JP2017084699A - 信号表示灯 - Google Patents

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Abstract

【課題】信号表示灯の動作環境に適用して、適切な駆動方法でユニット部を駆動できる信号表示灯を提供する。
【解決手段】信号表示灯1は、発光ユニットL1〜L3およびブザーユニット4を含むユニット部5を有し、発光ユニットL1〜L3による発光によって情報を表示する。信号表示灯は、発光ユニットL1〜L3を駆動する発光ユニット駆動回路25と、ブザーユニット4を駆動するブザーユニット駆動回路26と、これらを制御するコントローラ20とを含む。コントローラ20は、電源の種類を判別し、それに応じて、発光ユニットL1〜L3の駆動方法を可変設定する。コントローラ20は、その設定した駆動方法に従い、外部装置から入力される指令信号に対応して発光ユニットL1〜L3を駆動する。
【選択図】図2

Description

この発明は、発光ユニットの発光によって情報を表示する信号表示灯に関する。
信号表示灯は、少なくとも一つの発光ユニットを含み、発光ユニットの発光によって周囲に情報を伝達するための装置である。発光ユニットの数の異なる複数の仕様の信号表示灯が準備される。また、使用者が必要に応じて発光ユニットを増やしたり減じたりできるように、組換え可能な発光ユニットを備えた信号表示灯も提案されている。さらには、信号表示灯に、ブザーユニット、通信ユニット等の他の種類のユニットが備えられる場合もある。
信号表示灯を構成する各ユニットは、信号表示灯に供給される電源に応じて設計され、かつその駆動方法も電源の最大供給電力を超えないように適切に選択される。商用交流電源を用いる仕様の信号表示灯では、各ユニットの電気的要件に関する実質的な制限はなく、各ユニットが最大性能を発揮するように設計される。一方、電池やUSBバスパワーなどのような最大供給電力が少ない電源を用いる仕様の信号表示灯では、消費電力の少ないユニットを用い、かつ消費電力が少なくなるように各ユニットが駆動される。多くの場合には、各ユニットの最大性能を発揮させることは難しく、各ユニットは性能に余裕がある状態で駆動される。
特開2012−221793号公報
本件発明者は、商用交流電源およびそれよりも最大供給電力が少ない省電力電源(たとえばUSBバスパワー)のいずれからの電源供給も可能な仕様の信号表示灯を提供することを検討している。最大供給電力は、商用交流電源が大きく、省電力電源では小さいから、省電力電源に合わせてユニットを選択し、かつその駆動方法を設定すれば、いずれの電源を接続したときでも、正常に動作させることができる。しかし、商用交流電源を接続したときにも制限された性能の範囲で各ユニットが作動するので、必ずしも使用者の要求を満たすことができないおそれがある。より具体的には、定格消費電力よりもはるかに低い電力でユニットを駆動する設計とすれば、省電力電源および商用交流電源の両方に対応可能である。しかし、信号表示灯を商用交流電源に接続したときにも、定格消費電力よりもはるかに低い電力でユニットが作動するので、ユニットは余力を残しながら作動することになるから、使用者の要求を満たすことができないおそれがある。
また、省電力電源を用いる仕様の信号表示灯であっても、同時に作動させるべきユニットの数および種類に応じて、消費電力が異なる。たとえば1つの発光ユニットを発光させるときと、2つの発光ユニットを発光させるときとを比較すると、1つの発光ユニットを発光させるときには最大供給電力までの余裕が大きい。この場合には、当該1つの発光ユニットは、より多くの電力供給を受けることができるにも拘わらず、余力を残しながら作動することになる。つまり、省電力電源で全ての発光ユニットを同時発光できるように各発光ユニットの消費電力を定格消費電力よりもはるかに低くなるように一律に抑える設計では、各発光ユニットの最大性能の発揮を犠牲にすることになる。
一方、信号表示灯において消費電力を抑制する仕組みを備える代わりに、信号表示灯に指令信号を与える外部装置において、最大供給電力を超えないように予め制限を設け、その制限範囲で指令信号を発生することが考えられる。しかし、この場合には、外部装置側に制約を要求することになるから、外部装置における指令信号生成に関する処理内容の策定が難しくなり、使いにくい信号表示灯となってしまう。
そこで、この発明は、信号表示灯の動作環境に適用して、適切な駆動方法でユニット部を駆動できる信号表示灯を提供する。
この発明は、少なくとも一つの発光ユニットを含むユニット部を有し、前記発光ユニットによる発光によって情報を表示する信号表示灯を提供する。この信号表示灯は、前記ユニット部を駆動する駆動手段と、当該信号表示灯の動作環境を検出する動作環境検出手段と、前記動作環境検出手段によって検出された動作環境に応じて、前記駆動手段による前記ユニット部の駆動方法を可変設定する駆動制御手段とを含む。
この構成によれば、信号表示灯の動作環境に応じて駆動方法が可変設定されるので、動作環境に応じた適切な駆動方法で信号表示灯を駆動できる。したがって、たとえば、動作環境に応じて、その動作環境による制限範囲内で、ユニット部を構成するユニットの性能を最大限に発揮させる駆動方法を自動で設定できる。また、外部装置から信号表示灯に指令信号を与える場合に、外部装置側において、信号表示灯の動作環境を考慮した指令信号を生成する必要がないので、使い勝手のよい信号表示灯を提供できる。
この発明の一実施形態では、前記動作環境検出手段が、前記駆動手段に接続される電源の種類を判別する電源判別手段を含み、前記駆動制御手段が、前記電源判別手段による判別結果に応じて、前記駆動手段による前記ユニット部の駆動方法を可変設定する。
この構成によれば、電源の種類に応じた駆動方法が設定されるので、たとえば、接続された電源の種類に応じた制限範囲内で、ユニットの性能を最大限に発揮させる駆動方法を自動で設定できる。また、外部装置から信号表示灯に指令信号を与える場合に、外部装置側において、信号表示灯の電源の種類を考慮した指令信号を生成する必要がないので、使い勝手のよい信号表示灯を提供できる。
この発明の一実施形態では、前記駆動制御手段が、電源の種類に応じて異なる最大供給電力の範囲内で前記ユニット部を駆動するように前記駆動方法を可変設定する。
この構成によれば、電源の種類に応じた最大供給電力の範囲内で、ユニットの性能を最大限に発揮させる駆動方法を自動で設定することができる。また、外部装置から信号表示灯に指令信号を与える場合に、外部装置側において、電源の最大供給電力を考慮した指令信号を生成する必要がないので、使い勝手のよい信号表示灯を提供できる。
この発明の一実施形態では、前記最大供給電力が前記ユニット部の最大消費電力に満たないときには、前記駆動制御手段は、前記最大消費電力よりも低い低減駆動電力で前記ユニット部に含まれるユニットを駆動するように前記駆動方法を設定する。
この構成によれば、ユニット部の最大消費電力が最大供給電力を超える場合であっても、接続される電源の最大供給電力の範囲内でユニット部を駆動するように、自動で駆動方法が設定される。したがって、電源の種類に応じた適切な駆動方法でユニット部を駆動できる。また、外部装置から信号表示灯に指令信号を与える場合に、外部装置側において、電源の最大供給電力とユニット部の最大消費電力との大小関係を考慮した指令信号を生成する必要がないので、使い勝手のよい信号表示灯を提供できる。
この発明の一実施形態では、前記ユニット部が前記少なくとも一つの発光ユニットを含む複数のユニットを含み、前記複数のユニットが、第1ユニットと、前記第1ユニットよりも優先順位が下位に設定された第2ユニットとを含み、前記最大供給電力が前記ユニット部の最大消費電力に満たないときには、前記駆動制御手段は、前記第1ユニットを定格消費電力に応じた通常電力で駆動する一方で、前記第2ユニットを定格消費電力に応じた通常電力よりも低い低減駆動電力で駆動するように前記駆動方法を設定する。
この構成によれば、電源の最大供給電力がユニット部の最大消費電力が満たない場合でも、優先順位の高い第1ユニットは通常電力で駆動される。したがって、電源の種類によらずに第1ユニットを優先的に通常どおりに駆動できる。その一方で、第2ユニットを低減駆動電力で駆動することにより、電源の最大供給電力を超えない範囲で、優先順位の低い第2ユニットの駆動も確保できる。したがって、各ユニットを優先順位に応じて適切に駆動できる。
