JP2017085813A - 電力管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のパワーコンディショナが系統に連系接続される分散電源システムにおいて、パワーコンディショナの出力を、ユーザの所望する優先順位とする。
【解決手段】電力管理装置(100)は、第1及び第2電源装置(11、21)と、第1及び第2パワーコンディショナ(10、20)と、第1及び第2電流センサ(12、22)とを備え、第1及び第2電流センサ(12、22)が系統40からの電流を同じ順潮流として検出する位置に設置されている分散電源システムにおいて、第1及び第2パワーコンディショナ(10、20)を制御し、第1及び第2パワーコンディショナ(10、20)の出力の優先順位に基づいて、第1パワーコンディショナ(10)の第1順潮流閾値と、第2パワーコンディショナ(20)の第2順潮流閾値とを設定する制御部を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力管理装置に関するものである。
太陽電池などの自然エネルギー型電源システムと、蓄電池や燃料電池などの非自然エネルギー型電源システムとが同一の商用電源系統(以下、適宜、系統と略記する)に連系接続される分散電源システムが存在する(例えば、特許文献1参照)。また、複数の非自然エネルギー型電源システムが同一系統に連系接続され、分散電源システムを構成することも考えられる。
非自然エネルギー型電源システムの場合、太陽光発電などの自然エネルギー型電源システムと異なり、系統への売電を行うためには別途電力会社の認定が必要となる。なお、現状の日本の制度では、非自然エネルギー型電源システムで得られた電力については、売電を行わない制御をするように定められている。このため、系統への逆潮流(売電方向の電流)を防止するため、非自然エネルギー型電源システムの各パワーコンディショナには系統との間の電流を検出するための電流センサが接続される。各パワーコンディショナは、系統への売電を防ぐため、電流センサに常に所定の順潮流(買電方向の電流)が流れるように制御を行う。各パワーコンディショナは、負荷への電力供給中に、順潮流が所定の閾値(順潮流閾値)より低い場合、系統からの順潮流が増加するように自身の出力を低下させる。また、各パワーコンディショナは、順潮流が順潮流閾値より高い場合、系統からの順潮流を減らすように自身の出力を増加させる。
特開平11−46458号公報
複数の非自然エネルギー型システムとして蓄電池システムと燃料電池システムとが同一系統に連系接続されている構成の一例を図5に示す。図5に示す構成においては、第2電源装置(燃料電池)81のパワーコンディショナ(第2パワーコンディショナ)80に接続される電流センサ82は、第1電源装置(蓄電池)71のパワーコンディショナ(第1パワーコンディショナ)70に接続される電流センサ72よりも系統95に対して下流に設置されている。
図5に示す構成において、例えば、一般負荷90の消費電力が100W、第1パワーコンディショナ70の順潮流閾値が22W、第2パワーコンディショナ80の順潮流閾値が30Wである場合、第1パワーコンディショナ70及び第2パワーコンディショナの出力は以下のようになる。なお、これ以降、説明の簡略のため、順潮流及び順潮流閾値をワット(W)により表記するが、電流/電力の測定・変換は当業者が適宜行うことができるものである。
まず、第2パワーコンディショナ80は、電流センサ82に流れる順潮流が30Wになるように、第2パワーコンディショナ80の出力を制御する。すなわち、第2パワーコンディショナ80は、出力が、100−30=70Wになるように制御する。
一方、第1パワーコンディショナ70は、電流センサ72に流れる順潮流が22Wになるように、第1パワーコンディショナ70の出力を制御する。すなわち、第1パワーコンディショナ70は、出力が、30−22=8Wになるように制御する。
ところで、図5に示すような構成とした場合、第2パワーコンディショナ80の逆潮流防止機能のため、第2パワーコンディショナ80から第1パワーコンディショナ70の方向に電流を流すことはできない。すなわち、第2電源装置(燃料電池)81の発電電力によって、第1電源装置(蓄電池)71を充電することはできない。しかしながら、市場からは、燃料電池の発電電力で蓄電池を充電可能とすることに対する要望がある。
この市場からの要望に応えるための構成の一例を図6に示す。図6に示す構成においては、第2パワーコンディショナ80に接続された電流センサ83は、第2パワーコンディショナ80と第1パワーコンディショナ70の間には設置されていない。そのため、第2パワーコンディショナ80から第1パワーコンディショナ70の方向に電流を流しても第2パワーコンディショナ80の逆潮流防止機能は働かない。したがって、第2電源装置(燃料電池)81の発電電力によって、第1電源装置(蓄電池)71を充電することが可能となる。
