JP2017088326A - ボビン供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボビン分配装置を備えたボビン供給装置において、給糸ボビンから延びる糸の引っ掛かりを防止する構成を提供する。【解決手段】ボビン供給装置は、ボビンフィードコンベアと、ボビン分配装置と、ボビン装着装置と、糸切断装置と、を備える。ボビンフィードコンベアは、給糸ボビンを搬送する。ボビン分配装置は、ボビンフィードコンベアによって搬送された給糸ボビンを複数の経路に分配する。糸切断装置は、給糸ボビンの搬送経路のうち、ボビンフィードコンベアからボビン分配装置までに配置されており、給糸ボビンから延びる糸を切断する。【選択図】図4

Description

本発明は、主として、給糸ボビンを複数の経路に振り分けるボビン分配装置を備えるボビン供給装置に関する。
従来から、まとめて供給された複数の給糸ボビンを個別化しながら搬送して、搬送部材(搬送トレイ)に装着するボビン供給装置が知られている。搬送部材に装着された給糸ボビンは、ボビン搬送経路に沿って搬送され、自動ワインダが備える各ワインダユニットに供給される。特許文献1及び2は、給糸ボビンから延びる糸を切断するカッタ等を備えたボビン供給装置を開示する。
特許文献1のボビン供給装置は、パーツフィーダコンベアと、このパーツフィーダコンベアから投下された給糸ボビンを整列させて個別化するパーツフィーダと、糸端切断装置と、を備える。糸端切断装置は、給糸ボビンから、パーツフィーダコンベアとパーツフィーダの間に跨るように延びる糸を切断する。
特許文献2のボビン供給装置は、給糸ボビンが投入される給糸ボビン投入部と、上下方向に配設されたコンベアにより給糸ボビンを個別化する個別化部と、を備える。給糸ボビン投入部は、給糸ボビンを滞留させる滞留部と、個別化部まで給糸ボビンを案内する案内部と、を備える。案内部には、給糸ボビンから延びる糸を切断するカッタが設けられている。
特開2008−230830号公報 特開2012−184074号公報
ところで、ボビン供給装置は、ボビン分配装置を備えることがある。ボビン分配装置は、給糸ボビンを複数の経路に振り分ける。ボビン分配装置を設けることで、例えば給糸ボビンを複数のボビン装着装置を用いて搬送部材に装着させることができる。ここで、ボビン分配装置に搬送された給糸ボビンから糸が延びている場合、その状態で給糸ボビンを複数の経路に振り分けることで、給糸ボビンから延びる糸が引っ掛かり、ボビン分配装置の振分けミス等が発生することがある。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、ボビン分配装置を備えたボビン供給装置において、給糸ボビンから延びる糸の引っ掛かりを防止する構成を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成のボビン供給装置が提供される。即ち、このボビン供給装置は、ボビン搬送装置と、ボビン分配装置と、糸切断装置と、を備える。前記ボビン搬送装置は、給糸ボビンを搬送する。前記ボビン分配装置は、前記ボビン搬送装置によって搬送された前記給糸ボビンを複数の経路に分配する。前記糸切断装置は、前記給糸ボビンの搬送経路のうち、前記ボビン搬送装置から前記ボビン分配装置までに配置されており、前記給糸ボビンから延びる糸を切断する。
これにより、給糸ボビンから糸が延びている場合であっても、ボビン搬送装置、ボビン分配装置、又はその間で当該糸を切断することができるので、給糸ボビンから延びる糸の引っ掛かりを防止することができる。従って、ボビン分配装置の振分けミス等を防止できる。
前記のボビン供給装置においては、前記糸切断装置は、前記ボビン搬送装置と前記ボビン分配装置の間に配置されていることが好ましい。
これにより、糸切断装置と、前記ボビン搬送装置又は前記ボビン分配装置と、が干渉することを防止することができる。
前記のボビン供給装置においては、前記給糸ボビンから延びる糸を前記糸切断装置まで移動させる可動案内部材を備えることが好ましい。
これにより、給糸ボビンから延びる糸を案内するため、給糸ボビンから延びる糸を略確実に切断することができる。
前記のボビン供給装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記ボビン分配装置は、前記給糸ボビンを一方向又は他方向に回転させて移動させる回転動作を行うことで、前記給糸ボビンを複数の経路に分配する。前記可動案内部材は、前記ボビン分配装置と同期して回転することで、前記給糸ボビンから延びる糸を前記糸切断装置まで移動させる。
これにより、ボビン分配装置と可動案内部材とを同期させる制御が不要となるので処理が簡単となる。
前記のボビン供給装置においては、可動案内部材が移動させる糸に接触して、当該糸を前記糸切断装置に案内する固定案内部材を備えることが好ましい。
これにより、可動案内部材と固定案内部材の両方で糸が案内されるため、給糸ボビンから延びる糸をより確実に切断することができる。
