JP2017098920A - 画像処理装置、画像処理方法、およびそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 色変換テーブルの更新を繰り返して複数色の色合わせを行う場合、調整したい色に競合色があると、競合色がどのような色になるか事前にユーザーが知ることが難しい。【解決手段】 本画像処理装置は、調整色を選択する第1の選択手段、前記選択された調整色のパッチと前記調整色の近傍色のパッチと前記調整色に対応する競合色のパッチと前記競合色の近傍色のパッチとを含むチャートをプリンタに印刷させる印刷手段、前記印刷されたチャートを用いて前記近傍色のパッチから目標色を選択する第2の選択手段、前記選択された調整色と前記選択された目標色とを用いて前記プリンタにより印刷される色を変換するために用いられる色変換テーブルを生成する生成手段を有し、前記競合色の近傍色のパッチは、前記調整色が前記近傍色になるように色変換テーブルが生成された場合、前記競合色が前記色変換テーブルで変換された後の色を示すことを特徴とする。【選択図】 図4
Description
本発明は、画像処理装置及び画像処理方法に関し、特に印刷されたチャートから目標となる色を目視で選択し、選択された色に対応する信号値に基づいて色変換テーブルの更新を行うものである。
近年、電子写真装置の性能向上に伴い印刷機と同等の画質を実現した装置が登場している。そのため販売店舗などで用いられるPOP等の印刷が、各店舗でより簡単に行えるようになった。POPとはPoint of purchase advertisingの略語で、販売促進のための広告のことである。しかし、印刷する装置の違いや、印刷タイミングの違いなどにより、見本のPOPと異なる色で印刷されてしまう事がある。この場合、従来は専門知識を持ったサービスマンなどがその装置を調整して色を合わせる事を行っていたが、近年では特別な専門知識が無くても販売店舗の担当者などが簡易的に色を合わせられるシステムが構築されている。例えば、POPなどの画像から調整したい色を抽出し、抽出した色に対してその近傍の色のパッチを複数生成する。そして、生成したパッチが配置されたチャートを印刷し、ユーザーが印刷されたパッチの中から目視により所望の色を有するパッチを選択する。そして、この選択されたパッチの色に応じて色変換テーブルを更新するというものがある(特許文献1参照)。
色変換テーブルの更新を繰り返しながら複数色の色合わせを行う場合、調整したい色の組み合わせによって、色変換テーブルを更新すべく格子点を更新する際、同一の格子点を更新する色(ここでは競合色という)が存在する。色変換テーブルの更新において競合色のうちのどちらか一方の色合わせを優先すると、競合色のうちのもう一方の色合わせが無効になる場合がある。複数色の色合わせをするために色変換テーブルの更新を一度にまとめて実施する場合も同様である。しかしながら、目視での色合わせを行うユーザーにとって、色変換テーブルの更新を行う際に、予めどの色が競合するかを判断することは困難である。
さらに、競合色の色合わせを実施した際に、競合色がどのような色になるか事前にユーザーが知ることも困難である。
上記課題を解決すべく、本願発明は、調整色を選択する第1の選択手段と、前記選択手段によって選択された調整色のパッチと前記調整色の近傍色のパッチと前記調整色に対応する競合色のパッチと前記競合色の近傍色のパッチとを含むチャートをプリンタに印刷させる印刷手段と、前記印刷手段により印刷されたチャートを用いて、前記近傍色のパッチから目標色を選択する第2の選択手段と、前記第1の選択手段により選択された調整色と前記第2の選択手段により選択された目標色とを用いて、前記プリンタにより印刷される色を変換するために用いられる色変換テーブルを生成する生成手段と、を有し、前記競合色の近傍色のパッチは、前記調整色が前記近傍色になるように色変換テーブルが生成された場合に、前記競合色が前記色変換テーブルにて変換された後の色を示すことを特徴とする。
本画像処理装置では、調整色のパッチと調整色パッチの目標色の候補である近傍色(候補)パッチと調整色に対する競合色のパッチと競合色が更新後の色変換テーブルで変換された場合の色を表現したパッチのセットとを配置したチャートを生成する。
これにより、更新後の色変換テーブルで変換される調整色と競合色との色が可視化できる。
よって、ユーザーは、調整色と競合する競合色が存在するか否かについての情報や、更新後の色変換テーブルにより調整色と調整色と競合する競合色との双方の色がどの程度変化するのかを事前に確認しながら調整色に対する目標色を決定することが可能となる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
<第一の実施形態>
