JP2017090349A - センサーチップおよびこのセンサーチップを備えた光学式検体検出システム - Google Patents

センサーチップおよびこのセンサーチップを備えた光学式検体検出システム Download PDF

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Abstract

【課題】SPFSシステムなどの光学式検体検出システムに使用され、反応層の上部を覆うように載置された流路部蓋部材の横方向の長さが、誘電体部材の横方向の長さよりも長く設定されたセンサーチップにおいて、迷光を大幅に低減して、高精度・高感度にアナライトを定量的に測定できるセンサーチップおよびこのセンサーチップを備えた光学式検体検出システムを提供する。【解決手段】金属膜32と誘電体部材34と反応層36と、流路蓋部材38と、を備え、仮想断面40における横方向の長さDが、誘電体部材34における同方向の長さEに対して長く設定されたセンサーチップ30であり、流路蓋部材38の誘電体部材34側の下面38aと流路蓋部材38の入射面側の端面38cとのなす角度X1を鈍角に形成し、流路蓋部材38内を全反射で導項する光を完全になくすようにした。【選択図】図1

Description

本発明は、表面プラズモン共鳴(SPR:Surface Plasmon Resonance)現象を応用した表面プラズモン共鳴装置や、表面プラズモン励起増強蛍光分光法(SPFS:Surface Plasmon-field enhanced Fluorescence Spectroscopy)の原理に基づいた表面プラズモン励起増強蛍光測定装置などで使用されるセンサーチップおよびこのセンサーチップを備えた光学式検体検出システムに関する。
従来、極微少な物質の検出を行う場合において、物質の物理的現象を応用することでこのような物質の検出を可能とした様々な検体検出装置が用いられている。
このような検体検出装置の一つとして、ナノメートルレベルなどの微細領域中で電子と光が共鳴することにより、高い光出力を得る現象(表面プラズモン現象(SPR:Surface Plasmon Resonance)現象)を応用し、例えば、生体内の極微少なアナライトの検出を行うようにした表面プラズモン共鳴装置(以下、「SPR装置」と言う)が挙げられる。
また、表面プラズモン共鳴(SPR)現象を応用した、表面プラズモン励起増強蛍光分光法(SPFS:Surface Plasmon-field enhanced Fluorescence Spectroscopy)の原理に基づき、SPR装置よりもさらに高感度にアナライト検出を行えるようにした表面プラズモン励起増強蛍光分光測定装置(以下、「SPFS装置」と言う)も、このような検体検出装置の一つである。
この表面プラズモン励起増強蛍光分光法(SPFS)は、光源より照射したレーザー光などの励起光が、金属薄膜表面で全反射減衰(ATR:Attenuated Total Reflectance)する条件において、金属薄膜表面に表面プラズモン光(疎密波)を発生させることによって、光源より照射した励起光が有する光密度を数十倍〜数百倍に上げて、表面プラズモン光の電場増強効果を得るようになっている。
図7は、従来のSPFSシステム100の構成を説明するための概略構成図である。図8は図7に示したセンサーチップ114の概略上面図である。センサーチップ114は、SPFS装置101の上に載置されて、極微少な物質の検出が高感度に検出される。
なお、SPFS装置101は、センサーチップ114を搭載するセンサーチップ装填部116、投光ユニット122、集光部材117、波長選択機能部材119、光検出手段120、などから構成されている。
従来のSPFSシステム100は、鉛直断面形状が略台形であるプリズム形状の誘電体部材102と、この誘電体部材102の水平な上面102aに形成された金属膜104と、金属膜104の上面に形成された反応層106と、反応層106を囲繞するように流路108を形成する流路形成部材110及び流路蓋部材112とからなるセンサーチップ114を備えている。このセンサーチップ114は、図7に示したように、SPFS装置101のセンサーチップ装填部116の上面に、試薬ウェル45を介して装填されている。
センサーチップ114の反応層106は、蛍光物質で標識されたアナライトを捕捉するための固相膜を有している。反応層106では、アナライトを含む検体液を流路108に送液することにより、アナライトを金属膜104上に固定することができる。
