7が置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいシクロアルケニル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、置換されていてもよい脂肪族複素環基、置換されていてもよいアルコキシ基、カルボキシル基で置換されていてもよい1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基であり、
ここにおいて、置換されていてもよいアルキル基における置換基は、水酸基;オキソ基;シアノ基;アルコキシ基;アルカノイル基;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;カルボキシル基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基;水酸基、又はオキソ基で置換されていてもよいヘテロアリール基;1〜2個のオキソ基で置換されていてもよく、酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より独立して選ばれる1〜2個の異項原子を含む、4〜7員単環式脂肪族複素環基;アルキル基(該アルキルは水酸基、アルコキシ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び水酸基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基;アルキルスルホニル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニルアミノカルボニル基;アルキルスルホニルアミノカルボニル基;及び、アルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基であり、
また、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいシクロアルケニル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、置換されていてもよい脂肪族複素環基、及び置換されていてもよいアルコキシ基における置換基は、水酸基;オキソ基;シアノ基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基;アルコキシ基;アルカノイル基;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;カルボキシル基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基;水酸基、又はオキソ基で置換されていてもよいヘテロアリール基;1〜2個のオキソ基で置換されていてもよく、酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より独立して選ばれる1〜2個の異項原子を含む、4〜7員単環式脂肪族複素環基;アルキル基(該アルキルは水酸基、アルコキシ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び水酸基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基;アルキルスルホニル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニルアミノカルボニル基;アルキルスルホニルアミノカルボニル基;及び、アルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基であり、
さらにR7上に置換する脂肪族複素環カルボニル基における脂肪族複素環部分は、少なくとも1個の窒素原子を含み、さらに酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より選ばれる1個の異項原子を含んでいてもよい4〜7員単環式脂肪族複素環であり、
R7上に置換するヘテロアリール基は酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より独立して選ばれる1〜4個の異項原子を含む5〜6員単環式ヘテロアリール基であり、
R7で表される置換されていてもよいヘテロアリール基におけるヘテロアリール部分は、酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より独立して選ばれる1〜4個の異項原子を含む、5〜6員単環式ヘテロアリールであり、
R7で表される置換されていてもよい脂肪族複素環基における脂肪族複素環部分は、酸素原子、硫黄原子、及び窒素原子からなる群より独立して選ばれる1〜2個の異項原子を含む、4〜8員単環又は二環式脂肪族複素環であり、
R8及びR9が各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、及びハロアルコキシ基からなる群より選ばれる基である、
請求項1又は2のいずれか一項に記載の医薬組成物。 - 環Aが置換されていてもよいアリール基、又は置換されていてもよいヘテロアリール基であり、
ここにおいて、置換されていてもよいアリール基、及び置換されていてもよいヘテロアリール基における置換基は、ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基であり、
環Aで表される置換されていてもよいアリール基におけるアリール部分は、フェニル及びナフチルからなる群より選ばれる基であり、
環Aで表される置換されていてもよいヘテロアリール基におけるヘテロアリール部分は、ピロリル、フラニル、チエニル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、チアジニル、トリアジニル、インドリル、イソインドリル、及びベンゾイミダゾリルからなる群より選ばれる基であり;
R1が置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよい脂肪族複素環基、置換されていてもよく、部分的に水素化されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、又は1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基であり、
ここにおいて、置換されていてもよいアルキル基における置換基は、ハロゲン原子;水酸基;オキソ基;シアノ基;シクロアルキル基;アルコキシ基;アルカノイル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基;脂肪族複素環基;ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、及びアルコキシアルキル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基;アルキルスルホニル基;脂肪族複素環スルホニル基;及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基であり、