前記のボビン供給装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、ボビン供給装置は、前記糸切断装置を2つ備える。一方の前記糸切断装置は、前記ボビン分配装置が前記一方向の回転動作を行ったときに、前記給糸ボビンから延びる糸を切断する。他方の前記糸切断装置は、前記ボビン分配装置が前記他方向の回転動作を行ったときに、前記給糸ボビンから延びる糸を切断する。
これにより、ボビン分配装置の回転方向に応じて、可動案内部材が糸を案内する方向を異ならせることができるので、装置の構成をシンプルにすることができる。
前記のボビン供給装置においては、前記糸切断装置は、少なくとも可動刃を備えており、当該可動刃は、エアシリンダの動力によって動作することが好ましい。
一般的にボビン供給装置は空気圧を用いて動作する機器を複数備えているため、同じ空気源を用いて可動刃を動作させることができる。
前記のボビン供給装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、このボビン供給装置は、前記ボビン搬送装置から前記ボビン分配装置へ供給される前記給糸ボビンを検出するボビン検出装置を備える。前記ボビン検出装置と前記糸切断装置とが同じ部材に支持されている。
これにより、ボビン検出装置と糸切断装置は、ともに給糸ボビンに対する位置決めが重要となるため、それらを同じ取付部材に取り付けることで、位置決めを簡単に行うことができる。
前記のボビン供給装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、このボビン供給装置は、前記ボビン分配装置によって分配された前記給糸ボビンを、当該給糸ボビンを搬送するための搬送部材に装着するボビン装着装置を備える。前記糸切断装置は、前記ボビン搬送装置によって前記ボビン分配装置に搬送された後であって、前記ボビン装着装置による装着が行われる前に、前記給糸ボビンから延びる糸を切断する。
これにより、上記のタイミングで給糸ボビンから延びる糸を切断することにより、糸の引っ掛かりを原因とするボビン装着装置の装着ミスを防止できる。
前記のボビン供給装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、このボビン供給装置は、まとめて供給された給糸ボビンを個別化するボビン個別化装置を備える。前記ボビン搬送装置は、前記ボビン個別化装置によって個別化された前記給糸ボビンを搬送する。
本発明の一実施形態に係るボビン供給装置をトレイ搬送経路及び自動ワインダとともに示す平面図。 ボビン供給装置の全体的な構成を示す斜視図。 ボビンフィードコンベアとボビン分配装置の間の近傍の様子を示す斜視図。 上流側案内板及び下流側案内板の近傍の様子を示す斜視図。 糸が糸切断装置に案内される様子をボビン押圧板の回転軸方向で見た図。 エアシリンダにより可動刃を動作させる可動機構を説明する斜視図。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るボビン供給装置10を、トレイ搬送経路110及び自動ワインダ100とともに示す平面図である。図2は、ボビン供給装置10の全体的な構成を示す斜視図である。なお、以下の説明において「上流側」及び「下流側」とは、給糸ボビン3及び搬送トレイ(搬送部材)2の搬送方向に対する上流側及び下流側を意味する。
図1に示すボビン供給装置10は、芯管(巻取管)4に糸を巻いた給糸ボビン3を搬送トレイ2に供給することで、当該給糸ボビン3を自動ワインダ100に供給する。
自動ワインダ100は、並べて配置された複数のワインダユニット101を備える。それぞれのワインダユニット101は、供給された給糸ボビン3から糸を解舒して所定量の糸を巻き付けたパッケージを形成する。
トレイ搬送経路110は、図1に示すように、給糸ボビン導入路111と、給糸ボビン搬送路112と、芯管搬送路113と、戻しボビン搬送路114と、を備えている。
給糸ボビン導入路111には、給糸ボビン3を供給する後述のボビン供給装置10が設けられている。当該給糸ボビン導入路111は、ボビン供給装置10により給糸ボビン3がセットされた搬送トレイ2を給糸ボビン搬送路112へ搬送できるように構成されている。
給糸ボビン導入路111と給糸ボビン搬送路112との間には、給糸ボビン口出し装置115が設けられている。給糸ボビン口出し装置115は、給糸ボビン導入路111から供給された給糸ボビン3の表面(糸層)から糸端を解離させて口出しし、口出しされた糸端を芯管4の頂部(搬送トレイ2に挿入する側の反対側)に巻き付けて、芯管4の天孔(頂部側の孔)に挿入する処理を行う。
給糸ボビン口出し装置115により口出し処理された給糸ボビン3は、給糸ボビン搬送路112を介して、自動ワインダ100の各ワインダユニット101へ供給される。それぞれのワインダユニット101においては、供給された給糸ボビン3の底部から圧縮空気を吹くことにより、給糸ボビン口出し装置115で処理された糸端を吹き飛ばすことで、当該給糸ボビン3から糸端を引き出して巻き取る。なお、ワインダユニット101で行われる糸巻取作業は公知であるため、説明を省略する。
