JP2017078853A - トナー転写を改善する転写ステーション、印刷機および方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷像ローラから記録担持体への、対向圧ローラによるトナー像転写において、トナー転写の品質を向上させることができる転写箇所の幾何学上の配置を提供する。
【解決手段】トナー転写を改善する方法および転写ステーションでは、トナーベースの印刷部11の転写ステーションにおいて、印刷像ローラ121に対してずらして対向圧ローラ126が配置されており、特にローラニップ310の退出領域313において、まず印刷像ローラ121に対する記録担持体20の接触が解消され、これに続いて対向圧ローラ126に対する記録担持体20の接触が解消される。
【選択図】図4
【解決手段】トナー転写を改善する方法および転写ステーションでは、トナーベースの印刷部11の転写ステーションにおいて、印刷像ローラ121に対してずらして対向圧ローラ126が配置されており、特にローラニップ310の退出領域313において、まず印刷像ローラ121に対する記録担持体20の接触が解消され、これに続いて対向圧ローラ126に対する記録担持体20の接触が解消される。
【選択図】図4
Description
本発明は、トナーベースの印刷機におけるトナー転写を改善することができる方法および転写ステーションに関する。
トナーベースのデジタル印刷機では、像担持体の電荷潜像(エレクトログラフィー式の印刷機の場合)または磁気潜像(マグネトグラフィー式の印刷機の場合)がトナー(たとえば液体トナーまたは乾燥トナー)により着色される。そうして生じるトナー像は、電界および/または磁界の作用下で、直接に像担持体からまたは間接に転写箇所において記録担持体へ転写される。
高い印刷品質を達成するために、トナー像は転写箇所においてできるだけ完全に像担持体(たとえば転写ローラ)から記録担持体へ転写されることが望ましい。この場合、転写箇所におけるトナー像の転写は、通常は、転写箇所の特性に依存する。
欧州特許出願公開第1351100号明細書、特開2007−041124号公報、米国特許出願公開第2006/0019189号明細書、米国特許第8891988号明細書、特開2013−040987号公報において、印刷像が光導電体ドラムから転写ベルトへ転移される印刷システムが記述されている。印刷システムは、転写ベルトの裏面側にそれぞれ転写ローラを有し、この転写ローラは、光導電体ドラムに対してずらして配置されている。
本文献は、トナー像の転写の品質を向上させる、転写箇所の幾何学上の配置を提供する技術課題に取り組んでいる。
この課題は、独立請求項の構成により解決される。好適な態様は、とりわけ従属請求項に記述されている。
1つの態様によれば、トナーベースの印刷機の印刷部に用いられる転写ステーションが記述されている。この転写ステーションは、転写箇所において、トナーにより着色された印刷像を、印刷像担持体から記録担持体へ転写するように調整された印刷像担持体を有する。この場合、印刷像担持体は、印刷像ローラを含む。
さらに、転写ステーションは、記録担持体を、転写箇所において、印刷像担持体に対して、特に印刷像ローラに対して押圧するように調整された対向圧ローラを有する。この場合、記録担持体は、転写ステーションを通る搬送方向を有する。対向圧ローラの回転軸線は、搬送方向で、印刷像ドラムの回転軸線の下流側に配置されている。そうして、トナー像の転写の品質を向上させることができる。
1つの別の態様によれば、記録担持体に印刷する方法が記述されている。この方法は、印刷像担持体と対向圧ローラとの間の転写箇所への記録担持体の案内を含み、記録担持体は、まず印刷像担持体と接触し、これに続いて対向圧ローラと接触する。さらに、方法は、印刷像担持体から記録担持体への、トナーにより着色された印刷像の転写を含む。その上、方法は、転写箇所から離れる記録担持体の案内を含み、記録担持体は、まず印刷像担持体との接触を失い、これに続いて対向圧ローラとの接触を失う。
1つの態様によれば、トナーベースの印刷機に用いられる印刷部が記述されている。印刷部は、本文献に記述された転写ステーションを有する。
1つの別の態様によれば、記録担持体に印刷する印刷機が記述されている。この印刷機は、相前後して、対応する複数のトナーベースの印刷像を記録担持体の第1面(たとえば表面)に印刷するように調整された複数の印刷部を有する。この場合、印刷機は、記録担持体の第1面(つまり印刷が施される面)が、複数の印刷部のうちの最初の印刷部の入口と複数の印刷部のうちの最後の印刷の出口との間で、複数の印刷部の転写ステーションの印刷像担持体とだけ接触するように、構成されている。したがって、印刷機は、印刷像を損傷し得る、記録担持体の第1面との他の接触箇所を有しない。特に、印刷機は、記録担持体の第1面上の印刷像を損傷し得る他の変更箇所(たとえば変向ローラ)を有しない。記録担持体の必要な引張り応力は、転写ステーションにおける印刷像ドラムの回転軸線と対向圧ローラの回転軸線とのずれにより、生じさせることができる。
以下に、概略的な図面に基づいて、本発明の実施の形態を詳説する。
