JP2017091505A - 機器、動作モード制御方法、プログラム - Google Patents

機器、動作モード制御方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】有線ネットワークの切断によりオフモードに遷移した場合でも使い勝手が損なわれにくい機器を提供する。【解決手段】複数の電源状態を有するネットワーク機器10であって、ケーブルを介して接続された通信先装置と通信する通信処理部14と、通信先装置とケーブルで接続された場合に送信される接続確認信号を受信するリンクパルス検知回路13と、リンクパルス検知回路が接続確認信号を受信するかどうかに応じて電源状態を決定する制御部12と、制御部が決定した電源状態に応じて、通信処理部又は制御部への電力の供給を制御する電源回路11と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、機器、動作モード制御方法及びプログラムに関する。
ネットワークに接続される機器の種類や数が増大しており、今後も増えることはあっても減ることは少ないと見られている。ネットワークに接続される機器はユーザが操作しなくても電力を消費するため、消費電力の低減が求められている。このような要請に対し、EUでは省エネを促進するために環境に配慮した設計(エコデザイン)を行うことを義務付けており、この規制をErp指令という。
Erp指令Lot6(2013年改訂)では2017年以降に製造される機器について、有線ネットワーク断、かつ、すべての無線ネットワークポートが停止した場合、自動でオフモード(シャットダウンモードともいう)へ遷移することを制定している。オフモードは、商用電源との物理的な接続はある状態で装置全体の電源を落とした動作モードである。つまり、有線でも無線でも通信できない場合は、機器がオフモードに遷移して消費電力を低減する。
同指令では、ネットワークポートを有し、かつ、リモート再起動機能を持つ機器が適用範囲内になった。したがって、これまで対象外であった複合機又は単機能プリンタも同規制の対象となった。機器がオフモードに遷移するだけだと、機器がオフモードになっている状態でユーザが使用したい場合に、ユーザが機器を再起動させる必要がある(一般に主電源スイッチを押下する)。
また、同指令によれば、意図せずLANケーブルが抜けてしまっても機器は自動でオフモードへ遷移することが要請される。意図せずLANケーブルが抜けた場合のオフモードへの遷移はユーザの意図に沿った状態遷移ではない。このため、ユーザがLANケーブルを接続しても機器がオフモードであることに気付かずに(省エネモード以上の動作モードにあると思ってしまい)ユーザが機器で印刷しようとしたりする可能性がある。この場合、ユーザは主電源スイッチを押下するが、操作可能になるまでの時間が長くなるため、使い勝手が損なわれるおそれがある。
そこで、オフモードに遷移した複合機をユーザの印刷要求に応じてスタンバイモードに遷移させる技術が考案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、ホストコンピュータが電話回線を使用して状態遷移制御を行うため機器に電話回線がつながっていることが前提となってしまうため、電話回線に対応していない機器や電話回線がない環境では採用できないという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑み、有線ネットワークの切断によりオフモードに遷移した場合でも使い勝手が損なわれにくい機器を提供することを目的とする。
本発明は、複数の電源状態を有する機器であって、ケーブルを介して接続された通信先装置との通信する通信処理部と、前記通信先装置と前記ケーブルで接続された場合に送信される接続確認信号を受信する確認信号受信手段と、前記確認信号受信手段が前記接続確認信号を受信するかどうかに応じて前記電源状態を決定する制御部と、前記制御部が決定した電源状態に応じて、前記通信処理部又は前記制御部への電力の供給を制御する電源回路と、を有する。
有線ネットワークの切断によりオフモードに遷移した場合でも使い勝手が損なわれにくい機器を提供することができる。
ネットワーク機器の概略構成図の一例である。 状態遷移図の比較例の一例である。 状態遷移図の一例である。 スタンバイモード、及び低電力モードの電源状態を説明する図の一例である。 自動遷移オフモードの電源状態を説明する図の一例である。 オフモードの電源状態を説明する図の一例である。 ネットワーク機器の状態遷移に関する機能を示す機能ブロック図の一例である。 ネットワーク機器の電源状態が遷移する手順を説明するフローチャート図の一例である。 ネットワーク機器の概略構成図の一例である(実施例2)。 ネットワーク機器の状態遷移に関する機能を示す機能ブロック図の一例である(実施例2)。 ネットワーク機器の電源状態が遷移する手順を説明するフローチャート図の一例である(実施例2)。 ネットワーク機器の概略構成図の一例である(実施例3)。 ネットワーク機器の状態遷移に関する機能を示す機能ブロック図の一例である(実施例3)。 ネットワーク機器の電源状態が遷移する手順を説明するフローチャート図の一例である(実施例3)。 ネットワーク機器の状態遷移に関する機能を示す機能ブロック図の一例である(実施例4)。 ネットワーク機器の電源状態が遷移する手順を説明するフローチャート図の一例である(実施例4)。 ネットワーク機器の状態遷移に関する機能を示す機能ブロック図の一例である(実施例5)。 ネットワーク機器の電源状態が遷移する手順を説明するフローチャート図の一例である(実施例5)。 ネットワーク機器の電源状態が遷移する手順を説明するフローチャート図の一例である(実施例5)。 ネットワーク機器の概略構成図の一例である(実施例6)。 ネットワーク機器の概略構成図の一例である(実施例7)。 ネットワーク機器の状態遷移に関する機能を示す機能ブロック図の一例である(実施例7)。 ネットワーク機器の状態遷移図の一例である(実施例7)。 WOL対応オフモードのネットワーク機器の電源状態を説明する図の一例である(実施例7)。 ネットワーク機器の電源状態が遷移する手順を説明するフローチャート図の一例である(実施例7)。 ネットワーク機器の電源状態が遷移する手順を説明するフローチャート図の一例である(実施例7)。 ネットワーク機器の状態遷移図の一例である(実施例8)。 リンクパルス検知対応オフモードのネットワーク機器の電源状態を説明する図の一例である(実施例8)。 ネットワーク機器の電源状態が遷移する手順を説明するフローチャート図の一例である(実施例8)。 ネットワーク機器の電源状態が遷移する手順を説明するフローチャート図の一例である(実施例8)。 ネットワーク機器の状態遷移図の一例である(実施例9)。 自動遷移オフモードのネットワーク機器の電源状態を説明する図の一例である(実施例9)。 ネットワーク機器の電源状態が遷移する手順を説明するフローチャート図の一例である(実施例9)。 ネットワーク機器の状態遷移図の一例である(実施例10)。 ネットワーク機器の電源状態が遷移する手順を説明するフローチャート図の一例である(実施例10)。 ネットワーク機器の状態遷移図の一例である(実施例11)。 ネットワーク機器の電源状態が遷移する手順を説明するフローチャート図の一例である(実施例11)。 ネットワーク機器の概略構成図の一例である(実施例12)。 ネットワーク機器の状態遷移に関する機能を示す機能ブロック図の一例である(実施例12)。 ネットワーク機器の状態遷移図の一例である(実施例12)。 スタンバイモード及び低電力モードの電源状態を説明する図の一例である(実施例12)。 WOL対応オフモード及び自動遷移WOL対応オフモードの電源状態を説明する図の一例である(実施例12)。 リンクパルス検知対応オフモードの電源状態を説明する図の一例である(実施例12)。 ネットワーク機器の電源状態が遷移する手順を説明するフローチャート図の一例である(実施例12)。
以下、本発明を実施するための形態の一例として、ネットワーク機器及びネットワーク機器が行う動作モード制御方法について図面を参照しながら説明する。
本実施例のネットワーク機器は、ネットワーク断によりオフモードに移行した場合、有線ネットワークを通じて送られてくるリンクパルスを検知してオフモードよりも上位の電源状態に復帰する。リンクパルスとは、通信先装置がデータを送信していない状態でも定期的に送信されるパルス信号である。主に、LANケーブルがネットワーク機器と接続されているかどうかをテストするために使用される。したがって、有線ネットワークが接続されればリンクパルスを検知して省エネ状態に復帰できる。また、有線ネットワークが接続されれば、ユーザからの状態遷移制御がなくとも、自動で低電力モード等に復帰できる。したがって、ユーザの意図せぬ有線ネットワーク断が生じても有線ネットワークが接続されていれば、ユーザの印刷要求に対し印刷までの待ち時間を短縮することができる。
なお、以下、「有線ネットワーク断」と言った場合、無線ネットワークについてもすべてのポートが停止しているか、無線ネットワークデバイスをそもそも具備していないかであることとして、無線ネットワークについては逐一言及しない。
また、「オフモード」とは、商用電源との物理的な接続はある状態で装置全体の電源を落とした動作モード(シャットダウン状態)であることとする。つまり、シャットダウンしているが、商用電源との物理的な接続はあり、ネットワーク機器の電源プラグは商用電源のコンセントと繋がっている状態とする。
