JP6454291B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP6454291B2
JP6454291B2 JP2016029848A JP2016029848A JP6454291B2 JP 6454291 B2 JP6454291 B2 JP 6454291B2 JP 2016029848 A JP2016029848 A JP 2016029848A JP 2016029848 A JP2016029848 A JP 2016029848A JP 6454291 B2 JP6454291 B2 JP 6454291B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reel
stop
symbol
display
medal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016029848A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017144154A (ja
Inventor
健次 桂田
健次 桂田
Original Assignee
株式会社ニューギン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ニューギン filed Critical 株式会社ニューギン
Priority to JP2016029848A priority Critical patent/JP6454291B2/ja
Publication of JP2017144154A publication Critical patent/JP2017144154A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6454291B2 publication Critical patent/JP6454291B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、遊技機に関し、特に回胴式遊技機に関する。
回胴式遊技機に代表される遊技機は、通常は遊技者がストップボタンを押下する停止操作を検知した場合にリールを停止させ、停止したリールに表されている図柄によって当選の有無を示す。
一方で、一部の遊技機は、遊技者による停止操作を検知せずとも、時間経過等の条件を満たす場合に自動的にリールを停止させる場合がある。この種の遊技機として、下記の特許文献1および特許文献2を例示する。
特許文献1には、自動停止タイマが零になることを契機としてリールを自動停止させる遊技機が記載されている。この遊技機は、自動停止を行う場合に、当選役に関わらず入賞が実現しないようにする制御(いわゆる蹴飛ばし制御)を行う滑りコマ数を決定し、入賞を回避する。
特許文献2には、ゲーム開始操作から規定時間経過してもリールが回転中である場合に、リールを自動停止させる遊技機が記載されている。この遊技機も、自動停止を行う場合には蹴飛ばし制御を実行するが、この実現のためにリール停止位置選択テーブルを多数予め格納している。そして、当該遊技機は、自動停止処理の開始時における表示状態に基づいて適切なリール停止位置選択テーブルを読み出し、入賞に係る図柄の組み合せを形成しないハズレの図柄を有効ライン上に引き込む。
特開2005−312467号公報 特開2006−502号公報
特許文献1または特許文献2に記載の遊技機はいずれも、自動停止処理において入賞に係る図柄の組合せを回避することを開示するのみである。従って、自動停止処理の結果として停止表示される図柄の組合せは、ハズレに係る図柄の組合せのいずれかであり、一定性がなかった。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、停止操作に関わらず実行されうるリールの停止処理において停止表示させる図柄に一定性を持たせることができる遊技機を提供するものである。
本発明によれば、それぞれに複数の図柄が表されている複数のリールと、前記リールの回動を停止させる契機になりうる遊技者の操作である停止操作を検知する停止操作検知手段と、前記複数のリールを回動させることによって図柄変動ゲームを開始し、前記停止操作の検知を契機として前記リールの回動を停止させる第一停止処理または前記停止操作の検知に関わらず前記リールの回動を停止させる第二停止処理のいずれかを実行して前記図柄変動ゲームの結果を得る回動制御手段と、前記図柄変動ゲームの結果である図柄の組合せの停止位置である有効ラインを表示範囲に含む図柄表示枠と、前記有効ラインに停止表示される図柄の組合せが、予め定められた入賞役に対応する構成になっているか否かを判定する表示図柄判定手段と、を備え、前記回動制御手段は、前記停止操作の検知を契機として前記第一停止処理の要求を受け付け、前記リール上に予め定められている停止受付位置が、前記図柄表示枠を基準として予め定められた所定位置に到達することを少なくとも一つの条件として前記第二停止処理の要求を受け付け、前記第一停止処理又は前記第二停止処理の要求を受け付けた時点において基準位置を通過している図柄の識別情報を記憶し、前記第一停止処理の要求を受け付けた場合にも、前記第二停止処理の要求を受け付けた場合にも、記憶した前記識別情報が示す図柄又は当該図柄から所定範囲内にある図柄を、前記基準位置に停止させ、前記複数のリールには、一のリールと、前記一のリールとは異なる他のリールと、が含まれており、前記停止受付位置に配置されている図柄は、前記一のリールにおいても前記他のリールにおいても、いずれかの入賞役に対応する図柄の組合せの一部を構成しうる図柄であり、前記他のリールにおいて前記図柄表示枠に停止表示される図柄の構成が特定の停止表示パターンである場合、前記第一停止処理又は前記第二停止処理の要求を受け付けた時点において前記一のリールに表されている特定図柄が前記図柄表示枠内の特定位置に存在すると、前記特定図柄及び当該特定図柄から前記所定範囲内に表されているいずれの図柄が前記図柄表示枠に停止表示されても前記表示図柄判定手段による判定が肯定されるように、前記一のリールおよび前記他のリールに図柄が配置されており、前記回動制御手段による前記第一停止処理に係る制御は、前記一のリールより先に前記他のリールに対する前記第一停止処理の要求を受け付けた場合には、前記特定の停止表示パターンを回避する制御になっており、前記回動制御手段による前記第二停止処理に係る制御は、前記一のリールに表されている前記特定図柄が前記特定位置とは異なる位置に存在する時点において前記一のリールに対する前記第二停止処理の要求を受け付ける制御になっている遊技機が提供される。
本発明によれば、停止操作に関わらず実行されうるリールの停止処理において停止表示させる図柄に一定性を持たせることができる遊技機が提供される。
遊技機の正面図である。 図1において破線で囲って示す手元領域IIの斜視図である。 前面扉の裏面を示す図である。 前面扉を除いた遊技機を示す図である。 遊技機の電気構成を示す図である。 遊技機の機能ブロック図である。 複数のリール上に表されている図柄の配列構成を示す図である。 入賞役を構成する図柄の組合せを示す図である。 ある時点においてリール枠内に停止表示される図柄の停止表示パターンを示す図である。 ある時点においてリール枠内に停止表示される図柄の停止表示パターンを示す図である。 ある時点においてリール枠内に停止表示される図柄の停止表示パターンを示す図である。 ある時点においてリール枠内に停止表示される図柄の停止表示パターンを示す図である。 ある時点においてリール枠内に停止表示される図柄の停止表示パターンを示す図である。 ある時点においてリール枠内に停止表示される図柄の停止表示パターンを示す図である。 本実施形態における遊技進行に係るメインフローを示すフローチャートである。 本実施形態における遊技進行に係るメインフローを示すフローチャートである。 本実施形態に係るリール停止受付チェックの処理手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係るリール停止受付チェックの処理手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係るリール停止受付チェックの処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
本実施形態の説明において示す方向は、特に断りのない限り、遊技者が遊技機10に正対して視たときの方向、すなわち図に示す遊技機10の正面図における方向とする。
また、以下の説明においては、特に断りのない限り、遊技機10には電源が投入され正常に動作していることを前提として説明する。
<遊技機10の概要>
まず、本発明を実施する遊技機10の概要について、図1、図2、図5または図6を用いて説明する。
図1は、遊技機10の正面図である。図2は、図1において破線で囲って示す手元領域IIの斜視図である。図5は、遊技機10の電気構成を示す図である。図6は、遊技機10の機能ブロック図である。
遊技機10は、複数のリール(図1に示すリール65)と、停止操作検知手段(図2に示すストップボタン27と図5に示すストップボタンセンサ43a)と、回動制御手段(図6に示す回動制御部140)と、図柄表示枠(図1に示すリール枠64)と、を備える。
複数のリールは、それぞれに複数の図柄が表されている。
停止操作検知手段は、リールの回動を停止させる契機になりうる遊技者の操作である停止操作を検知する。
回動制御手段は、複数のリールを回動させることによって図柄変動ゲームを開始し、停止操作の検知を契機としてリールの回動を停止させる第一停止処理または停止操作の検知に関わらずリールの回動を停止させる第二停止処理のいずれかを実行して図柄変動ゲームの結果を得る。
図柄表示枠は、図柄変動ゲームの結果である図柄の組合せの停止位置である有効ラインを表示範囲に含む。
回動制御手段は、リール上に予め定められている停止受付位置が、図柄表示枠を基準として予め定められた所定位置に到達することを少なくとも一つの条件として第二停止処理を実行することを特徴とする。
上記のように、リール上に予め定められている停止受付位置と、図柄表示枠を基準として予め定められた所定位置と、の位置関係を鑑みて第二停止処理を実行するので、遊技機10は第二停止処理において停止表示させる図柄に一定性を持たせることができる。
ここで、図柄変動ゲームとは、停止表示させた図柄の組合せによって遊技者にとって有利な特典の有無を報知する遊技であり、繰り返し実行され得る。本実施形態に係る図柄変動ゲームでは、リール65を回動させることによってリール65に表されている複数とおりの図柄を変動表示し、回動しているリール65を停止させることによって図柄の組合せを停止表示する。
ここで第一停止処理とは、停止操作検知手段によって停止操作が検知されることを契機として行われるリールの停止処理であり、本実施形態では手動停止処理と称して説明する場合がある。
ここで第二停止処理とは、停止操作検知手段による検知の有無に関わらず行われるリールの停止処理であり、本実施形態では自動停止処理と称して説明する場合がある。
ここで図柄表示枠とは、複数のリールの前面側に形成された窓枠であり、本実施形態ではリール枠64である。リール枠64は、内部領域と外部領域とに区画されており、当該内側領域において各リール65に表されている図柄の少なくとも一部が遊技者に視認可能に示される。
ここで停止受付位置とは、少なくとも第二停止処理の実行に用いられるために予め定められたリール上の位置である。本実施形態では、各リール65上に21個の図柄が表されており、特定の図柄が表されている位置によって停止受付位置が定められる実施例について述べるが、停止受付位置の定め方はこの例に限られない。例えば、リール65に表されている図柄と図柄の間を停止受付位置と定めてもよいし、一つの図柄より小さい領域を停止受付位置と定めてもよい。また、停止受付位置は、遊技機10が処理可能に識別可能であればよく、必ずしも遊技者が視認できなくてもよい。なお、本実施形態では、停止受付位置を示す図柄の識別番号(図7参照)を停止受付図柄番号と称して説明する場合がある。
ここで所定位置とは、図柄表示枠を基準として予め定められた位置であり、本実施形態ではリール枠64内に設けられたラインL2である実施例について述べるが、停止受付位置の定め方はこの例に限られない。例えば、リール枠64内に設けられた他のライン(ラインL1、ラインL3、ラインL4、ラインL5)のいずれかを所定位置と定めもよいし、リール枠64の枠外に所定位置を定めてもよい。また、所定位置は、遊技機10が処理可能に識別可能であればよく、必ずしも遊技者が視認できなくてもよい。なお、本実施形態では、リール65の回動中にラインL2に到達した図柄の識別番号を通過中図柄番号と称して説明する場合がある。
