JP2017090990A - メッセージ通信システムおよびそのシステムにおいて実行される方法およびプログラム - Google Patents

メッセージ通信システムおよびそのシステムにおいて実行される方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】メッセージおよびコメントの視認性を向上させるとともに、メッセージおよびコメントの時系列の順番の視認性を向上させること。【解決手段】プログラムは、プロセッサ部130によって実行されると、メッセージ通信システム10が導入されている組織の所定のグループの外部からメッセージを受信することと、受信されたメッセージに少なくとも1つのコメントを関連付けることであって、少なくとも1つのコメントのそれぞれは、その所定のグループに所属するユーザによってのみ参照可能である、ことと、受信されたメッセージに対する応答メッセージをその所定のグループの外部に送信することと、受信されたメッセージと応答メッセージとが第1の列に表示されると共に、第1の列とは異なる第2の列に少なくとも1つのコメントが表示されるように、端末装置300を制御することとを含む処理をプロセッサ部130に行わせる。【選択図】図3

Description

本発明は、メッセージ通信システムおよびそのシステムにおいて実行される方法およびプログラムに関する。
従来のメールシステムにおいて、受信されたメールにコメントを付与する技術が知られている(非特許文献1)。
サイボウズ株式会社、サイボウズメールワイズ4マニュアル、[online]、2009年、サイボウズ株式会社、[2015年9月27日検索]、インターネット〈http://manual.cybozu.co.jp/mailwise4〉
本発明は、メッセージおよびコメントの視認性を向上させるとともに、メッセージおよびコメントの時系列の順番の視認性を向上させることが可能なメッセージ通信システムおよびそのシステムにおいて実行される方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明のプログラムは、メッセージを通信するメッセージ通信システムにおいて実行されるプログラムであって、前記メッセージ通信システムは、プロセッサ部を含むメッセージサーバ装置と、前記メッセージ通信システムの内部のネットワークを介して接続された端末装置とを含み、前記メッセージ通信システムは、所定のグループを含む組織に導入され、前記プログラムは、前記プロセッサ部によって実行されると、前記所定のグループの外部からメッセージを受信することと、前記受信されたメッセージに少なくとも1つのコメントを関連付けることであって、前記少なくとも1つのコメントのそれぞれは、前記所定のグループに所属するユーザによってのみ参照可能である、ことと、前記受信されたメッセージに対する応答メッセージを前記所定のグループの外部に送信することと、前記受信されたメッセージと前記応答メッセージとが第1の列に表示されると共に、前記第1の列とは異なる第2の列に前記少なくとも1つのコメントが表示されるように、前記端末装置を制御することと
を含む処理を前記プロセッサ部に行わせる。
本発明の1つの実施形態では、前記受信されたメッセージおよび前記少なくとも1つのコメントおよび前記応答メッセージのそれぞれは、時系列の順番を示すように表示される。
本発明の1つの実施形態では、前記処理は、前記少なくとも1つのコメントのうちの1つに少なくとも1つの更なるコメントを関連付けることであって、前記少なくとも1つの更なるコメントのそれぞれは、その更なるコメントを書き込んだユーザによってのみ参照可能である、ことと、前記第2の列とは異なる第3の列に前記少なくとも1つの更なるコメントが表示されるように、前記端末装置を制御することとをさらに含む。
本発明の1つの実施形態では、前記受信されたメッセージは、受信された第1のメッセージであり、前記少なくとも1つのコメントは、少なくとも1つの第1のコメントであり、前記応答メッセージは、第1の応答メッセージであり、前記メッセージ通信システムは、前記所定のグループの外部から受信された複数のメッセージを少なくとも1つのスレッドに分類することが可能であるように構成されており、前記処理は、前記所定のグループの外部から第2のメッセージを受信することであって、前記受信された第1のメッセージと前記受信された第2のメッセージとは、同一のスレッドに分類されるメッセージである、ことと、前記受信された第2のメッセージに少なくとも1つの第2のコメントを関連付けることであって、前記少なくとも1つの第2のコメントのそれぞれは、前記所定のグループに所属するユーザによってのみ参照可能である、ことと、前記受信された第2のメッセージに対する第2の応答メッセージを前記所定のグループの外部に送信することと、前記受信された第1のメッセージと前記第1の応答メッセージと前記受信された第2のメッセージと前記第2の応答メッセージとが前記第1の列に表示されると共に、前記第2の列に前記少なくとも1つの第1のコメントと前記少なくとも1つの第2のコメントとが表示されるように、前記端末装置を制御することとをさらに含む。
本発明の1つの実施形態では、前記受信された第1のメッセージおよび前記少なくとも1つの第1のコメントおよび前記第1の応答メッセージおよび前記受信された第2のメッセージおよび前記少なくとも1つの第2のコメントおよび前記第2の応答メッセージのそれぞれは、時系列の順番を示すように表示される。
本発明の方法は、メッセージを通信するメッセージ通信システムにおいて実行される方法であって、前記メッセージ通信システムは、プロセッサ部を含むメッセージサーバ装置と、前記メッセージ通信システムの内部のネットワークを介して接続された端末装置とを含み、前記メッセージ通信システムは、所定のグループを含む組織に導入され、前記方法は、前記プロセッサ部が、前記所定のグループの外部からメッセージを受信することと、前記プロセッサ部が、前記受信されたメッセージに少なくとも1つのコメントを関連付けることであって、前記少なくとも1つのコメントのそれぞれは、前記所定のグループに所属するユーザによってのみ参照可能である、ことと、前記プロセッサ部が、前記受信されたメッセージに対する応答メッセージを所定のグループの外部に送信することと、前記プロセッサ部が、前記受信されたメッセージと前記応答メッセージとが第1の列に表示されると共に、前記第1の列とは異なる第2の列に前記少なくとも1つのコメントが表示されるように、前記端末装置を制御することとを含む。
