JP2017087644A - 化粧板及びその製造方法 - Google Patents

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克年 堀野
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Abstract

【課題】表層樹脂層の劣化を防ぎ、機能性の効果の維持に優れた化粧板を提供する。【解決手段】基板と、上記基板の一方面又は両面上に積層される表層樹脂層と、上記表層樹脂層上に担持され、複数の機能性物質が耐食性樹脂膜に被覆された機能性カプセルと、からなり、上記機能性カプセルの上記表層樹脂層と接触しない部分では、上記耐食性樹脂膜が存在せず、上記機能性物質が露出していることを特徴とする化粧板。【選択図】 図1

Description

本発明は、化粧板及びその製造方法に関する。
従来から、メラミン化粧板等の化粧板に、光触媒などの機能性物質を添加もしくは塗布することで、防汚性、抗菌性等の機能性を付与した化粧板が提供されている。
特許文献1には、抗菌・抗ウィルス性等の機能を有する機能材を含有する樹脂塗膜で被覆されて機能材が表面近傍で固定化されていることを特徴とする機能性建材が提案されている。
特許文献2には、紙の表面に抗菌性金属を担持させたカルシウム系セラミックス焼成物粉末よりなる抗菌剤を添加した不飽和ポリエステル樹脂を塗布することで抗菌性ポリエステル化粧板を得る製造方法が提案されている。
特開2008−80210号公報 特開平07−304619号公報
図3は、従来の化粧板を模式的に示す概略断面図である。
この化粧板3では、光触媒などの機能性物質14が表層樹脂層12に固定されている。
図3に示した化粧板3では、光触媒などの機能性物質14が表層樹脂層12に長時間接触すると表層樹脂層12を劣化させることがある。具体的には、表層樹脂層12の変色や機能性物質14の脱落が生じることがある。これによって、機能性が低下するだけでなく、表層樹脂層12の変色による化粧板3の意匠性の低下、表面の凹凸の発生による化粧板3の外観の不具合を引き起こすという問題があった。
また、化粧板の表層に機能性物質を添加又は塗布する場合があるが、このような場合、機能性物質は表層の表層樹脂層に埋まってしまい表層における露出部が少ないため、十分な機能性が発現できないという問題があった。さらに、化粧板には、ウィルス不活度が99.9%以上(大腸菌に対して不活化されていないウィルス濃度が1000分の1以下)相当となる高い抗菌性、抗ウィルス性を要求される場合もあり、このような場合、その機能性を充分に発現できないという課題もあった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、メラミン樹脂等からなる表層樹脂層の劣化を防ぎ、機能性の効果の維持に優れた化粧板及びその製造方法を提供することを目的とする。特に、抗菌性、抗ウィルス性の効果の維持に優れた化粧板及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の化粧板は、基板と、上記基板の一方面又は両面上に積層される表層樹脂層と、上記表層樹脂層上に担持され、複数の機能性物質が耐食性樹脂膜に被覆された機能性カプセルと、からなり、上記機能性カプセルの上記表層樹脂層と接触しない部分では、上記耐食性樹脂膜が存在せず、上記機能性物質が露出していることを特徴とする。
すなわち、本発明は、基板と基板の表面上に積層される表層樹脂層を有し、複数の機能性物質が耐食性樹脂膜に被覆された機能性カプセルが表層樹脂層上に担持された構造を有する化粧板であり、機能性カプセルの表層樹脂層と接触しない部分では耐食性樹脂膜が存在せず、機能性物質が露出している。
本発明の化粧板では、光触媒などの機能性物質が耐食性樹脂膜に被膜された状態で表層樹脂層上に担持されているため、機能性物質の表層樹脂層への接触を防止することができる。その結果、機能性物質による表層樹脂層の変色や劣化を防ぐことができる。さらに、表層樹脂層と接触しない部分では機能性物質が露出しているため、抗菌性、抗ウィルス性等、機能性物質としての本来の機能を発揮することができ、その効果を長期間維持することができる。
