JP2017082530A - プレキャスト円形水路の連結設置工法 - Google Patents

プレキャスト円形水路の連結設置工法 Download PDF

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Abstract

【課題】横方向から設置することのできないプレキャスト円形水路を上方側から目地を設けて設置し、水路部となる内側は内側型枠としてバルーンを使用することで目地を設けての連結設置ができるようにした工法を提供する。【解決手段】型枠バルーンを前方位置の設置済円形水路、新設円形水路及び後方位置の設置済又は新設円形水路の水路部内に跨って配設し、膨出させることで水路間の目地の水路部側の内型枠としたプレキャスト円形水路の連結設置を図る。【選択図】図4

Description

本発明は、設置済円形水路と新設プレキャスト円形水路或いは新設時のプレキャスト円形水路相互の連結設置工法に関するものである。
従来の円形水路は、施工現場において型枠を組み或いはスライディング工法等により現場打ちコンクリートで長手方向へ連続形成していたが、近年における円形水路は、予め所定長さのものを工場等で製造したプレキャスト円形水路を現場において据え付け連結し、それを繰り返すことで長手方向へ連続した水路を形成することが多くなっている。
上記プレキャスト円形水路の設置にあっては、先行して設置した設置済円形水路に、予め基礎として形成したベース盤上に後続するプレキャスト円形水路を横方向より近接位置に移動させて設置し、該設置済円形水路と連結して長手方向に連続一体化した円形水路を形成している。
上記現場打ちコンクリートでの円形水路の施工法は、型枠を組んでコンクリートを打設し、又は型枠を移動させながらコンクリートを打設し、その硬化後に型枠を除去して水路として完成するまでに時間を必要とし、車両の交通規制等を解除するまでの日数が長くなる欠点があった。
また、上記プレキャスト円形水路の連結設置工法では、後続するプレキャスト円形水路を横方向から移動近接させて連結設置しており、その工法を可能とするためには長手方向において施工場所に余裕がある場合であり、何等かの制限が生じていて横方向から据え付け連結できない場合がある。例えば、既設の円形水路の所定区間に不具合が生じて当該所定区間のみの円形水路全体を両端部が垂直となるように矩形状のブロックとして切断撤去した場合、当該区間を既設のものと連続施工するには型枠を組んで現場打ちコンクリートで連続させる工法しかなかった。また、新設のプレキャスト円形水路を連続施工する場合においても、終端側に何等かの障害物がある場合、上記同様、その端部側は現場打ちコンクリートで連続対応するしかなかった。
上記のような場合に、現場打ちコンクリートではなくプレキャスト円形水路を使用して連続設置する工法として、新たなプレキャスト円形水路又は後続するプレキャスト円形水路を水路の上方側から設置対応することが考えられるが、その場合、内側に水路部となる空間を有するためにプレキャスト円形水路相互間の目地をモルタルで充填して連結することはできず、目地を設けての連結は困難であった。
他方、特許文献1は、その従来例に示すように、中空構造のプレキャストコンクリート柱Aを形成するにあたって外型枠Bと内側の中抜き型枠Cを使用しているが、該外型枠Bの内部に萎んだ状態のバルーン集合体を内挿させ、その後、該バルーン集合体を膨張させて該中抜き型枠Cを構成し、該外型枠Bと該中抜き型枠Cとの間にコンクリートDを打設し、打設硬化後、該中抜き型枠Cのバルーン集合体内の空気を抜き、該バルーン集合体を引き抜いて中空構造のプレキャストコンクリート柱Aを形成している。
上記特許文献1のように、内側となる型枠にバルーンを利用することが知られているが、該バルーンの周面にはコンクリートの打設圧力が大きく作用することになり、そのコンクリートの打設圧力に耐えるためにバルーンを集合体として形成して強度が得られるようにしているが、それでも強度不足が生じ、それを解決するために、特許文献1の発明のようにバルーンの周面を補強する工法を選択している。
特開平7−186131号公報
