JP6639116B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6639116B2
JP6639116B2 JP2015124377A JP2015124377A JP6639116B2 JP 6639116 B2 JP6639116 B2 JP 6639116B2 JP 2015124377 A JP2015124377 A JP 2015124377A JP 2015124377 A JP2015124377 A JP 2015124377A JP 6639116 B2 JP6639116 B2 JP 6639116B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
crystal display
substrate
display panel
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015124377A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017009770A (ja
Inventor
玉谷 晃
晃 玉谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2015124377A priority Critical patent/JP6639116B2/ja
Publication of JP2017009770A publication Critical patent/JP2017009770A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6639116B2 publication Critical patent/JP6639116B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Description

本発明は、複数の液晶表示パネルを配列して一の画面を構成する液晶表示装置に関するものである。
液晶表示装置は、TVまたはパソコンのモニタなどの表示デバイスとして多数用いられている。液晶表示装置の用途はさらに広がり、電車の広告表示または公共空間でのインフォメーションディスプレイなどの大画面ディスプレイにも採用されている。
大画面ディスプレイの1つとして、液晶表示パネルを複数並べて1つの表示を行ったり、それぞれ個別の情報を表示させたりする方法がある。このような方法では表示品位の観点から、隣接する液晶表示パネルの隙間をできるだけ狭くすること、さらには継ぎ目部分の漏れ光を抑制することが必要となる。
上記問題を解決するため、例えば特許文献1には、隣接する液晶表示パネルの継ぎ目を小さくするように液晶表示パネルを配置する方法が提案されている。また、例えば特許文献2には、隣接する液晶表示パネル間の接続部からの散乱漏れ光を抑制する方法が提案されている。
ここで、液晶表示装置が備える液晶表示パネルの製造方法について説明する。一般的に真空注入方式と滴下注入方式(ODF)の2つの方式があるが、滴下注入方式の説明を行う。TFTが配列して形成されているTFTアレイ基板(以下「アレイ基板」という)と色表示をするためのカラーフィルタなどが形成されているカラーフィルタ基板(以下「CF基板」という)を用いて、それぞれの基板に配向膜を形成し、ラビングなどの配向処理を施す。
2枚の基板間隔を一定に保つためにビーズ状のスペーサをどちらか一方の基板に形成する、または、予め柱状の突起(柱状スペーサとも呼ばれる)が形成された基板を用いる。どちらか一方の基板に2枚の基板を貼り合わせるためのシール剤を塗布した後、液晶材料を必要量滴下する。
真空チャンバー内で上下の定盤はそれぞれ基板を保持し、上下の基板のパターンが一致するように基板位置を調整しながら2枚の基板を近づけて貼り合せる。この後、上定盤の切り離しと大気解放を行うことで、液晶表示パネル内と周辺部(大気圧)の圧力差によって基板間隔が一定となりシール剤が所定の幅まで潰れる。そして、UV照射装置にてシール剤を仮硬化させた後加熱を行い本硬化させる。所定のサイズに液晶表示パネルを切り出し偏光板等の光学フィルムを貼りつける。次に表示状態の検査(パネル検査、または点灯表示検査などと呼ばれる)を行った後、駆動回路の接続などの所定のプロセスを経て液晶表示パネルが作製される。
パネル検査の方式には大きく分けて2通りあり、1つは全てのデータ線および信号線に個別に信号を入力するフルコンタクト方式であり、もう1つは簡易的に表示状態を確認する簡易点灯方式である。
