JP2017087482A - 液体収容容器、液体吐出ユニット、及び液体を吐出する装置 - Google Patents

液体収容容器、液体吐出ユニット、及び液体を吐出する装置 Download PDF

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雅志 大西
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Abstract

【課題】液体流路下流側にフィルム部材を設けずに、貫通孔を設けた弾性部材に弁部材を押しつけて液体流路を閉じる弁機構を設けた液体収容容器であって、使用開始前の収容した液体の水分蒸発を抑制できる液体収容容器を提供する。
【解決手段】インクカートリッジ1は、シール挿入孔42aを設けたシールゴム42に弁部材44を押しつけてインク袋3からプリンタ100へのインク流路を閉じ、シールゴム42から弁部材44を離間させてインク流路を開くシールゴム42や弁部材44等で構成される弁機構を備えている。また、インク供給口4は、一体に形成された薄膜形状部41bを、弁機構のインク流路上流側に有している。そして、弁機構は、インクカートリッジ1がカートリッジ装着部104に装着されると、インク供給口4の薄膜形状部41bを貫き、インク流路の封止を解除する先端部44d等を有した弁部材44を有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、液体を収容する液体収容容器、これが着脱される装着部を備えた液体吐出ユニット、及び液体を吐出する装置に関するものである。
インク等の液体を収容したインクカートリッジ等の液体収容容器が着脱される装着部を備えた液体吐出ユニット、及び画像形成装置等の液体を吐出する装置が従来から知られている。
このような装置では、液体収容容器の供給口に弁機構を設け、液体収容容器の装着前、又は取り外し時には弁機構を閉じて液体収容容器の密閉を保ち、装着時には弁機構を開いて液体収容容器の供給口から収容した液体の供給を受ける構成が知られている。
例えば、特許文献1には、液体収容容器(インクカートリッジ)の供給口に、次のような弁機構を設けた構成が記載されている。
供給口に貫通孔を設けた弾性部材(弾性板)を設け、その液体流路下流側(外部側)にフィルム部材を設けて開口を封止している。そして、液体収容容器を装着すると、液体(インク)を供給する装置に設けた中空状の接続部材(中空針)で、フィルム部材を貫通し、弾性部材の貫通孔を押し広げて中空状の接続部材を介して、液体を供給する。一方、液体収容容器を取り外すと、中空状の接続部材が供給口に設けた弾性部材の貫通孔から抜け、貫通孔が収縮して液体を毛細管力で保持して液体の流出を阻止する旨、特許文献1には記載されている。
しかしながら、中空状の接続部材が、液体収容容器の供給口に設けた弾性部材の貫通孔から抜け、貫通孔が収縮して液体を毛細管力で保持して液体の流出を阻止する構成では、弾性部材の収縮した貫通孔から、インク等の液体が漏れる(リークする)おそれがある。
また、液体流路下流側にフィルム部材を設けて開口を封止する構成では、液体収容容器製造後、ユーザが液体収容容器の使用を開始する前に、フィルム部材が傷ついたり、剥がれてしまったりした場合も、貫通孔を設けた弾性部材から液体が漏れるおそれがある。
そこで、発明者は、液体流路下流側にフィルム部材を設けずに、貫通孔を設けたゴム部材等の弾性部材に弁部材を押しつけて液体流路を閉じ、貫通孔を設けた弾性部材から弁部材を離間させて液体流路を開く弁機構に関して検討した。すると、次のような不具合が生じる場合があることが分かった。
貫通孔の収縮による毛細管力で液体の漏れを阻止する構成よりも、液体の漏れは抑制できたものの、液体収容容器製造後からユーザが利用開始するまでの間に、弾性部材や、弁部材と弾性部材との接触部から液体に含まれる水分等が蒸発するおそれがあった。
このような水分等の蒸発が生じると、液体収容容器内の液体の粘度上昇することで、インクジェットプリンタのインクヘッドからのインクの吐出が不安定になる等の、液体を供給される側の装置に不具合が生じる場合がある。
上述した課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、液体を供給する装置に対して着脱可能に設けられ、液体を収容する液体収容部と、前記装置に接続され、前記液体収容部から液体を供給する供給口部材と、該供給口部材の内部に設けられ、貫通孔を設けた弾性部材に弁部材を押しつけて前記液体収容部から前記装置への液体流路を閉じ、前記弾性部材から前記弁部材を離間させて前記液体流路を開く弁機構と、を備えた液体収容容器において、前記供給口部材は、液体流路を封止する一体に形成された薄膜形状部を、前記弁機構の液体流路上流側に有しており、前記弁機構は、当該液体収容容器が前記装置の装着部に装着されると、前記供給口部材の前記薄膜形状部を貫き、液体流路の封止を解除する弁部材を有することを特徴とする。
本発明によれば、液体流路下流側にフィルム部材を設けずに、貫通孔を設けた弾性部材に弁部材を押しつけて液体流路を閉じる弁機構を設けた液体収容容器であって、使用開始前の収容した液体の水分蒸発を抑制できる液体収容容器を提供できる。
一実施形態に係るプリンタの外観の斜視説明図。 一実施形態に係るプリンタの装置本体内部の概略構成を示す側面説明図。 一実施形態に係るプリンタの装置本体内部の概略構成を示す平面説明図。 インクカートリッジの外観の斜視説明図。 インク供給口を設けたインク袋の説明図。 実施例1に係るインク供給口4の拡大説明図。 着脱したときのインク袋に設けたインク供給口の状態変化の説明図。 カートリッジ装着部に設けたインク供給針の別例の説明図。 実施例2に係るインク供給口4の拡大説明図。