また、センサーチップ114の上方には、金属膜104上に発生した表面プラズモン光(疎密波)により励起された蛍光物質により発光される蛍光118の強度を測定するために、蛍光118のみを選択するように形成された波長選択機能部材119、光検出手段120が配設されている。
なお、SPFS装置の場合は、受光ユニット130によって検出される蛍光118がアナライト物質量に相関する光である。ここで受光ユニット130は、光検出手段120、波長選択機能部材119、集光部材117を有する。
また、図7に示したように、誘電体部材102の下方の一方の側面(入射面102b)側には、投光ユニット122が配置されており、この投光ユニット122の光源から照射される励起光124が、誘電体部材102の外側下方から、誘電体部材102の入射面102bに入射し、誘電体部材102を介して、誘電体部材102の上面102aに形成された金属膜104に照射される。
このように構成された従来のSPFSシステム100では、投光ユニット122の光源から金属膜104に向かって励起光124を照射することにより、金属膜104表面に表面プラズモン光(疎密波)が発生し、この表面プラズモン光(疎密波)によって、アナライトを標識する蛍光物質が励起され、蛍光118が発光する。この蛍光118を、集光部材117と波長選択機能部材119を介して光検出手段120によって検出し、蛍光118の光量に基づき、アナライトの量を算出している。
また、検体中に含有されるアナライトは、例えば、核酸(一本鎖であっても二本鎖であってもよいDNA、RNA、ポリヌクレオチド、オリゴヌクレオチド、PNA(ペプチド核酸)等、またはヌクレオシド、ヌクレオチドおよびそれらの修飾分子)、タンパク質(ポリペプチド、オリゴペプチド等)、アミノ酸(修飾アミノ酸も含む。)、糖質(オリゴ糖、多糖類、糖鎖等)、脂質、またはこれらの修飾分子、複合体などが挙げられ、具体的には、AFP(αフェトプロテイン)等のがん胎児性抗原や腫瘍マーカー、シグナル伝達物質、ホルモンなどであってもよく、特に限定されない。
なお、流路蓋部材112には、図8に示したように、検体注入口108aと、検体排出口108bとが形成されている。また、検体注入口108aの上方には円筒状の検体注入口部材92が立設され、検体排出口108bの上方には、液混合用の内部空間を備えた円筒状の液溜部材94が立設されている。
このようなSPFS測定では、蛍光118の光量は、励起光124の光量に対して10桁程度低いため、光検出手段120に励起光124が僅かでも入射するとS/Nが悪化し、検出精度が劣化してしまうため、迷光を低減することが重要となる。
なお、励起光124は、誘電体部材102の入射面102bから入射した後、金属膜104で反射し、誘電体部材102の出射面102cから出射するようになっている。
しかしながら、誘電体部材102の出射面102cにおいて、励起光124の一部が反射し、誘電体部材102の入射面102bから出射する出射面反射光124bが存在する。
この出射面反射光124bが、流路蓋部材112に入射し、流路蓋部材112の側面112aで反射すると、流路蓋部材112内を矢印のように全反射で導光する光となる。そして、光検出手段120の測定領域Sに出射面反射光124bが存在すると、出射面反射光124bが流路蓋部材112を励起して自家蛍光が発生してしまい、光検出手段120が流路蓋部材112内の自家蛍光をも検出してしまい、S/Nの悪化に繋がる。また、自家蛍光だけでなく、出射面反射光124bが流路蓋部材112の測定領域S内で散乱する散乱光をも検出してしまし、S/Nの悪化に繋がる。また、出射面反射光124bだけでなく、下方に位置する投光ユニット122から出射した光の回折光や迷光、励起光がセンサーチップ装填部116などの装置内部を照射し散乱した光が流路蓋部材112に入射すると、一部の光が矢印のような全反射で導光する光が発生し、S/Nの悪化に繋がる。
なお、出射面反射光124bは、誘電体部材102の反射率が4%程度(通常の光学部材の界面の反射率)であり、流路蓋部材112内を全反射で導光する光は略100%の反射率であるため、蛍光118に対して同等かそれ以上に大きな自家蛍光光量を発生させてしまい、除去すべき迷光と言える。
このような迷光を低減するために様々な手法が提案されている。
