JP6459896B2 - 加工装置、及び、加工品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、加工装置、及び、加工品の製造方法に関する。
従来、加工対象物(以下「ワーク」という)を加工部に連続して供給し、加工部にて種々の加工を行うことで、加工品を形成する加工装置が知られている。
特許文献1に記載の加工装置は、長尺物のワークを固定ロールの回転により揺動アームに供給すると共に、その揺動アームをモータによって軸周りに揺動している。この加工装置は、固定ロールによりワークが揺動アームに供給される速度(速さおよび方向)と、揺動アームの端部の速度(速さおよび方向)とが一致したとき、揺動アームと一緒に揺動しているワークに対し、揺動アームに設置したパンチにより穴あけ加工を行っている。
特開2007−1703号公報
しかしながら、特許文献1に記載の加工装置は、揺動アームを揺動するモータが所定時間ごとに回転方向を切り替えるので、その際の減速動作および加速動作によって加工速度が遅くなり、サイクルタイムが長くなることが懸念される。
また、この加工装置は、揺動アームとワークとが一緒に揺動している状態でワークに加工を行っているため、揺動アーム、パンチおよびワークに対して振動または空気圧等が伝わることが考えられる。そのため、この加工装置は、ワークに対し正確な加工を行うことが困難になるおそれがある。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、ワークに対し高速加工を行うことが可能な加工装置、及び、加工品の製造方法を提供することを目的とする。
第1発明の加工装置は、送り部、カム、伝達部、カム用モータおよび加工部を備える。送り部は、ワークを所定の送り方向へ所定の送り速さで送る。カムは、カム曲線が変形等速度曲線となるプロファイルを有する。伝達部は、一方の側がカムのプロファイルに摺接し、他方の側が送り部に接続し、送り部が送り方向とは逆方向へ移動する第1移動動作、および、送り方向へ移動する第2移動動作を交互に行うように、カムのプロファイルによる挙動を送り部に伝達する。カム用モータは、第1移動動作の途中の所定時間に送り部が送り方向とは逆方向へ移動する速さが送り速さと同一となるように、カムを軸周りの一方向へ連続して回転する。加工部は、送り部により供給されるワークを、第1移動動作の途中の所定時間内に加工する。
これにより、カム用モータがカムを回転すると、そのカムのプロファイルによる挙動が伝達部を経由して送り部に伝達され、送り部は送り方向およびその逆方向へ往復移動する。そのため、カム用モータが加減速することなく、軸回りの一方向へ連続回転するので、加工部へワークを供給する速度を速くすることができる。
また、カムは、カム曲線が変形等速度曲線となるプロファイルを有するので、伝達部が送り部を移動する速度と、送り部がワークを送る速度とを、一定時間、逆向きで且つ同一の速さとすることが可能である。そのため、第1移動動作の途中の所定時間に、加工部におけるワークの絶対速度が0になる。したがって、この加工装置は、ワークに対し正確に高速加工を行うことができる。
第2発明は、加工品の製造方法の発明である。この製造方法は、送り工程、伝達工程、供給工程および形成工程を含む。送り工程では、送り部によりワークを所定の送り方向へ所定の送り速さで送る。伝達工程では、カム曲線が変形等速度曲線となるプロファイルを有するカムに一方の側が摺接し、他方の側が送り部に接続している伝達部により、カムのプロファイルによる挙動を送り部に伝達する。供給工程では、送り部が送り方向とは逆方向へ移動する第1移動動作と送り方向へ移動する第2移動動作とを繰り返し、加工部にワークを供給する。カム駆動工程では、第1移動動作の途中の所定時間に送り部が送り方向とは逆方向へ移動する速さが送り速さと同一となるように、カム用モータによりカムを軸周りの一方向へ連続して回転する。形成工程では、第1移動動作の途中の所定時間内に、加工部によりワークを加工して加工品を形成する。
この製造方法により、ワークに対し高速加工を行うことができる。
本発明の第1実施形態による加工装置の平面図である。 図1のII−II線の断面図である。 図1のIII−III線の断面図である。 図3のIV方向の矢視図である。 送り部のローラーによる線材の送り速度、送り部の移動速度、および、加工部に対する線材の移動速度を示すグラフである。 第1実施形態による加工品の製造方法を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態による加工装置の平面図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づき説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を図1〜図6に示す。第1実施形態の加工装置1は、ワークとしての線材2の加工を行うものである。この加工装置1は、送り部10、カム20、伝達部30、カム用モータ40および加工部50等を備えている。これらの構成は、設置台60に取り付けられている。
