JP2017083176A - 電子時計および電子時計の表示制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子時計を複数並べて背景画像を連動してスクロール表示できるようにする。
【解決手段】電子時計1は、表示部80と、時刻を計時する計時部66と、背景画像を記憶する記憶部72と、計時部66の計時時刻を表示部80に表示させると共に、表示部80に背景画像をスクロール表示させる制御部50と、操作部10A,10Bと、を備え、背景画像は、表示部80の表示領域より表示サイズが大きい長尺状の画像であり、制御部50は、背景画像をスクロール表示させる場合、表示領域に表示される1画面分の背景画像の表示範囲を、背景画像の長手方向に沿って同じ方向に一定の速度で移動させ、表示範囲の位置を調整する場合、操作部10A,10Bの操作に応じて表示範囲を長手方向に沿って移動させる。
【選択図】図2
【解決手段】電子時計1は、表示部80と、時刻を計時する計時部66と、背景画像を記憶する記憶部72と、計時部66の計時時刻を表示部80に表示させると共に、表示部80に背景画像をスクロール表示させる制御部50と、操作部10A,10Bと、を備え、背景画像は、表示部80の表示領域より表示サイズが大きい長尺状の画像であり、制御部50は、背景画像をスクロール表示させる場合、表示領域に表示される1画面分の背景画像の表示範囲を、背景画像の長手方向に沿って同じ方向に一定の速度で移動させ、表示範囲の位置を調整する場合、操作部10A,10Bの操作に応じて表示範囲を長手方向に沿って移動させる。
【選択図】図2
Description
本発明は、電子時計および電子時計の表示制御方法に関する。
特許文献1には、長尺状の絵巻画像を1日周期でスクロール表示する電子時計が記載されている(段落0090〜段落0091、図8)。
しかしながら、1台の電子時計では、絵巻画像のうち一度に表示できる部分が少なく、絵巻画像の世界観や全体像が把握しづらい。以上の事情を考慮して本発明は、電子時計を複数並べて背景画像を連動してスクロール表示できるようにすることを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明に係る電子時計は、表示部と、時刻を計時する計時部と、背景画像を記憶する記憶部と、前記計時部の計時時刻を前記表示部に表示させると共に、前記表示部に前記背景画像をスクロール表示させる制御部と、操作部と、を備え、前記背景画像は、前記表示部の表示領域より表示サイズが大きい長尺状の画像であり、前記制御部は、前記背景画像をスクロール表示させる場合、前記表示領域に表示される1画面分の前記背景画像の表示範囲を、前記背景画像の長手方向に沿って同じ方向に一定の速度で移動させ、前記表示範囲の位置を調整する場合、前記操作部の操作に応じて前記表示範囲を前記長手方向に沿って移動させることを特徴とする。
この構成によれば、表示領域には、表示領域より表示サイズが大きい長尺状の背景画像が当該背景画像の長手方向に沿って同じ方向に一定の速度でスクロール表示される。また、制御部は、操作部の操作に応じて、表示領域に表示される1画面分の背景画像の表示範囲を背景画像の長手方向に沿って移動させる。したがって、ユーザーは、操作部を操作することで、背景画像の表示範囲の位置を調整することができる。つまり、ユーザーは、スクロール表示される背景画像のうち表示領域に表示される部分を任意の位置に変更することができる。
したがって、ユーザーは、この電子時計を複数台用意して背景画像のスクロール方向に沿って一列に並べ、各電子時計または1台を除く残りの電子時計の操作部を操作して背景画像の表示範囲の位置を調整し、背景画像のうち表示領域に表示される部分が、電子時計の並び順に従って各電子時計で例えば1画面分ずつズレるようにすることで、これら複数の電子時計で背景画像を連動してスクロール表示させることができる。この場合、1台の電子時計で背景画像をスクロール表示させる場合に比べ、背景画像のうち一度に表示できる部分が複数倍に増えるので、その分だけ背景画像の世界観や全体像が把握し易くなる。また、電子時計を複数並べて背景画像を連動してスクロール表示させるという、背景画像の表示について新たな楽しみ方を提供することができる。
また、上述した電子時計において、前記制御部は、前記表示範囲の位置を調整する場合、前記操作部の操作に応じて前記表示範囲を前記長手方向に沿って1画面単位で移動させる構成であってもよい。この場合、操作部の操作に応じて1画面単位で背景画像の表示範囲を移動させることができる。したがって、各電子時計または1台を除く残りの電子時計で背景画像の表示範囲の位置を調整する場合の操作が容易になる。
また、上述した電子時計において、前記背景画像は、前記長手方向に所定の幅を有する複数の分割画像により構成され、前記所定の幅は、前記表示領域の前記長手方向の長さの1/N(Nは1以上の整数)であり、前記制御部は、前記表示範囲の位置を調整する場合、前記操作部の操作に応じて前記表示範囲を前記長手方向に沿って前記分割画像単位で移動させる構成であってもよい。このように1画面単位でなく分割画像単位で背景画像の表示範囲を移動できるようにしてもよい。例えば、2台の電子時計を並べて背景画像を連動してスクロール表示させる場合、2台の電子時計を隙間なく密着させて並べても互いの表示領域の間には離間間隔が生じる。この離間間隔が仮に1個分の分割画像の幅に相当する場合、一方以上の電子時計の操作部を操作して背景画像の表示範囲の位置を調整し、背景画像のうち表示領域に表示される部分が、電子時計の並び順に従って2台の電子時計でN+1個の分割画像分(1画面+1分割画像分)だけズレるようにすることで、表示領域同士の離間間隔を考慮した背景画像のスクロール表示を行うことが可能になる。
また、上述した電子時計において、前記背景画像は、前記長手方向に所定の幅を有する複数の分割画像により構成され、前記所定の幅は、前記表示領域の前記長手方向の長さの1/N(Nは1以上の整数)であり、前記背景画像のスクロール表示を更新する更新時刻が所定の時間間隔に従って複数定められ、前記制御部は、前記背景画像をスクロール表示させる場合、前記計時部の計時時刻が前記更新時刻になる毎に、前記表示範囲を前記長手方向に沿って同じ方向に前記N以下の所定個数の前記分割画像分だけ移動させる構成であってもよい。この構成によれば、電子時計を複数並べて背景画像を連動してスクロール表示させる場合に、各電子時計では、更新時刻になる都度、背景画像のスクロール表示が一斉に更新される。したがって、複数の電子時計間でスクロール表示の更新タイミングを同期させることができる。
また、上述した電子時計において、時刻情報を取得する取得部と、前記取得部が取得した時刻情報に基づいて前記計時部の計時時刻を修正する時刻修正部と、を備える構成であってもよい。この構成によれば、計時部の計時時刻を時刻情報に基づいて正確な時刻に修正することができる。したがって、複数の電子時計間で正確に同期をとりながら背景画像を連動してスクロール表示させることができる。
また、本発明に係る電子時計の表示制御方法は、時刻を計時して表示領域に表示すると共に前記表示領域に背景画像をスクロール表示する電子時計の表示制御方法であって、前記背景画像は、前記表示領域より表示サイズが大きい長尺状の画像であり、前記背景画像をスクロール表示させる場合、前記表示領域に表示される1画面分の前記背景画像の表示範囲を、前記背景画像の長手方向に沿って同じ方向に一定の速度で移動させ、前記表示範囲の位置を調整する場合、操作部の操作に応じて前記表示範囲を前記長手方向に沿って移動させることを特徴とする。この発明によれば、上述した電子時計の発明と同様の作用効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明に係る実施の形態を説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る電子時計1の外観構成を示す平面図である。