例えば、特許文献1では、図9に示したように、誘電体部材16aに向かって入射された励起光20のうち、金属膜12から反射した反射光21を吸収する光吸収部46を、誘電体部材16aの光路中に設けている。
また、特許文献2では、図10に示したように、センサーチップ10の内部の散乱光や反射光を除去するために励起光カットフィルタ(波長フィルタ)60を上蓋11bの上面に設置することで励起光Lをカットしている。しかしながら、このような構造でも蛍光波長は通過するため、自家蛍光による迷光が残ってしまう。
特開2014−167479号公報 特開2012−202911号公報
本発明は、このような実情に鑑み、例えば、SPFSシステムなどの光学式検体検出システムに使用され、反応層の上部を覆うように載置された流路部蓋部材の横方向の長さが、誘電体部材の横方向の長さよりも長く設定されたセンサーチップにおいて、流路蓋部材内に入射してしまった散乱光や反射光の一部を、流路蓋部材の側面の形状により流路蓋部材内を全反射で導光して測定領域まで到達する光を発生させないようにすることで迷光を大幅に低減して、高精度・高感度にアナライトを定量的に測定できるセンサーチップおよびこのセンサーチップを備えた光学式検体検出システムを提供することを目的としている。
本発明は、前述したような従来技術における課題を解決するために発明されたものであって、上述した目的のうち少なくとも一つを実現するために、本発明の一側面を反映したセンサーチップは、
金属膜と、
前記金属膜の一方側に隣接し、励起光を入射する入射面を有する誘電体部材と、
前記金属膜の他方側に位置する反応層と、
前記反応層の上方に隣接する板状の流路蓋部材と、を備えたセンサーチップであって、
前記入射面の垂線と、前記金属膜平面との垂線とが交差する仮想断面において、
前記流路蓋部材の横方向の長さが、前記誘電体部材の横方向の長さよりも大きく、
前記流路蓋部材の前記誘電体部材側の下面と、前記流路蓋部材の横方向端面のうち前記入射面側の端面とのなす角度が、鈍角に形成されている。
さらに、本発明に係る光学式検体検出システムは、
上記センサーチップと、
前記励起光を照射する投光ユニットと、
前記金属膜に前記誘電体部材を介して前記励起光を照射したときに発生するアナライト物質量に相関する光を検出する受光ユニットとを備え、前記アナライト物質量を検出している。
本発明に係るセンサーチップによれば、流路蓋部材の立ち上がり部の角度を鈍角に形成することにより、流路蓋部材の下面から入射し立ち上がり部の斜面を反射する光において、流路蓋部材内を全反射で導光する光を完全になくすことができ、アナライトの測定感度・測定精度を向上させることができる。
図1は本発明に係るセンサーチップを備えたSPFSシステムの構成を説明するための概略図である。 図2Aは図1に示したセンサーチップの概略斜視図である。 図2Bは図1に示したセンサーチップの概略上面図である。 図3は本発明に係るセンサーチップの他の実施例を示した概略断面図である。 図4は流路蓋部材に下方から光が入射した場合の光の光路を示す概略図である。 図5は流路蓋部材の下面からの光入射角度と流路蓋部材の上面からの光出射角度をプロットした図である。 図6は本発明に係る光学式検体検出システムを上方から見た場合の概略上面図である。 図7は従来のSPFSシステムの構成を説明するための概略図である。 図8は図7に示したセンサーチップの概略上面図である。 図9は特開2014−167479号公報に開示されている従来のセンサーチップの断面図である。 図10は特開2012−202911号公報に開示されている他の従来センサーチップの断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態(実施例)について、より詳細に説明する。
図1は、本発明の光学式検体検出システムの一態様であるSPFSシステムの概略を模式的に示す概略図である。
なお、以下の説明では、図1の状態において、「上」、「下」の方向を規定する。すなわち、図1の光検出手段44は、誘電体部材34の上方に位置しており、投光ユニット48は、誘電体部材34の下方に位置している。
図2A、図2Bは、図1のSPFSシステム70に採用されたセンサーチップ30を示したものである。図1に示したように、本実施例に係るSPFSシステム70のセンサーチップ30は、金属膜32と、金属膜32の一方側に隣接する誘電体部材34と、金属膜32の他方側に位置する反応層36と、反応層36の上方に流路を形成する流路蓋部材38とを備えている。このセンサーチップ30は、図7に示した場合と同様に、SPFS装置68のチップ装填部116に試薬ウェル45を介して装填されている。
