JP2017092588A - 2周波共用円偏波平面アンテナおよびその軸比調整方法 - Google Patents

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【課題】2つの周波数帯域における軸比を容易かつ適正に調整可能にする。【解決手段】 下層パッチ2が設けられた下層誘電体基板3と、下層誘電体基板3の上に位置し、上層パッチ4が設けられた上層誘電体基板5と、下層パッチ2に相対的に90°の位相角を有するように設けられた給電回路6と、上層パッチ4の近傍に給電回路6に対向して設けられた寄生素子7と、を備え、寄生素子7の長さを調整することで、この寄生素子7が設けられた上層パッチ4に対応する周波数帯域における軸比が、所定値よりも低く設定されている。【選択図】 図1

Description

この発明は、2つの周波数の円偏波電波の通信が可能なマイクロストリップアンテナである2周波共用円偏波平面アンテナに関し、特に、軸比の調整を容易にする2周波共用円偏波平面アンテナおよびその軸比調整方法に関する。
例えば、衛星通信装置や移動体通信装置に搭載されるアンテナは、小型・薄型かつ軽量であり、円偏波で動作して送信と受信とが同時に行えることが要求されることから、円偏波の送受信が可能な2周波共用円偏波平面アンテナが使用されている。この2周波共用円偏波平面アンテナは、例えば、地導体の上に、上面に下層パッチ(受信パッチ)が配置された下層誘電体基板が積層され、さらに、この下層誘電体基板の上に、上面に上層パッチ(送信パッチ)が配置された上層誘電体基板が積層されている。また、放射導体に直交したモードの縮退を解いて円偏波を励振するために、各パッチの周縁に、給電ポイントに対して斜め45°方向に切欠き状の縮退分離セグメント(縮退分離素子)が設けられている。
一方、2周波共用円偏波平面アンテナは、送信と受信とを同時に行うため、送信した電力が受信回路に混入するのを抑制する必要がある。すなわち、送受信間のアイソレーション特性(分離度)を高めることが求められる。このアイソレーション特性を劣化させる原因の一つに円偏波軸比特性があり、送信パッチの交差偏波特性(円偏波軸比)が悪い場合、受信パッチがそれを受信してしまい、アイソレーション特性が劣ってしまう。例えば、送信パッチの地導体側の電界分布が、受信パッチの縮退分離素子によって乱されることで、円偏波軸比・円偏波特性が悪化・劣化する。
このため、受信パッチを2点から給電し、送信パッチを1点から給電して、送信パッチに比べて受信パッチを十分に大きくすることで、受信パッチの縮退分離素子による影響を抑制して、送信パッチの円偏波軸比を良好にし、高いアイソレーション特性を確保する、という技術が知られている(例えば、特許文献1等参照。)。
特開平06−140835号公報
ところで、下層パッチおよび上層パッチの大きさを変えることで、通信対象の周波数が変化するが、下層パッチと上層パッチが接近しているため、周波数つまり軸比を所望の値に調整することが困難であった。すなわち、一方のパッチの大きさを変えると、一方のパッチに対する周波数のみではなく、他方のパッチに対する周波数も変化していまい、2つの周波数を所望の値に調整することが困難であった。
例えば、図6に示すように、下層パッチ101と上層パッチ102が略正四角形状で、下層パッチ101側のみに給電線103が設けられた2周波共用円偏波平面アンテナ100において、上層パッチ102の大きさを変えると、図7に示すように、各周波数帯域f1、f2で軸比が変化する。ここで、上層パッチ102の一辺の長さを順次長くし、特性C11は、最小の場合の軸比特性を示し、特性C12は、中位の場合の軸比特性を示し、特性C13は、最大の場合の軸比特性を示す。また、仕様SP1は、下層パッチ101に対する仕様上の周波数帯域f1における仕様上の軸比を示し、仕様SP2は、上層パッチ102に対する仕様上の周波数帯域f2における仕様上の軸比を示し、この仕様SP1、SP2に特性C11〜C13が重ならない必要がある。つまり、2つの周波数帯域f1、f2における軸比が仕様SP1、SP2の軸比よりも低い必要がある。
この図からわかるように、上層パッチ102の大きさを変えると、周波数帯域f2側の軸比のみではなく、周波数帯域f1側の軸比も変化してしまう。同様に、下層パッチ101の大きさを変えると、周波数帯域f1側の軸比のみではなく、周波数帯域f2側の軸比も変化してしまい、2つの周波数帯域における軸比を所望の値に調整することが困難であった。
