JP2017086555A - 座席 - Google Patents

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Abstract

【課題】日射光を利用するための専用設備を設けずに、競技場などにおいて通常設けられる観客席の座席を用いて、日射光を有効利用することができる。【解決手段】座席20は、日射可能領域に設けられた移動可能な座部22と、座部22の着座面22Aと反対側に設けられ日射光を利用可能な機能性部材40と、を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、座席に関する。
下記特許文献1には、屋根庇の前端に反射板を設置してフィールド面の芝へ自然光を照射する芝育成装置が開示されている。この芝育成装置は、反射板を取付けるブラケットやブラケットを動かすギヤなどの機構を備えている。
特開平8−277644号公報
上記特許文献1に開示された芝育成装置をフィールド面の芝育成に使用する場合、広範囲を照射するために、多数設置しなければならない。このため、設置場所を確保するのが困難だったり、設置工数が多く必要となったり、装置の製造コストが嵩むなどの問題が生じる。
本発明は、上記事実を考慮し、競技場などにおいて日射光を利用するための専用設備を設けずに、通常設けられる観客席の座席を用いて、日射光を有効に利用することを目的とする。
請求項1に係る座席は、日射可能領域に設けられた移動可能な座部と、前記座部の着座面と反対側に設けられ日射光を利用可能な機能性部材と、を有する。
請求項1の座席によると、座席の不使用時に座部を移動させると、座部の着座面の反対側に設けられた機能性部材に日射光を当てることができる。この機能性部材に日射光が当ると、機能性部材は日射光を利用した機能を発揮する。
例えば、機能性部材が太陽光パネルの場合、光を電気エネルギーに変換して座席の不使用時に発電する。また、例えば、機能性部材が反射板の場合、反射板で反射した日射光をフィールドの芝生面に反射させることで、芝生が育成される。
このように、日射光を利用するための専用設備を設けずに、競技場などにおいて通常設けられる観客席の座席を用いて、日射光を有効利用することができる。
請求項2に係る座席は、請求項1の座席において、前記機能性部材は、前記日射光をフィールドの芝生面へ反射させる凸面反射板である。
請求項2に係る座席によると、機能性部材を凸面反射板とすることで、反射した光が拡散して広範囲に芝生面が照射される。
請求項3に係る座席は、請求項1又は請求項2に記載の座席において、前記機能性部材は前記座部から着脱可能とされている。
請求項3に係る座席によると、必要に応じて異なる機能を持った機能性部材に付け替えることができる。例えば普段は凸面反射板を用いた拡散光によって広範囲の芝生面を照射し、芝の育成状態が悪い場所がある場合は、平面反射板に付け替えて反射光を拡散させずピンポイントに照射する。これにより芝の育成状態に柔軟に対応することができる。
以上説明したように、本発明の座席によると、競技場などにおいて日射光を利用するための専用設備を設けずに、通常設けられる観客席の座席を用いて、日射光を有効に利用することができる。
本発明の第1実施形態に係る座席が適用される競技場を示す断面図である。 (A)は本発明の第1実施形態に係る座席使用時の状態を示す側面図であり、(B)は正面図である。 (A)は本発明の第1実施形態に係る座席不使用時の状態を示す側面図であり、(B)は正面図である。 (A)は本発明の第1実施形態に係る座席の反射板使用時の状態を示す側面図であり、(B)は正面図である。 本発明の第1実施形態に係る座席の跳ね上げ機構を示す分解斜視図である。 (A)は本発明の第2実施形態に係る座席の反射板使用時の状態を示す側面図であり、(B)は正面図である。
[第1実施形態]
以下、図面を参照しながら、本発明の第1実施形態に係る座席20について説明する。
(競技場)
図1に示すように、座席20は、競技場10における観客席部分、すなわち段床12に据え付けられる固定椅子である。