また、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよい脂肪族複素環基、置換されていてもよく部分的に水素化されていてもよいアリール基、及び置換されていてもよいヘテロアリール基における置換基は、ハロゲン原子;水酸基;オキソ基;シアノ基;アルキル基;ハロアルキル基;シクロアルキル基;アルコキシ基;ヒドロキシアルキル基;アルコキシアルキル基;アルカノイル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基;脂肪族複素環基;ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、及びアルコキシアルキル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基;アルキルスルホニル基;脂肪族複素環スルホニル基;及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基であり、
さらにR1上に置換する脂肪族複素環基はアゼチジニル基、ピロリジニル基、テトラヒドロフラニル基、イミダゾリニル基、チアゾリジニル基、イソチアゾリジニル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、テトラヒドロピラニル基、ホモピペラジニル基、及びホモモルホリニル基からなる群より選ばれる基であり、
R1上に置換する、脂肪族複素環カルボニル基、及び脂肪族複素環スルホニル基における脂肪族複素環部分は、アゼチジニル、ピロリジニル、イミダゾリニル、チアゾリジニル、イソチアゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペラジニル、及びホモモルホリニルからなる群より選ばれる基であり、
R1で表される置換されていてもよく部分的に水素化されていてもよいアリール基におけるアリール部分は、フェニル、ナフチル、ジヒドロフェニル、インダニル、及びテトラヒドロナフチルからなる群より選ばれる基であり、
R1で表される置換されていてもよい脂肪族複素環基における脂肪族複素環部分は、アゼチジニル、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、イミダゾリニル、チアゾリジニル、イソチアゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、テトラヒドロピラニル、ホモピペラジニル、及びホモモルホリニルからなる群より選ばれる基であり、
R1で表される置換されていてもよいヘテロアリール基におけるヘテロアリール部分は、ピロリル、フラニル、チエニル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、チアジニル、及びトリアジニルからなる群より選ばれる基であり;
R2がハロゲン原子、アルキル基、又はアルコキシ基であり;
R3が置換されたアリール基で置換されたアルキル基であり、
ここにおいて、置換されたアリール基における置換基は、カルボキシル基で置換されていてもよい脂肪族複素環基(ここにおいて、脂肪族複素環基はアゼチジニル基、ピロリジニル基、テトラヒドロフラニル基、イミダゾリニル基、チアゾリジニル基、イソチアゾリジニル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、テトラヒドロピラニル基、ホモピペラジニル基、ホモモルホリニル基、3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル基、及びオクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロリル基からなる群より選ばれる基である)、及びハロアルキル基であり、かつ;
R4が水素原子、又はアルキル基であるか、あるいは;
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に式〔II〕で表される基を形成し、
式〔II〕中、環Bが、アゼチジニル基、ピロリジニル基、イミダゾリニル基、チアゾリジニル基、イソチアゾリジニル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、テトラヒドロピリジニル基、ホモピペラジニル基、ホモモルホリニル基、3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル基、及びオクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロリル基からなる群より選ばれる基であり、
環Cがフェニル基、ピロリル基、フラニル基、チエニル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ピリジニル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、チアジニル基、及びトリアジニル基からなる群より選ばれる基であり、
R5及びR6が各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、シアノアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、カルボキシル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、及びアルコキシ基からなる群より選ばれる基であり、
R7が置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいシクロアルケニル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、置換されていてもよい脂肪族複素環基、置換されていてもよいアルコキシ基、カルボキシル基で置換されていてもよい1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基であり、
ここにおいて、置換されていてもよいアルキル基における置換基は、水酸基;オキソ基;シアノ基;アルコキシ基;アルカノイル基;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;カルボキシル基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基;水酸基、又はオキソ基で置換されていてもよいヘテロアリール基;1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい脂肪族複素環基;アルキル基(該アルキルは水酸基、アルコキシ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び水酸基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基;アルキルスルホニル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニルアミノカルボニル基;アルキルスルホニルアミノカルボニル基;及び、アルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基であり、