本発明の化粧板において、機能性カプセルは、複数の機能性物質が分散された状態で耐食性樹脂膜に被覆されてなることが望ましい。通常、清掃等によって化粧板表面に力が加わると、表面付近の機能性物質は少しずつ除去されてしまう。本発明の化粧板において、複数の機能性物質が分散された状態で耐食性樹脂膜に被覆されている場合、清掃等によって化粧板表面付近の機能性物質が除去された場合であっても、機能性カプセル内に分散している他の機能性物質が露出することになる。そのため、機能性物質が露出する状態が長時間続き、機能性物質の効果を長時間維持することができる。
本発明の化粧板においては、機能性カプセルの一部が表層樹脂層中に埋没していることが望ましい。この場合、機能性物質の表層樹脂層への接触を防止しつつ、表層樹脂層と機能性カプセルとの密着性を確保して、機能性カプセルの脱落を防止することができる。また、清掃等によって化粧板表面付近の機能性物質が除去された場合であっても、埋没している部分に存在する機能性物質が露出することになり、機能性物質の効果を長時間維持することができる。
本発明の化粧板において、耐食性樹脂膜は、シリコーン樹脂又はフッ素樹脂からなることが望ましい。シリコーン樹脂やフッ素樹脂は、光触媒などの機能性物質によって酸化されにくい性質を有している。そのため、シリコーン樹脂又はフッ素樹脂からなる耐食性樹脂膜によって複数の機能性物質を被覆し、それを表層樹脂層上に担持することにより、機能性物質の表層樹脂層への接触を防止することができるとともに、耐食性樹脂膜の劣化を防ぐこともできる。
本発明の化粧板において、機能性物質は、可視光応答型光触媒であることが望ましい。
本発明の化粧板において、上記可視光応答型光触媒は、白金担持チタニア触媒、銅担持チタニア触媒、鉄担持チタニア触媒、窒素ドープチタニア触媒、硫黄ドープチタニア触媒、炭素ドープチタニア触媒、又は、酸化タングステンであることが望ましい。
本発明の化粧板の製造方法の第1の態様は、基板の一方面又は両面上に樹脂含浸紙を積層する工程と、複数の機能性物質が耐食性樹脂膜に被覆された機能性カプセルを上記樹脂含浸紙上に配置する工程と、上記機能性カプセルを有する上記樹脂含浸紙が積層された上記基板を熱圧成形することにより、上記機能性カプセルを有する表層樹脂層を上記基板上に形成する工程と、上記表層樹脂層と接触しない部分の上記耐食性樹脂膜を除去することにより、上記機能性物質を露出させる工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の化粧板の製造方法の第2の態様は、基板の一方面又は両面上に樹脂含浸紙を積層する工程と、上記樹脂含浸紙が積層された上記基板を熱圧成形することにより、上記基板上に表層樹脂層を形成する工程と、複数の機能性物質が耐食性樹脂膜に被覆された機能性カプセルを上記表層樹脂層上に担持させる工程と、上記表層樹脂層と接触しない部分の上記耐食性樹脂膜を除去することにより、上記機能性物質を露出させる工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の化粧板の製造方法では、複数の機能性物質の全体が耐食性樹脂膜に被覆された機能性カプセルを表層樹脂層上に担持させた後、表層樹脂層と接触しない部分の耐食性樹脂膜を除去することにより、機能性物質が露出した機能性カプセルとする。これにより、機能性物質の表層樹脂層への接触を防止しつつ、表層樹脂層上に機能性物質を露出させることができる。特に、本発明の化粧板の製造方法の第1の態様では、熱圧成形によって、機能性カプセルの一部を表層樹脂層中に埋没させることができる。
