JP2017077081A - 電流制御装置、電流制御方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

電流制御装置、電流制御方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】アーク放電によるコネクタの焼損を安価に防止することができる小型の電流制御装置、電流制御方法及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】電流制御装置10では、制御部27は、駆動回路22に指示して、電流経路に設けられたFET21をオン又はオフに切替えさせることによって、電流経路に流れる電流を制御する。制御部27は、電圧検出部23が検出した検出電圧値と、電流センサ24が検出した検出電流値とに基づいて、検出が行われた時点よりも後の電流経路上の抵抗値を推定する。また、制御部27は、検出電圧値に係る電圧値を検出電流値に係る電流値で除算することによって抵抗値を算出する。制御部27は、推定した抵抗値と、検出が行われた時点よりも後に再び検出された検出電圧値及び検出電流値夫々に係る電圧値及び電流値を用いて算出した抵抗値とに基づいて、FET21をオフにするか否かを判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電流経路に設けられたスイッチをオン又はオフに切替えることによって、該電流経路を流れる電流を制御する電流制御装置及び電流制御方法と、該電流を制御するためのコンピュータプログラムとに関する。
現在、車両には、バッテリから電流が供給されるヒータ又はワイパー等の多数の電気機器(負荷)が搭載されている。バッテリから負荷に流れる電流は電流制御装置によって制御されている(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1に記載の電流制御装置は、バッテリから負荷に流れる電流の電流経路に設けられたスイッチを有し、このスイッチをオン又はオフに切替えることによって、バッテリから負荷に流れる電流を制御する。
特開2013−143905号公報
特許文献1に記載されているような従来の電流制御装置は、通常、スイッチの一端に接続されているコネクタを有し、このコネクタは、負荷の一端に接続されているコネクタと接続する。2つのコネクタが接続されている状態でスイッチをオンとした場合、バッテリから負荷に電流が供給される。
バッテリから負荷に電流が供給されている間に前述した2つのコネクタの接続が外れた場合、2つのコネクタ間の電位差が大きくなる。そして、2つのコネクタ間の距離が短い場合、アーク放電が発生する虞がある。アーク放電が発生し続けた場合、2つのコネクタが焼損する。
アーク放電によるコネクタの焼損を防止するため、スイッチの一端に接続されるコネクタ、又は、負荷の一端に接続されるコネクタとして、特殊コンタクト材、マグネット若しくはコンデンサを用いて構成されるコネクタ、又は、接続不良を検出する機能を有するコネクタ等を使用することが可能である。このようなコネクタの使用により、アーク放電が発生する確率の低減、又は、アーク放電が行われる期間の短縮が行われ、アーク放電によるコネクタの焼損が防止される。
しかしながら、アーク放電によるコネクタの焼損を防止するコネクタは、接続機能以外の機能を有しているため、通常、高価であり、かつ、大型である。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、アーク放電によるコネクタの焼損を安価に防止することができる小型の電流制御装置、電流制御方法及びコンピュータプログラムを提供することにある。
本発明に係る電流制御装置は、バッテリから負荷への電流経路に設けられたスイッチをオン又はオフに切替えることによって、該電流経路を流れる電流を制御する車両用の電流制御装置において、該電流経路上の電圧値を検出する電圧検出部と、該電流経路を流れる電流値を検出する電流検出部と、前記電圧検出部が検出した検出電圧値、及び、前記電流検出部が検出した検出電流値に基づいて、前記電圧検出部及び電流検出部が検出を行った時点よりも後の前記電流経路上の抵抗値を推定する推定部と、前記検出電圧値に係る電圧値を、前記検出電流値に係る電流値で除算することによって抵抗値を算出する抵抗算出部と、前記推定部が推定した抵抗値、並びに、前記時点よりも後に再び検出された前記検出電圧値及び検出電流値夫々に係る電圧値及び電流値を用いて前記抵抗算出部が算出した抵抗値に基づいて前記スイッチをオフにするか否かを判定する判定部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る電流制御装置は、前記推定部は経時的に推定を行い、該推定部は、前記検出電圧値及び検出電流値と、過去に推定した抵抗値とに基づいて前記推定を行うことを特徴とする。
本発明に係る電流制御装置は、前記判定部は、前記抵抗算出部が算出した抵抗値を、前記推定部が推定した抵抗値で除算することによって算出された比が所定値以上である場合に前記スイッチをオフにすると判定することを特徴とする。
本発明に係る電流制御装置は、前記判定部は、前記抵抗算出部が算出した抵抗値から、前記推定部が推定した抵抗値を引くことによって算出された差が所定値以上である場合に前記スイッチをオフにすると判定することを特徴とする。
本発明に係る電流制御装置は、前記検出電圧値に係る電圧値を経時的に算出する電圧算出部を備え、該電圧算出部は、過去に算出した電圧値と、前記検出電圧値とに基づいて、該検出電圧値に係る電圧値を算出することを特徴とする。