図1および図3に示すように、送り部10は、線材2を所定の送り方向へ所定の送り速さで送るものである。図1では、送り部10により線材2が送られる送り方向を矢印Aで示している。
送り部10は、第1ローラー11、第2ローラー12、可動台13、第1プーリー14、第2プーリー15、ベルト16および送り部用モータ17などを有する。
第1ローラー11と第2ローラー12とは、可動台13に対して回転可能に設けられている。第1ローラー11と第2ローラー12との間に線材2が挟み込まれている。
第2ローラー12の第1ローラー11とは反対側に、スプリング座18、スプリング19および摺接板191が設けられている。スプリング座18は、可動台13に固定されている。スプリング19は、一端がスプリング座18に係止され、他端が摺接板191に係止されている。そのスプリング19の付勢力により、摺接板191は、第2ローラー12を第1ローラー11側へ付勢している。これにより、第1ローラー11と第2ローラー12とは、線材2を押圧する。そのため、第1ローラー11と第2ローラー12とは、回転により線材2を送り方向へ送り出すことが可能である。
可動台13は、設置台60に設けられたレール131に取り付けられている。レール131は、線材2の送り方向と平行に延びている。そのため、可動台13は、送り方向およびその逆方向へ往復移動可能である。
図3および図4に示すように、設置台60に対し可動台13とは反対側に、第1プーリー14、第2プーリー15、ベルト16および送り部用モータ17などが設けられている。なお、図14では、送り部用モータ17を一点鎖線で記載している。
第1プーリー14は、第1ローラー11の回転軸111に固定され、第1ローラー11と共に回転する。第1ローラー11の回転軸111は、設置台60に設けられた長穴61を挿通している。
第2プーリー15は、第1プーリー14から離れた位置に設けられている。第2プーリー15には、送り部用モータ17からトルクが与えられる。
ベルト16は、第1プーリー14と第2プーリー15に巻き掛けられ、その間の動力伝達を行う。
設置台60には、軸部材67を中心として回動可能に設けられた回動アーム62が設けられている。回動アーム62の両端には、第3ローラー68および第4ローラー69が取り付けられている。第3ローラー68は第3スプリング63によってベルト16側へ引き寄せられ、第4ローラー69も第4スプリング64によってベルト16側へ引き寄せられている。そのため、図4の破線Mに示すように、第1プーリー14が送り方向およびその逆方向へ往復移動した場合でも、第3スプリング63および第4スプリング64の付勢力により、ベルト16には常に張力が与えられている。したがって、送り部用モータ17が第2プーリー15にトルクを与えると、そのトルクはベルト16を経由して第1プーリー14に伝わり、第1プーリー14と共に第1ローラー11が回転する。これにより、送り部用モータ17は、第1ローラー11を軸周りの一方向へ連続して回転することが可能である。なお、本実施形態の第3スプリング63および第4スプリング64は、特許請求の範囲に記載の「付勢部材」の一例に相当する。
図1および図2に示すように、カム20は、有底筒状に形成され、筒部21および底部22を有する。カム20の底部22には、カム用モータ40から延びるシャフト41が固定されている。シャフト41は、設置台60に軸受42を介して取り付けられている。カム用モータ40は、カム20を軸周りの一方向へ連続して回転することが可能である。
カム20の筒部21は、カム曲線が変形等速度曲線となるプロファイルを有するものである。このカム曲線については後述する。
伝達部30は、第1カムローラー31、第2カムローラー32、スライドプレート33および揺動アーム34などを有する。
第1カムローラー31と第2カムローラー32とは、スライドプレート33に固定されたローラー取付部材331に取り付けられている。第1カムローラー31は、カム20の筒部21の径方向の内壁に当接し、第2カムローラー32は、カム20の筒部21の径方向の外壁に当接している。したがって、第1カムローラー31と第2カムローラー32とは、カム20の筒部21を挟んでいる。
スライドプレート33は、設置台60に設けられたレール35に取り付けられている。レール35は、図1の矢印Bの方向に延びている。そのため、スライドプレート33は、矢印Bの方向に往復移動可能である。なお、本実施形態では、図1の矢印Aに示した送り方向と、スライドプレート33が往復移動する矢印Bの方向とは平行である。なお、矢印Aの方向と矢印Bの方向とは非平行であってもよい。