同図に示す電子時計1は、デジタル式の腕時計であり、金属等の導電性材料またはセラミック等の非導電性材料で形成された外装ケース5を備える。外装ケース5の正面には矩形状の開口部5Aが形成され、この開口部5Aの内側に表示部80が設けられている。表示部80には、例えば図1に示すように、電子時計1で計時されている計時時刻が表示される。外装ケース5のうち図中左右方向の側面には、操作部の一例である操作ボタン10A,10Bが設けられている。ユーザーは、操作ボタン10A,10Bを操作することで、電子時計1の表示モードを変更したり、各種の設定等を行うことができる。また、外装ケース5のうち図中上下方向の側面には、ベルト取付部6を介してベルト7が取り付けられている。このベルト7により電子時計1がユーザーの手首に装着される。なお、図1ではベルト7の一部の図示を省略している。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る電子時計1の外観構成を示す平面図である。
同図に示す電子時計1は、デジタル式の腕時計であり、金属等の導電性材料またはセラミック等の非導電性材料で形成された外装ケース5を備える。外装ケース5の正面には矩形状の開口部5Aが形成され、この開口部5Aの内側に表示部80が設けられている。表示部80には、例えば図1に示すように、電子時計1で計時されている計時時刻が表示される。外装ケース5のうち図中左右方向の側面には、操作部の一例である操作ボタン10A,10Bが設けられている。ユーザーは、操作ボタン10A,10Bを操作することで、電子時計1の表示モードを変更したり、各種の設定等を行うことができる。また、外装ケース5のうち図中上下方向の側面には、ベルト取付部6を介してベルト7が取り付けられている。このベルト7により電子時計1がユーザーの手首に装着される。なお、図1ではベルト7の一部の図示を省略している。
図2は、電子時計1の内部構成を示すブロック図である。
電子時計1は、操作ボタン10A,10Bと、発振回路20と、分周回路30と、電源部40と、制御部50(主制御部60および表示制御部70)と、表示部80とを備える。操作ボタン10A,10Bは、操作信号を主制御部60に出力する。発振回路20は、水晶振動子を備え、例えば32768KHzのパルス信号を出力する。分周回路30は、発振回路20から出力されるパルス信号を分周し、例えば1Hzの基準クロック信号を出力する。電源部40は、例えば一次電池を備え、主制御部60の制御の下、電子時計1の各部に駆動電力を供給する。なお、電源部40は、一次電池の代わりに二次電池を備えてもよい。この場合、電子時計1は、ソーラーパネルを更に備え、ソーラーパネルが発電した電力で二次電池を充電してもよい。
電子時計1は、操作ボタン10A,10Bと、発振回路20と、分周回路30と、電源部40と、制御部50(主制御部60および表示制御部70)と、表示部80とを備える。操作ボタン10A,10Bは、操作信号を主制御部60に出力する。発振回路20は、水晶振動子を備え、例えば32768KHzのパルス信号を出力する。分周回路30は、発振回路20から出力されるパルス信号を分周し、例えば1Hzの基準クロック信号を出力する。電源部40は、例えば一次電池を備え、主制御部60の制御の下、電子時計1の各部に駆動電力を供給する。なお、電源部40は、一次電池の代わりに二次電池を備えてもよい。この場合、電子時計1は、ソーラーパネルを更に備え、ソーラーパネルが発電した電力で二次電池を充電してもよい。
制御部50は、電子時計1の全体を制御する主制御部60と、表示部80を制御する表示制御部70とで構成されている。主制御部60は、ROM62(Read Only Memory)と、RAM64(Random Access Memory)と、計時部66とを有する。ROM62は、例えば書き換え可能なフラッシュROMであり、主制御部60によって実行されるプログラム等が記憶されている。このROM62に記憶されているプログラムには、例えば、後述する表示位置調整処理のプログラムが含まれる。RAM64は、主制御部60の作業領域として使用される。計時部66は、分周回路30から出力される基準クロック信号をカウントし、例えば、年,月,日,時,分,秒からなる時刻を計時する。なお、図2には、主制御部60の内部に計時部66を設けた構成を例示したが、計時部66は、主制御部60や制御部50の外部に設けられていてもよい。
表示制御部70は、ROM72と、VRAM(Video RAM)74とを有する。ROM72は、背景画像を記憶する記憶部の一例であり、例えば書き換え可能なフラッシュROMである。このROM72には、後述する絵巻画像(背景画像)の画像データーの他に、時刻表示用の数字や記号等の画像データー、表示制御部70によって実行されるプログラム等が記憶されている。VRAM74には、表示部80に表示する1画面分の画像データーが書き込まれる。表示制御部70は、主制御部60からの指示に基づいて表示部80を制御し、計時時刻の表示や絵巻画像のスクロール表示を行う。
表示部80は、例えば、アクティブマトリックス方式を採用した白黒2値表示のEPD(Electrophoretic Display)パネルであり、文字,数字,模様,写真,イラスト等の様々な画像を表示することができる。なお、図2には、制御部50を主制御部60と表示制御部70とに分けた構成を例示したが、これに限られるものではない。例えば、制御部50は、主制御部60と表示制御部70の機能を兼ね備えた1つの制御部であってもよい。
図3は、絵巻画像100の一例を示す図である。
同図に示す絵巻画像100は、アフリカのサバンナをイメージした画像であり、ゾウやキリン等の動物が描かれている。また、図中破線で示す矩形状の部分が表示部80の表示領域82のサイズである。絵巻画像100は、X方向の表示サイズが表示領域82のX方向のサイズより大きい長尺状(横長)の画像である。なお、絵巻画像100のY方向の表示サイズは、表示領域82のY方向のサイズと同じである。
同図に示す絵巻画像100は、アフリカのサバンナをイメージした画像であり、ゾウやキリン等の動物が描かれている。また、図中破線で示す矩形状の部分が表示部80の表示領域82のサイズである。絵巻画像100は、X方向の表示サイズが表示領域82のX方向のサイズより大きい長尺状(横長)の画像である。なお、絵巻画像100のY方向の表示サイズは、表示領域82のY方向のサイズと同じである。
絵巻画像100は、図中矢印で示す方向(左方向)にスクロール表示される。本実施形態において、絵巻画像100のスクロール方向は左方向に固定され、絵巻画像100のスクロール速度は一定である。また、絵巻画像100は1日周期でスクロール表示される。したがって、毎日、同じ時刻には、絵巻画像100のうち同じ部分が表示される。例えば、デフォルトの設定では、同図に示すように、0時00分になると絵巻画像100の左端を含む部分が表示領域82に表示され、この後、時間の経過に応じて絵巻画像100のうち表示領域82に表示される部分が右方向に順次移動していき、23時00分になると絵巻画像100の右端を含む部分が表示領域82に表示される。また、23時30分の時点では、23時00分に表示される部分の右半分と、0時00分に表示される部分の左半分とが表示領域82に表示される。