本発明の化粧板では、光触媒などの機能性物質が耐食性樹脂膜に被膜された状態で表層樹脂層上に担持されているため、機能性物質の表層樹脂層への接触を防止することができる。その結果、機能性物質による表層樹脂層の変色や劣化を防ぐことができる。さらに、表層樹脂層と接触しない部分では機能性物質が露出しているため、抗菌性、抗ウィルス性等、機能性物質としての本来の機能を発揮することができ、その効果を長期間維持することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る化粧板を模式的に示す概略断面図である。 図2(a)、図2(b)及び図2(c)は、本発明の一実施形態に係る化粧板の製造方法を模式的に示す概略断面図である。 図3は、従来の化粧板を模式的に示す概略断面図である。
以下、本発明の化粧板について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る化粧板を模式的に示す概略断面図である。
本発明の化粧板1は、基板(図示せず)と基板の表面上に積層されるメラミン樹脂等からなる表層樹脂層12を有し、複数の機能性物質14が耐食性樹脂膜15に被覆された機能性カプセル13が表層樹脂層12上に担持された構造を有するものである。機能性カプセル13の表層樹脂層12と接触しない部分では耐食性樹脂膜15が存在せず、機能性物質14が露出している。
図1に示す化粧板1では、機能性カプセル13は、複数の機能性物質14が分散された状態で耐食性樹脂膜15に被覆されており、機能性カプセル13の一部が表層樹脂層12中に埋没している。
本発明の化粧板に使用する基板は、特に限定されるものではなく、一般的に化粧板に使用されるコア紙やマグネシアセメント等の不燃基材等を使用することができる。コア紙は単独でもよく複数枚のコア紙を積層した積層体としてもよい。コア紙の枚数は特に限定されないが、1〜20枚とすることができる。コア紙としては、例えば、水酸化アルミニウム抄造紙を使用することができる。コア紙には、フェノール樹脂を含浸させることができる。また、コア紙とマグネシアセメント不燃基材を積層させて基板とすることもできる。
マグネシアセメント不燃基材は、単独で使用することにより、又は、コア紙の中心部に積層して配置させることにより基板を構成することができる。マグネシアセメント不燃板は、酸化マグネシウム(MgO)と塩化マグネシウム(MgCl)を混合し、さらに骨材と水を加えて混練し、板状に成形することにより製造されるものである。骨材としては、ロックウール、グラスウール等の無機質繊維、ウッドチップ、パルプ等の有機質繊維を用いることができる。また、マグネシアセメント不燃板の強度を高めるため、中間層として網目状等に形成されたガラス繊維層を設けることができる。
複数又は単数のコア紙及び/又はマグネシアセメント不燃基材からなる基板表面上に表層樹脂層を形成する方法は、特に限定されるものではなく、一般的な方法で行うことができる。例えば、基板の片面又は両面にメラミン樹脂含浸紙を積層し、熱圧成形する方法を用いることができる。上記方法を用いると、メラミン樹脂含浸紙のメラミン樹脂がコア紙に浸透し、そこで硬化反応が進行して、コア紙に対するメラミン樹脂含浸紙の接着力が発現する。
また、本発明の化粧板を構成する表層樹脂層に用いることができる樹脂としては、メラミン樹脂、ジアリルフタレート(DAP)樹脂、ポリエステル樹脂、オレフィン樹脂、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、グアナミン樹脂などが挙げられる。これらの中では、メラミン樹脂を用いることが望ましい。
メラミン樹脂は、透光性などの光学的、視覚的特性を損なうことなく、寸法安定性や靭性を改善した樹脂である。メラミン樹脂としては、メラミン及びその誘導体をモノマーとする樹脂であれば公知のものを採用することができる。また、メラミン樹脂は、単一のモノマーからなる樹脂であってもよく、複数のモノマーからなる共重合体であってもよい。メラミンの誘導体としては、例えば、イミノ基やメチロール基、メトキシメチル基、ブトキシメチル基等のアルコキシメチル基などの官能基を有する誘導体が挙げられる。また、メチロール基を有するメラミン誘導体に低級アルコールを反応させて部分的あるいは完全にエーテル化した化合物をモノマーとして用いることができる。モノメチロールメラミン、ジメチロールメラミン、トリメチロールメラミン、テトラメチロールメラミン、ペンタメチロールメラミン、ヘキサメチロールメラミン等のメチロール基を有する誘導体(以下、「メチロール化メラミン」という。)を架橋剤としてメラミンと共重合させてなるメラミン樹脂を用いることができる。