本実施例では、センサーチップ30が、励起光L1に対して透光性を有する素材により形成された試薬ウェル45を備えている。
試薬ウェル45は、例えば、検体液や薬液などが収容される容器である。センサーチップ30は、試薬ウェル45に設けられたセンサーチップ装填孔49に装填される。
また、チップ装填部116と流路蓋部材38とが接するようにセンサーチップ30がチップ装填部116に装填されてもよい。
また、図2A、図2Bに示したように、センサーチップ30の流路蓋部材38における長手方向の両側端部には、アナライトを含む検体液を、上記反応層36に送液するための検体流入口55と、検体排出口57とが形成されている。また、本実施例では、検体流入口55の上方に円筒状の検体注入口部材58が立設され、検体排出口57の上方に、検体混合用の空間部が具備された液溜部材59が立設されている。
なお、ここで用いられる検体液は、検体を用いて調製された溶液であり、例えば、検体と試薬とを混合して検体中に含有されるアナライトに蛍光物質を結合させるための処理をしたものが挙げられる。
このような検体としては、血液、血清、血漿、尿、鼻孔液、唾液、便、体腔液(髄液、腹水、胸水等)などが挙げられる。
なお、本実施例におけるセンサー部材30では、検体流入口55に接続された検体注入口部材58と、検体排出口57に接続された液溜部材59とは、流路蓋部材38に対して別体で形成されている。そして、別体で形成された検体注入口部材58と液溜部材59とは、後の工程で流路蓋部材38に一体化されている。
したがって、本実施例では、例えば、流路蓋部材38を射出成形した場合であっても、この流路蓋部材38は、検体注入口部材58や液溜部材59の金型からの抜き勾配のことを考慮せずに、それ自身の形状を設定することができる。
例えば、図3に示した他の実施例のように、流路蓋部材38の形状に対して、検体注入部材58及び液溜部材59の金型からの抜き勾配が異なった形状も設定することが可能である。また検体注入部材58及び液溜部材59の内部の勾配を図3のよう円錐形状にすると、液残りなく注入排出が容易にできる。また、検体注入部材58と液溜部材59は一体成形されていてもよい。
なお、図2A、図2Bに示した実施例、および図3に示した実施例では、流路蓋部材38の他方の端部に、混合用の液溜部材59を設けた例を示しているが、本発明はこれに限定されず、例えば、検体流入口55と検体排出口57とを、ポンプなどの循環送液手段によって接続することで、検体液を一方側に循環送液するセンサーチップにも適用可能である。
流路蓋部材38は、例えばPMMA(ポリメタクリル酸メチル樹脂)などの透光性が良好な樹脂から形成されている。
また、反応層36は、図7、図8に示した従来例の場合と同様に、アナライトを含む検体液を、例えば図2A、図2Bに示した検体流入口55を介して流路33に送液することにより、アナライトを金属膜32に固定することができる。
なお、図2A、図2Bに示した実施例および図3に示した実施例では、検体液を流路33に送液することで反応層36に検体液を導入する構成を示しているが、本発明はこれに限定されず、反応層36として、ウェル部を設け、このウェル部に検体液を滞留させる構成であっても適用可能である。
一方、図1に示したように、SPFSシステム70のセンサーチップ30の下方側には、金属膜32に向かって励起光L1を照射する投光ユニット48が配置されている。さらにセンサーチップ30の上方側には、受光ユニット71が配置されている。
受光ユニット71は、絞り73、波長選択機能部材43、集光部材52、および光検出手段44などから構成されている。絞り73は、波長選択機能部材43や集光部材52や光検出手段44と一体になっていてもよい。または、絞り73は、波長選択機能部材43や集光部材52や光検出手段44を保持する部材(図示せず)と一体になっていてもよい。
センサーチップ30において、誘電体部材34の下方の一方の側面が、投光ユニット48からの励起光L1が入射する入射面34aを形成し、誘電体部材34の下方の他方の側面が、金属膜32によって反射された反射光が出射する出射面34bを形成している。
