JP2017082471A - 外装材の取付具及び外装構造 - Google Patents

外装材の取付具及び外装構造 Download PDF

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Abstract

【課題】外装材の軽量化と、外装材の構造体に対する強固な取り付けとを実現できるとともに、外装材の第1、2端面に開口する第1、2孔に異物が侵入することを防止できる取付具を提供する。【解決手段】取付具10は、構造体8に固定される固定面16Aが形成された基板部16と、基板部16に設けられ、固定面16Aに略直交して構造体8から離間する方向に向かって延び、第1外装材2A1の第1端面29Rと、第2外装材2A2の第2端面29Lとの間に配置される延出部11と、延出部11に設けられ、延出部11から突出し、第1外装材2A1の第1孔28Rに挿入される第1突出部15Lと、延出部11から第1突出部15Lと反対の方向に向かって突出し、第2外装材2A2の第2孔28Lに挿入される第2突出部15Rとを有する複数の挿入体15と、を備える。【選択図】図7

Description

本発明は外装材の取付具及び建物の外装構造に関する。
建物を構成する構造体に取り付けられる外装材として、例えば、特許文献1、2に開示されている外装材が用いられる。これらの外装材は、四辺形状をなす板材であり、押し出し成形等によって製造される。外装材には、水平方向の一方を向いて垂直方向に延びる第1端面と、水平方向の他方を向いて垂直方向に延びる第2端面が形成されている。これらの外装材の内部には、複数の貫通孔が垂直方向に並んで設けられている。各貫通孔は、第1端面に開口する第1孔と、第2端面に開口する第2孔とが水平方向において連通してなる。各貫通孔は、これらの外装材の軽量化に寄与している。
特開2009−114725号公報 特開平6−93696号公報
ところで、特許文献1には、外装材を構造体に取り付ける取付具がどのような構成であるかが開示されていない。一方、特許文献2には、外装材の上端部及び下端部に係合する取付具が開示されている。この取付具の形状自体はそれほど複雑ではない。しかしながら、この取付具を用いて外装材を構造体に対して強固に取り付けるためには、外装材の上端部及び下端部に対して、この取付具に係合されるための突起等を設ける必要があり、外装材の上端部及び下端部の形状が複雑となる。その結果、外装材の厚みが増加し、外装材の軽量化が阻害されるおそれがある。また、水平方向に隣接する外装材同士の第1端面と第2端面との隙間を経由して、各貫通孔を構成する第1、2孔に、雨水、虫、塵等の異物が侵入するおそれがある。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、外装材の軽量化と、外装材の構造体に対する強固な取り付けとを実現できるとともに、外装材の第1、2端面に開口する第1、2孔に異物が侵入することを防止できる取付具を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の外装材の取付具は、建物を構成する構造体に対し、四辺形状をなす少なくとも第1外装材と第2外装材とを隣接するように取り付けるための外装材の取付具であって、
前記第1外装材及び前記第2外装材のそれぞれには、第1端面に開口する複数の第1孔と、第2端面に開口する複数の第2孔とが設けられ、
前記取付具は、前記構造体に固定される固定面が形成された基板部と、
前記基板部に設けられ、前記固定面に略直交して前記構造体から離間する方向に向かって延び、前記第1外装材の前記第1端面と、前記第2外装材の前記第2端面との間に配置される延出部と、
前記延出部に設けられ、前記延出部から突出し、前記第1外装材の前記第1孔に挿入される第1突出部と、前記延出部から前記第1突出部と反対の方向に向かって突出し、前記第2外装材の前記第2孔に挿入される第2突出部とを有する複数の挿入体と、を備えていることを特徴とする。
本発明の取付具では、上記構成である基板部、延出部及び複数の挿入体によって、第1外装材と第2外装材とを隣接するように構造体に取り付ける。
この際、第1外装材の第1端面に開口する各第1孔に、各挿入体の第1突出部が挿入される。また、第2外装材の第2端面に開口する各第2孔に、各挿入体の第2突出部が挿入される。このような第1、2突出部及び第1、2孔により、第1外装材と第2外装材とを構造体に対して強固に固定できる。
例えば、第1外装材と第2外装材とが水平方向に隣接して配置された場合には、第1、2突出部の外表面と第1、2孔の内表面とが接触することにより、垂直方向及び構造体の屋内外方向、即ち、外装材の表面に対して直交する方向への変位が規制される。また、第1外装材の第1端面と、第2外装材の第2端面との間に配置された延出部が、第1、2端面に接触することにより、第1外装材及び第2外装材の水平方向の変位、即ち、横ずれを防止できる。
さらに、この取付具は、上記特許文献2に開示の取付具とは異なり、必ずしも外装材の上端部及び下端部に係合しない。このため、外装材の上端部及び下端部の形状が複雑とならないので、外装材の厚みが増加せず、外装材の軽量化が阻害されるおそれがない。
また、この取付具では、第1、2突出部が各1、2孔に挿入され、延出部が第1外装材の第1端面と、第2外装材の第2端面との隙間を埋めることにより、各第1、2孔を塞ぐ。
したがって、本発明の取付具によれば、外装材の軽量化と、外装材の構造体に対する強固な取り付けとを実現できるとともに、外装材の第1、2端面に開口する第1、2孔に異物が侵入することを防止できる。
本発明の第2の態様として、固定面から各挿入体までの距離は、第1外装材及び第2外装材の裏面と、構造体との間に通気層を形成可能な大きさに設定されていることが望ましい。この場合、第1、2外装材の裏面と、構造体との間に通気層を容易に確保できる。
また、第3の態様として、基板部には、延出部に対して一方側と他方側とに位置して第1外装材及び第2外装材の裏面に当接する一対の支持面が形成されていることが望ましい。この場合、簡素な構成で第1、2外装材の裏面を支持することができるので、施工が容易となる。また、第1、2外装材が構造体に取り付けられた状態で安定するので、第1、2外装材を構造体に一層強固に固定できる。