オフモードにおいては、有線ネットワーク機能の物理層への電力供給はないため、オフモードから有線ネットワーク接続を検知して動作モードを変更することは困難である。換言すると、オフモードから有線ネットワークの接続を検知してスタンバイモードSMに遷移させようとすると、物理層への電力供給が必要となり消費電力を低減することが困難であった。本実施例ではオフモードにおいて物理層への電力供給を行うことなく、消費電力を低減することを可能にする。
<用語について>
通信先装置とはネットワーク機器が有線ネットワークで通信する通信先の装置である。本実施形態のネットワーク機器と通信する装置であればよい。例えば、本実施形態のネットワーク機器の他、ハブ、L2スイッチ、L3スイッチ、ルータなどが含まれていてよい。
接続確認信号とは、通信先装置と有線ネットワークで接続されている場合に送信対象のデータがなくても送信される信号である。あるいは、ネットワーク機器が有線ネットワークに接続されていることを検知できる信号である。あるいは、通信先装置がネットワーク機器の存在を確認するための信号でもよい。本実施形態ではリンクパルスという用語で説明する。リンクパルスと同等の機能を持つ信号なら呼称は問われない。
起動要求信号とは、ネットワーク機器に対し起動を要求する信号をいう。より具体的には、起動要求信号を受信できる電源状態からネットワーク機器をユーザが使用できる電源状態に遷移させる信号である。本実施形態ではマジックパケットという用語で説明する。
<構成例>
図1は、ネットワーク機器10の概略構成図の一例である。ネットワーク機器10は、制御部12、電源回路11、リンクパルス検知回路13、ネットワークI/F15、及び、通信処理部14を有する。図1では点線が電力供給線27を示し、実線が制御信号線28を示す。
なお、ネットワーク機器10は、ネットワークに接続可能な機器であればよい。例えば、画像形成装置、複合機、MFP(Multi-Functional Printer)、プリンタ、スキャナ、ファクシミリ、コピー機、複写機、情報処理装置、プロジェクタ、電子黒板、テレビ会議端末、デジタルサイネージ、デジタルカメラ、又は、カーナビゲーション装置などと呼ばれる装置であるが、これらには限られない。
ネットワークI/F15は、ケーブルが挿入される物理的なソケットである。例えば、イーサネット(登録商標)に適合したLANケーブルを接続するための形状を有している。
通信処理部14は、ネットワークの物理層に関する制御を行う。物理層とはOSI参照モデルの最下層のレイヤをいう。物理層は、ネットワーク上のデータ表現方式、インタフェースの形状など、ネットワークの接続やデータ伝送に関する物理的・物質的な方式を規定する。具体的には、コネクタのインタフェース形状や、ネットワークの材質、電気信号の変換に用いる電圧レベル、電圧レベルの変更タイミング、などが規定されている。
また、通信処理部14は、OSI参照モデルのデータリンク層の一部の機能を有する。すなわち、データをフレームに格納して送信したり受信したりする機能を有する。また、データの衝突を検出して再送するなどの機能を有する。なお、通信処理部14は制御部12に内蔵されていてもよい。また、通信処理部14は、NIC(Network Interface Card)やイーサネット(登録商標)カードと呼ばれる場合がある。
電源回路11は制御部12等が決定した動作モードに応じて電源状態を制御する。具体的には、動作モードに応じて制御部12、電源回路11、リンクパルス検知回路13、ネットワークI/F15、及び、通信処理部14への電源の供給をON又はOFFする。
制御部12は通信処理部14及びネットワークI/F15を介してネットワークに接続し、他のネットワーク機器10やPC(Personal Computer)などの情報処理装置と通信する。一般的にネットワークI/F15にはLANケーブルが接続される。制御部12はネットワーク機器10の全体を制御する情報処理装置であり、CPU、RAM、ROM及びフラッシュメモリなどの一般的な構成を有する。
ネットワークI/F15にLANケーブルが接続されている場合、ネットワークI/F15の受信信号線22にはネットワークから定期的にリンクパルス(電圧のLowからHighへの変化)が入力される。LANケーブルが接続されていない場合、リンクパルスは入力されない。
リンクパルス検知回路13は、このリンクパルスを検知する回路である。リンクパルス検知回路13は通信処理部14に電力供給されていない場合でもリンクパルスを検知し、電源回路11を制御してネットワーク機器10を所定の電源状態に遷移させる。これにより、LANケーブルが接続されていない状態でオフモードに遷移しても、ネットワーク機器10が省電力モードやスタンバイモード等に遷移できる。リンクパルス検知回路13はマイコンなどの情報処理装置であり、CPU、RAM、ROM及びフラッシュメモリなどの一般的な構成を有する。
図1に示すように、ネットワークI/F15の受信信号線22がリンクパルス検知回路13に分岐しており、リンクパルス検知回路13はリンクパルスが送信された場合、受信信号線22の電圧変化(LowからHigh、HighからLow)を検知することで、ネットワークと接続されていることを検出、検知又は判断する。
<状態遷移>
続いて、図2,3を用いて、ネットワーク機器10の状態遷移について説明する。まず、図2は、状態遷移図の比較例である。図2に示すようにネットワーク機器10は複数の動作モード(電源状態)を有する。図2では一例として、スタンバイモードSM、低電力モードLM、及び、オフモードOMの各動作モードを有する。動作モードとは電力の消費状態が異なるネットワーク機器10の電源状態をいう。電源状態が決まれば動作モードも決まる。なお、ネットワーク機器10の動作モードは説明のためのもので図2に示した以外の動作モードを有している場合が多い。
スタンバイモードSMは、復帰時間なしですぐに動作可能な電源状態である。スタンバイモードSMからすべての機能をすぐに利用できる状態(通常稼働モード又はアクティブモード等とも呼ばれる)に遷移でき、ユーザは待ち時間をほとんど感じない。
省エネモードは、ネットワーク機器10が主電源に接続され、次に挙げる一つ又は二つ以上の再起動機能に限って提供できる動作モードである。一つは、リモートスイッチ、内部センサ、タイマーでのスタンバイモードSMに遷移する機能である。二つ目は、時刻などの情報を保持したり状態表示を行ったりする機能である。
オフモードOMは、商用電源との物理的な接続はある状態で装置全体の電源を落とした動作モードである。ネットワーク機器10にあるハードキーに対するユーザの操作に反応することはできる(タッチパネルのソフトキーに反応してもよい)。換言すれば、シャットダウンしているが、商用電源との物理的な接続はある状態がオフモードOMである。電源プラグは商用電源のコンセントにつながっている状態とする。
スタンバイモードSMから低電力モードLMへは、ユーザの無操作が所定時間以上になると遷移する(省エネ移行制御)。無操作の他、省エネボタンの押下で移行する場合もある。低電力モードLMからスタンバイモードSMへは、リモートスイッチ、内部センサによる使用開始の検知、タイマーのタイムアウトなどにより遷移する(省エネ復帰制御)。スタンバイモードSMからオフモードOMへは、主電源スイッチが押下されると遷移する。オフモードOMからスタンバイモードSMへは、主電源スイッチが押下されると遷移する。
低電力モードLMからオフモードOMへは、主電源スイッチが押下されるか、又は、有線ネットワーク接続断かつ全無線ポート無効かつ一定時間経過により遷移する。
図3は、本実施例の状態遷移図の一例を示す。図3では、自動遷移オフモードAOMが追加されている。自動遷移オフモードAOMは低電力モードLMにおいて、Erp指令Lot6で規定される自動遷移条件(全無線ポート無効かつ有線ネットワーク接続断かつ一定時間経過)を満たした場合に遷移する。自動遷移オフモードAOMでは、オフモードOMと異なり、有線ネットワークの接続が検知された場合、低電力モードLMに遷移する。また、自動遷移オフモードAOMで、主電源スイッチが押下されると、スタンバイモードに遷移する。
<各動作モードで電源状態>
図4は、スタンバイモードSM、及び低電力モードLMの電源状態を説明する図の一例である。図4〜6では、斜線が付されたブロック(ハードウェアの構成要素)が非活電状態(電力供給無し)を意味し、斜線がないブロックが活電状態を意味する。
図4に示すように、スタンバイモードSM、及び低電力モードLMでは、制御部12、通信処理部14及びリンクパルス検知回路13に電源回路11より電力が供給される。スタンバイモードSMと低電力モードLMでは電源状態に違いがないが、実際には低電力モードLMでは制御部12内の一部の機能にのみ電力が供給されたり、動作クロックが低減されたりすることで、スタンバイモードSMよりも消費電力が低減された状態になる。
図5は、自動遷移オフモードAOMの電源状態を説明する図の一例である。図5に示すように、自動遷移オフモードAOMでは、制御部12及び通信処理部14が、電源回路11より電力を供給されず非活電状態となる。なお、リンクパルス検知回路13は電源回路11から電力が供給される。
図6は、オフモードOMの電源状態を説明する図の一例である。図6に示すように、オフモードOMでは、制御部12、通信処理部14及びリンクパルス検知回路13が、電源回路11より電力を供給されず非活電状態となる。