なお、絵巻画像100のスクロール方向は、右方向であってもよく、絵巻画像100の長手方向のどちらか一方(X方向またはその反対方向)に固定されていればよい。絵巻画像100のスクロール速度も一定であればよく、速度自体の値は任意に設定することができる。また、絵巻画像100のスクロール周期も、1日に限らず、例えば6時間や12時間、3日等であってもよい。
図4は、絵巻画像100のスクロール表示を説明するための模式図である。
同図に示すように絵巻画像100は、X方向に均等の幅で分割された短冊状の分割画像1501,1502,1503,…により構成されている。本明細書では、特に区別をする必要がない限り、分割画像1501,1502,1503,…の各々を「分割画像150」と記載する。同図に示す例の場合、表示領域82のサイズは、分割画像150をX方向に4個並べた大きさに相当する。したがって、絵巻画像100を構成する全ての分割画像150のうち、一度に表示領域82に表示できるのは、X方向に連続する4個の分割画像150になる。
同図に示すように絵巻画像100は、X方向に均等の幅で分割された短冊状の分割画像1501,1502,1503,…により構成されている。本明細書では、特に区別をする必要がない限り、分割画像1501,1502,1503,…の各々を「分割画像150」と記載する。同図に示す例の場合、表示領域82のサイズは、分割画像150をX方向に4個並べた大きさに相当する。したがって、絵巻画像100を構成する全ての分割画像150のうち、一度に表示領域82に表示できるのは、X方向に連続する4個の分割画像150になる。
本実施形態では、絵巻画像100を15分毎に1コマの割合で左方向にスクロール表示する(1コマ=1分割画像150)。この場合、同図に示すように表示領域82に4個の分割画像1503〜1506を表示してから15分が経過すると、表示領域82には、次の表示画像として4個の分割画像1504〜1507が表示される。より具体的に説明すると、表示領域82のうち左端に表示されていた分割画像1503は消去され、この部分に今まで右隣に表示されていた分割画像1504が表示される。また、分割画像1504が表示されていた部分には、今まで右隣に表示されていた分割画像1505が表示され、分割画像1505が表示されていた部分には、今まで右隣に表示されていた分割画像1506が表示される。また、表示領域82のうち右端に表示されていた分割画像1506の部分には、今まで表示されていなかった右隣の分割画像1507が表示される。
また、前述したように絵巻画像100のスクロール表示を更新する更新間隔は15分に定められているが、更新間隔だけでなく具体的な更新時刻も毎時00分,15分,30分,45分に定められている。したがって、主制御部60は、計時部66の計時時刻が更新時刻になる都度、表示制御部70に対してスクロール表示の更新を指示する。また、表示制御部70は、主制御部60からスクロール表示の更新が指示されると、表示領域82に表示される1画面分の絵巻画像100の表示範囲の位置を、X方向に1コマだけ移動させる。以降、本明細書では、表示領域82に表示される1画面分の絵巻画像100の表示範囲の位置を「絵巻画像100の表示位置」と記載する。
なお、分割画像150のX方向の幅は、表示領域82のX方向の長さの1/N(Nは1以上の整数)であればよく、例えば、分割画像150をX方向に10個並べた大きさが表示領域82のサイズになるようにしてもよい。また、絵巻画像100のスクロール表示を更新する場合に、1回の更新で移動できるコマ数は1に限らない。例えば、図4に示したように表示領域82のサイズが分割画像150を4個並べた大きさに相当する場合、1回の更新で移動可能なコマ数は、1以上4以下であればよい。したがって、分割画像150のX方向の幅が表示領域82のX方向の長さの1/Nである場合、1回の更新で移動できるコマ数はN以下の所定数に設定することができる。また、スクロール表示の更新間隔は、15分に限らず、例えば3分や30分、1時間等であってもよい。スクロール表示の更新時刻も、毎時00分,15分,30分,45分に限らない。
図5は、表示モードが絵巻モードの場合の画面表示例である。
電子時計1は、複数の表示モードを有する。一例を挙げると、例えば図1に示したように計時時刻のみを表示する表示モードがある。また、図5に示すように、表示領域82のうち右上の部分に計時時刻を表示しつつ、その背景画像として絵巻画像100をスクロール表示する絵巻モードがある。なお、絵巻モードにおいて、絵巻画像100はスクロール表示されるが、計時時刻は常に同じ位置に表示される。ユーザーは、操作ボタン10A,10Bを操作することで、表示モードを切り替えることができる。
電子時計1は、複数の表示モードを有する。一例を挙げると、例えば図1に示したように計時時刻のみを表示する表示モードがある。また、図5に示すように、表示領域82のうち右上の部分に計時時刻を表示しつつ、その背景画像として絵巻画像100をスクロール表示する絵巻モードがある。なお、絵巻モードにおいて、絵巻画像100はスクロール表示されるが、計時時刻は常に同じ位置に表示される。ユーザーは、操作ボタン10A,10Bを操作することで、表示モードを切り替えることができる。
また、絵巻モードにおいて、計時時刻の表示は、例えば1分間隔で更新されるのに対し、絵巻画像100のスクロール表示は、それよりも長い15分間隔で更新される。このため表示制御部70は、絵巻モードの場合、例えば2層のレイヤー構造を用いて表示画像を生成する。2層のレイヤーのうち、前面に位置する第1レイヤーを時刻表示用のレイヤーとして定義し、後面に位置する第2レイヤーを背景画像用のレイヤーとして定義した場合、計時時刻を示す数字や記号の画像は第1レイヤーの画像になり、絵巻画像100は第2レイヤーの画像になる。表示制御部70は、レイヤー毎に個別に画像を編集することが可能であり、第1レイヤーの画像と第2レイヤーの画像とを重ねて合わせて1画面分の表示画像を生成し、VRAM74に書き込む。
なお、絵巻モードにおいて表示画像を生成する方法は、2層のレイヤー構造を用いた方法に限らない。また、図5に示すように数字や記号を用いて計時時刻を表示する代わりに、時針と分針を有するアナログ時計の画像を用いて計時時刻を表示してもよい。また、表示モードは絵巻モードのみであってもよい。
また、表示部80(白黒2値表示のEPDパネル)は、計時時刻の表示を更新する場合や、絵巻画像100のスクロール表示を更新する場合等、表示画像を更新する場合に、まず、更新前の元の表示画像のうち、黒色の画素には電圧を印加せず(0Vを印加し)、白色の画素のみに負(または正)の電圧を印加する部分駆動方式を用いて全面黒色の表示画像を表示領域82に表示した後、さらに全画素に負(または正)の電圧を印加する全面駆動方式を用いて全面黒色の表示画像を表示領域82に再表示する。
次に、表示部80は、全画素に正(または負)の電圧を印加する全面駆動方式を用いて全面白色の表示画像を表示領域82に表示した後、さらに元の表示画像において白色だった画素には電圧を印加せず(0Vを印加し)、元の表示画像において黒色だった画素のみに正(または負)の電圧を印加する部分駆動方式を用いて全面白色の表示画像を表示領域82に再表示する。この後、表示部80は、次の表示画像を、白色の画素には電圧を印加せず(0Vを印加し)、黒色の画素のみに負(または正)の電圧を印加する部分駆動方式を用いて表示領域82に表示する。