第4の態様として、固定面から両支持面までの距離は、第1外装材及び第2外装材の裏面と、構造体との間に通気層を形成可能な大きさに設定されていることが望ましい。この場合、第1、2外装材の裏面を両支持面によって支持しつつ、所望の通気層の幅を確保できる。このため、通気層の幅の精度が高い外装材の施工が可能となる。
第5の態様として、基板部及び延出部の長手方向の長さは、第1端面及び第2端面の長さよりも短く設定されていることが望ましい。この場合、短い取付具を複数用いて、外装材を支持することができ、また、不要な位置に取付具を設けないようにすることができる。このため、必要十分な数の挿入体を使用して、外装材の施工を行うことができる。
第6の態様として、各挿入体は、延出部に対して着脱可能に設けられていることが望ましい。この場合、挿入体を延出部に取り付ける位置とその数とを任意に設定できる。このため、必要十分な数の挿入体を使用して、外装材の施工を行うことができる。
第7の態様として、各挿入体は、第1突出部及び第2突出部の周囲を覆う弾性体を有していることが望ましい。この場合、第1、2孔と第1、2突出部との間に隙間ができることを防止できる。このため、外装材の第1、2端面に開口する第1、2孔に異物が侵入することを一層防止できる。
第8の態様として、各外装材の下端部は、外装材の裏面から表面に向かって凹み、水平方向に延在する表側上下接合部を有していることが望ましい。また、各外装材の上端部は、外装材の表面から裏面に向かって凹み、水平方向に延在する裏側上下接合部を有していることが望ましい。この場合、各外装材は、表側上下接合部及び裏側上下接合部を備える、いわゆる「合い決り構造」を含む板材である。このため、表側上下接合部及び裏側上下接合部が重なり合って形成される上下接合部により、垂直方向に隣接する外装材同士の隙間が生じ難く、また、雨水が外装材の裏面側に侵入することを防止できる。
第9の態様として、各外装材における水平方向の一端部は、外装材の表面から裏面に向かって凹み、垂直方向に延在する裏側左右接合部を有していることが望ましい。また、各外装材における水平方向の他端部は、外装材の裏面から表面に向かって凹み、垂直方向に延在する表側左右接合部を有していることが望ましい。この場合、各外装材は、表側左右接合部及び裏側左右接合部を備える、いわゆる「合い決り構造」を含む板材である。このため、表側左右接合部及び裏側左右接合部が重なり合って形成される左右接合部により、水平方向に隣接する外装材同士の隙間が生じ難く、また、雨水が外装材の裏面側に侵入することを防止できる。
第10の態様として、各外装材において、各第1孔と各第2孔とは、対応するもの同士が連通していることが望ましい。この場合、各第1、2孔が複数の連通孔を構成することにより、各外装材を一層軽量化できる。
本発明の外装構造は、建物を構成する構造体と、
四辺形状をなす複数の外装材と、
前記構造体に対し、前記各外装材を隣接するように取り付けるための取付具と、を備え、
前記取付具によって前記構造体に取り付けられた前記各外装材が前記構造体を覆う外装構造であって、
前記各外装材は、第1外装材と、前記第1外装材に対して隣接する第2外装材と、を含み、
前記各外装材には、一方を向いて延びる第1端面と、他方を向いて延びる第2端面とが形成されるとともに、前記第1端面に開口する複数の第1孔と、前記第2端面に開口する複数の第2孔とがそれぞれ並んで設けられ、
前記取付具は、前記構造体に固定される固定面が形成された基板部と、
前記基板部に設けられ、前記固定面に略直交して前記構造体から離間する方向に向かって延び、前記第1外装材の前記第1端面と、前記第2外装材の前記第2端面との間に配置される延出部と、
前記延出部に設けられ、前記延出部から突出し、前記第1外装材の前記第1孔に挿入されている第1突出部と、前記延出部から前記第1突出部と反対の方向に向かって突出し、前記第2外装材の前記第2孔に挿入されている第2突出部とを有する複数の挿入体と、を備えていることを特徴とする。
本発明の外装構造は、上記の取付具を採用している。このため、この外装構造では、上述したように、取付具が基板部、延出部及び複数の挿入体によって、第1外装材と第2外装材とを隣接するように構造体に取り付ける。この状態において、第1、2突出部及び第1、2孔により、第1外装材と第2外装材とを構造体に対して強固に固定できる。例えば、第1外装材と第2外装材とが水平方向に隣接して配置された場合には、第1、2突出部の外表面と第1、2孔の内表面とが接触することにより、垂直方向及び構造体の屋内外方向への変位が規制される。また、第1外装材の第1端面と、第2外装材の第2端面との間に配置された延出部が、第1、2端面に接触することにより、第1外装材及び第2外装材の水平方向の変位、即ち、横ずれを防止できる。さらに、外装材の上端部及び下端部の形状が複雑とならないので、外装材の厚みが増加せず、外装材の軽量化が阻害されるおそれもない。また、第1、2突出部が各1、2孔に挿入され、延出部が第1外装材の第1端面と、第2外装材の第2端面との隙間を埋めることにより、各第1、2孔を塞ぐ。
したがって、本発明の外装構造によれば、外装材の軽量化と、外装材の構造体に対する強固な取り付けとを実現できるとともに、外装材の第1、2端面に開口する第1、2孔に異物が侵入することを防止できる。
本発明の外装材の取付具及び外装構造では、外装材の軽量化と、外装材の構造体に対する強固な取り付けとを実現できるとともに、外装材の第1、2端面に開口する第1、2孔に異物が侵入することを防止できる。