芯管搬送路113は、各ワインダユニット101によって糸が解舒されて排出された給糸ボビン(即ち、芯管4)を、その下流側に配置されたボビン抜取り装置116へ搬送するように構成されている。
ところで、芯管4は、細長い円筒状の部材であって、その底部(大径端部)4aから頂部(小径端部)4bに向かって径が直線的に減少するように形成されている。即ち、芯管4の底部4aの径は、頂部4bの径より大きくなっている。そして、芯管4の底部4aが搬送トレイ2のペッグに差し込まれることにより、給糸ボビン3が搬送トレイ2にセットされ、搬送トレイ2とともに搬送される。
ボビン抜取り装置116は、芯管4がセットされた搬送トレイ2から当該芯管4を抜き取って回収できるように構成されている。当該ボビン抜取り装置116により芯管4を抜き取られた搬送トレイ2は、図1に示すように、ボビン供給装置10へ供給される。
戻しボビン搬送路114は、図1に示すように、給糸ボビン搬送路112と芯管搬送路113との間に設けられている。戻しボビン搬送路114は、給糸ボビン口出し装置115により口出し処理に失敗した給糸ボビン3や、何らかの原因でボビン抜取り装置116へ搬送された芯管4を、再処理させるように構成されている。
ボビン供給装置10は、図2に示すように、ボビン投入装置11と、パーツフィーダ(ボビン個別化装置)12と、ボビン分配装置5と、一対のボビン方向揃え装置6と、一対のボビンシュート(ボビン装着装置)13と、を備えている。
ボビン投入装置11は、図略の精紡機で製造された給糸ボビン3を、例えばコンベア等を用いて、パーツフィーダ12の中央底部に投入するように構成されている。この構成に代えて、給糸ボビン3を、図略のコンテナ等に入れた状態でパーツフィーダ12まで運んで、当該パーツフィーダ12に投入する構成とすることもできる。
パーツフィーダ12において、その内周面には螺旋状通路12aが中心部から外周の搬出口12bまで連続して設けられている。パーツフィーダ12の下部には、当該パーツフィーダ12を振動する駆動装置が設けられている。ボビン投入装置11により投入された給糸ボビン3は、パーツフィーダ12の振動により、螺旋状通路を上昇しつつ1個ずつ整列して搬出口12bに向けて搬送される。
パーツフィーダ12には、フィーダ側糸切断装置12cが設けられている。フィーダ側糸切断装置12cは、図略の駆動源により動作する可動刃を有している。フィーダ側糸切断装置12cは、給糸ボビン3から延びる糸(給糸ボビン3から解舒された糸)を切断する。
ボビンフィードコンベア(ボビン搬送装置)14は、パーツフィーダ12とボビン分配装置5との間に設けられている。当該ボビンフィードコンベア14は、パーツフィーダ12の搬出口12bに連続し、搬出口12b近傍の螺旋状通路12aを延長するように構成されている。これにより、搬出口12bから搬出された給糸ボビン3は、そのままボビンフィードコンベア14により受け継がれて搬送される。
ボビンフィードコンベア14は、給糸ボビン3の太さ(糸が巻かれた部分の太さ)より若干広い幅を有している。ボビンフィードコンベア14は、給糸ボビン3の芯管4の長手方向(以下、単に給糸ボビン3の長手方向と呼ぶことがある。)が当該ボビンフィードコンベア14における搬送方向と一致するように、給糸ボビン3をほぼ水平な姿勢で搬送できるように構成されている。
ボビンフィードコンベア14の下流側には、ボビン分配装置5が配置されている。ボビンフィードコンベア14は、他のコンベア等を介さず、給糸ボビン3を排出案内部材15に搬送する。ボビン分配装置5は、5つのボビン通路16と、ボビン導入コンベア22と、5つのボビン押圧板17と、モータ20と、を備える。ボビン通路16は、ボビンフィードコンベア14から搬送された給糸ボビン3が通る細長い通路である。ボビン導入コンベア22は、ボビンフィードコンベア14によって案内された給糸ボビン3を、ボビン通路16に沿って案内する。ボビン押圧板17は、等しい角度間隔で並べて配置され、一体的に回転可能に構成されている。ボビン分配装置5は、モータ20が発生させた駆動力により、ボビン押圧板17を一方向又は他方向に回転させることにより、給糸ボビン3を、ボビン通路16経路の一側又は他側の脇に振り分ける。なお、ボビン分配装置5がボビン押圧板17を回転させて給糸ボビン3を移動させる動作を「回転動作」と称する。
ボビン分配装置5の下流側には、給糸ボビン3を分配して供給するための2つの供給経路8が配置される。それぞれの供給経路8には、ボビン方向揃え装置6と、排出案内部材15と、ボビンシュート13と、が配置されている。
ボビン方向揃え装置6は、ボビン分配装置5が備えるボビン通路16の長手方向に対する両脇の下側にそれぞれ配置されている。