図1によれば、記録担持体20に印刷する例示的なデジタル印刷機10が、1つまたは複数の印刷部11a〜11d,12a〜12dを有する。印刷部11a〜11d,12a〜12dは、トナー像(印刷像20’、図2参照)を記録担持体20に印刷する。記録担持体20として、図示のように、ウェブ状の記録担持体20を、ロール21から、繰出し装置22を用いて繰り出し、第1の印刷部11aに連続的に供給することができる。定着ユニット30において、印刷像20’は、記録担持体20上に定着される。続いて、記録担持体20は、巻取り装置27を用いて、ロール28に巻き取ることができる。そのような構造は、ロールtoロール印刷機とも称される。図1に示された例示的なデジタル印刷機10の詳細は、独国特許発明第102013201549号明細書、これに対応する特開2014−149526号公報および米国特許出願公開第2014/0212632号明細書に記述されている。これらの文献は、援用により本発明に含まれるものとする。
印刷部11,12の原理的な構造は、図2に示されている。図2に示された印刷部は、電子写真原理に基づいており、そこでは、光電式の像担持体(特に光導電体101)が、液体現像剤または液体トナーを用いて、帯電されたトナー粒子により着色され、そうして生じるトナー像が、記録担持体20に転写される。印刷部11,12は、主に電子写真ステーション100と現像ステーション110と転写ステーション120とから成っている。
電子写真ステーション100の主要部分は、上面に光電層(いわゆる光導電体)を有する光電的な像担持体である。光導電体は、ここではドラム(光導電体ドラム101)として構成されていて、硬い表面を有する。光導電体ドラム101は、回動して、印刷像20’を形成するための様々な要素の傍を通過する(矢印方向の回動)。
電子写真ステーション100は、キャラクタジェネレータ109を有する。キャラクタジェネレータ109は、潜像を光導電体101に形成する。潜像に、現像ステーション110により、トナー粒子が着肉され、これにより、着色された像が形成される。そのために、現像ステーション110は、回動する現像ローラ111を有する。現像ローラ111は、液体現像剤の層を、光導電体101に近付ける。
着色された像は、光導電体ドラム101とともに、第1の転写箇所まで回動する。第1の転写箇所では、着色された像が、転写ローラ121にほぼ完全に転移される。記録担持体20は、搬送方向20’’に、転写ローラ121と対向圧ローラ126との間を通って走行する。接触領域(ニップ)は、トナー像が記録担持体20に転写される第2の転写箇所を形成する。記録担持体20は、紙、板紙、厚紙、金属、プラスチックおよび/またはその他の適当な印刷可能な材料から形成されてもよい。図2に示された例示的な印刷部11,12のさらなる詳細は、独国特許発明第102013201549号明細書、これに対応する特開2014−149526号公報および米国特許出願公開第2014/0212632号明細書に記述されている。
特に、液体トナーまたは液体現像剤を使用するとき、転写ローラ121から記録担持体20(特に厚紙)へのトナーの転写が不十分になることがある。この場合、トナー転写は、主に電界により引き起こされる。電界は、転写ローラ121と対向圧ローラ126との間のローラニップにおいて、トナーに(つまり帯電されたトナー粒子に)作用する。電界は、トナーがローラニップ内で転写ローラ121から剥がされて、記録担持体20の表面に押し付けられることを惹起する。そのような電気的作用の他に、流動作用および吸着作用が、液体トナーおよびトナー粒子の移動を引き起こし、そうしてトナー転写に影響を与える。
転写ローラ121と記録担持体20との間のできるだけ長い接触ゾーン(搬送方向20’’で)によりトナー転写の改善が可能であることが判っている。長い接触ゾーンまたは長いローラニップは、対向圧ローラ126と転写ローラ121との間の比較的高い圧着力と、転写ローラ121の比較的軟質の(したがって通常は敏感な)被覆の使用とにより生じさせることができる。さらに、トナー転写は、通常は、ローラニップにおける電界の電界強度の増加により改善することができる。そのために、転写ローラ121と対向圧ローラ126との間に印加される電位差を高めることができる。
トナー転写の品質に関する別の要因として、転写ローラ121と記録担持体20との間の転写箇所(つまりローラニップ)の縁領域(つまり進入領域および退出領域)の特性が判明している。特に、ローラニップ(分離ゾーンとも称することができる)の退出領域における電界の比較的高い電界強度によりトナー転写の品質の向上が可能であることが認められた。
図3のaは、複数の印刷部11を有する印刷機10を通る記録担持体の走行経過を側面図で示している。転写ローラ121は、通常は、対向圧ローラ126に対して対称に配置されている。特に、転写ローラ121の回転軸線と対向圧ローラ126の回転軸線との間の接続線は、たいてい、記録担持体20の搬送方向20’’に対して垂直に位置する。その結果として、ローラニップ310の進入領域311および退出領域313における記録担持体20に対する転写ローラ121の接触箇所と、ローラニップ310の進入領域311および退出領域313における対向圧ローラ126に対する記録担持体20の接触箇所とは、特に変向ローラ301が使用されないときには、たいてい、ほぼ同一に構成されている(図3のb参照)。