しかしながら、図6に示すような構成とした場合、下記のような問題が発生する。以下、図6に示す構成において発生する問題点について図7及び図8を参照して説明する。ここで、第1パワーコンディショナ70の順潮流閾値である第1順潮流閾値は22W、第2パワーコンディショナ80の順潮流閾値である第2順潮流閾値は30W、一般負荷90の消費電力は100Wであるものとする。
第1パワーコンディショナ70及び第2パワーコンディショナ80は、それぞれゼロから各電源装置の最大出力(例えば2.5kW)の範囲で出力を調整することができる。なお、図8に示す表においては、第1パワーコンディショナ70の出力を「第1出力」、第2パワーコンディショナ80の出力を「第2出力」、第1順潮流閾値を「第1閾値」、第2順潮流閾値を「第2閾値」、系統からの電力を「順潮流」とそれぞれ略記している。
図7は、第1パワーコンディショナ70及び第2パワーコンディショナ80の出力制御フローを示す図である。図8は、図6の構成における第1パワーコンディショナ70及び第2パワーコンディショナ80の出力制御による出力の変化を示す図である。初期状態T1では、一般負荷90の消費電力100Wに対して系統95からの電力(順潮流)が30W、第2パワーコンディショナ80の出力が70W供給されている。このとき、第1パワーコンディショナ70は、電流センサ72により順潮流を測定し(ステップS101)、順潮流30Wが第1順潮流閾値22Wより高く(ステップS102のYes)、第1電源装置71の出力を調整する余地もあるため(ステップS103のYes)、順潮流30Wが第1順潮流閾値22Wと同じ値になるように差分の8W分出力を増加させる(ステップS104)。一方、状態T2になると、第2パワーコンディショナ80は、電流センサ83により順潮流を測定し(ステップS101)、順潮流22Wが第2順潮流閾値30Wより低く(ステップS102のYes)、第2電源装置81の出力を調整する余地もあるため(ステップS103のYes)、順潮流22Wが第2順潮流閾値30Wと同じ値になるように差分の8W分出力を低下させる(ステップS104)。このように、順潮流に合わせて第1パワーコンディショナ70が出力を増加させ、第2パワーコンディショナ80が出力を低下させる結果(T3〜T19)、最終状態T20では第1パワーコンディショナ70に出力(78W)が集中し、出力の偏りが生じることになる。この最終状態T20では、第2パワーコンディショナ80の出力がゼロとなっており、ゼロよりも小さい値に出力を下げることは不可能であるため、出力を調整できない状態(出力調整不可)になる。
このように、複数のパワーコンディショナ間で順潮流閾値が異なる場合、順潮流閾値が低い方のパワーコンディショナに出力が集中する。図8に示す例においては、第1電源装置(蓄電池)71の第1パワーコンディショナ70に出力が集中し、第2電源装置(燃料電池)81の第2パワーコンディショナ80の出力はゼロとなっているが、ユーザが燃料電池による出力を蓄電池による出力よりも優先させることを望んでいる場合、この結果は好ましいものではない。
このように図6のような構成では、複数のパワーコンディショナの出力を、必ずしもユーザの所望する優先順位にさせることができなかった。
かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、複数のパワーコンディショナが系統に連系接続される分散電源システムにおいて、パワーコンディショナの出力を、ユーザの所望する優先順位とすることができる電力管理装置を提供することにある。
本発明の実施形態に係る電力管理装置は、第1電源装置の出力を制御する第1パワーコンディショナと、前記第1パワーコンディショナに接続された第1電流センサと、第2電源装置の出力を制御する第2パワーコンディショナと、前記第2パワーコンディショナに接続された第2電流センサとを備え、前記第1電流センサ及び前記第2電流センサが系統からの電流を同じ順潮流として検出する位置に設置されている分散電源システムにおいて、前記第1パワーコンディショナ及び前記第2パワーコンディショナを制御する電力管理装置であって、前記第1パワーコンディショナと前記第2パワーコンディショナの出力の優先順位に基づいて、前記第1パワーコンディショナの逆潮流防止用の第1順潮流閾値と、前記第2パワーコンディショナの逆潮流防止用の第2順潮流閾値とを設定する制御部を備えるものである。
本発明の実施形態に係る電力管理装置によれば、複数のパワーコンディショナが系統に連系接続される分散電源システムにおいて、パワーコンディショナの出力を、ユーザの所望する優先順位とすることができる。