本発明のメッセージ通信システムは、メッセージを通信するメッセージ通信システムであって、前記メッセージ通信システムは、所定のグループを含む組織に導入され、前記メッセージ通信システムは、前記所定のグループの外部からメッセージを受信する手段と、前記受信されたメッセージに少なくとも1つのコメントを関連付ける手段であって、前記少なくとも1つのコメントのそれぞれは、前記所定のグループに所属するユーザによってのみ参照可能である、手段と、前記受信されたメッセージに対する応答メッセージを前記所定のグループの外部に送信する手段と、前記受信されたメッセージと前記応答メッセージとを第1の列に表示すると共に、前記第1の列とは異なる第2の列に前記少なくとも1つのコメントを表示する手段とを備えている。
本発明によれば、メッセージおよびコメントの視認性を向上させるとともに、メッセージおよびコメントの時系列の順番の視認性を向上させることが可能なメッセージ通信システムおよびそのシステムにおいて実行される方法およびプログラムを提供することが可能である。
メッセージ通信システム10の構成の一例を示す図 メッセージサーバ装置100の構成の一例を示す図 メッセージサーバ装置100内で実行される処理の一例を示す図 端末装置300に表示される画面410の一例を示す図 端末装置300に表示されるウインドウ420の一例を示す図 端末装置300に表示される画面430の一例を示す図 端末装置300に表示される画面440の一例を示す図 端末装置300に表示される画面450の一例を示す図 端末装置300に表示される画面460の一例を示す図 端末装置300に表示される画面470の一例を示す図 図4Bに示されるウインドウ420を代替するための入力フレーム520の一例を示す図 図4Cに示される画面430における「メッセージ(1)」、「コメント(1)」の代替的な配置の一例を示す図 図4Gに示される画面470の代替的な画面470’の一例を示す図 端末装置300に表示される画面620の一例を示す図 端末装置300に表示される画面710の一例を示す図 端末装置300に表示される画面720の一例を示す図 端末装置300に表示される画面810の一例を示す図 端末装置300に表示される画面810の一例を示す図
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。

1.メッセージ通信システムの構成
図1は、メッセージ通信システム10の構成の一例を示す。
メッセージ通信システム10は、インターネット20を介して、少なくとも1つの端末装置30に接続することが可能なように構成されている。端末装置30は、インターネット20を介してメッセージ通信システム10と通信することが可能な任意の端末装置であり得る。端末装置30は、例えば、スマートフォンであってもよいし、タブレット型の端末装置であってもよいし、パーソナルコンピュータであってもよい。端末装置30は、インターネット20を介してメッセージをメッセージ通信システム10に送信し、インターネット20を介してメッセージ通信システム10からメッセージを受信するように構成されている。言い換えると、メッセージ通信システム10は、インターネット20を介して端末装置30からメッセージを受信し、インターネット20を介してメッセージを端末装置30に送信するように構成されている。
本願明細書では、「メッセージ」とは、メールやチャットなどの任意のコミュニケーションツールによって通信される内容を有するものをいうと定義する。メッセージの内容は、テキスト、画像(静止画または動画)、音声のうちの少なくとも1つを含むことが可能である。
メッセージ通信システム10は、メッセージサーバ装置100と、イントラネット200を介してメッセージサーバ装置100に接続された少なくとも1つの端末装置300とを含む。
メッセージサーバ装置100は、メッセージの通信を実行する。メッセージサーバ装置100は、メッセージの通信を実行するためのプログラムが予め組み込まれた専用のコンピュータであってもよい。あるいは、メッセージサーバ装置100は、汎用のコンピュータであってもよい。この場合には、メッセージの通信を実行するためのプログラムを汎用のコンピュータ内にインストールすることによって、汎用のコンピュータをメッセージサーバ装置100として動作させることが可能になる。
イントラネット200は、メッセージ通信システム10の内部のネットワークである限り、任意のネットワークであり得る。
端末装置300は、イントラネット200を介して他の端末装置300と通信することが可能な任意の端末装置であり得る。また、端末装置300は、イントラネット200、メッセージサーバ装置100、インターネット20を介して端末装置30と通信することが可能な任意の端末装置であり得る。端末装置300は、例えば、スマートフォンであってもよいし、タブレット型の端末装置であってもよいし、パーソナルコンピュータであってもよい。
図2は、メッセージサーバ装置100の構成の一例を示す。
メッセージサーバ装置100は、通信制御部110と、通信制御部120と、プロセッサ部130と、メモリ部140と、メッセージ記憶部150と、コメント記憶部160とを含む。これらの構成要素は、バス190を介して接続されている。
通信制御部110は、少なくとも1つの端末装置30とのメッセージの通信を制御する。
通信制御部120は、少なくとも1つの通信端末300とのメッセージの通信を制御する。
プロセッサ部130は、メッセージサーバ装置100の全体の動作を制御する。
メモリ部140には、メッセージの通信を実行するためのプログラムやそのプログラムの実行に必要とされるデータ等が格納されている。
メッセージ記憶部150は、メッセージ通信システム10の外部にある端末装置30とメッセージ通信システム10との間で送受信されるメッセージを記憶する。また、メッセージ記憶部150は、メッセージ通信システム10の内部にある端末装置300同士の間で送受信されるメッセージを記憶する。
コメント記憶部160は、メッセージごとに、そのメッセージに関連付けられた少なくとも1つのコメントを記憶する。なお、メッセージ記憶部150とコメント記憶部160とを1つの記憶部として構成するようにしてもよい。
本願明細書では、「コメント」とは、メッセージ通信システム10の内部においてのみ参照可能な内容を有するものをいうと定義する。従って、コメントは、メッセージ通信システム10のユーザ同士が受信されたメッセージについての情報を共有したり、メッセージを受信したユーザがその受信されたメッセージについて他のユーザに連絡したりするために用いられる。あるいは、コメントは、自分専用のメモとして用いられる。コメントの内容は、テキスト、画像(静止画または動画)、音声のうちの少なくとも1つを含むことが可能である。