この発明の一実施形態では、前記駆動制御手段が、前記最大供給電力が前記ユニット部の最大消費電力以上である供給電力充足時には、通常電圧により前記ユニットを駆動するように前記駆動方法を設定し、前記低減駆動電力での前記ユニットの駆動が、前記通常電圧よりも低い低減電圧による前記ユニットの駆動を含む。
この構成によれば、電源の最大供給電力がユニット部の最大消費電力以上であれば通常電圧でユニットを駆動する一方で、電源の最大供給電力がユニット部の最大消費電力に満たないときには低減電圧でユニットが駆動される。それにより、複数種類の電源にそれぞれ適応した適切な駆動方法を自動で設定でき、電源の種類に応じて、ユニットの性能を最大限に発揮させることができる。
この発明の一実施形態では、前記駆動制御手段が、前記最大供給電力が前記ユニット部の最大消費電力以上である供給電力充足時には、前記ユニットを連続駆動するように前記駆動方法を設定し、前記低減駆動電力での前記ユニットの駆動が、前記ユニットを間欠的に駆動することを含む。
この構成によれば、電源の最大供給電力がユニット部の最大消費電力以上であればユニットが連続駆動されるので、そのユニットの最大性能を発揮させることができる。その一方で、電源の最大供給電力がユニット部の最大消費電力に満たないときには、ユニットが間欠的に駆動され、それによって低減された電力で当該ユニットが駆動される。こうして、複数種類の電源に適用した適切な駆動方法を自動で設定でき、電源の種類に応じて、ユニットの性能を最大限に発揮させることができる。
この発明の一実施形態では、前記ユニット部が複数のユニットを含み、前記駆動制御手段が、前記最大供給電力が前記ユニット部の最大消費電力以上である供給電力充足時には、前記複数のユニットを連続駆動するように前記駆動方法を設定し、前記低減駆動電力での前記ユニットの駆動が、前記複数のユニットを時分割により駆動することを含む。
この構成によれば、電源の最大供給電力がユニット部の最大消費電力以上であれば複数のユニットがそれぞれ連続駆動されるので、それらのユニットの最大性能を発揮させることができる。その一方で、電源の最大供給電力がユニット部の最大消費電力に満たないときには、複数のユニットが時分割駆動され、それによって低減された電力でそれらのユニットが駆動される。こうして、複数種類の電源に適用した適切な駆動方法を自動で設定でき、電源の種類に応じて、ユニットの性能を最大限に発揮させることができる。
この発明の一実施形態では、前記複数のユニットの時分割による駆動周期中に、前記複数のユニットのうちの少なくとも2つのユニットを駆動し、かつ前記複数のユニットのうちの少なくとも1つのユニットを非駆動状態とする期間を含む。
この構成によれば、時分割での駆動の際に複数のユニットの駆動期間が重なるので、各ユニットが非駆動状態となる時間を短くできる。それにより、各ユニットを供給電力充足時に近い動作状態で駆動することができる。
同時に駆動されるユニットの数は、最大供給電力で給電をまかなえる範囲で、できる限り多く設定することが好ましい。
たとえば、前記複数のユニットが3個以上の発光ユニットを含む場合に、これらの発光ユニットのために使用可能な電力が2個の発光ユニットの合計最大消費電力以上であり、かつ3個の発光ユニットの合計最大消費電力未満のときには、2個の発光ユニットを発光させ、残りの発光ユニットを消灯状態とするようにして、3個以上の発光ユニットを時分割駆動すればよい。より具体的には、3個の発光ユニットA,B,Cを時分割駆動する場合に、発光ユニットA,Bを点灯し発光ユニットCを消灯する第1状態と、発光ユニットB,Cを点灯し発光ユニットAを消灯する第2状態と、発光ユニットC,Aを点灯し発光ユニットBを消灯する第3状態とを循環的に繰り返せばよい。これにより、十分な明るさでの表示が可能であり、かつ各発光ユニットの非点灯時間を短くできるので、個々の発光ユニットの点滅が分かりにくくなる。
この発明の一実施形態では、前記駆動制御手段が、前記最大供給電力が前記ユニット部の最大消費電力以上である供給電力充足時には、通常電圧により前記ユニットを駆動するように前記駆動方法を設定し、前記低減駆動電力での前記ユニットの駆動が、前記通常電圧よりも高い電圧の印加を含む。
この構成によれば、ユニットを間欠駆動または時分割駆動するときに印加される電圧が通常電圧よりも高いので、最大供給電力がユニット部の最大消費電力に満たない状況においても、ユニットの性能を可能な限り発揮させることができる。
たとえば、2つの発光ユニットを時分割で駆動する場合に、時分割駆動の周期中における各発光ユニットの点灯時間の割合によって各発光ユニットの見かけ上の明るさが決まる。このとき、各発光ユニットの点灯時に印加される電圧を高めることによって、各発光ユニットの見かけ上の明るさを高めることができる。すなわち、各発光ユニットの点灯時間による明るさの調整が不十分なときに、印加電圧の調整によってその明るさを十分に調整できる。
駆動制御手段の仕様によっては、時分割駆動時の各発光ユニットの点灯時間の割合に制限があり、その割合を任意に設定できない場合もある。たとえば、時分割駆動周期中での駆動時間の割合が0%、20%、40%、60%、80%、100%のいずれかのみに設定可能な場合、すなわち、20%間隔での設定のみが許容される場合を考える。この場合に、2つの発光ユニットA,Bを時分割駆動するとすれば、発光ユニットA,Bのそれぞれの点灯時間の割合は40%となり、時分割駆動周期中の20%の時間はいずれの発光ユニットも消灯状態となる。したがって、発光ユニットA,Bの全体としての見かけ上の明るさが不足するおそれがある。そこで、発光ユニットA,Bに対する印加電圧を通常電圧よりも高くすることによって、明るさの不足分を補うことができる。
この発明の一実施形態では、前記動作環境検出手段が、前記ユニット部の構成を検出する構成検出手段を含み、前記駆動制御手段が、前記構成検出手段による検出結果に応じて、前記駆動手段による前記ユニット部の駆動方法を可変設定する。
この構成によれば、ユニット部の構成が自動的に検出され、その検出されたユニット部の構成に応じて、ユニット部の駆動方法が可変設定される。したがって、ユニット部の構成に適応した適切な駆動方法が自動的に設定されるので、ユニット部の構成に応じて、各ユニットの性能を最大限に発揮させることができる。また、外部装置から信号表示灯に指令信号を与える場合に、外部装置側において、ユニット部の構成を考慮した指令信号を生成する必要がないので、使い勝手のよい信号表示灯を提供できる。
この発明の一実施形態では、前記構成検出手段が、前記ユニット部に含まれる発光ユニットの数を検出する発光ユニット数検出手段を含み、前記駆動制御手段が、前記発光ユニット数検出手段により検出された発光ユニットの数に応じて前記ユニット部の駆動方法を可変設定する。
この構成によれば、発光ユニットの数が自動で検出され、その検出された発光ユニットの数に適応した適切な駆動方法が自動で設定される。したがって、様々な数の発光ユニットの数に容易に適応可能な信号表示灯を提供でき、ユニット部に備えられる発光ユニットの数に応じて最大限にそれらの発光性能を発揮させることができる。また、外部装置から信号表示灯に指令信号を与える場合に、外部装置側において、信号表示灯に備えられた発光ユニットの数を考慮した指令信号を生成する必要がないので、使い勝手のよい信号表示灯を提供できる。
この発明の一実施形態では、前記構成検出手段が、前記ユニット部に含まれるユニットの種類を検出するユニット種類検出手段を含む。
この構成によれば、ユニットの種類が自動で検出され、その検出されたユニットの種類に適応した適切な駆動方法が自動で設定される。それにより、様々な種類のユニットに応じてユニットの性能を最大限に発揮させることができる。また、外部装置から信号表示灯に指令信号を与える場合に、外部装置側において、信号表示灯に備えられたユニットの種類を考慮した指令信号を生成する必要がないので、使い勝手のよい信号表示灯を提供できる。
