JP2017080284A - コンパクト容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓋体の回転とともに移動しない指掛け用壁部をコンパクト本体の後部から起立させて、コンパクト本体の前部と指掛け用壁部とを前後方向から片手で挟むことで安定して保持できるコンパクト容器を提供する。【解決手段】コンパクト本体2と、このコンパクト本体2の後部側にコンパクト本体2の上面を開閉可能な状態で枢着された蓋体30とからなるコンパクト容器である。上記コンパクト本体2は、その後部2aの左右方向中間部から起立した指掛け用壁部10を有しており、上記蓋体30は、その後部左右両側から後方突出した左右一対の支持脚部36を有し、これら両支持脚部36の内面と指掛け用壁部10の左右両側とを枢軸部Aを介して枢着させている。【選択図】図1

Description

本発明は、コンパクト容器に関する。
コンパクト本体と蓋体との各後部を枢着させたコンパクト容器であって、コンパクト本体の後部の左右方向中間部を切り欠いて収納凹部とするとともに、蓋体の後部の左右方向中間部から指掛け用壁部を兼ねる垂下壁部を垂設し、垂下壁部を上記収納凹部内に嵌合させて、両者の対向箇所を枢着したものが知られている(特許文献1)。
特開平11−332641
コンパクト容器の蓋体を開けるときには、コンパクト本体の蓋体を片手で前後から挟んで固定し、もう一方の手で蓋体を持ち上げるという動作が一般的である。特許文献1のものでは、容器の後側の指掛け部分が蓋体と一体的形成されているために、蓋体を開けると同時に指掛け部分も回転・移動してしまい、容器を安定的に固定しづらいという問題点があった。
本発明の目的は、蓋体の回転とともに移動しない指掛け用壁部をコンパクト本体の後部から起立させて、コンパクト本体の前部と指掛け用壁部とを前後方向から片手で挟むことで安定して保持できるコンパクト容器を提供することである。
第1の手段は、
コンパクト本体2と、
このコンパクト本体2の後部側にコンパクト本体2の上面を開閉可能な状態で枢着された蓋体30と、
からなるコンパクト容器において、
上記コンパクト本体2は、その後部2aの左右方向中間部から起立した指掛け用壁部10を有しており、
上記蓋体30は、その後部左右両側から後方突出した左右一対の支持脚部36を有し、
これら両支持脚部36の内面と指掛け用壁部10の左右両側とを枢軸部Aを介して枢着させてなる。
本手段では、図1及び図2に示すように、コンパクト本体2は、その後部2aの左右方向中間部から指掛け用壁部10を起立させることを提案している。この指掛け用壁部10とコンパクト本体2の前側とを指で挟んで(図6参照)、コンパクト本体を安定的に保持し、この状態で蓋体30を開くことができる。指掛け用壁部10は、蓋体30が有する収納凹部C内に収納される。
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ
上記両支持脚部36の内面である凹端面38と、両凹端面の間の後向きの凹底面48とによって平面視略凹字状の収納凹部Cを形成させ、
この収納凹部C内に上記指掛け用壁部10を収納させている。
本手段では、図1に示すように、両支持脚部36の内面である凹端面38と、両凹端面の間の後向きの凹底面48とによって平面視略凹字状の収納凹部Cを形成させている。そしてこの収納凹部C内に上記指掛け用壁部10を収納させているので、指掛け用壁部を有するコンパクト本体2に対して蓋体30を体裁よく組み付けることができる。
第3の手段は、第2の手段を有し、かつ
凹底面48は、閉蓋状態で上方から見て前方側へ弯曲した形状である。
