JP2017101844A - 空気調和機 - Google Patents

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正弘 青野
Masahiro Aono
正弘 青野
久史 武市
Hisashi Takechi
久史 武市
哲哉 小笠原
Tetsuya Ogasawara
哲哉 小笠原
山田 賢一
Kenichi Yamada
賢一 山田
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Abstract

【課題】低外気温時の冷房運転において、凝縮器の熱交換量と蒸発器の熱交換量とをバランスさせて円滑に冷房運転を行う。【解決手段】冷媒回路20において室外熱交換器203a及び主膨張弁204の間の第1接続点Xと室内熱交換器205及び圧縮機201の間の第2接続点Yとを接続する接続流路に設けられた補助熱交換器203bと、接続流路において補助熱交換器203bの上流側に設けられた第1膨張弁206と、冷媒回路20において第2接続点Y及び室内熱交換器205の間に設けられた第2膨張弁207とを備え、第1膨張弁206及び第2膨張弁207により補助熱交換器203bの蒸発圧力を室内側熱交換器205の蒸発圧力と異ならせている。【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和機に関するものである。
圧縮機、四路切替弁、室外熱交換器、主絞り部および室内熱交換器が順に接続された冷媒回路を冷媒が循環する冷凍サイクルを有する空気調和装置が存在する。このような空気調和装置では、例えば四路切替弁により冷媒の循環方向を切り替えることで、冷房運転、暖房運転等の異なる空気調和運転が行われる。
ところで、低外気温時の冷房運転では、室内熱交換器の熱交換能力に対して室外熱交換器の熱交換能力が過大となる。そうすると、室内側熱交換器の表面に結氷が生じてしまい、冷房運転に支障が生じたり、凝縮圧力と蒸発圧力との差が生じずに圧縮機に不具合が生じたりする。
ここで、低外気温時の冷房運転を円滑に行うことを目的として、特許文献1に示すものが考えられている。この空気調和機は、室外熱交換器を分割して、分割した一方の室外熱交換器を凝縮器とし、分割した他方の室外熱交換器を蒸発器として利用するものである。
しかしながら、特許文献1の空気調和機では、室内熱交換器の蒸発圧力と、分割した他方の室外熱交換器の蒸発圧力とを個別に制御することができない。そうすると、外気温度が氷点下よりも低い温度といった室内温度よりも低い外気温度では、室内熱交換器に蒸発圧力を合わせると分割した他方の室外熱交換器が蒸発器として機能しない、或いは、室外熱交換器に蒸発圧力を合わせると室内熱交換器の表面に結氷するという問題が生じてしまう。
特開2003−28530号公報
そこで本発明は、上記問題点を一挙に解決すべくなされたものであり、低外気温時(例えば、外気温度が室内温度よりも低い条件下)の冷房運転において、凝縮器の熱交換量と蒸発器の熱交換量とをバランスさせて円滑に冷房運転を行うことができる空気調和機を提供することを主たる課題とするものである。
すなわち本発明に係る空気調和機は、圧縮機、室外熱交換器、主絞り部及び室内熱交換器がこの順で接続された冷媒回路を有する空気調和機であって、前記冷媒回路において前記室外熱交換器及び前記主絞り部の間の第1接続点と、前記室内熱交換器及び前記圧縮機の間の第2接続点とを接続する接続流路に設けられた補助熱交換器と、前記接続流路において前記補助熱交換器の上流側に設けられた第1絞り部と、前記冷媒回路において前記第2接続点及び前記室内熱交換器の間に設けられた第2絞り部とを備え、前記第1絞り部及び前記第2絞り部によって、前記補助熱交換器の蒸発圧力を前記室内側熱交換器の蒸発圧力と異なるように構成されたことを特徴とする。
このようなものであれば、補助熱交換器の蒸発圧力と室内熱交換器の蒸発圧力とを異ならせているので、外気温度が氷点下よりも低い温度といった室内温度よりも低い外気温度においても、分割した他方の室外熱交換器を蒸発器として機能させることができ、室内熱交換器の表面に結氷することを防ぐことができる。したがって、低外気温時(例えば、外気温度が室内温度よりも低い条件下)の冷房運転においても、凝縮器の熱交換量と蒸発器の熱交換量とをバランスさせて円滑に冷房運転を行うことができる。