この発明の一実施形態では、前記ユニットの動作状態を指令するために外部から入力される指令信号を受信する指令信号受信手段をさらに含み、前記動作環境検出手段が、前記指令信号受信手段が受信した指令信号に応じて同時に駆動すべきユニットを特定する駆動ユニット特定手段を含み、前記駆動制御手段が、前記駆動ユニット特定手段による特定に従って前記ユニット部の駆動方法を可変設定する。
この構成によれば、指令信号に対応して同時に駆動すべきユニットが特定されると、その特定に応じて駆動方法が可変設定される。したがって、たとえば、同時に駆動すべきユニットの数、同時に駆動すべきユニットの組み合わせ、同時に駆動すべきユニットの合計消費電力などに応じて、駆動方法を適切に設定することができる。これにより、指令信号に応じて、ユニット部を構成するユニットの性能を最大限に発揮させることができる。むろん、指令信号を与える外部装置側においては、同時に駆動すべきユニットの組み合わせ等に応じた駆動方法を意識する必要はない。
たとえば、指令信号と同時に駆動すべきユニットを特定する情報とを対応付けたマップを準備しておき、指令信号に基づいて当該マップを参照することによって、同時に駆動すべきユニットが特定されてもよい。
この発明の一実施形態では、前記駆動制御手段が、前記駆動ユニット特定手段によって特定されたユニットの合計最大消費電力が電源からの最大供給電力を超えないときには、当該特定されたユニットを前記指令信号受信手段が受信する指令信号に従って第1駆動方法で駆動し、前記特定されたユニットの合計最大消費電力が電源からの最大供給電力を超えるときには、当該特定されたユニットを前記指令信号受信手段が受信する指令信号に従って前記第1駆動方法よりも消費電力が低減される第2駆動方法により駆動する。
この構成によれば、指令信号に応じて同時駆動すべきユニットの合計最大消費電力と電源からの最大供給電力とが比較され、その比較結果に応じて、第1駆動方法(たとえば連続駆動)とそれよりも消費電力が低減される第2駆動方法(たとえば間欠駆動、時分割駆動、低減電圧での駆動など)とが自動的に選択される。これにより、指令信号の内容に応じて、ユニットの性能を最大限に発揮させることができる。また、指令信号を発生する外部装置側において、信号表示灯の電源の最大供給電力を考慮した指令信号を生成する必要がないので、使い勝手のよい信号表示灯を提供できる。
この発明の一実施形態では、前記信号表示灯が、個々のユニットの消費電力を表すユニット消費電力を記憶した消費電力記憶手段をさらに含み、前記駆動制御手段が、前記駆動ユニット特定手段によって特定されたユニットに対応する前記ユニット消費電力を加算することにより、前記駆動ユニット特定手段によって特定されたユニットの合計最大消費電力を演算する手段を含む。
この構成によれば、個々のユニットの消費電力(ユニット消費電力)が消費電力記憶手段に記憶されているので、同時駆動すべきユニットが特定されることにより、それらの合計最大消費電力を演算できる。その演算結果に応じて、適切な駆動方法を自動的に設定できるので、ユニットの性能を最大限に発揮させることができる駆動方法を自動設定できる。
この発明の一実施形態では、前記ユニット部を構成する個々のユニットが、当該ユニットの消費電力を表すユニット消費電力を保持する前記消費電力記憶手段を有しており、前記動作環境検出手段が、前記消費電力記憶手段から前記ユニット消費電力を読み取る手段を含む。
この構成によれば、個々のユニットがユニット消費電力を保持する消費電力記憶手段を有しているので、あらゆる種類のユニットのユニット消費電力を予め記憶手段に記憶させておかなくてもよい。したがって、様々なユニットの組み合わせに容易に対応することができ、様々なユニット組み合わせに応じて各ユニットの性能を動作環境の範囲で最大限に発揮させることができる駆動方法を自動で設定することができる。また、指令信号を与える外部装置側で個々のユニットの消費電力を考慮する必要がないので、使い勝手のよい信号表示灯を提供できる。
この発明の一実施形態では、前記ユニット部が複数の発光ユニットを含み、前記駆動制御手段が、前記駆動ユニット特定手段によって特定された発光ユニットの数に応じて前記ユニット部の駆動方法を可変設定する。
この構成によれば、指令信号に応じて同時に駆動される発光ユニットの数に応じて適切な駆動方法が自動設定されるので、動作環境の範囲で発光ユニットの性能を最大限に発揮させることができる。また、指令信号を与える外部装置側では、同時駆動される発光ユニットの数を考慮しておく必要がないので、使い勝手のよい信号表示灯を提供できる。
図1は、この発明の一実施形態に係る信号表示灯の外観を示す図解的な斜視図である。 図2は、信号表示灯の電気的構成(第1の実施形態)を説明するためのブロック図である。 図3Aは、ACアダプタに信号表示灯を接続したときに発光ユニットを点灯状態とするときのオン波形と、ブザーユニットを鳴動状態とするときのオン波形とを示す。図3Bは、USBバスパワーに信号表示灯を接続したときに発光ユニットを点灯状態とするときのオン波形と、ブザーユニットを鳴動状態とするときのオン波形とを示す。 図4は、コントローラの処理を説明するためのフローチャートである。 図5A〜図5Iは、信号表示灯の様々な形態を説明するための図解的な斜視図である。 図6は、信号表示灯の電気的構成(第2の実施形態)を説明するためのブロック図である。 図7は、コントローラ内のメモリに格納されたマップの内容の一例を説明するための図である。 図8A〜図8Cは、発光ユニットの時分割駆動パターンを説明するための図である。 図9は、コントローラの動作を説明するためのフローチャートである。 図10は、第3の実施形態に係る信号表示灯の電気的構成を説明するためのブロック図である。 図11は、コントローラの動作を説明するためのフローチャートである。 図12は、この発明の第4の実施形態に係る信号表示灯の電気的構成を説明するためのブロック図である。 図13は、コントローラの動作を説明するためのフローチャートである。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る信号表示灯の外観を示す図解的な斜視図である。信号表示灯1は、ベースユニット2と、ベースユニット2に結合された発光ユニットL1,L2,L3(総称するときには「発光ユニットL」という。)とを含む。ベースユニット2および発光ユニットLは、軸直角断面外形が整合する柱状体(この実施形態では円柱状体)を成しており、それらが軸方向に結合されることによって、柱状(この実施形態では円柱状)の信号表示灯1が構成されている。図1には、複数個の発光ユニットLを軸方向に結合した構成を示す。ベースユニット2には、図1に図解的に示すように、警報音を発生するブザーユニット4が内蔵されている。この実施形態では、複数個の発光ユニットLおよびブザーユニット4が、ユニット部5を構成している。信号表示灯1は、発光ユニットLの発光によって情報を表示し、かつブザーユニット4によって情報を報知する。
ベースユニット2には、ACアダプタ11のプラグ11aを接続するためのACアダプタジャックが備えられている。また、ベースユニット2には、USBケーブル12のプラグ12aを接続するためのUSBジャック8が備えられている。ACアダプタ11を商用交流電源9に接続する一方で、そのプラグ11aをACアダプタジャック7に接続することによって、信号表示灯1に電力を供給できる。また、ACアダプタ11を用いる代わりに、USBバスパワーを利用して信号表示灯を動作させることもできる。その場合には、USBケーブル12のプラグ12aをUSBジャック8に接続する一方で、USBケーブル12の他端の端子12bがUSB電力供給源10に接続される。USB電力供給源10は、パーソナルコンピュータのUSBポートであってもよいし、USBハブのポートであってもよい。
ベースユニット2には、指令信号線15が接続されている。指令信号線15は、信号表示灯1に指令信号を与える外部装置16に接続される。外部装置16は、たとえば、プログラマブルコントローラであってもよい。
図2は、信号表示灯1の電気的構成(第1の実施形態)を説明するためのブロック図である。信号表示灯1は、コントローラ20と、発光ユニット駆動回路25と、ブザーユニット駆動回路26と、指令信号入力インタフェース回路27と、電源回路28と、昇圧回路29と、ACアダプタ検出回路31と、USBケーブル検出回路32とを含む。