図3のaにおいて、記録担持体20が隣り合う2つの印刷部11の間で、たいてい、水平に案内されることが看取される。場合により、2つの印刷部11の間にテンションローラ301を配置してもよい。テンションローラ301は、記録担持体20にテンションを与えるために使用することができ、これにより、複数の印刷部11を通る記録担持体20の均等な走行が保証される。テンションローラ301により引き起こされる、水平の走行経過からの記録担持体20の走行経過の差異が図3のaにおいて増大して示されている。通常は、テンションローラ301の使用時、ローラニップ310の進入領域311における進入角度302および/またはローラニップ310の退出領域313における退出角度303は、約4°以下である。
図3のbは、入口にテンションローラ301を有さず、出口にテンションローラ301を有する印刷部11における記録担持体20の走行経過を示している。したがって、記録担持体20は、ローラニップ(つまり転写箇所)310の進入領域311においてほぼ水平である(ほぼ0°の進入角度302を有する)。図3のbは、さらにローラニップ310の中央領域312を示しており、中央領域312では、転写ローラ121と記録担持体20との間の接触だけではなく、記録担持体20と対向圧ローラ126との間の接触も存在する。その他に、図3のbは、ローラニップ310の退出領域313を示しており、退出領域313では、記録担持体20は、テンションローラ301に基づいて、水平線に対して約4°の退出角度303を成してローラニップ310から離れる。
図3のbから、進入領域311において、転写ローラ121と記録担持体20との間の転写ローラ接触が、記録担持体20と対向圧ローラ126との間の対向圧ローラ接触に対してほぼ同時に行われることが看取される。退出領域313では、状況は同様である。これにより、ローラニップ310における電界の形成または解消が不意の変動にさらされるようになる。特に、不意に、転写ローラ接触が対向圧ローラ接触の前に形成されるまたは解消されることがあり、これにより、まず対向圧ローラ接触が、その次に転写ローラ接触が形成されるまたは解消されるとき、進入領域311または退出領域313において別の電界が生じるようになる。
このような不意の変動は、記録担持体20の精密なウェブ調整、つまりテンションが与えられた記録担持体20の精密な案内により低減することができる。ただし、進入領域311では、通常は、転写ローラ121の表面速度は、ウェブ状の記録担持体20の速度よりも小さい。これにより、転写ローラ接触と対向圧ローラ接触との形成がほぼ同時の場合、ローラニップ310の進入領域311において記録担持体20のせん断が生じる。
総じて、図3のbに示されたローラニップ310の態様では、記録担持体20上の印刷像に種々のアーチファクトが生じ、たとえば不完全なトナー転写、局所的にそれぞれ異なる着色(色むら、モットリング)、印刷像のぼやけなどの印刷像障害(つまりトナーが転移されるべきではない領域における側方のトナー連行)および/または誤って、トナーにより覆われていない記録担持体20上の欠損箇所が生じる。この種のアーチファクトは、特に、ローラニップ310の進入領域311におけるせん断効果に基づいて生じ得る。本文献に記述された構成手段は、記録担持体20のせん断(ずれ)を、ローラニップ310の、進入領域311の下流側に位置する内側領域312に移して、これにより、印刷像におけるアーチファクトを低減することを可能にする。
図4のaおよびbは、印刷部11の所定の転写ステーション120を具体的に示しており、この転写ステーション120により、ローラニップ310の進入領域311および/または退出領域313の規定された特性が実現される。図4のaおよびbにおいて看取されるように、転写ローラ121の回転軸線と対向圧ローラ126の回転軸線との接続線がもはや記録担持体20の(平均的な)搬送方向20’’に対して垂直に転写ステーション120を通って延在しないように、転写ステーション120の転写ローラ121と対向圧ローラ126とが互いに対して配置されていることが看取される。特に、対向圧ローラ126の回転軸線は、搬送方向20’’で転写ローラ121の回転軸線の下流側に位置する。
転写ローラ121および対向圧ローラ126のこのような配置により、記録担持体20は、テンションローラ301を使用することなくテンションを与えることができる。これは、記録担持体20の表面上の、定着されない印刷像が、もはやテンションローラ301の表面により損傷されることがないので有利である。
別の利点が図4のbにおいて明らかである。特に、ローラニップ310の進入領域311において、転写ローラ接触が、確実に、時間的に対向圧ローラ接触の前に行われることが判る。さらに、退出領域313において、転写ローラ接触が、確実に、時間的に対向圧ローラ接触の前に解消される。したがって、ローラニップ310の進入領域311および/または退出領域313は、規定された関係を有し、もはや不意の変動にさらされない。