メラミン樹脂含浸紙は、パターン紙にメラミン樹脂を所定の含浸率で含浸させた後、加熱、乾燥させることにより作製される。メラミン樹脂をパターン紙に含浸させるには、溶媒として、例えば、ホルムアルデヒド水溶液を使用したメラミン樹脂含有溶液中にパターン紙を浸漬することにより行うことができる。また、メラミン樹脂含浸紙に曲げ加工性を付与するために、メラミン樹脂と共に可塑剤を含む溶液を含浸させることができる。可塑剤としては、例えば、ε−カプロラクタム、アセトグアナミン、パラトルエンスルフォン酸アミド、尿素等を使用することができる。パターン紙としては、例えばチタン紙が用いられる。パターン紙の坪量は、パターン紙の厚みや重さを考慮して80〜150g/mとすることができる。加熱、乾燥の温度は、パターン紙にメラミン樹脂を強固に固着させるために100〜150℃に設定することができる。
本発明の化粧板において、機能性カプセルは、複数の機能性物質が耐食性樹脂膜に被覆されている限り、その構造は特に限定されないが、複数の機能性物質が分散された状態で耐食性樹脂膜に被覆されてなることが望ましい。その場合、一部の機能性物質が凝集体を形成していてもよい。
本発明の化粧板において、機能性物質は、抗菌性、抗ウィルス性、抗アレルゲン性、消臭性等の機能を有する機能材であることが望ましい。例えば、抗菌性、抗ウィルス性の機能性物質としては、可視光応答型光触媒が挙げられる。この可視光応答型光触媒の具体例としては、例えば、酸化チタンに白金、パラジウム、ロジウム、ルテニウムなどの白金族、鉄、銅などを担持させたものなどが挙げられる。
本発明の化粧板において、可視光応答型光触媒は、白金担持チタニア触媒、銅担持チタニア触媒、鉄担持チタニア触媒、窒素ドープチタニア触媒、硫黄ドープチタニア触媒、炭素ドープチタニア触媒、又は、酸化タングステンであることが望ましく、銅担持チタニア触媒であることがより望ましい。銅担持チタニア触媒としては、例えば、特開2006−232729号公報に記載されたCuO/TiO(重量%比)=1.0〜3.5の範囲で銅を含有するアナターゼ型酸化チタン、特開2012−210557号公報に記載された亜酸化銅(酸化銅(I):CuO)と酸化チタンとが複合化した光触媒組成物、特開2013−166705号公報に記載された一価銅化合物及び二価銅化合物を含む混合物を表面に担持した酸化チタン、並びに、国際公開第2013/094573号に記載された結晶性ルチル型酸化チタンを含む酸化チタンと2価銅化合物とを含有する銅及びチタン含有組成物などが挙げられる。
本発明の化粧板において、機能性物質の一次粒子の平均粒子径は、5〜500nmであることが望ましく、20〜200nmであることがより望ましい。機能性物質の一次粒子の平均粒子径が上記範囲にあると、機能性物質の特性が充分に発揮される。
本発明の化粧板において、耐食性樹脂膜の材料は特に限定されないが、シリコーン樹脂又はフッ素樹脂からなることが望ましい。シリコーン樹脂やフッ素樹脂は、光触媒などの機能性物質によって酸化されにくい性質を有している。そのため、シリコーン樹脂又はフッ素樹脂からなる耐食性樹脂膜によって複数の機能性物質を被覆し、それを表層樹脂層上に担持することにより、機能性物質の表層樹脂層への接触を防止することができるとともに、耐食性樹脂膜の劣化を防ぐこともできる。
シリコーン樹脂としては、例えば、シリコーンレジン、変性シリコーンオイル等を用いることができる。変性シリコーンオイルとしては、分子内に1個以上の官能基を有するシリコーンオイルを用いることができる。官能基を導入する位置は特に限定されず、ポリシロキサン主鎖の片末端、両末端あるいは側鎖のいずれの位置に導入してもよい。また、官能基としては、例えば、水酸基、アミノ基、メトキシ基、ヒドラジノ基、エポキシ基、メタクリル基、カルボキシル基、カルビノール基等を導入することができる。
