JP2017082574A - 水洗トイレシステム - Google Patents
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Abstract
Description
以下に、本発明に係る水洗トイレシステムの第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に係る水洗トイレシステムが配置される居室の平面図であり、図2は水洗トイレシステムの配管と負圧ポンプの接続状態を説明する図であり、図3は負圧ポンプの断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る水洗トイレシステムが配置される居室は、矩形状に形成されており、この中に居住スペース42とトイレブース41とが設けられている。ここでは、説明の便宜のため、図1の上側の居室4の壁を第1壁401、下側の居室4の壁を第2壁402、右側の居室4の壁を第3壁403、左側の居室4の壁を第4壁404と称することとする。居室は、老人ホームや高齢者向けマンションなどの介護施設や病院などの建物内に複数設けられているものである。
本実施形態に係る水洗トイレシステムは、上述した移動式便器1と、汚水用配管2と、負圧ポンプ3とを備えている。以下、これらについて詳細に説明する。
汚水用配管2は、上述した配管本体21、及びこれに接続された第1及び第2の便器接続口22,23により構成されている。また、図2及び図3に示すように、負圧ポンプ3は、例えば、液封式真空ポンプを用いることができ、ポンプ本体3aと、モータ31とを備えている。ポンプ本体3aは、ハウジング32を備えており、このハウジング32内にスクリューロータ33及びカッター34が回転可能に配置されている。そして、これらスクリューロータ33およびカッター34は、ハウジング32に隣接するモータ31によって回転するようになっている。
図4は移動式便器の概略断面図であり、図5は図4の移動式便器の真空弁部分を概略的に説明する図である。図4に示すように、この移動式便器1は、便器本体10と、この便器本体に収容されるボウル11と、ボウル11から水とともに便を排出する排水路12と、ボウル11に水洗水を供給する注水路14と、を備えている。さらに、この移動式便器1には、排水路12の途中に設けられた弁機構(例えば、真空弁)13と、注水や排水を制御する制御装置15と、制御装置15を操作するリモートコントローラ19と、を備えている。以下、これらの部材について、詳細に説明する。
次に、この真空水洗トイレシステムの使用方法および動作について、図6〜図9も参照しつつ詳しく説明する。図6及び図7は水洗トイレシステムの移動式便器の動作を示す図であり、図8及び図9は真空弁の動作を説明する図である。
この水洗トイレシステムは、上記のように構成されており、以下のような優れた効果を備えている。
次に、本発明に係る水洗トイレシステムの第2実施形態について、図面を参照しつつ説明する。第2実施形態が第1実施形態と相違するのは、弁機構の機構であり、その他は主として同じであるため、同一構成には同一符号を付して、説明を省略することがある。
図10は本実施形態に係る真空弁の概略説明図である。図10に示すように、この真空弁には、シリンダ部13hの上部と排出管部13jとを接続し、これらを連通させるための第1連通管13rが設けられている。そして、この第1連通管13rには、排出管部13j側に第1逆止弁13sが設けられており、シリンダ部13h側に第4電磁開閉弁13tが設けられている。この第2逆止弁13yにより、第1連通管13rには、シリンダ部13h側から排出管部13jへのみ空気が流れるようになっている。
次に、この弁機構の動作の一例について、図10〜図13を説明する。図10〜図12は弁機構の動作を説明する図であり、図13は弁機構の各電磁弁等の開閉を示すタイミングチャートである。
以上のように、本実施形態によれば、電磁開閉弁の数を2つにしているため、第1実施形態に比べ、コストの低減が可能になるとともに、制御が容易になる。また、第3分岐管13wだけで、シリンダ部13h内を大気圧にすることができるとともに、臭気の吸引も可能となる。したがって、第1実施形態に比べ、分岐管の数も少なくすることができる。なお、第3分岐管13wの端部を配置する位置は、特には限定されず、大気に開放され、移動式便器1で発生する臭気を吸引できれば特には限定されない。したがって、第1実施形態のようにボウル11を臨む位置に配置することもできるし、弁機構13の近傍でもよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。以下、変形例について説明する。但し、以下の変形例は適宜組合せ可能である。
