JP2017092653A - 画像形成システムおよび画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成ジョブの実行時間が制限される第1の処理の実行中に、第1の処理と同時に実行不可能な第2の処理が必要になった場合、画像形成ジョブが完了するまでの時間を短縮できる画像形成システムを提供する。
【解決手段】第1の処理の実行完了後に所定時間だけ画像形成ジョブを実行可能な画像形成システムであって、第1の処理の実行中に、第1の処理とは異なり第1の処理と同時に実行不可能な第2の処理の実行要求が発生したことを認識する認識部と、第2の処理の実行要求が発生したことが認識された場合、第2の処理の処理時間と所定時間とに基づいて、第1および第2の処理の実行タイミングを制御する制御部を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成システムおよび画像形成方法に関する。
画像形成装置により用紙上に形成された画像を後処理装置に備えられたスキャナーにより読み取って、画像を評価する画像形成システムがある(たとえば、特許文献1)。
このような画像形成システムにおいて、スキャナーのシェーディング補正処理が実行される場合、補正効果が低下することを防止するため、画像形成システムは、シェーディング補正処理の完了後、所定時間だけ印刷ジョブを実行することができる。たとえば、印刷ジョブの実行時間が所定時間を超える場合、画像形成システムは、所定時間経過時点で印刷ジョブを中断し、シェーディング補正処理を再度実行する。そして、画像形成システムは、再度のシェーディング補正処理の完了後、印刷ジョブを再開する。
一方、スキャナーの温度が規定温度を超える場合、画像形成システムは、温度調整処理を実行してスキャナーを冷却する。ここで、シェーディング補正処理は温度の影響を受けるため、画像形成システムは、シェーディング補正処理と温度調整処理とを同時に実行することはできない。このため、たとえば、シェーディング補正処理の実行中に温度調整処理が必要になった場合、画像形成システムは、シェーディング補正処理の実行完了後に温度調整処理を実行する。
しかしながら、シェーディング補正処理の実行完了後に温度調整処理が実行される場合、温度調整処理の実行中に、印刷ジョブを実行することができる時間(所定時間)が経過してしまう場合がある。この場合、画像形成システムは、温度調整処理の実行完了後、シェーディング補正処理を再度実行しなければならず、印刷ジョブが完了するまでの時間が長くなり、好ましくない。
特開2014−036254号公報
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものである。したがって、本発明の目的は、画像形成ジョブの実行時間が制限される第1の処理の実行中に、第1の処理と同時に実行不可能な第2の処理が必要になった場合、画像形成ジョブが完了するまでの時間を短縮できる画像形成システムおよび画像形成方法を提供することである。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)第1の処理の実行完了後に所定時間だけ画像形成ジョブを実行可能な画像形成システムであって、前記第1の処理の実行中に、前記第1の処理とは異なり当該第1の処理と同時に実行不可能な第2の処理の実行要求が発生したことを認識する認識部と、前記認識部により前記第2の処理の実行要求が発生したことが認識された場合、前記第2の処理の処理時間と前記所定時間とに基づいて、前記第1および第2の処理の実行タイミングを制御する制御部と、を有する画像形成システム。
(2)前記第2の処理の処理時間が前記所定時間よりも長いか否かを判断する第1の判断部をさらに有し、前記第1の判断部により前記第2の処理の処理時間が前記所定時間よりも長いと判断される場合、前記制御部は、前記第1の処理を中止して前記第2の処理を実行した後、前記第1の処理を実行して画像形成ジョブを実行する、上記(1)に記載の画像形成システム。
(3)前記第1の判断部により前記第2の処理の処理時間が前記所定時間よりも短いと判断される場合、前記所定時間から前記第2の処理の処理時間を差し引いた残り時間内に、画像形成ジョブの実行時間が収まるか否かを判断する第2の判断部をさらに有し、前記第2の判断部により前記画像形成ジョブの実行時間が前記残り時間内に収まると判断される場合、前記制御部は、前記第1の処理を継続して実行した後、前記第2の処理を実行して前記画像形成ジョブを実行する、上記(2)に記載の画像形成システム。
(4)前記第2の判断部により前記画像形成ジョブの実行時間が前記残り時間内に収まらないと判断される場合、前記画像形成ジョブの実行時間を前記所定時間で除した余りの時間が、前記残り時間未満であるか否かを判断する第3の判断部をさらに有し、前記第3の判断部により前記余りの時間が前記残り時間未満であると判断される場合、前記制御部は、前記第1の処理を継続して実行した後、前記第2の処理を実行して前記画像形成ジョブを実行する、上記(3)に記載の画像形成システム。
(5)前記第3の判断部により前記余りの時間が前記残り時間以上であると判断される場合、前記制御部は、前記第1の処理を中止して前記第2の処理を実行した後、前記第1の処理を実行して前記画像形成ジョブを実行する、上記(4)に記載の画像形成システム。
(6)用紙上に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により用紙上に形成された前記画像を読み取る画像読取部と、をさらに有し、前記第1の処理は、前記画像読取部のシェーディング補正処理であり、前記第2の処理は、前記画像読取部の温度調整処理である、上記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の画像形成システム。