また、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいシクロアルケニル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール基、置換されていてもよい脂肪族複素環基、及び置換されていてもよいアルコキシ基における置換基は、水酸基;オキソ基;シアノ基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基;アルコキシ基;アルカノイル基;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;カルボキシル基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基;水酸基、又はオキソ基で置換されていてもよいヘテロアリール基;1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい脂肪族複素環基;アルキル基(該アルキルは水酸基、アルコキシ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び水酸基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基;アルキルスルホニル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基;1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニルアミノカルボニル基;アルキルスルホニルアミノカルボニル基;及び、アルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基であり、
さらに、R7上に置換する脂肪族複素環カルボニル基における脂肪族複素環部分は、アゼチジニル、ピロリジニル、イミダゾリニル、チアゾリジニル、イソチアゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペラジニル、及びホモモルホリニルからなる群より選ばれる基であり、
R7上に置換するヘテロアリール基は、ピロリル基、フラニル基、チエニル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ピリジニル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、チアジニル基、及びトリアジニル基からなる群より選ばれる基であり、
R7上に置換する脂肪族複素環基は、アゼチジニル基、ピロリジニル基、テトラヒドロフラニル基、イミダゾリニル基、チアゾリジニル基、イソチアゾリジニル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、テトラヒドロピラニル基、ホモピペラジニル基、及びホモモルホリニル基からなる群より選ばれる基であり、
R7で表される置換されていてもよいヘテロアリール基におけるヘテロアリール部分は、ピロリル、フラニル、チエニル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、チアジニル、及びトリアジニルからなる群より選ばれる基であり、
R7で表される置換されていてもよい脂肪族複素環基の脂肪族複素環部分は、アゼチジニル、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、イミダゾリニル、チアゾリジニル、イソチアゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、テトラヒドロピラニル、ホモピペラジニル、ホモモルホリニル、3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル、及びオクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロリルから選ばれる基であり、
R8及びR9が各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、及びハロアルコキシ基からなる群より選ばれる基である、
請求項1〜3のいずれか一項に記載の医薬組成物。 - 環Aがハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、フェニル基又はナフチル基であるか、又は、ハロゲン原子及びアルコキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいヘテロアリール基であり、
ここにおいて、ヘテロアリール基はピロリル基、フラニル基、チエニル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ピリジニル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、チアジニル基、トリアジニル基、インドリル基、イソインドリル基、及びベンゾイミダゾリル基からなる群より選ばれる基であり、
R1が
(1)ハロゲン原子;水酸基;シクロアルキル基;アルコキシ基;脂肪族複素環基;ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、及びアルコキシアルキル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基;脂肪族複素環スルホニル基;及び1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、アルキル基
(ここにおいて、脂肪族複素環基は、アゼチジニル基、ピロリジニル基、テトラヒドロフラニル基、イミダゾリニル基、チアゾリジニル基、イソチアゾリジニル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、テトラヒドロピラニル基、ホモピペラジニル基、及びホモモルホリニル基からなる群より選ばれる基であり、
脂肪族複素環カルボニル基、及び脂肪族複素環スルホニル基における脂肪族複素環部分は、アゼチジニル、ピロリジニル、イミダゾリニル、チアゾリジニル、イソチアゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペラジニル、及びホモモルホリニルからなる群より選ばれる基である)、
(2)ハロゲン原子、水酸基、オキソ基、シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、単環式シクロアルキル基、
(3)水酸基で置換されていてもよい、アダマンチル基、
(4)アルキル基、ヒドロキシアルキル基、ハロアルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はアゼチジニル基、ピロリジニル基、テトラヒドロフラニル基、イミダゾリニル基、チアゾリジニル基、イソチアゾリジニル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、テトラヒドロピラニル基、ホモピペラジニル基、及びホモモルホリニル基からなる群より選ばれる基である)、
(5)フェニル基、ナフチル基、ジヒドロフェニル基、インダニル基、及びテトラヒドロナフチル基からなる群より選ばれる基、
(6)シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、及びカルバモイル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、ヘテロアリール基
(ここにおいて、ヘテロアリール基はピロリル基、フラニル基、チエニル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ピリジニル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、チアジニル基、及びトリアジニル基からなる群より選ばれる基である)、
(7)カルバモイル基、又は
(8)モノ−アルキルカルバモイル基であり、
R2がハロゲン原子、アルキル基、又はアルコキシ基であり、
