JP2017083417A - 水深・水温付透明採水器 - Google Patents
水深・水温付透明採水器 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】採水用ノズルを採水容器の内部に設け、ロープに水深・水温のセンサー用芯線と電源線を編み込み、100mまで計測可能とし、採水器と船上の表示器をつなぎ、水中の採水地点の水深・水温を船上にいながら、タイムラグなしでデジタル表示で計測できる水深・水温付透明採水器である。
【選択図】なし
Description
本発明は、以上の問題を解決するためになされたものである。
以下、円筒型透明容器を立て置いた状態を前提に説明する。
透明容器の上下の開口部は、中央部の孔から円筒容器の縁まで、肉厚ドーナツ盤状に被覆されて、この孔に外から挿入装着されるロート状の上部ゴム蓋・下部ゴム蓋をガイドする被覆ガイド部を成し、この被覆ガイド部の孔縁に添わせて、上部ゴム蓋と下部ゴム蓋が装着されて上下が閉じられた形となる。閉じられた容器内において上部ゴム蓋と下部ゴム蓋との間は連結管によって連結され、連結管の中には水糸を通して、生ゴム製の連結管を補強する。連結管が上部ゴム蓋及び下部ゴム蓋と上下において連結される各々の結合部には同時にテグスの一端が留め結合され、各々のテグスは上部ゴム蓋・下部ゴム蓋の外に延びてナスカンに結合される。下部ゴム蓋との連結部近く・透明容器下端手前の内壁面には採水用ノズルが設けられる。透明容器の側面壁の一箇所・縦中央部・縦方向に取っ手を設ける。この取っ手の真反対側に縦に細長くメインプレートを設け、上中下3か所において、透明容器を巻き周回させた金属保持バンドで固定する。
この様に固定されたメインプレートにおいて、上部寄りの位置にセンサーホルダーを取付け、そこにセンサー容器を納めて結束バンドで固定し、そこより下方位置のメインプレート上端付近と下端付近の位置に可働軸ガイドを設け、下端側の可動軸ガイドの少し上方位置には可動軸ストッパーを設け、それに接触的にコの字型フックを隣接する。可動軸ガイドに挿通された可動軸の上端にはメッセンジャー受け部を設け、メッセンジャー受け部の中央にロープ通し孔を設け、このロープ通し孔に通されるのが芯線入りロープである。芯線いりロープは、センサー用ケーブルによってセンサー容器と接続されるロープ・ケーブル接続コネクターと、表示器に繋がる表示器用コネクターに別のセンサー用ケーブルで繋がるもう一つのロープ・ケーブル接続コネクターとの双方に束ねられて、メインプレートの中間部に設けられた係留ロープ止めに係止される。ここにおける芯線入りロープにはクレモナ・ポリプロピレン等のロープを使用し、そのロープに深度・水温の各々のセンサー用芯線と電源線を編み込むものであるが、張力を計算し編み込むためには500mの芯線用ケーブルが必要であり、水深・水温のセンサー用芯線2本、電源線2本を使用するのであるが、水深・水温以外のセンサー用芯線も追加可能である。芯線入りロープの編み込み後は370mとなる。芯線入りロープは通常50m仕様であるが、深度センサーを変更すれば100mまで計測できる。
斯様に構成される採水器本体を表示器用コネクター〜表示器のコネクター受け部を介して表示器に接続すれば、タイムラグなしで同時進行的に表示器の表示部で水深・水温が目視でき、キーボードスイッチの操作でメモリーもできる。表示器には電池ケース蓋付きの電池ボックスが設けられ、電池電源式で作動する。
以上を特徴とする水深・水温表示器付き透明採水器である。
採水用円筒型が透明であるため、水底の砂・土等の巻き上げが簡単に確認できる。
採水用ノズルが円筒型透明容器の内部に取り付けられているため、破損がない構造である。
上下ゴム蓋のフックにナス管を使用し、可動部の1か所のコの字型フックにナス管を掛けるため、確実にメッセンジャーの衝撃により外れる。
クレモナ・ポリプロピレン等のロープに水深・水温のセンサーと電源・信号線を三つ打ちにより、編み込むことで正確な水深・水温が計測できる。
透明採水容器(1)の内輪に上部ゴム蓋(4)下部ゴム蓋(5)用の被覆ガイド部(2)を設け、上下ゴム蓋は使用時には連結管(11)の中に水糸(12)を通し、連結管(11)に使用する生ゴムの補強をする。連結管(11)は採水量に見合ったテンションをかけ、連結管(11)からつながるテグス(8)の装着されたナスカン(7)をコの字型フック(17)止めて使用する。ロート状の上部ゴム蓋(4)と下部ゴム蓋(5)の中心軸に、連結管(11)を止める止め金具(6)を設け、それを水糸(12)で縛り、ボルトで留める。止め金具(6)の一部にテグス用の止め部(9)があり、テグス(8)とナスカン(7)を結ぶ。透明採水容器(1)は金属保持バンド(3)で3か所をボルト・ナット(10)で止める。透明採水容器(1)の中央部に取っ手(13)を設け、取っ手(13)と180度の位置にメインプレート(14)を設け、それにセンサーホルダー(22)を取り付け、センサー容器(23)をセンサーホルダー(22)に収め、結束バンド(33)等で2か所止める。メインプレート(14)に取り付けられた可動軸ガイド(15)2カ所と、可動軸(16)と可動軸ストッパー(20)により構成され、メッセンジャー受け部(18)にメッセンジャー(25)を落とすと、可動軸(16)に衝撃が加わり、コイルスプリング(21)が反応し、コの字型フック(17)よりナスカン(7)が外れ採水ができる。採水は透明採水容器(1)の内壁面に採水用ノズル(24)を設ける。メインプレート(14)に付属するメッセンジャー受け部(18)のロープ通し孔(26)に芯線入りロープ(27)を通し、係留ロープ止め(19)につなぐ。センサー容器(23)からセンサー用ケーブル(28)からつながるシャックル(32)に、芯線入りロープ(27)を束ね係留ロープ止め(19)につなぐ。センサー容器(23)からセンサー用ケーブル(28)がロープ・ケーブル接続コネクター(29)につながり、芯線入りロープ(27)とつながる。芯線入りロープ(27)は通常50m仕様である。深度センサーを変更すれば100mまで計測できる。ロープ・ケーブル接続コネクター(29)からセンサー用ケーブル(28)をつなぎ、表示器用コネクター(30)と接続し、表示器(37)のコネクター受け部(36)と接続すると表示部(34)で水深・水温が目視でき、キーボードスイッチ(38)の操作でメモリーもできる。表示器(37)の下方部に電池ボックス(38)を設け、電池ケース蓋(39)で押える。