以下、本発明を適用した液体収容容器を用いる装置として、液体収容容器であるインク収容容器を用いる液体を吐出する装置の一つであるインクジェット方式の画像形成装置(以下、プリンタ100という)の一実施形態について、図を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係るプリンタ100の外観の斜視説明図、図2は、本実施形態に係るプリンタ100の装置本体101内部の概略構成を示す側面説明図、図3は、本実施形態に係るプリンタ100の装置本体101内部の概略構成を示す平面説明図である。
このプリンタ100は、シリアル型インクジェット方式の画像形成装置であり、図1に示すように、装置本体101と、装置本体101に装着したまま所定の用紙補給位置まで引出し可能な給紙カセット102とを備えている。また、給紙カセット102の蓋部材を兼ね、装置本体101に揺動可能に装着されて給紙カセット102の上方を開閉可能な排紙トレイ103も備えている。給紙カセット102は装置本体101内に給紙する記録材としての用紙を積層して収容し、排紙トレイ103には画像が記録(形成)された用紙が排出されて積載される。
また、装置本体101の前面側の一端部下方には、本実施形態の特徴部である液体収容容器としてのインクカートリッジ1(図3参照)を装填するためのカートリッジ装着部104を有している。このカートリッジ装着部104の上部の面には、操作ボタンや液晶パネル等を設ける操作・表示部108を設けている。
そして、装置本体101内では、図2に示すように、左側板121Aと右側板121Bに横架したガイド部材である、主ガイドロッド131と従ガイドロッド132でキャリッジ133を主走査方向に摺動自在に保持している。この摺動自在に保持されたキャリッジ133は、タイミングベルトを介して主走査モータによって駆動され、図3図中、矢示方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
キャリッジ133には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出するための液体吐出ヘッドからなる2つの記録ヘッド134として、図3に示すように第一記録ヘッド134aと第二記録ヘッド134bを設けている。各記録ヘッド134は、複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着されている。
各記録ヘッド134は、それぞれ2つのノズル列を有している。そして、第一記録ヘッド134aの一方のノズル列はブラック(K)の液滴を、他方のノズル列はシアン(C)の液滴を、第二記録ヘッド134bの一方のノズル列はマゼンタ(M)の液滴を、他方のノズル列はイエロー(Y)の液滴を、それぞれ吐出する。
また、キャリッジ133には、各記録ヘッド134のノズル列に対応して各色のインクを供給するための2つのヘッドタンク135として、第一ヘッドタンク135aと第二ヘッドタンク135bを設けている。各ヘッドタンク135には各色の供給チューブ136を介して、各色の液体収容容器としての4つのインクカートリッジ1Y,C,M,Kから各色のインクが補充供給される。
給紙カセット102には、用紙Pを積載する用紙積載板(圧板)241を有しており、装置本体101側には、用紙積載板141上に積載した用紙Pを給紙するための給紙部として、次のようなものが設けられている。
用紙積載板141から用紙Pを1枚ずつ分離給送する給紙コロ(半月コロ)243、及び給紙コロ143に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド144である。この分離パッド144は、給紙コロ143とで、用紙Pを挟み込むように給紙コロ143側に付勢されている。
この給紙部から給紙された用紙Pを各記録ヘッド134の下方側に送り込むために、用紙Pを案内するガイド部材145と、カウンタローラ146と、搬送ガイド部材147と、先端加圧コロ149を有する押え部材148とを備える。また、給送された用紙Pを静電吸着して記録ヘッド134に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト151も備えている。
搬送ベルト151は、無端状のベルト部材であり、搬送ローラ152とテンションローラ153との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回移動(無端移動)するように構成されている。また、搬送ベルト151の表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ156を備えている。この帯電ローラ156は、搬送ベルト151の表層に接触し、搬送ベルト151の周回移動に従動して回転するように配置されている。ここで、搬送ベルト151は、タイミングベルトを介して副走査モータによって回転駆動される搬送ローラ152の回転により、ベルト搬送方向に周回移動する。
そして、記録ヘッド134で画像が記録された用紙Pを排紙するための排紙部として、次のようなものを備えている。搬送ベルト151から用紙Pを分離するための分離爪161と、用紙Pを排紙する排紙ローラ162及び排紙コロ163と、排紙ローラ162による排紙方向の下方で排紙された用紙Pを積載する排紙トレイ103とを備えている。