図5,6を比較すると分かるように、オフモードOMではネットワークI/F15にLANケーブルが接続されてもリンクパルス検知回路13はリンクパルスを検知できない。これに対し、リンクパルス検知回路13及び自動遷移オフモードAOMが設けられたことで、ネットワークI/F15にLANケーブルが接続された場合、リンクパルス検知回路13がリンクパルスを検知して電源回路11に低電力モードLMへ遷移するように制御できる。
<機能について>
図7は、本実施例のネットワーク機器10の状態遷移に関する機能を示す機能ブロック図の一例である。
まず、制御部12は、CPUがプログラムを実行すること等で実現される電源状態制御部12aを有する。電源状態制御部12aは、制御部12が活電状態の場合に電源回路11を制御することでネットワーク機器10の動作モードを制御する。
リンクパルス検知回路13は、CPUがプログラムを実行すること等で実現されるリンクパルス検知部13aを有している。リンクパルス検知部13aは、リンクパルス検知回路13が活電状態の場合、リンクパルスを検知し、電源回路11を制御して省エネ状態へ遷移させる。
また、電源回路11は、割込部11aを有している。オフモードOMでは、制御部12もリンクパルス検知回路13も非活電状態なので、制御部12とリンクパルス検知回路13は活電状態に復帰できない。このため、電源回路11の割込部11aは主電源スイッチの押下を検出して制御部12を活電状態に遷移させる。制御部12は一般的な起動処理によってネットワーク機器10を起動させ、スタンバイモードSMに復帰させる。
<動作手順>
図8は、本実施例のネットワーク機器10の電源状態が遷移する手順を説明するフローチャート図の一例である。図8の処理はネットワーク機器10がスタンバイモードSMの状態からスタートする。
スタンバイモードSMにおいて主電源スイッチの押下がある場合(S10のYes)、電源状態制御部12aは電源状態をオフモードに遷移させる(S60)。
スタンバイモードSMにおいて主電源スイッチの押下がない場合(S10のNo)、電源状態制御部12aは低電力モード遷移制御を受信したか否かを判定する(S20)。低電力モード遷移制御とは、ネットワーク機器10の無操作時間(ネットワーク経由の印刷要求などを含む)を測定するタイマーからタイムアウトを受信することをいう。
ステップS20の判定がNoの場合、処理はステップS10に戻る。
ステップS20の判定がYesの場合、電源状態制御部12aは電源回路11を制御して電源状態を低電力モードLMへ遷移させる(S30)。すなわち、電源回路11は制御部12内の一部の機能へ電力を停止したり、動作クロックが低減したりする。
次に、電源状態制御部12aは自動遷移オフモードAOMへの遷移条件が満たされているか否かを判定する(S40)。自動遷移オフモードAOMへの遷移条件は上記のように有線ネットワーク接続断かつ全無線ポート無効かつ一定時間経過である。
ステップS40の判定がNoの場合、電源状態制御部12aは主電源スイッチが押下されたか否かを判定する(S50)。ステップS50の判定がNoの場合、処理はステップS40に戻る。
ステップS50の判定がYesの場合、電源状態制御部12aは電源状態をオフモードOMへ遷移させる(S60)。すなわち、電源回路11に対し、制御部12、通信処理部14及びリンクパルス検知回路13を非活電状態に制御させる。
次に、電源回路11の割込部11aは主電源スイッチが押下されたか否かを判定する(S70)。制御部12が非活電状態なので割込部11aは例えば主電源スイッチが押下されることでLowからHighに変化する電圧を検知するなどして、主電源スイッチが押下されたかどうかを判定する。主電源スイッチが押下されない場合(S70のNo)、割込部11aはオフモードのまま待機する。
主電源スイッチが押下された場合(S70のYes)、ネットワーク機器10はスタンバイモードSMに遷移する(S80)。例えば、割込部11aは制御部12への電力の供給を開始する。これにより制御部12が起動して活電状態になり、電源状態制御部12aが電源回路11を制御して通信処理部14とリンクパルス検知回路13を活電状態にさせる。スタンバイモードSMに遷移したので、処理はステップS10に戻る。
ステップS40の判定がYesの場合、電源状態制御部12aは電源状態を自動遷移オフモードAOMに遷移させる(S90)。すなわち、電源回路11を制御して、制御部12と通信処理部14を非活電状態に遷移させる。
この後、リンクパルス検知部13aは、リンクパルスを検知したか否かに基づいて有線ネットワークが接続されたか否かを判定する(S100)。有線ネットワークとは例えばLANケーブルである。
ステップS100の判定がNoの場合、電源回路11の割込部11aは主電源スイッチが押下されたか否かを判定する(S110)。ステップS110の判定がNoの場合、自動遷移オフモードAOMのままなので、処理はステップS100に戻る。
ステップS100の判定がYesの場合、リンクパルス検知回路13のリンクパルス検知部13aは電源回路11を制御して低電力モードに遷移させる(S30)。すなわち、電源回路11は制御部12への電力の供給を開始する。これにより制御部12が起動して活電状態になり、電源状態制御部12aが電源回路11を制御して通信処理部14を活電状態にさせる。
ステップS110の判定がYesの場合、ネットワーク機器10はスタンバイモードSMに遷移する(S120)。例えば、割込部11aは制御部12への電力の供給を開始する。これにより制御部12が起動して活電状態になり、電源状態制御部12aが電源回路11を制御して通信処理部14を活電状態にさせる。スタンバイモードSMに遷移したので、処理はステップS10に戻る。
このように、本実施例のネットワーク機器10は、リンクパルス検知回路13が活電状態となる自動遷移オフモードAOMを有するため、有線ネットワークを通じて送られてくるリンクパルスを検知して低電力モードLMに遷移できる。したがって、意図せず有線ネットワークが切断されても、再度、有線ネットワークが接続されれば、低電力モードに復帰できる。低電力モードLMでは制御部12に電力が供給されているので、ユーザの印刷要求に対し印刷までの待ち時間を短縮することができる。
本実施例では、さらにバススイッチ16を有するネットワーク機器10の状態遷移について説明する。実施例1にて説明したようにネットワークI/F15からリンクパルス検知回路13へ受信信号線22が分岐されると、反射波により信号の波形が乱れることが知られている。バススイッチ16は、自動遷移オフモードAOM以外ではネットワークI/F15とリンクパルス検知回路13を切断するので、波形の劣化を抑制できる。
図9は、ネットワーク機器10の概略構成図の一例である(実施例2)。本明細書において、同一の符号を付した構成要素については、同様の機能を果たすので、一度説明した構成要素の説明を省略あるいは相違点についてのみ説明する場合がある。以下の実施例でも同様である。
図9ではネットワークI/F15とリンクパルス検知回路13の間にバススイッチ16が設置されている。バススイッチ16は制御部12により制御され、ネットワークI/F15とリンクパルス検知回路13との間の結線に関し、接続状態と切断状態を切り替える。制御部12は、自動遷移オフモードAOMに遷移するとバススイッチ16を接続状態に制御し、それ以外の動作モードでは切断状態に制御する。
図10は、本実施例のネットワーク機器10の状態遷移に関する機能を示す機能ブロック図の一例である(実施例2)。図10の制御部12はバススイッチ制御部12bを有する。バススイッチ制御部12bは、バススイッチ16を切断状態又は接続状態に制御する。
図11は、本実施例のネットワーク機器10の電源状態が遷移する手順を説明するフローチャート図の一例である。図11の説明では図8との相違を主に説明する。
まず、スタンバイモードSMに遷移するステップS80,S120の後、制御部12のバススイッチ制御部12bはバススイッチ16を切断状態に制御する(S82、S122)。
また、低電力モードLMに遷移するステップS30の後、バススイッチ制御部12bはバススイッチ16を切断状態に制御する(S32)。この後、自動遷移オフモードAOMに遷移するまでバススイッチ16は切断状態でよい。これにより、反射による信号の劣化を抑制できる。
また、自動遷移オフモードAOMに遷移するステップS90の手前で、制御部12のバススイッチ制御部12bはバススイッチ16を接続状態に制御する(S88)。これにより、自動遷移オフモードAOMではリンクパルス検知回路13がリンクパルスを検知できる。
本実施例では、ユーザが自動遷移オフモードAOMを有効にするか否かを設定可能なネットワーク機器10について説明する。有線ネットワークの接続によりスタンバイモードSMに遷移させたくないユーザも存在するので、ユーザは有線ネットワークの接続によりスタンバイモードSMに遷移させるかどうかを選択できる。
図12は、ネットワーク機器10の概略構成図の一例である(実施例3)。図12のネットワーク機器10は設定保持装置17を有する。設定保持装置17は、マイコンなどの情報処理装置である。設定保持装置17は制御信号線28で制御部12と電源回路11と接続されている。また、電源回路11と電力供給線27で接続されている。