フッ素樹脂としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、パーフルオロエチレンプロペンコポリマー(FEP)、パーフルオロアルコキシアルカン(PFA)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロジオキソールコポリマー(TFE/PDD)、エチレン・テトラフルオロエチレンポリマー(ETFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、エチレン−クロロトリフロオロエチレンコポリマー(ECTFE)等が挙げられる。さらに、フッ素樹脂として、ポリフッ化ビニル系(PVF)、フッ化ビニリデン系(FKM)、テトラフルオロエチレン−プロピレン系(FEPM)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロビニルエーテル系(FFKM)等のフッ素ゴムを用いることもできる。
本発明の化粧板において、耐食性樹脂膜の厚さは、1〜30μmであることが望ましく、5〜10μmであることがより望ましい。耐食性樹脂膜の厚さを上記範囲とすることにより、機能性物質の表層樹脂層への接触を防止することができる。
本発明の化粧板において、機能性カプセルは、表層樹脂層と接触しない部分の全体で機能性物質が露出している必要はなく、表層樹脂層と接触しない部分の一部が耐食性樹脂膜に被覆されていてもよい。
本発明の化粧板において、機能性カプセルの一部が表層樹脂層中に埋没していることが望ましいが、機能性カプセルは表層樹脂層中に埋没していなくてもよく、機能性カプセルの全体が表層樹脂層上に配置されていてもよい。
本発明の化粧板は、表層樹脂層の表層に無機ゾルの乾燥体又は有機ゾルの乾燥体を有していてもよい。無機ゾルの乾燥体又は有機ゾルの乾燥体を介して機能性カプセルを固定化することにより、機能性カプセルをより強固に固定化することができる。無機ゾルとしては、シリカゾル、アルミナゾル、シリカ−アルミナゾル、チタニアゾル等を用いることができるが、シリカゾルを用いることが望ましい。有機ゾルとしては、シリコーン樹脂等の熱硬化性樹脂を用いることができ、また、フッ素樹脂を用いることもできる。その中でもシリコーン樹脂を用いることが望ましい。ゾルとしてシリカ又はシリコーン樹脂を用いることにより、機能性カプセルと表層樹脂層との密着性を向上させることができ、機能性カプセルの脱落が抑制され、機能性が維持される。
本発明の化粧板において、表層樹脂層は、シリコーン樹脂及び/又はシランカップリング剤を含有してもよい。シリコーン樹脂としては、例えば、上述したシリコーンレジン、変性シリコーンオイル等を用いることができる。シランカップリング剤としては、例えば、ビニル基、プロペニル基、ブタジエニル基、スチリル基、アクリロイル基、メタクリロキシ基、アミノ基、メルカプト基、イソシアネート基といった官能基を持ったものが望ましい。シランカップリング剤としては、例えば、ビニルトリクロルシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリイソプロポキシシラン、アリルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、p−スチリルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−トリエトキシシリル−N−(1,3−ジメチル−ブチリデン)プロピルアミン、ジアリルジメチルシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−イソシアネ−トプロピルトリエトキシシラン等が挙げられる。
次に、本発明の化粧板の製造方法について説明する。
本発明の化粧板の製造方法は、基板の一方面又は両面上に樹脂含浸紙を積層する工程と、複数の機能性物質が耐食性樹脂膜に被覆された機能性カプセルを上記樹脂含浸紙上に配置する工程と、上記機能性カプセルを有する上記樹脂含浸紙が積層された上記基板を熱圧成形することにより、上記機能性カプセルを有する表層樹脂層を上記基板上に形成する工程と、上記表層樹脂層と接触しない部分の上記耐食性樹脂膜を除去することにより、上記機能性物質を露出させる工程と、を含むことを特徴とする。
