JP2017098123A - 操作入力装置 - Google Patents

操作入力装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017098123A
JP2017098123A JP2015230055A JP2015230055A JP2017098123A JP 2017098123 A JP2017098123 A JP 2017098123A JP 2015230055 A JP2015230055 A JP 2015230055A JP 2015230055 A JP2015230055 A JP 2015230055A JP 2017098123 A JP2017098123 A JP 2017098123A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tilt
tilting
shaft
pressing
input device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015230055A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6587523B2 (ja
Inventor
玲貴 三浦
Reiki Miura
玲貴 三浦
朗 名越
Akira Nagoshi
朗 名越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
U Shin Ltd
Original Assignee
Yuhshin Co Ltd
Yuhshin Seiki Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yuhshin Co Ltd, Yuhshin Seiki Kogyo KK filed Critical Yuhshin Co Ltd
Priority to JP2015230055A priority Critical patent/JP6587523B2/ja
Publication of JP2017098123A publication Critical patent/JP2017098123A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6587523B2 publication Critical patent/JP6587523B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Switches With Compound Operations (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)

Abstract

【課題】傾動操作における節度機構を操作体の軸方向において小型化して、小型の操作入力装置を提供する。
【解決手段】操作入力装置100は、曲面状の傾動ガイド部101aを有する下ケース101と、下ケース101に対して傾動可能なシャフト109と、下ケース101の傾動ガイド部101aに沿って傾動可能な曲面状の鍔部111aを有し、シャフト109の傾動に伴って傾動可能な傾動部材111と、傾動部材111の鍔部111aに向かって付勢されて下ケース101に収容され、一端部が曲面状に形成された筒状の傾動節度部材112と、を備え、傾動部材111が非傾動状態のときに傾動節度部材112が傾動方向で係合する段部111bを鍔部111aに設けた。
【選択図】図4