スタンバイモードSMなどでユーザが自動遷移オフモードAOMへの遷移のON又はOFFを設定すると、制御部12は設定を設定保持装置17に通知する。設定保持装置17はメモリに設定情報を記憶する。設定保持装置17は、メモリに記憶された設定情報に基づいて、リンクパルス検知回路13への電力供給を有効とするか無効とするかを判断し電源回路11を制御する。なお、設定保持装置17は自動遷移オフモードAOMでも活電状態である。設定保持装置17の消費電力は制御部12に比べ非常に小さいので制御部12が設定情報を保持する場合よりも消費電力を低減できる。
図13は、本実施例のネットワーク機器10の状態遷移に関する機能を示す機能ブロック図の一例である(実施例3)。図13ではネットワーク機器10が設定保持装置17を有し、設定保持装置17が設定保持部17aを有する。設定保持部17aは、自動遷移オフモードAOMへ遷移するか否かに関する設定情報を保持している。具体的には不揮発性又は揮発性のメモリに該設定情報を記憶している。
図14は、本実施例のネットワーク機器10の電源状態が遷移する手順を説明するフローチャート図の一例である。図14の説明では図8との相違を主に説明する。
ステップS50で自動遷移オフモードAOMに遷移しようと制御部12が制御するが、設定保持部17aは設定情報に応じて電源回路11を常に制御している。あるいは、制御部12が自動遷移オフモードAOMに遷移する場合にそれを検知して、電源回路11を制御する。すなわち、自動遷移オフモードAOMに遷移する設定情報でない場合(S86のNo)、設定保持部17aは電源回路11を制御して、リンクパルス検知回路13への電力供給を停止させる(S87)。これにより、電源回路11はリンクパルス検知回路13を非活電状態に制御するので、オフモードOMと同様の電源状態となる。この後、処理はステップS60に進む。
自動遷移オフモードAOMに遷移する設定情報である場合(S86Yes)、設定保持部17aは電源回路11を制御しないのでリンクパルス検知回路13が活電状態であり、処理はステップS90に進む。
このように、設定保持装置17を有することで消費電力を低減して、ユーザが自動遷移オフモードAOMに遷移するかを設定できる。
本実施例では、リンクパルス検知回路13がパルスのカウント機能を有するネットワーク機器10について説明する。こうすることで、ノイズにより自動遷移オフモードAOMから低電力モードLMに遷移することを抑制できる。
図15は、本実施例のネットワーク機器10の状態遷移に関する機能を示す機能ブロック図の一例である(実施例4)。図15ではリンクパルス検知回路13がパルスカウント部13bを有する。パルスカウント部13bは、リンクパルス検知部13aが検知する受信信号線22の電圧変化(LowからHigh、HighからLow、又はその両方)の回数をカウントする。そして、所定値以上の電圧の変化(パルスの数)をカウントすると、低電力モードLMに遷移するように電源回路11を制御する。
図16は、本実施例のネットワーク機器10の電源状態が遷移する手順を説明するフローチャート図の一例である。図16の説明では図8との相違を主に説明する。
ステップS100で有線ネットワークの接続を検知すると(S100のYes)、パルスカウント部13bはパルス数が所定値以上か否かを判定する(S102)。すなわち、単位時間内のパルス数を所定値と比較する。ステップS102の判定がYesの場合、電圧変化はノイズでなくリンクパルスと判定してよいので、パルスカウント部13bは電源回路11を制御して低電力モードLMに遷移させる。
ステップS102の判定がNoの場合、処理はステップS100に戻る。したがって、電圧変化がノイズを原因とする場合、低電力モードLMに遷移させることを抑制できる。
本実施例では、停電などの意図しない電源断が発生した場合であって、意図せぬ電源断から復旧した場合に、電源断の前に戻ることができるネットワーク機器10について説明する。したがって、有線ネットワークが接続されていない状態で、停電の前に自動遷移オフモードAOMであれば電源の復旧後に自動遷移オフモードAOMに戻り、停電の前にオフモードOMであればオフモードOMに戻ることができる。
図17は、本実施例のネットワーク機器10の状態遷移に関する機能を示す機能ブロック図の一例である(実施例5)。図17では制御部12に不揮発性メモリ18が接続されている。不揮発性メモリ18は制御部12が非活電状態でも記憶内容を保持する。
本実施例では異常終了を検知するフラグ1と、異常終了前の状態が自動遷移オフモードAOMであったかを検知するフラグ2の2つのフラグが使用される。フラグ1は、起動時にON(1)にセットされ、オフモードへの移行処理内でOFF(0)にクリアされる。よって、オフモードへの移行処理以外のシーケンスで電源が切れた場合にはON(1)のままとなり、次回、起動時にネットワーク機器10がフラグ1を確認することで異常終了を検知できる。
制御部12の電源状態制御部12aは、自動遷移オフモードAOMに遷移する場合、それが有線ネットワーク接続断かつ全無線ポート無効かつ一定時間経過により行われたものであると、不揮発性メモリ18にフラグ2を保存する。また、それ以外の動作モードでは該フラグ2を削除する。
自動遷移オフモードAOMで停電が発生すると不揮発性メモリ18にはフラグ2が記憶されており、それ以外の動作モードで停電が発生すると不揮発性メモリ18にはフラグ2が記憶されていない。したがって、電源状態制御部12aは、電源の復旧時、フラグ2が記憶されている場合は自動遷移オフモードAOMに制御し、フラグ2が記憶されていない場合は自動遷移オフモードAOMへ遷移させない(オフモードに遷移させる)。
このような制御によれば、ユーザが意図せず有線ネットワークを切断した状態で、停電が発生し電源が復旧した場合に、再度、自動遷移オフモードAOMに遷移できる。一方、ユーザが主電源をOFFにしていた場合は、電源の復旧により、再度、オフモードOMに遷移できる。
図18Aは、本実施例のネットワーク機器10の電源状態が遷移する手順を説明するフローチャート図の一例である。
図18Aの説明では図8との相違を主に説明する。ステップS40で自動遷移オフモードAOMの遷移条件を満たしていると判定された場合、電源状態制御部12aはフラグ2を不揮発性メモリ18に記憶させる(S89)。
そして、電源状態制御部12aは自動遷移オフモードAOMに遷移させる(S90)。したがって、停電から復旧する前に自動遷移オフモードAOMである場合は自動遷移オフモードAOMに遷移できる。
また、ステップS60でオフモードOMに遷移する前に、電源状態制御部12aは不揮発性メモリ18のフラグ2を削除する(S56)。これにより、オフモードOMで停電しその後、復旧した場合、フラグ2が記憶されていないのでオフモードOMに遷移できる。
図18Bは異常終了か否かに応じて決定される動作モードを説明する図の一例である。まず、ネットワーク機器10の電源がONとなる(S1)。
次に、フラグ1を参照し、異常終了検知ありか否かを判定する(S2)。異常終了検知なしの場合、ネットワーク機器10はスタンバイモードで起動する(S3)。
異常終了検知ありの場合、ネットワーク機器10は自動遷移オフモードへ移行したことを示すフラグ2があるか否かを判定する(S4)。
フラグ2がない場合、ネットワーク機器10はオフモードへ移行する(S5)。
フラグ2がある場合、ネットワーク機器10は自動遷移オフモードへ移行する(S6)。
このように、有線ネットワークが接続されていない状態で、停電の前に自動遷移オフモードAOMであれば電源の復旧後に自動遷移オフモードAOMに戻り、停電の前にオフモードOMであればオフモードOMに戻ることができる。
本実施例では、リンクパルス検知回路13に送信信号線21が接続されたネットワーク機器10について説明する。クロスLANケーブルが接続された場合、Tx/Rxの接続がストレートLANケーブルと逆になるが、その場合でも実施例1〜5の機能を有効にできる。
図19は、ネットワーク機器10の概略構成図の一例である(実施例6)。図19のネットワーク機器10は、受信信号線22だけでなく送信信号線21がリンクパルス検知回路13に分岐されている。
ストレートケーブルは両端の端子の1、2番のピンで通信先装置から受信し、3,6番のピンで通信先装置に送信する。本実施例を含む実施例1〜5では受信信号線22が1,2番のピンに対応し、送信信号線21が3,6番のピンに対応する。クロスケーブルは、3,6番のピンで通信先装置から受信し、1,2番のピンで通信先装置に送信する。このため、クロスケーブルがネットワークI/F15に接続されると、送信信号線21にリンクパルスが伝送される。
本実施形態では、送信信号線21もリンクパルス検知回路13に分岐されているので、クロスケーブルがネットワークI/F15に接続されてもリンクパルス検知回路13がリンクパルスを検知できる。
通信処理部14がWakeOnLAN(以下、WOLという)機能を有する場合がある。WOL機能はマジックパケットと呼ばれる特定のパケット(レイヤ2であるイーサネット(登録商標)のブロードキャスト・フレーム)を検出した場合に、電源状態を変更する機能である。マジックパケットは通信処理部14が検知するため通信処理部14が活電状態でなければマジックパケットを検出できない。
WOLは、通信先装置がネットワーク機器10に特定のパケットを送信することにより、パケットで指定されたネットワーク機器10に電源を投入させる仕組みである。マジックパケットは、FF:FF:FF:FF:FF:FFに続けて起動したい装置のMACアドレスが16個、含まれているデータパターンである。ただし、本実施例ではマジックパケットに限られず、WOLのために送信されるパケットであればよい。