また、装置本体101の背面部には両面ユニット171が着脱自在に装着されている。
この両面ユニット171は搬送ベルト151の逆方向回転で戻される用紙Pを取り込んで反転させて再度、カウンタローラ146と搬送ベルト151との間に給紙する。また、この両面ユニット171の上方には手差し給紙するときに用いる手差しトレイ172が設けられている。
また、キャリッジ133の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド134のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構181が配置されている。
この維持回復機構181には、各記録ヘッド134の各ノズル面をキャピングするための2つのキャップ182として、第一キャップ182aと第二キャップ182bを備えている。また、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード183と、ノズルの吐出口付近で増粘したインク(記録液)を排出するために、記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け184等も備えている。
また、キャリッジ133の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘したインクを排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける液体回収容器であるインク回収ユニット(空吐出受け)288を配置している。このインク回収ユニット188には各記録ヘッド134のノズル列方向に沿った2つの開口部189として、第一開口部189aと第二開口部189bを備えている。
このように構成したプリンタ100では、給紙カセット102から用紙Pが1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙Pは、搬送ガイド247で案内され、搬送ベルト151とカウンタローラ146との間に挟まれる。その後、用紙Pは、先端を搬送ガイド247で案内されて先端加圧コロ149で搬送ベルト151に押し付けられ、略90°搬送方向を転換され、帯電した搬送ベルト151上に吸着され、搬送ベルト151の周回移動によって副走査方向に搬送される。
そして、キャリッジ133を移動させながら画像信号に応じて各記録ヘッド134を駆動することにより、停止している用紙Pにインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙Pを所定量搬送後、次の行の記録を行う。その後、記録終了信号又は用紙Pの後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙Pを排紙トレイ103に排紙する。
ここで、本実施形態のプリンタ100は、液体吐出ヘッドからなる記録ヘッド134に機能部品、機構が一体化したものとして、液体吐出ユニットを備えている。この液体吐出ユニットは、ヘッドタンク135、キャリッジ133、供給機構としての供給チューブ136やカートリッジ装着部104、維持回復機構181等の維持回復機構、主ガイドロッド131や主走査モータ等の主走査移動機構からなる。
次に、本実施形態のプリンタ100の特徴部である各インクカートリッジ1に係る構成について、複数の実施例を挙げて説明する。
(実施例1)
まず、本実施形態のプリンタ100のカートリッジ装着部104に装着される各インクカートリッジ1に係る構成の実施例1について、図を用いて説明する。
図4は、インクカートリッジ1の外観の斜視説明図、図5は、インク供給口4を設けたインク袋3の説明図、図6は、本実施例に係るインク供給口4の拡大説明図、図7は、着脱したときのインク袋3に設けたインク供給口4の状態変化の説明図である。また、図7(a)がインクカートリッジ1をプリンタ100のカートリッジ装着部104に装着(セット)する前の状態を示し、図7(b)がインクカートリッジ1をカートリッジ装着部104に装着した状態を示している。そして、図7(c)がインクカートリッジをカートリッジ装着部104に装着した後、取り外した状態を示している。図8は、カートリッジ装着部104に設けたインク供給針105の別例の説明図である。
ここで、図6、図7(a)〜(c)では、いずれもインクカートリッジ1側は、インク袋3とインク供給口4に係る構成のみ図示し、カートリッジ装着部104側は、カートリッジ装着部104に設けたインク供給針105のみ示している。
また、各インクカートリッジ1に係る構成は、収納するインクの色が異なるのみで、他の構成は同様であるので、以下、1つのインクカートリッジ1について説明するとともに、各色を示す付号は省略して説明する。
図4に示すように、インクカートリッジ1は、カートリッジケース2と、このカートリッジケース2内部の格納したインク袋3(図5参照)で、主に構成されている。
そして、インク袋3には、プリンタ100の装置本体101にインクを流入させる(供給する)ために、カートリッジ装着部104に装着されて、カートリッジ装着部104に有したインク供給針105と接続されるインク供給口4が設けられる。また、インクカートリッジ1には、残量検知などのために情報記録媒体であるIDチップ5が設けられている。
インク袋3は、図5に示すように、プリンタ100の装置本体101に供給するインクを収容(貯留)するための角袋3aと角袋3aに溶着されたインク供給口4から構成される。
インク供給口4は、図6に示すように、保持部材41、シールゴム42、バネ43、供給口キャップ45、及び貫通部材でもある、シールゴム42等とで弁機構を構成する弁部材44で構成される。