図2(a)、図2(b)及び図2(c)は、本発明の一実施形態に係る化粧板の製造方法を模式的に示す概略断面図である。
図2(a)に示すように、複数の機能性物質14の全体が耐食性樹脂膜15に被覆された機能性カプセル16を樹脂含浸紙22上に配置した後、熱圧成形することにより、図2(b)に示すように、樹脂含浸紙22を表層樹脂層12とするとともに、機能性カプセル16の一部を表層樹脂層12中に埋没させることができる。続いて、図2(c)に示すように、表層樹脂層12と接触しない部分の耐食性樹脂膜15を除去することにより、機能性物質14が露出した機能性カプセル13とする。
最初に、複数又は単数のコア紙及び/又はマグネシアセメント不燃基材等からなる基板表面上に表層樹脂層を形成する。上記基板やその製造方法、上記表層樹脂層については、本発明の化粧板の説明において説明したので、ここでは省略する。
本発明の化粧板においても説明したが、基板表面上に表層樹脂層を形成する方法は、特に限定されるものではなく、一般的な方法で行うことができる。具体的な表層樹脂層の形成方法としては、例えば、コア紙の積層体からなる基板の片面又は両面にメラミン樹脂等の樹脂含浸紙を積層する積層工程と、メラミン樹脂等の樹脂含浸紙が積層された基板を熱圧成形する熱圧成形工程を含む方法が挙げられる。上記方法を用いると、メラミン樹脂含浸紙のメラミン樹脂がコア紙に浸透し、そこで硬化反応が進行して、コア紙に対するメラミン樹脂含浸紙の接着力が発現する。
熱圧成形する際の加熱条件としては、化粧板の温度を125〜150℃とすることができ、加圧条件としては、1.96〜9.80MPa(20〜100kg/cm)とすることができる。温度が125℃未満の場合又は圧力が1.96MPa未満の場合には、基板に対する樹脂含浸紙の密着性が不足し、剥離が発生しやすくなる。一方、温度が150℃を超える場合又は圧力が9.80MPaを超える場合には、亀裂が発生するおそれがある。
例えば、複数の機能性物質の全体が耐食性樹脂膜に被覆された機能性カプセルを含む溶液を樹脂含浸紙表面に塗布又は吹き付け、乾燥後、熱圧着する方法により、基板上に表層樹脂層を形成するとともに、機能性カプセルの一部を表層樹脂層中に埋没させることができる。
本発明の化粧板の製造方法においては、機能性カプセルを表層樹脂層表面に熱圧着する際、機能性カプセル吹き付け面と熱圧着プレス面との間にポリエチレンテレフタレート(PET)からなる離形クッション材を介在させて行うことができる。これによって、機能性カプセルが表層樹脂層内に埋没しすぎることを防止でき、表層樹脂層の表面上に機能性カプセルを露出して固定することができる。
複数の機能性物質の全体が耐食性樹脂膜に被覆された機能性カプセルを作製する方法としては、例えば、耐食性樹脂膜がフッ素樹脂のポリテトラフルオロエチレン(PTFE)からなる場合、水性媒体、重合開始剤、含フッ素乳化剤及び機能性物質等の存在下で、テトラフルオロエチレン(TFE)を乳化重合することにより、機能性物質の粒子がPTFE膜に被覆された機能性カプセルが水性媒体中に分散したPTFE乳化液を作製した後、得られたPTFE乳化液から機能性カプセルを分離、乾燥する方法等が挙げられる。機能性物質の存在下でテトラフルオロエチレン(TFE)を乳化重合することにより、機能性物質を耐食性樹脂膜によって被覆することができる。
また、複数の機能性物質の全体が耐食性樹脂膜に被覆された機能性カプセルを作製する他の方法としては、未硬化のシリコーン樹脂を用いて、流動層コーティング法等により複数の機能性物質の全体を耐食性樹脂膜で被覆することもできる。
表層樹脂層と接触しない部分の耐食性樹脂膜を除去する方法としては、例えば、酸素プラズマ等を用いたプラズマエッチングにより、有機成分である耐食性樹脂膜を選択的に除去し、無機成分である機能性物質を露出させる方法等が挙げられる。また、ブラスト法、研磨紙・研磨剤等を用いた研磨により除去する方法等も利用できる。
耐食性樹脂膜を除去する際には、耐食性樹脂膜のみを除去するだけではなく、機能性物質や表層樹脂層の一部も同時に除去してもよい。