上記実施形態では、接続口22,23が2つであったが、多床室の場合、設置されるベッド数に応じて接続口を3つ以上設けても構わない。例えば、図14に示すように、第3壁を通る配管本体21から分岐配管21aを設け、この分岐配管21aに接続口を設けることができる。図14の例の分岐配管21aは、第3壁403から第4壁404に亘って延び、さらに第4壁404に沿って延びている。そして、第3壁403を通る配管本体21に接続口24を1つ追加するとともに、第4壁404を通る分岐配管21aに接続口25,26を2つ設けている。
上記実施形態では、居室4内(壁の内部を含む)に、負圧ポンプ3を配置し、負圧ポンプ3を建物排水立管などの下水配管路5に接続している。しかし、負圧ポンプ3を居室4以外の建物の内部、あるいは建物の外部に配置することもできる。そして、この負圧ポンプ3を下水配管路5に接続することができる。また、複数の居室4の移動式便器1を1つの負圧ポンプ3に接続することもできる。
建物の下水配管路5を利用せず、移動式便器1と負圧ポンプ3と接続することもできる。この点について、図15を参照しつつ説明する。
上記各実施形態では、排水および注水が電磁開閉弁の開閉によって行われるようになっていたが、電動弁、油圧弁、エアー弁などを用いるようにしても構わない。
上記第1実施形態では、負圧ポンプ3が作動し、時間t1経過後に第1電磁開閉弁13dを開放するようにしていたが、負圧ポンプ3の作動と同時に第1電磁開閉弁13dを開放するようにしても構わない。
上記各実施形態では、リモートコントローラ19の操作によって負圧ポンプ3が作動するようになっていたが、汚水用配管2内に圧力センサを負圧ポンプ3内の圧力が真空排水に必要な真空圧より低下すると、負圧ポンプ3を自動的に作動させて、常に汚水用配管2内を所定の真空圧に保つようにしても構わない。
上記各実施形態では、第1の便器接続口22および第2の便器接続口23が、フレキシブルホース14dの端部のジョイント部を接続することによって、弁が開放状態となり、前記ジョイント部を外すことによって弁が閉じる、弁構造を備えていたが、フレキシブルホース14dと便器接続口22,23をフランジ接続やユニオン接続構造としても構わない。また、フランジ接続やユニオン接続構造とした場合、使用しない便器接続口は、閉止フランジやキャップ等で封止すればよい。
上記実施形態では、制御装置をリモートコントローラ19によって無線制御するようにしていたが、負圧ポンプのオンオフスイッチを便器本体10の把手10d等に設け、このスイッチと制御装置を有線接続するようにしても構わない。
負圧ポンプは特には限定されず、図2及び図3に示すようなものでなくてもよい。すなわち、汚水を吸引できるものであれば、特には限定されない。
10 便器本体
10a ボディ
10b 便座
10c 蓋
10d 把手
11 ボウル
11a 排出口
12 排出路
12a フレキシブルホース
12b レジューサー
13 弁機構
13a ボディ
13b 弁体
13c 連通管
13d 第1電磁開閉弁
13e 第2電磁開閉弁
13f 第3電磁開閉弁
13g 逆止弁
13h シリンダ部
13i 吸引管部
13j 排出管部
13k バネ
13m 第1分岐管
13n 第2分岐管
13p 排水入口
13q 排水出口
14 注水路
14a 注水口
14b 給水口
14c 注水路電磁開閉弁
14d フレキシブルホース
14e 水栓
15 制御装置
15a 電源ケーブル
19 リモートコントローラ
2 汚水用配管
21 配管本体
22 第1の便器接続口
23 第2の便器接続口
3 負圧ポンプ
3a 負圧ポンプ本体
3b 吸込み側配管
3c 排出側配管
31 モーター
32 ハウジング
33 スクリューローター
34 カッター
4 居室
41 トイレブース
42 居住スペース
5 下水配管路
Claims (4)
- 建物の居室で利用する水洗トイレのための水洗トイレシステムであって、
ボウル、前記ボウルへの注水路、及び前記ボウルに貯められた貯水を排出する排出口、を有する、少なくとも1つの移動式便器と、
前記排出口と接続可能な複数の便器接続口を有する、汚水用配管と、
前記汚水用配管が接続される負圧ポンプと、
を備え、
前記複数の便器接続口は、前記居室内から接続可能に配置されている、水洗トイレシステム。 - 前記負圧ポンプが、前記建物の下水配管路に接続されるように構成され、
前記負圧ポンプにより吸引される汚水を、前記下水配管路に排出するように構成されている、請求項1に記載の水洗トイレシステム。 - 前記建物内の複数の前記居室に前記移動式便器が少なくとも1つずつ配置され、
前記建物の居室外に前記負圧ポンプが配置されており、
前記汚水用配管は、前記各居室に配置された前記移動式便器と接続され、
前記負圧ポンプで吸引された汚水を汚水マスに排出するように構成されている、請求項1に記載の水洗トイレシステム。 - 前記複数の便器接続口の少なくとも1つの近傍に配置され、前記注水路と接続可能な給水栓をさらに備えている、請求項1から3のいずれかに記載の水洗トイレシステム。
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