なお、第1形態における競技場10は、オリンピック等のビッグイベント時に使用される大規模なスタジアム施設である。第1実施形態では、座席20を競技場10へ適用する場合について説明するが、座席20は競技場10だけではなく、太陽光を受照することができる場所(日射可能領域)であれば、屋内外を問わず各種の場所に適用可能である。
競技場10は、芝14が植えつけられた芝生面を備えたフィールド16と、フィールド16を取り囲む段床12と、段床12の上部を覆う屋根18と、を含んで構成されている。
芝14は、育成に光を必要とする植物(所謂天然芝)であるが、フィールド16の一部には、人工芝を用いた場所があってもよい。
段床12は、フィールド16を取り囲むようにすり鉢状に形成された構造物であり、段床12に座席20が据え付けられて階段状の観客席を構成する。
屋根18の中央部分には、開口部18Aが形成され、開口部18Aを通して競技場10の内部に日射が入り込む。なお、「開口部」とは、光が通過可能な構成を全て含む概念であり、例えば日射を競技場10の内部に通すものであれば透光性の膜材等で覆われていてもよい。
(座席)
図2(B)に示すように、座席20は、段床12の上にフィールド16に沿って一列に複数配置されている。また、図2(A)に示すように、座席20は、段床12の一段毎に配置されている。
座席20は、座部22と、背部24と、一対の脚部26と、アタッチメント28と、ベースフレーム30と、を含んで構成されている。
ベースフレーム30は、クランク状に屈曲した強度部材であり、屈曲した部分には、座部22に向かって突出する軸部32が設けられている。軸部32には、矩形状の座部22の幅方向の側面が支持されており、ベースフレーム30の間に位置する座部22が軸部32を中心として上下方向に回動可能となっている。
ベースフレーム30の下部からは脚部26が下方へ延出している。この脚部26は、段床12に図示しないボルトで固定されている。
また、ベースフレーム30の上部には、背部24が取付けられている。この背部24は、座部22に着座する観客の背中の形状に合わせて凸状に上下に湾曲している。
さらに、図2(C)に示すように、ベースフレーム30の軸部32には、パネル状のアタッチメント28の端部から面外方向へ突設されたフランジ28Aに形成された軸孔28Bが係合している。アタッチメント28は、座部22の着座面22Aの反対側に設けられている。アタッチメント28を軸部32から垂れ下げたとき、フランジ28Aの長さだけ、アタッチメント28は脚部26より後ろに位置する。これにより、着座した観客が足を座部22の下に曲げ入れても、アタッチメント28が当たらないようになっている。
アタッチメント28の表面には、窪み部28Cが形成されており、機能性部材の一例としての反射板40が窪み部28Cに嵌めこまれている。
なお、隣り合う座席20のベースフレーム30は連結部材34で固定され、横一列となった座席20を互いに補強しているが、本発明の実施形態はこれに限られない。たとえば、連結部材を、横一列となった複数の座席20のベースフレーム30を貫通するような串刺し状に形成してもよい。このとき、該連結部材から段床12に固定するための脚部を延出することで、座席20毎に設けていた脚部26を省略することができる。この場合、反射板40が連結部材と干渉しないように、連結部材のフィールド16側にアタッチメント28が位置するようにする。
(反射板)
アタッチメント28の表面に形成された窪み部28Cには、機能性部材の一例として、日射光を反射可能な反射板40が嵌め込まれている。反射板40は反射面40Aが凸状に湾曲したステンレス板であり、反射面40Aが鏡面加工されている。本実施形態においては、鏡面加工として研磨加工を施しているが、冷間圧延や、光輝熱処理、メッキ処理などを施してもよい。また、反射板40の素材としてはステンレスのほか、アルミや銅板などの各種金属板のほか、ガラスの表面に金属を蒸着させた鏡や、木下地に高反射率のシート材を貼り付けたものなどを適宜適用可能である。
なお、競技場10の全ての座席を反射板40及びアタッチメント28を備えた座席20とする必要はなく、例えば日射量の少ない南側の座席(北面に対向する座席)等にはアタッチメント28を取付けなくてもよい。さらに、アタッチメント28は座席20から着脱可能な構成としてもよい。