本発明に係る電流制御装置は、前記検出電流値に係る電流値を経時的に算出する電流算出部を備え、該電流算出部は、過去に算出した電流値と、前記検出電流値とに基づいて、該検出電流値に係る電流値を算出することを特徴とする。
本発明に係る電流制御方法は、バッテリから負荷への電流経路に設けられたスイッチをオン又はオフに切替えることによって、該電流経路を流れる電流を制御する電流制御方法において、該電流経路上の電圧値を検出し、該電流経路を流れる電流値を検出し、検出した検出電圧値及び検出電流値に基づいて、検出が行われた時点よりも後の前記電流経路上の抵抗値を推定し、前記検出電圧値に係る電圧値を、前記検出電流値に係る電流値で除算することによって抵抗値を算出し、推定した抵抗値、並びに、前記時点よりも後に再び検出された前記検出電圧値及び検出電流値夫々に係る電圧値及び電流値を用いて算出した抵抗値に基づいて前記スイッチをオフにするか否かを判定することを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、バッテリから負荷への電流経路上で検出された検出電圧値、及び、検出された該電流経路を流れる検出電流値に基づいて、検出が行われた時点よりも後の前記電流経路上の抵抗値を推定し、前記検出電圧値に係る電圧値を、前記検出電流値に係る電流値で除算することによって抵抗値を算出し、推定した抵抗値、並びに、前記時点よりも後に再び検出された前記検出電圧値及び検出電流値夫々に係る電圧値及び電流値を用いて算出した抵抗値に基づいて、前記電流経路に設けられたスイッチをオフにするか否かを判定する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明に係る電流制御装置、電流制御方法及びコンピュータプログラムにあっては、バッテリから負荷への電流経路上の電圧値と、電流経路を流れる電流値とが検出される。検出された検出電圧値及び検出電流値に基づいて、検出が行われた時点よりも後の電流経路上の抵抗値を推定する。また、検出電流値に係る電圧値を、検出電流値に係る電流値で除算することによって抵抗値を算出する。推定した抵抗値と、検出が行われた時点よりも後に再び検出された検出電圧値及び検出電流値夫々に係る電圧値及び電流値を用いて算出した抵抗値とに基づいて電流経路に設けられたスイッチをオフにするか否かを判定する。
例えば、スイッチの一端に接続されているコネクタと、負荷の一端に接続されているコネクタとが接続することによって、バッテリから負荷への電流経路に電流が流れている場合において、2つのコネクタが外れてアーク放電が発生したとき、電流経路上の抵抗値は大きく上昇する。このため、2つのコネクタが外れた後に算出した抵抗値は、2つのコネクタが外れる前に推定した抵抗値よりも非常に大きい。算出した抵抗値が、推定した抵抗値よりも非常に大きい場合にスイッチをオフにすると判定する。これにより、スイッチがオフに切替えられるので、アーク放電が長期間連続して行われることはなく、コネクタの焼損が防止される。
更に、スイッチの一端に接続されているコネクタ、及び、負荷の一端に接続されているコネクタは接続機能以外の機能を有する必要がないため、アーク放電によるコネクタの焼損が安価に防止される。また、本発明に係る電流制御装置にあっては、接続機能以外の機能を有するコネクタを用いる必要がないため、装置が小型である。
本発明に係る電流制御装置にあっては、電流経路上の抵抗値を経時的に推定する。検出電圧値及び検出電流値だけではなく、過去に推定した抵抗値に基づいて電流経路上の抵抗値を推定する。このため、正確な抵抗値が推定される。
本発明に係る電流制御装置にあっては、算出した抵抗値を、推定した抵抗値で除算することによって算出された比が所定値以上である場合に、算出した抵抗値が、推定した抵抗値よりも非常に大きいとして、電流経路に設けられたスイッチをオフにすると判定する。
本発明に係る電流制御装置にあっては、算出した抵抗値から、推定した抵抗値を引くことによって算出された差が第1所定値以上である場合に、算出した抵抗値が、推定した抵抗値よりも非常に大きいとして、電流経路に設けられたスイッチをオフにすると判定する。
本発明に係る電流制御装置にあっては、検出電圧値に係る電圧値を経時的に算出する。検出電圧値だけではなく、過去に算出した電圧値に基づいて、検出電圧値に係る電圧値を算出する。このため、外乱ノイズによって検出電圧値が瞬間的に大きく上昇した場合であっても、外乱ノイズの影響が抑制された検出電圧値に係る電圧値が算出される。
本発明に係る電流制御装置にあっては、検出電流値に係る電流値を経時的に算出する。検出電流値だけではなく、過去に算出した電流値に基づいて、検出電流値に係る電流値を算出する。このため、外乱ノイズによって検出電流値が瞬間的に大きく上昇した場合であっても、外乱ノイズの影響が抑制された検出電流値に係る電流値が算出される。
本発明に係る電流制御装置よれば、アーク放電によるコネクタの焼損を安価に防止することができ、装置が小型である。
本発明に係る電流制御方法及びコンピュータプログラムによれば、アーク放電によるコネクタの焼損を安価に防止することができる。