揺動アーム34は、設置台60に設けられた軸部材36を中心として、図1の矢印Cの方向に回動可能に設けられている。揺動アーム34は、その一端がピン37によりスライドプレート33に回転可能に接続されている。また、揺動アーム34の他端には、ローラー38が設けられている。このローラー38は、送り部10の可動台13に固定された受部材39の凹部391の内壁に係止されている。揺動アーム34は、その一端に設けられたピン37の中心と軸部材36の中心との距離よりも、他端に設けられたローラー38の中心と軸部材36の中心との距離の方が長い。そのため、図1の破線Nに示すように、揺動アーム34は、スライドプレート33が往復移動する距離を増幅して可動台13に伝えることが可能である。
図1の矢印Dに示すように、カム用モータ40がカム20を軸周りに回転すると、カム20の筒部21を挟む第1カムローラー31と第2カムローラー32と共に、スライドプレート33がレール35に沿って矢印Bの方向へ往復移動する。これにより、揺動アーム34は、軸部材36を中心として、矢印Cの方向に回動する。この揺動アーム34の挙動は、受部材39から送り部10の可動台13に伝達される。即ち、伝達部30は、カム20のプロファイルによるスライドプレート33および揺動アーム34の挙動を、送り部10の可動台13に伝達することが可能である。ここで、送り部10が送り方向とは逆方向へ移動する動作を「第1移動動作」と称する。一方、送り部10が送り方向へ移動する動作を「第2移動動作」と称する。送り部10は、カム20の回転に伴う伝達部30の回動動作により、上述した第1移動動作と第2移動動作とを交互に繰り返して行うものである。
加工部50には、送り部10により線材2が供給される。加工部50では、例えば線材2を構成する銅線に被覆された樹脂被膜をその銅線から取り除く加工、線材2に凹みを設ける加工、線材2を所定の長さに切断する加工、または、所定の長さに切断された線材2をU字形に曲げる加工などが行われる。これらの加工により、線材2は、例えばコンダクタなどの加工品となる。
次に、カム用モータ40および送り部用モータ17の速度制御について説明する。
図5のグラフにおいて、実線Pは、送り部10が有する第1、第2ローラー11,12による線材2の送り速度を示すものである。二点鎖線Qは、送り部10が往復移動する速度を示すものである。一点鎖線Rは、加工部50に対する線材2の移動速度を示すものである。
図5の縦軸は速度であり、送り方向を正の値とし、送り方向とは逆方向を負の値としている。図5の横軸はカム20の回転角(以下「カム角」という)を示している。
実線Pに示すように、送り部10が有する第1、第2ローラー11,12による線材2の送り速度は、V1にて一定である。即ち、第1、第2ローラー11,12は、送り部用モータ17に駆動され、軸周りの一方向へ、一定の回転数で回転する。
二点鎖線Qに示すように、送り部10が往復移動する速度は、カム角が0°から180°の間に負の値を示し、カム角が180°から360°の間に正の値を示している。即ち、送り部10は、0°から180°の間に送り方向とは逆方向へ移動し、カム角が180°から360°の間に送り方向へ移動する。
また、本実施形態のカム20は、カム曲線が変形等速度曲線となるプロファイルを有するものであり、送り部10は、そのカム20のプロファイルに応じて往復移動する。したがって、送り部10の移動速度は、カム角θ1からθ2の間に一定の値−V1を示している。また、送り部10の移動速度は、カム角θ3からθ4の間に一定の値V1を示している。
ここで、カム角θ1からθ2の間における送り部10の移動速度−V1と、第1、第2ローラー11,12による線材2の送り速度V1とは、方向が逆向きであり、速さが同じである。すなわち、カム用モータ40の回転数は、カム角θ1からθ2の間において、伝達部30が送り部10を移動する速さと、第1、第2ローラー11,12による線材2の送り速さとが同一になるように設定されている。
一点鎖線Rに示すように、加工部50に対する線材2の移動速度は、実線Pで示した第1、第2ローラー11,12による線材2の送り速度と、二点鎖線Qで示した送り部10の移動速度との和である。したがって、加工部50に対する線材2の移動速度は、カム角θ1からθ2の間に絶対速度が0となる。また、加工部50に対する線材2の移動速度は、カム角θ3からθ4の間に一定の値V2となる。なお、速度V2の速さは、速度V1の速さの2倍である。
すなわち、カム用モータ40の回転数と送り部用モータ17の回転数とは、カム角θ1からθ2の間に、加工部50における線材2の絶対速度が0となるように設定されている。
