JP2017080931A - 3次元造形データ生成装置およびこれを備えた3次元造形システム - Google Patents

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Abstract

【課題】3次元造形物を取り出す際のリスクを軽減できると共に、3次元造形物を効率よく製造することを可能にする3次元造形データ生成装置を提供する。【解決手段】3次元造形データ生成装置100は、3次元の対象造形物モデルのデータを記憶する記憶部50と、記憶部50に記憶された上記データに基づいて、上記対象造形物モデルよりも下方に配置された底部と、上記底部から上方に伸び、上記対象造形物モデルの周囲を取り囲むように設けられた側壁部と、を有する3次元のサポートモデルのデータを生成するサポートモデル生成部52と、上記対象造形物モデルおよび上記サポートモデルのデータを上記3次元造形データとして出力する出力部58とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、3次元造形データ生成装置およびこれを備えた3次元造形システムに関する。
従来から、立体的な造形物を作成するための3次元造形装置が知られている。3次元造形装置では、得んとする3次元造形物を所定の厚みでスライスしたデータに基づき、当該データと対応する断面形状を順次形成、積層していくことで、所望の3次元造形物を造形する。
3次元造形装置の造形方式としては、粉末積層造形、熱溶解積層造形、光造形などが知られている。例えば特許文献1には、造形槽内に収容された粉末材料を上記スライスデータと対応する断面形状に固めて高さ方向に積層する粉末積層造形方式を用いた3次元造形装置が開示されている。かかる3次元造形装置では、造形が終了した際に3次元造形物が未固化の粉末材料中に埋没した状態となっている。このためユーザーは、未固化の粉末材料中から所望の3次元造形物を掘り出す必要がある。
特開2006−137173号公報
造形が終了した直後の3次元造形物は、バインダなどの液体成分が完全に乾燥しておらず、脆くて壊れやすい傾向にある。このため、3次元造形物は、例えば造形槽内に温風を吹き付けたり、造形槽から取り出した後に乾燥機に入れたりして、十分乾燥させる必要がある。
しかしながら、造形槽内に温風を吹き付けて造形物を乾燥する方法では、乾燥が終わるまで、次の造形作業を行うことができず、作業効率が低下する場合がある。また、造形槽から造形物を取り出して乾燥する方法では、未固化の粉末材料中から造形物を掘り出す必要があるが、ユーザーは、粉末材料のどの位置に造形物が埋まっているのかを正確に把握できない。そのため、造形物の取り出しに手間取ったり、粉末材料中を闇雲に探して造形物を誤って破損したりする虞がある。さらに、例えば3次元造形物の形状などによっては、乾燥機で乾燥させている間に自重によって変形する虞もある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、3次元造形装置から3次元造形物を取り出す際の破損のリスクを軽減すると共に、3次元造形物を効率よく製造することを可能にする3次元造形データ生成装置、およびこれを備えた3次元造形システムを提供することである。
本発明に係る3次元造形データ生成装置は、粉末積層造形方式の3次元造形装置に用いられる3次元造形データを生成する。この3次元造形データ生成装置は、造形対象の3次元造形物を表す3次元の対象造形物モデルのデータを記憶する記憶部と、上記記憶部に記憶された上記データに基づいて、上記対象造形物モデルよりも下方に配置された底部と、上記底部から上方に伸び、上記対象造形物モデルの周囲を取り囲むように設けられた側壁部とを有し、上記対象造形物モデルと離間した位置に配置されている3次元のサポートモデルのデータを生成するサポートモデル生成部と、上記対象造形物モデルおよび上記サポートモデルのデータを上記3次元造形データとして出力する出力部とを備える。
上記3次元造形データ生成装置によれば、所望の造形物と共にサポートを造形可能な3次元造形データを作成することができる。このデータに基づいて造形されるサポートは、造形物の下方に位置する底部と、造形物の周囲を取り囲む側壁部とを有している。サポートの底部と側壁部とで囲まれた部分には、造形されて間もない(脆性の高い状態の)造形物と、その近傍にある未固化の粉末材料とが収容される。このため、造形終了後にユーザーがサポートを持ち上げれば、これらを一体物として造形槽から取り出すことができる。また、造形槽から取り出し、造形槽とは別の場所でこれを乾燥させることができるため、乾燥が終わるのを待たずとも次の造形を開始することができる。さらに、乾燥時には造形物の近傍に未固化の粉末材料が緊密に敷き詰められているため、造形物の自重変形が抑制される。その結果、造形物の破損や変形のリスクを軽減すると共に、造形物を効率よく製造することができる。
本発明に係る3次元造形システムは、上記3次元造形データ生成装置と、3次元造形装置とを備えている。この3次元造形システムによれば、造形物の破損のリスクを軽減すると共に、造形物を効率よく製造することができる。したがって、ユーザーの作業性や利便性を向上することができる。