補助熱交換器の蒸発圧力を制御するための具体的な実施の態様としては、前記第1絞り部及び前記第2絞り部が膨張弁であり、前記膨張弁の弁開度を制御する制御機器が、外気温度に応じて前記第1、第2絞り部の弁開度を制御して、前記補助熱交換器の蒸発圧力を前記室内側熱交換器の蒸発圧力と異ならせることが望ましい。
具体的な制御内容としては以下が考えられる。
(1)外気温度を測定する外気温度センサと、前記圧縮機への冷媒の吸入圧力を測定する吸入圧力センサとを備え、前記制御機器が、前記外気温度センサにより得られた外気温度から前記補助熱交換器の蒸発圧力を決定し、前記吸入圧力センサにより得られる吸入圧力を取得して、前記第1、第2絞り部の弁開度をフィードバック制御する。
(2)外気温度を測定する外気温度センサと、前記圧縮機への冷媒の吸入温度を測定する吸入温度センサとを備え、前記制御機器が、前記外気温度センサにより得られた外気温度から前記補助熱交換器の蒸発圧力を決定し、前記吸入温度センサにより得られる吸入温度を取得して、前記第1、第2絞り部の弁開度をフィードバック制御する。
(3)前記制御機器が、前記圧縮機の吸入配管の過熱度を一定とするように、前記第1、第2絞り部の弁開度をフィードバック制御する。
外部に補助熱交換器を設けることなく構成するとともに、凝縮器の熱交換量と蒸発器の熱交換量とをバランスさせ易くするためには、前記室外熱交換器が複数に分割されており、前記分割した室外熱交換器が前記補助熱交換器として構成されていることが望ましい。
室外熱交換器を分割することによる室外機内の配管構成の複雑化を防ぐためには、前記補助熱交換器が、別の空気調和機の室内熱交換器により構成されていることが望ましい。
前記第2絞り部をキャピラリーにより構成しても良い。
前記圧縮機及び前記室外熱交換器を有する室外機と、前記主絞り部及び前記室内熱交換器を有する室内機と、前記室外機及び前記室内機を接続する接続配管とを備え、前記補助熱交換器、前記第1絞り部及び前記第2絞り部が、前記接続配管に外付けされる補助ユニットに設けられていることが望ましい。
これならば、低外気温時の冷房運転における室外側熱交換器の熱交換量と室内側熱交換器の熱交換量との調整機能を、既存の空気調和機に付加することができる。
本発明によれば、補助熱交換器の蒸発圧力と室内熱交換器の蒸発圧力とを異ならせているので、低外気温時(例えば、外気温度が室内温度よりも低い条件下)の冷房運転において、凝縮器の熱交換量と蒸発器の熱交換量とをバランスさせて円滑に冷房運転を行うことができる。
第1実施形態における通常の冷房運転時の冷媒の流れを示す図である。 同実施形態における暖房運転時の冷媒の流れを示す図である。 同実施形態における低外気温度の冷房運転時の冷媒の流れを示す図である。 第2実施形態における空気調和機の構成を示す模式図である。 第2実施形態における空気調和機の変形例を示す模式図である。 変形実施形態における空気調和機の構成を示す模式図である。
<第1実施形態>
以下に本発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。
第1実施形態の空気調和機100は、図1に示すように、建物の屋外に設置される室外機10と、建物内に設置される室内機11と、室外機10及び室内機11を冷媒配管により接続して構成される冷媒回路20と、室外機10及び室内機11等を制御して空調運転を実施する制御機器たる空気調和機室外制御部30及び空気調和機室内制御部31とを備えている。なお、空気調和室外機制御部30及び空気調和機室内制御部31は、空気調和機100の各部の制御を行う。なお、空気調和室外機制御部30、空気調和機室内制御部31と、室内機11及び室外機10の各部との間は接続されているが、図1では、その接続についての記載は省略してある。また、以下においては、通常の冷房運転を行っている空気調和機100を前提として説明する。
冷媒回路20は、圧縮機201と、四路切替弁202と、室外熱交換器203と、主膨張弁(主絞り部)204と、室内熱交換器205とを接続して構成されるものである。本実施形態では、圧縮機201と、四路切替弁202と、室外熱交換器203とが室外機10の内部に設けられ、主膨張弁204と蒸発器205とが室内機11の内部に設けられた構成である。
室外熱交換器203は、第1室外熱交換器203aと第2室外熱交換器203bに分割して構成されている。
四路切替弁202は、第1室外熱交換器203aと第2室外熱交換器203bとにそれぞれ対応した第1四方弁202aと第2四方弁202bとを備えている。
