JP2017093681A - 遊技機 - Google Patents
遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017093681A JP2017093681A JP2015227135A JP2015227135A JP2017093681A JP 2017093681 A JP2017093681 A JP 2017093681A JP 2015227135 A JP2015227135 A JP 2015227135A JP 2015227135 A JP2015227135 A JP 2015227135A JP 2017093681 A JP2017093681 A JP 2017093681A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lottery
- symbol variation
- variation game
- game
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims abstract description 65
- 230000000694 effects Effects 0.000 claims description 58
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims description 38
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 12
- 238000000034 method Methods 0.000 description 77
- 230000008569 process Effects 0.000 description 65
- 230000008859 change Effects 0.000 description 34
- 238000005034 decoration Methods 0.000 description 24
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 19
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 18
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 18
- 230000006870 function Effects 0.000 description 15
- 238000005286 illumination Methods 0.000 description 10
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 10
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 10
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 10
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 10
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 9
- 241000219109 Citrullus Species 0.000 description 7
- 235000012828 Citrullus lanatus var citroides Nutrition 0.000 description 7
- 238000013461 design Methods 0.000 description 7
- 241000167854 Bourreria succulenta Species 0.000 description 6
- 235000019693 cherries Nutrition 0.000 description 6
- 230000002547 anomalous effect Effects 0.000 description 4
- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 4
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 4
- 230000009471 action Effects 0.000 description 2
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 2
- PZTQVMXMKVTIRC-UHFFFAOYSA-L chembl2028348 Chemical compound [Ca+2].[O-]S(=O)(=O)C1=CC(C)=CC=C1N=NC1=C(O)C(C([O-])=O)=CC2=CC=CC=C12 PZTQVMXMKVTIRC-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 2
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 2
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 2
- 238000009987 spinning Methods 0.000 description 2
- KNMAVSAGTYIFJF-UHFFFAOYSA-N 1-[2-[(2-hydroxy-3-phenoxypropyl)amino]ethylamino]-3-phenoxypropan-2-ol;dihydrochloride Chemical compound Cl.Cl.C=1C=CC=CC=1OCC(O)CNCCNCC(O)COC1=CC=CC=C1 KNMAVSAGTYIFJF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 1
- 230000004397 blinking Effects 0.000 description 1
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 230000008014 freezing Effects 0.000 description 1
- 238000007710 freezing Methods 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 230000010365 information processing Effects 0.000 description 1
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 1
- 238000007781 pre-processing Methods 0.000 description 1
- 230000002250 progressing effect Effects 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
- 230000008685 targeting Effects 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
- 230000001960 triggered effect Effects 0.000 description 1
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)
- Game Rules And Presentations Of Slot Machines (AREA)
Abstract
Description
特許文献1には、1回の図柄変動ゲームにおいて三段階の抽選を行う回胴式遊技機が開示されている。具体的には、特許文献1に開示された回胴式遊技機では、当該特許文献1の図10に示される「第1段階の役抽選(ステップS15)」、「役抽選モード選択抽選(ステップS21)」、および図11に示される「第2段階の役抽選(ステップS28)」参照)の計3回の抽選を段階的に行う。
本実施形態の説明において示す方向は、特に断りのない限り、遊技者が遊技機10に正対して視たときの方向、すなわち図に示す遊技機10の正面図における方向とする。
また、以下の説明においては、特に断りのない限り、遊技機10には電源が投入され正常に動作していることを前提として説明する。
まず、本発明を実施する遊技機10の概要について、図5、図6、および図12を用いて説明する。
図5は、遊技機10の電気構成を示す図である。図6は、遊技機10の機能ブロック図である。図12は、メイン基板100が備えるCPU101の構成例を示す図である。
遊技機10は、一または複数の処理装置(CPU101、CPU201)と、乱数回路(乱数回路131、132)と、第一抽選部160aと、第二抽選部160bと、を備える。
CPU101およびCPU201のうち少なくともCPU101は、保持している値が経時的に変動する記憶領域(Rレジスタ101dr)を備え、プログラムの実行によって図柄変動ゲームおよび図柄変動ゲームに関する演出の少なくとも一部を実行する。
乱数回路131、132は、乱数を生成する。
第一抽選部160aは、乱数回路132によって生成された乱数を取得して「第一抽選」を行う。
第二抽選部160bは、第一抽選とは異なる抽選の少なくとも一部である「第二抽選」を行う。
第二抽選部160bを実現するCPU101は、Rレジスタ101drの少なくとも一部が示す値を用いて第二抽選を行う。
また、CPU101により行われる抽選が、特典として獲得しうる遊技媒体の総数の期待値、または、消費する遊技媒体の総数の期待値に影響を与えうる抽選であるか否かを基準として、第一抽選と第二抽選とに分類されているので、当該遊技機10の抽選に係るスペックを変化させない設計変更が容易になる。
消費する遊技媒体の総数の期待値に影響を与えうる抽選には、再遊技に係る抽選、再遊技に係る抽選の当選確率に影響を与えうる抽選等が含まれる。