本発明によれば、造形した3次元造形物の破損のリスクを軽減すると共に、3次元造形物を効率よく製造することができる3次元造形データを生成するための3次元造形データ生成装置、およびこれを備えた3次元造形システムを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る3次元造形システムの断面図である。 本発明の一実施形態に係る3次元造形装置の平面図である。 本発明の一実施形態に係る3次元造形データ生成装置のブロック図である。 3次元造形データ生成装置で生成される3次元造形データの一例であり、(a)は平面図を、(b)は断面図を、それぞれ示している。 本発明の一実施形態に係るサポートの使用方法を説明するための説明図であり、(a)は3次元造形装置から3次元造形物を取り出す場合、(b)は3次元造形物を乾燥させる場合を、それぞれ示している。 サポートから3次元造形物を取り出す場合の一例を説明するための説明図である。
以下、適宜図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る3次元造形データ生成装置を備えた3次元造形システムについて説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。
ここではまず、本発明の一実施形態に係る3次元造形システム10について説明する。図1は、一実施形態に係る3次元造形システム10の断面図である。3次元造形システム10は、所望の3次元造形物181をサポート182と共に造形するための装置である。3次元造形システム10は、3次元造形装置10Aと、3次元造形データ生成装置100とを備えている。図2は、一実施形態に係る3次元造形装置10Aの平面図である。なお、図面中の符号F、Re、L、R、Up、Dnは、それぞれ前、後、左、右、上、下を示している。ただし、これらは説明の便宜上の方向に過ぎず、3次元造形システム10の設置態様を何ら限定するものではない。
次に、3次元造形装置10Aについて説明する。3次元造形装置10Aは、粉末材料層18Aを多数形成、積層することにより、フルカラーの3次元造形物を造形する装置である。ここでは、所望の3次元造形物181とあわせて当該3次元造形物に応じたサポート182を造形する。サポート182は、3次元造形物181の破損のリスクを低減すると共に、3次元造形時の作業性を高めるためのものである。さらに自重の影響を受け易い形状の3次元造形物181にあっては、自重変形をより良く抑制することができる。3次元造形装置10Aは、造形部31と、粉末材料供給部41と、バインダ供給ヘッド12と、制御装置16とを備えている。本実施形態では、さらにインクヘッド14を備えている。
造形部31は、造形槽33と、造形テーブル32と、テーブル昇降装置34とを備えている。造形槽33の内部には、粉末材料19が収容されている。粉末材料19は、粉末材料供給部41から供給される。粉末材料19は、スライスデータに基づいた所定の厚み幅(例えば、0.1mm)で造形槽33内に敷き詰められている。粉末材料19は、バインダで固められることによって粉末材料層18Aを構成する。粉末材料としては、例えば、石膏、セラミックス(例えばシリカやアルミナなどの金属酸化物)、金属、プラスチックなどが挙げられる。粉末材料19の表面には、粒子間の結着を開始、促進あるいは補助するような材料が予め付されていてもよい。一例として、各種結着剤(例えば水溶性樹脂)や硬化剤、重合開始剤などが挙げられる。
造形テーブル32は、造形槽33内を上下方向に昇降移動可能なように構成されている。造形テーブル32は、テーブル昇降装置34と接続している。テーブル昇降装置34は、造形テーブル32を上下方向に移動させるためのものである。テーブル昇降装置34としては特に限定されないが、ここではシリンダ機構を採用している。
粉末材料19が固められ、造形テーブル32上に1の粉末材料層18Aが形成されると、テーブル昇降装置34は造形テーブル32を所定の幅で下方に移動(下降)させる。造形テーブル32の下降幅は、スライスデータの厚み幅に基づいて予め定められている。造形テーブル32の下降によって生じた空間には、粉末材料19が敷き詰められる。これを順次繰り返すことで、造形テーブル32の高さ方向に粉末材料層18Aが積み上げられ、所望の3次元造形物181の形状をなすようになっている。
粉末材料供給部41は、造形部31に粉末材料19を供給するためのものである。粉末材料供給部41は、粉末材料供給槽43と、粉末材料供給テーブル42と、テーブル昇降装置44と、粉末材料供給ローラ15とを備えている。粉末材料供給槽43には、粉末材料19が収容されている。粉末材料供給テーブル42は、粉末材料供給槽43の内部を上下方向に昇降移動可能なように構成されている。粉末材料供給テーブル42は、テーブル昇降装置44と接続している。テーブル昇降装置44は、粉末材料供給テーブル42を上下方向に移動させるためのものである。テーブル昇降装置44としては特に限定されないが、ここではシリンダ機構を採用している。
