JP2017088359A - エレベータのドア装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ホールドアが閉じ切りまで完全に閉めることを可能とするエレベータのドア装置を提供する。【解決手段】本発明の一実施形態によれば、かごドアと、ベーン開閉部と、上方リンクにかごドアに向かって突起した規制片と、規制片への当接によりリンクの回転を阻止し規制片からの離間により回転を許容するスライダと、このスライダをスライド可能に保持し固定のベーンに設けられた保持具と、保持具およびかごドア間にスライダに設けられた棒体と、棒体が移動する戸閉端および戸開端にそれぞれヘッダケースに設けられた第1および第2のストッパと、を備え、戸開時、第2のストッパから棒体への押込みにより各ベーンを閉状態にロックし、戸閉時、第1のストッパから棒体への押込みにより閉状態を解除することを特徴とするエレベータのドア装置が提供される。【選択図】図1
Description
本発明はエレベータのドア装置に関する。
従来、長い行程の昇降路を持つエレベータでは、昇降路内のドラフト(ドラフト風)によって、ホールドアが全閉しないことがある(例えば特許文献1参照)。特に気温が低いとき、屋外から建物内に吹込む空気によってドラフト風が昇降路を上昇する。高層ビルでは、火災時、遮煙のため、各階のホールドアを密閉させる必要があるが、ドラフト風によりホールドアが完全に閉じ切らないことがある。ホールドアを完全に閉じ切るため、強力なバネを使用した構造を有するホールドア装置が知られている(例えば特許文献2参照)。戸閉時にはかごドアとホールドアとが一体的に戸閉方向に移動し、ホールドアがその閉じ切り位置に達する直前にかごドアがホールドア側の係合装置との係合を外す。
しかし、かごドアがホールドアに係合してホールドアはかごドアから戸開閉の駆動力を伝達されるため、ホールドアが閉じ切り位置に達する直前、係合が外れ、ホールドアは駆動力が伝達されなくなる。特に高層ビルでは、この駆動力の伝達の遮断によって、ドラフト風の風圧の影響によりホールドアを閉じ切り位置にまで移動させることが困難である。
本発明はこのような課題に鑑み創案されたものであり、ホールドアが閉じ切りまで完全に閉めることを可能とするエレベータのドア装置を提供することを目的とする。
このような課題を解決するため、本発明の一実施形態によれば、ヘッダケースに吊下げられたかごドアと、このかごドアに平行な固定のベーン、この固定のベーンに対し戸開により閉じ戸閉により開く可動なベーンおよびこれらのベーン間の複数のリンクを有するベーン開閉部と、これらのリンクのうちの上方リンクに前記かごドアに向かって突起して設けられた規制片と、この規制片への当接により前記複数のリンクの回転を阻止し前記規制片からの離間により前記回転を許容する前記上方リンクおよび前記かごドア間に設けられたスライダと、このスライダをスライド可能に保持し前記固定のベーンに設けられた保持具と、この保持具および前記かごドア間に前記スライダに設けられた棒体と、この棒体が移動する戸閉端および戸開端にそれぞれ前記ヘッダケースに設けられた第1および第2のストッパと、を備え、戸開時、前記第2のストッパから前記棒体への押込みにより各ベーンを閉状態にロックし、戸閉時、前記第1のストッパから前記棒体への押込みにより前記閉状態を解除することを特徴とするエレベータのドア装置が提供される。
また、本発明の別の一実施形態によれば、ヘッダケースに吊下げられたかごドアと、このかごドアに平行な固定のベーン、この固定のベーンに対し戸開により閉じ戸閉により開く可動なベーンおよびこれらのベーン間の複数のリンクを有するベーン開閉部と、これらのリンクのうちの上方リンクに前記かごドアに向かって突起して設けられた規制片と、この規制片への当接により前記複数のリンクの回転を阻止し前記規制片からの離間により前記回転を許容する前記上方リンクおよび前記かごドア間に設けられたスライダと、このスライダをスライド可能に保持し前記固定のベーンに設けられた保持具と、この保持具および前記かごドア間に前記スライダに設けられ戸開端から戸閉端へ付勢された棒体と、この棒体が移動する戸閉端に前記ヘッダケースに設けられたストッパとを備え、戸閉時、このストッパから前記棒体への押込みにより閉状態にロックされた各ベーンの前記閉状態を解除することを特徴とするエレベータのドア装置が提供される。
