JP2017091845A - 照明制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の画像人検知装置の撮像範囲が重複する領域でも、同一人物が重複して検知されるのを防止し、照明器具を適切に制御する。
【解決手段】照明制御システム29は、複数の画像人検知装置21と、装置間通信線22と、照明制御装置23と、複数の照明器具27とを備える。個々の画像人検知装置21は、撮像素子1、画像処理部2、人検知処理部3、装置間通信部4、特定光検知処理部10、画像分割メッシュ・領域ID記憶部11、重複領域特定部12、装置番号記憶部14等を備える。重複領域特定制御では、特定光照射装置40から照射される同一の特定光を複数の画像人検知装置21が検知した場合に、この特定光の検知領域を重複領域と特定する。そして、同一の特定光を検知した各画像人検知装置21のうち重複領域で人の検知を行う画像人検知装置21を1つに限定し、その結果を学習する。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数の撮像素子を用いて人を検知する機能を有し、人の検知結果に基いて照明器具を制御する照明制御システムに関する。
従来技術として、例えば特許文献1に記載されているような照明制御システムが知られている。従来技術の照明制御システムは、固有のアドレスを有する複数の照明器具と、複数の照明器具の照明範囲が含まれるように撮像範囲が設定された撮像素子と、撮像素子による撮像画像に基いて人の有無を検知する照明制御端末とを備えている。複数の照明器具は、外部からの調光信号に応じて個別に調光制御が可能に構成されている。照明制御端末は、撮像素子により撮像された画像に基いて人の有無を検知し、人を検知した場合には、人の位置に対応する照明器具を調光制御する。
また、照明制御端末は、外部からのトリガ信号により設定される照明領域認識モードを有している。照明制御端末は、照明領域認識モードに設定されると、全ての照明器具を同じ作動状態として基準画像を取得した後に、各照明器具を1台ずつ異なる作動状態として比較画像を取得する。そして、照明制御端末は、比較画像と基準画像とを比較することにより、各照明器具の照明領域を認識するようにしている。
特開2013−4312号公報
しかしながら、上述した従来技術は、1つの撮像素子のみを備えた照明制御システムであり、1つの撮像素子のみではカバーできないような広い範囲で人の検知を行う場合には、複数の撮像素子を用いる必要がある。この場合、各撮像素子の撮像範囲が重なり合う領域では、同一人物が複数の撮像素子により別々に検知されることがある。この結果、従来技術では、例えば1人の人物しか存在しない場合でも、複数個所で照明器具が点灯される等の過剰な照明制御が行われる可能性があり、照明制御を適切に行うのが難しいという問題がある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、複数の画像人検知装置を用いて人を検知する構成において、各画像人検知装置の撮像範囲が重複する領域でも、同一人物が重複して検知されるのを防止して検知を正確に行うことができ、照明器具を適切に制御することが可能な照明制御システムを提供することを目的としている。
本発明に係る照明制御システムは、それぞれ個別に設定された撮像範囲を有し、当該撮像範囲で撮像した画像に基いて人を検知可能な複数の画像人検知装置と、複数の画像人検知装置による人の検知結果に基いて照明器具を制御する照明制御装置と、各画像人検知装置間の通信及び各画像人検知装置と照明制御装置との通信を行う装置間通信手段と、を備え、
個々の画像人検知装置は、撮像範囲を複数の領域に区分するための情報を記憶した領域区分記憶手段と、撮像範囲の各領域のうちで他の画像人検知装置と重複する領域を特定するために撮像範囲で照射される特定光を検知する特定光検知手段と、2つ以上の画像人検知装置により同一の特定光が重複して検知された場合に、当該特定光が検知された領域を重複領域と特定し、当該特定光を検知した画像人検知装置のうち重複領域で人の検知を行う画像人検知装置を1つに限定する重複検知防止手段と、を備えるものである。