なお、図2に示されるメッセージサーバ装置100のそれぞれの構成要素は、単一のハードウェア部品で構成されていてもよいし、複数のハードウェア部品で構成されていてもよい。メッセージサーバ装置100の構成は、特定のハードウェア構成には限定されない。
また、図1に示される実施の形態では、メッセージ通信システム10と少なくとも1つの端末装置30とは、インターネット20を介して接続されることが可能であるとしたが、本発明はこれに限定されない。インターネット20の代わりに任意のタイプのネットワークを用いることも可能である。

2.メッセージ通信システムにおける処理
図3は、メッセージサーバ装置100内で実行される処理の一例を示す。この処理は、プログラムの形式で表現されている。このようなプログラムは、メッセージサーバ装置100内のメモリ部140に格納されている。ここで、プログラムをどのようにしてメモリ部140に格納するかは問わない。例えば、プログラムは、メモリ部140にプリインストールされていてもよい。あるいは、プログラムは、インターネット20などのネットワークを介してダウンロードされることによってメモリ部140にインストールされるようにしてもよいし、光ディスクやUSBなどの記憶媒体を介してメモリ部140にインストールされるようにしてもよい。プロセッサ部130は、メモリ部140に格納されているプログラムを読み出し、そのプログラムを実行する。以下、図3に示される処理の各ステップを詳しく説明する。
ステップS10:メッセージ通信システム10の外部からメッセージが受信される。例えば、そのメッセージは、端末装置30によって送信されたものである。そのメッセージの宛先がメッセージ通信システム10の内部のユーザである場合には、そのメッセージは、インターネット20を介してメッセージ通信システム10に届けられる。プロセッサ部130は、通信制御部110を介してそのメッセージを受信し、受信されたメッセージをメッセージ記憶部150に記憶する。さらに、プロセッサ部130は、イントラネット200を介して、そのメッセージの宛先のユーザに割り当てられている端末装置300にメッセージが受信された旨を通知する。
ステップS20:受信されたメッセージが端末装置300に表示される。例えば、プロセッサ部130は、受信されたメッセージがイントラネット200を介して端末装置300に表示されるように端末装置300を制御する。
ステップS30:受信されたメッセージに対してコメントが入力されたか否かが判定される。例えば、メッセージを受信したユーザ(すなわち、メッセージ通信システム10の内部のユーザ)は、受信されたメッセージに対してコメントを入力することが可能である。このコメントは、自分自身の備忘録としてのメモであってもよいし、メッセージ通信システム10の内部の他のユーザに対する連絡であってもよい。ユーザによってコメントが入力された場合には、処理はステップS40に進む。ユーザによってコメントが入力されなかった場合には、処理はステップS60に進む。
ステップS40:受信されたメッセージにコメントが関連付けられる。例えば、プロセッサ部130は、ユーザによって入力されたコメントを受信し、メッセージ記憶部150に記憶されたメッセージに関連付けた状態でそのコメントをコメント記憶部160に記憶する。ただし、メッセージとコメントとの関連付けの態様はこれに限定されない。メッセージとコメントとは任意の態様で関連付けられることが可能である。
ステップS50:受信されたメッセージに関連付けられた態様でコメントが端末装置300に表示される。例えば、プロセッサ部130は、コメントがイントラネット200を介して端末装置300に表示されるように端末装置300を制御する。なお、ユーザによって入力されたコメントが他のユーザに宛てたものである場合には、プロセッサ部130は、他のユーザに割り当てられている端末装置300にコメントが入力された旨を通知する。
ステップS60:受信されたメッセージに対する応答メッセージを送信するための送信ボタンがユーザによって選択されたか否かが判定される。例えば、メッセージを受信したユーザは、コメントを参照しつつ、受信されたメッセージに対する応答メッセージを入力することが可能である。応答メッセージは、受信されたメッセージに関連付けられる。例えば、プロセッサ部130は、ユーザによって入力された応答メッセージを受信し、メッセージ記憶部150に記憶されたメッセージに関連付けた状態でその応答メッセージをメッセージ記憶部150に記憶する。ただし、受信されたメッセージと応答メッセージとの関連付けの態様はこれに限定されない。受信されたメッセージと応答メッセージとは任意の態様で関連付けられることが可能である。このようにして、受信されたメッセージと少なくとも1つのコメントと応答メッセージとが相互に関連付けられることになる。送信ボタンがユーザによって選択された場合には、処理はステップS70に進む。送信ボタンがユーザによって選択されない場合には、処理はステップS30に戻る。
ステップS70:応答メッセージが送信される。例えば、その応答メッセージの宛先がメッセージ通信システム10の外部のユーザである場合には、その応答メッセージは、インターネット20を介してその応答メッセージの宛先のユーザに割り当てられている端末装置30に届けられる。
ステップS80:送信された応答メッセージが端末装置300に表示される。例えば、プロセッサ部130は、送信された応答メッセージがイントラネット200を介して端末装置300に表示されるように端末装置300を制御する。

3.メッセージ通信システムにおける画面遷移
図4Aは、端末装置300に表示される画面410の一例を示す。画面410は、図3のステップS20において表示される画面の一例である。画面410は、例えば、メッセージを受信したユーザがメッセージ受信一覧から受信されたメッセージを選択したことに応答して表示される。画面410には、受信されたメッセージである「メッセージ(1)」が表示される。さらに、画面410には、メッセージ追加ボタン411とコメント追加ボタン412とが表示される。
