JP2017087579A - 水変色性積層体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 多孔質層を視認可能な透孔を有する布帛を多孔質層上に配設することにより、柔軟な風合いと質感を有すると共に、多孔質層が剥離し難く、水を適用した際に色変化する様相を繰り返し視認することができる水変色性積層体を提供する。【解決手段】 支持体2上に、低屈折率顔料をバインダー樹脂に分散状態に固着させた、吸液状態と非吸液状態で透明性が異なる多孔質層3を設け、前記多孔質層上に透孔を有する布帛4を配設してなる水変色性積層体1。【選択図】 図1

Description

本発明は水変色性積層体に関する。更に詳細には、柔軟な風合いを有すると共に、水を適用して繰り返し色変化を視認できる水変色性積層体に関する。
従来、支持体として布帛上に低屈折率顔料をバインダー樹脂に分散状態に固着させた、吸液状態と非吸液状態で透明性が異なる多孔質層を設けた水変色性積層体が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
前記水変色性積層体は、多孔質層が乾燥状態(非吸液状態)においては下層の色が隠蔽され、多孔質層に水を吸液させると透明化して下層の色を視認できるものであり、意外性と変化性を有するものである。
しかしながら、前記水変色性積層体は、表面に多孔質層を有するため柔軟な風合いと質感に乏しく、しかも、用途によっては繰り返しの使用により多孔質層が剥離し、水を適用しても永続した色変化を視認し難くなることがあった。
特開2010−94971号公報
本発明は、水を適用した際に色変化する様相を繰り返し視認することができると共に、柔軟な風合いと質感を有する水変色性積層体を提供しようとするものである。
本発明は、支持体上に、低屈折率顔料をバインダー樹脂に分散状態に固着させた、吸液状態と非吸液状態で透明性が異なる多孔質層を設け、前記多孔質層上に透孔を有する布帛を配設してなる水変色性積層体を要件とする。
更には、支持体と多孔質層の間に着色層を設けてなること、前記布帛の透孔を設けた部分の面積比率が1〜95%であること、前記布帛は、10cmあたり少なくとも1つ以上の透孔を有してなること、前記布帛は着脱自在に構成されてなり、多孔質層上に固定される固定手段を設けてなること等を要件とする。
本発明は、多孔質層を視認可能な透孔を有する布帛を多孔質層上に配設することにより、柔軟な風合いと質感を有すると共に、多孔質層が剥離し難く、水を適用した際に色変化する様相を繰り返し視認することができる実用性に富む水変色性積層体を提供することができる。
本発明水変色性積層体の一実施例の縦断面図である。 本発明水変色性積層体の他の実施例の縦断面図である。
前記支持体は印刷適性を備えた基材であれば全て有効であり、例えば、紙、合成紙、織物、編物、組物、不織布等の布帛、天然又は合成皮革、プラスチック、ガラス、陶磁器、金属、木材、石材等が用いられる。また、形状としては平面状のものが好ましいが、凹凸状の形態であってもよい。
前記多孔質層は、低屈折率顔料をバインダー樹脂と共に分散状態に固着させた層であり、乾燥状態と吸液状態で透明性が異なる層である。
前記低屈折率顔料としては、珪酸及びその塩、バライト粉、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、石膏、クレー、タルク、アルミナホワイト、炭酸マグネシウム等が挙げられ、これらは屈折率が1.4〜1.8の範囲にあり、水を吸液すると良好な透明性を示すものである。
なお、前記珪酸の塩としては、珪酸アルミニウム、珪酸アルミニウムカリウム、珪酸アルミニウムナトリウム、珪酸アルミニウムカルシウム、珪酸カリウム、珪酸カルシウム、珪酸カルシウムナトリウム、珪酸ナトリウム、珪酸マグネシウム、珪酸マグネシウムカリウム等が挙げられる。
なお、好適に用いられる低屈折率顔料としては珪酸が挙げられる。
また、前記低屈折率顔料は2種以上を併用することもできる。
前記低屈折率顔料の粒子径は特に限定されるものではないが、0.03〜10.0μmのものが好適に用いられる。
