前記課題を解決するためになされた第1の発明は、物品または役務を利用者に提供する施設を運営するユーザの業務を支援する施設運営支援装置であって、前記施設における各エリアのエリア画像を蓄積する画像蓄積部と、前記エリア画像を管理する管理部と、前記エリア画像を含む閲覧画面をユーザ端末装置に配信する配信部と、を備え、前記配信部は、共通の前記エリアに関する前記施設ごとの前記エリア画像を施設名称とともに並べた施設別画像一覧と、この施設別画像一覧における前記エリアを変更するエリア選択メニューと、を含む前記閲覧画面を生成して前記ユーザ端末装置に配信する構成とする。
これによると、閲覧画面がユーザ端末装置に配信され、この閲覧画面に含まれる施設別画像一覧により、共通のエリアを対象にして、エリアの状況を施設同士で簡単に比較することができ、さらに、エリア選択メニューにより、施設別画像一覧のエリアを変更することで、異なるエリアの状況を複数の施設同士で比較することができる。これにより、施設数やエリア数が増加した場合でも、複数のユーザが施設内の状況をどこからでも効率よく確認でき、施設運営改善のための業務を合理的に行うことができる。
また、第2の発明は、前記配信部は、入力方法が異なる複数の日時入力部を前記閲覧画面に表示して、複数の前記日時入力部により、前記施設別画像一覧における前記エリア画像の表示日時をユーザに入力させる構成とする。
これによると、エリア画像の表示日時を変更する際の操作性を高めることができる。
また、第3の発明は、前記日時入力部は、カレンダーで日時を指定するカレンダー入力、所定の間隔で日時を変更する日時送り入力、タイムスケールにおける時間軸方向の位置で日時を指定するスケール入力、および現在の日時に変更する現在日時入力のうちの少なくとも2つ以上の入力方法によるものである構成とする。
これによると、エリア画像の表示日時を変更する際の操作性をより一層高めることができる。
また、第4の発明は、前記配信部は、前記施設別画像一覧において前記施設を選択するユーザの操作に基づいて、同一の前記施設における前記エリア画像を前記エリアの名称とともに並べたエリア別画像一覧と、このエリア別画像一覧における前記施設を変更する施設選択メニューと、を含む閲覧画面を生成して前記ユーザ端末装置に配信する構成とする。
これによると、エリア別画像一覧により、注目する施設を対象にして各エリアの状況を確認することができる。そして、施設選択メニューにより、エリア別画像一覧の施設を変更することで、施設別画像一覧の閲覧画面に戻ることなく、異なる施設の状況を簡単に確認することができる。
また、第5の発明は、前記配信部は、前記エリア別画像一覧において前記エリアを選択するユーザの操作に基づいて、選択された前記エリアに関する所定の期間内の各日における前記エリア画像を並べた日別画像一覧と、この日別画像一覧における前記エリアを変更するエリア選択メニューと、を含む閲覧画面を生成して前記ユーザ端末装置に配信する構成とする。
これによると、日別画像一覧により、注目するエリアを対象にして所定の期間内の各日のエリアの状況を確認することができる。そして、エリア選択メニューにより、日別画像一覧のエリアを変更することで、異なるエリアの状況を簡単に確認することができる。
この場合、期間をユーザが指定することができるようにするとよい。また、期間が長くなると、期間内の全ての日のエリア画像を並べて表示すると、画面が見にくくなることから、日別画像一覧に表示される日付の間隔をユーザに選択させて、その間隔においた各日のエリア画像を表示するようにするとよい。例えば、週間隔とすると、指定日以前の数週間の同じ曜日のエリア画像を並べて表示し、日間隔とすると、指定日の直近の数日のエリア画像を並べて表示するようにする。
また、第6の発明は、前記日別画像一覧には、予め指定された時刻の前記エリア画像が日別に並べて表示される構成とする。
これによると、店舗運営上で重要な時間帯を予め指定しておくことで、重要な時間帯の状況を確認することができる。
また、第7の発明は、前記配信部は、前記日別画像一覧において日付を選択するユーザの操作に基づいて、選択された日における各時刻の前記エリア画像を時系列で並べた時刻別画像一覧と、この時刻別画像一覧における前記エリアを変更するエリア選択メニューと、を含む閲覧画面を生成して前記ユーザ端末装置に配信する構成とする。
これによると、時刻別画像一覧により、注目する日を対象にして各時刻のエリアの状況を確認することができる。そして、エリア選択メニューにより、時刻別画像一覧のエリアを変更することで、異なるエリアの状況を簡単に確認することができる。
また、第8の発明は、前記配信部は、高画質モードを選択するユーザの操作に基づいて、高解像度の前記エリア画像を含む前記閲覧画面を生成して前記ユーザ端末装置に配信する構成とする。
これによると、ユーザ端末装置において、画面を拡大表示する操作をユーザが行った場合に、画質を低下させることなく、エリア画像を拡大表示させることができる。これにより、エリアの状況を詳細にかつ簡単に観察することができる。
また、第9の発明は、前記画像蓄積部は、前記施設の内部を撮像した画像から動体を除去した閲覧用静止画像を施設撮像装置から所定のタイミングで定期的に取得して、前記閲覧用静止画像から前記エリア画像を生成して蓄積し、前記配信部は、ユーザが指定した時刻の前記エリア画像をユーザ端末装置に配信する構成とする。
これによると、エリア画像は、人物などの動体が除去されたものとなるため、プライバシーを保護することができる。また、施設撮像装置において順次生成される閲覧用静止画像のうち、所定のタイミングの閲覧用静止画像のみを送信するため、時間的に連続する撮像画像(動画像)を送信したり、順次生成される閲覧用静止画像を全て送信したりする場合に比較して、ネットワーク上のトラフィックの負荷を改善することができる。これにより、施設運営支援装置において、プライバシーが保護されたエリア画像を効率よく収集することができる。
また、第10の発明は、物品または役務を利用者に提供する施設を運営するユーザの業務を支援する施設運営支援装置から配信される情報に基づいて画面を表示するユーザ端末装置であって、共通のエリアに関する施設ごとのエリア画像を施設名称とともに並べた施設別画像一覧と、この施設別画像一覧におけるエリアを変更するエリア選択メニューと、を含む閲覧画面を表示する構成とする。
これによると、第1の発明と同様に、店舗数や売場数が増加した場合でも、スーパーバイザーや多店舗のオーナなどの複数のユーザが店舗内の状況をどこからでも効率よく確認でき、店舗運営改善のための業務を合理的に行うことができる。
また、第11の発明は、物品または役務を利用者に提供する施設を運営するユーザの業務を情報処理装置により支援する施設運営支援方法であって、前記情報処理装置は、前記施設における各エリアのエリア画像を蓄積し、共通の前記エリアに関する前記施設ごとの前記エリア画像を施設名称とともに並べた施設別画像一覧と、この施設別画像一覧における前記エリアを変更するエリア選択メニューと、を含む閲覧画面を生成してユーザ端末装置に配信する構成とする。
これによると、第1の発明と同様に、店舗数や売場数が増加した場合でも、スーパーバイザーや多店舗のオーナなどの複数のユーザが店舗内の状況をどこからでも効率よく確認でき、店舗運営改善のための業務を合理的に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る施設運営支援システムの全体構成図である。
この施設運営支援システムは、コンビニエンスストアなどの小売チェーン店などを対象にして構築されるものであり、複数の店舗(施設)ごとに設けられたカメラ(施設撮像装置)1と、クラウドコンピュータシステム2と、PC(ユーザ端末装置)3と、スマートフォン(ユーザ端末装置)4と、を備えている。