図1は本発明の第一の実施形態における画像処理装置を含んだ画像処理システムの構成例を示すシステム構成図である。この画像形成システムは、ネットワーク101、コンピュータ102、ディスプレイ103、プリンタ106より構成される。また、プリンタ106は、プリンタコントローラ104、プリンタエンジン105から構成される。コンピュータ102とプリンタ106はネットワーク101によって、通信する事が可能である。例えばコンピュータ102からプリンタ106に印刷指示を送信することや、プリンタ106の情報をコンピュータ102で取得することができる。コンピュータ102とディスプレイ103は互いに接続されており、コンピュータ102は動作中のアプリケーションの画面情報をディスプレイ103に送信して画面出力する。また、プリンタコントローラ104とプリンタエンジン105は互いに接続されており、プリンタコントローラ104はプリンタエンジン105に制御信号を送信してプリンタ出力を実施する。
図1は本発明の第一の実施形態における画像処理装置を含んだ画像処理システムの構成例を示すシステム構成図である。この画像形成システムは、ネットワーク101、コンピュータ102、ディスプレイ103、プリンタ106より構成される。また、プリンタ106は、プリンタコントローラ104、プリンタエンジン105から構成される。コンピュータ102とプリンタ106はネットワーク101によって、通信する事が可能である。例えばコンピュータ102からプリンタ106に印刷指示を送信することや、プリンタ106の情報をコンピュータ102で取得することができる。コンピュータ102とディスプレイ103は互いに接続されており、コンピュータ102は動作中のアプリケーションの画面情報をディスプレイ103に送信して画面出力する。また、プリンタコントローラ104とプリンタエンジン105は互いに接続されており、プリンタコントローラ104はプリンタエンジン105に制御信号を送信してプリンタ出力を実施する。
図2(a)はコンピュータ102の物理構成を示すブロック図である。コンピュータ102は、内部バス201、CPU202、RAM203、外部記憶装置204、ディスプレイインタフェース205、外部入力装置206、ネットワークインタフェース207より構成される。CPU202、RAM203、外部記憶装置204、ディスプレイインタフェース205、外部入力装置206、ネットワークインタフェース207はネットワーク101と接続し、プリンタ106と互いにデータを通信する。コンピュータ102が起動すると、CPU202がアプリケーション実行プログラムを外部記憶装置204から読み込んでRAM203に格納しそのプログラムを実行する。CPU202が実行しているプログラムは、ディスプレイインタフェース205に対して画面表示データを送信開始し、ディスプレイ103に画面を出力する。また、CPU202は外部入力装置206からのユーザー入力情報を監視し、ユーザー入力情報が入力された場合はプログラム中に定義されたユーザー入力情報に対応する処理を実行する。
図2(b)はプリンタコントローラ104の物理構成を示すブロック図である。プリンタコントローラ104は、内部バス208、CPU209、RAM210、外部記憶装置211、ネットワークインタフェース212、エンジンインタフェース213、入力装置214より構成される。CPU209、RAM210、外部記憶装置211、ネットワークインタフェース212、エンジンインタフェース213、入力装置214は内部バス208を介して互いにデータを通信する。プリンタコントローラ104が起動すると、CPU209は実行プログラムを外部記憶装置211から読み込んでRAM210に格納しそのプログラムを実行する。
また、以降に説明する判断や条件分岐等の各処理は前記プログラムに則って各CPUが行い、途中で生成されるデータは各RAMに一時格納することで他の処理にて再利用される。
図3(a)はCPU202で実行するプログラムのモジュール構成を示すブロック図である。CPU202で実行するプログラムのモジュールは、データ取得部301、競合色判定部302、チャート生成部303、印刷処理部304、色更新処理部305から構成される。データ取得部301は、調整対象である調整色の値(調整値)とチャート生成に必要となるテーブルデータ及び色変換テーブルの取得と調整履歴の取得を行う。なお、本実施形態においては調整値を一般的なモニタで使用される色空間の値とする。モニタで使用される色空間とは、例えば、sRGB色空間やAdobeRGB色空間のことである。この説明では、調整値はsRGB色空間の値とする。また、色変換テーブルはsRGBをデバイスに依存するRGB(devRGB)色空間に変換するテーブルとする。このテーブルによりディスプレイ103に表示される色の色値とプリンタ106に形成される色の色値との関係が示される。更に、色変換テーブルを更新する処理にテーブルデータが必要となる。このテーブルデータはdevRGBをL*a*b*に変換するテーブルとする。L*a*b*は人間の視覚特性を考慮した(視覚均等)、デバイスに非依存の3次元の色空間である。ただし、各色空間はこれに限られるものではない。また、調整履歴とは色更新処理部305で過去に調整した調整色の値と色変換テーブルを更新した箇所(例えば色変換テーブルの格子点を特定する番号などの情報)についての情報を含む時系列の履歴である。
競合色判定部302は、データ取得部301で取得した調整値と色変換テーブルと調整履歴に基づいて、調整履歴内に競合色があるか否かを判定する。判定方法の詳細については後述する。競合色があると判定された場合は、ディスプレイ103上に競合色があることについて警告を表示する。