また、設定された当選フラグに対応する役物の作動を促す報知に係る抽選は、獲得しうる遊技媒体の総数の期待値に影響を与えうる抽選または消費する遊技媒体の総数の期待値に影響を与えうる抽選のいずれにも含まれうると解せる。
また、ぱちんこ遊技機においては保留上限数という制限があるため、図柄変動ゲームの変動時間が長くなるほど当該制限により無効とされる入球が増加しうるので、図柄変動ゲームの変動時間の長さに影響を与えうる抽選(例えば変動パターンの抽選)は、消費するメダルの総数の期待値に影響を与えうる抽選に含まれうる。一方で、回胴式遊技機においては、図柄変動ゲームの変動時間の長さに影響を与えうる抽選(例えばフリーズ演出の有無の抽選)は、当該制限が無いため、消費するメダルの総数の期待値に影響を与えうる抽選には含まれないと解せる。
「第一抽選とは異なる抽選の少なくとも一部である第二抽選」とは、第二抽選が、当該第二抽選が実行される図柄変動ゲーム、および、当該図柄変動ゲーム以降の期間に実行される図柄変動ゲームについて、特典として獲得しうる遊技媒体の総数の期待値にも消費する遊技媒体の総数の期待値にも影響を与えない抽選であることを意味する。すなわち、第二抽選は、いわゆる出玉に影響を与えない抽選である。従って、上記に第一抽選として列挙した抽選のいずれにも該当しない抽選は、第二抽選に含まれうる。
遊技媒体を獲得するとは、回胴式遊技機においては入賞の特典としてメダルが付与されることである。
遊技媒体を消費するとは、回胴式遊技機においては保有しているメダルを投入して、またはクレジットを減算させて、図柄変動ゲームを開始させることである。
遊技機10の構造について、図1から図4を用いて説明する。
図1は、遊技機10の正面図である。図2は、図1において破線で囲って示す手元領域IIの斜視図である。図3は、前面扉20の裏面を示す図である。図4は、前面扉20を除いた遊技機10を示す図である。
より具体的には、外枠90の左縁側には3つのヒンジ部96(96a、96b、96c)が設けられており、上段ヒンジ部96aと下段ヒンジ部96cによって前面扉20が軸支され、上段ヒンジ部96aと中段ヒンジ部96bによって遊技機本体部60が軸支されている。
また、前面扉20の裏面側には、図3に示すように、装飾LED基板41と、状態表示LED基板42と、ストップボタン基板43と、スタートレバーセンサ44と、ベットボタン基板45と、メニュー選択ボタン基板46と、メダルセレクタ47と、設定変更装置48と、スピーカ49と、投入メダル通路51と、払出メダル通路52と、返却メダル通路53と、が設けられている。
また、前面扉20の他にも図4に示すように、遊技機10は、遊技機本体部60と、電源装置91と、メダル収納庫93と、メダル補助収納庫95と、を備えている。
前面扉20を開扉すると、図4に示すように、遊技機本体部60の下方に電源装置91が備えられている。電源装置91は、遊技機10の各構成要素に対して電力供給するための装置であり、電源スイッチ92の操作によって起動または停止が制御される。
遊技者は、遊技機10の遊技に興じる際には、電源スイッチ92を操作して電源装置91を起動する必要がある。なお、遊技機本体部60は、電源装置91からの電力供給がオフになっても、オフ時に実行していた遊技状態を維持する機能を有していることが好ましい。ボーナス遊技のように遊技者に有利な展開で遊技が進行している最中に電力供給が停止した場合等に、遊技者を失望させないためである。
ここで遊技設定値とは、遊技者にとって有利な特典(ボーナス遊技等)の付与されやすさを示す値であり、高い値ほど特典が付与されやすく、低い値ほど特典が付与されにくい。なお、遊技者は、遊技機10による遊技を開始する事前に、設定変更装置48を操作して遊技設定値を設定することが好ましい。遊技設定値を変更すると一般的に遊技状態がリセットされてしまうからである。
上部パネル21は透明部材で形成されているので、遊技機10の前方に位置する遊技者は、上部パネル21の裏面側に配置されている遊技機本体部60を上部パネル21越しに視認することができる。
また、下部パネル22は、その表面に遊技機10の機種名や機種に関するキャラクター等が表記されており、後方に設置されたバックライト(図示せず)の点灯によって表記された機種名等が視認しやすくなる。
演出表示領域62は、遊技機本体部60に内蔵された演出表示装置63(図5参照)の表示画面であり、遊技機10の遊技に関する各種演出または各種情報を表示することができる。なお、当該演出表示装置63としては、例えば、液晶ディスプレイ型の表示装置やドットマトリクス型の表示装置などを採用することができる。演出表示領域62に表示される演出は、スピーカ49からの音声出力や装飾LED36の発光と連動しており、遊技者の興趣を好適に喚起させることができる。なお、演出表示装置63の構成によっては、演出表示領域62はタッチパネルであってもよく、遊技者による操作を受け付ける手段として機能してもよい。
視認窓64は、遊技機本体部60に内蔵された複数のリール65(65L、65C、65R)の前面側に形成された窓枠で、内部領域と外部領域とに区画されている。視認窓64の内部領域は空洞または透明部材によって形成されており、当該内部領域を介して各リール65の一部が視認可能になっている。また、視認窓64の外部領域は不透明部材(半透明部材や透明部材を着色した部材を含む)で形成されており、当該外部領域を介したリール65の視認を困難としている。
なお、本実施形態における各リール65が回動している場合、原則としてリール65は上から下へと回動する。本明細書において、リールにおける上から下への回動を「順方向」、下から上への回動を「逆方向」と称する。
図柄変動ゲームによって報知されうる特典には、入賞、再遊技、またはボーナス遊技等の有利遊技状態が含まれる。ここで入賞とは、メダルを獲得するために必要な特定の図柄の組合せが表示されることである。また、メダルとは、図柄変動ゲームを実行するために用いられる遊技媒体である。また、再遊技とは、メダルを投入せずに図柄変動ゲームを実行できる遊技状態である。また、ボーナス遊技とは、第一種特別役物、第二種特別役物、またいずれかの特別役物に係る連続役物作動装置のいずれかが作動している遊技状態であり、通常の遊技状態に比べて入賞の確率が高くなる。ボーナス遊技以外の有利遊技状態としては、アシストタイム(AT)、リプレイタイム(RT)、およびアシストリプレイタイム(ART)が挙げられる。
なお、説明の便宜上、AT,RT,ARTについては後に詳述する。
リールセンサ66は各リール65に一つずつ設けられている。具体的には、左リール65Lに対して左リールセンサ66Lが、中リール65Cに対して中リールセンサ66Cが、右リール65Rに対して右リールセンサ66Rが、設けられている。
なお、リール65の回動制御については、後に詳述する。
スタートレバーセンサ44は、スタートレバー26がオン状態であるかオフ状態であるかを検知することができる。より具体的には、スタートレバーセンサ44は、前面扉20に対して略垂直であるスタートレバー26をオフ状態として検知し、いずれかの方向に倒されているスタートレバー26をオン状態として検知する。すなわち、スタートレバーセンサ44は、図柄変動ゲームにおいて複数のリールを回動させる始動操作を検出する始動操作検出部として機能する。
(i)メダル投入口31からメダルを投入して投入枚数を増やす。
(ii)遊技機10に貯留されているメダルを表すクレジットをベットボタン23の押下によって減算させて投入枚数を増やす。
(iii)前回の図柄変動ゲームにおいて再遊技が付与される図柄の組合せが停止表示された場合、当該図柄変動ゲームにおいて再遊技処理が実行されて投入枚数が増える。この場合、遊技者が(i)や(ii)の操作を行わずとも、自動的に当該図柄変動ゲームにおける投入枚数が前回の図柄変動ゲームの投入枚数になる。
例えば、待機状態(電源が投入されているが図柄変動ゲームが実行されていない状態)である場合等はメダル受付可能であるため、メダルセレクタ本体47aはソレノイドを有するメダルブロッカ47bを作動させる。メダルブロッカ47bが作動すると、投入メダル通路51の中途に突起部(図示せず)が埋没するので、投入メダル通路51はメダル通過を許容する状態になる。このとき、メダル投入口31からメダルが投入されると、当該メダルは投入メダル通路51に流下し、投入メダル通路51の中途に設けられているメダル通過センサ47cによって検知され、収納メダル通路54を通過してメダル収納庫93の中に収納される。
また、図柄変動ゲームの実行中やクレジットが上限値に達した場合等は、メダル受付不能であるため、メダルセレクタ本体47aはメダルブロッカ47bの作動を停止させる。メダルブロッカ47bの作動が停止されると、投入メダル通路51の中途に突起部(図示せず)が突出してメダルの通過を阻害するので、投入されたメダルは投入メダル通路51の中途であって、かつメダル通過センサ47cに検知されない位置に滞留する。投入メダル通路51に滞留しているメダルは、自重によりまたはメダル返却ボタン33の操作により返却メダル通路53に落下してメダル排出口35を経由して下皿37に排出される。
ここでメニューとは、演出表示領域62に表示される遊技機10の操作方法や遊技の解説情報等を示す画面をいい、遊技者はメニュー選択ボタン24を操作することによって当該画面を閲覧することができる。例えば、待機状態において決定ボタン24bを押下すると、メニューの一覧とカーソルが演出表示領域62に表示される。遊技者が十字キーボタン24aを操作することによって任意のメニューを示す位置までカーソルを移動し、カーソルがいずれかのメニューを示している場合に遊技者が決定ボタン24bを押下すると当該メニューが演出表示領域62に表示される。
状態表示LED25のうち投入枚数表示LED25aは、3つのLEDによって構成されており、投入枚数が一枚増えるごとに、点灯するLEDの数が一つずつ増える。
状態表示LED25のうち貯留枚数表示LED25bは、7セグメントディスプレイによって構成されており、貯留されているメダルの数(クレジット)を数字で表す。
状態表示LED25のうち獲得枚数表示LED25cは、7セグメントディスプレイによって構成されており、入賞によって獲得したメダルの数を数字で表す。
状態表示LED25のうち再遊技表示LED25dは、1つのLEDによって構成されており、図柄変動ゲームにおいてリプレイが停止表示された場合に点灯する。
