JP2017094849A - 車両の衝撃吸収部材構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両衝突時、衝撃吸収部材の先端部分から基端側部分に亙って逐次破壊を進行させることができ、安定したEA性能を確保することができる車両の衝撃吸収部材構造を提供する。
【解決手段】左右1対のリヤサイドフレーム1と、前後方向に連続して延びるように配列された複数の第1炭素繊維を含む左右1対のクラッシュカン10と、1対のリヤサイドフレーム1の先端部に1対のクラッシュカン10を介して取り付けられたバンパレイン3とを備え、クラッシュカン10は、前後方向に交差するように断面略L字状に折り曲げられたフランジ部を有する後端側部分と、バンパレイン3を取り付けるための取付部が形成された先端壁部とを有し、クラッシュカン10の基端側部分をクラッシュカン10の厚さ方向から挟み込んでリヤサイドフレーム1の後端部に固定する1対のブラケット20,30を設けている。
【選択図】図1

Description

本発明は、前後方向に連続して延びる複数の強化繊維を含む左右1対の繊維強化樹脂製衝撃吸収部材の先端部に取り付けられたバンパレインフォースメントを備えた車両の衝撃吸収部材構造に関する。
従来より、車体前部又は後部において、左右1対のフロントサイドフレーム又は左右1対のリヤサイドフレームが設けられ、これらサイドフレームの先端部に、衝突時の衝撃エネルギを吸収可能な左右1対のクラッシュカン(クラッシュボックスともいう)を介して車幅方向に延びるバンパレインフォースメントを取り付ける構造が知られている。
これら1対のクラッシュカンは、通常、金属材料によって成形され、車両衝突時には、軸方向に圧縮破壊されることにより車室に伝達される衝撃エネルギを吸収している。
クラッシュカンは、大型部品であるため、車体重量の軽量化を狙いとして、繊維強化樹脂成形体で構成することも知られている。
強化材として使われる強化繊維は、ガラス繊維、炭素繊維、金属繊維等があり、母材(マトリックス)と組み合わせることによって繊維強化樹脂が形成されている。
このような繊維強化樹脂では、強化繊維が強度等の力学的特性を分担し、母材樹脂が繊維間の応力伝達機能と繊維の保護機能を分担している。
特に、炭素繊維樹脂(Carbon-Fiber-Reinforced-Plastic: CFRP)は、高比強度(強度/比重)と高比剛性(剛性/比重)、所謂軽さと強度・剛性とを併せ持つ特性であるため、航空機や車両等の構造材料として広く使用に供されている。
特許文献1の衝撃吸収部材は、合成樹脂と炭素繊維からなる複合材料製衝撃吸収部材であって、衝撃破壊温度が、この樹脂のガラス転移温度の−15℃以上+50℃以下の範囲に設定されている。これにより、高いエネルギ吸収性能を確保している。
この衝撃吸収部材の構造では、筒形状、円柱形状、閉断面状角柱形状等が開示されている。
衝撃吸収部材に要求される性能は、エネルギ吸収量(以下、EA(Energy Absorption)量という)が大きいことであり、更には、逐次的に圧縮破壊が進行する逐次破壊によって安定的に衝撃エネルギを吸収することである。
本出願人は、既に、車両衝突時に逐次破壊可能な炭素繊維樹脂構造体を提案している。
特許文献2の炭素繊維樹脂構造体は、圧縮荷重入力方向に炭素繊維が延びるように配列された複数の第1炭素繊維層と、これら第1炭素繊維層の炭素繊維に交差して炭素繊維が延びるように配列された複数の第2炭素繊維層とを備え、圧縮荷重が入力されたとき、繊維強化樹脂板材の厚さ方向両端部分を圧縮荷重入力方向に交差する方向に炭素繊維が延びる第2炭素繊維層を介して夫々剥離させるように、繊維強化樹脂板材の厚さ方向一端側近傍部分と他端側近傍部分とに1以上の第2炭素繊維層を夫々配設している。
これにより、第2炭素繊維層を境界部分として、第2炭素繊維層よりも板厚方向内側の第1炭素繊維層によって柱状のピラー部を形成することができ、第2炭素繊維層よりも板厚方向外側の第1炭素繊維層によって枝状のフロンズ部を形成することができる。
特開2004−116564号公報 特願2015−117520号
特許文献2の炭素繊維樹脂構造体は、車両衝突時、繊維強化樹脂の厚さ方向両端部を確実且つ安定的に逐次破壊させることができ、EA量を増加することができる。