チャート生成部303は、データ取得部301で取得したデータと競合色判定部302の結果を元に、チャートを生成する。チャート生成の詳細処理については後述する。
印刷処理部304は、チャート生成部303で生成したチャートを、プリンタ106で印刷するために必要となる処理を行う。具体的には、チャートをプリンタ106で扱える色空間に変換し、後述するレンダリング処理部306に送信する。色更新処理部305は、目標となる色の値(目標値)の取得を行い、取得した目標値とデータ取得部301で取得した調整値及び色変換テーブルを用いて、色変換テーブルの更新を行う。
図3(b)はCPU209で実行するプログラムのモジュール構成を示すブロック図である。CPU209で実行するプログラムのモジュールは、レンダリング処理部306、色変換部307、二値化処理部308、エンジン制御部309より構成される。レンダリング処理部306は印刷処理部304で変換されたチャート等の画像データを不図示の画像メモリに描画する。色変換部307は画像メモリに描画された画像データを、プリンタエンジン105が扱う色材に対応する画像データ(CMYK)に変換する。二値化処理部308は色変換部307で変換された画像データをスクリーン処理や誤差拡散処理等の画像形成処理を行って二値画像データに変換し、エンジン制御部309に出力する。エンジン制御部309は、二値化処理部308で変換された二値画像データを基にプリンタエンジン制御の指令をエンジンインタフェース213に出力する。これによりプリンタエンジン105にて画像がインク像やトナー像として紙面上に形成される。
続いて、図4を用いて印刷したチャートから目視により目標となる色を選択し、これに対応する目標値に基づいて色変換テーブルを更新する処理について説明する。図4の処理は、ステップS401からS403及びS405からS407までをコンピュータ102のCPU202で、ステップS403をプリンタコントローラ104のCPU209で行う。
まずデータ取得部301は、ステップS401において調整対象である調整色の値(調整値)とチャート生成に必要となるテーブルデータ及び色変換テーブルと調整履歴の取得を行う。調整値の取得方法は、いくつかの色に対応するsRGBの組み合わせを予め用意しておき、その中からユーザーが任意の色の組合せ(sRGBの組合せを)選択する方法でもよい。または、ユーザーが調整色に対応するsRGB値を入力することが可能な仕組みを設ける方法でもよい。また、POPなどの色を変更したい画像データがある場合には、その画像データから調整色に対応するsRGB値を取得して調整値とする方法でもよい。例えば画像データからユーザーが変更したい色(調整色)を指摘し、この指摘された色のsRGB値が自動的に取得され、これを調整値としてもよい。
色変換テーブルは、コンピュータ102もしくはプリンタ106の外部記憶装置204、211に保持されており、画像データを印刷する時に使用される色変換テーブルである。チャート生成に必要となるテーブルは、予め用意されたプリンタの種類に応じたdevRGBからL*a*b*に変換するテーブルの中から選択する。チャート生成に必要となるテーブルは、テーブル作成専用のチャートを該当するプリンタで印刷し、チャートの測定値(L*a*b*値)をdevRGB値と関連付けることで作成される。
調整履歴は、コンピュータ102の外部記憶装置204に保持されており、色変換テーブル更新時に調整色と色変換テーブルの更新箇所が記録される。色変換テーブルの更新箇所とは、例えば色変換テーブルの格子点毎に番号がふられており、更新があった箇所の格子点の番号である。
次に競合色判定部302は、ステップS402においてステップS401で取得した調整値と調整履歴をもとに競合色の有無を判断する。色変換テーブルの更新箇所が重複する色が存在すると判断された場合に競合色があるとする。まず調整値について色変換テーブルの更新箇所を求める。色変換テーブルを更新する処理自体は後述するステップS406で行うが、ステップS406とは別に競合色判定のために事前に更新箇所を特定しておく。
色変換テーブルの更新箇所とは、例えば、色変換テーブルで調整値のsRGB値をdevRGB値に補間演算する際に用いられる色変換テーブルの格子点である。例えば、色変換テーブルを構成する各格子点には予め番号が振られており、その格子点の番号を取得することで、調整値に対応する色変換テーブルにおける更新箇所を求める。四面体補間の場合は、4つの格子点の番号が色変換テーブルの更新箇所となる。
次に、色変換テーブルの更新箇所が重複することについて図9を用いて説明する。図9は説明の簡略化のため、三次元の色変換テーブル(sRGB→devRGB)を二次元に簡略化して図示したものである。線分が交差する箇所が色変換テーブルの格子点を意味する。例えば、現在の調整値902の色合わせを行う場合、更新する格子点は、格子点915、格子点913、格子点916、格子点917であるとする。このとき、ステップS401で取得した調整履歴上に過去の調整値901と色変換テーブルの更新箇所である格子点911、格子点912、格子点913、格子点914の情報があった場合、格子点913において更新箇所が重複している。このように色変換テーブルの更新箇所が重複している場合、すなわち、色変換テーブルを更新(新たに生成)することで対応する値が変更される格子点を共有する色がある場合、競合色があると判定する。