これにより、加工部50は、カム角θ1からθ2に移行する時間内に線材2を加工することが可能である。なお、本実施形態における「カム角θ1からθ2に移行する時間」は、特許請求の範囲に記載の「所定時間」の一例に相当する。
続いて、本実施形態の加工装置1により線材2の加工品を製造する方法について、図6等を参照して説明する。
この製造方法は、送り工程S1、伝達工程S2、供給工程S3、カム駆動工程S4および形成工程S5を含んでいる。なお、これらの工程S1−S5は、同時に実行されるものである。
まず、送り工程S1では、送り部10により線材2を送り方向へ送る。この速度は、図5の実線Pで示したように、一定の速度V1である。
次に、伝達工程S2では、カム用モータ40によりカム20を回転し、そのカム20のプロファイルによる挙動を、伝達部30を経由して送り部10に伝達する。
続いて、供給工程S3では、送り部10が、上述した第1移動動作と第2移動動作を繰り返し行う。これにより、送り部10が第2移動動作を行う際に、加工部50に線材2が供給される。このとき、カム角θ3からθ4の間に送り部10から加工部50へ供給される線材2の速度はV2である。
次に、カム駆動工程S4では、カム用モータ40がカム20を軸周りの一方向へ連続して回転する。このとき、カム用モータ40は、カム角θ1からθ2の間において、送り部10の移動速度−V1と、第1、第2ローラー11,12による線材2の送り速度V1との速さが同じになるように、カム20を回転する。これにより、カム角θ1からθ2の間、加工部50に供給された線材2の絶対速度が0となる。
続いて、形成工程S5では、カム角θ1からθ2に移行する時間内に、加工部50により線材2を加工する。これにより、加工品が形成される。
本実施形態の加工装置1は、次の作用効果を奏する
(1)本実施形態では、カム用モータ40がカム20を回転すると、そのカム20のプロファイルによる挙動が伝達部30を経由して送り部10に伝達され、送り部10は送り方向およびその逆方向へ往復移動する。そのため、カム用モータ40と、送り部10の第1ローラー11を駆動する送り部用モータ17との両方が加減速動作をすることなく連続回転するので、加工部50へ線材2を供給する速度を速くすることができる。
また、カム20は、カム曲線が変形等速度曲線となるプロファイルを有するので、伝達部30が送り部10を移動する速度と、送り部10が線材2を送る速度とを、一定時間、逆向きで且つ同一の速さとすることが可能である。そのため、第1移動動作の途中でカム角がθ1からθ2に移行する一定時間、加工部50における線材2の絶対速度が0になる。したがって、この加工装置1は、線材2に正確に加工を行うことができる。
(2)本実施形態では、送り部10は、可動台13、第1ローラー11、第2ローラー12、および送り部用モータ17を有する。可動台13に設けられた第1ローラー11と第2ローラー12とは、線材2送り方向へ送り出す。送り部用モータ17は、第1ローラー11を軸周りの一方向へ連続して回転する。
これにより、送り部用モータ17が第1ローラー11を加減速することなく連続回転するので、加工部50へ線材2を供給する速度を速くすることができる。
(3)本実施形態では、送り部10が有する第1プーリー14は、第1ローラー11と共に回転する。第2プーリー15は、第1プーリー14から離れた位置に設けられ、送り部用モータ17からトルクが与えられる。ベルト16は、第1プーリー14と第2プーリー15に巻き掛けられる。第3スプリング63および第4スプリング64は、ベルト16に張力を与える。
これにより、加工装置1は、送り部用モータ17を固定した状態で、第1ローラー11および第1プーリー14などを往復移動することが可能である。したがって、送り部用モータ17の故障を防ぐことができる。
(4)本実施形態では、カム用モータ40と送り部用モータ17とは、カム角がθ1からθ2に移行する時間内に加工部50における線材2の絶対速度が0となるように、両方のモータ40,17の回転数が設定される。
これにより、加工部50と線材2とが静止した状態で線材2に加工をすることが可能になるので、加工部50は線材2に対し正確に加工を行うことができる。
(5)本実施形態による加工品の製造方法により、線材2の高速加工が可能になると共に、線材2に対し正確に加工を行うことができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について、図7を参照して説明する。なお、第2実施形態において、上述した第1実施形態と実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