図4Bは、端末装置300に表示されるウインドウ420の一例を示す。ウインドウ420は、図4Aに示される画面410においてユーザがコメント追加ボタン412を選択したことに応答してポップアップ表示される。ウインドウ420は、ユーザがコメントを入力することができるように設計されている。なお、ウインドウ420は、コメントを入力することに加えて、ToDoや添付ファイルや何らかのステータス情報(例えば、処理未や処理済などのステータスを示す情報)を入力することが可能なように設計されていてもよい。図4Bに示される例では、ウインドウ420は、宛先を入力するための領域422とコメントを入力するための領域423と保存ボタン424とキャンセルボタン425とを含む。宛先を入力するための領域422は、メッセージ通信システム10の内部の他のユーザにコメントが入力されたことを通知するために用いられる(ただし、他のユーザに通知する必要がない場合には、宛先の入力を省略してもよい)。複数のユーザのグループを宛先に指定することも可能である。ユーザが、コメントを入力するための領域423にコメントを入力し、保存ボタン424を選択すると、ユーザによって入力されたコメントがコメント記憶部160に記憶される。これにより、ユーザによって入力されたコメントが保存される。
なお、メッセージを入力するための画面もまたコメントを入力するための画面と同様に設計されることが可能である(ただし、メッセージを入力するための画面には、コメントを入力するための画面の保存ボタン424に代えて「送信ボタン」が含まれる。あるいは、メッセージを入力するための画面には、保存ボタン424とは別に「送信ボタン」が含まれるようにしてもよい)。
図4Cは、端末装置300に表示される画面430の一例を示す。画面430は、図3のステップS50において表示される画面の一例である。画面430は、図4Bに示されるウインドウ420においてユーザが保存ボタン424を選択したことに応答して表示される。「コメント(1)」は、例えば、メッセージを受信したユーザによって入力されたものである。画面430では、「メッセージ(1)」の列とは異なる列に「コメント(1)」が表示される。「メッセージ(1)」と「コメント(1)」との間の矢印は、時系列の順番を示す。すなわち、この矢印は、「メッセージ(1)」が受信された後に「コメント(1)」が保存されたという時間的な前後関係を示す。画面430において、ユーザがコメント追加ボタン412を選択することによって、新たなコメントを追加するための処理が開始される。
図4Dは、端末装置300に表示される画面440の一例を示す。画面440は、図3のステップS50において表示される画面の一例である。画面440は、図4Cに示される画面430に対して新たなコメントを追加するための処理を行うことにより、「コメント(2)」が追加された状態を示す。「コメント(2)」は、例えば、メッセージを受信したユーザ以外のユーザ(例えば、Aさん)によって入力されたものである。画面440では、「コメント(1)」の列と同じ列に「コメント(2)」が表示される。「コメント(1)」と「コメント(2)」との間の矢印は、時系列の順番を示す。すなわち、この矢印は、「コメント(1)」が保存された後に「コメント(2)」が保存されたという時間的な前後関係を示す。画面440において、ユーザがコメント追加ボタン412を選択することによって、新たなコメントを追加するための処理が開始される。
同様に、図4Eは、端末装置300に表示される画面450の一例を示す。画面450は、図4Dに示される画面440に対して新たなコメントを追加するための処理を行うことにより、「コメント(3)」が追加された状態を示す。「コメント(3)」は、例えば、メッセージを受信したユーザ以外のユーザ(例えば、Bさん)によって入力されたものである。画面450では、「コメント(1)」、「コメント(2)」の列と同じ列に「コメント(3)」が表示される。
さらに、同様に、図4Fは、端末装置300に表示される画面460の一例を示す。画面460は、図4Eに示される画面450に対して新たなコメントを追加するための処理を行うことにより、「コメント(4)」が追加された状態を示す。「コメント(4)」は、例えば、メッセージを受信したユーザによって入力されたものである。画面460では、「コメント(1)」、「コメント(2)」、「コメント(3)」の列と同じ列に「コメント(4)」が表示される。
図4Gは、端末装置300に表示される画面470の一例を示す。画面470は、図3のステップS80において表示される画面の一例である。画面470は、図4Fに示される画面460に対して新たなメッセージを追加するための処理を行うことにより、「メッセージ(2)」が追加された状態を示す。「メッセージ(2)」は、例えば、メッセージを受信したユーザによって入力されたものである。画面470では、「メッセージ(1)」の列と同じ列に「メッセージ(2)」が表示される。「コメント(4)」と「メッセージ(2)」との間の矢印は、時系列の順番を示す。すなわち、この矢印は、「コメント(4)」が保存された後に「メッセージ(2)」が送信されたという時間的な前後関係を示す。
図4A〜図4Gに示される実施形態は、例えば、組織X(例えば、会社X)にメッセージ通信システム10が導入されている場合において、顧客からメッセージを受信した組織Xに所属するユーザが、同じ組織Xに所属するAさんやBさんに相談しながら、その顧客に対する応答メッセージを作成し送信するような状況において有用である。受信されたメッセージに関連する組織Xの内部での相談事をコメントのやりとりで行うことにより、組織Xの内部での相談事が組織Xの外部に誤って出ていくことを確実に防止することができる。組織Xに所属するユーザが入力したコメントは、メッセージ通信システム10の内部においてのみ(すなわち、組織Xに所属するユーザによってのみ)参照可能であるからである。組織Xに所属するユーザのみがコメントを入力することを可能にし、かつ、組織Xに所属するユーザのみが入力されたコメントを参照することを可能にする手段の実現方法の一例は、(社外からアクセスすることが不可能である)社内掲示板を利用するなどの実現方法である。
図4A〜図4Gに示される実施形態では、「メッセージ(1)」、「メッセージ(2)」の列と「コメント(1)」、「コメント(2)」、「コメント(3)」、「コメント(4)」の列とが明確に分けて表示される。これにより、メッセージおよびコメントの視認性を向上させることが可能である。その結果、ユーザは、メッセージおよびコメントを区別して容易に認識することができるというメリットがある。さらに、「メッセージ(1)」、「メッセージ(2)」の列の背景色と「コメント(1)」、「コメント(2)」、「コメント(3)」、「コメント(4)」の列の背景色とが異なるようにすることにより、ユーザは、メッセージおよびコメントのそれぞれの機能に関しても明確に区別して認識することができるというメリットがある。