ここで「停止受付位置が所定位置に到達する」とは、回動しているリール上の停止受付位置と、図柄表示枠を基準として定まる所定位置と、が物理的に近接することをいう。ただし、「停止受付位置が所定位置に到達する」ことを検知する実現手法は、物理的な手段である必要はなく、特に制限されない。本実施形態に係る遊技機10では、リールモータ68の制御に基づいて、上述の停止受付図柄番号と通過中図柄番号とを取得し、互いの一致判定に基づいて「停止受付位置が所定位置に到達する」ことを検知する手法を採用している。
以上に述べた本発明の実施に関する遊技機10を詳細に説明するため、以下に遊技機10の構造または遊技機10が実行する各処理について、具体的に説明する。
<遊技機10の構造について>
遊技機10の構造について、図1から図5を用いて説明する。
図1は、遊技機10の正面図である。図2は、図1において破線で囲って示す手元領域IIの斜視図である。図3は、前面扉20の裏面を示す図である。図4は、前面扉20を除いた遊技機10を示す図である。図5は、遊技機10の電気構成を示す図である。
遊技機10は、前面を開口した直方体状の外枠90と、外枠90の左縁側に対して回動開閉可能に軸支された前面扉20と遊技機本体部60と、を備えている。
より具体的には、外枠90の左縁側には三つのヒンジ部96(96a、96b、96c)が設けられており、上段ヒンジ部96aと下段ヒンジ部96cによって前面扉20が軸支され、上段ヒンジ部96aと中段ヒンジ部96bによって遊技機本体部60が軸支されている。
前面扉20の前面側には、図1または図2に示すように、上部パネル21と、下部パネル22と、ベットボタン23と、メニュー選択ボタン24と、状態表示LED25と、スタートレバー26と、ストップボタン27と、メダル投入口31と、精算ボタン32と、メダル返却ボタン33と、ドア錠34と、メダル排出口35と、装飾LED36と、下皿37と、スピーカ口38と、が設けられている。
また、前面扉20の裏面側には、図3に示すように、装飾LED基板41と、状態表示LED基板42と、ストップボタン基板43と、スタートレバーセンサ44と、ベットボタン基板45と、メニュー選択ボタン基板46と、メダルセレクタ47と、設定変更装置48と、スピーカ49と、投入メダル通路51と、払出メダル通路52と、返却メダル通路53と、が設けられている。
また、前面扉20の他にも図4に示すように、遊技機10は、遊技機本体部60と、電源装置91と、メダル収納庫93と、メダル補助収納庫95と、を備えている。
前面扉20を開扉するためには、ドア錠34にドアキー(図示せず)を差し込んで、前面扉20と外枠90とをロックさせるロック機構(図示せず)を解除する必要がある。
前面扉20を開扉すると、図4に示すように、遊技機本体部60の下方に電源装置91が備えられている。電源装置91は、遊技機10の各構成要素に対して電力供給するための装置であり、電源スイッチ92の操作によって起動または停止が制御される。
遊技者は、遊技機10の遊技に興じる際には、電源スイッチ92を操作して電源装置91を起動する必要がある。なお、遊技機本体部60は、電源装置91からの電力供給がオフになっても、オン時に実行していた遊技状態を維持する機能を有していることが好ましい。ボーナス遊技のように遊技者に有利な展開で遊技が進行している最中に電力供給が停止した場合等に、遊技者を失望させないためである。
また、開扉した前面扉20の裏面側には設定変更装置48が設けられている。設定変更装置48は、遊技設定値を設定するための装置であり、設定キースイッチ48aと設定変更スイッチ48bと設定表示LED48cと設定キーカバー48dとを含む。設定キースイッチ48aは、設定キー(図示せず)を差し込んで操作することによって設定変更装置48を操作可能にすることができる。設定変更スイッチ48bは、設定キースイッチ48aに設定キーを差し込んだ状態において操作可能なスイッチであって、押下することによって遊技設定値を変更することができる。設定表示LED48cは、設定された遊技設定値を表示するためのLEDであり、本実施形態では7セグメントディスプレイになっている。設定キーカバー48dは、設定キースイッチ48aを覆うカバーであり、これをスライドさせて設定キースイッチ48aを開放することによって、設定キースイッチ48aに設定キーを差し込むことが可能になる。なお、図3では、設定キーカバー48dが設定キースイッチ48aを覆っている状態を図示している。
ここで遊技設定値とは、遊技者にとって有利な特典(ボーナス遊技等)の付与されやすさを示す値であり、高い値ほど特典が付与されやすく、低い値ほど特典が付与されにくい。なお、遊技者は、遊技機10による遊技を開始する事前に、設定変更装置48を操作して遊技設定値を設定することが好ましい。遊技設定値を変更すると一般的に遊技状態がリセットされてしまうからである。
前面扉20は、上部パネル21と下部パネル22とを前面側に有している。
上部パネル21は透明部材で形成されているので、遊技機10の前方に位置する遊技者は、上部パネル21の裏面側に配置されている遊技機本体部60を上部パネル21越しに視認することができる。
また、下部パネル22は、その表面に遊技機10の機種名や機種に関するキャラクター等が表記されており、後方に設置されたバックライト(図示せず)の点灯によって表記された機種名等が視認しやすくなる。
遊技機本体部60は、遊技機10によって実行される遊技を制御する主要な構成要素を含んでいる。また、遊技機本体部60は、図4に図示するとおり、その前面上部に演出表示領域62が形成されており、その前面下部にリール枠64が形成されている。
演出表示領域62は、遊技機本体部60に内蔵された演出表示装置63の表示画面であり、遊技機10の遊技に関する各種演出または各種情報を表示することができる。なお、演出表示装置63としては、例えば、液晶ディスプレイ型の表示装置等を採用することができる。演出表示領域62に表示される演出は、スピーカ49からの音声出力や装飾LED36の発光と連動しており、遊技者の興趣を好適に喚起させることができる。
リール枠64は、遊技機本体部60に内蔵された複数のリール65(65L、65C、65R)の前面側に形成された窓枠で、内部領域と外部領域とに区画されている。リール枠64の内部領域は空洞または透明部材によって形成されており、当該内部領域を介して各リール65の一部が視認可能になっている。また、リール枠64の外部領域は不透明部材(半透明部材や透明部材を着色した部材を含む)で形成されており、当該外部領域を介したリール65の視認を困難としている。
リール65は、リール65L、リール65Cおよびリール65Rから構成されており、スタートレバー26に対する遊技者の操作(スタートレバー26がオン状態である旨の検知)に起因して回動を開始する。このとき、前回の図柄変動ゲームにおけるリール65の回動開始時から当該図柄変動ゲームにおけるリール65の回動開始時までの時間が所定の遅延時間、いわゆるウェイト時間を超えていることを要する。すなわち、ウェイト時間が経過する前にスタートレバー26が遊技者の操作を受け付けた場合、ウェイト時間が経過するまで待機した後にリール65は回動を開始する。なお、本実施形態におけるウェイト時間は4.1秒に設定されている。
なお、本実施形態における各リール65が回動している場合、原則としてリール65は上から下へと回動する。本明細書において、リールにおける上から下への回動を「順方向」、下から上への回動を「逆方向」と称する。
図柄変動ゲームとは、停止表示させた図柄の組合せによって遊技者にとって有利な特典の有無を報知する遊技である。本実施形態における図柄変動ゲームでは、複数とおりの図柄が表されている複数のリール65を回動させることによってリール65に表されている図柄が変動表示し、回動しているリール65を停止させることによって図柄の組合せが停止表示する。
図柄変動ゲームによって報知されうる特典には、入賞、再遊技、またはボーナス遊技等の有利遊技状態が含まれる。ここで入賞とは、メダルを獲得するために必要な特定の図柄の組合せが表示されることである。また、メダルとは、図柄変動ゲームを実行するために用いられる遊技媒体である。また、再遊技とは、メダルを投入せずに図柄変動ゲームを実行できる遊技状態である。また、ボーナス遊技とは、第一種特別役物、第二種特別役物、またいずれかの特別役物に係る役物連続作動装置のいずれかが作動している遊技状態であり、通常の遊技状態に比べて入賞が成立する確率が高くなる。ボーナス遊技以外の有利遊技状態としては、後に詳述するアシストタイム(AT)、リプレイタイム(RT)、アシストリプレイタイム(ART)が挙げられる。
リール65の回動制御は、リールセンサ66を用いて実行される。リールセンサ66は、リール65の回動量を検知するセンサである。ここで回動量とは、所定位置を基準とするリール65の回転角度である。
リールセンサ66は各リール65に一つずつ設けられている。具体的には、リール65Lに対してリールセンサ66Lが、リール65Cに対してリールセンサ66Cが、リール65Rに対してリールセンサ66Rが、設けられている。
なお、リール65の回動制御については、後に詳述する。
リール65の内部には、リール照明基板67(67L、67C、67R)が設けられており、リール照明基板67に搭載されているLEDの点灯によってリール65に表している各図柄の視認を容易にしている。すなわち、リール照明基板67に搭載されているLEDは、リール65による図柄表示のバックライトとして機能している。
スタートレバー26は、図柄変動ゲームにおける変動表示を開始させるための契機として、遊技者の操作を受け付けることができる。スタートレバー26に対する遊技者の操作とは、具体的には初期状態において前面扉20に対して略垂直に設けられているスタートレバー26をいずれかの方向に倒すことである。
スタートレバーセンサ44は、スタートレバー26がオン状態であるかオフ状態であるかを検知することができる。より具体的には、スタートレバーセンサ44は、前面扉20に対して略垂直であるスタートレバー26をオフ状態として検知し、いずれかの方向に倒されているスタートレバー26をオン状態として検知する。
本実施形態において、メダルが所定の投入枚数に達していない場合には、スタートレバー26が遊技者の操作を受け付けたとしても図柄変動ゲームが開始されない。所定の投入枚数に到達させるためには、以下の操作または処理の少なくとも一つ、または複数の組合せが必要である。
(i)メダル投入口31からメダルを投入して投入枚数を増やす。
(ii)遊技機10に貯留されているメダルを表すクレジットをベットボタン23の押下によって減算させて投入枚数を増やす。
(iii)前回の図柄変動ゲームにおいてリプレイ図柄が停止表示された場合、当該図柄変動ゲームにおいて再遊技処理が実行されて投入枚数が増える。この場合、遊技者が(i)や(ii)の操作を行わずとも、自動的に当該図柄変動ゲームにおける投入枚数が前回の図柄変動ゲームの投入枚数になる。
ここでメダルの貯留とは、遊技者の所有するメダルの一部または全部に代えて、その数に相当する数値(クレジット)を遊技機10の内部で記憶する機能をいう。メダルが貯留される(クレジットが増大する)場合は、例えば(i)所定の投入枚数を超えてメダル投入口31からメダルが投入された場合、(ii)図柄変動ゲームにおいて入賞し、当該入賞の特典としてメダルを獲得した場合、等が挙げられる。
上記のメダル投入口31の裏面側には、メダルセレクタ本体47aとメダルブロッカ47bとメダル通過センサ47cとを含むメダルセレクタ47が設けられており、メダル投入口31から投入されたメダルはメダルセレクタ47によって受付可能なメダルと受付不能なメダルとに選別される。
例えば、待機状態(電源が投入されているが図柄変動ゲームが実行されていない状態)である場合等はメダル受付可能であるため、メダルセレクタ本体47aはソレノイドを有するメダルブロッカ47bを作動させる。メダルブロッカ47bが作動すると、投入メダル通路51の中途に設けられた突起部(図示せず)が埋没するので、投入メダル通路51はメダル通過を許容する状態になる。このとき、メダル投入口31からメダルが投入されると、当該メダルは投入メダル通路51に流下し、投入メダル通路51の中途に設けられているメダル通過センサ47cによって検知され、収納メダル通路54を通過してメダル収納庫93の中に収納される。