(7)第1の処理の実行完了後に所定時間だけ画像形成ジョブが実行可能となる前記第1の処理の実行中に、前記第1の処理とは異なり当該第1の処理と同時に実行不可能な第2の処理の実行要求が発生したことを認識するステップ(a)と、前記ステップ(a)において前記第2の処理の実行要求が発生したことが認識された場合、前記第2の処理の処理時間と前記所定時間とに基づいて、前記第1および第2の処理の実行タイミングを制御するステップ(b)と、を有する画像形成方法。
本発明によれば、画像形成ジョブを実行可能な時間と第2の処理の処理時間とを考慮して第1および第2の処理の実行タイミングが制御されるため、実行タイミングが制御されない場合に比べ、画像形成ジョブが完了するまでの時間を短縮することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成システムの概略構成を示す図である。 画像形成装置、画像読取装置、および用紙綴じ装置の概略構成を示すブロック図である。 印刷処理の手順を示すフローチャートである。 特殊処理実行判定処理の手順を示すフローチャートである。 図4に後続するフローチャートである。 シェーディング補正判定処理の手順を示すフローチャートである。 温度調整判定処理の手順を示すフローチャートである。 特殊処理終了判定処理の手順を示すフローチャートである。 図8に後続するフローチャートである。 温度調整処理の処理時間が所定時間よりも長い場合の印刷処理の流れの一例を示す図である。 一般的な画像形成システムによる印刷処理の流れを示す図である。 所定時間から温度調整処理の処理時間を差し引いた残り時間内に印刷ジョブの実行時間が収まる場合の印刷処理の流れの一例を示す図である。 印刷ジョブの実行時間を所定時間で除した余りの時間が残り時間未満の場合の印刷処理の流れの一例を示す図である。 印刷ジョブの実行時間を所定時間で除した余りの時間が残り時間以上の場合の印刷処理の流れの一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成システム100の概略構成を示す図であり、図2は、画像形成装置110、画像読取装置120、および用紙綴じ装置130の概略構成を示すブロック図である。
図1および図2に示すとおり、画像形成システム100は、用紙上に画像を形成する画像形成装置110と、画像形成装置110により用紙上に形成された画像を読み取る画像読取装置120と、画像読取装置120から搬送される用紙を綴じる用紙綴じ装置130を備える。画像形成装置110、画像読取装置120、および用紙綴じ装置130は、用紙搬送の上流側から下流側へ順に連結されている。以下、画像形成装置110、画像読取装置120、および用紙綴じ装置130の順番で説明する。
<画像形成装置>
画像形成装置110は、制御部111、記憶部112、通信部113、操作パネル114、給紙部115、および画像形成部116を備えており、これらは信号をやり取りするためのバスを介して相互に接続されている。
制御部111は、CPU(Central Processing Unit)であり、プログラムにしたがって上記各部の制御や各種の演算処理を行う。記憶部112は、予め各種プログラムや各種データを格納しておくROM(Read Only Memory)、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶するRAM(Random Access Memory)、各種プログラムや各種データを格納するハードディスク等からなる。
通信部113は、他の機器と通信するためのインターフェースであり、画像読取装置120および用紙綴じ装置130との間で、設定値や動作タイミング制御に必要な各種信号等の送受信を行う。
操作パネル114は、タッチパネル、テンキー、スタートボタン、ストップボタン等を備えており、各種情報の表示および各種指示の入力に使用される。
給紙部115は、印刷に使用される用紙を収容する。給紙部115は、複数の給紙トレイを有しており、給紙トレイに収容された用紙を1枚ずつ画像形成部116に送り出す。
画像形成部116は、帯電、露光、現像、転写、および定着の各工程を含む電子写真式プロセス等の周知の作像プロセスを用いて、各種データに基づく画像を用紙上に形成する。画像形成部116は、用紙反転機構(不図示)を備えており、用紙の表面および裏面の両方に画像を形成することができる。
<画像読取装置>
画像読取装置120は、制御部121、記憶部122、通信部123、画像読取部124、および冷却ファン125を備えており、これらは信号をやり取りするためのバスを介して相互に接続されている。なお、画像読取装置120の上記各部のうち、画像形成装置110の上記各部と同様の機能を有する部分については、説明の重複を避けるためその説明を省略する。
画像読取部124は、画像形成装置110により用紙上に形成された画像を読み取る。画像読取部124は、用紙の表面および裏面の画像をそれぞれ読み取る2つのスキャナーと、用紙上の画像を測色する測色計とを含む。スキャナーは、画像読取装置120内を搬送される用紙上に蛍光ランプ等の光源で光を当て、その反射光をCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサー等の撮像装置で光電変換して、その電気信号から画像データを生成する。画像読取装置120の制御部121は、画像読取部124のシェーディング補正処理(第1の処理)を実行する。