本発明は、2つの周波数帯域における軸比を容易かつ適正に調整可能な2周波共用円偏波平面アンテナおよびその軸比調整方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、下層パッチが設けられた下層誘電体基板と、前記下層誘電体基板の上に位置し、上層パッチが設けられた上層誘電体基板と、前記下層パッチおよび前記上層パッチの少なくとも一方に、相対的に90°の位相角を有するように設けられた給電部と、前記下層パッチおよび前記上層パッチの少なくとも一方の近傍に、前記給電部に対向して設けられた寄生素子と、を備え、前記寄生素子の大きさおよび位置の少なくとも一方を調整することで、該寄生素子が設けられた前記下層パッチおよび前記上層パッチに対応する周波数帯域における軸比が、所定値よりも低く設定されている、ことを特徴とする2周波共用円偏波平面アンテナである。
請求項2に記載の発明は、下層パッチが設けられた下層誘電体基板と、前記下層誘電体基板の上に位置し、上層パッチが設けられた上層誘電体基板と、前記下層パッチおよび前記上層パッチの少なくとも一方に、相対的に90°の位相角を有するように設けられた給電部と、を備えた2周波共用円偏波平面アンテナにおいて、軸比を調整する軸比調整方法であって、前記下層パッチおよび前記上層パッチの少なくとも一方の近傍に、前記給電部に対向して寄生素子を設け、該寄生素子の大きさおよび位置の少なくとも一方を調整することで、該寄生素子が設けられた前記下層パッチおよび前記上層パッチに対応する周波数帯域における軸比を調整する、ことを特徴とする2周波共用円偏波平面アンテナの軸比調整方法である。
請求項1および請求項2に記載の発明によれば、寄生素子の大きさや位置を調整することで、この寄生素子が設けられたパッチに対応する周波数帯域における軸比が調整される。すなわち、寄生素子が設けられたパッチの大きさを調整する必要がないため、他のパッチに影響を与えることがない(他のパッチに対応する周波数帯域における軸比に影響を与えない。)。このため、例えば、一方のパッチの大きさを調整してこのパッチに対応する周波数帯域における軸比を調整し、他方のパッチに寄生素子を設けて大きさや位置を調整し、このパッチに対応する周波数帯域における軸比を調整すればよい。このように、2つの周波数帯域における軸比を容易かつ適正に調整することが可能となる。
この発明の実施の形態に係る2周波共用円偏波平面アンテナを示す分解斜視図である。 図1の2周波共用円偏波平面アンテナの上層誘電体基板を示す平面図である。 図1の2周波共用円偏波平面アンテナの周波数に対する軸比を示す図である。 図1の2周波共用円偏波平面アンテナの周波数に対する直線偏波振幅を示す図である。 この発明の実施の形態において、寄生素子を設けない場合の周波数に対する直線偏波振幅を示す図である。 従来の2周波共用円偏波平面アンテナを示す分解斜視図である。 図6の2周波共用円偏波平面アンテナの周波数に対する軸比を示す図である。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1〜図5は、この発明の実施の形態を示し、図1は、この実施の形態に係る2周波共用円偏波平面アンテナ1を示す分解斜視図である。この2周波共用円偏波平面アンテナ1は、2つの周波数帯域f1、f2の円偏波電波の通信が可能(円偏波電波の送受信が同時に可能)なマイクロストリップアンテナであり、全体が平盤状で、地導体(図示せず)の上に、下層パッチ2が設けられた下層誘電体基板3と、下層誘電体基板3の上に位置して上層パッチ4が設けられた上層誘電体基板5とが積層され、さらに、給電回路(給電部)6と寄生素子7とを備えている。ここで、この発明の実施では、第1の周波数帯域f1と第2の周波数帯域f2は、次の関係を有するものとする。
f1<f2
下層パッチ2は、平面形状が略正四角形状で、平面形状が略正四角形状の下層誘電体基板3の上面に載置され、第1の周波数帯域f1に基づいて一辺の長さが設定されている。つまり、下層パッチ2に対応する周波数帯域が第1の周波数帯域f1となっている。
同様に、上層パッチ4は、平面形状が略正四角形状で、平面形状が略正四角形状の上層誘電体基板5の上面に載置され、第2の周波数帯域f2に基づいて一辺の長さが設定されている。つまり、上層パッチ4に対応する周波数帯域が第2の周波数帯域f2となっている。
ここで、下層誘電体基板3と上層誘電体基板5の形状・大きさは同等で、下層誘電体基板3の誘電率が上層誘電体基板5の誘電率よりも高く設定され、これにより、ビームが広くなって指向性が低減され、電波を補足しやすい。また、下層誘電体基板3の誘電率が上層誘電体基板5の誘電率よりも高いために、下層パッチ2に対応する第1の周波数帯域f1が上層パッチ4に対応する第2の周波数帯域f2よりも低いにもかかわらず、下層パッチ2が上層パッチ4よりも小さくなっている(誘電率が同じであれば、下層パッチ2が上層パッチ4よりも大きい。)。