図5Aは、図4Bに示されるウインドウ420を代替するための入力フレーム520の一例を示す。図5Aに示される例では、図4Bに示されるウインドウ420の代わりに、入力フレーム520が用いられる。入力フレーム520は、コメントの入力が完了した際に「コメント(1)」が表示されることになる位置に配置される。入力フレーム520は、宛先を入力するための領域422とコメントを入力するための領域423と保存ボタン424とキャンセルボタン425とを含む。入力フレーム520に含まれる構成要素の機能は、ウインドウ420に含まれる機能と同一である。従って、同一の参照番号を付しその説明を省略する。
図5Bは、図4Cに示される画面430における「メッセージ(1)」、「コメント(1)」の代替的な配置の一例を示す。図4Cに示される例では、「メッセージ(1)」と「コメント(1)」とは、横方向に並んで(同じ高さ位置に)表示されている。これに対し、図5Bに示される例では、「メッセージ(1)」と「コメント(1)」とは、「メッセージ(1)」の位置よりも「コメント(1)」の位置を下げて(異なる高さ位置に)表示されている。図4Cに示される表示は、メッセージ(1)の内容と比較的関連性が高いコメント(1)を表示したい場合(例えば、メッセージ(1)としての英語の原文の横に、コメント(1)としての日本語の翻訳文を並べて表示したい場合)などに便利である。図5Bに示される表示は、メッセージ(1)の内容と比較的関連性が低いコメント(1)を入力した場合などに便利である。図4Cに示される表示と図5Bに示される表示とは、ユーザの好みによって切り替え可能であることが好ましい。
図5Cは、図4Gに示される画面470の代替的な画面470’の一例を示す。図5Cに示される例では、「メッセージ(1)」、「メッセージ(2)」と「コメント(1)」、「コメント(2)」、「コメント(3)」、「コメント(4)」とが完全に分離されない態様で表示されている。このように、「メッセージの列」と「コメントの列」とが完全に分離されない態様で表示されるようにしてもよい。このような表示は、例えば、画面の面積が小さいスマートフォンなどに表示する場合に有用である。なお、画面の面積が小さいために、メッセージ(1)の内容と比較的関連性が高いコメント(1)をメッセージ(1)の位置よりも下げて(異なる高さ位置に)表示せざるを得ない場合には、時系列の順番を示すもの(例えば、矢印など)の属性(例えば、色、太さなど)を変えることによってそれを表すようにしてもよい。
なお、図4A〜図4Gに示される実施の形態では、「メッセージの列」を画面の左側、「コメントの列」を画面の右側に表示する例を示したが、本発明はこれに限定されない。「メッセージの列」および「コメントの列」の画面上での相対的な位置関係は任意の位置関係であり得る。例えば、「メッセージの列」を画面の右側、「コメントの列」を画面の左側に表示してもよいし、「メッセージの列」を画面の上側、「コメントの列」を画面の下側に表示してもよい(その逆でもよい)。また、図5Cに示される実施の形態のように、「メッセージの列」と「コメントの列」とが完全に分離されない態様で表示することもまた本発明の範囲内である。
本願明細書では、「メッセージの列」とは、メッセージが「所定の方向」に沿って並んでいるさまをいうと定義する。本願明細書でいう「列」とは、数学において定義される行列(マトリックス)の「行」または「列」のいずれにも相当し得るものである。すなわち、メッセージが並ぶ「所定の方向」は、特定の方向に限定されない。その「所定の方向」は、任意の方向であり得る。例えば、その「所定の方向」は、画面の上側から下側に向かう方向でもよいし(その逆でもよい)、画面の左側から右側に向かう方向でもよいし(その逆でもよい)、画面を斜め方向に横切る方向でもよい。「コメントの列」の定義についても同様である。
さらに、図4A〜図4Gに示される実施形態では、「メッセージ(1)」、「コメント(1)」、「コメント(2)」、「コメント(3)」、「コメント(4)」、「メッセージ(2)」の時系列の順番が矢印で示されている。これにより、メッセージおよびコメントの時系列の順番の視認性を向上させることが可能である。その結果、ユーザは、メッセージおよびコメントの時系列の順番を容易に認識することができるというメリットがある。なお、矢印以外の記号や何らかのリンクを用いてメッセージおよびコメントの時系列の順番を示すようにしてもよい。
さらに、図4A〜図4Gに示される実施の形態では、「メッセージ」および「コメント」を二列で表示する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。「メッセージ」および「コメント」を三列以上の列で表示することも本発明の範囲内である。
さらに、図4A〜図4Gに示される実施の形態では、1つの画面内に「メッセージ追加ボタン411」、「コメント追加ボタン412」が設けられていたが、本発明はこれに限定されない。1つの画面内に1つの「追加ボタン」を設けるようにしてもよい。この場合、例えば、「メッセージの列」に対応する領域がマウスでクリックされた後に「追加ボタン」が選択されると、メッセージ追加ボタン411が選択されたときと同様の動作を行うようにし、「コメントの列」に対応する領域がマウスでクリックされた後に「追加ボタン」が選択されると、コメント追加ボタン412が選択されたときと同様の動作を行うようにしてもよい。あるいは、「追加ボタン」が選択されると、選択可能な「メッセージ追加ボタン411」、「コメント追加ボタン412」が表示されるようにしてもよい。
さらに、図4A〜図4Gに示される実施形態では、メッセージに少なくとも1つのコメントが関連付けられる例を説明したが、メッセージが存在するが、コメントが存在しない場合もあり得る。この場合には、メッセージのみが表示されることになる。また、メッセージが存在せず、コメントのみが存在する場合もあり得る。この場合には、コメントのみが表示されることになる。また、メッセージおよびコメントが存在するが、そのコメントがメッセージに関連付けられていない場合もあり得る。この場合には、そのようなコメントは、メッセージに関連付けられていない態様で表示されることになる。