状態表示LED25のうち遊技開始表示LED25eは、1つのLEDによって構成されており、当該LEDの点灯によって図柄変動ゲームの開始条件が成立している旨を表す。
状態表示LED25のうち投入可能表示LED25fは、1つのLEDによって構成されており、当該LEDの点灯によってメダルの投入が可能である旨を表す。
ストップボタン27に対する遊技者の操作とは、具体的にはストップボタン27を押下することである。また、ここで停止可能条件とは図柄変動ゲームにおける停止表示を実行するための前提条件であり、具体的には、すべてのリール65(65L、65C、65R)の速度が所定速度に到達している場合に停止可能条件が成立する。
すなわち、ストップボタン27は、図柄変動ゲームにおけるリール65の回動を停止させる停止操作を検出する停止操作検出部として機能する。
ここで挙げたストップボタン27は遊技者の任意の順番で押すことも可能であるが、所定の押し順でストップボタン27を押下しないとペナルティが課される場合もありうる。
停止可能条件は以上のように成立するので、遊技者はストップボタン27の停止操作を当該時間未満の間隔で行えない。
なお、本実施形態におけるストップボタン27は、LEDランプ(図示せず)を内包し、その周囲を光透過性の部材で覆う構成となっている。そして、ストップボタン27は、LEDランプの点灯色で停止可能条件の成立の可否を遊技者に報知する仕様となっている。
ここでコマとは、リール65の外周に示されている図柄の一つに対して与えられている領域であり、一つの当該領域または一つの当該領域の上下方向の寸法をいう。本実施形態において、リール65の外周は21コマに等分されており、各コマにそれぞれ一つずつ図柄が配列されている。
なお、本実施形態においてリール65の停止とは、所定のコマを基準に1コマ未満の変動幅でリール65が揺動している状態も含むものとする。
また、リール65Lの上段と、リール65Cの中段と、リール65Rの下段に停止する図柄が形成する略直線(図1において一点鎖線で示す)をラインL4と称す。リール65Lの下段と、リール65Cの中段と、リール65Rの上段に停止する図柄が形成する略直線(図1において一点鎖線で示す)をラインL5と称す。
各スピーカ口38には多数の空洞が設けられており、スピーカ49から出力される音声を適切に出力することができる。
各装飾LED36は、単色で点灯してもよいし、複数色で点灯可能であってもよい。
なお、当然ながら、有効ラインには、入賞に対応する図柄の組合せのみならず、上述の再遊技やボーナス遊技に対応する図柄の組合せも停止表示されうる。
メダル収納庫93に収容されているメダルを払い出す処理は、メダル収納庫93に内蔵されている払出機構(不図示)によって実行される。より具体的には、払出機構は、メダル収納庫93に収容されているメダルから払出枚数分のメダルを取得し、メダル払出口94から払出メダル通路52に向けて排出させる。払出メダル通路52に排出されたメダルは、メダル排出口35を経由して下皿37に排出される。
また、メダル補助収納庫95に収容されているメダルが所定以上に達することを検知する収納庫エラーセンサ(図示せず)が設けられており、この検知に応じて遊技機10はメダル収納庫93やメダル補助収納庫95に収容されているメダルを回収するように促すエラーを報知する。このエラーの報知のために、上述の演出表示領域62や装飾LED36やスピーカ49が用いられてもよい。
<遊技機10の電気構成および機能構成>
次に、本実施形態における遊技機10の電気構成および機能構成について、主に図5または図6を用いて説明する。ただし、先に説明した図1から図4に図示される構成要素についても言及するので適宜参照されたい。
なお、図5は、遊技機10の電気構成を示す図である。また、図6は、遊技機10の機能ブロック図である。
サブ基板200は、メイン基板100から入力されたコマンドに基づいて装飾LED基板41、スピーカ49または演出表示装置63等を制御する。サブ基板200も、CPU201、RAM202またはROM203等の電子部品が実装され、情報処理によって各種機能を実現している点においてはメイン基板100と同様である。
また、サブ基板200によって実現される機能構成には、図6に示すように、サブ統括部210、演出表示部220、音声出力部230およびLED発光部240が含まれる。
なお、図6に図示する構成要素は、メイン基板100またはサブ基板200に含まれる機能構成のすべてとは限らず、ここに図示されない機能構成が存在してもよい。
より詳細には、遊技状態制御部110は、最大ベットボタン23aまたは単一ベットボタン23bの押下が検知された場合、記憶しているクレジットから所定の値を減算する。
また、遊技状態制御部110は、停止表示されている図柄の組合せが図柄表示判定部150によって入賞と判定された場合、その入賞の特典として割り当てられているメダル数に相当する値を、記憶しているクレジットに加算する。この加算処理において、記憶しているクレジットが上限値に到達するとき、遊技状態制御部110は、払出制御基板97に働きかけて、超過したメダル数に相当するメダルをメダル収納庫93に払い出させる。また、遊技状態制御部110は、精算ボタン32の押下が検知されたとき、払出制御基板97に働きかけて、記憶しているクレジットに相当するメダルをメダル収納庫93に払い出させる。
ここで、くじ番号とは、各入賞役に対応付けられて定められている識別番号である。
また、上位役とはボーナス遊技(RBBまたはCBB)に係る当選の有無を示しており、下位役とは入賞または再遊技(いわゆる小役)に係る当選の有無を示している。
また、RBBとは本実施形態における第一種特別役物に係る役物連続作動装置を示しており、CBBとは本実施形態における第二種特別役物に係る役物連続作動装置を示している。
例えば、くじ番号「0」は、ボーナス遊技も小役も非当選である場合に対応している。また、くじ番号「1」は、ボーナス遊技が非当選であって通常リプレイの当選である場合に対応している。また、くじ番号「13」は、RBBが当選であって小役が非当選である場合に対応している。また、くじ番号「15」は、RBBも通常リプレイも当選である場合に対応している。
このように、本実施形態の遊技機10は、小役にもボーナス遊技にも同一の図柄変動ゲームで当選しうる(同時抽選しうる)遊技性を実現できる。
内部抽選に用いられる乱数回路131は最大16ビットの乱数を生成する乱数回路であり、65536とおりの乱数を生成しうるところ、各乱数はそれぞれ図7に示す23種の内部抽選くじのいずれかに振分けられる。この振分けにおける各くじへの振分け数を偏らせることによって、各くじの当選しやすさ(当選しにくさ)を調整しうる。具体的には、例えば遊技設定値や抽選テーブルごとに、各くじへの振分け数を適宜設定することで、各くじの当選しやすさ(当選しにくさ)を調整してもよい。
また、本実施形態において下位役の入賞役のうち「中押し」が付された名称の入賞役は、当該入賞役に対応する所定の図柄の組合せを有効ラインに停止表示させるためには、ストップボタン27Cを第一停止ボタンとすることが要求される入賞役である。
また、本実施形態において下位役の入賞役のうち「右押し」が付された名称の入賞役は、当該入賞役に対応する所定の図柄を有効ラインに停止表示させるためには、ストップボタン27Rを第一停止ボタンとすることが要求される入賞役である。
また、内部抽選での当選役が特定入賞役であるとき、当該特定入賞役に係る「特定の停止操作」を含む操作態様を「正操作態様」といい、当該特定入賞役に係る「特定の停止操作」を含まない操作態様を「誤操作態様」という。
本実施形態において「特定の停止操作」とは、複数のリール65を停止操作する順序である操作順序であり、正操作態様は、当該操作順序に従った操作態様であり、誤操作態様は、当該操作順序とは異なる操作順序による操作態様である。
なお、「特定入賞役」の概念には、上記のように停止操作の押し順(操作順序)によって成否が分岐する入賞役の他に、停止操作のタイミングによって成否が分岐する入賞役(例えば、スイカ役、チェリー役等)が含まれる実施態様も採りうるが、本実施形態に限っては押し順によって成否が分岐する入賞役について「特定入賞役」と称する。
フラグ設定部130は、内部抽選部120によって抽選された入賞役が成立しうる旨を示す当選フラグを設定する。ここで入賞役が成立するとは、内部抽選部120によって抽選された入賞役に対応している図柄の組合せが、図柄変動ゲームの結果として有効ライン上に停止表示されることをいう。
なお、本明細書において、内部抽選部120によって抽選された入賞役に対応する当選フラグが設定されることを「入賞役の当選」と表現する場合があるが、この表現は入賞役の成立条件の一部である当選フラグの設定が行われており、当該入賞役の成立が許容されている状態を意味する。
ここでフリーズ演出とは、少なくとも一つのリール65が回動しているにも関わらず、回動している当該リール65に対応するストップボタン27が遊技者の操作を受け付けない状態をいう。フリーズ演出において行われる図柄の変動表示や停止表示は図柄変動ゲームではなく、フリーズ演出が図柄変動ゲームの結果に直接的に影響をおよぼすことはない。
なお、リール65の回動角度(移動コマ数)は、回動制御部140が出力したパルス信号の長さに比例して増大する。また、リール65の回動速度は、回動制御部140が出力したパルス信号の周波数に比例して増大する。
「通常リプレイ(図7に示すくじ番号「1」)」は、その当選フラグが成立した場合、ストップボタン27L,27C,27Rの押し順に関わらず、通常リプレイに対応する図柄が有効ラインに停止表示しうる入賞役である。通常リプレイに対応する図柄の組合せの代表例は、図8(a)に示すように全てのリール65L、65C、65Rの中段にリプレイ図柄が揃う停止表示である。
また、「チャンスリプレイ」は、再遊技を付与する入賞役であると共に、ARTと称される有利遊技状態への移行の契機となる入賞役である。
内部抽選で「順押しリプレイ」または「変則押しリプレイ」に当選した図柄変動ゲームにおいては、正操作態様による操作が成されると、ボーナス役に対応する当選フラグが設定された場合のみ停止表示しうる図柄の組合せであるリーチ目であると共に再遊技が付与される「リーチ目リプレイ」に対応する所定の図柄の組合せ(例えば図8(c)参照)が有効ラインに停止表示される。