給電回路6は、下層パッチ2および上層パッチ4に、相対的に90°の位相角を有するように設けられた回路であり、この実施の形態では、下層パッチ2(下層誘電体基板3)に設けられている。すなわち、下層パッチ2の第1の辺21から、この第1の辺21に対向する下層誘電体基板3の第1の辺31まで延びて、線状の第1の給電線61が配設されている。同様に、下層パッチ2の第1の辺21と直交する第2の辺22から、この第2の辺22に対向する下層誘電体基板3の第2の辺32まで延びて、線状の第2の給電線62が配設されている。ここで、第1の給電線61と第2の給電線62の線路長に1/4波長の差を設けることで、位相角を相対的に90°ずらしている。
また、第1の給電線61と第2の給電線62が、電力分配器63を介して入力ポート64に接続されている。そして、入力ポート64から第1の周波数帯域f1または第2の周波数帯域f2の電力・信号を供給することで、2つの円偏波電波の通信が行えるものである。
寄生素子7は、上層パッチ4の近傍に、給電回路6に対向して設けられた素子であり、この寄生素子7の大きさおよび位置の少なくとも一方を調整することで、上層パッチ4に対応する第2の周波数帯域f2における軸比が所定値よりも低く設定されている。
すなわち、図1、図2に示すように、下層誘電体基板3と上層誘電体基板5を重ねた状態で、第2の給電線62に対向して第2の給電線62と重ならない上層パッチ4の第4の辺44からやや離れて、寄生素子7が上層誘電体基板5上に配設されている。この寄生素子7は、細長い長方形状で、第4の辺44と平行に延びて上層誘電体基板5上にエッチングされている。また、寄生素子7の幅D1および寄生素子7の位置、つまり、上層パッチ4の第4の辺44からの距離D2は、第2の周波数帯域f2に基づいて予め設定、固定され、この実施の形態では、寄生素子7の長さ(大きさ)D3を調整することで、第2の周波数帯域f2における軸比が所定値よりも低く設定されている。
具体的に、軸比は、直線偏波の振幅に依存するが、寄生素子7を設けない場合、図5に示すように、水平方向(H)の直線偏波の振幅は、曲線L11に示す特性となり、垂直方向(V)の直線偏波の振幅は、曲線L12に示す特性となる。このとき、第2の周波数帯域f2(図5中のポイントP2)においては、曲線L11と曲線L12との差が大きく、適正な円偏波が得られずに軸比が大きくなる。
一方、寄生素子7を設けた場合、図4に示すように、水平方向(H)の直線偏波の振幅は、曲線L1に示す特性となり、垂直方向(V)の直線偏波の振幅は、曲線L2に示す特性となる。このとき、第2の周波数帯域f2(図4中のポイントP1)においては、曲線L1と曲線L2との差が小さく、適正な円偏波が得られて軸比が小さくなる。
これは、第2の周波数帯域f2周辺において寄生素子7が反射器として機能し、正面方向の伝播が減って曲線L1がポイントP3で急激に下がる(NULLになる)ためである。そして、寄生素子7の長さD3を調整することで、曲線L1が急激に下がるポイントP3の位置(周波数)が変化するので、曲線L1、L2の差が小さくなるように寄生素子7の長さD3を調整して、第2の周波数帯域f2における軸比を所定値よりも低く設定するものである。ここで、所定値とは、後述する仕様SP2であり、第2の周波数帯域f2における仕様上の軸比(最大値)である。
このように、この実施の形態では、上層パッチ4の第4の辺44(第2の給電線62)に対向して寄生素子7を設け、水平方向の直線偏波の振幅曲線L1を調整しているが、寄生素子7を設けない状態での振幅特性(曲線L11、L12)などに応じて、他の位置に寄生素子7を設けてもよい。
例えば、上層パッチ4の第3の辺43(第1の給電線61)に対向して寄生素子7を設けてもよく、この場合、垂直方向の直線偏波の振幅曲線L2が調整可能となる。同様に、上層パッチ4の第2の辺42(第2の給電線62)に対向して寄生素子7を設けると、水平方向の直線偏波の振幅曲線L1が調整可能となり、上層パッチ4の第1の辺41(第1の給電線61)に対向して寄生素子7を設けると、垂直方向の直線偏波の振幅曲線L2が調整可能となる。ただし、上層パッチ4の辺41、42に対向して寄生素子7を設けると、給電線61、62に重なり影響を受けるため、上層パッチ4の辺43、44に対向して寄生素子7を設けるのが望ましい。
次に、このような構成の2周波共用円偏波平面アンテナ1の軸比調整方法について説明する。
まず、下層パッチ2の大きさを調整して第1の周波数帯域f1における軸比を所定値よりも低く設定する。ここで、所定値とは、仕様SP1であり、第1の周波数帯域f1における仕様上の軸比(最大値)である。次に、寄生素子7の長さD3を調整して、第2の周波数帯域f2における軸比を仕様SP2よりも低く設定する。ここで、寄生素子7は、予め長めに設けられ、トリミングして長さD3を短縮・調整する。