本手段では、図1に示すように、上記収納凹部Cの凹底面48を、閉蓋状態で前方側へ弯曲した形状としている。これにより、図6に示す開蓋操作において、指掛け用壁部10の後面の指掛け箇所と上記凹底面48との間に距離をとることができ、コンパクト本体2と蓋体30との間に指が挟まることを防止できる。
第4の手段は、第1の手段から第3の手段のいずれかを有し、かつ
上記指掛け用壁部10の後面に、指当て用凹部14を形成している。
本手段では、図8及び図9に示すように、指掛け用壁部10の後面に、指当て用凹部14を形成している。これにより指当て用凹部14内に挿入した指が蓋体30に当たらないようにすることができる。
第5の手段は、第1の手段から第4の手段のいずれかを有し、かつ
上記コンパクト本体2の後部のうち指掛け用壁部10の左右両側の部分を、上記支持脚部36と当接可能な脚台20とし、
上記支持脚部36の外面は、枢軸部Aの軸方向から見て枢軸部Aを中心とする仮想の円弧線Pにほぼ対応した断面形状を有し、かつ開蓋操作において上記脚台20の上面と摺接可能な摺動弧面42に形成されており、
この摺動弧面42は、周方向の一部で上記円弧線Pより上記軸方向から見て外方へ膨らむ膨出部44を有し、
コンパクト本体2に対して蓋体30を一定角度回転させたときに、上記膨出部44が上記脚台20の上面に喰い込んだ状態となり、上記一定角度以上の開方向への蓋体30の回転を停止することが可能に設けた。
本手段では、図11及び図12に示すように、支持脚部36の外面である摺動弧面42の一部に膨出部44を形成することを提案する。そしてコンパクト本体2に対して蓋体30を開方向へ一定角度回転させたときに上記膨出部44がコンパクト本体2の脚台20の上面へめり込んで、当該一定角度以上に蓋体30を開くことを規制できるように設けている。
第6の手段は、第5の手段を有し、かつ
上記脚台20は、その上面側に、上記支持脚部36の摺動弧面42と当接可能な状態で埋め込まれた弾性摩擦部24を含む。
本手段では、図11に示すように、脚台20の上面に弾性摩擦部24を埋め込むことを提案している。蓋体30を回転させたときには、支持脚部36の膨出部44が上記弾性摩擦部24に喰い込む。これにより、十分な圧接力が得られ、蓋体30を一定角度に保持し易い。また蓋体を固定状態から閉方向へ回転させることも容易であり、蓋体の開閉する動作をスムーズに行うことができる。
第7の手段は、第1の手段から第6の手段のいずれかを有し、かつ
上記枢軸部Aは、上記凹端面38と指掛け用壁部10の対向面とのうちの一方側に設けた軸穴40と、他方側に固定させた状態で上記軸穴40内へ突入させた軸棒50とで構成され、
これら軸穴40の内面と軸棒50の外面とに、コンパクト本体2に対する蓋体30の開蓋角度が一定の角度となったときにかみ合う係合手段Eを形成している。
本手段では、図13に示すように、枢軸部Aを構成する回転軸(図示例では軸棒50)と軸受部分(同例では軸穴40)とに相互にかみ合う係合手段Eを設けることを提案している。係合手段は、コンパクト本体に対する蓋体の開蓋角度が予め定めた一定の角度となったときにかみ合うようにしている。これにより、蓋体30の開状態を維持できるとともに、利用者は、係合手段Eがかみ合う時の感触により蓋体の角度が所定の角度であることを認識することができる。係合手段は、上記回転軸及び軸受部分に凹凸を設けることで、クリック感を生じさせるものとすることが好適である。
第1の手段に係る発明によれば、コンパクト本体2の後部側から指掛け用壁部10を起立したから、この指掛け用壁部10とコンパクト本体2の前部側とにそれぞれ一方の手の2本の指を当て、他方の手で蓋体30を把持して開くことができるので、開蓋操作の際にコンパクト本体2を安定して持つことができる。
また蓋体との枢着部側のコンパクト本体の外周壁部から指掛け用壁部を起立しているので、蓋体を開放する際、開け易い。
第2の手段に係る発明によれば、平面視略凹字状の収納凹部C内に上記指掛け用壁部10を収納させたので、体裁がよい。