図1は、実施例1の外装構造に係り、外壁板と取付具との位置関係を示す正面図である。 図2は、実施例1の外壁板(第1、2外壁板)の正面図である。 図3は、図2のIII−III断面を示す部分断面図である。 図4は、図2のIV−IV断面を示す部分断面図である。 図5は、実施例1に係り、隣接する外壁板同士の組み付け構成を示す部分斜視図である。 図6は、実施例1の取付具の斜視図である。 図7は、実施例1に係り、第1、2外壁板の取り付け構成を示す部分斜視図である。 図8は、実施例1に係り、第1、2外壁板の取り付け構成を示す部分斜視図である。 図9は、実施例1に係り、第1、2外壁板の取り付け構成を示す部分斜視図である。 図10は、図9のX−X断面を示す断面図である。 図11は、実施例2の取付具の斜視図である。 図12は、実施例2の取付具の斜視図である。 図13は、実施例2に係り、第1、2外壁板の取り付け構成を示す部分斜視図である。 図14は、実施例2に係り、第1、2外壁板の取り付け構成を示す部分斜視図である。 図15は、実施例2に係り、第1、2外壁板の取り付け構成を示す部分斜視図である。 図16は、図15のXVI−XVI断面を示す断面図である。 図17は、実施例3の取付具の斜視図である。 図18は、実施例3に係り、第1、2外壁板の取り付け構成を示す部分斜視図である。 図19は、実施例3に係り、第1、2外壁板の取り付け構成を示す部分斜視図である。 図20は、実施例4に係り、第1、2外壁板の取り付け構成を示す部分斜視図である。 図21は、実施例4に係り、第1、2外壁板の取り付け構成を示す部分斜視図である。 図22は、実施例4に係り、第1、2外壁板の取り付け構成を示す部分斜視図である。 図23は、実施例5に係り、第1、2外壁板の取り付け構成を示す部分斜視図である。 図24は、実施例5に係り、第1、2外壁板の取り付け構成を示す部分斜視図である。 図25は、実施例5に係り、第1、2外壁板の取り付け構成を示す部分斜視図である。 図26は、実施例6に係り、第1、2外壁板の取り付け構成を示す部分斜視図である。 図27は、実施例6に係り、第1、2外壁板の取り付け構成を示す部分斜視図である。 図28は、実施例7の取付具の斜視図であって、挿入体の第1、2突出部の周囲を覆う弾性体を主に示す図である。 図29は、実施例7に係り、図10と同様の断面図である。
以下、本発明を具体化した実施例1〜7を図面を参照しつつ説明する。なお、図1において、垂直方向の上側を上と表示し、垂直方向の下側を下と表示する。また、図1の紙面手前側である屋外から図1の紙面奥側である屋内に向かって立って外壁板2の表面2Fに対面した状態における水平方向の左手側を左と表示し、その状態における水平方向の右手側を右と表示する。そして、図2以降の各図に示す各方向は、図1に対応させて表示する。
(実施例1)
図1に示すように、実施例1の外装構造は、外装構造の具体的態様の一例である。この外装構造は、住宅、施設、倉庫等の建物を構成する木造の構造体8に対し、図2〜図5等に示す複数の外壁板2を取り付けたものである。外壁板2は、「外装材」の一例である。外壁板2は、それ自体が高い強度や剛性を有して建物の外壁を構成する板材である。なお、外装材は外壁板に限定されず、例えば、表面に意匠性の高い化粧面を有する化粧板等であってもよい。化粧板は、外壁を有する強固な躯体に取り付けられることが多く、一般的に、外壁板と比較して、強度や剛性が低い板材である。
本実施例では、構造体8は、図1及び図7〜図10に簡略して示すように、木造軸組構法によって建築されるものである。図7〜図10に示すように、構造体8の屋外方向を向く外面には、胴縁と呼ばれる木製の支持部材7が図示しない止めネジや釘等によって固定されている。構造体8と支持部材7との間には、防水シート6が敷設されている。なお、構造体8は、本実施例の構成に限定されず、木造枠組壁構法等によって建築されてもよい。また、本発明の外装構造に外装される構造体は、例えば、鉄骨造り、鉄筋コンクリート造り、レンガ造り等の躯体であってもよい。
実施例1の取付具10は、図1に示すように、左右方向に所定の間隔を有して並ぶ複数の支持部材7に設けられている。また、各支持部材7に対して、複数の取付具10が垂直方向に並んで設けられている。本実施例において、取付具10は、構造体8に対し、複数の外壁板2を水平方向に隣接するように取り付けるためのものである。また、取付具10は、垂直方向に複数並ぶ状態で構造体8に取り付けられることにより、複数の外壁板2を垂直方向に隣接するように取り付けることもできる。
本実施例では、取付具10は、図8〜図10に示すように、構造体8に取り付けられた支持部材7に止めネジ10Bによって固定されているが、この構成には限定されない。取付具10は、例えば、構造体8に釘等によって直接固定されてもよいし、金属部材を含む複数の支持部材を介して構造体8に間接的に取り付けられてもよい。
ここで、取付具10の具体的構成について、図6〜図10を参照しつつ説明する。以下の説明では、取付具10の姿勢について、取付具10が支持部材7に固定された状態を基準とする。取付具10は、基板部16、延出部11及び複数の挿入体15を備えている。
基板部16及び延出部11は、金属製の略矩形板材が垂直方向から見てT字形状に折り曲げられることにより形成されている。なお、基板部16及び延出部11の材質や製造方法は上記に限定されず、各種の材料や、製造方法を適宜選択できる。
基板部16は、垂直方向に長く延在する平板形状部分である。基板部16における屋内方向を向く平坦面は、支持部材7に固定される固定面16Aとされている。延出部11は、基板部16における左右方向の中央部から、固定面16Aに略直交して構造体8から離間する方向に向かって、すなわち屋外方向に向かって延び、かつ基板部16と同じ長さで垂直方向に延在する平板形状部分である。
図6等に示すように、基板部16における延出部11の両側には、複数の取付穴16Hが垂直方向に並んで貫設されている。図6及び図10等に示すように、基板部16には、一対の支持面13L、13Rが形成されている。左側の支持面13Lは、基板部16の左端縁から屈曲して屋外方向に向けて延びた後、右向きに屈曲する屈曲片の屋外方向を向く平坦面である。左側の支持面13Lは、延出部11に対して左側に位置して、基板部16と同じ長さで垂直方向に延びている。右側の支持面13Rは、基板部16の右端縁から屈曲して屋外方向に向けて延びた後、左向きに屈曲する屈曲片の屋外方向を向く平坦面である。右側の支持面13Rは、延出部11に対して右側に位置して、基板部16と同じ長さで垂直方向に延びている。
