JP2017101951A - 酸素濃度センサへの入力回路 - Google Patents

酸素濃度センサへの入力回路 Download PDF

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Abstract

【課題】酸素濃度センサの出力端子が地絡した際に基準電圧側から酸素濃度センサに電流が流れることによって酸素濃度センサ内部のセンサ素子が故障することを抑制可能な酸素濃度センサへの入力回路を提供する。
【解決手段】酸素濃度センサへの入力回路1では、酸素濃度センサ2は、入力側コネクタ23及び出力側コネクタ25を有し、入力側コネクタ23に対しては、基準電圧が印加され、出力側コネクタ25からは、電気信号が出力されると共に、出力側コネクタ25に対しては、第2の入力回路12が電気的に接続され、入力側コネクタ23に対する基準電圧の印加を、出力側コネクタ25の電位が地絡電位になることに対応して遮断する遮断回路11bを備える。これにより、酸素濃度センサ2の出力側コネクタ25が地絡した際、基準電圧側から酸素濃度センサ2に電流が流れることによって酸素濃度センサ2内部のセンサ素子21が故障することを抑制できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、酸素濃度センサへの入力回路に関し、特に内燃機関の排気ガス中の酸素濃度を検出する酸素濃度センサに基準電圧を印加する入力回路に関する。
近年、車両の内燃機関には、その排気ガスの酸素濃度に応じた電気信号を出力する酸素センサ(酸素濃度センサ)が適用されている。酸素濃度センサの出力信号は、それが適用される内燃機関のフィードバック制御に用いられるものであるため、かかる酸素濃度センサの異常を検出する検出装置が提案されてきている。
かかる状況下で、特許文献1は、出力線を介して酸素濃度センサから出力される電圧に基づいて酸素濃度センサの異常を検出する酸素濃度センサの異常検出装置に関し、酸素濃度センサに接続されたアース線に第1基準電圧を印加すると共に、所定の抵抗を介して出力線に酸素濃度センサの正常時の出力範囲から外れるような第2基準電圧を印加することによって、酸素濃度センサの異常を検出する構成を開示している。
特開2004−125738号公報
しかしながら、本発明者の検討によれば、特許文献1記載の構成では、酸素濃度センサの出力端が地絡した際、基準電圧側から酸素濃度センサに向けて電流が流れることによって酸素濃度センサ内部のセンサ素子が故障する可能性が考えられ、この点では改良の余地があるものである。
本発明は、以上の検討を経てなされたものであり、酸素濃度センサの出力端が地絡した際に基準電圧側から酸素濃度センサに向けて電流が流れることによって酸素濃度センサ内部のセンサ素子が故障することを抑制可能な酸素濃度センサへの入力回路を提供することを目的とする。
以上の目的を達成するべく、本発明は、内燃機関の排気の酸素濃度に応じた電気信号を出力する酸素濃度センサに適用される酸素濃度センサへの入力回路において、前記酸素濃度センサは、入力端及び出力端を有し、前記入力端に対しては、基準電圧が印加され、前記出力端からは、前記電気信号が出力されると共に、前記出力端に対しては、前記入力回路が電気的に接続され、前記入力端に対して前記基準電圧を印加する基準電圧回路と、前記入力端に対する前記基準電圧の印加を、前記出力端の電位が地絡電位になることに対応して遮断する遮断回路と、を備えることを第1の局面とする。
本発明は、第1の局面に加えて、前記遮断回路は、前記出力端の前記電位と前記基準電圧の電位との差に基づき、前記基準電圧の前記印加を遮断することを第2の局面とする。
本発明は、第1又は第2の局面に加えて、前記遮断回路は、前記入力端と、前記入力端に前記基準電圧を印加する基準電圧回路と、の間の電気的接続を遮断するトランジスタを含むことを第3の局面とする。
本発明は、第3の局面に加えて、前記遮断回路は、前記入力端と前記基準電圧回路との間の前記電気的接続を、前記トランジスタと協働して遮断するオペアンプを更に含むことを第4の局面とする。
本発明の第1の局面にかかる酸素濃度センサへの入力回路によれば、酸素濃度センサの出力端に対しては、入力回路が電気的に接続されると共に、酸素濃度センサの入力端に対して基準電圧を印加する基準電圧回路と、酸素濃度センサの入力端に対する基準電圧の印加を、酸素濃度センサの出力端の電位が地絡電位になることに対応して遮断する遮断回路と、を備えるものであるため、酸素濃度センサの出力端が地絡した際、基準電圧側から酸素濃度センサに向けて電流が流れることによって酸素濃度センサ内部のセンサ素子が故障することを抑制することができる。