図4のbに示された配置により、特に退出領域313において、転写ローラ121が記録担持体20から分離される時点で、引き続き高い電界強度を有する電界が存在することを保証することができる。記録担持体20がこの時点で引き続き対向圧ローラ126と接触しているからである。そうして、電界により、確実なトナー転写を確保することができる。特に、電界により、記録担持体20から転写ローラ121へのトナーの戻り転写を回避することができる。
したがって、(搬送方向20’’に下流側へ)ずらされた対向圧ローラ126により、進入領域311および退出領域313における転写ローラ接触および対向圧ローラ接触の形成または解消の時点の明確な分離を生じさせることができる。特に、記録担持体20が進入領域311においてまず転写ローラ121に対して接触し、これに続いて対向圧ローラ126に対して接触するようにすることができる。そうして、進入領域311におけるせん断力を低減することができる。さらに、退出領域313において、記録担持体20は、まず転写ローラ121から分離されるので、可能な限り強い電界により、完全なトナー転写が保証されるようにすることができる。さらに、対向圧ローラ126のずれにより、転写ローラ121の巻掛けひいてはローラニップ310の長さ(搬送方向20’’で)を増大させることができ、これは、トナー転移の効率の向上をもたらす。他方、ローラニップ310の、内在するより大きな長さに基づいて、対向圧ローラ126と転写ローラ121との間の圧着力を低減することができ、これにより、ローラニップ310におけるせん断力を低減することができる。
通常は、転写ステーション120において、比較的軟質の転写ローラ121(たとえば表面にエラストマ層を有する)および比較的硬質の対向圧ローラ126が使用される。その結果として、転写ローラ121へ向けて配向されたローラニップ310が生じる。他方、比較的硬質の転写ローラ121および比較的軟質の対向圧ローラ126を使用してもよく、その結果として、対向圧ローラ126へ向けて配向されたローラニップ310が生じる。本文献に記述された構成手段は、両方のケースに適用可能である。
したがって、本文献において、トナーベースの印刷機10の印刷部11に用いられる転写ステーション120が記述されている。この場合、転写ステーション120は、転写箇所310(つまりローラニップ)においてトナーにより着色された印刷像を印刷像担持体121から記録担持体20へ転写するように調整された印刷像担持体121を有する。この場合、印刷像担持体121は、印刷像ローラ121を有する。特に、印刷像担持体121は、印刷像を直接に印刷像ローラ121の表面上で転写箇所310に近付けるように調整された印刷像ローラ121(たとえば転写ローラ121または光導電体101)を有してもよい。この場合、印刷像は、転写箇所310において、直接に印刷像ローラ121の表面から記録担持体20へ転写される。択一的に、印刷像担持体121は、印刷像を転写箇所310に近付ける印刷像ベルトを有してもよい。この場合、印刷像ローラ121は、印刷像ベルトを転写箇所310において記録担持体20に押圧して、これにより記録担持体20への印刷像の転写が補助されるように使用することができる。好適な例では、印刷像担持体121は、本文献に記述された転写ローラ121に相当する。
さらに、転写ステーション120は、記録担持体20を転写箇所310において印刷像ローラ121に対して押圧するように調整された対向圧ローラ126を有する。記録担持体20は、ウェブ状であってもよく、連続的に転写ステーションに供給することができる。
したがって、記録担持体20は、印刷像担持体121(特に印刷像ローラ121)と対向圧ローラ126との間を通って案内される。この場合、記録担持体20は、特定の搬送方向20’’で転写ステーション120を通って案内される。この場合、転写ステーション120を通る記録担持体20の搬送方向20’’は、通常は、印刷部11および/または印刷機10が配置された床部に対して水平または平行の方向に相当する。転写ステーション120を通る記録担持体20の搬送方向20’’を特定するために、記録担持体20が転写ステーション120(または印刷部11)に進入する第1の地点を求め、そして、記録担持体20が転写ステーション120(または印刷部11)から退出する第2の地点を求めることができる。第1の地点と第2の地点との接続線は、転写ステーション120を通る記録担持体20の(場合により平均的な)搬送方向20’’を示してもよい。
印刷像ローラ121および対向ドラム126は、対向ドラム126の回転軸線が搬送方向20’’で印刷像ローラ121の回転軸線の下流側に配置されるように、配置することができる。特に、対向圧ローラ126の回転軸線は、印刷像ローラ121の回転軸線の下流側に配置することができ、両方の回転軸線の間の搬送方向20’’の距離と両方の回転軸線の間の直接の距離との比が5%以上、10%以上、15%以上または20%以上である。印刷像ローラ121の回転軸線と対向圧ローラ126の回転軸線とのずれにより、トナー転写の品質を向上させることができる。さらに、このようなずれにより、記録担持体20にテンションを与えることができ、これは、印刷機10を通る記録担持体20の案内を改善する。