粉末材料供給ローラ15は、粉末材料供給槽43に収容されている粉末材料19を、造形槽33に供給するための部材である。粉末材料供給ローラ15は、図示しないモータによって、粉末材料供給槽43および造形槽33の表面を左右方向に移動可能なように構成されている。粉末材料供給ローラ15は、未使用時には粉末材料供給部41の一の端部(図1,図2の左端)に設けられたローラ載置部45に位置している。テーブル昇降装置44によって粉末材料供給テーブル42が上方に移動されると、粉末材料供給ローラ15はローラ載置部45から所定の方向(図1、図2の右方向)に移動する。これにより、粉末材料供給槽43に収容されていた粉末材料19のうちの所定の量が粉末材料供給ローラ15に押されて、造形槽33に供給される。通常、粉末材料19は、造形層33に収容する量よりも多めに供給される。粉末材料供給ローラ15が造形槽33の上を移動することで、造形槽33の表面が均される。このようにして、造形槽33の内部に所定の厚み幅で粉末材料19が均質に敷き詰められる。造形槽33内に収容しきれなかった粉末材料19は、造形槽33と隣接する余剰粉収容槽35に収容される。粉末材料供給ローラ15は、粉末材料供給部41から離れた側の端部まで移動すると、逆方向(図1、図2の左方向)に回転してローラ載置部45に戻される。
粉末材料供給槽43から造形槽33に粉末材料19が供給されると、テーブル昇降装置44は粉末材料供給テーブル42を所定の幅で上方に移動(上昇)させる。粉末材料供給テーブル42の上昇幅は、造形テーブル32の下降幅に対応して予め定められている。本実施形態では、粉末材料供給テーブル42の上昇幅が造形テーブル32の下降よりも大きく設定されている。
バインダ供給ヘッド12は、造形槽33内の粉末材料19に対してバインダを噴霧するためのものである。バインダ供給ヘッド12は、図示しない駆動装置に接続され、造形槽33に対して前後方向(X軸方向)および左右方向(Y軸方向)に移動自在に構成されている。バインダ供給ヘッド12は、バインダを吐出するノズル12Aを備えている。ノズル12Aは、図示しないバインダ収容タンクに連通されている。バインダとしては、粉末材料19の粒子間を固着することが可能な材料であれば特に限定されない。また、粉末材料19の表面に水溶性の結着剤が付されている場合などには、例えば水性顔料インク等の水を主成分とした液体であってもよい。バインダ供給ヘッド12は、スライスデータに基づいてバインダを噴霧する。これにより、バインダが噴霧された領域では、例えば粉末材料19の表面に付着している樹脂が溶け出すことなどにより、粉末材料19が固められて粉末材料層18Aが形成される。
インクヘッド14は、上記バインダで固められた粉末材料層18Aに、着色されたインクを噴霧するためのものである。インクヘッド14は、スライスデータに含まれる色データに基づいて粉末材料層18Aにインクを噴霧する。インクヘッド14は、図示しない駆動装置に接続され、造形槽33に対して前後方向(X軸方向)および左右方向(Y軸方向)に移動自在に構成されている。インクヘッド14は、インクを吐出するノズル14Aを備えている。ノズル14Aは、図示しない複数のインク収容タンクに連通されている。なお、本実施形態ではバインダ供給ヘッド12とインクヘッド14とが同軸に配置され一体形成されているが、これらは別体であってもよい。
3次元造形装置10Aの全体の動作は、制御装置16によって制御されている。制御装置16は、バインダ供給ヘッド12と、インクヘッド14と、粉末材料供給ローラ15と、テーブル昇降装置34、44と、3次元造形データ生成装置100とに接続されている。制御装置16は、テーブル昇降装置34を駆動することによって、造形テーブル32を上方または下方(Z軸方向)に移動させる。制御装置16は、テーブル昇降装置44を駆動することによって、粉末材料供給テーブル42を上方または下方(Z軸方向)に移動させる。制御装置16は、バインダ供給ヘッド12からのバインダの吐出、およびバインダ供給ヘッド12のXY軸方向の移動を制御する。制御装置16は、インクヘッド14からのインクの吐出およびインクヘッド14のXY軸方向の移動を制御する。制御装置16は、粉末材料供給ローラ15の左右方向(Y軸方向)の移動を制御する。
制御装置16には、3次元造形データ生成装置100から3次元造形データが入力される。3次元造形データは、造形対象である3次元造形物181のデータと、当該3次元造形物181に応じたサポート182のデータとを含んでいる。入力された3次元造形データからは、スライスデータが作成される。スライスデータは、3次元造形データを所定の方向に所定の間隔でスライスするように作成される。スライスする方向は、水平方向や垂直方向とすることができる。上述した3次元造形装置10Aによる粉末材料層18Aの形成は、このスライスデータに基づいてなされる。なお、制御装置16の構成は特に限定されない。一例では、制御装置16はコンピュータであり、制御プログラムの命令を実行する中央演算処理装置(CPU:central processing unit)と、CPUが実行するプログラムを格納したROM(read only memory)と、プログラムを展開するワーキングエリアとして使用されるRAM(random access memory)と、上記プログラムや各種データを格納するメモリなどの記憶装置(記録媒体)とを備えている。