本実施の形態における電源システムの要部構成を示すブロック図である。 制御部が実行する初期値設定処理の手順を示すフローチャートである。 制御部が実行する負荷側焼損防止処理の手順を示すフローチャートである。 制御部が実行する負荷側焼損防止処理の手順を示すフローチャートである。 電流制御装置の動作の説明図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は、本実施の形態における電源システム1の要部構成を示すブロック図である。電源システム1は、車両に好適に搭載されており、電流制御装置10、バッテリ11及び負荷12を備える。電流制御装置10は、コネクタ20a,20b,20cを有する。電源システム1は、電流制御装置10のコネクタ20a,20b,20c夫々に着脱可能に接続されるコネクタ10a,10b,10cを更に備える。
コネクタ10aはバッテリ11の正極に接続されている。コネクタ10bは負荷12の一端に接続されている。バッテリ11の負極と、負荷12の他端とは接地されている。コネクタ10cには通信線L1が接続されている。
コネクタ10a,10b,10c夫々がコネクタ20a,20b,20cに接続されている場合において、電流制御装置10は、バッテリ11から負荷12に流れる電流を制御する。
具体的には、電流制御装置10には、通信線L1を介して、負荷12の駆動を指示する駆動信号と、負荷12の駆動の停止を指示する停止信号とが入力される。電流制御装置10は、駆動信号が入力された場合、バッテリ11から負荷12に電流を供給させ、負荷12を駆動する。電流制御装置10は、停止信号が入力された場合、バッテリ11から負荷12に流れる電流を遮断し、負荷12の駆動を停止する。
電流制御装置10は、コネクタ10a,20a間でアーク放電が長期間発生することを防ぐため、負荷12を駆動している間、コネクタ10a,20aの接続が外れたか否かを検知する。電流制御装置10は、コネクタ10a,20aの接続が外れたと判定した場合、バッテリ11から負荷12に流れる電流を遮断する。
同様に、電流制御装置10は、コネクタ10b,20b間でアーク放電が長期間発生することを防ぐため、負荷12を駆動している間、コネクタ10b,20bの接続が外れたか否かを検知する。電流制御装置10は、コネクタ10b,20bの接続が外れたと判定した場合、バッテリ11から負荷12に流れる電流を遮断する。
電流制御装置10は、負荷12を駆動している間に、バッテリ11から負荷12に流れる電流を遮断した場合、コネクタ10a,20aの接続、又は、コネクタ10b,20bの接続が外れたことを報知する報知信号を、通信線L1を介して出力する。これにより、図示しないランプの点灯、又は、図示しないメッセージの表示等が行われ、使用者に、コネクタ10a,20aの接続、又は、コネクタ10b,20bの接続が外れたことが報知される。
負荷12は、例えばPTC(Positive Temperature Coefficient)ヒータであり、抵抗成分を有する。負荷12の抵抗値は、例えば、負荷12の温度に応じて変化する。
電流制御装置10は、コネクタ20a,20b,20cの他に、Nチャネル型のFET(Field Effective Transistor)21、駆動回路22、電圧検出部23、電流センサ24、タイマ25、記憶部26及び制御部27を有する。FET21のドレインはコネクタ20aに接続され、FET21のソースはコネクタ20bに接続されている。FET21のゲートは駆動回路22に接続されている。駆動回路22は更に制御部27に接続されている。制御部27は、更に、コネクタ20c、電圧検出部23、電流センサ24、タイマ25及び記憶部26に各別に接続されている。電圧検出部23は、制御部27の他に、FET21のドレインに接続されている。
FET21はスイッチとして機能する。FET21のゲートには、駆動回路22からハイレベル電圧又はローレベル電圧が出力される。ハイレベル電圧の電圧値はローレベル電圧の電圧値よりも高い。FET21のゲートにハイレベル電圧が出力されている場合、FET21のドレイン及びソース間に電流が流れることが可能であり、FET21はオンである。FET21のゲートにローレベル電圧が出力されている場合、FET21のドレイン及びソース間に電流は流れず、FET21はオフである。
FET21がオンに切替えられた場合、バッテリ11から、コネクタ20a、FET21及びコネクタ20bを介して負荷12に電流が流れる。このように、電流制御装置10には、バッテリ11から負荷12への電流経路が設けられており、電流経路にFET21が設けられている。電流経路を電流が流れた場合、負荷12に電流が供給され、負荷12は作動する。
FET21がオフに切替えられた場合、電流経路に流れる電流が遮断され、負荷12は動作を停止する。
駆動回路22は、FET21のゲートにハイレベル電圧を出力することによって、FET21をオンに切替え、負荷12を駆動する。また、駆動回路22は、FET21のゲートにローレベル電圧を出力することによって、FET21をオフに切替え、負荷12の駆動を停止する。駆動回路22は、制御部27の指示に従って、ハイレベル電圧又はローレベル電圧をFET21のゲートに出力し、負荷12の駆動、又は、負荷12の駆動の停止を行う。制御部27は、駆動回路22にFET21をオン又はオフに切替えさせることによって、電流経路に流れる電流を制御する。
電圧検出部23は、電流経路上の電圧値、具体的には、FET21のドレインの電圧値を検出する。電圧検出部23は、自身が検出した検出電圧値を示す電圧情報を制御部27に出力する。制御部27は、電圧検出部23から電圧情報を取得する。制御部27が取得した電圧情報が示す検出電圧値は、制御部27が該電圧情報を取得した時点に電圧検出部23が検出した検出電圧値と略一致する。