実施例1〜6の自動遷移オフモードAOMでは通信処理部14が非活電状態なので、マジックパケットを検出できない。本実施例ではWOL機能に対応したオフモードとしてWOL対応オフモードWOMという電源状態が設けられる。これにより、WOL対応オフモードWOMでマジックパケットを受信すると、通信処理部14が電源回路11を制御して制御部12を活電状態に遷移できる。
図20は、ネットワーク機器10の概略構成図の一例である(実施例7)。図20のネットワーク機器10の構成は実施例1と同様だが、通信処理部14が電源回路11と制御信号線28で接続されている。通信処理部14は、WOL対応オフモードWOMでマジックパケットを検出すると電源回路11を制御して制御部12を活電状態にする。
図21は、本実施例のネットワーク機器10の状態遷移に関する機能を示す機能ブロック図の一例である(実施例7)。図21では通信処理部14が起動要求検知部14aを有する。起動要求検知部14aは、有線ネットワーク(LANケーブル)を介して送信されるマジックパケットを検知し、電源回路11を制御して制御部12を起動させることでネットワーク機器10をスタンバイモードSMに遷移させる。
図22は、本実施例のネットワーク機器10の状態遷移図の一例である。スタンバイモードSMと低電力モードLMについては実施例1と同様である。一方、低電力モードLMで、有線ネットワーク接続断かつ全無線ポート無効かつ一定時間経過の条件が満たされるか、又は主電源スイッチが押下されると、ネットワーク機器10の動作モードがWOL対応オフモードWOMに遷移する。なお、WOL対応オフモードWOMには、スタンバイモードSMで主電源スイッチが押下されても遷移する。
WOL対応オフモードWOMで、主電源スイッチが押下されるか又はマジックパケットを通信処理部14が受信すると、スタンバイモードSMに遷移する。WOL対応オフモードWOMで、リンクパルスが検知されないと(有線ネットワークが接続されていないと)オフモードOMに遷移する。また、オフモードOMでは、主電源スイッチが押下されるとスタンバイモードSMに遷移する。すなわち、リンクパルスではスタンバイモードSM等に遷移しないが、リンクパルスによりWOL対応オフモードを維持できる。
有線ネットワークが接続されていない場合(リンクパルスが検知されない場合)、ネットワーク機器10がネットワークからの信号でスタンバイモードSM等に復帰することはありえない。そこで、オフモードOMでは、通信処理部14やリンクパルス検知回路13を非活電状態にすることで、オフモードOM時の不要な電力を削減できる。
図23は、WOL対応オフモードWOMのネットワーク機器10の電源状態を説明する図の一例である。WOL対応オフモードWOMでは、制御部12が非活電状態であり、通信処理部14、リンクパルス検知回路13、及び、電源回路11は活電状態である。一方、オフモードOMでは、電源回路11を除いて非活電状態になる。
図24は、本実施例のネットワーク機器10の電源状態が遷移する手順を説明するフローチャート図の一例である。図24の処理はスタンバイモードSM又は低電力モードLMで主電源スイッチが押下されるとスタートする。
まず、電源状態制御部12aはWOL機能が有効か無効かを判定する(S10)。WOL機能を有効にするか無効にするかをユーザが設定できるネットワーク機器10は少なくない。これは、WOL機能でネットワーク機器10が起動してしまうことを好まないユーザも多いためである。
WOL機能が無効の場合、電源状態制御部12aは電源状態をオフモードOMに遷移させる(S20)。つまり、WOL対応オフモードWOMを経ることなくオフモードOMに遷移する。したがって、電源状態制御部12aは電源回路11を除いて非活電状態に制御する。
次に、オフモードOMでは電源回路11の割込部11aが主電源スイッチが押下されたか否かを判定する(S30)。主電源スイッチが押下されない場合、オフモードOMのまま待機する。
主電源スイッチが押下された場合、割込部11aが制御部12に割り込んで制御部12が起動され、電源状態制御部12aは電源状態をスタンバイモードSMに遷移させる(S40)。
一方、ステップS10でWOL機能が有効である場合、電源状態制御部12aは電源状態をWOL対応オフモードWOMに遷移させる(S50)。すなわち、電源回路11を制御して制御部12を非活電状態に遷移させる。
そして、WOL対応オフモードWOMでリンクパルス検知部13aは有線ネットワークが接続されているか否かを判定する(S60)。すなわち、リンクパルスを検知するか否かを判定する。
ステップS60の判定がNoの場合、処理はステップS20に進む。つまり、有線ネットワークが接続されていないのでオフモードOMに遷移する。
ステップS60の判定がYesの場合、WOL対応オフモードWOMにおいて起動要求検知部14aがマジックパケットを受信したか否かを判定する(S70)。
ステップS70の判定がNoの場合、リンクパルスが検知されているので電源状態はWOL対応オフモードWOMのままである。
ステップS70の判定がYesの場合、マジックパケットの検知を契機に、起動要求検知部14aは電源状態をスタンバイモードSMに遷移させる(S80)。すなわち、電源回路11を制御して制御部12を活電状態に遷移させる。
このように、WOLが有効であるが有線ネットワークが接続されていない場合、ネットワーク経由の信号で復帰することはありえないため、マジックパケットを検知する通信処理部14を非活電状態にすることで、オフモードOM時の消費電力を低減できる。
なお、図24はスタンバイモードSM又は低電力モードLMで主電源スイッチが押下された場合の処理を示すが、図25に示すように、有線ネットワーク接続断かつ全無線ポート無効かつ一定時間経過の条件が満たされた場合も同様に電源状態が遷移する。なお、図25の制御はErp指令Lot6の仕様に従ったものとなっている。
実施例7では一度オフモードOMに遷移すると、主電源スイッチの押下以外ではスタンバイモードSMに復帰できない。本実施例では、通信処理部14を活電状態にした低電力状態であるリンクパルス検知対応オフモードLOMを設けることで、有線ネットワークが接続されなくなった後に有線ネットワークの接続を検知した場合、WOL対応オフモードWOMに遷移できるネットワーク機器10について説明する。
これにより、一度、有線ネットワークが切断されても、再度、有線ネットワークが接続された場合に、マジックパケットの受信及び状態遷移が可能になる。
ハードウェア構成と機能ブロックについては実施例7と同様でよい。
図26は、本実施例のネットワーク機器10の状態遷移図の一例を示す。なお、図26では主に図22との相違を説明する。図26では、図22のオフモードOMがリンクパルス検知対応オフモードLOMに置き換わっている。WOL対応オフモードWOMからリンクパルス検知対応オフモードLOMへの遷移条件は有線ネットワークの切断である。また、ネットワーク機器10は、リンクパルス検知対応オフモードLOMからWOL対応オフモードWOMへ遷移することができる。遷移条件は有線ネットワークの接続である。
図27は、リンクパルス検知対応オフモードLOMのネットワーク機器10の電源状態を説明する図の一例である。リンクパルス検知対応オフモードLOMでは、制御部12と通信処理部14が非活電状態であり、リンクパルス検知回路13、及び、電源回路11は活電状態である。したがって、WOL対応オフモードWOMに対し、通信処理部14が非活電状態になっており、さらに消費電力が低減されている。
図28は、本実施例のネットワーク機器10の電源状態が遷移する手順を説明するフローチャート図の一例である。図28の処理はスタンバイモードSM又は低電力モードLMで主電源スイッチが押下されるとスタートする。
まず、電源状態制御部12aは電源状態をWOL対応オフモードWOMに遷移させる(S10)。すなわち、電源回路11を制御して制御部12を非活電状態に遷移させる。
そして、WOL対応オフモードWOMでリンクパルス検知部13aは有線ネットワークが接続されているか否かを判定する(S20)。すなわち、リンクパルスを検知するか否かを判定する。
ステップS20の判定がNoの場合、処理はステップS30に進む。つまり、有線ネットワークが接続されていないのでリンクパルス検知部13aは電源状態をリンクパルス検知対応オフモードLOMに遷移させる(S30)。すなわち、電源回路11を制御して通信処理部14を非活電状態にする。
次に、リンクパルス検知対応オフモードLOMのまま、リンクパルス検知部13aは有線ネットワークが接続されているか否かを判定する(S40)。すなわち、リンクパルスを検知するか否かを判定する。
ステップS40の判定がNoの場合、電源回路11の割込部11aは主電源スイッチが押下されたか否かを判定する(S50)。ステップS50の判定がNoの場合、処理はステップS40に戻る。
ステップS40の判定がYesの場合、リンクパルス検知部13aは電源状態をWOL対応オフモードWOMに遷移させる(S60)。すなわち、電源回路11を制御して通信処理部14を活電状態にする。
また、ステップS20の判定がYesの場合、及び、ステップS60に続き、通信処理部14の起動要求検知部14aはマジックパケットを受信したか否かを判定する(S70)。
