JP2017077561A - 加工装置、及び、加工品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1に記載の加工装置は、長尺物のワークを固定ロールの回転により揺動アームに供給すると共に、その揺動アームをモータによって軸周りに揺動している。この加工装置は、固定ロールによりワークが揺動アームに供給される速度(速さおよび方向)と、揺動アームの端部の速度(速さおよび方向)とが一致したとき、揺動アームと一緒に揺動しているワークに対し、揺動アームに設置したパンチにより穴あけ加工を行っている。
また、この加工装置は、揺動アームとワークとが一緒に揺動している状態でワークに加工を行っているため、揺動アーム、パンチおよびワークに対して振動または空気圧等が伝わることが考えられる。そのため、この加工装置は、ワークに対し正確な加工を行うことが困難になるおそれがある。
また、カムは、カム曲線が変形等速度曲線となるプロファイルを有するので、伝達部が送り部を移動する速度と、送り部がワークを送る速度とを、一定時間、逆向きで且つ同一の速さとすることが可能である。そのため、第1移動動作の途中の所定時間に、加工部におけるワークの絶対速度が0になる。したがって、この加工装置は、ワークに対し正確に高速加工を行うことができる。
この製造方法により、ワークに対し高速加工を行うことができる。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を図1〜図6に示す。第1実施形態の加工装置1は、ワークとしての線材2の加工を行うものである。この加工装置1は、送り部10、カム20、伝達部30、カム用モータ40および加工部50等を備えている。これらの構成は、設置台60に取り付けられている。
送り部10は、第1ローラー11、第2ローラー12、可動台13、第1プーリー14、第2プーリー15、ベルト16および送り部用モータ17などを有する。
第1ローラー11と第2ローラー12とは、可動台13に対して回転可能に設けられている。第1ローラー11と第2ローラー12との間に線材2が挟み込まれている。
可動台13は、設置台60に設けられたレール131に取り付けられている。レール131は、線材2の送り方向と平行に延びている。そのため、可動台13は、送り方向およびその逆方向へ往復移動可能である。
第1プーリー14は、第1ローラー11の回転軸111に固定され、第1ローラー11と共に回転する。第1ローラー11の回転軸111は、設置台60に設けられた長穴61を挿通している。
第2プーリー15は、第1プーリー14から離れた位置に設けられている。第2プーリー15には、送り部用モータ17からトルクが与えられる。
ベルト16は、第1プーリー14と第2プーリー15に巻き掛けられ、その間の動力伝達を行う。
カム20の筒部21は、カム曲線が変形等速度曲線となるプロファイルを有するものである。このカム曲線については後述する。
第1カムローラー31と第2カムローラー32とは、スライドプレート33に固定されたローラー取付部材331に取り付けられている。第1カムローラー31は、カム20の筒部21の径方向の内壁に当接し、第2カムローラー32は、カム20の筒部21の径方向の外壁に当接している。したがって、第1カムローラー31と第2カムローラー32とは、カム20の筒部21を挟んでいる。
図5のグラフにおいて、実線Pは、送り部10が有する第1、第2ローラー11,12による線材2の送り速度を示すものである。二点鎖線Qは、送り部10が往復移動する速度を示すものである。一点鎖線Rは、加工部50に対する線材2の移動速度を示すものである。
図5の縦軸は速度であり、送り方向を正の値とし、送り方向とは逆方向を負の値としている。図5の横軸はカム20の回転角(以下「カム角」という)を示している。
二点鎖線Qに示すように、送り部10が往復移動する速度は、カム角が0°から180°の間に負の値を示し、カム角が180°から360°の間に正の値を示している。即ち、送り部10は、0°から180°の間に送り方向とは逆方向へ移動し、カム角が180°から360°の間に送り方向へ移動する。
ここで、カム角θ1からθ2の間における送り部10の移動速度−V1と、第1、第2ローラー11,12による線材2の送り速度V1とは、方向が逆向きであり、速さが同じである。すなわち、カム用モータ40の回転数は、カム角θ1からθ2の間において、伝達部30が送り部10を移動する速さと、第1、第2ローラー11,12による線材2の送り速さとが同一になるように設定されている。
すなわち、カム用モータ40の回転数と送り部用モータ17の回転数とは、カム角θ1からθ2の間に、加工部50における線材2の絶対速度が0となるように設定されている。
これにより、加工部50は、カム角θ1からθ2に移行する時間内に線材2を加工することが可能である。なお、本実施形態における「カム角θ1からθ2に移行する時間」は、特許請求の範囲に記載の「所定時間」の一例に相当する。
この製造方法は、送り工程S1、伝達工程S2、供給工程S3、カム駆動工程S4および形成工程S5を含んでいる。なお、これらの工程S1−S5は、同時に実行されるものである。
次に、伝達工程S2では、カム用モータ40によりカム20を回転し、そのカム20のプロファイルによる挙動を、伝達部30を経由して送り部10に伝達する。
続いて、供給工程S3では、送り部10が、上述した第1移動動作と第2移動動作を繰り返し行う。これにより、送り部10が第2移動動作を行う際に、加工部50に線材2が供給される。このとき、カム角θ3からθ4の間に送り部10から加工部50へ供給される線材2の速度はV2である。