R3が置換されたフェニル基で置換されたアルキル基であり、ここにおいて、置換されたフェニル基の置換基は、カルボキシル基で置換された脂肪族複素環基(ここにおいて、脂肪族複素環基はアゼチジニル基、ピロリジニル基、テトラヒドロフラニル基、イミダゾリニル基、チアゾリジニル基、イソチアゾリジニル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、テトラヒドロピラニル基、ホモピペラジニル基、ホモモルホリニル基、3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル基、及びオクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロリル基からなる群より選ばれる基である)、及びハロアルキル基であり、かつ
R4がアルキル基であるか、
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に式〔II〕で表される基を形成し、
式〔II〕中、環Bがアゼチジニル基、イミダゾリニル基、チアゾリジニル基、イソチアゾリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、テトラヒドロピリジニル基、ホモピペラジニル基、ホモモルホリニル基、3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル基、又はオクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロリル基からなる群より選ばれる基であり、かつ、R5及びR6が共に水素原子を表すか、
環Bがピペリジニル基であり、かつ、R5及びR6が各々、水素原子、シアノ基、及びアルコキシアルキル基からなる群より独立して選ばれる基であるか、あるいは
環Bがピロリジニル基であり、かつ、R5及びR6が各々、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、シアノアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、カルボキシル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、及びアルコキシ基からなる群より独立して選ばれる基であり、
環Cがフェニル基、ピロリル基、フラニル基、チエニル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ピリジニル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、チアジニル基、及びトリアジニルからなる群より選ばれる基であり、
R7が
(1)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルキル基、
(2)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルケニル基、
(3)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基、
(4)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルケニル基、
(5)カルボキシル基で置換されていてもよい、フェニル基、
(6)カルボキシル基、又はカルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基で置換されていてもよい、ヘテロアリール基
(ここにおいて、ヘテロアリール基はピロリル基、フラニル基、チエニル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ピリジニル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、チアジニル基、及びトリアジニル基からなる群より選ばれる基である)、
(7)水酸基;オキソ基;シアノ基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基;アルコキシ基;アルカノイル基;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;アルキル基(該アルキルは水酸基、アルコキシ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び水酸基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基;アルキルスルホニルアミノカルボニル基;カルボキシル基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基(ここにおいて、脂肪族複素環はアゼチジニル、ピロリジニル、イミダゾリニル、チアゾリジニル、イソチアゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペラジニル、及びホモモルホリニルからなる群より選ばれる基である);アルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基;1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい脂肪族複素環基(ここにおいて、脂肪族複素環基はアゼチジニル基、ピロリジニル基、テトラヒドロフラニル基、イミダゾリニル基、チアゾリジニル基、イソチアゾリジニル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、テトラヒドロピラニル基、ホモピペラジニル基、及びホモモルホリニル基からなる群より選ばれる基である);アルキルスルホニル基;ヘテロアリール基(ここにおいて、ヘテロアリール基はピロリル基、フラニル基、チエニル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ピリジニル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、チアジニル基、及びトリアジニル基からなる群より選ばれる基である);及び1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はアゼチジニル基、ピロリジニル基、テトラヒドロフラニル基、イミダゾリニル基、チアゾリジニル基、イソチアゾリジニル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、テトラヒドロピラニル基、ホモピペラジニル基、ホモモルホリニル基、3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル基、及びオクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロリル基からなる群より選ばれる基である)、
(8)シアノ基;カルボキシル基;水酸基、又はオキソ基で置換されていてもよいヘテロアリール基(ここにおいて、ヘテロアリール基はピロリル基、フラニル基、チエニル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ピリジニル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、チアジニル基、及びトリアジニル基からなる群より選ばれる基である);1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニルアミノカルボニル基;及びアルキルスルホニルアミノカルボニル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、アルコキシ基、
(9)カルボキシル基で置換されていてもよい1〜2個のアルキル基で置換されていてもよい、アミノ基、又は