このように表示部80は、表示画像を更新する場合に、部分駆動方式と全面駆動方式を用いて全面黒色の表示画像を表示し、さらに全面駆動方式と部分駆動方式を用いて全面白色の表示画像を表示して元の表示画像を消去した後、部分駆動方式を用いて次の表示画像を表示する。したがって、全画素が白色の状態から次の表示画像を表示することができるので、表示画像毎に色合いが変わるといった問題が生じにくい。また、表示部80(EPDパネル)の各画素電極と共通電極との間に印加される電界の時間平均がほぼゼロになりDCバランスがとれるため、EPDパネルの長期信頼性を高めることができる。
このように電子時計1では、表示画像の更新時に短時間ではあるが全面黒色の表示画像や全面白色の表示画像が表示される。つまり、絵巻画像100のスクロール表示を更新する都度、短時間ではあるが全面黒色の表示画像や全面白色の表示画像が表示される。また、前述したように電子時計1では、スクロール表示の更新間隔が15分と比較的長い時間であることに加え、1回の更新でスクロールされる量も表示領域82の1/4に及ぶ等、比較的大きいので、なめらかなスクロール表示ではない。しかしながら、時間の経過に応じて表示する部分を移動させながら絵巻画像100を表示していることに変わりはないので、スクロール表示の概念に含まれる。
図6は、表示位置調整処理のフローチャートである。
表示位置調整処理は、操作ボタン10A,10Bの操作に応じて絵巻画像100の表示位置を調整する処理である。この処理は、例えば、絵巻モードにおいて操作ボタン10Aおよび操作ボタン10Bが同時に1秒以上長押しされた場合に主制御部60により実行される。
表示位置調整処理は、操作ボタン10A,10Bの操作に応じて絵巻画像100の表示位置を調整する処理である。この処理は、例えば、絵巻モードにおいて操作ボタン10Aおよび操作ボタン10Bが同時に1秒以上長押しされた場合に主制御部60により実行される。
表示位置調整処理を開始すると、まず、主制御部60は、操作ボタン10Aが押下されたか否かを判定する(S101)。その結果、操作ボタン10Aが押下されたと判定した場合(S101:YES)、主制御部60は、表示制御部70に対し、絵巻画像100の表示位置を−4コマだけ移動するよう指示する(S102)。この指示に応じて表示制御部70は、絵巻画像100の表示位置を変更する。
具体的には、例えば図7において、絵巻画像100の現在の表示位置が表示位置δであった場合、表示制御部70は、操作ボタン10Aが1回押されると、絵巻画像100の表示位置を表示位置δから−4コマだけ移動させて表示位置γに変更する。また、操作ボタン10Aがさらにもう1回押されると、表示制御部70は、絵巻画像100の表示位置を表示位置γからさらに−4コマだけ移動させて表示位置βに変更する。
なお、絵巻画像100の表示位置を変更した場合、表示制御部70は、変更後の表示位置に対応する4個の分割画像150をVRAM74に書き込む。また、表示部80は、VRAM74に書き込まれた1画面分の表示画像を表示領域82に表示する。したがって、絵巻画像100の表示位置を変更すると、表示領域82に表示されている表示画像も変更される。
例えば、絵巻画像100の表示位置が表示位置δであった場合、表示領域82には4個の分割画像15013〜15016が表示されている。この状態で操作ボタン10Aが1回押されると、表示領域82には4個の分割画像1509〜15012が表示される。また、操作ボタン10Aがさらにもう1回押されると、表示領域82には4個の分割画像1505〜1508が表示される。このように表示位置調整処理では、操作ボタン10Aが押される都度、絵巻画像100のうち表示領域82に表示されている部分を−4コマ分(1画面分)だけ移動させる。
また、図7に示す時刻と表示位置との関係がデフォルトの設定である。すなわち、デフォルトの設定では、絵巻画像100の表示位置が、0時(0時00分〜0時15分未満)の場合に表示位置αとなり、1時(1時00分〜1時15分未満)の場合に表示位置βとなり、2時(2時00分〜2時15分未満)の場合に表示位置γとなる。また、0時15分〜0時30分未満の場合は、4個の分割画像1502〜1505に対応する部分が絵巻画像100の表示位置になり、0時30分〜0時45分未満の場合は、4個の分割画像1503〜1506に対応する部分が絵巻画像100の表示位置になり、0時45分〜1時00分未満の場合は、4個の分割画像1504〜1507に対応する部分が絵巻画像100の表示位置になる。
例えば、現在の時刻が3時であった場合、絵巻画像100の表示位置は表示位置δになる。この状態で操作ボタン10Aが1回押されると、デフォルトの設定では2時(2時00分〜2時15分未満)に表示されていた4個の分割画像1509〜15012が3時(3時00分〜3時15分未満)の段階で表示されることになる。したがって、操作ボタン10Aを1回押すと、スクロール表示される絵巻画像100を1時間分(1画面分)だけ後に遅らせることになる。また、操作ボタン10Aを2回押すと、スクロール表示される絵巻画像100を2時間分(2画面分)だけ後に遅らせることになる。
一方、操作ボタン10Aが押下されていないと判定した場合(S101:NO)、主制御部60は、操作ボタン10Bが押下されたか否かを判定する(S103)。その結果、操作ボタン10Bが押下されたと判定した場合(S103:YES)、主制御部60は、表示制御部70に対し、絵巻画像100の表示位置を+4コマだけ移動するよう指示する(S104)。この指示に応じて表示制御部70は、絵巻画像100の表示位置を変更する。
具体的には、例えば図7において、絵巻画像100の現在の表示位置が表示位置αであった場合、表示制御部70は、操作ボタン10Bが1回押されると、絵巻画像100の表示位置を表示位置αから+4コマだけ移動させて表示位置βに変更する。また、操作ボタン10Bがさらにもう1回押されると、表示制御部70は、絵巻画像100の表示位置を表示位置βからさらに+4コマだけ移動させて表示位置γに変更する。
この場合も、絵巻画像100の表示位置を変更すると、表示領域82に表示されている1画面分の表示画像が変更される。例えば、絵巻画像100の表示位置が表示位置αであった場合、表示領域82には4個の分割画像1501〜1504が表示されている。この状態で操作ボタン10Bが1回押されると、表示領域82には4個の分割画像1505〜1508が表示される。また、操作ボタン10Bがさらにもう1回押されると、表示領域82には4個の分割画像1509〜15012が表示される。このように表示位置調整処理では、操作ボタン10Bが押される都度、絵巻画像100のうち表示領域82に表示されている部分を+4コマ分(1画面分)だけ移動させる。
例えば、現在の時刻が0時であった場合、絵巻画像100の表示位置は表示位置αになる。この状態で操作ボタン10Bが1回押されると、デフォルトの設定では1時(1時00分〜1時15分未満)に表示される4個の分割画像1505〜1508が0時(0時00分〜0時15分未満)の段階で表示されることになる。したがって、操作ボタン10Bを1回押すと、スクロール表示される絵巻画像100を1時間分(1画面分)だけ前に進めることになる。また、操作ボタン10Bを2回押すと、スクロール表示される絵巻画像100を2時間分(2画面分)だけ前に進めることになる。
なお、表示位置調整処理の実行中に、例えばユーザーが操作ボタン10Aまたは操作ボタン10Bを1秒以上長押した場合、主制御部60は、表示制御部70に対し、絵巻画像100の表示位置をリセットするよう指示する。この指示に応じて表示制御部70は、絵巻画像100の表示位置をデフォルトの設定に戻す。このように絵巻画像100の表示位置をデフォルトの設定に戻せるようにしてもよい。