このインク供給口4では、シールゴム42に弁部材44の封止部43aをバネ43で付勢することで、インク袋3からのインク漏れを防止する機構となっている。
つまり、インク供給口4は、インクカートリッジ1がプリンタ100のカートリッジ装着部104から取り外されると、弁部材44をシールゴム42に押し付けて(当接させ)、インク袋3からのインク流路を閉じるバネ43を、その空洞部41aに有している。
このように構成することで、上述したように、カートリッジ装着部104からインクカートリッジ1を取り外した時に、弁部材44をインク流路下流側(シールゴム42側)に押圧し、弁部材44をシールゴム42に押し付けて、液体の漏れを防ぐことができる。
また、インク供給口4に接続(挿入)することで、角袋3a内と装置本体101内とを連通するインク供給針105は、インク流路上流側(角袋3a側)の先端である供給針先端105aが形成されている。また、その胴体部である供給針胴体部105bの供給針先端105a近傍の周側面の位置と、供給針胴体部105bのインク流路下流側(装置本体101側)の端面中心とを連通する供給針内部流路105cも形成されている。
保持部材41は、角袋3aに溶着されるインク供給口4の筐体部であり、その内部に弁部材44及びバネ43を設け、インクの流路ともなる円筒状の空洞部41aと、この空洞部41aと角袋3aとを隔てる一体に形成された薄膜形状部41bが設けられている。また、空洞部41aのインク流路下流側(装置本体101側)には、弁部材44とで、弁機構を構成する円盤状のシールゴム42を嵌めこむための凹み部41cが設けられている。この凹み部41cの外側には、シールゴム42を嵌めこんだ後に、シールゴム42を固定して蓋をする供給口キャップ45が取り付けられる。
シールゴム42は、上述したように弁部材44とで弁機構を構成するものであり、その円盤状の中心にはインク供給針105を挿入するためのシール挿入孔42aが設けられている。また、シールゴム42のインク流路上流側(弁部材44側)には、シール挿入孔42aを中心に弁部材44の弁部44aに接触する環状のリブ部42bが設けられている。
供給口キャップ45は、上述したようにシールゴム42を嵌めこんだ後に、シールゴム42を固定して蓋をするものであり、シールゴム42と同様に、その円盤状の部分の中心にはインク供給針105を挿入するためのキャップ挿入孔45aが設けられている。また、蓋をするときに、保持部材41の凹み部41cの外側面の角部に引っ掛ける引っ掛け部45bも設けられている。
弁部材44は、インク流路下流側に設けられたシールゴム42とで弁機構を構成する弁部44a、胴体部44b、内部をインクが通るための弁部材内部流路44c、及びインク流路上流側(角袋3a側)の先端である先端部44dが形成されている。この先端部はインク流路上流側が尖っており、弁部材44自体がインク流路上流側に移動したときに保持部材41の薄膜形状部41bを貫くことができるように構成されている。そして、弁部材内部流路44cは、胴体部44bの先端部44d近傍の位置と、弁部44aの空洞部41a側の周面上位置とを連通するように設けられている。
そして、弁部材44に対してインク流路上流側に保持部材41と一体となっている薄膜形状部41bがあることで、薄膜形状部41bが隔壁(シール部)となって角袋3a内を完全に密閉にすることができ、インクの水分蒸発を抑制することができる。
一方、本実施例のような薄膜形状部がない場合は、シールゴムの透湿性やシールゴムと弁部材の接触部からインクの水分が蒸発するため、完全な密閉とはいえない。
そして、図7(a)に示すように、装置本体101のカートリッジ装着部104にインクカートリッジ1を装着する前(セット前)には、装置本体101に設けられたインク供給針105は、インク供給口4から離間している。そして、インク供給口4の保持部材41内に設けられた弁部材44は、バネ43の付勢力により、シールゴム42に押し付けられて弁機構が閉じた状態にあるとともに、その先端部44dも保持部材41の薄膜形状部41bから離間している。このため、弁部材44の先端部44dが貫通していない薄膜形状部41bが隔壁となって角袋3a内を完全に密閉にすることができ、インクの水分蒸発を抑制することができる。
一方、図7(b)に示すように、装置本体101のカートリッジ装着部104にインクカートリッジ1を装着した後(セット後)には、次のようにして角袋3a内と装置本体101内とが連通され、角袋3a内(インク供給口4)からインクが供給される。
インクカートリッジ1を装着したとき(セット時)に、カートリッジ装着部104に設けられたインク供給針105が、インク供給口4に接続(挿入)される。この接続時には、インク供給針105は、供給口キャップ45の45aキャップ挿入孔45aを通過して、シールゴム42のシール挿入孔42aに挿入され、その後、弁部材44を押し込む。その後、弁部材44がさらに押し込まれることによって、保持部材41の薄膜形状部41bを弁部材44の先端部44dが貫くことによって、弁部材44の内部の弁部材内部流路44cを経由してインク袋3(角袋3a)内と装置本体101内が連通(接続)される。
このときのインクの流れは図7(b)図中の破線矢印を付した経路となる。
すなわち、図7(b)に示すように、保持部材41の薄膜形状部41bを先端部44dが貫通した弁部材44の、角袋3a内に一方の入口が到達した弁部材内部流路44cを介して保持部材41の空洞部41a内にインクが流入する。この空洞部41a内に流入したインクは、シールゴム42のシール挿入孔42aに挿入され、保持部材41の空洞部41a内に一方の入口が到達した供給針内部流路105cを介して装置本体101内にインクが供給される(流入する)。