Description

本発明は、操作入力装置に関するものである。
従来、電子機器の操作入力装置として、回転操作、傾動操作、及び、プッシュ操作を1つの操作部によって行うことが可能なものがある。この種の操作入力装置は、例えば、特許文献1に開示されるように、ケースに揺動(傾動)可能に保持された操作体に、揺動方向へ放射状に延出する複数の押圧部と上方へ延出した軸部を有している。そして、この軸部に回動可能に回動体を装着している。この特許文献1の装置では、操作体の揺動に伴って第1のスイッチ接点としてのプッシュスイッチ、回動体の回動にともなって可動接片と固定接点からなる第2のスイッチ接点の電気的接離が行われるように構成している。また、操作体とケースとの間に節度手段を設けることにより、誤操作が少なく良好な操作感を備える装置を実現している。
しかし、このような従来の操作入力装置では、操作体とケースの底面との間に傾動操作における節度機構を設けた構成としているため、軸方向に対して操作入力装置が大型化してしまっていた。
特開2006-012695号公報
本発明の課題は、傾動操作における節度機構を操作体の軸方向において小型化して、小型の操作入力装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、曲面状の傾動ガイド部(101a)を有するケース(101,102)と、前記ケース(101,102)に対して傾動可能なシャフト(109)と、前記ケース(101,102)の前記傾動ガイド部(101a)に沿って傾動可能な曲面状の鍔部(111a)を有し、前記シャフト(109)の傾動に伴って傾動可能な傾動部材(111)と、前記傾動部材(111)の前記鍔部(111a)に向かって付勢されて前記ケース(101,102)に収容され、一端部(112a)が曲面状に形成された筒状の傾動節度部材(112)と、を備え、前記傾動部材(111)が非傾動状態のときに前記傾動節度部材(112)が傾動方向で係合する段部(111b)を前記鍔部(111a)に設けた操作入力装置(100)である。
請求項2の発明は、前記シャフト(109)の一端部(109a)に設けられ、前記傾動部材(111)に対して傾動方向の動作に連動し、かつ、回転方向の動作に非連動である操作ノブ(104)と、前記シャフト(109)の他端部(109b)に設けられ、前記操作ノブ(104)の回転方向の動作に連動する回転部材(110)と、前記回転部材(110)の回転を検出する回転検出部(115)と、前記ケース(101,102)に収容され、前記回転検出部(115)を有する回路基板(114)と、をさらに備え、前記シャフト(109)の傾動に対して前記回転部材(110)を非連動状態で前記シャフト(109)の他端部(109b)と前記回転部材(110)とを連結し、かつ、前記シャフト(109)の回転に対して前記回転部材(110)を連動状態で前記シャフト(109)の他端部(109b)と前記回転部材(110)とを連結する連結部(109b,110a)を有する請求項1に記載の操作入力装置(100)である。
請求項3の発明は、前記回路基板(114)の前記操作ノブ(104)側である表面側には、前記傾動部材(111)の傾動状態を検出する傾動検出部(113a,114a)、及び、前記操作ノブ(104)の押下状態を検出する押下検出部(113b,114b)の少なくとも一方が設けられており、前記回転検出部(115)は、前記回路基板(114)の前記操作ノブ(104)とは反対側である裏面側に設けられ、前記回転部材(110)は、前記回転検出部(115)の被検出部(110b)を有し、かつ、前記回路基板(114)の前記裏面側に配置され、前記回路基板(114)に設けた貫通孔(114c)を介して前記シャフト(109)に連結されていること、を特徴とする請求項2に記載の操作入力装置(100)である。
請求項4の発明は、前記傾動部材(111)に収容され、前記操作ノブ(104)の押下移動に伴って押下移動可能な第1押下部材(116)と、前記ケース(101,102)に設けられ、前記傾動部材(111)が非傾動状態のときにのみ、前記第1押下部材(116)によって押下されて押下移動可能な第2押下部材(118)と、前記回路基板(114)に設けられ、前記第2押下部材(118)に押下されることにより前記操作ノブ(104)の押下状態を検出する押下検出部(113b,114b)と、をさらに備えたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の操作入力装置(100)である。
本発明によれば、傾動操作における節度機構を操作体の軸方向において小型化して、小型の操作入力装置を提供することができる。
本発明による操作入力装置100の実施形態を示す斜視図である。 操作入力装置100を上方から見た図である。 操作入力装置100の分解斜視図である。 非操作時の操作入力装置100を図2中の矢印A−Aの位置で切断した断面図である。 非操作時の操作入力装置100を図2中の矢印B−Bの位置で切断した断面図である。 シャフト109と回転部材110とを組み合わせた状態を示す斜視図である。 傾動操作時の操作入力装置100を図2中の矢印A−Aの位置で切断した断面図である。 非操作時の操作入力装置100を図2中の矢印C−Cの位置で切断した断面図である。 図8中の羽根部109b付近を拡大した断面図である。 傾動操作時の操作入力装置100を図2中の矢印C−Cの位置で切断した断面図である。 図10中の羽根部109b付近を拡大した断面図である。 傾動操作を行っていない状態における押下操作時の操作入力装置100を図2中の矢印B−Bの位置で切断した断面図である。 傾動操作時の操作入力装置100を図2中の矢印B−Bの位置で切断した断面図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面等を参照して説明する。