しかし、繊維強化樹脂による逐次破壊がEA量に有効に寄与できない虞がある。
一般に、クラッシュカンの基端部は、サイドフレームの先端部にセットプレート等を介してボルト締結されていることから、繊維強化樹脂を用いてクラッシュカンを形成した場合、クラッシュカンの基端側部分にボルト穴の形成に伴う繊維切断部分が形成される。
そして、クラッシュカンの基端側部分に繊維切断部分が形成されると、車両衝突時、支持側端部である基端側部分と圧縮荷重入力方向側端部である先端側部分との強度差に基づき、繊維切断部分が破壊の起点となって先端側部分の破壊よりも基端側部分の破壊が早く開始されてしまう可能性がある。
この基端側部分の破壊が早く開始されるという破壊現象は、ボルト穴によって繊維切断部分が形成されていない場合であっても、構造的要因からも発生する可能性がある。
クラッシュカンの基端側部分の破壊が早く開始された場合、基端側部分の破壊が集中的に進行し、クラッシュカンの軸心方向と圧縮荷重入力方向とがずれてしまい、結果的に、衝突時の圧縮荷重によってクラッシュカンを潰し切ることができない虞がある。
即ち、逐次破壊を用いて衝撃エネルギ吸収を図るクラッシュカンにおいて、安定したEA性能を確保するには構造上改善の余地がある。
本発明の目的は、車両衝突時、安定したEA性能を確保することができる車両の衝撃吸収部材構造等を提供することである。
請求項1の発明は、車体前後方向に延びる左右1対のサイドフレーム部材と、車体前後方向に連続して延びるように配列された複数の強化繊維を含む左右1対の繊維強化樹脂製衝撃吸収部材と、前記1対のサイドフレーム部材の先端部に前記1対の衝撃吸収部材を介して取り付けられた車幅方向に延びるバンパレインフォースメントとを備えた車両の衝撃吸収部材構造において、前記衝撃吸収部材は、前記サイドフレーム部材側の基端側部分であって車体前後方向に交差するように断面略L字状に折り曲げられたフランジ部を有する基端側部分と、前記バンパレインフォースメント側先端部分に形成され且つバンパレインフォースメントを取り付けるための開口部が形成された先端壁部とを有し、前記基端側部分を前記衝撃吸収部材の厚さ方向から挟み込んで前記サイドフレーム部材に固定する1対の挟持部材が設けられたことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、車体前後方向に連続して延びるように配列された複数の強化繊維を含む左右1対の繊維強化樹脂製衝撃吸収部材を有するため、車両衝突時、衝撃吸収部材の逐次破壊を用いて衝撃エネルギを吸収することができる。
衝撃吸収部材が、サイドフレーム部材側の基端側部分であって車体前後方向に交差するように断面略L字状に折り曲げられたフランジ部を有する基端側部分と、バンパレインフォースメント側先端部分に形成され且つバンパレインフォースメントを取り付けるための開口部が形成された先端壁部とを有しているため、衝撃吸収部材において、基端側部分の強度を先端部分の強度よりも高くすることができる。
基端側部分を衝撃吸収部材の厚さ方向から挟み込んでサイドフレーム部材に固定する1対の挟持部材が設けられているため、衝撃吸収部材を固定しつつ基端側部分における逐次破壊の発生を抑制することができる。
以上により、車両衝突時、強度差に基づき、基端側部分の破壊よりも先端部分の破壊を早く開始させることができ、先端部分から基端側部分に亙って確実且つ安定的に逐次破壊させて衝撃吸収部材を潰し切ることができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記1対の挟持部材が、前記基端側部分の車幅方向外側に配設された外側ブラケットと、前記基端側部分の車幅方向内側に配設された内側ブラケットとを有し、前記外側ブラケットが車体前後方向に対して傾斜した外側傾斜部を有し、前記内側ブラケットが前記外側傾斜部に重畳した状態で締結部材によって締結される内側傾斜部を有することを特徴としている。
この構成によれば、外側ブラケットと衝撃吸収部材の基端側部分と内側ブラケットとを圧着することができ、締結部材の締結力の分力を前後方向の位置決め及び車幅方向の位置決めに作用させることができる。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記1対のサイドフレーム部材の先端部から先端側方向に延び且つ前記外側ブラケットに連結可能なボルト部を備えたボルト取付部材を夫々設け、前記ボルト取付部材の基端側壁部が基端側程前記サイドフレーム部材に近接するように形成されたことを特徴としている。