この様にして正確な水深・水温が計測でき採水も楽になる。
2 被覆ガイド
3 金属保持バンド
4 上部ゴム蓋
5 下部ゴム蓋
6 止め金具
7 ナスカン
8 テグス
9 テグス用止め部
10 ボルト・ナット
11 連結管
12 水糸
13 取っ手
14 メインプレート
15 可動軸ガイド
16 可動軸
17 コの字型フック
18 メッセンジャー受け部
19 係留ロープ止め
20 可動軸ストッパー
21 コイルスプリング
22 センサーホルダー
23 センサー容器
24 採水用ノズル
25 メッセンジャー
26 ロープ通し孔
27 芯線入りロープ
28 センサー用ケーブル
29 ロープ・ケーブル接続コネクター
30 表示器用コネクター
31 ロープ接続部
32 シャックル
33 結束バンド
34 表示部
35 キーボードスイッチ
36 コネクター受け部
37 表示器
38 電池ボックス
39 電池ケース蓋
Claims (1)
- 従来の採水器は、水深・水温センサーが装着されていないため正確さにかけ、内部が殆ど見えない乳白色の容器に代えて、透明容器を用いて、以下、円筒型透明容器を立て置いた状態を前提に説明するのであるが、透明容器の上下の開口部は、中央部の孔から円筒容器の縁まで、肉厚ドーナツ盤状に被覆されて、この孔に外から挿入装着されるロート状の上部ゴム蓋・下部ゴム蓋をガイドする被覆ガイド部を成し、この被覆ガイド部の孔縁に添わせて、上部ゴム蓋と下部ゴム蓋が装着されて上下が閉じられた形となり、閉じられた容器内において上部ゴム蓋と下部ゴム蓋との間は連結管によって連結され、連結管の中には水糸を通して生ゴム製の連結管を補強し、連結管が上部ゴム蓋及び下部ゴム蓋の上下において連結される各々の結合部には同時にテグスの一端が留め結合され、各々のテグスは上部ゴム蓋・下部ゴム蓋の外に延びてナス管に結合され、下部ゴム蓋との連結部近く・透明容器下端手前の内壁面には採水用ノズルが設けられ、透明容器の内側壁面の一箇所・縦中央部・縦方向に取っ手を設け、この取っ手の真反対側に縦に細長くメインプレートを設け、上中下3か所において、透明容器を巻き周回させた金属保持バンドで固定し、この様に固定されたメインプレートに、上部寄りの位置にセンサーホルダーを取り付け、そこにセンサー容器を納めて結束バンドで固定し、そこより下方位置のメインプレート上端付近と下端付近の位置に可動軸ガイドを設け、下端側の可動軸ガイドの少し上方位置に可動軸ストッパーを設け、それに接触的にコの字型フックを隣接し、可動軸ガイドに挿通された可動軸の上端にはメッセンジャー受け部を設け、メッセンジャー受け部の中央にロープ通し孔を設け、このロープ通し孔に通されるのが芯線入りロープであり、芯線入りロープは、センサー用ケーブルによってセンサー容器と接続されるロープ・ケーブル接続コネクターと、表示器に繋がる表示器用コネクターに、別のセンサー用ケーブルで繋がるもう一つのロープ・ケーブル接続コネクターとの双方に束ねられて、メインプレートの中間部に設けられた係留ロープ止めに係止され、ここにおける芯線入りロープにはクレモナ・ポリプロピレン等のロープを使用し、そのロープに深度・温度の各々のセンサー用芯線と電源線を編み込むものであるが、張力を計算し編み込むためには500mの芯線用ケーブルが必要であり、水深・水温センサー用芯線2本、電源線2本を使用するのでるが、水深・水温以外のセンサー(PH・DO等)用芯線も追加可能であり、線線入りロープの編み込み後は370mとなり、芯線入りロープは通常50m仕様であるが、深度センサーを変更すれば100mまで計測でき、斯用に構成される採水器本体を表示器用コネクター〜表示器のコネクター受け部を介して表示器に接続すれば、タイムラグなしで同時進行的に表示器の表示部で水深・水温が目視でき、キーボードスイッチの操作でメモリーもでき、表示器には電池付きの電池ボックスが設けられ、電池電源式で作動することを特徴とする水深・水温表示付透明採水器。
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Citations (6)
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---|---|---|---|---|
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-
2015
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Non-Patent Citations (1)
Title |
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日本規格協会: "日本工業規格 工業用水・工場排水の試料採取方法", JIS K 0094, JPN6018000153, 30 September 1994 (1994-09-30), JP, pages 1 - 4, ISSN: 0003715751 * |
Also Published As
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