次に、3次元造形データ生成装置100について説明する。3次元造形データ生成装置100は、3次元造形装置10Aで使用する3次元造形データを作成するためのものである。図3は、一実施形態に係る3次元造形データ生成装置100のブロック図である。3次元造形データ生成装置100は、記憶部50と、サポートモデル生成部52と、出力部58とを備えている。本実施形態では、さらに色決定部56を備えている。図4は3次元造形データ生成装置100で生成される3次元造形データの一例であり、(a)は平面図、(b)は断面図である。
なお、3次元造形データ生成装置100の構成は特に限定されない。例えば、3次元造形データ生成装置100はコンピュータであり、その動作をCPUで制御するように構成されている。コンピュータは、ROMやRAM、記録媒体などを備えていてもよい。また、3次元造形データ生成装置100は、3次元造形装置10Aと別体であってもよく、3次元造形装置10Aに内蔵されていてもよい。
また、3次元造形データ生成装置100は、コンピュータのCPUを3次元造形データ生成装置100として動作させるコンピュータプログラム(ソフトウエア)であってもよい。コンピュータプログラムは、コンピュータで読み取り可能なように、3次元造形データ生成装置100を動作させるプログラムコード(実行プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)を記録したものである。かかるプログラムコードは、記録媒体に記録されていてもよい。記録媒体としては、半導体記録媒体(例えば、ROM、不揮発性メモリーカード)、光記録媒体(例えば、DVD、MO、MD、CD、BD)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク、ICカード)などが例示される。
また、上記プログラムコードは、通信ネットワークを介して供給することもできる。この場合、電子的に伝送されたプログラムコードのコンピュータデータ信号(搬送波に埋め込まれた形態)もまた、ここに開示される発明の一態様である。通信ネットワークとしては、インターネット、イントラネット、エクストラネット、LAN、ISDN、VAN、衛星通信網、電話回線網、仮想専用網、CATV通信網、移動体通信網などが例示される。通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、有線(例えば、USB、電力線搬送、IEEE1394、ADSL回線、電話線、ケーブルTV回線)、無線(例えば、802.11無線、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網、Bluetooth(登録商標))、赤外線(例えば、IrDA、リモコン)などが例示される。
記憶部50は、3次元造形システム10で造形しようとする3次元造形物181の属性データ(以下、対象造形物モデルという。)61を記憶する。対象造形物モデル61は、例えばユーザーの操作によって、記憶媒体または他のコンピュータ(図示せず)から記憶部50に読み込まれる。対象造形物モデル61は、少なくとも形状や大きさに関する3次元的な空間データを含んでいる。空間データは、例えばSTL(STereo Lithography)データで表されるものである。図4(a)、(b)に示す対象造形物モデル61は中空な半球形状を有しており、その断面は半円弧状である。本実施形態では、対象造形物モデル61がさらに色データを含んでいる。色データは、例えばRGB値で表されるものである。
サポートモデル生成部52は、主演算部53を備える。主演算部53は、記憶部50に記憶された対象造形物モデル61のデータに基づいて、サポートの属性データ(以下、サポートモデルという。)62を生成する。主演算部53は、例えば造形に使用する3次元造形装置10A(具体的には、造形槽33や造形テーブル32)の形状や大きさをも考慮したサポートモデル62を生成する。主演算部53は、例えば対象造形物モデル61と同数、あるいはそれ以下の数(例えば1つ)のサポートモデル62を生成する。なお、サポートモデル62に含まれる情報の種類や形式は、上述した対象造形物モデル61と同様でよい。
サポートモデル62は、対象造形物モデル61を造形槽33から取り出して乾燥するための取り出し補助部材である。サポートモデル62は、対象造形物モデル61と離間した位置に形成される。サポートモデル62は、対象造形物モデル61の下方に位置する底部62bと、当該底部62bから上方に伸びた側壁部62sとを有している。この実施形態では、さらに底部62bよりも上方であって対象造形物モデル61の底面よりも下方に網目状部材62aを有している。側壁部62sの下面と底部62bの周縁、および、側壁部62sの周縁と網目状部材62aの周縁は、それぞれ互いに連結されており、サポートモデル62は一体形状をなしている。