また、図柄変動ゲームの実行中やクレジットが上限値に達した場合等は、メダル受付不能であるため、メダルセレクタ本体47aはメダルブロッカ47bの作動を停止させる。メダルブロッカ47bの作動が停止されると、投入メダル通路51の中途に突起部(図示せず)が突出してメダルの通過を阻害するので、投入されたメダルは投入メダル通路51の中途であって、かつメダル通過センサ47cに検知されない位置に滞留する。投入メダル通路51に滞留しているメダルは、自重によりまたはメダル返却ボタン33の操作により返却メダル通路53に落下してメダル排出口35を経由して下皿37に排出される。
また、クレジットの上限値を超えてメダルが付与された場合、付与されたメダル数に相当するメダルがメダル収納庫93からメダル排出口35を経由して下皿37に排出される。
上記のベットボタン23として、遊技機10はベットボタン基板45に搭載されている最大ベットボタン23aと単一ベットボタン23bとを有している。最大ベットボタン23aは1回の押下でクレジットを最大で3つ減算して投入枚数を増やすことができ、単一ベットボタン23bは1回の押下でクレジットを1つ減算して投入枚数を増やすことができる。また、ベットボタン23を押下しても、その図柄変動ゲームにおけるクレジットの減算値が所定の投入枚数に達している場合には、それを超えてクレジットを減算させることはできない。
また、ベットボタン基板45には最大ベットボタン23aと単一ベットボタン23bが押下された旨を検知する最大ベットボタンセンサ45aと単一ベットボタンセンサ45bが、それぞれに対して設けられており、これらのセンサの検知に応じて上記の処理が行われる。
また、最大ベットボタン23aは、上記のように操作に応じてクレジットを減算して投入枚数を増やす用途(ベットボタン)として用いられる他に、一部の演出実行時に演出の進行を促す操作を受け付ける用途(プッシュボタン)としても用いられる場合がある。プッシュボタンの操作を伴う演出は、ボタン押下示唆演出とも呼ばれる。
最大ベットボタン23aがベットボタンとして用いられる場合は、投入可能表示LED25fが点灯している状態に限られる。一方、最大ベットボタン23aがプッシュボタンとして用いられる場合は、ボタン示唆演出の実行時に必ずしも限られない。例えば、後述するメニュー画面における操作に、最大ベットボタン23aがプッシュボタンとして用いられてもよい。
ベットボタン基板45には、最大ベットボタン23aがプッシュボタンとして用いられる場合に最大ベットボタン23aの押下を検知するプッシュボタンセンサ45cが設けられており、最大ベットボタンセンサ45aによる検知とは区別される。
最大ベットボタンセンサ45aがメイン基板100に実装されたCPU101によって管理されているのに対して、プッシュボタンセンサ45cはサブ基板200に実装されたCPU201によって管理されている点が異なる。
また、遊技機10は、上記のベットボタン23の左側に、メニュー選択ボタン24を備える。メニュー選択ボタン24は、メニュー選択ボタン基板46に搭載されている十字キーボタン24aと十字キーボタン24aの中央に位置する決定ボタン24bによって構成されている。
メニュー選択ボタン24は、メニュー画面に係る操作を受け付ける構成要素である。ここでメニュー画面とは、演出表示領域62に表示される遊技機10の操作方法や遊技の解説情報等を示す画面をいい、上記の所定表示に該当する。
遊技者はメニュー選択ボタン24を操作することによってメニュー画面を閲覧することができる。例えば、インターバル期間において決定ボタン24bが押下されると、メニューの一覧とカーソルが演出表示領域62に表示される。遊技者が十字キーボタン24aを操作することによって任意のメニューを示す位置までカーソルを移動し、カーソルがいずれかのメニューを示している場合に遊技者が決定ボタン24bを押下すると当該メニューが演出表示領域62に表示される。
メニュー選択ボタン基板46には、十字キーボタンセンサ46aと決定ボタンセンサ46bとが設けられている。
十字キーボタンセンサ46aは、十字キーボタン24aがいずれの方向(決定ボタン24bの中心を基準として上下左右のいずれかの方向)に押下されたのかを検知することができる。
決定ボタンセンサ46bは、決定ボタン24bが押下された旨を検知することができる。
十字キーボタンセンサ46aおよび決定ボタンセンサ46bは、上述のプッシュボタンセンサ45cと同様に、サブ基板200に実装されたCPU201によって管理されている。
また、遊技機10は、上記のベットボタン23の右側に、投入されたメダル数や貯留されているメダル数等を表示する状態表示LED25を備える。状態表示LED25は、状態表示LED基板42に搭載されている複数のLEDまたは7セグメントディスプレイによって構成されている。
状態表示LED25のうち投入枚数表示LED25aは、3つのLEDによって構成されており、投入枚数が一枚増えるごとに、点灯するLEDの数が一つずつ増える。
状態表示LED25のうち貯留枚数表示LED25bは、7セグメントディスプレイによって構成されており、貯留されているメダルの数(クレジット)を数字で表す。
状態表示LED25のうち獲得枚数表示LED25cは、7セグメントディスプレイによって構成されており、入賞によって獲得したメダルの数を数字で表す。
状態表示LED25のうち再遊技表示LED25dは、1つのLEDによって構成されており、図柄変動ゲームにおいてリプレイが停止表示されると点灯する。
状態表示LED25のうち遊技開始表示LED25eは、1つのLEDによって構成されており、当該LEDの点灯によって図柄変動ゲームの開始可能条件が成立している旨を表す。
状態表示LED25のうち投入可能表示LED25fは、1つのLEDによって構成されており、当該LEDの点灯によってメダルの投入が可能である旨を表す。
ストップボタン27は、回動しているリール65が停止するための契機となる遊技者の操作を、遊技者から受け付ける。なお、ストップボタン27は、リール65が回動を開始した後に成立しうる停止要求受付可能条件が成立している場合に、停止操作を受け付けることができる。
ストップボタン27に対する遊技者の操作とは、具体的にはストップボタン27を押下することである。また、ここで停止要求受付可能条件とは図柄変動ゲームにおける停止表示を実行するための前提条件であり、具体的には以下の条件が含まれる。
(i)回動中のリール65の速度が所定速度に到達していること。
(ii)精算ボタン32、スタートレバー26またはベットボタン23が操作されていないこと。
(iii)その図柄変動ゲームにおいて既に停止操作を受け付けたストップボタン27が再び操作されていないこと。
複数のストップボタン27(27L、27C、27R)は、ストップボタン基板43に搭載されており、各リール65に対して一つずつ設けられている。具体的には、ストップボタン27Lは、リール65Lを停止させるための停止操作を受け付ける。ストップボタン27Cは、リール65Cを停止させるための停止操作を受け付ける。ストップボタン27Rは、リール65Rを停止させるための停止操作を受け付ける。
また、ストップボタン基板43には、ストップボタン27L、ストップボタン27C、ストップボタン27Rが押下された旨を検知するストップボタンセンサ43aが、それぞれに対して設けられており、このセンサの検知に応じて各リール65の停止制御が行われる。すなわち、ストップボタン27とストップボタンセンサ43aによって、後述する回動制御部140による複数のリール65の回動を停止させる契機となる遊技者の操作である停止操作を検知する停止操作検知手段を構成する。
なお、ここで挙げたストップボタン27は遊技者の任意の順番で押すことも可能であるが、所定の押し順でストップボタン27を押下しないとペナルティが課される場合もありうる。
本実施形態におけるストップボタン27は、ストップボタンLED28を内包し、その周囲を光透過性の部材で覆う構成となっている。そして、ストップボタン27は、ストップボタンLED28の点灯色で停止要求受付可能条件の成立の可否を遊技者に報知する仕様となっている。具体的には、本実施形態におけるストップボタンLED28は、赤色に点灯している場合には停止要求受付可能条件が成立していないことを表し、青色に点灯している場合には停止要求受付可能条件が成立していることを表す。
このように、ストップボタンLED28の色によって停止要求受付可能条件の成立の可否を判断できるので、遊技者は円滑に停止操作を順次行うことができる。
ストップボタン27で受け付けた停止操作に起因して、当該停止操作を受け付けたストップボタン27に対応するリール65が停止する。リール65の停止位置は、ストップボタン27の押下時におけるリール65の位置を基準として最大4コマまで移動しうる。ストップボタン27を押下してからリール65が停止するまでの制御を、一般的にはすべり制御という。
ここでコマとは、リール65の外周に示されている図柄の一つに対して与えられている領域であり、一つの当該領域または一つの当該領域の上下方向の寸法をいう。本実施形態において、リール65の外周は21コマに等分されており、各コマにそれぞれ一つずつ図柄が配列されている。
なお、本実施形態においてリール65の停止とは、所定のコマを基準に1コマ未満の変動幅でリール65が揺動している状態も含むものとする。
本実施形態における各リール65に表されている21個の図柄を図7に示す。なお、図7の「LZ○○(○には数字が入る)」とはリール65Lに表されている図柄の識別番号であり、図7の「CZ○○」とはリール65Cに表されている図柄の識別番号であり、図7の「RZ○○」とはリール65Rに表されている図柄の識別番号である。
また、図7に示すように、各リール65に表されている図柄は、以下の9とおりの図柄から構成される。
LZ07に表されている図柄は、赤色であって数字の7を模した図柄である。以下の説明において、当該図柄と同種の図柄は「赤7図柄」と呼称する。
LZ08に表されている図柄は、青色であって数字の7を模した図柄である。以下の説明において、当該図柄と同種の図柄は「青7図柄」と呼称する。
LZ19に表されている図柄は、白色であって数字の7を模した図柄である。以下の説明において、当該図柄と同種の図柄は「白7図柄」と呼称する。
LZ06に表されている図柄は、四角い枠の中にBARと表記されている図柄である。以下の説明において、当該図柄と同種の図柄は「BAR図柄」と呼称する。
LZ01に表されている図柄は、丸い枠の中にRPと表記されている図柄である。以下の説明において、当該図柄と同種の図柄は「リプレイ図柄」と呼称する。
LZ02に表されている図柄は、ベルを模した図柄である。以下の説明において、当該図柄と同種の図柄は「ベル図柄」と呼称する。
LZ03に表されている図柄は、スイカを模した図柄である。以下の説明において、当該図柄と同種の図柄は「スイカ図柄」と呼称する。
LZ12に表されている図柄は、チェリーを模した図柄である。以下の説明において、当該図柄と同種の図柄は「チェリー図柄」と呼称する。
LZ11に表されている図柄は、表されている位置が空欄であることを意味する図柄である。以下の説明において、当該図柄と同種の図柄は「空き図柄」と呼称する。
リール枠64の内部領域は上下方向に3コマ分の寸法となっている。また、各リール65はリール枠64の内部領域の上下方向に3個の図柄が収まるように停止制御され、遊技者は当該3個の図柄をリール枠64の内部領域を介して視認できるようになっている。すなわち、リール65が左右方向に3つ配置されているので、各リール65が停止している場合において、遊技者が3個の図柄×3リール=9個の図柄を視認可能になっている。
上述のように各リール65が停止制御されるとき、各リール65において停止する図柄のうち上段・中段・下段に停止する図柄が形成する略直線(図1において一点鎖線で示す)をそれぞれラインL1・ラインL2・ラインL3と称す。
また、リール65Lの上段と、リール65Cの中段と、リール65Rの下段に停止する図柄が形成する略直線(図1において一点鎖線で示す)をラインL4と称す。リール65Lの下段と、リール65Cの中段と、リール65Rの上段に停止する図柄が形成する略直線(図1において一点鎖線で示す)をラインL5と称す。
各リール65の回動中(図柄変動ゲームの実行中)は、遊技者の関心を惹きつけて遊技興趣を喚起させるため、演出表示領域62に表示される画像、スピーカ49から出力される音声または装飾LED36の点灯や滅灯等によって構成される多様な演出が実行される。
各スピーカ49の前方にはスピーカ口38が設けられている。より具体的には、遊技機の正面から見て右上(図3においては左上)に位置するスピーカ49aの前方にはスピーカ口38aが設けられている。遊技機の正面から見て左上(図3においては右上)に位置するスピーカ49bの前方にはスピーカ口38bが設けられている。遊技機の正面から見て左下(図3においては右下)に位置するスピーカ49cの前方にはスピーカ口38cが設けられている。遊技機の正面から見て右下(図3においては左下)に位置するスピーカ49dの前方にはスピーカ口38dが設けられている。