ボーナス役に対応する当選フラグが設定されている場合にのみ内部抽選によって抽選されうるように内部抽選テーブルが構成されているから、「順押しリプレイ」または「変則押しリプレイ」に対応する図柄の組合せはリーチ目と解せる。
他方、「順押しリプレイ」または「変則押しリプレイ」に当選した図柄変動ゲームにおいて誤操作態様による操作が成されると、例えば図8(a)に示すような通常リプレイに対応する所定の図柄の組合せが有効ラインに停止表示される。
図9(a)は、共通ベル(図7に示すくじ番号「10」)に対応している図柄の組合せの一例であり、ラインL2に三つのベル図柄が停止表示され、特典としてベル役に応じた枚数のメダル(例えば6枚)が付与される。
また、図9(a)は押し順ベルに対して正操作態様による操作が成されたときに停止表示されうる図柄の組合せの例でもある。図9(b)は押し順ベルに対して誤操作態様による操作が成されたときに停止表示されうる図柄の組合せの例を示す図である。
具体的には、「押し順ベル」に対応する所定の図柄の組合せは、図9(a)に示すように全てのリール65L,65C,65Rの中段にベル図柄が揃うものであり、正操作態様による操作が成されたときに停止表示される。
他方、「押し順ベル」に対して誤操作態様による操作がなされたときには、例えば図9(b)に示すように全てのリール65L,65C,65Rの上段L1にベル図柄が揃うと共に、有効ラインにはいわゆるベルこぼし役に対応する図柄の組合せ(同図に示す例では左リール65Lの中段にリプレイ図柄、中リール65Cの中段にチェリー図柄、右リール65Rの中段にリプレイ図柄)が停止表示される。
図10(b)は、チェリー(図7に示すくじ番号「12」)に対応している図柄の組合せの一例であり、リール65Lの下段にチェリー図柄が停止表示される。ただし、本実施形態における有効ラインはラインL2であるため、図柄表示判定部150においては、ラインL2上のBAR図柄・BAR図柄・スイカ図柄からなる図柄の組合せによってチェリー役の入賞が判定され、特典としてチェリー役に応じた枚数のメダル(例えば1枚)が付与される。
図11(b)は、CBB(図7に示すくじ番号「14」)に対応している図柄の組合せの一例であり、ラインL2に青7図柄・青7図柄・赤7図柄の順番で停止表示され、特典としてボーナス遊技状態に移行する(第二種特別役物に係る役物連続作動装置を作動させる)。
なお、フェイクリプレイの当選フラグが設定されている図柄変動ゲームにおいて第一停止リールをリール65Lまたはリール65Cとした場合には、図8(a)に示す図柄の組合せが停止表示され、特典として再遊技が付与される。
この演出が実行された場合であってRBBに対応する当選フラグが設定されており、いずれのリール65においても赤7図柄を狙って停止操作したときには、図11(a)に示すように停止表示される。また、この演出が実行された場合であってフェイクリプレイに対応する当選フラグが設定されており、いずれのリール65においても赤7図柄を狙って停止操作したときには、図11(c)に示すように停止表示される。
すなわち、図11(c)は「7を狙え演出」における失敗パターンとして設けられた停止表示に相当する。
詳細には、指令生成部160は、第一抽選部160aと第二抽選部160bとを備え、サブ基板200へ出力するコマンド(デジタル制御信号)を生成するための抽選も行う。
本実施形態では、CPU101が行う抽選は第一抽選または第二抽選に分類されうるところ、第一抽選は内部抽選部120と第一抽選部160aとによって行われ、第二抽選は第二抽選部160bによって行われる。
内部抽選部120は、乱数回路131を用いて、第一抽選のうち「入賞役」の内部抽選を行う。本実施形態で「入賞役」とは、入賞、再遊技、役物、または役物連続作動装置に該当する。すなわち、内部抽選部120は、図柄変動ゲームにおいて成立しうる入賞役の当選について抽選する。
第一抽選部160aは、乱数回路132を用いて、後述するAT指示番号に係る抽選を行う。なお、第一抽選部160aは、第一抽選に該当しうる抽選であれば他の抽選も行ってよい。
よって、CPU101が乱数回路131、132から乱数を取得する際には、ビット数や出力チャネルの設定、およびデータの信頼性を担保するための種々の設定に係る処理が要求される。このため、CPU101に要求される処理量は無視できるほど軽くはない。
なお、本実施形態では図6に示すように内部抽選部120と第一抽選部160aとで異なる乱数回路131、132を用いる構成としているが、内部抽選部120と第一抽選部160aとで同一の乱数回路を用いて異なるチャネルから乱数を取得する構成としてもよい。
なお、説明の便宜上、第二抽選部160bについては、図12を参照してCPU101について説明した後に詳述する。
演出表示部220は、演出表示装置63を制御する機能を有し、メイン基板100によって実行される図柄変動ゲームと連動して表示出力による演出を演出表示装置63に実行させる。
音声出力部230は、スピーカ49を制御する機能を有し、メイン基板100によって実行される図柄変動ゲームと連動して音声出力による演出をスピーカ49に実行させる。
LED発光部240は、装飾LED基板41に搭載されているLEDを制御する機能を有し、メイン基板100によって実行される図柄変動ゲームと連動して発光出力による演出をLEDに実行させる。
CPU101は、制御回路101aと演算回路101bとクロック101cとレジスタ群101dとを備える。
演算回路101bは、命令の解読結果に基づいて実際の演算処理を行う。
クロック101cは、各部の動作のタイミングをとるためのクロック信号を生成する。
レジスタ群101dは、種々の演算や制御の目的に応じて設けられた複数のレジスタであり、少なくともR(Refresh)レジスタ101drを備える。
Rレジスタ101drは、8ビットのレジスタであり、8ビットのうち7ビットがDRAM102のリフレッシュに用いられる。
第二抽選部160bは、Rレジスタ101drの上位7ビット(b1ビット〜b7ビット)の値をマスクして、最下位ビットb0の値のみを乱数として読み出して第二抽選(第一抽選とは異なる抽選の少なくとも一部)に用いる。従って、乱数回路131、132を用いる抽選では抽選ごとに要する当該乱数回路131、132の種々の設定に係る処理が不要となるので、CPU101に要求される処理量が低減される。
そこで、本実施形態では、それら抽選のうち図柄変動ゲームで特典として遊技者が獲得しうるメダルの総数の期待値および消費するメダルの総数の期待値に影響を与えない第二抽選については、乱数回路131、132を用いない簡易な処理で実現することで、当該遊技機10の抽選に係るスペックを変更することなく、CPU101に要求される処理量を軽減させうる。
また、図柄変動ゲームの結果に影響を与えないため設計変更が許容されやすい第二抽選に係る処理について処理量を軽減させることができるので、CPU101に要求される処理量を軽減する設計変更が容易に実現する。
次に、本実施形態における図柄変動ゲームのメインフローについて、主に図13を用いて説明する。図13は、本実施形態における図柄変動ゲームのメインフローを示すフローチャートである。なお、図13に示す一連の処理を実行することをもって一回の図柄変動ゲームとする。
ここで、前回の図柄変動ゲームにおいてリプレイ役に対応している当選フラグが成立している場合(ステップS104のYES)、遊技状態制御部110は再遊技処理を実行する(ステップS110)。そして、遊技状態制御部110は、スタートレバーセンサ44を作動させて、スタートレバーセンサ44による検知を待機する(ステップS112のNO)。ここで再遊技処理とは、上述した再遊技の特典を付与する処理をいう。
ここで所定数とは、本実施形態においては、ボーナス遊技状態においては2であり、ボーナス遊技状態を除く遊技状態においては1または3である。
続いて、遊技状態制御部110は、遊技状態としてアシストタイム(AT)を実行中であるか否かを判定する(ステップS118)。ステップS118をYESに分岐する場合、「AT指示抽選」の処理を実行する(ステップS120)。
また、本実施形態におけるRTとは、内部抽選部120の抽選に用いられる抽選テーブルにおいて再遊技を特典とする入賞役に割り振られている乱数の総数が、通常遊技状態に比べて大きい遊技状態をいう。
また、ATとRTの双方に滞在している遊技状態をアシストリプレイタイム(ART)という。
AT指示抽選とは、ATを実行中に遊技者に報知する操作態様を決定する抽選である。AT指示抽選の詳細については後に詳述する。
他方、ウェイト時間が経過していないのであれば(ステップS124のNO)、ウェイト時間が経過するまで待機した後に、当該図柄変動ゲームにおける変動表示が実行される(ステップS126)。
他方、有効ラインに停止表示した図柄の組合せが入賞に対応していない場合、有効ラインに停止表示した図柄の組合せがリプレイ役に対応するものであるか否かを判定し、リプレイ役である場合、次回の図柄変動ゲームを再遊技で実行できる状態で、当該図柄表示判定処理を終了する。
また、有効ラインに停止表示した図柄の組合せがリプレイ役(再遊技を付与する役)に対応するものでない場合、有効ラインに停止表示した図柄の組合せがボーナス役に対応するものであるか否かを判定し、ボーナス役に対応するものである場合、ボーナス遊技を付与し、当該図柄表示判定処理を終了する。他方、有効ラインに停止表示した図柄の組合せがボーナス役に対応しない場合、当該図柄表示判定処理を終了する。
次に、回動制御部140によって実行される変動表示の制御について、主に図14のフローチャートを用いて説明する。
なお、図14は、図柄変動ゲームにおける変動表示の処理手順を示すフローチャートである。
なお、ステップS156における停止可能条件の成立は、全てのリール65L、65C、65Rについて同時に行われる。
ここでステップS160の停止処理において、最大4コマまでリールが移動しうる制御(すべり制御)を行うため、ストップボタン27の押下の検知からリール65の停止までにはタイムラグが生じうる。なお、当該タイムラグは190ms以下になるように設定されている。
回動制御部140は、停止可能条件を成立させた状態で、最後の停止操作(第3停止操作)が検知されるまで待機する(ステップS166のNO)。また、第3停止操作が検知されたとき(ステップS166のYES)、回動制御部140は、第3停止操作に対応しているリール65を停止させる(ステップS168)。