冷却ファン125は、画像読取部124に冷却ガスを吹き付けて、画像読取部124を冷却する。画像読取装置120の制御部121は、画像読取部124の温度が規定温度を超える場合、冷却ファン125を駆動させて、画像読取部124を所定の処理時間だけ冷却する温度調整処理(第2の処理)を実行する。なお、温度調整処理は、シェーディング補正処理と同時に実行不可能な処理であり、温度調整処理の処理時間は、たとえば、省エネモードで60秒、通常モードで20秒である。
<用紙綴じ装置>
用紙綴じ装置130は、制御部131、記憶部132、通信部133、用紙綴じ部134、および排紙部135を備えており、これらは信号をやり取りするためのバスを介して相互に接続されている。なお、用紙綴じ装置130の上記各部のうち、画像形成装置110の上記各部と同様の機能を有する部分については、その説明を省略する。
用紙綴じ部134は、画像読取装置120から搬送される用紙の束をステープル止めする。排紙部135は、用紙綴じ部134を通過した用紙を用紙綴じ装置130の外部に送出する。
なお、画像形成装置110、画像読取装置120、および用紙綴じ装置130は、それぞれ、上記構成要素以外の構成要素を含んでいてもよく、あるいは、上記構成要素のうちの一部が含まれていなくてもよい。
以上のとおり構成される画像形成システム100では、画像読取部124のシェーディング補正処理が実行された場合、補正効果が低下することを防止するため、シェーディング補正処理の実行完了後所定時間だけ印刷ジョブの実行が許可される。より具体的には、画像形成システム100は、シェーディング補正処理の実行完了後、所定時間(たとえば、40秒)だけ印刷ジョブを実行することができる。そして、画像形成システム100は、シェーディング補正処理の実行完了後所定時間が経過すれば、実行中の印刷ジョブが完了していない場合でも印刷ジョブを中断し、シェーディング補正処理を再度実行する。再度のシェーディング補正処理を実行しない限り、画像形成システム100は、中断した残りの印刷ジョブを実行することができない。
加えて、本実施形態の画像形成システム100では、シェーディング補正処理の実行中に、画像読取部124の温度調整処理の実行要求が発生した場合、温度調整処理の処理時間と上記所定時間とに基づいて、2つの処理の実行タイミングが制御される。以下、図3〜図14を参照して、画像形成システム100の動作について説明する。
図3は、画像形成システム100により実行される印刷処理の手順を示すフローチャートである。本実施形態では、画像形成装置110の制御部111が、画像読取装置120の制御部121等と通信しつつ、画像形成システム100の動作を制御する。
まず、画像形成装置110の制御部111は、特殊処理実行判定処理を実行する(ステップS101)。より具体的には、制御部111は、画像形成システム100の状態に応じて、画像読取部124のシェーディング補正処理または温度調整処理を実行する特殊処理実行判定処理を実行する。ステップS101に示す特殊処理実行判定処理についての詳細な説明は後述する。
次に、制御部111は、特殊処理終了判定処理を実行する(ステップS102)。より具体的には、制御部111は、シェーディング補正処理および温度調整処理が終了しているか否かを判断する特殊処理終了判定処理を実行する。ステップS102に示す特殊処理終了判定処理についての詳細な説明は後述する。
次に、制御部111は、印刷可能であるか否かを判断する(ステップS103)、より具体的には、制御部111は、ステップS102に示す特殊処理終了判定処理の判定結果に基づいて、印刷ジョブの実行が可能であるか否かを判断する。
印刷可能でないと判断する場合(ステップS103:NO)、制御部111は、ステップS101の処理に戻る。一方、印刷可能であると判断する場合(ステップS103:YES)、制御部111は、印刷を開始する(ステップS104)。より具体的には、制御部111は、画像形成装置110を制御して印刷ジョブの実行を開始する。画像形成装置110により用紙上に形成された画像は、画像読取装置120により読み取られる。
次に、制御部111は、印刷用紙があるか否かを判断する(ステップS105)。より具体的には、制御部111は、印刷に必要な用紙が給紙部115に収容されているか否かを判断する。
印刷用紙があると判断する場合(ステップS105:YES)、制御部111は、ステップS101の処理に戻る。一方、印刷用紙がないと判断する場合(ステップS105:NO)、制御部111は、処理を終了する。
以上のとおり、図3に示すフローチャートの処理によれば、画像形成システム100の状態に応じて、画像読取部124のシェーディング補正処理または温度調整処理が実行される。そして、シェーディング補正処理または温度調整処理が実行されている間、印刷ジョブの実行が禁止され、シェーディング補正処理および温度調整処理が実行されていない間のみ印刷ジョブの実行が許可される。
加えて、本実施形態の画像形成システム100によれば、シェーディング補正処理の実行中に温度調整処理の実行要求が発生した場合、シェーディング補正処理および温度調整処理の実行タイミングが制御され、印刷ジョブが完了するまでの時間が短縮される。以下、図4〜図14を参照して、シェーディング補正処理および温度調整処理の実行タイミングを制御する画像形成システム100の動作について詳細に説明する。
図4および図5は、図3のステップS101に示す特殊処理実行判定処理の手順を示すフローチャートである。
まず、制御部111は、シェーディング補正判定処理を実行する(ステップS201)。より具体的には、制御部111は、画像形成システム100の状態に応じて、シェーディング補正処理の実行要求を設定するシェーディング補正判定処理を実行する。ステップS201に示すシェーディング補正判定処理についての詳細な説明は後述する。