また、本発明の別の一実施形態によれば、ヘッダケースに吊下げられたかごドアと、このかごドアに平行な固定のベーン、この固定のベーンに対し戸開により閉じ戸閉により開く可動なベーンおよびこれらのベーン間の複数のリンクを有するベーン開閉部と、各ベーンの閉じ始め位置、前記戸開による各ベーンの閉じ切り位置、およびこの閉じ始め位置よりも戸閉端側の各ベーンの開き切り位置の間を水平移動する前記ヘッダケースに設けられた棒体と、この棒体が移動する戸閉端および戸開端にそれぞれ前記ヘッダケースに設けられた複数のストッパにより、前記閉じ始め位置からの各ベーンを前記閉じ切り位置で閉状態にロックし、ホールドアが戸閉したときに各ベーンのロックを解除する閉状態保持部と、を備え、この閉状態保持部は、各ベーンによる戸開時における閉じ始めの位置と、戸閉時における開き終わりの位置とを水平方向でずらしたことを特徴とするエレベータのドア装置が提供される。
本発明によれば、ホールドアが閉じ切りまで完全に閉めることが可能なエレベータのドア装置が提供される。
以下、本発明の実施の形態に係るエレベータのドア装置について、図1乃至図13を参照しながら説明する。尚、各図において同一箇所については同一の符号を付すとともに、重複した説明は省略する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の一実施形態に係るエレベータのドア装置の正面図である。本実施形態に係るエレベータのドア装置はかごドア装置であり、同図にはホール側から見たかごドア装置が示されている。図2は本発明の一実施形態に係るエレベータのドア装置の背面図であり、かご内から見たドア装置が示されている。これらの図中、同じ符号は互いに同じ要素を表す。
図1は本発明の一実施形態に係るエレベータのドア装置の正面図である。本実施形態に係るエレベータのドア装置はかごドア装置であり、同図にはホール側から見たかごドア装置が示されている。図2は本発明の一実施形態に係るエレベータのドア装置の背面図であり、かご内から見たドア装置が示されている。これらの図中、同じ符号は互いに同じ要素を表す。
本実施形態に係るエレベータのドア装置は、ヘッダケース20から吊り下げられたかごドア10、11と、このかごドア10に平行な固定ベーン13(固定のベーン)、この固定ベーン13に対し戸開により閉じ戸閉により開く可動な可動ベーン12(可動ベーン)、これらの可動ベーン12、固定ベーン13間の2本のリンク14、15およびこの可動ベーン12に枢支されたローラ35を有するベーン開閉部37とを備える。
このドア装置は、これらのリンク14、15のうちの上方のリンク14(以下、上方リンクと言うことがある)にかごドア10に向かって突起して設けられた規制片16と、この規制片16への当接によりリンク14、15の回転を阻止し規制片16からの離間によりリンク14、15の回転を許容する上方リンク14およびかごドア10間に設けられたスライダ36とを備える。更にこのドア装置は、このスライダ36をスライド可能に保持し固定のベーン13に設けられた保持具18(図2)と、この保持具18およびかごドア10間にスライダ36に設けられた棒体17とを備える。
図3は本発明の一実施形態に係るエレベータのドア装置の斜視図である。既述の符号はそれらと同じ要素を表す。更に本実施形態に係るエレベータのドア装置は、戸閉端および戸開端にそれぞれヘッダケース20に設けられた第1のストッパ23および第2のストッパ19(他のストッパ)と、を備えている。このドア装置は、戸開時、第2のストッパ19から棒体17への押込みにより可動ベーン12、固定ベーン13を閉状態にロックし、戸閉時、第1のストッパ23から棒体17への押込みによりこの閉状態を解除するようになっている。
ヘッダケース20は、各階のエレベータ出入口に間口方向に沿って取付けられており、ヘッダケース20にはモータ29(駆動源)、水平なレール21、複数のプーリ22(一つだけ表示されている)、ベルト39が設けられている。モータ29はかごドア10、11からホールドアの係合装置への戸開閉の駆動源である。ベルト39はモータ29のシャフトに巻掛けられており、このベルト39に図示しないブラケットを介してドアハンガ28、40が吊下げられている。ドアハンガ28の裏面側にはドアハンガ板面にローラ27が枢支されており、このローラ27がレール21上を転動する。ドアハンガ40の構造もドアハンガ28と同様である。モータ29を戸開閉駆動源としてプーリ22を介してベルト39が無端走行し、ドアハンガ28、40に連結されたかごドア10、11が戸開閉されるようになっている。
図1〜図3のように、ベーン開閉部37はヘッダケース20上に水平にガイド26を備える。ガイド26は、水平部24と、この水平部24に連続しローラ35(図1、図2)を上方へ変位させるスロープ25とを有する。かごドア10が全閉状態から戸開端への移動の際、ローラ35のスロープ25の乗り上げによって、ローラ35が上方に変位し、可動ベーン12が戸開方向へ移動しながら上昇するようになっている。リンク14は可動ベーン12、固定ベーン13とヘッダケース20との間に設けられている。リンク15もリンク14と同様である。