それぞれのボビン方向揃え装置6は、ボビン分配装置5から水平な姿勢で投入される給糸ボビン3の両端部(芯管4が露出している部分である底部4a又は頂部4b)を案内する一対の芯管案内経路(巻取管案内経路)63を備える。一対の芯管案内経路63のうち、一方には給糸ボビン3の底部4aが送られ、他方には頂部4bが送られる。なお、ボビン方向揃え装置6に対して給糸ボビン3がどの向きで供給されるかは不定であるため、それぞれの芯管案内経路63に底部4aと頂部4bのうち何れが送られるのかはわからない。
ボビン方向揃え装置6は、底部4aの径より狭く、かつ頂部4bの径より広い隙間が形成されている。この構成により、ボビン方向揃え装置6は、給糸ボビン3の底部4aだけを選択的に受け止めることができる。これにより、底部4aを受け止めている部分を開放することで、底部4aが下方を向くように、給糸ボビン3を落下させることができる。
なお、給糸ボビン3の方向を検出する構成は任意であり、例えば光センサを用いて給糸ボビン3の輪郭を測定することで底部4aと頂部4bを検出することもできる。この光センサが設けられる箇所は、ボビン分配装置5の下流に限られず、ボビン分配装置5の上流であっても良い。
ボビン方向揃え装置6の下方には、ボビンシュート13が配置されている。ボビンシュート13は、ボビン方向揃え装置6から供給された給糸ボビン3を、給糸ボビン3を搬送するための搬送トレイ2のペッグに給糸ボビン3の芯管4が差し込まれるようにセットする。こうして搬送トレイ2に装着された給糸ボビン3は、図1に示す給糸ボビン導入路111及び給糸ボビン搬送路112を介して、自動ワインダ100における複数のワインダユニット101へ搬送される。
ボビン方向揃え装置6とボビンシュート13との間には、ボビン方向揃え装置6により方向が揃えられた給糸ボビン3を案内する中空状の排出案内部材15が設けられている。排出案内部材15には、大きさが異なる2つの開口部(第1開口部15a及び第2開口部15b)が形成されている。第1開口部15aは、相対的に大きく形成され、排出案内部材15の上面に配置されている。第2開口部15bは、相対的に小さく形成され、排出案内部材15の下面に配置されている。第1開口部15aはボビン方向揃え装置6の直下方に位置し、第2開口部15bはボビンシュート13の直上方に位置している。この構成で、排出案内部材15は、ボビン方向揃え装置6から落下する給糸ボビン3を確実にボビンシュート13へ案内することができる。
カム部材18は、ボビン押圧板17と同期して(一体的に)回転するように構成されている。カム部材18の外周には、5つの凹部が周方向に等しい間隔で(即ち、72°の間隔で)形成されている。
位相保持アーム19は、回動可能に支持されており、その先端には、カム部材18の外周に接触可能な小さなローラ19aが回転可能に取り付けられている。位相保持アーム19には図示しないバネが取り付けられており、ローラ19aをカム部材18に押し当てる付勢力を当該位相保持アーム19に作用させている。
そして、5つのうち周方向で隣り合う2つのボビン押圧板17の一方がボビン通路16の幅方向一端近傍に位置し、他方がボビン通路16の幅方向他端近傍に位置する状態で、位相保持アーム19の先端のローラ19aがカム部材18の凹部に入り込むように構成されている。これにより、ボビン押圧板17の回転位相を、給糸ボビン3のボビン通路16への導入をボビン押圧板17が妨げない位相で適切に保持することができる。
次に、ボビンフィードコンベア14とボビン分配装置5の間の近傍に配置される部材について図3及び図4を参照して詳細に説明する。図3は、ボビンフィードコンベア14とボビン分配装置5の間の近傍の様子を示す斜視図である。図4は、上流側案内板32及び下流側案内板33の近傍の様子を示す斜視図である。図5は、糸y1が糸切断装置62に案内される様子をボビン押圧板17の回転軸方向で見た図である。なお、図4及び図5は、図面を分かり易くするために、一部の部材を省略している。
図3及び図4に示すように、ボビンフィードコンベア14とボビン分配装置5の間には、一対の上流側案内板(固定案内部材)32と、一対の下流側案内板(固定案内部材)33と、上流側回転案内部材(可動案内部材)36と、下流側回転案内部材(可動案内部材)37と、が配置されている。これらの部材は、ボビン分配装置5に搬送された給糸ボビン3から延びる糸を切断するために、当該糸を案内する部材である。
一対の上流側案内板32は、ボビンフィードコンベア14とボビン分配装置5の間に配置されている。それぞれの上流側案内板32は、給糸ボビン3が搬送される経路を挟むように、かつ、搬送される給糸ボビン3が通過できる間隔を空けて配置されている。図4に示すように、上流側案内板32には、給糸ボビン3が搬送される経路から離れる方向(搬送方向に直交する方向)に凹んだ上流側案内溝32aが形成されている。なお、上流側案内板32は、図略の固定具等により、下流側案内板33に固定されている。