本発明は、上記横方向から設置することのできないプレキャスト円形水路を上方側から設置し、且つ、設置後の相互の連結部に目地を形成することができるようにしたものである。また、プレキャスト円形水路の内側の水路部に空間部が存在することを利用し、目地位置の内側型枠をバルーンを使用することで目地を設けての連結設置を可能とした工法を提供するものである。上記内側型枠バルーンは、それに作用する圧力が目地に充填されるモルタルの圧力だけで済み、型枠バルーンを補強することなく水路の内側の型枠として使用でき、且つ、モルタルの硬化後は簡単に外方へ引き抜き取り出しすることで内側型枠を除去することを可能とした工法を提供するものである。
本発明は、設置済円形水路に連続して新設プレキャスト円形水路を設置する連結設置工法において、新たな設置面となるベース盤を設置済円形水路のベース盤表面と面一となるようにコンクリートにより施工し、該ベース盤上に、目地となる所定寸法間隔を離して新設プレキャスト円形水路を設置し、該設置済円形水路及び新設プレキャスト円形水路の水路部内に両水路部内に跨ってエアー導入管路付の型枠バルーンをしぼんだ状態で配置し、その後、該エアー導入管路よりエアーを吹き込んで両水路部に跨って水路部内周側壁に型枠バルーンを密着膨出させ、両ベース盤、円形水路の両側壁側の設置面、上方の両取水口となるスリット部に跨って嵌入した当て型枠及び該膨出型枠バルーンにより周囲を閉鎖した目地を形成し、該目地内に上方よりモルタルを打設し、該モルタルの硬化後、該膨出した型枠バルーンのエアーを抜いてしぼんだ状態の該型枠バルーンを該水路部より外方へ除去し、該設置済円形水路と該新設プレキャスト円形水路とを目地を設けて連結してなるプレキャスト円形水路の連結設置工法を特徴とする。
また、設置済円形水路に連続して新設プレキャスト円形水路を設置する連結設置工法において、新たな設置面となるベース盤を設置済円形水路のベース盤表面と面一となるようにコンクリートにより施工し、該ベース盤上に、目地となる所定寸法間隔を離して新設プレキャスト円形水路を設置し、該設置済円形水路及び新設プレキャスト円形水路の水路部内に両水路部内に跨ってエアー導入管路付の型枠バルーンをしぼんだ状態で配置し、その後、該エアー導入管路よりエアーを吹き込んで両水路部に跨って水路部内周側壁に型枠バルーンを密着膨出させ、両ベース盤、円形水路の両側壁側の型枠、上方の両取水口となるスリット部に跨って嵌入した当て型枠及び該膨出型枠バルーンにより周囲を閉鎖した目地を形成し、該目地内に上方よりモルタルを打設し、該モルタルの硬化後、該膨出した型枠バルーンのエアーを抜いてしぼんだ状態の該型枠バルーンを該水路部より外方へ除去し、上記両側壁側の型枠を除去し、該設置済円形水路と該新設プレキャスト円形水路とを目地を設けて連結してなるプレキャスト円形水路の連結設置工法を特徴とする。
更に、上記新設プレキャスト円形水路は、設置済円形水路との連結設置を上方側から降下させて目地を設けて設置してなるプレキャスト円形水路の連結設置工法を特徴とする。
また、上記型枠バルーンは、前方位置の設置済円形水路、新設円形水路及び後方位置の設置済又は新設円形水路の水路部内に跨って配設し、膨出させることで水路間の目地の水路部側の内型枠としてなるプレキャスト円形水路の連結設置工法を特徴とする。
更に、上記当て型枠は、前方位置の設置済円形水路、新設円形水路及び後方位置の設置済又は新設円形水路の取水口となるスリットに跨って嵌入し、該取水口の入り口部より水路部内周側壁の上部に至るまで密封嵌着自在に取着してなるプレキャスト円形水路の連結設置工法を特徴とする。
本発明のプレキャスト円形水路の連結設置工法は、設置区間となる新設のプレキャスト円形水路の設置において横方向からの設置に制限を受け、上方側からしか設置できない場合であっても、設置済の円形水路と目地を形成して連結設置することが可能となった。
また、設置済の現場打ちコンクリートやプレキャストによる円形水路との連結設置及び不具合によって設置済の円形水路の内の所定区間となる中間部の短い区間のみが撤去された残った円形水路との連結設置においても、新設プレキャスト円形水路の設置長寸法を調整し、当該区間へ上方より目地を形成して連結設置することができ、長手方向に連続する円形水路とすることがプレキャスト円形水路においても可能となった。
更に、設置済円形水路と新設プレキャスト円形水路との目地において、両者の水路部に跨って弾力性に富んだバルーンを内型枠として使用するので、両者間の水路部に上下左右の寸法誤差が生じていても、その段差に追随して内型枠としての役割を達成することができ、且つ、使用後はバルーンをしぼませることで水路部より簡単に内型枠を取り出し除去することが可能となった。