前記珪酸は、乾式法により製造させる珪酸であってもよいが、湿式法により製造される珪酸(以下、湿式法珪酸と称する)が特に効果的であり、この点を説明すると、珪酸は非晶質の無定形珪酸として製造され、その製造方法により、四塩化ケイ素等のハロゲン化ケイ素の熱分解等の気相反応を用いる乾式法によるもの(以下、乾式法珪酸と称する)と、ケイ酸ナトリウム等の酸による分解等の液相反応を用いる湿式法によるものとに大別され、乾式法珪酸と湿式法珪酸とでは構造が異なり、前記乾式法珪酸は珪酸が密に結合した三次元構造を形成するのに対して、湿式法珪酸は、珪酸が縮合して長い分子配列を形成した、所謂、二次元構造部分を有している。
従って、前記乾式法珪酸と比較して分子構造が粗になるため、湿式法珪酸を多孔質層に適用した場合、乾式法珪酸を用いる系と比較して乾燥状態における光の乱反射性に優れ、常態での隠蔽性が大きくなるものと推察される。
また、前記多孔質層は、水を吸液させるものであるから、湿式法珪酸は乾式法珪酸に比べて粒子表面にシラノール基として存在する水酸基が多く、親水性の度合いが大であり、好適に用いられる。
なお、前記多孔質層の常態での隠蔽性と吸液状態での透明性を調整するために、湿式法珪酸と共に、他の低屈折率顔料を併用することもできる。
前記多孔質層中の低屈折率顔料は、粒子径、比表面積、吸油量等の性状に左右されるが、常態での隠蔽性と吸液状態での透明性を共に満足するためには、塗布量が1〜30g/mであることが好ましく、より好ましくは、5〜20g/mである。1g/m未満では、常態で十分な隠蔽性を得ることが困難であり、また、30g/mを越えると吸液時に十分な透明性を得ることが困難である。
前記低屈折率顔料はバインダー樹脂を結合剤として含むビヒクル中に分散され、支持体上に塗布した後、揮発分を乾燥させて多孔質層を形成する。
前記バインダー樹脂としては、ウレタン系樹脂、ナイロン樹脂、酢酸ビニル樹脂、アクリル酸エステル樹脂、アクリル酸エステル共重合樹脂、アクリルポリオール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、マレイン酸樹脂、ポリエステル樹脂、スチレン樹脂、スチレン共重合樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、エポキシ樹脂、スチレン−ブタジエン共重合樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン共重合樹脂、メタクリル酸メチル−ブタジエン共重合樹脂、ブタジエン樹脂、クロロプレン樹脂、メラミン樹脂、及び前記各樹脂エマルジョン、カゼイン、澱粉、セルロース誘導体、ポリビニルアルコール、尿素樹脂、フェノール樹脂等が挙げられる。
前記低屈折率顔料とバインダー樹脂の混合比率は、低屈折率顔料の種類及び性状に左右されるが、好ましくは、低屈折率顔料1質量部に対してバインダー樹脂固形分0.5〜2質量部であり、より好ましくは、0.8〜1.5質量部である。低屈折率顔料1質量部に対してバインダー樹脂固形分が0.5質量部未満の場合には、前記多孔質層の実用的な皮膜強度を得ることが困難であり、2質量部を越える場合には、前記多孔質層内部への水の浸透性が損なわれ易くなる。
前記多孔質層は、一般的な塗膜と比較して着色剤に対するバインダー樹脂の混合比率が小さいため、十分な皮膜強度が得られ難い。そこで、耐擦過強度を高めるために、前記のバインダー樹脂のうち、ナイロン樹脂又はウレタン系樹脂を用いると効果的である。
前記ウレタン系樹脂としては、ポリエステル系ウレタン樹脂、ポリカーボネート系ウレタン樹脂、ポリエーテル系ウレタン樹脂等があり、2種以上を併用することもできる。また、前記樹脂が水に乳化分散したウレタン系エマルジョン樹脂や、イオン性を有するウレタン樹脂(ウレタンアイオノマー)自体のイオン基により乳化剤を必要とすることなく自己乳化して、水中に溶解乃至分散したコロイド分散型(アイオノマー型)ウレタン樹脂を用いることもできる。
なお、前記ウレタン系樹脂は水性ウレタン系樹脂又は油性ウレタン系樹脂のいずれを用いることもできるが、水性ウレタン系樹脂、殊に、ウレタン系エマルジョン樹脂やコロイド分散型ウレタン系樹脂が好適に用いられる。
前記ウレタン系樹脂は単独で用いることもできるが、皮膜に必要とされる性能に応じて、他のバインダー樹脂を併用することもできる。ウレタン系樹脂以外のバインダー樹脂を併用する場合、実用的な皮膜強度を得るためには、前記多孔質層のバインダー樹脂中にウレタン系樹脂を固形分質量比率で30%以上含有させることが好ましい。