一対の下流側案内板33は、上流側案内板32よりも下流側であって、ボビンフィードコンベア14とボビン分配装置5の間に配置されている。それぞれの下流側案内板33は、給糸ボビン3が搬送される経路を挟むように、かつ、搬送される給糸ボビン3が通過できる間隔を空けて配置されている。図4に示すように、下流側案内板33には、給糸ボビン3が搬送される経路から離れる方向(搬送方向に直交する方向)に凹んだ下流側案内溝33aが形成されている。図5に示すように、下流側案内溝33aの近傍には、糸切断装置62が配置されている。上述のように下流側案内板33はボビンフィードコンベア14とボビン分配装置5の間に配置されているため、糸切断装置62もボビンフィードコンベア14とボビン分配装置5の間に配置されていることとなる。
上流側回転案内部材36は、上流側案内板32よりも上流側に配置されている。上流側回転案内部材36は、略円板状の部材であり、径方向外側に突出する上流側案内突起36aが形成されている。上流側案内突起36aは、ボビン押圧板17及びカム部材18と同様に、等間隔で(72°毎に)5つ形成されている。また、上流側回転案内部材36は、ボビン押圧板17と同期して(一体的に)回転するように構成されている。上流側回転案内部材36の上流側案内突起36aは、回転角によっては、給糸ボビン3が搬送される経路上に位置する。一方、上流側回転案内部材36の上流側案内突起36a以外の部分は、回転角に関係なく、給糸ボビン3が搬送される経路上に位置しない。
下流側回転案内部材37は、下流側案内板33よりも下流側に配置されている。下流側回転案内部材37は、略円板状の部材であり、径方向外側に突出する下流側案内突起37aが形成されている。下流側案内突起37aは、図5に示すように、等間隔で(72°毎に)5つ形成されている。また、下流側回転案内部材37は、ボビン押圧板17(即ち上流側回転案内部材36)と同期して(一体的に)回転するように構成されている。下流側案内突起37aは、上流側案内突起36aと対応する位置に形成されている。従って、給糸ボビン3の搬送方向(ボビン押圧板17の回転軸方向)でみたときに、上流側案内突起36aと下流側案内突起37aは常に重なっている。下流側回転案内部材37の下流側案内突起37aは、回転角によっては、給糸ボビン3が搬送される経路上に位置する。下流側回転案内部材37の下流側案内突起37a以外の部分は、回転角に関係なく、給糸ボビン3が搬送される経路上に位置しない。
次に、上流側案内板32、下流側案内板33、上流側回転案内部材36、及び下流側回転案内部材37が、給糸ボビン3から延びた糸を糸切断装置62に案内する流れについて説明する。この説明においては、給糸ボビン3から延びる糸を符号y1を付して説明する(図5)。
ボビンフィードコンベア14がボビン分配装置5に搬送した給糸ボビン3から糸y1が延びている場合、当該糸y1は、ボビン分配装置5とボビンフィードコンベア14の間に跨るように延びる。ボビン分配装置5が回転動作を行う前では、上流側案内突起36a及び下流側案内突起37aは給糸ボビン3が搬送される経路上に位置していない。この状態で、ボビン分配装置5が回転動作を行って給糸ボビン3を分配する。この回転動作により、上流側回転案内部材36及び下流側回転案内部材37も一体的に回転する。その結果、上流側案内突起36a及び下流側案内突起37aが糸y1に接触し、当該糸y1を移動させる(図5を参照)。特に、上流側案内突起36a及び下流側案内突起37aは、給糸ボビン3が搬送される経路上を端から端まで移動するため、糸y1がどの位置にあっても、当該y1を移動させることができる。なお、図5に示す鎖線は、糸y1を案内する途中の上流側案内突起36a及び下流側案内突起37aを示している。
そして、上流側案内突起36a及び下流側案内突起37aによって移動させられた糸y1は、上流側案内溝32a及び下流側案内溝33aの間に入り込む。この構成により、糸y1の位置がズレそうになった場合であっても、糸y1が上流側案内溝32a又は下流側案内溝33aに接触することにより、当該糸y1を糸切断装置62に案内することができる。
上流側案内突起36a及び下流側案内突起37aによる回転が停止した後に、糸切断装置62を動作させて糸y1を切断する。これにより、ボビン分配装置5が分配を行うと同時に(換言すればボビン方向揃え装置6が給糸ボビン3の方向を揃える前に、更に言えば、ボビンシュート13が給糸ボビン3を搬送トレイ2に装着する前に)給糸ボビン3から延びる糸y1を切断することができる。従って、糸y1がボビン分配装置5等に引っ掛かることを防止できるので、ボビン分配装置5、ボビン方向揃え装置6、ボビンシュート13が行う作業に失敗することを防止できる。
なお、上流側案内板32、下流側案内板33、糸切断装置62は、一対で設けられているため、ボビン分配装置5が給糸ボビン3をどちらに回転させた場合であっても、糸y1を糸切断装置62まで案内することができる。
また、図3に示すように、ボビン供給装置10は、ボビンフィードコンベア14に沿って搬送される給糸ボビン3を検出する上流側ボビン検出装置41と、下流側ボビン検出装置(ボビン検出装置)45と、を備える。