図13(a)、図13(b)に示されるように、ホールドア400、401の昇降路側にはインターロック装置(係合装置)403が設けられており、かご着床時及び戸開時以外には常時閉鎖されている。かご着床時において、可動ベーン12、固定ベーン13が係合装置の部材414、418を挟んでインターロック装置403に係合し、この係合状態でかごドア10、11からホールドア400、401へ戸開閉力(戸開閉駆動力)を伝達する。
また、図1〜図3において可動ベーン12、固定ベーン13はこれらの可動ベーン12、固定ベーン13間の間隔を変化させる。可動ベーン12、固定ベーン13は、リンク14、15のベーン閉じ切り方向への回転による可動ベーン12の上昇によって互いの間隔を狭める。また、可動ベーン12、固定ベーン13は、リンク14、15の他方、ベーン開き切り方向への回転による可動ベーン12の下降によって互いの間隔を拡げる。固定ベーン13はブラケット46でかごドア10に固定されてもよい。
図4は本発明の一実施形態に係るエレベータのドア装置の規制片16、スライダ36、棒体17及び保持具18の斜視図である。既述の符号はそれらと同じ要素を表す。リンク14は可動ベーン12及び固定ベーン13にそれぞれ軸部30、31により回転可能になっている。規制片16は戸開閉方向と交差する乗降方向に厚みを有する。規制片16は正面視では先端に鋭角部を有する多面体形状を有する。規制片16はリンク14に固定されたストッパとして、この規制片16の先端をスライダ36の一端に当ててリンク14、15の回転を規制するようにしている。規制片16はこのスライダ36の一端上に乗り上がってリンク14、15の回転を阻止し、スライダ36の一端から外れてリンク14、15の回転を許容する。スライダ36は乗降方向に厚みを有し、細長の直方体形状を有する。スライダ36はその一端に傾斜面を有してもよい。スライダ36のスライド軌道はリンク14の回転に沿って正面視で直線状又は正面視円弧状の軌道の軌道を描く。
棒体17は水平なバーであり、スライダ36に2本のボルト32、33によって固定されている。棒体17も乗降方向に厚みを有し、細長の直方体形状を有する。棒体17はスライダ36の水平寸法よりも長い水平寸法を有する。棒体17は移動の力を、可動ベーン12と、ブラケット34上に枢支されたローラ35とから受ける。
本実施形態に係るエレベータのドア装置は、戸開時、戸開端において棒体17からスライダ36への戸閉方向への押込みによってリンク14、15の回転を阻止し、戸閉時、戸閉端において棒体17からスライダ36への戸開方向への押込みによってリンク14、15の回転を許容する。つまり戸開時、可動ベーン12の上昇により規制片16が上昇したときに棒体17がスライダ36を規制片16の下にもぐりこませてロックがかかる。戸閉時、可動ベーン12の下降により規制片16がスライダ36から外れて規制片16が自然に落ち、リンク14、15の回転が許容される。ローラ35が元の高さに復帰してリンク14、15は回転許容状態になる。
図5は保持具18の正面図である。既述の符号はそれらと同じ要素を表す。保持具18は金属板を折曲げ加工したブラケットであり、スライダ36の移動ストロークに応じた水平開口長の貫通穴41を有する。図4、図5のように保持具18は根元部42により固定ベーン13に取付けられている。保持具18の平板部分43はリンク14下部を通って固定ベーン13からかごドア10側へ延出し、延出した位置において保持具18はスライダ36及び棒体17を水平に保持している。保持具18は、貫通穴41によりスライダ36を棒体17とともに略円弧状又は直線の軌道を描いて案内する。
これらの規制片16、スライダ36、保持具18、第1のストッパ23および第2のストッパ19は閉状態保持部38を構成する。図6(a)、図6(b)に閉状態保持部38が開状態のときの形状例を示す。図7(a)、図7(b)に閉状態保持部38が閉状態のときの形状例を示す。
図6(a)はベーン開状態の閉状態保持部38の断面配置例を示す図であり、図6(b)のAA´線に沿う断面配置例を示す。図6(b)は可動ベーン12、固定ベーン13及び閉状態保持部38のベーン開状態での正面図である。既述の符号はそれらと同じ要素を表す。図6(a)のようにスライダ36が規制片16から離れており、規制片16にはスライダ36からの力が作用せず、リンク14の回転は妨げられていない。ベーン開状態は、かごドア10、11の戸閉、ベーン間隔が拡がっている状態である。ベーン間隔を狭めた場合の例を図7に示す。