第3の手段に係る発明によれば、収納凹部Cの凹底面48は閉蓋状態で上方から見て前方側へ弯曲した形状であるので、開蓋操作の際に凹底面48が指に当たって邪魔になることがない。
第4の手段に係る発明によれば、上記指掛け用壁部10の後面に、指当て用凹部14を形成しているので、指が蓋体30とコンパクト本体2との間に挟まることを防止できる。
第5の手段に係る発明によれば、支持脚部36の摺動弧面42の一部に設けた膨出部44が、蓋体30を一定角度回転させたときに、上記膨出部44が上記凹底面48と喰い込み、それ以上の開方向への蓋体30の回転を停止するから、蓋体30の開度を規制できる。
第6の手段に係る発明によれば、脚台20の上面側に、上記支持脚部36の摺動弧面42と当接可能な弾性摩擦部24を埋め込んだから、蓋体30のスムーズな動作が担保される。
第7の手段に係る発明によれば、装着部の軸穴40の内面と軸棒50の外面とに、コンパクト本体2に対する蓋体30の開蓋角度が一定の角度となったときにかみ合う係合手段Eを形成したから、蓋体30の開度を一定の角度に保つことができる。また係合手段Eのかみ合いによる感触(クリック感)で、蓋体の開蓋角度が一定の角度になったことを利用者が容易に認識することができる。
本発明の第1実施形態に係るコンパクト容器の平面図である。 図1のコンパクト容器の背面図である。 図1のコンパクト容器の正面図である。 図1のコンパクト容器の側面図である。 図1のコンパクト容器の開状態での平面図である。 図1のコンパクト容器の使用状態説明図である。 本発明の第2実施形態に係るコンパクト容器の平面図である。 図7のコンパクト容器の背面図である。 図7のコンパクト容器の使用状態説明図である。 本発明の第3実施形態に係るコンパクト容器の一部拡大平面図である。 図10のコンパクト容器の一部の側面図である。 図10のコンパクト容器の使用状態説明図である。 本発明の第4実施形態に係るコンパクト容器の要部の拡大側面図である。 図13のコンパクト容器の使用状態説明図であり、同図(A)は蓋体を半ば開放した状態、同図(B)は蓋体を180度開放した状態をそれぞれ示す。
図1から図6は、本発明の第1実施形態に係るコンパクト容器を示している。このコンパクト容器は、コンパクト本体2と蓋体30とで構成されている。これら各部材は、例えば合成樹脂により形成することができる。
コンパクト本体2は、上面開口であり、その後部2aに後述の蓋体30が枢着されている。
なお、本明細書では、側面図である図4の右側を“後”、同図の左側を“前”、これらと直交する向きを“左右”と表現するものとする。
本実施形態においては、図3に示すように、矩形の底壁部4の外周から外周壁部6が比較的短く起立されており、この外周壁部6の前側に前側指掛け部8を設け、また図2に示すように、外周壁部6の後壁部のうち左右方向中間部を残りの部分より高くして指掛け用壁部10に形成している。また後壁部のうちで指掛け用壁部10の左右両側の部分は、脚台20に形成している。もっともコンパクト本体2の形状は適宜変更することができる。
また図示例では、上記前側指掛け部8に押釦部を形成している。この押釦部は、蓋体の前部とコンパクト本体の前部とのロック機構を、その押込みにより解除できるように設けるとよい。
上記指掛け用壁部10は、図1及び図2に示すように、コンパクト本体2の後壁部の残りの部分(脚台20)に比べて左右方向に長く形成され、その左右方向の両端面には後述の軸棒50を挿入するための固定穴12を穿設している。
また指掛け用壁部10は、後述の支持脚部36の厚み(図2に示す上下幅)の分だけ脚台20よりも高く形成されている。
また指掛け用壁部10の前面は、図5に示すように、上方から見て、後述の収納凹部Cの凹底面48に対応して前方に弯曲している。