例示的な構造では、印刷像ローラ121は、90mmの半径を有し、対向圧ローラは、45mmの半径を有する。対向圧ローラ126の回転軸線は、搬送方向20’’でたとえば10mm以上印刷像ローラ121の回転軸線の下流側に配置してもよい。この場合、回転軸線の間の直接の距離は、135mmよりも幾分か大きく、搬送方向20’’の距離(つまり10mm)と直接の距離との比は、約7%である。
印刷像担持体121上の印刷像は、液体トナーにより着色することができ、この場合、液体トナーは、(場合により帯電された)トナー粒子と液体キャリアとを含む。この文献に記述された印刷像ローラ121と対向圧ローラ126とのずれは、とりわけ液体トナーの使用に際して有利である、ずれにより、転写箇所310(ローラニップ)における液体トナーの流れ特性をより良好にコントロールすることができるからである。
転写ステーションは、印刷像担持体121(特に印刷像ローラ121)と対向圧ローラ126との間に電位差を形成するように調整された電圧源を有してもよい。電圧源を制御して、転写箇所における特定の電界強度および/または印刷像担持体121と対向圧ローラ126との間における特定の電流を調整することができる。さらに、印刷像のトナー(特に液体トナーのトナー粒子)を、印刷像担持体121上で帯電することができる。したがって、電界の作用によりトナー転写を補助することができる。印刷像ローラ121と対向圧ローラ126とのずれは、電気的に補助されるトナー転写にとって特に有利である。ずれが、転写箇所310(特に転写箇所310の退出領域313)における電界のコントロールの改善を可能にするからである。
転写箇所310は、通常は、記録担持体20が印刷像の転写後に転写箇所310から離れる退出領域313を有する。対向圧ローラ126の回転軸線は、印刷像ローラ121の回転軸線の下流側に配置することができ、退出領域313において、印刷像担持体121と記録担持体20との間の印刷像担持体接触が、時間的に、記録担持体20と対向圧ローラ126との間の対向圧ローラ接触の前に終了する。この場合、特に、印刷像担持体接触は、予め規定された最小時間長さだけ対向圧ローラ接触の前に終了することができる。このような順序により、特に電界の使用時に、転写箇所310の出口において記録担持体20から印刷像担持体121へのトナーの戻り転写が行われないことを保証することができる。
転写箇所310は、記録担持体20が印刷像の転写前に転写箇所310に近付く進入領域311を有することができる。対向圧ローラ126の回転軸線は、印刷像ローラ121の回転軸線の下流側に配置することができ、進入領域311において、印刷像担持体121と記録担持体20との間の印刷像担持体接触が、時間的に、記録担持体20と対向圧ローラ126との間の対向圧ローラ接触の前に形成される。この場合、印刷像担持体接触は、予め規定された最小時間長さだけ対向圧ローラ接触の前に形成することができる。このような順序により、転写箇所310の進入領域311における機械的なせん断作用を低減することができ、ひいてはトナー転写の品質を向上させることができる。
記録担持体20の1つの地点は、転写箇所310を所定の通走時間長さで通走することができる。最小時間長さと通過時間長さとの間の比は、5%、10%またはそれ以上であってもよい。したがって、印刷像ローラ121と対向圧ローラ126との間のずれは、転写箇所310の進入領域311または退出領域313における接触形成または接触解消の時間的に確実な分離を生じさせることができる。したがって、ずれは、トナー転写の品質の確実な向上を可能にする。
さらに、本文献には、記録担持体20に印刷する印刷機が記述されている。この印刷機10は、相前後して、対応する複数のトナーベースの印刷像を記録担持体20の第1面(特に上面または表面)に印刷するように調整された複数の印刷部11を有する。この場合、印刷機10は、たとえば3つ以上の(たとえば7つまでの)印刷部11を有してもよい。
複数の印刷部11は、それぞれ、本文献に記述された、対向圧ローラ126に対してずらして配置された印刷像ローラ121を有する転写ステーション120を備える。
印刷機10は、記録担持体20の第1面が、複数の印刷部11のうちの最初の印刷部11の入口と複数の印刷部11のうちの最後の印刷部11の出口との間で、複数の印刷部11の転写ステーションの印刷像担持体121とだけ接触する(そして、特にテンションローラ301と接触しない)ように、構成することができる。上述のように、これは、印刷像ローラ121と対向圧ローラ126との間のずれにより可能になる。
択一的または補足的に、印刷像ローラ121および対向圧ローラ126は、それぞれ、記録担持体20が複数の印刷部11のうちの隣り合う2つの印刷部11の間で水平線に対して特定の角度302,303(0°より大きい)を成して延在するように、複数の印刷部11の転写ステーションに配置することができる。そうして、記録担持体20が印刷機10の内側で十分な引張り応力を有することを保証することができる。
対向圧ローラ126の回転軸線が搬送方向20’’で印刷像ローラ121の回転軸線の下流側にずらされることにより、(図4に示されているように)進入領域311における、記録担持体20が転写箇所310に進入する地点よりも所定の高さの差だけ高く位置する、退出領域313における地点で、記録担持体20は、転写箇所310から離れるようになる。この高さの差により、隣り合う2つの印刷部11の間の記録担持体の上述の斜めの走行経過を生じさせることができる。