図7(a)はベーン閉状態の閉状態保持部38の断面配置例を示す図であり、図7(b)のBB´線に沿う断面配置例を示す。図7(b)は可動ベーン12、固定ベーン13及び閉状態保持部38のベーン閉状態の正面図である。既述の符号はそれらと同じ要素を表す。図7(a)のようにスライダ36が規制片16の下にもぐり込み(図では天地を入れ替えて表示している)、規制片16がスライダ36から力を受けてリンク14の回転が妨げられている。ベーン閉状態は、かごドア10、11の戸開、ベーン間隔が狭められている状態である。
棒体17は、ローラ35の上方変位による各ベーンの閉じ始め位置と、戸開による各ベーンの閉じ切り位置と、この閉じ始め位置よりも戸閉端側の各ベーンの開き切り位置との間を移動する。棒体17は直線状又は円弧状に移動する。閉状態保持部38は第1のストッパ23および第2のストッパ19により、閉じ始め位置からの固定ベーン13、可動ベーン12を閉じ切り位置で閉状態にロックし、ホールドア400、401が戸閉したときに固定ベーン13、可動ベーン12のロックを解除する。この閉状態保持部38は、可動ベーン12、固定ベーン13による戸開時における閉じ始めの位置と、戸閉時における開き終わりの位置とを水平方向でずらしている。つまり閉状態保持部38は、ホールドアへ戸開閉力を伝達するタイミングを、可動ベーン12、固定ベーン13の閉状態が解除されるまで延長するようになっている。
また、図3の第1のストッパ23および第2のストッパ19(他のストッパ)は何れもヘッダケース20上にボルトによって固定されたブラケットである。第2のストッパ19は第1のストッパ23の位置とは水平方向で反対側の棒体17の戸開端に設けられている。これらの第1のストッパ23、第2のストッパ19は棒体17の移動ストローク上に並列する。棒体17は、戸開時、可動ベーン12、固定ベーン13が閉じ始めてからこの棒体17が第2のストッパ19に当接し、この第2のストッパ19から棒体17への押込みにより可動ベーン12、固定ベーン13を閉状態にロックする。
次に上述の構成を有する本実施形態に係るエレベータのドア装置の動作について図8〜図13を参照して説明する。
(1)戸開開始時
図8は本実施形態に係るエレベータのドア装置の戸開開始時の閉状態保持部38の姿勢を示す斜視図である。既述の符号はそれらと同じ要素を表す。戸開開始時には、閉状態保持部38は動作していない。
図8は本実施形態に係るエレベータのドア装置の戸開開始時の閉状態保持部38の姿勢を示す斜視図である。既述の符号はそれらと同じ要素を表す。戸開開始時には、閉状態保持部38は動作していない。
図13(a)はホールドアの係合装置の非係合時の要部を示す図である。同図にはかごから見たホールドア400、401が示されており、かご側の可動ベーン12、固定ベーン13が重ねて示されている。既述の符号はそれらと同じ要素を表す。フック404は被ロック体406に係合しインターロック装置403はホールドア400、401をロックしている。
(2)戸開端での動作
本実施形態に係るエレベータのドア装置はエレベータ制御盤からの戸開指令の受信によって戸開を開始する。このドア装置は、かごドア10、11を開き始めると、かごドア10のローラ35はスロープ25に沿って上方へ変位し、可動ベーン12が上方に動き始める。可動ベーン12、固定ベーン13が平行四辺形状に変形し、これらの可動ベーン12、固定ベーン13間の距離が狭まる。
本実施形態に係るエレベータのドア装置はエレベータ制御盤からの戸開指令の受信によって戸開を開始する。このドア装置は、かごドア10、11を開き始めると、かごドア10のローラ35はスロープ25に沿って上方へ変位し、可動ベーン12が上方に動き始める。可動ベーン12、固定ベーン13が平行四辺形状に変形し、これらの可動ベーン12、固定ベーン13間の距離が狭まる。
図13(b)はホールドアの係合装置の係合時の要部を示す図である。可動ベーン12及び固定ベーン13が挟み込み、ホールドア401のローラ418が固定ベーン13によって右方(戸袋方向)に押される。ラッチ402はローラ414の軸周りの揺動によってフック404が上方に移動し、被ロック体406とのロック状態が解除される。
図9は本実施形態に係るエレベータのドア装置の戸開端での閉状態保持部38の姿勢を示す斜視図である。既述の符号はそれらと同じ要素を表す。戸開時に可動ベーン12が上方に変位した状態で、全戸閉位置から全戸開位置へかごドア10が移動する。停止の第2のストッパ19に棒体17の右端が衝突する。可動ベーン12は上昇しているため、規制片16の下部にスライダ36が入る。そうすると、上方リンク14が規制片16に引っ掛かり、上方リンク14の回転が止められ、固定ベーン13は下方へ落ちることを止められる。スライダ36には、可動ベーン12、固定ベーン13及び上方リンク14から、これらのベーン閉じ切り方向への回転の重みを受ける。棒体17は移動を抑止される。ヘッダケース20の外側の戸開端の例えば約14mm手前に第2のストッパ19を用意しておくことで、棒体17が戸開方向に移動すると、戸開端においてこの棒体17は第2のストッパ19に押されてロックがかかる。