そして、圧縮機201の吐出側が分岐しており、分岐した一方は第1四方弁202aのDポートに接続され、第1四方弁202aのCポートは第1室外熱交換器203aの冷房時入口側に接続されている。また、分岐した他方は第2四方弁202bのDポートに接続され、第2四方弁202bのCポートは第2室外熱交換器203bの冷房時入口側に接続されている。
また、第1室外熱交換器203aの冷房時出口側と第2室外熱交換器203bの冷房時出口側とは第1接続点Xで合流されている。ここで、第2室外熱交換器203bの冷房時入口側と第1接続点Xとの間には、第1絞り部(第1膨張弁)206が設けられている。この第1膨張弁206は、空気調和機制御部30により、その弁開度が制御される。
第1四方弁202aのAポートは室内熱交換器205の冷房時出口側に接続されている。また、第1四方弁202aのBポートは第2四方弁202bのAポートに接続されている。第2四方弁202bのBポートは圧縮機201の吸入側に接続されている。
この冷媒回路20において、第1四方弁202aのBポートと第2四方弁202bのAポートとを接続する配管(以下、BA接続配管21ともいう。)から分岐して、圧縮機201の吸入側の第2接続点Yで合流する分岐流路22が設けられている。そして、この分岐流路22には第2絞り部(第2膨張弁)207が設けられている。この第2膨張弁207は、空気調和機制御部30により、その弁開度が制御される。なお、この接続流路22における第2絞り部207の上流側にはキャピラリー208が設けられている。
上述した冷媒回路20において、第1接続点X及び第2接続点Yを接続する接続流路上に補助熱交換器となる第2室外熱交換器203bが設けられ、接続流路において前記第2室外熱交換器203bの第1接続点X側に第1膨張弁206が設けられ、第2接続点Y及び室内熱交換器205の間に第2膨張弁207が設けられる構成となる。
また、BA接続配管21における分岐流路22の分岐点下流側には逆止弁209が設けられている。さらに、分岐点及び逆止弁209の間と、第2四方弁202bのBポート及び圧縮機201の吸入側を接続する配管とを接続するバイパス配管23には、電磁開閉弁210が設けられている。この電磁開閉弁210は、空気調和機制御部30により、その開閉が制御される。
次に、本実施形態の空気調和機100の動作について説明する。
(1)通常の冷房運転時
通常冷房時は、図1に示すように、第1四方弁202a及び第2四方弁202bはそれぞれAポートとBポートとを連通し、CポートとDポートとを連通する。このため、圧縮機201の吐出側から出た冷媒は、第1四方弁202a及び第2四方弁202bをそれぞれ通り、第1室外熱交換器203a及び第2室外熱交換器203bを通過後、第1接続点X点で合流して室内機11側に流れる。
また、室内機11より戻ってきた冷媒は、第1四方弁202aのAポートに流入し、Bポートから流出して、第2四方弁202bのAポートに流入し、Bポートから流出して、圧縮機201の吸入側へと戻る。
この際、第2膨張弁207の弁開度は冷媒に影響を与えないので開閉のどちらでも問題ない。また、バイパス配管23に設けている電磁開閉弁210の開閉に関してもどちらでも問題ない。なお、第1膨張弁206は開である。
(2)通常の暖房運転時
通常暖房時は、図2に示すように、第1四方弁202a及び第2四方弁202bはそれぞれBポートとCポートとを連通し、AポートとDポートとを連通する。このため、圧縮機201の吐出側から出た冷媒は、第1四方弁202aと第2四方弁202bに分かれ、第1四方弁202a側はDポートに流入し、Aポートから流出して、ガス管を流れて室内機11へと流れる。一方、第2四方弁202b側はDポートに流入するものの、Aポート出口の逆止弁209にて停止する。
また、室内機11より戻ってきた冷媒は、主膨張弁204を通過した後に膨張弁206で減圧された後に、第1室外熱交換器203aと第2室外熱交換器203bとに分流され、第1四方弁202a及び第2四方弁202bのCポートに流入し、Bポートから流出して、圧縮機201の吸入側へと戻る。この際、第2膨張弁207は開とする。また第2四方弁202bのAポートとBポートをバイパスするバイパス配管23に設けている電磁開閉弁210の開閉に関しても圧損低減のために開とする。なお、低循環量などにて圧損が問題ない場合は閉又は電磁開閉弁210を削除しても問題ない。
(3)低外気温度の冷房運転時