各挿入体15は、本実施例では、金属製の円柱軸体である。なお、各挿入体15の材質は上記に限定されず、各種の材料を適宜選択できる。延出部11における両支持面13L、13Rよりも構造体8の外側に位置する部分には、複数の挿通穴11Hが垂直方向に並んで貫設されている。各挿入体15は、各挿通穴11Hに嵌入されることにより、延出部11に固定されている。各挿入体15は、第1突出部15Lと第2突出部15Rとを有している。第1突出部15Lは、延出部11から左方に向かって突出している。第2突出部15Rは、延出部11から右方に向かって突出している。
図1及び図2等に示すように、各外壁板2は、四辺形状、より具体的には、左右方向に長い略矩形状の板材である。本実施例では、外壁板2は、セメントを含む窯業系材料からなる。なお、外壁板2の材質は上記には限定されず、例えば、金属系材、木質系材、樹脂系材等を適宜選択できる。
図1、図9及び図10に示すように、各外壁板2は、水平方向及び垂直方向に隣接する状態で、防水シート6及び支持部材7よりも構造体8の外側に配置されて、それらを覆っている。
各外壁板2は、図2〜図5に示す板状の部材である。外壁板2の表面2Fは、例えば図2に示すようなレンガ柄等の外装面となっている。図1〜図3、図5及び図7〜図10に示すように、各外壁板2の右端部2R側には、第1端面29Rが形成されている。第1端面29Rは、外壁板2の裏面2Bに接続し、右方を向いて垂直方向に延びる平坦面である。各外壁板2の左端部2L側には、第2端面29Lが形成されている。第2端面29Lは、外壁板2の裏面2Bに接続し、左方を向いて垂直方向に延びる平坦面である。
図1に示すように、取付具10における基板部16及び延出部11の垂直方向の長さをH1とする。長さH1は、図2に示す第1、2端面29R、29Lの垂直方向の長さH0よりも長く設定されている。
図3、図5及び図7等に示すように、各外壁板2の右端部2Rには、複数の第1孔28Rが垂直方向に並んで設けられている。各第1孔28Rは、第1端面29Rに開口し、左方に向かって凹んでいる。各外壁板2の左端部2Lには、複数の第2孔28Lが垂直方向に並んで設けられている。各第2孔28Lは、第2端面29Lに開口し、右方に向かって凹んでいる。図3及び図4に示すように、各第1孔28Rと各第2孔28Lとは、一対一で対応するもの同士が左右方向において連通して、断面円形状の貫通孔を構成している。各第1、2孔28R、28Lの内径は、各挿入体15の第1、2突出部15L、15Rを挿入可能な大きさ、かつ、第1、2突出部15L、15Rが挿入された状態でがたつかない程度の大きさに設定されている。即ち、各第1、2孔28R、28Lの内表面は、各挿入体15の第1、2突出部15L、15Rの外表面に略接触するようになっている。
本実施例では、外壁板2は、押し出し成形によって製造される。このため、複数の貫通孔を構成する各第1、2孔28R、28Lも、押し出し成形によって形成される。なお、各第1孔と各第2孔とが連通していない構成としてもよい。また、各第1、2孔の断面形状も円形に限定されず、四角形や長円形等であってもよい。
外壁板2の左端部2Lには、表側左右接合部21が形成されている。左端部2Lは、「各外装材における水平方向の他端部」の一例である。各外壁板2の右端部2Rには、裏側左右接合部22が形成されている。右端部2Rは、「各外装材における水平方向の一端部」の一例である。各外壁板2の下端部2Dには、表側上下接合部23が形成されている。各外壁板2の上端部2Uには、裏側上下接合部24が形成されている。
図3及び図5に示すように、表側左右接合部21は、外壁板2の裏面2Bから表面2Fに向かって段状に凹み、垂直方向、即ち、左端部2Lに沿って延在している。
裏側左右接合部22は、外壁板2の表面2Fから裏面2Bに向かって段状に凹み、垂直方向、即ち、右端部2Rに沿って延在している。裏側左右接合部22における屋外方向を向く平坦面には、コーキング22Sが設けられている。コーキング22Sは、裏側左右接合部22に沿って直線状に配設されている。なお、コーキングは必須ではなく、本実施例のコーキング22Sを省略することもできる。
図4及び図5に示すように、表側上下接合部23は、外壁板2の裏面2Bから表面2Fに向かって段状に凹み、左右方向、即ち、下端部2Dに沿って延在している。
裏側上下接合部24は、外壁板2の表面2Fから裏面2Bに向かって段状に凹み、左右方向、即ち、上端部2Uに沿って延在している。裏側上下接合部24における屋外方向を向く平坦面には、コーキング24Sが設けられている。コーキング24Sは、裏側上下接合部24に沿って直線状に配設されている。なお、コーキングは必須ではなく、本実施例のコーキング24Sを省略することもできる。
図1、図9及び図10に示すように、表側左右接合部21と裏側左右接合部22とが重なり合うことによって、水平方向に隣接する外壁板2同士の間に、左右接合部26が形成される。図1に示すように、表側上下接合部23と裏側上下接合部24とが重なり合うことによって、垂直方向に隣接する外壁板2同士の間に、上下接合部25が形成される。即ち、各外壁板2は、表側左右接合部21、裏側左右接合部22、表側上下接合部23及び裏側上下接合部24を備える、いわゆる「四方合い決り構造」である板材である。
ここで、図1、図5及び図7〜図10に示すように、各外壁板2のうちの任意の1枚の外壁板2を第1外壁板2A1とし、第1外壁板2A1に対して右方から隣接する1枚の外壁板2を第2外壁板2A2とする。
このような構成である各外壁板2は、図7〜図10を参照して説明するように、各取付具10が第1外壁板2A1の第1端面29Rと、第2外壁板2A2の第2端面29Lとを固定することによって、水平方向及び垂直方向に隣接するように構造体8に取り付けられる。
図7に示すように、第1外壁板2A1の第1端面29Rを所定の位置に配置する。そして、第1外壁板2A1の第1端面29Rよりも右方に、取付具10を配置する。また、取付具10よりも右方に、第2外壁板2A2の第2端面29Lを配置する。