(3)戸閉端での動作
図10は本実施形態に係るエレベータのドア装置の戸閉端での閉状態保持部38の姿勢を示す斜視図である。図11は図10の閉状態保持部38の要部を示す図である。既述の符号はそれらと同じ要素を表す。
図10は本実施形態に係るエレベータのドア装置の戸閉端での閉状態保持部38の姿勢を示す斜視図である。図11は図10の閉状態保持部38の要部を示す図である。既述の符号はそれらと同じ要素を表す。
次に、ドア装置は戸閉指令の受信によって全開状態のかごドア10、11及びホールドア400、401の戸閉を開始する。本実施形態に係るエレベータのドア装置は、戸閉開始後、ベーン閉状態を保持したまま戸開端からこれらのドアを戸閉端へ移動させる。ヘッダケース20を戻ってきた棒体17は、戸閉端の第1のストッパ23と衝突する。棒体17の他端は戸開端側へ押し戻される。棒体17の例えば約7mmの押し戻しによって、図11のように、規制片16はスライダ36から外れる。これにより、上方リンク14の状態は、回転可能状態にされる。リンク14、15の回転によって可動ベーン12、固定ベーン13は互いの間隔を拡げる。
戸開時には、閉状態保持部38はスロープ25に到達することによってベーン閉動作を始める。戸閉時には、閉状態保持部38は、可動ベーン12、固定ベーン13をロックしたままの状態で戻ってくる。ローラ35がスロープ25に辿り着いたときに、これらの可動ベーン12、固定ベーン13は拡げようとするけれども、棒体17によって拡げることができない。棒体17によってロックされたままの状態で、閉状態保持部38が戸閉端の約14mm手前に到達したときに、第1のストッパ23から、戸閉端から戸開端方向への力で押される。棒体17の他端が反対方向に押されることによって、閉状態保持部38のロックが解除される。これにより、可動ベーン12、固定ベーン13はベーン間隔を拡げることができる。
可動ベーン12、固定ベーン13が閉じ始める位置と、開き始める位置とは往きと還りとで異なる。かごドア10の往きのときにおいて可動ベーン12が上がるタイミングはスロープ25の位置である。かごドア10の還りのときにおいて可動ベーン12が下がるタイミングはスロープ25を過ぎた位置である。往きと還りとで可動ベーン12の上下するタイミングとがずれる。つまり往きと還りとで閉状態保持部38は可動ベーン12、固定ベーン13の変形タイミングにヒステリシスをつけていることになる。14mmのズレは、ホールドア400、401が閉まるまでに閉状態保持部38がホールドア400、401を保持しながらヘッダケース20を走行した距離に実質等しい。この距離の間、閉状態保持部38はかごドア10、11からホールドア400、401を掴む状態を維持し、戸開閉力を伝達し続けている。
以上のようにローラ414、418を最後までギリギリまでつかみ続けることができる。最後ホールドア400、401が完全に戸閉した後、可動ベーン12、固定ベーン13を全開になるまでの間、戸開閉力が伝達される。ホールドア400、401を全閉のギリギリ手前まで保持して閉め切ることができる。ホールドア400、401がほぼ閉まってから、かごドア10、11が閉まるようにできる。
このようにして、高層ビルにおいてドラフト風が生じても、ドラフト風の風圧の影響にかかわらず、ホールドア400、401を閉じ切りまで完全に閉めることをできるようになる。閉状態保持部38はホールドア400、401が閉じ終わるときに、可動ベーン12、固定ベーン13が開き切るタイミングを棒体17の位置で決めることができる。ホールドアが閉まり切る前に駆動力が遮断されていた従来の構造を改善することができるようになる。
(変形例)
上記実施形態に係るエレベータのドア装置は、第2のストッパ19の代わりに棒体17にバネ(付勢部材)を設け、更に規制片16にもバネ(付勢部材)を設けることができる。
上記実施形態に係るエレベータのドア装置は、第2のストッパ19の代わりに棒体17にバネ(付勢部材)を設け、更に規制片16にもバネ(付勢部材)を設けることができる。
図12は変形例に係る閉状態保持部の構成例を部分的に示す図である。既述の符号はそれらと同じ要素を表す。
閉状態保持部44は、スプリングバネ45、47(付勢部材)を有する。保持具48は保持具18と同様のブラケットであり、その一部分を同図戸開端方向に延長した形状を有する。スプリングバネ45は棒体17と、この保持具48との間に設けられている。戸開端においてスプリングバネ45は圧縮されスプリングバネ45が棒体17に対し戸開端から戸閉端方向への弾性力(押圧力)を加えるようになっている。
