JP2017105565A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】長いシートを搬送する場合において、シートに搬送ローラから無理な力が掛からないようにして、再搬送機構において良好にシートを搬送することを目的とする。【解決手段】両面印刷のための再搬送機構10を有するカラープリンタ1である。再搬送機構10は、第1シートおよび第1シートよりも幅が狭い第2シートを搬送可能な第1搬送ローラ58と、第1搬送ローラ58よりも搬送方向上流側に配置され、第1シートの面の幅方向の両端部をガイドする一対のガイド部と、当該一対のガイド部の間に配置され第1シートおよび第2シートのうち第2シートのみを通過させる開口部(貫通孔218)と、を有して第1シートを第1搬送経路54Cに案内するとともに開口部を通過した第2シートを第2搬送経路54Dに案内する第1ガイド部材210と、第2搬送経路54Dに配置され、第2シートを搬送可能な第2搬送ローラ57とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、両面印刷機能を備える画像形成装置に関する。
一般に、表面に画像が形成されたシートの表裏を反転させた状態で当該シートを画像形成部へ再度搬送する再搬送機構(両面ユニット)を備える画像形成装置が知られている(特許文献1)。この両面ユニットにおいては、シートが斜めに搬送される場合に、搬送ローラの搬送経路に対する左右の傾きを調節することができるようになっている。
特開2012−101904号公報
しかしながら、両面ユニットの搬送ローラの左右の傾きを調節すると、A4などの長いシートを搬送した場合に、傾きを調節した搬送ローラと、その上流または下流の搬送ローラの2つでシートをニップする時間が長いため、搬送ローラからシートに幅方向への力が掛かることがある。このため、搬送ローラとシートのスリップが大きくなったり、シートが予期せぬ回転をしたり、斜行をしたりするおそれがあった。
そこで、本発明は、長いシートを搬送する場合において、シートに搬送ローラから無理な力が掛からないようにして、再搬送機構において安定してシートを搬送することを目的とする。
前記課題を解決する本発明は、画像形成部と、当該画像形成部から搬出されて第1面に画像が形成されたシートを、当該第1面の裏側の第2面に画像形成するため、画像形成部に再度搬送する再搬送機構とを備える画像形成装置である。
この画像形成装置において、再搬送機構は、第1シートと、搬送方向に直交する幅方向の大きさが第1シートよりも小さい第2シートとを搬送可能な再搬送経路を構成し、当該再搬送経路は第1搬送経路と当該第1搬送経路から分岐した第2搬送経路とを含む。
また、再搬送機構は、再搬送経路において第1搬送路が第2搬送経路と合流する位置よりも搬送方向下流側に配置され、第1シートおよび第2シートを搬送可能な第1搬送ローラと、第1搬送ローラよりも搬送方向上流側に配置され、第1シートの面の幅方向の両端部をガイドする一対のガイド部と、当該一対のガイド部の間に配置され第1シートおよび第2シートのうち第2シートのみを通過させる開口部と、を有して第1シートを第1搬送経路に案内するとともに開口部を通過した第2シートを第2搬送経路に案内する第1ガイド部材と、第2搬送経路に配置され、第2シートを搬送可能な第2搬送ローラとを備える。
この構成によると、幅方向の大きさが小さく搬送方向の長さが短いことが想定される第2シートは第2搬送経路を通るので、第1搬送ローラと第2搬送ローラの両方で搬送される。一方、幅方向の大きさが大きく搬送方向の長さが長いことが想定される第1シートは第1搬送経路を通るため、第2搬送ローラに搬送されることなく、第1搬送ローラによって搬送される。このため、すべてのサイズのシートを第1搬送ローラと第2搬送ローラの両方で搬送する場合に比較して、長さが長いシートを2つのローラでニップしながら搬送する時間を短くすることができるので、第1搬送ローラと第2搬送ローラの搬送方向が完全に揃っていなかったとしても、ローラからシートに無理な力を掛からないので、シートを安定して搬送することができる。