次に、図8及び図10に示すように、固定面16Aを支持部材7に当接させた状態で、取付具10を左方に移動させ、延出部11の左面を第1外壁板2A1の第1端面29Rに当接させる。この際、取付具10において、延出部11に固定された各挿入体15の第1突出部15Lはそれぞれ、第1外壁板2A1の第1端面29Rに開口する各第1孔28Rのうちの対応するものに挿入される。また、左側の支持面13Lは、第1外壁板2A1の裏面2Bに当接し、第1外壁板2A1が屋内方向に向かって位置ずれしないように規制する。この状態で、複数の止めネジ10Bが基板部16の取付穴16Hに挿通され、さらに支持部材7にねじ込まれることにより、取付具10が支持部材7に取り付けられる。
次に、図9及び図10に示すように、第2外壁板2A2を左方に移動させ、延出部11の右面に第2外壁板2A2の第2端面29Lを当接させる。この際、取付具10において、延出部11に固定された各挿入体15の第2突出部15Rはそれぞれ、第2外壁板2A2の第2端面29Lに開口する各第2孔28Lのうちの対応するものに挿入される。また、右側の支持面13Rは、第2外壁板2A2の裏面2Bに当接し、第2外壁板2A2が屋内方向に向かって位置ずれしないように規制する。こうして、取付具10は、第1外壁板2A1の第1端面29Rと、第2外壁板2A2の第2端面29Lとを固定する。
図10に示すように、固定面16Aから両支持面13L、13Rまでの距離L0は、第1、2外壁板2A1、2A2の裏面2Bと、構造体8との間に通気層B1を形成可能な大きさに設定されている。固定面16Aから各挿入体15までの距離L1も、第1、2外壁板2A1、2A2の裏面2Bと、構造体8との間に通気層B1を形成可能な大きさに設定されている。
このような作業を他の外壁板2についても実施することにより、各外壁板2は、水平方向及び垂直方向に隣接する状態で構造体8に取り付けられる。
なお、図1において、左右方向に並ぶ任意の2つの取付具10の間に、追加的に他の取付具を配置して、垂直方向に隣接する外壁板2同士の上下接合部25をより強固に支持させてもよい。
<作用効果>
実施例1の取付具10では、図9及び図10に示すように、上記構成である基板部16、延出部11及び複数の挿入体15によって、第1外壁板2A1と第2外壁板2A2とを水平方向に隣接するように構造体8に取り付ける。
この際、第1外壁板2A1の第1端面29Rに開口する各第1孔28Rに、各挿入体15の第1突出部15Lが挿入される。また、第2外壁板2A2の第2端面29Lに開口する各第2孔28Lに、各挿入体15の第2突出部15Rが挿入される。これによって、第1、2突出部15L、15Rの外表面と第1、2孔28R、28Lの内表面とがそれぞれ接触することにより、第1外壁板2A1と第2外壁板2A2とが垂直方向、及び屋内外の方向に変位することが防止される。
また、図10に示すように、延出部11が第1外壁板2A1の第1端面29Rと、第2外壁板2A2の第2端面29Lとの間に配置される。このような延出部11及び第1、2端面29R、29Lの接触により、第1外壁板2A1及び第2外壁板2A2が水平方向に変位すること、即ち、横ずれを防止できる。
さらに、この取付具10は、図7〜図10に示すように、外壁板2の上端部2U及び下端部2Dに係合しない。このため、外壁板2の上端部2U及び下端部2Dの形状が複雑とならないので、外壁板2の厚みが増加せず、外壁板2の軽量化が阻害されるおそれがない。
また、この取付具10では、図10に示すように、第1、2突出部15L、15Rが各1、2孔28R、28Lに挿入され、延出部11が第1外壁板2A1の第1端面29Rと、第2外壁板2A2の第2端面29Lとの隙間を埋めることにより、各第1、2孔28R、28Lを塞ぐ。
したがって、実施例1の取付具10及び外装構造によれば、外壁板2の軽量化と、外壁板2の構造体8に対する強固な取り付けとを実現できるとともに、外壁板2の第1、2端面29R、29Lに開口する第1、2孔28R、28Lに異物が侵入することを防止できる。
また、この取付具10では、図10に示すように、固定面16Aから各挿入体15までの距離L1は、第1、2外壁板2A1、2A2の裏面2Bと、構造体8との間に通気層B1を形成可能な大きさに設定されているので、通気層B1を容易に確保できる。なお、この通気層B1の屋内外方向の長さは、約7mm以上を確保することが好ましい。
さらに、この取付具10では、基板部16に形成された一対の支持面13L、13Rにより、簡素な構成で第1、2外壁板2A1、2A2の裏面2Bを支持することができるので、施工が容易となる。また、第1、2外壁板2A1、2A2が構造体8に取り付けられた状態で安定するので、第1、2外壁板2A1、2A2を構造体8に一層強固に固定できる。
また、この取付具10では、固定面16Aから両支持面13L、13Rまでの距離L0は、第1外壁板2A1及び第2外壁板2A2の裏面2Bと、構造体8との間に通気層B1を形成可能な大きさに設定されている。これにより、第1、2外壁板2A1、2A2の裏面2Bを両支持面13L、13Rによって支持しつつ、所望の通気層B1の幅を確保できる。このため、通気層B1の幅の精度が高い外壁板2の施工が可能となる。
また、この外装構造では、図2〜図5等に示すように、各外壁板2は、表側左右接合部21、裏側左右接合部22、表側上下接合部23、裏側上下接合部24を備える、いわゆる「四方合い決り構造」である板材である。そして、図1に示すように、表側左右接合部21、裏側左右接合部22、表側上下接合部23及び裏側上下接合部24が重なり合って形成される左右接合部26及び上下接合部25により、水平方向及び垂直方向に隣接する外壁板2同士の隙間が生じ難い。このため、雨水が外壁板2の裏面2B側に侵入することを抑制できる。さらに、取付具10の延出部11は、図9及び図10に示すように、第2外壁板2A2の表側左右接合部21によって覆われるので、外壁板2の表面2F側に露出しない。このため、外壁板2が構造体8に取り付けられた際の美観を損なうことが防止される。
さらに、この外装構造では、図3及び図4に示すように、各外壁板2において、各第1孔28Rと各第2孔28Lとは、一対一で対応するもの同士が左右方向において連通している。これにより、各第1、2孔28R、28Lが複数の連通孔を構成するので、各外壁板2を一層軽量化できる。
(実施例2)