この調整によって、周波数に対する軸比が、図3に示すように変化する。ここで、特性C1は、長さD3が最短の場合の軸比特性を示し、特性C2は、長さD3が中位の場合の軸比特性を示し、特性C3は、長さD3が最長の場合の軸比特性を示す。この図からわかるように、寄生素子7の長さD3を調整しても、第1の周波数帯域f1における軸比はほとんど変わらず、第2の周波数帯域f2における軸比が大きく変わる。つまり、寄生素子7の長さD3を調整して第2の周波数帯域f2における軸比を調整しても、下層パッチ2に影響を与えることがない。
そして、第2の周波数帯域f2における軸比が仕様SP2の軸比よりも低くなるまで、例えば、特性C2が得られるまで、寄生素子7の長さD3を短縮・調整する。これにより、2つの周波数帯域f1、f2における軸比が、ともに仕様SP1、SP2の軸比よりも低くなるものである。
このように、この2周波共用円偏波平面アンテナ1およびその軸比調整方法によれば、寄生素子7の長さD3を調整することで、上層パッチ4に対応する第2の周波数帯域f2における軸比が調整される。すなわち、寄生素子7が設けられた上層パッチ4の大きさを調整する必要がないため、下層パッチ2に影響を与えることがない(下層パッチ2に対応する第1の周波数帯域f1における軸比に影響を与えない。)。このため、上記のように、下層パッチ2の大きさを調整して第1の周波数帯域f1における軸比を調整し、寄生素子7の長さD3を調整して第2の周波数帯域f2における軸比を調整すればよい。このように、2つの周波数帯域f1、f2における軸比を容易かつ適正に調整することが可能となる。しかも、寄生素子7の長さ(大きさ)D3をトリミングして短縮・調整するだけでよいため、より容易かつ適正に調整することが可能となる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、上層パッチ4の近傍に寄生素子7を設けているが、下層パッチ2の近傍に寄生素子7を設けてもよく、また、上層パッチ4と下層パッチ2の近傍に寄生素子7を設けてもよい。この際、例えば、下層パッチ2の近傍に寄生素子7を設けた場合には、上層パッチ4の大きさを調整して第2の周波数帯域f2における軸比を調整し、寄生素子7の大きさや位置を調整して第1の周波数帯域f1における軸比を調整すればよい。
また、寄生素子7の長さ(大きさ)D3のみを調整して軸比を調整しているが、寄生素子7の位置のみを調整して軸比を調整したり、寄生素子7の大きさと位置を調整して軸比を調整したりしてもよい。また、パッチ2、4の平面形状が略正四角形状であるが、円形であってもよい。さらに、給電回路6を下層誘電体基板3(下層パッチ2)に設けているが、上層誘電体基板5(上層パッチ4)に設けてもよく、下層誘電体基板3と上層誘電体基板5の双方に設けてもよい。また、複数の寄生素子7を設けてもよい。
1 2周波共用円偏波平面アンテナ
2 下層パッチ
3 下層誘電体基板
4 上層パッチ
5 上層誘電体基板
6 給電回路(給電部)
7 寄生素子
f1 第1の周波数帯域
f2 第2の周波数帯域

Claims (2)

  1. 下層パッチが設けられた下層誘電体基板と、
    前記下層誘電体基板の上に位置し、上層パッチが設けられた上層誘電体基板と、
    前記下層パッチおよび前記上層パッチの少なくとも一方に、相対的に90°の位相角を有するように設けられた給電部と、
    前記下層パッチおよび前記上層パッチの少なくとも一方の近傍に、前記給電部に対向して設けられた寄生素子と、
    を備え、前記寄生素子の大きさおよび位置の少なくとも一方を調整することで、該寄生素子が設けられた前記下層パッチおよび前記上層パッチに対応する周波数帯域における軸比が、所定値よりも低く設定されている、
    ことを特徴とする2周波共用円偏波平面アンテナ。
  2. 下層パッチが設けられた下層誘電体基板と、前記下層誘電体基板の上に位置し、上層パッチが設けられた上層誘電体基板と、前記下層パッチおよび前記上層パッチの少なくとも一方に、相対的に90°の位相角を有するように設けられた給電部と、を備えた2周波共用円偏波平面アンテナにおいて、軸比を調整する軸比調整方法であって、
    前記下層パッチおよび前記上層パッチの少なくとも一方の近傍に、前記給電部に対向して寄生素子を設け、該寄生素子の大きさおよび位置の少なくとも一方を調整することで、該寄生素子が設けられた前記下層パッチおよび前記上層パッチに対応する周波数帯域における軸比を調整する、
    ことを特徴とする2周波共用円偏波平面アンテナの軸比調整方法。
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