(実施形態)
図1は、本発明による操作入力装置100の実施形態を示す斜視図である。
図2は、操作入力装置100を上方から見た図である。
なお、図1及び図2を含め、以下に示す各図において、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
また、以下の説明では、図1、図3、図4等における上方、図2における紙面手前側を上とし、その反対側を下として説明を行うが、この向きは、説明の便宜上用いるものであり、実際の使用状況をこの向きに限定するものではない。
図1及び図2に示すように、本実施形態における操作入力装置100は、下ケース101,上ケース102の上方に、操作ノブ104が配置されている。操作入力装置100は、例えば、車両の操作パネル部に配置され、下ケース101及び上ケース102は、車両の内装部材の内側に配置され、操作ノブ104とリング部材105の一部のみが利用者側に露出して配置される。
利用者は、操作体としての操作ノブ104に対して、操作ノブ104の軸線まわりに回転する回転操作と、下方へ押下する押下操作と、操作ノブ104の軸線を傾ける傾動操作とを行うことができる。よって、利用者は操作ノブ104の操作だけで、様々な操作入力が可能であるので、例えば、カーナビゲーションシステムの操作に利用すれば、回転操作により地図の拡大縮小操作や項目選択をしたり、押下操作により決定入力操作をしたり、傾動操作によりポインタの移動操作や項目選択をしたりすることができ、非常に操作性が良好である。なお、この操作入力装置100は、例えば、空調装置の操作に利用してもよく、操作対象の機器はどのようなものであってもよいし、車両以外に用いてもよい。
次に、操作入力装置100の構成を、より詳しく説明する。
図3は、操作入力装置100の分解斜視図である。
図4は、非操作時の操作入力装置100を図2中の矢印A−Aの位置で切断した断面図である。
図5は、非操作時の操作入力装置100を図2中の矢印B−Bの位置で切断した断面図である。
図3及び図4に示すように、操作ノブ104は、操作ノブベース106に対して固定されている。
また、図5に示すように、操作ノブ104の内側には、爪部104aが突出している。操作ノブベース106にも、爪部104aに対応した爪部106aが突出している。これら爪部104aと爪部106aとを係合させることにより、操作ノブ104は、操作ノブベース106に対して固定されている。
操作ノブベース106は、ネジ107を用いて、ノブシャフト108に対して一体となるように固定されている。
なお、操作ノブ104と、操作ノブベース106と、ノブシャフト108とは、機能的には、1つの部品としてもよく、本実施形態のように複数部品とせずに、1部品の操作ノブとして構成してもよい。本実施形態で操作ノブを操作ノブ104と、操作ノブベース106と、ノブシャフト108とに分けているのは、強度と外観上と製造効率との観点から、本実施形態では複数部品に構成することが望ましいからである。
図4に示すように、操作ノブベース106の内側には、多数の節度溝106bが周方向に並んで略上下方向に延在して形成されている。
後述する図3に示す傾動部材111には、回転節度部材119がスプリング120によって外周方向に向けて付勢された状態で配置されている。回転節度部材119は、節度溝106bに先端の球凸部119aが係合している。この回転節度部材119を設けていることにより、操作ノブ104は、回転方向の位置を適度な力で保持されており、かつ、回転操作時には、節度感を利用者に与えることができる。
ノブシャフト108は、後述する図3に示す傾動部材111によって回転可能、かつ、シャフト109の軸線方向に移動可能な状態で保持されている。ノブシャフト108は、下方に開口した係合孔108aを有している。この係合孔108aに下方からシャフト109の上端側にある係合部109aが挿入されている。ノブシャフト108の係合孔108aは、内周面が歯形形状に形成されている。また、シャフト109の上方に設けられた係合部109aは、外周面が係合孔108aの歯形形状に対応した歯形形状に形成されている。よって、ノブシャフト108とシャフト109との係合部は、いわゆるスプライン結合となっている。したがって、ノブシャフト108の回転、すなわち、操作ノブ104の回転は、シャフト109に伝わって両者の回転が連動するが、ノブシャフト108の軸方向に沿った方向の移動、すなわち、操作ノブ104の軸方向に沿った方向の移動には、シャフト109は連動しない。
シャフト109は、図3に示すように、その下方に、板状かつ半円形状の、羽根が90°間隔の等間隔で4方向に突出して配置された、羽根部109bを有している。羽根部109bは、全体的に見れば、略球形状のように各羽根の外径形状が形成されているので、羽根の中央を通るように切断した断面(図4参照)では、断面形状が円形に見える。
図6は、シャフト109と回転部材110とを組み合わせた状態を示す斜視図である。
図6に示すように、シャフト109の羽根部109bは、回転部材110の溝部110aに挿入されている。
この羽根部109bと溝部110aとが組み合わされることにより、シャフト109と回転部材110とを連結する連結部が構成されている。この連結部について、より詳しく説明する。
図7は、傾動操作時の操作入力装置100を図2中の矢印A−Aの位置で切断した断面図である。