本発明の第1実施形態に係る電力管理装置を含む分散電源システムの概略構成を示す図である。 図1の電力管理装置の概略構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る電力管理装置を含む分散電源システムの概略構成を示す図である。 図3の電力管理装置の概略構成を示す図である。 従来の分散電源システムの概略構成の一例を示す図である。 従来の分散電源システムの概略構成の他の例を示す図である。 図6の構成におけるパワーコンディショナの出力制御のフローチャートである。 図6の構成における出力の変化を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る電力管理装置100を含む分散電源システム1の概略構成を示す図である。図1において、各機能ブロックを結ぶ実線は主に電力線を示し、破線は主に通信線又は信号線を示す。
分散電源システム1は、電力管理装置100と、第1パワーコンディショナ10と、第1電源装置11と、第1電流センサ12と、第2パワーコンディショナ20と、第2電源装置21と、第2電流センサ22と、一般負荷30とを備える。なお、本実施形態においては、第1電源装置11は蓄電池であり、第2電源装置21は燃料電池であるものとする。また、本実施形態においては、第1パワーコンディショナ10と第2パワーコンディショナ20の2台のパワーコンディショナが系統40に連系している構成を示しているが、3台以上のパワーコンディショナが系統40に連系している構成であってもよい。
電力管理装置100は、第1パワーコンディショナ10及び第2パワーコンディショナ20と、有線又は無線により接続し通信を行う。電力管理装置100は、第1パワーコンディショナ10及び第2パワーコンディショナ20から各種情報を取得し、また、第1パワーコンディショナ10及び第2パワーコンディショナ20を制御する。電力管理装置100の構成及び機能の詳細については後述する。
第1パワーコンディショナ10は、第1電源装置11の出力を制御する。第1パワーコンディショナ10は、第1電源装置11から供給される直流電力を交流電力に変換し、一般負荷30に供給する。また、第1パワーコンディショナ10は、系統40又は第2パワーコンディショナ20から供給される交流電力を直流電力に変換して第1電源装置11に供給し、蓄電池である第1電源装置11を充電する。
第1パワーコンディショナ10は、逆潮流を防止するための第1順潮流閾値を有する。第1パワーコンディショナ10は、第1電流センサ12から順潮流の値を取得し、順潮流の値が第1順潮流閾値に近づくように自身の出力を制御する。すなわち、第1パワーコンディショナ10は、第1電流センサ12から取得した順潮流の値が第1順潮流閾値より大きい場合は、自身の出力を増加させるように制御し、第1電流センサ12から取得した第1順潮流の値が順潮流閾値より小さい場合は、自身の出力を低減させるように制御する。
第1電源装置11は蓄電池であり、放電することによって第1パワーコンディショナ10に直流電力を供給する。また、第1電源装置11は、第1パワーコンディショナ10から供給される直流電力によって充電される。
第1電流センサ12は、第1パワーコンディショナ10に有線又は無線によって接続され、検出した順潮流の値を第1パワーコンディショナ10に送信する。なお、第1電流センサ12及び第2電流センサ22は、系統40からの電流を同じ順潮流として検出する位置に設置される。
第2パワーコンディショナ20は、第2電源装置21の出力を制御する。第2パワーコンディショナ20は、第2電源装置21から供給される直流電力を交流電力に変換し、一般負荷30に供給する。
第2パワーコンディショナ20は、逆潮流を防止するための第2順潮流閾値を有する。第2パワーコンディショナ20は、第2電流センサ22から順潮流の値を取得し、順潮流の値が第2順潮流閾値に近づくように自身の出力を制御する。すなわち、第2パワーコンディショナ20は、第2電流センサ22から取得した順潮流の値が第2順潮流閾値より大きい場合は、自身の出力を増加させるように制御し、第2電流センサ22から取得した順潮流の値が第2順潮流閾値より小さい場合は、自身の出力を低減させるように制御する。
第2電源装置21は燃料電池であり、水素を用いて空気中の酸素との化学反応により直流電力を発電し、発電した直流電力を第2パワーコンディショナ20に供給する。
第2電流センサ22は、第2パワーコンディショナ20に有線又は無線によって接続され、検出した順潮流の値を第2パワーコンディショナ20に送信する。
一般負荷30は、系統40に接続された例えば電気機器などである。図1においては1台の一般負荷30が系統40に接続されている構成を示しているが、一般負荷30は、2台以上であってもよい。