本発明によれば、長いシートを搬送する場合において、シートに搬送ローラから無理な力が掛からないようにして、再搬送機構において安定してシートを搬送することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例としてのカラープリンタの構成を示す図である。 第1ガイド部材とリアカバーを示す斜視図である。 再搬送ユニットを示す斜視図である。 再搬送ユニットを分解して示す斜視図である。 再搬送ユニットを上から見た平面図である。 A4サイズの用紙を搬送する状態を示す拡大断面図である。 はがきサイズの用紙を搬送する状態を示す拡大断面図である。 リアカバーを開いた状態を示す拡大断面図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
以下の説明において、方向は、カラープリンタ1の使用時のユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1において、紙面に向かって左側を「前側(手前側)」、紙面に向かって右側を「後側(奥側)」とし、紙面に向かって奥側を「左側」、紙面に向かって手前側を「右側」とする。また、紙面に向かって上下方向を「上下方向」とする。
図1に示すように、カラープリンタ1は、シートの一例としてのシートSの両面に画像を形成可能な装置であり、装置本体2内に、給紙部3と、画像形成部4と、搬送部5とを主に備えている。なお、装置本体2の後側には、下端のヒンジ2Cを中心に回動して開閉可能なカバーの一例としてのリアカバー2Aが配置されている。
給紙部3は、装置本体2内の下部に設けられており、シートSを収容する給紙トレイ31と、手差し給紙部31Bと、給紙機構32とを主に備えている。給紙トレイ31または手差し給紙部31Bに供給されたシートSは、給紙機構32によって画像形成部4に供給される。なお、給紙トレイ31および手差し給紙部31Bに供給されたシートSは、幅方向両端部の位置を規制する図示しないサイドガイドによりカラープリンタ1の画像形成範囲の幅方向中央に位置決めされる。これにより、シートSは、幅方向の中央に寄せて給紙されるようになっている。また、給紙トレイ31は、装置本体2に対して前方に引き出すことによって取り外すことが可能となっており、後方に押し込むことによって装着することが可能となっている。
画像形成部4は、給紙部3から搬送されてくるシートSに画像を形成するための構成であり、露光ユニット41と、4つのプロセスユニット42と、転写ユニット43と、定着ユニット44とを主に備えている。
露光ユニット41は、装置本体2内の上部に設けられ、図示しないレーザ光源と、符号を省略して示すポリゴンミラー、複数のレンズおよび複数の反射鏡とを主に備えている。画像データに基づいてレーザ光源から出射されたレーザ光は、ポリゴンミラーや反射鏡で反射され、レンズを通過して、各感光体ドラム42Aの表面で高速走査される。
プロセスユニット42は、給紙トレイ31と露光ユニット41との間で前後に並んで配置され、感光体ドラム42Aと、帯電器42Bと、符号を省略して示す現像ローラ、供給ローラ、層厚規制ブレードおよびトナー(現像剤)を収容するトナー収容部とを主に備えている。各プロセスユニット42は、トナー収容部内に収容されるトナーの色が相違するのみであり、構成は略同一である。
転写ユニット43は、給紙トレイ31とプロセスユニット42との間に設けられ、符号を省略して示す駆動ローラと従動ローラの間で張設された無端状の搬送ベルト43Aと、4つの転写ローラ43Bとを主に備えている。搬送ベルト43Aは、外側の面が各感光体ドラム42Aに接しており、その内側には各転写ローラ43Bが各感光体ドラム42Aとの間で搬送ベルト43Aを挟持するように配置されている。
定着ユニット44は、プロセスユニット42の後方に設けられ、加熱ローラ44Aと、加熱ローラ44Aと対向配置されて加熱ローラ44Aを押圧する加圧ローラ44Bとを主に備えている。
画像形成部4では、感光体ドラム42Aの表面が、帯電器42Bにより一様に帯電された後、露光ユニット41からのレーザ光によって露光されることで、感光体ドラム42A上に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、トナー収容部内のトナーは、供給ローラを介して現像ローラに供給され、現像ローラと層厚規制ブレードの間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ上に担持される。
