JP2017090883A - 定着装置、画像形成装置、異常検知方法、及びプログラム - Google Patents

定着装置、画像形成装置、異常検知方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】商用交流電源の電圧が瞬断した場合に、定着装置の異常だと誤って判断されることを防止する。【解決手段】商用交流電源12から供給される電力により昇温する昇温部15bの温度上昇値(T1−T0)に基づいて、異常検出部121が異常状態の有無を判断する。また、瞬断検知部116が商用交流電源12に瞬断が発生したか否かを検知し、制御部122が瞬断検知部116の検知結果に基づいて、異常検出部121の検出結果の妥当性を判定する。【選択図】図5

Description

本発明は、商用交流電源を利用する定着装置が設けられた電子写真方式の画像形成装置に好適な技術に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置に用いられる定着装置では、例えば、加熱ローラの内側にヒータが装備され、さらに、加熱ローラの温度を検出する温度検出素子の一つであるサーミスタが装備されている。
しかし、サーミスタの浮きなどに起因して定着装置に異常が発生すると、温度上昇制御を行った際に加熱ローラが過熱する危険がある。そのため、サーミスタの浮き等に起因した定着装置の異常の有無を検出することが必要になる。
そこで、ヒータを加熱している所定時間での温度上昇値が、所定の基準値以下のときに定着装置に異常があることとする技術が既に知られている。
特許文献1には、サーミスタの浮きなどに起因した定着装置の異常により、加熱ローラが異常な高温になることを防止する目的で、電源投入から一定時間が経過した後の加熱ローラの温度上昇値が所定の値より小さい場合に、定着装置の異常として定着ヒータへの電力供給を停止するという制御方法が開示されている。
しかし、従来の温度上昇値のみに基づいて定着装置の異常を検出する方法では、商用交流電源の電圧が瞬断した場合に、定着ヒータに供給される電力も低下するために、加熱ローラの温度上昇値が所定の基準値以下となり、定着装置の異常だと誤って判断されてしまうといった問題があった。
特許文献1にあっては、商用交流電源が瞬断した場合に定着装置の異常であると誤って検知するという問題は解消できていない。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的は、商用交流電源の電圧が瞬断した場合に、定着装置の異常だと誤って判断されることを防止することにある。
請求項1記載の発明は、上記課題を解決するため、商用交流電源から供給される電力により昇温する昇温部を備えた定着装置であって、前記昇温部の温度を検出する温度検出手段と、前記昇温部の温度上昇値に基づいて、異常状態の有無を判断する異常検出手段と、前記商用交流電源に瞬断が発生したか否かを検知する瞬断検知手段と、制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記瞬断検知手段の検知結果に基づいて、前記異常検出手段の検出結果の妥当性を判定することを特徴とする。
本発明によれば、商用交流電源の電圧が瞬断した場合に、定着装置の異常だと誤って判断されることを防止することができる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の概略的な機構構成を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る定着装置とその周辺回路を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る商用交流電源の瞬断検知回路103の回路構成を説明する図である。 本発明の第1実施形態に係る定着装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る定着装置の異常検知方法について説明するためのフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る瞬断検知方法について説明するためのフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る瞬断検知方法について説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態に係る定着装置の商用交流電源の低電圧検知回路の回路構成について説明するための回路図である。 (a)〜(f)は、本発明の第2実施形態に係る制御部230が実施する瞬断検知方法について説明するためのグラフ図である。 本発明の第2実施形態に係る定着装置の異常検知方法について説明するためのフローチャートである。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
本発明は、商用交流電源の電圧が瞬断した場合に、定着装置の異常だと誤って判断されることを防止するために、以下の構成を有する。