(跳ね上げ機構)
図5に示すように、ベースフレーム30の軸部32と、座部22との連結部分には、跳ね上げ機構50が設けられている。跳ね上げ機構50を配置するために、座部22の角部は切り欠かれており、切欠面22Cには軸穴22Dが形成されている。切欠面22Cには、底面に軸穴22Dと軸線が一致する貫通孔23Aが形成されたボックス23が固定されている。
この貫通孔23A及び軸穴22Dには、ベースフレーム30から突設された軸部32の先端部に形成された小軸部32Aが挿入されている。これにより、座部22は軸部32に対して上下方向に回動可能となる。
また、小軸部32Aには、捩じりばね54が外挿されている。捩じりばね54の一端部54Aは、ボックス23の底面に形成された係止部23Bに係止され、他端部54Bは軸部32の端面に形成された係止部32Bに係止されている。なお、座部22、ボックス23、捩じりばね54、軸部32が組み立てられた状態では、ボックス23によって捩じりばね54は囲繞され視認されなくなる。
これにより、座部22を着座位置に倒したとき、捩じりばね54には、図6に示す時計回りの方向Mにばね力が蓄積される。このため、観客が座部22から離れると、捩じりばね54のばね力で座部22が起立位置に跳ね上げられる。
すなわち、座席20は、この跳ね上げ機構50によって、着座するときは手動で座部22を倒す必要があるが、離席するときは捩じりばね54のばね力で座部22が起立位置に戻るので、手動で戻す必要がない。
なお、本実施形態においては跳ね上げ機構50として捩じりばね54を用いているが、オイルダンパーやガスダンパー等を用いて座部22を跳ね上げる機構を構成してもよい。また、跳ね上げ機構自体を設けずに、座部22を起立位置、着座位置いずれの位置とする際にも手動で動かす構成としてもよい。
(座席使用時)
図2は、競技場10が使用されている時、観客が着座するなどして座部22が倒され、着座位置が保持された状態を示している。このとき、アタッチメント28は垂れ下がっており、反射板40の反射面40Aがフィールド16の反対側(段床12の蹴上げ部分12A側)を向いている。
(座席不使用時)
図3は、競技場10が使用されている時の空席の座席20を示している。座部22は、上述した捩じりばね54のばね力によって起立位置となっており、アタッチメント28は、座席20使用時と同様に、反射板40の反射面40Aがフィールド16の反対側を向いている。
(反射板使用時)
図4は、競技場10が使用されていない間に、反射板40を使用している状態を示している。垂れ下がったアタッチメント28を、脚部26の間を通して引き上げ、座部22の裏面に当てる。座部22の裏面22Bには、アタッチメント28の角部が納まる凹部22Cが形成されている。これにより、反射板40の反射面40Aがフィールド16側を向く。アタッチメント28には跳ね上げ機構50は設けられておらず手動で動かす必要があるが、反射板40の反射面40Aがフィールド16側を向く位置で、座部22の裏面22Bに倒れ掛かると共に、軸孔28Bと軸部32との摩擦力により自立する。
なお、本実施形態においては、アタッチメント28が軸部32との摩擦力により自立するものとしたが、本発明の実施形態はこれに限られない。例えば、軸部32との摩擦を少なくし、固定手段としてアタッチメント28と座部22の裏面22Bとの間に磁石やラッチ機構等を設けてもよい。このとき、アタッチメント28が自重によって急激に動くことを抑制する場合は、軸部32にロータリーダンパー等を用いてトルクを調整してもよい。
また、アタッチメント28は手動で動かすものとしたが、本発明の実施形態はこれに限られない。例えば、電気信号を用いたモーター等の駆動装置によって動かすものとしてもよい。このようにすれば、座部22を手動で跳ね上げる手間を削減することができる。
(作用及び効果)