この構成によれば、ボルト部の支持強度とボルト取付部材の接合強度とを確保しながら、軽量化を図ることができる。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記ボルト取付部材は前記サイドフレーム部材の先端部から先端側方向に突出するように形成されたことを特徴としている。
この構成によれば、ボルト取付部材の内周壁部を用いて衝撃吸収部材を位置決めすることができる。
請求項5の発明は、請求項1〜4の何れか1項の発明において、前記衝撃吸収部材は、前記サイドフレーム部材に近接する基端側程上下幅が大きくなるように形成されていることを特徴としている。
この構成によれば、車両衝突時、先端部分の単位面積当たりの入力荷重を基端側部分の単位面積当たりの入力荷重よりも大きくすることができ、先端部分に逐次破壊の起点を確実に形成することができる。
請求項6の発明は、請求項1〜5の何れか1項の発明において、前記衝撃吸収部材は、車体前後方向に連続して延びるように配列され且つ衝撃吸収部材に含まれる強化繊維の大部分を構成する複数の第1強化繊維と、前記第1強化繊維の延びる方向と交差する方向に連続して延びるように配列された複数の第2強化繊維とを有し、前記複数の第2強化繊維が前記衝撃吸収部材の厚さ方向両端近傍部分に配設されていることを特徴としている。
この構成によれば、車両衝突時、逐次破壊において衝撃吸収部材に形成されるピラー部を大きく形成することができ、EA性能を高くすることができる。
本発明の車両の衝撃吸収部材構造によれば、車両衝突時、衝撃吸収部材の先端部分から基端側部分に亙って逐次破壊を進行させることができ、安定したEA性能を確保することができる。
実施例1に係る衝撃吸収部材構造を備えた車両の車体後部の斜視図である。 左側車体後部の平面図である。 左側車体後部の側面図である。 クラッシュカンの後端側部分周辺の斜視図である。 クラッシュカンの前端側部分周辺の斜視図である。 クラッシュカンの側面図である。 クラッシュカンを斜め前方から視た斜視図である。 図6のVIII−VIII線断面図である。 図8の要部拡大図である。 図2のX−X線断面図である。 図3のXI−XI線断面図である。 図3のXII−XII線断面図である。 外側ブラケットの図であって、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は側面図、(d)は平面図である。 内側ブラケットの図であって、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は側面図、(d)は平面図である。 クラッシュカン、外側ブラケット、内側ブラケット、及びボルト取付部材の分解斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
以下の説明は、本発明を車両の車体後部における衝撃吸収部材構造に適用したものを例示したものであり、本発明、その適用物、或いは、その用途を制限するものではない。
尚、図において、矢印Fは前方を示し、矢印Lは左方を示し、矢印Uは上方を示すものとして説明する。
以下、本発明の実施例1について図1〜図15に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、車両Vは、左右1対のリヤサイドフレーム1と、これら1対のリヤサイドフレーム1の間を掛け渡すように設けられたフロアパネル2と、バンパフェイシャ(図示略)に後側外周部分を覆われ且つ左右に延びるバンパレインフォースメント(以下、バンパレインと省略する)3と、1対のリヤサイドフレーム1とバンパレイン3との間に配設された左右1対のクラッシュカン10(衝撃吸収部材)と、これら1対のクラッシュカン10を1対のリヤサイドフレーム1に夫々取り付けるための左右1対の外側ブラケット20及び左右1対の内側ブラケット30等を備えている。
尚、上記左右1対の部材は、何れも左右対称構造であるため、以下、主に左側の部材について説明する。