(10)カルバモイル基であり、
R8及びR9が各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、及びハロアルコキシ基からなる群より選ばれる基である、
請求項1〜4のいずれか一項に記載の医薬組成物。 - 環Aがハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、フェニル基であるか、又は、ハロゲン原子及びアルコキシ基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、ピリジニル基であり;
R1が
(1)ハロゲン原子;水酸基;3〜7員単環式シクロアルキル基;アルコキシ基;テトラヒドロピラニル基;ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、及びアルコキシアルキル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい脂肪族複素環カルボニル基(ここにおいて、脂肪族複素環はピロリジニル、ピペリジニル、及びモルホリニルからなる群より選ばれる基である);ピロリジニルスルホニル基;及び1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、アルキル基、
(2)ハロゲン原子、水酸基、オキソ基、シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基、
(3)水酸基で置換されていてもよい、アダマンチル基、
(4)アルキル基、ヒドロキシアルキル基、ハロアルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はテトラヒドロフラニル基、テトラヒドロピラニル基、及びピペリジニル基からなる群より選ばれる基である)、
(5)インダニル基、
(6)シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、及びカルバモイル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、ヘテロアリール基
(ここにおいて、ヘテロアリール基はピリダジニル基、ピリジニル基、及びピリミジニル基からなる群より選ばれる基である)、
(7)カルバモイル基、又は
(8)モノ−アルキルカルバモイル基であり;
R2がハロゲン原子、C1-3アルキル基、又はアルコキシ基であり;
R3が置換されたフェニル基で置換されたアルキル基であり、ここにおいて、置換されたフェニル基の置換基は、カルボキシル基で置換されたピペリジニル基、及びハロアルキル基であり、かつ;
R4がアルキル基であるか、あるいは;
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に式〔II〕で表される基を形成し、
式〔II〕中、環Bがアゼチジニル基、テトラヒドロピリジニル基、ピペラジニル基、ホモピペラジニル基、及びオクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロリル基からなる群より選ばれる基であり、かつ、R5及びR6が共に水素原子を表すか、
環Bがピペリジニル基であり、かつ、R5及びR6が各々、水素原子、シアノ基、及びアルコキシアルキル基からなる群より独立して選ばれる基であるか、あるいは
環Bがピロリジニル基であり、かつ、R5及びR6が各々、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、シアノアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、カルボキシル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、及びアルコキシ基からなる群より独立して選ばれる基であり、
環Cがフェニル基、又はピリジニル基であり、
R7が
(1)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルキル基、
(2)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルケニル基、
(3)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基、
(4)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルケニル基、
(5)カルボキシル基で置換されていてもよい、フェニル基、
(6)カルボキシル基、又はカルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基で置換されていてもよい、ヘテロアリール基
(ここにおいて、ヘテロアリール基はオキサゾリル基及びピラゾリル基からなる群より選ばれる基である)、
(7)水酸基;オキソ基;シアノ基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基;アルコキシ基;アルカノイル基;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;アルキル基(該アルキルは水酸基、アルコキシ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び水酸基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基;アルキルスルホニルアミノカルボニル基;カルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニルカルボニル基;アルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基;1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい脂肪族複素環基(ここにおいて、脂肪族複素環基はピロリジニル基及びイソチアゾリジニル基からなる群より選ばれる基である);アルキルスルホニル基;テトラゾリル基;及び1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はアゼチジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、ピペラジニル基、及び3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル基からなる群より選ばれる基である)、
(8)シアノ基;カルボキシル基;水酸基、又はオキソ基で置換されていてもよいヘテロアリール基(ここにおいて、ヘテロアリール基はイソオキサゾリル基、オキサジアゾリル基、及びテトラゾリル基からなる群より選ばれる基である);1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニルアミノカルボニル基;及びアルキルスルホニルアミノカルボニル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、アルコキシ基、
(9)カルボキシル基で置換されていてもよい1〜2個のアルキル基で置換されていてもよい、アミノ基、又は
(10)カルバモイル基であり、
R8及びR9が各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、及びハロアルコキシ基からなる群より選ばれる基である、
請求項1〜5のいずれか一項に記載の医薬組成物。 - R1が
(1)ハロゲン原子、水酸基、オキソ基、シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基;