プレキャスト円形水路の連続設置工法を示す長手方向断面図。 (a)プレキャスト円形水路の連続設置工法を示す長手方向平面図、(b)同短手方向断面図。 プレキャスト円形水路の連続設置工法の他の実施例を示す長手方向斜視図。 (a)プレキャスト円形水路の連続設置工法の他の実施例を示す断面図、(b)同短手方向断面図。 バルーンを中抜き型枠として使用した従来例の側断面図。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1、図2(a)、(b)は、欠損や破損等の不具合が生じて撤去した円形水路の撤去部分に新設のプレキャスト円形水路を上方より降下させて設置済の円形水路と目地を形成して連結設置する場合、又は、新設のプレキャスト円形水路相互を連結するに際して後続の円形水路を障害物等により上方より目地を形成して設置せざるを得ない場合等における円形水路相互の連結設置工法を示している。
設置済円形水路1に新設プレキャスト円形水路2を連結するにあたり、まず、設置済円形水路1に敷設された既設ベース盤3と表面側が同一レベルとなるように鉄筋コンクリート等よりなる新設ベース盤4を施工する。
該新設ベース盤4の硬化後、該新設ベース盤4上に新設プレキャスト円形水路2を所定寸法となる目地5間隔を形成して上方より設置する。同時に、設置済円形水路1の水路部6、その端部となる開口端部7、新設プレキャスト円形水路2の水路部8の開口端部9及び水路部8間に跨って両水路部6、8内に型枠バルーン10をしぼんだ状態で挿入する。該型枠バルーン10は、膨出時には該開口端部7、9を跨って両水路部6、8の内周側壁に密着できる大きさのもので、後述する目地に充填するモルタルの重量に耐えることのできる強さのものを採用する。該型枠バルーン10は弾性体で囲繞された密閉状態のもので、その一部よりエアー導入管11を延出させたもの、また、円筒状のものの一端部を紐等により閉鎖し、他端部をエアー導入管11と連結して紐等により閉鎖したもの等を使用することができる。
上記のように、該型枠バルーン10には該型枠バルーン10にエアーを吹き込むエアー導入管11が連結され、該エアー導入管11の一端部をプレキャスト円形水路1、2の第1、第2スリット12、13や他端部側の新設プレキャスト円形水路2の開口端部9から外方へ突出させておくことになる。
上記設置済円形水路1の開口端部7と新設プレキャスト円形水路2の開口端部9間には約10mm程度の幅を持つ目地5を形成し、該目地5は設置済円形水路1の取水口となる第1スリット12と新設プレキャスト円形水路2の取水口となる第2スリット13と連通した空間を形成している。
該新設プレキャスト円形水路2の所定位置への設置後、該第1スリット12と該第2スリット13に跨って発泡スチロール等の当て型枠14を、その先端部が該設置済円形水路1の水路部6及び新設プレキャスト円形水路2の水路部8の内周側壁の上部に至るまで嵌入し、第1、第2スリット12、13の目地5に近接した長手方向箇所を封鎖する。該当て型枠14は、第1、第2スリット12、13の断面形状よりやや大きめのスリットと類似形となる先端側を狭くしたテーパ形状を有する断面二等辺台形状のものや矩形状のもので弾力性に富んだものを使用することで該第1、第2スリット12、13の所定位置に強く嵌合させることができる。
設置済円形水路1や新設プレキャスト円形水路2と側壁側設置面15との間に間隙がある場合は、該目地5側方の両側壁に跨って側面外型枠16を取着することになる。間隙がない場合は、該設置面15が外型枠の役割を成すことになる。
上記により目地5において、コンクリートよりなる基礎としての既設又は新設ベース盤3、4、当て型枠14、設置面15又は側面外型枠16により外周部が囲まれた空間が形成される。
この状態でしぼんだ型枠バルーン10へエアー導入管11よりエアーを吹き込むと、該型枠バルーン10は設置済円形水路部6、開口端部7、目地5及び新設プレキャスト円形水路の開口端部9及び円形水路部8へ膨出し、目地5、設置済円形水路部6及び新設プレキャスト円形水路部8の水路部内周側壁と密着し内側を閉鎖することになる。
上記により外周部と水路部6、8内周側壁の内側や目地5等の内周部が閉鎖され囲まれた空間が形成され、該目地5の上方部のみが開放された状態となり、上記型枠バルーン10の膨出後、該目地5の上方部よりモルタルを該目地5内へ打設し、設置済及び新設の両円形水路1、2の目地の上面部が面一となるまで空間内を充填し、両者を連結する。