ステップS70の判定がNoの場合、電源回路11の割込部11aは主電源スイッチが押下されたか否かを判定する(S80)。ステップS80の判定がNoの場合、処理はステップS70に戻る。
ステップS70の判定がYesの場合、及び、ステップS50、S80の判定がYesの場合、ネットワーク機器10はスタンバイモードSMに遷移する(S90)。すなわち、ステップS70の判定がYesの場合、通信処理部14の起動要求検知部14aはマジックパケットを受信したので、電源回路11を制御して制御部12を活電状態にする。ステップS50の判定がYesの場合、電源回路11の割込部11aは制御部12を活電状態にして、制御部12の電源状態制御部12aは電源回路11を制御して通信処理部14を活電状態にする。ステップS80の判定がYesの場合、電源回路11の割込部11aは制御部12を活電状態にする。
以上のような処理により、一度、有線ネットワークが切断されても、再度、有線ネットワークが接続された場合に、マジックパケットの受信及び状態遷移が可能になる。
なお、図28はスタンバイモードSM又は低電力モードLMで主電源スイッチが押下された場合の処理を示すが、図29に示すように、有線ネットワーク接続断かつ全無線ポート無効かつ一定時間経過の条件が満たされた場合も同様に電源状態が遷移する。なお、図29の制御はErp指令Lot6の仕様に従ったものとなっている。
本実施例では実施例7において、全無線ポート無効かつ有線ネットワーク接続断かつ一定時間継続した場合、実施例7よりも消費電力を低減可能な自動遷移オフモードAOMへ遷移するネットワーク機器10について説明する。
なお、ハードウェア構成と機能ブロックについては実施例7と同様でよい。
図30は、本実施例のネットワーク機器10の状態遷移図の一例を示す。なお、図30では主に図22との相違を説明する。図30では、電源状態が新たに自動遷移オフモードAOMを有している。低電力モードLMから自動遷移オフモードAOMへの遷移条件は、全無線ポート無効かつ有線ネットワーク接続断かつ一定時間継続したことである。自動遷移オフモードAOMから低電力モードLMへの遷移条件は有線ネットワークが接続されたことである。また、自動遷移オフモードAOMからスタンバイモードSMへの遷移条件は主電源スイッチが押下されたことである。
図31は、自動遷移オフモードAOMのネットワーク機器10の電源状態を説明する図の一例である。自動遷移オフモードAOMでは、制御部12と通信処理部14が非活電状態であり、リンクパルス検知回路13、及び、電源回路11は活電状態である。したがって、WOL対応オフモードWOMに対し、通信処理部14が非活電状態になっており、消費電力が低減されている。
図32は、本実施例のネットワーク機器10の電源状態が遷移する手順を説明するフローチャート図の一例である。図32の処理はスタンバイモードSM又は低電力モードLMで主電源スイッチが押下されるとスタートする。
まず、電源状態制御部12aは電源状態をWOL対応オフモードWOMに遷移させる(S10)。すなわち、電源回路11を制御して制御部12を非活電状態に遷移させる。
そして、WOL対応オフモードWOMでリンクパルス検知部13aは有線ネットワークが接続されているか否かを判定する(S20)。すなわち、リンクパルスを検知するか否かを判定する。
ステップS20の判定がNoの場合、有線ネットワークが接続されていないのでリンクパルス検知部13aは電源状態をオフモードOMに遷移させる(S30)。すなわち、電源回路11を制御して通信処理部14及びリンクパルス検知回路13を非活電状態にする。
次に、電源回路11の割込部11aは主電源スイッチが押下されたか否かを判定する(S40)。ステップS40の判定がNoの場合、オフモードOMのまま処理はステップS40に戻る。
ステップS20の判定がYesの場合、通信処理部14の起動要求検知部14aはマジックパケットを受信したか否かを判定する(S50)。
ステップS50の判定がNoの場合、電源回路11の割込部11aは主電源スイッチが押下されたか否かを判定する(S60)。ステップS60の判定がNoの場合、処理はステップS50に戻る。
ステップS50の判定がYesの場合、及び、ステップS40、S60の判定がYesの場合、ネットワーク機器10はスタンバイモードSMに遷移する(S70)。すなわち、ステップS50の判定がYesの場合、通信処理部14の起動要求検知部14aはマジックパケットを受信したので、電源回路11を制御して制御部12を活電状態にする。ステップS40の判定がYesの場合、電源回路11の割込部11aは制御部12を活電状態にして、制御部12の電源状態制御部12aは電源回路11を制御して通信処理部14を活電状態にする。ステップS60の判定がYesの場合、電源回路11の割込部11aは制御部12を活電状態にする。
したがって、実施例7に比べ、全無線ポート無効かつ有線ネットワーク接続断かつ一定時間続いた場合、自動的に自動遷移オフモードAOMに遷移し、消費する電力を小さくできる。
本実施例では、実施例9のオフモードOMがリンクパルス検知対応オフモードLOMに置き換わった電源状態を有するネットワーク機器10について説明する。WOL対応オフモードWOMで有線ネットワークの切断によりリンクパルス検知対応オフモードLOMに遷移するので、再度、有線ネットワークが接続された場合、WOL対応オフモードWOMに遷移できる。したがって、一度、有線ネットワークが切断されても、有線ネットワークが接続された場合に、マジックパケットの受信及び状態遷移が可能になる。
なお、ハードウェア構成と機能ブロックについては実施例7と同様でよい。
図33は、本実施例のネットワーク機器10の状態遷移図の一例を示す。なお、図33では主に図30との相違を説明する。図33では、図30のオフモードOMがリンクパルス検知対応オフモードLOMに置き換わっている。WOL対応オフモードWOMからリンクパルス検知対応オフモードLOMへの遷移条件、及び、リンクパルス検知対応オフモードLOMからスタンバイモードSMへの遷移条件は、図26と同じである。
図34は、本実施例のネットワーク機器10の電源状態が遷移する手順を説明するフローチャート図の一例である。図34の処理はスタンバイモードSM又は低電力モードLMで主電源スイッチが押下されるとスタートする。
まず、電源状態制御部12aは電源状態をWOL対応オフモードWOMに遷移させる(S10)。すなわち、電源回路11を制御して制御部12を非活電状態に遷移させる。
そして、WOL対応オフモードWOMでリンクパルス検知部13aは有線ネットワークが接続されているか否かを判定する(S20)。すなわち、リンクパルスを検知するか否かを判定する。
ステップS20の判定がNoの場合、有線ネットワークが接続されていないのでリンクパルス検知部13aは電源状態をリンクパルス検知対応オフモードLOMに遷移させる(S30)。すなわち、電源回路11を制御して通信処理部14及び制御部12を非活電状態にする。
次に、電源回路11の割込部11aは主電源スイッチが押下されたか否かを判定する(S40)。ステップS40の判定がNoの場合、リンクパルス検知部13aは有線ネットワークが接続されているか否かを判定する(S50)。リンクパルス検知対応オフモードLOMではリンクパルス検知部13aがリンクパルスを検知できるためである。
ステップS50の判定がNoの場合、リンクパルス検知対応オフモードLOMのまま処理はステップS40に戻る。
ステップS50の判定がYesの場合、リンクパルス検知部13aは電源状態をWOL対応オフモードWOMに遷移させる(S10)。すなわち、電源回路11を制御して通信処理部14を活電状態にする。制御部12は非活電状態のままである。
ステップS20の判定がYesの場合、通信処理部14の起動要求検知部14aはマジックパケットを受信したか否かを判定する(S60)。
ステップS60の判定がNoの場合、電源回路11の割込部11aは主電源スイッチが押下されたか否かを判定する(S70)。
ステップS70の判定がNoの場合、リンクパルス検知部13aは有線ネットワークが接続されているか否かを判定する(S80)。リンクパルス検知対応オフモードLOMに遷移するかどうかを判定するためである。ステップS80の判定がYesの場合、処理はステップS60に戻る。
ステップS80の判定がNoの場合、リンクパルス検知部13aは電源状態をリンクパルス検知対応オフモードLOMに遷移させる(S30)。すなわち、電源回路11を制御して通信処理部14を非活電状態にする。
ステップS40、S70の判定がYesの場合、ステップS60の判定がYesの場合、ネットワーク機器10はスタンバイモードSMに遷移する(S90)。すなわち、ステップS60の判定がYesの場合、通信処理部14の起動要求検知部14aはマジックパケットを受信したので、電源回路11を制御して制御部12を活電状態にする。ステップS40の判定がYesの場合、電源回路11の割込部11aは制御部12を活電状態にして、制御部12の電源状態制御部12aは電源回路11を制御して通信処理部14を活電状態にする。ステップS70の判定がYesの場合、電源回路11の割込部11aは制御部12を活電状態にする。
以上のように、本実施例のネットワーク機器10は、一度、有線ネットワークが切断されても、リンクパルスを検知することで、再度、有線ネットワークが接続された場合に、マジックパケットの受信及び状態遷移が可能になる。