低外気温度の冷房運転時では、図3に示すように、第1四方弁202aはAポートとBポートとを連通し、CポートとDポートとを連通する。また、第2四方弁202bはAポートとDポートとを連通し、BポートとCポートとを連通する。圧縮機201の吐出側から出た冷媒は、第1四方弁202aのDポートに流入し、Cポートから流出して、第1室外熱交換器203aへと流れる。このとき、第1室外熱交換器203aは凝縮器となる。第1室外熱交換器203aを通過した後の冷媒は、第1接続点Xにおいて第2室外熱交換器203b側と室内機11側とに分流する。
第2室外熱交換器203b側に流れた冷媒は、第1膨張弁206にて低外気温度でも蒸発できる圧力に絞られて第2室外熱交換器203bに流れる。このとき、第2室外熱交換器203bは蒸発器(補助熱交換器)となる。
ここで、第1膨張弁206の弁開度は、空気調和機制御部30によって、以下のように制御される。
つまり、空気調和機制御部30は、室外機10に設けられた外気温度センサ211から外気温度T[℃]を取得し、この外気温度T[℃]に対して、第2室外熱交換器203bの蒸発圧力を、(T−5)[℃]における蒸発圧力に設定する。そして、空気調和機制御部30は、圧縮機201の吸入側に設けられた吸入側圧力センサ212から吸入圧力(低圧)を取得し、当該吸入圧力が、(T−5)[℃]における蒸発圧力となるように、第1膨張弁206の弁開度をフィードバック制御する。
また、室内機11より戻ってきた冷媒は、第1四方弁202aのAポートに流入し、Bポートから流出して、分岐流路22に設けられた第2膨張弁207側に流れる。この第2膨張弁207に流れる冷媒は、第2室外熱交換器203bを通過した冷媒と第2接続点Yで合流するために、当該第2膨張弁207によって減圧される。
ここで、第2膨張弁207の弁開度は、空気調和機制御部30によって、以下のように制御される。
つまり、空気調和機制御部30は、室外機10に設けられた外気温度センサ211から外気温度T[℃]を取得し、この外気温度T[℃]に対して、第2室外熱交換器203bの蒸発圧力を、(T−5)[℃]における蒸発圧力に設定する。そして、空気調和機制御部30は、圧縮機201の吸入側に設けられた吸入圧力センサ212から吸入圧力(低圧)を取得し、当該吸入圧力が、(T−5)[℃]における蒸発圧力となるように、第2膨張弁207の弁開度をフィードバック制御する。
なお、室内機11の主膨張弁204は、前記第1膨張弁206及び前記第2膨張弁207とは異なり、例えば、室内熱交換器205の入口温度と室内熱交換器205の出口温度とを検出することによって過熱度を計算し、その過熱度を用いてその弁開度が制御される。
そして、第2膨張弁207により減圧された冷媒は、第2室外熱交換器203bを通過した冷媒と合流して、圧縮機201の吸入側へと戻る。なお、このとき、第2四方弁202bのAポートとBポートをバイパスするバイパス配管23に設けている電磁開閉弁210は閉とする。
このように構成した本実施形態の空気調和機100によれば、第2室外熱交換器(補助熱交換器)203bの蒸発圧力と室内熱交換器205の蒸発圧力とを異ならせているので、外気温度が氷点下よりも低い温度といった室内温度よりも低い外気温度においても、第2室外熱交換器203bを蒸発器として機能させることができ、室内熱交換器205の表面に結氷することを防ぐことができる。したがって、低外気温時(例えば、外気温度が室内温度よりも低い条件下)の冷房運転においても、凝縮器の熱交換量と蒸発器の熱交換量とをバランスさせて円滑に冷房運転を行うことができる。
<第2実施形態>
次に本発明の第2実施形態について図面を参照して説明する。
第2実施形態の空気調和機100は、図4に示すように、建物の屋外に設置される室外機10と、建物内に設置される室内機11と、室外機10及び室内機11を冷媒配管12により接続して構成される冷媒回路20と、室外機10及び室内機11等を制御して空調運転を実施する制御機器たる空気調和室外機制御部30及び空気調和機室内制御部31とを備えている。なお、空気調和室外機制御部30及び空気調和機室内制御部31は、空気調和機100の各部の制御を行う。なお、空気調和室外機制御部30及び空気調和機室内制御部31と、室内機11及び室外機10の各部との間は接続されているが、図4では、その接続についての記載は省略してある。