フルコンタクト方式では、全ての配線に直接信号を入力するための治具が必要である。配線の間隔に合うように設計するため、製品毎に治具を準備する必要がある。また、高精細化に伴い配線間隔が狭くなっているため、治具の作製も難しくなってきている。このようにフルコンタクト方式では高価な治具を製品毎に準備する必要があり、製造コストが高くなる。
簡易点灯方式は、予めアレイ基板側に簡易的に信号を入力するための配線を形成しておく方法である。このため、信号の入力は比較的簡単であり製品に依らず同じ治具を使用することができる。簡易駆動用の配線は、信号線の駆動回路の接続される一端とは反対側の端部に接続されている。治具の構造が簡単であり、かつ、治具を共用できるため、簡易点灯方式は安価であり種々の製品に容易に対応可能である。
特開2002−91347号公報 特開2002−72928号公報
しかしながら、簡易点灯方式を採用した液晶表示パネルの場合、液晶表示パネルにおける簡易駆動用の配線が形成される領域(配線領域)は開口率が低くシールパターンを形成するためのUV(紫外線)を十分に照射することができないため、シールパターンを配線領域に形成することができない。シールパターンと重ならないように配線領域を確保する必要があるため、額縁領域が広くなってしまう。額縁領域を狭めるためにCF基板の遮光層(ブラックマトリクス:BM)をなくし、CF基板側からUV照射する方法があるが、CF基板のBMがない場合、液晶表示パネルの額縁領域からバックライトの光が漏れるため表示品位が劣化する。
上記のようなCF基板のBMをなくした液晶表示パネルを複数用いて大画面表示を行う場合、液晶表示パネルの額縁領域の光漏れを抑制するために液晶表示パネルの表面側を遮光テープなどで遮光する方法が考えられる。しかし、斜め方向の光漏れを抑制するために遮光テープの幅が太くなり結果的に額縁領域を狭めることができず、表示品位が低下するという問題がある。
そこで、本発明は、液晶表示パネルの額縁領域を狭めることで良好な表示品位を得るとともに、額縁領域の光漏れを抑制することが可能な液晶表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係る液晶表示装置は、複数の液晶表示パネルを配列して一の画面を構成する液晶表示装置であって、前記液晶表示パネルは、前記液晶表示パネルの点灯表示検査に用いられる簡易点灯検査回路が形成された第1基板と、前記第1基板と対向する位置に配置される第2基板と、前記第1,第2基板の間に液晶を封止し平面視で表示領域を囲み、前記簡易点灯検査回路上に形成された紫外線硬化樹脂であるシールパターンとを備え、前記液晶表示パネルにおける前記表示領域の外周側に額縁領域が形成され、前記第2基板の額縁領域には、遮光層は形成されておらず、前記液晶表示装置は、互いに隣接する前記液晶表示パネルの継ぎ目部分の表面側における前記額縁領域を覆う第1遮光体と、互いに隣接する前記液晶表示パネルの間に形成される隙間に配置される遮光板とを備え、前記第1遮光体と前記遮光板は互いに異なる材質からなる別部材である
本発明によれば、液晶表示パネルは、第1基板と、第1基板と対向する位置に配置される第2基板と、第1,第2基板の間に液晶を封止し平面視で表示領域を囲むシールパターンとを備え、液晶表示パネルにおける表示領域の外周側に形成される額縁領域は光が透過可能に構成され、液晶表示装置は、互いに隣接する液晶表示パネルの継ぎ目部分の表面側における額縁領域を覆う第1遮光体と、互いに隣接する液晶表示パネルの間に形成される隙間に配置される遮光板とを備える。
したがって、第1遮光体によって液晶表示パネルの額縁領域の光漏れを抑制することができる。また、遮光板によって斜め方向の光漏れを抑制することができるため、第1遮光体の幅が太くなることを抑制できる。これにより、液晶表示パネルの額縁領域を狭めることが可能となり、良好な表示特性が得られる。
実施の形態1に係る液晶表示装置の構成図である。 図1のII-II線断面図である。 液晶表示装置の製造工程を示すフローチャートである。 実施の形態2の図2相当図である。 前提技術に係る液晶表示装置において簡易点灯検査回路が配置されるアレイ基板の模式図である。 前提技術に係る液晶表示装置の液晶表示パネルの一例の断面図である。 前提技術に係る液晶表示装置の液晶表示パネルの他の例の断面図である。 前提技術に係る液晶表示装置の他の例の断面図である。
<実施の形態1>
(液晶表示装置の構造)
本発明の実施の形態1について、図面を用いて以下に説明する。図1は、実施の形態1に係る液晶表示装置1の構成図であり、図2は、図1のII-II線断面図である。本実施の形態に係る液晶表示装置1は、2枚の液晶表示パネル2を用いた2面タイリング液晶表示装置に本発明を採用した場合の例である。