また、本発明の第2の局面にかかる酸素濃度センサへの入力回路によれば、遮断回路が、酸素濃度センサの出力端の電位と基準電圧の電位との差に基づき、基準電圧の印加を遮断するものであるため、酸素濃度センサの出力端が地絡した際、基準電圧側から酸素濃度センサに向けて電流が流れることによって酸素濃度センサ内部のセンサ素子が故障することを確実に抑制することができる。
また、本発明の第3の局面にかかる酸素濃度センサへの入力回路によれば、遮断回路が、酸素濃度センサの入力端と、入力端に基準電圧を印加する基準電圧回路と、の間の電気的接続を遮断するトランジスタを含むものであるため、酸素濃度センサの出力端が地絡した際、基準電圧側から酸素濃度センサに向けて電流が流れることによって酸素濃度センサ内部のセンサ素子が故障することを簡便な構成で確実に抑制することができる。
また、本発明の第4の局面にかかる酸素濃度センサへの入力回路によれば、遮断回路が、酸素濃度センサの入力端と基準電圧回路との間の電気的接続を、トランジスタと協働して遮断するオペアンプを更に含むものであるため、酸素濃度センサの出力端が地絡した際、基準電圧側から酸素濃度センサに向けて電流が流れることによって酸素濃度センサ内部のセンサ素子が故障することを簡便な構成でより確実に抑制することができる。
図1(a)は、本発明の実施形態における酸素濃度センサへの入力回路の構成を示す模式的なブロック図であり、図1(b)は、本実施形態における酸素濃度センサへの入力回路が酸素濃度センサに基準電圧を印加しない場合におけるリーン電圧領域及び地絡検知領域を示す図であり、また、図1(c)は、本実施形態における酸素濃度センサへの入力回路が酸素濃度センサに基準電圧を印加した場合におけるリーン電圧領域及び地絡検知領域を示す図である。 図2は、酸素濃度センサの出力側コネクタが地絡した場合における図1に示す酸素濃度センサへの入力回路の動作を説明するための図である。 図3(a)は、図1に示す酸素濃度センサへの入力回路の具体的な構成例を示す図であり、図3(b)は、図3(a)に示す酸素濃度センサへの入力回路の構成例の変形例を示す図である。 図4は、図3(b)に示す酸素濃度センサへの入力回路の構成例の変形例を示す図である。
以下、図面を適宜参照して、本発明の実施形態における酸素濃度センサへの入力回路につき、詳細に説明する。
〔酸素濃度センサへの入力回路の構成〕
まず、図1を参照して、本実施形態における酸素濃度センサへの入力回路の構成について、詳細に説明する。
図1(a)は、本実施形態における酸素濃度センサへの入力回路の構成を示す模式的なブロック図であり、図1(b)は、本実施形態における酸素濃度センサへの入力回路が酸素濃度センサに基準電圧を印加しない場合におけるリーン電圧領域及び地絡検知領域を示す図であり、また、図1(c)は、本実施形態における酸素濃度センサへの入力回路が酸素濃度センサに基準電圧を印加した場合におけるリーン電圧領域及び地絡検知領域を示す図である。
図1(a)に示すように、本実施形態における酸素濃度センサへの入力回路11は、典型的には、図示を省略する自動二輪車等の車両に搭載されて内燃機関の運転状態を制御する電子制御装置(Electronic Control Unit :ECU)1のケース3内にその一部として設けられると共に、内燃機関の排気の酸素濃度に応じた電圧信号を出力する酸素濃度センサ2に適用されるものである。
酸素濃度センサ2は、典型的には、内部にセンサ素子21を備えると共にセンサ素子21を加熱するヒータを有さない2線式の酸素濃度センサである。酸素濃度センサ2は、入力側配線22を介して入力側コネクタ23を車両が備えるECU1のケース3に装着された出力側コネクタ31に電気的に接続(以下、単に接続と記す)することによってECU1の出力側に接続されている。また、酸素濃度センサ2は、出力側配線24を介して出力側コネクタ25をECU1の出力側配線24を介して出力側コネクタ25に接続することによってECU1の入力側に接続されている。
ECU1は、酸素濃度センサへの入力回路である第1の入力回路11と、酸素濃度センサからの入力回路である第2の入力回路12と、CPU(Central Processing Unit)4と、図示を省略するメモリと、を主として備えている。第1の入力回路11は、出力側配線13を介してECU1の出力側コネクタ31に接続され、第2の入力回路12は、入力側配線14を介してECU1の入力側コネクタ32に接続されている。なお、酸素濃度センサ2の出力端、つまりセンサ素子21の出力端は、出力側配線24、出力側コネクタ25、入力側コネクタ32、及び入力側配線14を順に介して、第2の入力回路12に接続されると共に、更にモニタ用配線15を介して、第1の入力回路11に接続されている。電位が等しいという点では、出力側配線24、出力側コネクタ25、入力側コネクタ32、及び入力側配線14が、酸素濃度センサ2の出力端、つまりセンサ素子21の出力端に相当すると考えてよい。また、以下、便宜上、酸素濃度センサへの入力回路11を第1の入力回路と記す。