たとえば、転写箇所310は、搬送方向20’’で約6mmの長さを有してもよい。搬送方向20’’で回転軸線を約10mm(90mmの印刷像ローラ121の半径および45mmの対向圧ローラ126の半径の場合)ずらすことにより、約0.5mmの高さの差を生じさせることができる。したがって、転写箇所の長さに対する高さの差の比は、約8%である。したがって、対向圧ローラ126の回転軸線は、搬送方向20’’で印刷像ローラ121の下流側に配置することができ、転写箇所310の長さに対する記録担持体20の高さの差の比は、5%、10%またはそれ以上である。
図5は、記録担持体20に印刷する例示的な方法500のフローチャートを示している。方法500は、印刷像担持体121と対向圧ローラ126との間の転写箇所310への記録担持体20の案内501を含む。この場合、記録担持体20がまず印刷像担持体121と接触し、これに続いて(たとえば最小時間長さの後で)対向圧ローラ126と接触するように、記録担持体20を案内することができる。そうして、転写箇所310の入口におけるせん断作用を低減することができる。
方法500は、転写箇所における、印刷像担持体121から記録担持体20への、トナーにより着色された印刷像の転写502をさらに含む。転写502は、好適には、電界の作用下で行うことができる。
さらに、方法500は、転写箇所310から離れる記録担持体20の案内503を含む。この場合、記録担持体20がまず印刷像担持体121との接触を失い、これに続いて対向圧ローラ126との接触を失うように、記録担持体20を案内することができる。そうして、記録担持体20から印刷像担持体121へのトナーの戻り転写を阻止することができる(特に電界の作用時)。
本文献に記述された、転写ステーション120における印刷像ローラ121と対向圧ローラ126との配置により、多くの利点を生じさせることができる。搬送方向20’’のローラニップ310の長さを増大させることができ、これは、トナー転写効率を改善する。さらに、ローラニップ310の入口311におけるせん断力を低減することができる。そうして、品質を低下させる不都合な影響を低減することができる。特に、液体トナーのメニスカスは、ローラニップ310の入口311において、ローラニップ310の中側312よりも、容易に、迅速にかつ長い距離を移動することができる。さらに、印刷像ローラ121および対向圧ローラ126のこの配置により、ローラニップ310の特定の目標長さの達成に必要な圧着力を低減することができる。そうして、たわみ効果を回避することができる。さらに、この配置により、ローラニップ310の出口313における確実な電界を保証することができる。さらに、この配置により、記録担持体20の表面との追加的な接触がない、記録担持体20の真っ直ぐな走行を実現することができる。その上、印刷像ローラ121と対向圧ローラ126とのずれは、入口および出口における分離角度302,303の変化を可能にし、これにより、メニスカス長さの低減をもたらすことができる。さらに、記述された配置により、転写プロセスの品質を向上させることができ、印刷機10の他の使用範囲が実現される(たとえば別のタイプの記録担持体20に用いる)。
10 デジタル印刷機
11,11a〜11d 印刷部(表面)
12,12a〜12d 印刷部(裏面)
20 記録担持体
20’ 印刷像(トナー)
20’’ 記録担持体の搬送方向
21 ロール(入口)
22 繰出し装置
23 調整部
24 反転ユニット
25 レジスタユニット
26 引張り部
27 巻取り装置
28 ロール(出口)
30 定着ユニット
40 空調モジュール
50 エネルギ供給部
60 コントローラ
70 液体管理部
71 液体制御ユニット
72 貯蔵容器
100 電子写真ステーション
101 像担持体(光導電体、光導電体ドラム)
102 除去光
103 クリーニング装置(光導電体)
104 ドクタ(光導電体)
105 収集容器(光導電体)
106 帯電装置(コロトロン)
106’ ワイヤ
106’’ シールド
107 導入空気通路(給気)
108 導出空気通路(排気)
109 キャラクタジェネレータ
110 現像ステーション
111 現像ローラ
112 貯蔵チャンバ
112’ 液体供給路
113 プレチャンバ
114 電極セグメント
115 調量ローラ(現像ローラ)
116 ドクタ(調量ローラ)
117 クリーニングローラ(現像ローラ)
118 ドクタ(現像ローラのクリーニングローラ)
119 収集容器(液体現像剤)
119’ 液体排出路
120 転写ステーション
121 印刷像ローラを有する印刷像担持体(特に転写ローラ)
122 クリーニングユニット(湿式チャンバ)
123 クリーニングブラシ(湿式チャンバ)
123’ クリーニング液体供給路
124 クリーニングローラ(湿式チャンバ)
124’ クリーニング液体排出路
125 ドクタ
126 対向圧ローラ
127 クリーニングユニット(対向圧ローラ)
128 収集容器(対向圧ローラ)
128’ 液体排出路
