JP2017084966A - 遷移金属を含む膜をエッチングする方法及び基板処理装置 - Google Patents

遷移金属を含む膜をエッチングする方法及び基板処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017084966A
JP2017084966A JP2015211812A JP2015211812A JP2017084966A JP 2017084966 A JP2017084966 A JP 2017084966A JP 2015211812 A JP2015211812 A JP 2015211812A JP 2015211812 A JP2015211812 A JP 2015211812A JP 2017084966 A JP2017084966 A JP 2017084966A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
transition metal
film
etching
plasma generation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015211812A
Other languages
English (en)
Inventor
遼 美山
Ryo Miyama
遼 美山
誠二 寒川
Seiji Sagawa
誠二 寒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Tohoku Techno Arch Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Tohoku Techno Arch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd, Tohoku Techno Arch Co Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2015211812A priority Critical patent/JP2017084966A/ja
Publication of JP2017084966A publication Critical patent/JP2017084966A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Plasma Technology (AREA)
  • ing And Chemical Polishing (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Hall/Mr Elements (AREA)

Abstract

【課題】遷移金属を含む膜を低温でエッチングし、且つ、エッチング速度やスループットを従来に比べ向上させることが可能な遷移金属を含む膜をエッチングする方法を提供する。【解決手段】基板処理装置を用いて遷移金属を含む膜を異方的にエッチングする方法であって、該方法は、前記プラズマ生成室において酸素を含有する第1のガスのプラズマを発生させることにより、前記膜を有する被処理体を収容した前記処理室に、酸素原子の中性粒子を供給する工程と、前記処理室に第2のガスを供給して、前記酸素原子の中性粒子を供給する工程において酸化された遷移金属を錯化させる工程と、前記プラズマ生成室において希ガスのプラズマを生成させることにより、前記処理室に希ガス原子の中性粒子を供給する工程と、を含み、前記第2のガスは、βジケトン系ガスを含む。【選択図】図1

Description

本発明の種々の側面及び実施形態は、遷移金属を含む膜をエッチングする方法及び基板処理装置に関するものである。
電子デバイスの製造においては、被処理体の被エッチング層にパターンを形成するために当該被エッチング層をエッチングする処理が行われる。近年、被エッチング層として、遷移金属を含む膜をエッチングする試みが行われている。このような膜は、例えば、MTJ(磁気トンネル接合)素子の一部を構成する膜として用いられ得る。
遷移金属を含む膜のエッチングには、一般的にArイオンミリング法が用いられている。しかしながら、Arイオンミリング法は、微細加工が困難であり、エッチング生成物が被処理体に再付着するという問題も生じ得る。このため、ハロゲンガスを用いたプラズマエッチングによって遷移金属を含む膜をエッチングすることも行われている。このような技術については、特許文献1に記載されている。
但し、ハロゲンガスを用いたプラズマエッチング法では、遷移金属とハロゲン元素との反応を促進させるために、また、エッチング生成物、即ち、ハロゲン化物を気化させて排気するために、高温環境下でエッチングを進行させる必要がある。そのため、高温環境下において熱やプラズマにより製造しようとするデバイスにダメージが生じるといった問題がある。この点に鑑み、特許文献2には、低温でエッチングを行うために中性子ビームを用いる技術が創案されている。
一方で、遷移金属を含む膜のエッチングにおいては、エッチング速度の向上が望まれている。この点に鑑み、特許文献3には、金属膜のエッチング速度を向上させるドライエッチング方法として、β−ジケトンを含むエッチングガスを用いる技術が開示されている。
特開2003−282844号公報 特開2014−209552号公報 特開2014−236096号公報