本発明によれば、複数の画像人検知装置の撮像範囲が互いに重複する領域でも、重複領域に存在する人を1つの画像人検知装置のみで検知することができる。この結果、複数の画像人検知装置により同一人物が重複して検知されるのを防止することができる。従って、人の検知を正確に行うことができ、照明器具を適切に制御することができる。
本発明の実施の形態1による照明制御システムを示す構成図である。 本発明の実施の形態1による照明制御システムの画像人検知装置を示す構成図である。 2つの画像人検知装置により撮像範囲の重複領域で同一の特定光が検知された状態を示す説明図である。 本発明の実施の形態1において、照明制御システムにより実行される重複領域特定制御の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2による照明制御システムの画像人検知装置を示す構成図である。 本発明の実施の形態2において、照明制御システムにより実行される重複領域特定制御の一例を示すフローチャートである。
以下、図1から図6を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図においては、共通する要素に同一の符号を付す。また、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による照明制御システムを示す構成図、図2は、実施の形態1による照明制御システムの画像人検知装置を示す構成図、図3は、2つの画像人検知装置により撮像範囲の重複領域で同一の特定光が検知された状態を示す説明図、図4は、実施の形態1において、照明制御システムにより実行される重複領域特定制御の一例を示すフローチャートである。なお、図1は、照明制御システムを上方からみた平面図を示している。図1に示すように、照明制御システム29は、複数の画像人検知装置21と、装置間通信線22と、照明制御装置23と、複数の照明器具27とを備えている。照明制御システム29は、予め設定された照明対象フロア26内における人の有無及び位置に応じて、各照明器具27を制御するものである。
画像人検知装置21は、撮像素子1により撮像した画像に基いて人を検知する。照明対象フロア26には、複数の画像人検知装置21が互いに間隔をもって配置されている。画像人検知装置21は、それぞれ個別に設定された撮像範囲25を有している。各画像人検知装置21の撮像範囲25は、互いに隣接する画像人検知装置21同士で撮像範囲25の周縁部が重複するように予め設定されている。また、全ての画像人検知装置21の撮像範囲25を合わせた全体の撮像範囲は、照明対象フロア26をカバーするように設定されている。装置間通信線22は、全ての画像人検知装置21及び照明制御装置23からなる各装置を相互通信可能に接続している。
照明制御装置23は、各画像人検知装置21による人の検知結果に基いて、個々の照明器具27の点灯及び消灯、調光率等を制御するものである。画像人検知装置21と照明制御装置23は、それぞれマイクロコンピュータ等により構成され、プロセッサ及びメモリを備えている。これらの装置21,23の機能は、プロセッサがメモリに予め記憶されたプログラムを実行して実現される。また、照明制御装置23は、画像人検知装置21と同様に、装置間通信部(図示せず)を備えている。一方、照明対象フロア26には、複数の照明器具27が互いに間隔をもって配置されている。各照明器具27による照明は、照明対象フロア26全体をカバーするように構成されている。
画像人検知装置21は、図2に示すように、撮像素子1、画像処理部2、人検知処理部3、装置間通信部4、特定光検知処理部10、画像分割メッシュ・領域ID記憶部11、重複領域特定部12、時刻計測・時刻同期処理部13、装置番号記憶部14等を備えている。
撮像素子1は、撮像範囲25内で2次元の画像を撮像する。画像処理部2は、撮像素子1により撮像された画像データから特徴抽出処理を行うことにより、特徴データを生成する。人検知処理部3は、生成された特徴データの時系列変化に基いて、人100の存在(有無)を検知する。装置間通信部4は、装置間通信線22を介して他の画像人検知装置21及び照明制御装置23と相互通信を行う。画像人検知装置21の装置間通信部4、照明制御装置23の装置間通信部及び装置間通信線22は、装置間通信手段の具体例に相当している。