電流センサ24は、電流検出部として機能し、電流経路を流れる電流値を検出する。電流センサ24は、自身が検出した検出電流値を示す電流情報を制御部27に出力する。制御部27は、電流センサ24から電流情報を取得する。制御部27が取得した電流情報が示す検出電流値は、制御部27が該電流情報を取得した時点に電流センサ24が検出した検出電流値と略一致する。
タイマ25は、制御部27の指示に従って、計時を開始する。タイマ25が計時した計時時間は、制御部27によってタイマ25から読み込まれる。タイマ25は、制御部27の指示に従って、計時を終了する。
記憶部26は不揮発性メモリである。記憶部26には制御プログラムA1が記憶されている。
制御部27は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を有し、記憶部26に記憶されている制御プログラムA1を実行することによって、駆動制御処理、バッテリ側焼損防止処理及び負荷側焼損防止処理を実行する。駆動制御処理では、負荷12の駆動を制御する。バッテリ側焼損防止処理では、コネクタ10a,20a間でアーク放電が長期間発生してコネクタ10a,20aが焼損することを防止する。負荷側焼損防止処理では、コネクタ10b,20b間でアーク放電が長期間発生してコネクタ10b,20bが焼損することを防止する。
制御部27は駆動制御処理を周期的に実行する。まず、制御部27は、コネクタ10c,20cを介して制御部27に駆動信号が入力された否かを判定する。制御部27は、駆動信号が入力されたと判定した場合、駆動回路22に指示して、FET21をオンに切替えさせる。これにより、電流経路に電流が流れ、バッテリ11から負荷12に電流が供給される。負荷12に電流が供給されることによって、負荷12は作動する。制御部27は、FET21をオンに切替えさせた後、駆動制御処理を終了する。
制御部27は、駆動信号が入力されなかったと判定した場合、コネクタ10c,20cを介して制御部27に停止信号が入力されたか否かを判定する。制御部27は、停止信号が入力されたと判定した場合、駆動回路22に指示して、FET21をオフに切替えさせる。これにより、電流経路に電流が流れず、バッテリ11から負荷12に電流が供給されることはない。負荷12への電流供給が停止することによって、負荷12は動作を停止する。制御部27は、停止信号が入力されなかったと判定した場合、又は、駆動回路22に指示してFET21をオフに切替えさせた後、駆動制御処理を終了する。
制御部27は、FET21がオンである場合において、バッテリ側焼損防止処理を周期的に実行する。コネクタ10a,20aが正常に接続されている場合、電圧検出部23が検出する検出電圧値は、バッテリ11の出力電圧値に略一致し、閾値電圧値以上である。コネクタ10a,20aの接続が外れてアーク放電が発生した場合、コネクタ10a,20a間で大きな電圧降下が生じる。コネクタ10a,20aの接続が外れた場合において、アーク放電が発生していないとき、電圧検出部23が検出した検出電圧値はゼロVである。コネクタ10a,20aの接続が外れた場合、アーク放電が発生しているか否かに無関係に、電圧検出部23が検出する検出電圧値は閾値電圧値未満となる。閾値電圧値は、一定であり、記憶部26に予め記憶されている。
バッテリ側焼損防止処理では、制御部27は、電圧検出部23から電圧情報を取得し、取得した電圧情報が示す電圧値が閾値電圧未満であるか否かを判定する。制御部27は、電圧値が閾値電圧値以上であると判定した場合、FET21がオンである状態でバッテリ側焼損防止処理を終了する。制御部27は、電圧値が閾値電圧値未満であると判定した場合、駆動回路22に指示して、FET21をオフに切替えさせ、バッテリ側焼損防止処理を終了する。バッテリ側焼損防止処理では、コネクタ10a,20aの接続が外れてアーク放電が発生した場合、FET21がオフに切替えられるので、コネクタ10a,20a間でアーク放電が長期間連続した発生することはなく、コネクタ10a,20aの焼損が防止される。
また、バッテリ側焼損防止処理において、制御部27は、駆動回路22に指示してFET21をオフに切替えさせた場合、コネクタ10a,20aの接続が外れたことを報知する報知信号を、通信線L1を介して出力する。これにより、コネクタ10a,20aの接続が外れたことが使用者に報知される。
制御部27は、電圧値V0,V1、電流値I0,I1、抵抗値R1,R2、変数値K1,P1,P2を用いて、負荷側焼損防止処理を周期的に実行する。これらの値は逐次更新される。変数値P1及び抵抗値R1の初期値は、記憶部26に予め記憶されている。この初期値は、FET21がオフからオンに切替えられてから最初に実行される負荷側焼損防止処理で用いられる。また、制御部27は、FET21がオフからオンに切替えられてから最初に負荷側焼損防止処理を実行する前に、制御プログラムA1を実行することによって、電圧値V0及び電流値I0の初期値を設定する初期値設定処理を実行する。
図2は制御部27が実行する初期値設定処理の手順を示すフローチャートである。まず、制御部27は、電圧検出部23が検出した検出電圧値を示す電圧情報を電圧検出部23から取得する(ステップS1)。次に、制御部27は、電圧値V0を、ステップS1で取得した電圧情報が示す検出電圧値に設定し(ステップS2)、電流値I0をゼロに設定する(ステップS3)。制御部27は、ステップS3を実行した後、初期値設定処理を終了する。その後、制御部27は、FET21が再びオフからオンに切替えられた場合に、初期値設定処理を実行する。
図3及び図4は制御部27が実行する負荷側焼損防止処理の手順を示すフローチャートである。制御部27は、FET21がオンである場合において、初期値設定処理を実行した後に負荷側焼損防止処理を周期的に実行する。負荷側焼損防止処理では、制御部27は、まず、電圧検出部23から電圧情報を取得する(ステップS11)。