本発明の化粧板の製造方法において、機能性カプセルを含む上記溶液には、無機ゾル又は有機ゾルがさらに含まれていてもよい。機能性カプセルの固定化を補強することができるからである。無機ゾルとしては、シリカゾル、アルミナゾル、シリカ−アルミナゾル、チタニアゾル等を用いることができ、シリカゾルを用いることが望ましい。有機ゾルとしては、シリコーン樹脂等の熱硬化性樹脂を用いることができ、また、フッ素樹脂を用いることもできる。その中でもシリコーン樹脂を用いることが望ましい。また、ブラスト法で除去する方法も利用できる。
除去は、耐食性樹脂膜のみを除去するのみではなく、機能性物質、表層樹脂層の一部も同時に除去してもよい。
本発明の化粧板の製造方法において、表層樹脂層にシリコーン樹脂及び/又はシランカップリング剤を含有させる際には、メラミン樹脂溶液中に、シリコーン樹脂及び/又はシランカップリング剤を含ませることによって、表層樹脂層にシリコーン樹脂及び/又はシランカップリング剤を含浸する方法を用いることができる。
表層樹脂層にシリコーン樹脂及び/又はシランカップリング剤を含有させることで、メラミン樹脂等に硬化性を付与することができ、機能性カプセルを熱圧着する際に、表層樹脂層中に機能性カプセルが埋没しすぎることを防止できる。
上述した製造方法の他、本発明の化粧板の製造方法は、基板の一方面又は両面上に樹脂含浸紙を積層する工程と、上記樹脂含浸紙が積層された上記基板を熱圧成形することにより、上記基板上に表層樹脂層を形成する工程と、複数の機能性物質が耐食性樹脂膜に被覆された機能性カプセルを上記表層樹脂層上に担持させる工程と、上記表層樹脂層と接触しない部分の上記耐食性樹脂膜を除去することにより、上記機能性物質を露出させる工程と、を含んでもよい。
この方法では、基板上に表層樹脂層を形成しておき、表層樹脂層が形成された基板を、複数の機能性物質の全体が耐食性樹脂膜に被覆された機能性カプセルを含む溶液中に浸漬することにより、機能性カプセルを表層樹脂層の表面上に担持させることができる。上記機能性カプセルを含む溶液を、表層樹脂層が形成された基板上に塗布または吹き付けることにより、機能性カプセルを表層樹脂層の表面上に担持させてもよい。
(実施例1)
(一次メラミン含浸工程)
厚さ0.2〜0.3mmのロール紙を、メラミン樹脂を含む溶液中に浸漬する。溶液の温度20℃、浸漬時間2分となるように、ロール紙を溶液中に浸漬しながら通過させることにより、ロール紙にメラミン樹脂を含浸させる。なお、ロール紙の移動速度は、10〜20cm/秒である。
(乾燥工程)
メラミン溶液中を通過したロール紙は、乾燥機により、温度100℃、乾燥時間30秒となるように乾燥させる。
(二次メラミン含浸工程)
乾燥工程を経たロール紙を、メラミン樹脂からなる溶液中に浸漬させる。溶液の温度20℃、浸漬時間30分となるように、ロール紙を溶液中に浸漬しながら通過させることにより、メラミン樹脂をロール紙に含浸させる。なお、ロール紙の移動速度は、10〜20cm/秒である。
(乾燥・切断工程)
メラミン溶液中を通過したロール紙は、乾燥機により、温度100℃、乾燥時間2時間となるように乾燥させる。乾燥後、910mm×1820mmに切断する。
(機能性カプセルの作製工程)
邪魔板、撹拌機を備えた、内容積が100Lのステンレス鋼製オートクレーブに、COCOCFCOONH(以下、APFDOと記す)50gと、パラフィンワックス750gと、コハク酸9.0gと、シュウ酸0.3gと、一次粒子の平均粒子径が30nmのCuO−TiOの光触媒50gと、脱イオン水62Lとを仕込む。オートクレーブを窒素置換した後、減圧にして、CH=CH−(CFF(以下、PFBEと記す)0.5gを仕込む。次いで、加圧し、撹拌しながら65℃に昇温させる。その後、1.275MPaまで昇圧し、0.04質量%の過マンガン酸カリウム水溶液を3.5〜4.0mL/分で添加する。TFEを7.5kg添加した後、過マンガン酸カリウム水溶液の添加を止めて、APFDOを追加添加する。内温は90℃まで昇温させる。この後、TFEを22kgまで添加し、反応を終了させ、オートクレーブ中のTFEを大気放出する。重合時間は215分とする。得られたPTFE乳化液を冷却し、上澄みのパラフィンワックスを除去する。このPTFE乳化液から微粒子を分離し、135℃で12時間乾燥することにより、複数の光触媒粒子がPTFE膜に被覆された機能性カプセルを得ることができる。