ステップS164またはステップS168の停止処理において、すべり制御が行われるのは、第1停止操作のときと同様である。
AT指示抽選は、メイン基板100からサブ基板200へ出力するデジタル制御信号(コマンド)の一部であるAT指示番号を設定するための処理である。AT指示番号は、遊技者に報知する操作態様をサブ基板200に指示するコマンドに対応する番号である。当該AT指示番号を含むコマンドは、CPU101によって生成され、メイン基板100からサブ基板200へ出力される。
図15に示すように、AT指示番号「0」は、操作態様を遊技者に報知しないことを指示するAT指示番号である。AT指示番号「1」は、遊技者に報知する操作態様として、ストップボタン27Lを第一停止ボタンとする左押し操作態様を指定するAT指示番号である。AT指示番号「2」は、遊技者に報知する操作態様として、ストップボタン27Cを第一停止ボタンとする中押し操作態様を指定するAT指示番号である。AT指示番号「3」は、遊技者に報知する操作態様として、ストップボタン27Rを第一停止ボタンとする右押し操作態様を指定するAT指示番号である。AT指示番号「4」は、7図柄を揃える操作をすべき旨を遊技者に報知することを指示するAT指示番号である。
図16(a)、(b)は、AT指示番号の概念を示す図である。
サブ基板200はメイン基板100から出力されるコマンドに基づいて動作するところ、当該コマンドはCPU101により生成されるデジタル制御信号である。
すなわち、図15を参照して説明したAT指示番号「0」〜「4」は10進数による表現であり、AT指示番号は実際には図16(a)、(b)に示すように3個のビットB3,B2,B1を用いて設定されるデジタル制御信号の一部である。
AT指示番号「0」は、ビットB3=0、B2=0、B1=0の設定に対応する。
AT指示番号「1」は、ビットB3=0、B2=0、B1=1の設定に対応する。
AT指示番号「2」は、ビットB3=0、B2=1、B1=0の設定に対応する。
AT指示番号「3」は、ビットB3=0、B2=1、B1=1の設定に対応する。
AT指示番号「4」は、ビットB3=1、B2=0、B1=0の設定に対応する。
すなわち、第二抽選部160bを実現するCPU101は、Rレジスタ101drの少なくとも一部(最下位ビットb0)が示す値を用いて、AT指示番号を設定する第二抽選を行う。
ここで、第二抽選でAT指示番号を「2」または「3」に設定する例を、図16(a)、(b)を参照して説明する。
Rレジスタ101drのビットb0の値は「0」または「1」であり、CPU101はコマンドの生成処理において、当該コマンドのビットB1にビットb0の値である「0」または「1」を書き込む。
(方法1)加減算
例えば、ビットB2の値に「1」を加算する。なお、2進数表記で「000」に「010」を加算して求まるAT指示番号「010」は、10進数表記で「0」に「2」を加算して求まるAT指示番号「2」と同義である。すなわち、ビットB2の値に「1」を加算することは、10進数表記のAT指示番号においては「2」を加算することと同義である。
(方法2)ビット演算
例えば、ビットB3=0、B2=0、B1=0の場合、それら3ビットの値「000」に対して「010」をOR演算することで、「010」すなわちビットB3=0、B2=1、B1=0を得ることができる。
(方法3)初期設定
例えば、第二抽選でAT指示番号を「2」または「3」に設定する際には前処理として、予めコマンドのビットB2の値を「1」に設定しておくことで、Rレジスタ101drのビットb0から取得した値をそのままコマンドのビットB1に書き込むだけで、AT指示番号を設定することができる。
すなわち、本実施形態では、CPU101は、Rレジスタ101drのビットb0が示す値を取得し、当該値または当該値に対してビット演算または加減算して求まる値を、デジタル制御信号の一部として用いる。
これにより、一般的な抽選では当該抽選に用いるために取得した乱数についてテーブル照合等による判定処理が必要であるところ、本実施形態の第二抽選では当該判定処理が不要となるため、それが必要な構成と比較して、CPU101の処理量がさらに低減される。
図17は、AT指示番号「1」に対応する操作態様の報知例を示す図である。具体的には、AT指示番号「1」は、例えば図17に示すように演出表示領域62のうち左リール65Lの近傍部分に、1番最初に停止させるべきリールであることを示す第一停止アシスト表示301を表示させるAT指示番号である。
これにより、遊技者は、左リール65Lに対応するストップボタン27Lを最初に押すべきであること(第一停止ボタンとすべきこと)を認識する。
図18は、AT指示番号「2」に対応する操作態様の報知例を示す図である。具体的には、AT指示番号「2」は、例えば図18に示すように演出表示領域62のうち中リール65Cの近傍部分に第一停止アシスト表示301を表示させるAT指示番号である。これにより、遊技者は、中リール65Cに対応するストップボタン27Cを第一停止ボタンとすべきであることを認識する。
まず、CPU101は、AT指示番号の設定をクリアし(ステップS200)、特定入賞役の当選フラグが設定されているか否かを判定する(ステップS202)。
特定入賞役の当選フラグが設定されていない場合(ステップS202のNO)、CPU101は、当該AT指示抽選に係る処理を終了させる。他方、特定入賞役の当選フラグが設定されている場合(ステップS202のYES)、CPU101は、「所定の条件」が成立したか否かを判定する(ステップS203)。ここで、「所定の条件」には、リーチ目リプレイの当選フラグが設定されているか否かが含まれている。
そして、内部抽選でリーチ目リプレイに当選したときに、誤操作態様を報知するか、操作態様について何も報知しないかのいずれかを決定する抽選は、遊技者にリーチ目を報知するか否かを決定する抽選であるといえる。
この報知により、遊技者がボーナス図柄を揃える停止操作をすべき状況にあると理解すると、当該遊技者がボーナス図柄以外の図柄を揃えようとして無駄に図柄変動ゲームを消化してしまうことが防止されるので、消費する遊技媒体の総数の期待値に影響を与えうる。従って、ステップS206〜ステップS210による抽選は上述の第一抽選に分類され、第一抽選部160aにより行われる。
他方、遊技者に誤操作態様を報知することに当選した場合(ステップS210のYES)、CPU101は、当選フラグが設定された特定入賞役が「ストップボタン27Lを第一停止ボタンとする旨が規定された順押し役」であるか否かを判定する(ステップS212)。
しかしながら、上記の2とおりの操作態様のいずれによる操作を行っても、当該図柄変動ゲーム以降の図柄変動ゲームについて、遊技者が獲得または消費するメダル数に影響はない。従って、上記の2とおりの操作態様のいずれを遊技者に報知するかを決定する抽選(ステップS214)は、上述の第二抽選に分類され、CPU101の第二抽選部160bによって行われる。
換言すれば、遊技者に報知されうる誤操作態様に適合する停止操作が複数とおり存在するとき、複数とおりの適合する停止操作のいずれかを決定する抽選は、第二抽選部160bが乱数回路131、132を用いない第二抽選として行う。
これにより、第二抽選については乱数回路131、132を用いないため、全ての抽選に乱数回路131または乱数回路132を用いる構成と比較して、乱数回路131、132の設定に要する処理の分だけ、CPU101に要求される処理量を低減することができる。
また、CPU101が行う抽選のうち第二抽選に分類されうる抽選を、乱数回路131、132を用いずに行う構成とするができるため、当該CPU101に要求される処理量を軽減する設計変更が容易となる上に当該設計変更の前後で遊技機10の抽選に係るスペックが変化しない。
ステップS216においては、具体的には下記の処理によりAT指示番号を設定する。
従って、ステップS216で設定されるAT指示番号は「2」または「3」となる。上述の図15に示すように、AT指示番号「2」の指示内容は中押し操作態様(ストップボタン27Cを第一停止ボタンとする操作態様)であり、AT指示番号「3」は右押し操作態様(ストップボタン27Rを第一停止ボタンとする操作態様)である。
上述のステップS214およびステップS216の処理により、ストップボタン27Lを第一停止ボタンとする旨が規定された順押し役に対して、中押し操作態様(ストップボタン27Cを第一停止ボタンとする操作態様)または右押し操作態様(ストップボタン27Rを第一停止ボタンとする操作態様)という誤操作態様を遊技者に報知することとなる。
具体的には演出表示装置63と報知制御部211とが協働することで、特定の停止操作が規定されている入賞役である特定入賞役が、内部抽選部120による抽選で当選した場合の少なくとも一部において、第二抽選によって決定された停止操作を遊技者に報知する報知部として機能する。
なお、報知部が遊技者に報知する操作態様は誤操作態様に限られず、正操作態様の報知に報知部を用いてもよい。
すなわち、ステップS206からステップS210による第一抽選と、ステップS214およびステップS216による第二抽選とによって2段階の抽選が構成され、一段階目で行われる第一抽選では乱数回路132が用いられ、二段階目で行われる第二抽選ではRレジスタ101drが用いられる。
この2段階の抽選は、上述したように第一抽選部160aと第二抽選部160bとにより行われるところ、種々の態様の2段階の抽選が行われうる。すなわち、第一抽選部160aは、特定入賞役が内部抽選部120による抽選で当選した場合の少なくとも一部において、正操作態様または誤操作態様の少なくとも一方(本実施形態では誤操作態様)を報知することを決定しうる抽選を第一抽選として行うことができる。第二抽選部160bは、第一抽選によって正操作態様または誤操作態様(本実施形態では誤操作態様)の報知が決定された場合であって、決定された正操作態様または誤操作態様(本実施形態では誤操作態様)に適合する停止操作が複数とおり存在するとき、複数とおりの適合する停止操作のいずれかを決定する抽選を第二抽選として行うことができる。
この効果は、スタートレバーセンサ44によってスタートレバー26に対する遊技者の操作が検出されてから直ちに2段階の抽選を行わなければならない場合(CPU101の処理が短時間に集中し、CPU101に要求される処理量が過度に増大しやすい場合)に、より好適に作用する。