リヤサイドフレーム1は、アルミ合金材料を押出成形にて一体部品として成形されている。このリヤサイドフレーム1は、フロアパネル2等を支持すると共に略水平状に前後方向直線状に延びる閉断面を構成している。
リヤサイドフレーム1は、断面略台形状に形成され、左右方向に直交する外壁部1aと、この外壁部1aの右側位置において平行状に配置され且つ外壁部1aよりも上下幅が大きい内壁部1bと、外壁部1aと内壁部1bの上端部同士を連結する上壁部1cと、外壁部1aと内壁部1bの下端部同士を連結する下壁部1dを備えている。
上壁部1cは左側程下方に移行するように傾斜状に形成され、下壁部1dは左側程上方に移行するように傾斜状に形成されている。
図1〜図3,図5,図10,図15に示すように、上壁部1c及び下壁部1dの後端側部分(先端側部分)には、上下1対のボルト取付部材40が夫々配設されている。
上下1対のボルト取付部材40は、水平面に対して面対称構造であるため、主に上側のボルト取付部材40について説明する。
ボルト取付部材40は、本体部41と、この本体部41の後端側部分に固定され且つ本体部41の後端部から後方に延びる2本のボルト部42等を備えている。
本体部41は、アルミ合金材料により2つの筒状体が所定間隔離隔して隣接するように一体形成され、その底部が上壁部1cの後端側部分に溶接にて接合されている。
図10に示すように、本体部41の後端部は、上壁部1cの後端部よりも後側に突出するように配置されている。本体部41の前端部分には、前側壁部41a(基端側壁部)が形成されている。この前側壁部41aは、前側程上壁部1cに近接するように傾斜状に構成されている。それ故、本体部41の天井部分の前後長は底部分の前後長よりも短く形成され、上壁部1cの後端部よりも後側に位置する底部分の前後長は上壁部1cの後端部よりも前側に位置する底部分の前後長よりも短く形成されている。
2本のボルト部42は、それらの外周部分にナット43と螺合可能なねじ部が夫々形成され、上壁部1cの傾斜方向に沿って略平行状に隣り合って配設されている。
これらのボルト部42の前端側部分は、前端部が上壁部1cの後端部に対応する位置に配置されるように本体部41の内部に夫々固着されている。
これにより、ボルト部42の支持強度と本体部41の接合強度とを確保しながら、ボルト取付部材40の小型軽量化を図っている。
下側のボルト取付部材40は、上側のボルト取付部材40と水平面に対して面対称構造であるため、詳細な説明を省略する。
次に、フロアパネル2及びバンパレイン3について説明する。
図1に示すように、フロアパネル2は、前端側部分にリヤシート(図示略)が搭載され、後端側部分にスペアタイヤ(図示略)を格納可能なスペアタイヤパン2aが形成されている。このフロアパネル2の左右両端部分は、1対のリヤサイドフレーム1の夫々の内壁部1bに溶接にて接合されている。スペアタイヤパン2aは、フロアパネル2の荷室に対応する部位において下方に凹入するように形成されている。
図1〜図5に示すように、バンパレイン3は、アルミ合金材料を押出成形にて一体部品として成形されている。
このバンパレイン3は、略水平状に左右に延びる閉断面を構成し、平面視にて中央部分が後方に突出した緩湾曲状に形成されている。
図12に示すように、バンパレイン3の前側壁部の左右両端側部分には上下1対のボルト穴3aが夫々形成され、後側壁部の左右両端側部分には締結作業用の上下1対の作業穴3bが夫々形成されている。
次に、クラッシュカン10について説明する。
クラッシュカン10は、長繊維である炭素繊維を強化材とした炭素繊維樹脂(CFRP)成形体を成形することにより(例えばRTM法)、右側(車幅方向内側)部分が開放された開断面部材として一体形成されている。
RTM法とは、炭素繊維のプリフォームを上下分離可能な成形型のキャビティ内にセットし、このキャビティ内に溶融させた合成樹脂を射出する成形方法である。
図6〜図8,図15に示すように、クラッシュカン10は、前後に延びる側壁部11と、この側壁部11の後端部から右方に折り曲けられた先端壁部12と、側壁部11の前端部から右方に折り曲けられたフランジ部13等を備えている。
側壁部11は、略部分円錐状に構成され、前後方向に直交する縦断面にて中段部分が左方に膨出することにより右方に開口するように形成されている。
これにより、車両衝突時、逐次破壊された炭素繊維樹脂をクラッシュカン10の外部に排出することができ、クラッシュカン10を潰し切ることができる。