第1実施形態の座席20によると、図4に示されるように、反射面40Aがフィールド16側を向いた状態で日射光を受けると、反射面40Aは日射光を反射する。なお、本発明における日射光とは、直達日射光と散乱日射光の双方を含む概念であり、反射板40は反射面40Aが凸状に湾曲しているので、図4に破線で示したように、平行光である直達日射光は拡散して反射する(角度R1)。また、方向性のない散乱日射光も、拡散して反射する(角度R2)。なお、角度R1は反射板40の両端部から反射するそれぞれの反射光の進行方向のなす角度である。また、角度R2は、反射板40の両端部のそれぞれの接線のなす角度である。
すなわち、反射板40によって日射光が反射されるので、図1に破線で示すように、フィールド16を反射光で照射することができる。さらに、反射光は拡散光となるため、フィールド16の広い面を照射することができる。このため、芝14の育成が促進される。また、一日を通して直達日射光が届かない終日日影部、一年を通して直達日射光が届かない永久日影部にも反射光を照射することができるため、芝の育成が困難な場所でも芝を育成することができる。したがって、芝育成のために電気を用いて人工光を照射する必要性が少なくなるので、環境負荷を低減することができる。
この効果は、南中高度が低く、日射光が屋根18に遮られてフィールド16を照射できない時間が長くなる冬季においては、特に顕著である。
また、第1実施形態の座席20によると、座部22とアタッチメント28とが別体とされ、着席時、空席時に関わらず、反射板40は、使用する時以外はフィールド16側を向かないので、競技中の選手や、対向面の観客が座席20を視認してもまぶしさを感じることが抑制される。
また、競技場10には段床12が設けられており、座席20は段床12の一段毎に一列ずつ配置されているため、反射板40が日射光を受照しやすく、かつ反射光が通過しやすい。つまり、座席20が平坦な場所に複数列配列されている場合と比較して、日射光及び反射光は前列の座席20の背部24に遮られにくい。
また、第1実施形態の座席20を用いることで、日射光を反射させるための専用設備を設けずに日射光を利用することができるため、場所を取らないうえ、設備投資が少なくて済む。
[第2実施形態]
以下、図6を参照しながら、本発明の第2実施形態に係る座席60について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については同様の符号を付して適宜説明を省略する。
(座席)
図6に示すように、第2実施形態の座席60は、第1実施形態のアタッチメント28を備えておらず、座部62の裏面に、反射面80が形成されている。
背部64、脚部66、ベースフレーム70、軸部72の構成は、それぞれ第1実施形態の背部24、脚部26、ベースフレーム30、軸部32と同様である。
(座部)
座部62の裏面62Bは、凸状に湾曲して形成され、反射面80を構成するために塗料が塗られている。塗料は、同じ明度の一般塗料と比較して日射光の反射率が高い高反射塗料とされているが、第1実施形態の反射板40と比較して反射率は低い。なお、本実施形態においては塗料として高反射塗料を用いているが、これを明度の高い(例えば白色)の一般塗料としてもよい。あるいは、座部62を構成する樹脂を明度の高い色にしたり、アルミフレーク等の粉末を樹脂に練り込むなどして日射光の反射率を高めてもよい。このように、第2実施形態では、座部の裏面自体を反射面とすることもできる。
なお、座席60は第1実施形態の座席20と同様に、跳ね上げ機構50を備えているが、これを省略し、手動で座部60を上げ下げする構造にしてもよい。
(作用及び効果)
第2実施形態の座席60によると、第1実施形態の座席20と比較して、アタッチメント28を備えていないので、製造が容易である。また、座部62が起立位置にあるときは、日射光がフィールド16に照射されるので、手動でアタッチメント28を操作する手間が削減される。
また、第2実施形態の高反射塗料は第1実施形態の反射板40と比較して反射率は低いため、競技中の選手や、対向面の観客が視認してもまぶしさを感じることが抑制される。
また、例えば塗料として蓄光塗料を用いることで、昼間の日射で蓄光させ、夜間のイベント時に発光させることができる。このように、電力を用いない足元灯として機能させることもできる。
[変形例]