実施例2では、実施例1に係る取付具10の代わりに、図11及び図12に示す取付具210を採用している。実施例2のその他の構成は実施例1と同一である。このため、実施例1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略又は簡略して示す。
取付具210は、基板部216、延出部211及び複数の挿入体215を備えている。
基板部216及び延出部211は、金属製の略矩形板材が垂直方向から見てL字形状に折り曲げられることにより形成されている。基板部216は、左右方向及び垂直方向に延在する平板形状部分である。基板部216における屋内方向を向く平坦面は、支持部材7に固定される固定面216Aとされている。基板部216には、複数の取付穴216Hが垂直方向に並んで貫設されている。延出部211は、基板部216の左端縁から、固定面216Aに略直交して構造体8から離間する方向に向かって、すなわち屋外方向に向かって延び、かつ基板部216と同じ長さで垂直方向に延在する平板形状部分である。
各挿入体215は、金属製の円柱軸体である。延出部211には、複数の挿通穴211Hが垂直方向に並んで貫設されている。各挿入体215は、各挿通穴211Hに嵌入されることにより、延出部211に固定されている。各挿入体215は、第1突出部215Lと第2突出部215Rとを有している。第1突出部215Lは、延出部211から左方に向かって突出している。第2突出部215Rは、延出部211から右方に向かって突出している。第1、2突出部215L、215Rの外径は、第1、2外壁板2A1、2A2の第1、2孔28R、28Lの内径と略等しく設定されている。
図13に示すように、基板部216及び延出部211の垂直方向の長さをH2とする。長さH2は、図2に示す第1、2端面29R、29Lの垂直方向の長さH0よりも短く、より詳しくは、長さH0の半分以下に設定されている。
各外壁板2は、図13〜図16を参照して以下に説明するように、各取付具210によって、構造体8に取り付けられる。
図13に示すように、第1外壁板2A1の第1端面29Rを所定の位置に配置する。そして、第1外壁板2A1の第1端面29Rよりも右方に、複数の取付具210を垂直方向に並んだ状態で配置する。また、取付具210よりも右方に、第2外壁板2A2の第2端面29Lを配置する。
次に、図14及び図16に示すように、固定面216Aを支持部材7に当接させた状態で、取付具210を左方に移動させ、延出部211の左面を第1外壁板2A1の第1端面29Rに当接させる。この際、取付具210において、延出部211に固定された各挿入体215の第1突出部215Lはそれぞれ、第1外壁板2A1の第1端面29Rに開口する各第1孔28Rのうちの対応するものに挿入される。この状態で、複数の止めネジ210Bが基板部216の取付穴216Hに挿通され、さらに支持部材7にねじ込まれることにより、取付具210が支持部材7に取り付けられる。
次に、図15及び図16に示すように、第2外壁板2A2を左方に移動させ、延出部211の右面に第2外壁板2A2の第2端面29Lを当接させる。この際、取付具210において、延出部211に固定された各挿入体215の第2突出部215Rはそれぞれ、第2外壁板2A2の第2端面29Lに開口する各第2孔28Lのうちの対応するものに挿入される。こうして、取付具210は、第1外壁板2A1と第2外壁板2A2とを構造体8に固定する。
図16に示すように、固定面216Aから各挿入体215までの距離L2は、第1、2外壁板2A1、2A2の裏面2Bと、構造体8との間に通気層B1を形成可能な大きさに設定されている。
このような構成である実施例2の取付具210及び外装構造も、実施例1の取付具10及び外装構造と同様に、外壁板2の軽量化と、外壁板2の構造体8に対する強固な取り付けとを実現できるとともに、外壁板2に開口する第1、2孔28R、28Lに異物が侵入することを防止できる。
また、この取付具210では、固定面216Aから各挿入体215までの距離L2は、第1外壁板2A1及び第2外壁板2A2の裏面2Bと、構造体8との間に通気層B1を形成可能な大きさに設定されているので、通気層B1を容易に確保できる。
さらに、この取付具210では、図13に示す基板部216及び延出部211の垂直方向の長さH2は、図2に示す第1端面29R及び第2端面29Lの垂直方向の長さH0よりも短く設定されている。これにより、短い取付具210を複数用いて、第1、2外壁板2A1、2A2を支持することができ、また、不要な位置に取付具を設けないようにすることができる。このため、必要十分な数の挿入体215を使用して、外壁板2の施工を行うことができる。
(実施例3)
図17に示すように、実施例3では、実施例2に係る取付具210の挿通穴211Hの内径が僅かに大きくされ、各挿入体215が延出部211の挿通穴211Hに対して着脱可能に設けられている。実施例3のその他の構成は実施例2と同一である。このため、実施例2と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略又は簡略して示す。
各外壁板2は、図18及び図19を参照して以下に説明するように、各取付具210によって、構造体8に取り付けられる。
図18に示すように、第1外壁板2A1の第1端面29Rを所定の位置に配置する。そして、第1外壁板2A1の第1端面29Rよりも右方に、挿入体215が装着されていない複数の取付具210を垂直方向に並んだ状態で配置する。また、取付具210よりも右方に、第2外壁板2A2の第2端面29Lを配置する。
次に、図19に示すように、固定面216Aを支持部材7に当接させた状態で、挿入体215が装着されていない取付具210を左方に移動させ、延出部211の左面を第1外壁板2A1の第1端面29Rに当接させる。次に、取付具210において、各挿入体215を延出部211の挿通穴211Hに挿入する。この際、各挿入体215の第1突出部215Lはそれぞれ、第1外壁板2A1の第1端面29Rに開口する各第1孔28Rのうちの対応するものに挿入される。この状態で、複数の止めネジ210Bが基板部216の取付穴216Hに挿通され、さらに支持部材7にねじ込まれることにより、取付具210が支持部材7に取り付けられる。