(機能性カプセルのスプレー工程)
上記工程で得られた機能性カプセルとエタノールとからなるスプレー液を調製する。スプレー液を常温でスプレーに充填させて、切断したメラミン樹脂含浸紙に吹き付ける。
(乾燥工程)
機能性カプセルを吹き付けたメラミン樹脂含浸紙を乾燥機により、温度110℃、乾燥時間2分となるように乾燥させる。
(組合せ工程)
厚み0.3〜0.4mmのフェノール樹脂含浸コア紙を4枚積層し、その上に、上記工程により得られた機能性カプセルを吹き付けたメラミン樹脂含浸紙を機能性カプセル吹き付け面が外面になるように積層し、プレス機のプレス面とメラミン樹脂含浸紙の機能性カプセル吹き付け面との間にPETからなる離形クッション材を介在させて、温度143℃、プレス圧80kg/cm、プレス時間(昇温時間を含む)50分で熱圧着する。これにより、機能性カプセルが、その一部がメラミン樹脂含浸層中に埋没するようにメラミン樹脂含浸層上に固定することができる。
(耐食性樹脂膜除去工程)
上記工程で得られた機能性カプセルが固定された表層樹脂層を有する基板を、アルミナ粒子を用いたブラスト法で処理することにより、表層樹脂層と接触しない部分の耐食性樹脂膜を除去し、機能性物質である光触媒を露出させることができる。以上の工程を経て、化粧板の製造を完了する。
1,3 化粧板
12 表層樹脂層
13,16 機能性カプセル
14 機能性物質
15 耐食性樹脂膜
22 樹脂含浸紙

Claims (8)

  1. 基板と、
    前記基板の一方面又は両面上に積層される表層樹脂層と、
    前記表層樹脂層上に担持され、複数の機能性物質が耐食性樹脂膜に被覆された機能性カプセルと、からなり、
    前記機能性カプセルの前記表層樹脂層と接触しない部分では、前記耐食性樹脂膜が存在せず、前記機能性物質が露出していることを特徴とする化粧板。
  2. 前記機能性カプセルは、複数の前記機能性物質が分散された状態で前記耐食性樹脂膜に被覆されてなる請求項1に記載の化粧板。
  3. 前記機能性カプセルの一部が前記表層樹脂層中に埋没している請求項1又は2に記載の化粧板。
  4. 前記耐食性樹脂膜は、シリコーン樹脂又はフッ素樹脂からなる請求項1〜3のいずれかに記載の化粧板。
  5. 前記機能性物質は、可視光応答型光触媒である請求項1〜4のいずれかに記載の化粧板。
  6. 前記可視光応答型光触媒は、白金担持チタニア触媒、銅担持チタニア触媒、鉄担持チタニア触媒、窒素ドープチタニア触媒、硫黄ドープチタニア触媒、炭素ドープチタニア触媒、又は、酸化タングステンである請求項5に記載の化粧板。
  7. 基板の一方面又は両面上に樹脂含浸紙を積層する工程と、
    複数の機能性物質が耐食性樹脂膜に被覆された機能性カプセルを前記樹脂含浸紙上に配置する工程と、
    前記機能性カプセルを有する前記樹脂含浸紙が積層された前記基板を熱圧成形することにより、前記機能性カプセルを有する表層樹脂層を前記基板上に形成する工程と、
    前記表層樹脂層と接触しない部分の前記耐食性樹脂膜を除去することにより、前記機能性物質を露出させる工程と、
    を含むことを特徴とする化粧板の製造方法。
  8. 基板の一方面又は両面上に樹脂含浸紙を積層する工程と、
    前記樹脂含浸紙が積層された前記基板を熱圧成形することにより、前記基板上に表層樹脂層を形成する工程と、
    複数の機能性物質が耐食性樹脂膜に被覆された機能性カプセルを前記表層樹脂層上に担持させる工程と、
    前記表層樹脂層と接触しない部分の前記耐食性樹脂膜を除去することにより、前記機能性物質を露出させる工程と、
    を含むことを特徴とする化粧板の製造方法。
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