第1の入力回路11は、基準電圧回路11aと、遮断回路11bと、を備えている。
基準電圧回路11aは、出力側配線13に接続され、出力側配線13、出力側コネクタ31、入力側コネクタ23、及び入力側配線22を順に介して、酸素濃度センサ2の入力端、つまりセンサ素子21の入力端に基準電圧を印加する。電位が等しいという点では、出力側配線13、出力側コネクタ31、入力側コネクタ23、及び入力側配線22が、酸素濃度センサ2の入力端、つまりセンサ素子21の入力端に相当すると考えてよい。
ここで、図1(b)に示すように、センサ素子21に基準電圧を印加しない場合、リーン電圧検知領域と地絡検知領域とが重なるために、酸素濃度センサ2の電圧信号VAのボトム側で地絡していないのに地絡しているとECU1が誤検知してしまうことがある。これに対して、図1(c)に示すように、センサ素子21に基準電圧を印加した場合には、センサ素子21の出力電圧VAを高電圧側にシフトさせることができるので、リーン検知領域と地絡検知領域とを重ならないように分離し、ECU1が地絡を誤検知してしまうことを抑制することができる。なお、図1(b)及び図(c)において、電圧V1はリーン判定電圧を示し、電圧V2はリッチ判定電圧を示している。
遮断回路11bは、ノードAにおいて入力側配線14から分岐されたモニタ用配線15に接続されている。遮断回路11bには、出力側配線24、出力側コネクタ25、入力側コネクタ32、入力側配線14、及びモニタ用配線15を順に介して酸素濃度センサ2から出力された電圧信号が入力される。酸素濃度センサ2から出力された電圧信号に応じた遮断回路11bの動作についての詳細は、後述する。
第2の入力回路12は、入力側配線14に接続されている。第2の入力回路12には、出力側配線24、出力側コネクタ25、入力側コネクタ32、及び入力側配線14を順に介して酸素濃度センサ2から出力された電圧信号が入力される。第2の入力回路12は、出力側配線16を介して酸素濃度センサ2の電圧信号をCPU4に出力する。CPU4は、メモリから必要な算出プログラムを読み出して、酸素濃度センサ2の電圧信号に基づいて内燃機関の排気の酸素濃度を算出する。
〔酸素濃度センサへの入力回路の動作〕
次に、図2をも更に参照して、酸素濃度センサへの入力回路11の動作について、詳細に説明する。
図2は、酸素濃度センサ2の出力側コネクタ25が地絡した場合における図1に示す酸素濃度センサへの入力回路である第1の入力回路11の動作を説明するための図である。
第1の入力回路11は、CPU4に酸素濃度センサ2の電圧信号が入力される際に、基準電圧回路11aによって酸素濃度センサ2のセンサ素子21に対して基準電圧を印加する。そして、第2の入力回路12は、出力側配線16を介して酸素濃度センサ2の電圧信号をCPU4に入力し、CPU4は、酸素濃度センサ2の電圧信号に基づいて内燃機関の排気の酸素濃度を算出する。このとき、酸素濃度センサ2の出力側コネクタ25の電位が地絡電位になった場合、図2に破線Iで示すように、センサ素子21を介して基準電圧回路11aから接地準位LGに向けて電流が流れるために、センサ素子21が故障する可能性がある。かかる事情は、出力側配線24、入力側コネクタ32、及び入力側配線14のいずれかの電位が地絡電位になった場合においても同様である。
そこで、酸素濃度センサ2の出力側コネクタ25の電位(出力側配線24、入力側コネクタ32、及び入力側配線14のいずれかの電位も含む)が地絡電位になった場合、遮断回路11bが、基準電圧回路11aによる酸素濃度センサ2のセンサ素子21に対する基準電圧の印加を遮断する。酸素濃度センサ2の出力側コネクタ25の電位が地絡電位になったか否かは、モニタ用配線15を介して検出された酸素濃度センサ2の電圧信号VAの電圧が、図1(c)に示す地絡検知領域に相当する電圧範囲内に入ったか否かを遮断回路11bが判別することによって、遮断回路11bが判別する。また、遮断回路11bは、酸素濃度センサ2の電圧信号と基準電圧との差に基づいて酸素濃度センサ2の出力側コネクタ25の電位が地絡電位になったか否かを検出することもできる。これにより、センサ素子21を介して基準電圧回路11aから接地準位LGに向けて電流が流れることを抑制することができるので、センサ素子21が故障することを抑制することができる。なお、このような遮断回路11bの判別機能には、ソフトウエア上の動作に起因するものに限らず、ハードウエア上の動作に起因するもの、及びソフトウエア上の動作及びハードウエア上の動作に起因するものが含まれる。