すなわち、本発明の定着装置は、商用交流電源から供給される電力により昇温する昇温部を備えた定着装置であって、昇温部の温度を検出する温度検出手段と、昇温部の温度上昇値に基づいて、異常状態の有無を判断する異常検出手段と、商用交流電源に瞬断が発生したか否かを検知する瞬断検知手段と、制御手段と、を備え、制御手段は、瞬断検知手段の検知結果に基づいて、異常検出手段の検出結果の妥当性を判定することを特徴とする。
以上の構成を備えることにより、商用交流電源の電圧が瞬断した場合に、定着装置の異常だと誤って判断されることを防止することができる。
上記の本発明の特徴に関して、以下、図面を用いて詳細に説明する。
<画像形成装置の構成>
図1を参照して、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の概略的な機構構成について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の概略的な機構構成を示す断面図である。
画像形成装置1は、ADF2、画像読み取り装置3、書き込みユニット4、プリンタユニット5、感光体ドラム6、現像装置7、搬送ベルト8、定着装置9、及び原稿台10を備えている。
図1に示す画像形成装置1は、デジタル複合機として、複写機能と、プリンタ機能、及びファクシミリ機能等を搭載している。
この画像形成装置1においては、操作部に設けられたアプリケーション切り替えキーにより、複写機能、プリンタ機能、及びファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能となっており、複写機能が選択された場合には複写モードとなり、プリンタ機能が選択された場合にはプリンタモードとなり、ファクシミリモードが選択された場合にはファクシミリモードとなる。
図1を参照して、画像形成装置1が複写機能(複写モード)を選択された場合における画像形成の流れについて例に挙げて、簡単に説明する。
複写モードでは、原稿束がADF2により順に画像読み取り装置3に給送され、画像読み取り装置3により各原稿から画像情報が読み取られる。そして、画像情報は、画像処理手段を介して書き込みユニット4により光情報に変換される。感光体ドラム6は、帯電器により一様に帯電された後に書き込みユニット4からの光情報で露光され、静電潜像が形成される。この感光体ドラム6上の静電潜像は、現像装置7により現像されてトナー像となる。このトナー像は、搬送ベルト8により転写紙に転写され、定着装置9によりトナー像が転写紙に定着され、トナー像が転写された転写紙が排出される。
なお、図1では、画像形成装置1として、感光体ドラム6を1つだけ配置したモノクロタイプのものを示したが、感光体ドラム6は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック等のトナー像を形成する4つとし、各色を重ねて転写紙に転写するカラー画像形成装置とすることができる。
<定着装置の構成>
図2を参照して、本発明の第1実施形態に係る定着装置とその周辺回路について説明する。図2は、本発明の第1実施形態に係る定着装置とその周辺回路を示す図である。なお、図2に示す定着装置9は従来から一般的に使用されている。
定着装置9は、ヒータ15a、加熱ローラ15、サーミスタ17、及び加圧ローラ23を備えている。
加熱ローラ15は、発熱するヒータ15aを内蔵しており、ヒータ15aが発生した熱が加熱ローラ15の外周部に伝達され、当該外周部が加圧ローラ23に圧接する。搬送ベルト8は、転写紙を搬送しており、加熱ローラ15と加圧ローラ23との間のニップ部に、未定着のトナー像を担持する転写紙14を通紙することによりトナー像を転写紙面に定着する。
サーミスタ17は、温度変化に対して電気抵抗の変化の大きい抵抗体であり、加熱ローラ15の外周上の昇温部15bに接触し、当該サーミスタ17の両端子が配線を介して温度検出部18に接続されている。
なお、本実施形態では、上述したように加熱ローラ15と加圧ローラ23との間のニップ部に通紙するように構成しているが、他の方式を採用してもよい。
他の方式として、例えば、ヒータにより加熱される定着ベルトと、定着ベルトの一部を押圧可能に配置され定着ベルトとの間にニップ部を形成する加圧ローラと、を備え、ニップ部に未定着のトナー像を担持した記録媒体を搬送するように構成したものに本発明を適用してもよい(特許文献2)。
また、回転可能に構成されかつ記録媒体に未定着像を定着させる定着ベルトと、定着ベルトを加熱するヒータと、定着ベルトを外周側から加圧する加圧ローラと、定着ベルトの内周側に位置し定着ベルトと加圧ローラとの間にニップ部Nを形成させる固定部材とにより構成したものに本発明を適用してもよい(特許文献3)。
このような構成の場合、ヒータにより加熱される定着ベルトの昇温部にサーミスタを接触してもよい。
図2に示す周辺回路は、加熱ローラ15の表面温度を所定の温度に維持するために、温度検出部18、CPU11、スイッチング回路16、及び報知部25、を備えている。
温度検出部18は、加熱ローラ15の外周部の昇温部に接触するサーミスタ17に定電流を供給することで、サーミスタ17の抵抗値を電圧に変換しておき、この電圧信号を温度信号としてCPU11に出力する。
CPU11は、温度検出部18から出力された温度信号の電圧をA/D変換器11bによりサンプリングして量子化し、デジタルデータに変換された電圧値を温度データとして取得する。