上述したように、特許文献1に記載されたハロゲンガスを用いたプラズマエッチングでは、遷移金属とハロゲン元素との反応を促進させるために、また、エッチング生成物、即ち、ハロゲン化物を気化させて排気するために、高温環境下でエッチングを進行させる必要がある。しかしながら、高温環境下でのプラズマエッチングは、製造しようとするデバイスにダメージを与え得る。
また、上記特許文献2に記載の技術では、ビームを衝突させることなくウェハ(被処理体)に入射させるために、低圧でのプロセスが必要となり、錯化ガスの供給が少量となり、錯体反応速度が低下し、エッチング速度やスループットが低下してしまうといった問題がある。また、特許文献2の技術では、錯化ガスとしてカルボン酸あるいはエタノールを用いており、遷移金属と反応した際に蒸気圧の高い有機金属錯体が形成されない恐れがある。
また、上記特許文献3に記載の技術では、等方的にエッチングが行われるため、半導体デバイスの製造には向かないといった問題がある。
このような問題に鑑み、本発明の目的は、遷移金属を含む膜を低温でエッチングし、且つ、エッチング速度やスループットを従来に比べ向上させることが可能な遷移金属を含む膜を異方的にエッチングする方法を提供することにある。
前記の目的を達成するため、本発明によれば、基板処理装置を用いて遷移金属を含む膜を異方的にエッチングする方法であって、前記基板処理装置は、処理室及びプラズマ生成室を画成する処理容器と、前記処理室と前記プラズマ生成室との間に設けられており、前記処理室と前記プラズマ生成室とを連通させる複数の開口を有し、紫外線に対する遮蔽性を有する遮蔽部と、を備えており、該方法は、前記プラズマ生成室において酸素を含有する第1のガスのプラズマを発生させることにより、前記膜を有する被処理体を収容した前記処理室に、酸素原子の中性粒子を供給する工程と、前記処理室に第2のガスを供給して、前記酸素原子の中性粒子を供給する工程において酸化された遷移金属を錯化させる工程と、前記プラズマ生成室において希ガスのプラズマを生成させることにより、前記処理室に希ガス原子の中性粒子を供給する工程と、を含み、前記第2のガスは、βジケトン系ガスを含むことを特徴とする、遷移金属を含む膜を異方的にエッチングする方法が提供される。
前記第2のガスは、HO、H、アルコールのいずれか1種類以上を含んでも良い。
前記遷移金属を錯化させる工程と前記希ガス原子の中性粒子を供給する工程が同時に行われても良い。
前記酸素原子の中性粒子を供給する工程、前記遷移金属を錯化させる工程、及び前記希ガス原子の中性粒子を供給する工程とが、同時に行われても良い。
少なくとも前記遷移金属を錯化させる工程と前記希ガス原子の中性粒子を供給する工程を含むサイクルが繰り返されても良い。
前記被処理体は、前記膜上にマスクを有しており、該マスクは窒化膜から構成されても良い。
また、別の観点からの本発明によれば、遷移金属を含む膜を異方的にエッチングする基板処理装置であって、前記基板処理装置は、処理室及びプラズマ生成室を画成する処理容器と、前記処理室と前記プラズマ生成室との間に設けられており、前記処理室と前記プラズマ生成室とを連通させる複数の開口を有し、紫外線に対する遮蔽性を有する遮蔽部と、を備えており、前記プラズマ生成室において酸素を含有する第1のガスのプラズマを発生させ、前記膜を有する被処理体を収容した前記処理室に、酸素原子の中性粒子を供給するための第1のガスソースG1と、前記プラズマ生成室において希ガスのプラズマを生成させることにより、前記処理室に希ガス原子の中性粒子を供給するための第2のガスソースG2と、前記処理室に第2のガスを供給して、酸化された遷移金属を錯化させるための第3のガスソースG3と、を含み、前記ガスソースG3によって供給される第2のガスは、βジケトン系ガスを含むことを特徴とする、基板処理装置が提供される。
前記第2のガスは、HO、H、アルコールのいずれか1種類以上を含んでも良い。
本発明によれば、遷移金属を含む膜を低温で異方的にエッチングし、且つ、エッチング速度やスループットを従来に比べ向上させることが可能となる。
一実施形態に係る遷移金属を含む膜をエッチングする方法の流れ図である。 基板処理装置の一例を示す図である。 図1に示す方法の各工程を説明するための図である。 基板処理装置の別の一例を示す図である。 スロット板の一例を示す平面図である。 錯化ガスの一例を示す構造式である。 実験例1及び比較実験例1の評価結果を示すグラフである。
以下、図面を参照して種々の実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。
図1は、一実施形態に係る遷移金属を含む膜をエッチングする方法の流れ図である。図1に示すように一実施形態に係る遷移金属を含む膜をエッチングする方法MT1は、工程ST1〜工程ST3を含んでいる。工程ST1では、遷移金属を含む膜(以下、「遷移金属膜」ということがある)を有する被処理体を収容した処理室に、酸素原子の中性粒子が供給される。これにより、遷移金属膜が酸化される。続く工程ST2において、処理室にガスが供給され、酸化された膜中の遷移金属が錯化される。続く工程ST3において、処理室に希ガス原子の中性粒子が供給される。この工程ST3では、工程ST2で形成された金属錯体が除去される。これにより、遷移金属膜がエッチングされる。