そして、現像ローラ上に担持されたトナーが、静電潜像が形成された感光体ドラム42Aに供給されることで、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム42A上にトナー像が形成される。その後、給紙部3から供給されたシートSが、感光体ドラム42Aと搬送ベルト43A(転写ローラ43B)の間を搬送されることで、各感光体ドラム42A上に形成されたトナー像がシートS上に順次重ね合わせて転写される。
トナー像が転写されたシートSは、加熱ローラ44Aと加圧ローラ44Bの間を搬送されることでトナー像が熱定着される。以上のようにして、シートSに画像を形成することができる。画像が形成されたシートSは、搬出ローラ45によって定着ユニット44(画像形成部4)から搬送経路51に搬出される。
搬送部5は、画像形成部4から搬出されたシートSを装置本体2の外部に排出する排出機構50と、画像形成部4により第1面に画像が形成されたシートSの裏側の第2面に画像形成するため、シートSの表裏を反転させた状態で当該シートSを画像形成部4へ再度搬送する再搬送機構10とを有している。
排出機構50は、用紙の搬送を案内するガイドによって形成される搬送経路51と、排出ローラ52と、前後に揺動可能に構成されたフラッパ53とを主に備えている。
再搬送機構10は、第1ガイド部材210と、第1ガイド部材210の前側に配置された前側ガイド部材220と、装置本体2の下に固定された再搬送ユニット100とを含んで再搬送経路54を構成している。また、再搬送機構10は、再搬送経路54内でシートSを搬送する複数の搬送ローラ57〜59を備えている。
搬送経路51は、装置本体2内の後部に設けられており、後方に揺動したフラッパ53(実線参照)の前方付近から上方に向けて延びた後、進路を前方へ湾曲させるように延びている。
排出ローラ52は、正逆回転可能に構成されており、正回転時には画像形成部4から搬出されたシートSを装置本体2の外部に向けて排出し、逆回転時にはシートSを装置本体2内に引き込むように搬送する。
再搬送経路54は、装置本体2内の後部から下部にわたって設けられており、前方に揺動したフラッパ53(鎖線参照)の後方付近から下に向かってシートを搬送するための下向き搬送経路54Aと、下向き搬送経路54Aの下端から水平方向に前に向かってシートを搬送するための水平搬送経路54Bとを含んでいる。また、再搬送経路54の下向き搬送経路54Aは、A4やA4ロング、リーガルサイズなどの大きい第1シートが通過する第1搬送経路54Cと、第1搬送経路54Cから分岐した、第1シートよりも搬送方向に直交する幅方向(左右方向)の大きさが小さい、はがきやA5サイズなどの第2シートのみが通過する第2搬送経路54Dとを含む。水平搬送経路54Bの前端は、給紙機構32の搬送経路に接続している。
搬送部5では、画像形成が終了した場合に、画像形成部4から搬出されたシートSが搬送経路51に搬送され、正回転する排出ローラ52によって装置本体2の外部に排出され、排紙トレイ22上に載置される。また、シートSの第2面に画像を形成する場合には、シートSの全体が装置本体2の外部に完全に排出される前に排出ローラ52が逆回転され、シートSが再度装置本体2内に引き戻され、搬送経路51から再搬送経路54に搬送される。その後、シートS(破線参照)は、搬送ローラ57〜59によって再搬送経路54を搬送され、給紙機構32によって再び画像形成部4に搬送される。
なお、画像形成部4において第2面に画像が形成されたシートSは、画像形成部4から搬送経路51に搬出され、正回転する排出ローラ52によって装置本体2の外部に排出されて排紙トレイ22上に載置される。
ここで、再搬送機構10の詳細な構成を説明する。
第1ガイド部材210と第2搬送ローラ57は、下向き搬送経路54Aに配置されている。第1ガイド部材210は、前側ガイド部材220とともに下向き搬送経路54AでシートSを案内する。図2に示すように、第1ガイド部材210は、中央部を後側に切り起こしてなる板金からなり、水平搬送経路54Bの第1搬送ローラ58(図1参照)よりも搬送方向上流側に配置されている。第1ガイド部材210は、A4などの幅方向の大きさが大きい第1シートS1の面の幅方向の両端部をガイドする一対のガイド部211と、一対のガイド部211の搬送方向上流側同士を連結する上流側連結部212と、一対のガイド部211の搬送方向下流側同士を連結する下流側連結部213と、上流側連結部212から一対のガイド部211の間を通って下方に延出した延出部215とを有する。一対のガイド部211は、下方へいくにつれて前側に位置するように傾斜している。一対のガイド部211の間には第1ガイド部材210の素材から延出部215を切り起こしたことで形成された開口部の一例としての貫通孔218が配置されている。貫通孔218は、第1シートS1は通ることはできないが、第1シートS1よりも小さい幅を有する、例えば、はがきサイズの第2シートS2は通過することができる大きさに形成されている。第1ガイド部材210は、2つのネジ219により、リアカバー2Aの内側面に保持されている。