129 帯電ユニット(転写ローラに設けられたコロトロン)
301 テンションローラ
302,303 角度
310 ローラニップ/転写箇所
311 進入領域
312 中央領域
313 退出領域
500 記録担持体に印刷する方法
501,502,503 方法ステップ
11,11a〜11d 印刷部(表面)
12,12a〜12d 印刷部(裏面)
20 記録担持体
20’ 印刷像(トナー)
20’’ 記録担持体の搬送方向
21 ロール(入口)
22 繰出し装置
23 調整部
24 反転ユニット
25 レジスタユニット
26 引張り部
27 巻取り装置
28 ロール(出口)
30 定着ユニット
40 空調モジュール
50 エネルギ供給部
60 コントローラ
70 液体管理部
71 液体制御ユニット
72 貯蔵容器
100 電子写真ステーション
101 像担持体(光導電体、光導電体ドラム)
102 除去光
103 クリーニング装置(光導電体)
104 ドクタ(光導電体)
105 収集容器(光導電体)
106 帯電装置(コロトロン)
106’ ワイヤ
106’’ シールド
107 導入空気通路(給気)
108 導出空気通路(排気)
109 キャラクタジェネレータ
110 現像ステーション
111 現像ローラ
112 貯蔵チャンバ
112’ 液体供給路
113 プレチャンバ
114 電極セグメント
115 調量ローラ(現像ローラ)
116 ドクタ(調量ローラ)
117 クリーニングローラ(現像ローラ)
118 ドクタ(現像ローラのクリーニングローラ)
119 収集容器(液体現像剤)
119’ 液体排出路
120 転写ステーション
121 印刷像ローラを有する印刷像担持体(特に転写ローラ)
122 クリーニングユニット(湿式チャンバ)
123 クリーニングブラシ(湿式チャンバ)
123’ クリーニング液体供給路
124 クリーニングローラ(湿式チャンバ)
124’ クリーニング液体排出路
125 ドクタ
126 対向圧ローラ
127 クリーニングユニット(対向圧ローラ)
128 収集容器(対向圧ローラ)
128’ 液体排出路
129 帯電ユニット(転写ローラに設けられたコロトロン)
301 テンションローラ
302,303 角度
310 ローラニップ/転写箇所
311 進入領域
312 中央領域
313 退出領域
500 記録担持体に印刷する方法
501,502,503 方法ステップ
Claims (10)
- トナーベースの印刷機(10)の印刷部(11)に用いられる転写ステーションであって、
当該転写ステーション(120)は、
転写箇所(310)においてトナーにより着色された印刷像を印刷像担持体(121)から記録担持体(20)へ転写するように調整された印刷像担持体(121)であって、該印刷像担持体(121)は、印刷像ローラ(121)を含み、前記トナーは帯電されている、印刷像担持体(121)と、
前記記録担持体(20)を前記転写箇所(310)において前記印刷像ローラ(121)に対して押圧するように調整された対向圧ローラ(126)と、
前記印刷像担持体(121)と前記対向圧ローラ(126)との間に電位差を形成するように調整された電圧源と、
を備え、
前記対向圧ローラ(126)は、前記印刷像ローラ(121)に対して比較的硬質であり、前記転写箇所(310)において、前記対向圧ローラ(126)と前記印刷像ローラ(121)との間にローラニップが形成され、
前記ローラニップは、中央領域(312)を含み、当該中央領域(312)で、前記印刷像担持体(121)と前記記録担持体(20)との間の印刷像担持体接触と、前記記録担持体(20)と前記対向圧ローラ(126)との間の対向圧ローラ接触とが形成され、
前記ローラニップは、退出領域(313)を含み、当該退出領域(313)で、前記記録担持体(20)が印刷像の転写後に前記ローラニップから離れ、
前記記録担持体(20)は、所定の搬送方向(20’’)で、当該転写ステーション(120)を通って案内され、
前記対向圧ローラ(126)の回転軸線は、前記搬送方向(20’’)で前記印刷像ローラ(121)の回転軸線の下流側に配置されていて、前記退出領域(313)において、前記印刷像担持体(121)と前記記録担持体(20)との間の印刷像担持体接触が、前記搬送方向(20’’)で前記記録担持体(20)と前記対向圧ローラ(126)との間の対向圧ローラ接触の上流側で終了し、前記印刷像担持体(121)と前記記録担持体(20)との間の印刷像担持体接触が終了するとき、引き続き電界が前記記録担持体(20)に作用する、
ことを特徴とする、トナーベースの印刷機の印刷部に用いられる転写ステーション。 - 前記対向圧ローラ(126)の回転軸線は、前記搬送方向(20’’)で前記印刷像ローラ(121)の回転軸線の下流側に配置されていて、両方の前記回転軸線の間の距離と両方の前記回転軸線の間の直接の距離との比が5%以上、10%以上、15%以上または20%以上である、請求項1記載の転写ステーション。
- 前記ローラニップは、進入領域(311)を含み、当該進入領域(311)で、前記記録担持体(20)が印刷像の転写前に前記ローラニップに進入し