(2)水酸基で置換されていてもよい、アダマンチル基;又は
(3)アルキル基、ヒドロキシアルキル基、ハロアルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はテトラヒドロフラニル基、テトラヒドロピラニル基、及びピペリジニル基からなる群より選ばれる基である)である、
請求項1〜7のいずれか一項に記載の医薬組成物。 - R1がハロゲン原子、水酸基、オキソ基、シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基である、
請求項1〜9のいずれか一項に記載の医薬組成物。 - 環Aがハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、フェニル基であり;
R1がハロゲン原子、水酸基、オキソ基、シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基であり;
R2がハロゲン原子、又はアルコキシ基であり;
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に式〔II〕で表される基を形成し、
式〔II〕中、環Bがピロリジニル基であり、かつ、R5及びR6が各々、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、シアノアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、カルボキシル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、及びアルコキシ基からなる群より独立して選ばれる基であり、
環Cがフェニル基であり、
R7が
(1)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルキル基、
(2)カルボキシル基で置換されていてもよい、アルケニル基、
(3)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基、
(4)カルボキシル基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルケニル基、
(5)カルボキシル基で置換されていてもよい、フェニル基、
(6)カルボキシル基、又はカルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基で置換されていてもよい、ヘテロアリール基
(ここにおいて、ヘテロアリール基はオキサゾリル基、及びピラゾリル基からなる群より選ばれる基である)、
(7)水酸基;オキソ基;シアノ基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基;アルコキシ基;アルカノイル基;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;アルキル基(該アルキルは水酸基、アルコキシ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び水酸基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基;アルキルスルホニルアミノカルボニル基;カルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニルカルボニル基;アルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基;1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい脂肪族複素環基(ここにおいて、脂肪族複素環基はピロリジニル基及びイソチアゾリジニル基からなる群より選ばれる基である);アルキルスルホニル基;テトラゾリル基;及び1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はアゼチジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、ピペラジニル基、及び3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル基からなる群より選ばれる基である)、
(8)シアノ基;カルボキシル基;水酸基、又はオキソ基で置換されていてもよいヘテロアリール基(ここにおいて、ヘテロアリール基はイソオキサゾリル基、オキサジアゾリル基、及びテトラゾリル基からなる群より選ばれる基である);1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニルアミノカルボニル基;及びアルキルスルホニルアミノカルボニル基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、アルコキシ基、
(9)カルボキシル基で置換されていてもよい1〜2個のアルキル基で置換されていてもよい、アミノ基、又は
(10)カルバモイル基であり、
R8及びR9が各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、及びハロアルコキシ基からなる群より選ばれる基である、
請求項1〜10のいずれか一項に記載の医薬組成物。 - 環Aがハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、フェニル基であり;
R1がハロゲン原子、水酸基、オキソ基、シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、及びアルキレンオキシ基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基であり;
R2がハロゲン原子、又はアルコキシ基であり;
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に式〔II〕で表される基を形成し、
式〔II〕中、環Bがピロリジニル基であり、かつ、R5及びR6が各々、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、シアノアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、カルボキシル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、及びアルコキシ基からなる群より独立して選ばれる基であり、
環Cがフェニル基であり、
R7が水酸基;オキソ基;シアノ基;カルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基;アルコキシ基;アルカノイル基;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;アルキル基(該アルキルは水酸基、アルコキシ基、又はカルボキシル基で置換されていてもよい)、及び水酸基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいカルバモイル基;アルキルスルホニルアミノカルボニル基;カルボキシル基で置換されていてもよいピロリジニルカルボニル基;アルキル基、アルカノイル基、及びアルキルスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基;1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい脂肪族複素環基(ここにおいて、脂肪族複素環基はピロリジニル基及びイソチアゾリジニル基からなる群より選ばれる基である);アルキルスルホニル基;テトラゾリル基;及び1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基からなる群より独立して選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい、脂肪族複素環基