本実施例では、実施例10で自動遷移オフモードAOMからWOL対応オフモードWOMに電源状態が遷移可能なネットワーク機器10について説明する。自動遷移オフモードAOMへ遷移後、有線ネットワークが接続されると、低電力モードLMを経ることなくWOL対応オフモードWOMに遷移できるので、実施例10よりも低電力にWOL機能を有効にできる。
なお、ハードウェア構成と機能ブロックについては実施例7と同様でよい。
図35は、本実施例のネットワーク機器10の状態遷移図の一例を示す。なお、図35では主に図33との相違を説明する。図35では、自動遷移オフモードAOMからWOL対応オフモードWOMに遷移可能になっている。自動遷移オフモードAOMからWOL対応オフモードWOMへの遷移条件は有線ネットワークが接続されることである。また、自動遷移オフモードAOMから低電力モードLMへは遷移しない。
図36は、本実施例のネットワーク機器10の電源状態が遷移する手順を説明するフローチャート図の一例である。図36の処理は低電力モードLMで、有線ネットワーク接続断かつ全無線ポート無効かつ一定時間経過の条件が満たされた場合にスタートする。
まず、電源状態制御部12aは電源状態を自動遷移オフモードAOMに遷移させる(S10)。すなわち、電源回路11を制御して制御部12と通信処理部14を非活電状態に遷移させる。
そして、自動遷移オフモードAOMでリンクパルス検知部13aは有線ネットワークが接続されているか否かを判定する(S20)。すなわち、リンクパルスを検知するか否かを判定する。
ステップS20の判定がYesの場合、有線ネットワークが接続されているのでリンクパルス検知部13aは電源状態をWOL対応オフモードWOMに遷移させる(S30)。すなわち、電源回路11を制御して通信処理部14を活電状態にする。
ステップS20の判定がNoの場合、有線ネットワークが接続されていないので、電源回路11の割込部11aは主電源スイッチが押下されたか否かを判定する(S40)。ステップS40の判定がNoの場合、自動遷移オフモードAOMのままである。
ステップS40の判定がYesの場合、電源回路11はネットワーク機器10の電源状態をスタンバイモードSMに遷移させる(S50)。すなわち、電源回路11の割込部11aは制御部12を活電状態にして、制御部12の電源状態制御部12aは電源回路11を制御して通信処理部14を活電状態にする。
なお、スタンバイモードSM又は低電力モードLMで主電源スイッチが押下された場合の遷移は実施例10と同様になる。
以上のように、本実施例のネットワーク機器10は、自動遷移オフモードAOMへ遷移後、有線ネットワークが接続されると、低電力モードLMを経ることなくWOL対応オフモードWOMに遷移できるので、実施例10よりも低電力にWOL機能を有効にできる。
本実施例では、低電力モードLMで有線ネットワークが切断された場合に、WOLでスタンバイモードに遷移できるネットワーク機器10について説明する。
図37は、ネットワーク機器10の概略構成図の一例である(実施例12)。図37では、ネットワーク機器10がモード制御装置19を有している。モード制御装置19は情報処理装置の機能を有し、電源回路11、制御部12、通信処理部14、リンクパルス検知回路13と制御信号線28で接続されている。本実施例では、モード制御装置19が電源回路11を制御して電源状態を遷移させる。例えば、リンクパルス検知回路13からリンクパルスを検知した旨の通知を取得して、電源回路11を制御することでWOL対応オフモードWOMに遷移させる。また、通信処理部14からマジックパケットを受信した旨の通知を取得して、電源回路11を制御することでスタンバイモードSMに遷移させる。
通信処理部14が活電状態でマジックパケットを検出する場合、電源回路11は通信処理部14とリンクパルス検知回路13の両方とのインタフェースが必要になる。これに対し、モード制御装置19があることで、電源回路11はモード制御装置19とのインタフェースを有すればよい。
また、モード制御装置19は制御部12よりも消費電力が少ないため、制御部12が活電状態となるよりも消費電力を低減できる。
図38は、本実施例のネットワーク機器10の状態遷移に関する機能を示す機能ブロック図の一例である。図38に示すように、モード制御装置19は第2電源状態制御部19aを有する。第2電源状態制御部19aは、制御部12が非活電状態の場合に電源状態を制御する。例えば、リンクパルス検知部13aがリンクパルスを検知した場合、又は、通信処理部14の起動要求検知部14aがマジックパケットを検知した場合、定められた状態遷移にしたがって電源回路11を制御して電源状態を遷移させる。
図39は、本実施例のネットワーク機器10の状態遷移図の一例を示す。なお、図39では主に図33との相違を説明する。図39では、自動遷移オフモードAOMが自動遷移WOL対応オフモードAWOMに置き代わっている。自動遷移WOL対応オフモードAWOMは通信処理部14が活電状態なので、自動遷移WOL対応オフモードAWOMから直接、スタンバイモードSMに遷移することができる。
低電力モードLMから自動遷移WOL対応オフモードAWOMへの遷移条件は、有線ネットワーク接続断かつ全無線ポート無効かつ一定時間経過である。また、自動遷移WOL対応オフモードAWOMから低電力モードLMへの遷移条件は、有線ネットワークの接続である。自動遷移WOL対応オフモードAWOMからスタンバイモードSMへの遷移条件は、主電源スイッチの押下又はマジックパケットの受信である。
図40は、スタンバイモードSM及び低電力モードLMの電源状態を説明する図の一例である。図40に示すように、スタンバイモードSM及び低電力モードLMでは、制御部12、通信処理部14、リンクパルス検知回路13、及びモード制御装置19が活電状態となる。
図41は、WOL対応オフモードWOM及び自動遷移WOL対応オフモードAWOMの電源状態を説明する図の一例である。図41に示すように、WOL対応オフモードWOM及び自動遷移WOL対応オフモードAWOMでは、通信処理部14、リンクパルス検知回路13、及びモード制御装置19が活電状態であり、制御部12が非活電状態となる。
図42は、リンクパルス検知対応オフモードLOMの電源状態を説明する図の一例である。図42に示すように、リンクパルス検知対応オフモードLOMでは、リンクパルス検知回路13とモード制御装置19が活電状態であり、制御部12と通信処理部14が非活電状態となる。
図43は、本実施例のネットワーク機器10の電源状態が遷移する手順を説明するフローチャート図の一例である。図43の処理は低電力モードLMで、有線ネットワーク接続断かつ全無線ポート無効かつ一定時間経過の条件が満たされた場合にスタートする。
まず、電源状態制御部12aは電源状態を自動遷移WOL対応オフモードAWOMに遷移させる(S10)。すなわち、電源回路11を制御して制御部12を非活電状態に遷移させる。
そして、自動遷移WOL対応オフモードAWOMでリンクパルス検知部13aは有線ネットワークが接続されているか否かを判定する(S20)。すなわち、リンクパルスを検知するか否かを判定する。
ステップS20の判定がYesの場合、有線ネットワークが接続されているのでリンクパルス検知部13aから通知を受けた第2電源状態制御部19aは電源状態を低電力モードLMに遷移させる(S30)。すなわち、モード制御装置19の第2電源状態制御部19aは電源回路11を制御して制御部12を活電状態にする。
ステップS20の判定がNoの場合、有線ネットワークが接続されていないので、電源回路11の割込部11aは主電源スイッチが押下されたか否かを判定する(S40)。
ステップS40の判定がNoの場合、モード制御装置19の第2電源状態制御部19aはマジックパケットを受信したか否かを判定する(S50)。すなわち、通信処理部14からマジックパケットを受信した旨の通知を受けたか否かを判定する。ステップS50の判定がYesの場合、処理はステップS60に進む。
ステップS40の判定がYesの場合、又は、ステップS50の判定がYesの場合、モード制御装置19の第2電源状態制御部19aはネットワーク機器10の電源状態をスタンバイモードSMに遷移させる(S60)。すなわち、モード制御装置19の第2電源状態制御部19aは電源回路11を制御して制御部12を活電状態にする。したがって、低電力モードLMで有線ネットワークが切断され、その後、有線ネットワークが接続された場合、マジックパケットの受信でスタンバイモードSMに遷移できる。これにより、スタンバイモードSMに早期に復帰できる。
なお、スタンバイモードSM又は低電力モードLMで主電源スイッチが押下された場合の遷移は実施例10と同様になる。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、本実施例では、有線ネットワークの切断と接続で電源状態が制御されることを説明したが、無線ネットワークの切断と接続に適用してもよい。この場合、例えば無線LANのアクセスポイントとネットワーク機器10が無線LANで接続できるかどうかにより電源状態が遷移される。また、WOLが無線LANで受信されてもよい。
なお、低電力モード又はスタンバイモードは第1の電源状態の一例であり、自動遷移オフモードは第2の電源状態の一例であり、オフモードは第3の電源状態の一例であり、WOL対応オフモードは第4の電源状態の一例であり、リンクパルス検知対応オフモードは第5の電源状態の一例であり、自動遷移WOL対応オフモードは第6の電源状態の一例である。モード制御装置19は第2の制御部の一例であり、リンクパルス検知回路13は確認信号受信手段の一例であり、設定保持部17aは設定情報保持部の一例である。