次に、S103の判定結果がNOの場合と、S102の処理を終えた場合と、S104の処理を終えた場合、主制御部60は、絵巻画像100の表示位置の調整が終了したか否かを判定する(S105)。例えば、表示位置調整処理の実行中にユーザーが操作ボタン10Aおよび操作ボタン10Bを同時に1秒以上長押した場合、主制御部60は、調整が終了したと判定し(S105:YES)、表示位置調整処理を終える。一方、調整が終了していないと判定した場合(S105:NO)、主制御部60は、処理をS101に戻す。
以上説明した表示位置調整処理によれば、ユーザーは、操作ボタン10A,10Bを操作することで、絵巻画像100の表示位置を1画面単位で調整することができる。つまり、ユーザーは、スクロール表示される絵巻画像100のうち表示領域82に表示される部分を1画面単位で任意の位置に変更することができる。なお、表示位置調整処理において、操作ボタン10Aや操作ボタン10Bを1回押下した場合に、絵巻画像100の表示位置を4コマ移動させるのではなく、1コマ移動させるようにしてもよい。このように1画面単位でなく分割画像150単位で絵巻画像100の表示位置を移動できるようにしてもよい。但し、この場合は、絵巻画像100の表示位置を1画面分だけ移動させるために、操作ボタン10Aや操作ボタン10Bを4回押下する必要がある。
次に、以上説明した電子時計1を複数並べて絵巻画像100を連動してスクロール表示させる場合について説明する。なお、以下では、3台の電子時計1を用いた場合を説明するが、3台に限らず2台以上の電子時計1を並べて絵巻画像100をスクロール表示させることができる。
例えば、図8に示すように3台の電子時計1A〜1Cを使用する場合、ユーザーは、3台の電子時計1A〜1Cを絵巻画像100のスクロール方向に沿って横一列に並べる。なお、3台の電子時計1A〜1Cは、いずれも同じ電子時計1であり、便宜上、図中左から順に1A,1B,1Cの符号を付与している。また、3台の電子時計1A〜1Cは、同じ電子時計1であるから、以下の[1]〜[5]が全て同じになる。
[1]スクロール表示する絵巻画像100(図3)。
[2]絵巻画像100のスクロール方向(左方向)。
[3]絵巻画像100のスクロール速度(15分毎に1コマ)。
[4]スクロール表示の更新時刻(毎時00分,15分,30分,45分)。
[5]絵巻画像100の表示位置のデフォルト設定。
[2]絵巻画像100のスクロール方向(左方向)。
[3]絵巻画像100のスクロール速度(15分毎に1コマ)。
[4]スクロール表示の更新時刻(毎時00分,15分,30分,45分)。
[5]絵巻画像100の表示位置のデフォルト設定。
また、図8に示す3台の電子時計1A〜1Cは、いずれも絵巻画像100の表示位置がデフォルト設定のままであり変更されていない。このため3台とも表示領域82には絵巻画像100のうち同じ部分が表示されている。
次に、ユーザーは、横一列に並べた3台の電子時計1A〜1Cのうち、いずれか2台について操作ボタン10A,10Bを操作して絵巻画像100の表示位置を調整する。ここでは、図8において、左端の電子時計1Aについては絵巻画像100の表示位置をデフォルト設定のままとし、残りの2台の電子時計1B,1Cについて絵巻画像100の表示位置を調整する場合を説明する。
この場合、ユーザーは、中央の電子時計1Bについては、表示位置調整処理(図6)において操作ボタン10Bを1回押下し、絵巻画像100の表示位置を1画面分だけ先に進ませる。また、右端の電子時計1Cについては、表示位置調整処理において操作ボタン10Bを2回押下し、絵巻画像100の表示位置を2画面分だけ先に進ませる。
以上によれば、前述した表示位置調整処理の説明および図7を参照すると明らかになるように、電子時計1Aの表示領域82には4個の分割画像1501〜1504が表示され、電子時計1Bの表示領域82には4個の分割画像1505〜1508が表示され、電子時計1Cの表示領域82には4個の分割画像1509〜15012が表示される。したがって、横一列に並べた電子時計1A〜1Cに備わる計3個の表示領域82には、絵巻画像100のうち連続する12個の分割画像1501〜15012が表示され、図9に示す状態になる。
また、3台の電子時計1A〜1Cは、スクロール表示の更新時刻が同じであるので(毎時00分,15分,30分,45分)、図9に示す状態の後、0時15分になると、絵巻画像100のスクロール表示が一斉に更新される。前述したように絵巻画像100のスクロール表示は、15分毎に1コマの割合で更新される。したがって、0時15分になると、電子時計1Aの表示領域82には4個の分割画像1502〜1505が表示され、電子時計1Bの表示領域82には4個の分割画像1506〜1509が表示され、電子時計1Cの表示領域82には4個の分割画像15010〜15013が表示される。このため電子時計1A〜1Cに備わる計3個の表示領域82には、絵巻画像100のうち連続する12個の分割画像1502〜15013が表示され、図10に示す状態になる。
なお、絵巻画像100のスクロール表示を更新する場合の動作は、以下の通りである。主制御部60は、計時部66の計時時刻が更新時刻になる都度、表示制御部70に対してスクロール表示の更新を指示する。表示制御部70は、主制御部60からスクロール表示の更新が指示されると、主制御部60から別途通知される計時時刻に基づいて第1レイヤーの画像(計時時刻を示す数字や記号の画像)を更新する。また、表示制御部70は、絵巻画像100の表示位置を1コマ進め、第2レイヤーの画像(絵巻画像100)のうち表示領域82に表示する4個の分割画像150を決定する。この後、表示制御部70は、第1レイヤーの画像と第2レイヤーの画像とを重ねて合わせて1画面分の表示画像を生成し、VRAM74に書き込む。また、表示部80は、表示制御部70の制御の下、VRAM74に書き込まれた1画面分の表示画像を表示領域82に表示する。
このように絵巻画像100の表示位置を調整し終えると、以降、更新時刻が訪れる都度、3台の電子時計1A〜1Cの各々で絵巻画像100のスクロール表示が更新される。例えば、電子時計1Aの表示領域82の左端に表示される分割画像150を分割画像150Mとしたとき(Mは1以上の整数)、電子時計1Aの表示領域82には4個の分割画像150M〜150M+3が表示され、電子時計1Bの表示領域82には4個の分割画像150M+4〜150M+7が表示され、電子時計1Cの表示領域82には4個の分割画像150M+8〜150M+11が表示される。また、スクロール表示が更新される都度、Mが1ずつ増えていく。
したがって、電子時計1A〜1Cに備わる計3個の表示領域82には、絵巻画像100のうち連続する12個の150が表示され、15分毎に1コマの割合で左方向にスクロール表示される。よって、横一列に並べた3台の電子時計1A〜1Cで絵巻画像100を連動してスクロール表示させることができる。
なお、右端の電子時計1Cをデフォルト設定のままとし、残りの2台の電子時計1A,1Bについて絵巻画像100の表示位置を調整してもよい。この場合、中央の電子時計1Bについては、表示位置調整処理において操作ボタン10Aを1回押下し、絵巻画像100の表示位置を1画面分だけ後ろに遅らせ、左端の電子時計1Aについては、表示位置調整処理において操作ボタン10Aを2回押下し、絵巻画像100の表示位置を2画面分だけ後ろに遅らせればよい。