前記バインダー樹脂において、架橋性のものは任意の架橋剤を添加して架橋させることにより、さらに皮膜強度を向上させることができる。
前記バインダー樹脂には、水との親和性に大小が存在するが、これらを組み合わせることにより、多孔質層中への浸透時間、浸透度合い、浸透後の乾燥の遅速を調整することができる。更には、適宜分散剤や界面活性剤を添加して前記調整をコントロールすることができる。
前記多孔質層は、スクリーン印刷、オフセット印刷、グラビヤ印刷、コーター、タンポ印刷、転写等の印刷手段、刷毛塗り、スプレー塗装、静電塗装、電着塗装、流し塗り、ローラー塗り、浸漬塗装等により支持体上に形成できる。
また、多孔質層中には、着色剤を添加して乾燥状態における多孔質層を着色したり、多孔質層上に着色剤を含む着色像を設けて複雑な様相変化を示す構成とすることもできる。
前記着色剤としては、一般染料、一般顔料、蛍光顔料、金属光沢顔料、可逆熱変色性組成物を内包した可逆熱変色性マイクロカプセル顔料が挙げられる。
前記支持体と多孔質層の間には着色層を設けることもできる。
前記着色層は、着色剤を含むバインダー樹脂により形成されてなる。
前記着色剤としては、一般染料、一般顔料、蛍光顔料、金属光沢顔料、可逆熱変色性組成物を内包した可逆熱変色性マイクロカプセル顔料が挙げられる。
前記着色剤はバインダー樹脂を結合剤として含むビヒクル中に含有されたインキや塗料を支持体に塗布した後、揮発分を乾燥させて着色層を形成する。
前記バインダー樹脂としては、ウレタン系樹脂、ナイロン樹脂、酢酸ビニル樹脂、アクリル酸エステル樹脂、アクリル酸エステル共重合樹脂、アクリルポリオール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、マレイン酸樹脂、ポリエステル樹脂、スチレン樹脂、スチレン共重合樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、エポキシ樹脂、スチレン−ブタジエン共重合樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン共重合樹脂、メタクリル酸メチル−ブタジエン共重合樹脂、ブタジエン樹脂、クロロプレン樹脂、メラミン樹脂、及び前記各樹脂エマルジョン、カゼイン、澱粉、セルロース誘導体、ポリビニルアルコール、尿素樹脂、フェノール樹脂等が挙げられる。
前記着色層は、スクリーン印刷、オフセット印刷、グラビヤ印刷、コーター、タンポ印刷、転写等の印刷手段、刷毛塗り、スプレー塗装、静電塗装、電着塗装、流し塗り、ローラー塗り、浸漬塗装等により支持体上に形成される。
また、予め別の基材上に着色剤とバインダー樹脂を結合剤として含むビヒクル中に含有されたインキや塗料を塗布して転写層を設け、前記転写層を支持体上に転写して着色層を設けることもできる。
なお、前記着色層は、色の異なる複数の着色剤を用いて多色の絵柄又は図柄とすることにより、着色層によるカラフルな柄を視認できるため、商品性を高めることができる。
更に、前記支持体が透明性を有する場合は、支持体の裏面(多孔質層を設けていない面)に着色層を設けることもできる。
前記多孔質層上には、透孔を有する布帛を配設してなる。
前記布帛は、多孔質層上に位置するため、従来の多孔質層が外表面に存在する積層体と比較して柔軟な風合いと質感を有し、更に、擦過等による多孔質層の物理的な損傷や欠落等を防止することができ、色変化を呈する積層体の耐久性を向上させることができる。
また、多孔質層が乾燥状態(非吸液状態)においては布帛の透孔を通して、多孔質層の下層の色が隠蔽された状態が視認される。
前記布帛上から水を付着させると、水が透過して多孔質層に付着し、該多孔質層は吸液により透明化して下層の色が視認されるため、布帛の透孔を通して変色した状態が視認される。
前記布帛としては、縦糸間と横糸間に形成された正方形又は長方形の透孔を有する織布、透孔を有するように形成した編布やレース編布、組紐からなる網布、布帛に後処理より孔を設けた布等が挙げられる。
前記布帛の透孔を設けていない部分に対する透孔を設けた部分の面積比率は、1〜95%、好ましくは3〜80%、より好ましくは5〜60%である。1%未満では色変化を明瞭に視認し難く、95%を超えると布帛の風合いと質感を損ない易くなる。
また、前記布帛は、10cmあたり少なくとも1つ以上、好ましくは2つ以上、より好ましくは3つ以上の透孔を有してなる。10cmあたり少なくとも1つ以上の透孔を有していないと、色変化を視認し難くなる。