制御部27は、ステップS11で取得した電圧情報が示す検出電圧値Vdと、記憶部26に記憶されている電圧値V0とを下記の(1)式に代入することによって、電圧値V1を算出する(ステップS12)。
V1=(1−α)×V0+α×Vd・・・(1)
ここで、αは、定数であり、ゼロを超えており、かつ、1未満である。
(1)式に示すように、電圧値V1は検出電圧値Vdに係る電圧値である。前述したように、制御部27は負荷側焼損防止処理を周期的に実行するので、制御部27は電圧値V1を経時的に算出する。FET21がオフからオンに切替えられてから実行される第1回目の負荷側焼損防止処理では、電圧値V0は初期値設定処理で設定された初期値である。第2回目以降の負荷側焼損防止処理では、電圧値V0は、後述するように、前回の負荷側焼損防止処理のステップS12で算出された電圧値V1である。ステップS12では、制御部27は、過去にステップS12で算出した電圧値V1である電圧値V0と検出電圧値Vdとに基づいて、電圧値V1を算出する。
このため、外乱ノイズによって検出電圧値Vdが瞬間的に大きく上昇した場合であっても、ステップS12では、外乱ノイズの影響が抑制された電圧値V1が算出される。言い換えると、制御部27がステップS12を実行することによって、検出電圧値Vdに重畳した高周波ノイズが除去され、ローパスフィルタと同等の効果が得られる。制御部27は電圧算出部として機能する。
なお、ステップS12で用いる過去の電圧値は、前回の負荷側焼損防止処理のステップS12で算出された電圧値V1に限定されず、例えば、前々回の負荷側焼損防止処理のステップS12で算出された電圧値V1であってもよい。更に、ステップS12で用いる過去の電流値の数は1に限定されず、2以上であってもよい。ステップS12で用いる過去の電流値として、例えば、前回及前々回の負荷側焼損防止処理のステップS12で算出された2つの電圧値V1を用いてもよい。
制御部27は、ステップS12を実行した後、電流センサ24から電流情報を取得し(ステップS13)、取得した電流情報が示す検出電流値Idと、記憶部26に記憶されている電流値I0とを下記の(2)式に代入することによって、電流値I1を算出する(ステップS14)。
I1=(1−β)×I0+β×Id・・・(2)
ここで、βは、ゼロを超えており、かつ、1未満である定数である。
(2)式に示すように、電流値I1は検出電流値Idに係る電流値である。前述したように、制御部27は負荷側焼損防止処理を周期的に実行するので、制御部27は電流値I1を経時的に算出する。FET21がオフからオンに切替えられてから実行される第1回目の負荷側焼損防止処理では、電流値I0は、初期値設定処理で設定された値、即ち、ゼロである。第2回目以降の負荷側焼損防止処理では、電流値I0は、後述するように、前回の負荷側焼損防止処理のステップS14で算出された電流値I1である。ステップS14では、制御部27は、過去にステップS14で算出した電流値I1である電流値I0と検出電流値Idとに基づいて、電流値I1を算出する。
このため、外乱ノイズによって検出電流値Idが瞬間的に大きく上昇した場合であっても、ステップS14では、外乱ノイズの影響が抑制された電流値I1が算出される。言い換えると、制御部27がステップS14を実行することによって、検出電流値Idに重畳した高周波ノイズが除去され、ローパスフィルタと同等の効果が得られる。制御部27は電流算出部としても機能する。
なお、ステップS14で用いる過去の電流値は、前回の負荷側焼損防止処理のステップS14で算出された電流値I1に限定されず、例えば、前々回の負荷側焼損防止処理のステップS14で算出された電流値I1であってもよい。更に、ステップS14で用いる過去の電流値の数は1に限定されず、2以上であってもよい。ステップS14で用いる過去の電流値として、例えば、前回及前々回の負荷側焼損防止処理のステップS12で算出された2つの電流値I1を用いてよい。
次に、制御部27は、ステップS12で算出した電圧値V1を、ステップS14で算出した電流値I1で除算することによって、抵抗値Rcを算出する(ステップS15)。制御部27は抵抗算出部としても機能する。
次に、制御部27は、記憶部26に記憶されている抵抗値R2と、ステップS15で算出した抵抗値Rcとに基づいてFET21をオフにするか否かを判定する(ステップS16)。ここで、抵抗値R2は、前回の負荷側焼損防止処理で算出され、今回の負荷側焼損防止処理のステップS15で算出される抵抗値Rcの推定値である。抵抗値Rcは、当然のことながら、前回の負荷側焼損防止処理で抵抗値R2を算出するために電圧検出部23及び電流センサ24が検出を行った時点よりも後に、再び検出された検出電圧値Vd及び検出電流値Id夫々に係る電圧値V1及び電流値I1を用いて算出される。
ステップS16では、制御部27は、コネクタ10b,20bの接続が外れている確率が高い場合、コネクタ10b,20b間でアーク放電が長期間に連続して発生することを防止するため、FET21をオフにすると判定する。制御部27は、コネクタ10b,20bの接続が外れている確率が低い場合、FET21をオフにしないと判定する。