そして、図7(c)に示すように、装置本体101のカートリッジ装着部104からインクカートリッジ1を取り外した状態では、次のようにして弁機構が閉じられてインクカートリッジ1からのインク漏れを防止することができる。
インクカートリッジ1を取り外したときに、弁部材44の位置は図7(a)に示した位置と同じ状態になるが、薄膜形状部41bには貫通孔41dが形成された状態となるため、隔壁(シール部)ではなくなる。しかし、バネ43の付勢力により弁部材44がインク流路方向下流側へ移動して、弁部材44の弁部44aがシールゴム42のリブ部42bに押圧されて弁機構が閉じるため(シール部となるため)、インク漏れを防止することができる。
以上のように構成することで、ユーザが実際に使用する(装置本体101にインクカートリッジ1をセットする)直前までの、水分蒸発を低減させることができる。
すなわち、インクカートリッジ1は、インクを供給するプリンタ100(装置本体101)に対して着脱可能に設けられ、インクを収容するインク袋3と、プリンタ100に接続され、インク袋3からインクを供給するインク供給口4とを備えている。また、インク供給口4の空洞部41aに設けられ、シール挿入孔42aを設けたシールゴム42(リブ部42b)に弁部材44(弁部44a)を押しつけてインク袋3からプリンタ100へのインク流路を閉じ、シールゴム42から弁部材44を離間させてインク流路を開くシールゴム42や弁部材44等で構成される弁機構とも備えている。
また、インク供給口4(保持部材41)は、インク流路を封止する一体に形成された薄膜形状部41bを、シールゴム42や弁部材44等で構成される弁機構のインク流路上流側に有している。そして、弁機構は、インクカートリッジ1がプリンタ100のカートリッジ装着部104に装着されると、インク供給口4の薄膜形状部41bを貫き、インク流路の封止を解除する弁部44a、胴体部44b、弁部材内部流路44c、及び先端部44dを有した弁部材44を有する。
これにより、弁部材44のインク流路上流側に保持部材41と一体になった薄膜形状部41bを設けているので、使用開始前には、インク袋3と弁機構を設けたインク流路下流側とを完全に遮断するため、弁機構を設けた部分まで液体が流れ込まない。
したがって、インク流路下流側にフィルム部材を設けずとも、インクカートリッジ1製造後からユーザが利用開始するまでの間に、シールゴム42や、弁部材44とシールゴム42との接触部からインクに含まれる水分等が蒸発するおそれを低減できる。
よって、インク流路下流側にフィルム部材を設けずに、シール挿入孔42aを設けたシールゴム42に弁部材44を押しつけてインク流路を閉じる弁機構を設けたインクカートリッジ1であって、使用開始前の収容したインクの水分蒸発を抑制できるインクカートリッジ1を提供できる。
ここで、本実施例の構成では、インク供給口4の保持部材41よりも弁部材44の方が、硬度が高い構成となっている。特に、弁部材44の先端部44dが尖った構成では、先端部44dは金属であることが望ましい。このように構成することで、弁部材44が保持部材41の薄膜形状部41bを貫通し易くなる。
また、上述したように構成することで、インク供給針105ではいずれの部材も貫通させることがないため、インク供給針105の供給針先端105aの形状(先端形状)は尖らせる必要がなく、図8に示すように先端形状を半球形状としても良い。これにより、ユーザが、装置本体101のカートリッジ装着部104に手をいれ、インク供給針105の先端に触れたとしても怪我をすることはない。
また、上述したように角袋3a(インク袋3)内を完全に密閉にしてインクの水分蒸発を抑制する構成としては、弁機構のインク流路下流側に、インク供給口(保持部材)の薄膜形状部を設ける構成も考えられる。
しかし、弁機構のインク流路下流側に、インク供給口(保持部材)の薄膜形状部を設けると、使用開始前でも、インク袋3と弁機構を設けたインク流路下流側とが連通しているため、弁機構を設けた部分まで液体が流れ込んでいる。このため、使用開始前に、ユーザが誤って薄膜形状部を傷つけて(破損させて)しまうと、シールゴム42や、弁部材44とシールゴム42との接触部からインクに含まれる水分等が蒸発するおそれがある。
このように、水分等の蒸発が生じると、液体収容容器内の液体の粘度上昇することで、インクジェット方式のプリンタ100の記録ヘッド134からのインクの吐出が不安定になる等の、インクを供給される側のプリンタ100に不具合が生じる場合がある。また、さらに放置期間が長く、水分等の蒸発が進むと、弁部材44近傍のインクが凝集してしまい、シールゴム42や弁部材44等で構成される弁機構が開かなかったり、十分なインクの流量を確保できなくなったりして、インクカートリッジ1が使用できなくなる。
また、弁機構のインク流路下流側に、インク供給口(保持部材)の薄膜形状部を設けると、インク供給針の先端形状を構成する必要が生じ、ユーザが、装置本体のカートリッジ装着部に手をいれ、インク供給針の先端に触れて怪我をするおそれもある。
これらのため、弁機構のインク流路上流側にインク供給口の薄膜形状部を設ける方が、インク流路下流側に設ける構成よりも、インクが供給される側のプリンタ100及びインクを供給する側のインクカートリッジ1の不具合や、ユーザの怪我の発生を抑制できる。
(実施例2)
次に、本実施形態のプリンタ100のカートリッジ装着部104に装着される各インクカートリッジ1に係る構成の実施例2について、図を用いて説明する。