前記布帛は多孔質層に接着、縫製等により固着させることもできるが、着脱自在に構成することもできる。
前記布帛を多孔質層に着脱自在に構成する場合、多孔質層上に布帛を固定する固定手段を設けて透孔が多孔質層上からずれて色変化を視認できなくなることを防止することが好ましい。
前記固定手段としては、簡易な縫製、ベルクロ、ボタン、クリップ、粘着テープ等を用いたり、支持体や別途設けた基材に布帛を挟み込んで圧着する方法が挙げられる。
なお、前記布帛表面に適宜印刷や刺繍を施したり、光輝性材料を布帛表面に固着させることにより装飾性を向上させることもできる。
前記水変色性積層体の具体的な実施形態としては、例えば、ぬいぐるみ、人形、人形用ドレス等の人形用衣装、鞄等の人形用付属品、水鉄砲の標的、動物を模した模型、人間と人形の手形や足形等の形跡を現すボード等の玩具類、水筆シート等の教習具類、ドレス、水着等の衣類、靴類、鞄類、家具、造花等が挙げられる。
また、各種インジケーターとして適用することもでき、例えば、配管、パイプ、水槽、タンク等の液洩れ検知、身の回り品や家具の水濡れ検知、禁水性薬品の輸送や保管場所での水濡れ検知、結露、使い捨ておむつの尿の検知、土壌中の水分検知等が挙げられる。
前記水変色性積層体に水を付着させる手段としては、直接水中に浸漬したり、手や指を水で濡らして接触させる他、水付着具を適用することもできる。
前記水付着具としては、水鉄砲、噴霧機、先端部に筆穂や繊維ペン体等を有する筆記又は塗布具、容器内に水を収容し、且つ、容器内の水を導出する繊維体や刷毛を設けた筆記又は塗布具、スタンプ具等が挙げられる。
前記水付着具として、連続気孔を有するプラスチック多孔体又は繊維加工体をペン先部材として適用した筆記具又は塗布具は、筆記像を簡便に形成でき、実用性を高めることができる。
なお、前記水付着具と、水変色性積層体とを組み合わせて水変色性積層体セットを構成することもできる。
以下に実施例を示すが、本発明はこれらの実施例に限定されない。なお、実施例中の部は質量部を示す。
実施例1(図1参照)
水変色性積層体の作製
支持体2としてカーボンブラックを含有した厚さ0.3mmの軟質ポリウレタン樹脂シート上に、湿式法微粒子シリカ〔商品名:ニップシールE−220、日本シリカ工業(株)製〕15部、ウレタンエマルジョン〔商品名:ハイドランAP−10、大日本インキ化学工業(株)製、固形分30%〕45部、水40部、シリコーン系消泡剤0.5部、水系インキ用増粘剤3部、エチレングリコール1部、イソシアネート系架橋剤3部を均一に混合攪拌してなる白色スクリーン印刷用インキを用い、100メッシュのスクリーン版にてベタ印刷し、70℃で30分間乾燥硬化させて多孔質層3を形成した。
次いで、前記多孔質層上に、透孔を有する布帛4として白色のポリエステル繊維からなるメッシュ布帛(透孔を設けた部分の面積比率60%)を縫製により固着して配設し、水変色性積層体1を得た。
前記水変色性積層体は、乾燥状態(非吸水状態)では白色の布帛(白色の布帛の透孔を通して白色の多孔質層が視認される)が視認されると共に、布帛の柔軟な風合いと質感を有する。
前記布帛上から水を付着させると布帛を通して吸液により多孔質層が透明化して下層の黒色が視認されるため、布帛の透孔部分が黒色になった様相が視認され、吸液状態ではその様相を呈していたが、乾燥により再び元の布帛が視認される。
前記水変色性積層体を裁断、縫製して靴を得た。
前記靴は柔軟な風合いと質感を有すると共に、同様の色変化を視認することができ、水等で靴が濡れていることを簡易に視認することができた。
更に、繰り返し使用しても布帛により多孔質層が保護されているため、物理的な損傷等を受けることなく、変色機能の永続性に優れていた。
実施例2(図2参照)
水変色性積層体の作製
支持体2として白色生地(ポリエステルと綿からなる布帛)上に、赤色顔料を含む水性スクリーンインキを用いてベタ印刷して着色層5を設け、前記着色層上に、湿式法微粒子シリカ〔商品名:ニップシールE−200、日本シリカ工業(株)製〕15部、ウレタンエマルジョン〔商品名:ハイドランHW−930、大日本インキ化学工業(株)製、固形分50%〕30部、水50部、シリコーン系消泡剤0.5部、水系インキ用増粘剤3部、エチレングリコール1部、イソシアネート系架橋剤3部を均一に混合攪拌してなる白色スクリーン印刷用インキを用いて、100メッシュのスクリーン版にて全面ベタ印刷し、130℃で5分間乾燥硬化させて多孔質層3を形成し、水変色性布帛を得た。