図6は、端末装置300に表示される画面620の一例を示す。画面620は、図3のステップS50において表示される画面の一例である。画面620は、図4Cに示される画面430において「コメント(1)」に対して更なるコメントを追加するための処理を行うことにより、「自分コメント」が追加された状態を示す。「コメント(1)」に対して更なるコメントを追加するための処理は、例えば、ユーザが更なるコメント追加ボタン413を選択したことに応答して実行される。ここで、「自分コメント」とは、コメントの一種であるが、そのコメントを書き込んだユーザ自身によってのみ参照可能であるものをいう。画面620では、「メッセージ(1)」の列とは異なる列に「コメント(1)」が表示され、「コメント(1)」の列とは異なる列に「自分コメント」が表示される。画面620は、「メッセージ」および「コメント」を三列で表示する画面の一例である。
図7Aは、端末装置300に表示される画面710の一例を示す。画面710は、メッセージを受信したユーザがスレッド一覧からスレッドを選択したことに応答して表示される。ここでは、受信された第1のメッセージである「メッセージ(1)」と受信された第2のメッセージである「メッセージ(3)」とが同一のスレッドに分類されるメッセージであると仮定する。ここで、「スレッド」とは、共通のテーマを意味する用語としてメールなどの通信分野では周知である。また、既知の技術を用いて、受信されたメッセージをいくつかのスレッドに分類することも可能である。ユーザによる手作業によって、受信されたメッセージをいくつかのスレッドに分類することも可能である。画面710は、「メッセージ(1)」と「メッセージ(3)」とが同一のスレッドに分類されるメッセージであることを考慮して、「メッセージ(1)」、「コメント(2)」、「コメント(6)」、「コメント(7)」、「メッセージ(8)」という一連のやりとりと、「メッセージ(3)」、「コメント(4)」、「メッセージ(5)」という一連のやりとりとを別個に並べて表示した画面の一例である。
図7Bは、端末装置300に表示される画面720の一例を示す。画面720は、図7Aに関連して上述した仮定と同一の仮定の下で、「メッセージ(1)」と「メッセージ(3)」とが同一のスレッドに分類されるメッセージであることを考慮して、「メッセージ(1)」、「コメント(2)」、「コメント(6)」、「コメント(7)」、「メッセージ(8)」という一連のやりとりと、「メッセージ(3)」、「コメント(4)」、「メッセージ(5)」という一連のやりとりとを時系列に基づいて重ね合わせて表示した画面の一例である。ここで、メッセージおよびコメントに付した括弧内の番号は、メッセージおよびコメントの時系列の順番(すなわち、メッセージおよびコメントが作成された時間の順番)を示す。
図7Bに示される重ね合わせ表示によれば、図7Aに示される表示に比べて、メッセージおよびコメントの時系列の順番の視認性を向上させることが可能である。その結果、ユーザは、メッセージおよびコメントの時系列の順番を容易に認識することができるというメリットがある。
なお、スレッド単位でアクセス権限を設定することが可能である。コメント単位でアクセス権限を設定することも可能である。スレッドに対するアクセス権限を有するユーザは、スレッド内のすべてのメッセージやコメントを参照することが可能である。これに対し、コメント単位でアクセス権限が設定された場合には、そのコメントに対するアクセス権限を有するユーザのみが、そのコメントを参照することが可能である。

4.メッセージ通信システムの「外部」、「内部」という概念の拡張
上述した実施形態では、「メッセージの列」を表示するための領域は、メッセージ通信システム10の「外部」とやりとりした情報を表示するための領域として定義することが可能であり、「コメント」の列を表示するための領域は、メッセージ通信システム10の「内部」でやりとりした情報を表示するための領域として定義することが可能である。しかしながら、このような「外部」、「内部」という概念は、メッセージ通信システム10の「外部」、「内部」に限定されない。例えば、組織X(例えば、会社X)にメッセージ通信システム10が導入された場合を仮定する。組織Xは、いくつかのグループ(部署)に区分されているのが通例である。例えば、組織Xが「カスタマーサポート(以下、「CS」という)チーム」、「営業部」、「開発部」というグループ(部署)に区分されている場合には、組織Xの内部において、「CSチーム」の「外部」、「内部」をさらに定義することが可能である。この場合、「CSチーム」の外部にある「営業部」、「開発部」とやりとりした情報を表示するための領域、「CSチーム」の内部でやりとりした情報を表示するための領域をさらに定義することが可能である。例えば、「営業部」に所属するユーザから「CSチーム」に所属するユーザに届けられたメッセージは、「CSチーム」の外部から受信されたメッセージとみなすことができる。なぜなら、「営業部」は、「CSチーム」の外部に存在するからである。「CSチーム」の外部から受信されたメッセージは、例えば、「CSチーム」の外部とやりとりした情報を表示するための領域である「CSチーム(外部)」というボックス内に表示される。「CSチーム」の外部から受信されたメッセージに対して「CSチーム」の内部においてのみ参照可能な少なくとも1つのコメント(すなわち、「CSチーム」に所属するユーザによってのみ参照可能な少なくとも1つのコメント)を関連付けるようにしてもよい。このように、メッセージ通信システム10が導入された組織Xの所定のグループの外部からメッセージを受信すること、その受信されたメッセージに少なくとも1つのコメントを関連付けること(ここで、その少なくとも1つのコメントのそれぞれは、その所定のグループに所属するユーザによってのみ参照可能である)こともまた本発明の範囲内である。ここで、組織Xの「所定のグループ」とは、組織Xの全体であってもよいし、組織Xの一部(例えば、「CSチーム」または「営業部」または「開発部」)であってもよい。「CSチーム」の内部においてのみ参照可能な少なくとも1つのコメントは、例えば、「CSチーム」の内部でやりとりした情報を表示するための領域である「CSチーム(内部)」というボックス内に表示される。
「CSチーム(外部)」というボックス内に表示されるそれぞれのメッセージは、時系列の順番を示すように表示される。「CSチーム(内部)」というボックス内に表示されるそれぞれのコメントもまた、時系列の順番を示すように表示される。「CSチーム(外部)」というボックスおよび「CSチーム(内部)」というボックスの画面上での相対的な位置関係は、任意の位置関係であり得る。
なお、上述した「CSチーム」の「外部」、「内部」の定義は、上述した「営業部」、「開発部」にも適用可能であり、組織Xに含まれる任意のグループに適用可能である。