型枠バルーン10は弾力性に富んでいるので、設置済円形水路1及び新設プレキャスト円形水路2の両水路部6、8間に寸法誤差となる左右上下に段差が生じていても、その膨出時には水路部6、8を形成する内周側壁に密着することができ、充填されたモルタルが目地5から水路部6、8内へ漏れ出すことはない。
型枠バルーン10は、モルタルの硬化後、エアー導入管11より該型枠バルーン10内のエアーを抜き、しぼめた状態で該水路部6、8より外方へ取り出すことになる。また、当て型枠14も第1、第2スリット部12、13より除去することになる。
図3、図4(a)、(b)は、本発明の他の実施例を示し、設置済円形水路21a、21bと新設プレキャスト円形水路22との連結或いは新設プレキャスト円形水路22相互の連結において新設プレキャスト円形水路22の長さが比較的短い場合等における該新設プレキャスト円形水路22の両開口端部23、24側に生じる目地25、26を一度の施工により形成し、且つ、両開口端部23、24側の円形水路との連結を同時に施工することのできる設置工法で、そのために両目地25、26及びそれに続く水路部に跨る長さの型枠バルーン27を使用した実施例である。
前方位置の設置済円形水路21a及び後方位置の設置済円形水路21b間に新設プレキャスト円形水路22を設置する場合、既設のベース盤28と同一レベルとなるように新設のベース盤29を連続して施工し、その後、該ベース盤29上に上方側より該新設プレキャスト円形水路22を嵌め込むことになる。長手方向の長さを調整した該新設プレキャスト円形水路22は、両開口端部23、24側に、例えば約10mm程の目地25、26を設けて嵌め込み設置する。
また、設置済円形水路21a、21bや新設プレキャスト円形水路22の側壁側設置面との間に間隙がある場合は、図4(b)に示すように、該目地25、26の側方壁面に側面外型枠30を取着することになる。間隙がない場合は、設置面が外型枠の役割を成すことになる。
両目地25、26には、設置済円形水路21a、21bの水路部31a、31bの端部となる開口端部32a、32b及び新設プレキャスト円形水路22の水路部33の両端部となる開口端部23、24間に跨って空間部が連通し、また、設置済円形水路21a、21bの取水口となる第3、第4スリット34、35と新設プレキャスト円形水路22の取水口となる第5スリット36との間も目地25、26と連通している。
該新設プレキャスト円形水路22の目地25、26間隔を確保してのベース盤29上への設置後、上記一方側の設置済円形水路21a、該設置済円形水路21aの水路部31aの端部となる開口端部32aから、新設円形水路部33を経て他方側の設置済円形水路21bの開口端部32b及び水路部31bにかけて長手方向に長い型枠バルーン27をしぼんだ状態で配置しておく。エアー導入管37は、その一端部を第3、第4スリット部34、35のいずれかから外方へ突出させておく。
該第3、第4スリット34、35へ跨るようにして第5スリット36全体を密閉封鎖するため発泡スチロール等の当て型枠38を該第3、第4、第5スリット34、35、36へ嵌入する。
上記により目地25、26において、コンクリートよりなる基礎としての既設又は新設ベース盤28、29、当て型枠38、設置面又は側面外型枠30により外周部が囲まれた空間が形成される。
この状態でしぼんだ型枠バルーン27へエアー導入管37よりエアーを吹き込むと、該型枠バルーン27は、前方位置の設置済円形水路21aの水路部31a、該設置済円形水路21aの開口端部32a、新設プレキャスト円形水路22の開口端部23、該新設プレキャスト円形水路22の水路部33、開口端部24、後方位置の設置済円形水路21bの開口端部32b及び水路部31bにかけて膨出し、前方位置及び後方位置の設置済円形水路21a、21bの水路部31a、31b、新設プレキャスト円形水路22の水路部33、開口端部23、24、32a、32bの水路部内周側壁と密着し内側を閉鎖することになる。
上記により目地25、26の上方部のみが開放された状態となり、型枠バルーン27の膨出後、該目地25、26の上方部より該目地25、26内へモルタルを打設し、設置済及び新設の円形水路21a、21b、22の上面部が面一となるまで空間内を充填し、それらを連結する。