10 ネットワーク機器
11 電源回路
12 制御部
13 リンクパルス検知回路
14 通信処理部
15 ネットワークI/F
16 バススイッチ
17 設定保持装置
18 不揮発性メモリ
19 モード制御装置
特開2014−164625号公報

Claims (16)

  1. 複数の電源状態を有する機器であって、
    ケーブルを介して接続された通信先装置と通信する通信処理部と、
    前記通信先装置と前記ケーブルで接続された場合に送信される接続確認信号を受信する確認信号受信手段と、
    前記確認信号受信手段が前記接続確認信号を受信するかどうかに応じて前記電源状態を決定する制御部と、
    前記制御部が決定した電源状態に応じて、前記通信処理部又は前記制御部への電力の供給を制御する電源回路と、を有する機器。
  2. 前記通信処理部と前記制御部に電力が供給される第1の電源状態で、前記確認信号受信手段が前記接続確認信号を受信しない場合、
    前記制御部は、前記通信処理部及び前記制御部に電力が供給されない第2の電源状態に遷移すると決定し、
    前記第2の電源状態で、前記確認信号受信手段が前記接続確認信号を受信した場合、
    前記制御部は、前記第1の電源状態に遷移すると決定する請求項1に記載の機器。
  3. 前記ケーブルの受信信号線は前記ケーブルのインタフェースと前記通信処理部の間で前記確認信号受信手段に分岐されており、
    分岐された受信信号線を前記確認信号受信手段に接続する状態と切断する状態を切り替えるスイッチを有し、
    前記第1の電源状態で前記スイッチは切断状態であり、前記第2の電源状態で前記スイッチは接続状態である請求項2に記載の機器。
  4. 前記第2の電源状態に遷移させるか否かの設定情報を保持する設定情報保持部を有し、
    前記制御部は、前記確認信号受信手段が前記接続確認信号を受信しない場合、前記設定情報保持部から取得した前記設定情報に基づいて、前記第2の電源状態に遷移するかどうかを決定する請求項2又は3に記載の機器。
  5. 前記確認信号受信手段は単位時間に所定値以上の前記接続確認信号を受信した場合、前記接続確認信号を受信したと判定する請求項1〜4のいずれか1項に記載の機器。
  6. 前記通信処理部及び前記制御部に電力が供給されない第2の電源状態に遷移した際に前記第2の電源状態である旨のフラグが記憶される不揮発性メモリを有し、
    前記通信処理部、前記制御部及び前記確認信号受信手段に電力が供給されない第3の電源状態に遷移する際、前記制御部は前記フラグを削除し、
    前記制御部は、前記確認信号受信手段が前記接続確認信号を受信しない場合に、前記不揮発性メモリに前記フラグが記憶されている場合は、前記第2の電源状態に遷移すると決定し、前記不揮発性メモリに前記フラグが記憶されていない場合は、前記第3の電源状態に遷移すると決定する請求項1〜5のいずれか1項に記載の機器。
  7. 前記ケーブルの受信信号線は前記ケーブルのインタフェースと前記通信処理部の間で前記確認信号受信手段に分岐されており、
    前記ケーブルの送信信号線は前記ケーブルのインタフェースと前記通信処理部の間で前記確認信号受信手段に分岐されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の機器。
  8. 前記通信処理部と前記制御部に電力が供給される第1の電源状態で、前記確認信号受信手段が前記接続確認信号を受信しない場合、
    前記制御部は、前記通信処理部へ電力が供給され前記制御部に電力が供給されない第4の電源状態に遷移すると決定し、
    前記第4の電源状態で、前記通信処理部が前記ケーブルを介して前記機器を起動させる起動要求信号を受信した場合、前記制御部は前記制御部に電力が供給される電源状態に遷移すると決定する請求項1に記載の機器。
  9. 前記第4の電源状態で、前記確認信号受信手段が前記接続確認信号を受信する場合、前記制御部は前記第4の電源状態のまま維持し、
    前記第4の電源状態で、前記確認信号受信手段が前記接続確認信号を受信しない場合、前記通信処理部、前記制御部及び前記確認信号受信手段に電力が供給されない第3の電源状態に遷移すると決定する請求項8に記載の機器。
  10. 前記第4の電源状態で、前記確認信号受信手段が前記接続確認信号を受信する場合、前記制御部は前記第4の電源状態のまま維持し、
    前記第4の電源状態で、前記確認信号受信手段が前記接続確認信号を受信しない場合、前記通信処理部及び前記制御部に電力が供給されない第5の電源状態に遷移すると決定し、
    前記第5の電源状態で、前記確認信号受信手段が前記接続確認信号を受信した場合、前記第4の電源状態に遷移すると決定する請求項8に記載の機器。
  11. 前記第1の電源状態で、前記確認信号受信手段が前記接続確認信号を受信しない場合、
    前記制御部は、前記通信処理部及び前記制御部に電力が供給されない第2の電源状態に遷移すると決定し、
    前記第2の電源状態で、前記確認信号受信手段が前記接続確認信号を受信した場合、前記制御部は、前記第1の電源状態に遷移すると決定する請求項8に記載の機器。
  12. 前記第4の電源状態で、前記確認信号受信手段が前記接続確認信号を受信する場合、前記制御部は前記第4の電源状態のまま維持し、
    前記第4の電源状態で、前記確認信号受信手段が前記接続確認信号を受信しない場合、前記通信処理部及び前記制御部に電力が供給されない第5の電源状態に遷移すると決定し、
    前記第5の電源状態で、前記確認信号受信手段が前記接続確認信号を受信した場合、前記第4の電源状態に遷移すると決定する請求項11に記載の機器。
  13. 前記通信処理部と前記制御部に電力が供給される第1の電源状態で、前記確認信号受信手段が前記接続確認信号を受信しない場合、
    前記制御部は、前記通信処理部及び前記制御部に電力が供給されない第2の電源状態に遷移すると決定し、
    前記第2の電源状態で、前記確認信号受信手段が前記接続確認信号を受信しない場合、前記制御部は、前記第2の電源状態を維持し、
    前記第2の電源状態で、前記確認信号受信手段が前記接続確認信号を受信した場合、前記制御部は、前記通信処理部へ電力が供給され前記制御部に電力が供給されない第4の電源状態に遷移すると決定し、
    前記第4の電源状態で、前記確認信号受信手段が前記接続確認信号を受信する場合、前記制御部は前記第4の電源状態のまま維持し、
    前記第4の電源状態で、前記確認信号受信手段が前記接続確認信号を受信しない場合、前記通信処理部及び前記制御部に電力が供給されない第5の電源状態に遷移すると決定し、
    前記第5の電源状態で、前記確認信号受信手段が前記接続確認信号を受信した場合、前記第4の電源状態に遷移すると決定する請求項1に記載の機器。
  14. さらに、前記制御部に電力が供給されない状態で前記電源状態を決定する第2の制御部を有し、
    前記通信処理部と前記制御部に電力が供給される第1の電源状態で、前記確認信号受信手段が前記接続確認信号を受信しない場合、
    前記制御部は、前記通信処理部、前記第2の制御部及び前記確認信号受信手段に電力が供給され、前記制御部に電力が供給されない第6の電源状態に遷移すると決定し、
    前記第6の電源状態で、前記確認信号受信手段が前記接続確認信号を受信した場合、前記第2の制御部は、前記第1の電源状態に遷移すると決定し、
    前記第6の電源状態で、前記通信処理部が前記機器を起動させる起動要求信号を受信した場合、前記第2の制御部は、前記制御部に電力が供給される電源状態に遷移すると決定し、
    前記通信処理部へ電力が供給され前記制御部に電力が供給されない第4の電源状態で、前記確認信号受信手段が前記接続確認信号を受信しない場合、前記通信処理部及び前記制御部に電力が供給されない第5の電源状態に遷移すると決定し、
    前記第5の電源状態で、前記確認信号受信手段が前記接続確認信号を受信した場合、前記第4の電源状態に遷移すると決定する請求項1に記載の機器。
  15. 複数の電源状態を有する機器が行う動作モード制御方法であって、
    通信処理部が、ケーブルを介して接続された通信先装置と通信するステップと、
    確認信号受信手段が、前記通信先装置と前記ケーブルで接続された場合に送信される接続確認信号を受信するステップと、
    制御部が、前記確認信号受信手段が前記接続確認信号を受信するかどうかに応じて前記電源状態を決定するステップと、
    電源回路が、前記制御部が決定した電源状態に応じて、前記通信処理部又は前記制御部への電力の供給を制御するステップと、を有する動作モード制御方法。
  16. 複数の電源状態を有する情報処理装置を、
    ケーブルを介して接続された通信先装置と通信する通信処理部と、
    前記通信先装置と前記ケーブルで接続された場合に送信される接続確認信号を受信する確認信号受信手段と、
    前記確認信号受信手段が前記接続確認信号を受信するかどうかに応じて前記電源状態を決定する制御部と、
    前記制御部が決定した電源状態に応じて、前記通信処理部又は前記制御部への電力の供給を制御する電源回路、として機能させるためのプログラム。
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