また、競合色があると判定した場合は、ディスプレイ上に警告の表示と調整を継続するか否かの選択肢の提示をし、外部入力装置206を介して選択結果を取得する。例えば、図6で示すような画面601が表示される。警告602と調整を継続するボタン603と終了するボタン604を表示し、外部入力装置206によってボタン603またはボタン604が押下されると選択結果を受信する。
なお、調整を継続するか否かについては選択肢の提示は必ずしもなくともよいとする。その場合、「競合色があるので現在の調整色で調整はできません」といった警告を提示し、図4の一連の処理を終了するとしてもよい。
続いてチャート生成部303は、ステップS403においてステップS401で取得したデータに基づいてチャートを生成する。チャート生成の詳細については後述する。
印刷処理部304は、ステップS404においてステップS403で生成されたチャートに基づきチャートの印刷を行う。印刷処理の詳細については後述する。
印刷処理部304は、ステップS404においてステップS403で生成されたチャートに基づきチャートの印刷を行う。印刷処理の詳細については後述する。
次に、色更新処理部305は、ステップS404からステップS406までを行う。
まずステップS405において、ステップS404でユーザーが印刷されたチャートから目標となる色のパッチの選択をし、この選択結果を受信することで、その色に対応する目標値を取得する。
続いてステップS406において、ステップS401で取得した調整値と色変換テーブルおよびステップS405で取得した目標値を用いて色更新処理を行う。色更新処理は、色変換テーブルを用いて調整値を変換した場合の出力値が、色変換テーブルを用いて目標値を変換した場合の出力値と同じ値となるように色変換テーブルの該当する部分を更新する。例えば、調整値のsRGB値が(150,0,0)であり、色変換後の出力値のdevRGB値が(120、0、0)であるとする。そして、目標値のsRGB値が(150,20,0)であり、色変換後の出力値のdevRGB値が(120,15,0)であるとする。この場合、調整値のsRGB値(150,0,0)の出力値が目標値の色変換後の出力値のdevRGB値(120,15,0)となるように、sRGB(任意の色空間)→devRGB(デバイス依存色空間)の色変換テーブルを更新する。例えば、調整値のsRGB値を色変換テーブルを用いてdevRGB値を算出する際に、補間演算で用いられる格子点の値が更新される。また、目標値によっては更新後の色変換テーブルに色のつぶれや階調段差が生じる場合がある。そのため、色変換テーブルの更新された部分の近傍の色に対してスムージング処理を行うことが望ましい。この際に、ステップS401で取得した調整値と色変換テーブルの更新箇所を外部記憶装置204に調整履歴として記録する。色変換テーブルの更新箇所を調整履歴に記録する方法は、例えば色変換テーブルの更新箇所(更新した格子点番号)を外部記憶装置204に記録することで実現する。
最後に、ステップS407においてステップS406で更新した色変換テーブルをコンピュータ102もしくはプリンタ106の外部記憶装置204、211に保存する。保存は、ステップS401で取得した色変換テーブルを上書きしてもよいし、別の色変換テーブルとして保存してもよい。
続いて図7を用いて、ステップS403のチャート生成処理の詳細について説明する。前述の通り、図7の各処理は全てチャート生成部303が行う。ここでは、ステップS401で取得したデータと競合色判定部302の結果を元に、チャートを生成する。ここで競合色判定部302の結果とは、競合色判定部302により競合色が存在し、調整を継続するか否かの選択結果のことをいう。競合色が存在し、かつ調整を継続するとなった場合に調整値に対する候補パッチと競合色パッチを生成する。一方、競合色が存在しない場合は調整値に対する候補パッチのみのチャートを生成し、調整を継続しないと選択した場合には、チャートの生成をしない。
競合色が存在し、かつ調整を継続するとなった場合に生成するチャートの一例を図8に示す。図8は、調整色に対する競合色が1色のみ存在し、調整色の目標色の候補であり、調整色の近傍色のパッチである候補パッチを8つ用意して生成した場合のチャートのイメージである。用紙801の左の領域802に調整値(A0)とこの調整色の近傍色のパッチである候補パッチ(A1〜A8)を配置する。また、用紙801の右の領域803に調整値(A0)に対する競合色(B0)と、競合色の近傍色パッチ(B1〜B8)を配置する。