上流側ボビン検出装置41は、反射型の光センサであり、ボビンフィードコンベア14の下流側端部を挟むように対向して配置された投受光部42及び反射部43を備える。投受光部42及び反射部43は、ボビン供給装置10が備えるフレーム等に固定されている。投受光部42は、反射部43に向けて検査光を投光し、反射部43は当該検査光を反射する。投受光部42は、反射部43で反射した反射光を受光する。投受光部42と反射部43の間に給糸ボビン3が存在する場合は、投受光部42が投光した検査光が遮られるため、反射部43は検査光を反射することができない。従って、投受光部42は受光する反射光の光量が少なくなる。このようにして、上流側ボビン検出装置41は、ボビンフィードコンベア14の下流側端部に給糸ボビン3が存在するか否かを検出する。
ボビン供給装置10は、ボビン分配装置5が給糸ボビン3の分配を完了していない場合(回転動作が終了していない場合)であって、上流側ボビン検出装置41が給糸ボビン3を検出したときは、ボビンフィードコンベア14を停止させる。これにより、1つのボビン通路16に複数の給糸ボビン3が供給されることを防止できる。
下流側ボビン検出装置45は、対向して配置された投受光部46と反射部47とを備える。投受光部46及び反射部47は、取付板等を介して、一対の下流側案内板33にそれぞれ支持されている。投受光部46及び反射部47は、投受光部42及び反射部43と同じ原理で、ボビンフィードコンベア14とボビン分配装置5の間に給糸ボビン3が存在するか否かを検出する。
上流側ボビン検出装置41及び下流側ボビン検出装置45は、反射型の光センサであるが、給糸ボビン3が搬送される経路を挟んで対向するように投光部と受光部が配置される構成(透過型の光センサ)であっても良い。透過型の光センサでは、投光部が受光部に向けて検査光を投光し、受光部は当該検査光を受光する。投光部と受光部の間に給糸ボビンが存在する場合は、受光部は検査光を受光することができない。このようにして、受光部が受光する光の受光量に基づいて、給糸ボビン3が存在するか否かが検出される。
ボビン供給装置10は、下流側ボビン検出装置45が給糸ボビン3を検出していないことを条件として、ボビン分配装置5に回転動作を行わせる。これにより、給糸ボビン3が上流側案内突起36a等に接触することを防止できる。
次に、ボビン供給装置10が糸切断装置62を動作させる構成について図6を参照して説明する。図6は、エアシリンダ51により可動刃62aを動作させる可動機構を説明する斜視図である。
ボビン供給装置10は、糸切断装置62を動作させる構成として、一対の可動機構50を備える。可動機構50は、上流側案内板32等と同様に、給糸ボビン3が搬送される経路を挟んで対向する位置にそれぞれ設けられている。それぞれの可動機構50は、エアシリンダ51と、第1リンク部材52と、第2リンク部材53と、を備える。また、図6に示すように、糸切断装置62は、可動刃62aと固定刃62bとを備える。
エアシリンダ51は、下流側案内板33に支持されており、空気を供給することでシリンダロッドを伸縮させることができる。シリンダロッドの先端には、第1リンク部材52が回転可能に連結されている。
第1リンク部材52は、下流側案内板33に支持されており、略L字状又は略V字状の板状の部材であり、略中央に位置する回転軸部52aを中心として回転可能に構成されている。第1リンク部材52の一端は、エアシリンダ51に回転可能に接続されている。この構成により、エアシリンダ51のシリンダロッドが伸縮することで、第1リンク部材52を回転させることができる。第1リンク部材52の他端には円柱状の部材が形成されており、当該円柱状の部材が、第2リンク部材53に形成された凹部に入り込んでいる。
第2リンク部材53は、下流側案内板33に支持されており、略長方形の板状の部材であり、略中央(より詳細には第1リンク部材52寄り)に位置する回転軸部53aを中心として回転可能に構成されている。第2リンク部材53の一端には、凹部が形成されている。この構成により、第1リンク部材52が回転することで、第2リンク部材53を回転させることができる。第2リンク部材53の他端には、可動刃62aが取り付けられている。従って、可動刃62aは第2リンク部材53を介して、下流側案内板33に支持されている。
また、下流側案内板33の上流側の面には、固定刃62bが取り付けられている。詳細には、固定刃62bは、下流側案内溝33aの上側(図5の左の固定刃62b)又は下側(図5の右の固定刃62b)に取り付けられている。第2リンク部材53の他端(即ち可動刃62a)は、エアシリンダ51が動作していない状態において、固定刃62bの下流側案内溝33aを挟んで反対側に配置されている。
以上の構成により、エアシリンダ51を伸縮させることで、第1リンク部材52及び第2リンク部材53を回転させることができる。これにより、第2リンク部材53の他端に取り付けられた可動刃62aが固定刃62bと交差するように近づくように回転するため、上流側案内溝32a及び下流側案内溝33aの内部に位置する糸y1を切断することができる。