また、スプリングバネ47は規制片16からスライダ36へ弾性力(押圧力)を作用する付勢部材である。スプリングバネ47は規制片16の上端に圧縮された状態で設けられている。スプリングバネ47の一端(同図の例では左上端)がリンク14に対し固定的にリンク14に取付けられている。規制片16はリンク14に対して可動にされており、スプリングバネ47から規制片16への弾性力によって戸開端において規制片16がスライダ36方向に力が加わるようになっている。
それ以外の構成について変形例に係るエレベータのドア装置は上記図1〜図5の構成と実質同じ構成を有する。
このような構成により、戸開端においてスプリングバネ45は棒体17に弾性力をロックがかかる方向に付勢し、戸開によって可動ベーン12が上昇した瞬間にスライダ36が規制片16の下にもぐり込み、リンク14,15の回転が阻止される。可動ベーン12、固定ベーン13は閉状態になる。一方、スプリングバネ47は遊びを作り出す。遊びとは、規制片16及びスライダ36間の接触位置のずれの許容範囲である。
スプリングバネ45を設けることにより、戸開端の第2のストッパ19が不要となる。第2のストッパ19を代替することができる。
また、スプリングバネ47を設けることにより、各階のインターロック装置403の据え付け位置の誤差を吸収することができる。インターロック装置403の据え付け誤差によって、階毎のホールドア400、401間で、戸当たり端(戸閉端)の位置がずれることがある。インターロック装置403のロック位置が微妙に異なることでホールドア400、401の最終的な戸閉端位置が微妙に異なることがある。各階ごとにホールドア400、401が閉まるタイミングが少しずつ違うことがある。スプリングバネ47によって、規制片16及びスライダ36間の接触位置の遊びを作り出すことができ、ホールドア400、401が最終的な戸閉端位置まで移動中に、ホールドア400、401への戸開閉力をギリギリまで伝達できる。ホールドア400、401の閉まるタイミングを、遊びによって変えることができる。一つのかごに対して各階で戸閉のタイミングずれをスプリングバネ47が吸収することができる。インターロック装置403のロック位置に応じてどの階でもタイミング差を吸収できるようになる。
閉状態保持部44は、スプリングバネ45と、スプリングバネ47とのうちの片方だけを設けてもよい。スプリングバネ45だけが設けられた場合、第2のストッパ19を代替できる。また、スプリングバネ47だけが設けられた場合、遊びを作り出し、各階のインターロック装置403の据え付け誤差を吸収できる。
スプリングバネ47の取付位置は規制片16の上端に限られない。この取付位置は、規制片16へ押圧力を与えることが可能な位置で足りる。スプリングバネ47は通常長さから圧縮された状態で元の長さに戻ろうとする弾性力に限らず、通常長さから伸張された状態で元の長さに戻ろうとする弾性力を使ってもよい。
スプリングバネ45、47と異なる付勢部材を用いてもよい。付勢部材には例えば板バネ機構でもよく、弾性を有するゴム等でもよい。
尚、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
保持具18は貫通穴41によりスライダ36を案内していたが、貫通穴41の代わりにスライダ36の移動ストロークの水平開口長を水平方向に持つ案内溝でもよい。この場合、保持具18は厚みを持つ保持部材を用いる。この棒体17、スライダ36は溝に嵌挿された状態で、ストッパ19、23間を往復動する。保持具18は貫通穴41の代わりに切欠きにより、スライダ36を案内してもよい。切欠きは、ブラケットの一辺に形成され、切欠きの幅がスライダ36の移動ストロークの水平開口長に等しい。
固定ベーン13はドアハンガ28等に固定されることもあり、その固定場所はブラケット46に限定されるものではない。
スライダ36、棒体17は、これらのスライダ36及び棒体17の構造変更により、円弧状又は直線状の軌道変更をする。
上記実施形態及びその変形例ではローラ35が水平位置から上方変位することで可動ベーン12は上昇していたが、スロープの傾斜方向を天地で逆方向にすることによって、ローラ35が水平位置から下方変位することで可動ベーン12を下降させ、ベーン間隔を狭めてもよい。
上記実施形態及びその変形例では閉状態保持部44は、スプリングバネ45と第2のストッパ19とを一緒に設けてもよい。この場合、スプリングバネ45は棒体17の右端に設けることができる。戸開端においてスプリングバネ45が第2のストッパ19及び棒体17間で圧縮され、可動ベーン12の上昇の瞬間にロックがかかるようになる。