調整色の近傍色のパッチ(A1〜A8)と競合色の近傍色パッチ(B1〜B8)の関係について説明することで、競合色の近傍色パッチ(B1〜B8)とは何かについて説明する。調整値A0の色を近傍色パッチである候補パッチA1の色にするには、候補パッチA1が目標値として選択され、調整値A0の色が候補パッチA1になるような色変換テーブルを作成することになる。その際に、調整値A0の競合色B0は、色変換テーブルを用いた補間演算の格子点が重複していることから色変換テーブルの更新の影響を受け、更新後の色変換テーブルでは競合色はB0の色から別の色へ変わる。調整値A0の色が近傍色のA1〜A8のいずれかの色になるように色変換テーブルを更新すると、更新後の色変換テーブルで競合色B0を出力するとどんな色に変わるかを再現するものがB1〜B8のパッチである。このように目標値としていずれかの候補パッチが選択された場合、更新される色変換テーブルを予測し、競合色B0がどんな色になるかを示すのが競合色の近傍色パッチ(B1〜B8)である。近傍色(候補)パッチ(A1〜A8)と競合色の近傍色パッチ(B1〜B8)は、各パッチが対の関係になっている。調整値A0の目標値として候補パッチA1の色が選択される場合に更新される色変換テーブルを用いると、競合色B0はB1になるといった関係にある。
同様に、調整値A0の目標値として候補パッチA2の色が選択される場合に更新される色変換テーブルを用いると、競合色B0は競合色の近傍色B2になるといった関係にある A3とB3、A4とB4、A5とB5、A6とB6、A7とB7、A8とB8のパッチの関係も同様である。このように、調整色が選択された近傍色になるように色変換テーブルが生成された場合に、この生成された色変換テーブルにより調整色の競合色が変換された後の色を競合色の近傍色のパッチとする。
なお、図8では候補パッチと競合色パッチが同一の用紙におさまるチャートの例を示したが、チャートを印刷する用紙の種類が同じであれば、複数の用紙に分けて描画されるようなチャートでもよい。また、図8では、左の領域802に候補パッチ(調整色の近傍色パッチ)、右の領域803に競合色の近傍色のパッチを配置しているが、候補パッチと競合色の近傍色パッチの対応関係が分かる配置であれば図8の配置でなくてもよい。さらに図8では調整値A0の競合色はB0の一色だけだった場合のチャート例を示したが調整値A0に対する競合色が複数ある場合においてもチャートを印刷する用紙の種類が同じであれば、複数の用紙に分けて候補パッチや競合色の近傍色パッチを印刷してもよい。本チャートにおける競合色のパッチの有無により競合色の有無が分かり、さらに候補パッチが目標値となった際に競合色がどのような色になるかを可視化できる。
チャート生成部303が行う図7の各処理について説明する。ここでは図8に示すようなチャートを生成する。
まずステップS701において、ステップS401で取得した画像データを印刷する時に使用される色変換テーブル及びチャート生成に必要となるテーブルを用いて、sRGB→L*a*b*変換テーブルを生成する。具体的には、画像データを印刷する時に使用される色変換テーブルとしてsRGB→devRGB変換テーブル、チャート生成に必要となるテーブルとしてdevRGB→L*a*b*変換テーブルを合成してsRGB→L*a*b*変換テーブルを生成する。
ステップS702において、ステップS401で取得した調整値(sRGB値)を、ステップS701で生成したsRGB→L*a*b*変換テーブルを用いて、L*a*b*値に変換する。
ステップS703において、ステップS702で変換した調整値に基づいて、目標値を選択するための候補となるパッチ(以下、候補パッチと呼ぶ)を生成する。候補パッチのL*a*b*値の生成は、調整値のL*a*b*値を中心として、L*値、a*値、b*値をそれぞれ段階的に変換させた値を組み合わせることで行う。例えば、a*値とb*値を段階的に変換させて作成するチャートの場合、L*値、a*値、b*値の各値の生成は以下の式を用いる。
Lb*、ab*、bb*は調整値のL*a*b*値、iは生成する候補パッチの数に応じて段階的に変換する値(整数値)、Distは候補パッチ間のL*a*b*色空間内での間隔(以下、分割値と呼ぶ)を表している。例えば、調整値のL*a*b*値が(50,0,0)であり、9個のパッチを生成し、Distを1とする。この場合、a*,b*それぞれの方向に3つのパッチが作成されるため、iは−1、0、1となる。そのため、Liは50、aiは−1、0、1、biは−1、0、1となる。これらの値を全て組み合わせて、9個の候補パッチL*a*b*値が生成される。これらの候補パッチL*a*b*値は調整値のL*a*b*値の近傍の値を取り、候補パッチの色は調整色の近傍色で表現される。例では、a*値とb*値を段階的に変換させて作成したが、L*値とa*値、L*値とb*値を段階的に変換させる場合も同様の方法で作成できるのはいうまでもない。
次に、この候補パッチを調整値のパッチを中心とした周囲に配置する。このとき、目標とする色を有するパッチを候補パッチの中から選択しやすくすることを目的として、調整色の色値に応じてチャートにおける候補パッチの配置を決定してもよい。目標とする色の選択はユーザーの目視で行われるため、人間の視覚特性を考慮した候補パッチの配置を行うことが望ましい。人間の視覚特性として、明度よりも彩度、彩度よりも色相の変化を認識しづらく、明度は明るい程、変化を認識しづらいことが挙げられる。また、2つの色を比較する際には、その2つの色が遠くに配置されるほど変化が分かりづらくなる。そこで、これらの特性に基づいて、ユーザーが差分を認識しづらい色のパッチほど近くに配置してもよい。