カメラ1は、店舗内の適所に設置され、店舗内を撮像する。このカメラ1は、店舗内ネットワークおよびルータ11を介して、VLAN(Virtual Local Area Network)などの閉域ネットワークに接続されている。
クラウドコンピュータシステム2は、録画サーバ(画像蓄積部、情報処理装置)21と、管理サーバ(管理部、情報処理装置)22と、配信サーバ(配信部、情報処理装置)23と、を備えている。録画サーバ21、管理サーバ22、配信サーバ23は、クラウドLANを介して相互に接続されている。クラウドLANは、ルータ24を介して閉域ネットワークに接続されている。配信サーバ23は、ファイアウォール25を介してインターネットに接続されている。
録画サーバ21は、店舗内を撮像した画像を各店舗のカメラ1から収集して蓄積する。本実施形態では、カメラ1から取得した閲覧用静止画像から売場(エリア)ごとの売場画像を抽出して蓄積する。管理サーバ22は、データベースにより、売場画像、ユーザや店舗に関する情報、ユーザが入力したレポートやトピックに関する情報などを管理する。配信サーバ(Webサーバ)23は、PC3やスマートフォン4でユーザが閲覧する画面を生成して配信し、また、ユーザが画面で入力した情報を取得する。
PC3およびスマートフォン4は、スーパーバイザー、店舗オーナ、店長などのユーザが操作し、配信サーバ23から配信される画面をWebブラウザで閲覧することができる。
このような施設運営支援システムにおいては、カメラ1と録画サーバ21とが、閉域ネットワークを介して接続されているため、通信の安全性を確保することができる。また、配信サーバ23とPC3およびスマートフォン4とがインターネットを介して接続されているため、任意の場所でPC3やスマートフォン4から配信サーバ23にアクセスすることができる。
次に、店舗のレイアウトおよびカメラ1の設置状況について説明する。図2は、店舗のレイアウトおよびカメラ1の設置状況を説明する店舗の平面図である。
店舗には、出入口、陳列棚、レジカウンタ、および調理器具などが設けられている。陳列棚は、ファーストフード(FF)、米飯(おにぎり、弁当、寿司などの商品)、ベーカリー、デザート、ドリンク、加工食品、雑貨、生鮮食品、雑誌、新聞などの商品の種類に分けて設置されている。調理器具は、からあげなどのファーストフードを店内で調理するものであり、レジカウンタの隣には、ファーストフードの陳列棚(FFケース)が設置されている。顧客は、出入口から入店し、陳列棚の間の通路を通って店舗内を移動し、所望の商品が見つかると、その商品を持ってレジカウンタに向かい、レジカウンタで会計(代金の支払い)を済ませた後に出入口から退店する。
また、店舗には、店舗内を撮影する複数のカメラ1が設置されている。このカメラ1は、店舗内の天井の適宜な位置に設置されている。特に、図2に示す例では、カメラ1に、魚眼レンズを用いて360度の撮影範囲を有する全方位カメラが採用され、このカメラ1により、陳列棚などに陳列された商品などを撮影することができる。
次に、図1に示したカメラ1、録画サーバ21、管理サーバ22、配信サーバ23の概略構成について説明する。図3は、カメラ1、録画サーバ21、管理サーバ22、配信サーバ23の概略構成を示すブロック図である。
カメラ1は、撮像部31と、プロセッサ32と、記憶デバイス33と、通信部34と、を備えている。
撮像部31は、イメージセンサを備え、時間的に連続する撮像画像(フレーム)、いわゆる動画を順次出力する。プロセッサ32は、撮像画像に対して画像処理を行い、処理画像を生成して出力する。記憶デバイス33は、プロセッサ32で実行されるプログラムや、撮像部31から出力される撮像画像を記憶する。通信部34は、プロセッサ32から出力される処理画像をネットワークを介して録画サーバ21に送信する。
本実施形態では、プロセッサ32において、撮像部31から撮像画像が入力される度に、支配画像情報を更新し、動体を除去した閲覧用静止画像(背景画像)を処理画像として生成する。
この閲覧用静止画像の生成では、背景画像生成技術を利用することができる。例えば、時間的に連続する撮像画像が順次入力されると、直近の所定のサンプリング期間(例えば5分間)のうち、30フレーム相当の撮像画像における各画素の輝度を収集して、正規分布に近似させた輝度ヒストグラムを1画素ごとに生成して、その輝度ヒストグラムにおける所定の範囲(±3σ)の色情報を蓄積することで、画素単位の支配画像情報(優勢な状態にある色情報)を求めて、背景画像を生成することができる。そして、このような支配画像情報を撮像画像が入力される度に更新することで、タイムリーな背景画像が得られ、これを閲覧用静止画像として利用することが可能となる。
なお、サンプリング期間は、人物が写り込まないような適切なサンプリング期間にユーザが適宜に設定することができるようにするとよい。
このような背景画像生成処理では、過去の所定の期間(例えば5分間)内の複数の撮像画像において頻度が最も高い色が選択され、このとき、動体の画像領域では画素の色が変化するが、結果的に支配率の高い背景の色が選択されて、動体を除去した閲覧用静止画像(背景画像)を得ることができる。また、動体が人物である場合、僅かでも動きがあるため、長時間静止した状態では、人物らしき像がぼやけた状態で表示されることから、プライバシーを保護することができる。
また、本実施形態では、録画サーバ21において、カメラ1に対する画像送信要求が所定のタイミング(例えば15分間隔)で定期的に行われ、カメラ1の通信部34では、録画サーバ21からの画像送信要求に応じて、その時刻の閲覧用静止画像を送信する。ここで、通信部34から録画サーバ21に閲覧用静止画像を送信する場合、モバイルルータ等(図示せず)を介在させて送信してもよい。また、閲覧用静止画像は、プロセッサ32において、時間的に連続する撮像画像が入力される度に随時更新されており、その随時更新されている閲覧用静止画像を所定のタイミングで送信する。
録画サーバ21は、プロセッサ41と、記憶デバイス42と、通信部43と、を備えている。
通信部43は、カメラ1や管理サーバ22や配信サーバ23との間で所要の情報を送受信する。例えば、所定のタイミング(例えば15分間隔)で定期的に画像送信要求を各カメラ1に送信し、この画像送信要求に応じて、各カメラ1から送信される閲覧用静止画像を受信する。記憶デバイス42では、通信部43で受信したカメラ1ごとの閲覧用静止画像や、プロセッサ41で実行されるプログラムを記憶する。
プロセッサ41は、カメラ1から取得した閲覧用静止画像(全方位画像)に対して画像処理を行う。この画像処理では、全方位画像である閲覧用静止画像から各売場の売場画像となるように均等分割(例えば、4画分割)する、すなわち、撮像画像から各売場の売場画像を切り出す(抽出する)。また、プロセッサ41において、売場画像の原画像を縮小したサムネイル画像を生成する。売場画像(原画像およびサムネイル画像)は、記憶デバイス42に蓄積される。また、プロセッサ41は、カメラ1から閲覧用静止画像を取得するタイミングを制御する。
ここで、プロセッサ41が売場画像の分割処理等を行う例を説明したが、カメラ1のプロセッサ32が、各売場の売場画像を抽出した状態で録画サーバ21へ送信し、記憶デバイス42に蓄積するようにしてもよい。
通信部43では、プロセッサ41の制御に基づいて、所定の画像取得タイミングでカメラ1からの閲覧用静止画像の取得が失敗すると、次の画像取得タイミングまでの期間に、閲覧用静止画像の取得が成功するまで、閲覧用静止画像の取得を繰り返すリトライが行われる。これにより、多少の時間差が発生するものの、所定のタイミングごとの閲覧用静止画像を漏れなく取得することができる。