図示例では、上記指掛け用壁部10の上面と前面との角部を面取りすることで、図6に示すように、第1弯曲面S1が形成されている。これは、開蓋操作の際に同図に想像線で示す凹底面48の軌道に指掛け用壁部10の前面上端部が入って凹底面48に擦り付けられることを防止するためである。また図示例では、上記指掛け用壁部10の上面と後面との間でも面取りをして第2弯曲面S2を形成している。これは、仮に指掛け用壁部と凹底面との間に指先が挟まっても利用者が痛みを感じないようにするためである。
上記脚台20は、本実施形態において後述の支持脚部36を載置する台となっている。もっともこの構造は適宜変更することができる。脚台20の上面は平坦な水平面に形成している。
蓋体30は、上記コンパクト本体2の後部2aに枢着され、コンパクト本体2の上面を開閉自在に形成されている。本実施形態の蓋体30は、矩形の蓋板部32の外周部から短い蓋周壁部34を垂下している。もっとも蓋体30の形状は適宜変更できる。
上記蓋周壁部34の後壁部の左右両部から左右一対の支持脚部36を後方突出しており、これら支持脚部36を介して、蓋体30とコンパクト本体2とを連結し、相互に枢着している。
「支持脚部」という用語は、蓋体30を開方向へ回転して起立状態としたときに脚部となる箇所という程度の意味で使われており、その構造・形状は特に図示例のものに限られない。図示の支持脚部36は脚台20の上面に接しているが、これは本発明の必須要件ではない。
上記左右一対の支持脚部36の少なくとも内面(左右方向の内側面をいう)には、後述の軸棒50を装着させるための軸穴40を開口させている。図示例では、この軸穴40を上記左右一対の支持脚部36の外面へ開通しており、左右方向外方から軸棒50を挿通できるようにしている。
上記軸穴40の内部から固定穴12の内部へ軸棒50が挿入され、軸棒50の先端部を固定穴12内へ抜け出し不能に固定する。この軸棒50と軸穴40とで枢軸部Aが形成される。
上記支持脚部36の左右方向(軸方向)から見た外面は、図4に示す通り、軸穴40を中心とする円弧に沿った摺動弧面42としており、蓋体30を回転させたときに脚台20の上面におおよそ常時接することが可能に形成している。もっとも摺動弧面42の形状は適宜変更することができる。
上記左右一対の支持脚部36の間には、指掛け用壁部10収納用の収納凹部Cが設けられる。
この収納凹部Cは、上記支持脚部36の内面である一対の凹端面38と、両支持脚部36の間の蓋周壁部分の後面である後向きの凹底面48とで画成される。
好適な本実施形態では、この凹底面48は、図1に示すように上方から見て、前方側へ弯曲して(或いはR形状に曲げて)おり、蓋体30を図5に示すように開方向へ回転させたときに、凹底面48が指掛け用壁部10の後面に当てた指から離れる(言い換えれば、指から逃げる)如く形成されている。
図示例では、凹底面全体が一本の弓の如く前方へ弯曲しているが、凹底面のうち左右方向中央部だけを前方へ弯曲させてもよく、指掛け用壁部に当てた指から離すという作用の範囲で凹底面の形状は適宜変更させてよい。
また本実施形態と異なり、凹底面48の形状を上方から見て直線状に形成しても構わない。
上記構成において、図4の状態から前側指掛け部8と指掛け用壁部10とにそれぞれ前後方向から片手の指を掛けると、コンパクト本体2を安定して支持することができる。この状態で、他方の手で蓋体30を開蓋操作することができる。
以下、本発明の他の実施形態を説明する。これらの説明において第1実施形態と同じ構成については解説を省略する。
図7から図9は、本発明の第2実施形態に係るコンパクト容器を示している。この実施形態では、上記指掛け用壁部10の後面のうち上端部を除く部分を指当て用凹部14に形成している。指掛け用壁部10の後面の上端部を庇状の仕切り壁部16としている。