図1と図2に示すように、液晶表示装置1は、複数(例えば2枚)の液晶表示パネル2を左右方向に配列して一の画面を構成しており、液晶表示パネル2、バックライト3、駆動回路4,5、遮光テープ14(第1遮光体)、遮光テープ15(第2遮光体)および遮光板16を備えている。
液晶表示パネル2は、第1基板であるアレイ基板10、第2基板であるCF基板20、およびシールパターン12を備えている。CF基板20は、アレイ基板10と対向する位置に配置され、CF基板20には、カラー表示を行うための色材が形成されている。アレイ基板10には、TFTが配列されている。シールパターン12は、アレイ基板10およびCF基板20の間に液晶13を封止し、平面視で表示領域23を囲むように配置されている。
アレイ基板10およびCF基板20はガラスで構成されている。アレイ基板10には、簡易点灯検査回路11が形成されている。液晶表示パネル2における表示領域23の外周側、すなわち、シールパターン12を含む領域に額縁領域22が形成されている。CF基板20側からUVを照射しシール剤を硬化させてシールパターン12を形成するため、額縁領域22は光が透過可能に構成されている。より具体的には、CF基板20の額縁領域22には、遮光層であるBMが形成されていない。このため、液晶表示パネル2の額縁領域22は光が透過可能である。
液晶表示パネル2の額縁領域22が狭いため、アレイ基板10の簡易点灯検査回路11上にシール剤を塗布した後、液晶材料を滴下し、真空中でアレイ基板10とCF基板20とを貼り合せた。この後、CF基板20側からUV照射を行うことでシール剤を硬化させてシールパターン12を形成した後、所定のプロセスを経て、液晶表示パネル2を作製した。なお、2枚の液晶表示パネル2の視認性を合わせるため、バックライト3の出射側に並べたときに液晶配向方向が同じになるように配向処理を行った。
バックライト3は、アレイ基板10の裏面に対向する位置に配置されている。駆動回路4,5は、アレイ基板10に実装され、液晶表示パネル2を表示動作させる表示信号を入力し、液晶表示パネル2を駆動するための回路である。
遮光板16は、樹脂で構成され、互いに隣接する液晶表示パネル2の間に形成される隙間17に配置されている。遮光板16は、液晶表示装置1の厚さDと同じ長さに形成され、バックライト3からの斜め方向の光Lを遮光することで、斜め方向の光漏れを抑制可能となっている。また、遮光板16の厚さは、隙間17の幅よりも薄く形成されているため、遮光板16は、隙間17に配置された状態で液晶表示パネル2と密着していない。
遮光テープ14は、互いに隣接する液晶表示パネル2の継ぎ目部分の表面側(人が視る側)における額縁領域22を覆うように、互いに隣接する液晶表示パネル2のCF基板20の表面における額縁領域22に渡って貼り付けられている。遮光テープ14によって、バックライト3からの光(直線光)を遮光することで、液晶表示パネル2の額縁領域22の光漏れを抑制可能となっている。
遮光テープ15は、互いに隣接する液晶表示パネル2の継ぎ目部分の裏面側における額縁領域22を覆うように、互いに隣接する液晶表示パネル2のCF基板20の裏面における額縁領域22に渡って貼り付けられている。遮光テープ15によって、バックライト3からの光(直線光)を遮光することで、液晶表示パネル2の額縁領域22の光漏れを抑制可能となっている。
ここで、液晶表示パネル2の厚さをDとし、遮光テープ14の幅をAとした場合、遮光テープ14の幅Aを狭くし、かつ、良好な表示特性を得るために、以下の関係式(1)が満たされるようにDとAが設定されている。
D<0.72×A ・・・(1)
さらに、遮光テープ14の幅Aを狭くし、かつ、良好な表示特性を得るためには、以下の関係式(2)が満たされるようにDとAが設定されていることが望ましい。
D<0.35×A ・・・(2)
実施の形態1では、液晶表示パネル2の厚さDは0.7mm、遮光テープ14の幅Aは2.5mmであり、関係式(1),(2)を満たしている。また、遮光テープ15の幅も2.5mmに形成されている。
(液晶表示装置の製造方法)
実施の形態1に係る液晶表示装置1の製造方法の全体的な製造工程について、図3を用いて説明する。図3は、液晶表示装置1の製造工程を示すフローチャートである。
通常、液晶表示装置1は最終形状よりも大きなマザー基板から、液晶表示パネル2を1面または複数面切り出して(多面取りとも呼ばれる)製造されるが、本実施の形態1では、マザー基板から、液晶表示装置1が備える一対の液晶表示パネル2を構成するアレイ基板10およびCF基板20を切り出す。つまり、マザー基板に対して、2面の液晶表示パネル2を面付けして製造される。