図4及び図7に示すように、羽根部109bの突出方向に沿った断面においては、羽根部109bと溝部110aとの関係により、傾動動作が可能であることがわかる。
図8は、非操作時の操作入力装置100を図2中の矢印C−Cの位置で切断した断面図である。
図9は、図8中の羽根部109b付近を拡大した断面図である。
図8及び図9の断面位置は、上記の図4の位置からずれた位置であって、羽根部109bの突出方向に直交する位置で羽根部109bが切断されている。
図8及び図9に示すように、羽根部109bは、その中央部の幅が溝部110aの幅と嵌合する幅に形成されている。また、羽根部109bは、上下方向において中央部から離れるにしたがい幅が徐々に狭くなるように形成された傾斜部109cを有しており、断面形状が略菱形状に形成されている。よって、羽根部109bの上下両端付近には、溝部110aとの間に隙間が形成されている。
図10は、傾動操作時の操作入力装置100を図2中の矢印C−Cの位置で切断した断面図である。
図11は、図10中の羽根部109b付近を拡大した断面図である。
図10及び図11に示すように、羽根部109bの上下両端付近で溝部110aと羽根部109bの間に隙間を設けることによって、溝部110aの形成されている方向にかかわらずに、シャフト109が回転部材110に対して自由な方向に傾動可能となっている。
このように、シャフト109と回転部材110との連結部(109b,110a)は、シャフト109の傾動に対して回転部材110を非連動状態でシャフト109の下端部と回転部材110とを連結し、かつ、シャフト109の回転に対して回転部材110を連動状態でシャフト109の下端部と回転部材110とを連結している。また、シャフト109が傾動したときに、この隙間の範囲で傾動するので、回転部材110に対してシャフト109が回転力を伝えず、回転部材110が回転することもない。
図3及び図4に戻って、下ケース101の上側には、傾動ガイド部101aが形成されている。傾動ガイド部101aは、その表面が球面形状の一部となっている。
また、上ケース102の内側には、上述の傾動ガイド部101aに対して所定幅のスペースを開けて、傾動ガイド部102aが形成されている。この傾動ガイド部102aの形状も、その内面形状が球面形状の一部となっている。
なお、下ケース101と上ケース102とは、ネジ124により一体化されて1つのケースとして構成されている。
傾動部材111は、鍔部111aを備えており、この鍔部111aは、傾動ガイド部101aと傾動ガイド部102aとに沿って傾動可能な曲面(球面)形状を外面及び内面の両側に有したドーム状に形成されている。鍔部111aは、上述の傾動ガイド部101aと傾動ガイド部102aとの間に設けられた所定幅のスペースに配置されており、傾動ガイド部101a及び傾動ガイド部102aにガイドされて傾動可能である。
また、傾動部材111の中心には、ノブシャフト108が、その軸線方向に移動可能な状態で嵌合している。よって、傾動部材111は、シャフト109の傾動に伴って傾動可能である。
鍔部111aの内面部分には、球面よりも一段窪んで形成された段部111bが設けられている。
また、傾動部材111には、リング部材105が一体となるように嵌合している。
リング部材105は、傾動部材111と上ケース102との係合部分を利用者から見えないように覆い、外観品質を良好にしている。
傾動節度部材112は、上端部112aが曲面状に形成された筒状の部材である。傾動節度部材112は、傾動部材111の鍔部111aに向かってスプリング122により付勢された状態で下ケース101に収容されている。
図4に示すように、傾動部材111が非傾動状態のときには、傾動節度部材112の上端部112aは、傾動方向において鍔部111aの段部111bと係合している。したがって、図4に示した非操作時には、傾動節度部材112と段部111bとの係合によって、シャフト109が所定の位置に適度な力で保持されている。
一方、傾動操作が行われると、図7に示すようにシャフト109が傾動し、傾動部材111もシャフト109の傾動に伴って傾動する。このとき、傾動部材111の段部111bも移動するので、段部111bが傾動節度部材112との係合が外れるときに、適度な節度感(操作感、又は、クリック感)を利用者が感じることができる。また、傾動状態では、図7に示すように、段部111bの斜面部分に傾動節度部材112の上端部112aが当接している。したがって、利用者が操作ノブ104から手を離すと、段部111bの斜面部分を傾動節度部材112の上端部112aが付勢力によって押し、傾動部材111とともにシャフト109が非操作時の位置に自動的に復帰する。
この傾動部材111の段部111bと傾動節度部材112とを、操作ノブ104の揺動支点よりも操作ノブ104側に設けているので、本実施形態の操作入力装置100は、操作ノブ104の揺動支点の下方側に節度感を与えるための節度機構を配置する必要がなく、操作ノブ104及びシャフト109の軸方向における寸法が非常に小型になっている。
また、傾動部材111には、鍔部111aからさらに下方に延在して略円錐面形状に形成された壁部111cが周囲を囲むように設けられている。壁部111cの下端側には、回転防止部111dと、傾動押圧部111eとが配置されている。
回転防止部111dは、壁部111cの下端側から外方に向かって突出して4箇所設けられている。なお、図3では、回転防止部111dは、2箇所のみ見えている。そして、回転防止部111dは、それぞれが、下ケース101に4箇所設けられた回転防止係合部101bに回転方向において係合している。したがって、操作ノブ104が傾動操作されたり、回転操作されたりしても、傾動部材111は、回転を規制されて回転しない。よって、操作ノブ104は、傾動部材111に対して傾動方向の動作に連動し、かつ、回転方向の動作に非連動となっている。