以上に説明したように、本実施形態のボビン供給装置10は、ボビンフィードコンベア14と、ボビン分配装置5と、糸切断装置62と、を備える。ボビンフィードコンベア14は、給糸ボビン3を搬送する。ボビン分配装置5は、ボビンフィードコンベア14によって搬送された給糸ボビン3を複数の経路に分配する。糸切断装置62は、給糸ボビン3の搬送経路のうち、ボビンフィードコンベア14からボビン分配装置5まで(詳細にはボビンフィードコンベア14とボビン分配装置5の間)に配置されており、給糸ボビン3から延びる糸を切断する。
これにより、給糸ボビン3から糸が延びている場合であっても、ボビン分配装置5とボビンフィードコンベア14の間で当該糸を切断することができるので、給糸ボビン3から延びる糸の引っ掛かりを防止することができる。従って、ボビン分配装置5の振分けミス等を防止できる。
また、本実施形態のボビン供給装置10は、給糸ボビン3から延びる糸を糸切断装置62まで移動させる上流側回転案内部材36及び下流側回転案内部材37を備える。
これにより、給糸ボビン3から延びる糸を案内するため、給糸ボビン3から延びる糸を略確実に切断することができる。
また、本実施形態のボビン供給装置10は、給糸ボビン3を一方向又は他方向に回転させて移動させる回転動作を行うことで、給糸ボビン3を複数の経路に分配する。上流側回転案内部材36及び下流側回転案内部材37は、ボビン分配装置5と同期して回転することで、給糸ボビン3から延びる糸を糸切断装置62まで移動させる。
これにより、ボビン分配装置5と、上流側回転案内部材36及び下流側回転案内部材37と、を同期させる制御が不要となるので処理が簡単となる。また、本実施形態では、駆動源(モータ20)も共通であるので、サイズ及びコストを低減できる。
また、本実施形態のボビン供給装置10は、上流側回転案内部材36及び下流側回転案内部材37が移動させる糸に接触して、当該糸を糸切断装置62に案内する上流側案内板32及び下流側案内板33を備える。
これにより、上流側回転案内部材36及び下流側回転案内部材37と上流側案内板32及び下流側案内板33の両方で糸が案内されるため、給糸ボビン3から延びる糸をより確実に切断することができる。
また、本実施形態のボビン供給装置10は、一対の糸切断装置62を備える。一方の糸切断装置62は、ボビン分配装置5が一方向の回転動作を行ったときに、給糸ボビン3から延びる糸を切断する。他方の糸切断装置62は、ボビン分配装置5が他方向の回転動作を行ったときに、給糸ボビン3から延びる糸を切断する。
これにより、ボビン分配装置5の回転方向に応じて、上流側回転案内部材36及び下流側回転案内部材37が糸を案内する方向を異ならせることができるので、装置の構成をシンプルにすることができる。
また、本実施形態のボビン供給装置10の糸切断装置62は、少なくとも可動刃62aを備えており、当該可動刃62aは、エアシリンダ51の動力によって動作する。
一般的にボビン供給装置10は空気圧を用いて動作する機器(例えば給糸ボビン口出し装置115)を別に備えているため、同じ空気源を用いて可動刃を動作させることができる。
また、本実施形態のボビン供給装置10は、ボビンフィードコンベア14からボビン分配装置5へ供給される給糸ボビン3を検出する下流側ボビン検出装置45を備える。下流側ボビン検出装置45(具体的には投受光部46及び反射部47の両方)と糸切断装置62とが同じ部材(下流側案内板33)に支持されている。
これにより、下流側ボビン検出装置45と糸切断装置62は、ともに給糸ボビン3に対する位置決めが重要となるため、それらを同じ取付部材に取り付けることで、位置決めを簡単に行うことができる。
また、本実施形態のボビン供給装置10は、ボビン分配装置5によって分配された給糸ボビン3を搬送トレイ2に装着するボビンシュート13を備える。糸切断装置62は、ボビンフィードコンベア14によってボビン分配装置5に搬送された後であって、ボビンシュート13による装着が行われる前に、給糸ボビン3から延びる糸を切断する。
これにより、上記のタイミングで給糸ボビン3から延びる糸を切断することにより、糸の引っ掛かりを原因とするボビンシュート13の装着ミスを防止できる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
上記実施形態では、2つの可動案内部材(上流側回転案内部材36及び下流側回転案内部材37)と、2つの固定案内部材(上流側案内板32及び下流側案内板33)を備えるが、少なくとも1つを省略することができる。また、4つ全てを省略し、糸を案内せずに糸切断装置62を移動させて、給糸ボビン3から延びる糸を切断する構成であっても良い。
上記実施形態では、上流側回転案内部材36及び下流側回転案内部材37は、ボビン分配装置5と同じ駆動源(モータ20)で駆動されるが、別の駆動源で駆動されていても良い。この場合、ボビン分配装置5による分配を開始する前に、給糸ボビン3から延びる糸を切断することもできる。