一実施形態においては、工程ST4において方法MT1の終了条件が満たされるか否かが判定される。例えば、工程ST2と工程ST3を含むサイクルが所定回数実施されたか否かが判定される。終了条件が満たされない場合には、工程ST2からの処理が繰り返される。一方、終了条件が満たされる場合には、方法MT1は終了する。このように、上記サイクルを複数回繰り返すことで、厚い膜をエッチングすることが可能となる。なお、別の実施形態では、工程ST1〜ST3を含むサイクルが所定回数繰り返されてもよい。
別の実施形態においては、工程ST2と工程ST3とが同時に実施され得る。この場合には、工程ST4は不要となり得る。工程ST2と工程ST3とを同時に実施することにより、スループットが改善され、比較的厚い膜のエッチングに要する時間が短縮され得る。また、更なる実施形態では、工程ST1、工程ST2、及び工程ST3の全てが同時に実施され得る。この実施形態によれば、スループットを更に改善することができる。
以下、上述した実施形態の方法の実施に用いることが可能な基板処理装置の一例について説明する。図2は、基板処理装置の一例を示す図である。図2に示す基板処理装置10(以下「装置10」とも記載)は、処理容器12を備えている。処理容器12は、軸線Zが延びる方向(以下、「軸線Z方向」という)に延在する略筒形状の容器であり、その内部に空間を画成している。この空間は、プラズマ生成室S1、及び、当該プラズマ生成室S1の下方に設けられた処理室S2を含んでいる。
一実施形態においては、処理容器12は、第1側壁12a、第2側壁12b、底部12c、及び蓋部12dを含み得る。これら処理容器12を構成する部材は、接地電位に接続されている。
第1側壁12aは、軸線Z方向に延在する略筒形状を有しており、プラズマ生成室S1を画成している。第1側壁12aの上端は開口している。第1側壁12a上には、当該第1側壁12aの開口を閉じるよう、蓋部12dが設けられている。また、蓋部12dの下面には、円盤形状の電極板ELが取り付けられている。蓋部12d及び電極板ELには、軸線Zに沿って当該蓋部12d及び電極板ELを貫通する孔が形成されており、当該孔には、プラズマ生成室S1に接続するよう管P1が通されている。
管P1には、バルブV11、マスフローコントローラといった流量制御器M1、及びバルブV12を介して、ガスソースG1が接続されている。また、管P1には、バルブV21、マスフローコントローラといった流量制御器M2、及びバルブV22を介して、ガスソースG2が接続されている。ガスソースG1は、酸素を含有するガス(以下、「酸素含有ガス」という)のソースであり、例えば、Oガスのソースである。また、ガスソースG2は、希ガスのソースであり、例えば、Arガスのソースである。装置10では、ガスソースG1からの酸素含有ガス及びガスソースG2からの希ガスのうち少なくとも一種を選択的にプラズマ生成室S1に供給することが可能である。
第1側壁12aの周囲には、コイルCLが巻き回されている。コイルCLの一端はグランドに接続されており、コイルCLの他端は、高周波電源RFGに接続されている。装置10では、コイルCLに高周波電源RFGから電力を供給することにより、プラズマ生成室S1内に誘導磁界を発生させることができる。これにより、プラズマ生成室S1内に供給されたガスを励起することができ、プラズマ生成室S1内においてプラズマを発生させることができる。
上述した第1側壁12aの下方には、当該第1側壁12aに連続して第2側壁12bが延在している。第2側壁12bは、軸線Z方向に延在する略円筒形状を有しており、処理室S2を画成している。装置10は、この処理室S2内に、載置台36を更に備えている。載置台36は、その上面において被処理体Wを支持し得る。一実施形態においては、載置台36は、処理容器12の底部12cから軸線Z方向に延在する支持体38によって支持されている。この載置台36は、静電チャックといった吸着保持機構、並びに、チラーユニットに接続された冷媒流路及びヒータといった温度制御機構を備え得る。
また、処理室S2内には、載置台36の上方において軸線Z中心に環状に延在する管P21が設けられている。この管P21には、処理室S2にガスを噴射する複数の噴射口H2が形成されている。管P21には、第2側壁12bを貫通して処理容器12の外部まで延在する管P22が接続している。この管P22には、バルブV31、マスフローコントローラといった流量制御器M3、及びバルブV32を介して、ガスソースG3が接続している。ガスソースG3は、酸化された遷移金属を錯化させるためのガス(以下、「錯化ガス」という)のソースである。この装置10では、ガスソースG3からの錯化ガスを処理室S2に供給することが可能である。ガスソースG3によって供給される錯化ガスは、β−ジケトン系ガスであることが望ましい。また、β−ジケトン系ガスに加え、HO又はHを含んでいてもよく、或いは、アルコールを含んでいてもよい。なお、β−ジケトン系ガス以外にシクロペンタジエニル系のガスを用いることも可能である。その場合、βジケトン系ガスおよびシクロペンタジエニル系のガスの少なくとも一方を含んでいてもよい。
β−ジケトン系ガスとしては、例えばヘキサフルオロアセチルアセトン(HFAc)、トリフルオロアセチルアセトン(TFAc)、アセチルアセトン(AcAc)等が挙げられる。また、シクロペンタジエニル系のガスとしては、例えばシクロペンタジエン等が挙げられる。図6(a)〜(f)は、これら錯化ガスの一例を示す構造式である。
また、底部12cには処理室S2に接続するよう排気管48が通されている。この排気管48には、圧力調整器50及び減圧ポンプ52が接続されている。これら圧力調整器50及び減圧ポンプ52は、排気装置を構成している。装置10では、圧力調整器50及び減圧ポンプ52を動作させ、プラズマ生成室S1に供給されるガスの流量及び処理室S2に供給されるガスの流量を調整することにより、プラズマ生成室S1の圧力及び処理室S2の圧力を調整することが可能となっている。