また、中央の電子時計1Bをデフォルト設定のままとし、両脇の電子時計1A,1Cについて絵巻画像100の表示位置を調整してもよい。この場合、左端の電子時計1Aについては、表示位置調整処理において操作ボタン10Aを1回押下し、絵巻画像100の表示位置を1画面分だけ後ろに遅らせ、右端の電子時計1Cについては、表示位置調整処理において操作ボタン10Bを1回押下し、絵巻画像100の表示位置を1画面分だけ前に進ませればよい。また、3台とも絵巻画像100の表示位置を調整してもよい。
次に、図11および図12は、絵巻画像100の表示位置を調整する場合の変形例を説明するための図である。3台の電子時計1A〜1Cを横一列に並べた場合、電子時計1Aの表示領域82と電子時計1Bの表示領域82の間には、離間間隔Dが存在する。同様に、電子時計1Bの表示領域82と電子時計1Cの表示領域82の間にも、離間間隔Dが存在する。この離間間隔Dは、図11から明らかとなるように分割画像150のX方向の幅より若干大きい程度である。そこで、この離間間隔Dを考慮し、電子時計1Aの表示領域82と電子時計1Bの表示領域82の間と、電子時計1Bの表示領域82と電子時計1Cの表示領域82の間で、分割画像150を1コマだけ抜いた形で絵巻画像100のスクロール表示を行うようにしてもよい。
この場合、具体的には、例えば図12において、絵巻画像100の現在の表示位置が表示位置γであった場合、表示制御部70は、表示位置調整処理において操作ボタン10Aが1回押されると、絵巻画像100の表示位置を表示位置γから−5コマだけ移動させて表示位置βに変更し、操作ボタン10Aがさらにもう1回押されると、絵巻画像100の表示位置を表示位置βからさらに−5コマだけ移動させて表示位置αに変更すればよい。
また、図12において、絵巻画像100の現在の表示位置が表示位置αであった場合、表示制御部70は、表示位置調整処理において操作ボタン10Bが1回押されると、絵巻画像100の表示位置を表示位置αから+5コマだけ移動させて表示位置βに変更し、操作ボタン10Bがさらにもう1回押されると絵巻画像100の表示位置を、表示位置βからさらに+5コマだけ移動させて表示位置γに変更すればよい。
つまり、前述した表示位置調整処理(図6)において、S102の部分の「−4コマ」を「−5コマ」に置き換えると共に、S104の部分の「+4コマ」を「+5コマ」に置き換えればよい。この場合、図8に示した状態から、中央の電子時計1Bについては、表示位置調整処理において操作ボタン10Bを1回押下し、絵巻画像100の表示位置を5コマ(1画面+1分割画像)だけ先に進ませ、右端の電子時計1Cについては、表示位置調整処理において操作ボタン10Bを2回押下し、絵巻画像100の表示位置を10コマ(2画面+2分割画像)分だけ先に進ませると、図11に示した状態になる。
この図11に示す状態の場合、図12からも明らかとなるように、電子時計1Aの表示領域82には4個の分割画像1501〜1504が表示され、電子時計1Bの表示領域82には4個の分割画像1506〜1509が表示され、電子時計1Cの表示領域82には4個の分割画像15011〜15014が表示される。したがって、分割画像1505と分割画像15010が表示されずに抜けている。しかしながら、分割画像1505は、電子時計1Aの表示領域82と電子時計1Bの表示領域82の間の離間間隔Dに相当する部分になる。また、分割画像15010は、電子時計1Bの表示領域82と電子時計1Cの表示領域82の間の離間間隔Dに相当する部分になる。
例えば、電子時計1Aの表示領域82の左端に表示される分割画像150を分割画像150Mとしたとき、電子時計1Aの表示領域82には4個の分割画像150M〜150M+3が表示され、電子時計1Bの表示領域82には4個の分割画像150M+5〜150M+8が表示され、電子時計1Cの表示領域82には4個の分割画像150M+10〜150M+13が表示される。また、スクロール表示が更新される都度、Mが1ずつ増えていく。したがって、表示されない2つの分割画像150M+4,150M+9は、常に表示領域82同士の離間間隔Dに相当する部分になる。
以上のように表示領域82同士の離間間隔Dを考慮し、電子時計1Aの表示領域82と電子時計1Bの表示領域82の間と、電子時計1Bの表示領域82と電子時計1Cの表示領域82の間で、分割画像150を1コマだけ抜いた形で絵巻画像100のスクロール表示を行うようにしてもよい。
なお、以上説明したように操作ボタン10Aや操作ボタン10の操作に応じて絵巻画像100の表示位置を5コマ分だけ移動させる態様も、絵巻画像100の表示位置を分割画像150単位で移動させることに含まれる。また、前述したように分割画像150のX方向の幅は、表示領域82のX方向の長さの1/Nであればよい。したがって、離間間隔Dに相当する分割画像150の個数は、1に限らない。例えば、離間間隔Dに相当する分割画像150の個数をLとしたとき(Lは1以上の整数)、前述した表示位置調整処理(図6)のS102およびS104では、絵巻画像100の表示位置をN+Lコマ(1画面+離間間隔D)だけ移動させればよい。
以上説明したように本実施形態によれば、表示領域82には、表示領域82より表示サイズが大きい長尺状の絵巻画像100が、絵巻画像100の長手方向に沿って同じ方向に一定の速度でスクロール表示される。また、制御部50は、表示位置調整処理が実行されると、操作ボタン10A,10Bの操作に応じて、絵巻画像100の表示位置を絵巻画像100の長手方向に沿って1画面単位または分割画像150単位で移動させる。したがって、ユーザーは、操作ボタン10A,10Bを操作することで、絵巻画像100の表示位置を調整することができる。つまり、ユーザーは、スクロール表示される絵巻画像100のうち表示領域82に表示される部分を任意の位置に変更することができる。
したがって、ユーザーは、この電子時計1を複数台用意して絵巻画像100のスクロール方向に沿って一列に並べ、各電子時計1または1台を除く残りの電子時計1の操作ボタン10A,10Bを操作して絵巻画像100の表示位置を調整し、絵巻画像100のうち表示領域82に表示される部分が、電子時計1の並び順に従って各電子時計1で例えば1画面分ずつズレるようにすることで、これら複数の電子時計1で絵巻画像100を連動してスクロール表示させることができる。この場合、1台の電子時計1で絵巻画像100をスクロール表示させる場合に比べ、絵巻画像100のうち一度に表示できる部分が複数倍に増えるので、その分だけ絵巻画像100の世界観や全体像が把握し易くなる。また、電子時計1を複数並べて絵巻画像100を連動してスクロール表示させるという、絵巻画像100の表示について新たな楽しみ方を提供することができる。
なお、操作ボタン10A,10Bの操作に応じて絵巻画像100の表示位置を1画面単位で移動させる構成であると、各電子時計1または1台を除く残りの電子時計1で絵巻画像100の表示位置を調整する場合の操作が容易になる。また、操作ボタン10A,10Bの操作に応じて絵巻画像100の表示位置を分割画像150単位で移動させる構成であると、表示領域82同士の離間間隔Dを考慮した絵巻画像100のスクロール表示を行うことが可能になる。また、本実施形態によれば、絵巻画像100のスクロール表示を更新する更新時刻(毎時00分,15分,30分,45分)を定めているので、複数の電子時計1間でスクロール表示の更新タイミングを同期させることができる。
本発明の具体的な利用シーンの一例を挙げると以下の通りである。
[A]1人のユーザーが電子時計1を複数所有しており、所有している複数の電子時計1を並べて絵巻画像100を連動してスクロール表示させる。
[B]同じ電子時計1を所有している仲間同士で集まり、各々の電子時計1を並べて絵巻画像100を連動してスクロール表示させる。