誘電体部材34の材質は、少なくとも励起光L1に対して光学的に透明な材料から形成されている。また、安価で取り扱い性に優れるセンサーチップ30を提供する上で、射出成形による樹脂材料から形成されている。
誘電体部材34を形成する樹脂材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレートなどのポリエステル類、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)などのポリオレフィン類、環状オレフィンコポリマー(COC)、環状オレフィンポリマー(COP)などのポリ環状オレフィン類、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンなどのビニル系樹脂、ポリスチレン、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリサルホン(PSF)、ポリエーテルサルホン(PES)、ポリカーボネート(PC)、ポリアミド、ポリイミド、アクリル樹脂、トリアセチルセルロース(TAC)などを用いることができる。
誘電体部材34の上面には、流路溝が打ち抜かれたアクリル系粘着シートからなる流路形成部材50が配置されている。このようなアクリル系粘着シートの厚さとしては、特に限定されるものではないが、0.1mm程度であることが好ましい。
このような流路形成部材50が、誘電体部材34の上面に貼着されることによって、検査溶液が収容される反応層36が形成されている。
以下に、本実施例の特徴要件である流路蓋部材38について詳述する。
本実施例では、投光ユニット48の光源から金属膜32に向かって入射角θで励起光L1を射出した場合に、励起光L1が入射する誘電体部材34の入射面34aの垂線と、金属膜平面の垂線とが交差する仮想断面を、「仮想断面40」と規定している。この仮想断面40は、図1の流路蓋部材38にハッチングで示されている面方向の断面である。
本実施例では、流路蓋部材38の横方向の長さDは、誘電体部材34における同方向の長さEに対して長く設定されている。
また、本実施例では、流路蓋部材38の誘電体部材34側の下面38aと、流路蓋部材38の横方向端面のうち入射面側の端面38cとのなす角度X1が、鈍角に形成されている。
すなわち、流路蓋部材38の入射面34a側に位置する下面立ち上がり部Xの角度X1が、鈍角に形成されている。この角度X1の範囲は、例えば、90°<X1<150°であることが好ましい。90°であると金型成形用の抜き勾配を確保できないのと、90°未満であると流路蓋部材38内を導光する光が存在しS/Nが悪化する。また150°以上であると流路蓋部材38が欠けてしまう問題やセンサーチップの大型化してしまう問題がある。角度X1が、上記のような範囲に設定されていれば、流路蓋部材38の立ち上がり部Xにおいて、流路蓋部材38の下面38aにいかなる角度で光が入射したとしても、流路蓋部材38の立ち上がり部Xの側面38cを反射し流路蓋部材38内を全反射で導光する光は存在しなくなる。そのため、誘電体部材34の裏面を反射し流路蓋部材38の立ち上がり部Xに向かう光だけでなく、投光ユニット48から発生する回折光や迷光、励起光L1がセンサーチップ装填部116などの装置部内を照射し散乱した光などにおいても、流路蓋部材38の下面38aにいかなる角度で光が入射したとしても、流路蓋部材38の立ち上がり部Xの側面38cを反射し流路蓋部材38内を全反射で導光する光は存在しなくなる。
このため、流路蓋部材38内を全反射で導光することは無くなり、高精度でアナライト検出が可能になる。
また、この流路蓋部材38を導光しない光は流路蓋材38の上面38bから出射するため、測定領域Sの外方に予め遮光部材47などを配置しておくと、後述する光検出手段44に不要光が入ることを阻止することができる。これにより、SPFS装置70では、励起光を照射したときに発生する蛍光をアナライト物質量に相関する光として、高精度・高感度でアナライトの検出が可能になる。
ここで、測定領域Sとは、流路33及び流路蓋部材38内における、光検出手段44で測定可能な測定範囲(光検出手段44まで光を導光するレンズなどがある場合は、レンズを含む受光ユニットで測定可能範囲つまり、受光ユニットの視野範囲)のことを言う。
ここで、光が屈折率n1の媒質1から屈折率n0(<n1)の媒質0へ向かう場合、媒質1と媒質0の界面へ入射する光の入射角度をθi[°]としたとき、下記条件式を満足するときに媒質1内で全反射が生じる。