続いて、図2を参照して、電力管理装置100の構成及び機能の詳細について説明する。図2に示すように、電力管理装置100は、通信部101と、操作部102と、記憶部103と、制御部104とを備える。
通信部101は、有線又は無線により第1パワーコンディショナ10及び第2パワーコンディショナ20と接続され、例えば、ECHONET Lite(登録商標)のような所定の通信プロトコルにより第1パワーコンディショナ10及び第2パワーコンディショナ20と通信を行う。
操作部102は、例えばタッチパネルとして構成され、表示部としての機能も兼ねる。操作部102は、第1パワーコンディショナ10と第2パワーコンディショナ20のどちらの出力を優先させるか(すなわち、蓄電池である第1電源装置11と燃料電池である第2電源装置21のどちらの出力を優先させるか)についてのユーザからの入力を受け付ける。例えば、操作部102がタッチパネルである場合、どちらのパワーコンディショナを優先させるかを選択させるための操作ボタンを表示してもよい。なお、表示部が操作部102とは独立して設けられる構成であってもよい。
記憶部103は、様々な種類のパワーコンディショナの設定可能な順潮流閾値の情報を保存しておくことができる。また、記憶部103は、パワーコンディショナが設定変更できない機種である場合(例えば、設定可能な情報が取得できないケース)、順潮流閾値の設定機能がない(以下、設定不可の機種)との情報を格納しておくこともできる。
制御部104は、電力管理装置100全体を制御及び管理するものであり、例えばプロセッサにより構成することができる。この場合、記憶部103はプロセッサの内部メモリであってもよい。以降の説明においては、制御部104がプロセッサであるとし、情報を取得するとは内部メモリである記憶部103から情報を読み出すことを指すものとする。
制御部104は、通信部101を介して、第1パワーコンディショナ10及び第2パワーコンディショナ20から、設定可能な順潮流閾値、及び、現在設定されている順潮流閾値などの情報を取得する。
なお、記憶部103が様々な種類のパワーコンディショナの設定可能な順潮流閾値や設定不可の機種であるとの情報を保存している場合、制御部104は、第1パワーコンディショナ10及び第2パワーコンディショナ20から設定可能な順潮流閾値の値を取得する代わりに、第1パワーコンディショナ10及び第2パワーコンディショナ20の型番の情報を取得し、型番の情報に基づいて、記憶部103から設定可能な順潮流閾値や設定不可であることの情報を取得してもよい。
制御部104は、出力の優先順位が高く設定されているパワーコンディショナの順潮流閾値の方が、他方のパワーコンディショナの順潮流閾値よりも小さくなるように第1順潮流閾値及び第2順潮流閾値を決定し、通信部101を介して第1パワーコンディショナ10及び第2パワーコンディショナ20に送出し、第1順潮流閾値及び第2順潮流閾値を設定する。この際、制御部104は、例えば一方のパワーコンディショナが設定不可の機種である場合などは、設定不可のパワーコンディショナの順潮流閾値は変更せず、設定可能なパワーコンディショナの順潮流閾値のみを設定して、上記関係を満たすようにしてもよい。なお、上記関係を満たすように第1順潮流閾値及び第2順潮流閾値を設定する場合、現在設定されている順潮流閾値と同じ値であるため変更の必要がない場合もある。このような実質的な値の変更が生じない場合も、本説明における「第1順潮流閾値(第2順潮流閾値)を設定する」との表現の意味するところに含まれるものとする。
制御部104は、第1順潮流閾値及び第2順潮流閾値を設定する際、第1パワーコンディショナ10及び第2パワーコンディショナ20から現在設定されている順潮流閾値の情報を取得してから、現在の順潮流閾値に応じて順潮流閾値を設定してもよいし、現在設定されている順潮流閾値の情報を取得せずに、順潮流閾値を設定してもよい。
制御部104は、例えば第2パワーコンディショナ20の出力を第1パワーコンディショナ10の出力より優先させる場合に、「第1順潮流閾値>第2順潮流閾値」との関係を満たす順潮流閾値の組み合わせが複数通りある場合、第1順潮流閾値及び第2順潮流閾値の値が最も小さくなる組み合わせを選択して設定してもよい。これにより、系統40からの買電電力量を低減することができる。
また、パワーコンディショナの出力の優先順位は、時間や発電状況などの条件に依存するようにしてもよい。例えば、昼間と夜間で、優先順位が反対となる設定としてもよい。この場合、制御部104は、時間帯に応じて、第1順潮流閾値及び第2順潮流閾値の設定値を変更する。また、例えば、系統40にさらに太陽光発電装置が並列に接続している場合、太陽光発電装置の発電状況に応じて優先順位が変わるようにしてもよい。
以下、燃料電池である第2電源装置21の電力を変換する第2パワーコンディショナ20の出力の優先順位が高い場合について具体例を挙げて説明する。