これにより、コンパクト本体2の前側及び後側を指で挟むときに、指当て用凹部14内へ指を当てることで、蓋体と触れる位置から指を逃がすことができる。そのため、蓋体30を開閉するときに、凹底面48との間に指を挟むことを避けられる。
なお、指当て用凹部14の形状は適宜変更することができ、例えば仕切り壁部16を省略することができる。
図10から図12は、本発明の第3実施形態に係るコンパクト容器を示している。この実施形態では、まず支持脚部36の摺動弧面42を、蓋体30を開方向へ回転させる際に、蓋体30の開度が一定角度以下のときに脚台20の上面と接する部分と、それ以外の部分とに分け、前者は、枢軸部Aを中心とする円弧線Pに沿う部分真円の形状に形成させるとともに、後者は、図示のような膨出部44に形成させている。この膨出部44は、上記円弧線Pを超えて外側に若干膨らませている。すなわち、摺動弧面42のR(曲率半径)が周方向の途中から変わるように形成されている。
図11の状態では、支持脚部36は、脚台20側へ喰い込んでおらず(締め代がなく)、図12に示すように蓋体30を回転させることで、支持脚部36の膨出部44が脚台20の上面に喰い込む(一定の締め代aの分だけ脚台20側へめり込む)ようにしている。この喰い込みにより蓋体30が上記一定角度以上に開方向へ回転することを規制している。
なお、“若干膨らませる”というのは、膨出部44が脚台20の上面に衝突して枢軸部Aが破損することのないように、蓋体30の緩やかな停止を可能とする程度にという意味である。
また好適な図示例では、脚台20のうち上記支持脚部36と接する箇所に、装着穴22を形成し、この装着穴22内に弾性摩擦部24を埋め込ませている。
脚台20及び支持脚部36が硬質材料で形成されていると、例えば支持脚部36の膨出部44が脚台20の上面へ過剰に喰い込んで動かないという不都合が生ずる可能性があるが、弾性摩擦部24を設けることにより、蓋体30のスムーズな動作が得られる。また上述の過剰な喰い込みに伴って枢軸部Aが破損するなどの不都合も回避できる。
上記弾性摩擦部24は、例えばゴムや軟材質で形成することができる。
もっとも弾性摩擦部24を埋め込む代わりに例えば蓋体30を弾性的な材料で形成することもできる。
上記構成において、蓋体30を開いていくと、次第に弾性摩擦部24に対する膨出部44の締め代が増え、抵抗感が増大する。
図13から図14は、本発明の第4実施形態に係るコンパクト容器を示している。本実施形態では、蓋体30を一定の角度に保つために枢軸部Aの軸棒50と軸穴40との間の係合手段Eを設けている。係合手段Eは、軸棒50の外面及び軸穴40の内面との何れか一方に形成する係合凸部e1及び他方に形成する係合凹部e2で構成される。これら係合凸部e1及び係合凹部e2により蓋体30を開方向へ回転した後の所定位置に停止させることができる。
なお、軸棒50の端部は、指掛け用壁部10の固定穴12内に回転不能に固定されているものとする。
また軸棒50は、例えば樹脂ピンとして形成され、蓋体の回転により係合凸部e1が係合凹部e2を乗り越える程度の弾性変形が可能に形成することが望ましい。軸棒の代わりに(或いは軸棒とともに)軸穴側を弾性変形可能な材料で形成してもよい。
図示例では、軸棒50側に係合凸部e1を、軸穴40側に係合凹部e2をそれぞれ形成しているが、軸棒50側に係合凹部e2を、軸穴40側に係合凸部e1をそれぞれ形成しているもよい。
係合凸部e1及び係合凹部e2は、それぞれ一つだけ設けてもよいが、係合凸部e1及び係合凹部e2の一方又は双方を複数設けて、蓋体30の開度を多段的に調整・保持できるようにしてもよい。
また好適な図示例では、軸棒50は、丸棒の一部の周面に等角的に複数の係合凸部e1を形成している。軸穴40は、丸穴状であり、軸棒50の係合凸部形成箇所に対応させて、等角的に係合凹部e2を形成している。