前記対向圧ローラ(126)の回転軸線は、前記印刷像ローラ(121)の回転軸線の下流側に配置されていて、前記進入領域(311)において、前記印刷像担持体(121)と前記記録担持体(20)との間の印刷像担持体接触が、前記搬送方向(20’’)で前記記録担持体(20)と前記対向圧ローラ(126)との間の対向圧ローラ接触の上流側に形成される、請求項1または2記載の転写ステーション。 - 前記進入領域(311)において、印刷像担持体接触は、予め規定された最小時間長さだけ対向圧ローラ接触の前に形成され、かつ/または、
前記退出領域(313)において、印刷像担持体接触は、予め規定された最小時間長さだけ対向圧ローラ接触の前に終了し、
前記記録担持体(20)の1つの地点が、前記ローラニップを、所定の通走時間長さで通走し、
最小時間長さと通走時間長さとの間の比は、5%、10%またはそれ以上である、
請求項1から3までのいずれか1項記載の転写ステーション。 - 前記印刷像担持体(121)上で印刷像が液体トナーにより着色され、
液体トナーは、トナー粒子と液体キャリアとを含む、
請求項1から4までのいずれか1項記載の転写ステーション。 - 前記記録担持体(20)は、ウェブ状であり、かつ連続的に転写ステーションに供給される、請求項1から5までのいずれか1項記載の転写ステーション。
- 記録担持体(20)に印刷する印刷機であって、
当該印刷機(10)は、相前後して、対応する複数のトナーベースの印刷像を前記記録担持体(20)の第1面に印刷するように調整された複数の印刷部(11)を備え、
複数の前記印刷部(11)は、それぞれ請求項1から6までのいずれか1項記載の転写ステーション(120)を有し、
前記記録担持体(20)の第1面が、複数の前記印刷部(11)のうちの最初の印刷部(11)の入口と複数の前記印刷部(11)のうちの最後の印刷部(11)の出口との間で、複数の前記印刷部(11)の転写ステーションの印刷像担持体(121)とだけ接触する、
ことを特徴とする、記録担持体に印刷する印刷機。 - 記録担持体(20)に印刷する方法であって、
当該方法(500)は、
印刷像担持体(121)の印刷像ローラ(121)と対向圧ローラ(126)との間の転写箇所(310)への記録担持体(20)の案内(501)を含み、その際、前記対向圧ローラ(126)は、前記印刷像ローラ(121)に対して比較的硬質であり、前記転写箇所(310)において、前記印刷像ローラ(121)と前記対向圧ローラ(126)とがローラニップを形成し、前記記録担持体(20)がまず前記印刷像担持体(121)との印刷像担持体接触を形成し、これに続いて前記対向圧ローラ(126)との対向圧ローラ接触を形成するように、前記記録担持体(20)を前記ローラニップに案内し、
前記印刷像ローラ(121)と前記対向圧ローラ(126)との間の電界の作用下での、前記ローラニップにおける、トナーにより着色された印刷像の、前記印刷像担持体(121)から前記記録担持体(20)への転写(502)を含み、その際、トナーは帯電されており、前記ローラニップの中央領域(312)において、前記印刷像担持体(121)と前記記録担持体(20)との間の印刷像担持体接触だけではなく前記記録担持体(20)と前記対向圧ローラ(126)との間の対向圧ローラ接触も存在し、
前記ローラニップからの前記記録担持体(20)の案内(503)を含み、前記記録担持体(20)は、まず印刷像担持体(121)との印刷像担持体接触を失い、これに続いて前記対向圧ローラ(126)との対向圧ローラ接触を失い、前記印刷像担持体(121)と前記記録担持体(20)との間の印刷像担持体接触が終了するとき、引き続き電界が前記記録担持体(20)に作用する、
ことを特徴とする、記録担持体に印刷する方法。 - 記録担持体(20)に印刷する印刷機であって、
当該印刷機(10)は、相前後して、対応する複数のトナーベースの印刷像を前記記録担持体(20)の第1面に印刷するように調整された複数の印刷部(11)を備え、
複数の前記印刷部(11)は、それぞれ、請求項1から6までのいずれか1項記載の転写ステーション(120)を有し、
前記記録担持体(20)の第1面が、複数の前記印刷部(11)のうちの最初の印刷部(11)の入口と複数の前記印刷部(11)のうちの最後の印刷部(11)の出口との間で、複数の前記印刷部(11)の転写ステーションの印刷像担持体(121)とだけ接触する、
ことを特徴とする、記録担持体に印刷する印刷機。 - 記録担持体(20)に印刷する方法であって、
当該方法(500)は、
印刷像担持体(121)と対向圧ローラ(126)との間の転写箇所(310)への前記記録担持体(20)の案内(501)を含み、前記記録担持体(20)がまず印刷像担持体(121)と接触し、これに続いて対向圧ローラ(126)と接触し、
転写箇所における、前記印刷像担持体(121)から前記記録担持体(20)への、トナーにより着色された印刷像の転写(502)を含み、
前記転写箇所(310)から離れる、前記記録担持体(20)の案内(503)を含み、前記記録担持体(20)がまず前記印刷像担持体(121)との接触を失い、これに続いて前記対向圧ローラ(126)との接触を失う、
ことを特徴とする、記録担持体に印刷する方法。
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