CPU11は、温度データに基づいて、ヒータ15aの発熱量を調整するための制御信号を生成してスイッチング回路16に出力する。
CPU11は、時間を計時するタイマ11aを備え、時間カウント値をCPU11に出力する。
スイッチング回路16は、商用交流電源から供給される交流電力を直流電力に変換するとともに、CPU11からの制御信号に応じてヒータ15aに供給する直流電力を調整し、ヒータ15aの発熱量を調整する。
報知部25は、制御部122から報知信号を受け付けた場合に報知音を発生する。
<瞬断検知回路の構成>
図3を参照して、本発明の第1実施形態に係る商用交流電源の瞬断検知回路103の回路構成について説明する。図3は、本発明の第1実施形態に係る商用交流電源の瞬断検知回路103の回路構成を説明する図である。
商用交流電源の瞬断検知回路103は、分圧抵抗112、PLC(programmable logic controller:プログラマブル・ロジック・コントローラ)114で構成されている。また、商用交流電源側の1次側回路系と、制御側の2次側回路系との間の絶縁特性を保証するためフォトカプラ118を使用している。
商用交流電源から供給されるAC電圧は、分圧抵抗112において例えば1000:3.3の比率で分圧した値に、バイアス電圧0.5×Vcc(例えば、2.5V)を加えて、ADC117を介してPLC114に取り込まれる。連続的に取り込まれたAC電圧は、AC波形(図7)としてPLC114で認識できる。
<定着装置の機能構成>
図4を参照して、本発明の第1実施形態に係る定着装置の機能構成について説明する。図4は、本発明の第1実施形態に係る定着装置の機能構成を示すブロック図である。
瞬断検知部116は、PLC114により構成され、電圧値V(t)の波形の形状から瞬断しているか否かを判断し、瞬断がある場合に瞬断有状態を表す瞬断検知信号をフォトカプラ118に出力する。フォトカプラ118は、瞬断検知信号をCPU11に通知する。
瞬断検知部116は、商用交流電源12の瞬断継続時間が所定の基準時間よりも短いときには瞬断状態ではないと判断する。瞬断検知部116は、商用交流電源12の瞬断継続時間が所定の基準時間よりも長いときには瞬断状態であると判断する。
また、異常検出部121は、CPU11により構成され、加熱ローラ15の昇温部における一定時間での温度上昇値に基づいて、定着装置9の異常状態の有無を判断する異常検出処理を行う。異常検出処理を行うことで、サーミスタ17の浮きなどの要因により定着装置9に異常が発生して、加熱ローラが過熱する場合や、更には火災の要因になる危険を未然に防止する。
さらに、制御部122は、後述する瞬断検知部116の検知結果に基づいて、異常検出処理の検出結果の妥当性を判定する。制御部122は、瞬断検知部116が瞬断の発生を検知し、且つ異常検出処理が異常状態であると判断したときに、当該異常状態であるという判断を無効(妥当性なし)であると判定する。制御部122は、瞬断検知部116が瞬断の発生を検知していない場合に、異常検出処理が異常状態であると判断したときに、当該異常状態であるという判断を有効(妥当性あり)であると判定する。
制御部122は、瞬断検知部116が瞬断の発生を検知した場合に、当該画像形成装置1を停止、又は休止、或いは報知部25を用いてユーザに報知を行う。
なお、異常検出部121及び制御部122は、内部にROM、RAM及びCPUを有し、ROMからオペレーティングシステムOSを読み出してRAM上に展開してOSを起動し、OS管理下において、ROMからプログラムを読み出し、データ収集処理を実行する。
<異常検知処理>
図5を参照して、本発明の第1実施形態に係る定着装置の異常検知方法について説明する。図5は、本発明の第1実施形態に係る定着装置の異常検知方法について説明するためのフローチャートである。
まず、ステップS1では、異常検出部121は、加熱ローラ15の表面温度をサーミスタ7から出力されたセンサ信号を温度検出部18で測定して、その値を基準温度T0とする。
ステップS2では、異常検出部121は、瞬断検知処理による監視を開始する。
ステップS3では、異常検出部121は、異常検出部121に設けられたタイマ11aを用いて時間カウントを開始する。
ステップS4では、異常検出部121は、スイッチング回路16にON制御信号を出力する。スイッチング回路16はON制御信号を受け付けてヒータ15aに電力を供給し、ヒータ15aを発熱させることで、加熱ローラ15を加熱する。
ステップS5では、異常検出部121は、ステップS2における瞬断検知処理の監視を開始した時点から一定の監視時間Tが経過した場合に、タイマ11aを用いた時間カウントを完了する。
ステップS6では、異常検出部121は、加熱ローラ15の表面温度をサーミスタ17を介して温度検出部18で測定して、その温度値をT1とする。
ステップS7では、異常検出部121は、瞬断検知処理による監視を終了する。
なお、ステップS5において用いた一定の監視時間Tは、瞬断検知処理を実行している時間であり、温度検出部を用いた異常検知処理を実行している時間と略同一である。