〔酸素濃度センサへの入力回路の構成例〕
次に、図3(a)、図3(b)及び図4をも更に参照して、図1に示す酸素濃度センサへの入力回路11の具体的な構成例について、詳細に説明する。
図3(a)は、図1に示す酸素濃度センサへの入力回路である第1の入力回路11の具体的な構成例を示す図であり、図3(b)は、図3(a)に示す酸素濃度センサへの入力回路である第1の入力回路11の構成例の変形例を示す図である。また、図4は、図3(b)に示す酸素濃度センサへの入力回路である第1の入力回路11の変形例を示す図である。
図3(a)に示すように、本構成例では、基準電圧回路11aは、抵抗素子R1及び抵抗素子R2からなる電源電圧VCCの抵抗分圧回路11a1によって構成され、出力側配線13は、電源電圧VCCに対して直列に接続された抵抗素子R1と抵抗素子R2との間のノードCに接続されている。抵抗分圧回路11a1は、電源電圧VCCの抵抗分圧を基準電圧として酸素濃度センサ2のセンサ素子21に印加する。電源電圧VCC及び抵抗素子R1、R2の抵抗値の大きさは、センサ素子21に印加する基準電圧の大きさに応じて定められている。
また、本構成例では、遮断回路11bは、PNPトランジスタ素子11b1によって構成されている。PNPトランジスタ素子11b1のエミッタ端子はノードBにおいて出力側配線13に接続され、コレクタ端子は接地準位LGに接続され、ベース端子はモニタ用配線15に接続されている。PNPトランジスタ素子11b1は、酸素濃度センサ2の出力側コネクタ25の電位が地絡電位になるのに伴いベース端子に印加される酸素濃度センサ2の電圧信号が地絡検知領域に相当する電圧範囲内に入るのに応じてオンされる。PNPトランジスタ素子11b1は、それがオンされるとエミッタ端子からコレクタ端子に電流を流すことが可能となるため、抵抗分圧回路11a1とセンサ素子21との間の電気的接続を遮断(ノードBの電圧=0V)することによって、酸素濃度センサ2のセンサ素子21に対する基準電圧の印加を遮断する。
また、本構成例では、第2の入力回路12は、ボルテージフォロワ(オペアンプがボルテージフォロワ接続されたもの)12aによって構成されていることが好ましい。ボルテージフォロワ12aの非反転入力端子は入力側配線14に接続され、反転入力端子及び出力端子は出力側配線16に接続されている。ボルテージフォロワ12aは、インピーダンス変換機能を有して酸素濃度センサ2の電圧信号を昇圧してCPU4に入力することが可能である。
ここで、図3(b)に示すように、図3(a)に示す酸素濃度センサへの入力回路である第1の入力回路11において、ノードBと出力側コネクタ31との間の出力側配線13にボルテージフォロワ11a2を更に設けてもよい。ボルテージフォロワ11a2の非反転入力端子はノードBに接続され、反転入力端子及び出力端子は出力側配線13に接続されている。ボルテージフォロワ11a2は、インピーダンス変換機能を有して抵抗分圧回路11a1の基準電圧を昇圧して酸素濃度センサ2のセンサ素子21に印加することが可能である。
また、図4に示すように、図3(b)に示す酸素濃度センサへの入力回路である第1の入力回路11において、電源電圧VCCの抵抗分圧回路11b2及びオペアンプ11b3を更に設けると共に、更にPNPトランジスタ素子11b1をNPNトランジスタ素子11b4に置き換えてもよい。
抵抗分圧回路11b2は、電源電圧VCCに対して直列に接続された抵抗素子R3及び抵抗素子R4によって構成され、抵抗素子R1と抵抗素子R2との間のノードDにはオペアンプ11b3の非反転入力端子が接続されている。抵抗分圧回路11b2は、電源電圧VCCの抵抗分圧を基準電圧としてオペアンプ11b3の非反転入力端子に出力する。電源電圧VCC及び抵抗素子R1、R2の抵抗値の大きさは、基準電圧の大きさに応じて定められている。
オペアンプ11b3の非反転入力端子は抵抗素子R1と抵抗素子R2との間のノードDに接続され、反転入力端子はモニタ用配線15に接続され、出力端子はNPNトランジスタ素子11b4のベース端子に接続されている。オペアンプ11b3は、比較器として機能し、非反転入力端子に入力された基準電圧と反転入力端子に入力された酸素濃度センサ2の電圧信号との差が所定値以上である場合、NPNトランジスタ素子11b4のベース端子にオン信号を出力する。このようにオペアンプ11b3(比較器)を用いることにより、酸素濃度センサ2の出力側コネクタ25の地絡を正確に検知することができる。