管理サーバ22は、プロセッサ51と、記憶デバイス52と、通信部53と、を備えている。
プロセッサ51は、売場画像に関する情報(ファイル名や保存パスなど)、ユーザや店舗に関する情報、ユーザが入力したレポートやトピックに関する情報などをデータベースにより管理する処理を実行する。記憶デバイス52は、データベースに関する情報や、プロセッサ51で実行されるプログラムを記憶する。通信部53は、録画サーバ21や配信サーバ23との間で所要の情報を送受信する。例えば、録画サーバ21に蓄積された売場画像に関する情報を録画サーバ21から受信し、また、ユーザが入力したレポートやトピックに関する情報を配信サーバ23から受信する。
配信サーバ23は、プロセッサ61と、記憶デバイス62と、通信部63と、を備えている。
プロセッサ61は、PC3やスマートフォン4でユーザが閲覧する画面を生成する処理を実行する。記憶デバイス62は、プロセッサ51で実行されるプログラムを記憶する。通信部63は、録画サーバ21や管理サーバ22との間で所要の情報を送受信する。例えば、プロセッサ61で生成した画面情報をPC3やスマートフォン4に配信し、また、PC3やスマートフォン4でユーザが入力した情報を受信する。
次に、配信サーバ23で生成してPC3に表示される画面について説明する。図4は、配信サーバ23で生成してPC3に表示される画面の遷移状況を示す説明図である。
PC3において、Webブラウザを起動して配信サーバ23にアクセスすると、まず、ログイン画面が表示される。本実施形態では、ユーザIDおよびパスワードでユーザ認証が行われ、ログイン画面にユーザIDおよびパスワードを入力して、ユーザ認証が成功すると、トップ画面として、店舗比較画面(図5参照)が表示される。
このとき、他のユーザにより新規に入力された未読のレポートがある場合や、パスワードの有効期限が切れている場合には、その旨のメッセージを表示するメッセージ表示画面(図16参照)が表示される。また、管理者により入力されたトピックがある場合には、トピック表示画面(図19参照)が表示される。
店舗比較画面(図5参照)では、共通の売場を対象にして売場の状況を店舗同士で比較することができる。この店舗比較画面で任意の店舗を選択すると、売場一覧確認画面(図6参照)に遷移する。この売場一覧確認画面では、選択された店舗における各売場の状況を確認することができる。この売場一覧確認画面で売場を選択すると、指定時刻確認画面(図7参照)に遷移する。この指定時刻確認画面では、選択された売場を対象にして売場の状況を異なる日同士で比較することができる。この指定時刻確認画面で日付を選択すると、終日確認画面(図8参照)に遷移する。この終日確認画面では、選択された日付における終日の各時刻の売場の状況を確認することができる。
この店舗比較画面、売場一覧画面、指定時刻画面、終日確認画面には、各画面の表示条件に基づいて抽出された複数の売場画像が表示され、この売場画像により売場の状況を確認することができ、この店舗比較画面、売場一覧画面、指定時刻画面、終日確認画面をまとめてモニタリング画面と呼称する。
モニタリング画面で売場画像を選択すると、拡大画像表示画面(図9参照)がポップアップ表示される。この拡大画像表示画面では、高解像度の売場画像が拡大表示され、売場の状況を詳細に確認することができる。この拡大画像表示画面で店舗一覧を指示すると、店舗別画像表示画面(図10参照)に遷移する。この店舗別画像表示画面では、各店舗の売場画像が並べて表示され、拡大画像表示画面に表示させる売場画像を別の店舗のものに変更することができる。拡大画像表示画面で画像編集を指示すると、拡大画像編集画面(図11参照)に遷移する。この拡大画像編集画面では、売場画像に手書き入力で描画を行うことができる。
拡大画像編集画面でアップロードを指示すると、レポート入力画面(図12参照)に遷移する。このレポート入力画面では、レポートに関する各項目の入力を行うことができる。また、モニタリング画面のメインメニューでレポート入力を選択することでも、レポート入力画面に遷移させることができる。
また、モニタリング画面のメインメニューでレポート一覧を選択すると、レポート一覧画面(図13参照)に遷移する。このレポート一覧画面では、ログインしたユーザを共有先として指定されたレポートが一覧表示される。このレポート一覧画面でレポートを選択すると、詳細表示状態のレポート一覧画面(図14参照)に遷移する。この詳細表示状態のレポート一覧画面では、レポートに添付された売場画像やメッセージを閲覧することができる。この詳細表示状態のレポート一覧画面で売場画像を選択すると、拡大画像表示画面(図15参照)がポップアップ表示される。この拡大画像表示画面では、高解像度の売場画像が拡大表示される。
また、モニタリング画面のメインメニューで設定を選択すると、サブメニューが表示され、このサブメニューでユーザ設定、トピック設定、パスワード変更をそれぞれ選択すると、ユーザ設定画面(図17参照)、トピック設定画面(図18参照)、パスワード変更画面(図示せず)がポップアップ表示される。
次に、図4に示した画面の遷移状況における店舗比較画面について説明する。図5は、店舗比較画面を示す説明図である。
店舗比較画面には、メインメニュー71と、日時入力部72と、サイトマップ表示部73と、選択メニュー表示部74と、画像一覧表示部75と、が設けられている。
メインメニュー71では、トップ、モニタリング、レポート一覧、レポート入力、設定、ログアウトのいずれかを選択(クリックやタップで入力)することができる。
メインメニュー71でトップを選択すると、トップ画面に遷移する。本実施形態では、店舗比較画面をトップ画面としており、現在開いているモニタリング画面が、店舗比較画面以外、すなわち、売場一覧確認画面、指定時刻確認画面、終日確認画面であれば、店舗比較画面に遷移する。このとき、表示日時が現在の時刻、正確には最新の画像取得タイミングの時刻(画像取得時刻)に戻る。
メインメニュー71でモニタリングを選択すると、モニタリング画面のトップ画面である店舗比較画面に遷移する。このとき、表示日時が現在の時刻(最新の画像取得時刻)に戻る。
メインメニュー71でレポート一覧を選択すると、レポート一覧画面(図13参照)に遷移する。
メインメニュー71でレポート入力を選択すると、レポート入力画面(図12参照)がポップアップ表示される。
メインメニュー71で設定を選択すると、サブメニューが表示される。このサブメニューでは、ユーザ設定、トピック設定、パスワード変更のいずれかを選択することができる。このサブメニューでユーザ設定を選択すると、ユーザ設定画面(図17参照)がポップアップ表示される。サブメニューでトピック設定を選択すると、トピック設定画面(図18参照)がポップアップ表示される。なお、トピック設定画面は、管理者である場合のみ表示される。サブメニューでパスワード変更を選択すると、パスワード変更画面(図示せず)がポップアップ表示される。
メインメニュー71でログアウトを選択すると、モニタリング画面を閉じて、ログイン画面が表示される。
日時入力部72には、NOWボタン81と、日付変更部82と、時刻変更部83と、が設けられている。
NOWボタン81は、画像一覧表示部75の売場画像の表示日時を現在の時刻(最新の画像取得時刻)に変更するものである。このNOWボタンを操作すると、現在の日時の売場画像が表示される。これにより、過去の状況を確認したところで、現在の状況を確認したい場合に、迅速に現在の売場画像を表示させることができる。