型枠バルーン27は弾力性に富んでいるので、設置済円形水路21a、21b及び新設プレキャスト円形水路22の水路部31a、31b、33間に寸法誤差となる左右上下に段差が生じていても、その膨出時には水路部31a、31b、33を形成する段差の生じている内周側壁に密着することができ、目地25、26から充填されたモルタルが水路部31a、31b、33内へ漏れ出すことはない。
モルタルの硬化後、エアー導入管37より型枠バルーン27内のエアーを抜き、該型枠バルーン27をしぼめて外方へ取り出すことになる。また、当て型枠38も第3、第4、第5スリット部34、35、36より除去することになる。
1、21 設置済円形水路
2、22 新設プレキャスト円形水路
3、28 既設ベース盤
4、29 新設ベース盤
5、25、26 目地
6、31 設置済円形水路部
7、32 設置済円形水路の開口端部
8、33 新設円形水路部
9、23、24 新設プレキャスト円形水路の開口端部
10、27 型枠バルーン
11、37 エアー導入管
12 第1スリット部
13 第2スリット部
14、38 当て型枠
15 設置面
16、30 側面外型枠
34 第3スリット部
35 第4スリット部
36 第5スリット部

Claims (5)

  1. 設置済円形水路に連続して新設プレキャスト円形水路を設置する連結設置工法において、新たな設置面となるベース盤を設置済円形水路のベース盤表面と面一となるようにコンクリートにより施工し、該ベース盤上に、目地となる所定寸法間隔を離して新設プレキャスト円形水路を設置し、該設置済円形水路及び新設プレキャスト円形水路の水路部内に両水路部内に跨ってエアー導入管路付の型枠バルーンをしぼんだ状態で配置し、その後、該エアー導入管路よりエアーを吹き込んで両水路部に跨って水路部内周側壁に型枠バルーンを密着膨出させ、両ベース盤、円形水路の両側壁側の設置面、上方の両取水口となるスリット部に跨って嵌入した当て型枠及び該膨出型枠バルーンにより周囲を閉鎖した目地を形成し、該目地内に上方よりモルタルを打設し、該モルタルの硬化後、該膨出した型枠バルーンのエアーを抜いてしぼんだ状態の該型枠バルーンを該水路部より外方へ除去し、該設置済円形水路と該新設プレキャスト円形水路とを目地を設けて連結してなることを特徴とするプレキャスト円形水路の連結設置工法。
  2. 設置済円形水路に連続して新設プレキャスト円形水路を設置する連結設置工法において、新たな設置面となるベース盤を設置済円形水路のベース盤表面と面一となるようにコンクリートにより施工し、該ベース盤上に、目地となる所定寸法間隔を離して新設プレキャスト円形水路を設置し、該設置済円形水路及び新設プレキャスト円形水路の水路部内に両水路部内に跨ってエアー導入管路付の型枠バルーンをしぼんだ状態で配置し、その後、該エアー導入管路よりエアーを吹き込んで両水路部に跨って水路部内周側壁に型枠バルーンを密着膨出させ、両ベース盤、円形水路の両側壁側の型枠、上方の両取水口となるスリット部に跨って嵌入した当て型枠及び該膨出型枠バルーンにより周囲を閉鎖した目地を形成し、該目地内に上方よりモルタルを打設し、該モルタルの硬化後、該膨出した型枠バルーンのエアーを抜いてしぼんだ状態の該型枠バルーンを該水路部より外方へ除去し、上記両側壁側の型枠を除去し、該設置済円形水路と該新設プレキャスト円形水路とを目地を設けて連結してなることを特徴とするプレキャスト円形水路の連結設置工法。
  3. 新設プレキャスト円形水路は、設置済円形水路との連結設置を上方側から降下させて目地を設けて設置してなることを特徴とする請求項1又は2記載のプレキャスト円形水路の連結設置工法。
  4. 型枠バルーンは、前方位置の設置済円形水路、新設円形水路及び後方位置の設置済又は新設円形水路の水路部内に跨って配設し、膨出させることで水路間の目地の水路部側の内型枠としてなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載のプレキャスト円形水路の連結設置工法。
  5. 当て型枠は、前方位置の設置済円形水路、新設円形水路及び後方位置の設置済又は新設円形水路の取水口となるスリットに跨って嵌入し、該取水口の入り口部より水路部内周側壁の上部に至るまで密封嵌着自在に取着してなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載のプレキャスト円形水路の連結設置工法。
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