なお、図面では作図上の都合から軸棒及び軸穴の側面視を多角形状に描いているが、この形状に限られるものではなく、円弧の輪郭を残しつつ離間的に凸部及び凹部を形成した形状であっても構わない。
2…コンパクト本体 2a…後部 4…底壁部 6…外周壁部 8…前側指掛け部
10…指掛け用壁部 12…固定穴 14…指当て用凹部 16…仕切り壁部
20…脚台 22…装着穴 24…弾性摩擦部
30…蓋体 32…蓋板部 34…蓋周壁部 36…支持脚部
38…同内面(凹端面) 40…軸穴
42…摺動弧面 44…膨出部
48…凹底面 50…軸棒
A…枢軸部 a…締め代
C…収納凹部 E…係合手段 e1…係合凸部 e2…係合凹部 P…円弧線
S1…第1弯曲面 S2…第2弯曲面面

Claims (7)

  1. コンパクト本体(2)と、
    このコンパクト本体(2)の後部側にコンパクト本体(2)の上面を開閉可能な状態で枢着された蓋体(30)と、
    からなるコンパクト容器において、
    上記コンパクト本体(2)は、その後部(2a)の左右方向中間部から起立した指掛け用壁部(10)を有しており、
    上記蓋体(30)は、その後部左右両側から後方突出した左右一対の支持脚部(36)を有し、
    これら両支持脚部(36)の内面と指掛け用壁部(10)の左右両側とを枢軸部(A)を介して枢着させたことを特徴とする、コンパクト容器。
  2. 上記両支持脚部(36)の内面である凹端面(38)と、両凹端面の間の後向きの凹底面(48)とによって平面視略凹字状の収納凹部(C)を形成させ、
    この収納凹部(C)内に上記指掛け用壁部(10)を収納させたことを特徴とする、請求項1記載のコンパクト容器。
  3. 上記凹底面(48)は、閉蓋状態で上方から見て前方側へ弯曲した形状であることを特徴とする、請求項2に記載のコンパクト容器。
  4. 上記指掛け用壁部(10)の後面に、指当て用凹部(14)を形成していることを特徴とする、請求項1から請求項3の何れかに記載のコンパクト容器。
  5. 上記コンパクト本体(2)の後部のうち指掛け用壁部(10)の左右両側の部分を、上記支持脚部(36)と当接可能な脚台(20)とし、
    上記支持脚部(36)の外面は、枢軸部(A)の軸方向から見て枢軸部(A)を中心とする仮想の円弧線(P)にほぼ対応した断面形状を有し、かつ開蓋操作において上記脚台(20)の上面と摺接可能な摺動弧面(42)に形成されており、
    この摺動弧面(42)は、周方向の一部で上記円弧線(P)より上記軸方向から見て外方へ膨らむ膨出部(44)を有し、
    コンパクト本体(2)に対して蓋体(30)を一定角度回転させたときに、上記膨出部(44)が上記脚台(20)の上面に喰い込んだ状態となり、上記一定角度以上の開方向への蓋体(30)の回転を停止することが可能に設けたことを特徴とする、請求項1から請求項4の何れかに記載のコンパクト容器。
  6. 上記脚台(20)は、その上面側に、上記支持脚部(36)の摺動弧面(42)と当接可能な状態で埋め込まれた弾性摩擦部(24)を含むことを特徴とする、請求項5記載のコンパクト容器。
  7. 上記枢軸部(A)は、上記凹端面(38)と指掛け用壁部(10)の対向面とのうちの一方側に設けた軸穴(40)と、他方側に固定させた状態で上記軸穴(40)内へ突入させた軸棒(50)とで構成され、
    これら軸穴(40)の内面と軸棒(50)の外面とに、コンパクト本体(2)に対する蓋体(30)の開蓋角度が一定の角度となったときにかみ合う係合手段(E)を形成したことを特徴とする、請求項1から請求項6の何れかに記載のコンパクト容器。
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