ステップS8では、異常検出部121は、温度値T1と基準温度T0との差を表す一定時間経過時の温度上昇値(T1−T0)を算出する。
ステップS9では、異常検出部121は、基準温度T0における温度上昇の許容値Tpvと温度上昇値(T1−T0)を比較して、
T1−T0 ≧ Tpv (1)
(1)式が成り立つ場合、ステップS10に移行する。一方、
T1−T0 < Tpv (2)
(2)式が成り立つ場合、ステップS11に移行する。
ステップS10では、異常検出部121は、定着装置9は正常であると判断して処理を終了する。
一方、ステップS11では、異常検出部121は、スイッチング回路16にOFF制御信号を出力する。スイッチング回路16はOFF制御信号を受け付けてヒータ15aへの電力供給を停止し、ヒータ15aをOFFする。
ステップS12では、制御部122は、ヒータ15aがON制御中に瞬断検知が発生した場合はステップS13に移行する。一方、ヒータ15aがON制御中に瞬断検知が発生しなかった場合はステップS14に移行する。
ステップS12では、制御部122は、瞬断検知部116の検知結果に基づいて、異常検出処理の検出結果の妥当性を判定する。
ステップS13では、制御部122は、商用交流電源に瞬断が発生したことと判断して、報知信号を報知部25に出力する。報知部25は報知信号を受け付けて報知音を発生する。この報知音の発生により、瞬断があったことをユーザに報知し、処理を終了する。なお、この場合、定着装置9の異常とはしない。
なお、制御部122は、瞬断検知部116が瞬断の発生を検知し、且つ異常検出処理により異常状態であると判断したときに、当該異常状態であるという判断を無効であると判定する。
また、制御部122は、瞬断検知部116が瞬断の発生を検知した場合に、当該画像形成装置1を停止、又は休止、或いは報知部25を用いてユーザに報知を行ってもよい。
すなわち、瞬断検知部116が瞬断の発生を検知した場合に、当該画像形成装置1を停止、又は休止、或いは報知部25を用いてユーザに報知を行うことで、画像形成装置1を安定して稼働させることができる。
一方、ステップS14では、制御部122は、定着装置9の異常だと判断して処理を終了する。
なお、制御部122は、瞬断検知部116が瞬断の発生を検知していない場合に、異常検出処理が異常状態であると判断したときに、当該異常状態であるという判断を有効であると判定する。
表1は、定着装置の異常検出が有効か無効かを表す表である。
Figure 2017090883
表1に示すように、商用交流電源12の電圧が正常である場合に、定着装置の異常だと正確に判定することができる。
また、商用交流電源12の電圧が瞬断した場合に、定着装置の異常検出は無効(妥当性なし)として判定し、定着装置の異常だと誤って判断されることを防止することができる。
さらに、商用交流電源12に瞬断が発生していない場合には、異常検出部121が異常状態であると判断したときに、当該異常という判断を有効(妥当性あり)であると判定することができる。
瞬断検知部116の検知結果に基づいて、異常検出部121の検出結果の妥当性を判定するので、定着装置の異常だと誤って判断されることを防止することができる。
<瞬断検知処理>
図6及び図7を参照して、本発明の第1実施形態に係る瞬断検知方法について説明する
図6は、本発明の第1実施形態に係る瞬断検知方法について説明するためのフローチャートである。図7は、本発明の第1実施形態に係る瞬断検知方法について説明するためのタイミングチャートである。
なお、図7に示す電圧値V(t)の波形は上昇タイミングにある交流波形を示しており、時刻t1〜t3において瞬断が発生したことを示している。
商用交流電源から供給されるAC電圧は、分圧抵抗112において分圧され、バイアス電圧(例えば、2.5V)が加えられた電圧信号(アナログ信号)をADC117に入力する。ADC117は、入力された電圧信号をサンプリング周波数fsによりサンプリングして量子化し、デジタルデータに変換された電圧値V(t)を瞬断検知部116に出力する。
まず、ステップS21では、瞬断検知部116は、ADC117から電圧値V(t)を取り込む。
ステップS22では、瞬断検知部116は、電圧値V(t)と所定の電圧値VREFとを比較して、所定の電圧値VREFよりも大きい場合はステップS27に移行する。一方、瞬断検知部116は、所定の電圧値VREFよりも低い場合はステップS23に移行する。
ステップS23では、瞬断検知部116は、瞬断暫定フラグが「1」の場合はステップS24へ移行する。一方、瞬断検知部116は、瞬断暫定フラグが「0」の場合はステップS29へそれぞれ移行する。
ステップS24では、瞬断検知部116は、カウンタ115を用いて瞬断時間TTB(temporary blackout time)をカウントアップする。
ステップS25では、瞬断検知部116は、瞬断時間TTBが基準時間0.1msと比較して、瞬断時間TTBの方が大きい場合はステップS26に移行する。一方、瞬断検知部116は、瞬断時間TTBの方が小さい(短い)場合はステップS21に移行する。
すなわち、瞬断時間TTBが短い場合には、それを無視することで、定着装置の異常検知の精度を向上させることができる。