この装置10では、プラズマ生成室S1と処理室S2との間に遮蔽部40が設けられている。遮蔽部40は、略円盤状の部材であり、当該遮蔽部40には、プラズマ生成室S1と処理室S2とを連通させる複数の開口40hが形成されている。
遮蔽部40は、例えば、第1側壁12aによって支持される。一実施形態においては、遮蔽部40は、絶縁性部材60と絶縁性部材62との間に挟持されており、これら絶縁性部材60,62を介して、第1側壁12aに支持されている。したがって、一実施形態では、遮蔽部40は、第1側壁12aから電気的に分離されている。
遮蔽部40は、プラズマ生成室S1において発生した紫外線に対する遮蔽性を有する。即ち、遮蔽部40は、紫外線を透過しない材料から構成され得る。また、一実施形態においては、遮蔽部40は、プラズマ生成室S1において発生したイオンが開口40hを画成する内壁面によって反射されつつ当該開口40hを通過するときに、当該イオンに電子を供与する。これにより、遮蔽部40は、イオンを中性化し、中性化されたイオン、即ち中性粒子を処理室S2に放出する。一実施形態においては、遮蔽部40は、アルミニウム製の部材、又は、表面がアルマイト処理された又は表面にイットリア膜を設けたアルミニウム製の部材であってもよい。
一実施形態においては、遮蔽部40には、バイアス電力を当該遮蔽部40に与えるためのバイアス電源PGが接続されていてもよい。バイアス電源PGは、高周波バイアス電力を発生する高周波電源であってもよい。或いは、バイアス電源PGは、直流電源であってもよい。バイアス電源PGによって遮蔽部40に電力が与えられると、プラズマ生成室S1において発生したイオンは、遮蔽部40に向けて加速される。その結果、遮蔽部40を通過する粒子の速度が高められる。
また、一実施形態においては、電極板ELに直流電源DCGが接続されていてもよい。直流電源DCGに直流電圧を与えることによっても、プラズマ生成室S1において発生したイオンを遮蔽部40に向けて加速させることが可能である。
図2に示すように、一実施形態においては、装置10は、制御部Cntを更に備え得る。制御部Cntは、プログラム可能なコンピュータ装置といった制御器であり得る。制御部Cntは、レシピに基づくプログラムに従って装置10の各部を制御し得る。例えば、制御部Cntは、バルブV11,V12に制御信号を送出して、ガスソースG1からの酸素含有ガスの供給及び供給停止を制御することができ、流量制御器M1に制御信号を送出して、ガスソースG1からの酸素含有ガスの流量を制御することができる。また、制御部Cntは、バルブV21,V22に制御信号を送出して、ガスソースG2からの希ガスの供給及び供給停止を制御することができ、流量制御器M2に制御信号を送出して、ガスソースG2からの希ガスの流量を制御することができる。また、制御部Cntは、バルブV31,V32に制御信号を送出して、ガスソースG3からの錯化ガスの供給及び供給停止を制御することができ、流量制御器M3に制御信号を送出して、ガスソースG3からの錯化ガスの流量を制御することができる。また、制御部Cntは、圧力調整器50に制御信号を送出して、排気量を制御することができる。さらに、制御部Cntは、高周波電源RFGに制御信号を送出して、高周波電力を調整し、バイアス電源PGに制御信号を送出して、遮蔽部40へのバイアス電力の供給及び供給停止、更には、バイアス電力を調整することが可能である。更には、制御部Cntは、載置台36の温度制御機構を制御して、被処理体Wの温度を制御することも可能である。
また、一実施形態においては、装置10は、質量分析計(QMS)70を更に備え得る。質量分析計70は、処理室S2内に設けられ得る。この質量分析計70は、処理室S2内において存在する錯体又は錯化ガスの量を検出し、当該量を示す出力信号を制御部Cntに出力する。制御部Cntは、質量分析計70からの出力信号を受け、当該出力信号に基づき、処理室S2内に存在する錯体又は錯化ガスの量の変化を検出する。制御部Cntは、例えば、錯体の量が減少しているときに、方法MT1の実施を終了させることができる。或いは、制御部Cntは、錯化ガスの量が増加するときに、方法MT1の実施を終了させることができる。遷移金属膜のエッチングの終点を迎えると、処理室S2内に存在する錯体の量が減少し、一方、錯化ガスがエッチングによって消費されなくなるので、錯化ガスの量は増加する。したがって、質量分析計70の出力信号を利用することにより、遷移金属膜のエッチングの終点を検出することが可能となる。
以下、図1及び図2と共に、図3を参照して、一実施形態に係る方法MT1についてより詳細に説明する。図3は、図1に示す方法の各工程を説明するための図である。方法MT1では、まず、被処理体Wが処理室S2内に収容され、載置台36上に載置される。ここでは、図3の(a)に示すように、被処理体Wは、下地層UL及び遷移金属を含む膜MLを有するものとする。膜MLは、下地層UL上に設けられている。この膜ML上には、マスクMSKが設けられている。膜MLを構成する遷移金属は、例えば、Ta(タンタル)、Ru(ルテニウム)、Pt(白金)、Pd(パラジウム)、Co(コバルト)、Fe(鉄)などであってもよい。また、膜MLを構成する金属は、例えば、CoFeB(コバルト鉄ボロン)、PtMn(白金マンガン)、IrMn(イリジウムマンガン)、FePt(鉄白金)、FePd(鉄パラジウム)、TbFeCo(テルビウム鉄コバルト)などといった合金であってもよい。また、マスクMSKは、例えば、Ta、TiN(窒化チタン)などから構成され得る。一実施形態においては、マスクMSKは、SiN、TiN、又はTaNといった窒化膜から構成され得る。窒化膜は酸素の中性粒子に対して酸化し難い性質を有する。したがって、マスクMSKを窒化膜から構成することにより、マスクMSKの酸化を抑制することができ、その結果、マスクMKのエッチングを抑制することができる。即ち、マスクMKに対する膜MLのエッチングの選択比を向上させることが可能となる。