特定光検知処理部10は、画像処理部2により生成された特徴データの時系列変化に基いて、特定光照射装置40から照射された特定光を検知する。特定光検知処理部10は、図3に示すように、撮像素子1の撮像範囲25内の、画像処理部2が特徴抽出する際に画像を複数の領域に区切って処理するために用いる画像分割メッシュ30により区分された個々の領域毎に特定光の有無を検知する。特定光の検知は、撮像範囲25の各領域のうちで他の画像人検知装置21が重複する領域(以下、重複領域と表記する)を特定するために行われる。なお、特定光検知処理部10は、特定光検知手段の具体例に相当している。
画像分割メッシュ・領域ID記憶部11には、画像分割メッシュ30に関する情報と、画像分割メッシュ30により区分された各領域毎に割り当てられた領域IDとが予め記憶されている。撮像範囲25は、画像分割メッシュ30a,30bにより複数の領域に区分されており、個々の領域には、それぞれ異なる領域IDが割当てられている。なお、画像分割メッシュ・領域ID記憶部11は、領域区分記憶手段の具体例に相当している。装置番号記憶部14は、各画像人検知装置21毎に割り当てられた固有の装置番号を記憶する。時刻計測・時刻同期処理部13は時刻を同期し、また装置間通信部4を用いた装置間通信により時刻同期を行う。
重複領域特定部12は、装置間通信部4を用いた装置間通信により他の画像人検知装置21から得た特定光検知情報と自機の特定光検知情報とを比較し、同一時刻に検知した検知光であれば、その検知領域が重複していると特定する。重複領域特定部12は、2つ以上の画像人検知装置21により同一の特定光が重複して検知された場合に、その特定光が検知された領域を重複領域と特定する。また、重複領域特定部12は、同一の特定光を検知した画像人検知装置21のうち、重複領域で人の検知を行う画像人検知装置21を1つに限定する。このとき、重複領域特定部12は、同一の特定光を検知した画像人検知装置21のうちで後述の優先順位が最も高い画像人検知装置を、重複領域で人の検知を行う画像人検知装置21として選択する。また、重複領域特定部12は、同一の特定光を検知した画像人検知装置21のうちで優先順位が2番目以下の画像人検知装置21において、人の検知を行う人検知対象領域から重複領域を除外する。
重複領域特定部12は、2つ以上の画像人検知装置21により同一の特定光が重複して検知されたか否かを、次のように判定する。まず、各画像人検知装置21の重複領域特定部12は、装置間通信により規定の特定光検知情報を相互に送信及び受信する機能を備えている。特定光検知情報には、画像分割メッシュ30により区分された各領域のうち、特定光が検知された領域(特定光検知領域)の領域IDと、特定光が検知された時刻(検知時刻)と、特定光を検知した画像人検知装置21の装置番号とが含まれている。
ここで、特定光検知領域の領域IDは、特定光検知処理部10による特定光の検知結果から取得される。検知時刻は、時刻計測・時刻同期処理部13から取得される。時刻計測・時刻同期処理部13は、時刻を計測する機能と、装置間通信により各画像人検知装置21の間で時刻を同期する機能とを備えている。装置番号は、画像人検知装置21毎にそれぞれ異なる番号として付与された固有の番号であり、各画像人検知装置21の装置番号記憶部14に予め記憶されている。装置番号は、各画像人検知装置21の優先順位に相当するものである。なお、本実施の形態では、装置番号が小さいほど優先順位が高くなるように設定する場合を例示している。
重複領域特定部12は、自機により特定光が検知された場合に、自機の特定光検知情報を全ての他機に送信する。また、特定光を検知した全ての他機から特定光検知情報を受信する。そして、自機の特定光検知情報に含まれる検知時刻と、他機の特定光検知情報に含まれる検知時刻とを比較することにより、自機及び他機が同一の特定光を重複して検知したか否かを判定する。この判定処理では、自機による検知時刻と、少なくとも1つの他機による検知時刻とが相互に一致した場合に、自機及び当該他機からなる2つ以上の画像人検知装置21が同一の特定光を重複して検知したと判定する。そして、該当する画像人検知装置21の装置番号を比較することにより、重複領域で人の検知を行う画像人検知装置21を1つに限定する。このとき、重複領域は、自機及び他機の特定光検知情報に含まれる領域IDに基いて特定される。