瞬断時間TTBの方が基準時間0.1msよりも大きい(長い)場合はステップS26では、瞬断検知部116は、時刻t2において瞬断と判断して瞬断検知信号を「1」にして有効(アサート)にする。
すなわち、瞬断継続時間が所定の基準時間よりも長いときには瞬断状態であると判断することで、瞬断検知の精度を向上することができる。そして、瞬断検知部116は、ステップS21に戻る。
ステップS27では、瞬断検知部116は、時刻t3以降において瞬断暫定フラグを「0」にして、カウンタ115がカウントしている瞬断時間TTBをリセットする。さらに、瞬断検知部116は、瞬断検知信号を「0」にして無効(ネゲート)にする。そして、瞬断検知部116は、ステップS21に戻る。
ステップS28では、瞬断検知部116は、電圧値V(t)が例えば2.5Vレベルを通過するタイミング、すなわち、図7に示す時刻t0であるゼロクロスタイミングから前後1ms以内である場合にステップS21へ移行する。一方、瞬断検知部116は、電圧値V(t)がゼロクロスタイミングから前後1ms以外である場合はステップS29へそれぞれ移行する。
ステップS29では、瞬断検知部116は、時刻t1において瞬断暫定フラグを「1」にセットする。同時に、瞬断検知部116は、瞬断時間TTBをカウントアップ(+1)する。そして、瞬断検知部116は、ステップS21に戻る。
<第2実施形態>
図8を参照して、本発明の第2実施形態に係る定着装置の商用交流電源の低電圧検知回路の回路構成について説明する。図8は、本発明の第2実施形態に係る定着装置の商用交流電源の低電圧検知回路の回路構成について説明するための回路図である。
第1実施形態では、図3に示すように、瞬断検知回路103を備えている。これに対して、第2実施形態では、図8に示すように、低電圧検知回路220を備えたことを特徴とする。
商用交流電源の低電圧検知回路220は、整流回路221、分圧回路222、スイッチング回路223、制御部230で構成されている。
また、商用交流電源側の1次側回路系と、制御側の2次側回路系との間の絶縁特性を保証するためフォトカプラ218を使用している。
商用交流電源から供給されるAC電圧は、整流回路221においてダイオードブリッジDBにより全波整流された直後に平滑コンデンサC1により交流成分が平滑されたDC電圧に変換され、整流回路221に出力される。
分圧回路222では、DC電圧が直列接続された分圧抵抗R3,R4により分圧されてスイッチング回路223を構成するトランジスタTr1のベース端子に入力される。
スイッチング回路223は、分圧回路222の分圧比により分圧された電圧値がトランジスタTr1のON電圧を下回ればOFFされ、ON電圧を上回ればONされ、低電圧検知信号をフォトカプラ218に出力する。
フォトカプラ218は、低電圧検知信号をCPU11に通知する。
制御部230は、CPU11により構成され、低電圧検知信号を任意のタイミングでサンプリングすることで商用交流電源が瞬断しているかどうかを判断する。
図9(a)〜(f)を参照して、本発明の第2実施形態に係る定着装置の商用交流電源の瞬断検知方法について説明する。図9(a)〜(f)は、本発明の第2実施形態である制御部230が実施する瞬断検知方法について説明するためのグラフ図である。
制御部230は、低電圧検知信号を任意の周期的なタイミングでサンプリングし、連続して低電圧検知信号を受け付けた場合、その連続した回数に応じて瞬断状態検知又は電圧降下状態検知と判定する。
<瞬断状態>
図9(a)は商用交流電源の出力中に瞬断状態が発生した波形を示しており、図8に示す整流回路221が出力する電圧値V2(t)は図9(b)に示す波形となる。
整流回路221から出力された電圧値V2(t)は、分圧回路222において分圧抵抗R3,R4により分圧されてV2b(t)となり、スイッチング回路223のトランジスタTr1のベース端子に入力される。
この際、図9(c)に示すように、商用交流電源が瞬断状態となる時刻t1〜t2の間では、電圧値V2b(t)がトランジスタTr1のON電圧を下回るのでトランジスタTr1がOFFされ、フォトカプラ218から低電圧検知信号が出力される。
制御部230は、低電圧検知信号がHigh状態(1)からLOW状態(0)に切り替わっている間、例えばXmsecのサンプリング周期でサンプリングを行い、LOW状態がY回連続していれば、商用交流電源が瞬断状態にあると判断する。
<電圧降下状態>
図9(d)は商用交流電源の出力中に電圧降下状態(電圧ディップ)が発生した波形を示しており、図8に示す整流回路221が出力する電圧値V2(t)は図9(e)に示す波形となる。
整流回路221から出力された電圧値V2(t)は、分圧回路222において分圧抵抗R3,R4により分圧されてV2b(t)となり、スイッチング回路223のトランジスタTr1のベース端子に入力される。
この際、図9(f)に示すように、商用交流電源が電圧降下状態となる時刻t3〜t4の間では、電圧値V2b(t)がトランジスタTr1のON電圧を下回るのでトランジスタTr1がOFFされ、フォトカプラ218から低電圧検知信号が出力される。
制御部230は、低電圧検知信号がHigh状態(1)からLOW状態(0)に切り替わっている間、例えばXmsecのサンプリング周期でサンプリングを行い、LOW状態がZ回以上連続していれば、商用交流電源が電圧降下状態にあると判断する。