サポートモデル62はまた、無孔質に形成されている。これにより、サポートモデル62を上方に持ち上げた際に、底部62bと側壁部62sとで囲まれた空間に収容されているものが抜け落ちないようになっている。つまり、サポートモデル62は、3次元造形物181をその近傍に存在する未固化の粉末材料と共に取り出す「取り出し容器」として生成される。サポートモデル62は、ここでは平面視が正方形状、断面が逆台形状の枡状(船形)に形成されている。サポートモデル62は、例えば平面視が円形状、楕円形状、長方形状、四角形以外の多角形状などであってもよい。サポートモデル62全体は、円筒形状、円錐形状、多角柱形状、多角錐形状などであってもよい。
サポートモデル62の底部62bは、対象造形物モデル61を支持する部位である。底部62bは、対象造形物モデル61と離間した位置に形成される。底部の形状や大きさ、厚みは、対象造形物モデル61の形状や大きさ、重さなどを考慮して決定される。例えば底部62bの対象造形物モデル61と対向する側の面は、対象造形物モデル61の下面の外周よりも大きく形成されるとよい。つまり、底部の対象造形物モデル61と対向する側の面は、対象造形物モデル61の下面の外周面積(外周で囲まれる面積)よりも広く形成される。また、底部62bは、対象造形物モデル61を支持した状態で持ち上げ可能なように、十分な緻密性と厚みで形成される。底部の形状や大きさ、厚みなどは、従来公知のプログラムに基づいて決定することができる。
底部62bは、対象造形物モデル61を収容する容器の底面となる。ここでは底部62bは、無孔質かつ平板状に形成されている。底部62bは、例えば波形状、湾曲形状などであってもよい。好ましくは、底部62bは、テーブルなどの載置台に載置する際に支持部材を必要とせず自立可能なように、平坦に形成されている。例えば、底部62bは、前後左右対称な形状に形成されている。底部62bの面積は、対象造形物モデル61の高さ方向と直交する断面方向の最大断面積よりも広いとよい。これにより、安定した自立性が実現される。底部62bは、ここでは四角形状である。底部62bは、例えば円形や楕円形、四角形以外の多角形状などであってもよい。また、例えば自立性の向上などを目的として、底部62bの下面には突起部などが必要に応じて形成されていてもよい。
ここに示すサポートモデル62は、底部62bと側壁部62sとに加えて、網目状部材62aを有している。網目状部材62aは、対象造形物モデル61と離間した位置に形成されている。網目状部材62aは多孔質である。網目状部材62aは、高さ方向において底部62bと対象造形物モデル61との間に形成されている。つまり、網目状部材62aは、底部62bよりも相対的に対象造形物モデル61に近い側に形成されている。網目状部材62aは、ここでは底部62bと略平行に配置されている。網目状部材62aの外周面積は、典型的には底部62bの面積と同等かそれよりも狭い。網目状部材62aは、ここでは四角形状である。網目状部材62aは、例えば円形や楕円形、四角形以外の多角形状などであってもよい。網目状部材62aと底部62bとは同じ形状であってもよく、異なっていてもよい。
網目状部材62aは、粉末材料19が通り抜け可能なように複数の貫通孔65を有している。貫通孔65は、高さ方向を貫いている。貫通孔65は、予め設定された粉末材料19の粒径(例えば体積基準の平均粒径D50や累積95%粒径D95)よりも大きく形成されている。貫通孔65は、好ましくは粉末材料19の粒径よりも10倍以上、例えば100倍以上大きく形成されている。貫通孔65は、対象造形物モデル61よりも小さく形成されている。貫通孔65の数は2個以上、例えば10個以上、100個以上であってもよい。貫通孔65は、網目状部材62a全体に形成されていてもよく、例えば耐荷重強度などを考慮して、網目状部材62aの一部分のみに形成されていてもよい。貫通孔65は、複数の線状体66によって仕切られている。線状体66の横断面形状は、例えば、円形、楕円形、四角形、菱形などとすることができる。
底部62bの上方には、側壁部62sが形成されている。側壁部62sは、対象造形物モデル61の周囲を取り囲むように形成されている。ここでは側壁部62sは、対象造形物モデル61の前方、左方、後方、および右方を取り囲むように形成されている。ただし、側壁部62sは必ずしも対象造形物モデル61の周囲の全体を取り囲んでいなくてもよく、その一部を取り囲んでいてもよい。側壁部62sは、対象造形物モデル61と離間した位置に形成されている。側壁部62sの形状や大きさ、厚みは、対象造形物モデル61の形状や大きさなどを考慮して決定される。例えば、高さ方向と直交するいずれの断面においても、対象造形物モデル61の外周よりも大きく形成されている。側壁部62sの形状や大きさ、厚みは、従来公知のプログラムに基づいて決定することができる。また、例えばサポート182を取り出す際の利便性向上などを目的として、側壁部62sには取っ手部などが必要に応じて形成されていてもよい。