なお、重複領域特定部12は、重複検知防止手段の具体例に相当するもので、装置番号記憶部14は、優先順位記憶手段に相当している。また、本明細書において、「自機」とは、各画像人検知装置21のうち着目した画像人検知装置21を意味し、「他機」とは、自機以外の画像人検知装置21を意味している。
特定光照射装置40は、画像人検知装置21により検知可能な光である特定光を照射するものである。特定光は、後述の重複領域特定制御において、照明対象フロア26内の各位置で照射され、撮像範囲25の各領域のうちの重複領域を特定するために用いられる。ここで、特定光としては、撮像素子1により撮像された画像から特定光の照射位置が特定可能であれば、任意の光を用いることができる。具体的に述べると、特定光は、特定の波長を含む光でもよいし、日中において周囲の照度と十分に区別できる高照度の光でもよい。また、消灯した夜間においては、中低照度の光を特定光として用いることもできる。さらに、特定光照射装置40は、人により携帯または運搬される装置でもよいし、無人搬送車等に搭載された状態で自動的に移動する装置でもよい。
先ず、画像人検知装置21の撮像範囲25で人100が撮像された場合の動作について説明する。
画像人検知装置21に備えられた撮像素子1で撮像された撮像範囲25内の画像は画像処理部2に入力される。画像処理部2は画像分割メッシュ・領域ID記憶部11から入力された画像分割メッシュ30により画像を領域に分割し、領域毎に特徴抽出処理を行い、画像分割メッシュ・領域ID記憶部11から入力された領域IDを付加して特徴データを生成し、人検知処理部3に出力する。ここで画像分割メッシュ30と領域ID情報は、出荷時に画像分割メッシュ・領域ID記憶部11に格納されたものでも良いし、照明制御装置23から装置間通信線22を通して送信され装置間通信部4で受信して画像分割メッシュ・領域ID記憶部11に格納したものでも良い。
画像処理部2は一定周期、または、処理完了を開始トリガーとして、または、人検知処理部3乃至特定光検知処理部10からの処理要求を開始トリガーとして特徴データ生成を繰り返し行い、処理完了毎に特徴データを人検知処理部3に出力する。
人検知処理部3は、画像処理部2から入力されていた過去の特徴データと、人100が写った画像から特徴抽出された特徴データとを同一領域IDの領域毎に比較し、特徴データの差異から領域に人100がいる特徴があるかどうかを判断し、人100を検知した領域の領域IDを得る。
人検知処理部3は装置間通信部4を用い、装置間通信線22を通して照明制御装置23に人100の検知領域を示す情報と、予め装置番号記憶部14に記憶された自機の装置番号とを含む人検知情報を送信する。ここで検知領域を示す情報は、人100を検知した領域の領域IDでも良いし、人検知をした領域を含む複数の領域をまとめた領域のIDでも良い。
人検知情報を受信した照明制御装置23は、該人検知情報に基づいて人100がいる領域といない領域の照明を制御する。例えば照明制御装置23は、人100がいる領域に対しては照明器具27を点灯させ、人100がいない領域に対しては照明器具27を点灯させないように制御する。その際、人100の量に応じて調光を制御して明るくしたり、暗くしたりしてもよい。
次に、フロアに複数設置された画像人検知装置21の内の一つの画像人検知装置21aの撮像範囲25aで特定光照射装置40の照射した特定光が撮像された場合の動作について説明する。
画像人検知装置21aの撮像範囲25aに特定光照射装置40が入り特定光を照射する。ここで特定光は撮像画像から照射した位置が特定できる光であれば良いため、特定波長を含む光でも良いし、日中に周囲の照度と十分に区別できる高照度の光でも良いし、消灯した夜間であれば中低照度の光でも良い。特定光照射装置40は人が携帯して移動させても良いし、無人搬送車等に備えて移動させても良い。
画像人検知装置21aに備えられた撮像素子1で撮像された撮像範囲25a内の特定光を含む画像は画像処理部2に入力される(ステップS1−Yes)。
画像処理部2は画像分割メッシュ・領域ID記憶部11から入力された画像分割メッシュ30aにより画像を領域に分割し、領域毎に特徴抽出処理を行い、画像分割メッシュ・領域ID記憶部11から入力された特定光検知領域IDを付加して特徴データを生成し、特定光検知処理部10に出力する。