まず、ステップS1の基板準備工程において、マザーアレイ基板およびマザーCF基板に対して配線および様々な膜パターンなどの形成が行われる。この基板準備工程において行われる配線および膜パターンの具体的な製造プロセスに関して、まず、マザーアレイ基板では、ゲート配線、ソース配線、TFT、および画素電極などを作り込む工程が行われるが、これらの作り込みは一般的な横電界方式の液晶表示装置におけるアレイ基板の製造方法と同様であるので、製造方法に関する詳細な説明は省略する。
一方、マザーCF基板では、BM、カラーフィルタ、および柱状スペーサなどを作り込む工程が行われるが、これらの作り込みについても、先に説明を行ったように、BMはCF基板20の額縁領域22に形成されないという特徴があるものの、形成プロセス自体については、一般的な液晶表示装置におけるCF基板の製造方法と同様であるので、こちらも製造方法に関する詳細な説明は省略する。
以上のとおり、マザーアレイ基板およびマザーCF基板を準備した後、マザーアレイ基板およびマザーCF基板に対して、基板を洗浄する基板洗浄工程を行う。ここで、基板洗浄工程は、ステップS1の基板準備工程に含まれるものとする。次に、ステップS2の配向膜材料塗布工程において、マザーアレイ基板およびマザーCF基板の片側表面に、配向膜材料の塗布形成を行う。この工程ではマザーアレイ基板およびマザーCF基板の互いに向かい合う主面に、例えば、フレキソ印刷法によって有機材で構成される配向膜材料を転写塗布し、ホットプレートなどによって焼成処理し乾燥させる工程を含んでいる。
次に、ステップS3の配向処理工程において、マザーアレイ基板およびマザーCF基板に形成した配向膜材料に対して、例えばラビング処理を行い、配向膜材料表面を配向処理して配向膜を形成する。先に説明を行ったとおり、マザーアレイ基板上の一対の液晶表示パネル2に対応する一対の表示領域23に対して、タイリング配置した場合において、同方向となるように、ラビング処理を行う。
次に、ステップS4のシール剤塗布工程において、シールディスペンサ装置を用いて、マザーアレイ基板またはマザーCF基板の主面に、シール剤を印刷ペーストとしてノズルから吐出して塗布する。シール剤は、液晶表示装置1の表示領域23を囲うように塗布され、シールパターン12を形成する。次に、ステップS5の液晶滴下工程において、シールパターン12が形成された方の基板のシールパターン12で囲まれた表示領域23内に液晶材料を滴下する。
次に、ステップS6の真空貼り合わせ工程において、マザーアレイ基板とマザーCF基板とを真空状態で貼り合わせてマザーセル基板を形成する。次に、ステップS7のUV(紫外線)照射工程において、マザーセル基板に紫外線を照射し、シール剤を仮硬化させる。その後、ステップS8のアフターキュア工程において、マザーセル基板を加熱することでアフターキュアを行い、シール剤を完全に硬化させて、硬化したシールパターン12を得る。
次に、ステップS9のセル分断工程において、マザーセル基板をスクライブラインに沿って切断し、一対の液晶表示パネル2に対応する2つの液晶セルに分断する。以上のように分断された2つの液晶セルに対して、ステップS10の偏光板貼り付け工程を行う。続いて、ステップS11の簡易点灯方式を用いた点灯表示検査工程を行い、不良品の脱落判定を行う。続いて、ステップS12の制御基板実装工程などを実行し、一連の製造工程が完了し、一対の液晶表示パネル2が完成する。
さらに、先に説明したとおり、一対の液晶表示パネル2の反視認側となるアレイ基板10の裏面側に、バックライト3を配置し、樹脂または金属などで構成されるフレーム(筐体)内に、一対の液晶表示パネル2を配列した配置に適宜収容し、最終的な本発明を採用した液晶表示装置1が完成する。
次に、実施の形態1に係る液晶表示装置1が奏する効果について、前提技術と対比しながら説明する。図5は、前提技術に係る液晶表示装置において簡易点灯検査回路11が配置されるアレイ基板10の模式図であり、図6は、前提技術に係る液晶表示装置の液晶表示パネルの一例の断面図である。図7は、前提技術に係る液晶表示装置の液晶表示パネルの他の例の断面図であり、図8は、前提技術に係る液晶表示装置の他の例の断面図である。