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
第1実施形態において反射板40は反射面40Aが凸状に湾曲するように配置されていたが、本発明の実施形態はこれに限られない。例えば、反射板をプレス成型によってエンボス加工することにより、反射板自体を凹凸のある形状とすることで、日射光を乱反射させてもよい。このようにしても反射光は拡散するほか、反射板の強度を大きくすることができる。
また、反射板40は、例えば凸状に湾曲したり、エンボス加工されていない平滑な平板状とされていてもよい。このようにすれば、反射光の拡散が抑制されるので、反射光による照射面積を小さくして、反射光による照射部分の照度を高くすることができる。これにより、特定の部分の芝14を集中して育成することができる。
また、競技場10には、凸状に湾曲する反射板40を備えた座席20と、平板状の反射板を備えた座席とを併用して適用してもよい。このようにすれば、芝14の育成にムラがある状態を是正することができる。
また、第1実施形態において、アタッチメント28は座部22の裏面に当てて固定するものとしたが本発明の実施形態はこれに限られない。例えば、軸部32にラチェット機構を用いて任意の位置で固定できるものとしてもよい。アタッチメント28を任意の位置で固定することにより、季節ごとに異なる太陽高度や太陽の軌跡に応じて、反射光の向きを調整することが可能となる。
また、第1、第2実施形態において、反射面40A、反射面80に反射された反射光によってフィールド16の芝14を照射するものとしたが、本発明の実施形態はこれに限られない。例えば、反射面40A、反射面80に反射された反射光を、さらに屋根18の内側、すなわち天井面に反射させ(二次反射)、該二次反射光によって芝14を照射するものとしてもよい。二次反射光を用いることで、日射利用効率をさらに高めることができる。
また、第1実施形態における機能性部材は反射板40としていたが、本発明の実施形態はこれに限られない。例えば太陽光パネルとしてもよい。この場合、アタッチメント28に太陽光パネルを取付け、該太陽光パネルと蓄電コンデンサ、明るさセンサ、LED照明を電気的に接続させることで、夜間常夜灯(足元灯)として機能させることができる。このように、機能性部材を太陽光パネルとすれば、災害時に広域避難施設とされる競技場10などにおける電力補助として特に有効である。なお、太陽光パネルは、第2実施形態における座部62の裏面62Bに取付ければ、第2実施形態においても適用可能である。
なお、太陽光パネルに接続される機器をLED照明に代えてヒーターとすることで、冬場に足元を暖めることができる。あるいは、機能性部材を太陽光パネルではなく蓄熱体として、日射熱を直接吸収、蓄熱、放熱することによっても、同様の効果が得られる。
また、第1実施形態ではアタッチメント28を座席20から着脱可能に構成してもよいものとしたが、この場合、反射板40に代えて、上述したようなエンボス加工された反射板、平板状の反射板、太陽光パネルを取付けたアタッチメントと交換することができる。あるいは、アタッチメント28を座席20から着脱可能としなくても、反射板40をアタッチメント28から着脱可能なものとしてもよい。このように、必要に応じて種々の機能を座席20に与えることができる。
このように、本発明はこうした上記の実施形態及び各種の変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
14 芝
16 フィールド
20、60 座席
22、62 座部
40 反射板(機能性部材、凸面反射板)
80 反射面(機能性部材)

Claims (3)

  1. 日射可能領域に設けられた移動可能な座部と、
    前記座部の着座面と反対側に設けられ日射光を利用可能な機能性部材と、を有する座席。
  2. 前記機能性部材は、前記日射光をフィールドの芝生面へ反射させる凸面反射板である、請求項1に記載の座席。
  3. 前記機能性部材は前記座部から着脱可能とされている、請求項1又は請求項2に記載の座席。
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