次いで、前記多孔質層上に、透孔を有する布帛4として10cmあたり2つの円形状の透孔を有するアクリル65%、レーヨン20%、ポリエステル15%からなる茶色のモケット生地からなる布帛(透孔を設けた部分の面積比1%)を配設して水変色性積層体1を得た。
なお、前記布帛は粘着テープにより支持体の周囲と着脱自在に構成されてなる。
前記水変色性積層体は、乾燥状態(非吸水状態)では茶色の布帛(茶色の布帛の透孔を通して白色の多孔質層が視認される)が視認されると共に、布帛の柔軟な風合いと質感を有する。
前記布帛上から水を付着させると布帛を通して吸液により多孔質層が透明化して下層の赤色が視認されるため、布帛の透孔部分が赤色になった様相が視認され、吸液状態ではその様相を呈していたが、乾燥により再び元の布帛が視認される。
前記水変色性積層体を裁断、縫製して自動車のシートカバーを得た。
前記シートカバーは柔軟な風合いと質感を有すると共に、同様の色変化を視認することができ、水等でシートカバーが濡れていることを簡易に視認することができた。
更に、繰り返し使用しても布帛により多孔質層が保護されているため、物理的な損傷等を受けることなく、変色機能の永続性に優れていた。
また、長年の使用による汚損や有色液体の付着により多孔質層の色変化を視認することが困難になった場合には、粘着テープで固着した布帛を剥がして新しい透孔を有する布帛に取り換えることもできる。
実施例3
水変色性積層体の作製
支持体として白色生地(ポリエステルと綿からなる布帛)上に、赤色顔料を含む水性スクリーンインキを用いてベタ印刷して着色層を設け、前記着色層上に、湿式法微粒子シリカ〔商品名:ニップシールE−200、日本シリカ工業(株)製〕15部、ウレタンエマルジョン〔商品名:ハイドランHW−930、大日本インキ化学工業(株)製、固形分50%〕30部、水50部、シリコーン系消泡剤0.5部、水系インキ用増粘剤3部、エチレングリコール1部、イソシアネート系架橋剤3部を均一に混合攪拌してなる白色スクリーン印刷用インキを用いて、100メッシュのスクリーン版にて全面ベタ印刷し、130℃で5分間乾燥硬化させて多孔質層を形成した。
次いで、前記多孔質層上に、透孔を有する布帛として10cmあたり10個の三角形状の透孔を有する黒色の綿100%ツイル織の布帛(透孔を設けた部分の面積比率20%)を配設して水変色性積層体を得た。
なお、前記布帛は支持体の周囲に設けたベルクロにより着脱自在に構成されてなる。
前記水変色性積層体は、乾燥状態(非吸水状態)では黒色の布帛(黒色の布帛の透孔を通して白色の多孔質層が視認される)が視認されると共に、布帛の柔軟な風合いと質感を有する。
前記布帛上から水を付着させると布帛を通して吸液により多孔質層が透明化して下層の赤色が視認されるため、布帛の透孔部分が赤色になった様相が視認され、吸液状態ではその様相を呈していたが、乾燥により再び元の布帛が視認される。
前記水変色性積層体を裁断、縫製してテーブルクロスを得た。
前記テーブルクロスは柔軟な風合いと質感を有すると共に、同様の色変化を視認することができ、水等でテーブルクロスが濡れていることを簡易に視認することができた。
更に、繰り返し使用しても布帛により多孔質層が保護されているため、物理的な損傷等を受けることなく、変色機能の永続性に優れていた。
また、長年の使用による汚損や有色液体の付着により多孔質層の色変化を視認することが困難になった場合には、ベルクロで固着した布帛を剥がして新しい透孔を有する布帛に取り換えることもできる。
実施例4
水変色性積層体の作製
支持体として白色のポリエステルサテン生地上に、青色顔料を含む水性スクリーンインキを用いてベタ印刷して着色層を設け、前記着色層上に、湿式法微粒子シリカ〔商品名:ニップシールE−200、日本シリカ工業(株)製〕15部、ウレタンエマルジョン〔商品名:ハイドランHW−930、大日本インキ化学工業(株)製、固形分50%〕30部、水50部、シリコーン系消泡剤0.5部、水系インキ用増粘剤3部、エチレングリコール1部、イソシアネート系架橋剤3部を均一に混合攪拌してなる白色スクリーン印刷用インキを用いて、100メッシュのスクリーン版にて全面ベタ印刷し、130℃で5分間乾燥硬化させて多孔質層を形成した。