次いで、方法MT1では、工程ST1において、処理室S2に酸素原子の中性粒子が供給される。装置10で方法MT1を実施する場合には、ガスソースG1から酸素含有ガスがプラズマ生成室S1に供給され、高周波電源RFGからの高周波電力がコイルCL与えられる。これにより、プラズマ生成室S1において、酸素含有ガスのプラズマが生成される。このプラズマ中の酸素の活性種、例えば、イオンが遮蔽部40を通過するときに、当該活性種は中性化され、処理室S2には酸素原子の中性粒子が供給される。そして、工程ST1では、図3の(b)に示すように、酸素原子の中性粒子(図中、円で囲まれた「O」で示している)が、被処理体Wの表面に照射され、膜MLのマスクMSKに覆われていない部分における遷移金属が酸化され、当該部分が酸化された遷移金属を含む膜MLXに変化する。このように方法MT1では、工程ST1において、酸素の活性種ではなく、酸素原子の中性粒子を膜MLに照射することにより、膜MLを酸化させることができる。即ち、運動エネルギーをもった酸素原子の中性粒子により膜MLを酸化させることができ、工程ST1において被処理体Wを加熱する必要がない。なお、工程ST1の実施時の被処理体Wの温度は、例えば、−30℃といった温度に設定される。
次いで、方法MT1では、ガスソースG1からの酸素含有ガスのプラズマ生成室S1への供給、及び、プラズマ生成室S1でのプラズマの生成が停止され、続く工程ST2が行われる。工程ST2では、ガスソースG3からの錯化ガスが処理室S2に供給される。この工程ST2では、図3の(c)に示すように、錯化ガスに含まれる分子が膜MLXに照射され、当該分子が膜MLXに吸着する。これにより、膜MLXに含まれる遷移金属と錯化ガスに含まれる分子から錯体が形成されて、図3の(d)に示すように、表面からある厚みの範囲において膜MLXが膜MLCに変化する。この工程ST2においても、被処理体Wを加熱することなく、膜MLXに含まれる遷移金属を錯化させることが可能である。なお、工程ST2の実施時の被処理体Wの温度は、例えば、−30℃といった温度に設定される。工程ST2では、錯化ガスに含まれる分子が膜MLXの表面に吸着され、錯体反応が生じない場合もある。この場合には、後述する工程ST3において供給される希ガス原子の中性粒子の運動エネルギーが錯体反応を促進することにより、錯体が形成される。
また、方法MT1では、工程ST3が行われる。工程ST3では、処理室S2に希ガス原子の中性粒子が供給される。装置10で方法MT1を実施する場合には、ガスソースG2から希ガスがプラズマ生成室S1において供給され、高周波電源RFGから高周波電力がコイルCL与えられる。これにより、プラズマ生成室S1において、希ガスのプラズマが生成される。このプラズマ中の希ガス原子の活性種、例えば、イオンが遮蔽部40を通過するときに、当該活性種は中性化され、処理室S2には希ガス原子の中性粒子が供給される。工程ST3では、図3の(e)に示すように、希ガス原子の中性粒子(図中、円で囲まれた「Ar」で示している)が、被処理体Wの表面に照射され、膜MLCのマスクMSKに覆われていない部分の錯体が除去される。これにより、方法MT1では、遷移金属を含む膜MLのエッチングが進行する。この工程ST3においても、運動エネルギーをもった希ガス原子の中性粒子により膜MLCを除去することが可能であり、被処理体Wを加熱する必要がない。なお、工程ST3の実施時の被処理体Wの温度は、例えば、−30℃といった温度に設定される。したがって、方法MT1では、遷移金属膜MLを低温でエッチングすることが可能である。なお、工程ST2において錯化ガス中の分子が膜MLXに吸着されて錯体反応が生じない場合には、工程ST3において中性粒子の運動エネルギーが錯体反応を促進し、また、形成された錯体が当該中性粒子の運動エネルギーにより除去される。
上述したように、一実施形態では、工程ST2及び工程ST3を含むサイクルが繰り返され得る。これは、工程ST2の錯化が厚み方向において膜MLXの表面からの一部にしか達しないことがあるからである。したがって、工程ST2及び工程ST3を含むサイクルにより、膜厚の厚い遷移金属膜MLをエッチングすることが可能となる。また、別の実施形態では、工程ST1〜ST3を含むサイクルが繰り返されてもよい。
また、上述したように、別の実施形態では、工程ST2と工程ST3とが同時に行われてもよい。工程ST2と工程ST3とを同時に行うことで、錯化と錯体の除去を同時に進行させることができる。その結果、スループットを改善することができ、厚い遷移金属膜MLのエッチングに要する時間を短縮することができる。また、更なる実施形態では、工程ST1、工程ST2、及び工程ST3の全てが同時に行われる。これにより、スループットを更に改善することが可能となる。