側壁部62sは、底部62bおよび網目状部材62aとそれぞれ所定のテーパ角度で連結されている。側壁部62sは、下方ほど縮径するテーパ状(すり鉢状)に形成されている。なお、側壁部62sは、上方ほど縮径するテーパ状であってもよい。あるいは、側壁部62sは、底部62bおよび/または網目状部材62aと略直角に連結していてもよい。側壁部62sの最大高さ62h(底部62bの下面からの垂直方向の距離。以下同様。)は、対象造形物モデル61の最大高さ61hと同等かそれ以上であるとよい。ここでは、側壁部62sの最大高さ62hが対象造形物モデル61の最大高さ61hよりも高い。これにより、側壁部62sの高さ方向の上端62tが、対象造形物モデル61の高さ方向の上端61tよりも高い位置に形成されている。なお、側壁部62sの高さ62hは、対象造形物モデル61の高さ61hより低くてもよい。
底部62bと側壁部62sとの連結部分には、切り欠き部62nが形成されている。切り欠き部62nは、底部62bや側壁部62sに比べて、厚みが小さくなっている。そのため、サポート182が取り出し補助部材としての役目を終えた際には、切り欠き部62nを起点としてサポート182を比較的容易に破壊して、得んとする3次元造形物181を簡便に取り出すことができる。
好適な一態様では、サポートモデル生成部52が、主演算部53に加えて構造解析部54を備えている。構造解析部54は、作成したサポートモデル62の耐荷重強度を確認する。例えば、サポート182が3次元造形物181を支持するとき、上方からは、サポート182自身の荷重のみならず、3次元造形物181とその近傍にある未固化の粉末材料19との荷重が加わる。そこで、このような状況を想定して、予めサポートモデル62の構造解析を実施し、耐荷重強度を評価することが好ましい。そして、耐荷重強度が所定値以下である場合は、サポートモデル62の形状や大きさ、厚みなどを再度調整する。耐荷重強度の所定値は、予め設定された任意の値とすることができる。
好適な一態様では、サポートモデル生成部52がさらに、接触判定部55を備えている。接触判定部55は、対象造形物モデル61とサポートモデル62とが離間した位置にあるかを確認する。そして、両者が重なっている、あるいは接している場合には、対象造形物モデル61とサポートモデル62とを離間した位置に配置するように再度調整する。例えばサポートモデル62を高さ方向の下方に垂直移動させる。接触判定部55はまた、3次元造形装置10Aとサポートモデル62とが離間した位置にあるかを確認する。そして、両者が重なっている、あるいは接している場合には、サポートモデル62の形状や大きさ、厚みなどを再度調整する。また、例えば造形槽33や造形テーブル32の大きさなどを考慮すると上記調整が不可能であると判断される場合には、サポートモデル62の形成を再度やり直すこともできる。
色決定部56は、記憶部50に記憶された対象造形物モデル61の色データに基づいて、サポートモデル62の色データを決定する。一例では、粉末材料19と異なる色(例えば白色以外)を選択して、サポートモデル62に施す。他の一例では、対象造形物モデル61に使用されていない色を選択して、サポートモデル62に施す。あるいは、対象造形物モデル61に使用されている色をサポートモデル62に使用しないように禁止してもよい。また、色決定部56は、サポートモデル62全体を着色するように設定してもよいし、サポートモデル62の一部分のみを着色するように設定してもよい。ここでは、側壁部62sの高さ方向の上部に着色を施し、着色部62cを形成している。
以上のようにして、対象造形物モデル61に応じたサポートモデル62が生成される。そして、対象造形物モデル61と、上記生成されたサポートモデル62とをあわせて、3次元造形データが構成される。3次元造形データは、3次元造形データ生成装置100の出力部58から3次元造形装置10Aに送られる。3次元造形装置10Aは、上記3次元造形データに基づいて、所望の3次元造形物181と3次元造形物181の取り出しを補助するサポート182の造形を行う。
図1に示すように、造形が終了した際、3次元造形物181はサポート182と共に造形槽33の未固化の粉末材料19中に埋没している。サポート182は、3次元造形物181の下方に位置する底部と、3次元造形物181の周囲を取り囲む側壁部とを有している。サポート182は、3次元造形物181の「取り出し容器」として機能する。つまり、ユーザーは、所望の3次元造形物181の取り出しにあたり、サポート182の側壁部を掴んで、あるいは図5(a)に示すように側壁部に補助具20で掬い上げるようにして、サポート182を造形槽33の上方に移動させる。補助具20としては、ヘラやスコップ、トングなどを考慮することができる。すると、3次元造形物181とその近傍にある未固化の粉末材料19とが、サポート182に支持された状態で造形槽33から引き上げられる。このためユーザーは、造形されて間もない(脆性の高い状態の)3次元造形物181に直接触れることなく、造形槽33から3次元造形物181を取り出すことができる。したがって、ここに開示される技術によれば、3次元造形装置10Aから3次元造形物181を取り出す際の破損のリスクが軽減される。