次いで、前記多孔質層上に、透孔を有する布帛として花柄のポリエステル製レース編布(透孔部分の面積比率80%)を配設して水変色性積層体を得た。
なお、前記布帛は支持体の周囲に設けたボタンにより着脱自在に構成されてなる。
前記水変色性積層体は、乾燥状態(非吸水状態)では白色の布帛(白色の布帛の透孔を通して白色の多孔質層が視認される)が視認されると共に、布帛の柔軟な風合いとレースの質感(装飾性)を有する。
前記布帛上から水を付着させると布帛を通して吸液により多孔質層が透明化して下層の青色が視認されるため、布帛の透孔部分が青色になった様相が視認され、吸液状態ではその様相を呈していたが、乾燥により再び元の布帛が視認される。
前記水変色性積層体を裁断、縫製してテーブルクロスを得た。
前記テーブルクロスは柔軟な風合いとレースの質感を有すると共に、同様の色変化を視認することができ、水等でテーブルクロスが濡れていることを簡易に視認することができた。
更に、繰り返し使用しても布帛により多孔質層が保護されているため、物理的な損傷等を受けることなく、変色機能の永続性に優れていた。
また、長年の使用による汚損や有色液体の付着により多孔質層の色変化を視認することが困難になった場合には、ボタンで固着した布帛を取り外して新しい透孔を有する布帛に取り換えることもできる。
実施例5
水変色性積層体の作製
支持体として白色のナイロンタフタ生地上に、ピンク色顔料を含む水性スクリーンインキを用いてベタ印刷して着色層を設け、前記着色層上に、湿式法微粒子シリカ〔商品名:ニップシールE−200、日本シリカ工業(株)製〕15部、ウレタンエマルジョン〔商品名:ハイドランHW−930、大日本インキ化学工業(株)製、固形分50%〕30部、水50部、シリコーン系消泡剤0.5部、水系インキ用増粘剤3部、エチレングリコール1部、イソシアネート系架橋剤3部を均一に混合攪拌してなる白色スクリーン印刷用インキを用いて、100メッシュのスクリーン版にて全面ベタ印刷し、130℃で5分間乾燥硬化させて多孔質層を形成し、次いで、前記多孔質層上に、透孔を有する布帛として10cmあたり25個のハート形状の透孔を有する透明フィルムを多層積層した光干渉性を有する虹彩性フィルムと40dポリエステルトリコットを貼り合わせた光輝性布帛(透孔を設けた部分の面積比20%)を縫製にて固着して配設し、水変色性積層体を得た。
前記水変色性積層体は、乾燥状態(非吸水状態)では光輝性布帛(光輝性布帛の透孔を通して白色の多孔質層が視認される)が視認されると共に、布帛の柔軟な風合いと質感(光輝性)を有する。
前記布帛上から水を付着させると布帛を通して吸液により多孔質層が透明化して下層のピンク色が視認されるため、帛の透孔部分がピンク色になった様相が視認され、吸液状態ではその様相を呈していたが、乾燥により再び元の布帛が視認される。
前記水変色性積層体を裁断、縫製して幼児用衣装を得た。
前記幼児用衣装は柔軟な風合いと質感を有すると共に、同様の色変化を視認することができ、水等で幼児用衣装が濡れていることを簡易に視認することができた。
更に、繰り返し使用しても布帛により多孔質層が保護されているため、物理的な損傷等を受けることなく、変色機能の永続性に優れていた。
実施例6
水変色性積層体の作製
支持体として白色のポリエステルタフタ生地上に、ピンク色顔料を含む水性スクリーンインキを用いてベタ印刷して着色層を設け、前記着色層上に、湿式法微粒子シリカ〔商品名:ニップシールE−200、日本シリカ工業(株)製〕15部、水分散青色顔料0.2部、ウレタンエマルジョン〔商品名:ハイドランHW−930、大日本インキ化学工業(株)製、固形分50%〕30部、水50部、シリコーン系消泡剤0.5部、水系インキ用増粘剤3部、エチレングリコール1部、イソシアネート系架橋剤3部を均一に混合攪拌してなる白色スクリーン印刷用インキを用いて、100メッシュのスクリーン版にて全面ベタ印刷し、130℃で5分間乾燥硬化させて多孔質層を形成し、次いで、前記多孔質層上に、透孔を有する布帛として金色の箔が転写されたポリエステルメッシュ布帛(透孔を設けた部分の面積比90%)を接着剤にて固着して配設し、水変色性積層体を得た。
前記水変色性積層体は、乾燥状態(非吸水状態)では金色の布帛(金色の布帛の透孔を通して淡青色の多孔質層が視認される)が視認され、布帛の柔軟な風合いと質感(光輝性)を有する。