図6〜図8に示すように、側壁部11は、略部分円錐状の上側湾曲部11aと、上下に配置された2つの略部分円筒状の中間湾曲部11bと、略部分円錐状の下側湾曲部11cを備えている。
上側湾曲部11a及び下側湾曲部11cは、前後方向に直交する縦断面が部分円弧形状に形成され、その直径は後側程小さくなるように形成されている。
上下2つの中間湾曲部11bは、前後方向に直交する縦断面が部分円弧形状に夫々形成され、それらの直径は前後に亙って略一定に夫々形成されている。
それ故、側壁部11は、側面視にて、前側程上下幅が大きくなるように形成されている。
図8に示すように、上側湾曲部11aの下端部が上側中間湾曲部11bの上端部に角部を形成することなく湾曲状に連なり、下側湾曲部11aの上端部が下側中間湾曲部11bの下端部に角部を形成することなく湾曲状に連なっている。
上側湾曲部11aの下端部と下側中間湾曲部11bの上端部とが湾曲状に連なっているため、側壁部11の中段部分には右方に凹入した前後に延びる凹部が形成されている。
ここで、クラッシュカン10を形成する炭素繊維樹脂について説明する。
図9に示すように、炭素繊維樹脂に含まれる炭素繊維の大部分に相当する第1炭素繊維51は、炭素繊維樹脂成形体の前端から後端に亙って連続して一様に延びる単繊維(フィラメント)が所定数(例えば12k)束ねられた繊維束(トウ)で構成され、炭素繊維樹脂に含まれる炭素繊維の一部に相当する第2炭素繊維52は、炭素繊維樹脂成形体の上端から下端に亙って連続して一様に延びる単繊維が所定数束ねられた繊維束で構成されている。炭素繊維の単繊維の直径は、例えば7〜10μmである。炭素繊維樹脂成形体の母材53には、熱硬化性エポキシ系合成樹脂が使用されている。
図9に示すように、第1炭素繊維51は、側壁部11の厚さ方向左端及び右端に1層づつ配置され、それらの内側に第1炭素繊維51に直交する第2炭素繊維52を2層づつ配置している。そして、左右両第2炭素繊維52の間に複数層の第1炭素繊維51が配置されている。これにより、車両衝突時、厚さ方向両端部に配置された第1炭素繊維51に相当する部分にフロンズ部の機能を持たせることができ、厚さ方向中間部分に配置された第1炭素繊維51に相当する部分にピラー部の機能を夫々持たせることができる。
それ故、側壁部11に前後方向の圧縮荷重が作用した場合、フロンズ部に相当する第1炭素繊維51部分がピラー部に相当する第1炭素繊維51部分に先行して剥離破壊し、その後、ピラー部に相当する第1炭素繊維51部分が圧縮破壊される。この剥離破壊と圧縮破壊とが、後端部(圧縮荷重入力側端部)から逐次前方に進行する逐次破壊が行われる。
これにより、左右幅の大きなピラー部を安定的に形成し、大きなEA量を確保している。
しかも、フロンズ部に相当する第1炭素繊維51部分が剥離破壊するとき、第2炭素繊維52が第1炭素繊維51の間にファイバーブリッジを形成するため、第2炭素繊維52の切断エネルギをエネルギ吸収に利用している。
図15に示すように、先端壁部12は、側壁部11の後端部の上端部から下端部に亙って前後方向の略全域を閉塞するように形成されている。
これにより、バンパレイン3を介して入力された圧縮荷重は、先端壁部12によって側壁部11の後端部全域に一様に分散伝達される。
図12に示すように、先端壁部12は、バンパレイン3の前側壁部に沿うように側壁部11の後端部から折り曲げられ、側壁部11と先端壁部12との交差角度θが鈍角、具体的には90°〜120°の範囲に設定されている。この交差角度θは、好ましくは、95°〜115°の範囲であり、本実施例では、約100°に設定されている。
これにより、バンパレイン3から先端壁部12に前後方向の圧縮荷重が入力したとき、側壁部11と先端壁部12との境界部分(角部分)に入力した荷重を集中的に作用させて破壊起点を生成している。
先端壁部12では、側壁部11からの第1炭素繊維51が先端壁部12の右端部まで延長されているため、第1炭素繊維51が略一様に左右方向に延びるように配設されている。
図4,図12,図15に示すように、先端壁部12には、バンパレイン3を装着するために上下1対の取付部12a(開口部)が形成されている。
それ故、上下1対の取付部12aの周辺では、第1炭素繊維51が切断された繊維切断部分が形成されており、バンパレイン3の支持強度が低下している。