以下、上述した実施形態の実施に用いることが可能な基板処理装置の別の一例について説明する。図4は、基板処理装置の別の一例を示す図である。基板処理装置10は誘導結合型のプラズマ源を有しているが、上述した実施形態の方法の実施に用いられる装置のプラズマ源は、誘導結合型に限定されるものではなく、例えば、マイクロ波であってもよい。その一例として、図4に示す基板処理装置100(以下、「装置100」とも記載)は、マイクロ波をプラズマ源とするものであり、所謂ラジアルラインスロットアンテナを備えている。以下、基板処理装置100について、基板処理装置10からの相違点を説明し、重複する説明は省略する。
装置100では、第1側壁12aに、ガスラインP11及びP12が形成されている。ガスラインP11は、第1側壁12aの外面から延びて、ガスラインP12に接続している。ガスラインP12は、第1側壁12a内において軸線Z中心に略環状に延在している。ガスラインP12には、プラズマ生成室S1にガスを噴射するための複数の噴射口H1が接続している。
ガスラインP11には、上述したガスソースG1が、バルブV11、流量制御器M1、及びバルブV12を介して接続されている。また、ガスラインP11には、上述したガスソースG2が、バルブV21、流量制御器M2、及びバルブV22を介して接続されている。
第1側壁12a上に設けられた蓋部12dには開口が設けられており、当該開口内には、アンテナ14が設けられている。また、アンテナ14の直下には、プラズマ生成室S1を封止するように、誘電体窓16が設けられている。
アンテナ14は、誘電体窓16を介して、プラズマ生成室S1にマイクロ波を供給する。一実施形態においては、アンテナ14は、ラジアルラインスロットアンテナである。このアンテナ14は、誘電体板18及びスロット板20を含んでいる。誘電体板18は、マイクロ波の波長を短縮させるものであり、略円盤形状を有している。誘電体板18は、例えば、石英又はアルミナから構成される。誘電体板18は、スロット板20と冷却ジャケット22の金属製の下面との間に狭持されている。アンテナ14は、したがって、誘電体板18、スロット板20、及び、冷却ジャケット22の下面によって構成され得る。
スロット板20は、複数のスロット対が形成された略円盤状の金属板である。図5は、スロット板の一例を示す平面図である。スロット板20には、複数のスロット対20aが形成されている。複数のスロット対20aは、径方向に所定の間隔で設けられており、また、周方向に所定の間隔で配置されている。複数のスロット対20aの各々は、二つのスロット孔20b及び20cを含んでいる。スロット孔20bとスロット孔20cは、互いに交差又は直交する方向に延在している。
装置100は、更に、同軸導波管24、マイクロ波発生器26、チューナ28、導波管30、及び、モード変換器32を備え得る。マイクロ波発生器26は、例えば2.45GHzの周波数のマイクロ波を発生する。なお、装置100の制御部Cntは、装置10の制御部Cntの高周波電源RFGの制御機能に代えて、マイクロ波発生器26を制御する機能を有している。装置100の制御部Cntの他の機能は、装置10の制御部Cntの機能と同様である。
マイクロ波発生器26は、チューナ28、導波管30、及びモード変換器32を介して、同軸導波管24の上部に接続されている。同軸導波管24は、その中心軸線である軸線Zに沿って延在している。同軸導波管24は、外側導体24a及び内側導体24bを含んでいる。外側導体24aは、軸線Z中心に延在する筒形状を有している。外側導体24aの下端は、導電性の表面を有する冷却ジャケット22の上部に電気的に接続され得る。内側導体24bは、外側導体24aの内側に設けられている。内側導体24bは、軸線Zに沿って延びる略円柱形状を有している。内側導体24bの下端は、アンテナ14のスロット板20に接続している。
この装置100では、マイクロ波発生器26により発生されたマイクロ波が、同軸導波管24を通って、誘電体板18に伝播され、スロット板20のスロット孔から誘電体窓16に与えられる。
誘電体窓16は、略円盤形状を有しており、例えば、石英又はアルミナから構成されている。誘電体窓16は、スロット板20の直下に設けられている。誘電体窓16は、アンテナ14から受けたマイクロ波を透過して、当該マイクロ波をプラズマ生成室S1に導入する。これにより、誘電体窓16の直下に電界が発生し、プラズマ生成室S1に供給されるガスのプラズマが発生する。即ち、工程ST1においては、酸素含有ガスのプラズマをプラズマ生成室S1において生成することができ、工程ST3においては、希ガスのプラズマをプラズマ生成室S1において生成することができる。このような、装置100でも、上述した実施形態の方法の実施が可能である。
以上、本発明の実施の形態の一例を説明したが、本発明は図示の形態に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
以下、上述した実施形態に係る方法の評価のために行った種々の実験について説明する。
(実験例1)
実験例1では、装置10を用いて工程ST1〜工程ST3を同時に行うことにより、CoFeB製の膜をエッチングした。具体的に、実験例1では、シリコン基板上に50nmの膜厚のCoFeB製の膜を有する被処理体を用いた。そして、プラズマ生成室S1に2sccmのO2ガスおよび38sccmのArガスを供給し、プラズマ生成室S1の圧力を5.4Paに設定し、処理室S2に15sccmのヘキサフルオロアセチルアセトン(HFAc)を供給し、処理室S2の圧力を0.09Paに設定し、高周波電源RFGからコイルCLに400Wの高周波電力を与え、バイアス電源PGから遮蔽部40に60Wの高周波電力を与えた。また、被処理体の温度は−20℃に設定した。実験例1では処理時間を60分に設定した。