特定光検知処理部10は、画像処理部2から入力されていた過去の特徴データと特定光照射装置40が照射した特定光が写った画像から特徴抽出された特徴データとを同一領域IDの領域毎に比較し、特徴データの差異から領域に特定光の照射の特徴があるかどうかを判断し、特定光の照射を検知した領域31aの領域IDを得る(ステップS2)。
特定光検知処理部10は、照明制御装置23に特定光を検知した特定光検知領域31aの領域IDと、予め装置間通信により時刻同期を行っている時刻計測・時刻同期処理部13で計測した特定光を検知した時刻と、予め装置番号記憶部14に記憶された自機の装置番号とを含む特定光検知情報を、装置間通信線22を通して他の全ての画像人検知装置21にブロードキャスト送信する(ステップS3)。同時に自機の重複領域特定部12にも特定光検知情報を出力する。
複数設置された画像人検知装置21の内の一つの画像人検知装置21bの撮像範囲25bが画像人検知装置21aの撮像範囲25aと重なっており、重なった撮像範囲で特定光照射装置40が特定光を照射した場合、画像人検知装置21bは画像人検知装置21aと同等の特定光検知処理を行い、特定光検知情報をブロードキャスト送信する。
特定光を検知した画像人検知装置21が他の画像人検知装置21から特定光検知情報を受信した場合、重複領域特定部12にてその特定光検知情報に含まれる特定光検知時刻と自機の特定光検知処理部10から入力された特定光検知情報に含まれる特定光検知時刻とを比較する。
重複領域特定部12が自機の特定光検知時刻と他の画像人検知装置21の特定光検知情報中の特定光検知時刻が同一と判断した場合(ステップS4−Yes)、その特定光検知情報中の装置番号と自機の装置番号とを、例えば装置番号が小さい方が優先などの比較ルールに基づき比較する。
重複領域特定部12は比較した結果、自機の装置番号が他の装置番号より大きく優先でない場合、重複領域特定部12から画像処理部2に特定光検知情報中の特定光を検知した特定検知領域の領域IDを重複領域の領域IDとして通知する(ステップS5−Yes)。
重複領域特定部12から重複領域の領域IDの通知を受けた画像処理部2は、その領域IDを画像処理の対象外とする。
以上のように構成されているため、撮像素子1を用いて人検知をする照明制御システムにおいて複数の画像人検知装置21を配置し撮像範囲25が重なり合う場合でも、全ての撮像範囲25で一つの画像人検知装置21のみが人検知を行うことが可能になり、適切な照明環境を実現可能である。
なお、上記実施の形態1では、自機の装置番号が大きく優先でないと判断し、自機側の画像処理部2が他の画像人検知装置1との重複領域の領域IDを画像処理の対象外とする場合を例示したが、逆に、装置番号が大きい方を優先として他の画像人検知装置21の画像処理部2が該重複領域の領域IDを対象外とするように構成してもよい。
以上詳述した通り、本実施の形態によれば、複数の画像人検知装置21の撮像範囲25が互いに重複する領域でも、当該重複領域に存在する人を1つの画像人検知装置21のみで検知することができる。この結果、複数の画像人検知装置21により同一人物が重複して検知されるのを防止することができる。従って、人の検知を正確に行うことができ、当該検知結果に基いて各照明器具27を適切に制御することができる。
また、本実施の形態では、各画像人検知装置21の装置番号に基いて優先順位を設定し、同一の特定光を検知した画像人検知装置21のうちで優先順位が最も高い画像人検知装置21を、重複領域で人の検知を行う画像人検知装置21として選択する。これにより、装置番号を利用して各画像人検知装置21の優先順位を容易に設定することができる。また、優先順位が2番目以下の画像人検知装置21では、人の検知を行う人検知対象領域から前記重複領域を除外するので、前記重複領域で人の検知を行う画像人検知装置21を1つに限定することができる。なお、本発明では、必ずしも優先順位を用いる必要はなく、複数の画像人検知装置21が同一の特定光を検知した場合には、例えば重複領域で人の検知を行う1つの画像人検知装置21を乱数等によりランダムに選択してもよい。
また、本実施の形態では、2つ以上の画像人検知装置21による特定光の検知時刻が相互に一致した場合に、該各画像人検知装置21が同一の特定光を重複して検知したと判定するので、各画像人検知装置21が時計機能を備えるだけで、同一の特定光を検知した複数の画像人検知装置21を容易に把握することができる。
実施の形態2.