第2実施形態では、カム20は、円柱状のカム本体部25の径方向の外壁に設けられた溝カム26を有するものである。溝カム26は、カム曲線が変形等速度曲線となるプロファイルを有する。また、カム用モータ40は、カム本体部25を軸周りの一方向へ連続して回転することが可能である。
伝達部300は、棒状に形成されたものであり、一方の側301が溝カム26に摺接し、他方の側302が送り部10の可動台13に固定されている。伝達部300は、溝カム26のプロファイルによる挙動を送り部10の可動台13に伝達することが可能である。そのため、第2実施形態においても、送り部10は、カム20の回転に伴い、送り方向とは逆方向へ移動する第1移動動作と、送り方向へ移動する第2移動動作とを交互に繰り返して行うことが可能である。
また、第2実施形態では、送り部10に対して送り方向とは反対側に加工部50が設けられている。この構成でも、送り部10が有する第1ローラー11および第2ローラー12の回転により、加工部50に線材2が供給される。
この第2実施形態も、上述した第1実施形態と同一の作用効果を奏することが可能である。
(他の実施形態)
(1)上述した実施形態では、ワークとして線材2を例にして説明した。これに対し、他の実施形態では、ワークは板状の金属または樹脂等でもよい。
(2)上述した実施形態では、カム用モータ40と送り部用モータ17とを異なる2個のモータとした。これに対し、他の実施形態では、カム用モータ40および送り部用モータ17を、1個のモータと、その1個のモータのトルクをカム20と送り部10にそれぞれ伝達するギアなどより構成してもよい。
このように、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
1 ・・・加工装置
10・・・送り部
20・・・カム
30,300・・・伝達部
40・・・カム用モータ
50・・・加工部

Claims (5)

  1. ワーク(2)を所定の送り方向へ所定の送り速さで送る送り部(10)と、
    カム曲線が変形等速度曲線となるプロファイルを有するカム(20,26)と、
    一方の側が前記カムのプロファイルに摺接し、他方の側が前記送り部に接続し、前記送り部が前記送り方向とは逆方向へ移動する第1移動動作、および、前記送り方向へ移動する第2移動動作を交互に行うように、前記カムのプロファイルによる挙動を前記送り部に伝達する伝達部(30,300)と、
    前記第1移動動作の途中の所定時間に前記送り部が前記送り方向とは逆方向へ移動する速さが前記送り速さと同一となるように、前記カムを軸周りの一方向へ連続して回転するカム用モータ(40)と、
    前記送り部により供給される前記ワークを、前記所定時間内に加工する加工部(50)と、を備えた加工装置。
  2. 前記送り部は、
    前記送り方向およびその逆方向へ往復移動可能に設けられた可動台(13)と、
    前記可動台に回転可能に設けられ、前記ワークを前記送り方向へ送り出すローラー(11,12)と、
    前記ローラーを軸周りの一方向へ連続して回転する送り部用モータ(17)と、を有するものである請求項1に記載の加工装置。
  3. 前記送り部は、
    前記ローラーと共に回転する第1プーリー(14)と、
    前記第1プーリーから離れた位置に設けられ、前記送り部用モータからトルクが与えられる第2プーリー(15)と、
    前記第1プーリーと前記第2プーリーに巻き掛けられたベルト(16)と、
    前記ベルトに張力を与える付勢部材(63,64)と、をさらに有するものである請求項2に記載の加工装置。
  4. 前記カム用モータと前記送り部用モータとは、前記第1移動動作の前記所定時間内に前記加工部における前記ワークの絶対速度が0となるように、回転数が設定される請求項2または3に記載の加工装置。
  5. 送り部によりワークを所定の送り方向へ所定の送り速さで送る送り工程(S1)と、
    カム曲線が変形等速度曲線となるプロファイルを有するカムに一方の側が摺接し、他方の側が前記送り部に接続している伝達部により、前記カムのプロファイルによる挙動を前記送り部に伝達する伝達工程(S2)と、
    前記送り部が前記送り方向とは逆方向へ移動する第1移動動作と前記送り方向へ移動する第2移動動作とを繰り返し、加工部に前記ワークを供給する供給工程(S3)と、
    前記第1移動動作の途中の所定時間に前記送り部が前記送り方向とは逆方向へ移動する速さが前記送り速さと同一となるように、カム用モータにより前記カムを軸周りの一方向へ連続して回転するカム駆動工程(S4)と、
    前記所定時間内に、前記加工部により前記ワークを加工して加工品を形成する形成工程(S5)と、を含む加工品の製造方法。
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