傾動押圧部111eは、壁部111cの下端側から外方に向かって突出して8箇所設けられている。なお、図3では、傾動押圧部111eは、5箇所のみ見えている。各傾動押圧部111eは、それぞれ、ピン121を間に挟んで、ラバーコンタクトシート113の傾動検出用ラバーコンタクト113aに対向する位置に配置されている。操作ノブ104が傾動操作されると、傾動方向に応じて、いずれかの傾動押圧部111eが、ピン121を介して傾動検出用ラバーコンタクト113aを押圧するので、操作ノブ104の傾動操作方向を検出できる。
ピン121は、下ケース101に設けられたピン孔101cに下方から8本が挿入されており、下ケース101の上方に設けられた傾動押圧部111eによる押圧力を、ラバーコンタクトシート113の傾動検出用ラバーコンタクト113aへ伝える。
ラバーコンタクトシート113は、下ケース101の下面側に配置されており、回路基板114とともにカバー103と下ケース101との間に挟まれて保持されている。ラバーコンタクトシート113には、下面側に可動接点を有する傾動検出用ラバーコンタクト113aが外周側に8箇所設けられている。また、ラバーコンタクトシート113には、傾動検出用ラバーコンタクト113aよりも内周側に、下面側に可動接点を有する押下検出用ラバーコンタクト113bが4箇所設けられている。
回路基板114は、下ケース101の下面側との間にラバーコンタクトシート113を挟むようにして、下ケース101に収容されている。回路基板114の操作ノブ104側である表面上には、傾動検出用ラバーコンタクト113a及び押下検出用ラバーコンタクト113bのそれぞれに対応した傾動検出用固定接点114a及び押下検出用固定接点114bを含む回路が形成されている。
以上のように本実施形態では、傾動検出用ラバーコンタクト113aの可動接点と、回路基板に設けられた傾動検出用固定接点114aとにより傾動部材111の傾動状態を検出する傾動検出部を構成する。また、押下検出用ラバーコンタクト113bの可動接点と、回路基板に設けられた押下検出用固定接点114bとにより操作ノブ104の押下状態を検出する押下検出部を構成する。
また、回路基板114の操作ノブ104とは反対側である裏面上には、フォトインタラプタ115が設けられている。回路基板114は、さらに下方から回転部材110を挟んで、カバー103がネジ123により下ケース101に取り付けられることによって、所定の位置に固定されている。
傾動検出部及び押下検出部は、ラバーコンタクトに限らず、傾動部材111の傾動状態及び操作ノブ104の押下状態を検出できれば、タクトスイッチや、フォトインタラプタ等の非接触式スイッチでもよい。
フォトインタラプタ115は、回転部材110の回転を検出することにより、操作ノブ104の回転操作量を検出する回転検出部である。フォトインタラプタ115は、互いに対向する投光部と受光部とを備えており、受光部が投光部からの光を受光しているか否かで出力が変化する。フォトインタラプタ115は、回転部材110の櫛歯部110bが、回転部材110の回転に伴って、投光部から受光部へ向かう光を通過させる状態と遮断する状態とを交互に変化させることにより、フォトインタラプタ115からの出力がパルス状に変化する。操作入力装置100では、この変化を利用して操作ノブ104の回転操作を判定可能である。
回転部材110は、シャフト109の下端部に設けられており、操作ノブ104の回転方向の動作に連動して回転する。
図6に示すように、回転部材110は、フォトインタラプタ115の被検出部として回転方向にスリットが複数並んで形成された櫛歯部110bを有している。この櫛歯部110bを含めて回転部材110の大部分は、回路基板114の裏面側に配置されている。また、回転部材110は、回路基板114に設けた貫通孔114cを介してシャフト109に連結されている。
回転部材110は、カバー103と回路基板114との間に挟まれて配置されている。回転部材110は、ガタツキが生じないように、スラスト受け部110cによりガイドされており、安定して回転することができる。
このように、回路基板114の表面にラバーコンタクトシート113を設け、裏面にフォトインタラプタ115を設けていることから、回路基板114の両面を有効に利用することができ、回路基板の面積を小さくすることが可能となっている。
図5に示すように、第1押下部材116は、操作ノブベース106と傾動部材111とに上下方向で挟まれる位置にあって、ノブシャフト108に沿って移動可能な状態で傾動部材111に収容されている。第1押下部材116は、下方に延在する押下片116aを有している。押下片116aは、傾動部材111に設けられた貫通孔111fを貫通しており、その下端部は、第2押下部材118の押下力伝達部118bに接触可能となっている。
付勢部材117は、ラバーにより形成されており、第1押下部材116と傾動部材111との間に配置されている。付勢部材117は、非操作時に第1押下部材116を上方に付勢しているので、非操作時には、第1押下部材116は、操作ノブベース106とともに操作ノブ104を上方に押し上げている。また、付勢部材117は、押下操作時における節度感(クリック感)を発生する機能も備えている。
第2押下部材118は、ラバーコンタクトシート113の押下検出用ラバーコンタクト113bに接触する位置に配置されたリング部118aと、リング部118aから上方に延在する押下力伝達部118bとを備えており、下ケース101に設けられている。押下力伝達部118bは、下ケース101に開口された貫通孔101dを貫通して傾動ガイド部101aと同一面まで達している。第2押下部材118は、下ケース101にガイドされて上下方向に移動可能である。