次に、制御部111は、温度調整判定処理を実行する(ステップS202)。より具体的には、制御部111は、画像形成システム100の状態に応じて、温度調整処理の実行要求を設定する温度調整判定処理を実行する。ステップS202に示す温度調整判定処理についての詳細な説明は後述する。
次に、制御部111は、温度調整処理の実行中であるか否かを判断する(ステップS203)。より具体的には、制御部111は、現在、画像読取部124の温度調整処理が実行されているか否かを判断する。
温度調整処理の実行中であると判断する場合(ステップS203:YES)、制御部111は、処理を終了する。一方、温度調整処理の実行中でないと判断する場合(ステップS203:NO)、制御部111は、シェーディング補正処理の実行中であるか否かを判断する(ステップS204)。より具体的には、制御部111は、現在、画像読取部124のシェーディング補正処理が実行されているか否かを判断する。
シェーディング補正処理の実行中であると判断する場合(ステップS204:YES)、制御部111は、ステップS209の処理に移る。一方、シェーディング補正処理の実行中でないと判断する場合(ステップS204:NO)、制御部111は、温度調整要求があるか否かを判断する(ステップS205)。より具体的には、制御部111は、画像形成システム100が現在印刷中またはアイドリング中であると認識した上で、画像形成システム100内に温度調整処理の実行要求が設定されているか否かを判断する。
温度調整要求があると判断する場合(ステップS205:YES)、制御部111は、温度調整処理を実行し(ステップS206)、処理を終了する。より具体的には、制御部111は、画像読取装置120の制御部121と通信して冷却ファン125を駆動させ、画像読取部124の温度調整処理を開始する。
一方、温度調整要求がないと判断する場合(ステップS205:NO)、制御部111は、シェーディング補正要求があるか否かを判断する(ステップS207)。より具体的には、制御部111は、画像形成システム100内にシェーディング補正処理の実行要求が設定されているか否かを判断する。
シェーディング補正要求がないと判断する場合(ステップS207:NO)、制御部111は、処理を終了する。一方、シェーディング補正要求があると判断する場合(ステップS207:YES)、制御部111は、シェーディング補正処理を実行し(ステップS208)、処理を終了する。より具体的には、制御部111は、画像読取装置120の制御部121と通信して、画像読取部124のシェーディング補正処理を開始する。なお、画像読取部124のシェーディング補正処理自体は、周知の技術であるため、詳細な説明は省略する。
以上のとおり、図4のステップS201〜S208に示す処理によれば、まず、画像形成システム100が印刷中またはアイドリング中であることが認識される。そして、温度調整処理またはシェーディング補正処理の実行要求の有無が確認され、実行要求があれば、温度調整処理またはシェーディング補正処理が実行される。
一方、ステップS204に示す処理において、画像形成システム100がシェーディング補正処理の実行中であると判断する場合(ステップS204:YES)、制御部111は、温度調整要求があるか否かを判断する(ステップS209)。
温度調整要求がないと判断する場合(ステップS209:NO)、制御部111は、処理を終了する。
一方、温度調整要求があると判断する場合(ステップS209:YES)、制御部111は、温度調整時間が所定時間を超えているか否かを判断する(ステップS210)。より具体的には、制御部111は、画像読取部124の温度調整処理の処理時間が、シェーディング補正処理の実行完了後に印刷ジョブの実行が許可される所定時間(たとえば、40秒)よりも長いか否かを判断する。温度調整処理の処理時間は、たとえば、省エネモードで60秒、通常モードで20秒である。
温度調整時間が所定時間を超えていないと判断する場合(ステップS210:NO)、制御部111は、ステップS214の処理に移る。一方、温度調整時間が所定時間を超えていると判断する場合(ステップS210:YES)、制御部111は、シェーディング補正処理を中止する(ステップS211)。より具体的には、制御部111は、画像読取装置120の制御部121と通信して、実行中のシェーディング補正処理を中止する。そして、制御部111は、温度調整処理を実行する(ステップS212)。
そして、制御部111は、シェーディング補正要求を設定し(ステップS213)、処理を終了する。より具体的には、制御部111は、画像読取部124のシェーディング補正処理が実行されるように、シェーディング補正処理の実行要求を設定し、処理を終了する。
以上のとおり、図5のステップS209〜S213に示す処理によれば、まず、シェーディング補正処理の実行中に温度調整処理の実行要求が発生したことが認識される。シェーディング補正処理の実行中に温度調整処理の実行要求が発生したことが認識された場合、温度調整処理の処理時間が所定時間よりも長いか否かが判断される。そして、温度調整処理の処理時間が所定時間よりも長い場合、シェーディング補正処理が中止され、温度調整処理が実行される。このような構成によれば、シェーディング補正処理を中止することなく継続してシェーディング補正処理の実行完了後に温度調整処理を実行する場合に比べ、印刷ジョブが完了するまでの時間を短縮することができる。
一方、ステップS210に示す処理において、温度調整時間が所定時間を超えていないと判断する場合(ステップS210:NO)、制御部111は、ジョブ時間が印刷可能残り時間以下であるか否かを判断する(ステップS214)。より具体的には、制御部111は、まず、上記所定時間から温度調整処理の処理時間を差し引いた時間を印刷可能残り時間として算出する。そして、制御部111は、印刷データを解析して得られる印刷ジョブの実行時間が、印刷可能残り時間以下であるか否かを判断する。