なお、商用交流電源が瞬断状態にある際の時間(t2−t1)と、電圧降下状態にある際の時間(t4−t3)との間には、(t2−t1)<<(t4−t3)という関係がある。
詳しくは、瞬断状態では商用交流電源の例えば0.5周期、電圧降下状態では商用交流電源の例えば5周期とするが、適宜変更してもよい。
なお、瞬断状態の発生原因は、電力会社による危険回避のための送電ルート切り替えによる。すなわち、電力会社では、落雷などによるサージが発生した場合、もしくはその恐れがある場合、影響の拡大を最小限に抑えるために、その送電ルートを送電線路から切り離し、別の送電ルートからの送電に切り替えることがある。このとき、電圧が瞬間的に下がることがある。
また、電圧降下(ディップ)の発生原因は、主にエアコンやプリンタなど大きな電力を必要とする機器を同じ電力系統で起動させた時に発生する。
図10を参照して、本発明の第2実施形態に係る定着装置の異常検知方法について説明する。図10は、本発明の第2実施形態に係る定着装置の異常検知方法について説明するためのフローチャートである。
なお、本実施形態では、図10に示すステップS1〜S11までの処理は、第1実施形態における図5に示すフローチャートのステップと同様であるので、その説明を省略する。
本実施形態では、図8に示す回路構成において、図10に示す異常検知フローにおけるステップS11以降に行われる異常検知処理について説明する。
ステップS101では、制御部230は、ヒータOFF後、ヒータON中に電圧降下状態検知が発生したか否かを判断し、電圧降下状態を検知した場合にはステップS102へ移行する。
すなわち、制御部230は、低電圧検知信号がHigh状態(1)からLOW状態(0)に切り替わっている間、例えばXmsecのサンプリング周期でサンプリングを行い、LOW状態がZ回以上連続していれば、商用交流電源が電圧降下状態にあると判断する。
一方、ヒータOFF後、ヒータON中に電圧降下状態検知が発生しなかった場合(S101、No)にはステップS103へ移行する。
ステップS102では、制御部230は、電圧降下状態と判断し、その旨をユーザに報知して処理を終了する。なお、この場合には定着部の異常とは判定しない。
ステップS103では、制御部230は、ヒータOFF後、ヒータON中に瞬断状態の検知が発生したか否かを判断し、瞬断状態を検知した場合はS104へ移行する。一方、ヒータOFF後、ヒータON中に瞬断状態の検知が発生しなかった場合はS105へ移行する。
すなわち、制御部230は、低電圧検知信号がHigh状態(1)からLOW状態(0)に切り替わっている間、例えばXmsecのサンプリング周期でサンプリングを行い、LOW状態がY回以上連続していれば、商用交流電源が瞬断状態にあると判断する。
ステップS104では、制御部230は、瞬断状態と判断した場合、ユーザには報知せずに、再度、ステップS1に戻る。そして、ステップS4では、定着部のヒータON制御を開始する。
ステップS105では、制御部230は、定着部異常と判断して処理終了。
これにより、商用交流電源12に電圧降下状態が検知されたときに、商用交流電源12の入力電圧が異常となっている期間に応じて、商用交流電源12の入力電圧が電圧降下状態、或いは商用交流電源の入力電圧が瞬断状態、或いは定着装置が異常状態であると正確に判定することができる。
また、瞬断状態のように瞬断時間が短い場合は、(停止、休止、又はユーザ報知することなく自動的に)不必要にマシンを停止させることなく制御を開始することで、稼働効率を向上することができる。
<本発明の実施態様例の構成、作用、効果>
<第1態様>
本態様の定着装置9は、商用交流電源12から供給される電力により昇温する昇温部15bを備えた定着装置9であって、昇温部15bの温度を検出する温度検出部18と、昇温部15bの温度上昇値(T1−T0)に基づいて、異常状態の有無を判断する異常検出部121と、商用交流電源12に瞬断が発生したか否かを検知する瞬断検知部116と、制御部122と、を備え、制御部122は、瞬断検知部116の検知結果に基づいて、異常検出部121の検出結果の妥当性を判定することを特徴とする。
本態様によれば、商用交流電源12から供給される電力により昇温する昇温部15bの温度上昇値(T1−T0)に基づいて、異常検出部121が異常状態の有無を判断する。また、瞬断検知部116が商用交流電源12に瞬断が発生したか否かを検知し、制御部122が瞬断検知部116の検知結果に基づいて、異常検出部121の検出結果の妥当性を判定する。
これにより、瞬断検知部116の検知結果に基づいて、異常検出部121の検出結果の妥当性を判定するので、定着装置の異常だと誤って判断されることを防止することができる。
また、商用交流電源12の瞬断検知部116により、ヒータへの電力供給の間に電源の瞬断を検知した場合は、定着装置9の異常とは判定しないので、商用交流電源12の瞬断の影響を受けずに、定着装置9の異常を適切に判断できる。
<第2態様>
本態様の制御部122は、瞬断検知部116が瞬断の発生を検知し、且つ異常検出部121が異常状態であると判断したときに、当該異常状態であるという判断を無効であると判定することを特徴とする。