(ここにおいて、脂肪族複素環基はアゼチジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、ピペラジニル基、及び3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル基からなる群より選ばれる基である)であり、
R8及びR9が各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、ハロアルキル基、及びハロアルコキシ基からなる群より選ばれる基である、
請求項11に記載の医薬組成物。 - 環Aがアルコキシ基で置換されていてもよいフェニル基であり、
R1がアルキル基;脂肪族複素環基(ここにおいて、脂肪族複素環基はテトラヒドロフラニル基、テトラヒドロピラニル基、及びピペリジニル基からなる群より選ばれる基である);アルコキシ基及びシアノ基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい、3〜7員単環式シクロアルキル基;又はアルキル基で置換されていてもよい、ヘテロアリール基(ここにおいて、ヘテロアリール基はピリダジニル基、ピリジニル基、及びピリミジニル基からなる群より選ばれる基である)であり、
R2がハロゲン原子、又はアルコキシ基であり、
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に式〔II〕
環Bがアゼチジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、テトラヒドロピリジニル基、及びピペラジニル基からなる群より選ばれ、かつR5及びR6が水素原子であるか、あるいは、
環Bがピロリジニル基であり、かつR5がアルコキシアルキル基であり、R6が水素原子、又はハロゲン原子であり、
環Cがフェニル基であり、
R7がカルボキシル基で置換された脂肪族複素環基(ここにおいて、脂肪族複素環基はアゼチジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、ピペラジニル基、及び3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル基からなる群より選ばれる基である)であり、
R8がハロゲン原子、又はハロアルキル基であり、
R9が水素原子である、
請求項1〜7のいずれか一項に記載の医薬組成物。 - 環Aがアルコキシ基で置換されていてもよいフェニル基であり、
R1がテトラヒドロピラニル基;又は、アルコキシ基及びシアノ基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい5〜6員単環式シクロアルキル基であり、
R2がハロゲン原子、又はアルコキシ基であり、
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に式〔II〕
環Bがピロリジニル基であり、かつR5がアルコキシアルキル基であり、R6が水素原子、又はハロゲン原子であり、
環Cがフェニル基であり、
R7がカルボキシル基で置換されたピペリジニル基であり、
R8がハロゲン原子、又はハロアルキル基であり、
R9が水素原子である、
請求項13に記載の医薬組成物。 - 環Aがアルコキシ基で置換されていてもよいフェニル基であり、
R1がアルコキシ基及びシアノ基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよい5〜6員単環式シクロアルキル基であり、
R2がハロゲン原子、又はアルコキシ基であり、
R3及びR4が互いに末端で結合し、これらが結合する窒素原子と共に式〔II〕
環Bがピロリジニル基であり、かつR5がアルコキシアルキル基であり、R6が水素原子、又はハロゲン原子であり、
環Cがフェニル基であり、
R7がカルボキシル基で置換されたピペリジニル基であり、
R8がハロゲン原子、又はハロアルキル基であり、
R9が水素原子である、
請求項14に記載の医薬組成物。 - 1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-1-(trans-4-エトキシシクロヘキシル)-3-メトキシ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(エトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)-1-(2-メチルピリジン-4-イル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)-1-(2-メチルピリミジン-4-イル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{5-フルオロ-2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-1-(trans-4-エトキシシクロヘキシル)-3-メトキシ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-1-(trans-4-シアノシクロヘキシル)-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,4S)-1-{[(3R,4R)-1-(trans-4-エトキシシクロヘキシル)-3-メトキシ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-フルオロ-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,4R)-1-{[(3R,4R)-1-(trans-4-エトキシシクロヘキシル)-3-メトキシ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-1-シクロヘキシル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-1-シクロペンチル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,4R)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)-1-(2-メチルピリジン-4-イル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,4S)-4-フルオロ-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{5-クロロ-2-[(3S,4R)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,4R)-4-(シアノメチル)-1-{[(3R,4R)-1-シクロペンチル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,4R)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-[2-(1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}ピペリジン-4-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェニル]ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,4R)-1-{[(3R,4R)-1-シクロペンチル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;及び