冷媒回路20は、圧縮機201と、四路切替弁202と、室外熱交換器203と、主膨張弁(主絞り部)204と、室内熱交換器205とを接続して構成されるものである。本実施形態では、圧縮機201と、四路切替弁202と、室外熱交換器203とが室外機10の内部に設けられ、主膨張弁204と蒸発器205とが室内機11の内部に設けられた構成である。なお、本実施形態の室外熱交換器203は、分割されていない。
冷媒配管12は、ガス側冷媒配管121と、液側冷媒配管122とを有している。ガス側冷媒配管121は、室内機11の蒸発器205と室外機10の四路切替弁202とを接続するものである。液側冷媒配管122は、室外機10の凝縮器203(主膨張弁204)と室内機の蒸発器205とを接続するものである。
この補助ユニット13は、ガス側冷媒配管121に着脱可能に接続されるガス側内部配管131と、液側冷媒配管122に着脱可能に接続される液側内部配管132と、液側内部配管132の第1接続点X及びガス側内部配管131の第2接続点Yに接続された接続流路(接続配管)133と、接続配管133に設けられた補助熱交換器134とを備えている。
そして、接続配管133において補助熱交換器134の第1接続点X側には第1絞り部(第1膨張弁)135が設けられている。この第1膨張弁135は、空気調和機制御部30により、その弁開度が制御される。
ガス側内部配管131において第2接続点Y上流側には、第2絞り部(第2膨張弁)136が設けられている。この第2膨張弁136は、空気調和機制御部30により、その弁開度が制御される。
また、ガス側内部配管131には、前記第2接続点Y及び前記第2膨張弁136をバイパスするバイパス配管137が接続されている。このバイパス配管137には、電磁開閉弁138が設けられている。この電磁開閉弁138は、空気調和機制御部30により、その開閉が制御される。
さらに、ガス側内部配管131においてバイパス配管137との室外機側の接続点Zと第2接続点Yとの間には、第2接続点Yから接続点Zに向かって流れる冷媒を流す逆止弁139が設けられている。
次にこのように構成した空気調和機100の動作について簡単に説明する。
通常の冷房運転時及び暖房運転時は、電磁開閉弁138を開として、第1膨張弁135及び第2膨張弁136を閉とする。これにより、補助ユニット13に設けられた補助熱交換器134に冷媒は流れない。
低外気温時の冷房運転時は、電磁開閉弁138を閉として、第1膨張弁135及び第2膨張弁136を開とする。これにより、補助熱交換器134に冷媒が流れて、補助熱交換器134が蒸発器として機能する。
このとき、第1膨張弁136の弁開度及び第2膨張弁137の弁開度は、前記第1実施形態と同様に制御される。
このように構成した本実施形態の空気調和機100によれば、補助熱交換器134の蒸発圧力と室内熱交換器205の蒸発圧力とを異ならせているので、外気温度が氷点下よりも低い温度といった室内温度よりも低い外気温度においても、補助熱交換器134を蒸発器として機能させることができ、室内熱交換器205の表面に結氷することを防ぐことができる。したがって、低外気温時(例えば、外気温度が室内温度よりも低い条件下)の冷房運転においても、凝縮器の熱交換量と蒸発器の熱交換量とをバランスさせて円滑に冷房運転を行うことができる。また、補助ユニット13を既存の空気調和機100に外付けするだけで、上記機能を既存の空気調和機100に付与することができる。
なお、第2実施形態の補助ユニット13を、図5に示すように、第1補助ユニット13a及び第2補助ユニット13bから構成しても良い。第1補助ユニット13aには、液側内部配管132及び補助熱交換器134及び第1膨張弁136が設けられており、第2補助ユニット13bには、ガス側内部配管131、第2膨張弁137及びバイパス配管137等が設けられている。前記第1補助ユニット13aは、既存の室内機を用いて構成しても良い。このように構成した補助ユニットの動作は、前記第2実施形態と同様である。
なお、本発明は前記各実施形態に限られるものではない。
図6に示すように、前記第1実施形態の空気調和機において、室内機及び室外機が複数台接続されたものであっても良い。この場合には、室内機及び室外機の能力バランスに応じて以下の通りに運転状況が変化する。
(1)室内機の能力が十分の場合には、複数台の室外機全てが通常の冷房運転にて運転する。
(2)室内機の能力が少なくなった場合には、室外機の運転台数を徐々に減少させて運転する。