各スピーカ口38には多数の空洞が設けられており、スピーカ49から出力される音声を適切に出力することができる。
装飾LED36は、演出表示領域62またはリール枠64を囲うような配置で配置されている。より具体的には、演出表示領域62の右上側には、装飾LED基板41aに搭載されている装飾LED36aと装飾LED基板41bに搭載されている装飾LED36bとが配置されている。また、演出表示領域62の右下側には、装飾LED基板41cに搭載されている装飾LED36cが配置されている。また、リール枠64の右下側には、装飾LED基板41dに搭載されている装飾LED36dが配置されている。また、リール枠64の左下側には、装飾LED基板41eに搭載されている装飾LED36eが配置されている。また、演出表示領域62の左下側には、装飾LED基板41fに搭載されている装飾LED36fが配置されている。また、演出表示領域62の左上側には、装飾LED基板41gに搭載されている装飾LED36gと装飾LED基板41hに搭載されている装飾LED36hとが配置されている。
各装飾LED36は、単色で点灯してもよいし、複数色で点灯可能であってもよい。
図柄変動ゲームの結果として入賞に対応する図柄の組合せが所定の有効ラインに停止表示された場合、当該入賞に対して規定されている枚数のメダルが付与される。
なお、当然ながら、有効ラインには、入賞に対応する図柄の組合せのみならず、上述の再遊技やボーナス遊技に対応する図柄の組合せも停止表示されうる。
遊技機10は、付与されたメダルの払出処理の実行中にクレジットが上限値に達した場合、上限値を超える分に相当する枚数のメダルをメダル収納庫93から払い出す。また、遊技機10は、精算ボタン32を押下した場合、押下した時点におけるクレジットに相当する枚数のメダルをメダル収納庫93から払い出す。
メダル収納庫93に収容されているメダルを払い出す処理は、メダル収納庫93に内蔵されている払出機構(図示せず)によって実行される。より具体的には、払出機構は、メダル収納庫93に収容されているメダルから払出枚数分のメダルを取得し、メダル払出口94から払出メダル通路52に向けて排出させる。払出メダル通路52に排出されたメダルは、メダル排出口35を経由して下皿37に排出される。
なお、メダル収納庫93からメダルが溢れ出すことを防止するため、メダル収納庫93の脇にはメダル収納庫93に収容されているメダルの一部が流下するメダル補助収納庫95が設けられている。
また、メダル補助収納庫95に収容されているメダルが所定以上に達することを検知する収納庫エラーセンサ(図示せず)が設けられており、この検知に応じて遊技機10はメダル収納庫93やメダル補助収納庫95に収容されているメダルを回収するように促すエラーを報知する。このエラーの報知のために、上述の演出表示領域62や装飾LED36やスピーカ49が用いられてもよい。
<遊技機10の電気構成および機能構成>
次に、本実施形態における遊技機10の電気構成および機能構成について、図5、図6、図8を用いて説明する。ただし、先に説明した図1から図4に図示される構成要素についても言及するので適宜参照されたい。
図5は、遊技機10の電気構成を示す図である。図6は、遊技機10の機能ブロック図である。図8は、入賞役を構成する図柄の組合せを示す図である。
遊技機10は、主要な構成要素としてメイン基板100とサブ基板200とを内蔵している。図5においてメイン基板100またはサブ基板200は単一の電子基板であるかのように図示しているが、必ずしも単一の電子基板である必要はない。すなわち、メイン基板100またはサブ基板200は、複数の電子基板を組み合わせて実現されてもよい。
メイン基板100は、各種センサ40aから入力された制御情報に基づいて状態表示LED基板42に含まれる各LEDやストップボタンLED28を制御したり、メダル収納庫93にメダルを払い出させたり、サブ基板200に出力するコマンドを生成したりする。メイン基板100には、CPU101、RAM102またはROM103等の電子部品が実装されており、これらの電子部品や各種センサ40a等の間で授受するデータや制御信号の処理を実行することによって、遊技に関する各種機能を実現している。ここで、各種センサ40aには、上述のスタートレバーセンサ44、ストップボタンセンサ43a、最大ベットボタンセンサ45a、単一ベットボタンセンサ45b、メダル通過センサ47c等が含まれる。
サブ基板200は、メイン基板100から入力されたコマンドに基づいて装飾LED基板41、スピーカ49または演出表示装置63等を制御する。サブ基板200も、CPU201、RAM202またはROM203等の電子部品が実装され、これらの電子部品や各種センサ40b等の間で授受するデータや制御信号の処理を実行することによって、演出処理、メニュー画面に係る処理を実現している。ここで、各種センサ40bには、プッシュボタンセンサ45c、十字キーボタンセンサ46a、決定ボタンセンサ46b等が含まれる。
メイン基板100によって実現される機能構成には、図6に示すように、遊技状態制御部110、内部抽選部120、フラグ設定部130、回動制御部140、表示図柄判定部150および指令生成部160が含まれる。
また、サブ基板200によって実現される機能構成には、図6に示すように、サブ統括部210、演出表示部220、音声出力部230およびLED発光部240が含まれる。
なお、図6に図示する構成要素は、メイン基板100またはサブ基板200に含まれる機能構成のすべてとは限らず、ここに図示されない機能構成が存在してもよい。
遊技状態制御部110は、遊技機10によって実行される遊技(図柄変動ゲーム)に係る遊技状態を管理しており、少なくとも以下の処理を実行する。
例えば、遊技状態制御部110は、遊技実行が可能であるか否かを監視しており、遊技不能である場合に遊技を停止(中断)させる。ここで遊技不能である場合としては、(i)前面扉20が開扉している場合、(ii)メダル収納庫93の中にメダルが無い場合、(iii)貯留されているクレジットに相当するメダルを、精算ボタン32の押下に起因してメダル排出口35からメダルを排出する処理が行われている場合、等が挙げられる。
また、遊技状態制御部110は、クレジットを記憶し、その増減を管理する。
より詳細には、遊技状態制御部110は、最大ベットボタン23aまたは単一ベットボタン23bの押下が検知された場合、記憶しているクレジットから所定の値を減算する。
また、遊技状態制御部110は、停止表示されている図柄の組合せが表示図柄判定部150によって入賞と判定された場合、その入賞の特典として割り当てられているメダル数に相当する値を、記憶しているクレジットに加算する。この加算処理において、記憶しているクレジットが上限値に到達するとき、遊技状態制御部110は、超過したメダル数に相当するメダルをメダル収納庫93に払い出させる。また、遊技状態制御部110は、精算ボタン32の押下が検知されたとき、記憶しているクレジットに相当するメダルをメダル収納庫93に払い出させる。
また、遊技状態制御部110は、状態表示LED基板42に表示される条件、およびストップボタン27に対する停止操作の受付可能条件(上述の停止要求受付可能条件)を管理している。ここで、状態表示LED基板42に表示される条件には、メダルの投入枚数、貯留されているメダルの数(クレジット)入賞によって獲得したメダル数、再遊技の有無、図柄変動ゲームの開始可能条件、メダル投入の可能条件が含まれる。
また、遊技状態制御部110は、設定変更装置48によって設定される遊技設定値を管理している。遊技設定値は、内部抽選部120によって抽選される入賞役の当選確率、または、サブ基板200によって制御される各種演出の発生確率、等に影響を与える。
ここで入賞役とは、入賞、再遊技、役物または役物連続作動装置の総称である。
また、遊技状態制御部110は、通常遊技状態にも、またはボーナス遊技等の遊技者にとって有利な有利遊技状態にも、移行させうる。遊技状態制御部110によって移行されうる有利遊技状態には、第一種特別役物に係る役物連続作動装置が作動している遊技状態、第二種特別役物に係る役物連続作動装置が作動している遊技状態、上述のAT、RT、ARTが行われる遊技状態が含まれる。
内部抽選部120は、スタートレバー26の操作(開始操作)の検知を契機として、予め定められている複数とおりの入賞役の当否を抽選によって判定する。より詳細には、内部抽選部120は、乱数を取得し、ROM103に予め格納されている抽選テーブルを参照して、取得された乱数がいずれの入賞役に対応付いているかを判定する。
フラグ設定部130は、内部抽選部120によって抽選された入賞役が成立しうる旨を示す当選フラグを設定する。ここで入賞役が成立するとは、内部抽選部120によって抽選された入賞役に対応している図柄の組合せが、図柄変動ゲームの結果として有効ライン上に停止表示されることをいう。
回動制御部140は、リールモータ68を駆動することによってリール65の回動を制御する。回動制御部140の制御には、複数のリール65を回動させることによって図柄変動ゲームを実行する場合と、フリーズ演出における図柄の変動表示および停止表示を制御する場合と、がある。
ここでフリーズ演出とは、少なくとも一つのリール65が回動しているにも関わらず、回動している当該リール65に対応するストップボタン27が遊技者の操作を受け付けない状態をいう。フリーズ演出において行われる図柄の変動表示や停止表示は図柄変動ゲームではなく、フリーズ演出が直接的に図柄変動ゲームの結果に影響をおよぼすことはない。
より詳細には、回動制御部140は、図柄の変動表示の実行期間において、各リール65を所定速度で回動させるようにリールモータ68にパルス信号を出力する。リールモータ68は、ステッピングモータであり、回動制御部140が出力するパルス信号を入力することによって、断続的に可変な回動態様で各リール65を回動させることができる。
なお、リール65の回動角度(移動コマ数)は、回動制御部140が出力したパルス信号の長さに比例して増大する。また、リール65の回動速度は、回動制御部140が出力したパルス信号の周波数に比例して増大する。
また、回動制御部140は、ストップボタン27の操作を契機としてリール65を停止させる場合、上述のすべり制御を行いうる。すなわち、回動制御部140は、手動停止処理(第二停止処理)の開始時におけるリール65の位置を基準として所定範囲(最大4コマ)内で当該手動停止処理の終了時におけるリール65の位置を変動させることができる。
回動制御部140は、自動停止処理のためにリール65の回動時間を計測するタイマ部141を有しており、タイマ部141は本発明のタイマ手段を構成する。ここで、回動時間とは、リールが回動を開始した後の期間の少なくとも一部である。具体的におけるタイマ部141は、複数のリールの全てが所定速度に到達したことを契機として回動時間の計測を開始する。なお、ここで述べた回動時間の計測開始契機は一具体例であり、本発明の実施はこれに限られない。例えば、スタートレバー26の操作を検知したタイミングから、タイマ部141は回動時間を計測してもよい。
回動制御部140は、タイマ部141によって計測された回動時間が所定時間を超えることも条件の一つとして自動停止処理(第二停止処理)を実行する。ここで所定時間とは、自動停止処理の実行条件として予め定められている時間であり、その値は特に制限されないが、30秒を超えることが望ましい。また、ここで「回動時間が所定時間を超える」とは、タイマ部141による計測値が計測開始時において零であって経時的に加算される態様であれば当該計測値が所定時間を超えることであり、タイマ部141による計測値が計測開始時において所定時間に等しい値であって経時的に減算される態様であれば当該計測値が零になることである。
表示図柄判定部150は、本発明の表示図柄判定手段を構成する。すなわち、表示図柄判定部150は、有効ラインに停止表示される図柄の組合せが、予め定められた入賞役に対応する構成になっているか否かを判定する。なお、本実施形態における有効ラインは、その図柄変動ゲームに用いられるメダルの投入枚数によって異なる。なお、図柄変動ゲームに用いられるメダルの投入枚数は、規定数とも称される。
例えば、規定数が2枚である場合、有効ラインはラインL1、ラインL2、ラインL3の3つである。また、規定数が3枚である場合、有効ラインはラインL1〜L5の5つである。なお、本実施形態における遊技機10は、規定数が1枚では図柄変動ゲームを実行できない仕様になっている。