ステップS704において、ステップS703で作成・配置された候補パッチの内、プリンタの色再現範囲外となる候補パッチを除外する処理を行う。候補パッチの生成はL*a*b*色空間、つまりデバイスに非依存な色空間で行うため、プリンタの色再現範囲外の候補パッチが生成される場合がある。プリンタの色再現範囲外の候補パッチはプリンタで再現できる色の範囲に丸められてしまうため、本実施形態においては該当するパッチを除外する。候補パッチを除外する処理の実施方法については、色再現範囲外と判定された候補パッチが目標値として選択できない状態になればどのような方法でもよい。また、色再現範囲外であるか否かの判定は、devRGB→L*a*b*変換テーブルの持つ各L*a*b*値の範囲の中に、各候補パッチのL*a*b*値が含まれているか否かで判定する。判定は、devRGB→L*a*b*変換テーブルの任意のL*a*b*値とその近傍の3つのL*a*b*値からなるL*a*b*色空間内における四面体の中に、候補バッチのL*a*b*値が存在しているか否かを判定することで行う。devRGB→L*a*b*変換テーブルの持つL*a*b*値で形成できる全ての四面体に対して、候補パッチが存在しているか否かを判定し、全ての四面体に存在していないと判定された場合、その候補パッチを色再現範囲外であると判定する。なお、この判定の実施方法について本実施形態ではdevRGB→L*a*b*変換テーブルから形成できる四面体を利用した判定を行ったが、プリンタの色再現範囲を抽出し、候補パッチが色再現範囲外であるかを判定できればどのような方法でもよい。
ステップS705において、ステップS704で生成・配置された候補パッチをsRGB値に変換する。L*a*b*値からsRGB値への変換は、sRGB→L*a*b*変換テーブルを用いた信号探索処理により行う。信号探索処理は、まずsRGB値の0〜255までの全ての信号値の組み合わせを入力とし、sRGB→L*a*b*変換テーブルを演算用テーブルとした四面体補間を行う。四面体補間により算出された全てのL*a*b*値の中で、任意の候補パッチのL*a*b*値に一番近いL*a*b*値を抽出する。そして、抽出したL*a*b*値に対応するsRGB値を候補パッチのsRGB値とする。この信号探索処理を全ての候補パッチに対して行うことで、L*a*b*値で生成・配置された候補パッチをsRGB値に変換する。本実施形態では信号探索処理を用いたが、これに限られるものではなく、例えばsRGB→L*a*b*変換テーブルの逆テーブル(L*a*b*→sRGB変換テーブル)を作成して、候補パッチのL*a*b*値をsRGB値に変換してもよい。
ステップS706において、競合色の近傍色パッチを生成していない候補パッチがあるか否かを判定する。ここで競合色の近傍色パッチを生成していない候補パッチがある場合は、ステップS707の処理に移る。競合色パッチの近傍色を生成していない候補パッチがない場合は、候補パッチと競合色の近傍色のパッチのsRGB値をもとにチャートを生成する。
次にステップS707において、候補パッチが目標値となった場合と同様に更新した色変換テーブル(sRGB→devRGB)を生成する。詳細な処理はステップS406と同等であるので説明を割愛する。
次にステップS708において、競合色の近傍色のdevRGB値を算出する。ステップS707において生成した色変換テーブルに、競合色の近傍色の信号値(sRGB)を入力して補間演算を実施し、devRGB値を算出する。
次にステップS709において、競合色の近傍色のパッチ信号値を生成する。ステップS708において算出したdevRGB値を出力するための、更新前の色変換テーブル(sRGB→devRGB)のsRGB値を探索する。このsRGB値でパッチを生成する。
次にステップS709において、競合色の近傍色のパッチ信号値を生成する。ステップS708において算出したdevRGB値を出力するための、更新前の色変換テーブル(sRGB→devRGB)のsRGB値を探索する。このsRGB値でパッチを生成する。
次に図5を用いてステップS404のチャート印刷処理の詳細について説明する。前述の通り、図5の各処理は全て印刷処理部304が行う。まず、チャート生成部303は、ステップS501においてステップS401で取得した色変換テーブルを用いて、ステップS403で生成されたチャートを色変換する。つまり、チャートをsRGBからdevRGB色空間に変換する。そして色変換したチャートをレンダリング処理部306に送信する。レンダリング処理部306は、ステップS502において、チャート生成部303から受け取ったチャートに従って画像メモリに描画する。そしてレンダリング処理部306は画像メモリに描画した画像データを色変換部307に送る。色変換部307はステップS503において、予め外部記憶装置211に保存されているdevRGBからCMYKへ変換するLUTを用いて、画像データをCMYKデータに変換し、二値化処理部308に送る。二値化処理部308はステップS504において、受け取った色変換後のチャートを、スクリーン処理や誤差拡散処理等の画像形成処理を行って二値画像データに変換し、エンジン制御部309に出力する。エンジン制御部309はステップS505において、ステップS504で変換した二値画像データを基にプリンタエンジン制御の指令をエンジンインタフェース213に出力する。これによりプリンタエンジン105にて画像がインク像やトナー像として紙面上に候補パッチが印刷されたチャートが形成される。この印刷されたチャートに配置されたパッチの中からユーザーの目視により所望の色を有するパッチを選択され、選択されたパッチの色を目標色として、調整色が目標色となるような色変換テーブルの生成を行う。