このような第1ガイド部材210により、再搬送経路54(下向き搬送経路54A)は、第1ガイド部材210の上流側の部分から、一対のガイド部211によって前側に案内された第1シートS1が第1搬送経路54Cを通り、貫通孔218を通過した第2シートS2が、第2搬送経路54Dを通るようになっている。
第2搬送ローラ57は、第2搬送経路54Dに配置されている。第2搬送ローラ57は、第2シートS2を搬送可能な位置、例えば、幅方向における中央に配置されている。第2搬送ローラ57は、駆動力が入力される駆動ローラと、当該駆動ローラに追従して回転する従動ローラの対によりなる。第2搬送ローラ57のうち、駆動ローラおよび従動ローラの一方のローラ57Aは、リアカバー2Aの内側面に設けられた一対のローラ支持部2Eにより保持されており、他方のローラ57Bは、第1ガイド部材210に設けられたローラ支持部219により保持されている。なお、本実施形態においては、他方のローラ57Bは第1ガイド部材210を介してリアカバー2Aに保持させた形態としているが、リアカバー2Aに保持させずに、装置本体2の他の部分に保持させてもよい。
第2搬送ローラ57の前側は、第1ガイド部材210の下流側連結部213で覆われており、これにより、第1搬送経路54Cを通る第1シートS1が第2搬送ローラ57に接触しないようになっている。
図1に示すように、再搬送ユニット100は、給紙トレイ31の下に設けられ、水平搬送経路54Bの後側部分を構成している。
図3に示すように、再搬送ユニット100は、平たい形状を有しており、装置本体2に対して下側から固定されている。前記した給紙トレイ31は、このように固定された再搬送ユニット100と装置本体2に対して前側から着脱可能となっている(図示省略)。
図4に示すように、再搬送ユニット100は、第2ガイド部材110と、第1搬送ローラ58および2つの下流側搬送ローラ59とを主に備えている。
第1搬送ローラ58は、再搬送経路54において第1搬送経路54Cが第2搬送経路54Dと合流する位置よりも搬送方向下流側に配置され、かつ、水平搬送経路54Bに配置されている(図1参照)。また、第1搬送ローラ58および下流側搬送ローラ59は、第1シートS1と第2シートS2の両方を搬送可能な位置、例えば、幅方向における中央に配置されている。
第1搬送ローラ58は、再搬送ユニット100において上流側に寄って配置されている。第1搬送ローラ58は、駆動力が入力される駆動ローラ151と、駆動ローラ151に従動して回転する従動ローラ152との対によりなる。駆動ローラ151は、下搬送ガイド130に支持され、従動ローラ152は、ローラホルダ153を介して上搬送ガイド140に支持されている。駆動ローラ151の軸は、左右方向に沿った方向を向いている。また、従動ローラ152は、トーションバネ154によって下方に付勢されている。
2つの下流側搬送ローラ59は、再搬送ユニット100において下流側に寄って配置されている。各下流側搬送ローラ59は、駆動力が入力される駆動ローラ161と、駆動ローラ161に従動して回転する従動ローラ162との対によりなる。駆動ローラ161は、下搬送ガイド130に支持され、従動ローラ162は、ローラホルダ163を介して上搬送ガイド140に支持されている。駆動ローラ161の軸は、左右方向に沿った方向を向いている。また、従動ローラ162は、トーションバネ164によって下方に付勢されている。
図5に示すように、第1搬送ローラ58の従動ローラ152および下流側搬送ローラ59の従動ローラ162は、その軸が、左右方向を向いている。これにより、第1搬送ローラ58および下流側搬送ローラ59は、シートSを前後方向に沿って搬送することが可能となっている。
図4に戻り、第2ガイド部材110は、第1搬送ローラ58に搬送されているシートSをガイドする部材であり、再搬送経路54を通るシートSの下側に配置される下搬送ガイド130と、シートSの上側に配置される上搬送ガイド140とを備えて構成されている。