コネクタ10b,20bの接続が外れた場合、アーク放電が発生しているか否かに無関係に、コネクタ10b,20b間の抵抗値が大きく上昇する。これにより、電流経路を流れる電流値が大きく低下し、ステップS14で算出される電流値I1も大きく低下する。結果、抵抗値Rcが大きく上昇する。抵抗値R2はコネクタ10b,20bが接続されていることを前提とした推定値である。このため、前回の負荷側焼損防止処理で抵抗値R2を算出してから、今回の負荷側焼損防止処理を開始するまでにコネクタ10b,20bの接続が外れた場合、ステップS15で算出した抵抗値Rcは記憶部26に記憶されている抵抗値R2よりも非常に大きい。
従って、ステップS15で算出した抵抗値Rcが記憶部26に記憶されている抵抗値R2よりも非常に大きい場合、コネクタ10b,20bの接続が外れている確率が高い。また、ステップS15で算出した抵抗値Rcが記憶部26に記憶されている抵抗値R2に略一致している場合、コネクタ10b,20bの接続が外れている確率が低い。
ステップS16では、抵抗値Rcが抵抗値R2よりも非常に大きい場合に、FET21をオフにすると判定し、抵抗値Rcが抵抗値R2と略一致している場合に、FET21をオフにしないと判定する。
ステップS16で制御部27がFET21をオフにするか否かを判定する構成として、以下の2つの構成が挙げられる。
1つ目の構成では、制御部27は、ステップS15で算出した抵抗値Rcを、記憶部26に記憶されている抵抗値R2で除算することによって算出された比が基準値以上である場合に、抵抗値Rcが抵抗値R2よりも非常に大きいとして、FET21をオフにすると判定する。また、制御部27は、抵抗値Rcを抵抗値R2で除算することによって算出された比が基準値未満である場合に、抵抗値Rcが抵抗値R2に略一致しているとして、FET21をオフにしないと判定する。1つ目の構成では、基準値は1を超えている。
2つ目の構成では、制御部27は、ステップS15で算出した抵抗値Rcから、記憶部26に記憶されている抵抗値R2を引くことによって算出された差が基準値以上である場合に、抵抗値Rcが抵抗値R2よりも非常に大きいとして、FET21をオフにすると判定する。また、制御部27は、抵抗値Rcから抵抗値R2を引くことによって算出された差が基準値未満である場合に、抵抗値Rcが抵抗値R2に略一致しているとして、FET21をオフにしないと判定する。
ステップS16の構成が1つ目の構成、及び、2つ目の構成のいずれであってもよい。ステップS16の構成が1つ目の構成、及び、2つ目の構成のいずれであっても、基準値は、一定であり、記憶部26に予め記憶されている。制御部27は判定部としても機能する。
制御部27は、FET21をオフにしないと判定した場合(S16:NO)、ステップS14で算出した電流値I1と、記憶部26に記憶されている変数値P1とを下記の(3)式に代入することによって、変数値K1を算出する(ステップS17)。
K1=I1×P1/(I12 ×P1+E)・・・(3)
ここで、Eは定数である。
変数値P1は前回の負荷側焼損防止処理で算出された変数値P2である。FET21がオフからオンに切替えられてから、制御部27が実行する第1回目の負荷側焼損防止処理のステップS17では、記憶部26に記憶されている変数値P1の初期値が用いられる。
なお、FET21がオフからオンに切替えられてから実行される第1回目の負荷側焼損防止処理では、制御部27は、ステップS14を実行した後、ステップS15,S16を実行することなく、ステップS17を実行する。これは、第1回目の負荷側焼損防止処理では、ステップS16で用いるべき抵抗値R2が存在しないためである。
制御部27は、ステップS17を実行した後、現在、記憶部26に記憶されている抵抗値R2を抵抗値R1として記憶する(ステップS18)。これにより、記憶部26に記憶されている抵抗値R1が更新される。
次に、制御部27は、ステップS12で算出した電圧値V1、ステップS14で算出した電流値I1、ステップS17で算出したK1、及び、記憶部26に記憶されている抵抗値R1を下記の(4)式に代入することによって、新たな抵抗値R2を算出する(ステップS19)。
R2=R1+K1×(V1−I1×R1)・・・(4)
ステップS19で算出される抵抗値R2は、次回の負荷側焼損防止処理のステップS15で算出される抵抗値Rcの推定値である。言い換えると、ステップS19で算出される抵抗値R2は、今回の負荷側焼損防止処理で電圧検出部23及び電流センサ24が検出を行った時点よりも後の電流経路上の抵抗値の推定値である。
前述したように、制御部27は負荷側焼損防止処理を周期的に実行するので、制御部27は抵抗値R2を経時的に推定する。電圧値V1は、(1)式に検出電圧値Vdを代入することによって算出される。電流値I1は、(2)式に検出電流値Idを代入することによって算出される。抵抗値R1は、前回の負荷側焼損防止処理のステップS19で算出された抵抗値R2である。
従って、ステップS19では、制御部27は、検出電圧値Vdと、検出電流値Idと、過去に推定した抵抗値R2である抵抗値R1とに基づいて、新たな抵抗値R2を推定する。制御部27は推定部として機能する。検出電圧値Vd及び検出電流値Idだけではなく、過去に推定した抵抗値R2に基づいて、新たな抵抗値R2が推定されるので、推定される新たな抵抗値R2は正確である。
記憶部26に記憶されている抵抗値R2は、制御部27がステップS19で算出した新たな抵抗値R2に書き換えられる。新たな抵抗値R2は、次回の負荷側焼損防止処理のステップS16で用いられる。
次に、制御部27は、ステップS14で算出した電流値I1、ステップS17で算出した変数値K1、及び、記憶部26に記憶されている変数値P1を下記の(5)式に代入することによって、変数値P2を算出する(ステップS20)。
P2=(1−K1×I1)×P1・・・(5)