図8Aは、端末装置300に表示される画面810の一例を示す。この例では、CSチームの外部とやりとりした情報を表示するための領域である「CSチーム(外部)」というボックス811a、営業部の外部とやりとりした情報を表示するための領域である「営業部(外部)」というボックス812a、開発部の外部とやりとりし情報を表示するための領域である「開発部(外部)」というボックス813aが前面に表示され、その他のボックス(すなわち、CSチームの内部でやりとりした情報を表示するための領域である「CSチーム(内部)」というボックス811b、営業部の内部でやりとりした情報を表示するための領域である「営業部(内部)」というボックス812b、開発部の内部でやりとりした情報を表示するための領域である「開発部(内部)」というボックス813b)が後面に表示されている。このように、これらのボックスの少なくとも一部を重ね合わせて表示することにより、「メッセージの列」および「コメントの列」を三次元的に表示することが可能である。
図8Bは、端末装置300に表示される画面820の一例を示す。この例では、「CSチーム(外部)」というボックス821aと「CSチーム(内部)」というボックス821bとが前面に表示されている。例えば、同一のグループ(部署)に関連するボックス821a、821bをユーザによる1つの操作(例えば、マウスのボタンの1回のクリック)で前面に表示するようにすることも可能である。
図8Aに示される画面810および図8Bに示される画面820のそれぞれは、レイヤーに区分された各グループを階層的に表示した画面の一例である。例えば、「CSチーム(外部)」、「営業部(外部)」、「開発部(外部)」の階層を「レイヤー1」の階層として定義し、「CSチーム(内部)」、「営業部(内部)」、「開発部(内部)」の階層を「レイヤー2」の階層として定義することも可能である。あるいは、「CSチーム(外部)」、「CSチーム(内部)」の階層を「レイヤー1」の階層、「営業部(外部)」、「営業部(内部)」の階層を「レイヤー2」の階層、「開発部(外部)」、「開発部(内部)」の階層を「レイヤー3」の階層として定義することも可能である。このように組織Xの任意のグループを任意のレイヤーに区分し、そのレイヤーに応じて画面に表示することが可能である。なお、レイヤー単位に、レイヤーの色、配置、アクセス権限などを設定することが可能である。
なお、図8Aに示される画面810および図8Bに示される画面820のそれぞれは、あくまでも画面の一例である。既知の技術を用いて、画面810、820を仮想的な画面として、その一部を表示したり、全体を拡大・縮小して表示することも可能である。
図8A、図8Bに示される実施形態は、例えば、組織Xの外部の顧客からメッセージを受信した「CSチーム」に所属するユーザが、同じ「CSチーム」に所属するユーザに相談しながら、および/または、「営業部」に所属するユーザや「開発部」に所属するユーザに相談しながら、その顧客に対する応答メッセージを作成し送信するような状況において有用である。「CSチーム」の内部での相談事をコメントのやりとりで行うことにより、「CSチーム」の内部での相談事が「CSチーム」の外部に誤って出ていくことを確実に防止することができる。「CSチーム」に所属するユーザが入力したコメントは、「CSチーム」に所属するユーザによってのみ参照可能であるからである。「営業部」の内部での相談事および「開発部」の内部での相談事についても同様である。
さらに、組織Xの外部の顧客から受信されたメッセージおよびその顧客に対して送信された応答メッセージを「メッセージ」というボックス内に表示するようにし、「CSチーム」に所属するユーザが「営業部」に所属するユーザまたは「開発部」に所属するユーザから受信したメッセージ、または、「CSチーム」に所属するユーザから「営業部」に所属するユーザまたは「開発部」に所属するユーザに送信したメッセージを「CSチーム(外部)」というボックス内に表示するようにし、「CSチーム」に所属するユーザが入力したコメントを「CSチーム(内部)」というボックス内に表示するようにすることによって、ユーザは、組織Xの外部との情報のやりとりと、組織Xの内部における、「CSチーム」の外部との情報のやりとりと「CSチーム」の内部での情報のやりとりとを区別して容易に認識することができる。「営業部(外部)」および「営業部(内部)」というボックス、「開発部(外部)」および「開発部(内部)」についても同様である。
あるいは、図8A、図8Bに示される実施形態は、「開発部」に所属するユーザからメッセージを受信した「CSチーム」に所属するユーザが、同じ「CSチーム」に所属するユーザに相談しながら、「開発部」に所属するユーザに対する応答メッセージを作成し送信するような状況においても有用である。この状況下では、図1に示されるインターネット20は必要とされない。すなわち、本発明にとって図1に示されるインターネット20は必須でないといえる。従って、本発明の実施形態の1つとして、メッセージ通信システム10を社内掲示板のようなシステムとして用いることも可能である。「開発部」に所属するユーザから受信されたメッセージおよび「開発部」に所属するユーザに対して送信された応答メッセージを「CSチーム(外部)」というボックス内に表示するようにし、「CSチーム」に所属するユーザが入力したコメントを「CSチーム(内部)」というボックス内に表示するようにすることによって、ユーザは、「CSチーム」の外部との情報のやりとりと「CSチーム」の内部での情報のやりとりとを区別して容易に認識することができる。
あるいは、図8A、図8Bに示される実施形態は、「CSチーム」に所属するユーザがメッセージを「営業部」に所属するユーザに送信して、「営業部」に所属するユーザから応答メッセージを受信するような状況においても有用である。この状況下では、図1に示されるインターネット20は必要とされない。すなわち、本発明にとって図1に示されるインターネット20は必須でないといえる。従って、本発明の実施形態の1つとして、メッセージ通信システム10を社内掲示板のようなシステムとして用いることも可能である。「営業部」に所属するユーザに送信されたメッセージおよび「営業部」に所属するユーザから受信された応答メッセージを「CSチーム(外部)」というボックス内に表示するようにすることによって、ユーザは、「CSチーム」の外部との情報のやりとりを容易に認識することができる。
以上のように、本発明の好ましい実施形態を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。