日付変更部82は、画像一覧表示部75の売場画像の表示日を変更するものであり、選択された日付の売場画像が画像一覧表示部75に表示される。この日付変更部82には、日付表示部82aと、左向きおよび右向きの矢印ボタン82b,82cと、が設けられている。
日付表示部82aには、現在設定中の日付が表示される。この日付表示部82aを操作すると、カレンダー画面(図示せず)が表示され、このカレンダー画面で日付を選択することができる。矢印ボタン82b,82cは、日送りを行うものであり、左向きの矢印ボタン82bを操作すると、表示日時が1日前に変更され、右向きの矢印ボタン82cを操作すると、表示日時が1日後に変更される。
時刻変更部83は、画像一覧表示部75の売場画像の表示時刻を変更するものであり、選択された時刻の売場画像が画像一覧表示部75に表示される。この時刻変更部83には、時刻表示部83aと、左向きおよび右向きの矢印ボタン83b,83cと、タイムバー83dと、が設けられている。
時刻表示部83aには、現在設定中の時刻が表示される。矢印ボタン83b,83cは、画像取得のタイミング(例えば15分間隔)に対応した時刻送りを行うものであり、左向きの矢印ボタン83bを操作すると、表示時刻が1つ前のタイミングの時刻(例えば15分前)に変更され、右向きの矢印ボタン83cを操作すると、表示時刻が1つ後のタイミングの時刻(例えば15分後)に変更される。
タイムバー83dは、営業時間(終日営業では24時間)内の時間帯を選択するものであり、各時間帯を表す複数のポイントが時間軸方向に並べて表示されており、ポイントを選択することで、そのポイントの時刻に変更される。選択された時間帯のポイントは表示色が変化する。なお、タイムバー83dは、指定時刻確認画面(図7参照)や終日確認画面(図8参照)では表示されない。
サイトマップ表示部73は、画面の遷移状況を表示するものである。このサイトマップ表示部73には、モニタリング画面(図5〜図8参照)に応じて、「全店」、「店舗名」、「売場名」、「詳細」のボタンが表示される。
各ボタンを操作すると、対応するモニタリング画面に遷移する。すなわち、「全店」のボタンを操作すると、店舗比較画面(図5参照)に遷移する。「店舗名」のボタンを操作すると、売場一覧確認画面(図6参照)に遷移する。「売場名」のボタンを操作すると、指定時刻確認画面(図7参照)に遷移する。「詳細」のボタンを操作すると、終日確認画面(図8参照)に遷移する。なお、「店舗名」のボタンには、現在選択されている店舗の名称が表示され、「売場名」のボタンには、現在選択されている売場の名称が表示される。
画像一覧表示部75には、縦横に並ぶ複数の売場画像表示部91と、この売場画像表示部91の下に配置された説明表示部92と、が設けられている。売場画像表示部91には、売場画像(低解像度のサムネイル画像または高解像度の原画像)が表示される。
また、図5〜図8に示す例では、横方向に4つの売場画像が並んで表示されている。縦方向の売場画像の配置数は任意であり、1画面に収まりきらない場合は、縦スクロールバーでスクロールさせればよい。
特に、図5に示す店舗比較画面では、画像一覧表示部75に、共通の売場に関する店舗ごとの売場画像を店舗名称とともに並べた店舗別画像一覧93が表示される。売場画像表示部91には各店舗の売場画像が表示され、説明表示部92には店舗名称が表示される。
また、この店舗別画像一覧93では、ユーザが所属しているグループに関係する全ての店舗の売場画像が表示される。また、ログイン直後の初期状態では、現在の日時の売場画像が表示される。このとき、ユーザが直接担当している店舗が優先的に表示される。なお、売場画像は、最上段の左端(左上)から右向きの順番で並べられ、次にその下段の左端から右向きに並べられ、以下、同様の順番で並べられる。
この店舗別画像一覧93により、共通の売場を対象にして、売場の状況を店舗同士で比較することができる。
また、図5に示す店舗比較画面では、選択メニュー表示部74に、売場選択メニュー94が表示される。この売場選択メニュー94には、ユーザが所属するグループに関係する全ての売場が表示される。この売場選択メニューで売場を選択すると、店舗別画像一覧93の売場画像が、選択された売場のものに切り替えられる。
この売場選択メニュー94により、店舗別画像一覧93の売場を変更することで、異なる売場の状況を複数の店舗同士で比較することができる。これにより、種々の売場について注目すべき店舗を簡単に見つけ出すことができる。
この店舗比較画面の画像一覧表示部75において、店舗別画像一覧93の売場画像を選択操作すると、選択された売場に関する拡大画像表示画面(図9参照)がホップアップ表示される。また、店舗別画像一覧93の店舗名称を選択操作すると、選択された店舗に関する売場一覧確認画面(図6参照)に遷移する。
なお、メインメニュー71および日時入力部72は、以下に説明する他のモニタリング画面(売場一覧確認画面、指定時刻確認画面、終日確認画面)と共通である。
次に、図4に示した画面の遷移状況における売場一覧確認画面について説明する。図6は、売場一覧確認画面を示す説明図である。
店舗比較画面(図5参照)において画像一覧表示部75に表示される店舗別画像一覧93の店舗名称を選択操作すると、図6に示す売場一覧確認画面が表示される。
図6に示す売場一覧確認画面では、画像一覧表示部75に、店舗比較画面で選択された店舗における全ての売場の売場画像を売場名称とともに並べた売場別画像一覧95が表示される。売場画像表示部91には各売場の売場画像が表示され、説明表示部92には売場名称が表示される。
この売場別画像一覧95により、店舗比較画面(図5参照)で選択した店舗における各売場の状況を確認することができる。
また、図6に示す売場一覧確認画面では、選択メニュー表示部74に、店舗選択メニュー96が表示される。この店舗選択メニュー96には、ユーザが所属しているグループに関係する全ての店舗が表示される。この店舗選択メニュー96で店舗を選択操作すると、売場別画像一覧95の売場画像が、選択された店舗のものに切り替えられる。
この店舗選択メニュー96により、売場別画像一覧95の売場を変更することで、異なる売場の状況を比較することができる。これにより、1つの店舗について注目すべき売場を簡単に見つけ出すことができる。
この売場一覧確認画面の画像一覧表示部75において、売場別画像一覧95の売場画像を選択操作すると、選択された売場に関する拡大画像表示画面(図9参照)がホップアップ表示される。また、売場別画像一覧95の売場名称を選択操作すると、選択された売場に関する指定時刻確認画面(図7参照)に遷移する。
次に、図4に示した画面の遷移状況における指定時刻確認画面について説明する。図7は、指定時刻確認画面を示す説明図である。
売場一覧確認画面(図6参照)の画像一覧表示部75において売場名称を選択操作すると、図7に示す指定時刻確認画面が表示される。
この指定時刻確認画面では、画像一覧表示部75に、売場一覧確認画面で選択された売場に関する所定期間内の各日における売場画像を並べた日別画像一覧97が表示される。売場画像表示部91には各売場の売場画像が表示され、説明表示部92には時刻が表示される。また、最上段に設けられた日付表示部99に日付が表示される。
この日別画像一覧97では、指定日当日と、その日から所定の間隔においた所定数の各日における所定の表示時刻の売場画像が表示される。図7に示す例では、指定日当日を含めた4日分の売場画像が表示される。また、各日における同一の表示時刻の売場画像が横向きに並べて表示されている。なお、表示時刻は、ユーザ設定画面(図5参照)により予め設定される。