[C]電子時計1の販売店でデモンストレーション表示として、複数の電子時計1を並べて絵巻画像100を連動してスクロール表示させる。
[A]1人のユーザーが電子時計1を複数所有しており、所有している複数の電子時計1を並べて絵巻画像100を連動してスクロール表示させる。
[B]同じ電子時計1を所有している仲間同士で集まり、各々の電子時計1を並べて絵巻画像100を連動してスクロール表示させる。
[C]電子時計1の販売店でデモンストレーション表示として、複数の電子時計1を並べて絵巻画像100を連動してスクロール表示させる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同じ構成要素については、第1実施形態の説明で使用した符号を流用し、説明を適宜省略する。
本発明の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同じ構成要素については、第1実施形態の説明で使用した符号を流用し、説明を適宜省略する。
図13は、第2実施形態に係る電子時計2の内部構成を示すブロック図である。
同図に示す電子時計2は、標準電波を受信して計時時刻を修正する機能を有する腕時計型の電波時計である。この電子時計2は、第1実施形態で説明した電子時計1(図2)に対し、受信部90、アンテナ92および時刻修正部68が追加されている点で構成が相違する。受信部90は、時刻情報を取得する取得部の一例であり、主制御部600の制御の下、アンテナ92を介して標準電波を受信する。また、受信部90は、受信した標準電波を復調してデコードし、標準電波に含まれる時刻情報等を主制御部600に出力する。
同図に示す電子時計2は、標準電波を受信して計時時刻を修正する機能を有する腕時計型の電波時計である。この電子時計2は、第1実施形態で説明した電子時計1(図2)に対し、受信部90、アンテナ92および時刻修正部68が追加されている点で構成が相違する。受信部90は、時刻情報を取得する取得部の一例であり、主制御部600の制御の下、アンテナ92を介して標準電波を受信する。また、受信部90は、受信した標準電波を復調してデコードし、標準電波に含まれる時刻情報等を主制御部600に出力する。
時刻修正部68は、受信部90が受信した標準電波に含まれている時刻情報に基づいて計時部66の計時時刻を修正する。なお、第1実施形態でも説明したように、計時部66は、主制御部600や制御部500の外部に設けられていてもよく、これは時刻修正部68についても同様である。また、主制御部600内のROM62には、後述する時刻修正処理のプログラムが記憶されている。
図14は、時刻修正処理のフローチャートである。
時刻修正処理は、例えば午前2時等、計時部66の計時時刻が予め定められた時刻になると主制御部600により実行される(自動受信モード)。また、時刻修正処理は、ユーザーが操作ボタン10A,10Bを操作して強制受信モードに移行した場合にも実行される。このように時刻修正処理は、24時間毎に自動的に実行される他、強制受信モードに移行する操作が行われたタイミングでも実行される。なお、自動受信モードにおいて時刻修正処理を実行する周期は、24時間に限らず、例えば1時間や6時間等であってもよい。
時刻修正処理は、例えば午前2時等、計時部66の計時時刻が予め定められた時刻になると主制御部600により実行される(自動受信モード)。また、時刻修正処理は、ユーザーが操作ボタン10A,10Bを操作して強制受信モードに移行した場合にも実行される。このように時刻修正処理は、24時間毎に自動的に実行される他、強制受信モードに移行する操作が行われたタイミングでも実行される。なお、自動受信モードにおいて時刻修正処理を実行する周期は、24時間に限らず、例えば1時間や6時間等であってもよい。
時刻修正処理を開始すると、主制御部600は、受信部90を制御して標準電波を受信する処理を行う(S201)。ここでは、受信部90が、アンテナ92を介して標準電波を受信すると共に、受信した標準電波を復調してデコードし、標準電波に含まれる時刻情報等を主制御部600に出力する。なお、標準電波は、1分間隔で繰り返し送信されるフレームを有する電波信号である。各フレームには、フレームの先頭に位置する先頭マーカーの時刻を示す時刻情報(年,その年の1月1日からの通算日,時,分)が含まれている。また、先頭マーカーの位置は正分(毎分0秒)の立ち上がりに対応している。
次に、主制御部600は、時刻情報の受信に成功したか否かを判定する(S202)。例えば、主制御部600は、1分間隔で繰り返し送信されている標準電波を3回連続して受信部90に受信させ、そこから得られる3個の時刻情報が1分ずつ異なる時刻を示している場合に時刻情報の受信に成功したと判定し(S202:YES)、そうでない場合に時刻情報の受信に失敗したと判定する(S202:NO)。
また、S202において主制御部600は、受信した時刻情報と計時部66の計時時刻とを比較して、両者の差分が所定の範囲内にある場合に時刻情報の受信に成功したと判定し(S202:YES)、両者の差分が所定の範囲内にない場合に時刻情報の受信に失敗したと判定(S202:NO)してもよい。また、S202において主制御部600は、標準電波に含まれているパリティビットを用いて、受信した時刻情報に伝送誤りが生じているか否かを検査し、伝送誤りが生じていない場合に時刻情報の受信に成功したと判定し(S202:YES)、伝送誤りが生じている場合に時刻情報の受信に失敗したと判定(S202:NO)してもよい。これら2つの方法によれば、1フレーム分の標準電波を受信するだけで、時刻情報の受信の成否を判定することができる。なお、時刻情報の受信に失敗したと判定した場合(S202:NO)、主制御部600は、時刻修正処理を終える。
また、時刻情報の受信に成功したと判定した場合(S202:YES)、主制御部600(時刻修正部68)は、計時部66の計時時刻を修正し(S203)、時刻修正処理を終える。例えば、標準電波を3回連続して受信して時刻情報の受信に成功したと判定した場合、時刻修正部68は、3回目に受信した時刻情報に1分を加算し、この時刻情報に対応するカウント値を、次の先頭マーカーを受信したタイミングで計時部66内の計時カウンターに書き込む。これにより計時部66の計時時刻が、受信した時刻情報に基づいて正確な時刻に修正される。また、計時時刻との比較やパリティチェックで時刻情報の受信に成功したと判定した場合も、時刻修正部68は、受信に成功した時刻情報に1分を加算し、この時刻情報に対応するカウント値を、次の先頭マーカーを受信したタイミングで計時部66内の計時カウンターに書き込み、計時部66の計時時刻を修正する。
以上説明したように本実施形態によれば、計時部66の計時時刻を時刻情報に基づいて正確な時刻に修正することができる。例えば、第1実施形態で説明した電子時計1の場合、計時部66の計時時刻は、ユーザーが手動で修正しない限り、時間の経過に応じて徐々に正確な時刻からズレてしまう。したがって、電子時計1を複数並べて絵巻画像100を連動してスクロール表示させる場合に、複数の電子時計1間におけるスクロール表示の同期がズレてしまう。これに対し、本実施形態によれば、計時部66の計時時刻は、時刻修正処理によって自動的に正確な時刻に修正されるので、複数の電子時計1間で正確に同期をとりながら絵巻画像100を連動してスクロール表示させることができる。
<変形例>
以上に例示した各実施形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。なお、以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲で適宜組み合わせることができる。