下搬送ガイド130は、樹脂製の部品であり、シートSの幅よりも大きく形成されている。下搬送ガイド130は、底壁部131と、ガイドリブ132とを主に備えている。
底壁部131は、略全体が平板状に形成され、かつ、後端部が断面視円弧状に形成されている。ガイドリブ132は、底壁部131から内方に突出するとともにシートSの搬送方向に延びるように形成され、シートSの幅方向で間隔を空けて複数設けられている。ガイドリブ132の上面は、後ろ寄りの部分が立ち上って凹曲面を形成していて、シートSを下向き搬送経路54Aから水平搬送経路54Bへスムーズに案内するようになっている。
上搬送ガイド140は板金からなり、シートSの幅よりも大きく形成される上壁部141と、上壁部141の左右方向における両端縁から下方に折り曲げられてなる両端部142とを備える。そして、上壁部141の左右方向中央部には、ローラホルダ153,163を取り付けるための取付孔141Aが形成されるとともに、従動ローラ152,162を駆動ローラ151,161に接触させるための逃げ孔141Bが形成されている。
ところで、底壁部131の左端部には、位置決め突起131Aと、固定穴131Bが設けられている。位置決め突起131Aは、底壁部131の後ろ寄りにおいて上方に突出して設けられた円柱状の突起である。位置決め突起131Aは、装置本体2の図示しない位置決め穴に嵌合することで、下搬送ガイド130および上搬送ガイド140(つまり、第2ガイド部材110)の位置を装置本体2に対して決める部分である。固定穴131Bは、左右に長い長穴であり、図示しないネジが挿通されて下搬送ガイド130を装置本体2に固定するための部分である。固定穴131Bが長穴であることで、下搬送ガイド130(つまり、第2ガイド部材110)は、位置決め突起131Aを中心として左右に少し回動することができるようになっている。このため、カラープリンタ1の工場出荷時において、両面印字のテストをして、第2面の印字がシートSに対して斜めになっていた場合には、第2ガイド部材110全体の向き左右に調整した状態で第2ガイド部材110を装置本体2に固定することで、第2面の印字がシートSに対して斜めになることを抑制することができる。
このように、再搬送ユニット100は、その全体の向きを左右に調整可能であることにより、シートSの搬送方向を調整可能に構成されている。また、第1搬送ローラ58は、第2搬送ローラ57とは独立して搬送方向を調整可能に構成されている。
以上のように構成されたカラープリンタ1の両面印刷時の動作について説明する。
図1を参照して、カラープリンタ1は、両面印刷を指示する印刷ジョブが入力された場合、まず、給紙トレイ31からシートSが供給されて、画像形成部4で第1面に画像が形成される。第1面に画像が形成されて定着ユニット44を出たシートSは、搬送経路51を通って前端が排出ローラ52から外に出る。そして、シートSの後端がフラッパ53の先端を過ぎた後、フラッパ53が再搬送経路54を開き、排出ローラ52が逆転する。これにより、シートSは、再搬送経路54の下向き搬送経路54Aに入って下方へ搬送される。
図6に示すように、シートSが、A4や、A4ロング、リーガルサイズなどの幅が大きく長さが長いシートである第1シートS1であった場合、下向き搬送経路54Aに第1シートS1が入ると、第1シートS1は、左右両端部が、第1ガイド部材210のガイド部211に支えられて、前側に案内され第1搬送経路54Cに入る。第1搬送経路54Cに入った第1シートS1は、第1ガイド部材210の下流側連結部213と前側ガイド部材220とによって下へと案内され、再搬送ユニット100に入る。再搬送ユニット100に入った第1シートS1は、ガイドリブ132に案内されて水平搬送経路54Bに入り、第1搬送ローラ58によって搬送される。
ここで、第1シートS1は、搬送方向の長さが長いため、仮に第2搬送ローラ57と第1搬送ローラ58の両方によりニップされると、再搬送ユニット100全体の向きを調整するなどして第1搬送ローラ58の左右の搬送方向を調整していた場合に、第2搬送ローラ57と第1搬送ローラ58の搬送方向がずれることで第1シートS1に幅方向の無理なな力が掛かるおそれがある。しかし、本実施形態においては、第1シートS1は、ガイド部211に案内されて第1搬送経路54Cに入り、第2搬送ローラ57にはニップされないので、左右の搬送方向にずれがある2つのローラでニップされる時間が長くなりすぎることがなく、幅方向に無理な力が掛からない。このため、カラープリンタ1では、第1シートS1を安定して搬送することができる。