3次元造形物181と未固化の粉末材料19とを含んだサポート182は、熱風照射や乾燥機などによって所定の温度・時間で乾燥させられる。これにより、3次元造形物181に含まれるバインダなどの液体成分が好適に除去され、3次元造形物181の形状安定性が高められる。また図5(b)に示すように、乾燥時は3次元造形物181の近傍に未固化の粉末材料19が緊密に敷き詰められている。このため、自重の影響を受け易い形状の(例えばオーバーハング部分を有する)3次元造形物181であっても、自重による変形や破損が好適に抑制される。したがって、ここに開示される技術によれば、自重に抗して所定の形状を好適に維持することができ、重力方向の寸法精度が高い3次元造形物181を得ることができる。また、造形槽33とは別の場所で3次元造形物181を乾燥させることにより、乾燥終了を待たずとも次の造形を開始することができる。このため、ここに開示される技術によれば、3次元造形装置10Aの稼動率を上げて、3次元造形物181を次から次へと、効率よく製造することができる。
乾燥終了後は、サポート182から3次元造形物181を取り出す。上述の通り、乾燥後の3次元造形物181は造形直後と比べて硬度や強度が高まり、相対的に形状安定性が向上している。そのためユーザーは、サポート182から3次元造形物181を堅実に取り出すことができる。また、サポート182は3次元造形装置10Aに比べて軽く、移動の自由度が高い。さらに、サポート182は本来得んとする3次元造形物181ではない。そのため、3次元造形物181の取り出しにあたっては、例えばサポート182をひっくり返したり、サポート182の一部を壊したりすることも可能となる。したがって、サポート182から3次元造形物181を取り出す際の作業性を向上することができる。
一例ではまず、図5(b)に示すサポート182を乾燥した後、サポート182の底部182bの下面から軽く力を加える。すると、底部182bが外れて、網目状部材182aがサポート182の最下面となる。図6には、底部182bが外れた状態のサポート182’を示している。このサポート182’は、いわゆる「篩(ざる)」として機能する。つまり、網目状部材62aの貫通孔65から未固化の粉末材料19が自然に抜け落ち、篩い落とされる。また、サポート182’上に僅かに残った粉末材料19も、サポート182’を左右に揺らすことなどにより、良好に排除される。したがって、3次元造形物181と未固化の粉末材料19とを容易に分離することができる。
以上、本実施形態の3次元造形データ生成装置100によれば、所望の3次元造形物181と共に、3次元造形物181と未固化の粉末材料19とを収容可能な容器(ケース)状のサポート182を造形可能な3次元造形データを生成することができる。また、本実施形態の3次元造形システム10では、3次元造形物181の破損のリスクを軽減すると共に、3次元造形装置10Aの稼動率を上げることができる。
本実施形態では、図4(b)に示すように、サポートモデル62の底部62bが平坦に形成されている。これにより、図5(b)に示すように、サポート182の載置安定性が高められ、安定的な自立状態を維持することができる。そのため、乾燥時の載置場所の自由度が高まる。また、載置の際に支持部材を必要としないことで、ユーザーの利便性を高めることができる。
本実施形態では、図4(b)に示すように、サポートモデル62の側壁部62sが、下方ほど縮径するテーパ状に形成されている。これにより、造形が終了した際にサポート182を安定した状態で持ち上げることができ、造形槽33からサポート182を取り出しやすくなる。
本実施形態では、図4(b)に示すように、サポートモデル62の側壁部62sの高さ方向の上端62tが、対象造形物モデル61の高さ方向の上端61tより高い位置に形成されている。これにより、図1に示すように、造形が終了した際に未固化の粉末材料19の表層部分にサポート182の上部182tが配置されるようになる。したがって、粉末材料19に埋没しているサポート182を容易に発見することができる。
本実施形態では、図4(b)に示すように、サポートモデル62の高さ方向において、底部62bと対象造形物モデル61との間に、網目状部材62aが形成されている。これにより、図6に示すように、デパウダーの際の利便性を向上することができる。さらに、ユーザーは、デパウダーにあたり3次元造形物181に直接接触する必要がないため、例えばブラシやブロアーなどを用いてデパウダーを行う場合と比べて、3次元造形物181の破損をより良く抑制することができる。
本実施形態では、図4(b)に示すように、サポートモデル62の底部62bと側壁部62sとが連結する部分に、切り欠き部62nが形成されている。これにより、サポート182が役目を終えて、サポート182から3次元造形物181を取り出す際に、比較的容易にサポート182を壊して除去することができる。そのため、ユーザーの作業性を向上することができる。
