JP2017082569A - 免震フリーアクセスフロア - Google Patents

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【課題】 本発明は免震フリーアクセスフロアに関し、特にフリーアクセスフロア自体を免震構造として微振動の伝達を遮断し、振動障害を防いで耐震性能を向上させた免震フリーアクセスフロアに関する。【解決手段】 基本的には、建造物のコンクリート床スラブ上に複数の支柱を一定の配置にて立設し、該支柱の先端に球体保持部を有し、該複数の球体保持部において回転自在に保持された球体を介してフロアパネル下面に積層された鋼板又は下向凹状鋼板を支持することを基本構造としている。【選択図】図2

Description

本発明は免震フリーアクセスフロアに関し、特にフリーアクセスフロア自体を免震構造として微振動の伝達を遮断し、振動障害を防いで耐震性能を向上させた免震フリーアクセスフロアに関する。
基本的には、建造物のコンクリート床スラブ上に複数の支柱を一定の配置にて立設し、該支柱の先端に球体保持部を有し、該複数の球体保持部において回転自在に保持された球体を介してフロアパネル下面に積層された鋼板を支持することを基本構造としている。
フロアパネル下面に積層される鋼板は、隣接するフロアパネルのジョイント補強と撓み防止になっている。
従来、高精度の生産設備やコンピュータ、OA機器等が設置される事務所等のフリーアクセスフロアには多様の構造が種々提案されて公知になっている。
特開2008−255587号公報 特開2006−348748号公報
前記せる特開2008−255587号公報においては、建物の床スラブ上に複数の支持脚を一定の配置に立て、支持脚の上端のパネル受け部上にフロアパネルを支持し、構築されたフリーアクセスフロアと建物の構造躯体とが水平力の伝達が可能に連結された構造が提案されている。
また、前記せる特開2006−348748号公報においては、フレームに複数個のボールベアリングを固定することによりフレームを床スラブ上に移動自在に配置した免震床において、フレームを開口部を下方に向けたC形鋼によって形成し、該C形鋼の上板部の内面にボールベアリングを固定するとともに、ボールベアリングの取り付け高さ調節機構を設けることを記載している。
これに対し、本発明の免震フリーアクセスフロアは、以下のように構成されている。
建造物のコンクリート床スラブ上に複数の支柱を一定の配置にて立設し、該支柱の先端に球体保持部を有し、該複数の球体保持部において回転自在に保持された球体を介してフロアパネルに積層された薄鋼板を支持することを特徴とし、建造物のコンクリート床スラブ上に配置された複数の支柱のうち、防振材を介して形成された支柱が含まれていることを特徴とし、地震時にフロアパネルが球体上をスライドするとき、防振材を介して形成された支柱のスライド抵抗が大きく、防振材を介して形成された支柱が首振り状態になり、フロアパネルに積層された薄鋼板より離脱して、フロアパネルの全重量が防振材を介していない他の支柱に付加されるように構成したことを特徴とし、且つ、フロアパネルの全重量が防振材を介していない全支柱に付加される場合、地震時には、フロアパネルが水平全方向にスライドしても、球体が回転するのでスライド抵抗が小さく、十分な免震効果を得ることができるように構成した免震フリーアクセスフロアを提供する。
フロアパネルに積層された下向凹状鋼板は、フロアパネルの隣接ジョイント補強と撓み防止の効力を有している。
また、建造物のコンクリート床スラブ上に複数の支柱を一定の配置にて立設し、該支柱の先端に球体保持部を有し、該複数の球体保持部において回転自在に保持された球体を介してフロアパネルに積層された下向凹状薄鋼板を支持し、球体の移動量が復元可能に構成したことを特徴とし、コンクリート床スラブ上に立設された支柱の基部がベースプレートに溶接されており、先端部は支持プレートを介して球体保持部が固定され、該球体保持部に回転自在に保持された球体は球体保持部内の摩擦材に制動されながら下向凹状薄鋼板を支持し、該下向凹状薄鋼板の端部で球体の移動が休止した後、復元方向へ移動することを特徴とし、支柱には設置時の高さ調節用の長ナットとロックナットが具備されていることを特徴とする免震フリーアクセスフロアを提供する。
図2に示すように、防振材43を介して立設された支柱40は、防振材43の材質が合成ゴム等の弾力性材質で構成され、球体4をフロアパネル1の下面に積層された薄鋼板2へ押圧しているので、防振材を使用していない他の支柱30,50に比べて、フロアパネル1の水平スライドの抵抗が大きい。
その結果、フロアパネル1がスライドする場合、防振材43を介して形成された支柱40が図2に示すように首振り状態になり、フロアパネル1に積層された薄鋼板2より離脱して、フロアパネル1の全重量が防振材を介していない他の支柱30及び支柱50に付加され、球体3及び球体5が回転するので、スライド抵抗は小さく、フロアパネル1が球体3及び球体5の上を水平全方向にスライド可能になり免震効果を得ることができる。
本発明に係る免震フリーアクセスフロアの免震構造を概念的に示した部分側面図である。 本発明に係る免震フリーアクセスフロアの支柱の動作を概念的に示した部分側面図である。 本発明に係る免震フリーアクセスフロアの第2の実施例を示す斜視図である。 本発明に係る免震フリーアクセスフロアの第2の実施例における支柱の動作を概念的示した部分側面図である。
本発明は、図1に示すように、基本的に建造物のコンクリート床スラブ6上に複数の支柱30、40、50を一定の配置にて立設し、該支柱の先端に球体保持部31、41、51を有し、該複数の球体保持部31、41、51において回転自在に保持された球体3、4、5を介してフロアパネル1に積層された薄鋼板2を支持する構造が基本である。
フロアパネル1に積層された薄鋼板2が水平スライドする時、図2に示すように、自重による摩擦抵抗の影響を受けて支柱40が首振り状態となり、球体4はフロアパネル1に積層された鋼板2より離脱する。
その結果、フロアパネル1及び薄鋼板2の全重量が防振材を介していない他の支柱30及び支柱50に付加される。
球体3及び球体5が回転するので、スライド抵抗は小さく、フロアパネル1が球体3及び球体5の上を水平全方向にスライド可能になり免震効果を得ることができる。
また、他の実施例として図3乃至図4に示すように、建造物のコンクリート床スラブ6上に複数の支柱60,60・・・を一定の配置にて立設し、該支柱の先端に球体保持部61を有し、該複数の球体保持部61において回転自在に保持された球体7を介してフロアパネル1に積層された下向凹状薄鋼板200を支持し、球体7の移動が下向凹状薄鋼板200の端部に達した後、反動で元の位置に復元可能に構成されている。
したがって、球体7の移動範囲は他の球体に比べて広いので、地震の長周期の揺れに対応することができ、フロアパネル1が他の球体の上を水平全方向にスライド可能になるので、短周期の場合の免震効果を得ることができる。
コンクリート床スラブ6上に立設された複数の支柱60の基部がベースプレート66の溶接部67に溶接されており、先端部は支持プレート62を介して球体保持部61が固定され、該球体保持部61に回転自在に保持された球体7は球体保持部61内の摩擦材63に制動されながら下向凹状薄鋼板200を支持し、該下向凹状薄鋼板200の端部で球体71の移動が休止した後、復元方向へ移動する。
支柱60には設置時の高さ調節用の長ナット64とロックナット65が具備されているので、フロアパネル1とコンクリート床スラブ6との空間部に合わせて高さ調節が可能に構成されている。
1 フロアパネル
21 固定ボルト
2 鋼板
3 球体
30 支柱
31 球体保持部
32 支持プレート
33 高さ調整ナット
34 固定ナット
35 支柱用ボルト
36 ベースプレート
37 溶接部
4 球体
40 支柱
41 球体保持部
42 支持プレート
43 防振材
44 固定ナット
45 支柱用ボルト
46 ベースプレート
47 溶接部
5 球体
50 支柱
51 球体保持部
52 支持プレート
53 高さ調整ナット
54 固定ナット
55 支柱用ボルト
56 ベースプレート
57 溶接部
6 コンクリート床スラブ
60 支柱
61 球体保持部
62 支持プレート
63 摩擦材
64 長ナット
65 ロックナット
66 ベースプレート
67 溶接部
7 球体
71 球体
200 下向凹状鋼板
201 固定ネジ