図12は、傾動操作を行っていない状態における押下操作時の操作入力装置100を図2中の矢印B−Bの位置で切断した断面図である。
図12に示すように、傾動操作がされていない状態では、操作ノブ104が押下されると、付勢部材117の付勢力に抗して操作ノブベース106が第1押下部材116を押し下げる。このとき、第1押下部材116の押下片116aは、第2押下部材118の押下力伝達部118bの上端部を押下することができ、第2押下部材118の押下力伝達部118bを下方に押し下げる。これにより、第2押下部材118のリング部118aがラバーコンタクトシート113の押下検出用ラバーコンタクト113bを押し下げて、押下操作が検出される。
また、この押下操作が行われた状態では、第1押下部材116の押下片116aが下ケース101の貫通孔101d内に進入した状態となっている。したがって、押下操作時には、傾動操作を行おうとしても、第1押下部材116の押下片116aが下ケース101の貫通孔101dによって傾動を阻止される。よって、押下操作時における傾動操作を阻止でき、誤操作を防止できる。
図13は、傾動操作時の操作入力装置100を図2中の矢印B−Bの位置で切断した断面図である。
図13に示すように、傾動操作が行われている状態では、操作ノブ104を押下しようとしても、第1押下部材116の押下片116aは、下ケース101の傾動ガイド部101aに当接してしまい、押下方向への移動を阻止される。このように、第2押下部材118は、傾動部材111が非傾動状態のときにのみ、第1押下部材116によって押下されて押下移動可能である。よって、傾動操作時における押下操作を阻止でき、誤操作を防止できる。
以上説明したように、本実施形態の操作入力装置100は、傾動部材111の段部111bと傾動節度部材112とを、操作ノブ104の揺動支点よりも操作ノブ104側に設けている。したがって、本実施形態の操作入力装置100は、操作ノブ104の揺動支点の下方側に節度感を与えるための節度機構を配置する必要がなく、操作ノブ104及びシャフト109の軸方向における寸法を非常に小型にすることができる。
また、本実施形態の操作入力装置100は、シャフト109の傾動に対して回転部材110を非連動状態でシャフト109の下端部と回転部材110とを連結し、かつ、シャフト109の回転に対して回転部材110を連動状態でシャフト109の下端部と回転部材110とを連結する連結部として、羽根部109bと溝部110aとを構成した。したがって、本実施形態の操作入力装置100は、シャフト109の傾動操作時に回転部材110が回転することを防ぎ、誤操作を防止できる。
さらに、本実施形態の操作入力装置100は、回路基板114の表面側には、傾動部材111の傾動状態及び操作ノブ104の押下状態を検出する傾動検出用ラバーコンタクト113aと、傾動検出用固定接点114aと、押下検出用ラバーコンタクト113bと、押下検出用固定接点114bとが設けられており、回路基板114の裏面側には、フォトインタラプタ115を設けた。そして、回転部材110は、フォトインタラプタ115の被検出部としての櫛歯部110bを有し、かつ、回路基板114の裏面側に配置され、回路基板114に設けた貫通孔114cを介してシャフト109に連結されている。よって、回路基板114の両面を有効に使用して回路基板114の面積を小さくすることができ、操作入力装置100を小型化することができる。
さらにまた、本実施形態の操作入力装置100は、操作ノブ104の押下移動に伴って押下移動可能な第1押下部材116と、傾動部材111が非傾動状態のときにのみ、第1押下部材116によって押下されて押下移動可能な第2押下部材118と、回路基板114に設けられ、第2押下部材118に押下されることにより操作ノブ104の押下状態を検出する押下検出用ラバーコンタクト113b及び押下検出用固定接点114bとを備えている。この構成によって、本実施形態の操作入力装置100は、傾動操作と押下操作とが同時に行われる誤操作を防ぐことができる。
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
100 操作入力装置
101 下ケース
101a 傾動ガイド部
101b 回転防止係合部
101c ピン孔
101d 貫通孔
102 上ケース
102a 傾動ガイド部
103 カバー
104 操作ノブ
104a 爪部
105 リング部材
106 操作ノブベース
106a 爪部
106b 節度溝
107 ネジ
108 ノブシャフト
108a 係合孔
109 シャフト
109a 係合部
109b 羽根部
109c 傾斜部
110 回転部材
110a 溝部
110b 櫛歯部
110c スラスト受け部
111 傾動部材
111a 鍔部
111b 段部
111c 壁部
111d 回転防止部
111e 傾動押圧部
111f 貫通孔
112 傾動節度部材
112a 上端部
113 ラバーコンタクトシート
113a 傾動検出用ラバーコンタクト(可動接点)
113b 押下検出用ラバーコンタクト(可動接点)
114 回路基板
114a 傾動検出用固定接点
114b 押下検出用固定接点
114c 貫通孔
115 フォトインタラプタ
116 第1押下部材
116a 押下片
117 付勢部材
118 第2押下部材
118a リング部
118b 押下力伝達部
119 回転節度部材
119a 球凸部
120 スプリング
121 ピン
122 スプリング
123 ネジ
124 ネジ