表示図柄判定部150による判定が肯定される図柄の組合せ、すなわち図柄変動ゲームの結果としていずれかの有効ラインに停止表示されると入賞役が成立する図柄の組合せを図8に示す。
規定数が3枚の図柄変動ゲームの結果として、リール65L、リール65C、リール65Rの全てにわたって赤7図柄が並ぶ図柄の組合せ(図8のNo.1)は、第一種特別役物に係る役物連続作動装置(図8では第1種BBと表記する)の作動に対応する。
規定数が3枚の図柄変動ゲームの結果として、リール65Lおよびリール65Cに赤7図柄が、リール65RにBAR図柄が並ぶ図柄の組合せ(図8のNo.2)は、第二種特別役物に係る役物連続作動装置(図8では第2種BBと表記する)の作動に対応する。
規定数が3枚の図柄変動ゲームの結果として、リール65L、リール65C、リール65Rの全てにわたってリプレイ図柄が並ぶ図柄の組合せ(図8のNo.3)は、再遊技の作動に対応する。
規定数が3枚の図柄変動ゲームの結果として、リール65Lおよびリール65Cにリプレイ図柄が、リール65Rに赤7図柄または白7図柄が並ぶ図柄の組合せ(図8のNo.4またはNo.5)も、再遊技の作動に対応する。
規定数が3枚の図柄変動ゲームの結果として、リール65Lにチェリー図柄が停止表示される図柄の組合せ(図8のNo.6)は、2枚のメダルが特典として付与される入賞の成立に対応する。なお、当該図柄の組合せにおいて、リール65Cまたはリール65Rに表記される「any」は、本実施形態に係る9とおりの図柄のいずれが停止表示されてもよい旨を示す。
規定数が3枚の図柄変動ゲームの結果として、リール65L、リール65C、リール65Rの全てにわたってベル図柄が並ぶ図柄の組合せ(図8のNo.7)は、10枚のメダルが特典として付与される入賞の成立に対応する。
規定数が3枚の図柄変動ゲームの結果として、リール65L、リール65C、リール65Rの全てにわたってスイカ図柄が並ぶ図柄の組合せ(図8のNo.8)は、6枚のメダルが特典として付与される入賞の成立に対応する。
規定数が3枚の図柄変動ゲームの結果として、リール65Lに赤7図柄が、リール65Cおよびリール65Rにベル図柄が並ぶ図柄の組合せ(図8のNo.9)は、3枚のメダルが特典として付与される入賞の成立に対応する。
規定数が2枚の図柄変動ゲームの結果として、リール65Lにチェリー図柄が停止表示される図柄の組合せ(図8のNo.10)は、15枚のメダルが特典として付与される入賞の成立に対応する。
規定数が2枚の図柄変動ゲームの結果として、リール65L、リール65C、リール65Rの全てにわたってベル図柄が並ぶ図柄の組合せ(図8のNo.11)は、15枚のメダルが特典として付与される入賞の成立に対応する。
規定数が2枚の図柄変動ゲームの結果として、リール65L、リール65C、リール65Rの全てにわたってスイカ図柄が並ぶ図柄の組合せ(図8のNo.12)は、15枚のメダルが特典として付与される入賞の成立に対応する。
規定数が2枚の図柄変動ゲームの結果として、リール65Lに赤7図柄が、リール65Cおよびリール65Rにベル図柄が並ぶ図柄の組合せ(図8のNo.13)は、15枚のメダルが特典として付与される入賞の成立に対応する。
なお、本実施形態におけるボーナス遊技、すなわち第一種特別役物に係る役物連続作動装置または第二種特別役物に係る役物連続作動装置の作動中は、規定数が2枚になっている。従って、本実施形態における遊技機10は、ボーナス遊技の作動中に図8のNo.10からNo.13のいずれかの入賞が成立する。
指令生成部160は、メイン基板100からサブ基板200に伝送するコマンドを生成する。指令生成部160によって生成されるコマンドには、サブ基板200によって実行される各演出の決定条件等が含まれる。
サブ統括部210は、メイン基板100から伝送されたコマンドに基づいて演出表示部220、音声出力部230またはLED発光部240を制御する。
演出表示部220は、演出表示装置63を制御する機能を有し、メイン基板100によって実行される図柄変動ゲームと連動して表示出力による演出を演出表示装置63に実行させる。
音声出力部230は、スピーカ49を制御する機能を有し、メイン基板100によって実行される図柄変動ゲームと連動して音声出力による演出をスピーカ49に実行させる。
LED発光部240は、装飾LED基板41に搭載されているLEDを制御する機能を有し、メイン基板100によって実行される図柄変動ゲームと連動して発光出力による演出をLEDに実行させる。
また、サブ統括部210は、各種センサ40b(プッシュボタンセンサ45c、十字キーボタンセンサ46a、決定ボタンセンサ46b)から入力される検知信号に応じて、演出表示部220、音声出力部230またはLED発光部240を制御できる。
より具体的には、サブ統括部210は、一部の演出実行中やメニュー画面の表示中に各種センサ40bからの検知信号を入力した場合、演出表示部220に働きかけて演出表示領域62に係る表示を変更させたり、音声出力部230に働きかけてサウンドエフェクトをスピーカ49から出力させたり、LED発光部240に働きかけて特殊な発光パターンで装飾LED基板41に搭載されている装飾LED36を発光させたりできる。
<本実施形態に係る図柄の配列構成と自動停止処理の特徴について>
本実施形態に係る図柄の配列構成と自動停止処理の特徴について、図7から図14を用いて説明する。ただし、先に説明した図1から図6に図示される構成要素についても言及するので適宜参照されたい。
図7は、複数のリール65上に表されている図柄の配列構成を示す図である。図8は、入賞役を構成する図柄の組合せを示す図である。図9から図14は、ある時点においてリール枠64内に停止表示される図柄の停止表示パターンを示す図である。なお、図9におけるリール65Lに示す矢印は、リール65Lが回動中であることを示している。
本実施形態に係る図柄の配列構成は、図7に示すとおりである。この図柄の配列構成において、リール65Cおよびリール65Rが特定の停止表示パターンで停止しており、かつ回動しているリール65L上の特定図柄が特定位置に存在するタイミングで停止要求を受け付けた場合に、設定されている当選フラグの種別に関わらず、入賞役の成立が不可避となる場合がある。
なお、本実施形態に係る特定の停止表示パターンは、図9に示すように、リール65Cの上段にベル図柄、リール65Cの中段にリプレイ図柄が停止表示されており、かつリール65Rの上段にベル図柄、リール65Rの中段と下段にリプレイ図柄が停止している状態である。なお、図9では、リール65CにCZ07からCZ09までの図柄が停止表示されているパターンを示しているが、リール65CにCZ12からCZ14までの図柄が停止表示されているパターンであっても、特定の停止表示パターンを構成しうる。
また、本実施形態に係る特定位置はリール65Lの上段であって、本実施形態に係る特定図柄はチェリー図柄である。なお、図10では、特定位置であるリール65Lの上段にLZ12のチェリー図柄が存在している状態を示しているが、リール65LにLZ20のチェリー図柄が存在しているタイミングで停止要求を受け付けた場合にも、上記の事態を招きうる。
上記のように、本実施形態に係る特定図柄はチェリー図柄であり、かつ図8のNo.6またはNo.10に示すようにリール65Lにチェリー図柄が停止表示される入賞役が構成されているので、次のようにいえる。すなわち、一のリール(リール65L)における有効ライン上に特定図柄(チェリー図柄)が停止表示されている場合、他のリール(リール65Cおよびリール65R)における有効ライン上に停止表示される図柄がいずれであっても表示図柄判定手段(表示図柄判定部150)によって特定の入賞役(図8のNo.6またはNo.10に示す入賞役)の成立が肯定されるように、特定の入賞役に対応する図柄の組合せが構成されている。
上記のような状況で停止要求を受け付けて、回動制御部140がすべり制御を行わずにリール65Lを停止させた(リール65Lがビタ止まりした)場合、図10に示すようにラインL1およびラインL4にチェリー図柄が停止表示され、その図柄変動ゲームにおける規定数に応じて、図8のNo.6またはNo.10に示す入賞が成立する。
また、上記のような状況で停止要求を受け付けて、回動制御部140がリール65Lを1コマずらして停止させた場合、図11に示すようにラインL2にチェリー図柄が停止表示され、その図柄変動ゲームにおける規定数に応じて、図8のNo.6またはNo.10に示す入賞が成立する。
また、上記のような状況で停止要求を受け付けて、回動制御部140がリール65Lを2コマずらして停止させた場合、図12に示すようにラインL3およびラインL5にチェリー図柄が停止表示され、その図柄変動ゲームにおける規定数に応じて、図8のNo.6またはNo.10に示す入賞が成立する。
また、上記のような状況で停止要求を受け付けて、回動制御部140がリール65Lを3コマずらして停止させた場合、図13に示すようにラインL1にリプレイ図柄が並んで停止表示され、その図柄変動ゲームにおける規定数が3枚であれば図8のNo.3に示す再遊技が作動する。
また、上記のような状況で停止要求を受け付けて、回動制御部140がリール65Lを4コマずらして停止させた場合、図14に示すようにラインL2にリプレイ図柄が並んで停止表示され、その図柄変動ゲームにおける規定数が3枚であれば図8のNo.3に示す再遊技が作動する。
従って、上記のような状況で停止要求を受け付けた場合、その図柄変動ゲームにおける規定数が3枚であれば、例えば当選フラグが非当選で設定されていたとしても、入賞の成立または再遊技の作動が不可避となってしまう。これでは、遊技性のバランスが崩れてしまうため、このような事態を防止する必要がある。
上述した本実施形態に係る複数のリール65の図柄配列の特徴を換言すると、以下のようになる。
すなわち、複数のリール65には、一のリール(リール65L)と、一のリールとは異なる他のリール(リール65Cおよびリール65R)と、が含まれている。そして、他のリールにおいて図柄表示枠(リール枠64)に停止表示される図柄の構成が特定の停止表示パターンである場合であって、かつ回動制御手段(回動制御部140)によって一のリールに対して第二停止処理が開始された場合、当該第二停止処理の開始時に一のリールに表されている特定図柄が図柄表示枠内の特定位置に存在すると、特定図柄から所定範囲内に表されているいずれの図柄が図柄表示枠に停止表示されても表示図柄判定手段(表示図柄判定部150)による判定が肯定されるように、一のリールおよび他のリールに図柄が配置されている。
なお、この換言において、第二停止処理を第一停止処理に代えても同様のことがいえる。また、所定範囲とは、上記のすべり制御で許容される最大4コマの範囲をいう。
従って、本実施形態に係る回動制御部140は、次のような制御を行う。
リール65Lより先にリール65Cまたはリール65Rに対する手動停止要求を受け付けた場合には、図9に示す特定の停止表示パターンを回避するようにリール65Cまたはリール65Rを制御する。すなわち、このような場合にリール65Cを停止させる場合には、回動制御部140は、リール65Cの上段にベル図柄が停止し、かつリール65Cの中段にリプレイ図柄が停止するパターンでは停止させない。また、このような場合にリール65Rを停止させる場合には、回動制御部140は、リール65Rの上段にベル図柄が停止し、リール65Rの中段と下段にリプレイ図柄が停止するパターンでは停止させない。
また、リール65Lにおける停止受付図柄番号と通過中図柄番号とが一致する(一のリールにおける停止受付位置が所定位置に到達する)タイミングにおいて、特定図柄が特定位置とは異なる位置に存在するように構成されており、回動制御部140が自動停止要求を受け付けるタイミングにおいて、図10に示す状態にはならないようになっている。
回動制御部140がこのような制御を行っているので、他のリールにおける停止表示パターンがいずれであっても、一のリールに対する第二停止処理の結果として入賞役の成立を回避することができる。
本実施形態に係る停止受付図柄番号は、具体的には、リール65LについてはLZ10であり、リール65CについてはCZ19であり、リール65RについてはRZ14である。
従って、リール65LにおけるLZ10のベル図柄がリール枠64のラインL2に到達するタイミングにおいて自動停止要求を受け付けても、そのタイミングにおいてチェリー図柄がリール65Lの上段には存在しないので、入賞役の成立を回避することができる。