Claims (8)

  1. 建造物のコンクリート床スラブ上に複数の支柱を一定の配置にて立設し、該支柱の先端に球体保持部を有し、該複数の球体保持部において回転自在に保持された球体を介してフロアパネルに積層された鋼板を支持することを特徴とする免震フリーアクセスフロア。
  2. フロアパネル下面に積層される鋼板は、互いに隣接するフロアパネルのジョイント補強とフロアパネルの撓み防止の効果を有することを特徴とする請求項1記載の免震フリーアクセスフロア。
  3. 建造物のコンクリート床スラブ上に配置された複数の支柱のうち、防振材を介して形成された支柱が含まれていることを特徴とする請求項1記載の免震フリーアクセスフロア。
  4. 地震時にフロアパネルが球体上をスライドするとき、防振材を介して形成された支柱のスライド抵抗が大きく、防振材を介して形成された支柱が首振り状態になり、フロアパネルに積層された薄鋼板より離脱して、フロアパネルの全重量が防振材を介していない他の支柱に付加されるように構成したことを特徴とする請求項1記載の免震フリーアクセスフロア。
  5. フロアパネルの全重量が防振材を介していない全支柱に付加される場合、地震時には、フロアパネルが全方向にスライドしても、球体が回転するのでスライド抵抗が小さく、十分な免震効果を得ることができるように構成したことを特徴とする請求項1記載の免震フリーアクセスフロア。
  6. 建造物のコンクリート床スラブ上に複数の支柱を一定の配置にて立設し、該支柱の先端に球体保持部を有し、該複数の球体保持部において回転自在に保持された球体を介してフロアパネルの隣接ジョイント補強に積層された下向凹状薄鋼板を支持し、球体の移動量が復元可能に構成したことを特徴とする請求項1記載の免震フリーアクセスフロア。
  7. コンクリート床スラブ上に立設された支柱の基部がベースプレートに溶接されており、先端部は支持プレートを介して球体保持部が固定され、該球体保持部に回転自在に保持された球体は球体保持部内の摩擦材に制動されながら下向凹状薄鋼板を支持し、該下向凹状薄鋼板の端部で球体の移動が休止した後、復元方向へ移動することを特徴とする請求項1記載の免震フリーアクセスフロア。
  8. 支柱には設置時の高さ調節用の長ナットとロックナットが具備されていることを特徴とする請求項1記載の免震フリーアクセスフロア。
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