次に、図示は省略するが、第2外壁板2A2を左方に移動させ、延出部211の右面に第2外壁板2A2の第2端面29Lを当接させる。この際、取付具210において、延出部211に固定された各挿入体215の第2突出部215Rはそれぞれ、第2外壁板2A2の第2端面29Lに開口する各第2孔28Lのうちの対応するものに挿入される。この状態は、実施例2に係る図15及び図16に示す状態と同様である。こうして、取付具210は、第1外壁板2A1の第1端面29Rと、第2外壁板2A2の第2端面29Lとを固定する。
このような構成である実施例3の取付具210及び外装構造も、実施例1、2の取付具10、210及び外装構造と同様に、外壁板2の軽量化と、外壁板2の構造体8に対する強固な取り付けとを実現できるとともに、外壁板2に開口する第1、2孔28R、28Lに異物が侵入することを防止できる。
また、この外装構造では、各挿入体215が延出部211に対して着脱可能に設けられていることにより、挿入体215を延出部211に取り付ける位置とその数とを任意に設定できる。このため、必要十分な数の挿入体215を使用して、外壁板2の施工を行うことができる。
(実施例4)
図20〜図22に示すように、実施例4では、各外壁板2の右端部2Rに、実施例1に係る裏側左右接合部22が設けられておらず、また、各外壁板2の左端部2Lに、実施例1に係る表側左右接合部21が設けられていない。つまり、各外壁板2は、上下において「合い決り構造」を含む一方で、左右において「合い決り構造」を含まない板材である。これにより、各外壁板2の第1、2端面29R、29Lは、外壁板2の裏面2Bと表面2Fとに接続する広幅の平坦面となっている。また、各第1、2孔28R、28Lの位置は、外壁板2の表面2F側に設けられている。そして、実施例4では、実施例1に係る取付具10と同様の構成を採用し、延出部11の各挿通穴11Hの位置を各第1、2孔28R、28Lに対応するように外壁板2の表面2F側に変位させている。実施例4のその他の構成は実施例1と同一である。このため、実施例1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
実施例4では、図20〜図22に示す手順により、各取付具10が第1外壁板2A1と第2外壁板2A2とを構造体8に固定する。図20〜図22に示す手順はそれぞれ、実施例1に係る図7〜図9に示す手順と同じであるので、説明は省略する。
このような構成である実施例4の取付具10及び外装構造も、実施例1〜3の取付具10、210及び外装構造と同様に、外壁板2の軽量化と、外壁板2の構造体8に対する強固な取り付けとを実現できるとともに、外壁板2に開口する第1、2孔28R、28Lに異物が侵入することを防止できる。
(実施例5)
図23に示すように、実施例5では、各外壁板2は、実施例4と同様に、上下において「合い決り構造」を含む一方で、左右において「合い決り構造」を含まない板材である。実施例5では、実施例2に係る取付具210と同様の構成を採用し、延出部211の各挿通穴211Hの位置を各第1、2孔28R、28Lに対応するように外壁板2の表面2F側に変位させている。実施例5のその他の構成は実施例2と同一である。このため、実施例2と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
実施例5では、図23〜図25に示す手順により、各取付具210が第1外壁板2A1と第2外壁板2A2とを構造体8に固定する。図23〜図25に示す手順はそれぞれ、実施例2に係る図13〜図15に示す手順と同じであるので、説明は省略する。
このような構成である実施例5の取付具210及び外装構造も、実施例1〜4の取付具10、210及び外装構造と同様に、外壁板2の軽量化と、外壁板2の構造体8に対する強固な取り付けとを実現できるとともに、外壁板2に開口する第1、2孔28R、28Lに異物が侵入することを防止できる。
(実施例6)
図26及び図27に示すように、実施例6では、各外壁板2は、実施例4、5と同様に、上下において「合い決り構造」を含む一方で、左右において「合い決り構造」を含まない板材である。実施例6では、実施例3に係る取付具210と同様の構成を採用し、延出部211の各挿通穴211Hの位置を各第1、2孔28R、28Lに対応するように外壁板2の表面2F側に変位させている。実施例6のその他の構成は実施例3と同一である。このため、実施例3と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
実施例6では、図26及び図27に示す手順により、各取付具210が第1外壁板2A1を構造体8に固定する。図26及び図27に示す手順はそれぞれ、実施例3に係る図18及び図19に示す手順と同じであるので、説明は省略する。各取付具210が第2外壁板2A2を構造体8に固定する手順は、実施例2に係る図15に示す手順と同じであるので、説明は省略する。
このような構成である実施例6の取付具210及び外装構造も、実施例1〜5の取付具10、210及び外装構造と同様に、外壁板2の軽量化と、外壁板2の構造体8に対する強固な取り付けとを実現できるとともに、外壁板2に開口する第1、2孔28R、28Lに異物が侵入することを防止できる。
(実施例7)
図28及び図29に示すように、実施例7では、実施例1に係る取付具10の各挿入体15に対して、弾性体18が追加的に設けられている。弾性体18は、本実施例では、円筒形状の樹脂製部材である。弾性体18は、各第1突出部15Lと、各第2突出部15Rとに装着されて、各第1、2突出部15L、15Rの周囲を覆っている。なお、弾性体18の材質は樹脂に限定されず、例えば、ゴム、エラストマー、発泡材等の圧縮変形し易い材料が適宜選択される。実施例7のその他の構成は実施例1の構成と同一である。このため、実施例1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略又は簡略して示す。
図29に示すように、各取付具10が第1外壁板2A1の第1端面29Rと、第2外壁板2A2の第2端面29Lとを固定した状態において、弾性体18は、圧縮変形した状態で、各第1、2孔28R、28Rと各第1、2突出部15L、15Rとの間に介在する。これにより、第1、2孔28R、28Rと第1、2突出部15L、15Rとの間に隙間ができることを防止できる。