また、リール65CにおけるCZ19のリプレイ図柄がリール枠64のラインL2に到達するタイミングにおいて自動停止要求を受け付けても、当該リプレイ図柄はボーナス図柄から所定範囲外に位置するので、ボーナス図柄がリール枠64の中に引き込まれることがない。換言すれば、本実施形態では、複数のリール65のうち少なくとも一つにおいて、ボーナス図柄が表されている位置を基準として所定範囲外に停止受付位置が定められている。ここでボーナス図柄とは、遊技者にとって有利な特別遊技状態(ボーナス遊技)への移行契機になる入賞役に対応する図柄の組合せを構成する図柄であり、具体的にはリール65Lとリール65Cにおいては赤7図柄、リール65Rにおいては赤7図柄とBAR図柄である。なお、図7に示すように、本実施形態に係るボーナス図柄は、複数のリール65のそれぞれに表されている。
<遊技進行に係るメインフローについて>
次に、本実施形態における遊技進行に係るメインフローについて、図15から図19を用いて説明する。ただし、先に説明した図1から図6に図示される構成要素についても言及するので適宜参照されたい。
図15および図16は、本実施形態における遊技進行に係るメインフローを示すフローチャートである。
メイン基板100は、図15および図16に示すステップS102からステップS146までの一連の処理を行う間に1回の図柄変動ゲームを実行し、当該一連の処理を繰り返し実行することによって図柄変動ゲームを繰り返し実行することができる。
なお、図15および図16に示す各処理は一具体例であって、ここで挙げた処理以外の処理が、メイン基板100によって実行されてもよい。また、図15および図16に示す一連の処理のうち少なくとも一部が、必ずしもメイン基板100によって実行されなくてもよい。
まず、遊技状態制御部110が、次回の図柄変動ゲームを開始するために事前に必要な処理である遊技開始処理を実行する(ステップS102)。
本実施形態に係る遊技開始処理には、例えば、次のような処理が含まれる。
(i)前回の図柄変動ゲームに係る各種データを保存する処理。
(ii)前回の図柄変動ゲームにおいて停止表示された図柄を示すデータをクリアする処理。
(iii)その時点において設定されている遊技設定値を取得する処理。
続いて、遊技状態制御部110は、次回の図柄変動ゲームに対してメダルを掛けるための準備処理であるメダル受付開始処理を実行する(ステップS104)。
本実施形態に係るメダル受付開始処理には、例えば、次のような処理が含まれる。
(i)メダルブロッカ47bを作動させる処理。
(ii)前回の図柄変動ゲームの結果として再遊技が作動している場合に、当該図柄変動ゲームに対して掛けられたメダルと同じ数のメダルを次回の図柄変動ゲームに対して掛ける処理。
続いて、前回の図柄変動ゲームの結果として再遊技が作動していない場合(ステップS106のNO)、遊技状態制御部110は、検知された操作または遊技機10の状態に基づいて行われるメダルに係る処理であるメダル管理処理を実行する(ステップS108)。
また、前回の図柄変動ゲームの結果として再遊技が作動している場合(ステップS106のYES)、ステップS108の処理を実行せずに、後述するステップS110の処理に移行する。
本実施形態に係るメダル管理処理には、例えば、次のような処理が含まれる。
(i)メダル投入口31からメダルが投入されたことを検知した場合に、投入された当該メダルが投入メダル通路51を正常に通過したことをチェックする処理。
(ii)(i)に記載した処理によって、正常に通過したことが確認されたメダルを、次回の図柄変動ゲームに対して掛ける処理。または、次回の図柄変動ゲームに対する掛けたメダルが既に上限(3枚)に達している場合には、正常に通過したことが確認されたメダルに相当する数をクレジット数に加算する処理。
(iii)次回の図柄変動ゲームに対する掛けたメダルが既に上限に達している場合であって、かつクレジット数も上限(50枚)に達している場合には、投入メダル通路51におけるメダルの通過をメダルブロッカ47bに阻害させる処理。
(iv)ベットボタン23の押下を検知した場合に、押下したベットボタン23に対応するメダル数をクレジット数から減じて、減じたメダル数を次回の図柄変動ゲームに対して掛ける処理。
(v)精算ボタン32の押下を検知した場合であって、かつ精算可能なメダルが存在する場合に、そのメダルを払い出す処理。
続いて、遊技状態制御部110は、スタートレバー26に対する開始操作を受け付けるための条件、即ち図柄変動ゲームの開始可能条件が成立しているか否かをチェックする処理であるリール回動開始チェックを実行する(ステップS110)。
本実施形態に係るリール回動開始チェックにおいてチェックされる図柄変動ゲームの開始可能条件には、例えば、次のような項目が含まれる。
(i)図柄変動ゲームを開始するために必要な数(規定数)のメダルが既に掛けられていること。
(ii)ストップボタン27のいずれも操作されていないこと。
(iii)スタートレバーセンサ44が正常に働いていること。
ステップS110によるチェックによって図柄変動ゲームの開始可能条件が成立していることが確認された場合、遊技状態制御部110は、遊技開始表示LED25eを点灯させた状態で、スタートレバーセンサ44による検知を待機する(ステップS112のNO)。
なお、スタートレバーセンサ44による検知の待機中については、遊技状態制御部110は、上述のステップS106からステップS110の処理を繰り返し行う。
続いて、スタートレバーセンサ44によってスタートレバー26の操作が検知された場合(ステップS112のYES)、内部抽選部120は入賞役に係る抽選テーブルを用いて内部抽選を実行し(ステップS114)、当選した入賞役に対応する当選フラグまたは非当選である場合には非当選フラグを設定する(ステップS116)。
なお、本実施形態に係る内部抽選において抽選されうる入賞役については、図8を用いて上述したので、ここでの詳細な説明は省略する。
続いて、回動制御部140は、リールモータ68を駆動させることによって複数のリール65(リール65L、リール65C、リール65R)の回動を開始させる(ステップS118)。ステップS118を処理するタイミングにおいて、上述のウェイト時間が経過していないならば、回動制御部140はウェイト時間の経過を待って、複数のリール65の回動を開始させる。
また、回動制御部140は、リール65の回動中において、リールセンサ66(リールセンサ66L、リールセンサ66C、リールセンサ66R)が検知している通過中の図柄番号の値が正常であるか異常であるかを監視する処理であるリール回動エラーチェックを実行している(ステップS120)。
ステップS120において、複数のリール65のうちいずれかについて、検知されている通過中の図柄番号の値が異常であると判定した場合(ステップS122のYES)、回動制御部140は、異常と判定したリール65に対して、再びステップS118の処理を行う。この処理は、リールの再起動とも称される。
また、ステップS120において、複数のリール65のうちいずれかについて、検知されている通過中の図柄番号の値が正常であると判定した場合(ステップS122のNO)、リールを再起動することなく、次の処理に移行する。
また、回動制御部140は、全てのリール65の回動速度が所定速度に到達したか否かを監視しており、所定速度に到達していない間(ステップS124のNO)、上述のステップS120とステップS122の処理を繰り返し行っている。
そして、全てのリール65の回動速度が所定速度に到達した後に(ステップS124のYES)、タイマ部141は、リール65に係る回動時間の計測を開始する(ステップS126)。そして、回動制御部140は、リール65の回動を停止するための要求(停止要求)の有無をチェックする処理であるリール停止受付チェックを実行する(ステップS128)。
ステップS128におけるリール停止受付チェックについて、図17から図19を用いてより詳細に説明する。図17から図19は、本実施形態に係るリール停止受付チェックの処理手順を示すフローチャートである。
まず、遊技状態制御部110は、停止要求受付条件が成立しているか否かを判定する(ステップS202)。
停止要求受付条件が成立していない場合(ステップS202のNO)には、そのままリール停止受付チェックは終了となる。
一方、停止要求受付条件が成立している場合(ステップS202のYES)には、回動制御部140は、タイマ部141が計測している回動時間が、その時点において所定時間を超えているか否かを判定する(ステップS204)。
ステップS204の処理時点において回動時間が所定時間を超えている場合(ステップS204のYES)、自動停止処理を開始させるため、回動制御部140は自動停止処理の対象となるリール65を検索する(ステップS206)。ステップS206における検索にヒットするリール65は、回動中のリール65である。回動中のリール65が一つであれば、当該リール65が自動停止処理の対象になる。或いは、回動中のリール65が複数であれば、所定の優先順位に基づいて優先順位の高いリール65が自動停止処理の対象となる。ここで所定の優先順位は、特に制限されるものではないが、例えばリール65L>リール65C>リール65Rの順番(いわゆる順押しで停止される順番)であってもよい。
自動停止処理の対象となるリール65が検索された場合(ステップS208のYES)、回動制御部140は、その時点でラインL2に達している当該リール65上の図柄の識別番号(通過中図柄番号)を取得し(ステップS212)、全てのストップボタン27に係るストップボタンLED28に対して赤色点灯データを設定する(ステップS214)。すなわち、タイマ部141によって計測された回動時間が所定時間を超えた場合、停止操作検知手段(ストップボタン27およびストップボタンセンサ43a)による停止操作の検知が規制され、停止要求受付条件が不成立になる。
なお、ステップS214の処理が行われる時点において、既に赤色点灯しているストップボタンLED28が存在する場合には、当該ストップボタンLED28に対して新たに赤色点灯データを設定してもよいし設定しなくてもよい。
ステップS212で取得された通過中図柄番号が停止受付図柄番号に一致する場合(ステップS216のYES)、回動制御部140は、後述する図柄組合せ制御において蹴飛ばし制御を行うための設定処理を実行し(ステップS218)、自動停止要求を受け付ける(ステップS220)。すなわち、回動制御部140は、回動時間が所定時間を超えた(ステップS204でYESと判定された)後に、停止受付位置が所定位置に到達した(ステップS216でYESと判定された)場合に、当該停止受付図柄が表されているリールに対する自動停止処理(第二停止処理)を開始する。
ステップS220で自動停止要求を受け付けた場合、遊技状態制御部110は、リール停止受付待機時間を設定する(ステップS222)。
ここでリール停止受付待機時間とは、一のリールに対する停止要求が受け付けられた場合に、他のリールに対する停止要求の受付を規制する(停止要求受付条件を非成立にする)時間である。すなわち、本実施形態に係る回動制御部140は、一のリールに対する自動停止処理(第二停止処理)を開始する場合にリール停止受付待機時間(待機時間)を設定し、設定したリール停止受付待機時間が経過するまで、一のリールとは異なる他のリールに対する自動停止処理を規制することができる。
なお、遊技状態制御部110は、自動停止要求が受け付けられた場合にも、手動停止要求が受け付けられた場合にも、リール停止受付待機時間として202.7484msを設定する。これは、すべり制御において許容される所定範囲内(最大4コマ)のリール回動に要する時間(190ms)を超える値である。
ステップS212で取得された通過中図柄番号が停止受付図柄番号に一致しない場合(ステップS216のNO)、またはステップS220において自動停止要求が受け付けられた場合、遊技状態制御部110がストップボタンLED28の点灯処理を行う(ステップS234)。このとき、ステップS214において設定された赤色点灯データに基づいて全てのストップボタンLED28が赤色に点灯する。
一方、自動停止処理の対象となるリール65が検索されなかった場合(ステップS208のNO)、すなわち自動停止処理が開始時に回動していた全てのリール65が停止した場合、全てのストップボタン27に係るストップボタンLED28に対して赤色点灯データを設定する(ステップS210)。そして、遊技状態制御部110はストップボタンLED28の点灯処理を行う(ステップS234)。このとき、ステップS210において設定された赤色点灯データに基づいて全てのストップボタンLED28が赤色に点灯する。
続いて、ステップS204の処理時点において回動時間が所定時間を超えていない場合(ステップS204のNO)、遊技状態制御部110は、停止要求受付条件の成立を阻害する操作が行われているか否かを判定する。