sinθi>n0/n1
以下は、流路蓋部材38の一例である。
図4に示したように流路蓋部材38の屈折率を1.5、流路蓋部材38の上面38bよりも上側、及び下面38aよりも下側の媒質を空気、流路蓋部材38の下面38aと側面38cとのなす角度を95°、91°としたときと、比較例として89°、85°としたときの、流路蓋部材38の下面38aへの光入射角度と流路蓋部材38の上面38bからの光出射角度をプロットした図を図5に示す。光出射角度が0°のとき、流路蓋部材38内部を全反射で導光している。
なお、図4において、θ0は光入射角度、θ1は光出射角度、X1は流路蓋部材38の傾斜角度である。
このように、流路蓋部材38の下面38aと、入射面側の端面38cとのなす角度X1を鈍角にすることで、流路蓋部材38内を全反射して導光し測定領域Sまで到達する光を阻止することができるため、流路蓋部材38の自家蛍光などを低減でき、高精度・高感度でアナライトを定量的に測定が可能となる。
また、本実施例では、流路蓋部材38の誘電体部材34側の下面38aと、流路蓋部材38の一対の横方向端面のうち入射面34a側の端面38cと反対側に位置する他方の端面38dとのなす角度が、鈍角に形成されている。すなわち、誘電体部材34の出射面34b側に位置する下面立ち上がり部Yの角度Y1が、鈍角に形成されている。この角度Y1の範囲は、上記X1と同様に、例えば、90°<Y1<150°であることが好ましい。
立ち上がり部Yの角度Y1が、このような範囲に設定されていれば、出射面34bを抜けた励起光L4が装置部内で反射または散乱して流路蓋部材38の立ち上がり部Y付近に入射した場合に、いかなる角度で流路蓋部材38の下面38aに光が入射したとしても、その入射した光は流路蓋部材内を全反射で導光することは無いため、高精度・高感度でアナライトを定量的に検出が可能になる。
また、この流路蓋部材38を導光しない光は流路蓋部材38の上面38bから出射するため、測定領域Sの外方に予め遮光部材47などを配置しておくと、後述する光検出手段44に不要光が入ることを阻止することができ、さらに高感度・高精度でアナライト検出が可能になる。
さらに、本実施例のセンサーチップ30では、流路蓋部材38の端面38cと端面38dは、それぞれ平滑面に形成されている。このように、端面38c、38dが平滑面に形成されていれば、乱反射が発生しないので、流路蓋部材33内を導光する方向に光を反射させることを効果的に防止することができる。
ここで投光ユニット48から照射される励起光L1としてはレーザー光が好ましく、波長200〜900nm、0.001〜1,000mWのLDレーザー、または波長230〜800nm、0.01〜100mWの半導体レーザーが好適である。また、表面プラズモンの発生には金属膜32への光入射角度依存性が存在するため、励起光L1はコリメート光であることが好適である。
一方、センサーチップ30の上方に設けられた光検出手段44は、反応層36で生じた蛍光60を受光するものであり、この光検出手段44としては、超高感度の光電子増倍管、または多点計測が可能なCCDイメージセンサを用いることが好ましい。また、フォトダイオードやアバランシェフォトダイオードを用いてもよい。
また、流路蓋部材38と光検出手段44との間には、光を効率よく集光するための集光部材52や、供給されてくる光の中で蛍光60のみを透過する波長選択機能部材などが設けられている。
集光部材52としては、光検出手段44に蛍光シグナルを効率よく集光することを目的とするものであれば、任意の集光光学系で良い。簡易な集光光学系としては、顕微鏡などで使用されている市販の対物レンズ及び接眼レンズを転用してもよい。対物レンズの倍率としては、10〜100倍が好ましい。集光部材は1つのレンズでもよく、複数のレンズで構成されていてもよい。2枚の非球面コリメートレンズをタンデム配置して構成した集光光学系であってもよい。このとき、各レンズの間に波長選択機能部材43を配置することで、波長選択機能部材43には略コリメートされた励起光及び蛍光が入射するため、入射角度依存性の高い波長選択機能部材を使用しても効率よく励起光をカットし蛍光を透過することができる。
上記波長選択機能部材43としては、バンドバスフィルタやロングパスフィルタやダイクロイックミラーなどの干渉フィルタまたは色ガラスフィルタなどが挙げられる。