一方、図7に示すように、シートSが、はがきやA5サイズなどの幅が小さく長さが長い第2シートS2であった場合、下向き搬送経路54Aに第2シートS2が入ると、第2シートS2は、第1ガイド部材210の貫通孔218を通って第2搬送経路54Dに入る。そして、第2搬送ローラ57にニップされて下方へと搬送され、再搬送ユニット100に入る。再搬送ユニット100に入った第2シートS2は、ガイドリブ132に案内されて水平搬送経路54Bに入り、第1搬送ローラ58によって搬送される。
ここで、第2シートS2は、搬送方向の長さが短いため、比較的短い間隔で配置された第2搬送ローラ57と第1搬送ローラ58の両方にニップされながら搬送されることで、搬送力を失うことなく安定して搬送することができる。そして、第2シートS2は、搬送方向の長さが短いため、再搬送ユニット100全体の向きを調整するなどして第1搬送ローラ58の左右の搬送方向を調整していた場合に、第2搬送ローラ57と第1搬送ローラ58の搬送方向がずれていたとしても、2つのローラでニップされる時間は短いので、幅方向に無理な力が掛かることなく搬送することができる。
また、下向き搬送経路54Aにおいて紙詰まりが発生した場合、図8に示すように、リアカバー2Aを開くとよい。リアカバー2Aを開くことにより、リアカバー2Aに保持されている第1ガイド部材210と第2搬送ローラ57が前側ガイド部材220から離れる。このため、第1搬送経路54Cに第1シートS1が詰まった場合には、第1搬送経路54Cを広げて、詰まった第1シートS1を容易に取り除くことができる。一方、第2搬送経路54Dに第2シートS2が詰まった場合、例えば、第2搬送ローラ57の部分で第2シートS2が詰まった場合には、第2搬送ローラ57とともに詰まった第2シートS2が後側へ移動するので、詰まった第2シートS2を上から掴んで引っ張り出しやすい。
以上のように、本実施形態のカラープリンタ1によれば、幅方向の大きさが小さく搬送方向の長さが短いことが想定される第2シートS2は、第2搬送経路54Dを通るので、第1搬送ローラ58と第2搬送ローラ57の両方で搬送される。一方、幅方向の大きさが大きく搬送方向の長さが長いことが想定される第1シートS1は、第1搬送経路54Cを通るため、第2搬送ローラ57に搬送されることなく、第1搬送ローラ58によって搬送される。このため、すべてのサイズのシートSを第1搬送ローラ58と第2搬送ローラ57の両方で搬送する場合に比較して、長さが長いシートSを2つのローラでニップしながら搬送する時間を短くすることができるので、第1搬送ローラ58と第2搬送ローラ57の左右への搬送方向が完全に揃っていなかったとしても、第1搬送ローラ58と第2搬送ローラ57からシートSに無理な力が掛からないので、シートSを安定して搬送することができる。
また、カラープリンタ1は、第1搬送ローラ58が、第2搬送ローラ57とは独立して搬送方向を調整可能であるので、第1搬送ローラ58と第2搬送ローラ57の搬送方向が揃わない状況が発生しやすいが、上述のように、シートSに無理な力をかけないことでシートSを安定して搬送することができる。
また、カラープリンタ1は、リアカバー2Aが第1ガイド部材210と第2搬送ローラ57を保持しているので、リアカバー2Aを開いたときに、第1ガイド部材210の近くで詰まった第1シートS1および第2シートS2を取り出しやすい。
以上に本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で実施することができる。
例えば、前記実施形態においては、再搬送ユニット100に設けられた第1搬送ローラ58などが前後方向に沿ってシートSを直送する形態を示したが、これらの搬送ローラが、幅方向の一方に寄せながら搬送する斜送ローラであってもよい。この場合においても、斜送ローラと、第2搬送ローラ57の左右の搬送方向が揃いにくいので、上述した効果を得ることができる。
前記実施形態において、第1ガイド部材210が有する開口部は、貫通孔218として形成されていたが、この開口部は、第2シートS2が通ることができるものであれば、形状は問わず、例えば、第1ガイド部材210の前側の面に形成された、第2シートS2は入ることができるが、第1シートS1は入ることができない幅の溝であってもよい。