図9は、本実施例に係るインク供給口4の拡大説明図である。
本実施例のインク供給口4に係る構成は、上述した実施例1のインク供給口に係る構成と、インク供給口4の保持部材41に形成した薄膜形状部41bに関する点のみが異なる。その他の点については、上述した実施例1のインク供給口4に係る構成と同様であるため、その説明については、適宜、省略して説明する。
上述した実施例1では、インク供給口4の保持部材41に形成した薄膜形状部41bは、一様な厚さで形成していた。
これに対し、本実施例では、インク供給口4の保持部材41に形成した薄膜形状部41bの中心部が一番薄い最薄部41eになるように構成している。
このように薄膜形状部41bを構成することで、弁部材44(先端部44d)が貫通する薄膜形状部41bの部分が薄くなるので、弁部材44を貫通させるために必要な力(インクカートリッジ1を装着するときの力)を低減することができる。
以上、本実施形態について、図面を参照しながら説明してきたが、具体的な構成は、上述した本実施形態のインクカートリッジ1に係る構成を備えた構成に限られるものではなく、要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等を行っても良い。
例えば、画像形成装置に限らず、揮発成分や水分の蒸発が懸念される装置や液体を吐出する装置に着脱する液体収容容器に係る構成に適用可能である。
ここで、液体を吐出する装置とは、液体を吐出させる対象物に対して、相対的に移動する液体吐出ヘッド又は液体吐出ユニットを備え、対象物に液体を吐出させるものである。また、液体を吐出する装置には、液体が付着可能なものに対して液体を吐出することが可能な装置だけでなく、液体を気中や液中に向けて吐出する装置も含まれる。
また、この液体を吐出する装置は、液体が付着可能なものの給送、搬送、排紙に係わる手段、その他、前処理装置、後処理装置なども含むことができる。
例えば、液体を吐出する装置として、インクを吐出させて用紙に画像を形成する装置である画像形成装置、立体造形物(三次元造形物)を造形するために、粉体を層状に形成した粉体層に造形液を吐出させる立体造形装置(三次元造形装置)がある。
また、液体を吐出する装置は、吐出された液体によって文字、図形等の有意な画像が可視化されるものに限定されるものではない。例えば、それ自体意味を持たないパターン等を形成するもの、三次元像を造形するものも含まれる。
また、液体が付着可能な対象物とは、液体が少なくとも一時的に付着可能なものであって、付着して固着するもの、付着して浸透するものなどを意味する。具体例としては、用紙、記録紙、記録用紙、フィルム、布などの被記録媒体、電子基板、圧電素子などの電子部品、粉体層(粉末層)、臓器モデル、検査用セルなどの媒体であり、特に限定しない限り、液体が付着するすべてのものが含まれる。
また、液体が付着可能な対象物の材質は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなど液体が一時的でも付着可能であれば良い。
また、液体は、液体吐出ヘッドから吐出可能な粘度や表面張力を有するものであればよく、特に限定されないが、常温、常圧下において、または加熱、冷却により粘度が30mPa・s以下となるものであることが好ましい。より具体的には、水や有機溶媒等の溶媒、染料や顔料等の着色剤、重合性化合物、樹脂、界面活性剤等の機能性付与材料、DNA、アミノ酸やたんぱく質、カルシウム等の生体適合材料、天然色素等の可食材料、などを含む溶液、懸濁液、エマルジョンなどであり、これらは例えば、インクジェット用インク、表面処理液、電子素子や発光素子の構成要素や電子回路レジストパターンの形成用液、3次元造形用材料液等の用途で用いることができる。
また、液体を吐出する装置は、液体吐出ヘッドと液体が付着可能な対象物とが相対的に移動する装置があるが、これに限定するものではない。具体例としては、液体吐出ヘッドを移動させるシリアル型装置だけでなく、液体吐出ヘッドを移動させないライン型装置などが含まれる。
また、液体を吐出する装置としては他にも、用紙の表面を改質するなどの目的で用紙の表面に処理液を塗布するために処理液を用紙に吐出する処理液塗布装置、原材料を溶液中に分散した組成液をノズルを介して噴射させて原材料の微粒子を造粒する噴射造粒装置などがある。
また、揮発成分や水分の蒸発が懸念される液体吐出ユニットに着脱する液体収容容器に係る構成に適用可能である。
ここで、液体吐出ユニットとは、液体吐出ヘッドに他の機能部品、機構が一体化したものであり、液体を吐出する機能に関連する部品の集合体である。例えば、「液体吐出ユニット」は、ヘッドタンク、キャリッジ、供給機構、維持回復機構、主走査移動機構の構成の少なくとも一つを液体吐出ヘッドと組み合わせたものなどが含まれる。
また、一体化とは、例えば、液体吐出ヘッドと機能部品、機構が、締結、接着、係合などで互いに固定されているもの、一方が他方に対して移動可能に保持されているものを含む。また、液体吐出ヘッドと、機能部品、機構が互いに着脱可能に構成されていても良い。
例えば、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドとヘッドタンクが一体化されているものがある。また、チューブなどで互いに接続されて、液体吐出ヘッドとヘッドタンクが一体化されているものがある。ここで、これらの液体吐出ユニットのヘッドタンクと液体吐出ヘッドとの間にフィルタを含むユニットを追加することもできる。