図3のステップS11の点灯表示検査工程で用いられる簡易点灯方式は、予めアレイ基板10側に簡易的に信号を入力するための配線を形成しておく方法である。このため、信号の入力は比較的簡単であり製品に依らず同じ治具を使用することができる。図5に示すように、簡易点灯検査回路11における簡易駆動用の配線は、信号線30,31における駆動回路4,5の接続される一端とは反対側の端部に接続されており、簡易点灯検査回路11に設けられる入力端子は所定の検査信号を入力するために必要なSW,GO,GE,R,G,Bの計6個の入力端子に集約されている。ここで、駆動回路4,5は、図5においては図示省略されているが、図中におけるアレイ基板10がCF基板20より突出される突出部に配置される信号線30,31の端部にそれぞれ接続される。以上のとおり、簡易点灯検査回路11の入力端子は所定の検査信号を入力するために必要な比較的少数に集約されていることから、検査時に、これら入力端子に接続される検査用の治具の構造が簡単で、かつ、共用できるため、簡易点灯方式は安価であり種々の製品に容易に対応可能である。
簡易点灯方式を採用した液晶表示パネル2の場合、液晶表示パネル2における簡易駆動用の配線が形成される配線領域は開口率が低くシールパターン12を形成するためのUV(紫外線)を十分に照射することができないため、シールパターン12を配線領域に形成することができない。そこで、図6に示すように、シールパターン12と重ならないように配線領域を確保する必要があるため、額縁領域22が広くなってしまう。ここで、簡易点灯検査回路11は簡易駆動用の配線を含んでおり、配線領域とは、簡易点灯検査回路11が配置される領域をいう。
図7に示すように、額縁領域22を狭めるためにCF基板20のBM21(図6参照)をなくし、CF基板20側からUV照射する方法があるが、CF基板20のBM21がない場合、液晶表示パネル2の額縁領域22からバックライト3の光が漏れるため表示品位が劣化する。
図8に示すように、液晶表示装置101において、CF基板20のBM21をなくした液晶表示パネル2を複数用いて大画面表示を行う場合、液晶表示パネル2の額縁領域22の光漏れを抑制するために液晶表示パネル2の表面側を遮光テープ14などで遮光する方法が考えられる。しかし、斜め方向の光Lが漏れることを抑制するために遮光テープ14の幅が太くなり結果的に額縁領域22を狭めることができず、表示品位が低下するという問題がある。
これに対して、実施の形態1に係る液晶表示装置1では、液晶表示パネル2は、アレイ基板10と、アレイ基板10と対向する位置に配置されるCF基板20と、アレイ基板10とCF基板20の間に液晶13を封止し平面視で表示領域23を囲むシールパターン12とを備え、液晶表示パネル2における表示領域23の外周側に形成される額縁領域22は光が透過可能に構成され、液晶表示装置1は、互いに隣接する液晶表示パネル2の継ぎ目部分の表面側における額縁領域22を覆う遮光テープ14と、互いに隣接する液晶表示パネル2の間に形成される隙間17に配置される遮光板16とを備える。
したがって、遮光テープ14によって液晶表示パネル2の額縁領域22の光漏れを抑制することができる。また、遮光板16によって斜め方向の光漏れを抑制することができるため、遮光テープ14の幅が太くなることを抑制できる。これにより、液晶表示パネル2の額縁領域22を狭めることが可能となり、良好な表示特性が得られる。
また、遮光テープ14と遮光板16を設けるだけで液晶表示パネル2の額縁領域22の光漏れを抑制できるとともに、液晶表示パネル2の額縁領域22を狭めることが可能となるため、液晶表示装置1を安価で製造することができる。さらに、シールパターン12が形成される領域にUVを十分に照射することができるため、シールパターン12を問題なく形成することができ、液晶表示装置1の歩留り向上を図ることも可能である。
互いに隣接する液晶表示パネル2の継ぎ目部分の裏面側における額縁領域22を覆う遮光テープ15をさらに備えるため、液晶表示パネル2の額縁領域22の光漏れを一層抑制することができる。
また、上記のように、式(1)なる関係式を満たすように、液晶表示パネルの厚さDと遮光テープ14の幅Aとを設定するため、遮光テープ14が貼り付けられる領域である額縁領域22を一層狭めることができ、表示特性をさらに向上させることが可能となる。
<実施の形態2>
次に、実施の形態2に係る液晶表示装置1について説明する。図4は、実施の形態2の図2相当図である。なお、実施の形態2において、実施の形態1で説明したものと同一の構成要素については同一符号を付して説明は省略する。
実施の形態2では、隙間17に粘着材18が配置され、液晶表示パネル2および遮光板16は粘着材18で接着されている。粘着材18は、空気層の屈折率よりも、アレイ基板10およびCF基板20を構成するガラスの屈折率に近い屈折率を有している。液晶表示パネル2の厚さDは0.3mm、遮光テープ14の幅Aは2.0mmであり、関係式(1),(2)を満たしている。また、遮光テープ15の幅も2.0mmに形成されている。