前記布帛上から水を付着させると布帛を通して吸液により多孔質層が透明化して下層のピンク色と混色となった紫色が視認されるため、布帛の透孔部分が紫色になった様相が視認され、吸液状態ではその様相を呈していたが、乾燥により再び元の布帛が視認される。
前記水変色性積層体を裁断、縫製して人形用衣装を得た。
前記人形用衣装は柔軟な風合いと光輝性の質感を有すると共に、同様の色変化を視認することができた。
更に、繰り返し使用しても布帛により多孔質層が保護されているため、物理的な損傷等を受けることなく、変色機能の永続性に優れていた。
実施例7
水変色性積層体の作製
支持体として白色のポリエステルタフタ生地上に、ピンク色顔料を含む水性スクリーンインキを用いてベタ印刷して着色層を設け、前記着色層上に、湿式法微粒子シリカ〔商品名:ニップシールE−200、日本シリカ工業(株)製〕15部、ウレタンエマルジョン〔商品名:ハイドランHW−930、大日本インキ化学工業(株)製、固形分50%〕30部、水50部、シリコーン系消泡剤0.5部、水系インキ用増粘剤3部、エチレングリコール1部、イソシアネート系架橋剤3部を均一に混合攪拌してなる白色スクリーン印刷用インキを用いて、100メッシュのスクリーン版にて全面ベタ印刷し、130℃で5分間乾燥硬化させて多孔質層を形成した。
次いで、前記多孔質層上に、透孔を有する布帛として花柄が印刷されたポリエステルオーガンジー布帛(透孔を設けた部分の面積比35%)を接着剤にて固着して配設し、水変色性積層体を得た。
前記水変色性積層体は、乾燥状態(非吸水状態)では花柄の布帛(花柄の布帛の透孔を通して白色の多孔質層が視認される)が視認され、布帛の柔軟な風合いと質感(装飾性)を有する。
前記布帛上から水を付着させると布帛を通して吸液により多孔質層が透明化して下層のピンク色が視認されるため、布帛の透孔部分がピンク色になった様相が視認され、吸液状態ではその様相を呈していたが、乾燥により再び元の布帛が視認される。
前記水変色性積層体を裁断、縫製して人形用衣装を得た。
前記人形用衣装は柔軟な風合いと質感を有すると共に、同様の色変化を視認することができた。
更に、繰り返し使用しても布帛により多孔質層が保護されているため、物理的な損傷等を受けることなく、変色機能の永続性に優れていた。
実施例8
水変色性積層体の作製
支持体として白色生地(ポリエステルと綿からなる布帛)上に、青色顔料を含む水性スクリーンインキを用いてベタ印刷して着色層を設け、前記着色層上に、湿式法微粒子シリカ〔商品名:ニップシールE−200、ピンク色顔料3.0部、日本シリカ工業(株)製〕15部、ウレタンエマルジョン〔商品名:ハイドランHW−930、大日本インキ化学工業(株)製、固形分50%〕30部、水50部、シリコーン系消泡剤0.5部、水系インキ用増粘剤3部、エチレングリコール1部、イソシアネート系架橋剤3部を均一に混合攪拌してなる白色スクリーン印刷用インキを用いて、100メッシュのスクリーン版にて全面ベタ印刷し、130℃で5分間乾燥硬化させて淡ピンク色の多孔質層を形成した。
次いで、前記多孔質層上に、透孔を有する布帛としてアクリル65%、レーヨン20%、ポリエステル15%からなるレース編みしたピンク色布帛(透孔を設けた部分の面積比50%)を簡易な縫製にて着脱自在に配設し、水変色性積層体を得た。
前記水変色性積層体は、乾燥状態(非吸水状態)ではピンク色の布帛(ピンク色の布帛の透孔を通してピンク色の多孔質層が視認される)が視認されると共に、布帛の柔軟な風合いと質感を有する。
前記布帛上から水を付着させると布帛を通して吸液により多孔質層が透明化して下層の青色と混色となった紫色が視認されるため、ピンク色の布帛の透孔部分が紫色になった様相が視認され、吸液状態ではその様相を呈していたが、乾燥により再び元の布帛が視認される。
前記水変色性積層体を裁断、縫製してソファー用カバーを得た。
前記ソファー用カバーを高反発のウレタンフォームに被せて室内用ソファーを得た。
前記ソファーは柔軟な風合いと質感を有すると共に、同様の色変化を視認することができ、水等でソファーが濡れていることを簡易に視認することができた。
更に、繰り返し使用しても布帛により多孔質層が保護されているため、物理的な損傷等を受けることなく、変色機能の永続性に優れていた。
また、長年の使用による汚損や有色液体の付着により多孔質層の色変化を視認することが困難になった場合には、簡易縫製で固着した布帛を剥がして新しい透孔を有する布帛に取り換えることもできる。