実験例1の処理によってエッチングされたCoFeB製の膜厚をSEM(走査型電子顕微鏡)によって評価した。実験例1の処理前後で、CoFeB製の膜を有する被処理体を割断し、SEMによって膜厚を測定した。結果を図7に示す。図7において、縦軸はCoFeB製の膜がエッチングされた量を表している。図7から明らかなように、CoFeB製の膜のエッチングが0より大きいこと、すなわちCoFeB製の膜がエッチングされていることが確認された。
(比較実験例1)
また、比較実験例1として、工程ST1〜工程ST3における錯化ガスとして酢酸ガス(CH3COOH)を用い、実験例1と同じ被処理体に対してエッチングを行った。比較実験例1のその他の条件は、実験例1と同様である。
比較実験例1の処理後の被処理体のエッチング量を測定した。結果を図7に示す。図7から明らかなように、錯化ガスにヘキサフルオロアセチルアセトンを用いた方が、酢酸(CH3COOH)を用いるよりもエッチング量が大きい、すなわちスループットが高いことが確認された。
本発明は、遷移金属を含む膜をエッチングする技術に適用できる。
10…基板処理装置、12…処理容器、36…載置台、40…遮蔽部、40h…開口、50…圧力調整器、52…減圧ポンプ、CL…コイル、G1…ガスソース(酸素を含有するガス)、G2…ガスソース(希ガス)、G3…ガスソース(錯化ガス)、PG…バイアス電源、RFG…高周波電源、S1…プラズマ生成室、S2…処理室、W…被処理体。

Claims (8)

  1. 基板処理装置を用いて遷移金属を含む膜を異方的にエッチングする方法であって、
    前記基板処理装置は、
    処理室及びプラズマ生成室を画成する処理容器と、
    前記処理室と前記プラズマ生成室との間に設けられており、前記処理室と前記プラズマ生成室とを連通させる複数の開口を有し、紫外線に対する遮蔽性を有する遮蔽部と、を備えており、
    該方法は、
    前記プラズマ生成室において酸素を含有する第1のガスのプラズマを発生させることにより、前記膜を有する被処理体を収容した前記処理室に、酸素原子の中性粒子を供給する工程と、
    前記処理室に第2のガスを供給して、前記酸素原子の中性粒子を供給する工程において酸化された遷移金属を錯化させる工程と、
    前記プラズマ生成室において希ガスのプラズマを生成させることにより、前記処理室に希ガス原子の中性粒子を供給する工程と、を含み、
    前記第2のガスは、βジケトン系ガスを含むことを特徴とする、遷移金属を含む膜を異方的にエッチングする方法。
  2. 前記第2のガスは、HO、H、アルコールのいずれか1種類以上を含むことを特徴とする、請求項1に記載の遷移金属を含む膜をエッチングする方法。
  3. 前記遷移金属を錯化させる工程と前記希ガス原子の中性粒子を供給する工程が同時に行われることを特徴とする、請求項1又は2に記載の遷移金属を含む膜をエッチングする方法。
  4. 前記酸素原子の中性粒子を供給する工程、前記遷移金属を錯化させる工程、及び前記希ガス原子の中性粒子を供給する工程とが、同時に行われることを特徴とする、請求項3に記載の遷移金属を含む膜をエッチングする方法。
  5. 少なくとも前記遷移金属を錯化させる工程と前記希ガス原子の中性粒子を供給する工程を含むサイクルが繰り返されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の遷移金属を含む膜をエッチングする方法。
  6. 前記被処理体は、前記膜上にマスクを有しており、該マスクは窒化膜から構成されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の遷移金属を含む膜をエッチングする方法。
  7. 遷移金属を含む膜を異方的にエッチングする基板処理装置であって、
    前記基板処理装置は、
    処理室及びプラズマ生成室を画成する処理容器と、
    前記処理室と前記プラズマ生成室との間に設けられており、前記処理室と前記プラズマ生成室とを連通させる複数の開口を有し、紫外線に対する遮蔽性を有する遮蔽部と、を備えており、
    前記プラズマ生成室において酸素を含有する第1のガスのプラズマを発生させ、前記膜を有する被処理体を収容した前記処理室に、酸素原子の中性粒子を供給するための第1のガスソースG1と、
    前記プラズマ生成室において希ガスのプラズマを生成させることにより、前記処理室に希ガス原子の中性粒子を供給するための第2のガスソースG2と、
    前記処理室に第2のガスを供給して、酸化された遷移金属を錯化させるための第3のガスソースG3と、を含み、
    前記ガスソースG3によって供給される第2のガスは、βジケトン系ガスを含むことを特徴とする、基板処理装置。
  8. 前記第2のガスは、HO、H、アルコールのいずれか1種類以上を含むことを特徴とする、請求項1に記載の基板処理装置。