そこで、取付部12aには、ボルト15と螺合可能なナット部材14を内嵌している。
これにより、バンパレイン3の上下1対のボルト穴3aに挿通された1対のボルト15を先端壁部12に内嵌されたナット部材14に締結することにより、バンパレイン3をクラッシュカン10の後端部に取り付けている。
図7,図10,図11,図15に示すように、フランジ部13は、側壁部11の前端部の上端部から下端部に亙って形成されている。このフランジ部13は、側壁部11の前端部から略直交するように右方(クラッシュカン10の軸心方向)に向けて折り曲げられている。フランジ部13では、側壁部11からの第1炭素繊維51がフランジ部13の内側端部まで延長されているため、第1炭素繊維51がクラッシュカン10の軸心方向に対して略一様に放射方向に延びるように配設されている。
次に、外側ブラケット20及び内側ブラケット30について説明する。
図5,図10,図11,図15に示すように、外側ブラケット20及び内側ブラケット30は、クラッシュカン10の前端側部分(側壁部11の前端側部分の一部及びフランジ部13)をクラッシュカン10の厚さ方向から挟み込んでリヤサイドフレーム1に支持されたボルト取付部40に固定するように構成されている。
これにより、クラッシュカン10の前端側部分に繊維切断部分を形成することなく、リヤサイドフレーム1にクラッシュカン10を取り付けることができる。
図13(a)〜図13(d)に示すように、外側ブラケット20は、アルミ合金材料にて一体形成され、正面視にて略半円状の本体部21と、傾斜部22(外側傾斜部)と、取付部23等を備えている。図10,図11に示すように、本体部21は、縦断面略L字状に形成され、外側ブラケット20及び内側ブラケット30がクラッシュカン10を挟持するとき、クラッシュカン10の前端側部分の外周面に沿って面当接するように構成されている。
傾斜部22は、本体部21の右端部から右側程前方に移行するように傾斜状に形成されている。この傾斜部22は、後方に突出した上下1対のボス部22aと、これら1対のボス部22aに夫々形成された上下1対の締結穴22bが設けられている。1対の締結穴22bには、ボルト33が螺合可能なねじ溝が形成されている。
取付部23は、本体部21の放射方向外側に設けられている。この取付部23は、本体部21の上側位置及び下側位置に左右1対のボルト穴23aを夫々有している。
これらのボルト穴23aは、クラッシュカン10をリヤサイドフレーム1に取り付けるとき、ボルト取付部材40のボルト部42が夫々挿通可能な位置に形成されている。
図14(a)〜図14(d)に示すように、内側ブラケット30は、アルミ合金材料にて一体形成され、正面視にて略半円状の本体部31と、傾斜部32(内側傾斜部)等を備えている。図10,図11に示すように、本体部31は、縦断面略L字状に形成され、外側ブラケット20及び内側ブラケット30がクラッシュカン10を挟持したとき、クラッシュカン10の前端側部分の内周面に沿って面当接するように構成されている。
傾斜部32は、本体部31の右端部から右側程前方に移行するように傾斜状に形成されている。この傾斜部32は、前方に突出した上下1対のボス部32aと、これら1対のボス部32aに夫々形成された上下1対のボルト穴32bが設けられている。
外側ブラケット20及び内側ブラケット30によってクラッシュカン10を挟持するとき、各ボルト穴32bに挿通されたボルト33が締結穴22bに締結されている。
これにより、傾斜部22と傾斜部32が重畳されると共に、本体部21と本体部31が、側壁部11の前端側部分の一部及びフランジ部13に圧着され、クラッシュカン10と外側ブラケット20と内側ブラケット30が一体的にユニット化される。
図15に基づき、クラッシュカン10の組み付け手順について説明する。
車体側において、準備工程として、リヤサイドフレーム1の上壁部1c及び下壁部1dにボルト取付部材40を夫々接合する。
クラッシュカン10の前端側部分の外周側に外側ブラケット20を重ね合わせ、前端側部分の内周側に内側ブラケット30を重ね合わせた後、ボルト33をボルト穴32bに挿通させて締結穴22bに締結することにより、クラッシュカン10はブラケット20,30と一体化されたクラッシュカンユニットを形成する。