以上のように実施の形態2に係る液晶表示装置1では、アレイ基板10およびCF基板20はガラスで構成され、液晶表示パネル2および遮光板16は、空気層の屈折率よりもガラスの屈折率に近い屈折率を有する粘着材18で接着される。
したがって、液晶表示パネル2と遮光板16との間に空気層がある場合、屈折率差が大きくなり反射光が強くなることから、ガラスの屈折率に近い粘着材18を液晶表示パネル2と遮光板16との間に配置することで、ガラスと空気界面での反射光を抑制することができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 液晶表示装置、2 液晶表示パネル、10 TFTアレイ基板、12 シールパターン、14 遮光テープ、15 遮光テープ、16 遮光板、18 粘着材、20 カラーフィルタ基板、22 額縁領域、23 表示領域。

Claims (5)

  1. 複数の液晶表示パネルを配列して一の画面を構成する液晶表示装置であって、
    前記液晶表示パネルは、
    前記液晶表示パネルの点灯表示検査に用いられる簡易点灯検査回路が形成された第1基板と、
    前記第1基板と対向する位置に配置される第2基板と、
    前記第1,第2基板の間に液晶を封止し平面視で表示領域を囲み、前記簡易点灯検査回路上に形成された紫外線硬化樹脂であるシールパターンと、
    を備え、
    前記液晶表示パネルにおける前記表示領域の外周側に額縁領域が形成され、
    前記第2基板の額縁領域には、遮光層は形成されておらず、
    前記液晶表示装置は、
    互いに隣接する前記液晶表示パネルの継ぎ目部分の表面側における前記額縁領域を覆う第1遮光体と、
    互いに隣接する前記液晶表示パネルの間に形成される隙間に配置される遮光板と、
    を備え
    前記第1遮光体と前記遮光板は互いに異なる材質からなる別部材である、液晶表示装置。
  2. 前記簡易点灯検査回路上に形成されたシールパターンは、互いに隣接する前記液晶表示パネルの継ぎ目部分の両側であって、前記第1遮光体に覆われた部分に位置する、請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 互いに隣接する前記液晶表示パネルの継ぎ目部分の裏面側における前記額縁領域を覆う第2遮光体をさらに備える、請求項1または請求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記液晶表示パネルの厚さをDとし、前記第1遮光体の幅をAとした場合、
    D<0.72×A
    なる関係式が満たされる、請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の液晶表示装置。
  5. 前記第1基板および前記第2基板はガラスで構成され、
    前記液晶表示パネルおよび前記遮光板は、空気層の屈折率よりもガラスの屈折率に近い屈折率を有する粘着材で接着される、請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の液晶表示装置。
JP2015124377A 2015-06-22 2015-06-22 液晶表示装置 Active JP6639116B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015124377A JP6639116B2 (ja) 2015-06-22 2015-06-22 液晶表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015124377A JP6639116B2 (ja) 2015-06-22 2015-06-22 液晶表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017009770A JP2017009770A (ja) 2017-01-12
JP6639116B2 true JP6639116B2 (ja) 2020-02-05

Family