上記実施形態では、一方の糸切断装置62と他方の糸切断装置62で、可動刃62aと固定刃62bの上下方向の位置が反対であるが、同じであっても良い。
上記実施形態では、糸切断装置62はボビンフィードコンベア14とボビン分配装置5の間に配置されているが、ボビンフィードコンベア14からボビン分配装置5までの経路上の他の位置に設けられていても良い。例えば、ボビンフィードコンベア14又はボビン分配装置5を支持する支持部材等に設けられていても良い。
上記実施形態では、エアシリンダ51を用いて糸切断装置62を動作させているが、別の駆動装置(例えばソレノイド)を用いて糸切断装置62を動作させても良い。
ボビン押圧板17は、5つとすることに限定されず、例えば2つ、3つ、4つ、6つ以上とすることもできる。また、ボビン押圧板17の長さは、ボビン通路16と略同じ長さとすることに限定せず、ボビン通路16より長く形成しても良い。
供給経路8は2つに限らず、3つ以上としても良い。この場合、例えば上記のボビン分配装置5を複数台設置することにより、3つ以上の供給経路に給糸ボビン3を分配することができる。
5 ボビン分配装置
6 ボビン方向揃え装置
10 ボビン供給装置
12 パーツフィーダ(ボビン個別化装置)
13 ボビンシュート(ボビン装着装置)
32 上流側案内板(固定案内部材)
33 下流側案内板(固定案内部材)
36 上流側回転案内部材(可動案内部材)
37 下流側回転案内部材(可動案内部材)
41 上流側ボビン検出装置
45 下流側ボビン検出装置(ボビン検出装置)
62 糸切断装置
62a 可動刃
62b 固定刃
51 エアシリンダ

Claims (10)

  1. 給糸ボビンを搬送するボビン搬送装置と、
    前記ボビン搬送装置によって搬送された前記給糸ボビンを複数の経路に分配するボビン分配装置と、
    前記給糸ボビンの搬送経路のうち、前記ボビン搬送装置から前記ボビン分配装置までに配置されており、前記給糸ボビンから延びる糸を切断する糸切断装置と、
    を備えることを特徴とするボビン供給装置。
  2. 請求項1に記載のボビン供給装置であって、
    前記糸切断装置は、前記ボビン搬送装置と前記ボビン分配装置の間に配置されていることを特徴とするボビン供給装置。
  3. 請求項1又は2に記載のボビン供給装置であって、
    前記給糸ボビンから延びる糸を前記糸切断装置まで移動させる可動案内部材を備えることを特徴とするボビン供給装置。
  4. 請求項3に記載のボビン供給装置であって、
    前記ボビン分配装置は、前記給糸ボビンを一方向又は他方向に回転させて移動させる回転動作を行うことで、前記給糸ボビンを複数の経路に分配し、
    前記可動案内部材は、前記ボビン分配装置と同期して回転することで、前記給糸ボビンから延びる糸を前記糸切断装置まで移動させることを特徴とするボビン供給装置。
  5. 請求項4に記載のボビン供給装置であって、
    可動案内部材が移動させる糸に接触して、当該糸を前記糸切断装置に案内する固定案内部材を備えることを特徴とするボビン供給装置。
  6. 請求項4又は5に記載のボビン供給装置であって、
    前記糸切断装置を2つ備え、
    一方の前記糸切断装置は、前記ボビン分配装置が前記一方向の回転動作を行ったときに、前記給糸ボビンから延びる糸を切断し、
    他方の前記糸切断装置は、前記ボビン分配装置が前記他方向の回転動作を行ったときに、前記給糸ボビンから延びる糸を切断することを特徴とするボビン供給装置。
  7. 請求項1から6までの何れか一項に記載のボビン供給装置であって、
    前記糸切断装置は、少なくとも可動刃を備えており、当該可動刃は、エアシリンダの動力によって動作することを特徴とするボビン供給装置。
  8. 請求項1から7までの何れか一項に記載のボビン供給装置であって、
    前記ボビン搬送装置から前記ボビン分配装置へ供給される前記給糸ボビンを検出するボビン検出装置を備え、
    前記ボビン検出装置と前記糸切断装置とが同じ部材に支持されていることを特徴とするボビン供給装置。
  9. 請求項1から8までの何れか一項に記載のボビン供給装置であって、
    前記ボビン分配装置によって分配された前記給糸ボビンを、当該給糸ボビンを搬送するための搬送部材に装着するボビン装着装置を備え、
    前記糸切断装置は、前記ボビン搬送装置によって前記ボビン分配装置に搬送された後であって、前記ボビン装着装置による装着が行われる前に、前記給糸ボビンから延びる糸を切断することを特徴とするボビン供給装置。
  10. 請求項1から9までの何れか一項に記載のボビン供給装置であって、
    まとめて供給された給糸ボビンを個別化するボビン個別化装置を備え、
    前記ボビン搬送装置は、前記ボビン個別化装置によって個別化された前記給糸ボビンを搬送することを特徴とするボビン供給装置。
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