例えば、第1パワーコンディショナ10は、第1順潮流閾値のデフォルト値が20Wであり、10/20/30/40Wのいずれかに第1順潮流閾値を設定可能であるとする。また、第2パワーコンディショナ20は、第2順潮流閾値が30Wに固定であるとする。この場合、制御部104は、第1順潮流閾値を、30Wよりも大きい40Wに設定する。
また、例えば、第1パワーコンディショナ10は、第1順潮流閾値が20Wに固定であるとする。また、第2パワーコンディショナ20は、第2順潮流閾値のデフォルト値が30Wであり、10/20/30/40Wのいずれかに第2順潮流閾値を設定可能であるとする。この場合、制御部104は、第2順潮流閾値を、20Wよりも小さい10Wに設定する。
このように、本実施形態によれば、制御部104は、第1パワーコンディショナ10と第2パワーコンディショナ20の出力の優先順位に基づいて、第1順潮流閾値及び第2順潮流閾値を設定する。これにより、複数のパワーコンディショナが系統40に連系接続される分散電源システム1において、第1パワーコンディショナ10及び第2パワーコンディショナ20の出力を、ユーザの所望する優先順位とすることができる。例えば、燃料電池である第2電源装置21の出力を、蓄電池である第1電源装置11の出力より優先させたい場合は、第2順潮流閾値を第1順潮流閾値よりも小さい値に設定することにより、これを実現できる。また、この際、第2電流センサ22が、第2パワーコンディショナ20と第1パワーコンディショナ10の間には設置されていないため、燃料電池である第2電源装置21の発電電力で蓄電池である第1電源装置11を充電することも可能である。また、制御部104は、例えば、第1パワーコンディショナ10及び第2パワーコンディショナ20の設置時に、所望の優先順位に基づいて第1順潮流閾値及び第2順潮流閾値を設定することができる。これにより、第1パワーコンディショナ10及び第2パワーコンディショナ20の設置時から、所望の優先順位で、第1電源装置11及び第2電源装置21を出力させることができる。
[第2実施形態]
図3は、本発明の第2実施形態に係る電力管理装置150を含む分散電源システム2の概略構成を示す図である。図3において、各機能ブロックを結ぶ実線は主に電力線を示し、破線は主に通信線又は信号線を示す。
分散電源システム2は、電力管理装置150と、第1パワーコンディショナ10と、第1電源装置11と、第1電流センサ12と、第2パワーコンディショナ20と、第2電源装置21と、第2電流センサ22と、一般負荷30と、外部サーバ50と、外部メモリ60とを備える。なお、本実施形態においては、第1電源装置11は蓄電池であり、第2電源装置21は燃料電池であるものとする。また、本実施形態においては、第1パワーコンディショナ10と第2パワーコンディショナ20の2台のパワーコンディショナが系統40に連系している構成を示しているが、3台以上のパワーコンディショナが系統40に連系している構成であってもよい。
第2実施形態においては、第1実施形態と相違する部分について主に説明し、第1実施形態と共通又は類似する内容については、適宜、説明を省略する。
第2実施形態は、分散電源システム2が外部サーバ50及び外部メモリ60を備え、また、図4に示すように、電力管理装置150がインタフェース105を備える点で、第1実施形態と相違する。
外部サーバ50は、様々な種類のパワーコンディショナの順潮流閾値の最新の情報を保存している。電力管理装置150の通信部101はネットワークを介して外部サーバ50と接続しており、制御部104は、通信部101を介して、外部サーバ50から所望のパワーコンディショナの設定可能な順潮流閾値の最新の情報を取得することができる。
このように、電力管理装置150が外部サーバ50からパワーコンディショナの順潮流閾値の最新の情報を取得することにより、最新機種のパワーコンディショナに対応することが容易となる。また、記憶部103に大量のパワーコンディショナの順潮流閾値の情報を保存しておく必要がなくなるため、記憶部103の容量を低減することが可能となる。なお、外部サーバ50は、パワーコンディショナが設定不可の機種であることや、順潮流閾値の定格情報も保存しているようにすれば、電力管理装置150が設定可能な順潮流閾値をより最適化することができる。