コントローラ20は、CPU(中央処理装置)21と、メモリ22とを含む。CPU21は、メモリ22に格納されたプログラム22Pを実行し、それによって、複数の機能処理ユニットとして機能する。発光ユニット駆動回路25には、発光ユニットL1,L2,L3が接続されている。各発光ユニットLは、光源3(たとえば発光ダイオード)を含む。発光ユニット駆動回路25は、発光ユニットLの光源3を駆動する。コントローラ20は、発光ユニット駆動回路25に対して発光制御信号を入力する。その発光制御信号に応じて発光ユニット駆動回路25から発光ユニットLの光源3に電力が供給される。ブザーユニット駆動回路26は、ブザーユニット4を駆動するための電気回路である。コントローラ20は、ブザーユニット駆動回路26に鳴動制御信号を入力する。それに応じて、ブザーユニット駆動回路26がブザーユニット4に電力を供給し、それによって、ブザーユニット4が鳴動して、警報音が発生される。指令信号入力インタフェース回路27には、指令信号線15が接続されている。外部装置16からの指令信号は指令信号入力インタフェース回路27によって受け付けられて、コントローラ20に入力される。
コントローラ20は、駆動制御手段の一例である。また、発光ユニット駆動回路25およびブザーユニット駆動回路26は、駆動手段の一例である。さらに、指令信号入力インタフェース回路27は、指令信号受信手段の一例である。
発光ユニット駆動回路25は、第1給電ライン35を介して電源回路28に接続されている。第1給電ライン35に昇圧回路29が介装されている。また、ブザーユニット駆動回路26は、第2給電ライン36を介して電源回路28に接続されている。電源回路28は、第1電力線41を介してACアダプタジャック7に接続されており、かつ第2電力線42を介してUSBジャック8に接続されている。電源回路28はコントローラ20にも接続されている。電源回路38は、ACアダプタジャック7またはUSBジャック8から電力の供給を受けて、信号表示灯1の内部で用いる動作電圧(たとえば24V)に変換し、発光ユニット駆動回路25、ブザーユニット駆動回路26およびコントローラ20に給電する。
ACアダプタ検出回路31は、ACアダプタジャック7にACアダプタ11が接続されているかどうかを検出し、その検出結果をコントローラ20に入力する。同様に、USBケーブル検出回路32は、USBジャック8にUSBケーブル12が接続されているかどうかを検出し、その検出結果をコントローラ20に入力する。これらの入力に基づいて、コントローラ20は、ACアダプタ11およびUSBバスパワー(USB電力供給源10)のいずれによる給電がされているか、すなわち、電源の種類を判別する。コントローラ20は、たとえば、ACアダプタ11から電力が供給されているときには昇圧回路29を非作動状態として、電源電圧の昇圧は行わず、その一方で、USBバスパワーから電力が供給されているときに、昇圧回路29を作動させ、発光ユニット駆動回路25への供給電圧を通常電圧(たとえば24V)よりも高い電圧(たとえば26V)に昇圧させる。
図3Aは、ACアダプタに信号表示灯を接続したときに発光ユニットL1,L2,L3を点灯状態とするときのオン波形と、ブザーユニット4を鳴動状態とするときのオン波形とを示す。各発光ユニットLを点灯状態とするとき、発光ユニット駆動回路25は、点灯状態とすべき発光ユニットLに対して通常電圧(たとえば24V)を連続通電して(発光オン波形)、発光ユニットLを最大発光性能で発光させる。各発光ユニットLを消灯状態とするときには、発光ユニット駆動回路25は、消灯すべき発光ユニットLに対して電圧を印加しない(発光オフ波形)。すなわち、発光ユニットLへの印加電圧は0Vに保持される。また、ブザーユニット4を鳴動状態とするとき、ブザーユニット駆動回路26は、ブザーユニット4に通常電圧(たとえば24V)を連続通電して(ブザーオン波形)、ブザーユニット4を鳴動させる。ブザーユニット4を非鳴動状態とするとき、ブザーユニット駆動回路26は、ブザーユニット4に電圧を印加しない(ブザーオフ波形)。すなわち、ブザーユニット4への印加電圧は0Vに保持される。
図3Bは、USBバスパワーに信号表示灯1を接続したときに発光ユニットL1,L2,L3を点灯状態とするときのオン波形と、ブザーユニット4を鳴動状態とするときのオン波形とを示す。各発光ユニットLを点灯状態とするとき、発光ユニット駆動回路25は、点灯状態とすべき発光ユニットLに対して通常電圧(たとえば24V)よりも高い昇圧電圧(たとえば26V)の電圧を間欠的に印加し、それによって当該発光ユニットLを発光させる(発光オン波形)。すなわち、コントローラ20は、昇圧回路29を作動させる。それによって、通常電圧よりも高い電圧が発光ユニット駆動回路25に与えられる。その一方で、コントローラ20は、発光ユニット駆動回路25に対して、点灯すべき発光ユニットLに間欠的に電圧を印加するための発光制御信号を与える。
たとえば、点灯すべき発光ユニットLに対して、昇圧された電圧を3〜6ミリ秒のオン期間だけ印加し、その後の6〜12ミリ秒のオフ期間には電圧を印加しない。この動作が周期的に繰り返されることによって、発光ユニットLは間欠発光状態となる。電圧を印加しないオフ期間の長さを12ミリ秒以下とすることによって、残像効果により、観測者には連続発光状態として観測される。また、昇圧された電圧を印加することによって、発光強度を高めることができ、ACアダプタ11からの給電時に近い発光状態を実現できる。複数の発光ユニットLを同時に発光すべきときには、オン期間が重ならないように設定された駆動波形で、各発光ユニットLが間欠発光駆動される。換言すれば、同時発光させるべき発光ユニットLは時分割に駆動される。各発光ユニットLを消灯状態とするときには、発光ユニット駆動回路25は、発光ユニットLに対して電圧を印加しない(発光オフ波形)。
ブザーユニット4の駆動波形(ブザーオン波形およびブザーオフ波形)は、ACアダプタ11から電源を供給するときと同じである。
図4は、CPU21がプログラム22Pを実行することによって実現されるコントローラ20の処理を説明するためのフローチャートである。コントローラ20に通電されると、コントローラ20は、ACアダプタ検出回路31およびUSBケーブル検出回路32の出力を参照して、信号表示灯1接続されている電源がACアダプタ11かUSBバスパワーかを判別する(ステップS1。電源判別手段の一例)。ACアダプタ11が接続されているときには、図3Aに示した通常駆動方式(第1駆動方法の一例)が設定される(ステップS2)。その後は、コントローラ20は、入力される指令信号に応じて、通常駆動方式に従って発光ユニットLおよびブザーユニット4を駆動するための制御信号を生成する(ステップS4)。一方、USBバスパワーが接続されているときには、図3Bに示した低減電力駆動方式(第2駆動方法の一例)が設定される(ステップS3)。その後は、コントローラ20は、入力される指令信号に応じて、低減電力駆動方式に従って、発光ユニットLおよびブザーユニット4を駆動するための制御信号を生成する(ステップS4)。
このように、この実施形態によれば、信号表示灯1の動作環境の一例である電源の種類に応じて駆動方法が可変設定されるので、電源の種類に応じた適切な駆動方法で信号表示灯1を駆動できる。したがって、たとえば、電源の種類に応じて、その電源による最大供給電力の範囲内で、ユニット部5を構成するユニットL,4の性能を最大限に発揮させる駆動方法を自動で設定できる。また、外部装置16側において、信号表示灯1の電源の種類を考慮した指令信号を生成する必要がないので、使い勝手のよい信号表示灯1を提供できる。
とくに、USB電力供給源10から信号表示灯1に給電するときには、ユニット部5の最大消費電力が最大供給電力を超える。この場合には、USB電力供給源10の最大供給電力の範囲内でユニット部5を駆動するように、自動で低減電力駆動方式(間欠駆動または時分割駆動)が設定される。したがって、外部装置16側において、USB電力供給源10の最大供給電力とユニット部5の最大消費電力との大小関係を考慮した指令信号を生成する必要がない。