なお、本実施形態の競合色判定部302において、調整履歴を用いて競合色の有無を判定するとしたが、ステップS401の処理に先立って予め外部記憶装置204に調整したい色のリストを登録し、その中から競合色の有無を判定してもよい。さらに、ステップS402の競合色判定処理において調整履歴から競合色の有無を判断するか、予め登録した色のリストから競合色の有無を判断するかについてステップS401に先立って選択可能にしてもよい。
予め登録した色のリストから競合色の有無を判断する場合、ステップS401のデータ取得処理で調整履歴の情報を取得する代わりに外部入力装置から登録した色のリストを取得する。さらに、ステップS402の競合色判定処理で、登録した色のリスト上の各信号値が目標値として選ばれたときの、色変換テーブルの更新箇所を決定する。色変換テーブルの更新箇所を決定する方法の一例として、各信号値を色変換テーブルでdevRGB値を算出する際に、補間演算で用いられる格子点の番号を決定することで実現する。
図10を用いて色のリストの登録方法の例を3つ説明する。図10は色のリスト登録を行うUI画面1001でありディスプレイ103上に表示されている様子を示す。UI画面1001にはアイコン1002、信号値設定フォーム1003、初期値反映ボタン1004、カラーピック選択ボタン1005、手動入力選択ボタン1006、調整色リスト登録ボタン1007がある。ここでアイコン1002は、信号値設定フォーム1003で設定された信号値と同一の信号値で描画された矩形画像である。
色のリストの登録方法の一つ目の例について述べる。初期値反映ボタン1004が外部入力装置206で選択されると、予め外部記憶装置204に初期値として保存されている信号値を信号値設定フォーム1003上に反映する。調整色リスト登録ボタン1007が外部入力装置206で押下されると、信号値設定フォーム1003上の信号値を外部記憶装置204に記録する。この状態を色のリストを登録したとする。
色のリストの登録方法の二つ目の例について述べる。手動入力選択ボタン1006が外部入力装置206で選択されると、信号値設定フォーム1003上に外部入力装置206を用いて信号値を入力することができる。調整色リスト登録ボタン1007が外部入力装置206で押下されると、信号値設定フォーム1003上に入力された信号値を外部記憶装置204に記録する。
色のリストの登録方法の三つ目の例について述べる。カラーピック選択ボタン1005が外部入力装置206で選択されると、ディスプレイ103に表示される任意の画像上の任意の位置を外部入力装置206において選択し、選択した位置の画素値を信号値設定フォーム1003に反映する。調整色リスト登録ボタン1007が外部入力装置206で押下されると、信号値設定フォーム1003に反映されている信号値を外部記憶装置204に記録する。
なお、図10の例では、4色分のリストが登録されている例をあげているが色の登録リスト数は4つに限らない。このようにして登録した色のリストから競合色の有無を判断してもよい。
この様に本実施形態では、調整色のパッチと調整色パッチの近傍色であり目標色の候補である候補パッチと、調整色に対する競合色のパッチと競合色が更新後の色変換テーブルで変換された場合の色を表現したパッチとを配置したチャートを生成することができる。
よって、色変換テーブルを更新する前に、ユーザーは調整色に対して競合色があるか否かについて知ることが可能になる。また、競合色がある場合、更新後の色変換テーブルにより調整色と調整色と競合する競合色との双方の色がどの程度変化するのかを事前に確認しながら調整色に対する目標色を決定することが可能となる。
<その他の実施形態>
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施例の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施例の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
Claims (11)
- 調整色を選択する第1の選択手段と、
前記選択手段によって選択された調整色のパッチと前記調整色の近傍色のパッチと前記調整色に対応する競合色のパッチと前記競合色の近傍色のパッチとを含むチャートをプリンタに印刷させる印刷手段と、
前記印刷手段により印刷されたチャートを用いて、前記近傍色のパッチから目標色を選択する第2の選択手段と、