ジョブ時間が印刷可能残り時間以下でないと判断する場合(ステップS214:NO)、制御部111は、ステップS215の処理に移る。一方、ジョブ時間が印刷可能残り時間以下であると判断する場合(ステップS214:YES)、制御部111は、処理を終了する。その結果、シェーディング補正処理が中止されることなく継続される。
以上のとおり、図5のステップS214に示す処理によれば、温度調整処理の処理時間が所定時間よりも短い場合、所定時間から温度調整処理の処理時間を差し引いた残り時間内に印刷ジョブの実行時間が収まるか否かが判断される。そして、残り時間内に印刷ジョブの実行時間が収まる場合、シェーディング補正処理が継続され、シェーディング補正処理の実行完了後に温度調整処理が実行される。このような構成によれば、シェーディング補正処理を中止して温度調整処理を実行する場合に比べ、印刷ジョブが完了するまでの時間を短縮することができる。
一方、ステップS214に示す処理において、ジョブ時間が印刷可能残り時間以下でないと判断する場合(ステップS214:NO)、制御部111は、最終分割ジョブ時間が印刷可能残り時間未満であるか否かを判断する(ステップS215)。より具体的には、制御部111は、まず、最終分割ジョブ時間として、印刷ジョブの実行時間を上記所定時間で除した余りの時間を算出する。そして、制御部111は、算出した余りの時間が上記印刷可能残り時間未満であるか否かを判断する。
最終分割ジョブ時間が印刷可能残り時間未満であると判断する場合(ステップS215:YES)、制御部111は、処理を終了する。その結果、シェーディング補正処理が中止されることなく継続される。
一方、最終分割ジョブ時間が印刷可能残り時間以上であると判断する場合(ステップS215:NO)、制御部111は、シェーディング補正処理を中止し、温度調整処理を実行する(ステップS211,S212)。
そして、制御部111は、シェーディング補正要求を設定し(ステップS213)、処理を終了する。
以上のとおり、図5のステップS211〜S215に示す処理によれば、温度調整処理の処理時間が所定時間よりも短く、かつ、印刷ジョブの実行時間が残り時間内に収まらない場合、印刷ジョブの実行時間を所定時間で除した余りの時間が残り時間未満であるか否かが判断される。そして、余りの時間が残り時間未満の場合、シェーディング補正処理が継続される一方、余りの時間が残り時間以上の場合、シェーディング補正処理が中止され、温度調整処理が実行される。このような構成によれば、印刷ジョブが完了するまでの時間を短縮することができる。
以上のとおり、図4および図5に示すフローチャートの処理によれば、シェーディング補正処理の実行中に温度調整処理の実行要求が発生した場合、シェーディング補正処理と温度調整処理の実行タイミングが制御され、印刷ジョブが完了するまでの時間が短縮される。画像形成システム100の作用効果についてのより詳細な説明は後述する。
図6は、図4のステップS201に示すシェーディング補正判定処理の手順を示すフローチャートである。上述したとおり、シェーディング補正判定処理では、画像形成システム100の状態に応じて、シェーディング補正処理の実行要求が設定される。
まず、制御部111は、シェーディング補正処理の実行中であるか否かを判断する(ステップS301)。シェーディング補正処理の実行中であると判断する場合(ステップS301:YES)、制御部111は、処理を終了する。
一方、シェーディング補正処理の実行中でないと判断する場合(ステップS301:NO)、制御部111は、シェーディング補正処理が未実行であるか否かを判断する(ステップS302)。より具体的には、制御部111は、画像読取部124のシェーディング補正処理が以前に実行されていないか否かを判断する。たとえば、画像形成システム100が起動直後の場合、シェーディング補正処理が未実行であると判断される。
シェーディング補正処理が未実行であると判断する場合(ステップS302:YES)、制御部111は、シェーディング補正要求を設定する(ステップS303)。
そして、制御部111は、計測時間をクリアし(ステップS304)、処理を終了する。より具体的には、制御部111は、シェーディング補正処理の完了時点からの経過時間を「0」秒にリセットし、処理を終了する。
一方、ステップS302に示す処理において、シェーディング補正処理が未実行でないと判断する場合(ステップS302:NO)、制御部111は、経過時間が所定時間を超過しているか否かを判断する(ステップS305)。より具体的には、制御部111は、前回のシェーディング補正処理の完了時点からの経過時間が、印刷ジョブの実行が許可される所定時間(たとえば、40秒)を超えているか否かを判断する。
経過時間が所定時間を超過していないと判断する場合(ステップS305:NO)、制御部111は、処理を終了する。一方、経過時間が所定時間を超過していると判断する場合(ステップS305:YES)、制御部111は、シェーディング補正要求を設定して、計測時間をクリアし(ステップS303,S304)、処理を終了する。
以上のとおり、図6に示すフローチャートの処理によれば、画像形成システム100の状態に応じて、シェーディング補正処理の実行要求が設定される。
図7は、図4のステップS202に示す温度調整判定処理の手順を示すフローチャートである。上述したとおり、温度調整判定処理では、画像形成システム100の状態に応じて、温度調整処理の実行要求が設定される。