ここまで図1から図22を用いて説明される実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。
上述したように押し順が規定された特定入賞役では、第一停止ボタンとするストップボタン27のみが規定されている。換言すれば、押し順が規定された入賞役について、二番目に押下操作する第二停止ボタンや、三番目に押下操作する第三停止ボタンについて制限は無く、いずれのストップボタン27を第二停止ボタンまたは第三停止ボタンとしても、当該図柄変動ゲームの結果に影響はない。
従って、押し順が規定された特定入賞役の一例である押し順ベルの当選フラグが設定された場合であって、ATを実行中に遊技者に第二停止ボタンまたは第三停止ボタンを報知する際に、第二停止ボタンまたは第三停止ボタンとして報知するストップボタン27を決定する抽選は、第二抽選に該当する。
よって、第二抽選部160bは、押し順ベルのような押し順が規定された入賞役の当選フラグが設定された場合であって、押し順を遊技者に報知する場合の第二停止ボタンまたは第三停止ボタンとするストップボタン27を決定する抽選を行ってもよい。これにより、CPU101が別体の乱数回路から乱数を取得して当該抽選を行う構成と比較して、CPU101に要求される処理量が軽減されうる。
[第二変形例]
上述したように「転落リプレイ(図7に示すくじ番号「3」)」も特定入賞役であるところ、内部抽選で「転落リプレイ」に当選した図柄変動ゲームにおいては、正操作態様による操作が成されると、遊技状態を転落させる(再遊技の確率が低下するように抽選テーブルを変更する)と共に再遊技が付与される「転落リプレイ」に対応する所定の図柄の組合せが有効ラインに停止表示される。他方、誤操作態様による操作が成されると、「通常リプレイ」に対応する所定の図柄の組合せが有効ラインに停止表示され、「通常リプレイ」と同様に単に再遊技が付与されるのみであり、遊技状態は転落させられない。
従って、ATを実行中に「転落リプレイ」に当選した図柄変動ゲームにおいて、遊技者に正操作態様を報知するか誤操作態様を報知するかを決定する抽選は、遊技状態を転落させるか否かを決定する抽選であるとも解せるので、出玉に影響を与えうる抽選(第一抽選)であるといえる。
ところで、仮に「転落リプレイ」に対応する誤操作態様が複数とおり存在する場合には、複数とおり存在する誤操作態様のいずれによる操作が成されても出玉には影響を与えないので、内部抽選で「転落リプレイ」に当選した図柄変動ゲームにおいて、複数とおり存在する誤操作態様のいずれを遊技者に報知するかを決定する抽選は、第二抽選として実行することができる。
なお、再遊技の確率が変化するように抽選テーブルを変更する入賞役であって、操作順序が規定されていれば、「転落リプレイ」に限られず、抽選テーブルを昇格させるような入賞役(例えば上述の実施形態でいえば「チャンスリプレイ」)についても、「転落リプレイ」と同様に本変形例を適用できる。この場合には、当該入賞役に対応する図柄の組合せを停止表示させるか否かを決定する抽選は第一抽選として実行できる。また、当該入賞役に対応する正操作態様が複数とおり存在する場合に、いずれの操作態様を遊技者に報知するかを決定する抽選は第二抽選として実行できる。
上述の実施形態では、図柄変動ゲームで特典として遊技者が獲得しうる遊技媒体の総数の期待値、または、消費する遊技媒体の総数の期待値に影響を与えうる抽選であるか否かを基準として、CPU101による抽選を第一抽選と第二抽選とに分類しているといえるが、別の観点からは、図柄変動ゲームの結果として表示される図柄に影響を与えうる抽選であるか否かを基準として、CPU101による抽選を第一抽選と第二抽選とに分類しているとも解せる。
すなわち、上述のステップS206〜ステップS210は図柄変動ゲームの結果として表示される図柄に影響を与えうる第一抽選であり、上述のステップS214は図柄変動ゲームの結果として表示される図柄に影響を与えない第二抽選であるとも解せる。
従って、上述した実施形態における遊技機10は、乱数回路によって生成された乱数を取得して、図柄変動ゲームの結果として表示される図柄に影響を与えうる第一抽選を行う第一抽選部と、第一抽選とは異なる抽選の少なくとも一部である第二抽選を行う第二抽選部と、を備え、第二抽選部を実現する一の処理装置は、記憶領域の一部が示す値を用いて第二抽選を行う遊技機であるともいえる。
ここで、「図柄に影響を与えうる抽選」とは、回胴式遊技機においては図柄変動ゲームの結果として異なる当選役またはハズレ役に対応する図柄の組合せに成りうる抽選をいい、ぱちんこ遊技機においては図柄変動ゲームの結果として特別図柄表示部に表示される当選図柄またはハズレ図柄に影響を与えうる抽選をいう。
第一抽選または第二抽選に該当しうる抽選としては、上述の実施形態で挙げた抽選以外にも、具体的には例えば下記の抽選を挙げることができる。
まず、第一抽選に該当しうる抽選について列挙する。
・「内部抽選の抽選テーブルを変更するか否かを決定する抽選」
内部抽選の抽選テーブルを変更すれば、出玉に影響が生じうるからである。すなわち、入賞役に係る当選確率が互いに異なる内部抽選の抽選テーブルが複数設けられている構成において、当該内部抽選の抽選テーブルを変更することは第一抽選に該当しうる。
・「当該図柄変動ゲームにおいてATを実行するか否か決定する抽選」
ATを実行することで、遊技者は入賞役のうち当選フラグが設定された特定入賞役に対応する図柄の組合せを揃えやすくなるので、出玉に影響が生じうるからである。
・「ATを実行する図柄変動ゲームの数を決定する抽選」
有利遊技状態の一つであるATを実行する図柄変動ゲームの数が多いほど、特典として遊技者が獲得しうるメダルの総数の期待値が上がるからである。
・「ボーナス遊技の当選フラグが設定された旨の報知画面(ボーナス確定画面)を表示するか否かの抽選」
いわゆるボーナス確定画面を遊技者が視認し、ボーナス遊技の当選フラグが設定されたことを認識すると、当該遊技者はボーナス図柄を揃える停止操作をすべき状況にあると理解する。これにより、当該遊技者がボーナス図柄以外の図柄を揃えようとして無駄に図柄変動ゲームを消化してしまうことが防止されるので、消費する遊技媒体の総数の期待値に影響を与えうるからである。
以下、第二抽選に該当しうる抽選について列挙する。
・「当選フラグや有利遊技状態の有無を示唆しない演出の内容である演出パターンを決定する抽選」
上記のような演出パターンによる演出を実行しても、以降の図柄変動ゲームで特典として遊技者が獲得しうるメダルの総数の期待値および消費するメダルの総数の期待値に影響を与えないからである。上記のような演出パターンに該当するのであれば、例えばフリーズ演出のような稀に実行されうる演出に係る抽選であっても、第二抽選に該当しうる。このように稀に実行されうる演出であっても単に遊技者の興趣を喚起するに留まる(遊技者の内心への影響のみの)演出については、その演出パターンを決定する抽選は第二抽選に該当しうるので、当選フラグに関わらず実行されうる演出用抽選は第二抽選に該当しうる。
上述の実施形態では、遊技機10として回胴式遊技機を想定してこれまで説明した。しかし、上述の抽選に係る処理を、ぱちんこ遊技機において同様に実行することも可能である。以下、ぱちんこ遊技機に本発明を応用する変形例について説明するが、各構成要素の図示は省略する。
ぱちんこ遊技機においては、遊技媒体を獲得するとは、入賞口への入球の特典として賞球が付与されることである。
ぱちんこ遊技機においては、遊技媒体を消費するとは、保有している遊技球を遊技領域上に打ち出すことである。
図23は、メイン基板のCPU(以下、メインCPUという)による入球時の保留表示処理の処理手順を示すフローチャートである。図24は、メインCPUによる図柄変動開始処理の処理手順を示すフローチャートである。
なお、これらのフローチャートで図示される処理手順は、本発明の処理手順やその実行タイミングを限定するものではない。このため、本発明に関する処理を実施するときには、その複数の処理手順は内容的に支障のない範囲で変更することができ、また複数の処理の実行タイミングの一部または全部が互いに重複していてもよい。
また、図23および図24に示される各処理は、本発明の説明に必要な主たる処理であって、遊技機10によって実行される全ての処理を示すものではない。
図23に示すように、メインCPUによる入球時処理においては、始動口への入球が検知されるまで(ステップS302のNO)、ステップS304以降の処理は行わないまま待機となる。
また、始動口への入球を検知したとしても(ステップS302のYES)、「保留数」が上限に達していれば(ステップS304のYES)、ステップS306以降の処理は行わないまま待機となる。
ここで、メインCPUは、遊技球が始動口に入球することをもって始動条件の成立として乱数を取得し、取得した乱数を保留記憶するところ、保留記憶する個数を「保留数」といい、保留数には上限がある。
続いて、メインCPUは、ステップS310の抽選結果に基づいて演出条件の指示抽選を行う(ステップS312)。具体的には、ステップS312で行われる抽選は、例えば保留表示の表示態様(例えば色)を変化させるか否かを決定する抽選であり、この場合、当該抽選は第二抽選に該当する。
ここで、ぱちんこ遊技機においては、特別図柄による図柄変動ゲームにて特別図柄が変動する時間を示す変動時間情報に影響を与える抽選は第一抽選に該当し、変動時間情報に影響を与えない抽選は第二抽選に該当するとも解せる。なぜならば、ぱちんこ遊技機においては保留上限数という制限があるため、図柄変動ゲームの変動時間が長くなるほど当該制限により無効とされる入球が増加しうるので、図柄変動ゲームの変動時間の長さに影響を与えうる抽選(例えば変動パターンの抽選)は、消費する遊技球の総数の期待値に影響を与えうる抽選に含まれうる。
他方、ステップS312で行われる抽選は、ステップS308およびステップS310による一連の処理が変動時間情報に影響を与えるか否かに関わらず、第一抽選にも第二抽選にも該当しうる。これは、ステップS312の抽選が変動時間情報に影響を与えるか否かは、単純にステップS312で抽選される内容により定まるからである。
ステップS402の判定が否定されるとき(ステップS402のNO)、ステップS404以降の処理は実行されずに、当該図柄変動開始処理は終了となる。