以上に例示した各実施形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。なお、以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲で適宜組み合わせることができる。
(1)絵巻画像100は、必ずしも複数の分割画像150に分割されている必要はなく、絵巻画像100の長手方向に沿って同じ方向に一定の速度でスクロール表示されればよい。これに関連して絵巻画像100の表示位置の調整についても、操作ボタン10A,10Bの操作に応じて1画面単位または分割画像150単位で変更される態様に限らない。また、絵巻画像100の表示位置を調整する際に操作する操作ボタンとして、操作ボタン10Aと操作ボタン10Bのいずれか一方のみを備える構成であってもよい。
(2)縦長の絵巻画像を用意して上方向または下方向に絵巻画像をスクロール表示してもよい。この場合、複数の電子時計を縦方向に並べることで絵巻画像を連動してスクロール表示させることができる。表示制御部70は、表示画像を更新する際、全面黒色の表示画像や全面白色の表示画像を表示しない構成であってもよい。絵巻画像100の絵柄は、図3に例示したものに限らず、例えば、街並みをイメージした画像,世界旅行をイメージした画像,様々な動物が乗っている列車の画像,モアレや幾何学模様の画像等であってもよい。
(3)第2実施形態において、電子時計2は、GPS(Global Positioning System)衛星から時刻情報を含む衛星信号を受信して計時時刻を修正する機能を有する腕時計であってもよい。また、電子時計2は、受信部として、Bluetooth(登録商標)やNFC(Near Field Communication)等の近距離無線通信部を備え、パーソナルコンピューターやスマートフォンを介してネットワーク経由で時刻情報を受信してもよい。また、電子時計2は、通信ケーブルを介して時刻情報を受信してもよく、時刻情報を受信(取得)する形態は、無線に限らず有線であってもよい。
(4)計時部66で計時される時刻は、年,月,日,時,分,秒で構成される時刻に限らない。例えば、時,分,秒あるいは時,分のみで構成される時刻であってもよい。これは、表示部80に表示される計時時刻についても同様である。表示部80は、白黒2値表示のEPDパネルに限らず、カラー表示のEPDパネルであってもよい。また、表示部80は、EPDパネルに限らず、液晶表示パネルや有機EL(Electro Luminescence)パネル等であってもよい。電子時計1,2は、腕時計に限らず、置時計,掛け時計,懐中時計等であってもよい。
1,1A,1B,1C,2…電子時計、5…外装ケース、5A…開口部、6…ベルト取付部、7…ベルト、10A,10B…操作ボタン、20…発振回路、30…分周回路、40…電源部、50,500…制御部、60,600…主制御部、62…ROM、64…RAM、66…計時部、68…時刻修正部、70…表示制御部、72…ROM、74…VRAM、80…表示部、82…表示領域、90…受信部、92…アンテナ、100…絵巻画像、1501〜15017…分割画像、α,β,γ,δ…表示位置、D…離間間隔。
Claims (6)
- 表示部と、
時刻を計時する計時部と、
背景画像を記憶する記憶部と、
前記計時部の計時時刻を前記表示部に表示させると共に、前記表示部に前記背景画像をスクロール表示させる制御部と、
操作部と、を備え、
前記背景画像は、前記表示部の表示領域より表示サイズが大きい長尺状の画像であり、
前記制御部は、
前記背景画像をスクロール表示させる場合、前記表示領域に表示される1画面分の前記背景画像の表示範囲を、前記背景画像の長手方向に沿って同じ方向に一定の速度で移動させ、
前記表示範囲の位置を調整する場合、前記操作部の操作に応じて前記表示範囲を前記長手方向に沿って移動させる
ことを特徴とする電子時計。 - 前記制御部は、前記表示範囲の位置を調整する場合、前記操作部の操作に応じて前記表示範囲を前記長手方向に沿って1画面単位で移動させる
ことを特徴とする請求項1に記載の電子時計。 - 前記背景画像は、前記長手方向に所定の幅を有する複数の分割画像により構成され、
前記所定の幅は、前記表示領域の前記長手方向の長さの1/N(Nは1以上の整数)であり、
前記制御部は、前記表示範囲の位置を調整する場合、前記操作部の操作に応じて前記表示範囲を前記長手方向に沿って前記分割画像単位で移動させる
ことを特徴とする請求項1に記載の電子時計。 - 前記背景画像は、前記長手方向に所定の幅を有する複数の分割画像により構成され、
前記所定の幅は、前記表示領域の前記長手方向の長さの1/N(Nは1以上の整数)であり、
前記背景画像のスクロール表示を更新する更新時刻が所定の時間間隔に従って複数定められ、
前記制御部は、前記背景画像をスクロール表示させる場合、前記計時部の計時時刻が前記更新時刻になる毎に、前記表示範囲を前記長手方向に沿って同じ方向に前記N以下の所定個数の前記分割画像分だけ移動させる
ことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の電子時計。 - 時刻情報を取得する取得部と、
前記取得部が取得した時刻情報に基づいて前記計時部の計時時刻を修正する時刻修正部と、を備える
ことを特徴とする請求項4に記載の電子時計。 - 時刻を計時して表示領域に表示すると共に前記表示領域に背景画像をスクロール表示する電子時計の表示制御方法であって、
前記背景画像は、前記表示領域より表示サイズが大きい長尺状の画像であり、
前記背景画像をスクロール表示させる場合、前記表示領域に表示される1画面分の前記背景画像の表示範囲を、前記背景画像の長手方向に沿って同じ方向に一定の速度で移動させ、
前記表示範囲の位置を調整する場合、操作部の操作に応じて前記表示範囲を前記長手方向に沿って移動させる
ことを特徴とする電子時計の表示制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015208126A JP2017083176A (ja) | 2015-10-22 | 2015-10-22 | 電子時計および電子時計の表示制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015208126A JP2017083176A (ja) | 2015-10-22 | 2015-10-22 | 電子時計および電子時計の表示制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017083176A true JP2017083176A (ja) | 2017-05-18 |
Family
ID=58710508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015208126A Pending JP2017083176A (ja) | 2015-10-22 | 2015-10-22 | 電子時計および電子時計の表示制御方法 |
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JP (1) | JP2017083176A (ja) |
-
2015
- 2015-10-22 JP JP2015208126A patent/JP2017083176A/ja active Pending
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