本発明は、メッセージおよびコメントの視認性を向上させるとともに、メッセージおよびコメントの時系列の順番の視認性を向上させることが可能なメッセージ通信システムおよびそのシステムにおいて実行される方法およびプログラム等を提供するものとして有用である。
10 メッセージ通信システム
20 インターネット
30 端末装置
100 メッセージサーバ装置
110 通信制御部
120 通信制御部
130 プロセッサ部
140 メモリ部
150 メッセージ記憶部
160 コメント記憶部
190 バス
200 イントラネット
300 端末装置

Claims (7)

  1. メッセージを通信するメッセージ通信システムにおいて実行されるプログラムであって、前記メッセージ通信システムは、プロセッサ部を含むメッセージサーバ装置と、前記メッセージ通信システムの内部のネットワークを介して接続された端末装置とを含み、前記メッセージ通信システムは、所定のグループを含む組織に導入され、前記プログラムは、前記プロセッサ部によって実行されると、
    前記所定のグループの外部からメッセージを受信することと、
    前記受信されたメッセージに少なくとも1つのコメントを関連付けることであって、前記少なくとも1つのコメントのそれぞれは、前記所定のグループに所属するユーザによってのみ参照可能である、ことと、
    前記受信されたメッセージに対する応答メッセージを前記所定のグループの外部に送信することと、
    前記受信されたメッセージと前記応答メッセージとが第1の列に表示されると共に、前記第1の列とは異なる第2の列に前記少なくとも1つのコメントが表示されるように、前記端末装置を制御することと
    を含む処理を前記プロセッサ部に行わせる、プログラム。
  2. 前記受信されたメッセージおよび前記少なくとも1つのコメントおよび前記応答メッセージのそれぞれは、時系列の順番を示すように表示される、請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記処理は、
    前記少なくとも1つのコメントのうちの1つに少なくとも1つの更なるコメントを関連付けることであって、前記少なくとも1つの更なるコメントのそれぞれは、その更なるコメントを書き込んだユーザによってのみ参照可能である、ことと、
    前記第2の列とは異なる第3の列に前記少なくとも1つの更なるコメントが表示されるように、前記端末装置を制御することと
    をさらに含む、請求項1または請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記受信されたメッセージは、受信された第1のメッセージであり、前記少なくとも1つのコメントは、少なくとも1つの第1のコメントであり、前記応答メッセージは、第1の応答メッセージであり、
    前記メッセージ通信システムは、前記所定のグループの外部から受信された複数のメッセージを少なくとも1つのスレッドに分類することが可能であるように構成されており、
    前記処理は、
    前記所定のグループの外部から第2のメッセージを受信することであって、前記受信された第1のメッセージと前記受信された第2のメッセージとは、同一のスレッドに分類されるメッセージである、ことと、
    前記受信された第2のメッセージに少なくとも1つの第2のコメントを関連付けることであって、前記少なくとも1つの第2のコメントのそれぞれは、前記所定のグループに所属するユーザによってのみ参照可能である、ことと、
    前記受信された第2のメッセージに対する第2の応答メッセージを前記所定のグループの外部に送信することと、
    前記受信された第1のメッセージと前記第1の応答メッセージと前記受信された第2のメッセージと前記第2の応答メッセージとが前記第1の列に表示されると共に、前記第2の列に前記少なくとも1つの第1のコメントと前記少なくとも1つの第2のコメントとが表示されるように、前記端末装置を制御することと
    をさらに含む、請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載のプログラム。
  5. 前記受信された第1のメッセージおよび前記少なくとも1つの第1のコメントおよび前記第1の応答メッセージおよび前記受信された第2のメッセージおよび前記少なくとも1つの第2のコメントおよび前記第2の応答メッセージのそれぞれは、時系列の順番を示すように表示される、請求項4に記載のプログラム。
  6. メッセージを通信するメッセージ通信システムにおいて実行される方法であって、前記メッセージ通信システムは、プロセッサ部を含むメッセージサーバ装置と、前記メッセージ通信システムの内部のネットワークを介して接続された端末装置とを含み、前記メッセージ通信システムは、所定のグループを含む組織に導入され、前記方法は、
    前記プロセッサ部が、前記所定のグループの外部からメッセージを受信することと、
    前記プロセッサ部が、前記受信されたメッセージに少なくとも1つのコメントを関連付けることであって、前記少なくとも1つのコメントのそれぞれは、前記所定のグループに所属するユーザによってのみ参照可能である、ことと、
    前記プロセッサ部が、前記受信されたメッセージに対する応答メッセージを所定のグループの外部に送信することと、
    前記プロセッサ部が、前記受信されたメッセージと前記応答メッセージとが第1の列に表示されると共に、前記第1の列とは異なる第2の列に前記少なくとも1つのコメントが表示されるように、前記端末装置を制御することと
    を含む、方法。
  7. メッセージを通信するメッセージ通信システムであって、前記メッセージ通信システムは、所定のグループを含む組織に導入され、前記メッセージ通信システムは、
    前記所定のグループの外部からメッセージを受信する手段と、
    前記受信されたメッセージに少なくとも1つのコメントを関連付ける手段であって、前記少なくとも1つのコメントのそれぞれは、前記所定のグループに所属するユーザによってのみ参照可能である、手段と、
    前記受信されたメッセージに対する応答メッセージを前記所定のグループの外部に送信する手段と、
    前記受信されたメッセージと前記応答メッセージとを第1の列に表示すると共に、前記第1の列とは異なる第2の列に前記少なくとも1つのコメントを表示する手段と
    を備えたメッセージ通信システム。
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