本実施形態では、サポートモデル生成部52が、サポートモデル62に対象造形物モデル61を支持した状態で構造解析を行う構造解析部54を備えている。これにより、耐荷重性の高いサポート182を的確に造形することができる。
本実施形態では、図4(b)に示すように、サポートモデル62の側壁部62sの上部に、粉末材料19および対象造形物モデル61の上部とは異なる色の着色部62cが形成されている。これにより、未固化の粉末材料19中でサポート182を一層判別し易くなる。したがって、サポート182を容易に発見することができる。
以上、本実施形態に係る3次元造形システム10および3次元造形データ生成装置100について説明した。しかし、本発明に係る3次元造形システムおよび3次元造形データ生成装置は、これに限定されない。例えば、図1に示す3次元造形システム10では、3次元造形装置10Aがインクヘッド14を備え、3次元造形データ生成装置100が色決定部56を備えていた。しかし、3次元造形装置10Aはインクヘッド14を備えていなくてもよい。また、3次元造形データ生成装置100は色決定部56を備えていなくてもよい。この場合、3次元造形物181およびサポート182は、粉末材料19そのものの色で構成される。
10 3次元造形システム
10A 3次元造形装置
50 記憶部
52 サポートモデル生成部
53 主演算部
54 構造解析部
55 接触判定部
56 色決定部
58 出力部
100 3次元造形データ生成装置
181 対象造形物モデル
182 サポートモデル

Claims (10)

  1. 粉末材料を所定の厚みで固めて高さの方向に積層する方式の3次元造形装置に用いられる3次元造形データを生成する3次元造形データ生成装置であって、
    造形対象の3次元造形物を表す3次元の対象造形物モデルのデータを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記データに基づき、前記対象造形物モデルよりも下方に配置された底部と、前記底部から上方に伸び、前記対象造形物モデルの周囲を取り囲むように設けられた側壁部とを有し、前記対象造形物モデルと離間した位置に配置されている3次元のサポートモデルのデータを生成するサポートモデル生成部と、
    前記対象造形物モデルおよび前記サポートモデルのデータを前記3次元造形データとして出力する出力部と、
    を備える、3次元造形データ生成装置。
  2. 前記底部は平坦に形成されている、請求項1に記載の3次元造形データ生成装置。
  3. 前記側壁部は、下方ほど縮径するテーパ状に形成されている、請求項1または2に記載の3次元造形データ生成装置。
  4. 前記側壁部の前記高さ方向の上端は、前記対象造形物モデルの前記高さ方向の上端より高い位置に形成されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の3次元造形データ生成装置。
  5. 前記高さ方向において、前記底部と前記対象造形物モデルとの間に、網目状部材が形成されている、請求項1から4のいずれか一項に記載の3次元造形データ生成装置。
  6. 前記底部と前記側壁部とが連結する部分に、切り欠き部が形成されている、請求項1から5のいずれか一項に記載の3次元造形データ生成装置。
  7. 前記サポートモデル生成部は、前記対象造形物モデルを前記サポートモデルに支持した状態で構造解析を行う構造解析部を備える、請求項1から6のいずれか一項に記載の3次元造形データ生成装置。
  8. 前記側壁部の上部に、前記粉末材料および前記対象造形物モデルの上部とは異なる色の着色部が形成されている、請求項1から7のいずれか一項に記載の3次元造形データ生成装置。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の3次元造形データ生成装置と、3次元造形装置とを備える、3次元造形システム。
  10. コンピュータを、所定の厚みで粉末材料を固めて高さの方向に積層する方式の3次元造形装置に用いられる3次元造形データを生成する3次元造形データ生成装置として機能させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    造形対象の3次元造形物を表す3次元の対象造形物モデルのデータを記憶する記憶手段、
    前記記憶手段に記憶された前記データに基づき、前記対象造形物モデルよりも下方に配置された底部と、前記底部から上方に伸び、前記対象造形物モデルの周囲を取り囲むように設けられた側壁部とを有し、前記対象造形物モデルと離間した位置に配置されている3次元のサポートモデルのデータを生成するサポートモデル生成手段、および、
    前記対象造形物モデルおよび前記サポートモデルのデータを前記3次元造形データとして出力する出力手段、
    として機能させるためのコンピュータプログラム。
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