すなわち、遊技状態制御部110は、精算ボタン32、スタートレバー26またはベットボタン23が操作されているか否かを判定する(ステップS224)。また、遊技状態制御部110は、停止中のリール65に対応するストップボタン27が操作されているか否かを判定する(ステップS226)。
ステップS224がNOであって、かつステップS226がNOである場合、遊技状態制御部110は、ストップボタン27が操作されているか否か(ストップボタンセンサ43aによる検知がオンであるかオフであるか)を判定する(ステップS228)。
ステップS228がNOである場合は、停止要求受付条件が成立しているにも関わらず、停止要求を受け付けていない場合であるので、遊技状態制御部110は、停止中のリール65に対応するストップボタンLED28に対して赤色点灯データを設定し(ステップS230)、回動中のリール65に対応するストップボタンLED28に対して青色点灯データを設定し(ステップS232)、ストップボタンLED28の点灯処理を行う(ステップS234)。このとき、ステップS230において設定された赤色点灯データに基づいて停止中のリール65に対応するストップボタンLED28が赤色に点灯し、ステップS236において設定された青色点灯データに基づいて回動中のリール65に対応するストップボタンLED28が青色に点灯する。
ステップS224がYES、またはステップS226がYESである場合、停止要求受付条件が非成立であるため、遊技状態制御部110は、全てのストップボタン27に係るストップボタンLED28に対して赤色点灯データを設定し(ステップS236)、ストップボタンLED28の点灯処理を行う(ステップS234)。このとき、ステップS236において設定された赤色点灯データに基づいて全てのストップボタンLED28が赤色に点灯する。
ステップS228がYESである場合は、停止要求受付条件が成立している状態において、ストップボタン27が操作された場合であるので、遊技状態制御部110は手動停止処理を行うことになるが、その前に以下の処理を行う。
まず、遊技状態制御部110は、その手動停止処理において停止されるリール65が、その図柄変動ゲームにおいて何番目に停止するものであるかを示すリール停止順番を1加算する(ステップS238)。
次に、遊技状態制御部110は、その手動停止処理において停止されるリール65を示す停止リール番号を設定する(ステップS240)。例えば、リール65Lを示す停止リール番号が「1」、リール65Cを示す停止リール番号が「2」、リール65Rを示す停止リール番号が「3」のように予め定められており、遊技状態制御部110は、操作されたストップボタン27に基づいて停止リール番号を設定する。
上記のリール停止順番および停止リール番号は、演出の種別決定等に用いられる情報であり、後述する停止表示時出力処理においてメイン基板100からサブ基板200へ出力されるコマンドに含まれうる。
ステップS238とステップS240を終えた後、回動制御部140は手動停止要求を受け付ける(ステップS242)。すなわち、回動制御部140は、停止操作を受け付けた(ステップS228でYESと判定された)場合に、当該停止操作が行われたリールに対する手動停止処理(第一停止処理)を開始する。
また、ステップS242の処理を契機として、遊技状態制御部110は、遊技状態制御部110は、全てのストップボタン27に係るストップボタンLED28に対して赤色点灯データを設定し(ステップS244)、上記のリール停止受付待機時間を設定し(ステップS246)、ストップボタンLED28の点灯処理を行う(ステップS234)。このとき、ステップS244において設定された赤色点灯データに基づいて全てのストップボタンLED28が赤色に点灯する。
再び、図16のメインフローの説明に戻る。
ステップS128において回動制御部140が停止要求を受け付けた場合(ステップS130のYES)、すなわちステップS220の自動停止要求の受付またはステップS242の手動停止要求の受付のいずれかが実行された場合、回動制御部140は、図柄変動ゲームの結果としてリール枠64の枠内に停止表示される図柄の組合せを決定する処理である図柄組合せ制御を実行する(ステップS132)。
また、ステップS128において回動制御部140が停止要求を受け付けていない場合(ステップS130のNO)、上記の図柄組合せ制御が実行されないまま次の処理に移行する。
本実施形態に係る図柄組合せ制御は、例えば、次のような処理が含まれる。
(i)停止要求を受け付けた時点において基準位置を通過している図柄の図柄番号を、停止受付時図柄番号として、RAM102の所定アドレスに格納する。
(ii)ステップS128において通常停止受付が実行された場合には、回動制御部140は、ステップS116において設定された当選フラグまたは非当選フラグ、および(i)の処理で格納された停止受付時図柄番号に基づいて、当該停止受付時図柄番号が示す図柄または当該図柄から回動方向に4コマの範囲内にある図柄のいずれかを、基準位置に停止させる図柄として決定する。
(iii)ステップS128において自動停止受付が実行された場合には、回動制御部140は、ステップS116において設定された当選フラグまたは非当選フラグに関わらず入賞役が非成立(ハズレ)になるように、(i)の処理で格納された停止受付時図柄番号が示す図柄または当該図柄から回動方向に4コマの範囲内にある図柄のいずれかを、基準位置に停止させる図柄として決定する。なお、(iii)の処理は、蹴飛ばし制御とも称される。
(iv)回動制御部140は、(ii)または(iii)のように決定した図柄を基準位置に停止させる。
続いて、遊技状態制御部110は、ステップS132におけるリール65の停止に伴う演出要求を含むコマンドを、指令生成部160を介してサブ統括部210に出力する処理である停止表示時出力処理を実行する(ステップS134)。
なお、ステップS134におけるコマンド出力は、処理の度に実行される必要はなく、遊技状態制御部110によって演出を実行するものと判断される場合に実行されれば足りる。
停止表示時出力処理を終えた時点において、全てのリール65が停止していない場合(ステップS136のNO)には、再びステップS120の処理に移行して、ステップS120からステップS134の処理を繰り返す。
また、停止表示時出力処理を終えた時点において、全てのリール65が停止している場合(ステップS136のYES)には、表示図柄判定部150による判定処理が行われる(ステップS138)。表示図柄判定部150による判定処理については、上述したので、ここでの詳細な説明は省略する。
ステップS138において、表示図柄判定部150が入賞と判定した場合には、当該入賞が成立し、当該入賞に対応する特典として所定の数のメダルが付与される(ステップS140)。
なお、ステップS140において付与されたメダルは、原則としてクレジット数に貯留記憶される。ただし、クレジット数が上限に達した場合には、遊技状態制御部110はメダル収納庫93に内蔵されている払出機構(図示せず)を制御して、クレジット数を超える数に相当するメダルを、メダル収納庫93からメダル排出口35に払い出させる。
続いて、遊技状態制御部110は、全てのリール65が停止したことに伴う演出、即ち今回の図柄変動ゲームと次回の図柄変動ゲームとのインターバル期間に実行される演出に係る要求を含むコマンドを、指令生成部160を介してサブ統括部210に出力する処理である全リール停止表示時出力処理を実行する(ステップS142)。
ステップS142において要求される演出には、例えば、ボーナス図柄の停止表示に伴ってボーナス遊技に移行した場合に実行されるボーナス開始演出が含まれる。
なお、ステップS142におけるコマンド出力は、処理の度に実行される必要はなく、遊技状態制御部110によって演出を実行するものと判断される場合に実行されれば足りる。
続いて、遊技状態制御部110は、メダル収納庫93またはメダル補助収納庫95に設けられている収納庫エラーセンサ(図示せず)をチェックする処理であるオーバーフローチェックを実行する(ステップS144)。
ステップS144において、収納庫エラーセンサが異常を検知していることが確認された場合、遊技状態制御部110は、エラー表示の要求を含むコマンドを、指令生成部160を介してサブ統括部210に出力する。また、サブ統括部210は、演出表示部220を制御して演出表示装置63にエラー表示を表示させると共に、音声出力部230を制御してスピーカ49からエラー音を出力させる。
続いて、遊技状態制御部110が、図柄変動ゲームの終了に係る処理である遊技終了チェックを実行して(ステップS146)、図15または図16に示した一連の処理が終了となる。
本実施形態に係る遊技終了チェックにおけるチェック対象には、例えば、次のような項目が含まれる。
(i)再遊技の作動を終了させること。
(ii)ボーナス遊技を終了させること。
<本発明の変形例について>
ここまで図1から図19を用いて説明される実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。
上記の実施形態においては、停止受付位置が所定位置に到達することを判定するために、停止受付位置を表す停止受付図柄番号および所定位置を表す通過中図柄番号の一致判定(ステップS216)を、回動制御手段(回動制御部140)が行う実施例を説明したが、本発明の実施はこれに限られない。
例えば、停止受付位置が所定位置に到達することを検知する専用のセンサを別途設け、回動制御手段は、当該センサの検知の有無によって停止受付位置が所定位置に到達することを判定してもよい。
上記の実施形態においては、特定図柄と特定位置に係る一のリールがリール65Lであって、特定の停止表示パターンを構成する他のリールがリール65Cおよびリール65Rである実施例を説明したが、本発明の実施はこれに限られない。
例えば、一のリールがリール65Cまたはリール65Rのいずれかであってもよいし、リール65Cおよびリール65Rの両方であってもよい。また、他のリールにリール65Lが含まれてもよいし、他のリールがリール65L単独であってもよい。
上記の実施形態において、自動停止処理(第二停止処理)の実行のために要する条件には、タイマ部141によって計測される回動時間が所定時間を超えることが含まれる実施例を説明したが、本発明の実施はこれに限られない。すなわち、自動停止処理の実行のために要する条件には、必ずしもリールの回動時間に関する条件が含まれなくてもよい。
上記の実施形態では、自動停止要求または手動停止要求の受付に伴ってリール停止受付待機時間を設定する実施例を説明したが、本発明の実施はこれに限られない。例えば、自動停止要求を受け付けたとしてもリール停止受付待機時間を設定しない、すなわち自動停止処理時には、間隔をおかずに連続的にリールが停止させる例によって本発明が実施されてもよい。
上記の実施形態の説明においては各図に図示する機能構成を前提として説明したが、本発明の各構成要素は、その機能を実現するように形成されていればよい。従って、本発明の遊技機の各構成要素は、個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等を許容する。
上記の実施形態の説明において複数のフローチャートを用いた。これらのフローチャートは、順番に記載された複数のステップを含むものであるが、その記載の順番は複数のステップを実行する順番やタイミングを、図示した一つの態様に限定するものではない。このため、本発明を実施するときには、その複数のステップの順番は内容的に支障のない範囲で変更することができ、また複数のステップの実行タイミングの一部または全部が互いに重複していてもよい。
本実施形態は以下の技術思想を包含する。
(1)それぞれに複数の図柄が表されている複数のリールと、前記リールの回動を停止させる契機になりうる遊技者の操作である停止操作を検知する停止操作検知手段と、前記複数のリールを回動させることによって図柄変動ゲームを開始し、前記停止操作の検知を契機として前記リールの回動を停止させる第一停止処理または前記停止操作の検知に関わらず前記リールの回動を停止させる第二停止処理のいずれかを実行して前記図柄変動ゲームの結果を得る回動制御手段と、前記図柄変動ゲームの結果である図柄の組合せの停止位置である有効ラインを表示範囲に含む図柄表示枠と、を備え、前記回動制御手段は、前記リール上に予め定められている停止受付位置が、前記図柄表示枠を基準として予め定められた所定位置に到達することを少なくとも一つの条件として前記第二停止処理を実行する遊技機。