前記第1の選択手段により選択された調整色と前記第2の選択手段により選択された目標色とを用いて、前記プリンタにより印刷される色を変換するために用いられる色変換テーブルを生成する生成手段と、を有し、
前記競合色の近傍色のパッチは、前記調整色が前記近傍色になるように色変換テーブルが生成された場合に、前記競合色が前記色変換テーブルにて変換された後の色を示すことを特徴とする画像処理装置。 - 前記第1の選択手段は、ユーザーから選択された色を前記調整色として選択することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記調整色を構成する格子点のうち前記生成手段により色変換テーブルを生成することにより対応する値が変更された格子点を共有する色があるか否か判定する判定手段を有し、
前記判定手段により、前記調整色を構成する格子点のうちのいずれかの格子点を共有する色がある場合、前記調整色に競合色があると判定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。 - 前記判定手段は、過去に前記第1の選択手段により調整色として選択されたことのある色の中から前記調整色を構成する格子点のうちのいずれかの格子点を共有する色があるか否か判定することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
- 前記判定手段は、予め定められた色の中から前記調整色を構成する格子点のうちのいずれかの格子点を共有する色があるか否か判定することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
- 前記判定手段は、画面に表示された画像に含まれる色の中から前記調整色を構成する格子点のうちのいずれかの格子点を共有する色があるか否か判定することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
- 前記印刷手段は、前記調整色のパッチと前記近傍色のパッチと前記競合色のパッチと前記競合色の近傍色のパッチとを同一の用紙に配置したチャートを印刷させることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記印刷手段は、前記調整色のパッチと前記近傍色のパッチを第1の用紙に配置し、前記競合色のパッチと前記競合色の近傍色のパッチとを前記第1の用紙とは異なる第2の用紙に配置してチャートを印刷させることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記第2の選択手段は、前記印刷手段によって印刷されたチャートに含まれる調整色の近傍色パッチのうちユーザーから選択された色を前記目標色として選択することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 調整色を選択する第1の選択ステップと、
前記選択ステップにて選択された調整色のパッチと前記調整色の近傍色のパッチと前記調整色に対応する競合色のパッチと前記競合色の近傍色のパッチとを含むチャートをプリンタに印刷させる印刷ステップと、
前記印刷ステップにて印刷されたチャートを用いて、前記近傍色のパッチから目標色を選択する第2の選択ステップと、
前記第1の選択ステップにて選択された調整色と前記第2の選択ステップにて選択された目標色とを用いて、前記プリンタにより印刷される色を変換するために用いられる色変換テーブルを生成する生成ステップと、を有し、
前記競合色の近傍色のパッチは、前記調整色が前記近傍色になるように色変換テーブルが生成された場合に、前記競合色が前記色変換テーブルにて変換された後の色を示すことを特徴とする画像処理方法。 - コンピュータに請求項10に記載の画像処理方法を実行させるためのプログラム。
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JP2015232525A JP2017098920A (ja) | 2015-11-28 | 2015-11-28 | 画像処理装置、画像処理方法、およびそのプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015232525A Pending JP2017098920A (ja) | 2015-11-28 | 2015-11-28 | 画像処理装置、画像処理方法、およびそのプログラム |
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JP2019021977A (ja) * | 2017-07-12 | 2019-02-07 | セイコーエプソン株式会社 | プロファイル調整方法、プロファイル調整プログラム、及び、プロファイル調整装置 |
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-
2015
- 2015-11-28 JP JP2015232525A patent/JP2017098920A/ja active Pending
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