また、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドとキャリッジが一体化されているものがある。
また、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドを走査移動機構の一部を構成するガイド部材に移動可能に保持させて、液体吐出ヘッドと走査移動機構が一体化されているものがある。また、液体吐出ヘッドとキャリッジと主走査移動機構が一体化されているものがある。
また、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドが取り付けられたキャリッジに、維持回復機構の一部であるキャップ部材を固定させて、液体吐出ヘッドとキャリッジと維持回復機構が一体化されているものがある。
また、液体吐出ユニットとして、ヘッドタンク若しくは流路部品が取付けられた液体吐出ヘッドにチューブが接続されて、液体吐出ヘッドと供給機構が一体化されているものがある。このチューブを介して、液体貯留源の液体が液体吐出ヘッドに供給される。
主走査移動機構は、ガイド部材単体も含むものとする。また、供給機構は、チューブ単体、装着部(装填部)単体も含むものする。
そして、本実施形態で説明した液体収容容器を着脱可能に備える液体吐出ユニットは、少なくとも、供給機構としてのカートリッジ装着部等の液体収容容器を装着する装着部を有している。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
インクなどの液体を供給するプリンタ100などの装置に対して着脱可能に設けられ、液体を収容するインク袋3などの液体収容部と、前記装置に接続され、前記液体収容部から液体を供給するインク供給口4などの供給口部材と、該供給口部材の空洞部41aなどの内部に設けられ、シール挿入孔42aなどの貫通孔を設けたシールゴム42(リブ部42b)などの弾性部材に弁部材44(弁部44a)などの弁部材を押しつけて前記液体収容部から前記装置へのインク流路などの液体流路を閉じ、前記弾性部材から前記弁部材を離間させて前記液体流路を開くシールゴム42や弁部材44などで構成される弁機構と、を備えたインクカートリッジ1などの液体収容容器において、インク供給口4の保持部材41などの前記供給口部材は、液体流路を封止する一体に形成された薄膜形状部41bなどの薄膜形状部を、前記弁機構のインク流路上流側などの液体流路上流側に有しており、前記弁機構は、当該液体収容容器が前記装置のカートリッジ装着部104などの装着部に装着されると、前記供給口部材の前記薄膜形状部を貫き、液体流路の封止を解除する弁部44a、胴体部44b、弁部材内部流路44c、及び先端部44dを有した弁部材44などの弁部材を有することを特徴とする。
これによれば、本実施形態で説明したように、次のような効果を奏することができる。
弁部材の液体流路上流側に供給口部材と一体になった薄膜形状部を設けているので、使用開始前には、液体収容部と弁機構を設けた液体流路下流側とを完全に遮断するため、弁機構を設けた部分まで液体が流れ込まない。
したがって、液体流路下流側にフィルム部材を設けずとも、液体収容容器製造後からユーザが利用開始するまでの間に、弾性部材や、弁部材と弾性部材との接触部から液体に含まれる水分等が蒸発するおそれを低減できる。
よって、液体流路下流側にフィルム部材を設けずに、シール挿入孔42aなどのを設けた弾性部材に弁部材を押しつけて液体流路を閉じる弁機構を設けた液体収容容器であって、使用開始前の収容した液体の水分蒸発を抑制できる液体収容容器を提供できる。
(態様B)
(態様A)において、前記供給口部材は、当該液体収容容器が前記装置のカートリッジ装着部104などの装着部から取り外されると、前記弁部材を前記弾性部材に当接させ、前記液体収容部からの液体流路を閉じるバネ43などのバネ部材を、その内部に有していることを特徴とする。
これによれば、本実施形態で説明したように、装着部から液体収容容器を取り外した時に、弁部材を液体流路下流側に押圧し、弁部材を弾性部材に押し付けて、液体の漏れを防ぐことができる。
(態様C)
(態様A)又は(態様B)において、前記弁部材は、前記薄膜形状部側の先端部44dなどの先端部の硬度が、前記供給部材の硬度よりも大きいことを特徴とする。
これによれば、本実施形態で説明したように、弁部材の先端部が供給口部材の薄膜形状部を貫通し易くなる。
(態様D)
(態様A)乃至(態様C)のいずれか一において、前記供給口部材に有した前記薄膜形状部は、最薄部41eなどのその中央が最も薄く形成されていることを特徴とする。
これによれば、本実施形態で説明したように、弁部材を移動させ、弁機構を開き、薄膜形状部を貫通させて液体流路の封止を解除するために必要な力(液体収容容器の挿入力)を低減することができる。
(態様E)
(態様A)乃至(態様D)のいずれか一において、前記装置の装着部には、当該液体収容容器が装着されると、前記弁部材を液体流路上流側へ押圧して移動させるインク供給針105などの接続部材を有しており、前記弁部材を押圧するときに接触する前記接続部材の先端形状が半球形状であることを特徴とする。
これによれば、本実施形態で説明したように、接続部材では、いずれの部材も貫通することがないため、接続部材の先端形状は尖らせる必要がなく、先端を弁機構の挿入口に挿入し易い半球形状にできる。これにより、ユーザが液体収容容器を装着する装置の装着部に手を入れ、接続部材の先端に触れたとしても怪我をすることを防止できる。
(態様F)