(3)室内機の能力がさらに少なくなり、室外機1台運転でもバランスが取れないときは、前記第1実施形態の回路に切り替わり、分割された室外熱交換器の一部を蒸発器として利用して蒸発能力の不足を補う。
また、前記実施形態では、圧縮機の吸入圧力が(T−5)[℃]の蒸発圧力となるように第1、第2膨張弁の弁開度をフィードバック制御するものであったが、その他、以下のように制御しても良い。
つまり、圧縮機201への冷媒の吸入温度を測定する吸入温度センサを設け、空気調和機制御部30が、外気温度センサにより得られた外気温度から前記補助熱交換器の蒸発圧力((T−5)[℃]における蒸発圧力)を決定し、前記吸入温度センサにより得られる吸入温度を取得して、第1、第2膨張弁206、207の弁開度をフィードバック制御する。
また、空気調和機制御部30が、圧縮機201の吸入配管の過熱度を一定とするように、第1、第2膨張弁206、207の弁開度をフィードバック制御する。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
100・・・空気調和機
10・・・室外機
20・・・冷媒回路
30・・・空気調和機制御部(制御機器)
11・・・室内機
201・・・圧縮機
203・・・室外熱交換器
204・・・主絞り部
205・・・室内熱交換器
203b・・・第2室外熱交換器(補助熱交換器)
206・・・第1絞り部
207・・・第2絞り部
X・・・第1接続点
Y・・・第2接続点
211・・・外気温度センサ
212吸入圧力センサ
12・・・接続配管
13・・・補助ユニット

Claims (9)

  1. 圧縮機、室外熱交換器、主絞り部及び室内熱交換器がこの順で接続された冷媒回路を有する空気調和機であって、
    前記冷媒回路において前記室外熱交換器及び前記主絞り部の間の第1接続点と、前記室内熱交換器及び前記圧縮機の間の第2接続点とを接続する接続流路に設けられた補助熱交換器と、
    前記接続流路において前記補助熱交換器の上流側に設けられた第1絞り部と、
    前記冷媒回路において前記第2接続点及び前記室内熱交換器の間に設けられた第2絞り部とを備え、
    前記第1絞り部及び前記第2絞り部によって、前記補助熱交換器の蒸発圧力を前記室内側熱交換器の蒸発圧力と異なるように構成された空気調和機。
  2. 前記第1絞り部及び前記第2絞り部が膨張弁であり、
    前記膨張弁の弁開度を制御する制御機器が、外気温度に応じて前記第1、第2絞り部の弁開度を制御して、前記補助熱交換器の蒸発圧力を前記室内側熱交換器の蒸発圧力と異ならせる請求項1記載の空気調和機。
  3. 外気温度を測定する外気温度センサと、
    前記圧縮機への冷媒の吸入圧力を測定する吸入圧力センサとを備え、
    前記制御機器が、前記外気温度センサにより得られた外気温度から前記補助熱交換器の蒸発圧力を決定し、前記吸入圧力センサにより得られる吸入圧力を取得して、前記第1、第2絞り部の弁開度をフィードバック制御する請求項2記載の空気調和機。
  4. 外気温度を測定する外気温度センサと、
    前記圧縮機への冷媒の吸入温度を測定する吸入温度センサとを備え、
    前記制御機器が、前記外気温度センサにより得られた外気温度から前記補助熱交換器の蒸発圧力を決定し、前記吸入温度センサにより得られる吸入温度を取得して、前記第1、第2絞り部の弁開度をフィードバック制御する請求項2記載の空気調和機。
  5. 前記制御機器が、前記圧縮機の吸入配管の過熱度を一定とするように、前記第1、第2絞り部の弁開度をフィードバック制御する請求項2記載の空気調和機。
  6. 前記室外熱交換器が複数に分割されており、
    前記分割した室外熱交換器が前記補助熱交換器として構成されている請求項1乃至5の何れか一項に記載の空気調和機。
  7. 前記補助熱交換器が、別の空気調和機の室内熱交換器により構成されている請求項1乃至5の何れか一項に記載の空気調和機。
  8. 前記第2絞り部がキャピラリーにより構成されている請求項1記載の空気調和機。
  9. 前記圧縮機及び前記室外熱交換器を有する室外機と、前記主絞り部及び前記室内熱交換器を有する室内機と、前記室外機及び前記室内機を接続する接続配管とを備え、
    前記補助熱交換器、前記第1絞り部及び前記第2絞り部が、前記接続配管に外付けされる補助ユニットに設けられている請求項1乃至8の何れか一項に記載の空気調和機。
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