前記実施形態において、第1搬送ローラ58は、再搬送ユニット100の全体の向きを調整することで搬送方向を調整可能とされていたが、再搬送ユニット100の全体の向きを変えることなく、例えば、上搬送ガイド140に対する第1搬送ローラ58の向きを調整可能に構成されていてもよい。また、第1搬送ローラ58の向きが調整可能でなくてもよい。
前記実施形態では、カラープリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、モノクロプリンタやその他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
前記実施形態では、再搬送手段として、再搬送するシートSを給紙トレイ31の下側に通す構成を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば再搬送する用紙を給紙トレイ31の上側に通す構成などであってもよい。
1 カラープリンタ
2A リアカバー
2C ヒンジ
3 給紙部
4 画像形成部
54 再搬送経路
54A 下向き搬送経路
54B 水平搬送経路
54C 第1搬送経路
54D 第2搬送経路
57 第2搬送ローラ
58 第1搬送ローラ
100 再搬送ユニット
110 第2ガイド部材
130 下搬送ガイド
140 上搬送ガイド
210 第1ガイド部材
211 ガイド部
218 貫通孔
S シート
S1 第1シート
S2 第2シート

Claims (5)

  1. 画像形成部と、当該画像形成部から搬出されて第1面に画像が形成されたシートを、当該第1面の裏側の第2面に画像形成するため、前記画像形成部に再度搬送する再搬送機構とを備える画像形成装置であって、
    前記再搬送機構は、
    第1シートと、搬送方向に直交する幅方向の大きさが前記第1シートよりも小さい第2シートとを搬送可能な再搬送経路を構成し、当該再搬送経路は第1搬送経路と当該第1搬送経路から分岐した第2搬送経路とを含み、
    前記再搬送経路において前記第1搬送路が前記第2搬送経路と合流する位置よりも搬送方向下流側に配置され、前記第1シートおよび前記第2シートを搬送可能な第1搬送ローラと、
    前記第1搬送ローラよりも搬送方向上流側に配置され、前記第1シートの面の前記幅方向の両端部をガイドする一対のガイド部と、当該一対のガイド部の間に配置され前記第1シートおよび前記第2シートのうち前記第2シートのみを通過させる開口部と、を有して前記第1シートを前記第1搬送経路に案内するとともに前記開口部を通過した前記第2シートを前記第2搬送経路に案内する第1ガイド部材と、
    前記第2搬送経路に配置され、前記第2シートを搬送可能な第2搬送ローラとを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記再搬送経路は、下に向かってシートを搬送するための下向き搬送経路と、前記下向き搬送経路の下端から水平方向にシートを搬送するための水平搬送経路とを含み、
    前記第1ガイド部材および前記第2搬送ローラは、前記下向き搬送経路に配置され、
    前記第1搬送ローラは、前記水平搬送経路に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1搬送ローラは、前記第2搬送ローラとは独立して搬送方向を調整可能に構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記再搬送機構は、前記第1搬送ローラと、前記第1搬送ローラに搬送されているシートをガイドする第2ガイド部材とを含む再搬送ユニットを有し、当該再搬送ユニットは、全体の向きを調整可能であることにより、シートの搬送方向を調整可能に構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記下向き搬送経路の一方側を開閉可能なカバーを備え、
    前記カバーは、前記第1ガイド部材および前記第2搬送ローラを保持していることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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