また、この指定時刻確認画面では、日別画像一覧97に表示される日付の間隔を選択する表示間隔選択部76が設けられている。図7に示す例では、週間隔および日間隔のいずれかを選択することができる。週間隔を選択すると、指定日当日から過去1週間、2週間,3週間それぞれ遡った日、すなわち1週間前、2週間前、3週間前の指定日と同じ曜日の売場画像が表示される。日間隔を選択すると、指定日当日から過去3日間の売場画像が表示される。
図7に示す例では、週間隔を選択しており、指定日が9月11日(金)であり、その当日と、その1週間前の9月4日、2週間前の8月28日、3週間前の8月21日の各日の売場画像が表示されている。また、日間隔を選択すると、指定日である9月11日(金)と、その1日前の9月10日(木)、2日前の9月9日(水)、3日前の9月8日(火)の各日の売場画像が表示される。
この日別画像一覧97により、売場の状況を異なる日同士で比較することができる。
また、図7に示す店舗比較画面では、選択メニュー表示部74に、店舗比較画面(図5参照)と同様に、売場選択メニュー94が表示される。この売場選択メニュー94で売場を選択すると、日別画像一覧97の売場画像が、選択された売場のものに切り替えられる。
この指定時刻確認画面の画像一覧表示部75において、日別画像一覧97の売場画像を選択操作すると、選択された売場に関する拡大画像表示画面(図9参照)がホップアップ表示される。日別画像一覧97の日付を選択操作すると、選択された日付に関する終日確認画面(図8参照)に遷移する。
次に、図4に示した画面の遷移状況における終日確認画面について説明する。図8は、終日確認画面を示す説明図である。
指定時刻確認画面(図7)において画像一覧表示部75に表示される日別画像一覧97で日付を選択すると、図8に示す終日確認画面に遷移する。
この終日確認画面では、画像一覧表示部75に、指定時刻確認画面で選択された日付における終日の各時刻の売場画像を時系列で並べた時刻別画像一覧98が表示される。売場画像表示部91には各売場の売場画像が表示され、説明表示部92には時刻が表示される。
また、終日確認画面には、時刻別画像一覧98に表示される時刻の間隔を選択する表示間隔選択部77が設けられている。図8に示す例では、15分、30分、1時間、2時間のいずれかを選択することができる。15分、30分、1時間、2時間をそれぞれ選択すると、15分間隔、30分間隔、1時間間隔、2時間間隔で売場画像が表示される。
この時刻別画像一覧98により、注目する日の売場の状況を、当日の全ての時間帯で確認することができる。
また、図8に示す終日確認画面では、選択メニュー表示部74に、店舗比較画面(図5参照)と同様に、売場選択メニュー94が表示される。この売場選択メニュー94で売場を選択すると、時刻別画像一覧98の売場画像が、選択された売場のものに切り替えられる。
この終日確認画面の画像一覧表示部75において、時刻別画像一覧98の売場画像を選択操作すると、選択された売場に関する拡大画像表示画面(図9参照)がホップアップ表示される。
このように本実施形態では、4つのモニタリング画面、すなわち、店舗比較画面、売場一覧確認画面、指定時刻確認画面、および終日確認画面で順次、店舗、売場、日付を絞り込みながら、各画面を閲覧することで、各店舗の各売場の各日における売場の状況を効率よく確認することができる。そして、スーパーバイザーや多店舗を経営するオーナのような複数の施設を担当するユーザの場合、まず、各売場の状況を複数の店舗同士で比較することが望まれる。そこで、本実施形態では、ログインした直後に店舗比較画面を最初に表示させるようにしている。
次に、図4に示した画面の遷移状況における拡大画像表示画面について説明する。図9は、拡大画像表示画面を示す説明図である。
モニタリング画面(図5〜図8参照)において売場画像を選択操作すると、図9に示す拡大画像表示画面がホップアップ表示される。
この拡大画像表示画面には、拡大画像表示部101と、説明表示部102と、店舗ボタン103と、編集ボタン104と、左向きおよび右向きの矢印ボタン105a,105bと、が設けられている。拡大画像表示部101には、拡大した売場画像(高解像度の原画像)が表示される。説明表示部102には、店舗名称、売場名称、および日時が表示される。
この拡大画像表示画面により、注目した店舗の売場の状況を詳細に観察することができる。
この拡大画像表示画面において、店舗ボタン103を操作すると、店舗別画像表示画面(図10参照)がポップアップ表示される。編集ボタン104を操作すると、拡大画像編集画面(図11参照)に遷移する。矢印ボタン105a,105bは、画像取得のタイミング(例えば15分間隔)に対応した時刻送りを行うものである。左向きの矢印ボタン105aを操作すると、表示時刻が1つ前のタイミングの時刻(例えば15分前)に変更され、右向きの矢印ボタン105bを操作すると、表示時刻が1つ後のタイミングの時刻(例えば15分後)に変更される。
次に、図4に示した画面の遷移状況における拡大画像閲覧時の店舗別画像表示画面について説明する。図10は、拡大画像閲覧時の店舗別画像表示画面を示す説明図である。
拡大画像表示画面(図9参照)において、店舗ボタン103を操作すると、図10に示す店舗別画像表示画面がポップアップ表示される。
この店舗別画像表示画面には、画像一覧表示部111と、左向きおよび右向きの矢印ボタン112a,112bと、店舗ボタン103と、が設けられている。
画像一覧表示部111には、各店舗の売場画像が店舗名称とともに並べて表示される。ここで表示される売場画像は、ユーザが所属するグループに関係する全ての店舗における遷移元の拡大画像表示画面と同一の売場に関するものである。
矢印ボタン112a,112bは、画像一覧表示部111に収まらない店舗の売場画像を表示させるものである。左向きおよび右向きの矢印ボタン112a,112bをそれぞれ操作すると、表示されていない店舗の売場画像が表示されるように、画像一覧表示部111に表示される売場画像が1つ分、右方向または左方向に移動する。
画像一覧表示部111において売場画像を選択操作すると、この店舗別画像表示画面を閉じて拡大画像表示画面(図9参照)に戻り、選択された店舗の拡大売場画像が拡大画像表示画面に表示される。また、店舗ボタン103を選択操作すると、この店舗別画像表示画面を閉じて拡大画像表示画面(図9参照)に戻り、元の店舗の売場画像が拡大画像表示画面に表示される。
これにより、店舗比較画面(図5参照)に戻ることなく、異なる店舗の拡大売場画像を表示させることができるので、ユーサ操作にかかる負担が大幅に軽減できる。
次に、図4に示した画面の遷移状況における拡大画像編集画面について説明する。図11は、拡大画像編集画面を示す説明図である。
拡大画像表示画面(図9参照)において編集ボタン104を操作すると、図11に示す拡大画像編集画面に遷移する。
この拡大画像編集画面には、拡大画像表示部121と、手書きツール選択部122と、アップロードボタン123と、閉じるボタン124と、が設けられている。拡大画像表示部121には、拡大画像表示画面(図9参照)と同様に、拡大した売場画像(高解像度の原画像)が表示される。
手書きツール選択部122には、鉛筆ボタン125と、消しゴムボタン126と、初期化ボタン127と、設けられている。鉛筆ボタン125を選択すると、拡大画像表示部121の拡大売場画像上に線を描画することができる。このとき、描画色を複数の色(例えば赤、青、黄)の中から選択することができる。消しゴムボタン126を選択すると、描画した線を消去することができる。初期化ボタン127を選択すると、描画した線を全て消去して、編集前の状態に戻すことができる。
この拡大画像編集画面により、拡大売場画像上に手書きで描画することができる。これにより、拡大売場画像内の注目すべき部位を手書き入力による描画像129で指し示すことができる。
アップロードボタン123を操作すると、レポート入力画面(図12参照)に遷移する。また、閉じるボタン124を操作すると、拡大画像表示画面(図9参照)に戻る。
ここで、アップロードボタン123を操作すると、手書き入力による描画情報が配信サーバ23にアップロードされ、さらに、管理サーバ22において、描画情報が売場画像とともに、レポート管理情報に登録される。
なお、本実施形態では、拡大売場画像上に手書きで描画することができるようにしたが、予め用意された種々の形状のマーク(スタンプ)を拡大売場画像上に描画することができるようにしてもよい。
次に、図4に示した画面の遷移状況におけるレポート入力画面について説明する。図12は、レポート入力画面を示す説明図である。
拡大画像編集画面(図11参照)においてアップロードボタン123を操作すると、図12に示すレポート入力画面に遷移する。また、モニタリング画面(図5〜図8参照)のメインメニュー71でレポート入力を選択すると、このレポート入力画面がポップアップ表示される。
このレポート入力画面は、レポートに関する情報をユーザ(レポート作成者)が入力するものであり、このレポート入力画面には、共有先選択部131と、共有元選択部132と、撮像画像選択部133と、分類選択部134と、評価入力部135と、件名入力部136と、コメント入力部137と、送信ボタン138と、閉じるボタン139と、が設けられている。
共有先選択部131は、レポートの共有先(配信先)をユーザが選択するものである。この共有先選択部131には、ユーザが所属しているグループに関係する店舗および管理者(スーパーバイザーなど)が共有先として表示され、各共有先にチェックボックスが設けられており、各共有先を個別に選択することができる。また、「すべて」のチェックボックスが設けられており、全ての店舗および管理者を一括して選択することができる。
共有元選択部132は、レポートの共有元となる店舗名(レポートの対象となる店舗名)をユーザが選択するものである。ここで、拡大画像編集画面(図11参照)から遷移した場合には、この拡大画像編集画面で表示された拡大売場画像の店舗名が共有元選択部により自動で入力、反映される。
撮像画像選択部133は、メインメニュー71でレポート入力を選択してレポート入力画面に遷移した場合に、レポートに添付する撮像画像のファイルをユーザが選択するものである。この場合、予めスマートフォン4などでユーザが売場を撮像した撮像画像をPC3に転送しておく。ここで選択された売場画像は、入力情報とともに配信サーバ23にアップロードされる。なお、拡大画像編集画面から遷移した場合には、その拡大画像編集画面で編集した売場画像が添付画像に自動で設定、反映されるため、ファイルの選択を行う必要がない。
なお、カメラ1では、動体除去処理により顧客のプライバシーが保護された画像が出力されるが、スマートフォン4などでユーザが撮影した画像では顧客のプライバシーを保護することができない。そこで、PC3において顔検出処理を実行し、ここで顔が検出された場合には、アップロードができない旨の警告を出力するようにしてもよい。この場合、ユーザがスマートフォン4やPC3の画像編集アプリケーションで、顧客の画像領域を塗りつぶす処理を行うようにすれば、撮像画像をアップロードすることができる。また、PC3において、検出された顔領域を覆うマスキング処理を自動で行うようにしてもよい。
分類選択部134は、レポートの分類を選択するものである。ここでは、報告(評価以外の報告)、評価、その他のいずれかを選択することができる。
評価入力部135は、評価結果をユーザが入力するものであり、分類選択部134において評価を選択した場合に表示される。ここでは、評価の良否である「いいね」、「だめね」のいずれかを選択することができる。
件名入力部136は、レポートの件名を入力するものである。
コメント入力部137は、共有先のユーザに通知するコメント(メッセージ)を入力するものである。このコメント入力部137には、店舗に対する評価、報告、その他の連絡事項に関する情報、あるいは、店舗において実施した改善処置に関する情報など、他のユーザとの間で共有すべき情報をユーザが入力する。例えば、レポートの分類が評価の場合には、改善事項の指摘および指導を行うコメントを入力する。
送信ボタン138を操作すると、レポート入力画面でユーザが入力した内容に関する入力情報がPC3から配信サーバ23にアップロードされる。撮像画像選択部133で撮像画像をユーザが選択した場合には、その撮像画像もPC3から配信サーバ23にアップロードされる。
配信サーバ23にアップロードされた入力情報は、管理サーバ22において、レポート管理情報(グループメンバーのレポート一覧)に登録される。また、アップロードされた撮像画像は録画サーバ21に蓄積され、また、管理サーバ22のレポート管理情報に登録される。このとき、管理サーバ22では、拡大画像表示画面に表示させた売場画像、手書き入力による描画情報、およびユーザが選択した撮像画像が、レポート入力画面による入力情報と関連づけて管理される。
閉じるボタン139を操作すると、レポート入力画面を閉じて、遷移元のモニタリング画面(図5〜図8参照)に戻る。
次に、図4に示した画面の遷移状況におけるレポート一覧画面について説明する。図13は、レポート一覧画面を示す説明図である。
モニタリング画面(図5〜図8参照)のメインメニュー71でレポート一覧を選択すると、図13に示すレポート一覧画面に遷移する。
このレポート一覧画面は、PC3において配信サーバ23にログインしたユーザ(レポート閲覧者)が共有先として指定されたレポートの概要を一覧表示するものである。このレポート一覧画面には、レポート一覧表示部141と、更新部142と、削除部143と、が設けられている。
レポート一覧表示部141には、レポートごとの概要表示欄145が設けられている。この概要表示欄145には、レポート入力画面(図12参照)で入力した各項目に関する情報、すなわち、分類、評価、共有元の店舗(レポートの対象となる店舗)、件名、アップロード日時の各項目に関する情報が表示される。
このレポート一覧表示部141では、未読のレポートを既読のレポートと容易に判別することができるように、概要表示欄145の文字の太さや表示色を変えることで、未読のレポートが強調表示される。また、レポート一覧表示部141では、各項目についてソート(並び替え)を行うことができる。
更新部142は、レポート一覧表示部141に表示されるレポートを最新の状態に更新するものである。削除部143は、レポート一覧表示部141のレポートを削除するものである。レポート一覧表示部141には、各コメントにチェックボックスが設けられており、このチェックボックスでレポートを選択して削除部143を操作すると、選択したレポートが削除される。
また、レポート一覧表示部141には、各コメントに詳細表示ボタン146が設けられている。この詳細表示ボタン146を操作すると、詳細表示状態のレポート一覧画面(図14参照)に遷移する。
次に、図4に示した画面の遷移状況における詳細表示状態のレポート一覧画面について説明する。図14は、詳細表示状態のレポート一覧画面を示す説明図である。
レポート一覧画面(図13参照)において詳細表示ボタン146を操作すると、図14に示す詳細表示状態のレポート一覧画面に遷移する。
この詳細表示状態のレポート一覧画面は、レポートの詳細な内容を表示するものであり、レポート一覧表示部141において、選択したレポートの概要表示欄145の下に詳細表示部151が表示される。
詳細表示部151には、画像表示部152と、撮像日時表示部153と、コメント表示部154と、が設けられている。画像表示部152には、拡大画像編集画面(図11参照)から遷移したレポート入力画面(図12参照)で入力されたレポートの場合には、レポートに添付された売場画像と、これと同一の店舗および売場の最新の時刻の売場画像とが並べて表示され、過去と現在の売場状況の変化を把握することができる。モニタリング画面(図5〜図8参照)から遷移したレポート入力画面で入力されたレポートの場合には、選択された撮像画像のみが表示される。
撮像日時表示部153には、売場画像の撮像日時が表示される。この撮像日時表示部153を操作すると、売場画像の撮像日時に関する店舗比較画面(図5参照)に遷移する。
画像表示部152の売場画像を操作すると、レポート閲覧時の拡大画像表示画面(図15参照)がポップアップ表示される。
コメント表示部154には、レポート入力画面(図12参照)で入力されたコメントが表示される。
この詳細表示状態のレポート一覧画面で、詳細表示部151が表示されたコメントの詳細表示ボタン146を操作すると、詳細表示部151を閉じて、標準状態のレポート一覧画面(図13参照)に戻る。
次に、図4に示した画面の遷移状況におけるレポート閲覧時の拡大画像表示画面について説明する。図15は、レポート閲覧時の拡大画像表示画面を示す説明図である。
詳細表示状態のレポート一覧画面(図14参照)において売場画像を選択すると、図15に示す拡大画像表示画面がポップアップ表示される。
この拡大画像表示画面には、拡大画像表示部161と、説明表示部162と、左向きおよび右向きの矢印ボタン163a,163bと、が設けられている。
拡大画像表示部161には、拡大した売場画像が表示される。この売場画像には手書き入力による描画像129も表示されている。説明表示部162には、店舗名称、売場名称および日時が表示される。矢印ボタン163a,163bは、詳細表示状態のレポート一覧画面(図14参照)の詳細表示部151に表示された2つの売場画像を切り替えるものであり、左向きの矢印ボタン163aを操作すると、レポートに添付された売場画像が表示され、右向きの矢印ボタン163bを操作すると、現在の売場画像が表示される。
次に、図4に示した画面の遷移状況におけるメッセージ表示画面について説明する。図16は、メッセージ表示画面を示す説明図である。
このメッセージ表示画面は、ログインした直後にモニタリング画面(図5の店舗比較画面)上にホップアップ表示される。このメッセージ表示画面では、未読のレポート(新着レポート)がある場合や、パスワードの有効期限が切れている場合に、その旨のメッセージ(アラート)がメッセージ表示部(アラートボックス)171に表示される。これにより、未読のレポートが存在することや、パスワードの有効期限が切れていることをユーザが把握することができる。
次に、図4に示した画面の遷移状況におけるユーザ設定画面について説明する。図17は、ユーザ設定画面を示す説明図である。
モニタリング画面(図5〜図8参照)のメインメニュー71で設定を選択し、続いてサブメニューでユーザ設定を選択すると、図17に示すユーザ設定画面がポップアップ表示される。
このユーザ設定画面には、表示時刻設定部181と、画質設定部182と、設定ボタン183と、取消ボタン184と、が設けられている。
表示時刻設定部181は、指定時刻確認画面(図7参照)に表示させる売場画像の時刻を設定するものである。ここでは、複数の表示時刻を設定することができる。なお、通常、店舗における重要な時間帯である7:00、14:00、23:00が、初期状態で表示時刻に設定される。
画質設定部182は、モニタリング画面(図5〜図8参照)の画像一覧表示部75に表示させる売場画像(拡大画像表示画面を除く)の画質を切り替えるものである。高画質モードをオフとすると、低解像度のサムネイル画像が表示される。高画質モードをオンとすると、高解像度の原画像が表示される。
設定ボタン183を操作すると、入力した設定内容を管理サーバ22のユーザ情報に反映させる処理が行われて、このユーザ設定画面が閉じられる。取消ボタン184を操作すると、入力した内容を反映させることなく、ユーザ設定画面が閉じられる。
次に、図4に示した画面の遷移状況におけるトピック設定画面について説明する。図18は、トピック設定画面を示す説明図である。
モニタリング画面(図5〜図8参照)のメインメニュー71で設定を選択し、続いてサブメニューでトピック設定を選択すると、図18に示すトピック設定画面がポップアップ表示される。
このトピック設定画面は、ログインした直後に表示されるトピック表示画面(図19参照)に表示されるトピックを設定するものである。このトピックの設定は、ユーザが管理者である場合にのみ行うことができる。
このトピック設定画面には、無効設定部191と、タイトル入力部192と、組織選択部193と、トピック内容入力部194と、が設けられている。
無効設定部191には、チェックボックスが設けられており、ここでトピックの表示を無効に設定することができる。タイトル入力部192には、トピックのタイトルを入力する。組織選択部193は、トピックを表示させる対象となるグループを選択するものであり、プルダウンメニューでグループを選択する。トピック内容入力部194には、トピックの内容、すなわち、管理者がグループに所属しているユーザに通知するメッセージを入力する。
設定ボタン195を操作すると、入力した設定内容を管理サーバ22のトピック管理情報に反映させる処理が行われて、トピック設定画面が閉じられる。取消ボタン196を操作すると、入力した内容を反映させることなく、トピック設定画面が閉じられる。
次に、図4に示した画面の遷移状況におけるトピック表示画面について説明する。図19は、トピック表示画面を示す説明図である。
このトピック表示画面には、組織表示部201と、タイトル表示部202と、トピック内容表示部203と、再表示設定部204と、了解ボタン205と、が設けられている。
組織表示部201には、トピックの対象となるグループが表示される。タイトル表示部202には、トピックのタイトルが表示される。トピック内容表示部203には、トピックの内容、すなわち、管理者がグループに所属しているユーザに通知するメッセージが表示される。再表示設定部204には、チェックボックスが設けられており、ログイン時におけるトピック表示画面の再表示を所定の停止期間で停止させることができる。非チェック状態では、ログインする度にトピック表示画面が表示される。なお、停止期間中に管理者がトピックを更新した場合には、トピック表示画面が表示される。
了解ボタン205を操作すると、トピック表示画面が閉じられる。なお、ユーザが複数のグループに所属している場合には、次のグループに関するトピック表示画面が表示される。
次に、スマートフォン4で表示される画面について説明する。図20は、スマートフォン4で表示されるモニタリング画面(店舗比較画面)を示す説明図である。
このモニタリング画面(店舗比較画面)には、メインメニュー表示ボタン211と、トップボタン212と、第1の選択メニュー表示ボタン213と、NOWボタン214と、日付変更ボタン215と、第2の選択メニュー表示ボタン216と、サイトマップ表示部217と、画像一覧表示部218と、が設けられている。
メインメニュー表示ボタン211を操作すると、メインメニューが表示される。このメインメニューにより、モニタリング、レポート一覧、レポート入力、ユーザ設定、トピック設定、パスワード変更、ログアウトのいずれかを選択することができる。
トップボタン212を操作すると、トップ画面としての店舗比較画面に遷移する。
第1の選択メニュー表示ボタン213を操作すると、モニタリング画面(店舗比較画面、売場一覧確認画面、指定時刻確認画面、終日確認画面)に応じた選択メニューが表示される。この選択メニューは、PC3のモニタリング画面(図5〜図8参照)における選択メニュー表示部74に相当するものであり、モニタリング画面に応じて選択項目が異なる。
すなわち、店舗比較画面、指定時刻確認画面、終日確認画面の場合には、選択メニュー表示ボタン213に「売場」の文字が表示され、選択メニュー表示ボタン213を操作すると、売場選択メニューが表示され、画像一覧表示部218に表示された店舗ごとの売場画像を別の売場に変更することができる。売場一覧確認画面の場合には、選択メニュー表示ボタン213に「店舗」の文字が表示され、選択メニュー表示ボタン213を操作すると、店舗選択メニューが表示され、画像一覧表示部218に表示された売場ごとの売場画像を別の店舗に変更することができる。
また、第1の選択メニュー表示ボタン213は、レポート一覧画面でも表示される。この場合、選択メニュー表示ボタン213に「操作」の文字が表示され、選択メニュー表示ボタン213を操作すると、操作選択メニューが表示される。この操作選択メニューでは、更新および削除のいずれかを選択することができ、レポート一覧画面に表示されるレポートを最新の状態に更新したり、レポート一覧画面に表示されたレポートを削除したりすることができる。
また、スマートフォン4の場合にも、モニタリング画面(店舗比較画面、売場一覧確認画面、指定時刻確認画面、終日確認画面)の売場画像を選択すると、拡大画像表示画面が表示される。
NOWボタン214では、PC3のモニタリング画面(図5〜図8参照)と同様に、表示日時を現在の時刻(最新の画像取得時刻)に変更することができる。日付変更ボタン215では、PC3のモニタリング画面(図5〜図8参照)と同様に、カレンダーを表示させて日付を選択することができる。
第2の選択メニュー表示ボタン216を操作すると、モニタリング画面(店舗比較画面、売場一覧確認画面、指定時刻確認画面、終日確認画面)に応じた選択メニューが表示される。この選択メニューは、モニタリング画面に応じて選択項目が異なる。
すなわち、店舗比較画面、売場一覧確認画面の場合には、第2の選択メニュー表示ボタン216に、現在設定されている表示時刻が表示され、第2の選択メニュー表示ボタン216を操作すると、時刻選択メニュー(セレクトボックス)が表示され、この時刻選択メニューで表示時刻を変更することができる。指定時刻確認画面の場合には、第2の選択メニュー表示ボタン216に、現在設定されている表示間隔(週間隔、日間隔)が表示され、第2の選択メニュー表示ボタン216を操作すると、表示間隔選択メニュー(セレクトボックス)が表示され、この表示間隔選択メニューで表示間隔を変更することができる。終日確認画面の場合には、第2の選択メニュー表示ボタン216に、現在設定されている表示間隔(15分、30分、1時間、2時間)が表示され、第2の選択メニュー表示ボタン216を操作すると、表示間隔選択メニュー(セレクトボックス)が表示され、この表示間隔選択メニューで表示間隔を変更することができる。
サイトマップ表示部217は、PC3のモニタリング画面(図5〜図8参照)と同様に、画面の遷移状況を表示するものであり、モニタリング画面(店舗比較画面、売場一覧確認画面、指定時刻確認画面、終日確認画面)に応じて、「全店」、「店舗名」、「売場名」、「詳細」のボタンが表示され、各ボタンを操作すると、対応するモニタリング画面に遷移する。
画像一覧表示部218には、PC3のモニタリング画面(図5〜図8参照)と同様に、縦横に並ぶ複数の売場画像表示部221と、この売場画像表示部221の下に配置された説明表示部222と、が設けられている。売場画像表示部221には、売場画像が表示される。説明表示部222には、店舗比較画面の場合には店舗名称が表示され、売場一覧確認画面の場合には売場名称が表示され、指定時刻確認画面および終日確認画面の場合には時刻が表示される。
また、図20に示す例では、横方向に2つの売場画像が並んで表示される。縦方向の売場画像の配置数は任意であり、1画面に収まりきらない場合は、縦スクロールバーでスクロールさせればよい。
なお、スマートフォン4における画面の遷移は、PC3の場合と同様である。また、スマートフォン4で表示される画面の表示内容は、PC3の場合と略同様であるが、画面が小さくなることで、若干の変更を行うとよい。例えば、スマートフォン4のモニタリング画面では、タイムバーを省略するようにしてもよい。また、レポート一覧画面でレポートを選択すると、別画面に遷移して、その別画面において、選択されたレポートの内容(日時、店舗名、件名、および評価)とともに売場画像を表示するようにしてもよい。
次に、図20に示したモニタリング画面における売場画像の拡大表示について説明する。図21は、モニタリング画面における売場画像の拡大表示状況を示す説明図である。
スマートフォン4でも、PC3の場合のユーザ設定画面(図17参照)と同様のユーザ設定画面が表示され、このユーザ設定画面で高解像度モードを選択することができ、高解像度モードを選択すると、常時、モニタリング画面で高解像度の売場画像(原画像)が表示される。
また、図21に示すように、モニタリング画面は、ピンチアウト操作(画面に触れた2本の指を広げる操作)で拡大表示させることができる。この場合、売場画像が高解像度で表示されているため、拡大表示しても精細な画像を閲覧することができる。また、拡大表示した状態のままでスクロール操作(画面に触れた指をずらす操作)を行って画面を移動させることで、別の売場画像も拡大表示で閲覧することができる。
なお、画面を拡大表示させる操作はピンチアウトに限定されるものではなく、公知の種々の方式を採用すればよく、例えば、タップ操作(画面を軽く叩いて一瞬だけ画面に触れる操作)で所定の倍率で拡大表示されるようにしてもよい。
このように本実施形態では、売場画像を選択する操作で拡大画像表示画面を別に表示させなくても、モニタリング画面のままで拡大表示させることで、売場の状況を詳細に観察することができ、操作性を高めることができる。なお、このような拡大表示の効果はPC3の場合も同様である。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施形態にも適用できる。また、上記の実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施形態とすることも可能である。
例えば、前記の実施形態では、コンビニエンスストアなどの小売店舗の例について説明したが、銀行などの金融機関や、ホテルなどの宿泊施設など、物品や役務を利用者に提供する各種の施設に広く適用することができる。
また、前記の実施形態では、ユーザ端末装置としてPCおよびスマートフォンの例を示したが、ユーザ端末装置はこれに限定されるものではなく、タブレット端末も可能である。なお、タブレット端末では、PCと同様の画面表示を行うようにすればよい。
また、前記の実施形態では、クラウドコンピュータシステム2が、録画サーバ21、管理サーバ22、および配信サーバ23の3つの情報処理装置を備えた構成としたが、各サーバの機能を1つの情報処理装置で実現するようにしてもよい。
また、前記の実施形態では、図2に示したように、カメラ1を、魚眼レンズを用いて360度の撮影範囲を有する全方位カメラとしたが、所定の画角を有するカメラ、いわゆるボックスカメラでも可能である。