閉状態保持部38、44や、規制片16、スライダ36、棒体17、保持具18、第1のストッパ23、第2のストッパ19の名称の単なる言い換えをして実施をしたに過ぎない実施品に対して本実施形態に係るエレベータのドア装置の優位性は何ら損なわれるものではない。
また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10,11…かごドア、12…可動ベーン、13…固定ベーン、14…上方リンク(リンク)、15…リンク、16…規制片、17…棒体、18,48…保持具、19…第2のストッパ(他のストッパ)、20…ヘッダケース、23…第1のストッパ、36…スライダ、37…ベーン開閉部、38,44…閉状態保持部、45,47…スプリングバネ(付勢部材)、400,401…ホールドア。
このような課題を解決するため、本発明の一実施形態によれば、ヘッダケースに吊下げられたかごドアと、このかごドアに平行な固定のベーン、この固定のベーンに対し戸開により閉じ戸閉により開く可動なベーンおよびこれらのベーン間の複数のリンクを有するベーン開閉部と、これらのリンクのうちの上方リンクに前記かごドアに向かって突起して設けられた規制片と、この規制片への当接により前記複数のリンクの回転を阻止し前記規制片からの離間により前記回転を許容する前記上方リンクおよび前記かごドア間に設けられたスライダと、このスライダをスライド可能に保持し前記固定のベーンに設けられた保持具と、この保持具および前記かごドア間に前記スライダに設けられた棒体と、この棒体が移動する戸閉端および戸開端にそれぞれ前記ヘッダケースに設けられた第1および第2のストッパと、を備え、前記かごドアが戸開方向へ動く時、戸閉端において開状態の各ベーンは閉じ始め位置において閉じ始め、前記戸開端において前記第2のストッパから前記棒体への押込みにより閉状態にロックされ、前記かごドアが戸閉方向へ動く時、戸開端において前記閉状態の各ベーンは、前記閉状態を保持したまま前記閉じ始め位置を通過して戸閉端に戻り、戸閉端において前記第1のストッパから前記棒体への押込みにより前記閉状態のロックが解除され、前記ホールドアへの前記駆動力の伝達を遮断することを特徴とするエレベータのドア装置が提供される。
また、本発明の別の一実施形態によれば、ヘッダケースに吊下げられたかごドアと、このかごドアに平行な固定のベーン、この固定のベーンに対し戸開により閉じ戸閉により開く可動なベーンおよびこれらのベーン間の複数のリンクを有するベーン開閉部と、これらのリンクのうちの上方リンクに前記かごドアに向かって突起して設けられた規制片と、この規制片への当接により前記複数のリンクの回転を阻止し前記規制片からの離間により前記回転を許容する前記上方リンクおよび前記かごドア間に設けられたスライダと、このスライダをスライド可能に保持し前記固定のベーンに設けられ戸開端への延長部分を有する保持具と、この保持具および前記かごドア間に前記スライダに設けられ戸開端から戸閉端方向へ付勢された棒体と、前記保持具の前記延長部分および前記棒体間に設けられ、前記棒体に対して戸開端から戸閉端方向への押圧力を付勢する第1の付勢部材と、前記棒体が移動する戸閉端に前記ヘッダケースに設けられたストッパとを備え、前記かごドアが戸開方向へ動く時、戸閉端において開状態の各ベーンは閉じ始め位置から閉じ始め、前記戸開端において前記第1の付勢部材から前記棒体への押込みにより閉状態にロックされ、前記かごドアが戸閉方向へ動く時、戸開端において前記閉状態の各ベーンは、前記閉状態を保持したまま前記閉じ始め位置を通過して戸閉端に戻り、前記戸閉端において前記ストッパから前記棒体への押込みにより前記閉状態が解除され、前記ホールドアへの前記駆動力の伝達が遮断されることを特徴とするエレベータのドア装置が提供される。
また、本発明の別の一実施形態によれば、ヘッダケースに吊下げられたかごドアと、前記ヘッダケースに設けられた前記かごドアからホールドアへの戸開閉力の駆動源と、前記かごドアに平行な固定のベーン、この固定のベーンに対し戸開により閉じ戸閉により開く可動なベーンおよびこれらのベーン間の複数のリンクを有するベーン開閉部と、前記ベーン開閉部に対する変位により戸閉端および戸開端の間を移動する棒体と、前記かごドアが戸開方向へ動く時、戸閉端において開状態であり閉じ始め位置から閉じ始めた各ベーンを前記戸開端において閉状態にロックし、前記かごドアが戸閉方向へ動く時、戸開端において前記閉状態であり前記閉状態を保持したまま前記閉じ始め位置を通過して戻ってきた各ベーンの前記閉状態のロックを戸閉端において解除する閉状態保持部と、を備え、戸開時には前記閉じ始め位置において前記ホールドアに前記駆動力が伝達され始め、戸閉時には前記閉状態により前記ホールドアが前記かごドアに係合したまま戸開端から戸閉端方向へ移動し、戸閉端において前記駆動力の伝達が遮断されることを特徴とするエレベータのドア装置が提供される。