続いて、形成工程S5では、カム角θ1からθ2に移行する時間内に、加工部50により線材2を加工する。これにより、加工品が形成される。
(1)本実施形態では、カム用モータ40がカム20を回転すると、そのカム20のプロファイルによる挙動が伝達部30を経由して送り部10に伝達され、送り部10は送り方向およびその逆方向へ往復移動する。そのため、カム用モータ40と、送り部10の第1ローラー11を駆動する送り部用モータ17との両方が加減速動作をすることなく連続回転するので、加工部50へ線材2を供給する速度を速くすることができる。
また、カム20は、カム曲線が変形等速度曲線となるプロファイルを有するので、伝達部30が送り部10を移動する速度と、送り部10が線材2を送る速度とを、一定時間、逆向きで且つ同一の速さとすることが可能である。そのため、第1移動動作の途中でカム角がθ1からθ2に移行する一定時間、加工部50における線材2の絶対速度が0になる。したがって、この加工装置1は、線材2に正確に加工を行うことができる。
これにより、送り部用モータ17が第1ローラー11を加減速することなく連続回転するので、加工部50へ線材2を供給する速度を速くすることができる。
これにより、加工装置1は、送り部用モータ17を固定した状態で、第1ローラー11および第1プーリー14などを往復移動することが可能である。したがって、送り部用モータ17の故障を防ぐことができる。
これにより、加工部50と線材2とが静止した状態で線材2に加工をすることが可能になるので、加工部50は線材2に対し正確に加工を行うことができる。
次に、本発明の第2実施形態について、図7を参照して説明する。なお、第2実施形態において、上述した第1実施形態と実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
第2実施形態では、カム20は、円柱状のカム本体部25の径方向の外壁に設けられた溝カム26を有するものである。溝カム26は、カム曲線が変形等速度曲線となるプロファイルを有する。また、カム用モータ40は、カム本体部25を軸周りの一方向へ連続して回転することが可能である。
この第2実施形態も、上述した第1実施形態と同一の作用効果を奏することが可能である。
(1)上述した実施形態では、ワークとして線材2を例にして説明した。これに対し、他の実施形態では、ワークは板状の金属または樹脂等でもよい。
このように、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
10・・・送り部
20・・・カム
30,300・・・伝達部
40・・・カム用モータ
50・・・加工部
Claims (5)
- ワーク(2)を所定の送り方向へ所定の送り速さで送る送り部(10)と、
カム曲線が変形等速度曲線となるプロファイルを有するカム(20,26)と、
一方の側が前記カムのプロファイルに摺接し、他方の側が前記送り部に接続し、前記送り部が前記送り方向とは逆方向へ移動する第1移動動作、および、前記送り方向へ移動する第2移動動作を交互に行うように、前記カムのプロファイルによる挙動を前記送り部に伝達する伝達部(30,300)と、
前記第1移動動作の途中の所定時間に前記送り部が前記送り方向とは逆方向へ移動する速さが前記送り速さと同一となるように、前記カムを軸周りの一方向へ連続して回転するカム用モータ(40)と、
前記送り部により供給される前記ワークを、前記所定時間内に加工する加工部(50)と、を備えた加工装置。 - 前記送り部は、
前記送り方向およびその逆方向へ往復移動可能に設けられた可動台(13)と、
前記可動台に回転可能に設けられ、前記ワークを前記送り方向へ送り出すローラー(11,12)と、
前記ローラーを軸周りの一方向へ連続して回転する送り部用モータ(17)と、を有するものである請求項1に記載の加工装置。 - 前記送り部は、
前記ローラーと共に回転する第1プーリー(14)と、
前記第1プーリーから離れた位置に設けられ、前記送り部用モータからトルクが与えられる第2プーリー(15)と、
前記第1プーリーと前記第2プーリーに巻き掛けられたベルト(16)と、
前記ベルトに張力を与える付勢部材(63,64)と、をさらに有するものである請求項2に記載の加工装置。 - 前記カム用モータと前記送り部用モータとは、前記第1移動動作の前記所定時間内に前記加工部における前記ワークの絶対速度が0となるように、回転数が設定される請求項2または3に記載の加工装置。
- 送り部によりワークを所定の送り方向へ所定の送り速さで送る送り工程(S1)と、
カム曲線が変形等速度曲線となるプロファイルを有するカムに一方の側が摺接し、他方の側が前記送り部に接続している伝達部により、前記カムのプロファイルによる挙動を前記送り部に伝達する伝達工程(S2)と、
前記送り部が前記送り方向とは逆方向へ移動する第1移動動作と前記送り方向へ移動する第2移動動作とを繰り返し、加工部に前記ワークを供給する供給工程(S3)と、
前記第1移動動作の途中の所定時間に前記送り部が前記送り方向とは逆方向へ移動する速さが前記送り速さと同一となるように、カム用モータにより前記カムを軸周りの一方向へ連続して回転するカム駆動工程(S4)と、
前記所定時間内に、前記加工部により前記ワークを加工して加工品を形成する形成工程(S5)と、を含む加工品の製造方法。
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- 2015-10-19 JP JP2015205387A patent/JP6459896B2/ja active Active
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