実施例9
水変色性積層体の作製
支持体としてポリエステル製耐水紙上に、青色顔料を含む水性スクリーンインキを用いてベタ印刷して着色層を設け、前記着色層上に、湿式法微粒子シリカ〔商品名:ニップシールE−200、日本シリカ工業(株)製〕15部、ウレタンエマルジョン〔商品名:ハイドランHW−930、大日本インキ化学工業(株)製、固形分50%〕30部、水50部、シリコーン系消泡剤0.5部、水系インキ用増粘剤3部、エチレングリコール1部、イソシアネート系架橋剤3部を均一に混合攪拌してなる白色スクリーン印刷用インキを用いて、100メッシュのスクリーン版にて全面ベタ印刷し、100℃で5分間乾燥硬化させて白色の多孔質層を形成した。
次いで、前記多孔質層上に、透孔を有する布帛としてポリエステル100%のメッシュ布帛(透孔を設けた部分の面積比60%)を接着により固着して配設し、水変色性積層体を得た。
前記水変色性積層体は、乾燥状態(非吸水状態)では白色の布帛(白色の布帛の透孔を通して白色の多孔質層が視認される)が視認される。
前記布帛上から水を付着させると布帛を通して吸液により多孔質層が透明化して下層の青色が視認されるため、白色の布帛の透孔部分が青色になった様相が視認され、吸液状態ではその様相を呈していたが、乾燥により再び元の布帛が視認される。
前記水変色性積層体を裁断して壁紙を作製し、子供部屋の壁に貼着した。
前記壁紙は柔軟な風合いと質感を有すると共に、同様の色変化を視認することができ、水等で壁紙が濡れていることを簡易に視認することができた。
更に、繰り返し使用しても布帛により多孔質層が保護されているため、物理的な損傷等を受けることなく、変色機能の永続性に優れていた。
更に、先端部に繊維ペン体を有する容器内に水を収容し、前記壁紙に筆記すると筆記部分が青色へと変化して、文字や図柄を描くこともできた。
参考例1
水変色性積層体の作製
支持体としてカーボンブラックを含有した厚さ0.3mmの軟質ポリ塩化ビニル樹脂シート上に、湿式法微粒子シリカ〔商品名:ニップシールE−220、日本シリカ工業(株)製〕15部、ウレタンエマルジョン〔商品名:ハイドランAP−10、大日本インキ化学工業(株)製、固形分30%〕45部、水40部、シリコーン系消泡剤0.5部、水系インキ用増粘剤3部、エチレングリコール1部、イソシアネート系架橋剤3部を均一に混合攪拌してなる白色スクリーン印刷用インキを用い、100メッシュのスクリーン版にてベタ印刷し、70℃で30分間乾燥硬化させて多孔質層を形成した。
次いで、前記多孔質層上に、水を含浸することにより乾燥時より光を透過する水透過性布帛を配設して水変色性積層体を得た。
前記水変色性積層体は、乾燥状態(非吸水状態)では白色の布帛であると共に、布帛の柔軟な風合いと質感を有する。
前記布帛上から水を付着させると、布帛は水を含浸すると共に布帛裏面に水が透過して多孔質層に付着し、該多孔質層は吸液により透明化して下層の黒色が視認されるため、灰色の布帛が視認され、乾燥により再び元の白色の布帛が視認される。
前記水変色性積層体を裁断、縫製して水鉄砲の標的を得た。
前記水鉄砲の標的は柔軟な風合いを有すると共に、前記と同様の色変化を視認することができた。
更に、繰り返し使用しても布帛により多孔質層が保護されているため、物理的な損傷等を受けることなく、変色機能の永続性に優れていた。
1 水変色性積層体
2 支持体
3 多孔質層
4 水透過性布帛
5 着色層

Claims (5)

  1. 支持体上に、低屈折率顔料をバインダー樹脂に分散状態に固着させた、吸液状態と非吸液状態で透明性が異なる多孔質層を設け、前記多孔質層上に透孔を有する布帛を配設してなる水変色性積層体。
  2. 支持体と多孔質層の間に着色層を設けてなる請求項1記載の水変色性積層体。
  3. 前記布帛の透孔を設けた部分の面積比率が1〜95%である請求項1又は2記載の水変色性積層体。
  4. 前記布帛は、10cmあたり少なくとも1つ以上の透孔を有してなる請求項1乃至3のいずれか一項に記載の水変色性積層体。
  5. 前記布帛は着脱自在に構成されてなり、多孔質層上に固定される固定手段を設けてなる請求項1乃至4のいずれか一項に記載の水変色性積層体。
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