ID=57763698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015124377A Active JP6639116B2 (ja) 2015-06-22 2015-06-22 液晶表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6639116B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117270253A (zh) * 2022-04-27 2023-12-22 Tcl华星光电技术有限公司 显示面板和电子装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59206869A (ja) * 1983-05-11 1984-11-22 三菱電機株式会社 液晶表示装置
JP3095955B2 (ja) * 1994-09-02 2000-10-10 シャープ株式会社 液晶表示装置
JP2000147473A (ja) * 1998-09-10 2000-05-26 Rohm Co Ltd 液晶表示素子およびその製造方法
JP3791526B2 (ja) * 2004-01-22 2006-06-28 セイコーエプソン株式会社 アクティブマトリクス基板、液晶装置および電子機器
JP2007304274A (ja) * 2006-05-10 2007-11-22 Hitachi Displays Ltd 液晶表示素子及びその製造方法
KR101996970B1 (ko) * 2012-12-04 2019-07-05 엘지디스플레이 주식회사 타일형 표시장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017009770A (ja) 2017-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5299873B2 (ja) 液晶表示パネル
US20120268708A1 (en) Liquid crystal display and manufacturing method thereof
JP6274740B2 (ja) 液晶表示装置および液晶表示装置の製造方法
US10090490B2 (en) Method of producing curved display panel
WO2016204056A1 (ja) 表示装置の製造方法及び表示装置
JP4987422B2 (ja) 表示装置、及びその製造方法
JPH10153785A (ja) 液晶表示装置
JP2012220792A (ja) 液晶表示装置及び液晶表示装置製造方法
WO2015170678A1 (ja) 粘着部材、粘着部材の製造方法、及び貼り合わせ部材の製造方法
JP5375628B2 (ja) 液晶表示装置及びその製造方法
CN103885225A (zh) 显示装置以及覆盖构件
KR20120018978A (ko) 액정패널의 제조방법
WO2011145258A1 (ja) 表示装置及びその製造方法
JP5304518B2 (ja) 液晶表示パネル及びその製造方法
JP6639116B2 (ja) 液晶表示装置
JP3200298U (ja) 表示パネル
JP6820975B2 (ja) 液晶パネル、連成液晶パネル、及び液晶パネルの製造方法
US10895785B2 (en) Liquid crystal display panel, liquid crystal display panel body component, and method of producing liquid crystal display panels
KR101849570B1 (ko) 표시 패널의 제조방법
WO2011080968A1 (ja) 液晶パネルの製造方法
JP2021012363A (ja) 液晶パネルの製造方法および液晶パネルの製造装置
JP5309840B2 (ja) 保護板一体型液晶表示パネルの製造方法
JP2015210414A (ja) 液晶表示装置
TWI530731B (zh) 顯示面板及其製造方法
JP2009047758A (ja) 液晶表示パネル及び液晶表示パネルの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180521

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190702

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191224

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6639116

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250