そして、SPFSシステム70では、誘電体部材34の上面の金属膜32に照射された励起光L2によって、金属膜32の表面に表面プラズモン光(疎密波)を発生させることによって、投光ユニット48の光源より照射した励起光L2が有する光密度を数十倍〜数百倍に上げて、表面プラズモン光の電場増強効果を得るようになっている。
このような電場増強効果により、金属膜32に固定化されたリガンドによって、金属膜32の表面近傍に捕捉したアナライトと結合(標識)した蛍光物質を効率良く励起させ、この蛍光を観察することによって、極微量、極低濃度のアナライトを検出するようになっている。
なお、センサーチップ30では、投光ユニット48から金属膜32に入射された励起光L1のうち、誘電体部材34の入射面34aから反射された入射面反射光と、誘電体部材34側から金属膜32に向かって出射された励起光L1のうち、金属膜32で反射されてさらに出射面34bで反射された出射面反射光とが、それぞれ流路蓋部材38内に入射されることもある。
しかしながら、これらの光のうち流路蓋部材38の立ち上がり部Xに入射されてきた光L3は、立ち上がり部Xから斜め上方に立ち上がるように反射されるので、流路蓋部材38の外部に出射させることができる。
また、本実施例では、流路蓋部材38における測定領域Sの外方に遮光部材42が流路蓋部材38の上面38bに一体的に配置される事が好ましい。この遮光部材42は、光を吸収する部材であれば、いかなるものでも良い。このような遮光部材42が流路蓋部材38の上面38aに一体に設けられていれば、測定領域Sの外方からノイズとなる迷光が測定領域Sに向かって出射されることを防止することができる。
さらに、本実施例では、流路蓋部材38の端面38c、38dが平滑面に形成されている。したがって、流路蓋部材38の端面38c、38dから乱反射が発生しないので、流路蓋部材38内を導光する方向に光を反射させることを効果的に防止することができる。
また、本実施例では、流路蓋部材38の上面38bのうち、測定領域Sの外方に位置する部分が散乱面である。
すなわち、より具体的には、図6に示したように、流路蓋部材38の上面38aであり、かつ測定領域Sの外方と仮想断面40とが交差する交差領域の少なくとも一部を含む範囲T、Tが散乱面に形成されている。このように散乱面とする範囲は、上面38aの全ての面である必要はなく、不要な励起光が当たる可能性のある一部範囲だけでもよい。
また、上記のセンサーチップ30が採用されたSPFSシステム70では、センサーチップ30と、受光ユニット71との間において、不要光を受光ユニット71内の光検出手段44へ入射させるのを防止するために配置された遮蔽部材47は、測定領域Sの外方に配置され、かつ流路蓋部材38に一体化されていない。
このような位置に遮光部材47が設けられたSPFSシステム70では、仮に流路蓋部材38のうち、測定領域Sの外方から受光ユニット71に向かって光が出射されたとしても、その迷光を遮光部材47で遮ることができる。
以上、説明したように、本実施例に係るセンサーチップ30およびこのセンサーチップ30が採用されたSPFSシステム70によれば、誘電体部材34の入射面34aあるいは誘電体部材34の出射面34bから反射した光の一部が流路蓋部材38内の立ち上がり部X、Yに入射したとしても、流路蓋部材38内を全反射で導光する光を発生させることなく、その光を斜め上方に立ち上げて反射させ、その光を流路蓋部材38の外部に出射することができる。よって、その光もしくはその光によって発生した蛍光が光検出手段44に迷光として検出されてしまうことを防止することができる。これにより、高精度・高感度にアナライトを測定することができる。
なお、以上の実施例では、センサーチップをSPFSシステムに適用して説明したが、本発明のセンサーチップはSPFSシステムに限定されず、SPRシステムのセンサーチップとして適用可能であることは勿論である。
なお、SPRシステムでは、誘電体部材34の下方の他方の側面側に配置された受光ユニットによって、金属膜32により反射された反射光を受光するようになっている。
SPRシステムの場合には、金属膜32からの反射光がアナライト物質量に相関する光である。そのため、受光ユニットには波長選択機能部材は有しておらず、投光ユニットから出射した励起光L1と同等の波長を光検出手段で検出するようになっている。