(3)式、(4)式及び(5)式は、カルマンフィルタの式から導出される。
次に、制御部27は、ステップS12で算出した電圧値V1を電圧値V0として記憶部26に記憶し(ステップS21)、ステップS14で算出した電流値I1を電流値I0として記憶部26に記憶し(ステップS22)、ステップS20で算出した変数値P2を変数値P1として記憶部26に記憶する(ステップS23)。制御部27は、ステップS21,S22,S23を実行することによって、記憶部26に記憶されている電圧値V0、電流値I0及び変数値P1が更新される。更新された電圧値V0、電流値I0及び変数値P1は、次回の負荷側焼損防止処理で用いられる。
制御部27は、ステップS23を実行した後、今回の負荷側焼損防止処理を終了する。
制御部27は、FET21をオフにすると判定した場合(S16:YES)、駆動回路22に指示して、FET21をオンからオフに切替えさせる(ステップS23)。これにより、電流経路を流れる電流が遮断されるため、コネクタ10b,20b間で電圧降下が生じることはない。コネクタ10b,20b間で電圧降下が生じない場合、コネクタ10b,20b間でアーク放電が発生することはない。
従って、コネクタ10b,20bの接続が外れてコネクタ10b,20b間でアーク放電が発生している場合において、制御部27がステップS23を実行したとき、アーク放電の発生が停止する。このため、アーク放電が長期間連続して行われることはなく、コネクタ10b,20bの焼損が防止される。また、コネクタ10b,20b夫々は接続機能以外の機能を有する必要がないため、アーク放電によるコネクタ10b,20bの焼損を安価に防止することができ、電流制御装置10は小型である。
ステップS24以降の処理では、制御部27は、誤って駆動回路22にFET21をオフに切替えさせていないことを確認する処理を実行する。
制御部27は、ステップS23を実行した後、タイマ25に指示して計時を開始させ(ステップS24)、タイマ25が計時している計時時間が基準時間以上であるか否かを判定する(ステップS25)。基準時間は、一定であり、記憶部26に予め記憶されている。制御部27は、計時時間が基準時間未満である場合(S25:NO)、再び、ステップS25を実行し、計時時間が基準時間以上となるまで待機する。
制御部27は、計時時間が基準時間以上であると判定した場合(S25:YES)、タイマ25に指示して計時を終了させ(ステップS26)、駆動回路22に指示して、FET21をオンに切替えさせる(ステップS27)。制御部27は、ステップS27を実行した後、ステップS13と同様に、電流センサ24から電流情報を取得し(ステップS28)、取得した電流情報が示す電流値が基準電流値以上であるか否かを判定する(ステップS29)。
基準電流値は、一定であり、記憶部26に予め記憶されている。基準電流値は、コネクタ10a,20aが正常に接続され、かつ、コネクタ10b,20bが正常に接続されている場合において、FET21がオンであるときに電流経路に流れる電流値よりも小さい。また、基準電流値は、コネクタ10b,20bの接続が外れている場合において、FET21がオンであるときに電流経路に流れる電流値よりも大きい。
従って、ステップS28で取得した電流情報が示す電流値が基準電流値以上であることは、ステップS23で誤ってFET21がオフにされたことを示す。また、ステップS28で取得した電流情報が示す電流値が基準電流値未満であることは、ステップS23で適正にFET21をオフにしたことを示す。
制御部27は、電流値が基準電流値以上であると判定した場合(S29:YES)、FET21をオンに切替えた状態で負荷側焼損防止処理を終了する。
制御部27は、電流値が基準電流値未満であると判定した場合(S29:NO)、駆動回路22に指示して、FET21を再びオフに切替えさせ(ステップS30)、コネクタ10b,20bの接続が外れたことを報知する報知信号を、通信線L1を介して出力する。これにより、コネクタ10b,20bの接続が外れたことが使用者に報知される。制御部27は、ステップS31を実行した後、負荷側焼損防止処理を終了する。
図5は電流制御装置10の動作の説明図である。電流制御装置10では、FET21がオフからオンに切替った後に実行されるN回目(N:2以上の整数)の負荷側焼損防止処理において、(N+1)回目の負荷側焼損防止処理において算出される抵抗値Rcである抵抗値R2を推定する。このとき、制御部27は、検出電圧値Vdに係る電圧値V1と、検出電流値Idに係る電流値Idと、(N−1)回目の負荷側焼損防止処理で推定した電流経路上の抵抗値R2である抵抗値R1とに基づいて推定を行う。
(N+1)回目の負荷側焼損防止処理においては、制御部27は、電圧値V1を電流値I1で除算することによって抵抗値Rcを算出する。そして、制御部27は、N回目の負荷側焼損防止処理において推定した抵抗値R2が、(N+1)回目の算出した抵抗値Rcよりも非常に大きい場合、コネクタ10b,20bが外れたと判定する。抵抗値R2が抵抗値Rcよりも非常に大きいか否かは、前述したように、抵抗値R2を抵抗値Rcで除算することによって算出される比、又は、抵抗値R2から抵抗値Rcを引くことによって算出される差を用いて判定される。
負荷12の抵抗値が負荷12の温度に応じて変化する場合、負荷12に電流が連続して供給される時間が長い程、負荷12の温度は上昇し、負荷12の抵抗値は、時間の経過と共に変化する。