続いて、メインCPUは、ステップS416で決定した変動時間情報に基づいて、演出条件の指示抽選を行う(ステップS418)。具体的には、ステップS418で行われる抽選は、サブ基板による演出に課す条件の内容を決定する抽選である。
なお、ステップS418の抽選結果を保持して、当該抽選結果が、後の図柄変動ゲームの結果に影響を与えるような仕様である場合には、ステップS418の抽選は第一抽選として実行してもよい。
(1)遊技媒体を消費して図柄変動ゲームを実行し、実行された前記図柄変動ゲームの結果の少なくとも一部に対する特典として前記遊技媒体を獲得しうる遊技機であって、保持している値が経時的に変動する記憶領域を備え、プログラムの実行によって前記図柄変動ゲームおよび前記図柄変動ゲームに関する演出の少なくとも一部を実行する一または複数の処理装置と、乱数を生成する乱数回路と、前記乱数回路によって生成された乱数を取得して第一抽選を行う第一抽選部と、前記第一抽選とは異なる抽選の少なくとも一部である第二抽選を行う第二抽選部と、を備え、前記第一抽選は、当該第一抽選が実行される前記図柄変動ゲーム、または、当該図柄変動ゲーム以降の期間に実行される前記図柄変動ゲームについて、前記特典として獲得しうる前記遊技媒体の総数の期待値、または、消費する前記遊技媒体の総数の期待値に影響を与えうる抽選であり、前記第二抽選部を実現する一の前記処理装置は、前記記憶領域の少なくとも一部が示す値を用いて前記第二抽選を行う遊技機。
(2)前記図柄変動ゲームにおいて成立しうる入賞役の当選について抽選する内部抽選部と、前記図柄が配列され、回動可能に設けられた複数のリールと、前記図柄変動ゲームにおける前記リールの回動を停止させる停止操作を検出する停止操作検出部と、特定の停止操作が規定されている前記入賞役である特定入賞役が、前記内部抽選部による抽選で当選した場合の少なくとも一部において、前記特定の停止操作を含む正操作態様または前記特定の停止操作を含まない誤操作態様を遊技者に報知する報知部と、前記特定入賞役が当選した場合であって前記特定の停止操作が検出されたとき、前記特定入賞役に対応する前記図柄の組合せを前記図柄変動ゲームの結果として停止表示させるように、前記リールの回動を制御し、前記特定入賞役が当選した場合であって前記特定の停止操作が検出されないとき、前記特定入賞役に対応する前記図柄の組合せとは異なる前記図柄の組合せを前記図柄変動ゲームの結果として停止表示させるように、前記リールの回動を制御する回動制御部と、を含み、前記報知部によって報知されうる前記正操作態様または前記誤操作態様に適合する停止操作が複数とおり存在するとき、複数とおりの適合する停止操作のいずれかを決定する抽選を、前記第二抽選部が前記第二抽選として行い、前記報知部は、前記第二抽選によって決定された前記停止操作を報知する(1)に記載の遊技機。
(3)前記第一抽選部は、前記特定入賞役が前記内部抽選部による抽選で当選した場合の少なくとも一部において、前記第一抽選部は、前記正操作態様または前記誤操作態様の少なくとも一方を報知することを決定しうる抽選を前記第一抽選として行い、前記第二抽選部は、前記第一抽選によって前記正操作態様または前記誤操作態様の報知が決定された場合であって、決定された前記正操作態様または前記誤操作態様に適合する停止操作が複数とおり存在するとき、複数とおりの適合する停止操作のいずれかを決定する抽選を前記第二抽選として行う(2)に記載の遊技機。
(4)前記図柄が配列され、回動可能に設けられた複数のリールと、前記図柄変動ゲームにおいて前記複数のリールを回動させる始動操作を検出する始動操作検出部と、前記図柄変動ゲームにおける前記リールの回動を停止させる停止操作を検出する停止操作検出部と、を含み、前記第一抽選および前記第二抽選は、前記始動操作検出部によって前記始動操作が検出されてから、前記停止操作検出部による前記停止操作の検出が可能となるまでの間に行われる(1)から(3)のいずれか一に記載の遊技機。
(5)前記一の処理装置は、前記記憶領域の一部が示す値を取得し、当該値または当該値に対してビット演算または加減算して求まる値を、デジタル制御信号の一部として用いる(1)から(4)のうちいずれか一に記載の遊技機。
(6)前記第一抽選部および前記第二抽選部は共に前記一の処理装置によって実現される(1)から(5)のいずれか一に記載の遊技機。
(A)保持している値が経時的に変動する記憶領域を備える一または複数の処理装置によるプログラムの実行によって図柄変動ゲームおよび前記図柄変動ゲームに関する演出の少なくとも一部を実行する遊技機であって、乱数を生成する乱数回路と、前記乱数回路によって生成された乱数を取得して、前記図柄変動ゲームの結果として表示される図柄に影響を与えうる第一抽選を行う第一抽選部と、前記第一抽選とは異なる抽選の少なくとも一部である第二抽選を行う第二抽選部と、を備え、前記第二抽選部を実現する一の前記処理装置は、前記記憶領域の一部が示す値を用いて前記第二抽選を行う遊技機。
20 前面扉
21 上部パネル
22 下部パネル
23 ベットボタン
23a 最大ベットボタン
23b 単一ベットボタン
24 メニュー選択ボタン
24a 十字キーボタン
24b 決定ボタン
25 状態表示LED
25a 投入枚数表示LED
25b 貯留枚数表示LED
25c 獲得枚数表示LED
25d 再遊技表示LED
25e 遊技開始表示LED
25f 投入可能表示LED
26 スタートレバー
27(27L,27C,27R) ストップボタン
31 メダル投入口
32 精算ボタン
33 メダル返却ボタン
34 ドアキー
35 メダル排出口
36(36a、36b、36c、36d、36e、36f、36g、36h) 装飾LED
37 下皿
38(38a、38b、38c、38d) スピーカ口
40 各種センサ
41(41a、41b、41c、41d、41e、41f、41g、41h) 装飾LED基板
42 状態表示LED基板
43 ストップボタン基板
44 スタートレバーセンサ
45 ベットボタン基板
46 メニュー選択ボタン基板
47 メダルセレクタ
47a メダルセレクタ本体
47b メダルブロッカ
47c メダル通過センサ
48 設定変更装置
48a 設定キースイッチ
48b 設定変更スイッチ
48c 設定表示LED
48d 設定キーカバー
49(49a、49b、49c、49d) スピーカ
51 投入メダル通路
52 払出メダル通路
53 返却メダル通路
54 収納メダル通路
60 遊技機本体部
62 演出表示領域
63 演出表示装置
64 視認窓
65 リール
65C 中リール
65L 左リール
65R 右リール
66 リールセンサ
66C 中リールセンサ
66L 左リールセンサ
66R 右リールセンサ
67 リール照明基板
67C 中リール照明基板
67L 左リール照明基板
67R 右リール照明基板
68 リールモータ
90 外枠
91 電源装置
92 電源スイッチ
93 メダル収納庫
94 メダル払出口
95 メダル補助収納庫
96 ヒンジ部
96a 上段ヒンジ部
96b 中段ヒンジ部
96c 下段ヒンジ部
97 払出制御基板
100 メイン基板
101,201 CPU
101a 制御回路
101b 演算回路
101c クロック
101d レジスタ群
101dr Rレジスタ
102,202 DRAM
103,203 ROM
110 遊技状態制御部
120 内部抽選部
130 フラグ設定部
131,132 乱数回路
140 回動制御部
150 図柄表示判定部
160 指令生成部
160a 第一抽選部
160b 第二抽選部
200 サブ基板
210 サブ統括部
211 報知制御部
220 演出表示部
230 音声出力部
240 LED発光部
301 第一停止アシスト表示
302 any表示
304 狙え表示
L1〜L5 ライン
B1〜B3 ビット
Claims (6)
- 遊技媒体を消費して図柄変動ゲームを実行し、実行された前記図柄変動ゲームの結果の少なくとも一部に対する特典として前記遊技媒体を獲得しうる遊技機であって、
保持している値が経時的に変動する記憶領域を備え、プログラムの実行によって前記図柄変動ゲームおよび前記図柄変動ゲームに関する演出の少なくとも一部を実行する一または複数の処理装置と、
乱数を生成する乱数回路と、
前記乱数回路によって生成された乱数を取得して第一抽選を行う第一抽選部と、
前記第一抽選とは異なる抽選の少なくとも一部である第二抽選を行う第二抽選部と、
を備え、
前記第一抽選は、当該第一抽選が実行される前記図柄変動ゲーム、または、当該図柄変動ゲーム以降の期間に実行される前記図柄変動ゲームについて、前記特典として獲得しうる前記遊技媒体の総数の期待値、または、消費する前記遊技媒体の総数の期待値に影響を与えうる抽選であり、
前記第二抽選部を実現する一の前記処理装置は、前記記憶領域の少なくとも一部が示す値を用いて前記第二抽選を行う遊技機。 - 前記図柄変動ゲームにおいて成立しうる入賞役の当選について抽選する内部抽選部と、
前記図柄が配列され、回動可能に設けられた複数のリールと、
前記図柄変動ゲームにおける前記リールの回動を停止させる停止操作を検出する停止操作検出部と、
特定の停止操作が規定されている前記入賞役である特定入賞役が、前記内部抽選部による抽選で当選した場合の少なくとも一部において、前記特定の停止操作を含む正操作態様または前記特定の停止操作を含まない誤操作態様を遊技者に報知する報知部と、
前記特定入賞役が当選した場合であって前記特定の停止操作が検出されたとき、前記特定入賞役に対応する前記図柄の組合せを前記図柄変動ゲームの結果として停止表示させるように、前記リールの回動を制御し、前記特定入賞役が当選した場合であって前記特定の停止操作が検出されないとき、前記特定入賞役に対応する前記図柄の組合せとは異なる前記図柄の組合せを前記図柄変動ゲームの結果として停止表示させるように、前記リールの回動を制御する回動制御部と、
を含み、
前記報知部によって報知されうる前記正操作態様または前記誤操作態様に適合する停止操作が複数とおり存在するとき、複数とおりの適合する停止操作のいずれかを決定する抽選を、前記第二抽選部が前記第二抽選として行い、
