JP2017105021A - 液体の吐出方法と液体の吐出装置 - Google Patents

液体の吐出方法と液体の吐出装置 Download PDF

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修平 中谷
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Abstract

【課題】インクジェットヘッドの共振周期がばらついても、吐出速度のばらつきが小さい吐出方法を提供すること。
【解決手段】液体を有する圧力室と、圧力室を加圧する圧電素子と、圧力室と連通し液体を吐出するノズルと、圧電素子に電圧を印加する電圧源と、電圧源を制御し、圧電素子に第1の駆動電圧波形を印加し、圧力室内の液体を振動させ、液体の前記振動の波の進行方向Aが、逆方向Bへ変わる時に、圧電素子に第2の駆動電圧波形を印加し、液体を前記ノズルから吐出させる制御部と、を含む液体の吐出装置を用いる。
【選択図】図6

Description

本発明は、液体の吐出方法と液体の吐出装置に関する。特に、圧電素子を用いたインクジェットヘッドを用いた液体の吐出方法と液体の吐出装置に関する。
近年、インクジェット技術を用いて電子デバイスを製造する方法が注目を集めている。
インクジェット技術による製造は、蒸着技術などに比べ設備構成がシンプルで安価な製造が可能である。また、インクジェット技術は直接パターニング技術であるため蒸着技術におけるマスクが不要となり、パターニング対象物の大型化が可能である。
例えば、表示電子デバイスにおいては大画面への市場要求が高まり、インクジェット塗布による電子デバイス製造技術への期待は高まっている。
また、配線形成や、加飾、生体物の塗布など、インクジェット技術は、近年様々なものに応用されようとしている。
<インクジェットヘッド>
図1(a)と図1(b)にインクジェットヘッドの構造の断面図を示す。
インクジェットヘッドは、液滴を吐出する複数のノズル100、ノズルに連通する圧力室110、異なるノズルに対応する圧力室110を隔てる隔壁111、圧力室の一部をなすダイアフラム112、ダイアフラム112を振動させる圧電素子130、隔壁111を支える圧電部材140、圧電素子に電圧を印加する共通電極(図示せず)を有する。他に図示しない液体の導入口を有する。
また、液体を循環する種類のインクジェットヘッドにおいては、図示しない液体排出口を有する。圧電素子130と隔壁111を支える圧電部材140とは、一つの圧電部材からダイシングによって分離されている。インクジェットヘッドが有するノズル100では、直径20μm〜50μmで、100μm〜500μmの間隔で、100穴〜300穴が並んでいる。
このように構成されたインクジェットヘッドは、次のように動作する。圧電素子130の裏側の共通電極(図示せず)と、可動させる圧電素子130との間に電圧を印加すると、その圧電素子130が図1(a)の状態から図1(b)の状態に変形する。図1(b)の矢印で示す圧電素子の先端部130aが変化し、圧力室110へ突出している。
圧電素子130が変形すると、圧力室110の容積が小さくなり、液体に圧力を加えることができる。その圧力で液体を吐出させている。
インクジェットヘッドの構造としては、薄膜の圧電素子130を用いた構造でもよい。
<薄膜型インクジェットヘッド>
図2(a)と図2(b)は、薄膜型インクジェットヘッドの構造を示す図である。図2(a)と図2(b)に液体を吐出するためのノズル200、ノズル200に連通する圧力室210、圧力室210に液体を供給する共通圧力室230が繋がっている。圧力室210の一部を成すダイアフラム212の上部に薄膜の圧電素子220が構成されている。このように構成されたインクジェットヘッドは次のように動作する。圧電素子220に電圧を印加すると、圧電素子220が図2(a)の状態から図2(b)の状態に変形する。薄膜の圧電素子220が変形すると、圧力室210の容積が小さくなり液体に圧力を伝達することができる。その圧力で液体を吐出させている。
圧電素子を駆動させるための駆動波形にについて、図3(a)と図3(b)を用いて説明する。
<駆動波形>
図3(a)に駆動波形の一例を示す。図3(b)は駆動波形のパルスA(図3(a))にて発生した圧力室110,210内の振動状態の変化を模式的に示した図である。図3(b)で、上側がノズルの出口方向を、下側が圧力室の方向を示す。
液滴の吐出方法としては、圧力室110、210内に発生する振動波を共振させて吐出させることが一般的に知られている。共振させることで低い電圧で液滴の吐出をすることができる。図3(a)のような駆動波形を圧電素子130、220に印加することで、圧力室110,210内には振動波が発生し、その振動波は圧力室110,210内の壁などに当たって固有の周期(共振周期T)で減衰しながら振動する。共振周期Tは圧力室110,210の大きさや形、またはインクの粘度などの物性によって決まる固有の値である。
また、駆動波形は、図3(a)にように二つ以上のパルス(パルスAとパルスB)を組み合わせて使用することが多い。一つ目のパルスAによって発生した振動波に対して、共振するタイミングで二つ目のパルスBを印加する。このことで、液滴を吐出させる時の効率が上がり、より低電圧で液滴を吐出させることが可能となる。パルスAは、パルスBの助走のような役割を果たす。パルスBの印加タイミングとしては、パルスAを印加してから共振周期Tの時間だけ間隔を置いて印加するとよい。
図4(a)〜図4(c)には、特許文献1に記載の図4(a)駆動波形と、図4(b)振動子(圧電素子)先端変位と、図4(c)インクメニスカス(インクの表面、ノズルでのインクの最先端の位置)の変位を示した図である。
時刻が0からT1にかけて印加電圧Vhを圧電素子130,220に印加することで、振動子(圧電素子)先端は、時刻0からT1にかけて負の方向(ノズル内の内方向)に変位していることがわかる。この時、インクメニスカスの変位も負の方向(ノズル内の内方向)に変位している。
そして、一定時間t2だけ印加電圧をVhで保持した後、時刻T2からT3にかけて印加電圧が0になるように、圧電素子に電圧をかける。これにより振動子(圧電素子)先端の変位は正の方向に変化している。T2の時刻はインクメニスカスも負(ノズル内方向)から正(ノズル外方向)に変わる時刻であり、ノズル穴からインクメニスカスが飛び出すタイミングである。
これは、時刻0から時刻T1までで印加した電圧(パルスA)にて、発生したインクメニスカスの振動が共振する。この共振の時刻T2からT3にかけて振動子(圧電素子)先端の変位が逆の向きになるように、別途電圧(パルスB)を印加することで、インクの共振を利用して、インクを吐出させていることを示している。
特開平6−171080号公報
共振周期Tを利用した液滴の吐出方法では、駆動電圧を低くして液滴を吐出させることが可能である。しかし、インクジェットヘッドの共振周期Tは、ヘッドの製造ばらつきや構成部材のばらつきなどでヘッド間、及び同一ヘッド内であってもノズル100間で、ばらつくことは避けられない。
駆動波形をノズル100ごとに個別に設定すれば、共振周期Tのばらつきに応じて、最適な駆動波形を設定することも可能だが、ノズル100の数は一つのヘッドの中で、100から1000穴ほどあることが一般的である。このため、ノズル100の個別に駆動波形を設定すると制御基板の構成も複雑になり、現実的でない。
また、最近では塗布パターンの高精細化に伴い、吐出できる液滴を小さくしたヘッドを使用することも多い。吐出液滴が小さいヘッドにおいては、共振周期Tのばらつきによる吐出速度への影響が大きくなることを確認している。
吐出液滴の小さなヘッドは、ヘッドの構造上、圧力室110の容積が小さくなり、共振周期Tも短くなる。共振周期Tが短くなることで、共振周期Tのばらつきの影響の割合が大きくなるためである。
図5(a)は、1ピコリットル程度の液滴体積を吐出できるヘッドAと、4ピコリットル程度の液滴体積を吐出できるヘッドBと、へ印加する電圧パルス波形を示す。電圧パルス波形は、パルス幅Hを有する。図5(b)は、パルス幅Hと液滴の吐出速度との関係を示した図である。