このような構成である実施例7の取付具10及び外装構造も、実施例1〜6の取付具10、210及び外装構造と同様に、外壁板2の軽量化と、外壁板2の構造体8に対する強固な取り付けとを実現できる。また、この取付具10及び外装構造では、弾性体18により、外壁板2に開口する第1、2孔28R、28Lに異物が侵入することを一層防止できる。
以上において、本発明の形態を実施例1〜7に即して説明したが、本発明の形態は上記実施例1〜7に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
8…構造体
2…外装材(外壁板)
2A1…第1外装材(第1外壁板)
2A2…第2外装材(第2外壁板)
2L…外装材における水平方向の他端部(外壁板の左端部)
2R…外装材における水平方向の一端部(外壁板の右端部)
2U…外装材の上端部(外壁板の上端部)
2D…外装材の下端部(外壁板の下端部)
2F…外装材の表面(外壁板の表面)
2B…外装材の裏面(外壁板の裏面)
29R…外装材の第1端面(外壁板の第1端面)
29L…外装材の第2端面(外壁板の第2端面)
28R…第1孔
28L…第2孔
10、210…取付具
16A、216A…固定面
16、216…基板部
11、211…延出部
15、215…挿入体
15L、215L…第1突出部
15R、215R…第2突出部
13L、13R…一対の支持面
L1、L2…固定面から各挿入体までの距離
L0…固定面から一対の支持面までの距離
B1…通気層
H1、H2…基板部及び延出部の垂直方向の長さ
H0…第1端面及び第2端面の垂直方向の長さ
18…弾性体
21…表側左右接合部
22…裏側左右接合部
23…表側上下接合部
24…裏側上下接合部

Claims (11)

  1. 建物を構成する構造体に対し、四辺形状をなす少なくとも第1外装材と第2外装材とを隣接するように取り付けるための外装材の取付具であって、
    前記第1外装材及び前記第2外装材のそれぞれには、第1端面に開口する複数の第1孔と、第2端面に開口する複数の第2孔とが設けられ、
    前記取付具は、前記構造体に固定される固定面が形成された基板部と、
    前記基板部に設けられ、前記固定面に略直交して前記構造体から離間する方向に向かって延び、前記第1外装材の前記第1端面と、前記第2外装材の前記第2端面との間に配置される延出部と、
    前記延出部に設けられ、前記延出部から突出し、前記第1外装材の前記第1孔に挿入される第1突出部と、前記延出部から前記第1突出部と反対の方向に向かって突出し、前記第2外装材の前記第2孔に挿入される第2突出部とを有する複数の挿入体と、を備えていることを特徴とする外装材の取付具。
  2. 前記固定面から前記各挿入体までの距離は、前記第1外装材及び前記第2外装材の裏面と、前記構造体との間に通気層を形成可能な大きさに設定されている請求項1記載の外装材の取付具。
  3. 前記基板部には、前記延出部に対して一方側と他方側とに位置して前記第1外装材及び前記第2外装材の裏面に当接する一対の支持面が形成されている請求項1又は2記載の外装材の取付具。
  4. 前記固定面から前記両支持面までの距離は、前記第1外装材及び前記第2外装材の裏面と、前記構造体との間に通気層を形成可能な大きさに設定されている請求項3記載の外装材の取付具。
  5. 前記基板部及び前記延出部の長手方向の長さは、前記第1端面及び前記第2端面の長さよりも短く設定されている請求項1乃至4のいずれか1項記載の外装材の取付具。
  6. 前記各挿入体は、前記延出部に対して着脱可能に設けられている請求項1乃至5のいずれか1項記載の外装材の取付具。
  7. 前記各挿入体は、前記第1突出部及び第2突出部の周囲を覆う弾性体を有している請求項1乃至6のいずれか1項記載の外装材の取付具。
  8. 前記各外装材の下端部は、前記外装材の裏面から表面に向かって凹み、水平方向に延在する表側上下接合部を有し、
    前記各外装材の上端部は、前記外装材の前記表面から前記裏面に向かって凹み、水平方向に延在する裏側上下接合部を有している請求項1乃至7のいずれか1項記載の外装材の取付具。
  9. 前記各外装材における水平方向の一端部は、前記外装材の前記表面から前記裏面に向かって凹み、垂直方向に延在する裏側左右接合部を有し、
    前記各外装材における水平方向の他端部は、前記外装材の前記裏面から前記表面に向かって凹み、垂直方向に延在する表側左右接合部を有している請求項1乃至8のいずれか1項記載の外装材の取付具。
  10. 前記各外装材において、前記各第1孔と前記各第2孔とは、対応するもの同士が連通している請求項1乃至9のいずれか1項記載の外装材の取付具。
  11. 建物を構成する構造体と、
    四辺形状をなす複数の外装材と、
    前記構造体に対し、前記各外装材を隣接するように取り付けるための取付具と、を備え、
    前記取付具によって前記構造体に取り付けられた前記各外装材が前記構造体を覆う外装構造であって、
    前記各外装材は、第1外装材と、前記第1外装材に対して隣接する第2外装材と、を含み、
    前記各外装材には、一方を向いて延びる第1端面と、他方を向いて延びる第2端面とが形成されるとともに、前記第1端面に開口する複数の第1孔と、前記第2端面に開口する複数の第2孔とがそれぞれ並んで設けられ、
    前記取付具は、前記構造体に固定される固定面が形成された基板部と、
    前記基板部に設けられ、前記固定面に略直交して前記構造体から離間する方向に向かって延び、前記第1外装材の前記第1端面と、前記第2外装材の前記第2端面との間に配置される延出部と、
    前記延出部に設けられ、前記延出部から突出し、前記第1外装材の前記第1孔に挿入されている第1突出部と、前記延出部から前記第1突出部と反対の方向に向かって突出し、前記第2外装材の前記第2孔に挿入されている第2突出部とを有する複数の挿入体と、を備えていることを特徴とする外装構造。
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