さらに、この実施形態では、USB電力供給源10からの給電時であっても、優先順位の高いブザーユニット4(第1ユニットの一例)は通常電力で駆動される。したがって、電源の種類によらずにブザーユニット4を優先的に通常どおりに駆動できる。その一方で、発光ユニットL(第2ユニットの一例)を低減駆動電力で駆動することにより、USB電力供給源10の最大供給電力を超えない範囲で、発光ユニットLを同時に作動させることができる。
また、この実施形態では、USB電力供給源10から信号表示灯1に給電するときに、通常電圧(24V)よりも高い電圧(26V)が発光ユニットLに印加される。それにより、通常電圧で間欠または時分割駆動する場合に比較して、発光ユニットLの見かけ上の明るさを明るくすることができる。間欠または時分割駆動するときの発光ユニットLの明るさは、基本的には、駆動周期中における発光時間の割合で定まるが、印加電圧を調整することによって、さらに明るさを調節することができる。
図3Bには、発光ユニットL1,L2,L3を時分割駆動によって全て点灯させる場合に、いずれの時刻においてもいずれかの発光ユニットが点灯している駆動パターンを示したけれども、コントローラ20の仕様によっては、いずれの発光ユニットも発光しない非発光期間が生じる場合もあり得る。具体的には、時分割駆動時の各発光ユニットの点灯時間の割合に制限があり、その割合を任意に設定できない場合である。たとえば、時分割駆動周期中での駆動時間の割合が0%、20%、40%、60%、80%、100%のいずれかのみに設定可能な場合、すなわち、20%間隔での設定のみが許容される場合を考える。この場合、3つの発光ユニットL1〜L3を時分割駆動する場合の各発光ユニットの点灯時間の割合は20%ずつとなるから、40%(100%−3×20%)の時間が非発光期間となる。そこで、点灯時に印加する電圧を通常電圧よりも高くすることにより、非発光期間に起因する明るさの不足を補うことができる。
図3Bに二点鎖線50で示すように、USB電力供給源10から信号表示灯1に給電する場合におけるブザーユニット4の駆動電圧は、通常電圧(24V)よりも低い低減電圧としてもよい。これにより、消費電力を低くすることができる。
図5A〜図5Iは、信号表示灯1の様々な形態を説明するための図解的な斜視図である。図5A〜図5Iにおいて、図1に示された各部の対応部分に同一の参照符号を付す。
図5Aには、発光ユニットL1の数が1であり、ベースユニット2にブザーユニット4が備えられていない形態を示す。図5Bには、発光ユニットL1,L2の数が2であり、ベースユニット2にブザーユニット4が備えられていない形態を示す。図5Cには、発光ユニットL1,L2,L3の数が3であり、ベースユニット2にブザーユニット4が備えられていない形態を示す。図5Dには、発光ユニットL1,L2,L3,L4の数が4であり、ベースユニット2にブザーユニット4が備えられていない形態を示す。
図5Eには、発光ユニットL1の数が1であり、ベースユニット2にブザーユニット4が備えられている形態を示す。図5Fには、発光ユニットL1,L2の数が2であり、ベースユニット2にブザーユニット4が備えられている形態を示す。図5Gには、発光ユニットL1,L2,L3の数が3であり、ベースユニット2にブザーユニット4が備えられている形態を示す。図5Hには、発光ユニットL1,L2,L3,L4の数が4であり、ベースユニット2にブザーユニット4が備えられている形態を示す。
図5Iには、発光ユニットL1,L2,L3,L4の数が4であり、ベースユニット2にブザーユニット4が備えられており、さらに信号表示灯1の頂部に通信ユニット6が備えられている形態を示す。通信ユニット6は、たとえば、無線LAN通信のためのユニットであってもよい。通信ユニット6は、図5A〜図5Hのいずれの形態に対しても付加できる。通信ユニット6は、信号表示灯1の頂部に備えられる必要はなく、ベースユニット2内に備えられてもよいし、ベースユニット2と発光ユニットLとの間、または一対の隣り合う発光ユニットLの間に配置されてもよいし、いずれかの発光ユニットLの内部に備えられてもよい。
発光ユニットLの数の上限が4というわけではなく、5個以上の発光ユニットLを積層した信号表示灯1を構成することもできる。複数の発光ユニットLが備えられる形態では、複数の発光ユニットLは異なる発光色(たとえば、緑色、黄色、赤色など)で発光するように構成されていてもよい。
図6は、信号表示灯1の電気的構成(第2の実施形態)を説明するためのブロック図であり、図5Hに対応する形態を一例として示す。図6において、前述の図2に示された各部の対応部分に同一参照符号を付す。
この実施形態では、各ユニットL,4が当該ユニットの種類を表すユニット種別情報を記憶したメモリMを備えている。コントローラ20は、各ユニットL1〜L4,4のメモリMからユニット種別情報を読み出し、それによって、信号表示灯1に備えられたユニットL1〜L4,4を検出する。すなわち、コントローラ20は、信号表示灯1に備えられたユニットL1〜L4,4の種別および数を検出し、それによって、信号表示灯1の構成を検出する。
一方、コントローラ20のメモリ22には、電源の種別、ユニットの種別およびその数、ならびに指令信号によって同時に駆動すべき発光ユニットの数などに応じてそれぞれのユニットの駆動方法を可変設定するためのマップ22Mが格納されている。
図7は、マップ22Mの内容の一例を説明するための図である。このマップ22Mには、電源の種別(ACアダプタまたはUSBバスパワー)および外部装置16からの指令信号の内容に応じた駆動方法の設定データが格納されている。ただし、ここでは、ACアダプタ11による最大供給電力(たとえば12W)が、ブザーユニット4を鳴動させ、かつ4つの発光ユニットL1〜L4を全て同時に発光させたときの合計最大消費電力(たとえば4.1W)以上であると仮定する。さらに、USBバスパワーによる最大供給電力(たとえば2.5W)は、ブザーユニット4を非鳴動状態として3つの発光ユニットLを発光させたときの合計最大消費電力(たとえば2.4W)以上であり、ブザーユニット4を鳴動させかつ2つの発光ユニットLを発光させたときの合計最大消費電力(たとえば2.5W)以上であり、ブザーユニット4を非鳴動状態として4つの発光ユニットLを発光させたときの合計最大消費電力(たとえば3.2W)よりも小さく、ブザーユニット4を鳴動させかつ3つの発光ユニットLを発光させたときの合計最大消費電力(たとえば3.3W)よりも小さいものと仮定する。たとえば、ブザーユニット4の定格消費電力(最大消費電力)は0.9W程度であり、1つの発光ユニットLの定格消費電力(最大消費電力)は0.8W程度である。
図7のマップ22Mに従えば、電源種別がACアダプタであれば、指令信号に応じて同時に発光すべき発光ユニットLの数が1〜4のいずれであっても、各発光ユニットLは連続駆動され、各発光ユニットLの光源3には駆動電圧が連続印加される。このことは、ブザーユニット4が鳴動されるか否かによらない。
一方、電源種別がUSBバスパワーであって、指令信号がブザーユニット4の非鳴動を指令しているときには、指令信号に基づいて同時に発光させるべき発光ユニットLの数が1〜3であれば、当該発光ユニットLはそれぞれ連続駆動(第1駆動方法の一例)され、各発光ユニットLの光源3には駆動電圧が連続印加される。その一方で、同時に発光させるべき発光ユニットLの数が4であれば、4個の発光ユニットLは後述の第1パターンで時分割駆動(第2駆動方法の一例)され、各発光ユニットLの光源3には駆動電圧が間欠的に印加される。また、電源種別がUSBバスパワーであって、指令信号がブザーユニット4の鳴動を指令しているときには、指令信号に基づいて同時に発光させるべき発光ユニットLの数が1〜2であれば、当該発光ユニットLはそれぞれ連続駆動され、各発光ユニットLの光源3には駆動電圧が連続印加される。その一方で、同時発光させるべき発光ユニットLの数が3であれば、3個の発光ユニットLは後述の第2パターンで時分割駆動(第2駆動方法の一例)され、各発光ユニットLの光源3には駆動電圧が間欠的に印加される。また、同時発光させるべき発光ユニットLの数が4であれば、4個の発光ユニットLは後述の第3パターンで時分割駆動(第2駆動方法の一例)され、各発光ユニットLの光源3には駆動電圧が間欠的に印加される。
図8A〜図8Cは、発光ユニットLの時分割駆動パターンを説明するための図である。図8Aは前述の第1パターンを示し、図8Bは前述の第2パターンを示し、図8Cは前述の第3パターンを示す。