JP2015211812A 2015-10-28 2015-10-28 遷移金属を含む膜をエッチングする方法及び基板処理装置 Pending JP2017084966A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015211812A JP2017084966A (ja) 2015-10-28 2015-10-28 遷移金属を含む膜をエッチングする方法及び基板処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015211812A JP2017084966A (ja) 2015-10-28 2015-10-28 遷移金属を含む膜をエッチングする方法及び基板処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017084966A true JP2017084966A (ja) 2017-05-18

Family

ID=58711130

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015211812A Pending JP2017084966A (ja) 2015-10-28 2015-10-28 遷移金属を含む膜をエッチングする方法及び基板処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017084966A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019245013A1 (ja) * 2018-06-22 2019-12-26 関東電化工業株式会社 硫黄原子を含むガス分子を用いたプラズマエッチング方法
KR20200100586A (ko) * 2019-02-14 2020-08-26 주식회사 히타치하이테크 반도체 제조 장치
CN111771262A (zh) * 2019-02-01 2020-10-13 株式会社日立高新技术 蚀刻方法以及等离子处理装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019245013A1 (ja) * 2018-06-22 2019-12-26 関東電化工業株式会社 硫黄原子を含むガス分子を用いたプラズマエッチング方法
JPWO2019245013A1 (ja) * 2018-06-22 2021-06-24 関東電化工業株式会社 硫黄原子を含むガス分子を用いたプラズマエッチング方法
US11315797B2 (en) 2018-06-22 2022-04-26 Kanto Denka Kogyo Co., Ltd. Plasma etching method using gas molecule containing sulfur atom
JP7181931B2 (ja) 2018-06-22 2022-12-01 関東電化工業株式会社 硫黄原子を含むガス分子を用いたプラズマエッチング方法
CN111771262A (zh) * 2019-02-01 2020-10-13 株式会社日立高新技术 蚀刻方法以及等离子处理装置
CN111771262B (zh) * 2019-02-01 2023-12-08 株式会社日立高新技术 蚀刻方法以及等离子处理装置
KR20200100586A (ko) * 2019-02-14 2020-08-26 주식회사 히타치하이테크 반도체 제조 장치
KR102342124B1 (ko) 2019-02-14 2021-12-22 주식회사 히타치하이테크 반도체 제조 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5887366B2 (ja) 遷移金属を含む膜をエッチングする方法
KR102454586B1 (ko) 성막 방법 및 플라즈마 처리 장치
JP6373160B2 (ja) プラズマ処理装置
JP6400425B2 (ja) 多層膜をエッチングする方法
KR101245430B1 (ko) 플라즈마 처리 장치 및 플라즈마 처리 방법
JP5740281B2 (ja) 金属膜のドライエッチング方法
JP6199250B2 (ja) 被処理体を処理する方法
WO2014034666A1 (ja) エッチング処理方法及び基板処理装置
CN108511339B (zh) 处理方法和等离子体处理装置
JP2012222295A (ja) プラズマ処理装置のクリーニング方法及びプラズマ処理方法
US20170125261A1 (en) Method of etching transition metal film and substrate processing apparatus
WO2014024733A1 (ja) 多層膜をエッチングする方法、及びプラズマ処理装置
JP2017084966A (ja) 遷移金属を含む膜をエッチングする方法及び基板処理装置
JP5332362B2 (ja) プラズマ処理装置、プラズマ処理方法及び記憶媒体
US20120252226A1 (en) Plasma processing method
KR102313860B1 (ko) 자기 저항 소자의 제조 방법 및 자기 저항 소자의 제조 시스템
JP2016134519A (ja) Iii−v族半導体のエッチング方法及びエッチング装置
TW201944514A (zh) 處理系統及處理方法
JP7223507B2 (ja) エッチング方法
CN108511389A (zh) 半导体制造方法和等离子体处理装置
WO2015129413A1 (ja) 遷移金属膜の酸化処理方法および酸化処理装置
JP2012023162A (ja) 半導体製造装置