(2)前記有効ラインに停止表示される図柄の組合せが、予め定められた入賞役に対応する構成になっているか否かを判定する表示図柄判定手段を備え、前記回動制御手段は、前記第二停止処理の開始時における前記リールの位置を基準として所定範囲内で当該第二停止処理の終了時における前記リールの位置を変動させることができ、前記複数のリールには、一のリールと、前記一のリールとは異なる他のリールと、が含まれており、前記他のリールにおいて前記図柄表示枠に停止表示される図柄の構成が特定の停止表示パターンである場合であって、かつ前記回動制御手段によって前記一のリールに対して前記第二停止処理が開始された場合、当該第二停止処理の開始時に前記一のリールに表されている特定図柄が前記図柄表示枠内の特定位置に存在すると、前記特定図柄から前記所定範囲内に表されているいずれの図柄が前記図柄表示枠に停止表示されても前記表示図柄判定手段による判定が肯定されるように、前記一のリールおよび前記他のリールに図柄が配置されており、前記一のリールにおける前記停止受付位置が前記所定位置に到達するタイミングにおいて、前記特定図柄が前記特定位置とは異なる位置に存在するように構成されている(1)に記載の遊技機。
(3)前記リールが回動を開始した後の期間の少なくとも一部である回動時間を計測するタイマ手段を備え、前記回動制御手段は、前記タイマ手段によって計測された前記回動時間が所定時間を超えることも条件の一つとして前記第二停止処理を実行する(1)または(2)に記載の遊技機。
(4)前記タイマ手段によって計測された前記回動時間が前記所定時間を超えた場合、前記停止操作検知手段による前記停止操作の検知が規制される(3)に記載の遊技機。
(5)前記回動制御手段は、前記回動時間が前記所定時間を超えた後に、前記停止受付位置が前記所定位置に到達した場合に、当該停止受付図柄が表されている前記リールに対する前記第二停止処理を開始する(3)または(4)に記載の遊技機。
さらに、本実施形態は以下の技術思想を包含する。
(a)前記一のリールにおける前記有効ライン上に前記特定図柄が停止表示されている場合、前記他のリールにおける前記有効ライン上に停止表示される図柄がいずれであっても前記表示図柄判定手段によって特定の入賞役の成立が肯定されるように、前記特定の入賞役に対応する図柄の組合せが構成されている(2)に記載の遊技機。
(b)遊技者にとって有利な特別遊技状態への移行契機になる入賞役に対応する図柄の組合せを構成するボーナス図柄が、前記複数のリールのそれぞれに表されており、
前記複数のリールのうち少なくとも一つにおいて、前記ボーナス図柄が表されている位置を基準として前記所定範囲外に前記停止受付位置が定められている(2)に記載の遊技機。
(c)前記タイマ手段は、前記複数のリールの全てが所定速度に到達したことを契機として前記回動時間の計測を開始する(3)に記載の遊技機。
(d)前記回動制御手段は、一のリールに対する前記第二停止処理を開始する場合に待機時間を設定し、設定した前記待機時間が経過するまで、前記一のリールとは異なる他のリールに対する前記第二停止処理を規制する(5)に記載の遊技機。
10 遊技機
20 前面扉
21 上部パネル
22 下部パネル
23 ベットボタン
23a 最大ベットボタン
23b 単一ベットボタン
24 メニュー選択ボタン
24a 十字キーボタン
24b 決定ボタン
25 状態表示LED
25a 投入枚数表示LED
25b 貯留枚数表示LED
25c 獲得枚数表示LED
25d 再遊技表示LED
25e 遊技開始表示LED
25f 投入可能表示LED
26 スタートレバー
27(27L、27C、27R) ストップボタン
28 ストップボタンLED
31 メダル投入口
32 精算ボタン
33 メダル返却ボタン
34 ドア錠
35 メダル排出口
36(36a、36b、36c、36d、36e、36f、36g、36h) 装飾LED
37 下皿
38(38a、38b、38c、38d) スピーカ口
40a、40b 各種センサ
41(41a、41b、41c、41d、41e、41f、41g、41h) 装飾LED基板
42 状態表示LED基板
43 ストップボタン基板
43a ストップボタンセンサ
44 スタートレバーセンサ
45 ベットボタン基板
45a 最大ベットボタンセンサ
45b 単一ベットボタンセンサ
45c プッシュボタンセンサ
46 メニュー選択ボタン基板
46a 十字キーボタンセンサ
46b 決定ボタンセンサ
47 メダルセレクタ
47a メダルセレクタ本体
47b メダルブロッカ
47c メダル通過センサ
48 設定変更装置
48a 設定キースイッチ
48b 設定変更スイッチ
48c 設定表示LED
48d 設定キーカバー
49(49a、49b、49c、49d) スピーカ
51 投入メダル通路
52 払出メダル通路
53 返却メダル通路
54 収納メダル通路
60 遊技機本体部
62 演出表示領域
63 演出表示装置
64 リール枠
65(65L、65C、65R) リール
66(66L、66C、66R) リールセンサ
67(67L、67C、67R) リール照明基板
68 リールモータ
90 外枠
91 電源装置
92 電源スイッチ
93 メダル収納庫
94 メダル払出口
95 メダル補助収納庫
96 ヒンジ部
96a 上段ヒンジ部
96b 中段ヒンジ部
96c 下段ヒンジ部
100 メイン基板
101、201 CPU
102、202 RAM
103、203 ROM
110 遊技状態制御部
120 内部抽選部
130 フラグ設定部
140 回動制御部
141 タイマ部
150 表示図柄判定部
160 指令生成部
200 サブ基板
210 サブ統括部
220 演出表示部
230 音声出力部
240 LED発光部
L1〜L5 ライン

Claims (1)

  1. それぞれに複数の図柄が表されている複数のリールと、
    前記リールの回動を停止させる契機になりうる遊技者の操作である停止操作を検知する停止操作検知手段と、
    前記複数のリールを回動させることによって図柄変動ゲームを開始し、前記停止操作の検知を契機として前記リールの回動を停止させる第一停止処理または前記停止操作の検知に関わらず前記リールの回動を停止させる第二停止処理のいずれかを実行して前記図柄変動ゲームの結果を得る回動制御手段と、
    前記図柄変動ゲームの結果である図柄の組合せの停止位置である有効ラインを表示範囲に含む図柄表示枠と、
    前記有効ラインに停止表示される図柄の組合せが、予め定められた入賞役に対応する構成になっているか否かを判定する表示図柄判定手段と、
    を備え、
    前記回動制御手段は、
    前記停止操作の検知を契機として前記第一停止処理の要求を受け付け、
    前記リール上に予め定められている停止受付位置が、前記図柄表示枠を基準として予め定められた所定位置に到達することを少なくとも一つの条件として前記第二停止処理の要求を受け付け、
    前記第一停止処理又は前記第二停止処理の要求を受け付けた時点において基準位置を通過している図柄の識別情報を記憶し、
    前記第一停止処理の要求を受け付けた場合にも、前記第二停止処理の要求を受け付けた場合にも、記憶した前記識別情報が示す図柄又は当該図柄から所定範囲内にある図柄を、前記基準位置に停止させ、
    前記複数のリールには、一のリールと、前記一のリールとは異なる他のリールと、が含まれており、
    前記停止受付位置に配置されている図柄は、前記一のリールにおいても前記他のリールにおいても、いずれかの入賞役に対応する図柄の組合せの一部を構成しうる図柄であり、
    前記他のリールにおいて前記図柄表示枠に停止表示される図柄の構成が特定の停止表示パターンである場合、前記第一停止処理又は前記第二停止処理の要求を受け付けた時点において前記一のリールに表されている特定図柄が前記図柄表示枠内の特定位置に存在すると、前記特定図柄及び当該特定図柄から前記所定範囲内に表されているいずれの図柄が前記図柄表示枠に停止表示されても前記表示図柄判定手段による判定が肯定されるように、前記一のリールおよび前記他のリールに図柄が配置されており、
    前記回動制御手段による前記第一停止処理に係る制御は、前記一のリールより先に前記他のリールに対する前記第一停止処理の要求を受け付けた場合には、前記特定の停止表示パターンを回避する制御になっており、
    前記回動制御手段による前記第二停止処理に係る制御は、前記一のリールに表されている前記特定図柄が前記特定位置とは異なる位置に存在する時点において前記一のリールに対する前記第二停止処理の要求を受け付ける制御になっている遊技機。
JP2016029848A 2016-02-19 2016-02-19 遊技機 Active JP6454291B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016029848A JP6454291B2 (ja) 2016-02-19 2016-02-19 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016029848A JP6454291B2 (ja) 2016-02-19 2016-02-19 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017144154A JP2017144154A (ja) 2017-08-24
JP6454291B2 true JP6454291B2 (ja) 2019-01-16

Family

ID=59681762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016029848A Active JP6454291B2 (ja) 2016-02-19 2016-02-19 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6454291B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006075271A (ja) * 2004-09-08 2006-03-23 Sankyo Kk スロットマシン
JP2006149572A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Aruze Corp 遊技機
JP2008148759A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Olympia:Kk スロットマシン
JP5138264B2 (ja) * 2007-04-06 2013-02-06 株式会社三共 スロットマシン
JP2011062428A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Olympia:Kk スロットマシン
JP2012192241A (ja) * 2012-07-11 2012-10-11 Sanyo Product Co Ltd 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017144154A (ja) 2017-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017093685A (ja) 遊技機
JP6457424B2 (ja) 遊技機
JP6452641B2 (ja) 遊技機
JP6549497B2 (ja) 遊技機
JP6463287B2 (ja) 遊技機
JP6685375B2 (ja) 遊技機
JP6454291B2 (ja) 遊技機
JP6450342B2 (ja) 遊技機
JP6478933B2 (ja) 遊技機
JP6452640B2 (ja) 遊技機
JP6457425B2 (ja) 遊技機
JP6457423B2 (ja) 遊技機
JP6748554B2 (ja) 遊技機
JP6599842B2 (ja) 遊技機
JP6599841B2 (ja) 遊技機
JP6518224B2 (ja) 遊技機
JP6473710B2 (ja) 遊技機
JP6652480B2 (ja) 遊技機
JP6473712B2 (ja) 遊技機
JP6478934B2 (ja) 遊技機
JP6454296B2 (ja) 遊技機
JP6564730B2 (ja) 遊技機
JP6580470B2 (ja) 遊技機
JP6353428B2 (ja) 遊技機
JP6463296B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180807

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6454291

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250