ヘッドAの方が、パルス幅Hの変化に対して、吐出速度変化が大きいことを示す。これはある駆動波形に設定した時に、ノズル間でパルス幅Hがばらつくと、吐出速度もばらつくことを示している。
塗布の位置精度を上げるには、ノズル間の吐出速度ばらつきを小さくすることが求められるが、従来の吐出方法では、共振周期のばらつきに応じて吐出速度が大きくばらついてしまうという課題がある。特に、ヘッドAのように、吐出液滴体積の小さなヘッドにおいては、その影響が顕著になる。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、ノズル間でパルス幅Hがばらついても、吐出速度の変化が小さく、ノズル間の吐出速度のばらつきを低減できる液体の吐出方法と液体の吐出装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、圧電素子に第1の駆動電圧波形を印加し、ノズルと連通する圧力室内の液体を振動させる第1工程と、液体の前記振動による波の進行方向Aが、逆方向Bへ変わる時に、圧電素子に第2の駆動電圧波形を印加し、液体を前記ノズルから吐出する第2工程と、を含む液体の吐出方法を用いる。
また、液体を有する圧力室と、圧力室を加圧する圧電素子と、圧力室と連通し前記液体を吐出するノズルと、圧電素子に電圧を印加する電圧源と、電圧源を制御し、圧電素子に第1の駆動電圧波形を印加し、圧力室内の液体を振動させ、液体の前記振動の波の進行方向Aが、逆方向Bへ変わる時に、圧電素子に第2の駆動電圧波形を印加し、液体をノズルから吐出させる制御部と、を含む液体の吐出装置を用いる。
以上のように、本発明の吐出方法によれば、ノズル間及びヘッド間の吐出速度のばらつきを小さくすることが可能となり、塗布品質の向上を実現することができる。
(a)従来のバルク型インクジェットヘッドの構造を示す図、(b)圧電素子に電圧が印加された時の(a)のバルク型インクジェットヘッドの状態を示す図 (a)従来の薄膜型インクジェットヘッドの構造を示す図、(b)圧電素子に電圧が印加された時の(a)の薄膜型インクジェットヘッドの状態を示す図 (a)従来の駆動波形を示す図、(b)(a)の時の圧力室内のインクメニスカス振動状態を示す図 (a)特許文献1の駆動波形を示す図、(b)(a)の時の振動子先端変位を示す図、(c)(a)の時のインクメニスカスの変位を示す図 (a)従来の単パルスでの駆動波形を示す図、(b)従来の単パルス駆動波形のパルス幅と吐出速度の関係を示すグラフ (a)実施の形態の駆動波形を示す図、(b)(a)の時の圧力室内のインクメニスカス振動状態を示す図 (a)実施の形態のインクメニスカス振動状態を示す図、(b)実施の形態の駆動波形を示す図 (a)実施の形態での駆動波形パラメータのT2を振ったときの吐出速度を示す図、(b)実施の形態でのノズルの吐出速度を示すグラフ (a)比較例のインクメニスカス振動状態を示す図、(b)比較例の駆動波形を示す図 (a)比較例の駆動波形パラメータのT2を振ったときの吐出速度を示す図、(b)比較例のノズルの吐出速度を示すグラフ
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態)
本実施の形態のインクジェットヘッドは図1(a)、図1(b)で示したバルク型のインクジェットヘッドと同様である。なお、図2(a)、図2(b)で示した薄膜型インクジェットヘッドでもよく、他の構造のインクジェットヘッドでもよい。
図6(a)は、実施の形態での駆動波形(パルスAとパルスB)の要素を示す。図6(b)は、パルスAにより発生した圧力室内の振動を模式的に示した図である。
二つ以上のパルスを組み合わせて構成する駆動波形において、二つ目のパルスBを、一つ目のパルスAによって発生した振動波が、ノズルから液滴が出る方向に最大となる地点Cで印加することにより、共振周期がばらついても速度変化が小さい状態で吐出できることがわかった。パルスBにより液滴をノズルから吐出させるため、パルスBは、パルスAより高い電圧を印加するのが好ましい。
地点Cは、圧力室内での振動の進行方向Aの向きが、ノズル出口方向から圧力室方向(逆方向B)に変わる地点であり、一時的には位置変化がゼロになる地点である。パルスAによる共振周期をTとしたとき、地点CはT×0.75の時刻に相当する。また、地点C’であってもよく、その場合はT×(1+0.75)の時刻に相当する。これらの位置変化がゼロになる地点で、二つ目のパルスBを印加することで、その印加タイミングがばらついても速度変化は小さくなると考えられる。0.75でなくとも、0.65以上0.85以下ならよい。好ましくは、0.70以上0.80以下の範囲がよい。この範囲は、下記の図8(a)の結果からわかった。
上記範囲は、他の範囲と異なり、振動の向きの変化が小さい範囲(速度変化が小さい範囲)である。
(実施例)
図7(a)は、本発明の実施例における駆動波形の構成を検討するための要素的な入力波形と圧力室内の振動状態を示す。図7(b)は、実施例の駆動波形を示す。
駆動波形は、パルスA、パルスBと、二つ以上のパルスから構成した。パルスAは予備振動であり、パルスBは本振動である。本振動では、インクを飛び出さすため、予備振動より大きな電圧値となる。
予備振動は、本振動をアシストする役割を担い、本振動をアシストすることで、インクジェットにおける吐出の駆動電圧を下げることを可能にする。
図7(a)に示している、圧力室内のインクの振動状態の測定は以下の方法で行った。
ノズルからインクが吐出しない程度の低い電圧でパルスAのみを印加し、その時、ノズル穴から確認されるメニスカスの面積を、ヘッドに対して水平方向からカメラで観察し、そのメニスカス面積の時間変化を測定し、それを圧力室内での振動状態と見なした。
パルスBの印加タイミングは、パルスAで発生した振動の時間あたりの位置変化が一時的にゼロになる、図7(a)の頂点付近Cで設定した。
駆動波形を設計する際に、時間に関するパラメータ(T1やT2)を決めるときは、図7(a)に示しているような振幅を小さく単純化したパルスで設計する。
時間に関する波形パラメータが決まった後に、インクの種類に応じて、インク吐出速度や液滴体積を所望の値に合わせるために、振幅を調整することで図7(b)のような最終波形が設計される。
各パルスの電圧の振幅は、図7(b)中のxを1としたとき、y、zはそれぞれ、0.5、0.2の比率になるように設定した。なお、xは駆動波形中の最大の電圧、yは定常的に保持される中間電位、zは予備振動電圧の深さを表す値となる。
また、T1はパルスA(予備振動)のパルス幅、T2はパルスA(予備振動)とパルスB(本振動)間の維持時間を示す。
また、図8(a)には、図7(b)の駆動波形においてパルスBの印加タイミング(T2)の値を変化させたときの吐出速度の変化を示している。図7(b)で示した駆動波形におけるT2は2.2倍のT1に相当し、T2が前後に振れても吐出速度はほとんど変化しない領域であることがわかる。パルスAによって発生した振動波が、圧力室内の複数の場所から反射して、それらが相互作用することで、T2を変化させても、吐出速度がほとんど変化しない領域ができると考えられる。
図8(b)には吐出される液滴の体積が1ピコリットルになるように、各ノズルで駆動電圧を調整したときの、吐出速度を示している。吐出速度の平均値は4.9m/sで、ばらつきは1.1m/s(3σ)となっている。
また、吐出に使用した液体は、発光特性を有する高分子材料を溶解させた溶液を用いて、その粘度は、10mPa・s程度であった。
(比較例)
図9(a)、図9(b)は、比較例におけるものである。図9(a)は、圧力室内の振動状態を示す。図9(b)は、駆動波形を示すグラフである。
パルスBの印加タイミングは、従来技術の通り、共振現象を最も効率よく利用できる地点Dで設定した。地点DはパルスAにて発生した振動波の共振周期の時間だけ経過した地点である。
各パルスの振幅は、図9(b)中のxを1としたとき、y、zはそれぞれ、0.5、0.2の比率になるように設定した。
また、図10(a)には図9(b)の駆動波形においてパルスBの印加タイミング(T2)の値を変化させたときの吐出速度の変化を示している。図9で示した駆動波形におけるT2は3.6T1に相当し、T2が前後に振れると、吐出速度は大きく変化してしまう領域であることがわかる。
図10(b)には吐出される液滴の体積が1ピコリットルになるように、各ノズルで駆動電圧を調整したときの、吐出速度を示している。吐出速度の平均値は4.7m/sで、ばらつきは2.0m/s(3σ)となっている。
(考察)
本発明での実施の形態での速度ばらつきと比較すると、比較例での速度ばらつきは約2倍程度大きくなっており、ノズル間での共振周期のばらつきの影響を大きく受けた結果となっている。
一方、本発明の実施例の場合は、共振周期がばらついても速度変化が小さくなるような吐出方法となっているため、最終的なノズル間の速度ばらつきを大きく抑えることが可能となっている。
なお、装置としては、以下の装置を用いることができる。液体を有する圧力室と、圧力室を加圧する圧電素子と、圧力室の液体を吐出するノズルと、圧電素子に電圧を印加する電圧源と、電圧源を制御し、圧電素子に第1の駆動電圧波形を印加し、圧力室内の液体を振動させ、液体の振動の波の進行方向が、ノズル側から圧力室側へ変わる時に、圧電素子に第2の駆動電圧波形を印加し、液体をノズルから吐出させる制御部と、を含む液体の吐出装置を用いることができる。
なお、パルスB(本振動)の印加タイミングは、共振タイミングではないため、液滴吐出の効率は落ち、吐出速度も最速の条件でない場合がある(図8(a))。そのため、バルク型のインクジェットヘッドが好ましい。つまり、バルク型のインクジェットヘッドでは、高出力であり、圧力室も圧力が逃げにくいよう構造に配慮しているため、液滴吐出の効率は落ち、吐出速度も最速でなくとも、十分に吐出できる。
本発明の液体の吐出方法と液体の吐出装置は、有機ELの発光体、ホール輸送層、電子輸送層の印刷や、カラーフィルターの印刷、及び配線パターンの印刷などデイスプレイ、回路形成などの分野で利用されうる。
100 ノズル
110 圧力室
111 隔壁
112 ダイアフラム
130 圧電素子
140 圧電部材
200 ノズル
210 圧力室
212 ダイアフラム
220 圧電素子

Claims (6)

  1. 圧電素子に第1の駆動電圧波形を印加し、ノズルと連通する圧力室内の液体を振動させる第1工程と、
    前記液体の前記振動による波の進行方向Aが、逆方向Bへ変わる時に、前記圧電素子に第2の駆動電圧波形を印加し、前記液体を前記ノズルから吐出する第2工程と、を含む液体の吐出方法。
  2. 前記変わる時とは、前記波の変位が無くなる時である請求項1記載の液体の吐出方法。
  3. 前記第2の駆動電圧波形の印加タイミングは、前記振動の共振周期をTとした時、
    (n+0.75)×Tであり、nは、0を含む自然数である請求項1または2に記載の液体の吐出方法。
  4. 前記第2の駆動電圧波形の印加タイミングの範囲は、(n+0.65)×T以上、(n+0.85)×T以下である請求項3に記載の液体の吐出方法。
  5. 前記第2の駆動電圧波形は、前記第1の駆動電圧波形より、電圧値が大きい請求項1〜4のいずれか1項に記載の液体の吐出方法。
  6. 液体を有する圧力室と、
    前記圧力室を加圧する圧電素子と、
    前記圧力室と連通し前記液体を吐出するノズルと、
    前記圧電素子に電圧を印加する電圧源と、
    前記電圧源を制御し、前記圧電素子に第1の駆動電圧波形を印加し、前記圧力室内の液体を振動させ、前記液体の前記振動の波の進行方向Aが、逆方向Bへ変わる時に、前記圧電素子に第2の駆動電圧波形を印加し、前記液体を前記ノズルから吐出させる制御部と、を含む液体の吐出装置。
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