第1パターンでは、同時発光が指令された4個の発光ユニットL(点灯ユニット1〜4)のうちの3個の発光ユニットLを同時に駆動(点灯)させ、残る1つの発光ユニットLを消灯させるように、4個の発光ユニットLが時分割駆動される。すなわち、時分割駆動周期を4分割して得られる第1〜第4期間のうちの第1期間では点灯ユニット1〜3が点灯、点灯ユニット4が消灯である。次の第2期間では点灯ユニット2〜4が点灯、点灯ユニット1が消灯である。次の第3期間では点灯ユニット1,3〜4が点灯、点灯ユニット2が消灯である。そして、第4期間では点灯ユニット1〜2,4が点灯、点灯ユニット3が消灯である。第4期間の後は第1期間に戻る。第1〜第4期間の個々の長さは、たとえば6〜12ミリ秒である。
このように、同時点灯する3つの発光ユニットL(換言すれば消灯する1つの発光ユニット)を短周期で循環的に切り替えながら、4つの発光ユニットLが時分割駆動される。切り替えの周期を十分に短くすることにより、観察者の目には、各発光ユニットLが連続発光しているように見える。それにより、見かけ上、4つの発光ユニットLの同時発光が実現される。現実に同時発光している発光ユニットLの数は3であるので、USBパスパワーの最大供給電力を最大限に利用でき、かつ同時発光する3つの発光ユニットLの合計最大消費電力が最大供給電力を超えることはない。
第2パターンでは、同時発光が指令された3個の発光ユニットL(点灯ユニット1〜3)のうちの2個の発光ユニットLを同時に駆動(点灯)させ、残る1つの発光ユニットLを消灯させるように、3個の発光ユニットLが時分割駆動される。すなわち、時分割駆動周期を3分割して得られる第1〜第3期間のうちの第1期間では点灯ユニット1〜2が点灯、点灯ユニット3が消灯である。次の第2期間では点灯ユニット2〜3が点灯、点灯ユニット1が消灯である。次の第3期間では点灯ユニット1,3が点灯、点灯ユニット2が消灯である。第3期間の後は第1期間に戻る。第1〜第3期間の個々の長さは、たとえば6〜12ミリ秒である。このように、点灯する2つの発光ユニットL(換言すれば消灯する1つの発光ユニットL)を短周期で循環的に切り替えながら、3つの発光ユニットLが時分割駆動される。切り替えの周期を十分に短くすることにより、観察者の目には、各発光ユニットLが連続発光しているように見える。それにより、見かけ上、3つの発光ユニットLの同時発光が実現される。現実に同時発光している発光ユニットLの数は2であるので、USBバスパワーの最大供給電力のうちブザーユニット4の鳴動に用いられる電力を除く残りの電力を発光ユニットの点灯のために最大限に利用でき、かつブザーユニット4および同時発光する2つの発光ユニットLの合計最大消費電力が最大供給電力を超えることはない。
第3パターンでは、同時発光が指令された4個の発光ユニットL(点灯ユニット1〜4)のうちの2個の発光ユニットLを同時に駆動(点灯)させ、残る2つの発光ユニットLを消灯させるように、4個の発光ユニットLが時分割駆動される。すなわち、時分割駆動周期を2分割して得られる第1〜第2期間のうちの第1期間では点灯ユニット1〜2が点灯、点灯ユニット3〜4が消灯である。次の第2期間では点灯ユニット3〜4が点灯、点灯ユニット1〜2が消灯である。第2期間の後は第1期間に戻る。第1〜第2期間の個々の長さは、たとえば6〜12ミリ秒である。このように、点灯する2つの発光ユニットL(換言すれば消灯する2つの発光ユニットL)を短周期で循環的に切り替えながら、4つの発光ユニットLが時分割駆動される。切り替えの周期を十分に短くすることにより、観察者の目には、各発光ユニットが連続発光しているように見える。それにより、見かけ上、4つの発光ユニットLの同時発光が実現される。現実に同時に発光している発光ユニットLの数は2であるので、USBバスパワーの最大供給電力のうちブザーユニット4の鳴動に用いられる電力を除く残りの電力を最大限に利用でき、かつブザーユニット4および同時発光する2つの発光ユニットLの合計最大消費電力が最大供給電力を超えることはない。
図5A、図5Bおよび図5Cに示した構成の信号表示灯1においては、ブザーユニット4が備えられておらず、かつ発光ユニットLの数が3以下であるので、電源がUSBバスパワーのときでも、発光ユニットLの時分割駆動がされることはない。また、図5Dおよび図5Eに示した構成の信号表示灯1では、ブザーユニット4が備えられているものの、発光ユニットLの数が2以下であるので、電源がUSBバスパワーのときでも、発光ユニットLが時分割駆動されることはない。
ブザーユニット4が備えられている構成では、ブザーユニット4については、時分割駆動がされることはなく、ブザーユニット4を駆動するための電力が優先的に確保される。
図9は、CPU21がプログラム22Pを実行することによって実現されるコントローラ20の動作を説明するためのフローチャートである。コントローラ20に通電されると、コントローラ20は、ACアダプタ検出回路31およびUSBケーブル検出回路32の出力を参照して、信号表示灯1接続されている電源がACアダプタ11かUSBバスパワーかを判別する(ステップS11。電源判別手段の一例)。コントローラ20は、さらに各ユニット4,LのメモリMからユニット種別データを読み出して、信号表示灯1の構成を検出する(ステップS12。構成検出手段、ユニット種類検出手段、発光ユニット数検出手段の各一例)。その後は、指令信号が入力されると(ステップS13)、その指令信号によって駆動すべきユニットおよび同時に発光させるべき発光ユニットの数を特定する(ステップS14。駆動ユニット特定手段の一例)。その特定に基づいて、コントローラ20は、マップ22Mを参照することにより、駆動方法を設定し(ステップS15)、その駆動方法に従ってブザーユニット4および発光ユニットLを駆動するための制御信号を生成する(ステップS16)。
この実施形態によれば、前述の第1の実施形態に関連して説明した効果に加えて、次のような効果を奏することができる。すなわち、図8Aに示す第1パターンの時分割駆動では、3個の発光ユニットを点灯し1個の発光ユニットを消灯するようにして4個の発光ユニットが時分割駆動される。また、図8Bに示す第2パターンの時分割駆動では、2個の発光ユニットを点灯し1個の発光ユニットを消灯するようにして3個の発光ユニットが時分割駆動される。そして、図8Cに示す第3パターンの時分割駆動では、2個の発光ユニットを点灯し2個の発光ユニットを消灯するようにして4個の発光ユニットが時分割駆動される。このように、時分割駆動の際に、複数の発光ユニットの点灯期間が重なっているので、各発光ユニットが消灯状態となる時間を短くできる。それにより、各発光ユニットの点滅が分かりにくくなり、かつ、見かけ上の明るさを明るくすることができる。
また、この実施形態によれば、ユニット部5の構成、すなわち、ユニットの種類および個数が自動的に検出され、その検出されたユニット部5の構成に応じて、ユニット部5の駆動方法が可変設定される。したがって、ユニット部5の構成に適応した適切な駆動方法が自動的に設定されるので、ユニット部5の構成に応じて、各ユニットの性能を最大限に発揮させることができる。また、外部装置16側において、ユニット部5の構成を考慮した指令信号を生成する必要がないので、使い勝手のよい信号表示灯1を提供できる。
さらに、この実施形態によれば、指令信号に対応して同時に駆動すべきユニットが特定され、とくに同時に駆動すべきユニットL,4の組み合わせ、および同時に駆動すべき発光ユニットLの数に応じて、マップ22Mに従い、駆動方法が適切に可変設定される。これにより、指令信号に応じて、ユニット部5を構成するユニットL,4の性能を最大限に発揮させることができる。むろん、外部装置16側においては、同時に駆動すべきユニットの組み合わせ等に応じた駆動方法を意識した指令信号を生成する必要はない。
マップ22Mは、電源の種類に応じた最大供給電力と、同時駆動すべきユニットの合計最大消費電力との大小関係に基づいて、予め適切に設定されている。したがって、マップ22Mを参照して駆動方法を設定することによって、電源の最大供給電力と同時駆動すべきユニットの合計最大消費電力との比較も同時に行われることになり、その比較結果に応じた適切な駆動方法が自動設定される。