まず、制御部111は、温度調整処理の実行中であるか否かを判断する(ステップS401)。温度調整処理の実行中であると判断する場合(ステップS401:YES)、制御部111は、処理を終了する。
一方、温度調整処理の実行中でないと判断する場合(ステップS401:NO)、制御部111は、画像読取部124の温度が規定温度以下であるか否かを判断する(ステップS402)。より具体的には、制御部111は、画像読取部124の近傍に設けられた温度センサー(不図示)の出力を参照して、画像読取部124の温度が規定温度(たとえば、40℃)以下であるか否かを判断する。
画像読取部124の温度が規定温度以下であると判断する場合(ステップS402:YES)、制御部111は、処理を終了する。一方、画像読取部124の温度が規定温度以下でないと判断する場合(ステップS402:NO)、制御部111は、温度調整要求を設定し(ステップS403)、処理を終了する。より具体的には、制御部111は、画像読取部124の温度調整処理が実行されるように、温度調整処理の実行要求を設定し、処理を終了する。
以上のとおり、図7に示すフローチャートの処理によれば、画像形成システム100の状態に応じて、温度調整処理の実行要求が設定される。
図8および図9は、図3のステップS102に示す特殊処理終了判定処理の手順を示すフローチャートである。上述したとおり、特殊処理終了判定処理では、シェーディング補正処理および温度調整処理が終了しているか否かが判断される。
まず、制御部111は、シェーディング補正処理の実行中であるか否かを判断する(ステップS501)。シェーディング補正処理の実行中であると判断する場合(ステップS501:YES)、制御部111は、ステップS508の処理に移る。
一方、シェーディング補正処理の実行中でないと判断する場合(ステップS501:NO)、制御部111は、温度調整処理の実行中であるか否かを判断する(ステップS502)。温度調整処理の実行中でないと判断する場合(ステップS502:NO)、制御部111は、「印刷可能」と判断し(ステップS503)、処理を終了する。より具体的には、制御部111は、画像形成システム100が印刷可能な状態にあると判断し、処理を終了する。
一方、ステップS502に示す処理において、温度調整処理の実行中であると判断する場合(ステップS502:YES)、制御部111は、処理終了通知があるか否かを判断する(ステップS504)。より具体的には、制御部111は、画像読取装置120の制御部121から温度調整処理の終了通知を受信したか否かを判断する。
処理終了通知がないと判断する場合(ステップS504:NO)、制御部111は、「印刷不可能」と判断し(ステップS505)、処理を終了する。より具体的には、制御部111は、現在、温度調整処理の実行中であり、画像形成システム100が印刷不可能な状態にあると判断し、処理を終了する。
一方、処理終了通知があると判断する場合(ステップS504:YES)、制御部111は、シェーディング補正要求があるか否かを判断する(ステップS506)。
シェーディング補正要求があると判断する場合(ステップS506:YES)、制御部111は、「印刷不可能」と判断し(ステップS505)、処理を終了する。より具体的には、制御部111は、シェーディング補正処理が実行される予定であり、画像形成システム100が印刷不可能な状態にあると判断し、処理を終了する。
一方、シェーディング補正要求がないと判断する場合(ステップS506:NO)、制御部111は、「印刷可能」と判断し(ステップS507)、処理を終了する。
一方、ステップS501に示す処理において、シェーディング補正処理の実行中であると判断する場合(ステップS501:YES)、制御部111は、処理終了通知があるか否かを判断する(ステップS508)。より具体的には、制御部111は、画像読取装置120の制御部121からシェーディング補正処理の終了通知を受信したか否かを判断する。
処理終了通知がないと判断する場合(ステップS508:NO)、制御部111は、「印刷不可能」と判断し(ステップS510)、処理を終了する。より具体的には、制御部111は、現在、シェーディング補正処理の実行中であり、画像形成システム100が印刷不可能な状態にあると判断し、処理を終了する。
一方、処理終了通知があると判断する場合(ステップS508:YES)、制御部111は、温度調整要求があるか否かを判断する(ステップS509)。
温度調整要求があると判断する場合(ステップS509:YES)、制御部111は、「印刷不可能」と判断し(ステップS510)、処理を終了する。より具体的には、制御部111は、温度調整処理が実行される予定であり、画像形成システム100が印刷不可能な状態にあると判断し、処理を終了する。
一方、温度調整要求がないと判断する場合(ステップS509:NO)、制御部111は、「印刷可能」と判断する(ステップS511)。そして、制御部111は、時間計測を開始し(ステップS512)、処理を終了する。より具体的には、制御部111は、シェーディング補正処理の完了時点からの経過時間の計測を開始し、処理を終了する。
以上のとおり、図8および図9に示すフローチャートの処理によれば、シェーディング補正処理および温度調整処理が終了しているか否かが判断される。そして、シェーディング補正処理および温度調整処理が終了していれば、印刷ジョブの実行が許可される。
以下、図10〜図14を参照して、画像形成システム100の作用効果についてより詳細に説明する。
上述したとおり、本実施形態の画像形成システム100では、シェーディング補正処理の実行中に温度調整処理の実行要求が発生した場合、温度調整処理の処理時間が、印刷ジョブの実行が許可される所定時間と比較される。そして、温度調整処理の処理時間が所定時間よりも長い場合、シェーディング補正処理が中止され、温度調整処理が実行される。