次に、クラッシュカンユニットをリヤサイドフレーム1に装着する。
このとき、ボルト取付部材40の本体部41の底部がリヤサイドフレーム1の後端部よりも後方に突出しているため、外側ブラケット20の本体部21の外周部が本体部41の底部に沿って前方に誘導され、ボルト部42がボルト穴23aに挿通される。
ボルト穴23aに挿通されたボルト部42にナット43を締結してクラッシュカンユニットをリヤサイドフレーム1に連結固定する。
尚、バンパレイン3は、クラッシュカンユニットをリヤサイドフレーム1に締結固定する前に、予めクラッシュカン10に連結しても良く、また、クラッシュカンユニットをリヤサイドフレーム1に締結固定した後にクラッシュカン10に連結しても良い。
次に、本実施例の車両Vの衝撃吸収部材構造における作用、効果について説明する。
この衝撃吸収部材構造によれば、前後方向に連続して延びるように配列された複数の第1炭素繊維51を含む左右1対のCFRP製クラッシュカン10を有するため、車両衝突時、クラッシュカン10の逐次破壊を用いて衝撃エネルギを吸収することができる。
クラッシュカン10が、断面略L字状に折り曲げられたフランジ部13を有する基端側部分と、バンパレイン3を取り付けるための取付部12aが形成された先端壁部12とを有しているため、クラッシュカン10において、基端側部分の強度を先端部分の強度よりも高くすることができる。基端側部分をクラッシュカン10の厚さ方向から挟み込んでリヤサイドフレーム1に固定する1対のブラケット20,30が設けられているため、クラッシュカン10を固定しつつ基端側部分における逐次破壊の発生を抑制することができる。
以上により、車両衝突時、強度差に基づき、クラッシュカン10の基端側部分の破壊よりも先端部分の破壊を早く開始させることができ、先端部分から基端側部分に亙って確実且つ安定的に逐次破壊させて衝撃吸収部材を潰し切ることができる。
1対の挟持部材が、基端側部分の車幅方向外側に配設された外側ブラケット20と、基端側部分の車幅方向内側に配設された内側ブラケット30とを有し、外側ブラケット20が前後方向に対して傾斜した傾斜部22を有し、内側ブラケット30が傾斜部22に重畳した状態でボルト33によって締結される傾斜部32を有するため、外側ブラケット20とクラッシュカン10の基端側部分と内側ブラケット30とを圧着することができ、ボルト33の締結力の分力をクラッシュカン10の前後方向の位置決め及び車幅方向の位置決めに作用させることができる。
1対のリヤサイドフレーム1の後端部から後方に延び且つ外側ブラケット20に連結可能なボルト部42を備えたボルト取付部材40を夫々設け、ボルト取付部材40の前側壁部41aが前側程リヤサイドフレーム1に近接するように形成されたため、ボルト部42の支持強度とボルト取付部材40の接合強度とを確保しながら、軽量化を図ることができる。
ボルト取付部材40はリヤサイドフレーム1の後端部から後方に突出するように形成されたため、ボルト取付部材40の底部を用いてクラッシュカン10を位置決めすることができる。
クラッシュカン10は、前側程上下幅が大きくなるように形成されているため、車両衝突時、後端部分の単位面積当たりの入力荷重を前端側部分の単位面積当たりの入力荷重よりも大きくすることができ、クラッシュカン10の後端部分に逐次破壊の起点を確実に形成することができる。
クラッシュカン10は、前後方向に連続して延びるように配列され且つクラッシュカン10に含まれる炭素繊維の大部分を構成する複数の第1炭素繊維51と、第1炭素繊維51の延びる方向と交差する方向に連続して延びるように配列された複数の第2炭素繊維52とを有し、複数の第2炭素繊維52がクラッシュカン10の厚さ方向両端近傍部分に配設されているため、車両衝突時、逐次破壊においてクラッシュカン10に形成されるピラー部を大きく形成することができ、EA性能を高くすることができる。
次に、前記実施形態を部分的に変更した変形例について説明する。
1〕前記実施形態においては、リヤサイドフレームに取り付けられるリヤ側のクラッシュカンに適用した例を説明したが、フロントサイドフレームに取り付けられるフロント側のクラッシュカンに適用しても良い。
また、車幅方向内側が開放された部分筒状の開断面部材に構成されたクラッシュカンに適用した例を説明したが、車幅方向外側が開放された開断面部材に構成しても良く、前後方向に直交する縦断面が矩形状、所謂側壁部が板状であっても良い。