電流制御装置10では、前述したように、N回目に推定した抵抗値R2と、(N+1)回目に算出した抵抗値Rcとを比較する。従って、前述したように負荷12の抵抗値が時間の経過と共に変化する場合であっても、抵抗値R2が負荷12の抵抗値の変化に追従するので、コネクタ10b,20bが正常に接続されているにも関わらず、誤ってFET21をオフにする確率は低い。
なお、検出電圧値Vdに係る電圧値V1は、検出電圧値Vdそのものであってもよい。同様に、検出電流値Idに係る電流値I1は、検出電流値Idそのものであってもよい。いずれの場合であっても、アーク放電が長期間連続して行われることはなく、コネクタ10b,20bの焼損が防止される。
また、FET21は、スイッチと機能すればよいため、Nチャネル型のFETに限定されず、Pチャネル型のFETであってもよい。更に、FET21の代わりに、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)又はバイポーラトランジスタ等を用いてもよい。
開示された本実施の形態は全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
10 電流制御装置
21 FET(スイッチ)
23 電圧検出部
24 電流センサ(電流検出部)
27 制御部(推定部、抵抗算出部、判定部、電圧算出部、電流算出部)
Vd 検出電圧値
V1 電圧値
Id 検出電流値
I1 電流値
R2,Rc 抵抗値

Claims (8)

  1. バッテリから負荷への電流経路に設けられたスイッチをオン又はオフに切替えることによって、該電流経路を流れる電流を制御する車両用の電流制御装置において、
    該電流経路上の電圧値を検出する電圧検出部と、
    該電流経路を流れる電流値を検出する電流検出部と、
    前記電圧検出部が検出した検出電圧値、及び、前記電流検出部が検出した検出電流値に基づいて、前記電圧検出部及び電流検出部が検出を行った時点よりも後の前記電流経路上の抵抗値を推定する推定部と、
    前記検出電圧値に係る電圧値を、前記検出電流値に係る電流値で除算することによって抵抗値を算出する抵抗算出部と、
    前記推定部が推定した抵抗値、並びに、前記時点よりも後に再び検出された前記検出電圧値及び検出電流値夫々に係る電圧値及び電流値を用いて前記抵抗算出部が算出した抵抗値に基づいて前記スイッチをオフにするか否かを判定する判定部と
    を備えることを特徴とする電流制御装置。
  2. 前記推定部は経時的に推定を行い、
    該推定部は、前記検出電圧値及び検出電流値と、過去に推定した抵抗値とに基づいて前記推定を行うこと
    を特徴とする請求項1に記載の電流制御装置。
  3. 前記判定部は、前記抵抗算出部が算出した抵抗値を、前記推定部が推定した抵抗値で除算することによって算出された比が所定値以上である場合に前記スイッチをオフにすると判定すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電流制御装置。
  4. 前記判定部は、前記抵抗算出部が算出した抵抗値から、前記推定部が推定した抵抗値を引くことによって算出された差が所定値以上である場合に前記スイッチをオフにすると判定すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電流制御装置。
  5. 前記検出電圧値に係る電圧値を経時的に算出する電圧算出部を備え、
    該電圧算出部は、過去に算出した電圧値と、前記検出電圧値とに基づいて、該検出電圧値に係る電圧値を算出すること
    を特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の電流制御装置。
  6. 前記検出電流値に係る電流値を経時的に算出する電流算出部を備え、
    該電流算出部は、過去に算出した電流値と、前記検出電流値とに基づいて、該検出電流値に係る電流値を算出すること
    を特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の電流制御装置。
  7. バッテリから負荷への電流経路に設けられたスイッチをオン又はオフに切替えることによって、該電流経路を流れる電流を制御する電流制御方法において、
    該電流経路上の電圧値を検出し、
    該電流経路を流れる電流値を検出し、
    検出した検出電圧値及び検出電流値に基づいて、検出が行われた時点よりも後の前記電流経路上の抵抗値を推定し、
    前記検出電圧値に係る電圧値を、前記検出電流値に係る電流値で除算することによって抵抗値を算出し、
    推定した抵抗値、並びに、前記時点よりも後に再び検出された前記検出電圧値及び検出電流値夫々に係る電圧値及び電流値を用いて算出した抵抗値に基づいて前記スイッチをオフにするか否かを判定すること
    を特徴とする電流制御方法。
  8. バッテリから負荷への電流経路上で検出された検出電圧値、及び、検出された該電流経路を流れる検出電流値に基づいて、検出が行われた時点よりも後の前記電流経路上の抵抗値を推定し、
    前記検出電圧値に係る電圧値を、前記検出電流値に係る電流値で除算することによって抵抗値を算出し、
    推定した抵抗値、並びに、前記時点よりも後に再び検出された前記検出電圧値及び検出電流値夫々に係る電圧値及び電流値を用いて算出した抵抗値に基づいて、前記電流経路に設けられたスイッチをオフにするか否かを判定する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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