1-{2-[(3S)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸
からなる群より選ばれる化合物又はその薬理的に許容し得る塩を有効成分とする医薬組成物。 - 1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-1-(trans-4-エトキシシクロヘキシル)-3-メトキシ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(エトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{5-フルオロ-2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-1-(trans-4-エトキシシクロヘキシル)-3-メトキシ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-1-(trans-4-シアノシクロヘキシル)-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,4S)-1-{[(3R,4R)-1-(trans-4-エトキシシクロヘキシル)-3-メトキシ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-フルオロ-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,4R)-1-{[(3R,4R)-1-(trans-4-エトキシシクロヘキシル)-3-メトキシ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-1-シクロヘキシル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-1-シクロペンチル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,4S)-4-フルオロ-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{5-クロロ-2-[(3S,4R)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,4R)-4-(シアノメチル)-1-{[(3R,4R)-1-シクロペンチル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,4R)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-[2-(1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}ピペリジン-4-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェニル]ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,4R)-1-{[(3R,4R)-1-シクロペンチル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;及び
1-{2-[(3S)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸
からなる群より選ばれる化合物又はその薬理的に許容し得る塩を有効成分とする医薬組成物。 - 1-{5-フルオロ-2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-1-(trans-4-エトキシシクロヘキシル)-3-メトキシ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,5S)-1-{[(3R,4R)-1-シクロペンチル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-5-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,4S)-4-フルオロ-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{5-クロロ-2-[(3S,4R)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;
1-{2-[(3S,4R)-1-{[(3R,4R)-3-フルオロ-1-(trans-4-メトキシシクロヘキシル)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸;及び
1-{2-[(3S,4R)-1-{[(3R,4R)-1-シクロペンチル-3-フルオロ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル]カルボニル}-4-(メトキシメチル)ピロリジン-3-イル]-5-(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン-4-カルボン酸
からなる群より選ばれる化合物又はその薬理的に許容し得る塩を有効成分とする医薬組成物。 - 線維化抑制剤である、請求項1〜18のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- メラノコルチン受容体1の活性化により病態の改善が見込まれる各種の疾患及び/又は症状の予防又は治療、或いはこれら疾患の予後改善に使用される、請求項1〜18のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 関節リウマチ、痛風性関節炎、変形性関節症,炎症性腸疾患、全身性強皮症、乾癬、線維症、プロトポルフィリン症、全身性エリテマトーデス、黒色腫、皮膚癌、白斑症、脱毛、白髪、疼痛、虚血/再かん流傷害、脳の炎症性疾患、肝炎、敗血症/敗血症性ショック、腎炎、移植、HIV疾患の増悪、血管炎、ブドウ膜炎、網膜色素変性症、加齢黄斑変性、微生物感染、セリアック病、ネフローゼ症候群、又はメラノーマ浸潤の予防又は治療剤である、請求項1〜18のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 全身性強皮症、乾癬、プロトポルフィリン症、黒色腫、皮膚癌、白斑症、脱毛、白髪、ネフローゼ症候群、網膜色素変性症、又は加齢黄斑変性の予防又は治療剤である、請求項1〜18のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 全身性強皮症、プロトポルフィリン症、黒色腫、白斑症、ネフローゼ症候群、網膜色素変性症、又は加齢黄斑変性の予防又は治療剤である、請求項1〜18のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- プロトポルフィリン症が赤芽球性プロトポルフィリン症である、請求項21〜23のいずれか一項に記載の医薬組成物。
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