次に、図5及び図6を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態は、各画像人検知装置の構成要素の一部を照明制御装置に配置したことを特徴としている。図5は、本発明の実施の形態2による照明制御システムの画像人検知装置を示す構成図である。また、図6は、本発明の実施の形態2において、照明制御システムにより実行される重複領域特定制御の一例を示すフローチャートである。なお、本実施の形態の照明制御システムは、図1と同様に構成されている。
実施の形態1では、画像分割メッシュ30とその領域毎に振られた領域IDとを記憶する画像分割メッシュ・領域ID記憶部11と、他の画像人検知装置21から得た特定光検知情報と自機の特定光検知情報とを比較し、同一時刻に検知した特定光であれば検知領域が重複していると特定する重複領域特定部12とを、画像人検知装置21側に配置して構成する場合を例示したが、実施の形態2では、後述する、画像人検知装置21毎の画像分割メッシュと領域IDを記憶し該画像人検知装置21に配信する画像分割メッシュ・領域ID配信部50と、画像人検知装置21からの特定光検知情報に基づき重複領域を特定し、優先度の低い画像人検知装置21に対して特定光検知情報中の領域を人検知の対象外とするよう通知する重複領域特定部51とを、照明制御装置23側に配置して構成してもよい。以下、具体的に説明する。
図5において、本実施の形態の画像人検知装置21は、撮像素子1と、撮像素子1が撮像した画像から特徴抽出処理を行い特徴データを生成する画像処理部2と、画像処理部2が生成した特徴データの時系列変化から人100の存在を検知する人検知処理部3と、画像処理部2が生成した特徴データからの時系列変化から特定光照射装置40が照射した特定光を検知する特定光検知処理部10と、を有している。更に、装置間通信線22に接続する画像人検知装置21または照明制御装置23と装置間通信を行う装置間通信部4と、撮像素子1の撮像範囲25内の、画像処理部2が特徴抽出する際に画像を領域に区切って処理するために用いる画像分割メッシュ30及び領域毎に振られた領域IDとを記憶する画像分割メッシュ・領域ID記憶部11と、画像人検知装置21毎に割り当てられた固有の装置番号を記憶する装置番号記憶部14とを備える。照明制御装置23は、画像人検知装置21毎の画像分割メッシュと領域IDを記憶し、画像人検知装置21に配信する画像分割メッシュ・領域ID配信部50と、画像人検知装置21からの人検知情報に基づき照明制御を行う照明制御部52と、画像人検知装置21からの特定光検知情報に基づき重複領域を特定し、優先度の低い画像人検知装置21に対して特定光検知情報中の領域を人検知の対象外とするよう通知する重複領域特定部51とを備える。
図2、図4、図5、図6を用いて本発明の実施の形態2の動作について説明する。画像人検知装置21の撮像範囲25で人100が撮像された場合の動作は実施の形態1と同様である。次に、フロアに複数設置された画像人検知装置21の内の一つの画像人検知装置21aの撮像範囲25aで特定光照射装置40の照射した特定光が撮像された場合の動作について説明する。
画像人検知装置21aの撮像範囲25aに特定光照射装置40が入り特定光を照射する。ここで特定光は撮像画像から照射した位置が特定できる光であれば良いため、特定波長を含む光でも良いし、日中に周囲の照度と十分に区別できる高照度の光でも良いし、消灯した夜間であれば中低照度の光でも良い。特定光照射装置は人が携帯して移動させても良いし、無人搬送車等に備えて移動させても良い。
画像人検知装置21aに備えられた撮像素子1で撮像された撮像範囲25a内の特定光を含む画像は画像処理部2に入力される(ステップS11−Yes)。画像処理部2は画像分割メッシュ・領域ID記憶部11から入力された画像分割メッシュ30aにより画像を領域に分割し、領域毎に特徴抽出処理を行い、画像分割メッシュ・領域ID記憶部11から入力された領域IDを付加して特徴データを生成し、特定光検知処理部10に出力する。
特定光検知処理部10は、画像処理部2から入力されていた過去の特徴データと特定光照射装置40が照射した特定光が写った画像から特徴抽出された特徴データとを同一領域IDの領域毎に比較し、特徴データの差異から領域に特定光の照射の特徴があるかどうかを判断し、特定光の照射を検知した特定光検知領域31aの領域IDを得る(ステップS12)。
特定光検知処理部10は、照明制御装置23に特定光を検知した特定光検知領域31aの領域IDと、予め装置番号記憶部14に記憶された自機の装置番号とを含む特定光検知情報を、装置間通信部4により装置間通信線22を通して照明制御装置23に送信する(ステップS13)。
照明制御装置23の重複領域特定部51は、同時刻に複数の画像人検知装置21から特定光検知情報を受信した場合(ステップS14−Yes)、特定光検知情報に含まれる装置番号を、例えば装置番号が小さい方を優先する等の比較ルールに基づき比較する。比較した結果、装置番号が大きく優先度の低い装置番号を与えられた画像人検知装置21の検知領域を人検知の対象としない検知領域とする(ステップS15)。