なお、この実施形態においても、複数の発光ユニットLを時分割駆動するときの印加電圧を通常電圧よりも高い電圧としてもよい。また、USB電力供給源10から信号表示灯1に給電するときに、ブザーユニット4への印加電圧を通常電圧よりも低い低減電圧としてもよい。
図10は、第3の実施形態に係る信号表示灯1の電気的構成を説明するためのブロック図である。図10において、図6の各部の対応部分には同一参照符号を付して示す。この実施形態では、CPU21が実行するプログラム22Pの中に、ユニットの種類に対応した最大消費電力を表すユニット消費電力のデータが組み込まれている。CPU21は、各ユニットL,4のメモリMからユニット種別データを取得し、同時駆動されるユニットのそれぞれのユニット消費電力を合計することにより、合計最大消費電力を演算する。そして、CPU21は、その演算結果に基づいて、駆動方法を可変設定する。ユニット消費電力のデータが組み込まれたプログラム22Pを記憶しているメモリ22は、消費電力記憶手段の一例である。
図11は、CPU21がプログラム22Pを実行することによって実現されるコントローラ20の動作を説明するためのフローチャートである。コントローラ20に通電されると、CPU21は、電源種別を判別し(ステップS21。電源判別手段の一例)、さらに各ユニットL,4のメモリMからユニット種別データを読み出して、信号表示灯1の構成を検出する(ステップS22。構成検出手段、ユニット種類検出手段、発光ユニット数検出手段の各一例)。その後は、CPU21は、指令信号が入力されると(ステップS23)、その指令信号によって同時に駆動すべきユニットを特定する(ステップS24。駆動ユニット特定手段の一例)。すなわち、ブザーユニット4を発光させるべきか否か、いずれかの発光ユニットLを発光させるべきか否か、発光させるとすればその数はいくつかなどを特定する。その特定に基づいて、CPU21は、プログラム22P中に設定されたユニット種別ごとのユニット消費電力を取得し(ステップS25)、それに基づいて、同時駆動されるユニットの合計最大消費電力を演算する(ステップS26)。そして、CPU21は、電源の最大供給電力と合計最大消費電力とを比較する(ステップS27)。最大供給電力が合計最大消費電力以上であれば(ステップS27:YES)、供給電力が充足されているので、CPU21は、同時駆動すべきユニットをそれぞれ連続駆動する(ステップS28。第1駆動方法の一例)。一方、最大供給電力が合計最大消費電力に満たないときには(ステップS27:NO)、供給電力が不足であるので、CPU21は、同時駆動すべき少なくとも1つのユニットを通常時よりも低い電力で駆動する(ステップS29,S30。第2駆動方法の一例)。
この実施形態では、CPU21は、同時駆動すべき複数のユニットの中の優先順位を判断する(ステップS29)。たとえば、ブザーユニット4および通信ユニット6(図5I参照)には、発光ユニットLよりも高い優先順位が与えられていてもよい。具体的には、ブザーユニット4と発光ユニットLとを同時駆動すべきときには、優先順位の高いブザーユニット4は連続駆動され、残りの電力で発光ユニットLが時分割駆動される(ステップS30)。具体的な時分割駆動のパターンは、前述の第2の実施形態と同様であってもよい。
たとえば、CPU21は、ステップS30において、ブザーユニット4を駆動せずに複数個の発光ユニットLを同時駆動するときには、最大供給電力で充足可能な発光ユニットLの数を求める。そして、CPU21は、その求めた数以下(好ましくは当該求めた数)の発光ユニットLを同時に駆動するように時分割駆動パターンを設定する。また、CPUは、ステップS30において、ブザーユニット4とともに複数個の発光ユニットLを同時駆動するときには、ブザーユニット4の連続駆動のために必要な電力を最大供給電力から差し引き、その残りの電力で充足可能な発光ユニットの数を求める。そして、CPU21は、その求めた数以下(好ましくは当該求めた数)の発光ユニットLを同時に駆動するように時分割駆動パターンを設定する。
この実施形態によれば、第1および第2の実施形態について述べた効果に加えて、次のような効果を奏することができる。すなわち、プログラム22Pに組み込まれたユニット消費電力のデータに基づいて、同時駆動すべきユニットの合計最大消費電力が求められ、その合計最大消費電力と電源からの最大供給電力との比較に基づいて、駆動方法を適切に可変設定できる。
なお、プログラム22Pにユニット消費電力のデータを組み込む代わりに、メモリ22の記憶領域に、プログラム22Pと区別して、ユニット種別ごとのユニット消費電力のデータを格納しておいてもよい。
図12は、この発明の第4の実施形態に係る信号表示灯の電気的構成を説明するためのブロック図である。図12において図10の各部に対応する部分を同一参照符号で示す。この実施形態では、各ユニットL,4に備えられたメモリMには、ユニット種別データに加えて、当該ユニットの最大消費電力を表すユニット消費電力のデータが格納されている。したがって、第3の実施形態とは異なり、CPU21が実行するプログラム22P中にユニット消費電力のデータを組み込んでおく必要はない。各ユニットL,4に備えられたメモリMは、当該ユニットのユニット消費電力を記憶する消費電力記憶手段の一例である。
図13は、CPU21がプログラム22Pを実行することによって実現されるコントローラ20の動作を説明するためのフローチャートである。図13において、図11の各ステップと同様の処理が行われるステップを同一参照符号で表す。コントローラ20に通電されると、CPU21は、電源種別を判別し(ステップS21)、さらに各ユニットL,4のメモリMからユニット種別データを読み出して、信号表示灯1の構成を検出する(ステップS22)。その後は、CPU21は、指令信号が入力されると(ステップS23)、その指令信号によって同時に駆動すべきユニットを特定する(ステップS24)。その特定に基づいて、CPU21は、当該特定されたユニットのメモリMからユニット消費電力のデータを読み出して取得し(ステップS35。ユニット消費電力を読み取る手段の一例)、それに基づいて、同時駆動されるユニットの合計最大消費電力を演算する(ステップS26)。そして、CPU21は、電源の最大供給電力と合計最大消費電力とを比較する(ステップS27)。最大供給電力が合計最大消費電力以上であれば(ステップS27:YES)、供給電力が充足されているので、CPU21は、同時駆動すべきユニットをそれぞれ連続駆動する(ステップS28)。一方、最大供給電力が合計最大消費電力に満たないときには(ステップS27:NO)、供給電力が不足であるので、CPU21は、同時駆動すべき少なくとも1つのユニットを通常時よりも低い電力で駆動する(ステップS29,S30)。ステップS29およびステップS30による低減電力駆動の詳細は、第3の実施形態の場合と同様である。
この実施形態により、第3の実施形態と同様な効果を奏することができる。加えて、コントローラ20は、信号表示灯1に装着可能な全ての種類のユニットに関するユニット消費電力のデータを予め保持しておく必要がなくなる。したがって、信号表示灯1のいずれかのユニットが取り外されたり、ユニットが追加または交換されたりしたときでも、CPU21は、合計最大消費電力を正しく計算できる。
以上、この発明の4つの実施形態について説明してきたが、この発明は、さらに他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の実施形態では、USB電力供給源10が信号表示灯1に給電する場合に、最大供給電力が不足するときには、発光ユニットLを間欠駆動または時分割駆動している。しかし、このような間欠駆動または時分割駆動の代わりに、同時発光すべき発光ユニットLに最大供給電力を按分して供給しながら、それらの発光ユニットLを連続駆動してもよい。一般的には、消費電力が電圧に比例するユニットは電圧を調整して消費電力を低減させ、発光ユニットについては、間欠駆動または時分割駆動における点灯時間によって消費電力を調整することが好ましい。