本態様によれば、瞬断検知部116が瞬断の発生を検知し、且つ異常検出部121が異常状態であると判断したときに、当該異常状態であるという判断を無効であると判定する。
これにより、商用交流電源12の電圧が瞬断した場合に、定着装置の異常だと誤って判断されることを防止することができる。
<第3態様>
本態様の制御部122は、瞬断検知部116が瞬断の発生を検知しておらず、且つ、異常検出部121が異常状態であると判断したときに、当該異常という判断を有効であると判定することを特徴とする。
本態様によれば、瞬断検知部116が瞬断の発生を検知しておらず、且つ、異常検出部121が異常状態であると判断したときに、当該異常という判断を有効であると判定する。
これにより、商用交流電源12の電圧が正常である場合に、定着装置の異常だと正確に判定することができる。
<第4態様>
本態様の瞬断検知部116は、商用交流電源12の瞬断継続時間が所定の基準時間よりも短いときには瞬断状態ではないと判断することを特徴とする。
本態様によれば、商用交流電源12の瞬断継続時間が所定の基準時間よりも短いときには瞬断状態ではないと判断する。すなわち、瞬断時間が短い場合には、それを無視することで、定着装置の異常検知の精度を向上させることができる。
<第5態様>
本態様の瞬断検知部116は、商用交流電源12の瞬断継続時間が所定の基準時間よりも長いときには瞬断状態であると判断することを特徴とする。
本態様によれば、商用交流電源12の瞬断継続時間が所定の基準時間よりも長いときには瞬断状態であると判断することで、瞬断検知の精度を向上することができる。
<第6態様>
本態様の画像形成装置1は、第1態様乃至第5態様の何れか一態様に記載の定着装置9を備えたことを特徴とする。
本態様によれば、第1態様乃至第5態様の何れか一態様に記載の定着装置9を備えたことで、画像形成装置1を安定して稼働させることができる。
<第7態様>
本態様の画像形成装置1は、第6態様に記載の画像形成装置であって、報知部25を備え、制御部122は、瞬断検知部116により瞬断が発生したことを検知した場合に、当該画像形成装置1を停止、又は休止、或いは報知部25を用いてユーザに報知を行うことを特徴とする。
本態様によれば、瞬断検知部116により瞬断が発生したことを検知した場合に、当該画像形成装置1を停止、又は休止、或いは報知部25を用いてユーザに報知を行うことで、画像形成装置1を安定して稼働させることができる。
<第8態様>
本態様の定着装置9は、商用交流電源12から供給される電力により昇温する昇温部15bと、昇温部15bの温度を検出する温度検出部18と、昇温部15bの温度上昇値に基づいて、異常状態の有無を判断する異常検出部121と、商用交流電源12に瞬断が発生したか否かを検知する瞬断検知部116と、制御部122と、を備え、定着装置9による異常検知方法であって、制御部122は、瞬断検知部116の検知結果に基づいて、異常検出部121の検出結果の妥当性を判定するステップを実行することを特徴とする。
本態様によれば、第1態様と同様の作用・効果を奏する。
<第9態様>
本態様のプログラムは、第7態様に記載のステップをプロセッサに実行させることを特徴とする。
本態様によれば、ステップをプロセッサに実行させることができる。
<第10態様>
本態様の定着装置9は、商用交流電源12から供給される電力により昇温する昇温部15bを備えた定着装置9であって、昇温部15bの温度を検出する温度検出部18と、
昇温部15bの温度上昇値(T1−T0)に基づいて、異常状態の有無を判断する異常検出部121と、商用交流電源12に電圧降下状態が発生したか否かを検知する低電圧検知回路220と、制御部230と、を備え、制御部230は、異常検出部121が異常であると判断した場合に、低電圧検知回路220により商用交流電源12に電圧降下状態が検知されたときに、商用交流電源12の入力電圧が異常となっている期間に応じて、商用交流電源12の入力電圧が電圧降下状態、或いは商用交流電源の入力電圧が瞬断状態、或いは定着装置が異常状態であると判断することを特徴とする。
本態様によれば、制御部230が、異常検出部121が異常であると判断した場合に、低電圧検知回路220により商用交流電源12に電圧降下状態が検知されたときに、商用交流電源12の入力電圧が異常となっている期間に応じて、商用交流電源12の入力電圧が電圧降下状態、或いは商用交流電源の入力電圧が瞬断状態、或いは定着装置が異常状態であると判断する。
これにより、商用交流電源12に電圧降下状態が検知されたときに、商用交流電源12の入力電圧が異常となっている期間に応じて、商用交流電源12の入力電圧が電圧降下状態、或いは商用交流電源の入力電圧が瞬断状態、或いは定着装置が異常状態であると正確に判定することができる。
<第11態様>
本態様の制御部230は、商用交流電源12の入力電圧が瞬断状態であると判断した場合に、昇温部15bに対する制御を開始することを特徴とする。
本態様によれば、制御部230が、商用交流電源12の入力電圧が瞬断状態であると判断した場合に、昇温部15bに対する制御を開始する。
これにより、瞬断状態のように瞬断時間が短い場合は、(停止、休止、又はユーザ報知することなく自動的に)不必要にマシンを停止させることなく制御を開始することで、稼働効率を向上することができる。