外部メモリ60は、例えばUSBメモリであり、パワーコンディショナの順潮流閾値の情報を格納している。制御部104は、インタフェース105を介して、外部メモリ60から、パワーコンディショナの順潮流閾値の情報を取得することができる。このように外部メモリ60を利用することで、例えば、ネットワークが未設定で電力管理装置150が外部サーバ50と接続していないような場合であっても、外部からパワーコンコンディショナの順潮流閾値の最新の情報を取得することができる。なお、外部メモリ60は、パワーコンディショナが設定不可の機種であることや、順潮流閾値の定格情報も保存しているようにしてもよい。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部やステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、本発明について装置を中心に説明してきたが、本発明は装置の各構成部が実行するステップを含む方法、装置が備えるプロセッサにより実行される方法、プログラム、又はプログラムを記録した記憶媒体としても実現し得るものであり、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
例えば、上述の実施形態において、電力管理装置100及び電力管理装置150は、第1パワーコンディショナ10及び第2パワーコンディショナ20の外部の機器であるものとして説明したが、電力管理装置100又は電力管理装置150の機能が、第1パワーコンディショナ10又は第2パワーコンディショナ20の内部に組み込まれている構成であってもよい。この場合、2台のパワーコンディショナ間の通信は専用線による通信としてもよい。
10 第1パワーコンディショナ
11 第1電源装置
12 第1電流センサ
20 第2パワーコンディショナ
21 第2電源装置
22 第2電流センサ
30 一般負荷
40 系統
50 外部サーバ
60 外部メモリ
100 電力管理装置
101 通信部
102 操作部
103 記憶部
104 制御部
105 インタフェース
150 電力管理装置

Claims (8)

  1. 第1電源装置の出力を制御する第1パワーコンディショナと、
    前記第1パワーコンディショナに接続された第1電流センサと、
    第2電源装置の出力を制御する第2パワーコンディショナと、
    前記第2パワーコンディショナに接続された第2電流センサとを備え、
    前記第1電流センサ及び前記第2電流センサが系統からの電流を同じ順潮流として検出する位置に設置されている分散電源システムにおいて、前記第1パワーコンディショナ及び前記第2パワーコンディショナを制御する電力管理装置であって、
    前記第1パワーコンディショナと前記第2パワーコンディショナの出力の優先順位に基づいて、前記第1パワーコンディショナの逆潮流防止用の第1順潮流閾値と、前記第2パワーコンディショナの逆潮流防止用の第2順潮流閾値とを設定する制御部を備える電力管理装置。
  2. 請求項1に記載の電力管理装置において、前記制御部は、前記優先順位が高い方のパワーコンディショナの順潮流閾値が他方のパワーコンディショナの順潮流閾値よりも小さくなるように、前記第1順潮流閾値及び前記第2順潮流閾値を設定することを特徴とする電力管理装置。
  3. 請求項2に記載の電力管理装置において、前記制御部は、前記優先順位が高い方のパワーコンディショナの順潮流閾値が他方のパワーコンディショナの順潮流閾値よりも小さくなる関係を満たす前記第1順潮流閾値及び前記第2順潮流閾値の組み合わせの中で、前記第1順潮流閾値及び前記第2順潮流閾値が最も小さくなる組み合わせを選択して、前記第1順潮流閾値及び前記第2順潮流閾値を設定することを特徴とする電力管理装置。
  4. 請求項1から3のいずれ1項に記載の電力管理装置において、前記制御部は、設定可能な前記第1順潮流閾値及び前記第2順潮流閾値の情報を、前記第1パワーコンディショナ及び前記第2パワーコンディショナからそれぞれ取得することを特徴とする電力管理装置。
  5. 請求項1から3のいずれ1項に記載の電力管理装置において、前記制御部は、設定可能な前記第1順潮流閾値及び前記第2順潮流閾値の情報を、前記電力管理装置にネットワークを介して接続された外部サーバから取得することを特徴とする電力管理装置。
  6. 請求項1から3のいずれ1項に記載の電力管理装置において、
    外部メモリと接続可能なインタフェースをさらに備え、
    前記制御部は、設定可能な前記第1順潮流閾値及び前記第2順潮流閾値の情報を、前記外部メモリから前記インタフェースを介して取得することを特徴とする電力管理装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の電力管理装置において、前記制御部は、前記第1順潮流閾値及び前記第2順潮流閾値のうち、いずれか一方のみを設定することを特徴とする電力管理装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の電力管理装置において、前記優先順位は、時間及び/又は発電状況に依存して設定されていることを特徴とする電力管理装置。
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