2〕前記実施形態においては、炭素繊維樹脂を用いたクラッシュカンの例を説明したが、少なくとも汎用の強化繊維、例えばガラス繊維や金属繊維等を用いても良い。
また、母材樹脂についても、クラッシュカンの仕様に応じて任意に選択することができる。
3〕前記実施形態においては、第2炭素繊維は第1炭素繊維に直交するように配置した例を説明したが、第1炭素繊維に対して少なくとも交差すれば良く、例えば第1炭素繊維に対して45°、或いは60°の交差角度をなす第2炭素繊維を用いることも可能である。
4〕前記実施形態においては、ボルト取付部材の本体部にボルト部を設けた例を説明したが、本体部にねじ溝を備えた締結穴を形成し、外側ブラケットの取付部をボルトによって締結固定しても良い。
5〕その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施形態に種々の変更を付加した形態や各実施形態を組み合わせた形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態も包含するものである。
1 リヤサイドフレーム
3 バンパレイン
10 クラッシュカン
11 側壁部
12 先端壁部
12a 取付部
13 フランジ部
20 外側ブラケット
22 傾斜部
30 内側ブラケット
32 傾斜部
40 ボルト取付部材
41a 前側壁部
51 第1炭素繊維
52 第2炭素繊維
V 車両

Claims (6)

  1. 車体前後方向に延びる左右1対のサイドフレーム部材と、車体前後方向に連続して延びるように配列された複数の強化繊維を含む左右1対の繊維強化樹脂製衝撃吸収部材と、前記1対のサイドフレーム部材の先端部に前記1対の衝撃吸収部材を介して取り付けられた車幅方向に延びるバンパレインフォースメントとを備えた車両の衝撃吸収部材構造において、
    前記衝撃吸収部材は、前記サイドフレーム部材側の基端側部分であって車体前後方向に交差するように断面略L字状に折り曲げられたフランジ部を有する基端側部分と、前記バンパレインフォースメント側先端部分に形成され且つバンパレインフォースメントを取り付けるための開口部が形成された先端壁部とを有し、
    前記基端側部分を前記衝撃吸収部材の厚さ方向から挟み込んで前記サイドフレーム部材に固定する1対の挟持部材が設けられたことを特徴とする車両の衝撃吸収部材構造。
  2. 前記1対の挟持部材が、前記基端側部分の車幅方向外側に配設された外側ブラケットと、
    前記基端側部分の車幅方向内側に配設された内側ブラケットとを有し、
    前記外側ブラケットが車体前後方向に対して傾斜した外側傾斜部を有し、
    前記内側ブラケットが前記外側傾斜部に重畳した状態で締結部材によって締結される内側傾斜部を有することを特徴とする請求項1に記載の車両の衝撃吸収部材構造。
  3. 前記1対のサイドフレーム部材の先端部から先端側方向に延び且つ前記外側ブラケットに連結可能なボルト部を備えたボルト取付部材を夫々設け、
    前記ボルト取付部材の基端側壁部が基端側程前記サイドフレーム部材に近接するように形成されたことを特徴とする請求項2に記載の車両の衝撃吸収部材構造。
  4. 前記ボルト取付部材は前記サイドフレーム部材の先端部から先端側方向に突出するように形成されたことを特徴とする請求項3に記載の車両の衝撃吸収部材構造。
  5. 前記衝撃吸収部材は、前記サイドフレーム部材に近接する基端側程上下幅が大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の車両の衝撃吸収部材構造。
  6. 前記衝撃吸収部材は、車体前後方向に連続して延びるように配列され且つ衝撃吸収部材に含まれる強化繊維の大部分を構成する複数の第1強化繊維と、前記第1強化繊維の延びる方向と交差する方向に連続して延びるように配列された複数の第2強化繊維とを有し、
    前記複数の第2強化繊維が前記衝撃吸収部材の厚さ方向両端近傍部分に配設されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の車両の衝撃吸収部材構造。
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