NPNトランジスタ素子11b4のエミッタ端子は接地準位LGに接続され、コレクタ端子はノードBにおいて出力側配線13に接続され、ベース端子はオペアンプ11b3の出力端子に接続されている。NPNトランジスタ素子11b4は、オペアンプ11b3からベース端子にオン信号が入力されると、抵抗分圧回路11a1とセンサ素子21との間の電気的接続を遮断することによって、酸素濃度センサ2のセンサ素子21に対する基準電圧の印加を遮断する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態における酸素濃度センサへの入力回路である第1の入力回路11では、酸素濃度センサ2の出力端(出力側配線24、出力側コネクタ25、入力側コネクタ32、及び入力側配線14)に対しては、第1の入力回路11が電気的に接続されると共に、酸素濃度センサ2の入力端(出力側配線13、出力側コネクタ31、入力側コネクタ23、及び入力側配線22)に対して基準電圧を印加する基準電圧回路11aと、酸素濃度センサ2の入力側コネクタ23に対する基準電圧の印加を、酸素濃度センサ2の出力端の電位が地絡電位になることに対応して遮断する遮断回路11bと、を備える。これにより、酸素濃度センサ2の出力端が地絡した際、基準電圧側から酸素濃度センサ2に電流が流れることによって酸素濃度センサ2内部のセンサ素子21が故障することを抑制することができる。
なお、本発明は、部材の種類、形状、配置、個数等は前述の実施形態に限定されるものではなく、その構成要素を同等の作用効果を奏するものに適宜置換する等、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることはもちろんである。
以上のように、本発明は、酸素濃度センサの出力端が地絡した際に基準電圧側から酸素濃度センサに電流が流れることによって酸素濃度センサ内部のセンサ素子が故障することを抑制可能な酸素濃度センサへの入力回路を提供することができるものであり、その汎用普遍的な性格から自動二輪車等の車両の内燃機関制御装置に広く適用され得るものと期待される。
1…ECU
2…酸素濃度センサ
3…ケース
4…CPU
11…酸素濃度センサへの入力回路(第1の入力回路)
11a…基準電圧回路
11a1…抵抗分圧回路
11a2…ボルテージフォロワ
11b…遮断回路
11b1…PNPトランジスタ素子
11b2…抵抗分圧回路
11b3…オペアンプ
11b4…NPNトランジスタ素子
12…第2の入力回路
12a…ボルテージフォロワ
13…出力側配線
14…入力側配線
15…モニタ用配線
21…センサ素子
22…入力側配線
23…入力側コネクタ
24…出力側配線
25…出力側コネクタ
31…出力側コネクタ
32…入力側コネクタ

Claims (4)

  1. 内燃機関の排気の酸素濃度に応じた電気信号を出力する酸素濃度センサに適用される酸素濃度センサへの入力回路において、
    前記酸素濃度センサは、入力端及び出力端を有し、
    前記入力端に対しては、基準電圧が印加され、
    前記出力端からは、前記電気信号が出力されると共に、前記出力端に対しては、前記入力回路が電気的に接続され、
    前記入力端に対して前記基準電圧を印加する基準電圧回路と、
    前記入力端に対する前記基準電圧の印加を、前記出力端の電位が地絡電位になることに対応して遮断する遮断回路と、
    を備えることを特徴とする酸素濃度センサへの入力回路。
  2. 前記遮断回路は、前記出力端の前記電位と前記基準電圧の電位との差に基づき、前記基準電圧の前記印加を遮断することを特徴とする請求項1に記載の酸素濃度センサへの入力回路。
  3. 前記遮断回路は、前記入力端と、前記入力端に前記基準電圧を印加する基準電圧回路と、の間の電気的接続を遮断するトランジスタを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の酸素濃度センサへの入力回路。
  4. 前記遮断回路は、前記入力端と前記基準電圧回路との間の前記電気的接続を、前記トランジスタと協働して遮断するオペアンプを更に含むことを特徴とする請求項3に記載の酸素濃度センサへの入力回路。
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