着脱可能な液体収容容器が装着されるカートリッジ装着部104などの装着部を備え、前記装着部に装着された前記液体収容容器からインクなどの液体が供給される液体吐出ユニットにおいて、前記液体収容容器として、(態様A)乃至(態様E)のいずれか一のインクカートリッジ1などの液体収容容器が前記装着部に装着されることを特徴とする。
これによれば、本実施形態で説明したように、(態様A)乃至(態様E)のいずれか一と同様な効果を奏することができる液体吐出ユニットを提供できる。
(態様G)
カートリッジ装着部104などの装着部に装着されたインクカートリッジ1などの液体収容容器からインクなどの液体が供給される液体吐出ユニットを備えるプリンタ100などの液体を吐出する装置において、前記液体吐出ユニットとして、(態様F)の液体吐出ユニットを備えることを特徴とする。
これによれば、本実施形態で説明したように、(態様A)乃至(態様E)のいずれか一と同様な効果を奏することができる液体を吐出する装置を提供できる。
(態様H)
着脱可能な液体収容容器が装着されるカートリッジ装着部104などの装着部を備え、前記装着部に装着されたインクカートリッジ1などの前記液体収容容器からインクなどの液体が供給されるプリンタ100などの液体を吐出する装置において、前記液体収容容器として、(態様A)乃至(態様E)のいずれか一のインクカートリッジ1などの液体収容容器が前記装着部に装着されることを特徴とする。
これによれば、本実施形態で説明したように、(態様A)乃至(態様E)のいずれか一と同様な効果を奏することができる液体を吐出する装置を提供できる。
1 インクカートリッジ
2 カートリッジケース
3 インク袋
4 インク供給口
41 保持部材(インク供給口)
41a 空洞部
41b 薄膜形状部
41c 凹み部
41d 貫通孔
41e 最薄部
42 シールゴム
42a シール挿入孔
42b リブ部
43 バネ
44 弁部材
44a 弁部
44b 胴体部
42c 弁部材内部流路
44d 先端部
45 供給口キャップ
45a キャップ挿入孔
45b 引っ掛け部
100 プリンタ
101 装置本体
102 給紙カセット
103 排紙トレイ
104 カートリッジ装着部
105 インク供給針
134 記録ヘッド
151 搬送ベルト
P 用紙
特開特開2008−260311号公報

Claims (8)

  1. 液体を供給する装置に対して着脱可能に設けられ、
    液体を収容する液体収容部と、
    前記装置に接続され、前記液体収容部から液体を供給する供給口部材と、
    該供給口部材の内部に設けられ、貫通孔を設けた弾性部材に弁部材を押しつけて前記液体収容部から前記装置への液体流路を閉じ、前記弾性部材から前記弁部材を離間させて前記液体流路を開く弁機構と、を備えた液体収容容器において、
    前記供給口部材は、液体流路を封止する一体に形成された薄膜形状部を、前記弁機構の液体流路上流側に有しており、
    前記弁機構は、当該液体収容容器が前記装置の装着部に装着されると、前記供給口部材の前記薄膜形状部を貫き、液体流路の封止を解除する弁部材を有することを特徴とする液体収容容器。
  2. 請求項1に記載の液体収容容器において、
    前記供給口部材は、当該液体収容容器が前記装置の装着部から取り外されると、前記弁部材を前記弾性部材に当接させ、前記液体収容部からの液体流路を閉じるバネ部材を、その内部に有していることを特徴とする液体収容容器。
  3. 請求項1又は2に記載の液体収容容器において、
    前記弁部材は、前記薄膜形状部側の先端部の硬度が、前記供給部材の硬度よりも大きいことを特徴とする液体収容容器。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一に記載の液体収容容器において、
    前記供給口部材に有した前記薄膜形状部は、その中央が最も薄く形成されていることを特徴とする液体収容容器。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一に記載の液体収容容器において、
    前記装置の装着部には、当該液体収容容器が装着されると、前記弁部材を液体流路上流側へ押圧して移動させる接続部材を有しており、
    前記弁部材を押圧するときに接触する前記接続部材の先端形状が半球形状であることを特徴とする液体収容容器。
  6. 着脱可能な液体収容容器が装着される装着部を備え、
    前記装着部に装着された前記液体収容容器から液体が供給される液体吐出ユニットにおいて、
    前記液体収容容器として、請求項1乃至5のいずれか一に記載の液体収容容器が前記装着部に装着されることを特徴とする液体吐出ユニット。
  7. 装着部に装着された液体収容容器から液体が供給される液体吐出ユニットを備える液体を吐出する装置において、
    前記液体吐出ユニットとして、請求項6に記載の液体吐出ユニットを備えることを特徴とする液体を吐出する装置。
  8. 着脱可能な液体収容容器が装着される装着部を備え、
    前記装着部に装着された前記液体収容容器から液体が供給される液体を吐出する装置において、
    前記液体収容容器として、請求項1乃至5のいずれか一に記載の液体収容容器が前記装着部に装着されることを特徴とする液体を吐出する装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115476592A (zh) * 2021-06-16 2022-12-16 精工爱普生株式会社 容器

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