図10は、温度調整処理の処理時間が所定時間よりも長い場合の印刷処理の流れの一例を示す図であり、図11は、比較例として、一般的な画像形成システムによる印刷処理の流れを示す図である。以下では、シェーディング補正処理に要する時間を60秒、シェーディング補正処理の実行完了後に印刷ジョブの実行が許可される所定時間を40秒と仮定する。さらに、シェーディング補正処理の開始後30秒経過時点で、温度調整処理の実行要求が発生したと仮定する。
図10に示すとおり、温度調整処理の処理時間が60秒の場合、温度調整処理の処理時間は所定時間よりも長くなる。この場合、本実施形態の画像形成システム100は、シェーディング補正処理を中止して、温度調整処理を実行する。そして、画像形成システム100は、温度調整処理の実行完了後、シェーディング補正処理を実行して印刷ジョブを実行する。したがって、本実施形態の画像形成システム100では、実行時間40秒の印刷ジョブを実行する場合、印刷ジョブが完了するまでの時間は190秒となる。
一方、図11に示すとおり、一般的な画像形成システムは、シェーディング補正処理の実行中に温度調整処理の実行要求が発生した場合、シェーディング補正処理を中止せず、シェーディング補正処理の実行完了後に温度調整処理を実行する。しかしながら、温度調整処理の処理時間が所定時間よりも長ければ、温度調整処理の実行中に所定時間が経過してしまうため、画像形成システムは、温度調整処理後にシェーディング補正処理を再度実行する必要がある。このため、一般的な画像形成システムでは、実行時間40秒の印刷ジョブを実行する場合、印刷ジョブが完了するまでの時間は220秒となる。
以上のとおり、本実施形態の画像形成システム100によれば、温度調整処理の処理時間が所定時間よりも長い場合、シェーディング補正処理が中止され、温度調整処理が実行されるため、印刷ジョブが完了するまでの時間が短縮される。
一方、本実施形態の画像形成システム100では、温度調整処理の処理時間が所定時間よりも短い場合、所定時間から温度調整処理の処理時間を差し引いた残り時間内に印刷ジョブの実行時間が収まるか否かが判断される。
図12は、所定時間から温度調整処理の処理時間を差し引いた残り時間内に印刷ジョブの実行時間が収まる場合の印刷処理の流れの一例を示す図である。
図12に示すとおり、温度調整処理の処理時間が20秒の場合、温度調整処理の処理時間は所定時間よりも短くなる。そして、印刷ジョブの実行時間が20秒の場合、所定時間から温度調整処理の処理時間を差し引いた残り時間(20秒)内に印刷ジョブの実行時間が収まる。この場合、画像形成システム100は、シェーディング補正処理を中止することなく継続する。そして、画像形成システム100は、シェーディング補正処理の実行完了後、温度調整処理を実行して、印刷ジョブを実行する。このような構成によれば、シェーディング補正処理を中止して温度調整処理を実行する場合に比べ、印刷ジョブが完了するまでの時間を短縮することができる。
一方、印刷ジョブの実行時間が上記残り時間内に収まらない場合、印刷ジョブの実行時間を所定時間で除した余りの時間が、残り時間未満であるか否かが判断される。
図13は、印刷ジョブの実行時間を所定時間で除した余りの時間が残り時間未満の場合の印刷処理の流れの一例を示す図であり、図14は、印刷ジョブの実行時間を所定時間で除した余りの時間が残り時間以上の場合の印刷処理の流れの一例を示す図である。
図13に示すとおり、たとえば、印刷ジョブの実行時間が50秒の場合、印刷ジョブの実行時間を所定時間(40秒)で除した余りの時間は10秒であり、残り時間(20秒)未満となる。この場合、画像形成システム100は、シェーディング補正処理を中止することなく継続する。そして、画像形成システム100は、シェーディング補正処理の実行完了後、温度調整処理を実行して、印刷ジョブを実行する。加えて、画像形成システム100は、シェーディング補正処理の実行完了時点から所定時間が経過した時点で印刷ジョブを中断し、シェーディング補正処理を再度実行した後、印刷ジョブを再開する。このような構成によれば、シェーディング補正処理を中止して温度調整処理を実行する場合に比べ、印刷ジョブが完了するまでの時間を短縮することができる。
一方、図14に示すとおり、印刷ジョブの実行時間が30秒の場合、印刷ジョブの実行時間を所定時間で除した余りの時間は30秒となり、残り時間(20秒)以上となる。この場合、画像形成システム100は、シェーディング補正処理を中止して温度調整処理を実行する。そして、画像形成システム100は、温度調整処理の実行完了後、シェーディング補正処理を実行して、印刷ジョブを実行する。このような構成によれば、シェーディング補正処理を継続してシェーディング補正処理の実行完了後に温度調整処理を実行する場合に比べ、印刷ジョブが完了するまでの時間を短縮することができる。
以上のとおり、本実施形態の画像形成システム100によれば、温度調整処理の処理時間、印刷ジョブの実行が許可される所定時間、および印刷ジョブの実行時間に基づいて、温度調整処理とシェーディング補正処理の実行タイミングが制御される。このような構成によれば、印刷ジョブが完了するまでの時間を短縮することができる。
なお、上述した実施形態において、画像形成装置110の制御部111は、認識部および第1〜第3の判断部として機能する。ここで、認識部は、シェーディング補正処理の実行中に温度調整処理の実行要求が発生したことを認識する。第1の判断部は、温度調整処理の処理時間が所定時間よりも長いか否かを判断する。第2の判断部は、所定時間から温度調整処理の処理時間を差し引いた残り時間内に印刷ジョブの実行時間が収まるか否かを判断する。第3の判断部は、印刷ジョブの実行時間を所定時間で除した余りの時間が残り時間未満であるか否かを判断する。なお、上記各部の機能は、制御部111が、対応するプログラムを実行することによって発揮される。