本発明に係る光学式検体検出システムによれば、センサーチップと、励起光を照射する投光ユニットと、金属膜に誘電体部材を介して励起光を照射したときに発生するアナライト物質量に相関する光(SPFSの場合は蛍光、SPRの場合は金属膜からの反射光)を検出する受光ユニットとを備え、さらにセンサーチップの端面が鈍角に形成されていることから、迷光を大幅に低減して、アナライト物質量に相関する光を、高精度・高感度に測定することが可能となる。
30 センサーチップ
32 金属膜
33 流路
34 誘電体部材
34a 入射面
34b 出射面
36 反応層
38 流路蓋部材
38a 下面
38b 上面
38c 側端面
38d 側端面
40 仮想断面
42 遮光部材
43 波長選択機能部材
44 光検出手段
45 試薬ウェル
47 遮光部材
48 投光ユニット
50 流路形成部材
52 集光部材
57 検体排出口
58 検体注入口部材
59 液溜部材
60 蛍光
68 SPFS装置
70 SPFSシステム
71 受光ユニット
73 絞り
101 SPFS装置

Claims (10)

  1. 金属膜と、
    前記金属膜の一方側に隣接し、励起光を入射する入射面を有する誘電体部材と、
    前記金属膜の他方側に位置する反応層と、
    前記反応層の上方に隣接する板状の流路蓋部材と、を備えたセンサーチップであって、
    前記入射面の垂線と、前記金属膜平面との垂線とが交差する仮想断面において、
    前記流路蓋部材の横方向の長さが、前記誘電体部材の横方向の長さよりも大きく、
    前記流路蓋部材の前記誘電体部材側の下面と、前記流路蓋部材の一対の横方向端面のうち前記入射面側の端面とのなす角度が、
    鈍角に形成されているセンサーチップ。
  2. 前記誘電体部材は、前記金属膜で前記励起光が反射した金属膜反射光が出射する出射面を有し、
    前記誘電体部材側から前記金属膜に向かって出射された前記励起光のうち、前記誘電体部材の前記入射面から反射された入射面反射光と、
    前記誘電体部材側から前記金属膜に向かって出射された前記励起光のうち、前記金属膜で反射されてさらに前記出射面で反射された出射面反射光とが、
    それぞれ前記流路蓋部材の前記入射面側の端面に入射される請求項1に記載のセンサーチップ。
  3. 前記流路蓋部材の前記誘電体部材側の下面と、前記流路蓋部材の前記一対の横方向端面のうち前記入射面側の端面と反対側に位置する他方の端面とのなす角度が、鈍角に形成されている請求項1または2に記載のセンサーチップ。
  4. 前記流路蓋部材の前記仮想断面における、互いに対向する一対の端面が、それぞれ平滑面である請求項1〜4のいずれかに記載のセンサーチップ。
  5. 前記流路蓋部材における、測定領域の外方に遮光部材が配置され、この遮光部材は前記流路蓋部材に一体的に設けられている請求項1〜4のいずれかに記載のセンサーチップ。
  6. 前記流路蓋部材における前記誘電体部材に対向しない上面のうち、測定領域の外方に位置する部分が、散乱面である請求項1〜5のいずれかに記載のセンサーチップ。
  7. 前記流路蓋部材の前記上面であり、かつ前記測定領域の外方と前記仮想断面とが交差する交差領域の少なくとも一部を含む範囲が散乱面である請求項6に記載のセンサーチップ。
  8. 前記流路蓋部材には、アナライトを含む検体液を流路に送液するための検体流入口および検体排出口が形成されているとともに、前記検体流入口上には検体注入口部材が立設され、前記検体排出口上には、液溜部材が立設され、
    前記検体注入口部材及び前記液溜部材は、前記流路蓋部材と別体で形成された後に、前記流路蓋部材と一体化されている請求項1〜7のいずれかに記載のセンサーチップ。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載のセンサーチップと、
    前記励起光を照射する投光ユニットと、
    前記金属膜に前記誘電体部材を介して前記励起光を照射したときに発生するアナライト物質量に相関する光を検出する受光ユニットとを備え、前記アナライト物質量を検出する光学的検体検出システム。
  10. 前記センサーチップと、前記受光ユニットとの間において、測定領域の外方かつ前記測定領域から発する光を前記受光ユニット内の前記光検出手段へ入射させる光路の外方に、遮光部材が配置されている請求項9に記載の光学式検体検出システム。
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