Claims (4)

  1. 曲面状の傾動ガイド部を有するケースと、
    前記ケースに対して傾動可能なシャフトと、
    前記ケースの前記傾動ガイド部に沿って傾動可能な曲面状の鍔部を有し、前記シャフトの傾動に伴って傾動可能な傾動部材と、
    前記傾動部材の前記鍔部に向かって付勢されて前記ケースに収容され、一端部が曲面状に形成された筒状の傾動節度部材と、
    を備え、
    前記傾動部材が非傾動状態のときに前記傾動節度部材が傾動方向で係合する段部を前記鍔部に設けた操作入力装置。
  2. 前記シャフトの一端部に設けられ、前記傾動部材に対して傾動方向の動作に連動し、かつ、回転方向の動作に非連動である操作ノブと、
    前記シャフトの他端部に設けられ、前記操作ノブの回転方向の動作に連動する回転部材と、
    前記回転部材の回転を検出する回転検出部と、
    前記ケースに収容され、前記回転検出部を有する回路基板と、
    をさらに備え、
    前記シャフトの傾動に対して前記回転部材を非連動状態で前記シャフトの他端部と前記回転部材とを連結し、かつ、前記シャフトの回転に対して前記回転部材を連動状態で前記シャフトの他端部と前記回転部材とを連結する連結部を有する請求項1に記載の操作入力装置。
  3. 前記回路基板の前記操作ノブ側である表面側には、前記傾動部材の傾動状態を検出する傾動検出部、及び、前記操作ノブの押下状態を検出する押下検出部の少なくとも一方が設けられており、
    前記回転検出部は、前記回路基板の前記操作ノブとは反対側である裏面側に設けられ、
    前記回転部材は、前記回転検出部の被検出部を有し、かつ、前記回路基板の前記裏面側に配置され、前記回路基板に設けた貫通孔を介して前記シャフトに連結されていること、
    を特徴とする請求項2に記載の操作入力装置。
  4. 前記傾動部材に収容され、前記操作ノブの押下移動に伴って押下移動可能な第1押下部材と、
    前記ケースに設けられ、前記傾動部材が非傾動状態のときにのみ、前記第1押下部材によって押下されて押下移動可能な第2押下部材と、
    前記回路基板に設けられ、前記第2押下部材に押下されることにより前記操作ノブの押下状態を検出する押下検出部と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の操作入力装置。
JP2015230055A 2015-11-25 2015-11-25 操作入力装置 Active JP6587523B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015230055A JP6587523B2 (ja) 2015-11-25 2015-11-25 操作入力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015230055A JP6587523B2 (ja) 2015-11-25 2015-11-25 操作入力装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017098123A true JP2017098123A (ja) 2017-06-01
JP6587523B2 JP6587523B2 (ja) 2019-10-09