Claims (9)
- ヘッダケースに吊下げられたかごドアと、
このかごドアに平行な固定のベーン、この固定のベーンに対し戸開により閉じ戸閉により開く可動なベーン、およびこれらのベーン間の複数のリンクを有するベーン開閉部と、
これらのリンクのうちの上方リンクに前記かごドアに向かって突起して設けられた規制片と、
この規制片への当接により前記複数のリンクの回転を阻止し前記規制片からの離間により前記回転を許容する前記上方リンクおよび前記かごドア間に設けられたスライダと、
このスライダをスライド可能に保持し前記固定のベーンに設けられた保持具と、
この保持具および前記かごドア間に前記スライダに設けられた棒体と、
この棒体が移動する戸閉端および戸開端にそれぞれ前記ヘッダケースに設けられた第1および第2のストッパと、を備え、
戸開時、前記第2のストッパから前記棒体への押込みにより各ベーンを閉状態にロックし、戸閉時、前記第1のストッパから前記棒体への押込みにより前記閉状態を解除することを特徴とするエレベータのドア装置。 - 前記可動なベーンに枢支されたローラと、
前記ヘッダケースに設けられ、前記ローラを上方又は下方へ変位させるスロープを有するガイドとを更に備え、
戸開時、前記戸開端において前記棒体から前記スライダへの戸閉方向への押込みによって前記複数のリンクの回転を阻止し、
戸閉時、前記戸閉端において前記棒体から前記スライダへの戸開方向への押し込みによって前記複数のリンクの回転を許容することを特徴とする請求項1記載のエレベータのドア装置。 - ヘッダケースに吊下げられたかごドアと、
このかごドアに平行な固定のベーン、この固定のベーンに対し戸開により閉じ戸閉により開く可動なベーン、およびこれらのベーン間の複数のリンクを有するベーン開閉部と、
これらのリンクのうちの上方リンクに前記かごドアに向かって突起して設けられた規制片と、
この規制片への当接により前記複数のリンクの回転を阻止し前記規制片からの離間により前記回転を許容する前記上方リンクおよび前記かごドア間に設けられたスライダと、
このスライダをスライド可能に保持し前記固定のベーンに設けられた保持具と、
この保持具および前記かごドア間に前記スライダに設けられ戸開端から戸閉端へ付勢された棒体と、
この棒体が移動する戸閉端に前記ヘッダケースに設けられたストッパとを備え、
戸閉時、このストッパから前記棒体への押込みにより閉状態にロックされた各ベーンの前記閉状態を解除することを特徴とするエレベータのドア装置。 - 前記棒体に設けられ、前記棒体に対して前記戸開端から前記戸閉端方向への押圧力を付勢する付勢部材を更に備えることを特徴とする請求項3記載のエレベータのドア装置。
- 前記規制片に設けられこの規制片から前記スライダへ押圧力を作用する付勢部材を更に備えることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか一項記載のエレベータのドア装置。
- 前記保持具は、前記スライダの移動ストロークに応じた水平開口長の貫通穴を有し、前記貫通穴により前記スライダを案内するブラケットであることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項記載のエレベータのドア装置。
- 前記規制片は、前記スライダの一端上に乗り上がって前記複数のリンクの回転を阻止し、前記一端から外れて前記複数のリンクの回転を許容することを特徴とする請求項1〜6の何れか一項記載のエレベータのドア装置。
- 前記棒体は前記スライダの水平寸法よりも長い水平寸法を有することを特徴とする請求項1〜7の何れか一項記載のエレベータのドア装置。
- ヘッダケースに吊下げられたかごドアと、
このかごドアに平行な固定のベーン、この固定のベーンに対し戸開により閉じ戸閉により開く可動なベーンおよびこれらのベーン間の複数のリンクを有するベーン開閉部と、
各ベーンの閉じ始め位置、前記戸開による各ベーンの閉じ切り位置、およびこの閉じ始め位置よりも戸閉端側の各ベーンの開き切り位置の間を水平移動する前記ヘッダケースに設けられた棒体と、
この棒体が移動する戸閉端および戸開端にそれぞれ前記ヘッダケースに設けられた複数のストッパにより、前記閉じ始め位置からの各ベーンを前記閉じ切り位置で閉状態にロックし、ホールドアが戸閉したときに各ベーンのロックを解除する閉状態保持部と、を備え、
この閉状態保持部は、各ベーンによる戸開時における閉じ始めの位置と、戸閉時における開き終わりの位置とを水平方向でずらしたことを特徴とするエレベータのドア装置。
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