<第12態様>
本態様の画像形成装置1は、第10態様又は第11態様に記載の定着装置を備えたことを特徴とする。
本態様によれば、第10態様又は第11態様に記載の定着装置9を備えたことで、画像形成装置1を安定して稼働させることができる。
1…画像形成装置、9…定着装置、11…CPU、11a…タイマ、11b…A/D変換器、15…加熱ローラ、15a…ヒータ、16…スイッチング回路、17…サーミスタ、18…温度検出部、23…加圧ローラ、24…転写紙、25…報知部、112…分圧抵抗、114…PLC、115…カウンタ、116…瞬断検知部、117…ADC、118…フォトカプラ、121…異常検出部、122…制御部、218…フォトカプラ、220…低電圧検知回路、221…整流回路、222…分圧回路、223…スイッチング回路、230…制御部
特開平01−298385号公報 特開2015−069041公報 特開2015−55670公報

Claims (12)

  1. 商用交流電源から供給される電力により昇温する昇温部を備えた定着装置であって、
    前記昇温部の温度を検出する温度検出手段と、
    前記昇温部の温度上昇値に基づいて、異常状態の有無を判断する異常検出手段と、
    前記商用交流電源に瞬断が発生したか否かを検知する瞬断検知手段と、
    制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記瞬断検知手段の検知結果に基づいて、前記異常検出手段の検出結果の妥当性を判定することを特徴とする定着装置。
  2. 前記制御手段は、前記瞬断検知手段が前記瞬断の発生を検知し、且つ前記異常検出手段が異常状態であると判断したときに、当該異常状態であるという判断を無効であると判定することを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 前記制御手段は、前記瞬断検知手段が前記瞬断の発生を検知しておらず、且つ、前記異常検出手段が異常状態であると判断したときに、当該異常という判断を有効であると判定することを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  4. 前記瞬断検知手段は、前記商用交流電源の瞬断継続時間が所定の基準時間よりも短いときには瞬断状態ではないと判断することを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  5. 前記瞬断検知手段は、前記商用交流電源の瞬断継続時間が所定の基準時間よりも長いときには瞬断状態であると判断することを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項に記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6記載の画像形成装置であって、
    報知手段を備え、
    前記制御手段は、前記瞬断検知手段により瞬断が発生したことを検知した場合に、当該画像形成装置を停止、又は休止、或いは前記報知手段を用いてユーザに報知を行うことを特徴とする画像形成装置。
  8. 商用交流電源から供給される電力により昇温する昇温部と、
    前記昇温部の温度を検出する温度検出手段と、
    前記昇温部の温度上昇値に基づいて、異常状態の有無を判断する異常検出手段と、
    前記商用交流電源に瞬断が発生したか否かを検知する瞬断検知手段と、
    制御手段と、を備えた定着装置による異常検知方法であって、
    前記制御手段は、前記瞬断検知手段の検知結果に基づいて、前記異常検出手段の検出結果の妥当性を判定するステップを実行することを特徴とする異常検知方法。
  9. 請求項8記載のステップをプロセッサに実行させることを特徴とするプログラム。
  10. 商用交流電源から供給される電力により昇温する昇温部を備えた定着装置であって、
    前記昇温部の温度を検出する温度検出手段と、
    前記昇温部の温度上昇値に基づいて、異常状態の有無を判断する異常検出手段と、
    前記商用交流電源に電圧降下状態が発生したか否かを検知する低電圧検知手段と、
    制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記異常検出手段が異常であると判断した場合に、前記低電圧検知手段により前記商用交流電源に電圧降下状態が検知されたときに、前記商用交流電源の入力電圧が異常となっている期間に応じて、前記商用交流電源の入力電圧が電圧降下状態、或いは前記商用交流電源の入力電圧が瞬断状態、或いは前記定着装置が異常状態であると判断することを特徴とする定着装置。
  11. 前記制御手段は、前記商用交流電源の入力電圧が瞬断状態であると判断した場合に、前記昇温部に対する制御を開始することを特徴とする請求項10記載の定着装置。
  12. 請求項10又は請求項11記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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