本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。
たとえば、上述した実施形態では、冷却ファンから冷却ガスを吹き付けることにより画像読取部が冷却された。しかしながら、画像読取部を冷却する方法は、冷却ガスを吹き付ける方法に限定されるものではなく、たとえば、冷却ガスを吹き付けることなく画像読取部を放置して、画像読取部を冷却してもよい。
また、上述した実施形態では、画像形成装置と画像読取装置とを有する画像形成システムを例に挙げて説明した。しかしながら、画像読取装置は、画像形成装置に内蔵されてもよい。この場合、画像形成装置の内部に、画像読取部および冷却ファンが備えられ、画像形成装置の制御部により各部の制御が行われる。
上述した実施形態に係る画像形成システムにおける各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウエア回路、またはプログラムされたコンピューターのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、たとえば、フレキシブルディスクおよびCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送され記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、画像形成システムの一機能としてその装置のソフトウエアに組み込まれてもよい。
100 画像形成システム、
110 画像形成装置、
111,121,131 制御部、
112,122,132 記憶部、
113,123,133 通信部、
114 操作パネル、
115 給紙部、
116 画像形成部、
120 画像読取装置、
124 画像読取部、
125 冷却ファン、
130 用紙綴じ装置、
134 用紙綴じ部、
135 排紙部。

Claims (7)

  1. 第1の処理の実行完了後に所定時間だけ画像形成ジョブを実行可能な画像形成システムであって、
    前記第1の処理の実行中に、前記第1の処理とは異なり当該第1の処理と同時に実行不可能な第2の処理の実行要求が発生したことを認識する認識部と、
    前記認識部により前記第2の処理の実行要求が発生したことが認識された場合、前記第2の処理の処理時間と前記所定時間とに基づいて、前記第1および第2の処理の実行タイミングを制御する制御部と、
    を有する画像形成システム。
  2. 前記第2の処理の処理時間が前記所定時間よりも長いか否かを判断する第1の判断部をさらに有し、
    前記第1の判断部により前記第2の処理の処理時間が前記所定時間よりも長いと判断される場合、前記制御部は、前記第1の処理を中止して前記第2の処理を実行した後、前記第1の処理を実行して画像形成ジョブを実行する、請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記第1の判断部により前記第2の処理の処理時間が前記所定時間よりも短いと判断される場合、前記所定時間から前記第2の処理の処理時間を差し引いた残り時間内に、画像形成ジョブの実行時間が収まるか否かを判断する第2の判断部をさらに有し、
    前記第2の判断部により前記画像形成ジョブの実行時間が前記残り時間内に収まると判断される場合、前記制御部は、前記第1の処理を継続して実行した後、前記第2の処理を実行して前記画像形成ジョブを実行する、請求項2に記載の画像形成システム。
  4. 前記第2の判断部により前記画像形成ジョブの実行時間が前記残り時間内に収まらないと判断される場合、前記画像形成ジョブの実行時間を前記所定時間で除した余りの時間が、前記残り時間未満であるか否かを判断する第3の判断部をさらに有し、
    前記第3の判断部により前記余りの時間が前記残り時間未満であると判断される場合、前記制御部は、前記第1の処理を継続して実行した後、前記第2の処理を実行して前記画像形成ジョブを実行する、請求項3に記載の画像形成システム。
  5. 前記第3の判断部により前記余りの時間が前記残り時間以上であると判断される場合、前記制御部は、前記第1の処理を中止して前記第2の処理を実行した後、前記第1の処理を実行して前記画像形成ジョブを実行する、請求項4に記載の画像形成システム。
  6. 用紙上に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により用紙上に形成された前記画像を読み取る画像読取部と、をさらに有し、
    前記第1の処理は、前記画像読取部のシェーディング補正処理であり、前記第2の処理は、前記画像読取部の温度調整処理である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  7. 第1の処理の実行完了後に所定時間だけ画像形成ジョブが実行可能となる前記第1の処理の実行中に、前記第1の処理とは異なり当該第1の処理と同時に実行不可能な第2の処理の実行要求が発生したことを認識するステップ(a)と、
    前記ステップ(a)において前記第2の処理の実行要求が発生したことが認識された場合、前記第2の処理の処理時間と前記所定時間とに基づいて、前記第1および第2の処理の実行タイミングを制御するステップ(b)と、
    を有する画像形成方法。
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