また、前述の実施形態では、ユニット部5に備えられるユニットL,4の優先順位が固定されている例について説明したが、優先順位が可変設定可能であってもよい。たとえば、信号表示灯1にディップスイッチ等の優先順位設定手段を備えてもよい。また、信号表示灯1に外部の情報処理装置(パーソナルコンピュータなど)の接続ポートを設け、その接続ポートに接続した情報処理装置から優先順位を設定できるようにしてもよい。さらに、外部装置16から与えられる指令信号によって、優先順位を指令する構成としてもよい。優先順位の設定または指令は、単なる順位(重要度)の設定または指令に限らず、動作に関する具体的な設定または指令を含んでいてもよい。すなわち、或る特定のユニット(たとえば前述のブザーユニット4、通信ユニット6など)の電力は低減せずに、他のユニットは残りの電力の範囲で駆動する、という設定または指令が可能とされていてもよい。また、低減した電力で駆動するのではなく、或る特定のユニットを動作させない、という設定または指令が可能とされていてもよい。
また、ユニット種別による優先順位の設定だけでなく、同種のユニット間でも優先順位を設定可能としてもよい。たとえば、発光ユニットの発光色によって優先順位を設定してもよい。
さらに、前述の実施形態では、電源の種類として、ACアダプタ11およびUSB電力供給源10を例示したが、そのほかにも、PoE(Power over Ethernet(登録商標))、バッテリなどの電源が使用可能とされていてもよい。
さらに、駆動方法に関与する信号表示灯1の動作環境には、当該信号表示灯1が省エネルギーモードに設定されているか否かが含まれていてもよい。この場合、省エネルギーモードが設定されているときには、消費電力が所定の上限値以下となるように、ユニット部の低減電力駆動(発光ユニットの間欠または時分割駆動など)を行えばよい。
また、前述の実施形態では、無線の通信ユニット6を信号表示灯1に備える構成(図5I参照)を示したが、有線通信ユニットが信号表示灯に備えられてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 信号表示灯
L 発光ユニット
3 光源
M メモリ
4 ブザーユニット
5 ユニット部
6 通信ユニット
7 ACアダプタジャック
8 USBジャック
9 商用交流電源
10 USB電力供給源
11 ACアダプタ
12 USBケーブル
15 指令信号線
16 外部装置
20 コントローラ
21 CPU
22 メモリ
22P プログラム
22M マップ
25 発光ユニット駆動回路
26 ブザーユニット駆動回路
27 指令信号入力インタフェース回路
28 電源回路
29 昇圧回路
31 ACアダプタ検出回路
32 USBケーブル検出回路

Claims (15)

  1. 少なくとも一つの発光ユニットを含むユニット部を有し、前記発光ユニットによる発光によって情報を表示する信号表示灯であって、
    前記ユニット部を駆動する駆動手段と、
    当該信号表示灯の動作環境を検出する動作環境検出手段と、
    前記動作環境検出手段によって検出された動作環境に応じて、前記駆動手段による前記ユニット部の駆動方法を可変設定する駆動制御手段とを含む、信号表示灯。
  2. 前記動作環境検出手段が、前記駆動手段に接続される電源の種類を判別する電源判別手段を含み、
    前記駆動制御手段が、前記電源判別手段による判別結果に応じて、前記駆動手段による前記ユニット部の駆動方法を可変設定する、請求項1に記載の信号表示灯。
  3. 前記駆動制御手段が、電源の種類に応じて異なる最大供給電力の範囲内で前記ユニット部を駆動するように前記駆動方法を可変設定する、請求項2に記載の信号表示灯。
  4. 前記最大供給電力が前記ユニット部の最大消費電力に満たないときには、前記駆動制御手段は、前記最大消費電力よりも低い低減駆動電力で前記ユニット部に含まれるユニットを駆動するように前記駆動方法を設定する、請求項3に記載の信号表示灯。
  5. 前記ユニット部が前記少なくとも一つの発光ユニットを含む複数のユニットを含み、
    前記複数のユニットが、第1ユニットと、前記第1ユニットよりも優先順位が下位に設定された第2ユニットとを含み、
    前記最大供給電力が前記ユニット部の最大消費電力に満たないときには、前記駆動制御手段は、前記第1ユニットを定格消費電力に応じた通常電力で駆動する一方で、前記第2ユニットを定格消費電力に応じた通常電力よりも低い低減駆動電力で駆動するように前記駆動方法を設定する、請求項3に記載の信号表示灯。
  6. 前記駆動制御手段が、前記最大供給電力が前記ユニット部の最大消費電力以上である供給電力充足時には、通常電圧により前記ユニットを駆動するように前記駆動方法を設定し、
    前記低減駆動電力での前記ユニットの駆動が、前記通常電圧よりも低い低減電圧による前記ユニットの駆動を含む、請求項4または5に記載の信号表示灯。
  7. 前記駆動制御手段が、前記最大供給電力が前記ユニット部の最大消費電力以上である供給電力充足時には、前記ユニットを連続駆動するように前記駆動方法を設定し、
    前記低減駆動電力での前記ユニットの駆動が、前記ユニットを間欠的に駆動することを含む、請求項4または5に記載の信号表示灯。
  8. 前記ユニット部が複数のユニットを含み、
    前記駆動制御手段が、前記最大供給電力が前記ユニット部の最大消費電力以上である供給電力充足時には、前記複数のユニットを連続駆動するように前記駆動方法を設定し、
    前記低減駆動電力での前記ユニットの駆動が、前記複数のユニットを時分割により駆動することを含む、請求項4または5に記載の信号表示灯。
  9. 前記複数のユニットの時分割による駆動周期中に、前記複数のユニットのうちの少なくとも2つのユニットを駆動し、かつ前記複数のユニットのうちの少なくとも1つのユニットを非駆動状態とする期間を含む、請求項8に記載の信号表示灯。
  10. 前記駆動制御手段が、前記最大供給電力が前記ユニット部の最大消費電力以上である供給電力充足時には、通常電圧により前記ユニットを駆動するように前記駆動方法を設定し、
    前記低減駆動電力での前記ユニットの駆動が、前記通常電圧よりも高い電圧の印加を含む、請求項7〜9のいずれか一項に記載の信号表示灯。
  11. 前記ユニットの動作状態を指令するために外部から入力される指令信号を受信する指令信号受信手段をさらに含み、
    前記動作環境検出手段が、前記指令信号受信手段が受信した指令信号に応じて同時に駆動すべきユニットを特定する駆動ユニット特定手段を含み、
    前記駆動制御手段が、前記駆動ユニット特定手段による特定に従って前記ユニット部の駆動方法を可変設定する、請求項1〜10のいずれか一項に記載の信号表示灯。
  12. 前記駆動制御手段が、前記駆動ユニット特定手段によって特定されたユニットの合計最大消費電力が電源からの最大供給電力を超えないときには、当該特定されたユニットを前記指令信号受信手段が受信する指令信号に従って第1駆動方法で駆動し、前記特定されたユニットの合計最大消費電力が電源からの最大供給電力を超えるときには、当該特定されたユニットを前記指令信号受信手段が受信する指令信号に従って前記第1駆動方法よりも消費電力が低減される第2駆動方法により駆動する、請求項11に記載の信号表示灯。
  13. 個々のユニットの消費電力を表すユニット消費電力を記憶した消費電力記憶手段をさらに含み、
    前記駆動制御手段が、前記駆動ユニット特定手段によって特定されたユニットに対応する前記ユニット消費電力を加算することにより、前記駆動ユニット特定手段によって特定されたユニットの合計最大消費電力を演算する手段を含む、請求項12に記載の信号表示灯。
  14. 前記ユニット部を構成する個々のユニットが、当該ユニットの消費電力を表すユニット消費電力を保持する前記消費電力記憶手段を有しており、
    前記動作環境検出手段が、前記消費電力記憶手段から前記ユニット消費電力を読み取る手段を含む、請求項13に記載の信号表示灯。
  15. 前記ユニット部が複数の発光ユニットを含み、
    前記駆動制御手段が、前記駆動ユニット特定手段によって特定された発光ユニットの数に応じて前記ユニット部の駆動方法を可変設定する、請求項11〜14のいずれか一項に記載の信号表示灯。
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