Family

ID=58817165

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015230055A Active JP6587523B2 (ja) 2015-11-25 2015-11-25 操作入力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6587523B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020107178A (ja) * 2018-12-28 2020-07-09 富士通コンポーネント株式会社 ポインティングデバイス

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020107178A (ja) * 2018-12-28 2020-07-09 富士通コンポーネント株式会社 ポインティングデバイス
CN111387912A (zh) * 2018-12-28 2020-07-10 富士通电子零件有限公司 指示装置
JP7269729B2 (ja) 2018-12-28 2023-05-09 富士通コンポーネント株式会社 ポインティングデバイス
US11687113B2 (en) 2018-12-28 2023-06-27 Fujitsu Component Limited Pointing device

Also Published As

Publication number Publication date
JP6587523B2 (ja) 2019-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8198555B2 (en) Multi-position switch assembly for controlling a vehicle display screen
JP5827448B2 (ja) 車両表示画面を制御する多位置スイッチアセンブリ
US8186240B2 (en) Joystick type switch device
JP6345035B2 (ja) 多方向操作スイッチ
KR101960737B1 (ko) 다기능 복합 입력 장치
US7781686B2 (en) Operating element with a central pushbutton
JPH1167016A (ja) 複合操作型電気部品
JP4359478B2 (ja) ジョイスティック型スイッチ装置
US20120260761A1 (en) Operation input device
EP2555215A1 (en) Switch unit
JP6587523B2 (ja) 操作入力装置
US20120286978A1 (en) Operation input device
US9048046B2 (en) Oscillation operation input device
US9003913B2 (en) Operation input device
JP6652818B2 (ja) 操作入力装置
JP7267853B2 (ja) スイッチ装置
JP6652817B2 (ja) 操作入力装置
JP5186339B2 (ja) 操作入力装置
JP2018018435A (ja) 入力装置
JP6241744B2 (ja) 操作装置
JP5234498B2 (ja) 車両用マルチ入力スイッチ
JP2017119445A (ja) シフト装置
JP2006318687A (ja) 方向入力装置
JP2000123690A (ja) 複合スイッチ
JP2010119761A (ja) スタートレバー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190903

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190830

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190910

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6587523

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250