照明制御装置23は、人検知の対象としない画像人検知装置21の検知領域の領域IDを重複領域の領域IDとして、装置間通信部4により画像人検知装置21に通知する(ステップS16)。
重複領域の領域IDの通知を受けた画像人検知装置21の画像処理部2は、該領域IDを画像処理の対象外とする。
以上のように構成されているため、撮像素子1を用いて人検知をする照明制御システムにおいては、複数の画像人検知装置21を配置して撮像範囲25が重なり合う場合でも、全ての撮像範囲25で一つの画像人検知装置21のみが人検知を行うことが可能になり、適切な照明環境を実現可能である。
1 撮像素子
2 画像処理部
3 人検知処理部
4 装置間通信部(装置間通信手段)
10 特定光検知処理部(特定光検知手段)
11 画像分割メッシュ・領域ID記憶部(領域区分記憶手段)
12,51 重複領域特定部(重複検知防止手段)
13 時刻計測・時刻同期処理部
14 装置番号記憶部(優先順位記憶手段)
21,21a,21b 画像人検知装置
22 装置間通信線(装置間通信手段)
23 照明制御装置
25,25a,25b 撮像範囲
26 照明対象フロア
27 照明器具
29 照明制御システム
30,30a,30b 画像分割メッシュ
31a,31b 領域
40 特定光照射装置
50 画像分割メッシュ・領域ID配信部
52 照明制御部
100 人

Claims (6)

  1. それぞれ個別に設定された撮像範囲を有し、当該撮像範囲で撮像した画像に基いて人を検知可能な複数の画像人検知装置と、
    前記複数の画像人検知装置による人の検知結果に基いて照明器具を制御する照明制御装置と、
    前記各画像人検知装置間の通信及び前記各画像人検知装置と前記照明制御装置との通信を行う装置間通信手段と、を備え、
    個々の前記画像人検知装置は、
    前記撮像範囲を複数の領域に区分するための情報を記憶した領域区分記憶手段と、
    前記撮像範囲の各領域のうちで他の画像人検知装置と重複する領域を特定するために前記撮像範囲で照射される特定光を検知する特定光検知手段と、
    2つ以上の前記画像人検知装置により同一の特定光が重複して検知された場合に、当該特定光が検知された領域を重複領域と特定し、当該特定光を検知した画像人検知装置のうち前記重複領域で人の検知を行う画像人検知装置を1つに限定する重複検知防止手段と、
    を備えた照明制御システム。
  2. それぞれ個別に設定された撮像範囲を有し、当該撮像範囲で撮像した画像に基いて人を検知可能な複数の画像人検知装置と、
    前記複数の画像人検知装置による人の検知結果に基いて照明器具を制御する照明制御装置と、
    前記各画像人検知装置と前記照明制御装置との通信を行う装置間通信手段と、を備え、
    個々の前記画像人検知装置は、
    前記撮像範囲を区分した複数の領域のうちで他の画像人検知装置と重複する領域を特定するために前記撮像範囲で照射される特定光を検知する特定光検知手段を備え、
    前記照明制御装置は、
    前記撮像範囲を前記複数の領域に区分するための情報を前記各画像人検知装置にそれぞれ配信する領域区分配信手段と、
    2つ以上の前記画像人検知装置により同一の特定光が重複して検知された場合に、当該特定光が検知された領域を重複領域と特定し、当該特定光を検知した画像人検知装置のうち前記重複領域で人の検知を行う画像人検知装置を1つに限定する重複検知防止手段と、
    を備えた照明制御システム。
  3. 個々の前記画像人検知装置に付与された優先順位を記憶した優先順位記憶手段を備え、
    前記重複検知防止手段は、前記同一の特定光を検知した画像人検知装置のうちで前記優先順位が最も高い画像人検知装置を、前記重複領域で人の検知を行う画像人検知装置として選択する請求項1または2に記載の照明制御システム。
  4. 個々の前記画像人検知装置に付与された優先順位を記憶した優先順位記憶手段を備え、
    前記重複検知防止手段は、前記同一の特定光を検知した画像人検知装置のうちで前記優先順位が2番目以下の画像人検知装置において、人の検知を行う人検知対象領域から前記重複領域を除外する請求項3に記載の照明制御システム。
  5. 前記重複検知防止手段は、2つ以上の前記画像人検知装置による特定光の検知時刻が相互に一致した場合に、該各画像人検知装置が同一の特定光を重複して検知したと判定する請求項1から4のうち何れか1項に記載の照明制御システム。
  6. 前記各画像人検知装置の撮像範囲で前記特定光を照射する特定光照射装置を備えた請求項1から5のうち何れか1項に記載の照明制御システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20210271257A1 (en) * 2018-07-06 2021-09-02 Sony Corporation Information processing device, optimum time estimation method, self-position estimation method, and record medium recording computer program

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