前記報知部は、前記第二抽選によって決定された前記停止操作を報知する請求項1に記載の遊技機。 - 前記第一抽選部は、前記特定入賞役が前記内部抽選部による抽選で当選した場合の少なくとも一部において、前記第一抽選部は、前記正操作態様または前記誤操作態様の少なくとも一方を報知することを決定しうる抽選を前記第一抽選として行い、
前記第二抽選部は、前記第一抽選によって前記正操作態様または前記誤操作態様の報知が決定された場合であって、決定された前記正操作態様または前記誤操作態様に適合する停止操作が複数とおり存在するとき、複数とおりの適合する停止操作のいずれかを決定する抽選を前記第二抽選として行う請求項2に記載の遊技機。 - 前記図柄が配列され、回動可能に設けられた複数のリールと、
前記図柄変動ゲームにおいて前記複数のリールを回動させる始動操作を検出する始動操作検出部と、
前記図柄変動ゲームにおける前記リールの回動を停止させる停止操作を検出する停止操作検出部と、を含み、
前記第一抽選および前記第二抽選は、前記始動操作検出部によって前記始動操作が検出されてから、前記停止操作検出部による前記停止操作の検出が可能となるまでの間に行われる請求項1から3のいずれか一項に記載の遊技機。 - 前記一の処理装置は、前記記憶領域の一部が示す値を取得し、当該値または当該値に対してビット演算または加減算して求まる値を、デジタル制御信号の一部として用いる請求項1から4のうちいずれか一項に記載の遊技機。
- 前記第一抽選部および前記第二抽選部は共に前記一の処理装置によって実現される請求項1から5のいずれか一項に記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015227135A JP6346155B2 (ja) | 2015-11-19 | 2015-11-19 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015227135A JP6346155B2 (ja) | 2015-11-19 | 2015-11-19 | 遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017093681A true JP2017093681A (ja) | 2017-06-01 |
JP6346155B2 JP6346155B2 (ja) | 2018-06-20 |
Family
ID=58805070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015227135A Active JP6346155B2 (ja) | 2015-11-19 | 2015-11-19 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6346155B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7362489B2 (ja) | 2020-01-06 | 2023-10-17 | 株式会社三共 | スロットマシン |
JP7362492B2 (ja) | 2020-01-06 | 2023-10-17 | 株式会社三共 | スロットマシン |
JP7362491B2 (ja) | 2020-01-06 | 2023-10-17 | 株式会社三共 | スロットマシン |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006167166A (ja) * | 2004-12-16 | 2006-06-29 | Snk Playmore Corp | スロットマシン |
JP2012110641A (ja) * | 2010-11-29 | 2012-06-14 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2013169265A (ja) * | 2012-02-20 | 2013-09-02 | Fujishoji Co Ltd | 遊技機 |
JP2015019714A (ja) * | 2013-07-17 | 2015-02-02 | 株式会社平和 | 遊技機 |
JP5687381B1 (ja) * | 2014-07-24 | 2015-03-18 | 株式会社大都技研 | 遊技台 |
JP2015154866A (ja) * | 2014-02-21 | 2015-08-27 | 株式会社藤商事 | 回胴式遊技機 |
-
2015
- 2015-11-19 JP JP2015227135A patent/JP6346155B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006167166A (ja) * | 2004-12-16 | 2006-06-29 | Snk Playmore Corp | スロットマシン |
JP2012110641A (ja) * | 2010-11-29 | 2012-06-14 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2013169265A (ja) * | 2012-02-20 | 2013-09-02 | Fujishoji Co Ltd | 遊技機 |
JP2015019714A (ja) * | 2013-07-17 | 2015-02-02 | 株式会社平和 | 遊技機 |
JP2015154866A (ja) * | 2014-02-21 | 2015-08-27 | 株式会社藤商事 | 回胴式遊技機 |
JP5687381B1 (ja) * | 2014-07-24 | 2015-03-18 | 株式会社大都技研 | 遊技台 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7362489B2 (ja) | 2020-01-06 | 2023-10-17 | 株式会社三共 | スロットマシン |
JP7362492B2 (ja) | 2020-01-06 | 2023-10-17 | 株式会社三共 | スロットマシン |
JP7362491B2 (ja) | 2020-01-06 | 2023-10-17 | 株式会社三共 | スロットマシン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6346155B2 (ja) | 2018-06-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6505586B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2018149196A (ja) | 遊技機 | |
JP2017093684A (ja) | 遊技機 | |
JP6346155B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6457424B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6379083B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6452641B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6450304B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6463295B2 (ja) | 遊技機 | |
JP7154625B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2017093691A (ja) | 遊技機 | |
JP6635958B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6580470B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6635956B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6635959B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6635960B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6635957B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6454291B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2017192526A (ja) | 遊技機 | |
JP6652480B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2017144155A (ja) | 遊技機 | |
JP6322615B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6457423B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6362581B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6353427B2 (ja) | 遊技機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171011 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171017 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171212 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180515 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180524 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6346155 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |