JP2017083751A - 表示装置の製造方法及び表示装置の製造装置 - Google Patents

表示装置の製造方法及び表示装置の製造装置 Download PDF

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成吉 花井
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智孝 山片
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Abstract

【課題】製造歩留まりの高い表示装置の製造方法及び表示装置の製造装置を提供する。又は、製品歩留まりの高い表示装置の製造方法及び表示装置の製造装置を提供する。
【解決手段】表示装置の製造方法において、まず、感光性樹脂を用いて表示パネルとカバーパネル30とを貼り合せる。感光性樹脂層40が感光性樹脂層形成領域の外側にはみ出る前に、感光性樹脂層40の周縁領域に、第1位置と第2位置との少なくとも一方の位置から光を照射し、感光性樹脂層40を第1硬化させる。
【選択図】図9

Description

本発明の実施形態は、表示装置の製造方法及び表示装置の製造装置に関する。
近年、省スペース、省電力などの観点から、表示装置は、液晶パネル、有機エレクトロルミネッセンス(EL)パネルなどの表示パネルを採用している。特に、スマートフォン、タブレット、電子ブック、携帯電話などの各種電子機器において、表示パネルは、画面の表示領域の外側の周辺領域をも覆うカバーガラスなどの透光性のカバーパネルで覆われている。
これらの表示パネルと、カバーパネルとを貼り合わせるために、感光性の樹脂を両者の一方に塗布し、これに他方を重ね合わせ、樹脂が広がった後に、樹脂に紫外線を照射し、樹脂を硬化させている。
ところで、上記のような樹脂を用いた場合、樹脂が表示装置の外周部に広がる問題がある。これは、表示パネルとカバーパネルとを貼り合わせた後に樹脂を硬化させるまでの時間や熱履歴などが影響している。その他、カバーパネルが湾曲していたり、カバーパネルの表面の周縁領域に段差が生じていたりすることで、樹脂がその周縁領域から加圧されることが影響している。上記段差としては、例えば、カバーパネルの周縁領域に設けられる枠状の遮光層によって形成される。遮光層が印刷法を用いて形成されることから、上記段差は印刷段差と称される場合がある。
そして、上記のように樹脂が表示装置の外周部に広がると、例えば、樹脂の一部が表示パネルの周縁より外側に、はみ出してしまう。
すると、表示装置の外周部が樹脂によって汚染されたり、表示装置の外周部に樹脂が異物となって存在したりする問題が発生する。上記異物が存在する空間に周辺部材を配置することはできないため、表示装置の外周部にデッドスペースが生じてしまう。デッドスペースの発生を解消するためには、上記異物を除去する工程を、別途、設けなければならない。
又は、表示パネルとカバー部材との貼り合せ領域の中央部にて、樹脂が不足する問題が発生する。
特開2011−216042号公報
本実施形態は、製造歩留まりの高い表示装置の製造方法及び表示装置の製造装置を提供する。又は、製品歩留まりの高い表示装置の製造方法及び表示装置の製造装置を提供する。
一実施形態に係る表示装置の製造方法は、
表示パネル及びカバーパネルの少なくとも一方に感光性樹脂を塗布し、
前記感光性樹脂を用いて前記表示パネルと前記カバーパネルとを貼り合せ、
前記表示パネルと前記カバーパネルとの間に介在し前記感光性樹脂を用いて形成された感光性樹脂層の周縁領域に、前記感光性樹脂層が感光性樹脂層形成領域の外側にはみ出る前に、前記感光性樹脂層の中央領域から向かって前記周縁領域を越えた第1位置と、前記カバーパネルから向かって前記周縁領域を越えた第2位置と、の少なくとも一方の位置から光を照射し、前記感光性樹脂層を第1硬化させる。
また、一実施形態に係る表示装置の製造装置は、
表示パネルと、カバーパネルと、前記表示パネルと前記カバーパネルとの間に介在した感光性樹脂層と、を備える表示装置の製造装置において、
前記表示パネルを保持する第1ステージと、
前記カバーパネルを保持し、前記第1ステージとともに前記表示パネル及び前記カバーパネルの少なくとも一方に塗布された感光性樹脂を用いて前記表示パネルと前記カバーパネルとを貼り合せる第2ステージと、
前記感光性樹脂を用いて形成された感光性樹脂層の周縁領域に、前記感光性樹脂層が感光性樹脂層形成領域の外側にはみ出る前に、前記感光性樹脂層の中央領域から向かって前記周縁領域を越えた第1位置と、前記カバーパネルから向かって前記周縁領域を越えた第2位置と、の少なくとも一方の位置から光を照射し、前記感光性樹脂層を第1硬化させる光源と、を備える。
図1は、第1の実施形態に係る液晶表示装置を示す断面図である。 図2は、図1に示した液晶表示パネルの平面図である。 図3は、図2の線III−IIIに沿って示す液晶表示パネルの断面図である。 図4は、上記第1の実施形態に係る液晶表示装置の製造装置を示す断面図である。 図5は、図4に示した製造装置を示す平面図である。 図6は、上記第1の実施形態に係る液晶表示装置の製造方法を示す図であり、第1ステージ上に液晶表示パネルが載置され、液晶表示パネル上に感光性樹脂が塗布され、カバーパネルが第2ステージに吸着されている状態を示す図である。 図7は、図6に続く液晶表示装置の製造方法を示す図であり、第1ステージ及び第2ステージをチャンバ内に搬入し、液晶表示パネルとカバーパネルとを対向させた状態を示す図である。 図8は、図7に続く液晶表示装置の製造方法を示す図であり、感光性樹脂を用いて液晶表示パネルとカバーパネルとを貼り合せた状態を示す図である。 図9は、図8に続く液晶表示装置の製造方法を示す図であり、感光性樹脂層に光を照射し、感光性樹脂層を第1硬化させている状態を示す図である。 図10は、図9に続く液晶表示装置の製造方法を示す図であり、感光性樹脂層に光を照射し、感光性樹脂層を第2硬化させている状態を示す図である。 図11は、上記第1の実施形態の変形例1に係る液晶表示装置を示す分解斜視図であり、液晶表示パネルとカバーパネルとを示す図である。 図12は、上記変形例1に係る液晶表示装置を示す断面図である。 図13は、上記第1の実施形態の変形例2に係る液晶表示装置を示す分解斜視図であり、液晶表示パネルとカバーパネルとを示す図である。 図14は、上記第1の実施形態の変形例3に係る液晶表示装置を示す分解斜視図であり、液晶表示パネルとカバーパネルとを示す図である。 図15は、上記第1の実施形態の変形例4に係る液晶表示装置を示す分解斜視図であり、液晶表示パネルとカバーパネルとを示す図である。 図16は、第2の実施形態に係る液晶表示装置の製造装置を示す断面図である。
以下に、本発明の各実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
(第1の実施形態)
まず、表示装置、表示装置の製造装置、及び表示装置の製造方法を、液晶表示装置、液晶表示装置の製造装置、及び液晶表示装置の製造方法に適用した第1の実施形態について説明する。始めに、液晶表示装置10の構成について説明する。図1は、第1の実施形態に係る液晶表示装置10を示す断面図である。図2は、図1に示した液晶表示パネル20の平面図である。図3は、図2の線III−IIIに沿って示す液晶表示パネル20の断面図である。
図1乃至図3に示すように、液晶表示装置10は、貼り合せ面Sを有する表示パネルとしての液晶表示パネル20と、カバーパネル30と、感光性樹脂層40と、を備えている。液晶表示パネル20は、貼り合せ面S側に画像を表示する。
液晶表示パネル20は、矩形板状のアレイ基板50と、アレイ基板50に対向配置された矩形板状の対向基板60と、アレイ基板50と対向基板60との間に保持された液晶層70と、第1光学部材80と、第2光学部材90と、を備えている。
アレイ基板50及び対向基板60は、各々3辺がほぼ重なるように配置されている。アレイ基板50の残る一辺において、アレイ基板50は、対向基板60よりも外側に延出している。より詳しくは、第1方向Xにおいて、アレイ基板50及び対向基板60はほぼ重なるように配置されている。第1方向Xと直交した第2方向Yにおいて、アレイ基板50は、対向基板60よりも外側へ延出している。液晶表示パネル20は、アレイ基板50及び対向基板60に重なった矩形状の表示領域A1を有している。
アレイ基板50は、透明な絶縁基板として、矩形状のガラス基板51を有している。対向基板60から外れたガラス基板51上には駆動回路110が搭載されている。表示領域A1において、ガラス基板51上に複数の画素が設けられている。複数の画素は、第1方向X及び第2方向Yに並んでマトリクス状に設けられている。各画素は、薄膜トランジスタ52及び画素電極53などを有している。画素電極53などが形成されたガラス基板51上に配向膜56が形成されている。
対向基板60は、透明な絶縁基板として、矩形状のガラス基板61を有している。ガラス基板61のうち、アレイ基板50と対向する側の面に、カラーフィルタ100、共通電極62及び配向膜63が順に形成されている。カラーフィルタ100は、遮光部101と、周辺遮光部102と、複数色の着色層103、104、105と、を有している。例えば、遮光部101は、画素を区画するように格子状に形成されている。周辺遮光部102は、表示領域A1を囲むように矩形枠状に形成されている。着色層103、104、105は、互いに色の異なる着色層として、赤色、緑色、及び青色の着色層である。
アレイ基板50及び対向基板60は、スペーサ55により所定の隙間を置いて対向配置されている。アレイ基板50及び対向基板60は、表示領域A1の外側である両基板の周縁部に配設されたシール材71により互いに接合されている。液晶層70は、アレイ基板50、対向基板60及びシール材71で囲まれた空間に形成されている。
第1光学部材80はガラス基板51の外面に配置されている。第2光学部材90はガラス基板61の外面に配置されている。第1光学部材80及び第2光学部材90は、それぞれ少なくとも偏光板を含んでおり、必要に応じて位相差板を含んでいてもよい。上述したように、第2光学部材90の外面に貼り合せ面Sが形成されている。なお、アレイ基板50の外面側には、液晶表示パネル20を照明するバックライトユニットが配置され得る。
本実施形態に係る液晶表示パネル20は、主として基板主面に略垂直な縦電界を利用する縦電界モードに対応した構成を有している。但し、液晶表示パネル20は、本実施形態と異なり、主として基板主面に略平行な横電界を利用する横電界モードに対応した構成を有していてもよい。横電界モードを利用する場合、画素電極53及び共通電極62の両方がアレイ基板50に設けられている。また、液晶表示パネル20は、図示しないタッチセンサを備えたタッチ入力可能な表示パネルであってもよい。カラーフィルタ100は、対向基板60側ではなく、アレイ基板50側に設けられていてもよい。
図1に示すように、カバーパネル30は、透明な絶縁基板31と、遮光層32とを有している。絶縁基板31は、平型であり、ガラスやアクリル樹脂などの透明な絶縁材料で形成されている。絶縁基板31は、矩形板状に形成されている。絶縁基板31は、液晶表示パネル20の寸法(幅、長さ)よりも大きな幅および長さを有し、平面視で液晶表示パネル20よりも大きな面積を有している。絶縁基板31は、表示領域A1及び表示領域A1を囲む矩形枠状の非表示領域(周縁領域)A2にわたって形成され、液晶表示パネル20の全面を覆っている。
遮光層32は、絶縁基板31の液晶表示パネル20と対向する側の面に形成されている。遮光層32は、矩形枠状に形成され、非表示領域A2の全体に設けられている。遮光層32は、例えば、遮光性を有する材料として黒色の樹脂を用い、印刷法を利用して形成されている。このため、カバーパネル30の液晶表示パネル20と対向する側には、表示領域A1と非表示領域A2との境界に沿って段差(印刷段差)が形成されている。
感光性樹脂層40は、液晶表示パネル20とカバーパネル30との間に介在されている。感光性樹脂層40は、接着材であり、液晶表示パネル20にカバーパネル30を接合するものである。感光性樹脂層40の屈折率は調整されている。感光性樹脂層40無しに形成した場合、すなわち液晶表示パネル20とカバーパネル30との間に空気層が存在する場合と比較して、各界面での光反射を低減することができるため、高コントラスト化を図ることができる。
感光性樹脂層40は、感光性樹脂として、例えば紫外線硬化型の樹脂で形成されている。感光性樹脂層40は、全域にわたって略均一な厚みを有している。このため、感光性樹脂層40は、液晶表示パネル20とカバーパネル30との間のギャップを全域にわたって略均一に保持することができる。感光性樹脂層40は、感光性樹脂層形成領域A3内に位置し、感光性樹脂層形成領域A3の外側にはみ出ること無しに形成されている。
ここで、感光性樹脂層形成領域A3は、液晶表示パネル20やカバーパネル30の周辺部材を配置するスペースに感光性樹脂層40が侵入しないように設定されている。又は、感光性樹脂層形成領域A3は、液晶表示装置10の外周部が感光性樹脂層40によって汚染されることがないように設定されている。
又は、感光性樹脂層形成領域A3は、液晶表示パネル20とカバーパネル30とに作用する感光性樹脂層40の伸縮力が全域にわたって不均一にならないように設定されている。ここで、感光性樹脂層40が、液晶表示パネル20とカバーパネル30とが対向する領域の外側にはみ出し、液晶表示パネル20の側面に付着した場合を仮定する。この場合、感光性樹脂層40の伸縮力は、全域にわたって不均一となり、中央領域より周縁領域の方が大きくなる。すると、カバーパネル30が、液晶表示パネル20から剥がれ易くなるものである。
感光性樹脂層形成領域A3は、特に範囲が限定されるものではないが、本実施形態において、液晶表示パネル20と対向した領域である。
また、カバーパネル30と感光性樹脂層40との接着関係に注目すると、本実施形態において、感光性樹脂層40は、表示領域A1において絶縁基板31に接着し、非表示領域A2において遮光層32の内周縁部に接着している。一方、液晶表示パネル20と感光性樹脂層40との接着関係に注目すると、本実施形態において、感光性樹脂層40は、第2光学部材90のカバーパネル30と対向する側の面の全域に接着している。表面張力の作用によるものであり、ここでは、感光性樹脂層40は、第2光学部材90の側面や、対向基板60(ガラス基板61)には接着されていない。
但し、上述した接着関係は、本実施形態に限定されるものではなく、種々変形可能である。例えば、感光性樹脂層40は、第2光学部材90の側面や、対向基板60のカバーパネル30と対向する側の面に接着されていてもよい。
上記のように、液晶表示装置10が形成されている。本実施形態において、液晶表示パネル20及びカバーパネル30は、湾曲すること無しに形成され、第1方向X及び第2方向Yに沿って延在し、平らに形成されている。
次に、本実施形態に係る液晶表示装置10の製造装置について説明する。
図4は、本実施形態に係る液晶表示装置10の製造装置1を示す断面図である。図5は、図4に示した製造装置1を示す平面図である。製造装置1は、液晶表示パネル20及びカバーパネル30をそれぞれ完成させた後の液晶表示装置10の製造工程において使用される。少なくとも、製造装置1は、感光性樹脂を用いた液晶表示パネル20とカバーパネル30との貼り合せと、感光性樹脂層40の第1硬化と、に利用される。
図4及び図5に示すように、製造装置1は、少なくとも、第1ステージ3と、第2ステージ4と、光源5と、を備えている。第1ステージ3は、液晶表示パネル20を保持する。第2ステージ4は、カバーパネル30を保持する。保持される液晶表示パネル20及びカバーパネル30の少なくとも一方には、感光性樹脂が塗布されている。なお、本実施形態と異なり、第1ステージ3がカバーパネル30を保持し、第2ステージ4が液晶表示パネル20を保持してもよい。
本実施形態において、第2ステージ4から第1ステージ3に向かう方向が重力方向である。このため、液晶表示パネル20は、第1ステージ3の第2ステージ4に対向する側の第1面3aに載置されている。第1面3aは平らである。平面視において、第1面3aは、液晶表示パネル20より大きいサイズを有し、矩形状に形成されている。カバーパネル30は、第2ステージ4の第1ステージ3に対向する側の第2面4aに吸着されている。第2面4aは平らである。平面視において、第2面4aは、カバーパネル30より大きいサイズを有し、矩形状に形成されている。第1ステージ3及び第2ステージ4は、ステンレス鋼(SUS)で形成されている。
第1ステージ3及び第2ステージ4は、距離を置いて対向配置されている。第1ステージ3及び第2ステージ4は、相対的な位置を調整することができ、これにより、液晶表示パネル20とカバーパネル30との位置合わせを行うことができる。上記位置合わせを行った後、第1ステージ3と第2ステージ4とは、これらの間の相対的な距離が特定の距離まで短くなるように移動することができる。これにより、第1ステージ3及び第2ステージ4は、感光性樹脂を用いて液晶表示パネル20とカバーパネル30とを貼り合せることができる。そして、感光性樹脂を用いた感光性樹脂層40が形成される。
上記位置や距離を調整する際、第1ステージ3及び第2ステージ4の少なくとも一方が移動すればよい。
光源5は、感光性樹脂層40を第1硬化させるために用いられる。光源5は、感光性樹脂層40の周縁領域に、感光性樹脂層40が感光性樹脂層形成領域A3の外側にはみ出る前に、第1位置と、第2位置と、の少なくとも一方の位置から光を照射する。ここで、上記第1位置とは、感光性樹脂層40の中央領域から向かって感光性樹脂層40の周縁領域を越えた位置である。上記第2位置とは、カバーパネル30から向かって感光性樹脂層40の周縁領域を越えた位置である。
本実施形態において、光源5は、感光性樹脂層40の周縁領域に、上記第1位置から光を照射するように配置されている。ここでは、製造装置1は、光源5として、4個の光源5a,5b,5c,5dを有している。光源5a,5b,5c,5dは、ステージ(3,4)の辺に一対一で設けられ、対応する辺に沿って延在している。平面視において、光源5a及び光源5bは、ステージ(3,4)をはさみ、ステージ(3,4)の短軸に沿った方向に対向配置されている。光源5c及び光源5dは、ステージ(3,4)をはさみ、ステージ(3,4)の長軸に沿った方向に対向配置されている。
複数の光源5a,5b,5c,5dを用いることにより、感光性樹脂層40の矩形枠状の周縁領域の全体に、同時に、光を照射することができ、感光性樹脂層40の周縁領域の全体を第1硬化させることができる。
ここで、光源5が照射する光の波長は、感光性樹脂層40が感光性を示す波長である。本実施形態において、感光性樹脂層40の形成に利用する感光性樹脂は、紫外線の照射によって硬化する透明な紫外線硬化型樹脂である。具体的には、紫外線硬化型樹脂は、紫外線硬化型アクリル系樹脂である。このため、光源5は、紫外線硬化型樹脂の硬化に一般的に使用されている波長範囲(例えば365nm〜405nm)の紫外線を照射する。
また、製造装置1において、第1面3a及び第2面4aの形状及びサイズ、光源5の個数及び配置などは種々変形可能であり、液晶表示装置10の形状及びサイズに対応付けられていればよい。
またさらに、本実施形態と異なり、感光性樹脂層40の周縁領域に上記第2位置から光を照射するため、光源5の位置を調整したり、光源5と感光性樹脂層40の周縁領域との間に、別途、導光部材を設けたり、してもよい。導光部材は、光源5が照射した光を導くことにより、感光性樹脂層40の周縁領域に、上記第2位置から光を照射することができる。
本実施形態に係る製造装置1は、上述した第1ステージ3、第2ステージ4、及び光源5の他に、チャンバ2、第1キャリア6、及び第2キャリア7を備えている。なお、チャンバ2、第1キャリア6、及び第2キャリア7は、必要に応じて製造装置1に設けられていればよい。
チャンバ2は、第1ステージ3及び第2ステージ4の搬入を許可し、光源5を収容している。チャンバ2を利用することにより、周囲とは独立した空間を形成することができる。例えば、チャンバ2内を減圧空間(真空空間)とすることができ、これにより、感光性樹脂層40の内部、カバーパネル30の段差の近傍など、液晶表示パネル20とカバーパネル30との間の空間における気泡の形成を抑制することができる。ひいては、表示品位の低下、液晶表示パネル20に対するカバーパネル30の接着力の低下などを抑制することができる。
第1キャリア6は、第1ステージ3を支持することができる。第1キャリア6は、チャンバ2の内部への第1ステージ3の搬入、チャンバ2の内部における第1ステージ3の位置調整、及びチャンバ2の外部への第1ステージ3の搬出、を行うことができる。
第2キャリア7は、第2ステージ4を支持することができる。第2キャリア7は、チャンバ2の内部への第2ステージ4の搬入、チャンバ2の内部における第2ステージ4の位置調整、及びチャンバ2の外部への第2ステージ4の搬出、を行うことができる。
本実施形態において、第1キャリア6及び第2キャリア7の両方が、チャンバ2の内部におけるステージ(3,4)の位置調整に寄与しているが、これに限定されるものではなく、種々変形可能である。例えば、製造装置1が第1キャリア6及び第2キャリア7の両方を利用する場合であっても、第1キャリア6及び第2キャリア7の少なくとも一方が、チャンバ2の内部におけるステージ(3,4)の位置調整に寄与していればよい。
次に、本実施形態に係る液晶表示装置10の製造方法について説明する。ここでは、完成した液晶表示パネル20と完成したカバーパネル30とを用意した後に、製造装置1などを用い、液晶表示パネル20とカバーパネル30とを接合する方法について説明する。
図6は、本実施形態に係る液晶表示装置10の製造方法を示す図であり、第1ステージ3上に液晶表示パネル20が載置され、液晶表示パネル20上に感光性樹脂41が塗布され、カバーパネル30が第2ステージ4に吸着されている状態を示す図である。
図6に示すように、まず、液晶表示パネル20及びカバーパネル30の少なくとも一方に感光性樹脂41を塗布する。ここでは、液晶表示パネル20の第2光学部材90の貼り合せ面S上に感光性樹脂41が塗布されている。なお、第1ステージ3には液晶表示パネル20を載置し、第2ステージ4はカバーパネル30を吸着する。本実施形態において、チャンバ2の内部に減圧空間を形成するため、第2ステージ4はカバーパネル30を静電吸着している。
図7は、図6に続く液晶表示装置10の製造方法を示す図であり、第1ステージ3及び第2ステージ4をチャンバ2内に搬入し、液晶表示パネル20とカバーパネル30とを対向させた状態を示す図である。
図7に示すように、続いて、第1キャリア6が第1ステージ3を支持し、第2キャリア7が第2ステージ4を支持した状態で、第1ステージ3と第2ステージ4とをチャンバ2内に搬入する。次いで、チャンバ2の内部に大気圧より減圧された減圧空間を形成し、第1キャリア6及び第2キャリア7を用いて液晶表示パネル20とカバーパネル30との位置合わせを行い、液晶表示パネル20とカバーパネル30とを対向させる。
図8は、図7に続く液晶表示装置10の製造方法を示す図であり、感光性樹脂41を用いて液晶表示パネル20とカバーパネル30とを貼り合せた状態を示す図である。
図8に示すように、その後、第1キャリア6及び第2キャリア7を用いて第1ステージ3と第2ステージ4との相対的な距離を変化させ、感光性樹脂41を用いて液晶表示パネル20とカバーパネル30とを貼り合せる。
図9は、図8に続く液晶表示装置10の製造方法を示す図であり、感光性樹脂層40に光を照射し、感光性樹脂層40を第1硬化させている状態を示す図である。
図9に示すように、続いて、感光性樹脂層40が上記感光性樹脂層形成領域A3の外側にはみ出る前に、感光性樹脂層40の周縁領域に、上記第1位置から光を照射し、感光性樹脂層40を第1硬化させる。
本実施形態において、液晶表示パネル20とカバーパネル30とにより感光性樹脂層40への加圧を開始するのと略同時に、光源5から感光性樹脂層40の周縁領域に光を照射している。少なくとも、同一の製造装置1を用いて、同一のチャンバ2内にて、液晶表示パネル20とカバーパネル30との貼り合せと、第1硬化と、を続けて行うことができる。これにより、感光性樹脂層40が上記感光性樹脂層形成領域A3の外側にはみ出る事態を回避することができる。そして、第1硬化により、感光性樹脂層40のうち、感光性樹脂層40の周縁領域を仮硬化することができる。
その後、チャンバ2の内部を大気圧に戻し、感光性樹脂層40によって仮接合された液晶表示パネル20及びカバーパネル30の接合体をチャンバ2の外部へ搬出する。
図10は、図9に続く液晶表示装置10の製造方法を示す図であり、感光性樹脂層40に光を照射し、感光性樹脂層40を第2硬化させている状態を示す図である。
図10に示すように、感光性樹脂層40を第1硬化させた後、上記製造装置1と異なる製造装置11を用いて、感光性樹脂層40の全域に光を照射し、感光性樹脂層40を第2硬化させる。
ここで、製造装置11は、上記複数の光源5と同様に構成された複数の光源12と、光源13とを備えている。光源13は、感光性樹脂層40から向かってカバーパネル30を越えた位置から、感光性樹脂層40の略全体に光(紫外線)を照射することができる。光源12及び光源13は、感光性樹脂層40に対して同時に光を照射する。第2硬化により感光性樹脂層40の全域を本硬化することができるため、感光性樹脂層40の全域にわたって液状から固体状に変化させることができ、液晶表示パネル20とカバーパネル30とを感光性樹脂層40によって本式に接合することができる。
なお、感光性樹脂層40を第2硬化する際、液晶表示パネル20とカバーパネル30とを押圧しなくともよいが、第1硬化時のように液晶表示パネル20とカバーパネル30とを押圧しながら行ってもよい。後者の場合、光(紫外線)を透過する部材を用いてカバーパネル30を押圧すればよい。
これにより、液晶表示装置10の製造方法は終了する。
ここで、第2硬化後の感光性樹脂層40の弾性率に注目する。感光性樹脂層40の弾性率は、感光性樹脂層40の硬化の程度を示している。
例えば、感光性樹脂層40の弾性率は、全域にわたって1MPa以下である。感光性樹脂層40の周縁領域の弾性率は、感光性樹脂層40の中央領域の弾性率より高い。感光性樹脂層40の中央領域は第2硬化時に光が照射されるのみであるのに対し、感光性樹脂層40の周縁領域は、第1硬化時及び第2硬化時に光が照射されるためである。
次に、第2硬化後の感光性樹脂層40の反応率に注目する。感光性樹脂層40の反応率は、感光性樹脂層40の硬化の程度を示している。
例えば、ラマン分光法を用いて測定した感光性樹脂層40の反応率の平均値は、全域にわたって95%程度である。感光性樹脂層40の周縁領域の反応率は、感光性樹脂層40の中央領域の反応率より高い。感光性樹脂層40の周縁領域は、第1硬化時だけでなく第2硬化時にも光が照射されるためである。
上記のように構成された第1の実施形態に係る液晶表示装置10、液晶表示装置10の製造装置1、及び液晶表示装置10の製造方法によれば、感光性樹脂層40を第1硬化させる際、感光性樹脂層40が感光性樹脂層形成領域A3の外側にはみ出る前に、感光性樹脂層40の周縁領域に、上記第1位置と、上記第2位置と、の少なくとも一方の位置から光を照射している。
感光性樹脂層40を、感光性樹脂層形成領域A3の外側にはみ出ること無しに形成することができる。感光性樹脂層40による、液晶表示装置10の外周部の汚染や、液晶表示装置10の外周部への異物形成を防止することができる。そして、塗布した感光性樹脂41の全てを用いて感光性樹脂層40を形成可能であることから、液晶表示パネル20とカバーパネル30との対向領域の中央にて、感光性樹脂41が不足する事態を回避することができる。全域にわたって略均一な厚みを有する感光性樹脂層40を形成することができる。ひいては、カバーパネル30が液晶表示パネル20から剥がれ難い液晶表示装置10を得ることができる。又は、表示品位に優れた液晶表示装置10を得ることができる。
感光性樹脂層40の周縁領域は、感光性樹脂層40の中央領域より硬い。例えば、感光性樹脂層40の周縁領域の弾性率は、感光性樹脂層40の中央領域の弾性率より高い。又は、感光性樹脂層40の周縁領域の反応率は、感光性樹脂層40の中央領域の反応率より高い。感光性樹脂層40の周縁領域の接着力を高めることができるため、カバーパネル30を液晶表示パネル20から、一層、剥がれ難くすることができる。仮に、カバーパネル30の段差の近傍に気泡が形成されても、カバーパネル30を液晶表示パネル20から、剥がれ難くすることができる。
上記のことから、製造歩留まりの高い液晶表示装置10の製造方法及び液晶表示装置10の製造装置を得ることができる。又は、製品歩留まりの高い液晶表示装置10の製造方法及び液晶表示装置10の製造装置を得ることができる。
(第1の実施形態の変形例1)
次に、第1の実施形態の変形例1に係る液晶表示装置10、液晶表示装置10の製造装置、及び液晶表示装置10の製造方法について説明する。図11は、本変形例1に係る液晶表示装置10を示す分解斜視図であり、液晶表示パネル20とカバーパネル30とを示す図である。図12は、本変形例1に係る液晶表示装置10を示す断面図である。
図11及び図12に示すように、本変形例1に係る液晶表示装置10は、上記第1の実施形態に係る液晶表示装置10と比較すると、湾曲して形成されている点で相違している。カバーパネル30は、カバーパネル30の表示面側が凸となるように湾曲して形成されている。カバーパネル30は、長手方向が凸となる曲面を有している。このように、湾曲したカバーパネル30と、平らな液晶表示パネル20と、を貼り合せる際は、例えば、カバーパネル30と同一の曲率で凹んだ凹状の第2面4aを有する第2ステージ4と、同じく、カバーパネル30と同一の曲率で盛り上がった凸状の第1面3aを有する第1ステージ3と、を用いて行うことができる。これにより、液晶表示パネル20も湾曲し、全体が湾曲した液晶表示装置10を形成することができる。
そして、本変形例1においても、上記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
本変形例1では、カバーパネル30の表示面側が凸となっているため、カバーパネル30と液晶表示パネル20とを貼り合せる際、カバーパネル30と液晶表示パネル20とは、感光性樹脂41のうち周縁領域側から加圧が開始される。上記第1の実施形態と比較して、感光性樹脂層40が感光性樹脂層形成領域A3の外側にはみ出し易くなる。
しかしながら、本変形例1においても、感光性樹脂層40を第1硬化させる際、感光性樹脂層40が感光性樹脂層形成領域A3の外側にはみ出る前に、感光性樹脂層40の周縁領域に光を照射している。このため、上記のようなカバーパネル30を用いても、感光性樹脂層40を良好に形成することができる。
(第1の実施形態の変形例2)
次に、第1の実施形態の変形例2に係る液晶表示装置10、液晶表示装置10の製造装置、及び液晶表示装置10の製造方法について説明する。図13は、本変形例2に係る液晶表示装置10を示す分解斜視図であり、液晶表示パネル20とカバーパネル30とを示す図である。
図13に示すように、本変形例2に係る液晶表示装置10は、上記変形例1に係る液晶表示装置10と比較すると、カバーパネル30は、カバーパネル30の表示面側が凹となるように湾曲して形成されている点で相違している。カバーパネル30は、長手方向が凹となる曲面を有している。このように、湾曲したカバーパネル30を利用する本変形例2においても、上記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第1の実施形態の変形例3)
次に、第1の実施形態の変形例3に係る液晶表示装置10、液晶表示装置10の製造装置、及び液晶表示装置10の製造方法について説明する。図14は、本変形例3に係る液晶表示装置10を示す分解斜視図であり、液晶表示パネル20とカバーパネル30とを示す図である。
図14に示すように、本変形例3に係る液晶表示装置10は、上記変形例1に係る液晶表示装置10と比較すると、カバーパネル30は、短手方向が凸となる曲面を有している点で相違している。このように、湾曲したカバーパネル30を利用する本変形例3においても、上記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第1の実施形態の変形例4)
次に、第1の実施形態の変形例4に係る液晶表示装置10、液晶表示装置10の製造装置、及び液晶表示装置10の製造方法について説明する。図15は、本変形例4に係る液晶表示装置10を示す分解斜視図であり、液晶表示パネル20とカバーパネル30とを示す図である。
図15に示すように、本変形例4に係る液晶表示装置10は、上記変形例1に係る液晶表示装置10と比較すると、カバーパネル30は、カバーパネル30の表示面側が凹となるように湾曲して形成され、短手方向が凹となる曲面を有している点で相違している。このように、湾曲したカバーパネル30を利用する本変形例4においても、上記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る液晶表示装置10、液晶表示装置10の製造装置、及び液晶表示装置10の製造方法について説明する。本実施形態に係る液晶表示装置10は、上述した第1の実施形態に係る液晶表示装置10と同様に構成されている。始めに、液晶表示装置10の製造装置1について説明する。図16は、本実施形態に係る液晶表示装置10の製造装置1を示す断面図である。
図16に示すように、本実施形態に係る製造装置1は、上述した第1の実施形態に係る製造装置1と比較して光源8をさらに備えている点で相違している。また、第2ステージ4は、光源8が照射する光(紫外線)を透過させる材料として、例えばガラスで形成されている。光源8は、チャンバ2の内部に収容されている。光源8は、感光性樹脂層40から向かってカバーパネル30を越えた位置から、感光性樹脂層40の略全体に光(紫外線)を照射することができる。
次に、図16に示した製造装置1を用いた液晶表示装置10の製造方法について説明する。感光性樹脂層40を第1硬化させるまでは、上述した第1の実施形態と同様の手法を採っている。
本実施形態においては、感光性樹脂層40を第2硬化させる際、同一の製造装置1を用いて、同一のチャンバ2内にて、第1硬化に続けて行う。すなわち、感光性樹脂層40を第1硬化させた後、上記製造装置1を用いて、感光性樹脂層40の全域に光を照射し、感光性樹脂層40を第2硬化させる。光源5及び光源8は、感光性樹脂層40に対して同時に光を照射する。第2硬化により感光性樹脂層40の全域を本硬化することができるため、感光性樹脂層40の全域にわたって液状から固体状に変化させることができ、液晶表示パネル20とカバーパネル30とを感光性樹脂層40によって本式に接合することができる。
なお、感光性樹脂層40を第2硬化する際、第1硬化時と同様に、液晶表示パネル20とカバーパネル30とを押圧してもよいが、液晶表示パネル20とカバーパネル30とを押圧しないで行ってもよい。
上記のように構成された第2の実施形態に係る液晶表示装置10、液晶表示装置10の製造装置1、及び液晶表示装置10の製造方法によれば、感光性樹脂層40を第1硬化させる際、感光性樹脂層40が感光性樹脂層形成領域A3の外側にはみ出る前に、感光性樹脂層40の周縁領域に、上記第1位置と、上記第2位置と、の少なくとも一方の位置から光を照射している。このため、本実施形態は、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、製造装置1が光源8をさらに備え、カバーパネル30を保持する側のステージは、光源8が照射する光(紫外線)を透過させる機能を有している。これにより、液晶表示装置10の製造時間の短縮や、液晶表示装置10の製造コストの低減を図ることができ得る。
上記のことから、製造歩留まりの高い液晶表示装置10の製造方法及び液晶表示装置10の製造装置を得ることができる。又は、製品歩留まりの高い液晶表示装置10の製造方法及び液晶表示装置10の製造装置を得ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、液晶表示装置10を構成する液晶表示パネル20及びカバーパネル30は、矩形状に限定されることなく、真円、楕円形、長円(角丸長方形)などの他の形状としてもよい。ここで、長円は、同一の長さを有する2つの平行線と、同一の半径を有する2つの半円と、を有している。
カバーパネル30が湾曲している場合、カバーパネル30の曲率は、全域にわたって同一とする場合に限らず、長手方向の中央部と両端部とで異なる曲率としたり、短手方向の中央部と両端部とで異なる曲率としたり、してもよい。
上述した実施形態では、表示装置として、液晶表示装置を例に開示した。しかし、上述した実施形態は、有機EL(electroluminescent)表示装置、その他の自発光型表示装置、あるいは電気泳動素子等を有する電子ペーパ型表示装置等、あらゆるフラットパネル型の表示装置に適用可能である。また、上述した実施形態は、中小型の表示装置から大型の表示装置まで、特に限定することなく適用が可能であることは言うまでもない。
1,11…製造装置、2…チャンバ、3…第1ステージ、3a…第1面、4…第2ステージ、4a…第2面、5,5a,5b,5c,5d,8,12,13…光源、6…第1キャリア、7…第2キャリア、10…液晶表示装置、20…液晶表示パネル、30…カバーパネル、31…絶縁基板、32…遮光層、40…感光性樹脂層、41…感光性樹脂、50…アレイ基板、51,61…ガラス基板、60…対向基板、70…液晶層、80…第1光学部材、90…第2光学部材、A3…感光性樹脂層形成領域。

Claims (4)

  1. 表示パネル及びカバーパネルの少なくとも一方に感光性樹脂を塗布し、
    前記感光性樹脂を用いて前記表示パネルと前記カバーパネルとを貼り合せ、
    前記表示パネルと前記カバーパネルとの間に介在し前記感光性樹脂を用いて形成された感光性樹脂層の周縁領域に、前記感光性樹脂層が感光性樹脂層形成領域の外側にはみ出る前に、前記感光性樹脂層の中央領域から向かって前記周縁領域を越えた第1位置と、前記カバーパネルから向かって前記周縁領域を越えた第2位置と、の少なくとも一方の位置から光を照射し、前記感光性樹脂層を第1硬化させる、表示装置の製造方法。
  2. 前記感光性樹脂層を前記第1硬化させた後、前記感光性樹脂層の全域に光を照射し、前記感光性樹脂層を第2硬化させる、請求項1に記載の表示装置の製造方法。
  3. 表示パネルと、カバーパネルと、前記表示パネルと前記カバーパネルとの間に介在した感光性樹脂層と、を備える表示装置の製造装置において、
    前記表示パネルを保持する第1ステージと、
    前記カバーパネルを保持し、前記第1ステージとともに前記表示パネル及び前記カバーパネルの少なくとも一方に塗布された感光性樹脂を用いて前記表示パネルと前記カバーパネルとを貼り合せる第2ステージと、
    前記感光性樹脂を用いて形成された感光性樹脂層の周縁領域に、前記感光性樹脂層が感光性樹脂層形成領域の外側にはみ出る前に、前記感光性樹脂層の中央領域から向かって前記周縁領域を越えた第1位置と、前記カバーパネルから向かって前記周縁領域を越えた第2位置と、の少なくとも一方の位置から光を照射し、前記感光性樹脂層を第1硬化させる光源と、を備える、表示装置の製造装置。
  4. 前記第1ステージ及び前記第2ステージの搬入を許可し、前記光源を収容したチャンバをさらに備える、請求項3に記載の表示装置の製造装置。
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